駆逐戦車、突撃砲、対戦車自走砲の違いは何?
これらの違いは非常に曖昧な物です
原則的に突撃砲、対戦車自走砲は砲兵科の所属です
対戦車自走砲は文字通り戦車を倒す為のもので、無蓋で装甲の薄い車両です
突撃砲は歩兵を直接支援する車両で元々はトーチカとかを相手にしていましたが、後半は対戦車戦闘が多くなります
旋回砲塔が無い為、ベースとなった戦車よりも装甲、火力がアップされています
駆逐戦車は機甲科所属で対戦車戦闘を主とした車両で基本的に突撃砲と差はありません
例外としては武装親衛隊は突撃砲を機甲科に入れています
さらに同じ車両でも時期によって駆逐戦車になったり、突撃砲になったり名前が変遷している例もあります
タイヤが4個の軽装甲車とかジープみたいなのは、自衛隊にどれくらい配備されてますか?
正式名称は「軽装甲機動車」
武器を持っていない、装甲ジープみたいなもののようです。
全体でどれくらいの要求になるのかは不明です。
戦車と自走砲の根本的な違いはなんですか?
- 大口径砲を搭載しているか否か。
- 間接射撃の装備が主体なのが自走砲、直接射撃の装備が主体になって
いるのが戦車。
- 装甲については戦車は直接的な叩き合いをするので、ある程度分厚い。
自走砲は、弾片などの間接防御でOKなので、そんなに分厚くない。
他に昔の定義では固定式戦闘室を有するものだったけど、旋回式砲塔を
有するものがあるからねぇ。
一番乱暴に区分けするなら、その車輌が戦車部隊に属していれば戦車、
砲兵部隊に属していれば自走砲。
WW2ドイツの場合は以下の通り
馬で大砲を牽引
↓
自動車で大砲を牽引
↓
自動車に大砲をくっつける
↓
弱っちくて使い物にならなくなった戦車の車体に直接
大砲をくっつけると、敵兵の目の前でも撃てて、意外に便利!!
ここまでが自走砲(WW2ドイツでは突撃砲)
砲兵さんの管轄
上と同じようにして歩兵の対戦車部隊が乗っていたのが対戦車自走砲
戦車は砲塔があってコストが高い
大きな砲塔でないと大きな砲を積めない
砲塔の大きさは車体の規模に比例する
砲塔を積むと背が高くなり見つかりやすい。
↓
車体に直接大砲を付けちゃえ!
↓
待ち伏せならこれで充分!!
これが駆逐戦車。戦車兵さんの管轄
大体母体となった戦車の1ランク上の砲を積んでます。
ただし、ほとんどが大口径・長砲身へと進化していくので、
結局最後は(配備の混乱もあって)区別が厳密なものではなくなります。
ちなみにアメリカには砲塔型の駆逐戦車もあります。
自走砲は砲が固定戦闘室に設置され、回転砲塔をもたない。それと、
自走砲の兵科は砲兵科で戦車は機甲科(装甲科)だと思う。装甲は
厚いのも薄いのもある。
工場から戦闘車両を出荷する時は、自ら自走して部隊に配備されるのですか?
自走して部隊に配備されるときは、その国が末期的症状に陥っている時だ思います。
兵器はそれでなくても手が掛かるものです。
長距離の移動では、故障しまくりで、前線に着いたときには使い物にならないといった場合も多いです。
そこで、実際は、タンクトランスポーター、あるいは無蓋貨車などを用いて、
戦場近くまで運び、安全な場所で下ろして前線に配備されます。
超信地旋回ってなんれすか?
キャタピラを左右逆転させて、その場で回転する旋回法。
装輪式は、射撃時の命中精度が装軌式に劣るのは何故なんですか?
装輪式だと、接地面積が少ないんで、装軌式に比べて反動を殺しきれない
んじゃないんですかね?
戦車と装甲車の違いがわかりません。
戦車は装甲車の1カテゴリーですが、大口径の戦車砲を持ち
自らの大砲と同程度の威力の大砲から乗員を守れる重装甲を持ちます。
装甲車にはその他APC(装甲兵員輸送車)やIFV(歩兵戦闘車)などがあります。
その他には機動隊の特科車輌にも装甲車がありますね。
戦車、装甲車は車体下部を狙うと相手の機動力を削ぐことが容易に思えるのですが、見当違いでしょうか?
