ミサイル防衛で核ミサイルを迎撃した場合核爆発は起こしますか?
基本的には起こさないはず。
弾道ミサイルに積まれてる核弾頭は言ってみれば精密機械みたいなもので、爆発には
1 爆縮用の火薬がタイミングのずれなく点火し、緻密に計算して配置された核物質を狙い通りに圧縮する.
2 圧縮された核物質が臨界量を超えたところに、弾頭内の中性子発生源から出てきた中性子が飛び込んできて核分裂連鎖反応が始まる.
3 水爆であれば、2の原爆の爆発が引き金になって外側に配置された重水素・三重水素の熱核融合反応が始まる
のプロセスを経ている。
いきなり迎撃ミサイルの運動エネルギー型弾頭が激突したら、衝突時のとんでもない衝撃で核弾頭内部の装置は完全に破壊される。
当然核物質や爆縮用火薬の配置も狂うし、その火薬を点火するための起爆装置もぶっ壊れて爆発したくても爆発できなくなる。
(衝突のショックで爆縮用火薬が爆発するかもしれないけど、内部のレイアウトが滅茶苦茶になってるので火薬の衝撃波は
計算どおりに核物質を圧縮できず2のプロセスが開始されない)
んでもって次の瞬間に核弾頭自体がバラバラに吹っ飛んで終わり。
ただ信管で火をつければ爆発するだけの通常爆弾とは根本的に違うから、他の爆弾の爆発で誘爆して核爆発ってのはない。
まあ、迎撃したらしたで中身のプルトニウムとかの核物質はバラ撒かれてしまうけど、核爆発を起こされるよりはマシ。
広島型のガンバレル方式なら、ヘッドオンで直撃する迎撃ミサイルの場合は核爆発する可能性があるでしょうね。
今時広島型を作る可能性が有りそうなのはイランぐらいですが。
ウランの濃縮はプルトニウムの濃縮より時間も手間もかかるけど、一旦ガンバレル方式のウラン濃縮型爆弾を
作ったら起爆構造がシンプルなので爆発しないよう細心の注意を払ったとか。
リトルボーイやその後作られたウラン濃縮爆弾は輸送や保管には厳重な注意が必要だったと読んだことがある。
低空飛行する数多の巡航ミサイルに対処するのに効率いい対策ってなんでしょう。あたごさんは有力な対抗策たりえますか?
戦闘機とミサイルのコンボ&撃ちもらしたら艦対空ミサイル(状況によってはこっちを先に撃つ可能性も十分あるが)&とどめの地対空ミサイル
あとは高射砲とか各種対空兵器で最後の砦
つうか巡航ミサイルは十分な距離があるうちに発見できれば対策の余地は十分ある
つまりあたごの強力な目も強力な対抗策の一つ足り得る
韓国が巡航ミサイル開発してて日本は原発を狙われたらやばいという話が週刊誌に載ってましたが、実際そうなんですか?
アメリカは航空機テロを想定してF-4戦闘機を超音速で原発の外壁に衝突させる実験を行ったがへっちゃらだったそうな。巡航ミサイル打ち込まれてもメルトダウンは無いだろう。
だが平時でさえ原発は稀に放射能漏れ事故を起こす複雑かつデリケートなものだから全く無傷ではすまない。放射能漏れの可能性は大きい。
「F-4をぶつけた実験」は地上の30mほどのレールの上に燃料等の可燃物は一切ない廃物F-4を乗せてJATOで加速し、
厚さ1mだったかのコンクリート壁に200km程度でぶつけてみただけ
爆発物、それも250kg以上の弾頭を付けたのを連続的にぶつける実験はどこの国もやってないから、「巡航ミサイルで原発攻撃」を
心配する意味はある
現に、アメリカは真剣に対応を研究してるぞ
巡航ミサイルと弾道ミサイルってどう違うんですか?またどちらが迎撃しにくいんですか?
