《一撃必殺!居合いドロー》

通常魔法
自分の手札が0枚の時のみ、フィールドにセットされたこのカードを発動できる。
フィールド上のカードの枚数だけ自分のデッキからカードを墓地に送る。その後デッキからカードを1枚ドローする。
ドローしたカードをお互いに確認し、そのカードが「一撃必殺!居合いドロー」だった場合、
そのカードを墓地に送り、フィールド上のカードを全て破壊する。破壊したカード1枚につき、1000ポイントのダメージを相手に与える。 

自分の手札が0枚のときのみ発動出来る通常魔法。
フィールド上のカードの数だけデッキからカードを墓地に送り一枚ドローする効果と、そのドローしたカードが《一撃必殺!居合いドロー》だった場合フィールド上のカードをすべて破壊し破壊した数に応じて効果ダメージを与える効果を持つ。

前半の効果は単純、かつ非常に強力な墓地肥やしカードとして機能する。
手札が0枚の時のみと発動条件は厳しいものの、このカード一枚で即座にかなりの墓地肥しを期待出来る。
また墓地を肥やした後ドロー出来るためディスアドバンテージが発生しないのも優秀だろう。
手札0枚という状況を自然に作り出すことが出来、墓地アドバンテージを重視する【インフェルニティ】とは非常に相性が良い。

そして後半の効果は、前半の効果でドローしたカードが《一撃必殺!居合いドロー》だった場合フィールド上のカードを全て破壊し、破壊したカードの数×1000ポイントの効果ダメージを与えるというもの。
このカードの肝であり、「一撃必殺」の名を冠するにふさわしい豪快な効果と言える。
しかし問題はこの効果の発動条件であり、このカードが達人にしか扱えない理由となってしまっている。

このカードの破壊効果を発動させるには、デッキの奥底に存在するもう一枚のこのカードをピンポイントで掘り当てる必要がある。
またこのカードの発動条件は「自分の手札が0枚」と「このカードがフィールドにセットされている」ことの二つ。
この発動条件の性質上、破壊効果が発動した場合自分の使用できるカードは墓地、あるいは除外ゾーンのカードとドローしたこのカードのみとなってしまい、相手を仕留められなかった場合一気に窮地に陥ってしまう。
しかし相手に致死量のダメージを与えるには大量のカードがフィールドに存在する必要があり、必然的にデッキから墓地に送るカードが増えデッキ操作の難易度も跳ね上がってしまう。
その上、デッキ操作を完了しこのカードの発動に成功したとしても、チェーンして《サイクロン》の一枚でも発動されてしまえば不発してしまうと言う致命的な欠陥を抱えている。

これらのことからその豪快な破壊効果を狙って発動させるのは非常に難易度が高く、基本的に前半の墓地肥やし能力だけを狙い、「運が良ければ一撃必殺」程度に考えておくのが無難だろう。
どうしても一撃必殺を狙いたい場合は、デッキを高速で掘り下げデッキボトムにこのカードを送ると言う方法が現実的か。
《ヤドカリュー》ならば処理できない手札をボトムの調整に役立たせることも出来、《ゴブリンのやりくり上手》ならばデッキを掘り下げる時にも役立ってくれる。
相手のチェーンを防ぐには《ハリケーン》等を事前に使っておくか、《封鎮壷》《カード・ヘキサチーフ》で発動を封じておく等の方法が挙げられる。

総じて玄人好みが過ぎる非常に癖の強いカードであり、素人にはとてもではないがオススメ出来ない。
とはいえ決まった時の興奮や感動は絶大であり、自信があるならば是非とも挑戦してみたいカードの一つであると言える。

何の操作を行わずに勝利を掴むことができた人はデッキに感謝の言葉を忘れず言おう!

  • 原作・アニメにおいて―
橘 一角が使用。
持つものに一撃必殺のドロー力を与える代償に使用者の魂を奪う「死神」というカードの魔力で1ターンKILLを連続で成功させていた。
しかし十代とのデュエルで自分のデッキを信じる心を思い出し、最後には「死神」の助力なしで発動条件を満たした。