キャタピラは装軌車両共通の弱点であり、これを狙うのはごく普通の戦法です。
ただ、ご自身でおっしゃるように攻撃能力を奪うわけではなく、もう一回トドメが必要になりますし、
実際の戦場では遮蔽物に隠れてしまっていることも少なくありません。
要するにケースバイケースです。
補足。
要地の防衛側なら地雷は使えるが攻略側は地雷は使えない。 遭遇戦も同じ。
火力が絶望的に弱い場合は接近して足を狙い、後面を取りに行くしかないようです。
しかし、少し距離があるとなかなか破壊できないようです。
まず、側面向けてる車両。
転輪は複数あるので一個くらい吹っ飛ばしてもダメ。
キャタピラを狙うのは難しく、素直に側面装甲を狙った方がいい。
正面向かい合ってる場合はキャタピラの正面面積はかなり小さい。
どっちにしろ地面の少しの起伏や背の高い雑草があれば足廻りの照準は困難になります。
戦車や装甲車の発煙弾発射機は何に使うのか?
対戦車ミサイルなどに狙われたとき敵の視界を遮るために使います。
最近の発煙弾には発煙剤の他に金属の粉等が混ぜてあり、照準用レーザー
を撹乱することもできます。
要するに”忍者の煙幕”ですな。
軍用車両ってオートマが多いんですか
軍用車両の変速装置
例えばハンビー(HMMWV)もブラッドレーも3速オートマ。イタリアの
チェンタウロ装輪戦車は前進5速、後進2速のオートマ。ロシアの
BMP-3もオートマですね。ピラーニャもパンドゥールもウォリアーも
オートマで、マニュアルはロシア系の戦車とかの少数派ですね。
AFVの戦闘では未だ砲戦が主なのはどうしてですか?
- ミサイルは高いから
- 接近戦になる場合の多い陸戦では、初速の遅いミサイルは同時に射撃した場合
砲に負ける。
一時期そんな事も言われていたし、実際に一部のAFVに誘導弾載せたりしてたけど、
実際コストパフォーマンスやらFCSの性能向上やら何やらで、
何時の間にか消えてしまいました。
そもそも海や空でも近距離の戦闘では未だ誘導弾より艦載砲や機関砲は有効です。
AFVの交戦距離は、砲兵=遠距離、機甲=どちらかと言うと近距離と言うのもあります。
高機動車や軽装甲機動車にはエアバッグがあるのでしょうか?
通常装甲車両にはエアバッグはありません。被弾など、衝撃を受けるのが当たり前の車両ですから、
エアバッグなど付けたら誤作動しまくり、行動や避難の妨げになるだけです。
しっかりした4点シートベルトや車内の跳弾防止も兼ねた内張などによって保護されています。
よく自衛隊の車両を見るんですけど、なんで蔦が生えてるんですか?
つカモフラージュネット
カモフラージュの為に、あのネットに小枝とかを挟むのよw
陸自の戦車部隊に配備されている装甲車はなんで装備されているんですか?指揮にしろ専用の車輌(82式指揮通信車)があるのに。
本部のタクシー
本部の移動から雑用まで色々やる
雑用に使える便利車両って意外と需要あるもんなのよ
そんなところまで戦車まわしてられないし
手軽さという意味では戦車は優れてないしね
本部の役割は戦闘ではなく指揮だから、戦車とガチンコしないなら故障の多い戦車なんぞ
乗るより、装甲車の方がコストパフォーマンスも使い勝手も良い
戦車部隊は戦車を扱う以上、輸送車両や連絡車両であっても装軌(キャタピラ(R)のこと)式の
車両でなければ戦車について行けなくなる。
「装軌車両でないと通れない」場所に戦車がいて、そこに弾薬を運ばなければいけない・・・・・・と
なった時、装輪(タイヤのこと)車両しかなければどうにもならないので。
※陸上自衛隊北部方面隊第7師団では部隊の整備隊の独自改造で本部車両の73式を野戦指揮車に
改造した。
使い勝手はよく好評だったそうだが、中央から視察にやってきた偉い人の前で観閲行進したら
「あんな車両いつ制式装備になったんだ。何現場で改造した? 誰がそんな許可を出したんだ、
勝手に官給品を改造するな! 違法だぞ!」
と思いっきり怒られて元に戻した。
次の年度で正式に許可を求めたが「勝手に官給品を改造するな」の一言で却下され
以後は無線機等を「演習の時だけ積んでいる」ことにして誤魔化したとのこと。
※上記エピソードは真偽不明だが、73式装甲車のキャビンをかさ上げして無線アンテナを
増設した車両の写真は存在する(グランドパワー別冊「陸上自衛隊 車両・装備ファイル」に掲載)
(483:464,468,471,562 脚注別)
現代の自走対空砲って照準は手動なのでしょうか?それとも目標をセットしたら自動照準とかになってるのでしょうか?
