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没OP マムー案


穏やかなる僕の昼寝は、ある圧倒的な現象によって崩壊した。
ヨッシーアイランドで昼寝していたはずの僕はなんとなく急に寝心地が悪くなったのを感じた。
仕方ないのでちょっとだけ起きて見ると、芝生だったはずの地面が大理石の床になっている。

いつの間に僕は城で眠ったんだろうか? っていうかヨッシーアイランドの城はもう全部崩壊したはずなんだけど……

流石に起きて辺りを見回してみる。といっても妙に暗くて分かりにくい。
だけど相当たくさんの人がいるみたい……ん? 人? 人……じゃないような……んんん?

次々に目覚めたらしく、ざわざわ声が大きくなってきた。
でもその声になんというか、鳴き声っぽいのが篭ってるような気がする。

なんだか妙なことになってるけど、とりあえず御腹がすいたかなあ。

「むわーっはっはっはっはっは!」

なんとなく首に違和感を覚えていると、急に部屋の照明がついた。それと同時になんだかクッパやワリオがあげそうな類の高笑いが聞こえる。


「にゃ、にゃんにゃんだ!?」
後ろから誰かの声が聞こえた。声の反対側を見れば、王冠をかぶった偉そうなカエルがそこにいた。
誰だったかな、こいつ………………どっかで聞いたような姿だけど…………

とか首をひねっていたけど、そのカエルの周りにいたヘイホーを見て僕の頭は覚醒した。

「マムー!!!」
「その通り」
思わず大声が出てしまった。うわあ、注目されてるよ……

よく見れば回りにいる50くらいの影はほぼ全部動物じゃないか。いや動物というかモンスター的なのもいるにはいるんだけど。

「よぉく集まってくれたなぁ諸君。ラッコからカメレオンまで! イヌからトナカイまで!
サルからバケモノまで! 実に多彩な畜生が集まってくれた!」
そう言ってからマムーはもう一つ下品な高笑いをした。何だか腹が立つ。
それにしてもこれはどういったことだろうか? マムーといえば、マリオが昔倒した夢の国の悪者のはずだ。

「さて、まずは貴様らをここに招待した理由から説明しよう!
それはズバリだ。貴様らにはこれから……『殺し合い』をして貰う!!」

一瞬だけ、場のざわめきが止まった。
それからすぐに部屋は怒号や悲鳴、あと鳴き声で埋め尽くされた。


「殺し合いというのはだな、もちろん武器や知能、あらゆるものを使って狡猾に生き残ることであるぞ。
その武器やサバイバルの基本セットなんかはこちらで配ってやる。だから……」
マムーが説明を続けるがみんなはあんまり聞いてなさそうだ。マイクで声を大きくしてるから聞こえることは聞こえるのだけど。


「……だから…………ええーい!! うるさいわ!! ワシが説明中だ、少しは静かにせんかぁ!!
……ぶるぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

しびれを切らしたらしいマムーがでかい泡を吹いた。
その泡は一直線に騒いでいたデカイ鳥に向かっていく。
僕が気付いてあぶないと叫ぼうとしたのと、でかくて青いイヌが助けようとした時にはもう遅かった。

「グエッ!?」
「わぁっ、カルー!?」
カルーと呼ばれた鳥が泡につつまれる。そのまま泡はゆっくりと上昇し始めた。
カルーに呼びかけたヘンな鹿が腕を伸ばすけど届かない。気付いたら僕のふんばりジャンプでも届かない距離までに上昇していた。

「クッ、何のつもりだ……ぬわ、銃がないだと!?」
泡に向けて銃を構えるような動作をした赤ダルマがお留守な手元に慌てている。
武装とか、そういうのは全部取り上げられてるのか。

「貴様らがあまりに五月蝿いのでな。ちょっと静かになってもらうぞ。ついでにワシの力を見せてやる」
マムーが不気味に目を輝かせた、と思った瞬間だった。


泡が爆発した。
中に包まれていたはずの存在はそのまま真っ黒の灰となって地面に降り注ぐ。

「わああああああああああ!!!!」
誰かの悲鳴を皮切りに部屋がさらにやかましくなった。僕はといえばただ呆然とするしかない。


「えーいうるさいうるさいうるさーい! さっさと黙らんとまた誰かBOMBさせるぞ!」
そのマムーの叫びで一人、一人と怯む。ことなくして部屋はようやく静かになった。

「ったくバカどもめ……それでは殺し合いのルールを説明しよう。
まず貴様らにはワシが用意した戦場でワープして貰うことになる。まあ場所はランダムだ。
殺しの手段は問わぬ。武器でも策略でも、地の理でも使えるものは何でも使ってしまえ。
そして次に放送だ。6時間ごとに立体映像で今までの死者の人数、それと禁止エリアを発表しよう。
禁止エリアに侵入してもワシのメカでつまみ出されるから入っても無駄だぞ。当然攻撃は聞かぬ。
最後に一番重要な、首輪について話そうか」

マムーが口を少し切ってから、皆が気がついたように首をいじり始めた。
見れば大きさは違えど、一様のデザインの首輪が全員についている。
さっきからの首の違和感はこれの所為だったのか。

「その首輪には爆破装置がついている。強力なものでな、どんなバケモノも一溜まりもないぞ。
つまり貴様らの命はこのワシの指一つ次第というわけだ、むわはははは。
……お、そうだ。折角だから貴様で実験してやるか」
玉座から少し体を持ち上げたマムーは僕の少し左の方を指差した。


「……わ、私?」
そこにはデイジー姫ぐらいの年齢の女の子がいた。うさぎの耳がついているから人間じゃないのだろう。
マムーは女の子の問いかけには答えず、代わりに下劣に笑って指をならした。
それを合図に女の子の首輪が電子音を鳴らしはじめた。

――ピ、ピ、ピ、ピ

「え、え……?」
「ちょ、うそっ!!」
当の女の子は混乱したように棒立ちになっていた。
隣にいたこれまたうさぎ耳の小さい女の子も慌て始めている。


――ピ、ピ、ピ、ピ

助けなきゃ――でもどうやって?
あの爆発はどうやったら止められる? 何もアイテムを持ってない。
飲み込んでタマゴにしてもタマゴ爆弾になるだけ……どうしたらいい!?
必死に考えを巡らせたが、とうとう僕の考えが間に合うことはなかった。


――ピ―――――――

電子音が止まったと同時に女の子の頭が爆発した。
そこに首は残っていなかった。

やがて、支えを失った首無しの死体がばったりと仰向けに倒れた。


「ぎゃああああああああああああああ!!!!」
別の方向から悲鳴が聞こえた。

何度めかの部屋を埋め尽くす騒ぎが起こった。だけどマムーはもう止めようとしない。
むしろ愉快に笑っている。


「それでは諸君、ゲームを始めよう! 運が良かったらまた6時間後に会おうではないか!」



【カルー@ONE PIECE 死亡】
【鈴仙・優曇華院・イナバ@東方project 死亡】

【残り47匹】




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