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松野尾 多季景/プロメテウス

    

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■プロメテウス
  • 時の神殿で、ハデス達の世話をしていたクリュメネーの息子。
  • 元々はクロノスの部下だったが、母の遺言でハデス達の味方に。
  • ティターンの戦い後、ゼウスと志を違えて、戦うことに。
  • ヘルメスの母、マイアの一族の長ともいうべき立場。
  • 最後まで、人間に火を与えることをゼウスに要求し続けた。

クロノス神殿を出て、クロノスを倒す迄  (20巻内「序章の星座宮」より)


  • 時の神殿から子供たちが脱出してから、約1年近く。いまだに何の手がかりも掴めず荒れるクロノスに声をかける。その際、自分の予言力で子供達を捜せないかと問われるが、レアの強力な結界の前にはなす術はないと答えると、役立たず扱いされ、さがるように命じられる。去りぎわに、一言「お命をねらっているのは お子だけではないかもしれませぬよ」との忠告をしておいた。

  • クロノス神殿を出て行こうとすると、ヘカーテが自分も行くと言ってきた。「好きにするがいい」との言葉に「そうするわ」と答える彼女。

  • ハデス・ポセイドン・ゼウス達の反乱軍と、クロノスの迎撃軍が衝突し、戦っているのをヘカーテと共に遠くから眺めつつ、この戦いが長びくだろうことをヘカーテに話しかけた。ヘカーテからこの勝負の結果が分かってるのではないかと問われるが、その問いには答えず、自分の好きなようにするだけだと述べるに留まる。

  • ポセイドンの天幕を、援軍に加わりたいと訪れた。ポセイドンが自分の問いかけにも答えず、自分の顔に驚き思わず「クリュメネー?」と呼びかけてくる。「母はお前を庇って死んだらしいな」と言うと、やっと自分が何者なのか悟ったようだったが、そこへハデスが訪れて来た。ポセイドンと同じく、自分を見て「ク…クリュメネー…?」と呼びかけてきたが、すぐに違うと気付き、誰なのか尋ねて来た。

  • 自分はプロメテウスという名だと名乗り、クリュメネーの息子だと自己紹介をしておいた。そして、ハデス・ポセイドンに自分がここに来た理由は、魂が消滅する前に自分の所を訪れた母が残した遺言のためだと告げ、遺言の内容を教える。
「おまえ達兄弟の・・・ 力になってやれと―――」

  • 母のことを聞き、感慨にふける様子のハデス・ポセイドンだったが、ヘカーテに話しかけられ、彼女を共にクロノスのもとを出てきた者だと紹介した。

  • 次々現れる、迎撃軍。兵士達の疲労を理由に、進軍について話し合われたが、まとまらない意見の中、ポセイドンにクロノスは前線に出て来ないのか尋ねられる。呪詛に怯えきったクロノスをあの男と呼び、出てくることを完全否定。するとヘカーテに、こちらから出向いてあげれば?と問われ、すぐにその意を組んで、別働隊を組むことを示唆した。それが可能なことかハデスに問われるが、かなり危険だがと前置きをした上で、元々クロノス側に長く居た自分とヘカーテは、クロノス神殿内部はもちろん、外からの隠し通路などにも詳しいことを説明。

  • 正面突入しか頭になかった、ハデス・ポセイドン・ゼウスには寝耳に水のような言葉で、驚きを隠せない様子だったが、クロノス神殿に行くのなら案内をと申し出た。ハデスとポセイドンが行くことを申し出たが、ゼウスにハデス達や自分に抜けられては、戦力が半減すると反対される。そこへ、ヘカーテが案内役を代わって買って出てくれた。

  • 出発前のヘカーテに、たのんだぞと声をかけた。見送っている顔は冷静そのものだが、心中では、これでこの戦さが終わること、ハデスに向かいしっかりするように、と呟いていた。

  • 皆に別れを告げることもなく、ヘカーテにだけ弟の所へ行くことを伝えて去っていった。

反乱軍へ参戦後(クロノスの残党/総大将ポルピュリオン)

  • オリンポス軍のゼウス参戦の報を聞き、ポルピュリオンを呼びとめ、「オリンポス軍はついに ゼウスが出て来たらしいぞ」と、報告した。

  • 夜が更けてから、ポルピュリオンの天幕を訪れ、「オリンポス軍に送り込んでいた密偵から知らせが来た」と、報告をした。

  • 「ゼウスは やはり夜明けまえをねらって 総攻撃をかけてくる気らしい」と、伝えると、忌々しげに返事するポルピュリオンに、ゼウスが連れてきた援軍が加わり、敵の兵力がこちらと同等になっているため甘く見ていると痛い目にあうぞと、忠告した。

