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村田 和夫(佐藤商事株式会社代表取締役社長)
生年月日:昭和16年10月17日
血液型:O型
出身地:東京都
両親の職業:(父)サラリーマン(故人)、(母)専業主婦(故人)
出身大学:中央大学
尊敬する人:ロマン・ロラン
座右の銘:「一期一会」
趣味:ジョギング、読書
※2008年2月インタビュー

学生時代について

 大学時代は、安保闘争の只中でしたので、度々授業が休講になりました。しかし、実家から通学していたこともあり、授業があるときにはまじめに出席し、夜も早めに帰宅していました。家庭教師のアルバイトをやりながら、サークル活動としては、フォークダンス研究会に所属し、共立薬科の女子大と合同でサークル活動を行っていました。フォークダンスは当時(昭和三十年代後半)全盛期で、私は高校時代から継続してやっていました。

大学卒業後から現在にいたるまでの経緯

 大学卒業と同時に現在の会社に入社しました。入社時は経理に配属されましたが、周囲の有能な社員とのギャップに不安を覚えたため、簿記を学ぶべく自費で経理学校に通いました。四年目に鉄鋼部門の営業に移り、二十九歳のときに神奈川の支店に異動になりました。三十六歳で群馬の支店長となり、栃木にあるいすゞ自動車との取引拡大に寄与しました。五年後には更にいすゞ自動車との関係を強固なものとするべく、自ら栃木支店を設立し、初代支店長となり、五十歳で取締役に就任しました。栃木では十年間勤務いたしました。そして、五十二歳になって、再び本社の鉄鋼部に配属され、五十八歳で常務、六十一歳で社長となりました。

経営者を目指す人へのメッセージ

 正直なところ、私はこれまで「役員になりたい」、「社長になりたい」など、何かになりたいと考えたことがないんですよ。とにかく目の前の仕事をこなすことに精一杯で、そんなことを考えている時間がなかったんです。そして、ひたむきに仕事をしていく中で、気がついたら社長になっていたという状態ですね。常務に就任して初めて、「私がこの会社の社長にならなければならない」という必要性、使命感を感じ、また、周囲からもそのように薦められました。キャノンの御手洗会長も雑誌の取材で述べられていましたが、やはり、人間というのは最後にはその人の人間性、人柄が求められてくるんですよ。若いうちは、実務が中心となりますから、しっかりと仕事に打ち込むことが重要ですが、社内での地位が上がってくると仕事の性質が変化する。つまり、実務よりマネジメントが中心になるんですね。仕事というのは一人でできるものではないのですから、自分のために周囲がどれだけ助けてくれるのかということがマネジメントに携わる者にとって重要となってくるわけです。特に商社というのは、人ありきの仕事ですから、人と仲良く出来ない人は最終的に社会人として成長できないと思います。相手のために自分には何が出来るかを考え、常に誠実であってください。

人生とは

 社長として、当然に会社を拡大させるということが夢ですね。社員にやりがいや喜びを感じさせられるような会社作りをしたいです。そして、OBが自分の子供・孫を入社させたいと思うような会社にしていきたいと思っています。

今後の夢

 人生というのは結局、親から命をもらってから次の世代へバトンタッチするまでのことをいうわけでして、結果であり、過去なんですよ。それを振り返ったときに「がんばったな」、「生きていて良かったな」と親に感謝できることこそが人生だと思っています。悔いのない人生を送りたいものですね。

学生へのメッセージ

  文学、経済誌、マンガなど、とにかく若いうちに何でもいいので偏らずに色々な本を読んでください。私の場合、当社の二代前の社長と読書の話で盛り上がったのですが、その際に自分の読んだことのない本の話題になり、恥ずかしい思いをしたんですね。ちなみに、その本は誰もが学生時代に読んだことのあるような名作だったのですが。ともかくきっかけはどうであれ、遅すぎるということはないのですからたくさん読書してください。自分の人生で経験できることは限られていますが、読書をすれば、本の中で自分が経験したことのないことを知ることができるんです。その体験を通じて、新たなものの見方、価値観に触れ、人間の層を厚くしていってほしいと思います。

(本社にて)