《H-ハーフボイルドハート》

装備魔法
レベル8以下の「仮面ライダーW」と名の付いたモンスターにのみ装備可能。
装備モンスターが破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
このカードがフィールド上から墓地に送られた時、自分は1000ライフポイント回復する。

実装時期別カードリスト-Extream-10月第四週パック「Eternal Dream」にて登場した装備魔法。
《仮面ライダーW》の名を持つモンスターのみ装備できる装備魔法であり、装備モンスターに実質一度だけ破壊耐性を付与しさらにフィールド上から墓地へ送られた時にライフ回復する強制発動の効果を持つ。

このカードは攻撃力が上がらない装備魔法であるため、戦闘の補助の目的で使用することは難しい。
もっとも、「仮面ライダーW」と名の付いたモンスターのほとんどは攻撃力の高い融合モンスターであり補助は必要が無い場合が多いため、身代わり効果を生かしていきたい。
さらに墓地に送られた後のライフ回復により、融合体が持つライフコストを賄う目的を副次的に狙うことができる。

フィールド上から墓地へ送られた時に効果が発動するのでブラフに使える。
他にも、強制効果であるためタイミングを逃さず様々なカードとのコンボが考えられるだろう。
いかに発動しやすくとも通常のデッキタイプではライフを回復したところで焼け石になる場合が多いが、効果の使用に大量のライフコストを要求される【仮面ライダーW】であるなら話は別となる。

《仮面ライダーW・ファングジョーカー》との相性は良く、装備すれば「自らを破壊してしまう効果」の身代わりとなりフィールドに残すことができるようになる。
さらにライフを1000ポイント回復するため、必ず攻撃力上昇効果の使用可能な状態となる。
しかしレベル8以下とあるので、《仮面ライダーW・サイクロンジョーカーエクストリーム》には装備することができない。
また地属性をコストとした仮面ライダーWの融合体では、対象を取る魔法効果を無効にしてしまうため実質装備することは不可能となっている。


装備時のメッセージ……
翔太郎流で貫き通すハードボイルドの精神だ!

《仮面ライダーW・ファングジョーカー》の効果で自壊した場合の特殊メッセージ……

絆の力を得て、仮面ライダーWがファングの暴走による破壊を乗り越えた!
フィリップ「信じていたよ翔太郎―――僕を見つけてくれると」
翔太郎「……あったりめーだろ、俺達はなんだ?」
フィリップ「そうだね……僕達は」

効果発動 『H-ハーフボイルドハート』!

仮面ライダーに力が漲る……
(プレイヤー名)のライフが1000ポイント回復!

  • 原作・アニメにおいて―~
元ネタは魔法カード《H-ヒートハート》。

「ハーフボイルド」とは特撮番組「仮面ライダーW」に登場する主人公の一人、左翔太郎を象徴する言葉。
直訳すると半熟卵となる。
そこから汲み取れる意味合いは半人前の精神といったところだろうか。
ほとんどの場合で、鉄の魂と信念で行動する思想であると作中で語られた「ハードボイルド」になりきれない者という意味で使われる。
故人となった師を理想として目指す翔太郎が、生来の甘さから手痛い失敗を踏んだときに周囲からしばしば「ハーフボイルド」と呼ばれる。
これは自立した探偵としてのヴィジョンへ形から入ろうと上っ面を真似た結果、足元をすくわれて自己陶酔に近い結果となってしまうのだが。
また、シビアで現実的な判断を旨とする相棒のフィリップからのフォローと併せてようやく一人前である、という意味付けも含まれているようだ。
その翔太郎の姿は時として、決して揺れずブレないとされる鳴海壮吉の「ハードボイルド」と対比される。

上記の「ハーフボイルド」であるということが翔太郎本人のコンプレックスであり、依頼を解決していく中で自身の甘さをわかっていながらもそこから脱することができないジレンマに何度も葛藤することになる。
師の遺言である「帽子の似合う男」というものもそれが「ハードボイルドな人物」であると信じて疑わず、理想と自身とのギャップに内心で苦悩を続ける。
しかし本人が意識していない部分で、翔太郎の甘さ・優しさが無ければ解決できない事件や出来事も存在していることも見逃せない。
元々は論理でしか動かなかったフィリップを多分に変えていったのは翔太郎の持つ「ハーフボイルド」な部分に他ならない。
ビルから河に落下し、老化させられ、恐怖に侵され……
しかし仮面ライダーWには左翔太郎の弱さが必要であり、握られた拳に手を差し伸べる優しさがなければファングは暴走をしてしまう。

終盤周辺では、鳴海亜樹子により「いいの、ハーフボイルドなのが翔太郎くんなのよ」と後ろ向きな意味ではなくポジティブな語調で用いられた。
それは決して翔太郎を半人前と揶揄した言葉ではなく、「ハーフボイルド」であることありのままを友人たちから認められている事実を象徴するような台詞であり。
自分の甘さを認め、だからこそできることがあるというメッセージが端々に潜んでいるような、印象的な言葉へと移り変わっている。
何度も失敗を続け甘さと優しさを抱いたまま成長し、最後まで内から出る信念を変えることのできなかった翔太郎の姿はある種「ハードボイルド」といえるのかもしれない。

過渡期からは師の作法を見習いつつ、探偵として自分流を貫いた。
そして相棒を失くし一人での探偵として行動している際には、自身の口から「ハードボイルドは苦しくてもやせ我慢すること」であると依頼人を諭した。
例え一人で怖くて寂しくてもそれに耐えなければならない、という意味合いの台詞で用いられたものではあるが、これは当初の翔太郎が憧れた「カッコいいハードボイルド探偵」のイメージとは大きく異なっているように思える。
はじまりから理想を見据え続けて、誰もが完璧ではないことを本当の意味で受け入れたのかもしれない。

シリアスな論調になったが、基本的に劇中においてのハーフボイルド関係はギャグコメディである☆ミ

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