  • 自分の忠告に対し、ポルピュリオンは、勝運が強い内にやつらをたたきのめすと言って、「夜襲だ!!」と、怒鳴った。ゼウスが動く前にこちらから仕かける旨を告げ、部下達に雷撃の戦術で行くことを伝えた。そして、将校達には戻って精鋭部隊を編成するよう指示を出していた。

  • 指示を出すポルピュリオンに、待つように伝え、反対の意を唱えた。「なんだと?!」と、ポルピュリオンから睨まれたが、ティターンの戦いでクロノス軍を破った強者であるゼウスの陣営にやすやす切り込めるとは思えないと自分の意見を述べた。
  • 自分の意見に、「援軍は到着したばかりで疲れているはず!! 攻めるなら今だ!!」と、反論してくるポルピュリオン。

  • 「しかし・・・」と、言い募る自分の言葉を遮り、自身満々に「勝機は我が軍にある!!この奇襲で一気にけ散らしてくれるわ!!」と言い放つポルピュリオンを見て、もはや何も言わずに黙して立っていた。

  • ポルピュリオンの号令で転がされる巨岩石達。そして、天幕がつぶされた時点で何かに気付いた。ポルピュリオンの号令で、一斉に打って出た兵士が困惑しているのを尻目に、ポルピュリオンに向かって、これはワナだから撤退するようにと、呼びかけた。

  • ポルピュリオンが、「何っ・・・」と、自分の方を振り向くが、自分達の背後の崖上には、既に軍神アレスが率いる兵が居た。やはり夜襲をかけてきたなと述べられ、自分達の密偵の優秀さを皮肉で褒められた。

  • 前方のポルピュリオンと共に、アレスを見上げていると、得意げな笑みを浮かべたアレスから、余裕そうな姿勢のまま、ゼウスは全てお見通しだったことや、わざと自軍の情報を流して、自分達の兵を動かすように仕向けたことが、たたずむポルピュリオンに告げられた。

  • アレスから兵達に、「行けっ!!」と言う号令が下された。ポルピュリオンと共に幾人もの兵に囲まれて、ポルピュリオンに声をかけ、ポルピュリオンから撤退命令が出された後、「全員退けっ!!この作戦は失敗だ」と、自軍に向かって怒鳴った。

  • 自分達を追って来ようとするアレスだったが、崖の向こう側から、ゼウスに止められていた様子で、そのまま、ポルピュリオン達と共に撤退する中、向こう側に居るゼウスと静かに目を合わせていた。

  • 夜が明け、「迎撃態勢を整えよ!!オリンポス軍はすぐやってくる」と、身を潜めるための岩など、兵士に迎え撃つ準備をさせていると、ポルピュリオンに、昨夜の一件で勢いづいているオリンポス軍にどう対するのか?と、尋ねられた。

  • 昨夜の失敗で自軍の精鋭部隊の半数近くを失ったことや、戦力が敵の方がわずかながら上だということなどの事実を冷静に述べると、ポルピュリオンからは、どうするのだと再度尋ねられて、「全力で迎え撃つまで」と、落ち着いて答えた。

  • ポルピュリオンから、戦法はおまえに一任すると任され、「おまかせを―――」と、返事をしておいたが、この戦は負けるかもしれないと思いはじめていた。だが、自分の目的は勝利ではなかった。自分の想いは人間へと向けられており、結果ゼウスの技量を試すことになったのだった。
我々が こうして戦っている間も下界では人間が 未だ無知と暗闇の中で 獣のように暮らしている・・・  人間に火を贈ることさえ許さぬゼウスに 私は忠告を与えたいのだ・・・・・・ そして改めて見せてもらうぞ おまえが まこと全能神にふさわしい技量の持ち主かどうかを―――!!

