2007年9月17日(祝)@高松三越前 覚えています。 ちょうど2ヶ月前、参議院の選挙で場所同じ、 ここで演説をさせていただきました。 集まった聴衆は100分の1くらいか。 負けました。完敗したんです。 私どもは、その反省に立って、今いろいろ、 努力をさせていただいている最中に、 安倍総裁の辞任ということを受けて、 我々は短期間で、選挙管理委員会の方々のお力を借り、 辞任から11日、経ちます。 来週の日曜日、9月の23日に、総裁選挙を、 党員による総裁選挙を持って 我々はこれに答えを出そうと思っております。 今、私どもの所では、多くの方々から色々な意見を頂きました。 私どもはその反省の上に立って、どうするか、ということを色々考え、 今、???として福田候補と麻生太郎と、2人出させて頂いて争うことになりました。 何となく、ご存知のように、 週刊誌等々でチョイ悪オヤジとか、キャラが立ちすぎてるとか、 色々言われて、評判が今ひとつなのは、自業自得だと???。 私どもは、私立たなければ、何となく総裁選挙が無ぁくなったもので、 総裁が決まると言うのは、更に皆さん方のご批判を受ける、私はそう思います。 そうなれば、自由民主党も終わると、「それなら誰か立って」と、いうんであれば、 私どもはそう決意をして、極めて劣勢と言われておりますけれども、 私どもとしては、最後まで皆さん方の力を頼りに、 最後までたたk、戦い抜きたいと思っております。 よろしくお力を貸してください。ありがとうございます。 さて、やっぱり高松と言やぁ讃岐、讃岐と言えば?(観客「うどーん!」) うどんだよね。いやぁ、どう考えたってうどん。 はい、「さぬきの夢2000」知ってる人?知らない?ホント? あんた讃岐じゃないだろ? 「さぬきの夢2000」を知らん人はおかしいと思うけど、 少なくとも昭和30年代、この讃岐のうどんの小麦も全部輸入米になった。 輸入の麦になった。 そのときに、この県庁、知事の人たちが「そら、おかしい」と言って、 みんなで県の農林試験場等々で、小麦の、 讃岐のうどん用の小麦を開発して、その小麦を使って、 今、讃岐のうどんってのはできてるのよ。 この名前が「さぬきの夢2000」ていう小麦です。 えらいモチモチしてて、扱いにくい。 扱いにくいから、みな嫌がるんだけれど、 技術のある人はこれを扱って、うどんを作り、 今、東京で一番売れてるうどんでしょうが。 讃岐のうどんというのは、????の お宅ら作ってんだから、ね。 この作ってるうどんが、今讃岐じゃなくて、東京で売れてる、という事実を 私どもは忘れちゃいかんのだ。 地域の活性化を目指すには、やっぱりそういったアイデア、 所謂仕事というものを、地方で、自分の権限で、自分でできる、 っていう為には、財政的支援もいる。 地方税改革も、交付税の改革もその一つでしょう。 それが一つ。 また同時に、そこにやれる人材も要るだろうと。 しかし、何よりそういったことができる権限、自由、 そういったものを、地方に分権しない限りは、できない。 私どもは、そういったことを応援できる。 これは縦割り行政じゃあ、なかなか難しい。 したがって、政治力、政治家のリーダーシップというものが、 大きく必要なんだと、わたくしは、そういう具合に考えているんです。 是非、ここに大きな力、そういった光さえあれば、 機会が均等に与えられてさえいれば、 「俺たちだってできる」と思っている人が、ここにも一杯いるでしょうが。 お宅らが、頑張れるような環境を作る。 それが、私に与えられた使命、そう覚悟を決めて、 政調会長以後、ずっとこの6年半、色々やらせていただきました。 確かに規制が緩和されたおかげで、何となく不景気だった雰囲気が取っ払われて、 景気も良くなり、数字の上では明らかに法人税が伸びた。失業率が下がった。 有効求人倍率は上がった。間違いない。 しかし、それには地域に格差が出たんですよ、格差が。 どういう格差が出たか、といえば有効求人倍率地方、 ―地方の定義も難しい。愛知県だって地方だ。 その愛知県の有効求人倍率は1.5よ。1.5。 青森県、沖縄県等々0.46。そんなもんですよ。 3倍違うんだから。 となればそれはやっぱり、地域に格差がついてると、いうんであれば、 その地域の格差を――「俺はこの県に生まれたが故に、だからできないんだ。」 という端(はな)から格差がついてると、いうような状況は、絶対避けなきゃいかん。 そこが我々に与えられている仕事なんだと思います。 信頼、信頼と言う言葉を、先程、福田候補が使われましたけど、 信頼、大きな所です。年金の話にしても、しっかり納めたと、 ちゃんと払っていた人の年金は必ず払います。 その為には、色々調べにゃいかん。 払ってないのを払ったという人がいるかもしらん。 払ってないのに、払ったのに、もらえないひとがいるかもしらん。 