溶体化処理

ようたいかしょり


合金の熱処理のひとつ。
合金を固有の温度まで加熱し、合金元素を固溶(基本金属の中に溶け込ませること)させた状態から急冷し、高温の組成をそのまま常温にもたらす熱処理。
固溶化熱処理ともいう。

アルミニウム合金では450~550度前後に加熱する。

合金において、一般に温度が高くなるほど基本金属に加える合金元素は溶け込みやすくなる。
固溶すると、半径の違う元素が無秩序に分布することで、すべり面がでこぼこした状態になり転移が動きづらくなる。
急冷することで、低温では析出するはずの合金元素が固溶したままとなる。




関連項目

  • 自転車用語
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最終更新:2011年10月05日 00:14