《ステイ・フォース》

永続罠
フィールド上に存在するモンスターの、
スタンバイフェイズ時またはエンドフェイズ時に自身をエクストラデッキに戻す効果は発動しない。
自分のスタンバイフェイズ毎に1000ライフポイントを払う。払わなければ、このカードを破壊する。  

11月第三週及び第四週パック「STORM OF RAGNAROK」にて登場した永続罠カード。
エクストラデッキへ戻ってしまうモンスターをフィールドに維持できる効果を持つ。

永続罠カードではあるが、このカードを継続して使用するためには毎回スタンバイフェイズに1000ポイントという少なくないライフを払わなければならない。

エンドフェイズ時にエクストラデッキへ戻ってしまうモンスターは多数存在し、コンタクト融合体を筆頭に《セイヴァー・スター・ドラゴン》などのセイヴァーの名を持つシンクロモンスター、変わったところでは《仮面ライダーアクセルトライアル》と、強力なモンスター効果を持つものが多い。
それらは強力効果を持つが故にフィールドへ存在し続けることができないようエクストラデッキへ戻る効果を与えられている場合が多く、《ステイ・フォース》によりそのデメリットを無効化しつつ本来の効果を活用することができる。
これは《スキルドレイン》などの効果モンスターの効果を全て無効にしてしまうカードにはできない芸当であり、本来なら1ターン限りのモンスターをフィールドへ維持し続けられるのは非常にパワフルな可能性を秘めているといえる。
ライフコストの1000ポイントに関しても、制圧力の高いモンスターを数ターンにかけて維持できれば先に相手プレイヤーのライフを0にすることも不可能ではないためさほど気にならないだろう。
だが《ステイ・フォース》は罠カードであり、エンドフェイズ時に戻ってしまうモンスターを維持する場合には事前に場に伏せておかなければならないという扱いづらい面もある。
伏せてから発動する関係上、普通に使用すれば召喚にはタイムラグが発生してしまうため上手く発動するには工夫が必要になってくる。
さらに永続罠であるため破壊されやすく、ようやく強力モンスターを特殊召喚することができたと思った矢先にこのカードが破壊され、エンドフェイズにモンスターはエクストラデッキへと戻ってしまったのでは笑えない。
そのためエンドフェイズ時にエクストラデッキへ戻るモンスターを維持する場合には、このカードへ依存しすぎないデッキ構築やプレイングが求められる。

スタンバイフェイズ時にエクストラデッキへ戻ってしまうモンスターは比較的珍しく、数種類のみ存在が確認できる。
《仮面ライダーW》から特殊召喚できる融合モンスターの幾つかは「自分のスタンバイフェイズに、フィールドに表側表示で存在するこのカードをエクストラデッキに戻す。」という効果を共通して持ち、それらには《ステイ・フォース》を適用することができる。
特殊召喚してから次の自分のスタンバイフェイズにデッキへと戻る特性上、特殊召喚した後に《ステイ・フォース》を手札から伏せて次の自分のターンを迎えることができ、エンドフェイズに戻る効果を無効化する目的で使う場合と比べるとその扱いやすさは一線を画している。
これにより永続罠の脆さを省みたとしても、発動すること自体が非常に容易くなったことでより一層モンスターのフィールドへの維持に期待が持てるだろう。
ただスタンバイフェイズデッキへ戻ってしまうモンスターと伏せカード一枚だけがこちらのフィールドにあれば相手からこのカードへの警戒を受けやすく、ともすれば相手ターンの内に伏せられている《ステイ・フォース》が破壊されてしまうケースもあり、その点に関しては注意が必要になってくる。
また《仮面ライダーW・ヒートトリガー》などはライフをコストとして使用する効果を持っているため、このカードと兼用するとあっという間に自分のライフが消し飛んでしまう懸念もある。

だがこのカードはライフコストを払わないことも選択できるため、維持すべきモンスターが破壊されてしまった後に延々と無駄なライフを払っていく必要がなく、またライフに余裕がある状況でも破壊の是非を判断することができる。
それでもこのカードでの維持のみを主眼においたデッキ構築には問題も多く、特殊召喚したターン内にゲームを決めきれない場合の保険程度に考えておいたほうが賢明かもしれない。
そしてこの手のカードに珍しく相手フィールド場にあるモンスターのデメリット効果も無効にしてしまうことも、滅多に該当するモンスターと遭遇することはないだろうが頭の隅へと置いておいたほうがいいだろう。

  • 原作・アニメにおいて―~
遊戯王5D's第128話「遊星vsハラルド」戦にて登場。
初めて特殊召喚ターン内に決着がつかなかった《セイヴァー・スター・ドラゴン》をフィールドへ留める目的で発動された。
このときは「エンドフェイズ時にフィールド上から離れる効果」を無効にする事ができる、というテキストであったためカード化に際して適用範囲が広がり強化がされたといえるだろう。
またライフを払うタイミングが「フィールド上から離れる効果」を無効にするときに支払うようになっており、その上で選択したモンスター一体にしか対応しないようなテキストになっていた。
遊星は相手の発動したカード効果に対応して相手フィールドのカードを全て破壊できる《セイヴァー・スター・ドラゴン》を維持することで、生命線となっていた《モンスター・チェーン》《ステイ・フォース》を守りつつ、相手の場に三体揃っていた三極神へも牽制を行うという極めて理想的な使用方法をとった。
そして《極神聖帝オーディン》の効果の発動を無効にしてハラルドのフィールド上のカードを全て破壊するという状況へと繋げたのだが、しかしそれが破壊された伏せカードの中の一枚、墓地で使用できる罠カード《ギャラルホルン》の発動条件を満たして……。

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