《サイバディ・ベトレーダ》

儀式・効果モンスター
星6/地属性/獣戦士族/攻2300/守2100
「電気柩」により降臨。このカードは儀式召喚でのみ特殊召喚できる。
このカードの攻撃力と守備力は、自分フィールド上の魔法・罠ゾーンにセットされたカードの枚数×200ポイントアッ
プする。(最大4枚まで)
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊できなかった場合、もう一度だけ続けて攻撃を行う事ができる。 

「綺羅星十字団!第4隊おとな銀行・頭取!」

実装時期別カードリスト-Extream-8月第一週にて登場した地属性・獣戦士族の儀式上級モンスター。
儀式召喚でしか特殊召喚できない召喚制限、セットしたカードの数を参照して攻撃力をアップする永続効果、戦闘でモンスターを破壊できなかったとき連続攻撃を行う誘発効果を持つ。

上級モンスターとしては中途半端なステータスではあるが魔法・罠ゾーンにセットされたカードの数によって数値が変動するためそれほど気にならない。
一枚セットで攻撃力は2500、二枚で2700、と上昇していき、一般的な上級モンスターを比較的簡単に越えることができるだろう。
四枚セットした状態ではこのモンスターの攻撃力は3100となり、安定しないとはいえ最上級ラインである3000を越えることができる。
守備力も効果でそつなく上昇するため表示形式を変更されることにもある程度の耐性があるといえるだろう。
他にアドバンテージがある程度必要とはいえ、上級モンスターとしては破格のステータスを維持できる可能性を秘めている。
さらにレベル6儀式モンスターであるため《リチュアル・ウェポン》等を装備することで容易に高い攻撃力を得ることが可能であり、攻守共に単純な戦闘では非常に心強い。
反面、魔法・罠カードを多くフィールドへ置く性質上、全体破壊に対して脆く、攻撃力を高めるためブラフを多く伏せていると《大嵐》は元より《拘束解放波》などを一回受けるだけでも致命傷になり得る。
《サイバディ・ベトレーダ》自体が攻撃力も基本数値では上級ラインより下であるため、そのまま一気に押し崩されてしまいかねない。
状況や相手の出方を窺いながらセットする枚数を慎重に考えていきたい。
どうしても攻撃力を最高値で維持したいのならばセット状態で破壊されたときに効果を発動するカードや、セット状態でフィールドに残り続けるカードを採用したい。
クセの強いカードが多いそれらの中でも比較的使いやすい《くず鉄のかかし》とは相性がいい。

二回攻撃する効果はその条件から戦闘耐性モンスターを送りつけでもしなければ常時発動できる能力ではない。
しかし不意に攻撃の手を遅らせてくる《マッシブ・ウォリアー》のような破壊までの回数が定められているモンスターに対して有効に働く。
また戦闘破壊耐性を持つモンスターは攻撃力が低い場合が多いため、攻撃表示へ表示形式を変更すれば連続攻撃で大ダメージを叩き込むことができる。
その中でも特に《サイバディ・アレフィスト》に対して絶対的な力を発揮し、ライフを大幅に削った上に戦闘破壊まで行うという徹底したキラー効果をみせる。

  • 原作・アニメにおいて―~
アニメ「STAR DRIVER 輝きのタクト」に登場する、サイバディと呼ばれるロボットの一体。
たてがみを立てた頭部に黄色と茶のカラーリングと、百獣の王であるライオンをありありと想起させるデザインをしている。
胴体から伸びる腕には動物的な爪を内臓したボクシンググローブのような手甲を装備し、また下肢は殆どのサイバディ共通の意匠である曲線的な股関節のラインとなっている。
巨大なリングコーナーを四本地中から発生させ、四方をビーム状のロープで囲ってボクシングリングを形成する固有能力を持つ。
主に手甲を用いての純粋な接近格闘を得意とし、豪腕から拳を振り回す戦闘スタイルは獣を模した戦士でありながらボクサーそのもの。
アプリボアゼ時に浮かび上がるフェニキシア文字はベト(家)。
名前の由来はベトを拡大解釈した「家族」、株式用語の「トレーダー」から取られているものと思われる。