  • ひずめの音と共に、オリンポス軍の姿が見えた。すぐに、「第一部隊まえへ!! 波動の陣形だ!!」と、指示をだした。

  • 砦を崩され、慌てながら報告してくる兵士に、落ち着いた態度で、「ひるむな!!戦列をくずしたほうが負けになる!!」と、応じておいた。

  • 右翼前線で指揮をとっていたアレスが、砦が崩れたのを機に兵士共々こちらに突っ込んで来るのを見て、「敵の左がくずれた!!攻め込め!!」と、的確に指示を出した。

  • 戦場内で、味方の兵士達を切りながら突っ込んできたアレスの剣を受けとめ、「ポルピュリオン殿のまえに 私がお相手しよう オリンポスの能なし軍神殿」と、アレスに告げた。

  • 能なし軍神呼ばわりされて、怒ったアレスが切りかかって来たが、「能なしさ・・・」と、平然として答え、逆に左肩に傷を負わしながら、「自分の力も知らずに敵陣につっ込んでくるとはな―――」と、語った。

  • 傷を負いつつも荒い息の下、自分のことを裏切者と呼び、睨んで来るアレス。そんなアレスに「今 おとなしくさせてやろう」と、止めをさそうとしたが、それを静止する声と共にアレスの後ろからゼウスが現われた。

  • ゼウスから、自分に向けて、「おまえの相手は 私がしよう その役が務まるのは 私くらいだからな」と、告げられ、真正面見据えられて、自分もゼウスの名を呼びながら彼の方に向き真正面から受けて立った。

  • ゼウスの出現に味方の兵士達がざわめき、「殺せっ!!」という声も上がっていたが、「誰も手を出すな!!」と、一喝しておいた後、自分が勝ったら必ず自分の要求をのんでもらうぞと、ゼウスに話しかけた。

  • 要求が何のことだか分からない様子だったゼウスだが、人間に火を与えることだと思いあたったようで、それならば、以前禁じたはずだと、告げられるが、「だから今度こそ認めてもらう」と、ゼウスを見つめると、自分が勝てば認めてやろうという、言葉をゼウスが告げて来た。

  • ゼウスのの言葉を受けて、「その言葉忘れるな」と言いつつ、全身に纏っていたマントを背中の方に剥ぎ取り、「勝負だ!!ゼウス!!」と、剣で挑んで行ったが、自分の剣は彼の剣に受け止められてしまい、そのまま、何合も打ち合ったが全く勝負がつかない。

  • ゼウスから、「どうやら―――剣では勝負がつかぬようだな」と、話しかけられて、「そのようだ」と、応じて、神力戦の術を行なうため、同時に打ち合いを止めて少し離れた。

  • ゼウスとの神力戦のため術の準備に入っていると、ポルピュリオンがゼウスの後方から切りかかって行っていた。一瞬驚いたが、ゼウスは落ち着いて、術でポルピュリオンの首を飛ばしていた。

  • ポルピュリオンは生首の状態でも息絶えずにいた。慌てる味方の兵士達を、一喝していたが、ゼウスから、止めを刺されそうになって覚悟を決めたポルピュリオンが、「皆 道連れだ!!わしの最期の力見るがいい―――っ」と、叫ぶ言葉を聞き、咄嗟に制止をするが、間に合わなかった。

  • ポルピュリオンが力を解放したことで、山が唸りはじめた。「皆 逃げろ!!山津波が来るぞ!!」と、大声で警告を発したが、山津波の方が逃げる兵士よりも早かった。

  • ゼウスが逃げてもムダだと呟いた後、剣を大地に突き立てて、大地に静まるようにと命令しながら、力を放出するのを目前に見る。

  • 山津波を止めつつ両軍に退くようにと怒鳴るゼウスの前にたたずみ、「この山津波をひとりで支えているのか・・・ なんという力だ・・・」と、驚きつつ、オリンポスの主の力量と自分の負けを潔く認めていた。
やはり おまえはオリンポスの王――― 全能神に値する者であったか――― 私の負けだ―――

  • 戦が終わった後、オリンポス軍の捕虜となり、オリンポス神殿の地下牢に囚われの身となっていた。地下牢へ、ヘルメスが訪れ、なぜ逃げなかったのか?と問うて来て、山津波の混乱に乗じてなら逃げられたはずなのにと続けるのを、「めったなことを口にするなヘルメス 反逆罪に問われるぞ」と諌めた。

  • 「でも・・・このままでは・・・」と、自分の身を案じるヘルメスに向かって、「私のことは心配するな  それよりもっと近くに来て顔を見せろ ずいぶん大きくなった」と、世間話のように話しかけた。