弾道ミサイルは宇宙を飛んできます。巡航ミサイルは低高度を飛びます。どちらが迎撃しやすいかは一概にはいえませんが、
弾道ミサイル:再突入後の迎撃は極めて困難。地上ORブースト段階で撃破。
巡航ミサイル:こっちのほうが迎撃しやすいかも。
弾道ミサイルは基本的にまっすぐ飛んでくる替わりに、速度がマッハ15だったりします。
巡航ミサイルは地形を這ってきたりする替わりに、速度は音速以下が普通です。私は巡航ミサイル撃たれる方がマシだと思ってます。
ちなみに、値段は二桁ぐらい違います。
DIRCM式のジャマーの作動原理を教えてください
1.ミサイルを見つける(噴射炎の赤外、紫外線で)
2.ミサイルに向けて赤外線を放射する
3.ロックオンを外す
3-a.ミサイルの回転スリット、スキャン周波数にかぶせた変調で混乱させる
3-b.CCDを飽和させる赤外を浴びせて目くらます
3-c.センサーを破壊させるほどの赤外を浴びせる
赤外線源として、キセノンランプ、レーザーなどを使用します。Directed IRCMの名の通り、
指向性を持たせて効率よく赤外を放射するため、安全な距離でミサイルの邪魔をすることができるわけです。
ヘリなんかみると、排気口とあんまり距離がないけどあれでも効果はあるんですか?
フレアのように、違う方向にロックオンさせるのではなく、変調した赤外線によって
ミサイルの回転スリットが間違った方向を向いたときに強い赤外を感じるようにするのです。
このため、ミサイルは例えば常に右を向く、といった針路を強いられ、命中できなくなります。
これは単一シーカー、回転スリット式SAMの場合ですが。
CCD方式であっても、素子スキャン周波数とパターンが既知であれば、それに
合わせて同様の欺瞞を行うことは理屈では可能です。しかし、かなり困難に
なるため、むしろ飽和させる、あるいは破壊する、という方向に向かっているようです。
対艦ミサイルの無力化ってどんな手段がありますか?
一般的には物理的に殺すか、電子的に殺すかでしょう
電子的にはECMとチャフ
物理的には、SAMやAAM、近接信管付5インチ砲、CIWS類などで破壊します。
「パトリオット」ってのは何をするものなんでしょうか。
パトリオットは大変有能な対航空機迎撃ミサイルです
近年の殆どの軍艦は対艦ミサイル迎撃用の対空ミサイルを装備しています。
どのくらい効くのかは知りませんけど。
アローってパトリオットのPAC3と性能的には大差ないのではないですか?
射程がまるで違います。PAC-3は射程20kmほどですが、アローは100kmを
超えます。ミサイルの性格も大きさも全く別です。
アローは近接信管、PAC-3は直撃型です。(対巡航ミサイル用に近接爆破も併載)
イスラエルは湾岸戦争以前からアメリカと組んでこのシステムを開発してきました。
2011年までにMD体制の構築が完了したとして、イージスが撃てるSM-3は32発だけだと聞きました。しかし北朝鮮はノドンだけでも約200持っていて、中国になると1000近い弾道ミサイルを持っているので、MDは役に立たないのでは?
- 海自のイージス艦とは別に日本近海には常に米海軍のMD対応型イージス艦が複数遊弋しているでしょ。
- 200基のノドンを全部MDで迎撃なんて考えてないから。開戦直後最初の数十発をMDで迎撃、その間に北朝鮮のミサイル基地を攻撃して
地上で破壊というシナリオ。
- 中国が保有する弾道ミサイルのほとんど(700発以上)は射程300-600kmの短距離ミサイルで、これは日本まで届かない。
日本まで届くCSS-2やCSS-5は予備弾を含めても合計70発ほどとされる。
発射器の数(=同時発射できるミサイルの数)はさらに少ない。
それらは当然、日本以外の近隣諸国の都市を狙うための基地にも配備されているわけで、
日本を攻撃するために使えるのは、多くてもそのうち1/2~1/3ほど。
報復のための核抑止力を放棄して全部同時発射すると仮定しても、20発~30発が限度。
1000発のミサイルで飽和攻撃、ってのはただの妄想にすぎんよ。
(軍事板)
パトリオットって射程短いからリアクションタイム短すぎる気がするんだけどその変どーなの?
