《黒円卓第七位大隊長"黒騎士(ニグレド)"ミハエル・ヴィットマン=ゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲン》

効果モンスター
星10/地属性/機械族/攻4200 /守3500 
このカードはこのカードの効果以外で通常召喚・特殊召喚できない。フィールド上にスワスチカカウンターが5個以上存在する場合のみ、リリースなしで召喚する事ができる。
自分フィールド上に「黒円卓第七位大隊長"黒騎士"マキナ」は1体しか表側表示で存在できない。
このカードを「創造位階」の効果を適用した状態として扱う事ができる。この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
このカードが攻撃する場合、ダメージステップ終了時までこのカードの攻撃力は800ポイントアップする。
このカードと戦闘を行った相手モンスターの効果を無効化する。このカードは魔法・罠カードの効果を受けない。
●創造位階:このカードの攻撃宣言時、攻撃対象となるモンスターを表側攻撃表示にする。(この時、リバース効果モンスターの効果は発動しない。)
このカードが相手プレイヤーへ戦闘ダメージを与えた時、相手の手札・墓地のカードを全てゲームから除外する。 

「さらばだ、戦友。共に真のヴァルハラへ行こう」 

1月第三週パック「Acta est Fabla」にて実装された地属性・機械族の最上級モンスター。
黒円卓の名を持ち、特殊召喚・通常召喚出来ず条件を満たした場合のみリリース無しで通常召喚でき、同名カードを複数並べられないルール効果と、このターンの攻撃を封じる代わりに《創造位階》が適用された状態にする起動効果、魔法・罠の効果を受けない永続効果、攻撃時に攻撃力を上昇させる永続効果、戦闘を行ったモンスターの効果を封じる誘発効果、
そして《創造位階》によって得られる、バトル時に発動する永続効果を持つ。

黒円卓最強を誇る大隊長の一人。召喚には《シャンバラ》によるスワスチカ五個以上の開放という厳しい条件が課せられるが、召喚に成功しさえすれば極めて高いその戦闘能力でフィールドを制圧してくれる。

コストを払い自身の効果で《創造位階》を適用するという大隊長に共通する効果を持ち、このカードの場合のコストはこのターンの攻撃を封印する事。
カード・ライフ消費が必要ないためどんな局面でも選択できるが、1ターンの猶予を与える事で相手に態勢を整えるチャンスが生まれる可能性もある。
場合によってはこの効果を使わずそのまま攻撃していくことも選択肢の一つに数えられるだろう。
なお、自身の持つ魔法効果を受けない永続効果によってこのカードに対して《創造位階》のカードによって効果を適用させる事は出来ない。うっかり使ってしまうと損するので注意。同時に、このカードの創造の効果を発揮するためには必ず1ターン攻撃せず待たなければならないという事でもある。
(ただし、手札に存在する《創造位階》を(第二の効果を使用するために)無効にされても敢えて発動するという戦術も存在する。)


魔法・罠効果を受けない永続効果は単純ながらも、このカードの強烈なステータスと合わさり非常に脅威となる。
黒円卓が苦手とする《収縮》などの戦闘補助カード、《月の書》《エネミーコントローラー》などの除去を行わないカードに対しても完全な耐性を持っているのだ。
効果そのものを受けないため、《光の護封剣》の防御効果すらも意に介さず攻め入ることが可能。
自分の装備カードや強化カードも弾いてしまう点には気をつけなければならないが、このカード自身がモンスターの中でもすでにトップクラスの攻撃力を持っているため、それが弱点となるケースは少ないだろう。

このように強力なステータスを持ちながら、自身の攻撃時にはさらに攻撃力を上昇させ、効果適用時の攻撃力は実に5000となり、遊戯王世界の基礎ステータスの最高値にまで迫る。
また戦闘を行ったモンスターの効果無効化効果までも持ち、リクルーターによる戦線維持を防ぎ、《マシュマロン》ら戦闘耐性を持つ壁モンスターさえも構わずに叩き潰す。


創造位階適用時の効果は、《雷皇龍ジークヴルム》と同じ、守備モンスターを攻撃表示に強制変更する効果と、戦闘ダメージによって誘発する相手の手札と墓地のカードを全てゲームから除外するというもの。
先の通り、このカードの攻撃力が非常に高いため守備モンスターを攻撃表示に変更する事で与えられる戦闘ダメージは莫大なものとなる。さらにその戦闘ダメージによって後半の効果が発動するため、二つの相性は抜群に良い。
後半の効果によって相手の手札・墓地を完全に壊滅させることができる。逆転のための手札と、墓地アドバンテージが全て消失してしまう致命的な打撃となるため相手にとってこの状態の攻撃は絶対に受けてはならない一撃と言えるだろう。
《火之迦具土》の性能をも遥かに上回る非常に強烈な効果ではあるが、フィールドカードに干渉する事は出来ない。
この効果の発動する攻撃を通すようならばほぼゲームセットであろうが、逆に言うとこの攻撃を止めさせるためのカードを先に潰す事は出来ない。《旋風剣》の抱える問題と同種と言えば良いだろうか。
やるかやられるか、マキナの信条とする一撃必殺の戦闘というものを体現した効果と言える。


