黒金絹夜(陰楼学園Ver)

法王庁第0班、通称浄化班から派遣された少年神父。
浄化班の最高責任者を代々務める黒金家の四男であり、実年齢17歳。

黒髪黒瞳で身長もそう高くはなく、実のところ地味な容姿ではある。
前髪に隠れた顔立ちは整っているというよりも、特徴がない、といったろころ。
若干、年齢に比べて幼く見え、また不健康に白い肌をしており、そのため妙な色気がある。

性格は自己中心的で己の力に自信を持っている。
彼が思い込むのも当然、格闘術や剣術を習得しており、さらには大型バイクを乗りこなす
天性の運動神経と判断力、そして神父であるにも拘わらず魔力(聖剣2046)と邪眼オクルスムンディを持つ。

だが、まだ世界の広さを知らない未熟さと、対人関係の不得手さが目立つ、あくまでも少年。
人の企みに関しては先読みする力を持っているのだが、
人の感情の動きに対しては無知と言っていい程である。

強烈な我の強さがあり、プライドを傷つけられるとムキになって仕返しをしようという性格だが、本人はそれを認めない。
また、人を見下した態度で周囲を凍りつかせたりするが、極度に空気が読めないために気がつかない。

傍若無人でガキっぽい暴君そのものだが、次第に”仲間”というものを意識し始め、
自ら成長の苦しみに立ち向かおうとする。

作中公言されないが風見チロルにちょっかいを出しまくっており、
意地を張りながらも彼女に恋心を抱いていたようにもとれる。
他にも女性キャラクターからはあらゆる方面から好意、または興味を持たれ、
時には嫌味なんだかジョークなんだかわからない啖呵を切ることから、
根本的な性格は実は”軽ノリの女好き”であるとも推測される。

兄、黒金雛彦の態度からすると、昔は純朴な少年であったと思われるが、
とある事件とその後の経過によって歪んだ成長を遂げた。
しかし、絹夜と雛彦には他の兄弟には無い絆があり、
十数年経ってもそれが失われたわけではなかった。

基本的に相手を名前で呼ばない(勝手にあだ名をつける)クセがあり、
藤咲乙姫以外の他キャラクターを下記のように呼び捨てていた。

風見チロル→ヒヨコ(彼女の後頭部がひよこまんじゅうに似ていることから)
柴卓郎→警備員
神緋庵慈→(保健医)
祝詞→(ペンギン、色ボケ)
字利家蚕→(黒電波)

season2は「ギャルゲー」をモチーフにキャラクターの配置がされているために、
藤咲乙姫以外の以下のヒロインと結びつくエンディングが用意されている。
(※ただ、このエンディングの場合、season2'に結び付かない。)

  • 風見チロルEND
 本編エンディングとほぼ変化なし。
 ラストバトルの相手は、このエンディングからとられている。
 聖と魔の両方にまたがっていた彼の性質が完全に聖に偏り、法王庁浄化班に戻る。

  • 神緋庵慈END
 本編「session26 進軍」はこのエンディングからとられている。
 聖と魔の両方にまたがっていた彼の性質が完全に魔に偏り、
 ”魔女”としての運命を受け入れる。

  • 字利家蚕END
 本編「session33 炎上」で展開が変化。
 ラストバトルの相手を踏破することにより、字利家蚕の本来の目的が果たされ、
 さらには法王庁浄化班も崩壊。絹夜も異能力を失う。
 行き場のなくなった二人で宛ての無い旅路に出る。


最終更新:2008年06月18日 22:37