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没OP クッパ案


俺の名はイギー。ニューヨークの野良犬たちをまとめ上げてきた、誇り高き男だ。
気ままに、ちょっと贅沢して、いい女と恋をして、なんのトラブルもない平和な人生を送りたかった俺だが、どうやら奇妙な事件に巻き込まれちまったみたいだ。

俺が目を覚ますと、そこは真っ暗な部屋の中だった。
頭がズキズキする。自分がなんでこんなところにいるのか思い出せねえ。
とりあえず、ここが住み慣れたニューヨークの路地裏じゃないってことだけは確かだ。

しばらくすると、目が暗闇に慣れてきた。
気配やら息づかいやらでここにいるのが俺一匹じゃないって事はわかってたが、どうやらかなりの数の生き物がこの部屋に押し込まれてるみたいだ。
俺と同じ犬もいれば、その他の生き物もいる。
というか、見たことねえ生き物がわんさかいやがる。
なんだ? ここは珍獣ショーの控え室か?

「グワッハッハッハッハ!!」

俺がそんなことを考えていると、耳障りな笑い声と共に部屋が明るくなった。
まぶしさに面食らいながら周りを見渡すと、部屋の前の方が一段高くなっている。
そこには、やたらでかい亀が立っていた。

「ようこそ、諸君。といっても、我が輩の部下たちが勝手にさらってきたんだがな。グワッハッハッハッハ!!」

また苛つく笑い声…。だいたい、なんでこいつは亀なのに人間の言葉をしゃべってるんだ?
しかも二本足で立ってやがるし…。亀としての誇りはないのか。

「これから諸君には、我が輩が開催するゲームの参加者になってもらう。
ゲームの内容は諸君でも理解できるシンプルなものだ。」

口元をいやらしく歪めて間を作ると、亀ははっきりと言った。


「殺し合いだ。」


殺し合い? なんだそりゃ。

「諸君には他の参加者を殺し続け、最後の一匹になるまで戦ってもらう。実に簡単だろう?
こちらからは最低限の水と食料をくれてやる。まあ、自分で食料を見つけても別にかまわん。
それから地図や名簿、それに他の参加者を殺すのに便利な道具もプレゼントしてやろう。
自分に使える物が渡されるとは限らんがな!グワッハッハッハッハ!!」

またバカ笑いか…。いいかげんにしてくれ。 

「あとは…おお、そうだ。ゲームが始まったら、6時間ごとに放送が流れる。
それまでに死んだ参加者と、禁止エリアに指定される場所を教えてやるためだ。実に親切だろう?
ああ、禁止エリアというのは入っては行けない場所のことだ。
もし入ってしまったらどうなるか…。どうしても知りたければ自分の体で確かめてみるんだな!」

なんでさっきからこんなにえらそうなんだ、こいつは。だんだん腹立ってきた。

「そして、ここが一番大事なところだ。
見事このゲームの優勝者になったやつは、この大魔王クッパ様の部下にしてやろう!
どうだ!実に魅力的な賞品だろう?」

ああ、一気に我慢の限界が来た。この俺がお前なんかの部下になるだと?
冗談にしても笑えないぜ!
ここはひとつ文句を言ってやろうとした俺だが、それより先に声をあげたやつがいた。

「ふざけるな、クッパ!僕がおまえの言うとおりにすると思ってるのか!」

あれは…ずいぶんでかいトカゲだな。まさか、話に聞いた恐竜ってやつなのか?
で、こいつも当たり前のように人間の言葉話してるな…。

「ヨッシーか。確かに貴様ならそう思うだろうな。
だが、これを見たらどうかな?カメック!」
「はいはい、クッパ様!このカメック、呼ばれて飛び出て登場です!」

なんだ、また変な亀が出てきて…。いや、あれって亀なのか?
とりあえずその亀(?)は、ロープを持っていた。
その先には、さっき叫んだのとそっくりな大トカゲが縛られている。
ただ叫んだ方のトカゲ(ヨッシーとか呼ばれてたな)は緑色だったが、縛られてる方は赤色だ。


「ああっ!カメック、僕の仲間をどうする気だ!」
「黙って見てなさーい、ヨッシーちゃん。さあ、他のみんなもしっかり見なさい!
こっちのヨッシーちゃんにも、あんたたちと同じ首輪がはめてあります。」

首輪? 確かにどうも首が変だと思ったら、俺にもしっかりはめられてやがる。
くそっ、自由を愛する俺にこんなものはめやがって…。
だが、この首輪がどうしたっていうんだ?

「この首輪の中には、爆弾がしかけられてるのよ。爆弾って言っても、わからないお馬鹿さんたちもいるかしら?
まあ、ちゃんと見てればわかるわよ。それ!」

変な亀のかけ声と共に、赤いトカゲの首輪が変な音を立てて光り出した。

「やめろーっ!!」

緑のトカゲが叫ぶ。

「やめるわけないでショウ?お馬鹿なヨッシーちゃんね!」
「そこのヨッシー!頼む!僕の代わりにクッパを…!」

赤いトカゲが最後まで言い終わらないうちに、爆音が響いた。
そして煙の中から姿を見せたのは、首の上下が跡形もなく吹っ飛んだトカゲの死体だった。

「………!」

仲間の無惨な姿を見せられショックを受けたのか、緑トカゲは呆然とした表情でその場に崩れ落ちた。

「というわけで、このヨッシーちゃんみたいになりたくなかったらクッパ様に逆らおうなんて思わないこと!いいわね!
それから、首輪は24時間以上誰も死ななかった時にも爆発するわよ!それが嫌なら、頑張って他の奴らを殺しなさい!
ああ、それからヨッシーちゃん。あなたの仲間をこの一匹しか捕まえてないって保証はないわよ。フフフ。」
「説明することはそれぐらいか…。ではこれより、ゲームを開始しよう。やれ、カメック。」「はい!さあみんな、私の魔法で会場まで飛ばしてあげるわよ!」

カメックと呼ばれた方の亀が持った杖から、光があふれ出す。
なんだ…? くっ、意識が遠のいていく…!

「我が軍団の一員となるために、全員頑張れよ!グワッハッハッハッハ!!」

あの癇に障る笑い声が聞こえたのを最後に、頭が真っ白になる。
そして気が付くと、俺は全然違う場所にいた。

「ここが殺し合いの会場ってわけかよ、くそっ…。」

さて……これからどうする?


【赤ヨッシー@スーパーマリオシリーズ 死亡】




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