パトリオットの発射地点から着弾点が離れてたらパトリオットが届く前に着弾するのでは?
射程は短くとも、レーダー覆域まで短いわけではないので、システム作動するだけのリアクションタイムはあります。
(もちろん、そのことを含めて射程が決まってくる)
また、リアクションタイムの余裕を確保するためにJADGEからキューイングデータを受領します。
着弾点が発射地点から離れていたら迎撃が不可能なのは当たり前ですが、発射地点を広げて、
防護範囲を広くするための手段が、今年度から取得されているPAC-3リモートランチ端末の取得です。
本当に可能かどうかの確認は、来年度の概算要求に入っているBMDシステムの総合検証
(JADGEの連接・運用開始によって検証可能になるので)
(ミサイル防衛スレ13:60:数多久遠 ◆0rtxwIjHlI)
自衛隊では地対空ミサイルパトリオットの事を「ペトリオット」と言うのはなぜですか?
ペィトリァットだから。
pa・tri・ot [peitrit/pt-]
ミサイルサイロに向かって飛んでくる弾道弾をCIWSやバルカン・ファランクスなどで近接防御することは可能ですか?
亜音速の対艦ミサイルが超音速になっただけで、迎撃困難とか騒がれるほどです。
その10倍以上の速度で真上から降ってくるミサイルを無誘導の銃弾で迎撃することは、
不可能です。弾丸の弾道を自己レーダーで捉えてミサイルとのずれを算出し、
補正をかけにいく段階で、すでに弾頭は到達しているでしょう。
亜音速の対艦ミサイル用としてすら、ファランクスのような機関砲では不十分として
RAMのようなミサイルが配備され始めたわけです。現在では試用すら不可能な
レベルの指向エネルギー兵器であれば、可能かも知れません。
???。巡航ミサイルも前面が強化されてるのでシュートダウン機能のある
戦闘機で迎撃せざるを得ないのに、超音速になったら迎撃用の戦闘機が駆け
つけれないから困難といわれるんじゃ?
巡航ミサイルが超音速になっても相対速度はCIWSとでせいぜい 1.5km/s
ところがICBMでは相対速度が5km/sくらい。相対速度の運動エネルギーは
10倍違う。しかもICBMは大気圏に入って高熱になって強度が落ちている。
巡航ミサイルは前面に装甲されれば当っても破壊できないが、相対速度の運動
エネルギーが10倍のICBMは当たれば破壊可能。
ミサイル迎撃の最大の困難は、破壊ではなく、命中です。高速のミサイルを追跡し、
対応してこちらの迎撃体を衝突針路に間に合うように持っていくことが最大の関門
なのです。
対艦ミサイル迎撃の破壊自体に関しては、改良されたファランクスの弾でOK、30mm
なら申し分なし。当たれば大丈夫です。基本的に、狙ったとこに当たればたいていは
解決します。問題はいかに当てるかであり、間に合うように当てられるかなわけです。
とりあえず、質問板ではここまでとします。
湾岸戦争でパトリオットはスカッドを撃ちもらすことが多かったそうだけど
近接信管での爆薬の破裂では弾道ミサイルは迎撃できないの?
