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佐藤春夫訳「徒然草」二十四」(2015/02/12 (木) 20:32:50) の最新版変更点

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 斎宮《いつきのみや》が野宮《ののみや》におらせられるおん有様こそ至極優美に興趣のあるものに感ぜられるではないか。経、仏などは忌《い》んで、「染め紙」「中子《なかご》」などと言うのもおもしろい。元来が、神社というものはなんとなく取柄のある奥ゆかしいものだ。年を経た森の景色が超世間だのに、玉垣をめぐり渡して榊《さかき》に木綿《ゆう》をかけてあるところなど堂々たらぬはずはない。わけてもすぐれているのは伊勢、加茂、春日《かすが》、平野、住吉、三輪、貴船、吉田、大原野、松の尾、梅の宮である。  (一) 伊勢の大神宮に奉仕される内親王が嵯峨の有栖《ありす》川の御殿で潔斎される時のことをいうのである。

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