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「蛙人乱れし修羅となりて」(2011/06/09 (木) 22:01:53) の最新版変更点
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*蛙人乱れし修羅となりて ◆k3fZfnoU9U
放送で禁止エリアを聞いた後、ケットシーは校内を適当にうろついていた。
死者の名前は風雲再起と楽俊が呼ばれたこと以外軽く聞き流している。
放送直前にもの凄い稲光と轟音がしたことすら彼にはどうでもいいことだった。
自分が生き残れば誰が死のうと関係ないと考えていたのだから…。
「ラクシュンの言っていた男ってコイツのことかな?結局グッド根性君ってわけじゃなかったのかよー、だらしなさすぎるぜー」
給食室にて男の死体を目の前にしてケットシーはほんの少しだけがっかりした。
楽俊が言っていた死にかけそうな男に関してもあわよくばと狙っていたのだ。
しかし彼には弱肉強食の理がある。
それに放送前、大量のマグネタイトを吸収できたことにより余裕がある。
死体を蹴りでこづいた後ケットシーは給食室を後にする。
大量の食糧や治療用の道具には目もくれずに…
「ヒーホー、みんな人生エンジョイしてるー?って無視かーい。誰の声も聞けないなんてオイラ寂し過ぎるぜー」
適当に散策してたどり着いた放送室にてケットシーは適当に機械盤をいじったりマイクに向かって意味もなく喋ったりと子供っぽくマイペースに行動を起こす。
ただ、彼は放送のスイッチをONにした状態でマイクに向かってしゃべっていることに
気づいてない。
放送室というものは役割の都合上一方通行でしか言葉を送れない。
それゆえ本人にそのつもりがなくても現在位置を教えているのと同じことである。
「反応なくてツマンネーし、そろそろココも飽きてきたぜー。さっさと別のとこいこーっと」
そんなことを叫びながら放送室を出て下り階段に向かおうとする彼の耳に『ドドドドド』という足音が入る。
先程の校内放送を聞き向かってきた人物なのだが、ケットシーはそれを知る由などないだろう。
ケットシーは足を止めて音のする方を見る。
足音の主は建物内なのに砂埃を撒き上がらせながら確実にこちらに近づいてきていた。
「こーんな時に正義の味方、さんじょーいって生意気な奴が現れるのっていわゆるお約束な展開?ってことは、オイラ悪役?」
余裕を見せながら独り言を呟くケットシーだったが、砂埃は彼の方にホーミングしてくる。
そして砂埃の主、ケロロに首を掴まれそのまま絞められる形となる。
「てめえも我輩のジムを狙う不届き者かぁー!」
「ジ、ジム?そ、そんな知り合い…オイラには…存在しないぜ」
「てめぇ、我輩にそんな嘘つくんじゃねえええぇぇ」
「ホントに…オイラ、ジムなんて…初耳……!!」
さすがのケットシーも首を絞められているせいか、いつもの他人をからかうような口調で無くなっていた。
ケットシーは絞り出すような声で知らないと訴える。
しかし、ケロロは聞く耳を持たずに理不尽に怒鳴りつけた挙句さらにケットシーの首を絞める手に力を入れる。
それと同時にケットシーは今自分の首を絞めている目の前の奴のオーラに気づく。
それは彼の世界で言う魔王や魔神、邪神に近いものであった。
「問答無用、ジムの敵は我輩の敵であることを思い知るであります。うおおおおおおお、ろっしょおおおおおい!!」
気合いの雄叫びと共にケロロはケットシーの首を持ち上げ、窓ガラスの方へと全力投球を放つ。
ケットシーは首を持ち上げられ抵抗できないまま窓をぶち破り外に放り出される。
舞い散る硝子と共にケットシーの身体は自由落下をしていく。
先刻、彼が手をかけた女の人生を辿るかのごとく…
そして残されたケロロは…
「我輩のジムを狙っておいてこれで済むと思うなよ。その首をへし折ってやるであります」
窓から声高らかに宣言しケットシーの元へと向かって行った。
……階段で確実に。
修羅化したとはいえ甘さが残っているのは、ケロロ小隊故か。
◇
「ゲホゲホッ、まーたまたアンラッキーな出会いをしてしまったぜ。もしかして今日の出会い運サイアクー?」
そう呟きながらケットシーは起きあがろうとするが、全身に痛みが走る。
「オイラただマグネタイトが欲しくて甘い奴をKILLしてきただけなのに、こーんな目に遭うなんて世の中嫌なこと多すぎるぜー」
ケットシーは強い雨に打たれながら大の字に倒れ愚痴をこぼす。