目標を選択したら、あとは自動追尾。
手動じゃ追いつかん。
自走砲は戦車より射程が遥かに長いですよね,どうやって見えない所を照準するんでしょうか?
偵察の歩兵から連絡を受けてると思いますが、正確さはどうなんでしょう?
間接射撃。観測班を前進させその誘導で砲撃する。
基本的に目標を狙撃ではなく目標付近を面で叩く。
曲射砲は直射砲と違い、精度をそこまで要求されません。
だいたいこの範囲に落ちるといいな程度のものですし、
場合によっては命中を全く期待されない砲撃という戦術もあります。
照準については人間の目視による観測以外にも航空機による観測やレーダによるものもあります。
一般に後者になるほど精度が高く、特に対砲レーダによる敵砲兵の攻撃は砲兵にとってもっとも厄介なものの一つです。
最近の歩兵戦闘車や装甲戦闘車に搭載される機関砲はどの位の精度?狙撃銃なみは流石に無理ですか?
もう一つ、近接戦闘車に搭載される機関砲用のテレスコープ弾というのは、そんなに性能が良いものなのですか?
装甲車両に搭載されている機関砲は、狙撃銃を上回る射程距離と命中率を誇っている
M2ブラッドリー歩兵先頭車搭載の25mm機関砲M242は毎分500発を誇り、“有効”射程でも2500mはある
これは、通常の対人狙撃銃(7,62mm)のそれをはるかに上回るもので、対物狙撃銃よりも高い
さらに、狙撃手の技量が高くなければ、1000m以上はなれて撃つことすら困難な狙撃銃と違い
誰が撃っても、ほぼ確実に命中させられるほど、精度もいい(ただし、対車両用なので、小さな的に当てることはあまり想定していない)
テレスコープ弾については、防衛賞技術研究本部曰く
「テレスコープ弾の研究
通常の弾薬は、弾丸の後ろに発射薬(火薬)の入った薬きょうが取り付けられた構造になっています。
これに対し、テレスコープ弾は、弾丸が薬きょうの中に格納された構造であるため全長が短く、
通常に比べて2/3程度の体積にすることができるという特徴を持つ新しい弾薬であり、諸外国でも研究開発が進められています。
火薬をうまく均一に燃やしたり、弾丸がスムーズに発射されるようにするなど通常の弾薬に比べて難しい点もありますが、
実用化されれば、機関砲の発射速度を速くしたり、弾倉により多くの弾を格納できるようになります。」
…とのこと
非正規戦ばっかの現代では、戦車VS戦車より戦車VS歩兵(ゲリラ)の方が多いと思うんだけど、RPGやIED対策をした対歩兵用専門の戦車みたいなのって無い?
対市街地戦向けにイスラエルにはナグマホンという車両がある
ロシアも市街地に高射機関砲を投入してるらしい
砲兵戦車という分類ってありますか?
砲兵が乗る装甲戦闘車両という意味では
砲戦車という榴弾砲を戦車の車体に搭載したもの
自走砲という榴弾砲を装軌や装輪の車体に搭載したもの
前線観測車という前線で砲弾の着弾を観測、誘導するもの
突撃砲という前線で歩兵を支援する装甲を纏った固定砲塔式のもの
このほか、給弾車(自走砲に迅速に砲弾を渡す)、通信指揮車(砲兵の指揮、通信を司る)なんかもあります。
あとは戦車駆逐車というのが昔あって、これは戦車狩り用のオープントップ式砲塔の車両で、乗員には対戦車砲兵が多かった。
歩兵戦闘車に運搬される歩兵のためにシートベルトつけるのって一般的なんでしょうか?
ごく当然。単に身体を固定して疲労を防ぐところから始まって、悪路や傾斜地装甲、
被弾や故障時などに投げ出されることを防ぎ、地雷を踏んだ時にも身体を支えてくれる。
気の利いた車両なら、シートも地雷の衝撃をモロに食らう床付けではなく、
天井吊り下げや壁で支えた吊り下げにした上で、4点シートベルトが普通。
戦車とかのNBC対応について
フィルターとかで空気を濾過するというのはなんとなくわかるんですが
炭素菌やマスタードガスやサリンや放射性物質がなぜ一つのフィルターで濾過できるんでしょうか?