湾岸でのスカッド迎撃ミスは二通り。プログラムのミス(設定エラー)による大外れが一つと、
近接信管で試験なら「撃破成功」判定になるものが、現実には弾頭が生きたまま落ちてきたこと。
あと、起爆タイミングの遅れというのもあったような気がするが、メインではない。
近接信管で破片が十分追いつき、航空機なら撃墜、ミサイルでも操舵不能にできたはずなのだが、
再突入後の弾道ミサイルに操舵などありはせず、弾頭自体を破壊しない限り迎撃できないという戦訓を得た。
強化された弾頭相手では破片は効果が不確実なため、弾頭直撃を狙うことになった。
そのバックには、誘導技術の進歩により、多くのSAMが試験段階では直撃を果たすようになってきた、
という土台がある。近接信管がうまく働かないのではなく、破片弾頭では不十分というのが主な理由。
核ミサイルってEMP攻撃で無力化できないのだろうか。
日本が総停電してでも効果があるならやるべき。
北朝鮮のミサイルは分かりませんが、米ロのミサイルは、ABMが存在することを前提に開発されているので、
EMPでの無力化は不可能な可能性が高いです。
(ミサイル防衛スレ13:125:数多久遠 ◆0rtxwIjHlI)
弾道ミサイルが日本列島の上空を通過するだけなら迎撃しては駄目なの?
改正された自衛隊法の82条の2では、
「弾道ミサイル等が我が国に飛来するおそれがあり、その落下による我が国領域における
人命又は財産に対する被害を防止するため必要があると認めるときは」
となっており、飛び越える場合は迎撃できません。
予め命じておく場合も同じ。
なお、「等」となっているので、ブースターなどが落下してくる場合は迎撃可能です。
(ミサイル防衛スレ13:323 名前:数多久遠 ◆0rtxwIjHlI)
船舶や地上にミサイル迎撃レーザーを設置する計画などはありますか?
レーザーか開発された直後から軍事用途への応用研究が始まっており、
70年代にはすでに空対空、地対空ハードキルのデモンストレーションが行われています。
しかし研究が進めど実用化時期は先延ばしされるのが常で、現在最も実用化に近いとされてるのがAL-1(空対空)とTHEL(地対空)です。
艦載CIWS用途も80年代以降かなり研究されており、IPS(統合電気推進)を行うDDXに将来的にはとかいう話はありますが、あまり期待は出来ません。
基本的にレーザーは低空で使うと大気の影響(減衰・ブルーミング等)で有効射程が大変短くなり、DEWとしてのメリットが減じます。
宇宙は構想ならあるんだけどね
弾道ミサイルの場合
まず、現行の出力のレーザーとなると、脆弱なブースト段階の弾道ミサイルしか狙えない
(再突入時の弾頭は耐熱シールドで守られていて、生半可な出力ではどうにもならない)
つまり地上配置となると、かなり遠くの弾道ミサイルの発射直後を狙う状況が多くなると思われるが、かなり大出力が必要になる
レーザーは、出力を上げすぎると大気がプラズマ化するという問題があるので、単純に上げるのも簡単ではない
おまけに水平線の向こうは当然狙えない
確かSDIの頃に、衛星や航空機からレーザーを反射させて射程を広げる計画があったと思うが(宇宙戦艦ヤマトのアレ)、
技術的に極めて難しい。ついでに、地上設置は気象条件が悪いと使えなくなる
海上なら移動出来るので、上記の問題はある程度緩和される
とはいえ今度は揺れるという問題が出てきてしまうが・・・・・
次は巡航ミサイル迎撃
巡航ミサイル自体は無人航空機なので、通常の対空兵器で対応できるわけで、
あえて巡航ミサイル迎撃にレーザーが使えると強調する意味はあんまり無い
(巡航ミサイル防衛で問題になってるのは、巡航ミサイルの発見とインターセプターの誘導であって、最終段階の迎撃手段ではない)
まあ例えばF-35に、将来的にはレーザー砲を積む話はある。巡航ミサイルに対しても使えるだろう
テポドン2を迎撃出来るミサイルは何ですか?SM-3で可能?
米ミサイル防衛の現段階
ttp://www1.linkclub.or.jp/~chi-tan/bmds/bmdconcept.html
長距離の図を見れば分かるけど飛翔中のを落とせるのは米本土防衛用のGBI。
コースとしては日本上空を通過してハワイ近海に着弾するだけなら、SM-3で迎撃は不可能。
北朝鮮は衛星を打ち上げたことにして、日米はMDのほぼ実戦に近い訓練ができ、
情報まで集められてラッキー。
ただこれは成功した場合だから、失敗してひょろひょろと落ちてくるものは
SM-3かあるいは東北地方になんか落ちてきたらPAC-3の出番になる。
テポドン2でもロフト軌道なら日本攻撃可能じゃないの?