そういった人は、きちんと調べるのに手間がかかるかもしらん。 しかし、今年35歳になった人、ここにも何人かいらっしゃる。 ちょっと35歳、手ぇあげてみろっ。 35歳になった人は、 今年必ず、「あなたの年金はどうなってます」っていうハガキが来たろ? 35歳になった人は必ず今年来たはずですよ。 あれと同じようなものを、 「あなたの年金は今どうなってます」というハガキを、 年金を納めている人に対して 「あなたはどうなります」というハガキを、是非送りたい。 私どもはそれによって、皆さん方 「今、俺は35だけど、65になり麻生や、 福田候補の年になったときには、幾らもらえまんのかいな」と、 それが一番気になるところよ。 「そこのところは、こうなりますよ」というハガキ一枚来るだけで、 安心感が違うんじゃない。 その後、インターネット使ってアクセスすれば、 「私のはどうなってます」と、 住基ネット使って、そういったようなシステムをきちんと作り上げる。 それが我々に与えられている仕事だと思っています。 雨がそろそろ降り始めました。ねぇ。 「私の洗濯・・」「美容院に行った髪の毛が・・・」 と思っとる人もおられるかもしれませんので、 私、麻生に5、6分与えられてるんで。 皆さん方、イギリスにBBCという放送があります。 NHKみたいな国営の放送がある。 この会社が「今、世界で最も貢献している国はどこですか?」という アンケート調査をやりました。 1番、2年連続日本だったんですよ。 日本ってのは世界で最も貢献している国だと、 世界が認めてるのよ。 我々はその点を、是非、皆さん方に理解してもらいたい。 俺達の住んでる国はそんな悪い国じゃない。 世界から見て素晴らしい国だと、言われている。 その素晴らしい国だということを、誇らしくいう人たちは―― それが、例えばイラクに派遣されて、 少なくともオランダ、イギリスの陸軍と一緒に仕事をやり、 軽犯罪一つ、無銭飲食一つ無く、全く規律正しく帰ってきた、 あの若い自衛隊員に、オランダやイギリスの陸軍省が、 一様に極めて高い評価を出す。 若からず二十歳前後の人たちですよ。 そういった人たちが、日本という国のブランドを作ってんの。 政治家や、外交官、違います。若い人たちが作ってるの。 それが今世界における現実です。 是非皆さん方にご理解いただきたいのは、 そういう若い人たちを、皆さんが育てたんだ。 この日本と言う国が育てた。 間違いなくこの国は、高齢化してますよ? 子供が生まれないんだから。高齢化してくる。 しかし「高齢化イコール暗く貧しい高齢化社会」 私はそんなことは無いと思うねぇ。 これ、お見受けしたところ。 私より年上の方ずいぶんいらっしゃると思うんだけど、 どう考えたって俺より、元気そうな顔してる。ね! 元気な高齢者というのも一杯いますよ。 「活力ある高齢化社会」ちゅうものが大事なんだ。 老人が、高齢者が、いわゆる受給者、年金税金の受給者になるのか、 高齢者も働ける範囲で働ける、それによって、納税者になれるのか。 高齢者が、タックスイーターと言われる受給者になるか、 若しくは働いて税を納められる、納税者になるか、全く世の中が違う。 したがって、活力のある高齢化社会というものを、理解して作っていくが、 我々が、政治家として今後ともやっていかねばならぬ、大事なとこだと思っています。 最後に話を締めくくる前に、 お願いを最後にさせていただき、話を終えたいと思っております。 皆さん、今マスコミによれば、 残念ながら、「麻生太郎は圧倒的に情勢が悪い。」 そう、言われております。 (観客「がんばれー!!」) しかし、私は、今この情勢下にあって、 (拍手喝采) 皆さん方の、この熱気が、 私にとって残り一週間、闘える活力、闘える力なんです。 是非皆さんのご理解と、お力添えを貸してください。 この、皆さん方の地方の声、地方の声を活かして、 私どもは今、折角新しくなりつつある自由民主党が、 再び、古い感じの自由民主党に逆戻りするのだけは断固避けたい。 私どもは新しい自由民主党にする。 そして新しい自由民主党が、新しい日本を、皆さんと一緒に作ってまいります。 小さくても強い政府で、小さくても温かい政府、 そして活力ある高齢化社会、それが今後、日本という国が歩むべき方向なんだと、 私はそう確信しています。 皆さん、また何年かして、ここで会うこともあるだろうかもしらんが。 あの時の話で 「おまえ???なかったなあと」 そう言ってもらえる政治をやりたい。 是非皆さん方の多大なご理解と、ご支援を与えていただきますよう、 お願いを申し上げ、時間、まで後2分ありますけど、 皆さんの雨のことを考え、ねぇ。 これで、街頭からの演説に代えさせていただきます。 長時間の御清聴ありがとうございました! 麻生太郎、最後までがんばります! 自由民主党をよろしくお願いします! ありがとうございました! (誤字脱字ご容赦ください。)