フィルターは濾過能力の違う物が何層(または何段階)にもなっているからです。
炭疽菌などの細菌類はもとより放射性物質も放射能を帯びた塵であり、それらは極小とは言え粒なので、
その粒よりも小さな孔の開いたフィルターであれば除去は比較的簡単です。
神経剤を含めた毒ガス類は大抵エアゾルで体内に入ってくる。
その為、フィルターでも戦闘室内の吸気の毒ガスは除去可能。
濡れた布類で火事場での毒ガス類の多くが防げるのと同じ理屈。
しかし、V剤とかでは残留性が高いものも多いので室外の機材がべったり汚染されてる可能性は高い。
完全に除去するには化学洗浄が必要となる。
戦車などの車両には専門の整備部隊や予備の乗員はいるのですか?
整備は部隊付きの整備隊がやる。
編成改変された自衛隊の戦車隊みたいに、戦車隊付ではなく戦車隊が所属する上位の部隊の
後方支援部隊に一括して整備部隊がまとめられてることもあるが。
1両に対して予備の乗員が確保されてる・・・ということはまずないが、戦車部隊に配属される
人間は例え司令部付の無線操作員みたいな人でも一通りの戦車の扱い方と整備のやり方を教育
されるものなので、最初から戦車に乗ってる人以外交代要員がいない、ということにはならない。
通常の稼動状態に維持する作業も戦車乗員と一緒に整備部隊が手伝ったりするのですか?
戦車に限らずあの手の重機はみんなは,ただ普通に動く状態を維持するためだけでも毎日何人がかりで何時間かの整備が必要になる。
普通にグリスアップするだけでもえらい手間なので。
そういった「通常の整備」は戦車兵自身がやる。
それ以上、例えばサスペンションがイカれたとかエンジンの調子が悪いとか、戦闘車両だと砲が磨耗した
から取り替えるとか火器管制装置の調子が悪いとかになると整備部隊の手が必要になる。
エンジンを車体から取り出すためのクレーン車(戦車部隊の場合は、”戦車回収車”装甲回収車”と
呼ばれる特殊車両になるが)とかは、整備部隊でないと持ってなかったりするので。
装甲車ってのはどの程度の攻撃に耐えられるんですか?
対戦車兵器に狙われたらイチコロでしょうけど、機銃や小銃や対人地雷くらいなら平気ですか?
一応の基準として、
装甲車:全周7.62mm、前面12.7~14.5mm
歩兵戦闘車:全周12.7~14.5mm、前面20~30mm
戦車:全周20~30mm、前面105~120mm。
つまり、装甲車は全周で歩兵の通常火器に耐え、前面は重機関銃に耐える。
別の言い方をすると、他の装甲車の車載機銃に耐える。
歩兵戦闘車は全周で重機関銃に耐え、前面では機関砲に耐える。
別の言い方をすると、他の歩兵戦闘車の主装兵器に耐える。
昔は、すべて通常弾が基本だったりしたが、今では徹甲弾まで耐えるのが普通であり、
最近はさらに耐弾性を向上させたものが多い。地雷は対人地雷ならたいていはOK。
車両は予算あるんだったら全部装軌の方がいいというのは、本当ですか?
本当。戦車やIFVといった正面装備は重量がかさむので装軌が原則。
歩兵を運ぶだけのAPCでも装輪は不整地走行能力が低くて歓迎されない。
何時スタックするか分からない車両なんて乗りたくない。
相輪jのメリットは軽い・安い・整備が楽・道路上でのみ速い
以上の特性から空輸などで運ぶ緊急展開部隊や治安維持などの後方活動で使われます。
単に装軌を運用するだけのお金がないということも多々あります。どこかの陸自のように
(507:739,モッティ ◆uSDglizB3o)
装輪式だったらどんな不都合がありますか?
装輪には物理的な限界がある。具体的には理論上タイヤ径の半分、
実際は数割程度の段差しか乗り越えられない。
ちょっと道路から外に出たり、砲弾でボコボコになった道を進んだりするだけで容易に動けなくなることさえある。
接地面積も小さくなりがちで、大型の火器を搭載するのも難しい。
装輪式は装軌式より接地面積がはっきり少ない。ということは、同じ重量なら単位面積あたりの荷重が大きくなり、
走破性が落ちる。簡単に言えば、湿地などでスタックして死ぬ。
単位面積あたりの荷重を装軌式と同じにすると、重量が減る。その分ナニかを(装甲、火器、安定性など)犠牲にする。
装軌式のカバーとして使う、あるいは想定される脅威が大変ぬるい場合には有効だが、万能にならない。
まして歩兵やテロリストの携行火器ですら大きな威力を持っている現代では、用途は限定される。
先進国の陸軍はどの程度装甲化されていますか?
