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 出会いは、去年の入社式の時だった。彼女とは始めて話した日から気が会うと直感した。あれから1年。僕たちは数え切れないほど一緒の時を過ごした。ご飯を食べたり、飲みに行ったり、ボウリングしたり、ドライブしたり。

 

 今思えば、彼女は僕のことをお兄ちゃんのように慕っていたと思う。僕も、このような関係を心から楽しんでいた。シスプリの咲耶、ダ・カーポの音夢、けよりなの麻衣。自分にもこんな妹がいたらと何度思ったことか。それが実現するとは夢にも思わなかった。共に仕事の悩みを分かち合い、バカ話をし、お酒を飲み、景色を眺める。本当に幸せだった。

 

 でも、いつの間にか僕はそれ以上の関係を望んでいたのかもしれない。そして、時が経てば自然とそうなると期待していたのだろう。

 

 しかし、残酷な現実が待ち受けていた。彼女には既に彼氏がいたのだ。それは自分にとってあまりにも高いハードルであり、そこから目を背けていたのかもしれない。しかし、その現実を今回の旅行でまざまざと見せ付けられてしまった。もう、逃げる事はできないのだ。

 

 僕が現在とるべき道はいくつかある。

 

 1つ目は、あきらめてこのまま兄と妹のような関係を続ける道。だが、自分はあと1年も経てば転勤になってしまう。だんだん疎遠になってしまうかもしれない。

 

 2つめは、彼氏から奪うという攻撃的な方法。しかし、恋愛偏差値が極めて低い自分に、はたしてそのような高度な業が可能であろうか。失敗すれば今の関係も壊れてしまう可能性が高い。

 

 3つめは、彼氏と別れるのをじっと待つ方法。しかし、あと1年の間に別れなければアウトである。恐らく何もしなかった自分に後悔するであろう。

 

 今の心境はまさにこの曲の歌詞の様である。

 

「君はまだ 疑うことなく

友達と呼べた日々 過ごし今もずっと

涙あふれ 止まらなくて

失うことだけを 教えてゆくつもり

少しでも伝えたくて 痛む心が

どんな経験しても やっぱり迷うのよ

この世で貴女の愛を 手に入れるもの

踊るライト見つめて 忘れない

ああ 謎が解けてゆく」

 

(Written and Sounded by Miho Komatsu)