《博麗の祟り神 魅魔》

デュアルモンスター
星5/光属性/アンデット族/攻2250 /守1400 
このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、通常モンスターとして扱う。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、
このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●自分の墓地に存在する、レベル4以下のアンデット族通常モンスター1体をゲームから除外する事で、
自分フィールドに表側表示で存在するデュアルモンスター1体の攻撃力を
除外したモンスターの攻撃力の数値分アップする。
この効果は発動ターンのエンドフェイズまで続き、この効果は1ターンに1度しか使用できない。 

墓地のアンデット族通常モンスターを攻撃力上昇へと変換する能力を持つデュアルモンスター。

《地獄の門番イル・ブラッド》同様にデュアルモンスターであると同時にアンデット族でもあり、その蘇生手段の豊富さは群を抜いている。
また守備力2000以下であることから《ピラミッド・タートル》によるリクルートにも対応している他《フェデライザー》で墓地に送ることも可能で蘇生の下準備の安定感もかなりのものである。
これといって専用サポートの存在しないカードながら既に専用デッキを組む土壌は整っており、恵まれたカードだと言える。

肝心の効果に関しては、効果そのものは高い突破力を発揮し弱くは無いのだが、対象となるレベル4以下のアンデット族通常モンスターの能力が総じて貧弱でイマイチ噛み合わない。
最高攻撃力の《達人キョンシー》でも攻撃力1750とアタッカーとしてかなり危うい数値しかない。
墓地に落とす意義のあるアンデットモンスターとしては《ワイト》が著名だが、ここまで来ると最早ネタとしか思われないだろう。
使いどころの難しくデッキを占めるスペースも多くなりがちで総合的には強いとは言い切れないものの、デュアルモンスターのこのカードとサポート共有という道はまだ残されている。なによりこの効果があるとないとでは相手にかける威圧感に天と地程も差があるのでできるだけ狙っていきたい効果である。

密かに唯一のアンデット族でレベル5の通常(正しくはデュアルだが)モンスターである。そのため《夜のデンデラ野を逝く》の恩恵を受けることができる。
さらに自身の効果もアンデット族の通常モンスターを使用するため、このカードと《夜のデンデラ野を逝く》は相性が良い。
デッキからはピラタで、墓地からはデンデラで、手札からはデンデラ等から湧き出る下級で、とはまればどこからでも超攻撃力のモンスターが飛んでくることになるだろう。

  • 現状使い辛さは否めない効果だが《アンデットワールド》が実装されると一気に世界が広がる。時期的に厳しいものがあるが、ここは大復活に次ぐ奇跡に期待したいものである

効果発動時メッセージ「怨霊の力を得て、博麗の祟り神 魅魔の攻撃力が《数値》ポイントアップ!」

  • 原作及び二次創作での扱い―
東方封魔録ラスボス。東方Project最初の作品である東方靈異伝からPC98時代を支え続けたかつての主要キャラクターである。

初出作品の靈異伝では地獄ルートのボスの一角として登場し、靈夢に敗れたことでその他の妖怪達共々封印される。現在でこそ靈異伝出演キャラクターではダントツの知名度を誇るが、この時点では特に設定も無かった。
だが続編の東方封魔録にて靈夢の施した封印を破りまさかのラスボスに抜擢。その強さは当たり判定の巨大な封魔録のゲームシステムも相俟って単純な弾幕難度だけならラスボス最強との声もあるほど。また本作にて彼女の部下として魔理沙も初登場した。
第三作目の東方夢時空では、己の力の高まる永遠の夜の実現のため自機の一体として参戦する。ラスボスから自機に降格したとの見方もあるが、依然靈夢のライバルキャラに設定されていたり性能がかなり高めに設定されていたり扱いの悪さは感じさせない。
次作の東方幻想郷にて初の一回休みとなるが、PC98版最終作となる東方怪綺談にて幽香と共にとうとう純正STG自機として参戦を果たす。攻撃範囲が狭いものの最強クラスの攻撃力と他キャラと一線を画す移動速度が持ち味の高速高火力キャラで現在の魔理沙に通じるものがある。特に移動速度が大きく「上部回収が無い」「点アイテム一定数取得でエクステンド」という怪綺談の二つの仕様から、最も安定して残機と点を稼げる最強自機として君臨した。

このように多数の作品に跨って登場しながら醜態を晒すことがなかった数少ないキャラクターとしてファンの間では旧作最高のカリスマキャラと呼ばれる(東方史上最高のカリスマと言う狂信者も)。
また二次創作では、封魔録において靈夢の修行のために闘い*1魔理沙を側近としていたことから、まだ立ち絵に幼さの残る彼女たちの保護者的なキャラとして母性を発揮することが多い。特に魔理沙との関係は配下というよりも師弟としてより親密な関係で描かれることが殆どである。
霊夢魔理沙という二大主人公と絡ませやすく旧作ではほぼ皆勤状態であったことから、windows版作品への露出がないキャラクターの中では神綺と共にトップクラスの知名度を誇る。というより旧作と言えば彼女を挙げる人もかなり多い。

そんな紛れも無い人気キャラのはずの彼女だったのだがwindows版作品東方紅魔郷への移行に伴ってまさかのリストラ弟子は普通に主役張ったのに…。
その後も召使い同期が登場、人気キャラとして定着していく中、なぜか香霖堂や幺樂団の歴史などで小出しにされるのみで肝心のゲームに一向に音沙汰が無いといういわれなき弾圧を受ける。
当然ファンとしてはなんとか登場してほしいわけで新作が出るたびに有志の手によって「魅魔様が登場する」という結果ありきの妄想推理が行われてきたが一向に登場する気配はなく、最早毎年新作の情報が公開されるたびに行われる風物詩のキバヤシネタ扱いを受けている。
その影響で彼女自身まで干されてるネタキャラ的な人気が過熱しつつあるが、彼女自身はラスボスに相応しい威厳と旧作未プレイ者すらひきつける魅力を持った東方旧作を象徴するキャラクターであることを彼女の名誉のために記しておく。



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*1このことから魅魔は1UPアイテムやボムなどの希少アイテムを惜しみなく投げ落としてくる。

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最終更新:2010年02月23日 22:37