陸自では北部方面隊以外ほとんど装甲化されてなく、その北部方面隊ですら歩兵戦闘車(に相当するもの)は
限られた部隊にしか配備されてないようですが。アメリカとかは歩兵戦闘車などが行き渡っているのでしょうか?
先進国の陸軍では山岳やらを除いて殆どが自動車化or装甲化されている。
ドイツなんかは予備役にまで装甲車両が回ってたりして。
アメリカでは州兵を除けば必要な分は殆ど入っている模様。
装甲兵員輸送車に一杯一杯で乗ることはないって本当ですか?
10人乗りなら、1人分のスペースを装備品などのために開けとくとか
詰めて乗る必要があるならそうする。
マトモに設計されてるなら、10人乗りだとしたら完全装備の兵士が荷物と銃も含めて
既定人数分乗れる設計にはしてある。
ただし、そんな風に定員一杯載せたら人間+装備品+予備弾薬+糧食+飲料水で車内は
「座ってるだけで精一杯、足も動かせない」的状態になっていることになるが。
ただ、進軍してるとか長距離を部隊ごと移動してるとかでなければ、本来の定員分
乗ってないことのほうが多い(隊のうち何割かはお留守番)から、本当に一杯一杯に
乗ってることは少ない。
あと、車内にいて車両が地雷踏みつけたり仕掛け爆弾引っ掛けたり対戦車攻撃食らったり
すると車外に逃げる間もなくお陀仏なので、撃ち合いが始まるまでは極力車外に座るのが
機甲歩兵のたしなみ。
勿論そうなると今度は戦闘開始と同時に狙撃されたりもするが。
航空機はマルチロール化が進んでいるというけれど、どうして戦闘車両のマルチロール化はされないのでしょうか?
MBTとAPCとの統合は無理だとしても、IFVとAPCくらいならできそうな気がするのですが
航空機は昔から、機体と兵装がおおむね分離できていた
例えば、向く向かないは別にしても戦闘機に爆装なんてことも物理的には可能だった
つまり極論すれば、航空機ではもともとマルチロール化への障害が少なかった
あとはネックになっていたのは対地対空両用のレーダーとかだが、
最近の技術進歩で解決されてきているので、マルチロールが唱えられるようになってきた
一方で陸上兵器だが、基本的に飛んでいって兵装を落とすだけの航空機とは違う
各兵器ごとに役割分担が細分化されていて、要求されるスペックも違ってくる
必要な能力が違うので、下手に統合すると無駄が多くなりかねない
とはいえ、最近では装甲車両のファミリー化なんてのも各国で取り組まれていて
要求能力が似た車両については、共通の車体を使うといった取り組みがされている
ストライカー装甲車が分かりやすいかなあ
WW2以降、歩兵師団が装備していないのに各国の戦車師団が高射砲や高射機関砲を編制内に持っているのはどうしてでしょうか?
陸自の場合普通の師団の高射特科大隊はほとんどSAMにシフトしているが第7師団だけ自走高射機関砲を持っているのは、
陣地防御が主である歩兵部隊より機動運用が主である機甲部隊の方が航空脅威を受けやすいから
自走高射機関砲はSAMより路外機動性が優れている(=機甲部隊に随伴できる)
至近距離での対空火力はSAMより高いので機甲部隊の近接防空に適している
戦車や歩兵戦闘車の履帯の寿命ってどれくらいなのでしょうか?
またMCSのゴム履帯って強度は増しているとのことですが、どれくらいの防弾の能力があるのでしょうか?
