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#CONTENTS ---- **「イオージマ」ってどこのどういう軍艦ですか?アメリカの空母ですか? 米海軍「イオージマ」級 兵員と輸送ヘリを同時運用を目的に建造された強襲揚陸艦 1961年に就役〈現在は退役)ヘリ25機と兵員1500名を収容可。 同級艦名は「米軍の過去の上陸地」を冠して付けられたもので ネームシップはそのまま”硫黄島” その他グアム・インチョン〈仁川)・ニューオーリオンズ等々 #right(){(8:589)} 退役したイオージマと先日就役した新しいイオージマがある。 #right(){(8:593)} .>>589 微妙に違う、という見方をしておこう 「激戦地」だよ ニューオーリンズは1814年の米英戦争時にアンドリュー・ジャクソン(後の大統領)率いる民兵部隊が イギリス軍を破った場所 #right(){(8:598)} そうだな、ベローウッドなんかも上陸地ではない。 第一次大戦の激戦地となったパリ郊外かなんかの地名じゃなかったか。 #right(){(8:600)} **強襲揚陸艦てなんですか? 教えてください。 簡単に言うと「ヘリ空母+兵員輸送船」です。上陸用舟艇や輸送ヘリを 搭載し、上陸作戦に投入されます。 #right(){(9:324)} 揚陸艦ですから、やはりヘリだけでは不十分で、上陸用舟艇を運用する 能力までは欲しいですね。 代表的な強襲揚陸艦では、艦内に海面と続くウェルデッキと言われるプールを 持ち、ここに用意した上陸用舟艇を、ハッチを開けるだけで発進させることが できます。そして、上の甲板から発進したヘリやハリアーと強調して敵前上陸 するわけです。 #right(){(9:system)} 強襲用ヘリと揚陸艇の母艦としての機能と 揚陸作戦指揮能力の保有 #right(){(86:421)} **輸送艦と輸送揚陸艦と揚陸艦の違いを教えてください 自衛隊においては揚陸艦と輸送艦は同義語ですが…(藁。 一般的な海軍では、揚陸艦は戦車とか上陸用舟艇を搭載して、敵地に攻め込んでいく艦艇です。 敵前での強襲揚陸などに使用され、援護のための兵火を持つなど、戦闘艦の要素も多分に持っています。 一方、輸送艦は揚陸艦を使って強襲した後で設置した桟橋に、戦車など装備、兵士 を運ぶもので、商船タイプのものが多く、武装はさほどでもありません。 #right(){(12:眠い人 ◆ikaJHtf2)} 実際には空母船型でヘリでの揚陸を主体とするイオージマ・クラスから強襲揚陸艦と呼ばれた。 (それ以前にも強襲ヘリ空母ってのは有ったんだが) #right(){(47:267)} ちなみに旧日本海軍-海上自衛隊では揚陸艦のことを輸送艦と言う。 #right(){(47:275)} **海自の多目的輸送艦「おおすみ」はLCAC搭載ですがこのLCACは上陸作戦での戦闘能力もあるのでしょうか おおすみに搭載されているLCACですが、艇固有の武装はありません。 また、上陸中に、搭載された車両の武器等により戦闘を行うことも無理でしょう。 #right(){(15:ちゃぎ)} **艦船に装備されているデリックとクレーンの違いを教えてください デリックというのは艦船用の荷役装備ですね。 ポスト(支柱)とブーム(腕状の部分)によって構成され、ウインチにつないだロープを使って貨物の吊り上げを行ないます。 クレーンとの最大の違いは、デリック自体にはモーターなどの動力装置をもたないことです。 構造がシンプルで使い勝手がよいため、艦船の荷役に使用されます。 #right(){(25:420)} **海上自衛隊の輸送艦おおすみ級のクレーンって何t位までOKですか? 15tクレーンが搭載されています。 #right(){(30:名無し軍曹)} **LSTって何ですか? Landing Ship Tank 戦車揚陸艇の意味です #right(){(32:872)} **LCACとLCUとLCMとLCVPの違いを教えて頂けませんか? LCACはホバークラフトの揚陸艇、LCU>LCM>LCVPで LCUは輸送艇1号ぐらいまでの大きさがあります LCMは機動揚陸輸送艇・LCVPは小型揚陸舟艇 #right(){(36:予備海士長)} **LPD-17はなぜ全通甲板じゃないのでしょうか。 LPDだから。LHA、LPD、LSD各1隻で一個ARGを構成する。 LPD-17はLSTとLKAと旧式LSD*2の更新で車両輸送がメイン。 格納庫甲板を設ける余裕なんか無いし、車両甲板面積を大きく取る分、 上構で稼がないと25000tに纏まらない。 #right(){(51:413)} **ワスプの艦尾のドックにトビラがありますが、あれは解放時には、海中に没するんでしょうか。 はい、ウェルデッキ底面とツライチになります。 尻を沈めると海中に没します。 #right(){(55:226)} **LCACはRPG1発で撃破されてしまうのですか? 当たり所が悪ければ行動不能にはなるでしょうね 結構デリケートなんですよアレは #right(){(80:34)} **ノルマンディー上陸作戦でイギリス兵(?)が海から上陸する時に乗っていた乗り物の名前知りませんか? 揚陸艇(LCVPとかLCM、LCIなど) #right(){(84:532)} **全通甲板で固定翼を運用していない船というのはおおすみ型以外にあるのでしょうか? 一般的に輸送艦で固定翼の艦載機は運用していません。 #right(){(90:535)} あとおおすみは強いて言うと強襲揚陸艦に近い輸送艦なので似たようなものはいくつかある。 例えば英のオーシャンとか米のタラワ級とかね (一応書いておくが遠い親戚ぐらいの近さなので同じものだと勘違いしないように) 後方艦種はここらへんで調べてみるのがいいかも。 http://www.hazegray.org/worldnav/ #right(){(90:539)} **砂浜にズザーっと座礁してから荷物を下ろすタイプの揚陸艦って脱出不能になったりしないのですか? あれは「座礁」ではなく、「ビーチング」と言います。 着陸と墜落ぐらい違う言葉なので、今後は使わないように。 ビーチングの時に浜に乗り上げるのは、艦底全体ではなく、艦首部分だけ です。従って、脱出不能になることはまずありません。 当然、訓練はしょっちゅうやっています。テレビニュースなどで画像が流 れることもありますよ。 #right(){(93:21)} スクリューは海底に当たらないように、保護板が付いています。 あと、艦首部は強化されているので、砂浜にぶち当てる衝撃程度では びくともしません。 #right(){(93:26)} 手順を説明すると、あらかじめビーチング事には艦の後方に錨を入れておきます。 離岸の際には艦のトリムを調整して艦首を軽くしておきます。 そして艦に後進をかけ、錨策を巻き取りながら離脱します。 万が一離脱不可能になった場合は僚艦に引っ張ってもらうことになります。 #right(){(93:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **強襲揚陸艦と、揚陸艦の違いは何ですか? 戦車を運用できるか出来ないかの違いです。 #right(){(94:171)} 強襲揚陸艦と揚陸艦の違いは、敵前での着上陸作戦(強襲上陸作戦)を 実施できる(あるいは支援できる)能力の有無。 >>171の言うような戦車を運用できるか否か、というだけでなく、 支援航空機、支援ヘリの運用能力も、現代では問われる。 #right(){(94:172)} **今でも上陸というのはプライベートライアンみたくやるんですか? >おおすみ級みたいのががどんっとビーチに乗り上げるの? 「おおすみ」から上陸専用の小型の船が発進し、浜へ。 #right(){(94:782)} **ボボ中尉っていう船御存知の方いらっしゃいませんでしょうか? 米軍のLo-Lo型事前集積船、MV 2nd Lt. John P. Bobo (T-AK 3008) でしょう。湾岸IIでも活躍したとのことです。 ベトナム戦争時、身を犠牲にして北ベトナム軍の攻撃を食い止めた ボボ中尉の名前を記念した艦名だそうです。 補足 ちなみに、Second Lieutenantは海兵隊では少尉、と訳されます。 Lieutenant が中尉、Captain が大尉です。ボボ少尉、ですね。 もし中尉、となっていたのなら2nd → 二尉→ 中尉という誤訳でしょう。 Lieutenant自体に補助という意味があり、Lieutenantは補助大尉=二尉という意味。 2nd lieutenantはさらにその補助となりますから、三尉(少尉)と訳すのが妥当なわけです。 #right(){(103:system)} 補足。 Lieutenantが補佐だから、LieutenantColonelはColonel(大佐)の補佐で中佐ね。 ちなみに陸式と海式では、Lieutenantの発音が違う。あとは詳しい人に。 #right(){(103:684)} **LCACとかのエアクッション揚陸艇って、強襲揚陸艦で上陸地点の近くまで運ばれますよね。 >上陸地点の沖合い何kmくらいのところから自力で動き始めるんでしょうか? たしか最近は水平線のむこう側から発進します。 少なくとも10km以上の距離はあります。 #right(){(104:689)} アメリカ海兵隊のマニュアルには、通常のLCで4~5Km沖合、LCACは高速が出せる分、 敵野砲の射程距離外である10~15kmから発進できる、とあった。 #right(){(104:690)} **ハイラインの仕組みについて質問です。 >艦Aから艦Bに補給する場合、艦Aの甲板からの離陸、艦Bの甲板への着陸はどのようになっているのでしょうか? 