Winter Comes Around...?
「うー、冬服になってよかった~。」
これから出勤しようと着替えを始めた時、神田がそんな風に能天気な声をかけてきた。そんな神田はいつもどおりにギリギリになるまで身支度をせず、まだ机の上で朝刊を広げている。
「そうかねぇ。重いし暑いし、ネクタイ締めるのも一苦労ですぜ?」
俺はワイシャツに腕を通し終えてそう答える。そんな俺の仕草を神田はじっと見つめている。
「いやー、だってさ・・・。」
「だって、何よ?」
「ほら、夏服だと栗の首すじとか鎖骨とか二の腕とか見えるだろ?すげぇ、ドキドキしちゃって・・・。」
「神さん、あのねぇ・・・。」
「んで、危うくムラムラしそうになるんときたもんだ。」
「ヘンタイ・・・。」
「・・・だって・・・。でもついでに言うと、着替え中っていうのもドキドキする・・・。」
「あっち向いてろっ。」
そんなやりとりの後、しばらく沈黙が流れた。
だけど、神田は着替え中の俺から目をを逸らそうとしない。わかったよ、そんなに見たいなら見せてあげるってのに。それに見慣れなきゃ、これからどうやって二人で生活していくのよ?
「わかった、これで免疫をつけんさい。」
そう言って、俺は神田の方に向かって、ワイシャツをはだけて思いっきり肩を露出するポーズをとってみた。こうなりゃヤケだ。
これから出勤しようと着替えを始めた時、神田がそんな風に能天気な声をかけてきた。そんな神田はいつもどおりにギリギリになるまで身支度をせず、まだ机の上で朝刊を広げている。
「そうかねぇ。重いし暑いし、ネクタイ締めるのも一苦労ですぜ?」
俺はワイシャツに腕を通し終えてそう答える。そんな俺の仕草を神田はじっと見つめている。
「いやー、だってさ・・・。」
「だって、何よ?」
「ほら、夏服だと栗の首すじとか鎖骨とか二の腕とか見えるだろ?すげぇ、ドキドキしちゃって・・・。」
「神さん、あのねぇ・・・。」
「んで、危うくムラムラしそうになるんときたもんだ。」
「ヘンタイ・・・。」
「・・・だって・・・。でもついでに言うと、着替え中っていうのもドキドキする・・・。」
「あっち向いてろっ。」
そんなやりとりの後、しばらく沈黙が流れた。
だけど、神田は着替え中の俺から目をを逸らそうとしない。わかったよ、そんなに見たいなら見せてあげるってのに。それに見慣れなきゃ、これからどうやって二人で生活していくのよ?
「わかった、これで免疫をつけんさい。」
そう言って、俺は神田の方に向かって、ワイシャツをはだけて思いっきり肩を露出するポーズをとってみた。こうなりゃヤケだ。
「どう?」
「・・・・・・。」
沈黙するなよー。
「く・・・栗ぃ~、さ・・・触っていい?」
「だーめ。」
こんな朝っぱらから、ダメに決まってる。
・・・いや、朝じゃなくったってダメだ、今のところは。
なんでそこで涙目になるかな、この人は。いじけてないで出る支度をしてよ。俺まで遅刻のとばっちりなんてごめんよ。
しょーがないな。
「そのうちにね。」
ウィンクをしながらそう言ってみる。
「やったぁ~。」
神田の顔がぱっと輝いた。
うれしそうな顔を見るのも悪くないもんだ。
「・・・・・・。」
沈黙するなよー。
「く・・・栗ぃ~、さ・・・触っていい?」
「だーめ。」
こんな朝っぱらから、ダメに決まってる。
・・・いや、朝じゃなくったってダメだ、今のところは。
なんでそこで涙目になるかな、この人は。いじけてないで出る支度をしてよ。俺まで遅刻のとばっちりなんてごめんよ。
しょーがないな。
「そのうちにね。」
ウィンクをしながらそう言ってみる。
「やったぁ~。」
神田の顔がぱっと輝いた。
うれしそうな顔を見るのも悪くないもんだ。