例えば
<T158>:M-1A1戦車に使用されている履帯で、FMCが開発した。幅635mm、
トラック・ピッチ176.2mmで、着脱式センターガイドを持つダブルピン・ダブルブロック式。
クローム・モリブデン鋼製で、交換可能なH型偏踏面ラバー・トラックパッド付き。寿命は3300kmである。
参考:月刊PANZER5,’02、戦車マガジン10,’93別冊
ttp://www.geocities.jp/aobamil/T.html
ただ、もっと小さい数字を聞いたりもするので、
モノによってピンキリという面がありそうだ
MCSについては、まだちょっと計画自体が流動的なので確定情報ではないが
22トン車体の場合、「3200~4800km以上の走行に耐える(軍研別冊より)」とされている
対地雷性能は、まあおそらく対人地雷+α程度だろうと見るのが無難
車両には敵味方識別装置は装備されていないのでしょうか
アメリカなら、エイブラムスにデータリンク装置を積み込んだ型が作られてる。
レオパルドもあったかな。だからそれらの型なら敵味方識別はできたはず。
でも、世界中の大多数の装甲車両はデータリンクどころかIFFなんて積んでないよ。
だからほとんどの軍での敵味方識別は、今でも目視によるシルエットの判別しかない。
一応アメリカやイギリスが使ってるので「敵味方識別パネル」(制式名忘れた)
ってのがある。イラク戦争とかで車両の側面とかについてるルーバーみたいなのが
それ。
これは夜間暗視装置を通して見ると特定のパターンを浮かび上がらせるのでそれで
敵味方を識別する。
装甲のない榴弾砲と自走砲の運用に違いはあるのですか?
まず、自走砲の「装甲」と言ってもそんなにスゴイものではない。
戦車砲や対戦車兵器や重機でガツンとやられたら無理。
また、99HSPみたいな砲塔がぐるっと囲まれているものを想像しているのだろうけれど、
砲が剥き出しの自走砲はいくらでもある。自走砲の最大の利点は、あくまで自分で
走れるという点にあって、戦車のように激しい砲火の中をぐりぐり戦うための装甲と
いうものではない。
運用の違いは、自走砲は機械化部隊の一部として、戦車などに追随できる(ことになっている)、
陣地移動が素早くできる、機械がひとまとめになっておりすぐ射撃ができる(じっさいは
通信設備のセットアップやら、いろいろ時間がかかるらしい)、要員が少なくて済む、
機力を活用してカタログ上の連射性能が高い(ものもある)、など。
いいとこばっかりじゃん!と思うが、まず、お値段が高い。複雑な装軌車両なので
整備も手間がかかる。ガソリンも要る。自走砲は不整地をガンガン突破できることになっているが、
軽い牽引砲もお手軽にトラックで運べ、ものによっては空輸も可能。
戦車や装甲車などの周りに付いている金網みたいなのは何なんですか?
RPG対策
成型炸薬弾は間に空間があるとジェット噴流が拡散して効果が減少する。
ちなみに第二次世界大戦時には、ドイツの四号戦車はそれまで鋼板だったサイドスカートを金網に変えて成型炸薬弾対策としている。
ソ連の戦車はかっぱらったスプリング入りのマットレスを戦車に溶接してパンツァーファウストに対抗している。
という風に、アイディア自体はかなり古くからある。
LRAS3(遠距離視察装置)を積んだ車両って、敵部隊の接近をどの程度わかるものなのですか?
例えば、木なんかの障害がある視界の悪い場所でも、何km先に人員がどれくらいとかってわかったりするのですか?
車両なんかだとある程度離れていても周囲との温度差で分かるんじゃないかと思うのですが。
距離は内蔵されたレーザー測距器とGPSでわかる。
物陰に隠れた目標についてだけど、赤外線は可視光よりは透過性が強いといってもそこまで透過性が強くない。
煙とか薄い服ぐらいなら透過できるけど、それ以上の厚みのある個体では赤外線が減衰してしまって透過できない。
(赤外線を体に当てると暖かいのは、赤外線が体の水分にぶつかって熱に変わってるからだ)
布程度の厚みでも赤外線を通しにくい素材があるので、最近の軍服や偽装網、車両シートなどはそれを使ってる例が増えてる。
運転中のエンジンや炎ぐらいの火力があれば、熱せられて上昇する空気を見る事ができる。
(実際、湾岸戦争の時がこれでM1が砂丘の向こうに隠れたT-72の位置を知ることができたって例がある)
だが人間の体温はそんな熱くないから無理だろう。
このあたりはyoutubeとかに上がってる映像を見てもらったほうが早いと思う。
ミリ波レーダーやIRSTは、車両に要らないの?
