《OZ-13MSX1 ヴァイエイト》

効果モンスター
星4/水属性/機械族/攻 1600/守 1500
このカードが自分のターンに戦闘を行う場合、そのダメージステップ時に発動する事ができる。
1000ライフポイントを払う事で、このカードの攻撃力はダメージ計算時のみ800ポイントアップする。 

オリジナルカード三期で登場した水属性・機械族の下級モンスター。
ダメージステップ中に攻撃力を上昇させる誘発即時効果を持つ。
下級モンスターでありながら上級モンスターの攻撃力の標準値とも言える2400まで攻撃力が上昇するのは心強い。
元々の攻撃力も1600と下級アタッカーとして十分起用できる数値なため、活躍の期待が持てるモンスターである。

とはいえ、攻撃力を800ポイント上げるために1000ポイントものライフを支払えるかは難しいところ。
直接攻撃なら相手に2400のダメージを与えることが出来るが、通常のモンスター間の戦闘となると相手モンスターの攻撃力が1300以下でないと1000ポイントのライフのお釣りが来ない。
また、この効果を発動することが出来るのは自分のダメージステップのみであり、相手ターンの時はただの攻撃力1600のモンスターとなってしまう。
無闇やたらに召喚して効果を発動しているようでは痛い目を見る。

機械族であるため、サポートが豊富。
《キメラテック・オーバー・ドラゴン》の餌になったり、《リミッター解除》でさらに攻撃力を上げたりなどの使い方が出来るのは効果の元になったであろう《お注射天使リリー》には出来ない芸当か。

  • 類似した効果を持つ《お注射天使リリー》と比べると、相手ターンのダメージステップで効果を発動できない、レベル制限B地区や平和の使者に引っかかってしまう、サーチ手段がない(《黒き森のウィッチ》なら一応可能)、と微妙さが否めない感じとなってしまう。

  • 効果を発動すると《死神 小野塚小町》や《デスサイズ・キラー》などの攻撃力を上回ってしまうのは皮肉だろうか。
もしあの時ヴァイエイトの攻撃が先に決まっていたら……

効果発動時メッセージ「ヴァイエイトはビームキャノンを構えた!

  • 原作・アニメにおいて―~
アニメ「新機動戦記ガンダムW」に登場する架空の兵器。
2機1組での連携運用を前提とし、「最強の矛と盾」という極端な設計思想の元開発された機体だった。その思想はモンスター効果として受け継がれている。
ちなみに、外伝作品「新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT」では《ヴァイエイト・シュイヴァン》という発展機が登場している。

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最終更新:2011年03月23日 15:46