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命を懸ける熊犬と懸けない羆 ◆TPKO6O3QOM




 銀は幾度目かの溜息をついた。眼には既に疲労の色が出ている。引き締まった体躯を包む虎毛は乱れ、毛艶も悪くなっているようだ。草叢を往く足取りはふらふらと力がない。
 彼の周囲は開けた草原だ。時折吹く穏やかな風を受けて、草たちがさらさらという笑声を上げる。
 彼を苛んでいるのは、殺し合いでもキュウビと名乗った大狐のことでもない。先刻に見た一つの巨影だった。

 爛と隻眼を耀かせた熊影――あれは赤カブトだ。と彼は断定した。自分が止めを刺したはずの。
 銀は集められた会場で、それを遠目ではあるがはっきりと見た。いや、そうでなくとも、あのおぞましい姿は見間違えようがない。
 悪い夢でも見ているようだった。いや、出来れば夢であって欲しいと銀は心底思う。
 だが、足裏の肉球が通して伝わるひんやりとした地面の感触が、これが現であることを声高に叫んでいた。

 しかし、と銀は思い止まる。

 未だに彼の両顎に残る生々しい感触――赤カブトの首を討ち落とした、あの記憶もまた現実だ。あれを夢と判ずるには、あまりにも多くの血が流れている。赤カブトの上に積み重なる、累々たる墓標の中には銀の父リキの名も刻まれていた。

 赤カブトは生きている。これは現のこと。
 赤カブトは自分が殺した。これもまた現のこと。

 だが、この二つの現実を結んで形作られる答えはあまりにも非現実的なものであった。
 死者の復活。
 これが可能ならば、今まで死んでいった仲間たちのすべてを否定されてしまう。命を懸けて戦った銀自身の誇りさえも。
 しかし、これが一番しっくりとくる答なのだ。認めてしまえばの話だが。
 もっとも、復活の真相に大して意味はない。銀がそれに拘るのは赤カブトへの潜在的な恐怖故だ。
 余計なことを考えるなと、自分を叱咤する。
 蘇ったのならば、また黄泉路に叩き返せばいい。いや、やらねばならないのだ。赤カブトに挑むのに雑念は命取りとなる。

 頭は少し冷えたが、そこに新たな問題が湧き上がる。
 銀は父から必殺の絶・天狼抜刀牙を継承し、その技が赤カブトの命を狩り取った。ただし、それは仲間たちの助力あってのものだ。
 一匹では赤カブトには勝てない。しかし、ジョンやベンといった頼りになる仲間たちは最初の会場には居なかった。彼らの臭いを自分の鼻が感じ取れないはずがない。ということは一から仲間を集めなくてはならないということだ。
 それに、赤カブト一頭に数百の戦士が血の海に沈んだのだ。だが、キュウビによって集められた獣たちは目算でも五十はいなかった。
 その数で、あの奥羽野犬軍団に近い実力の集団を作ることは至難を通り越して不可能と言ってよいだろう。



 途方に暮れて足を止めた銀の目に、彼の好奇心をくすぐるものが映った。
 北に光の消えた町並みが、月雫を浴びて卒塔婆のように白く沈んでいる。人間の町だ。と、銀の耳がぴくんと蠢いた。家々の屋根が仄白く照らされていて、それは雪に覆われた奥羽の山々を連想させる。
 それに見惚れていた銀の鼻がある臭いを嗅ぎ取った。熊犬にとってとても身近で、宿縁とも言うべきもの――熊の体臭。

 銀の身体を巡る血が湧き上がるも、すぐに大河のような静けさを取り戻す。
 風向きが変わらない内に銀は身を低く屈めた。
 鼻を動かしながら、臭いの元を探る。風に乗って拡散された臭いを分析し、僅かでも強い方向へと辿っていく。やがて目の前に切り立った崖が立ち塞がった。どうやら熊は崖沿いにいるらしい。

 丈の高い草叢を選び、ゆっくりと前進する。そしてとうとう、十数メートル先の崖下に蹲る熊影を捉えた。崖に背中を預け、熊は月を見上げている。首元の三日月が白光を月へと突き返していた。
 赤カブトほどではないが、これも非常に大きなツキノワグマだ。以前見たヒグマと同等の体躯を誇っている。頭部には幾つもの傷が走り、その熊が歴戦の雄であることを知らせていた。
 赤カブトの配下だろうか。見たことのない熊だが、何かの理由で交戦しなかっただけかもしれない。