近年のAFVの多くには赤外線イメージャーが備えられており、
湾岸戦争等で大いにその威力を発揮しています。
レーダーは、複雑な背景情報から目標識別・脅威判定を行うのが難しく
ミリ波レーダーの搭載もいまだ進んでいません。
現在味方部隊内での(目標・味方)情報共有の方向に力が入れられており、
よりコストのかかるミリ波レーダーの普及にはまだ時間が掛かるでしょう。
ロシアのアレナ・ディフェンスシステムなどは、ミリ波で対戦車ミサイルを捉えて迎撃します。
分厚い装甲で被われた装甲車両にレーダーってつけられるんでしょうか?
昔のブラックウィドウなんかはレーダーを収めた部分に塗料を塗らないようにしてたと聞きます
戦闘機だって装甲はありますが車両では比べものにならないくらい厚いでしょうし
とりあえず航空機の話なら今は電波を透過する(というよりか、極力
減退させない)塗料があるのでレドーム部分でも塗装できる。
装甲車両にレーダーを積む場合、レーダードームやレーダーのカバーは
非装甲部分となる。
カバーを装甲防御能力を持った素材にしたら電波が通らないから、レーダー
としては使えない。
せめて破片や小口径銃弾は防げるようにカバーを防弾ガラスにするっていう
方式はあるが。
戦車や装甲車に随伴して小走りしている兵士の映像がよくありますが、あれだったら車両に簡易式の折りたたみフットステップでもつけた方がいいんでは?
つ T34
タンクデサントでぐぐってみよう!
そして戦場に出てからの生存期間に涙しよう。 (ノД`)
ソビエトの戦車なんかは歩兵を載せた時に掴まらせるための手すりを
あとからくっつけまくってたりする。
でも、実は戦車や装甲車の"外"に乗るのは何よりも歩兵が嫌がる。
戦車や装甲車は最優先で集中攻撃されるので、外側に乗ってたらそれこそ
一番最初に戦死する羽目になるから。
実際、徒歩で行動してる歩兵と戦車を一緒に行動させても、戦車への集中攻撃
の巻き添えを嫌がるのと戦車に轢かれたりするのを嫌がって歩兵は戦車には
極力近寄らなくなる。
なのでその間隙を突かれて大損害を受けたりと、いろいろと難しい。
だから、戦車と歩兵を協同させるには、重装甲で車内からも戦闘できる、
「歩兵戦闘車」が開発されることになったわけ。
ベトナム戦争の時には、兵員輸送用の装甲車は鈍重な上に装甲が薄く、
すぐ地雷踏んだり対戦車ロケット弾食らったりしてあっさりやられるので、
車内にいたまま逃げ出せずに焼け死ぬのは嫌だと兵士はみんな天井ハッチを開けて
車上のハッチの縁に座ってた。戦闘が始まったら車内に飛びこむか飛び降りて
周囲の手近な物陰に身を隠すのである(装甲車は防御能力が低くて全然防壁に
ならないのでパス。いきなりバックして人を轢き殺したりするし)。
そのため装甲兵員輸送車には「戦場タクシー」「戦場送迎バス」なんて蔑称が
付いたほど。
でも今度は車上に身を出しで乗っているためパカパカ狙撃されて死傷する兵士が
続出した。
テレビで巨大なダンプカーを遠隔操作している映像がありましたが、これを戦車や装甲車に応用するのは意味がないんでしょうか?
市街戦などで活躍しそうなのですが?
電波を使うと簡単に妨害されてしまいます
有線だと簡単に切断されてしまいます
自律して行動するのがベストなので装甲車両では目下研究中です
ゴリアテで検索すると良い事があるでしょう。
兵員輸送車の場合、どれぐらいの攻撃までなら防御できるんですか?
兵員輸送車などの場合、全周防御は7.62mm通常弾、場合によって徹甲弾までというのが普通。
歩兵戦闘車では重機関銃口径、あるいはその徹甲弾まで全周防御。
正面・砲塔 全周
兵員輸送車 重機関銃 ライフル
歩兵戦闘車 小口径砲 重機関銃
主力戦車 戦車砲 小口径砲
RPGで車両を撃つと、なぜ車体の上部が吹き飛ぶの?
