説明


《ラーの翼神竜》を墓地から特殊召喚し、その効果で1ターンキルを狙うデッキ。此処では主に《創世神》を使ったタイプを紹介する。デッキのギミックは、基本的に【創世ディスク】のものをベースとする。

概要


《ラーの翼神竜》
効果モンスター
星10/神属性/幻神獣族/攻XXXX /守XXXX 
生け贄召喚するには生け贄を3体捧げなければならない。
このカードの攻撃力・守備力は、生け贄召喚時に生け贄に捧げた3体のモンスターの
攻撃力・守備力を合計した数値になる。
このカードが特殊召喚されていた場合、エンドフェイズ時に墓地に送られる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
このカードを魔法・罠・モンスターの効果の対象にすることはできない。 
このカードが特殊召喚に成功したとき、次の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●1000ライフポイントを払うことで、フィールド上に存在するモンスター1体を破壊しゲームから除外する。
●自分のライフポイントを1残すように払う事で、このカードの攻撃力・守備力は支払った数値だけアップする。  


《ラーの翼神竜》は特殊召喚に成功した時、二つの効果の内一つを選んで発動する能力を持つ。その内の一つ、自身のライフを攻撃力に変換する能力を使用し膨大な攻撃力で1ターンキルを狙うのがこのデッキのコンセプトである。
原作で闇マリクが使用していた《死者蘇生》は禁止カードであり現在唯一の汎用蘇生カードである《リビングデットの呼び声》は制限カードである為此処では《創世神》を主軸としたデッキを紹介する。
まず、《ラーの翼神竜》が墓地にいなければ話にならない為《おろかな埋葬》などのカードで墓地に落とす必要がある。墓地に落とす方法は各人の好みでいいが、墓地に落とす方法によっては構築に大きな違いが出る事もある。
《創世神》は手札を自分の墓地限定の《死者蘇生》に変える事が出来るので、場に出せさえすれば即座に《ラーの翼神竜》を蘇生出来る。《創世者の化身》があれば手札からいきなり出せるので、《増援》共々投入をお薦めする。
また、特殊召喚した《ラーの翼神竜》の攻撃力は自分のライフポイント−1ポイントとなる為、自分のライフが相手のライフを上回っていなければ1ターンキルは達成出来ない。そこで、自分のライフを回復するか相手のライフを削るかして置く必要がある。
ライフを回復する場合、《神の恵み》や《ドレインシールド》が使い易い。特に後者は相手の攻撃を防ぎつつライフを回復出来るので、このデッキでは入れて置いて損は無いカードである。
相手のライフを削って置く場合、普通にビートダウンするのもいいが、《魔法の筒》や《ディメンション・ウォール》などのカードで直接ライフダメージを与えても良い。前者であれば《創世神》で墓地の強力モンスターを蘇生して攻めて行けば良い。その場合、使い易い《神獣王バルバロス》がお薦めである。


プレイング


 動きとしては《ラーの翼神竜》を墓地に落とし、相手とライフ差を付けた上で《創世神》で蘇生させて1ターンキルを決める。この動きが出来れば良いので、その過程をどうするかは各人に依って様々だろう。相手が警戒を強めてしまう為、《ラーの翼神竜》はなるべく蘇生する直前に墓地に落とした方がいいだろう。
 とにかく、《ラーの翼神竜》はハイリスク・ハイリターンなカードなので、1ターンキルに失敗した場合負けると考えて置いた方が良いだろう。《ラーの翼神竜》の効果を使用すると自分のライフはたった1ポイントとなってしまう為、擦り傷でも即死してしまう。ライフを回復して再び1ターンキルを狙っても良いが、現実的では無いだろう。このデッキを使う場合、背水の陣の心構えで挑む必要がある。

サポートカード~


 ◦《増援》
 《創世神》の専用サポートである《創世者の化身》が戦士族なので、これで即座にサーチ出来る。ただ、制限カードなのであまり過信は出来ない。

 ◦《召喚僧サモン・ブリースト》
 これも同じく《創世者の化身》を呼ぶ際に重宝する。ただし、これも制限カードである為過信は出来ないが。

 ◦《聖鳥クレイン》
 《創世神》で蘇生させればドローを行う事が出来る為、ドローブーストとして優秀。ただし《生還の宝札》が禁止カードとなった為あくまで手札交換である事を忘れてはならない。また、このカードは《召喚僧サモン・ブリースト》にも対応している為そういう意味でも相性は良い。

