《生者の末路》

永続罠
互いの墓地に存在する全てのモンスターは「妖怪」と名のついたモンスターとしても扱う。 

オリジナルカード-Infinity-で登場した永続罠。
互いの墓地のモンスターを妖怪としても扱うようになるという、言わば妖怪版《アンデットワールド》とでも言うべき効果を持つ。
《アンデットワールド》に比べるとアドバンス召喚制限の効果が無く、「~としても扱う」テキストのため、相手の使用するカード効果の対象を狂わせ阻害する事は出来ない。

墓地のモンスターを妖怪とする効果はそれ単体では意味を成さないため、必然コンボ前提のカードとなる。
つまり墓地の妖怪を指定するタイプのカードと組み合わせる事で使う事になるが、その用途は様々なものがある。
以下はこのカードとコンボできるカードの紹介。

墓地のレベル2以下の妖怪を蘇生できる効果。コンボする事で、全てのレベル2以下のモンスターを蘇生できるようになる。
それだけならば《ジャンク・シンクロン》で同じ事が可能だが、特筆すべきは蘇生したモンスターの効果が無効化されない事だろう。
強力な効果を持つレベル2以下モンスターを蘇生できれば大きな戦力と成り得る。勿論、効果使用後はそのままシンクロ召喚に繋げるのも良いだろう。

墓地の全てのモンスターを除外し攻撃力をアップさせられる。
《カオス・ネクロマンサー》よりも上昇幅は大きくなるため、墓地の肥えたゲーム後半ならばさらに奇襲性の火力としての力が増す。

言わずと知れた妖怪蘇生カードの筆頭。墓地のこのカードを除外する事でどんなモンスターでも即座に、縛りなしの完全蘇生が可能。
制限カードであるため乱用は出来ないが、ここぞの局面では選択肢が増えた事で必ず役に立ってくれるはずである。

シンクロ召喚時にあらゆるモンスターを蘇生できる。
墓地に落ちている強力モンスターを蘇生できれば一気に場を整える事が可能となる。ちょうど《アンデットワールド》下における《デスカイザー・ドラゴン》のような動きが可能。

どちらも、条件さえ満たせばレベル制限なくどんなモンスターでも蘇生が可能になる。
発動条件もさほど厳しくないため、墓地に強力モンスターが落ちているならばこれら1枚でそれが蘇生できるため旨味が得られるだろう。
ただし《生者の末路》を張りながら、さらに受動的な条件を満たさなければ使えないため相手に阻害される危険が大きい事に注意。

発動コストである5種類の妖怪を墓地から除外する行為が、どんなモンスターでも選択できるようになるため支払いやすくなる。
妖怪自体の絶対数がさほど多くないため5種類を揃える事に苦慮していたプレイヤーにとっては、格段に発動がしやすくなるため魅力が大きい。


など、特に蘇生の分野に関して非常に行いやすくなるため様々なコンボが考えられるだろう。
うまくこのカードを場に維持し、狙った動きが出来るようになれば間接的に非常に大きなアドバンテージを稼いでくれるカードと言える。

しかしながら、類似カードである《アンデットワールド》の同じ効果と同種の問題を、やはりこのカードも抱えている。
すなわち、「わざわざ妖怪以外のモンスターを加えてこのカードを絡めたコンボを狙わなくても、そもそも妖怪だけでデッキ組めばよくね?」というものである。
上記のカードを利用したコンボはどれも決まれば強力なものであるが、それを決めるためにはこのカードと妖怪以外のモンスターを投入するスペース、このカードを引き当て場に維持するプレイが必要となる。
これらを無理に狙ってデュエルの流れをかえって狂わせてしまうようならば、この永続カードを使用する必要の無い純正妖怪の方がよほど戦いやすいというもの。

このカードを有効活用するためには、その欠点を補って余りあるようなカードの強力な組み合わせの開発や、自然にそれらのコンボを狙えるような細心のカード選択などといったデュエリストの工夫が必要となるだろう。
決まれば格好良いコンボカードだけに、プレイヤー毎の様々なデッキアイデアが求められるところである。


  • 原作において
漫画版遊戯王GXにおいて三沢が使用。
明日香とのタッグバトルにおいてこのカードを発動し、《妖怪 馬頭鬼》の発動をサポートした。