 これは赤カブトを屠るための前哨戦だ。銀はそう述懐した。

 気が逸るが、すぐに飛びかかることはできない。
 高い草は銀の目の前で切れている。クマの周りは短い草ばかりで、間合いを詰める前に見つかってしまうだろう。
 仕留めるのならば一撃。熊がこちらに気付かずに背を向けた時が好機だ。
 熊の一挙手一投足を具に見つめる銀の身体に緊張が高まっていく。

 一方で、熊はというと険しい目つきのまま座り込んでいる。時折、何かに驚いたように前足を口元に当てる動作をするが、他に特に目立った動きはない。最初は気付かれたのかと銀は肝を冷やしたが、それが特に意味のない動作だと悟るのに時間はかからなかった。

 どれほど時間が経ったであろうか。数時間とも、逆に数十分とも感じられる。
 熊はのそりと巨躯を起こすと、後ろ足で立ったまま西へと体を向けた。背は銀へと向けられている――
 銀は迷わず駆け出した。咆哮を噛み殺し、その反動を全身の筋肉の躍動へと変える。滑るように飛び出した銀と熊の間合いはみるみる内に縮まっていく。熊は立ち上がっているため、首は高い位置にある。狙えなくはないが、危険も大きい。
 ならば、まずは攻撃の起因となる前足を封じる。

 狙うは背骨に走る脊柱起立筋、ただ一つ。

 ズダンという力強い音と共に大地を蹴り上げた。
 飛び上がった銀の身体が縦に高速回転を始める。風切り音を夜闇に響かせながら、白銀のかざぐるまが熊へと迫った。

 その音に熊が振り向く。熊は驚きに目を見開いたが、すぐに迎撃の態勢を取った。振り上げられた前足が地面を一気に掬い上げる。
 轟音と共に大地に五爪の痕が残された。舞い上がった土埃に混じって無数の礫が銀へと襲いかかる。それはさながらマタギの使う散弾のようだ。

 その一つが回転する銀の顎を貫いた。

 ギャンッという悲鳴をあげて、銀は大地へと落下した。朦朧とする頭に鞭を打ち、地面へとぶつかる前にどうにか体勢を整える。
 到達と同時に両足に力を込め、弾けるように飛び上った。弾丸のように銀影が一直線に熊へと向かう。牙は熊の鼻面を狙うが、そこは逞しい両腕に塞がれていた。一撃は腕の肉を数十グラム噛み千切るに留まる。
 失敗に構わず、銀は何度も攻撃を繰り返した。熊に牙を立てては、すぐに飛び退く。その度に熊の身体からは赤い飛沫が飛ぶ。返り血で銀の毛皮も赤く変わっていた。
 しかし、幾つもの傷を負いながらも両腕の間から覗く熊の眼光は衰えない。精気に溢れた眼差しが銀を真っ直ぐに貫いている。

 このままでは埒があかない。
 肉を吐き捨て、銀は狙いを変えた。熊はあくまで二本足のまま戦いたいらしい。そうなると全ての急所が高い位置にあるため、銀の牙は飛び上がらないと届かない。つまり、攻撃は全て直線的にならざるをえなくなる。
 倒すには熊に地面を嘗めさせる必要があった。後ろ足の腱を狙い、銀は疾走した。上半身を伸び上げ、フェイントを織り交ぜる。だが、熊はそのフェイントに惑わされず、銀の牙が届く直前に身を捻って攻撃をいなした。双牙が空を切り、空しい音が風に紛れていく。
 加速がつき過ぎていた銀は地面をしっかりと踏み締められず、たたらを踏んだ。
 その隙を熊が見逃すはずがない。訪れるであろう追撃を前に、銀は死を受け入れるのと同時に死んでいった仲間たちへの詫びを告げた。

 しかし、死の瞬間は訪れなかった。見れば、熊も体勢を崩し地面に尻もちをついている。
 銀は反射的に飛び掛かろうとしたが、違和感がそれを止めた。急静止した筋肉が軋みを上げる。
 何かがおかしい。