彼が手をかけた兎に比べると骨折していない分だけましではあるが、彼自身は知らぬ存ぜぬという感じであった。
「ん?ヤッベー、まさかアイツがここに来る?しつこすぎてアイツ嫌われ者確定―、だけどオイラはこのグッドアイテムでさっさとエスケープできんだぜー」
雨音によりほとんどはかき消されているもののほんの僅かにドドドドドという音が再び彼の耳に届く。
ケットシーは全身の痛みに耐えながらキメラの翼を取り出す。
と同時に緑の鬼神が姿を見せる。
「今更そんな羽なんて飾りなんだよおおおぉぉ!」
ケロロはケットシーを見るや否や止めを刺さんとするが如く、叫びながら恐ろしい早さで突進を繰り出してきた。
その勢いはどこからか『何とかトリニティアターック』とか聞こえてきそうなものである。
突進の勢いによる渾身の右ストレートがケットシーを襲おうとする刹那…
「できるだけ……ここから遠くにエスケープだぜー!」
その言葉と共にケットシーの身体は空高く舞い上がる。
その一方ケロロの拳は虚しくも空を切る。
「ヒャッハー、アイキャンフラーイ!」
そのままケットシーは『遠く逃げれるところ』へとワープする。
一方再び取り残された蛙修羅ケロロは…
「ちっくしょおおお、しかし我輩のジムを狙うものを生かしたままにしておけるものかあああ!」
ジムを狙う刺客を追い学校を発つ。
刺客であるケットシーが飛んで行った方角へと…
【C-4/校庭/1日目/日中】
【ケロロ軍曹@ケロロ軍曹】
【状態】ガンプラ破壊によるマジギレモード
【装備】なし
【道具】なし
【思考】
0:こんな世界、焦土にしてやらぁ……!!
1:ジムを狙うものは皆殺しじゃあ!!
※キレて暴れている所為で、いろいろなことを失念しています。
※ピカチュウ、キラーパンサー、オカリナをゲームに乗ったと誤解しています(名前は知らない)
※ピカチュウ、キラーパンサーの言葉は通じないようです。他は不明。
※キュウビに宇宙人の協力者がいるか、キュウビ自身が宇宙人であると考えています。
※会場の施設は、全て人間が以前使用していた物と考えています。
※ぼのぼのと情報交換をしました。
※給食室に、加藤清澄@バキの死体があります。
※給食室の加藤清澄を重要人物と考えています。
※第2放送は耳に入っていません。
【ケットシー@真女神転生if...】
【状態】:疲労(中) 、帽子なし 、全身にガラス片が刺さっている
【装備】:まぼろしのてぶくろ@MOTHER3 、デザートイーグル@真女神転生if...(コロナショット@真女神転生if...(12発))
【所持品】:支給品一式、和道一文字@ワンピース、雷の石@ポケットモンスター、拡声器、折れたシャムシール@真女神転生if...、
巨大キノコ@スーパーマリオシリーズ、グリードアイランドカード(追跡)@HUNTER×HUNTER 、
ケットシーの帽子@真女神転生if...、フィジカルミラー@ペルソナ3、カマンベールチーズ@現実
ヒョウヘンダケ×3@ぼのぼの、キメラのつばさ*1@DQ5、伝説の剣のルビー@ハーメルンのバイオリン弾き
エルルゥの毒薬@うたわれるもの(テクヌプイの香煙×5、ネコンの香煙×5、紅皇バチの蜜蝋×5、ケスパゥの香煙×5)
【思考】
基本:生き残る。ゲームに乗るかキュウビに逆らうかは他の参加者をよく確かめてからにする
1:ワープした先で休憩する。
2:余裕があれば首輪の解除をする。
【備考】
※雷の石をマハジオストーン@真女神転生if...と勘違いしています
※まぼろしのてぶくろを防具と勘違いしています。拡声器を攻撃アイテムと勘違いしています。
※魔法の制限の可能性に気づきました
※グリードアイランドカードの使用法を聞きました
※オカリナ、ヒグマの大将、グレッグル、ミュウツーの情報を聞きました
※帽子をかぶった猫のことを自分のこととは思っていません。
※カマンベールチーズは楽俊に支給された食料です。
※第2放送は禁止エリアの場所以外適当に聞き流しています。
※キメラの翼の移動先はケットシーが行った中で一番最後に立ち寄っているホテルのようです。
*時系列順で読む
Back:[[雨の降る昼、いったいどうする]] Next:[[俺の背丈追い越して、いつかはお前もいっちょ前]]
*投下順で読む
Back:[[とても優しい瞳をしてたあなたが歌う――]] Next:[[俺の背丈追い越して、いつかはお前もいっちょ前]]
|091:[[でもそれは大きなミステイク]]|ケロロ軍曹||
