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お昼と深夜の映画館3
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後退するジョン・ウー
「M:i-2」、ミッション・インポシブルは「スパイ大作戦」というタイトルでやっていたテレビドラマだった。冷戦を背景とした独特な味わいのドラマだった。
テレビシリーズの顔ぶれでも映画が製作されたが、トム・クルーズが映画化権を買い取り、トム・クルーズ映画として作られるようになった。
トム・クルーズ主演の映画シリーズとしては第二作にあたる。
監督は「男たちの挽歌」のジョン・ウーで、実はそれが気になって観た。
ジョン・ウーとは彼がハリウッドに行く前に、「ワイルド・ブリット」を持って東京に来たときに会った。顔は殿様キングスに似ていたが、手応えのある男だった。
「男たちの挽歌」もいい映画だった。何度も観た。だから、彼のハリウッドでの仕事を期待した。だが、しっくり来ない作品を作り続けている。この「M:i-5」も失敗作だ。
ジョン・ウーは間違っている。アクションを派手にして行けば映画の娯楽性が高まり、面白くなると思っているのだ。
だが、そうではない。中国の武術と舞踏をもとにした体術を前提とした派手なアクションをエスカレートさせて行っても、映画は面白くはならない。
両手に拳銃を持って撃ちまくるガンプレイでアクションのあり方を変えたジョン・ウーだが、アクション映画を撮る事によって後退を続けている。
ジョン・ウー映画はもう観ないかもしれない。
テレビシリーズの顔ぶれでも映画が製作されたが、トム・クルーズが映画化権を買い取り、トム・クルーズ映画として作られるようになった。
トム・クルーズ主演の映画シリーズとしては第二作にあたる。
監督は「男たちの挽歌」のジョン・ウーで、実はそれが気になって観た。
ジョン・ウーとは彼がハリウッドに行く前に、「ワイルド・ブリット」を持って東京に来たときに会った。顔は殿様キングスに似ていたが、手応えのある男だった。
「男たちの挽歌」もいい映画だった。何度も観た。だから、彼のハリウッドでの仕事を期待した。だが、しっくり来ない作品を作り続けている。この「M:i-5」も失敗作だ。
ジョン・ウーは間違っている。アクションを派手にして行けば映画の娯楽性が高まり、面白くなると思っているのだ。
だが、そうではない。中国の武術と舞踏をもとにした体術を前提とした派手なアクションをエスカレートさせて行っても、映画は面白くはならない。
両手に拳銃を持って撃ちまくるガンプレイでアクションのあり方を変えたジョン・ウーだが、アクション映画を撮る事によって後退を続けている。
ジョン・ウー映画はもう観ないかもしれない。
2004.06.27