(そうだ。なぜあいつはオレに攻撃を加えないんだ? )

 今まで熊は守りに徹していた。徹していただけだ。反撃どころか、こちらへの牽制すらない。攻撃と言えるのは、最初の礫のみ。
 そして何より、熊の瞳には今まで闘ってきた熊たちにあった狂気や兇気がない。あるのは知的で穏やかな光だ。

「どうしたぜよ? もう終わりかよ」
「――!? 」

 追撃に踏み切れずに戸惑う銀に、野太い声が掛かった。出所は目の前の熊からだ。
 熊の言葉を自分が聞き取れている。その驚きに銀は目を見開いた。熊と犬は――いや、異種の者たちは言葉を交わすことが出来ない。それが当たり前だったはずだ。奥羽で戦った熊たちの言葉はどれ一つ分からなかったのだから。
 あのときの自分と何が違う点。首かかる不愉快な重みに銀は思わず声を上げた。
 首輪だ。キュウビによっていつの間にか嵌められた首輪に、そのような力があるのかもしれない。突拍子のない考えだが、死者の復活の前には些細なことだ。
「そういうおまえは何故オレに攻撃を加えない? おまえにとってオレは敵だろう? 」
「敵? 」
 熊は呟くと小さく失笑した。その態度に銀は低く唸り声を上げる。だが、熊は意にも介さず続けた。
「オオカミよ。おめえ、オレを倒そうと命を懸けただろう?」
「……ああ」
 命を懸けずして倒せるほど、熊は可愛い存在ではない。当たり前のことをと、銀の鼻面に皺が寄る。
「だからぜよ。命を懸けねば本気にもなれないような奴が敵になるかよ。そりゃ、敵じゃなくてただのガキぜよ」
「なんだと!?」
 熊の言葉は命を懸けてきたものたちへの侮辱だった。激昂し、大きく吼えた銀を熊は哀れむように見つめた。
 その態度に銀の血が怒りで沸騰する。

「訂正しろ!」

 銀は飛び掛からんばかりに身を沈めた。四肢の筋肉がぞわりと別の生き物のように盛り上がる。
 月下で白と黒の獣の視線が交錯する。
 それを断ち切ったのは熊の方だった。熊はつと視線を銀から逸らした。
「本当のことだぜよ。生き物が命を懸けたりしたらどうなるか分かるか?必ずどこかで殺し合いが始まるんだぜよ。そいつが分からねえのはガキ以外にいないぜよ」
「当然だろう!それに、この場は殺し合いだ。あの狐が言っていた。おまえの言葉に従うならば、命を懸ける理由がある」
 その言葉に熊は大笑した。野太い声が銀の身体を揺らす。

「これが殺し合いだと? こいつはただの茶番ぜよ」

 笑いを納めた熊はそう吐き捨てた。
「生き物が一番怖いのは死ぜよ。だから、獣は本来争うことを避ける。それでも命を懸けねばならぬなら、それはそうせねば死ぬときだけぜよ。あのキツネの言葉に従わねば、おめえは死ぬのか? 」
「…………」
 銀は答えられなかった。キュウビの言葉云々のことではない。その奥にある問いに対してだ。
 この熊を襲った理由はなんだったか。
 赤カブトの手下の勝手に判断してのことだ。しかし、もう訊かずとも分かる。この熊は赤カブトの手下ではない。
 いや、仮に手下であっても、たった一匹で熊に挑むのは蛮勇でしかない。
 先ほど、仲間が必要だと決めたばかりではないか。赤カブトを倒し、他の熊を軽く見ていたのか。自分だけで倒したわけではないというのに。
 つまり独り相撲で命を懸けていただけ。自分の尻尾を必死に追いかけまわしているようなものだ。
 銀は自分の間抜けさに自嘲するしかなかった。銀の身体から力が抜ける。同時に張りつめていた殺気も夜気に冷やされていく。

