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蒼のあおひと」(2008/07/30 (水) 00:24:31) の最新版変更点

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#contents() ---- **はじまり  あおひとと言う一人の女がいました。苗字のない、ただのあおひとです。  悪乗りが過ぎる時があるけれど、それ以外は秀でる所など何もない、平々凡々とした女性です。  そんな至って普通の女性を変えてしまったのは、たった一つの出会い。  平凡に生きてきた平凡な女性は、平凡なお見合いで非凡な人生へと足を踏み入れたのでした。 [[お見合いしました>http://blog.tendice.jp/200707/article_69.html]] ---- **お見合い直後~あおひとさんの場合  のどかなお見合い会場の中で、あおひとは困っていました。  隣にはつい先ほど自分の事を「僕の女」だと言ってくれた善行さんと、気高さを感じさせながら佇む未婚号。  元はお見合いを妨害する不埒な輩がいた場合の対抗策として持ってきていたのですが、いざ帰ろうという段階で問題が浮上してしまったのです。  そう……未婚号は、一人乗りだったのでした。 「ぁうぇぅー……困りました……」  ぽそりと漏れた奇声に善行さんが振り向きます。 「どうかしたんですか?」 「え?いえ…未婚号に乗ってきたのはいいんですけど…これ、一人乗りなんです。だからどうしたものかと…」 「ふむ。じゃあ一緒に乗りましょうか」 「はいぃぃぃいぃっ?!」 「大丈夫ですよ、つめれば何とかなります」  もの凄く当たり前のようにさらっと言い放つと、そのままあおひとの手を引いて乗り込みます。  内心動きやすい服に着替えていてよかったと思いつつも、当たり前のように膝の間に座らされて思わず硬直。まさか世間一般で言う恋人座りをこんな所で経験することになるとは夢にも思わなかったのです。 「ね、何とかなったでしょう」  楽しそうに笑う善行さんをよそに、あおひとの心臓は破裂寸前、限界突破一歩手前でした。  後は国に帰ってお持ち帰りしてきた宣言をするだけだと楽観してたあおひとの、本当の試練はここから始まるのでした…。 #image(http://nyan2.amatukami.com/bbs/data/1855.jpg) ---- **[[試練突破までの歩み]] **[[温泉旅行までの歩み]] **[[出産までの歩み]] ---- **今日のごはん~あおひとさんの場合  トントンと軽やかな音を響かせて、あおひとはレンコンを切っていました。  鼻歌交じりにレンコン、にんじん、サトイモなど、準備した素材を手際よくさばいて行きます。 「今日は機嫌がよさそうですね」 「はいっ!」 「何かあったんですか?」 「えへへー、秘密です」  忠孝さんに尋ねられた時も、思わず笑顔が全開になってしまいます。  それもそのはず、今日は練習に練習を重ねたあの料理を夕食のメインにしようと奮闘しているのです。  夫の驚き、喜ぶ顔を想像するだけであおひとの機嫌はうなぎのぼりでした。  だから背後に忠孝さんが立ったときも、嬉しさでまったく気づかなかったのです。 「僕にも言えないことなんですか?」  忠孝さんは後ろから抱き付いてきました。その声はなんだか少し寂しそうで、少し戸惑ってしまいます。旦那さんにはめっぽう弱くて甘いのです。  でも驚く顔が見たいのだからと、心を鬼にして答えます。 「ひ…秘密、なんです」 「何を作っているのかも?」 「………ひみつ、です」 「そうですか…」 「で、出来上がったら何か分かりますからっ!」  しょんぼりする忠孝さんの頭にへろーんと垂れ下がる猫耳が見えたような気がして、あおひとはもの凄く申し訳ない気分になりました。  慌ててフォローをいれようと試みます。 「わかりました…」  忠孝さんの声にはいまだ元気がありませんでしたが、どうやら納得してくれたようでした。  でも、後ろからぎゅーしたまま離れる気配がありません。 「た、忠孝さん…くっつかれているとごはんが作れません…」 「そうですね」  返事はするものの、まだ離れません。むしろ、肩口に顔を埋めてきました。 「…おなか、空かないんですか?」 