《黒円卓前第五位"戦乙女(ワルキューレ)"ベアトリス・ヴァルトルート・フォン・キルヒアイゼン=ヴァルキュリア》

効果モンスター
星8/光属性/天使族/攻3100 /守2800 
フィールド上にスワスチカカウンターが3個以上存在しない場合、フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地へ送る。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、相手はバトルフェイズに罠カードを発動する事はできない。
●創造位階:このカードの攻撃宣言時、相手フィールド上の魔法・罠ゾーンに、表側表示で存在するカード、またはセットされているカードを全て破壊する。
  
「そもそも私は、追いかける側の人間ですから」 

1月第二週パック「dies irae」にて実装された光属性・天使族の最上級モンスター。
黒円卓の名を持ち、自分の場にスワスチカカウンターが3個以上無い場合に自壊する特に種別の無い効果(ルール効果、相手がバトルフェイズ中に罠カードを発動できなくなる永続効果、そして、《創造位階》によって得られる攻撃宣言時に相手の表側または裏側の魔法・罠カードを全て破壊する誘発効果を持つ。

このカードの維持にスワスチカカウンターが必要である以上、必然的に《シャンバラ》との併用が必要不可欠となる。そのため安定してスワスチカカウンターを貯めるためには、このカード以外にも黒円卓モンスターを複数採用しなければならない。
また、《シャンバラ》がフィールドから離れると同時にこのカードも墓地に送られてしまう。《シャンバラ》は自身の破壊耐性によって比較的維持は容易なもののバウンス等には無力なため、それらを防ぐことのできる《水星の秘術》もほぼ必須カードとなるだろう。
これらの事から、このカードを活かすためには上級・最上級モンスターや手札で腐りやすいカードの多い重量級デッキを構築することになる。
必然的に手札事故に悩ませられることになってしまうため、少しでも事故の確率を減らすためにも、召喚の容易な《黒円卓第十位”紅蜘蛛”シュピーネ》《黒円卓第五位”獅子心剣”櫻井螢》を優先して投入したいところだ。
幸いにしてスワスチカカウンター三つと言うのはそこまで困難な条件でも無く、プレイングやデッキ構築次第では比較的序盤からの召喚も可能であろう。

肝心の効果は、自分フィールド上に表側表示で存在する限り、相手のバトルフェイズ中での罠カードを発動を封印すると言うもの。
《ミラージュ・ドラゴン》や《漆黒の戦士ワーウルフ》と全く同じ能力であり、基本的な利点・運用などもこれらと同じである。
しかしこのカードの攻撃力は《青眼の白龍》すらも上回る3100であるため、相手に与えることのできるプレッシャーは下級の準アタッカークラスの前述の二枚とは比べ物にならないものがある。
苦労して召喚した最上級モンスターが《聖なるバリア-ミラーフォース-》等であっさり処理される、といったことがなくなるだけでも非常に有用な効果と言えるだろう。

黒円卓の特徴である《創造位階》によって得られる効果は、攻撃宣言時に魔法・罠ゾーンに表側表示で存在するカード、またはセットされているカードを全て破壊するというもの。
前述のバトルフェイズ中の罠カードの発動を封じる効果とも上手く噛み合わさっており、容易に相手の魔法・罠カードを破壊することが出来る。
非常に強力な効果と言えるのだが、効果の発動タイミングの関係上ロックカード等を突破することが難しいという欠点がある。
効果を発動するためには攻撃宣言を行う必要があるため、《光の護封剣》などで攻撃宣言自体を封じられている状況では効果が発動できないのである。

ちなみに、カード名のルビに「ワルキューレ」の文字が含まれているため地味に《白鳥の乙女》で特殊召喚出来る。
【ワルキューレ】にこのカードや《シャンバラ》を投入する利点はあまりないが、デッキ構築力に自信があるならば挑戦してみるのもよいかもしれない。
  • 原作・アニメにおいて―~
PC用ゲーム「dies irae」に登場するキャラクターの一人。

元聖槍十三騎士団・黒円卓第五位。司るルーンは闘争。魔名は「戦乙女(ヴァルキュリア)」。現黒円卓第五位である螢の前任。

戦乙女と称えられた独ソ戦争の英雄。エレオノーレと同じように、神聖ローマ帝国時代から代々有能な騎士を輩出し続けてきた名門貴族出身であるが、それを感じさせない気さくで明るい性格。騎士団に入る以前からの上官であったエレオノーレを深く敬愛していた。
他団員とは異なる陽性な気質の持ち主であり本来騎士団に居るには不自然な人物であったが、ある目的のためにあえて騎士団に所属し黄金練成の時を待っていた。
また首領と副首領に魂を売っていない唯一の団員でもあったのだが、本編が始まる11年前に起きたある事件により死亡している。

聖遺物の使い手としての技量は非常に高いものを持っており、エレオノーレを感嘆させ、ラインハルトも英雄の器として高く評価していた。
また単純な剣の技量と言う意味でも作中最高クラスであり、幹部を除く現騎士団内では最強クラスの実力の持ち主であった。
幼い頃の螢にとっては憧れの人物であり、螢の兄・戒の剣術の師でもあった。また戒とはお互いの微妙な立場を気遣い合っており、口には出さないまでも深い愛情を抱いていたようである。

彼女の死は多くの者に何らかの影響を与えており、既に死亡しているもののある意味では本編のキーパーソンとも言える人物である。

聖遺物は『戦雷の聖剣(スルーズ・ワルキューレ)』。伝説通りの神話の武器ではないが、ザクセン選帝侯の宝として保管されていた高い霊格の聖遺物であり、電撃を使った攻撃が可能である。
創造は『雷速剣舞・戦姫変生(トール・トーテンタンツ・ヴァルキュリア)』。軍人として大戦を駆けたベアトリスの「同胞たちが道を見失わないよう、戦場を照らす閃光になりたい」という渇望のルールを具現化する求道型の創造。
能力は『自分自身を雷へと変化させる』ことであり、螢の創造と似た能力だが、彼女のものより技も力も洗練されている。
雷という性質上シュライバーを除けば騎士団随一の速度を誇り、雷撃のエネルギーも強力であるため、幹部を除けば最強クラスの能力である。