GNUPLOTを使う際に役立つメモ
基本的な使い方
テキストエディタに命令を書き込んで、~.pltというファイル名で保存します。GNUPLOTを起動した後、LOADというところをクリックして、作成したPLTという拡張子のファイルを読み込みます。(別にpltという拡張子ではなくて、txtのままでも良い。)
x軸の値をべきの形で書き表したい。
対数目盛りを使用しているときに、10e+006などと表示されるのは気持ち悪いので、10^{6}のように表示してほしいときに使います。PLOT文を使う前に次のように一言挿入します。
set format x "10^{%01T}"
この{括弧}をつけたのは、EPSで出力したときに、良いことがあるからです。無くてもかまいません。ここの x を y に変えても同じ。
デフォルトの設定に戻したいときは、
set format x "%g"
と命令します。
EPS に出力する設定
線の太さは2くらいあったほうが印刷したときにきれいに見えるようです。
set terminal postscript eps enhanced color colortext solid lw 2
ここでenhancedというオプションを追加することで、10^{6}の6が上付き文字で出力されるようになります。
PNG に出力する設定
PNGに出力する際は、色の設定が面倒なので、以下を貼り付けてしまえばOKです。なぜかenhancedのオプションが通らない。
set terminal png transparent medium size 640,480 \ xffffff x000000 x404040 \ xff0000 xffa500 x66cdaa xcdb5cd \ xadd8e6 x0000ff xdda0dd x9500d3
ここで、\ は「コマンドが長すぎるのでここで改行します」とGNUPLOTに伝えるためにあります。
伝達関数からBODE線図を作成する。
下記の内容を、TFPLOT.PLTとか適当な名前で保存して、伝達関数と周波数の範囲を適当に編集して使ってください。
reset clear j={0.0,1.0} ########伝達関数の記入################################################ L=33.0e-6 C=6600e-12 R=50 TF(s)=R/(L*C*R*(s**2)+L*s+R) ########周波数の範囲################################################## set xrange [10e3: 2e8] ########以下は各種設定################################################ TF1(x)=TF(j * 2 * pi * x) set angles degrees set format x "10^%01T" set logscale x set multiplot set xlabel 'frequency [Hz]' set nokey set size 1.0,0.6 set origin 0.0,0.4 set ylabel 'Gain [dB]' plot 20*log10(abs(TF1(x))) set size 1.0,0.4 set origin 0.0,0.0 set ylabel 'Phase Shift [deg.]' set ytics 45 plot arg(TF1(x)) unset multiplot exit