「佐藤春夫訳「徒然草」二百十六」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

佐藤春夫訳「徒然草」二百十六」(2015/02/19 (木) 22:12:34) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

 最明寺入道が鶴岡八幡へ参拝せられたついでに、足利左馬入道義氏のところへまず前触をつかわしてから立ち寄った。その時の御馳走の献立は第一献にのし鮑《あわび》、第二献に鰕《えび》、第三献に牡丹餅、これだけであった。その座には主人夫妻と隆弁僧上とが主人側の人であつた。宴が果ててから、「毎年下さる足利の染物はいただけましょうね」と言われたので、左馬入道は「用意しております」と種々の染物を三十種時頼の目の前で、召仕えの女どもに命じて小袖に截《た》たせ後から仕立てておくられた。この時、これを見た人が近ごろまで存生で、話して聞かせました。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
記事メニュー
目安箱バナー