洋上移送にはマニラ・ハイライン法、改ハウスホール法及びストリーム法の3種類があります マニラ・ハイライン法は人員移送に主に使用されるためローラ部分にウィンチに相当する部分がありません。 「離陸」「着陸」はゴンドラが中に浮いているため特にありません。 改ハウスホール法及びストリーム法は「離陸」はキングポスト(支柱)を上下する スライディング・パットを使用して行います。 「着陸」では受給艦側にスライディングパットアイ装置があればこれを使用して物資を甲板に降ろします。 スラディングパットアイ装置がない場合は改ハウスホール法では軽量トロリにある CDR(カーゴ・ドロップリール)のブレーキ解除索を引っ張ると物資が甲板に降りるようになっています。 ストリーム法ではトロリにあるEMH(電動ミサイルホイスト)もしくはCDRを使用して物資を甲板に降ろします。 重量物には控え索をとって人間が物資の振れ回りを押さえています。 #right(){(105:76)} >スライデイングパッドアイとは空母のサイドエレベーターのようなものでしょうか? >また、海自ではミサイルのハイライン輸送はやっていないと聞きました。 スラパイ=上下するフック(アイ)の付いた普通の柱 護衛艦の中部当たりに立っている柱がそうです。 ミサイルのハイライン輸送 短魚雷や短SAMぐらいなら運べるし、普通にやってる。VLAだと全長7メートル、 重量1.5トンにもなるので、艦上での取り廻しが利かないのでやらない。 #right(){(105:78)} ミサイルの洋上移送の訓練ならやっているよ。 実際に使うかどうかは別としても、いざというとき全く訓練してない と本当にダメになってしまう。 洋上移送とか洋上給油は運用作業の中ではかなり危険度が高い作業な のでいきなりやれといわれても無理ス VLAが洋上で移送できる限界です #right(){(105:82)} **洋上移送とか洋上給油は危険度が高い作業なの? 洋上給油や洋上補給をしている時は、要するにフネとフネを非常に接近させて、 しかも何本もの綱で繋いでいる状態な訳で、ちょっと油断したり操船をミスっただけで衝突事故になる。 更に、洋上補給をしている状態では身動きが取れないので、実戦で洋上補給をやってる時に 攻撃されると身動きができないまま攻撃の的になってしまう。 戦闘時はさておいて、洋上給油中の衝突事故は米海軍が過去に何度か起してます。 #right(){(105:133)} 今みたいに2隻が横に並んで給油、移送を行うようになったのは 第2次大戦中の米軍が最初だから多分、縦引きによる給油だと思います。 補給艦が前、受給艦が後ろを走ります。 補給艦がブイのついた索を流します 受給艦がこれを受取り艦内に取り込む 補給艦が浮子のついた給油管を受給艦が索を取り込むのにあわせて繰り出す 受給艦が給油管を取り込む バルブに給油管を取り付けたら、補給艦から給油が始まる こんな感じです。これは洋上補給の設備のない掃海艇などに今も行われています。 この方式だと両方の船が衝突の危機にさらされているのがわかると思います。 このため高速航行での給油ができません。 #right(){(105:321)} 石炭の場合、横引き曳航を使用したのでしょう。 2隻の船が接近して航行するとその間の流速が速くなり負圧が生じる のがわかるとおもいますが、これを利用します。 受給艦が艦橋下あたりに舫を1本準備します 補給艦と受給艦が平行に走ります。 受給艦から補給艦に索をとります 補給艦は索を取り込み続いて舫を取り込みます 補給艦は舫を艦首のビットにとります 補給艦は艦橋下のビットに固定します 受給艦がわずかに速度を落とし舫に加重を掛けます 受給艦は舫と負圧により補給艦に横付け、補給開始 こんな感じです。でも動揺がある程度あると艦橋のウィングなんかは 壊れますネ #right(){(105:323)} **エアクッション型揚陸艇のLCACというのは海上輸送中にクッション部分を銃撃されたらどう対処するんですか? 実の所軍用ホバークラフトのスカート部分は分厚いゴムでできてるので歩兵用のライフルくらいでは致命傷は負わない。 ゴムなので少々の穴は勝手に塞がっちゃうし。 でも、もし航行に支障があるような損傷を受けた場合は、とりあえず急いで手近な岸に乗り上げる。 それが不可能なのであれば不時着水する。 ただ、米軍や自衛隊の使ってるLCACに関して言えば、アレには装甲といえるような装甲はなく、 重要部分は剥き出しに近いような状態なので、スカート狙って撃つより推進プロペラやエンジンの 給排気口、操縦室とかを狙って弾をぶち込んだ方がよほど効率的に大きな被害を与えられるだろう。 #right{(359:345)} **ソ連が持っていたエアクッション艇のポモルニク級について質問なのですが >大型でアメリカのLCACのように揚陸艦に搭載するものではないというのを読みました。 >となるとポモルニク級はどういう目的のために使うことを想定しているんでしょうか? あれらは普通のLSTがエアクッション式になってると思えばいい。 「搭載艇」ではなくて、それそのものが単独(いや実際には複数の艦で船団を編成するが)で運用される。 バルト海とか黒海とかで沿岸揚陸艦として運用する。 http://www.eurus.dti.ne.jp/~freedom3/pomornik.htm #right{(358:217)} 浜への揚陸は荷役効率が悪く、またビーチングですと積載量に制限が出ます。 ですから上陸作戦の第一陣が港湾を奪取するか、もしくは設備を設置できる海岸を確保して 後は普通の船で送ります。 この上陸作戦時の港湾設備が無い状況のための船が揚陸艦です。 #right(){(356:904)} **おおすみですが、自衛隊での呼称は大型輸送艦。ですが民間のホームページなどでは、強襲揚陸艦であると紹介しているところも沢山あります。 >一体現実はどっちなの?もし単なる輸送艦なのなら、米軍の強襲揚陸艦とはなにが具体的に違うの? 強襲揚陸用のホバークラフト型輸送艇(LCAC)も積めるし ヘリも運用できる。どっからどう見ても強襲揚陸艦。 大型輸送艦と呼んでいるのは政治的事情です。 同様の呼称に支援戦闘機(戦闘攻撃機),普通科(歩兵科)等。 #right(){(9:742)} ??LCACがあれば強襲揚陸艦なのか? 他国の呼称にあわせればLSD、ドック型揚陸艦だと 思うが。まあ、強襲揚陸艦の定義もあれこれあるだろうが、 ヘリの発着はできても、整備能力もないおおすみは 含まれないというのが一般的だとおもわれ。 典型的な米の強襲揚陸艦のワスプあたりのVTOL機運用能力 までいかんでも、ヘリでもいいから固有の航空機がある 揚陸艦を強襲揚陸艦と呼ぶことが多いと思う。 #right(){(9:744)} ・輸送艦 積載物を他所へ輸送する事が主任務の艦船 ・揚陸艦 港湾設備の整っていない箇所に輸送するための艦船 ・強襲揚陸艦 強襲揚陸作戦を(少なくとも)単艦で行える能力を持つ艦船 強襲揚陸作戦の肝になるのはヘリコプター運用能力で、 おおすみはこれを保有していないため強襲揚陸艦と呼ぶ事はできない。 (実はヘリの運用実績を持ってないわけではないんだが、  あれは平時だからこそできる無理矢理な例外なので) ここでいう運用能力で一番大切な要素はヘリの整備能力で、 韓国の独島艦は小規模とはいえ艦内にこれを保有するため強襲揚陸艦に分類されている。 一方おおすみはヘリを搭載できても整備できない(やったが)ため世界的基準ではLSD、 ドック型揚陸艦に分類されている。 #right(){(戦争板初質スレ3:401)} **SB艇というのは二等輸送艦のことなのでしょうか。 SB艇=二等輸送艦です。 SB艇は機動艇と呼ばれ、陸軍が海軍から取得した二等輸送艦のことを言います。 全部で26隻が陸軍の持ち分となりましたが、6隻が海軍に返還され、結局20隻が陸軍のものとなりました。 1隻戦没しただけで、大戦を生き残り、残りは民間の貨物船となったものもあります。 #right(){(22:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **リバティシップってどんな船のことですか? アメリカの戦時急造輸送船 #right(){(24:686)} **米海軍は全通甲板型揚陸艦とドッグ型揚陸艦を一緒に持っていますがワスプ級などの利点(航空儀装完備)に対してドッグ型揚陸艦の利点はなんでしょうか。 ドック甲板と車両甲板と格納庫甲板と兵員区画を優先順位を付けずに配置したら何にも使えないフネになるからだよ。 「一個海兵大隊の揚陸」ならヘリと人員をメインにして車両甲板とドックは最低限(LHD)。 海兵大隊を含む「海兵遠征隊のその他の車両を運ぶ」なら車両甲板を優先して多少のヘリを搭載(LPD)。 それだけだと揚陸艇の数が足りないので、ドックが船体の大部分を占めるフネが必要(LSD)。 ってな感じ。 #right(){(42:343)} **日本はいざとなれば強襲揚陸艦を作る事は可能ですか? いざとなれば、の意味がわからないが、兵器開発にかかる時間を考えれば、 戦場で必要になってから作ったのでは絶対に間に合わない。 #right(){(52:532)} **RO-RO船ってなんですか ロールオン・ロールオフ船。要するにカーフェリー。 #right(){(64:社聖 ◆DASH/8Egy6)} **スキージャンプがついてるLPX(20000t)で固定翼機を離着陸することはできるんですか? 英国のインヴィンシヴル級が20,000t、イタリアのジュゼッペ・ガリバルディが 13,850t、インドのヴィクラントが19,500t、スペインのプリンシペ・デ・アストゥリ アスが16,200t…てなわけで、ski jumpがあれば、ハリアークラスの機体の 離発着は可能です。 #right(){(64:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **戦車を運べる輸送船ありますか?強襲揚陸艦はないだろうけど・・・ あります。 強襲揚陸艦もあります。 #right(){(79:810)} 日本のおおすみ型輸送艦は陸自90式戦車を10両搭載可能です。 また、アメリカ海軍にも戦車揚陸艦という艦種が存在しています。 #right(){(79:812)} **米海軍の強襲揚陸艦ワプス級の建造費用を教えていただけませんか? 文林堂 の「戦争のお値段」によると 4億ドル(1990年) #right(){(80:168)} **米LSTは番号だけのと、○○カウンティ等艦名がついているものとがあるようですが LST-1級の戦車揚陸艦は、第二次大戦中は量産に邁進していたので、番号で命名されました。 しかし、世情が落ち着き、隻数が減ってきた1955年に、残存していたLST-1級にはxx Countyと言う 艦名が付けられる様になっています。 #right(){(353:眠い人◆gQikaJHtf2)} 1989年当時で7億4100万ドルって資料もあるけど・・・ #right(){(80:174)} Wasp 級は個々の艦によってえらく建造費が違っているから。 4億ドルでお釣りがきたこともあれば、8億ドル超えたこともある。 1番艦の Wasp が 8億2200万ドル(1984年計画、1989年実戦配備) 2番艦 Essex は 4億 300万ドル(1986年計画、1992年実戦配備) 4番艦 Boxer は 3億4100万ドル(1988年計画、1997年実戦配備) 5番艦 Battan は 7億3100万ドル(1991年計画、1997年実戦配備) 8番艦に至っては15億ドル   (2000年計画、2009年実戦配備)  全部同じ会社で建造しているんだけどね(w #right(){(80:215)}※8番艦の就役年を修正 一隻まるごとの予算が計上されるわけでないし 同型艦でも改良されてコスト増は当たり前だが #right(){(80:216)} **おおすみ型には、飛行(露天)甲板と車輌甲板を行き来するエレベータは、ないんですよね? ありますよ。前方に一基、艦橋の後ろに一基。計二基。 後ろのエレベータはヘリの出し入れには小さいので、 前方エレベータを使ったのではないでしょうか。 #right(){(94:250)} **LoLo船ってなに RORO船は確か 『Roll On Roll Off』 LOLO船は確か 『lift on lift off』 だったと思います。 ROROは船に車両ごと直接乗り込む奴で、LOLO船はリフトで荷物や車両を船に搭載する奴だったはずです #right(){(103:738-739)} **「揚陸艦」という呼び方はいつ頃誰が始めたものでしょうか? 以前調べたところでは新聞用語として「揚陸艦」が登場したのは意外に 新しくて60年代末から70年代初めにかけて、イオージマなど強襲揚陸艦 が日本に寄港するようになってからのようです それ以前は「LSD」がそのまま使用されていた模様です #right(){(109:794)} **強襲揚陸艦・ドッグ型輸送揚陸艦・ドッグ型揚陸艦の違いはなんでしょうか? とりあえず「ドック」ですが。艦内に艦外の海面と交通できる水たまりがあるのがドック型。 兵員、資材の輸送能力が比較的大きいものが輸送。地上攻撃能力があるものが強襲。 あとはその配分の程度と、名付け親の気分です。 まあ、今時きちんと金かけて作っていれば、 揚陸艦はドック持ってて強襲能力ないといかんでしょう。 もちろん不全型も少なくありません。強襲は他に任せて、 ひとまず橋頭堡確保してから揚陸に専念するタイプも要るわけですし。 #right(){(118:system)} **ワスプ級強襲揚陸艦の艦尾ドックはどうやって水位を変えるのでしょうか? 約12,000トン前後の海水を艦内の注排水区画に注水してトリムバランスを変えてます #right(){(377:612)} ドック内に注水しながら、艦のバラントタンクに注水して喫水を深くする。 ちなみに、後部のドック扉を開ける前にドック内には注水しておく。 そうしないと、扉を開けた途端に大量の海水が流入して、艦のバランスが崩れるので。 尚ドック内の搭載艇を発進させるときはバラストタンクを調節して艦の後部を若干深くし発進させやすくします。 #right(){(377:613)} **ワスプ級強襲揚陸艦とか、ゴテゴテと装備をつけてますが、VLS16セルとCIWS2つで統一するとかはダメなのですか? >それとも25mm機銃、シースパロー、RAMとかバラバラにつけることに意味がある? まず機銃は対テロリスト・特殊部隊用です。 正規軍の攻撃に対処するための武器ではありません。 次に短SAMですが、CIWSの代わりにRAMを搭載するのが近年の潮流です。 これはCIWSではミサイルを撃破するのが近すぎて、撃破しても破片などによりダメージを負うことが避けられないと考えられているからです。 特に電子兵装が損傷を受けたら艦の機能に重大な支障が出ます。 よってCIWSよりは遠距離でミサイルを迎撃できるRAMが開発されたわけです。 つまり、以前はシースパロー+ファランクスだった迎撃体系が、 現在はESSMorシースパロー+RAMになりつつあるのですよ。 後、ワスプがシースパロー搭載してるのは、言ってみれば廃物利用です。 既存の8連装発射機がまだまだ使えるから使おう、というだけです。 #right(){(357:500)} **揚陸艦にはどんなタイプがありますか? >ビーチングによって車両や兵士を揚陸させるものを戦車揚陸艦、 >ウェルドッグを装備し上陸用舟艇やLCACで車両や兵士を揚陸させるものをドック型揚陸艦、 >航空機の運用に特化したものを強襲揚陸艦と言いますが、この他にどんなタイプがありますか? >また、アメリカが、ドック型揚陸艦と強襲揚陸艦の複合揚陸艦を運用していたのは何故ですか? 現代の時点では大きく分けてその三種類だけ。 ビーチングするかしないか、ウェルドッグがあるかないか、航空機の運用特化してるかいないか。 新しい兵器や戦術の開発で、今後種類が増える可能性がある。 揚陸艦とはちょっと違うが、輸送艦と言うのもある。 ちょうど、揚陸艦と輸送船の中間の様な船。 揚陸艦は大型で建造費も掛かるし、昔は着上陸についての戦術が発展途上だったため、 かつてアメリカはドック型揚陸艦と強襲揚陸艦の複合艦種を建造していた。 しかし現代、ドック型揚陸艦の数が十分に揃ったのと、強襲揚陸艦の航空機運用能力と効率の強化の為、 ウェルドッグが外された純粋な強襲揚陸艦の建造が計画されている。 #right(){(554:20)} **地上まで直接陸揚げできる輸送艦とおおすみみたいなホバークラフトを搭載した輸送艦は戦術的にどのように使用するのですか? 大昔は沖合いで輸送艦(形は普通の貨物船)から小型のボートに クレーンで戦車や物資を、ハシゴで兵士を乗り移させて上陸した。 これは手間がかかって大変なので、上でも出てる「戦車揚陸艦」と 呼ばれる直接海岸に乗り上げられる揚陸艦が開発された。 また、「ドック型揚陸艦」と言って、船体内に注排水可能なドック (まぁプールみたいなもの)を持ち、中に並べた上陸用舟艇に、 水を抜いた状態で物資や人員を積み、そしたら水を入れてハッチを 開いて舟艇が自走して発進する、という揚陸艦が作られた。 この二つは第二次世界大戦で実用化され、揚陸が効率的に素早く 出来るようになった。 また水陸両用の装甲車も開発された。 戦後ヘリコプターが普及すると、ヘリコプター格納庫と飛行甲板を 持った「強襲揚陸艦」という艦も生まれる。 最初は中古の空母を流用したが、そのうち最初から専用の艦が建造 されるようになる。 そして最近ではドック型揚陸艦と強襲揚陸艦を合わせた複合揚陸艦 (普通は呼び方は”強襲揚陸艦”のままだが特に「揚陸侵攻艦」、 「揚陸母艦」と呼ぶことも)が生まれ、上陸舟艇もホバークラフト 式のものが開発される(エアクッション式揚陸艇、と呼ぶ)。 エアクッション式揚陸艇は速度が速いので、より海岸から離れた 場所から一気に上陸作戦が行える。 なので、船団が危険を冒して海岸に殺到しなくてもいい、という メリットがある。 #right(){(341:409)} **画像で見ると砂浜ぎりぎりまでのっかてる輸送艦がありますけど、下にキャタピラか何かが装備されてるのですか? あの手の輸送艦(揚陸艦と呼ぶ)には海岸に乗り上げて直接車両を 陸揚げできるようにした「戦車揚陸艦」というものがある。 船首の部分は喫水線下(普通は水の中にある部分)が浅く平たく 作ってあって、陸地に乗り上げやすく離れやすいようにしてある。 離れる時は事前に沖に錨を投げ落としておいて、錨をウィンチで 巻き取ることで逆に錨ではなく艦のほうを陸から離す。 #right(){(341:396)} **何故戦車揚陸艦は廃れたんですか? イワン・ロゴフ級とか恐竜的進化を遂げた怪物が今も存在しますがな そもそも大型艦が直接ビーチングできる海岸は非常に限られるので 作戦の幅を狭めるとか、船底を平らにする必要があるので 外洋航行性が劣るとか。 地球上の海岸でビーチングできるのは海岸全長の15%程度。 ドック型揚陸艦に搭載できるエアクッション艇だと、70%近くまで跳ね上がる。 上陸地点を選ばなくてすむというのはすごいメリットだよ。 #right(){(589:884-887)} **揚陸艦ってなんでコブラの改修機を載せててアパッチを使わないんでしょうか? >重さは大して問題ないようですが・・・ AH-64の海軍/海兵隊型、通称「シーアパッチ」というものは構想されたが 「コストがかかりすぎる割にAH-1の改良型に比べて特段のメリットがない」 という理由でボツ。 