一応秒速8キロ弱で飛ぶ人工衛星にも直撃してるから、ミサイルが運良くSM-3のカバー範囲
(MRBM相手にするより相当狭くなりそうだが)に入ってくれれば撃ち落とせるんじゃない?
THAADの編制は?
機動発射機4両とBM/C3I情報・射撃管制ステーション1基、
TMD-GBRレーダー・システム2基で1セットであってますか?
ttp://www.globalsecurity.org/space/systems/thaad-deploy.htm
最後から二段落目
大隊は4個中隊から成り、
各中隊は発射機3、迎撃体24、Xバンドレーダー1、TFCCシステム1から構成される
トラック・個人武器・発電機といった軍標準装備も与えられる
少なくとも、米軍の調達予定ではこの編制で行くようだ
ミサイルディフェンスの機能がなんでこんごう型に実装する事になったんでしょうか?
レーダー、管制装置、発射装置を陸上に野戦展開すると、数キロ四方の土地が必要になるし、
場所を変えるのも大変。いつでも動かせるようにとか考えると道路インフラの制限内という
寸法重量の制約を受ける。
船ならクソ重い装備全部を載っけて要員まで付けても1隻に収まるし、海の上なら陸上では得がたい
「電波の邪魔する山だの建築物」が無い場所を選べる。
海が使えるなら海を使ったほうがいいけど、そうそう条件は揃わないのでペトリも開発しますが。
ミサイル発射の準備ってすぐにわかるのでしょうか?
北朝鮮がミサイル発射の兆候などと度々報道されてますが、そもそも、弾道ミサイルってのは何日も準備が必要なほど、
発射までに時間がかかるものなんですかね? それなら、いざ戦争になっても、ミサイル発射の準備してる段階で爆撃機でも
飛ばして施設ごと破壊すれば、迎撃システムなんか不要な気がするのですが。
1)偵察衛星からの撮影、通信の傍受、スパイ、当事国からの意図的なリークetc
2)テポドンは液体燃料なので燃料の注入に時間がかかる。
それ以前に発射台への据付、整備点検にも時間が必要。
発射試験もしくは衛星の打ち上げならばなおのこと準備に時間をかける。
3)発射基地が攻撃機の到達可能な場所にあるとは限らない。
また攻撃のために打ち上げるなら偽装その他によって発射場所を隠すことは当然行うので、発射されるまでわからないというリスクはある。
GBI相当の迎撃ミサイルを日本は開発できるのか?
既に技術研究本部はキネティック弾頭を自作している。後は大型ロケット
ブースターと組み合わせるだけ。つまり技術的には直ぐにできる。
キネティック弾頭の研究というより、SM-3の日米共同開発として弾道ミサイル防衛用誘導弾技術の
研究をしているから実用化しているとは言えるな。
ttp://www.mod.go.jp/j/info/hyouka/19/jigo/honbun/07.pdf
BMD用誘導弾技術の研究(平成11年度~平成18年度)では、海上配備型システムの迎撃ミサイルを対象とした
日米共同技術研究を行っており、当該ミサイルのうち主要な4つの構成品
(ノーズコーン、第2段ロケットモータ、キネティック弾頭、赤外線シーカ)を対象とした設計、試作及び試験を実施している。
ttp://www.mod.go.jp/j/news/2006/12/19.html
日本の開発担当分野はノーズコーン、第2段ロケットモータ、キネティック弾頭、赤外線シーカ。
イージス艦のレーダーはテポドン2を常時追跡出来るのか?
こんごうのフェーズドアレイの最大探知距離はたった500kmと聞きましたが
仮に上昇中のテポドンを追跡していても高度500km以上に上昇すれば探知圏外に出てしまい、
再び高度が下がった所(突入時)で探知するというのでは、SM-3では迎撃が間に合わないのでは?
