説明

《非想天の娘 比那名居天子》の効果を駆使して勝利を目指す、【属性コントロール】といえるデッキである。ちなみに【属性コントロール】などというデッキは、OCG、CGI含めても存在しないデッキコンセプトである。【霊使い】辺りが近いコンセプトだろうか。あちらはモンスターを奪うため文字通りの【属性コントロール】ではあるが。


概要



《非想天の娘 比那名居天子》

効果モンスター
星9/地属性/天使族/攻 2200/守 3000
このカードは手札から特殊召喚できない。
自分のメインフェイズ毎に1度効果を発動できる。
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し発動する。選択したモンスターの属性によって効果が発動する。
●炎属性・相手に1000ポイントのダメージを与える。
●水属性・選択したモンスターを持ち主の手札に戻す。
●風属性・相手の手札をランダムに1枚選択し捨てる。
●地属性・選択したモンスターの表示形式を変更する。
●光属性・選択したモンスターは次の相手ターンのエンドフェイズ時まで表示形式の変更と攻撃宣言ができない。
●闇属性・自分のライフを1000ポイント回復する。

 このカードの効果、見て分かる通り相手に依存する効果である。
いずれも弱く無いのだが、その場に応じて効果を選択できないというのは辛い。
そのため、思い通りに効果を使うためには様々なサポートが必須だろう。

  1. 専用サポートカード~

このデッキを作るに当たって、ほぼ必須とも言える天子専用の装備カードである。
装備させることで天子は攻撃力3000となり、一度だけだが破壊耐性が付く。
さらに効果の対象を裏側モンスター、自分のモンスターに変更できるため、応用力が高くなる。

天子が存在するとき特殊召喚でき、天子の攻撃力、守備力をアップさせ、天子をサルベージする能力を持つ。
どう使うかはプレイヤー次第。使い捨ての強化カード、サルベージカードとして使うか、どうにか場にとどめて長く戦闘補助に使うか、いずれにせよ、あるとなにかと便利なカードである。

地属性、天使族を魔法効果から守る守備力2500のトークンを生み出す魔法カード。
このカード自体は天子専用のカードというわけではなく、発動条件も発動条件なので、後に説明を行うことにする。

まさに切り札。天子がフィールドを離れることで発動する《ブラック・ローズ・ドラゴン》の効果、発動ターン限定で、自身の効果をフィールドの全モンスターに適用できる効果、どちらも強力である。
事故要員になるのは確かなので、投入枚数はデッキと相談しよう。

  1. その他サポート

  • 《死皇帝の陵墓》
ライフを失うのは痛いが、速攻で天子を召喚しなければ、サポートカードの多くが腐るため、手札消費を抑えつつリリースを無くせるこのカードは採用する価値がある。
ライフロスも場合によっては天子の効果で補うこともできる。

モンスター1体の属性を変更できる永続罠。応用性が高く、《緋想の剣》と組み合わせればさらに柔軟な動きが可能なため、できれば投入しておきたいところ。

  • 《DNA移植手術》
応用性は無いものの、こちらは《全人類の緋想天》の爆発力を統一させることができる。
炎属性に統一で大ダメージ、風属性に統一で手札大量破壊など、派手なことができる。
《属性変化-アトリビュート・カメレオン》とは基本的に選択となるだろうか。

  • 《錬金生物 ホムンクルス》
戦闘に使える、自分限定の《属性変化-アトリビュート・カメレオン》を内蔵したモンスター。
攻撃力が高めのため、天子が手札に来ないときに戦闘要員として使える。
事故率はぐっと下がるはずなので、是非投入しておきたいモンスター。

※後々追加予定。思いついた人も是非追加してもらいたい

立ち回り方



《非想天の娘 比那名居天子》を召喚、属性変化を駆使して戦う、言ってしまえばこれだけである。

ただし、選択する属性には優先順位がある(ような気がする)。
編集者は風、炎、水、地、闇、光の順に優先して属性変更すればデュエルの流れは掴めると思っている。

戦闘を天子だけに頼るのも危険。天子は素のままでは攻撃力たった2200のか弱い(?)少女。せめて素のままでも一般的な上級モンスターと相打てるようなモンスターが欲しいところ。
原作をイメージして《美しき緋の衣 永江衣玖》を投入するのも悪くないか。

属性を統一する



しかしこのデッキ、見てわかるとおり安定させるデッキ構築はかなり難易度が高い。
属性を変化させるために永続罠を投入したりなど、多くのデッキに言えることではあるのだが、自分から事故要員を投入するようなものなのである。
そこで、《非想天の娘 比那名居天子》《緋想の剣》を装備させることを前提としたうえで、自分のデッキのモンスターの属性を、特定の属性に統一するデッキ構築が存在する。
※近々追記予定


このデッキの弱点


 罠に頼ればお触れ、ショッカーにかなり弱くなる。
また、キーカードは多くが魔法・罠ゾーンに残るため破壊されやすい。
効果を発動しようとしたら《サイクロン》でDNAやカメレオンとかを破壊されて思い通りにいかなくなることも多い。カウンター罠で守るなど、万全の準備をしよう。

派生デッキ


もしあればよろしくお願いします。



代表的なカード





最終更新:2011年09月18日 21:40