 ◦《大寒波》
 《創世神》を使う場合魔法・罠カードを使う必要が無いので、このカードを発動して置けば安全に攻撃を通す事が出来る。ただし、《おろかな埋葬》は同じターンに発動出来ないので注意が必要。

 ◦《素早いモモンガ》
 時間稼ぎとライフ回復が同時に行えるカード。しかも《創世神》召喚する為の生け贄を揃える事も出来る為重宝する。ただし、手札でダブると腐る為注意。

 ◦《神秘の中華なべ》
 攻撃力の高いモンスターを生け贄にする事で大幅にライフを回復出来る。尚、《ラーの翼神竜》を生け贄に捧げる事で1ターンキルが失敗した時の保険となり、原作で《融合解除》で難を逃れた闇マリクの気分を味遭う事が出来る。

 《プライス・オブ・ライフ》
 墓地のモンスターを除外するだけでライフを回復出来る為、《神獣王バルバロス》を除外すれば3000ポイントものライフを得る事が出来る。ただし、《創世神》の蘇生効果との相性は悪い為注意が必要。

◦《光帝クライス》
基本的にはドローブーストの為に使用するが、相手の場の邪魔なカードを除去する際にも重宝する。自分の場の《聖鳥クレイン》などの墓地に置いていた方が良いカードを破壊してドロー出来る為、このデッキとの相性はとても良い。少なくとも自身を破壊する事でドローを行う事が出来る為、一度墓地に落ちた後で《創世神》の効果で蘇生出来れば《聖鳥クレイン》以上の働きをしてくれる筈である。ただし、相手のカードを破壊した場合相手もカードをドローしてしまう事を忘れてはならない。相手のカードを破壊する場合は、そのターンで決めるくらいの心構えでいた方が良い。

このデッキの弱点


 言うまでも無いが、特殊召喚を封じられるとデッキ機能が停止する。また、バーンデッキに対する相性は最悪で、迂闊に《ラーの翼神竜》の効果を使おうものなら一瞬で焼き殺される。《マクロコスモス》などの全体除外カードを張られてもデッキ機能が停止し、《王家の眠る谷ーネクロ・バレー》も同様である。

派生デッキ


【妖怪太陽】

【妖怪】のドローブーストを利用した派生デッキ。《聖鳥クレイン》を《妖怪 陰魔羅鬼》に変え、《もののけの安息》で更にドローを加速させ《妖怪 カラス天狗》で厄介な相手モンスターを除去する。《妖怪 馬頭鬼》が入るので、《異次元からの埋葬》で無理無く投入出来る為同時にこのデッキの天敵である除外の対策を行う事が出来る。尚、投入する妖怪は上記の三種があれば充分だが、より多くの妖怪を投入して【妖怪】寄りのデッキにする事も出来る。

【正義の太陽信仰】

《ラーの翼神竜》を墓地に落とす為に【ライトロード】のギミックを利用したデッキ。【ライトロード】は個々で優秀なモンスターが多く展開力にも長ける為、その気になれば《ラーの翼神竜》の生け贄召喚を狙う事も出来てしまう。【ライトロード】と《創世神》は《光の召集》を共有出来生け贄の確保も容易な為、そういう意味でも相性は良い。問題は、《ラーの翼神竜》を出すまでも無く勝ててしまいかねない事である。

【太陽の示す運命】

【D-HERO】のギミックを取り入れ、ドローブーストに《デステニー・ドロー》や《闇の誘惑》を投入したタイプの【太陽神】。このタイプは上手く回れば高速でデッキが回転し、《D-HERO ダッシュガイ》でいきなり上級モンスターを特殊召喚する事も出来る為嵌れば強い。《D-HERO ドグマガイ》の効果発動に成功すれば、《ラーの翼神竜》による1ターンキルが一気にやり易くなる。
反面、デッキ全体の攻撃力が落ちてしまうので打点が低くなり殴り合いでは不利になる為注意が必要。このタイプのデッキを使用する場合、いち早く上級モンスターを召喚出来るか否かが鍵となる。



代表的なカード



関連リンク


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最終更新:2009年10月11日 23:05