実際陸軍ですら「これ買うくらいなら小型の固定翼攻撃機買う方が安いだろ」と 言われたほどの高価な機体だったので、まぁ当然の結論。 シーコブラ使ってシーアパッチ仕様を作らないでいるのは アパッチの甲板や格納庫を占める面積の大きさによる、という要素もある スペースに限度がある以上、できるだけスリムで場所をとらない機体の方が 揚陸艦や空母等での艦載機には望ましい あと、アパッチはシーコブラと違ってローターが折りたためないしね ただし、アパッチはローターをシーコブラ・シーホーク等の海軍・海兵隊仕様のヘリと 同じように折りたためるようにしたタイプのものも生産されている 船舶による輸送の時に便利だから、という理由 これにより、最近のアパッチはほぼ全部この仕様だそうで #right(){(614:817,818)} **輸送艦や強襲揚陸艦の甲板上から榴弾砲などの火砲を撃つことって可能なんでしょうか? >流石にLCACの上からは不可能でしょうけど。上陸援護等に役立ちそうですけど… ワスプの1代前の強襲揚陸艦タラワにはその用途に使う為の艦載砲が装備されてた。 が、無くなった(その跡は艦首のスポンソンに残ってるが)。 なんで無くなったか、と言えば充分な航空支援を行えるようになったから。 ビーチングするような艦でも無いし、要するに無用。 同口径の砲なら攻撃力は陸上砲>>艦砲。 オマケに海上側は遮蔽物無しで良い的。 対する陸側は迷彩偽装から稜線越し射撃と言った防御を施し一方的に攻撃できる。 現在の艦砲は射程では陸戦の野砲とどっこいなので撃ち合いとなり、艦艇側は危険が大きすぎる。 それ故にアウトレンジ可能なAGSを装備したズムウォルト級が望まれている訳だが。 そこで揚陸艦などは海岸線から5~10km離れることになる。海岸線から10kmまで部隊が進出し、 これに援護するとなると、海岸線から20km、艦から30kmに砲弾を送り込まねばならない。 砲撃はいくら面制圧といっても1kmもずれれば効果は激減するし、5kmも離れれば事実上無効。 まして手前に落ちたら同士討ち。 動揺する艦から、安定化なしの砲で30km向こうに撃ったらろくな事にならない、というわけで、 適当な船に適当な自走砲乗せてもなかなか役には立たない。 #right(){(319:315-333)} **最近日中韓米の間で強襲揚陸艦開発ブームですが、何故これらの国で強襲揚陸艦が求められるのでしょうか? 大規模な国家間の戦争が無くなってきて、この先当分その状況が続きそうだから。 現在の戦争はゲリラとの戦いだから、制圧部隊を移動させるヘリ母艦や揚陸艦が開発の主力になるのは自然な流れ。 北朝鮮の崩壊を見据えて配備してると考えていいだろうね。 #right(){(戦争板初質スレ3:379)} 北朝鮮はあまり関係ないよう思いますが? 中国の強襲揚陸艦は台湾侵攻能力の拡大のため。 日本のおおすみ型は先島諸島防衛、また海外派遣のため。 ちなみに韓国の独島級は竹島防衛のためではないかと疑われてる。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%AC%E5%B3%B6%E7%B4%9A%E6%8F%9A%E9%99%B8%E8%89%A6 #right(){(FAQ掲示板)} **強襲揚陸艦って軽空母の任務も出来るの? アメリカの現行の強襲揚陸艦(ワスプ級とかね)くらいの大きさになれば、V/STOL戦闘機を多数搭載して 「空母」として使うことはできるしアメリカの運用計画にもそういう使い方はある。 でも世界のすべての「強襲揚陸艦」がそういう使い方ができるわけではない。 アメリカの大型ならできます。 というかベトナム以降、海兵隊の使える地上支援の一つとして有効である という意味でそういう使い方が見直されました。 この傾向はウェルドックを廃止した代わりに航空機搭載能力を強化した 次世代のアメリカ級でさらに強くなる予定です。 アメリカ以外でも擬似的な空母運用は有効で、特に今世界で流行している 多目的母艦はその性格が強いです。 ただし韓国の独島や日本の22DDHのようにはじめから固定翼機の運用が 想定されてないと思われる艦もあります。 #right(){(658:805-807)} **アメリカ級強襲揚陸艦はウェルドックを装備していませんが、揚陸にはヘリコプターのみ使用し、兵員とMH-53Kで輸送可能な軽装備しか揚陸しないつもりなんでしょうか? >戦車、自走砲、多連装ロケットシステム、地対空誘導弾など、大型の車両や装備はどうやって揚陸するんでしょうか? 今後の米軍の揚陸艦運用は ESG(Expeditionary Strike Group)という単位が基本となる。 LHA/LHD×1とLPD/LSD×2~3で編成された従来通りのARGに 戦闘艦と潜水艦、さらに哨戒機を加えた編成で、 LHA/LHDはその中枢となるのが第一任務。 そのため次世代のアメリカ級は指揮・通信・エアカバーを重視した反面 ウェルドックを廃止しているが、これは戦車が必要になるほどの作戦で ESGから抜けて単独運用される事を想定してないため。 #right(){(662:899)} **強襲揚陸艦って一隻で揚陸の手伝いと輸送が出来るって船なんだろうけど、なんで一隻にまとめたの? >あれ一隻だけでは運用に耐えないんだし輸送艦多く作って軽空母で手伝いをすればいいのでは? 強襲揚陸艦という分類だとややこしくなるのでアメリカのタワラ級とワスプ級に 限定すると、 強襲揚陸作戦を遂行するためのヘリコプター揚陸艦とドック型揚陸艦の能力をあ わせた 自己完結型揚陸艦として計画された艦種です。 その背景にはベトナム戦争で得た迅速な航空支援の重要性という戦訓と それに伴う自前の航空戦力への強いこだわり、嫌戦ムード化で活発した 海兵隊無用論/縮小論に対抗するべく練られた即応部隊の構想があり、 それ故、海兵隊の独立戦術単位である1個大隊に兵員・装備・指揮および V/STOLによる航空支援の全てを提供できる艦船が計画されました。 これが後のタワラ級で、その特筆すべき点は作戦予定地の気候を人工的に再現し あらかじめ部隊員に慣れさせるための人工気象室の存在であり、 当時から全世界規模での即応部隊の運用構想が現実的なものとして 押し進められていた事を示しています。 このように強襲揚陸艦は全世界の沿岸部に海兵隊の独立戦術単位を いつでも送り込めるようにパッケージしており、揚陸作戦の際は 自前の航空支援も提供できるという、次世代の海兵隊の在り方そのものを 象徴した艦でした。 #right(){(665:315)} **欧米では客船を徴傭した軍隊輸送船が活躍していますが、アレは上陸作戦においても使われたのでしょうか? 客船を改造したものを上陸作戦に用いたのは、第二次大戦では、揚陸指揮艦とか 特設防空艦としてが多いようですが、英仏海峡連絡船、中小型の客船は揚陸用の 特設兵員輸送艦として改造されたものも多いです。 大型客船について見れば、そう言うリスクの伴う任務に就けるより、後方の港湾施設 が整った港との間の人員輸送用として主に用いられています。 米国の場合、C3型貨客船を元にしたPresident級の輸送艦の他、戦前の大西洋航路 に就いていた客船に準じたP2-S2-R2の様な純客船形式のもの(排水量20,000t級)を 10隻建造しています。 United States辺りは、P2-S2-R2(別名General級)と同じような改造を受ける可能性が 有ったと思いますが、これは客室設備のグレードを落とし、デリックを増設しただけの 形態でしたので、これに準じた改造になったのではないでしょうか。 #right(){(148:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **フアンカルロス級は強襲揚陸艦兼軽空母となってるんですが、特別な設計にしないと強襲揚陸艦を軽空母として使うことは出来ないの? >逆はドックの有無なんでわかりますが 別にウェルドックの有無は「強襲揚陸艦」としての分類にはあまり関係ないけど、それはさておき。 最低限固定翼機を収容できるだけの格納庫と、兵装と燃料をフルに近い状態で搭載した機体を 上げ下げできるエレベーターがなければ、「空母」としては使えないわな。 V/STOL機であっても爆装した状態で滑走離陸出来るだけの長さの飛行甲板がなければ、実用上 あまり意味が無いし。 艦体がそんなに大きくないなら、スキージャンプ甲板も必要だろう。 ただ、スキージャンプ甲板は強襲揚陸艦としてだけ考えるとヘリの運用の邪魔になるし、車両も 積む(それこそ、ウェルドックのある)となると航空格納庫に車両格納庫を二つそれぞれ設ける ことになるから、乾舷の高い設計になることは必至なので、航空機運用には制限を生みやすくなる (よく揺れるようになるから)。 いずれにせよヘリコプター主体の「強襲揚陸艦」ではなく、ウェルドックと車両甲鈑のある本格的な 揚陸艦(アメリカの分類だと揚陸侵攻艦とか呼ばれるもの)を考えるなら、充分な能力を求めると かなりデカイ船になるな。 コスト的にそれで見合うかだが・・・。 #right(){(718:535)} **ロシアのポモルニク級エアクッション型揚陸艇は、上陸地沿岸部まではどうやって移動するのでしょうか? 全て自力で移動します #right(){(63:292)} **超高速旅客船「スーパーライナーおがさわら」自衛隊で使えませんか? ここでも昔論議されたことがあったんだが、燃料の過剰消費だけでなくて耐波特性にも少なからぬ 欠点があったので、計画が放棄されたはず つまり海自でも無用の長物にしかならないだろう #right(){(俺初質スレ436:888)} ****