搭乗者は、綺羅星十字団の幹部である第4隊「おとな銀行」代表・頭取。
軍帽を被りボンテージ風のレオタードコスチュームを纏った女性。
十字団総会に対して発言に積極的で、不遜な物言いこそ目立つが綺羅星としては主に常識的な意見を述べることが多い。
しかし彼女は綺羅星十字団に存在するサイバディの全所有権は「財源を提供しているおとな銀行にある」と主張しているため他の幹部たちとは険悪な関係にある。(サイバディの所有権に固執している理由は後述)
ゼロ時間においてタクトとの戦いに臨み、サイバディ同士の殴り合いで彼から一度ダウンを奪うほど一方的に圧倒する。
しかし最終的に武装を拳に装備した《サイバディ・タウバーン》を熊爪を展開したパンチで正面から迎え撃ち、ドリルのように回転したコークスクリュー「パイル・クラッシャー」を受け切れず機能停止。
タクトの資質に納得したように彼の強さを認める旨を一人呟いて敗北を受け入れた。

日常ではワタナベ・カナコという名前であり、学園生活においては主人公の後ろの席に座るクラスメイト。
いかにもお嬢様といったおっとりとした顔立ちに弱冠15歳とは到底思えないグラマラスなスタイルを持つ。
高校生にして既婚者であり夫はグラン・トネール財団の総帥であるレオン・ワタナベ。
老境を折り返した夫との年齢差は50歳離れていることとなり倫理的に穏やかではないが、カナコ自身「二人は欲望という確実な絆で繋がっている」と言って憚らない。
夫の住むパリ、日本本土さえからも遠く離れた南十字島に巨大船舶で船付けし、豪奢な船内を住居として構えている。
仮面を被り綺羅星として行動しているときと異なり、非常識を絵に描いたような奔放な性格で振舞う。
その突飛な行動の一つに授業中に堂々と前の席へ昼ドラ的なセリフを語りかけ始めることが挙げられる。
また、教室内で従者に散髪を行わせるなど一般常識に欠如した振る舞いをして周囲を閉口させることもある。

なのだが、彼女の本質は「世界の平和を何の冗談でもなく願っており、それへ向けて様々な手段を講じている」善人なのだと従者の口から語られる。
おとな銀行がサイバディの所有権に固執しているのは、未知の機械の世界的平和利用を目指してのことであると。
その範囲は単にマクロな視野だけでなく、義理の娘を大切にしていることをぽろりとタクトへ語ったり、身内の裏切りも無条件で許容したりと、周囲への親愛も深い。
南十字島に危機が迫るにつれてコメディチックな余裕を保っていることも少なくなり、秘していたその人となりが徐々に明かされていく。
さらに自身の豪華客船は、万が一のため島民の避難先として用意していたものだと後半明かされ、そこから広い先見性を持っていることも窺える。
ボクシングの才能もオリンピック上位クラスらしく、男性だとしてもアマチュアボクサーでは太刀打ちできない高い身体能力を持つ。
その他にも株式取引に秀でた才能を持ち、生涯金銭に困らないスキルも会得しているようである。
毎日、早朝から仕事に打ち込む真面目な一面も。
嫌味なほどに人間としてできすぎていて実は従者からは嫌われているが、同時に多大な信頼と尊敬も受けているようだ。
カナコ本人はこの「できすぎてしまうこと」が自分の「第一フェイズ能力」なのかもしれないと物思いに耽っていることもあったが、彼女はそれをおおっぴらに役に立つ能力でよかったと冗談っぽく結論付けた。

以上のように根からの善人。
しかし《サイバディ・タウバーン》を殴り飛ばしているときの顔は本当に楽しそうなので、案外全部自分が楽しいことをやっているだけなのかもしれない。
そのため良い意味でも悪い意味でもぶっ飛んでいるという総評で締めくくって問題はないと思われる。
話が進むにつれて意味不明な属性が追加されていくミステリアスさを受けてか、キャラクターとしての株がガンガン上がっていった。
嫌いなものはネズミで、好きなものはタクトくん(多分)