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佐藤春夫訳「徒然草」二百十四」(2015/02/19 (木) 22:12:15) の最新版変更点

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 想夫恋《そうふれん》という楽は女が男を恋い慕うという意味の名ではない。本来は、相府蓮というのが文字の音が通ずるので変ったのである。これは晋《しん》の王倹という人が、大臣としてその邸家に蓮を植えて愛した時の音楽である。これ以来大臣のことを蓮府ともいう。廻忽《かいこつ》という楽も廻鶻《こつ》がほんとうである。廻鶻国といって強い夷《えびす》の国があった。その夷が漢に帰服してから来て、自分の国の楽を奏したのである。

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