#CONTENTS ---- **「イオージマ」ってどこのどういう軍艦ですか?アメリカの空母ですか? 米海軍「イオージマ」級 兵員と輸送ヘリを同時運用を目的に建造された強襲揚陸艦 1961年に就役〈現在は退役)ヘリ25機と兵員1500名を収容可。 同級艦名は「米軍の過去の上陸地」を冠して付けられたもので ネームシップはそのまま”硫黄島” その他グアム・インチョン〈仁川)・ニューオーリオンズ等々 #right(){(8:589)} 退役したイオージマと先日就役した新しいイオージマがある。 #right(){(8:593)} .>>589 微妙に違う、という見方をしておこう 「激戦地」だよ ニューオーリンズは1814年の米英戦争時にアンドリュー・ジャクソン(後の大統領)率いる民兵部隊が イギリス軍を破った場所 #right(){(8:598)} そうだな、ベローウッドなんかも上陸地ではない。 第一次大戦の激戦地となったパリ郊外かなんかの地名じゃなかったか。 #right(){(8:600)} **強襲揚陸艦てなんですか? 教えてください。 簡単に言うと「ヘリ空母+兵員輸送船」です。上陸用舟艇や輸送ヘリを 搭載し、上陸作戦に投入されます。 #right(){(9:324)} 揚陸艦ですから、やはりヘリだけでは不十分で、上陸用舟艇を運用する 能力までは欲しいですね。 代表的な強襲揚陸艦では、艦内に海面と続くウェルデッキと言われるプールを 持ち、ここに用意した上陸用舟艇を、ハッチを開けるだけで発進させることが できます。そして、上の甲板から発進したヘリやハリアーと強調して敵前上陸 するわけです。 #right(){(9:system)} 強襲用ヘリと揚陸艇の母艦としての機能と 揚陸作戦指揮能力の保有 #right(){(86:421)} **輸送艦と輸送揚陸艦と揚陸艦の違いを教えてください 自衛隊においては揚陸艦と輸送艦は同義語ですが…(藁。 一般的な海軍では、揚陸艦は戦車とか上陸用舟艇を搭載して、敵地に攻め込んでいく艦艇です。 敵前での強襲揚陸などに使用され、援護のための兵火を持つなど、戦闘艦の要素も多分に持っています。 一方、輸送艦は揚陸艦を使って強襲した後で設置した桟橋に、戦車など装備、兵士 を運ぶもので、商船タイプのものが多く、武装はさほどでもありません。 #right(){(12:眠い人 ◆ikaJHtf2)} 実際には空母船型でヘリでの揚陸を主体とするイオージマ・クラスから強襲揚陸艦と呼ばれた。 (それ以前にも強襲ヘリ空母ってのは有ったんだが) #right(){(47:267)} ちなみに旧日本海軍-海上自衛隊では揚陸艦のことを輸送艦と言う。 #right(){(47:275)} **海自の多目的輸送艦「おおすみ」はLCAC搭載ですがこのLCACは上陸作戦での戦闘能力もあるのでしょうか おおすみに搭載されているLCACですが、艇固有の武装はありません。 また、上陸中に、搭載された車両の武器等により戦闘を行うことも無理でしょう。 #right(){(15:ちゃぎ)} **艦船に装備されているデリックとクレーンの違いを教えてください デリックというのは艦船用の荷役装備ですね。 ポスト(支柱)とブーム(腕状の部分)によって構成され、ウインチにつないだロープを使って貨物の吊り上げを行ないます。 クレーンとの最大の違いは、デリック自体にはモーターなどの動力装置をもたないことです。 構造がシンプルで使い勝手がよいため、艦船の荷役に使用されます。 #right(){(25:420)} **海上自衛隊の輸送艦おおすみ級のクレーンって何t位までOKですか? 15tクレーンが搭載されています。 #right(){(30:名無し軍曹)} **LSTって何ですか? Landing Ship Tank 戦車揚陸艇の意味です #right(){(32:872)} **LCACとLCUとLCMとLCVPの違いを教えて頂けませんか? LCACはホバークラフトの揚陸艇、LCU>LCM>LCVPで LCUは輸送艇1号ぐらいまでの大きさがあります LCMは機動揚陸輸送艇・LCVPは小型揚陸舟艇 #right(){(36:予備海士長)} **LPD-17はなぜ全通甲板じゃないのでしょうか。 LPDだから。LHA、LPD、LSD各1隻で一個ARGを構成する。 LPD-17はLSTとLKAと旧式LSD*2の更新で車両輸送がメイン。 格納庫甲板を設ける余裕なんか無いし、車両甲板面積を大きく取る分、 上構で稼がないと25000tに纏まらない。 #right(){(51:413)} **ワスプの艦尾のドックにトビラがありますが、あれは解放時には、海中に没するんでしょうか。 はい、ウェルデッキ底面とツライチになります。 尻を沈めると海中に没します。 #right(){(55:226)} **LCACはRPG1発で撃破されてしまうのですか? 当たり所が悪ければ行動不能にはなるでしょうね 結構デリケートなんですよアレは #right(){(80:34)} **ノルマンディー上陸作戦でイギリス兵(?)が海から上陸する時に乗っていた乗り物の名前知りませんか? 揚陸艇(LCVPとかLCM、LCIなど) #right(){(84:532)} **全通甲板で固定翼を運用していない船というのはおおすみ型以外にあるのでしょうか? 一般的に輸送艦で固定翼の艦載機は運用していません。 #right(){(90:535)} あとおおすみは強いて言うと強襲揚陸艦に近い輸送艦なので似たようなものはいくつかある。 例えば英のオーシャンとか米のタラワ級とかね (一応書いておくが遠い親戚ぐらいの近さなので同じものだと勘違いしないように) 後方艦種はここらへんで調べてみるのがいいかも。 http://www.hazegray.org/worldnav/ #right(){(90:539)} **砂浜にズザーっと座礁してから荷物を下ろすタイプの揚陸艦って脱出不能になったりしないのですか? あれは「座礁」ではなく、「ビーチング」と言います。 着陸と墜落ぐらい違う言葉なので、今後は使わないように。 ビーチングの時に浜に乗り上げるのは、艦底全体ではなく、艦首部分だけ です。従って、脱出不能になることはまずありません。 当然、訓練はしょっちゅうやっています。テレビニュースなどで画像が流 れることもありますよ。 #right(){(93:21)} スクリューは海底に当たらないように、保護板が付いています。 あと、艦首部は強化されているので、砂浜にぶち当てる衝撃程度では びくともしません。 #right(){(93:26)} 手順を説明すると、あらかじめビーチング事には艦の後方に錨を入れておきます。 離岸の際には艦のトリムを調整して艦首を軽くしておきます。 そして艦に後進をかけ、錨策を巻き取りながら離脱します。 万が一離脱不可能になった場合は僚艦に引っ張ってもらうことになります。 #right(){(93:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **強襲揚陸艦と、揚陸艦の違いは何ですか? 戦車を運用できるか出来ないかの違いです。 #right(){(94:171)} 強襲揚陸艦と揚陸艦の違いは、敵前での着上陸作戦(強襲上陸作戦)を 実施できる(あるいは支援できる)能力の有無。 >>171の言うような戦車を運用できるか否か、というだけでなく、 支援航空機、支援ヘリの運用能力も、現代では問われる。 #right(){(94:172)} **今でも上陸というのはプライベートライアンみたくやるんですか? >おおすみ級みたいのががどんっとビーチに乗り上げるの? 「おおすみ」から上陸専用の小型の船が発進し、浜へ。 #right(){(94:782)} **ボボ中尉っていう船御存知の方いらっしゃいませんでしょうか? 米軍のLo-Lo型事前集積船、MV 2nd Lt. John P. Bobo (T-AK 3008) でしょう。湾岸IIでも活躍したとのことです。 ベトナム戦争時、身を犠牲にして北ベトナム軍の攻撃を食い止めた ボボ中尉の名前を記念した艦名だそうです。 補足 ちなみに、Second Lieutenantは海兵隊では少尉、と訳されます。 Lieutenant が中尉、Captain が大尉です。ボボ少尉、ですね。 もし中尉、となっていたのなら2nd → 二尉→ 中尉という誤訳でしょう。 Lieutenant自体に補助という意味があり、Lieutenantは補助大尉=二尉という意味。 2nd lieutenantはさらにその補助となりますから、三尉(少尉)と訳すのが妥当なわけです。 #right(){(103:system)} 補足。 Lieutenantが補佐だから、LieutenantColonelはColonel(大佐)の補佐で中佐ね。 ちなみに陸式と海式では、Lieutenantの発音が違う。あとは詳しい人に。 #right(){(103:684)} **LCACとかのエアクッション揚陸艇って、強襲揚陸艦で上陸地点の近くまで運ばれますよね。 >上陸地点の沖合い何kmくらいのところから自力で動き始めるんでしょうか? たしか最近は水平線のむこう側から発進します。 少なくとも10km以上の距離はあります。 #right(){(104:689)} アメリカ海兵隊のマニュアルには、通常のLCで4~5Km沖合、LCACは高速が出せる分、 敵野砲の射程距離外である10~15kmから発進できる、とあった。 #right(){(104:690)} **ハイラインの仕組みについて質問です。 >艦Aから艦Bに補給する場合、艦Aの甲板からの離陸、艦Bの甲板への着陸はどのようになっているのでしょうか? 洋上移送にはマニラ・ハイライン法、改ハウスホール法及びストリーム法の3種類があります マニラ・ハイライン法は人員移送に主に使用されるためローラ部分にウィンチに相当する部分がありません。 「離陸」「着陸」はゴンドラが中に浮いているため特にありません。 