「……熊よ。あんたの言う通りだ。オレは……ガキだな。そして、襲いかかって悪かった」
 謝罪を告げる。その言葉だけで済ませられないほどの傷を与えてしまっていたが、謝るほかにどうしようもない。
「子供のやったことだ。気にはせんぜよ」
 素っ気ない返事だったが、銀は小さく頭を垂れた。
「ありがとう。ただ、ひとつ訂正してくれ。オレの仲間は命を懸けて戦って、数百匹が死んだ。あの戦士たちをガキと片付けて欲しくない」
 銀の言葉を受けて熊の表情が少し動いた。熊はぼりぼりと腹を掻いた。
「オレがガキだと言ったのはおめえのようなものに対してだけぜよ。それを死んだものにまで当て嵌めるのは、単なるおめえの驕りぜよ」
「……手厳しいな」
 銀は苦笑した。辛辣だが、それはこの熊の優しさだと感じた。今まで牙を交わした熊たちにもこんなものが居たのだろうか。話が通じないがために殺し合うしかなかったが。
 それを思うと少し寂しい気持がした。

「オレは銀だ。あんたは?」
「森の連中には大将と呼ばれているぜよ」
 似合いの名だと告げると、大将は鼻を鳴らしてそっぽを向いた。
 それから銀は大将と情報を交換した。銀は赤カブトの危険性と自分の目的を、大将からは彼の森の住人たちのことを。
 それで気づいたのは、集められた獣たちが奥羽のものたちだけではないということだ。日本中から獣を集めて殺し合いを強要するキュウビの真意は想像できなかった。
 だが、赤カブトの次にはキュウビと相対することになるのは確実だ。不可思議な力を持つ狐の対策も考えなくてはならないだろう。
 しかし、まだ情報が少な過ぎて雲をつかむような状態だ。今考えるのは赤カブトのことだけでいいだろうと判断する。

「……そういえば、崖下で何度か驚いたような仕草をしていたが何があったんだ?」
 一度思考を打ち切り、銀は話題を変えた。大将はしばし逡巡の表情を見せていたが、やがて小さく零した。
「主人公が危なかったんだぜよ」
「は?」
 意味が分からず聞き返すと、大将は口のあたりを自身の大きな手で覆った。
「……オレの思い付いた話ぜよ。十五匹のネズミたちが旅をしているんだぜよ。そのネズミたちの目の前に真白な体毛と赤い目をした大イタチが現れて――」
「えっと……あのな、続きは次の機会に聞くよ。ゆっくり」
 長くなりそうだと悟り止めると、大将は少し残念そうに口を噤んだ。余程の傑作だったらしい。銀は内心で溜息を吐いた。

 少しの間、会話が途絶えた。夜風が毛皮を弄ぶに任せる。
 ギンよ。と大将が口を開いた。
「おめえはこれからどうするんだぜよ?」
「……オレは町に行ってみようと思う」
 少し考えた後、大将の問いに北へ口吻を向けて返す。
 集められた獣の中には風変わりな人間も混じっていた。人間は人間の住処にいるものだ。自分の背に乗るデイバッグを開けてもらうには人間が必要だ。今なら言葉も通じるに違いない。
 銀の言葉に、あの岩場はマチというのか。と、大将が呟いた。
「おめえがあっちに行くなら、オレは向こうぜよ」
 大将はのそりと立ち上がり、左手で西を指した。
 あれだけの傷を負わされて同行する気になどならないだろう。現に、まだ大将の毛皮は流れる血でしとどに濡れている。この答えは予想通りだった。
 だが、仲間が欲しい今、簡単に諦められるものではない。

「……大将。一緒に来てくれないか?」

 幾許かの期待を込めて頼む。しかし、大将はすぐに首を振った。
「オレはおめえらと違って群れるのは好かんぜよ。もし群れたがっている奴に逢ったら、赤カブトとおめえのことを伝えておく」
 大将の言葉には揺らぎがない。重ねても、彼が折れることはなさそうだ。
 仲間集めには協力する。これが彼の最大の譲歩なのだろう。
 今はそれで充分かもしれない。
 互いに別れを告げ、町へと向かい始めた銀の背に大将の声が投げられた。

「ギンよ。いいか? 何に対しても命なんざ懸けるなよ。次に会ったとき、おめえがまだ命を懸けているようであれば、今度はぶちのめしてやる。命を懸けねえでぶちのめしてやるぜよ」

