マウンテンバイク

Mountain Bike


スポーツ用自転車の一種。
主に未舗装路を走ることを目的として設計された自転車。


特徴

①太いブロックタイヤ
②頑丈な車体と部品
③広いギア比
④強力なブレーキ
サスペンション

マウンテンバイクは現在では用途にあわせて細分化されており、それぞれの特徴の程度はその用途によって異なる。
一般的に下りを重視するほど、タイヤは太く、車体は頑丈に、サスペンションストロークは長くなる傾向にある。

なお、③と⑤については、未舗装路を走る以外の機能が要求されるダートジャンプトライアルで使われるマウンテンバイクには無い場合もある。
また、シングルスピードリジッドバイクなど、あえてそれを取り去る場合もある。



分類

用途による分類




サスペンションの有無による分類




タイヤの径による分類




歴史

1980年代にマウンテンバイクの原型ができあがってからしばらくは、マウンテンバイクは乗り方や競技ごとの差はほとんどなかった。

1990年代にマウンテンバイク用のサスペンションが開発されると、ダウンヒルではすぐに採用され、フルサスペンションがあたりまえとなり、より長いサスペンションをとメーカーによる競争となっていった。
一方、クロスカントリーレースでは、最初こそペダリングロスがおこることからサスペンションの有効性を疑問視していたが、効果が認められすぐにフロントサスペンションはあたりまえのものとなっていった。レースでは依然ハードテイルを使うことがほとんどだったものの、クロスカントリー向けのフルサスも開発されていった。

2000年代に入ると、ダウンヒルバイクのロングストローク化競争もおさまり、動きの質が問われるようになり、サスペンションユニットやリンクの技術が進歩した。
ペダリングロスの少ないフルサスも開発されるようになり、クロスカントリーレースでもフルサスが使われるようになる。
フリーライドという概念により、ダウンヒルレース向けではないロングストロークのフルサスペンションバイク、フリーライドバイクが増えていく。
フォークロスダートジャンプのために、頑丈なハードテイルがあらわれてきて、エクストリームな乗り方に使えるマウンテンバイクが増えていった。

現在では、サスペンションのボビング制御技術が発達し、マウンテンバイクの原点回帰ともいえる、のぼって下れるどこでも走れるオールマウンテンというジャンルが確立された。

ストリートダートジャンプは、もはやBMXと変わらないような乗り方がされるようになってきており、バイクもトリックに対応した、よりBMX的なものになってきている。







関連項目

  • 自転車用語
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最終更新:2011年10月06日 01:38