|091:[[でもそれは大きなミステイク]]|ケットシー||
*蛙人乱れし修羅となりて ◆k3fZfnoU9U
放送で禁止エリアを聞いた後、ケットシーは校内を適当にうろついていた。
死者の名前は風雲再起と楽俊が呼ばれたこと以外軽く聞き流している。
放送直前にもの凄い稲光と轟音がしたことすら彼にはどうでもいいことだった。
自分が生き残れば誰が死のうと関係ないと考えていたのだから…。
「ラクシュンの言っていた男ってコイツのことかな?結局グッド根性君ってわけじゃなかったのかよー、だらしなさすぎるぜー」
給食室にて男の死体を目の前にしてケットシーはほんの少しだけがっかりした。
楽俊が言っていた死にかけそうな男に関してもあわよくばと狙っていたのだ。
しかし彼には弱肉強食の理がある。
それに放送前、大量のマグネタイトを吸収できたことにより余裕がある。
死体を蹴りでこづいた後ケットシーは給食室を後にする。
大量の食糧や治療用の道具には目もくれずに…
「ヒーホー、みんな人生エンジョイしてるー?って無視かーい。誰の声も聞けないなんてオイラ寂し過ぎるぜー」
適当に散策してたどり着いた放送室にてケットシーは適当に機械盤をいじったりマイクに向かって意味もなく喋ったりと子供っぽくマイペースに行動を起こす。
ただ、彼は放送のスイッチをONにした状態でマイクに向かってしゃべっていることに
気づいてない。
放送室というものは役割の都合上一方通行でしか言葉を送れない。
それゆえ本人にそのつもりがなくても現在位置を教えているのと同じことである。
「反応なくてツマンネーし、そろそろココも飽きてきたぜー。さっさと別のとこいこーっと」
そんなことを叫びながら放送室を出て下り階段に向かおうとする彼の耳に『ドドドドド』という足音が入る。
先程の校内放送を聞き向かってきた人物なのだが、ケットシーはそれを知る由などないだろう。
ケットシーは足を止めて音のする方を見る。
足音の主は建物内なのに砂埃を撒き上がらせながら確実にこちらに近づいてきていた。
「こーんな時に正義の味方、さんじょーいって生意気な奴が現れるのっていわゆるお約束な展開?ってことは、オイラ悪役?」
余裕を見せながら独り言を呟くケットシーだったが、砂埃は彼の方にホーミングしてくる。
そして砂埃の主、ケロロに首を掴まれそのまま絞められる形となる。
「てめえも我輩のジムを狙う不届き者かぁー!」
「ジ、ジム?そ、そんな知り合い…オイラには…存在しないぜ」
「てめぇ、我輩にそんな嘘つくんじゃねえええぇぇ」
「ホントに…オイラ、ジムなんて…初耳……!!」
さすがのケットシーも首を絞められているせいか、いつもの他人をからかうような口調で無くなっていた。
ケットシーは絞り出すような声で知らないと訴える。
しかし、ケロロは聞く耳を持たずに理不尽に怒鳴りつけた挙句さらにケットシーの首を絞める手に力を入れる。
それと同時にケットシーは今自分の首を絞めている目の前の奴のオーラに気づく。
それは彼の世界で言う魔王や魔神、邪神に近いものであった。
「問答無用、ジムの敵は我輩の敵であることを思い知るであります。うおおおおおおお、ろっしょおおおおおい!!」
気合いの雄叫びと共にケロロはケットシーの首を持ち上げ、窓ガラスの方へと全力投球を放つ。
ケットシーは首を持ち上げられ抵抗できないまま窓をぶち破り外に放り出される。
舞い散る硝子と共にケットシーの身体は自由落下をしていく。
先刻、彼が手をかけた女の人生を辿るかのごとく…
そして残されたケロロは…
「我輩のジムを狙っておいてこれで済むと思うなよ。その首をへし折ってやるであります」
窓から声高らかに宣言しケットシーの元へと向かって行った。
……階段で確実に。
修羅化したとはいえ甘さが残っているのは、ケロロ小隊故か。
◇
「ゲホゲホッ、まーたまたアンラッキーな出会いをしてしまったぜ。もしかして今日の出会い運サイアクー?」
そう呟きながらケットシーは起きあがろうとするが、全身に痛みが走る。
「オイラただマグネタイトが欲しくて甘い奴をKILLしてきただけなのに、こーんな目に遭うなんて世の中嫌なこと多すぎるぜー」
ケットシーは強い雨に打たれながら大の字に倒れ愚痴をこぼす。
彼が手をかけた兎に比べると骨折していない分だけましではあるが、彼自身は知らぬ存ぜぬという感じであった。
「ん?ヤッベー、まさかアイツがここに来る?しつこすぎてアイツ嫌われ者確定―、だけどオイラはこのグッドアイテムでさっさとエスケープできんだぜー」