改ハウスホール法及びストリーム法は「離陸」はキングポスト(支柱)を上下する スライディング・パットを使用して行います。 「着陸」では受給艦側にスライディングパットアイ装置があればこれを使用して物資を甲板に降ろします。 スラディングパットアイ装置がない場合は改ハウスホール法では軽量トロリにある CDR(カーゴ・ドロップリール)のブレーキ解除索を引っ張ると物資が甲板に降りるようになっています。 ストリーム法ではトロリにあるEMH(電動ミサイルホイスト)もしくはCDRを使用して物資を甲板に降ろします。 重量物には控え索をとって人間が物資の振れ回りを押さえています。 #right(){(105:76)} >スライデイングパッドアイとは空母のサイドエレベーターのようなものでしょうか? >また、海自ではミサイルのハイライン輸送はやっていないと聞きました。 スラパイ=上下するフック(アイ)の付いた普通の柱 護衛艦の中部当たりに立っている柱がそうです。 ミサイルのハイライン輸送 短魚雷や短SAMぐらいなら運べるし、普通にやってる。VLAだと全長7メートル、 重量1.5トンにもなるので、艦上での取り廻しが利かないのでやらない。 #right(){(105:78)} ミサイルの洋上移送の訓練ならやっているよ。 実際に使うかどうかは別としても、いざというとき全く訓練してない と本当にダメになってしまう。 洋上移送とか洋上給油は運用作業の中ではかなり危険度が高い作業な のでいきなりやれといわれても無理ス VLAが洋上で移送できる限界です #right(){(105:82)} **洋上移送とか洋上給油は危険度が高い作業なの? 洋上給油や洋上補給をしている時は、要するにフネとフネを非常に接近させて、 しかも何本もの綱で繋いでいる状態な訳で、ちょっと油断したり操船をミスっただけで衝突事故になる。 更に、洋上補給をしている状態では身動きが取れないので、実戦で洋上補給をやってる時に 攻撃されると身動きができないまま攻撃の的になってしまう。 戦闘時はさておいて、洋上給油中の衝突事故は米海軍が過去に何度か起してます。 #right(){(105:133)} 今みたいに2隻が横に並んで給油、移送を行うようになったのは 第2次大戦中の米軍が最初だから多分、縦引きによる給油だと思います。 補給艦が前、受給艦が後ろを走ります。 補給艦がブイのついた索を流します 受給艦がこれを受取り艦内に取り込む 補給艦が浮子のついた給油管を受給艦が索を取り込むのにあわせて繰り出す 受給艦が給油管を取り込む バルブに給油管を取り付けたら、補給艦から給油が始まる こんな感じです。これは洋上補給の設備のない掃海艇などに今も行われています。 この方式だと両方の船が衝突の危機にさらされているのがわかると思います。 このため高速航行での給油ができません。 #right(){(105:321)} 石炭の場合、横引き曳航を使用したのでしょう。 2隻の船が接近して航行するとその間の流速が速くなり負圧が生じる のがわかるとおもいますが、これを利用します。 受給艦が艦橋下あたりに舫を1本準備します 補給艦と受給艦が平行に走ります。 受給艦から補給艦に索をとります 補給艦は索を取り込み続いて舫を取り込みます 補給艦は舫を艦首のビットにとります 補給艦は艦橋下のビットに固定します 受給艦がわずかに速度を落とし舫に加重を掛けます 受給艦は舫と負圧により補給艦に横付け、補給開始 こんな感じです。でも動揺がある程度あると艦橋のウィングなんかは 壊れますネ #right(){(105:323)} **おおすみの甲板には最大でどれくらいの車両が載せられるのですか? 上甲板に大型車両約40両、第4甲板(タンク・デッキ)に戦車約10両です。 #right(){(120:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **エアクッション型揚陸艇のLCACというのは海上輸送中にクッション部分を銃撃されたらどう対処するんですか? 実の所軍用ホバークラフトのスカート部分は分厚いゴムでできてるので歩兵用のライフルくらいでは致命傷は負わない。 ゴムなので少々の穴は勝手に塞がっちゃうし。 でも、もし航行に支障があるような損傷を受けた場合は、とりあえず急いで手近な岸に乗り上げる。 それが不可能なのであれば不時着水する。 ただ、米軍や自衛隊の使ってるLCACに関して言えば、アレには装甲といえるような装甲はなく、 重要部分は剥き出しに近いような状態なので、スカート狙って撃つより推進プロペラやエンジンの 給排気口、操縦室とかを狙って弾をぶち込んだ方がよほど効率的に大きな被害を与えられるだろう。 #right{(359:345)} **ソ連が持っていたエアクッション艇のポモルニク級について質問なのですが >大型でアメリカのLCACのように揚陸艦に搭載するものではないというのを読みました。 >となるとポモルニク級はどういう目的のために使うことを想定しているんでしょうか? あれらは普通のLSTがエアクッション式になってると思えばいい。 「搭載艇」ではなくて、それそのものが単独(いや実際には複数の艦で船団を編成するが)で運用される。 バルト海とか黒海とかで沿岸揚陸艦として運用する。 http://www.eurus.dti.ne.jp/~freedom3/pomornik.htm #right{(358:217)} 浜への揚陸は荷役効率が悪く、またビーチングですと積載量に制限が出ます。 ですから上陸作戦の第一陣が港湾を奪取するか、もしくは設備を設置できる海岸を確保して 後は普通の船で送ります。 この上陸作戦時の港湾設備が無い状況のための船が揚陸艦です。 #right(){(356:904)} **おおすみですが、自衛隊での呼称は大型輸送艦。ですが民間のホームページなどでは、強襲揚陸艦であると紹介しているところも沢山あります。 >一体現実はどっちなの?もし単なる輸送艦なのなら、米軍の強襲揚陸艦とはなにが具体的に違うの? 強襲揚陸用のホバークラフト型輸送艇(LCAC)も積めるし ヘリも運用できる。どっからどう見ても強襲揚陸艦。 大型輸送艦と呼んでいるのは政治的事情です。 同様の呼称に支援戦闘機(戦闘攻撃機),普通科(歩兵科)等。 #right(){(9:742)} ??LCACがあれば強襲揚陸艦なのか? 他国の呼称にあわせればLSD、ドック型揚陸艦だと 思うが。まあ、強襲揚陸艦の定義もあれこれあるだろうが、 ヘリの発着はできても、整備能力もないおおすみは 含まれないというのが一般的だとおもわれ。 典型的な米の強襲揚陸艦のワスプあたりのVTOL機運用能力 までいかんでも、ヘリでもいいから固有の航空機がある 揚陸艦を強襲揚陸艦と呼ぶことが多いと思う。 #right(){(9:744)} ・輸送艦 積載物を他所へ輸送する事が主任務の艦船 ・揚陸艦 港湾設備の整っていない箇所に輸送するための艦船 ・強襲揚陸艦 強襲揚陸作戦を(少なくとも)単艦で行える能力を持つ艦船 強襲揚陸作戦の肝になるのはヘリコプター運用能力で、 おおすみはこれを保有していないため強襲揚陸艦と呼ぶ事はできない。 (実はヘリの運用実績を持ってないわけではないんだが、  あれは平時だからこそできる無理矢理な例外なので) ここでいう運用能力で一番大切な要素はヘリの整備能力で、 韓国の独島艦は小規模とはいえ艦内にこれを保有するため強襲揚陸艦に分類されている。 一方おおすみはヘリを搭載できても整備できない(やったが)ため世界的基準ではLSD、 ドック型揚陸艦に分類されている。 #right(){(戦争板初質スレ3:401)} **SB艇というのは二等輸送艦のことなのでしょうか。 SB艇=二等輸送艦です。 SB艇は機動艇と呼ばれ、陸軍が海軍から取得した二等輸送艦のことを言います。 全部で26隻が陸軍の持ち分となりましたが、6隻が海軍に返還され、結局20隻が陸軍のものとなりました。 1隻戦没しただけで、大戦を生き残り、残りは民間の貨物船となったものもあります。 #right(){(22:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **リバティシップってどんな船のことですか? アメリカの戦時急造輸送船 #right(){(24:686)} **米海軍は全通甲板型揚陸艦とドッグ型揚陸艦を一緒に持っていますがワスプ級などの利点(航空儀装完備)に対してドッグ型揚陸艦の利点はなんでしょうか。 ドック甲板と車両甲板と格納庫甲板と兵員区画を優先順位を付けずに配置したら何にも使えないフネになるからだよ。 「一個海兵大隊の揚陸」ならヘリと人員をメインにして車両甲板とドックは最低限(LHD)。 海兵大隊を含む「海兵遠征隊のその他の車両を運ぶ」なら車両甲板を優先して多少のヘリを搭載(LPD)。 それだけだと揚陸艇の数が足りないので、ドックが船体の大部分を占めるフネが必要(LSD)。 ってな感じ。 #right(){(42:343)} **日本はいざとなれば強襲揚陸艦を作る事は可能ですか? いざとなれば、の意味がわからないが、兵器開発にかかる時間を考えれば、 戦場で必要になってから作ったのでは絶対に間に合わない。 #right(){(52:532)} **RO-RO船ってなんですか ロールオン・ロールオフ船。要するにカーフェリー。 #right(){(64:社聖 ◆DASH/8Egy6)} **スキージャンプがついてるLPX(20000t)で固定翼機を離着陸することはできるんですか? 英国のインヴィンシヴル級が20,000t、イタリアのジュゼッペ・ガリバルディが 13,850t、インドのヴィクラントが19,500t、スペインのプリンシペ・デ・アストゥリ アスが16,200t…てなわけで、ski jumpがあれば、ハリアークラスの機体の 離発着は可能です。 #right(){(64:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **戦車を運べる輸送船ありますか?強襲揚陸艦はないだろうけど・・・ あります。 強襲揚陸艦もあります。 #right(){(79:810)} 日本のおおすみ型輸送艦は陸自90式戦車を10両搭載可能です。 また、アメリカ海軍にも戦車揚陸艦という艦種が存在しています。 #right(){(79:812)} **米海軍の強襲揚陸艦ワプス級の建造費用を教えていただけませんか? 文林堂 の「戦争のお値段」によると 4億ドル(1990年) #right(){(80:168)} **米LSTは番号だけのと、○○カウンティ等艦名がついているものとがあるようですが LST-1級の戦車揚陸艦は、第二次大戦中は量産に邁進していたので、番号で命名されました。 しかし、世情が落ち着き、隻数が減ってきた1955年に、残存していたLST-1級にはxx Countyと言う 艦名が付けられる様になっています。 #right(){(353:眠い人◆gQikaJHtf2)} 1989年当時で7億4100万ドルって資料もあるけど・・・ #right(){(80:174)} Wasp 級は個々の艦によってえらく建造費が違っているから。 4億ドルでお釣りがきたこともあれば、8億ドル超えたこともある。 1番艦の Wasp が 8億2200万ドル(1984年計画、1989年実戦配備) 2番艦 Essex は 4億 300万ドル(1986年計画、1992年実戦配備) 4番艦 Boxer は 3億4100万ドル(1988年計画、1997年実戦配備) 5番艦 Battan は 7億3100万ドル(1991年計画、1997年実戦配備) 8番艦に至っては15億ドル   (2000年計画、2009年実戦配備)  全部同じ会社で建造しているんだけどね(w #right(){(80:215)}※8番艦の就役年を修正 一隻まるごとの予算が計上されるわけでないし 同型艦でも改良されてコスト増は当たり前だが #right(){(80:216)} **おおすみ型には、飛行(露天)甲板と車輌甲板を行き来するエレベータは、ないんですよね? ありますよ。前方に一基、艦橋の後ろに一基。計二基。 後ろのエレベータはヘリの出し入れには小さいので、 前方エレベータを使ったのではないでしょうか。 #right(){(94:250)} **LoLo船ってなに RORO船は確か 『Roll On Roll Off』 LOLO船は確か 『lift on lift off』 だったと思います。 ROROは船に車両ごと直接乗り込む奴で、LOLO船はリフトで荷物や車両を船に搭載する奴だったはずです #right(){(103:738-739)} **「揚陸艦」という呼び方はいつ頃誰が始めたものでしょうか? 以前調べたところでは新聞用語として「揚陸艦」が登場したのは意外に 新しくて60年代末から70年代初めにかけて、イオージマなど強襲揚陸艦 が日本に寄港するようになってからのようです それ以前は「LSD」がそのまま使用されていた模様です #right(){(109:794)} **強襲揚陸艦・ドッグ型輸送揚陸艦・ドッグ型揚陸艦の違いはなんでしょうか? とりあえず「ドック」ですが。艦内に艦外の海面と交通できる水たまりがあるのがドック型。 兵員、資材の輸送能力が比較的大きいものが輸送。地上攻撃能力があるものが強襲。 あとはその配分の程度と、名付け親の気分です。 まあ、今時きちんと金かけて作っていれば、 揚陸艦はドック持ってて強襲能力ないといかんでしょう。 もちろん不全型も少なくありません。強襲は他に任せて、 ひとまず橋頭堡確保してから揚陸に専念するタイプも要るわけですし。 #right(){(118:system)} **ワスプ級強襲揚陸艦の艦尾ドックはどうやって水位を変えるのでしょうか? 約12,000トン前後の海水を艦内の注排水区画に注水してトリムバランスを変えてます #right(){(377:612)} ドック内に注水しながら、艦のバラントタンクに注水して喫水を深くする。 ちなみに、後部のドック扉を開ける前にドック内には注水しておく。 そうしないと、扉を開けた途端に大量の海水が流入して、艦のバランスが崩れるので。 尚ドック内の搭載艇を発進させるときはバラストタンクを調節して艦の後部を若干深くし発進させやすくします。 #right(){(377:613)} **ワスプ級強襲揚陸艦とか、ゴテゴテと装備をつけてますが、VLS16セルとCIWS2つで統一するとかはダメなのですか? >それとも25mm機銃、シースパロー、RAMとかバラバラにつけることに意味がある? まず機銃は対テロリスト・特殊部隊用です。 正規軍の攻撃に対処するための武器ではありません。 次に短SAMですが、CIWSの代わりにRAMを搭載するのが近年の潮流です。 これはCIWSではミサイルを撃破するのが近すぎて、撃破しても破片などによりダメージを負うことが避けられないと考えられているからです。 特に電子兵装が損傷を受けたら艦の機能に重大な支障が出ます。 よってCIWSよりは遠距離でミサイルを迎撃できるRAMが開発されたわけです。 つまり、以前はシースパロー+ファランクスだった迎撃体系が、 現在はESSMorシースパロー+RAMになりつつあるのですよ。 後、ワスプがシースパロー搭載してるのは、言ってみれば廃物利用です。 既存の8連装発射機がまだまだ使えるから使おう、というだけです。 #right(){(357:500)} **揚陸艦にはどんなタイプがありますか? >ビーチングによって車両や兵士を揚陸させるものを戦車揚陸艦、 >ウェルドッグを装備し上陸用舟艇やLCACで車両や兵士を揚陸させるものをドック型揚陸艦、 >航空機の運用に特化したものを強襲揚陸艦と言いますが、この他にどんなタイプがありますか? >また、アメリカが、ドック型揚陸艦と強襲揚陸艦の複合揚陸艦を運用していたのは何故ですか? 現代の時点では大きく分けてその三種類だけ。 ビーチングするかしないか、ウェルドッグがあるかないか、航空機の運用特化してるかいないか。 新しい兵器や戦術の開発で、今後種類が増える可能性がある。 揚陸艦とはちょっと違うが、輸送艦と言うのもある。 ちょうど、揚陸艦と輸送船の中間の様な船。 揚陸艦は大型で建造費も掛かるし、昔は着上陸についての戦術が発展途上だったため、 かつてアメリカはドック型揚陸艦と強襲揚陸艦の複合艦種を建造していた。 しかし現代、ドック型揚陸艦の数が十分に揃ったのと、強襲揚陸艦の航空機運用能力と効率の強化の為、 ウェルドッグが外された純粋な強襲揚陸艦の建造が計画されている。 #right(){(554:20)} **地上まで直接陸揚げできる輸送艦とおおすみみたいなホバークラフトを搭載した輸送艦は戦術的にどのように使用するのですか? 大昔は沖合いで輸送艦(形は普通の貨物船)から小型のボートに クレーンで戦車や物資を、ハシゴで兵士を乗り移させて上陸した。 これは手間がかかって大変なので、上でも出てる「戦車揚陸艦」と 呼ばれる直接海岸に乗り上げられる揚陸艦が開発された。 また、「ドック型揚陸艦」と言って、船体内に注排水可能なドック (まぁプールみたいなもの)を持ち、中に並べた上陸用舟艇に、 水を抜いた状態で物資や人員を積み、そしたら水を入れてハッチを 開いて舟艇が自走して発進する、という揚陸艦が作られた。 この二つは第二次世界大戦で実用化され、揚陸が効率的に素早く 出来るようになった。 また水陸両用の装甲車も開発された。 戦後ヘリコプターが普及すると、ヘリコプター格納庫と飛行甲板を 持った「強襲揚陸艦」という艦も生まれる。 最初は中古の空母を流用したが、そのうち最初から専用の艦が建造 されるようになる。 そして最近ではドック型揚陸艦と強襲揚陸艦を合わせた複合揚陸艦 (普通は呼び方は”強襲揚陸艦”のままだが特に「揚陸侵攻艦」、 「揚陸母艦」と呼ぶことも)が生まれ、上陸舟艇もホバークラフト 式のものが開発される(エアクッション式揚陸艇、と呼ぶ)。 エアクッション式揚陸艇は速度が速いので、より海岸から離れた 場所から一気に上陸作戦が行える。 なので、船団が危険を冒して海岸に殺到しなくてもいい、という メリットがある。 #right(){(341:409)} **画像で見ると砂浜ぎりぎりまでのっかてる輸送艦がありますけど、下にキャタピラか何かが装備されてるのですか? あの手の輸送艦(揚陸艦と呼ぶ)には海岸に乗り上げて直接車両を 陸揚げできるようにした「戦車揚陸艦」というものがある。 船首の部分は喫水線下(普通は水の中にある部分)が浅く平たく 作ってあって、陸地に乗り上げやすく離れやすいようにしてある。 離れる時は事前に沖に錨を投げ落としておいて、錨をウィンチで 巻き取ることで逆に錨ではなく艦のほうを陸から離す。 #right(){(341:396)} **何故戦車揚陸艦は廃れたんですか? イワン・ロゴフ級とか恐竜的進化を遂げた怪物が今も存在しますがな そもそも大型艦が直接ビーチングできる海岸は非常に限られるので 作戦の幅を狭めるとか、船底を平らにする必要があるので 外洋航行性が劣るとか。 地球上の海岸でビーチングできるのは海岸全長の15%程度。 ドック型揚陸艦に搭載できるエアクッション艇だと、70%近くまで跳ね上がる。 上陸地点を選ばなくてすむというのはすごいメリットだよ。 #right(){(589:884-887)} **揚陸艦ってなんでコブラの改修機を載せててアパッチを使わないんでしょうか? >重さは大して問題ないようですが・・・ AH-64の海軍/海兵隊型、通称「シーアパッチ」というものは構想されたが 「コストがかかりすぎる割にAH-1の改良型に比べて特段のメリットがない」 という理由でボツ。 