  • 腰掛ける自分の側にひざまづくヘルメスの顔を覗きこみ、「だんだんマイアに似てきたな」と、嬉しげに笑顔で述べると、ヘルメスは自分を見上げながら、、「プロメテウス様・・・」と、声をもらした。自分を見上げた状態のヘルメスから、自分いに向かって、どうしてゼウスに戦いを挑んだりしたのか?と尋ねられた。

  • 穏やかな表情で、「ゼウスと私は理想が違う 歩く道もどうしても違ってくるのだ」と、ヘルメスを説くのだが、ヘルメスからは、おふたりが戦うなんて嫌です!!と、しがみつかれてしまった。

  • 自分にしがみつき、下を向くヘルメスの両肩に手を置き、「許せ―――おまえの立場を苦しくするつもりはないのだ」と、告げ、尚も小刻みに体を震わせるヘルメスに、「おまえがゼウスを信じるなら彼についてゆけ それは決して間違いではない」と、優しく諭した。

  • 突如現われ、ヘルメスの詰問をはじめたアレスに向かい、「ヘルメスは私にゼウスに従うよう諭しに来ただけだ 妙な詮索はよせ」と、話しかけると、怒号のような声で、「黙れ!!きさまのいうことなど信用できるか」と応じられた。

  • 「私がよほど憎いらしい 肩の傷はそんなに痛むか?」と、アレスを見上げると、怒りにまかせ、実力行使に出たアレスから、ムチで一発バシッと、思い切り打たれ、痛みに顔を歪ませた。

  • 自分がムチ打たれるのを見たヘルメスが、慌てて自分を庇う形でアレスとの間に割って入り、アレスに抗議。しかし、アレスも強行な態度で、自分を庇うヘルメスに、反逆者を庇うならばヘルメスもも同罪だと言い放つ。

  • アレスの言葉で、それ以上は何も言えなくり、ただ口惜しそうに、歯噛みするヘルメスだったが、そこへ、アルテミスがアレスの名を呼びながら、こんな所にいたのか?と、現われた。

  • アルテミスの話しで、ヘラが傷を心配して自分を捜していることを知ったアレスは、必ず痛いめを見せてやると、いう言葉を、自分とヘルメスに向かって吐いた後、地下牢を立ち去った。

  • ヘルメスと話すアルテミスの姿を、真っ直ぐ見つめながら、「太陽神の妹・・・月の姫か・・・ ずいぶんとまっすぐな瞳をしている」と、穏やかに告げると、アルテミスは赤面しつつ慌てて地下牢を飛び出してしまった。

  • ゼウスの命令で、両手は枷に繋がれ足は裸足といった状態で、両脇に槍を持った兵士に囲まれて、謁見の間に連行されて来た。アレスに強要されて剣を持ったまま、自分を目前に躊躇しているヘルメスを穏やかに見つめて、目を閉じた。

  • ヘルメスを片腕で抱くようにしつつ、「剣を捨てろ―――私は こんなことは望んでいない」と、告げるゼウスの声に目を見開く。

  • 自分を連行して来た兵士に錠をはずさせ、自分の釈放を告げるゼウスに、「後悔するぞゼウス 私は考えを改める気はない―――」と、告げるが、ゼウスには、「構わぬ 私は誰にも負けはせぬからな―――」と、自信たっぷりに応じられた。

  • 「ふ・・・さすがは全能神だ―――」と、笑みをもらしその場を去ろうとすると、ヘルメスから、なにがあってもゼウスについて行くと真剣な顔で告げられる。

  • 「信じた道を進め―――自分自身の真実のために―――」と、振り返ってヘルメスへの言葉を残した。その言葉に、妙にスッキリした顔で「はい」と答えるヘルメスの姿があった。
プロメテウスの言動・行き様は、ヘルメスに多大な影響を及ぼしているようだ。

ゼウスに敗れた後

  • 釈放されたその後、結局陽の出の火を盗み出し、人間に与えた。 (12巻内「信念の星座宮」」より)
最後までゼウスとは違う信念を貫き、孤独な道を歩んで行ったようだ。


■松野尾 多季景(まつのお たきかげ)
  • 設定年齢30歳。15歳年下の沖野(アルテミス)の恋人。 (17巻「天空の星座宮」巻末より)
  • 聡明で大人の男性をイメージして描かれている(17巻「天空の星座宮」巻末より)
  • 医者であり、G県K村の岩鞍リゾートがある場所の山奥に、「松野尾診療所」という診療所を開いていた。(12巻「月光の星座宮」より)