雨音によりほとんどはかき消されているもののほんの僅かにドドドドドという音が再び彼の耳に届く。
ケットシーは全身の痛みに耐えながらキメラの翼を取り出す。
と同時に緑の鬼神が姿を見せる。
「今更そんな羽なんて飾りなんだよおおおぉぉ!」
ケロロはケットシーを見るや否や止めを刺さんとするが如く、叫びながら恐ろしい早さで突進を繰り出してきた。
その勢いはどこからか『何とかトリニティアターック』とか聞こえてきそうなものである。
突進の勢いによる渾身の右ストレートがケットシーを襲おうとする刹那…
「できるだけ……ここから遠くにエスケープだぜー!」
その言葉と共にケットシーの身体は空高く舞い上がる。
その一方ケロロの拳は虚しくも空を切る。
「ヒャッハー、アイキャンフラーイ!」
そのままケットシーは『遠く逃げれるところ』へとワープする。
一方再び取り残された蛙修羅ケロロは…
「ちっくしょおおお、しかし我輩のジムを狙うものを生かしたままにしておけるものかあああ!」
ジムを狙う刺客を追い学校を発つ。
刺客であるケットシーが飛んで行った方角へと…
【C-4/校庭/1日目/日中】
【ケロロ軍曹@ケロロ軍曹】
【状態】ガンプラ破壊によるマジギレモード
【装備】なし
【道具】なし
【思考】
0:こんな世界、焦土にしてやらぁ……!!
1:ジムを狙うものは皆殺しじゃあ!!
※キレて暴れている所為で、いろいろなことを失念しています。
※ピカチュウ、キラーパンサー、オカリナをゲームに乗ったと誤解しています(名前は知らない)
※ピカチュウ、キラーパンサーの言葉は通じないようです。他は不明。
※キュウビに宇宙人の協力者がいるか、キュウビ自身が宇宙人であると考えています。
※会場の施設は、全て人間が以前使用していた物と考えています。
※ぼのぼのと情報交換をしました。
※給食室に、加藤清澄@バキの死体があります。
※給食室の加藤清澄を重要人物と考えています。
※第2放送は耳に入っていません。
【ケットシー@真女神転生if...】
【状態】:疲労(中) 、帽子なし 、全身にガラス片が刺さっている
【装備】:まぼろしのてぶくろ@MOTHER3 、デザートイーグル@真女神転生if...(コロナショット@真女神転生if...(12発))
【所持品】:支給品一式、和道一文字@ワンピース、雷の石@ポケットモンスター、拡声器、折れたシャムシール@真女神転生if...、
巨大キノコ@スーパーマリオシリーズ、グリードアイランドカード(追跡)@HUNTER×HUNTER 、
ケットシーの帽子@真女神転生if...、フィジカルミラー@ペルソナ3、カマンベールチーズ@現実
ヒョウヘンダケ×3@ぼのぼの、キメラのつばさ*1@DQ5、伝説の剣のルビー@ハーメルンのバイオリン弾き
エルルゥの毒薬@うたわれるもの(テクヌプイの香煙×5、ネコンの香煙×5、紅皇バチの蜜蝋×5、ケスパゥの香煙×5)
【思考】
基本:生き残る。ゲームに乗るかキュウビに逆らうかは他の参加者をよく確かめてからにする
1:ワープした先で休憩する。
2:余裕があれば首輪の解除をする。
【備考】
※雷の石をマハジオストーン@真女神転生if...と勘違いしています
※まぼろしのてぶくろを防具と勘違いしています。拡声器を攻撃アイテムと勘違いしています。
※魔法の制限の可能性に気づきました
※グリードアイランドカードの使用法を聞きました
※オカリナ、ヒグマの大将、グレッグル、ミュウツーの情報を聞きました
※帽子をかぶった猫のことを自分のこととは思っていません。
※カマンベールチーズは楽俊に支給された食料です。
※第2放送は禁止エリアの場所以外適当に聞き流しています。
※キメラの翼の移動先はケットシーが行った中で一番最後に立ち寄っているホテルのようです。
*時系列順で読む
Back:[[雨の降る昼、いったいどうする]] Next:[[俺の背丈追い越して、いつかはお前もいっちょ前]]
*投下順で読む
Back:[[とても優しい瞳をしてたあなたが歌う――]] Next:[[俺の背丈追い越して、いつかはお前もいっちょ前]]
|091:[[でもそれは大きなミステイク]]|ケロロ軍曹|[[ひとつ火の粉の雨の中]]|
|091:[[でもそれは大きなミステイク]]|ケットシー||
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