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宇宙を越えた執着心 ◆h6cx7DWv6s


冷たく堅い床の感触が気に触り、小さな影がむっくりと体を起こした。
辺りは妙な明るさに包まれている。だが昼のような心地よさは感じさせず、窓の外を見ずともここが建物の中であることと、外は月が輝く夜であることに気付いていた。

あの場で何の脈絡も無く始まった出来事の顛末、そして首を爆破された小栗鼠のことを思い出す。黄色い体毛を持つ電気鼠・ピカチュウは小さく震えた。

今までに命を賭けた冒険は何度も繰り広げてきた。あの狐のような、想像を超える力を持つ者に立ち向かったことも一度や二度ではない。
しかしだからやれる、という確信は彼の頭には無かった。

名も種類も知らぬ、こりすポケモン(と彼は思っている)の死を見たことで死を身近に感じてしまう。
始めて沸きあがる種類の恐怖にピカチュウはしばし縮こまっていた。

だがそれも数刻。勇気を振り絞っておずおずと立ち上がる。
あの狐は動物を集めたと言っていたし、実際にあの場には人間はいなかった。
彼の近くにいた、兎の耳と尻尾を持つ少女を見てタケシの言っていた「こすぷれ」というものを思い出すが、それがただの飾りでないことはすぐに気付いた。

つまりここにはサトシはいない。カスミもタケシもケンジもハルカもマサトもヒカリも、誰もいない。

しかし、だから何だというのだろうか。
自分はトレーナーの命令のみで動くような機械的な生物ではない。
彼らがいないのなら、彼らにすがるのではなく自分の力で逆境に立ち向かう、それしか選択肢はなかった。


やがてピカチュウは支給品のことを思い出し、自分のサイズに合わせられた袋を調べることにした。
まずは地図。ここが室内であることを思い出し、辺りを見回す。壁は一面大きなガラス張りになっている。
念のために外を見ると明かりの粒がちらほらと見えた。この光景はピカチュウも知っていた。
どうやらここは電波塔の中のようであるらしい。つまり、丁度マップのど真ん中にいることになる。
それと次にここに集められている名簿を見る。
グレッグル……タケシのポケモン。ぶっきらぼうだけど仲間思いで実力もある。合流出来れば心強いだろう。
ニャース……ロケット団に所属する喋るポケモン。毎度のように繰り返しろくでもないことを企むが、こんな殺し合いに乗るような奴ではない。
ミュウツー……全くの安全かと言うとそうではないけれど、無闇に誰かを傷つけるような器ではない。恐らくは今頃キュウビに静かな怒りを燃やしているのだろうか。

どれもきっと自分に仇なす存在ではないだろうということを悟って胸を撫で下ろす。だが心配なことは心配だ。
あのキュウビのこと、きっと積極的に襲撃して回るような参加者を混ぜているに違いない。彼らがそんな奴の手にかかる前に、自分が行動しなければ。
当然ながら、サトシの所へ帰るためにもそんな奴に殺されるつもりなど毛頭なかった。

さらに食料。都合の良いことにポケモンフーズだった。しかし最も安価なもので量も必要最低限しかない。
そして、今後の命運を左右することになるかもしれない道具。

一つ目はミニ八卦炉。使いこなせば強力すぎるほどだが、少々扱い難しそうな上にリスクも大きいようなのでとりあえずこれは保留。
二つ目は地球動物兵士化銃。銃ではあるが、攻撃のために使うのではなくこれを照射すれば一定時間人間の姿を取れるらしいのだ。
自分が喋れないことを考えればかなり便利そうだが、本来の姿を誰にも見せてないのに使っていいのかどうか。 。

そして三つ目。……おもちゃっぽい。ジムとか書いてあるが、どうもただのプラモデル。つまりはずれってこと……

「ぬおおおおおおおおおおおおおそいつはガンプラァァァァァァァァァァッ!!!」
「ピカッ!?」
と、これを取り出した瞬間どこからか壮絶な声を聞こえた。
直後、緑色の影がピカチュウに突進をしかけた。いや、さっきまで彼が手にしていたプラモデルを強奪したのである。
余りに唐突過ぎるうえに不可解な行動だったため思わずあっけにとられたが、すぐに立ち直って威嚇のシ性をとった。

……しかし、現れた緑のカエルっぽいダルマはピカチュウには全く気付いておらず。

「うわぁーいジムだぁー!! あーもうこんなんに巻き込まれてどうなることかと思ったでありますよ!!」
ジムを抱きかかえ、絶賛大興奮中であったという。

【D-4/電波塔/1日目/深夜】
【ピカチュウ@ポケットモンスター】
【状態】健康、唖然
【装備】:なし
【道具】:支給品一式、ミニ八卦炉@東方project、地球動物兵士化銃@ケロロ軍曹
【思考】
基本:キュウビを倒して脱出する
0:( ゚д゚ )
1:現れた緑ダルマに対処
2:グレッグル、ニャース、ミュウツーと合流する
3:仲間や良いポケモンが悪いポケモンに襲われる前に助ける
※DP編からの参戦です。
※会場にいる動物達を全員ポケモンだと思っています。

【ケロロ軍曹@ケロロ軍曹】
【状態】健康、大興奮
【装備】:ジムのガンプラ@サイボーグクロちゃん
【道具】:支給品一式、不明支給品x1~3
【思考】
0:ガンプラッ!ガンプラッ!
1:えーマジ殺し合い?キモーイwwww
殺し合いが許されるのは発展途上星までだよね~ゲロゲロゲロ
2:とりあえずギロロと合流
※DP編からの参戦です。


【ミニ八卦炉@東方project】
使いこなせば冷房・暖房から山を一つ焼き払うなど多々な使用用途がある
魔理沙愛用のステキな物体。流石に威力制限はあるらしい。なお、呪文メモつき。
ただし使いこなせないようであれば腕が焼肉になったり丸焼きになtったり
ステーキになったり丸焦げになったり炭と化したりする。
ついでに空気整調効果もあるとかなんとか。大きさは人間が片手で持てる程度。

【地球動物兵士化銃@ケロロ軍曹】
ハコブフエルソシテタビラリガン、と読む。
照射すると相手はいわゆる「擬人化」される。
ロワ内では5発まで、効果時間は3時間。

【ジムのガンプラ@サイボーグクロちゃん】
クロを勝手に師匠と慕う小学校教師・鈴木一郎のあだ名の由来となった
量産型MS………のガンプラ。未開封。


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GAME START ピカチュウ 024:勘違いの産物
GAME START ケロロ軍曹 024:勘違いの産物




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