大隊長3人の中では、創造の発動に必ず1ターンを要してしまう事や複数回攻撃効果を持たない事もあり戦闘速度そのものは最も遅い。
だが最も高い基本ステータスと恵まれた耐性効果により、その安定性は非常に高い。原作の描写に違わぬ、重戦車の如き戦闘ぶりを見せ付けてくれるであろう。

このカードを攻略する場合、最も有効なのは戦闘による破壊だろう。シュライバーのように絶対的な攻撃への耐性は持ち合わせていないため、4200(迎撃ならば5000)を上回る攻撃力を叩き出せればさしものこのカードも粉砕される。カードのコンボを利用して攻撃力を上昇させ、なんとか追いすがりたい所だ。
モンスター効果への耐性も持っていないため、除去効果を持つモンスターによる除去も有効。ただし被戦闘破壊によって発動する《ボマー・ドラゴン》や《幻影の壁》はこのカードの効果によって潰されてしまい、《ならず者傭兵部隊》などのダメージステップ以外の除去効果は《創造位階》によって消されてしまう。《創造位階》を想定した二重三重の策を用意する事が肝要だろう。
と、対処はかなり難しいのだが、このカードの召喚にこぎつけるだけでも相手は相当に消耗しているはずである。打ち破れば勝利は目前に見えるはずなので、持てるカードを駆使して戦い抜こう。


  • 原作・アニメにおいて―~
PC用ゲーム「dies irae」に登場するキャラクターの一人。

聖槍十三騎士団・黒円卓第七位。司るルーンは「正義」。魔名は『鋼鉄の腕(ゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲン)』。騎士団幹部、大隊長。 銘は鋼鉄。呪われしマキナ。黒円卓最強最後の刺客である。
第七位というその位置は、13の中央であり天秤である。両方の釣り合いを取り、その気になれば全てを終わらせる事すら出来る者。
黒円卓の中で唯一、首領であるラインハルト殺しすら可能であるかもしれないと評される存在であり、また唯一ラインハルトに忠誠を誓っていない存在でもある。

元武装親衛隊第一師団、アドルフ・ヒトラー親衛連隊所属。
無精髭を生やした武人で、寡黙で殆ど言葉を発さず、無愛想。実際に一度死んだ人間で、その際に名を失っており、ベルリッヒンゲンという名も称号であり、本名ではない。彼のことを知る数人の者はマキナと呼ぶこともあるが、これも名ではない。
その正体は聖遺物そのものであり、その個我は第二次世界大戦に活躍した英雄であるが、本人は自分が何者であったかを忘却している。
空席であった黒円卓第七位の席を埋めるために、“城”にて蟲毒の要領で万を超える魂同士の殺し合いを行い生み出された生体兵器。その際の因縁により主人公・蓮の兄弟とも言える存在である。
死は唯一無二であるという自論を持っており、自分がいつ死んだかもわからず、死者として蘇らされていたことに絶望し、真実の死を渇望している。
また、戦意や戦闘力の無い相手への攻撃を嫌ったり、戦場を誉れとはしていても殺し合いそのものは決して好まないなど、騎士団員の中では比較的な真っ当な価値観の持ち主でもある。
主人公・蓮と戦い殺すことで解放される約束を双首領と結んでおり、彼との戦いを「ヴァルハラへ逝くための最後の聖戦」として待ち望んでいる。
蓮は宿敵でありながらも彼にとって唯一残った戦友でもあり、彼に対してのみは口数が増え、どこか親しみすら感じさせる振る舞いを見せる。
生前、蓮の魂の基となった人物とは戦友の関係で、かなり親しい間柄だった。
メルクリウスから「安息(死)を取り逃がす」という呪いを受けており、彼を嫌悪し、信用もしていない。

聖遺物は『機神・鋼化英雄(デウス・エクス・マキナ)』。形態は特殊発現型。位階は創造。発現は求道型。マキナの魂を彼の愛機であったティーガー戦車に宿らせた結果生み出された機人、マキナそのものが聖遺物であるため、その相性は首領を除く騎士団中最高クラス。常時形成位階にあり、桁外れの威力を誇る両腕を持ち、無双の体術による格闘を行う。

創造は『人世界・終焉変生(ミズガルズ・ヴォルスング・サガ)』。「真実の死を迎えたい」という彼の渇望からの能力は、その拳に触れたものが誕生して一秒でも時間を経ていたものならば、物質・非物質を問わず、たとえ概念であろうともその歴史に強制的に幕を引く(破壊する)、防御が絶対不可能な一撃必殺の力。創造を発動させると両腕が鋼鉄の腕に変化する。一切揺らぎのない求道型創造の究極形であるため、上位の位階にあるラインハルトですらこの一撃を喰らえば無事では済まず、そのために万分の一程度ながらも彼に勝利し得る可能性を持つ。