 分かったと、返事の代わりに尻尾を振る。それに満足したのかは分からないが、大将が言葉を続けることはなかった。
 歩を進めながら、それは無理だろうなと銀は胸中で呟く。
 大将の言葉を軽んじるつもりはない。
 命を懸けるのはそうしなければ死ぬときだけという、大将の言葉が頭を巡る。
 赤カブトを倒すことは奥羽野犬軍団の存在意義であり、生の証だ。赤カブトを倒せないのならば、それは死んだことと同義だと、銀は思っている。
 大将はそれすらも愚かと判ずるかもしれない。死んだままの生も、生には変わらないと。
 その点において、銀は大将とは相容れることはないと諦観していた。
 それは熊犬と熊の間にある埋まることのない溝だ。所詮、銀は熊犬で、大将は熊なのだ。

 一抹の寂寞とした風が銀の胸を通り過ぎて行った。

◇◆

 小さくなっていくオオカミの後姿を見送った後、大将は西への進行を始めた。
 だが、数歩も行かぬ内によろめき、崖に手を付いてしまった。

「意地を……張り過ぎたぜよ」

 独白する呼吸も荒い。銀と名乗るオオカミに加えられた傷の血はまだ止まってはいなかった。分厚い脂肪によって大事には至っていないが、決して浅い傷ではない。
 まったく馬鹿なことをしたと、大将は自嘲した。
 攻撃を甘んじて受け、青二才のオオカミに偉そうに説教をして――今、自分は傷に苦しんでいる。 
 容赦なくぶちのめしてしまっても良かったのだ。そうしたところで自分に何ら損はない。
 ただ、反撃に出てしまうことが、キツネの言葉を許容することになるようで気に食わなかったのだ。

 生き物は生きるために何かを犠牲にする。それは仕方のないことだ。その結果、殺し合うことになったとしても、そこに疑念はない。
 ただ、殺し合うかどうかは自分で判断すべきことなのだ。誰かに強制されることではない。ましてや、誰かに殺し合いを強要するなどあってはならない。

 その禁忌をあのキツネは破った。それは赦されることではない。
 それに、銀のように殺し合いに乗ってしまう愚者は少なくないかもしれない。何かを殺すことに命を懸けてしまうような連中が、無辜のものたちを襲い殺す。
 その姿を想像し、大将は怒りに身を震わせた。
 銀はまだ分別の付く愚か者だった。だが、他の全てがそうだとは限らない。
 加えて、先ほどのようなことを続けては自分の身体が参ってしまう。会場には自分よりも大きな獣も居たのだ。
 だから、次にそんな連中に遭遇したときは拳で解らせる他ないだろう。それがキツネの思惑通りであったとしても。彼とて妻子を持つ身だ。むざむざ死んでやるつもりはない。
 ただそのためにも、一先ず休む必要がありそうだ。少し、血が出過ぎている。

 大将はゆっくりと腰を下ろすと、先ほどの物語の続きを考えることにした。




【B-5/町付近/一日目/深夜】
【銀@銀牙 -流れ星 銀-】
【状態】:健康。使命感。
【装備】:なし
【所持品】:支給品一式、不明支給品1~3個
【思考】
基本:赤カブトとキュウビを斃す。
1:町に向かう
2:仲間を集め、軍団を作る。
【備考】
※参戦時期は赤カブト編終了直後です。
※ヒグマの大将と情報交換しました。ぼのぼの・アライグマ親子・クズリの父の性格と特徴を把握しました。
※会場を日本のどこかだと思っています。
※他種の獣の言葉が分かるのは首輪のせいだと考えています。

【B-5/崖下/一日目/深夜】
【ヒグマの大将@ぼのぼの】
【状態】:全身に幾つもの咬傷(中)、貧血(小)
【装備】:なし
【所持品】:支給品一式、不明支給品1~3個
【思考】
基本:殺し合いに乗っている獣はぶちのめす。殺し合いに乗っていない獣には赤カブトと銀のことを伝える。
0:主人公たちはどうなるぜよ……?
1:少し休んで西に向かう。
【備考】
※銀と情報交換しました。赤カブトを危険な獣と認識しました。



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GAME START 040:熊王の城
GAME START ヒグマの大将 030:狡兎三窟




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