実際陸軍ですら「これ買うくらいなら小型の固定翼攻撃機買う方が安いだろ」と 言われたほどの高価な機体だったので、まぁ当然の結論。 シーコブラ使ってシーアパッチ仕様を作らないでいるのは アパッチの甲板や格納庫を占める面積の大きさによる、という要素もある スペースに限度がある以上、できるだけスリムで場所をとらない機体の方が 揚陸艦や空母等での艦載機には望ましい あと、アパッチはシーコブラと違ってローターが折りたためないしね ただし、アパッチはローターをシーコブラ・シーホーク等の海軍・海兵隊仕様のヘリと 同じように折りたためるようにしたタイプのものも生産されている 船舶による輸送の時に便利だから、という理由 これにより、最近のアパッチはほぼ全部この仕様だそうで #right(){(614:817,818)} **輸送艦や強襲揚陸艦の甲板上から榴弾砲などの火砲を撃つことって可能なんでしょうか? >流石にLCACの上からは不可能でしょうけど。上陸援護等に役立ちそうですけど… ワスプの1代前の強襲揚陸艦タラワにはその用途に使う為の艦載砲が装備されてた。 が、無くなった(その跡は艦首のスポンソンに残ってるが)。 なんで無くなったか、と言えば充分な航空支援を行えるようになったから。 ビーチングするような艦でも無いし、要するに無用。 同口径の砲なら攻撃力は陸上砲>>艦砲。 オマケに海上側は遮蔽物無しで良い的。 対する陸側は迷彩偽装から稜線越し射撃と言った防御を施し一方的に攻撃できる。 現在の艦砲は射程では陸戦の野砲とどっこいなので撃ち合いとなり、艦艇側は危険が大きすぎる。 それ故にアウトレンジ可能なAGSを装備したズムウォルト級が望まれている訳だが。 そこで揚陸艦などは海岸線から5~10km離れることになる。海岸線から10kmまで部隊が進出し、 これに援護するとなると、海岸線から20km、艦から30kmに砲弾を送り込まねばならない。 砲撃はいくら面制圧といっても1kmもずれれば効果は激減するし、5kmも離れれば事実上無効。 まして手前に落ちたら同士討ち。 動揺する艦から、安定化なしの砲で30km向こうに撃ったらろくな事にならない、というわけで、 適当な船に適当な自走砲乗せてもなかなか役には立たない。 #right(){(319:315-333)} **最近日中韓米の間で強襲揚陸艦開発ブームですが、何故これらの国で強襲揚陸艦が求められるのでしょうか? 大規模な国家間の戦争が無くなってきて、この先当分その状況が続きそうだから。 現在の戦争はゲリラとの戦いだから、制圧部隊を移動させるヘリ母艦や揚陸艦が開発の主力になるのは自然な流れ。 北朝鮮の崩壊を見据えて配備してると考えていいだろうね。 #right(){(戦争板初質スレ3:379)} 北朝鮮はあまり関係ないよう思いますが? 中国の強襲揚陸艦は台湾侵攻能力の拡大のため。 日本のおおすみ型は先島諸島防衛、また海外派遣のため。 ちなみに韓国の独島級は竹島防衛のためではないかと疑われてる。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%AC%E5%B3%B6%E7%B4%9A%E6%8F%9A%E9%99%B8%E8%89%A6 #right(){(FAQ掲示板)} **強襲揚陸艦って軽空母の任務も出来るの? アメリカの現行の強襲揚陸艦(ワスプ級とかね)くらいの大きさになれば、V/STOL戦闘機を多数搭載して 「空母」として使うことはできるしアメリカの運用計画にもそういう使い方はある。 でも世界のすべての「強襲揚陸艦」がそういう使い方ができるわけではない。 アメリカの大型ならできます。 というかベトナム以降、海兵隊の使える地上支援の一つとして有効である という意味でそういう使い方が見直されました。 この傾向はウェルドックを廃止した代わりに航空機搭載能力を強化した 次世代のアメリカ級でさらに強くなる予定です。 アメリカ以外でも擬似的な空母運用は有効で、特に今世界で流行している 多目的母艦はその性格が強いです。 ただし韓国の独島や日本の22DDHのようにはじめから固定翼機の運用が 想定されてないと思われる艦もあります。 #right(){(658:805-807)} **アメリカ級強襲揚陸艦はウェルドックを装備していませんが、揚陸にはヘリコプターのみ使用し、兵員とMH-53Kで輸送可能な軽装備しか揚陸しないつもりなんでしょうか? >戦車、自走砲、多連装ロケットシステム、地対空誘導弾など、大型の車両や装備はどうやって揚陸するんでしょうか? 今後の米軍の揚陸艦運用は ESG(Expeditionary Strike Group)という単位が基本となる。 LHA/LHD×1とLPD/LSD×2~3で編成された従来通りのARGに 戦闘艦と潜水艦、さらに哨戒機を加えた編成で、 LHA/LHDはその中枢となるのが第一任務。 そのため次世代のアメリカ級は指揮・通信・エアカバーを重視した反面 ウェルドックを廃止しているが、これは戦車が必要になるほどの作戦で ESGから抜けて単独運用される事を想定してないため。 #right(){(662:899)} **強襲揚陸艦って一隻で揚陸の手伝いと輸送が出来るって船なんだろうけど、なんで一隻にまとめたの? >あれ一隻だけでは運用に耐えないんだし輸送艦多く作って軽空母で手伝いをすればいいのでは? 強襲揚陸艦という分類だとややこしくなるのでアメリカのタワラ級とワスプ級に 限定すると、 強襲揚陸作戦を遂行するためのヘリコプター揚陸艦とドック型揚陸艦の能力をあ わせた 自己完結型揚陸艦として計画された艦種です。 その背景にはベトナム戦争で得た迅速な航空支援の重要性という戦訓と それに伴う自前の航空戦力への強いこだわり、嫌戦ムード化で活発した 海兵隊無用論/縮小論に対抗するべく練られた即応部隊の構想があり、 それ故、海兵隊の独立戦術単位である1個大隊に兵員・装備・指揮および V/STOLによる航空支援の全てを提供できる艦船が計画されました。 これが後のタワラ級で、その特筆すべき点は作戦予定地の気候を人工的に再現し あらかじめ部隊員に慣れさせるための人工気象室の存在であり、 当時から全世界規模での即応部隊の運用構想が現実的なものとして 押し進められていた事を示しています。 このように強襲揚陸艦は全世界の沿岸部に海兵隊の独立戦術単位を いつでも送り込めるようにパッケージしており、揚陸作戦の際は 自前の航空支援も提供できるという、次世代の海兵隊の在り方そのものを 象徴した艦でした。 #right(){(665:315)} **欧米では客船を徴傭した軍隊輸送船が活躍していますが、アレは上陸作戦においても使われたのでしょうか? 客船を改造したものを上陸作戦に用いたのは、第二次大戦では、揚陸指揮艦とか 特設防空艦としてが多いようですが、英仏海峡連絡船、中小型の客船は揚陸用の 特設兵員輸送艦として改造されたものも多いです。 大型客船について見れば、そう言うリスクの伴う任務に就けるより、後方の港湾施設 が整った港との間の人員輸送用として主に用いられています。 米国の場合、C3型貨客船を元にしたPresident級の輸送艦の他、戦前の大西洋航路 に就いていた客船に準じたP2-S2-R2の様な純客船形式のもの(排水量20,000t級)を 10隻建造しています。 United States辺りは、P2-S2-R2(別名General級)と同じような改造を受ける可能性が 有ったと思いますが、これは客室設備のグレードを落とし、デリックを増設しただけの 形態でしたので、これに準じた改造になったのではないでしょうか。 #right(){(148:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **フアンカルロス級は強襲揚陸艦兼軽空母となってるんですが、特別な設計にしないと強襲揚陸艦を軽空母として使うことは出来ないの? >逆はドックの有無なんでわかりますが 別にウェルドックの有無は「強襲揚陸艦」としての分類にはあまり関係ないけど、それはさておき。 最低限固定翼機を収容できるだけの格納庫と、兵装と燃料をフルに近い状態で搭載した機体を 上げ下げできるエレベーターがなければ、「空母」としては使えないわな。 V/STOL機であっても爆装した状態で滑走離陸出来るだけの長さの飛行甲板がなければ、実用上 あまり意味が無いし。 艦体がそんなに大きくないなら、スキージャンプ甲板も必要だろう。 ただ、スキージャンプ甲板は強襲揚陸艦としてだけ考えるとヘリの運用の邪魔になるし、車両も 積む(それこそ、ウェルドックのある)となると航空格納庫に車両格納庫を二つそれぞれ設ける ことになるから、乾舷の高い設計になることは必至なので、航空機運用には制限を生みやすくなる (よく揺れるようになるから)。 いずれにせよヘリコプター主体の「強襲揚陸艦」ではなく、ウェルドックと車両甲鈑のある本格的な 揚陸艦(アメリカの分類だと揚陸侵攻艦とか呼ばれるもの)を考えるなら、充分な能力を求めると かなりデカイ船になるな。 コスト的にそれで見合うかだが・・・。 #right(){(718:535)} **ロシアのポモルニク級エアクッション型揚陸艇は、上陸地沿岸部まではどうやって移動するのでしょうか? 全て自力で移動します #right(){(63:292)} **超高速旅客船「スーパーライナーおがさわら」自衛隊で使えませんか? ここでも昔論議されたことがあったんだが、燃料の過剰消費だけでなくて耐波特性にも少なからぬ 欠点があったので、計画が放棄されたはず つまり海自でも無用の長物にしかならないだろう #right(){(俺初質スレ436:888)} ****

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