イージス艦のレーダはSPY-1D以降、天頂方向への捜索能力が強化され、天空内の水平
視野100度の覆域を弾道弾捜索に必要な区域だけに出力を集中させる方法があるらしい。
その場合の最大探知距離は推定ベースと思われるが、1000km以上とのこと。
改修済みイージスだとMDモードで視程を926kmまで延ばせる。
ノーマルモードだと最大でも463kmだ。
ソースは世界の艦船。
テポドン2(2009年4月)の迎撃についての各軍事評論家の意見は?
江畑健介
「空襲やある特定の建物をねらって撃ってくるわけではなく、対策も取りづらい」
迎撃して撃墜の可否はともかく、都心にも迎撃システムがあるため、「万一、都心に向かってきても撃ち落とせるだろう」
岡部いさく
本来は正常に飛んでくるミサイルを迎撃するシステムなんですけれども、今回はその、事故とか異常を起こした、
想定外のミサイルを目標にしなきゃならない。ですから、迎撃するといっても、特にSM-3にとっては、
いろいろ未知な部分があるっていうことはいえるでしょうね
兵頭二十八
加速しながら垂直に上昇する弾頭をABSで迎撃するようなアルゴリズムを書くことはできない
佐藤守
当たる当たらないは稚拙な議論
小川和久
速度が遅いブースト段階ならほぼ100パーセント迎撃可能だ。ミッドコースは迎撃のタイミングが極めて限られ、
終末段階の迎撃はパトリオット(PAC)3の射程が短いなどの制約から不確実性が高い
神浦元彰
PAC3の守備範囲は2km。当たりっこない。
評論家たちの意見は本当なの?
とりあえず本当のとこはやってみなければわからないってとこでしょう。
ただし全員が矛盾したことを言ってるかというわけではない。
総論としてSM-3(イージス艦に搭載してるミサイル)は試験では好成績だけど
実戦経験が無いからどれだけ確実に迎撃できるかは未知数。
PAC-3は実戦経験もあるし結構期待はできるけど射程が短いってのが問題。
ただし東京都心についてはきっちりカバーされてる。
あと北朝鮮のいう衛星が予定通り飛べば日本のはるか上空を通過するからSM-3では迎撃不可能だし、
(日本に飛んでくるような弾道ミサイルには対処可能だから性能不足ってわけではない)
PAC-3の射程に入ってくることもない。
こんな認識ならだいたい間違ってないはず。
THAADと言うSM-3と同じ大気圏外での迎撃を目的とする別物のミサイルをあえて開発する理由は何なのでしょうか?
SM-3の解説を見ると船上以外に陸上でも(軽量化等の変更で)問題無く使い回せる気がするのですが、
実際にスティンガーの様に色々な場所で使い回している兵器もありますよね。
SM-3の方が「艦船に搭載する」「イージスシステム(というか、VLS)に搭載する」
「現行のSM-2(スタンダードSAM )と互換性を持たせる」という目的のために
数々の制約がかかってる。
尚パトリオットのPAC-3も同様に「パトリオットSAMシステムで使えるように
互換性を待たせる」ということから大きな制約がかかってる。
専用のシステムとして一から開発でき、地上配備で地上運用以外しないなら
それらの制約を受けないものを開発する方がよりベスト。
NMDとイージスシステムの違いはなんですか?
そう、確かにどちらも「ミサイルを撃ち落とす」ためのものですが、
前者が狙うのは大陸間弾道弾などの戦略ミサイル、後者は主に空母や艦隊を狙う対艦ミサイルです。
NMD(National Missile Deffence)は今日単にMD(Missile Deffence)と呼ばれています。
ちなみに、MD構想の一部として、イージスシステムを利用して弾道弾を迎撃する計画もあります。
NMDは「本土ミサイル防衛システム」です。
米国に落ちてくる弾道弾をミサイルで迎撃しようというシステムです。
これに対してイージスシステムは、艦隊に仕掛けられる対艦ミサイルの飽和攻撃に対して
複数のミサイルを同時誘導して対処しようというシステムです。