「その時はあおひとを食べますから」  どこか楽しそうにそう答える忠孝さんに負けたのか、あおひとは「もう…」と呟くとそのまま身をゆだねました。 /*/  平凡な女性と非凡な男性が出会って手に入れたのは、至って普通のどこにでもある、だからこそ特別な幸せの日々だったのです。 ---- **[[誕生日までの歩み]] ---- L:蒼のあおひと={  t:名称=蒼のあおひと(ACE)  t:要点=長い耳,旦那,子供たち  t:周辺環境=平凡な家  t:評価=全能力19  t:特殊={   *蒼のあおひとのACEカテゴリ = 個人ACE,PLACEとして扱う。     *蒼のあおひとは魔法使い、大魔法使い、風を追うもの、歩兵として見なし、これらの持つ全ての特殊が使える。  }  →次のアイドレス:・愛妻弁当(アイテム)・公園デビュー(イベント)・いってらっしゃい(イベント)・[[猫を貰いに行く]](イベント) }   *魔法使いは詠唱戦行為ができ、この時、詠唱戦((知識+器用)÷2)の攻撃判定は評価+2され、燃料は必ず-1万tされる。   *魔法使いは5m先までの目標に自らの人生を語ることで人間相手なら泣かせて前を見えなくさせ、相手の感覚力を評価-4に低下させることができる。ただし、相手も魔法使い、アラダである場合は効果がない。(燃料は消費しない)   *大魔法使いは詠唱戦行為ができ、この時、詠唱戦((知識+器用)÷2)の攻撃判定は評価+3され、燃料は必ず-1万tされる。   *大魔法使いは、魔法を使い、壁を蹴ってさらにジャンプすることができる。この場合では詠唱戦の判定でこれを行う。   *風を追う者は世界解析ができ、攻撃対象の技を一つ、無効化できる。   *歩兵はI=Dに乗っていないとき、独自で近距離戦闘行為ができ、この時、選択によって近距離戦の攻撃判定は評価+1できる。補正を選択した時は燃料1万tを必ず消費する。   *歩兵はI=Dに乗っていないとき、独自で中距離戦闘行為ができ、この時、選択によって中距離戦の攻撃判定は評価+2できる。補正を選択した時は燃料1万tを必ず消費する。   *歩兵はI=Dに乗っていないとき、独自で遠距離戦闘行為ができ、この時、選択によって遠距離戦の攻撃判定は評価+1できる。補正を選択した時は燃料1万tを必ず消費する。
#contents() ---- **はじまり  あおひとと言う一人の女がいました。苗字のない、ただのあおひとです。  悪乗りが過ぎる時があるけれど、それ以外は秀でる所など何もない、平々凡々とした女性です。  そんな至って普通の女性を変えてしまったのは、たった一つの出会い。  平凡に生きてきた平凡な女性は、平凡なお見合いで非凡な人生へと足を踏み入れたのでした。 [[お見合いしました>http://blog.tendice.jp/200707/article_69.html]] ---- **お見合い直後~あおひとさんの場合  のどかなお見合い会場の中で、あおひとは困っていました。  隣にはつい先ほど自分の事を「僕の女」だと言ってくれた善行さんと、気高さを感じさせながら佇む未婚号。  元はお見合いを妨害する不埒な輩がいた場合の対抗策として持ってきていたのですが、いざ帰ろうという段階で問題が浮上してしまったのです。  そう……未婚号は、一人乗りだったのでした。 「ぁうぇぅー……困りました……」  ぽそりと漏れた奇声に善行さんが振り向きます。 「どうかしたんですか?」 「え?いえ…未婚号に乗ってきたのはいいんですけど…これ、一人乗りなんです。だからどうしたものかと…」 「ふむ。じゃあ一緒に乗りましょうか」 「はいぃぃぃいぃっ?!」 「大丈夫ですよ、つめれば何とかなります」  もの凄く当たり前のようにさらっと言い放つと、そのままあおひとの手を引いて乗り込みます。  内心動きやすい服に着替えていてよかったと思いつつも、当たり前のように膝の間に座らされて思わず硬直。まさか世間一般で言う恋人座りをこんな所で経験することになるとは夢にも思わなかったのです。 「ね、何とかなったでしょう」  楽しそうに笑う善行さんをよそに、あおひとの心臓は破裂寸前、限界突破一歩手前でした。  後は国に帰ってお持ち帰りしてきた宣言をするだけだと楽観してたあおひとの、本当の試練はここから始まるのでした…。 #image(http://nyan2.amatukami.com/bbs/data/1855.jpg) ---- **[[試練突破までの歩み]] **[[温泉旅行までの歩み]] **[[出産までの歩み]] ---- **今日のごはん~あおひとさんの場合  トントンと軽やかな音を響かせて、あおひとはレンコンを切っていました。  鼻歌交じりにレンコン、にんじん、サトイモなど、準備した素材を手際よくさばいて行きます。 「今日は機嫌がよさそうですね」 「はいっ!」 「何かあったんですか?」 「えへへー、秘密です」  忠孝さんに尋ねられた時も、思わず笑顔が全開になってしまいます。  それもそのはず、今日は練習に練習を重ねたあの料理を夕食のメインにしようと奮闘しているのです。  夫の驚き、喜ぶ顔を想像するだけであおひとの機嫌はうなぎのぼりでした。  だから背後に忠孝さんが立ったときも、嬉しさでまったく気づかなかったのです。 「僕にも言えないことなんですか?」  忠孝さんは後ろから抱き付いてきました。その声はなんだか少し寂しそうで、少し戸惑ってしまいます。旦那さんにはめっぽう弱くて甘いのです。  でも驚く顔が見たいのだからと、心を鬼にして答えます。 「ひ…秘密、なんです」 「何を作っているのかも?」 「………ひみつ、です」 「そうですか…」 「で、出来上がったら何か分かりますからっ!」  しょんぼりする忠孝さんの頭にへろーんと垂れ下がる猫耳が見えたような気がして、あおひとはもの凄く申し訳ない気分になりました。  慌ててフォローをいれようと試みます。 「わかりました…」  忠孝さんの声にはいまだ元気がありませんでしたが、どうやら納得してくれたようでした。  でも、後ろからぎゅーしたまま離れる気配がありません。 「た、忠孝さん…くっつかれているとごはんが作れません…」 「そうですね」  返事はするものの、まだ離れません。むしろ、肩口に顔を埋めてきました。 「…おなか、空かないんですか?」 「その時はあおひとを食べますから」  どこか楽しそうにそう答える忠孝さんに負けたのか、あおひとは「もう…」と呟くとそのまま身をゆだねました。 /*/  平凡な女性と非凡な男性が出会って手に入れたのは、至って普通のどこにでもある、だからこそ特別な幸せの日々だったのです。 ---- **[[誕生日までの歩み]] **[[最新]] ---- L:蒼のあおひと={  t:名称=蒼のあおひと(ACE)  t:要点=長い耳,旦那,子供たち  t:周辺環境=平凡な家  t:評価=全能力19  t:特殊={   *蒼のあおひとのACEカテゴリ = 個人ACE,PLACEとして扱う。     *蒼のあおひとは魔法使い、大魔法使い、風を追うもの、歩兵として見なし、これらの持つ全ての特殊が使える。  }  →次のアイドレス:・愛妻弁当(アイテム)・公園デビュー(イベント)・いってらっしゃい(イベント)・[[猫を貰いに行く]](イベント) }   *魔法使いは詠唱戦行為ができ、この時、詠唱戦((知識+器用)÷2)の攻撃判定は評価+2され、燃料は必ず-1万tされる。   *魔法使いは5m先までの目標に自らの人生を語ることで人間相手なら泣かせて前を見えなくさせ、相手の感覚力を評価-4に低下させることができる。ただし、相手も魔法使い、アラダである場合は効果がない。(燃料は消費しない)   *大魔法使いは詠唱戦行為ができ、この時、詠唱戦((知識+器用)÷2)の攻撃判定は評価+3され、燃料は必ず-1万tされる。   *大魔法使いは、魔法を使い、壁を蹴ってさらにジャンプすることができる。この場合では詠唱戦の判定でこれを行う。   *風を追う者は世界解析ができ、攻撃対象の技を一つ、無効化できる。   *歩兵はI=Dに乗っていないとき、独自で近距離戦闘行為ができ、この時、選択によって近距離戦の攻撃判定は評価+1できる。補正を選択した時は燃料1万tを必ず消費する。   *歩兵はI=Dに乗っていないとき、独自で中距離戦闘行為ができ、この時、選択によって中距離戦の攻撃判定は評価+2できる。補正を選択した時は燃料1万tを必ず消費する。   *歩兵はI=Dに乗っていないとき、独自で遠距離戦闘行為ができ、この時、選択によって遠距離戦の攻撃判定は評価+1できる。補正を選択した時は燃料1万tを必ず消費する。

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