しっかりした装甲相手であれば、RPGの爆風は装甲で遮断され、車内には
貫通体(と少しの爆風)だけが突入します。しかし、普通の車などの場合、
爆風もすべて車内に吹き込みます。下には地面があり、
水平方向はガラスでこれも吹っ飛びますが、上方の屋根は下からの力に
耐えるようには設計されていないので、吹っ飛びます。
軍用車両にはどんな種類のものがあるのか教えて下さい。
APC
armored personnel carrier 装甲人員輸送車;
人員輸送用の装甲車両、小火器射撃及び榴弾の破片から人員を防護する
程度の軽装甲を施した戦闘車両、装軌車両が多いが装輪車両もある、
各種装甲車両ファミリーのベースとなる
(注: 兵員のみでなく将校や文官等も乗るので 「装甲“兵員"輸送車」
は誤り)<陸>
IFV
Infantry Fighting Vehicle 歩兵戦闘車;
米陸軍、M3、旧名称=装甲歩兵戦闘車(MICV)
<陸> cf. MICV, CFV, ICV
ICV
infantry combat vehicle 歩兵戦闘車;
機械化・装甲化が一般化した結果、MICVのM(mechanized)を
省略した名称<陸> cf. MICV, IFV
MICV
Mechanized Infantry Combat Vehicle
装甲歩兵戦闘車“ミックビー";
米陸軍、主力戦車に随伴し歩兵1個班が乗車射撃可能、
IFV開発時点の名称 cf. IFV, CFV
FV
fighting vehicle 戦闘車両;
特定の火力戦闘機能を持つ車両、通常は装甲(装軌または装輪)車両、、
臨時に火器を搭載した一般管理車両は含まない<陸> cf. CV
CFV
Cavalry Fighting Vehicle 偵察(騎兵)戦闘車;
米陸軍、MICV改、比較的大口径の火砲を搭載して威力偵察が可能、
伝統的に偵察部隊を騎兵部隊と呼称していた米陸軍は偵察戦闘車を
騎兵戦闘車と呼ぶ、現用車種=M3 ブラッドレー(Bradrey)
cf. IFV, MICV
スターリングエンジンを搭載した軍用車両は有ったのですか?
スターリングエンジンは元々が、1816年にスコットランドの牧師が製作した低圧蒸気機関
であり、多分それを車両に応用することは無かったかと思います。
自動車の実用化が19世紀後半ですから、その前に一旦スターリングエンジンは廃れてい
ますし。
その後、スターリングエンジンが復活したのは1937年で、これも元来は蘭印奥地の資源
調査に際して、徐で持ち運びできる小型発電用エンジンとして、Philipsが開発したものが
起源です。
従って、最初は車両用ではありませんでした。
その後は米国やスウェーデンなどで自動車用に研究が為されています。
しかし、残念ながら、当初挙げられていた、燃費の良さは、ある一定の温度を超えると急
激に悪化することが判明し、しかも、騒音も、エンジン単体では無音に近いですが、補機
の騒音を含めれば、ディーゼルよりも大きくなると言う欠点があり、その間、ディーゼル
エンジンなども技術発達したため、更に、普通のディーゼルよりも容積は大きく、ラジ
エーターはディーゼルの2.5倍の容量が必要でした。
最大の欠点は、外燃機関ですから、ある程度の暖機運転が必要です。
こうした欠点が出てくるにつれて、余り顧みられなくなりました。
上記の欠点、燃費が悪い、騒音が大きい、容積がでかい、冷却能力の大きいのが必要、
始動性が悪い、全ては軍用車両では致命的なものです。
従って、スターリングエンジンは、軍用車両にとっては魅力が無く、実際に搭載されたものは
ありません。
ちなみに、蒸気機関というものであれば、蒸気エンジンのトラクターというのがありましたし、
米国では1910年代に至っても、蒸気エンジン戦車等というものを数種類試作しています。
カゴ状の追加装甲(ケージ装甲)って意味あるの?
ベトナム戦争当時にイスラエル軍から米軍が教えられた方法です。
RPGの弾頭は電気起爆装置が付いています。電子ライターの圧着部分です。
鉄格子あるいは鉄網に衝突して弾頭が押され、発生した電気信号は通常なら
RPG本体を伝わり電気信管が起爆させ炸薬が爆発します。
防御用の鉄格子がアースし、電気信号を吸収して不発にさせます。
不発率は50%と当時の文書には書いてあります。
RPGは50cmくらい手前で爆発しても楽々に装甲は貫徹する。
モンゴルで昨年末に俺が発車したRPG-7の弾頭は、中古車の
三十メートル手前に弾着したが、その噴流は地面を削り
中古車のドアを貫いたんだよ。
成形炸薬弾と同じ構造の対人地雷があります。地上で爆発
させるタイプですが、威力は100m先のドラム缶を飛ばします。
いずれアーマーの図解にする予定です。