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#contents ---- **バルカン砲とガトリング砲の違いは何ですか? バルカンってのはM61機関砲の名前。 ガトリング砲ってのは、機関砲を束ねて回転させながら発射させるあのての兵器の総称。 #right(){(6:349)} 1862年に米人リチャード・ジョーダン・ガトリング医師が発明した手動回転多銃身銃がガトリング銃(砲)。 機関銃の前身とも言える物だが、その後単銃身で連射できるようになったので、一旦廃れる。 WWII後、高速発射による銃身過熱に対処するため、再び多銃身とし、 時代の利器を用いてアクチュエータ駆動にした物がM61バルカン砲。 つまり元々はどちらも固有名詞ですが、現在では商標名程度の言い分けしかしてない事が多いです。 また、便宜上手動式をガトリング、アクチュエータ式をバルカンと呼び分ける事もあります。 どちらも日本語にすれば多砲身回転式機関砲。 #right(){(57:182・195)} **MG34はどの辺が優れているのでしょうか? MG34が機構的に優れていたのは、発射速度の高さ(900発/分)と他国の重機関銃より軽量なことですが、 何より重要なのは史上初めて「多目的機関銃」というカテゴリーを構築しえたことです。 MG34はわずかなパーツを付加・交換するだけで 軽機関銃・重機関銃・対空機関銃・車載機関銃と多くの任務に使用ことができました。 また、各国の軽機関銃と違って箱型弾倉ではなくベルトマガジンを使用し、 なおかつ歩兵が携行して分隊の直接支援に使えたのも特徴です。 MG34は精密な機械加工で製造されていたため、埃や泥にやや弱く、製造にも手間がかかったので プレス加工を採用したMG42にその座を譲りました。 #right(){(55:名無し軍曹)} 戦車の前方機関銃用としては長く使われたことを補足しちゃってくだされ。 #right(){(55:506)} **『プレデター』という映画をで、兵隊がガトリングガンとその弾倉(?)を背負っていましたが、 >あの装備って実戦で使われた事のある物なのでしょうか? アレはM134ミニガンといって本体だけで18kgあり、尚且つ7,62㎜弾を毎分550発程 撃ち出す銃です。 おそらく実戦で歩兵が携行して使う事はないでしょう。 本来はヘリや車輌に固定して使う物です。 #right(){(57:235)} **ZSUの対空機関砲って、どのくらい破壊力があるもんですか? ZSUはシリーズですから、さまざまですが、もっとも有名なシルカの 23mmであれば、破片弾頭なら加害半径おそらく10m程度、徹甲弾なら おそらく対戦車ヘリを(当たり所で)撃墜可能と思います。 #right(){(2:721)} **M61やM197の様な電動ガトリングガンって、銃身が先つぼまりに束ねられている様に見えますが(特にM197)、実際はどうなんでしょう? ガトリングの銃身(砲身)は平行なはずです。ただ、強度上、銃身自身が根本に行くほど肉厚に作ってあり、 結果として先細りにまとめてあるように見えるのだと思います。 #right(){(3:776)} **5.56mmのミニガンもあったような気がするんですが、詳しく知りませんか? XM214です 発射回転速度:毎分1200発、30ポンド 自己発電を備え、弾薬と反動調整が完全に組込済 #right(){(5:244)} **M60やPKがMG42より後に開発されたにもかかわらず5~600発/分なのにMG42だけ1500発/分なのがどうにも腑に落ちません。 いちいち銃身とっかえるの面倒じゃん。 発射速度はその国の用兵思想にもよるし持続発射速度を重視する国もある 発射速度だけで機関銃の性能が決まるわけでもない したがって、MG42が最も優れた軽機とは言えない(国ごとに違う #right(){(7:725-726)} **GAU8Avengerの連射速度はミニガンと同じくらいですか? ミニガン=GAU-2B/A, GAU-17/Aということなら、発射速度は最大6,000発/分(2000発,4000発も選択可)。 GAU-8は4,200発/分。 英語を読み間違えてるかもしれないので、ソースはここ。↓ http://www.fas.org/man/dod-101/sys/ac/equip/index.html #right(){(20:らむ ◆26Am7uFo)} **M134ミニガンはどんな場面でつかう武器なんですか? 地上制圧。もともと、ベトナムで対ゲリラ用にヘリコに付けたのが始まり。 #right(){(30:537)} >人が持って使うのはかなり特殊な状況なんですね。 絶対に無理。 #right(){(30:541)} 映画でやってるのは空砲(反動軽い)なうえに回転数落としてるから可能なんだYO! 台座に装着した状態ならOKよん。 #right(){(30:541-542)} **HK21を採用した軍隊はあるのでしょうか? 表立ってHK21を装備した軍隊はないと思います。 HK21は特徴の多い軽量な機関銃ですが、おそらくそれが逆に災いして M60やFN MAGに比べてタフではないと判断されたのではないでしょうか。 デルタがイランの人質奪回作戦でHK21を使用したのは事実ですが、 狙撃に使用したのではなく、狙撃手が援護のため臨時に軽機関銃手に転換した というのが正しいです。(スコープが簡単に付けられる利点もあるけど) 選ばれた理由は作戦に適したNATO弾使用の機関銃が国産で調達できなかったためといわれています。 #right(){(33:名無し軍曹)} **日本軍の機関銃は種類が多かったようですが、実際、何種類ぐらいの機関銃が太平洋戦争中に使われたのでしょうか? ・11年式軽機関銃 ・96式軽機関銃 ・99式軽機関銃 ・38年式機関銃 ・3年式重機関銃 ・92式重機関銃 とまあこれだけあります。 #right(){(33:名無し軍曹)} **バルカン砲ってリンクレス給弾なんですか? M61はリンク使用。M61A1からリンクレス。 M61を搭載してるF-104やT-2/F-1にはリンクの投棄口(デリンカー)があるよ。 #right(){(38:694)} **機関銃の「MINIMI」ってどういう意味なんでしょうか。 MINI MITRAILLEUSE(小型機関銃)の略語です。 #right(){(40:827)} **M2とかM50って給弾し続ければ撃ち続けられます? 空冷ではまず無理でしょう。 M60の場合、毎分125発の射撃を4分行う(500発)ごとに銃身交換することによって、 一時間の連続射撃が可能とされています。 弾と冷却水の供給がうまくいけば撃ち続けられる水冷式に、連射性では当然劣ります。 #right(){(42:794)} **92式重機関銃ってどこに弾つめるんですか? 冷却鰭の後ろ機関部の間に後方から見て左側から差し込みます。 #right(){(43:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **M134minigunのロシア版みたいなものがあれば知りたいのですが 7.62mmクラスのミニガンはソ連、ロシアでは生産していなかったと記憶しています。 Mi-24 HindDに搭載された、12.7mm四銃身機関銃(YaKB-12.7)がそれに類する もので一番口径の小さなものではなかったでしょうか。 #right(){(44:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **ドイツのMG42って機関銃は当時の大戦中では一番優れてたのかな? MG42は史上初めての多目的機関銃と言えるMG34の特徴を多く受け継いでいます。その優秀な点は、 ・生産性が高く(コストダウンも可)、MG34に比べて泥や砂に強い。 ・迅速に銃身を交換することが可能。(空冷式なので。冷却水が不要と言う利点もある) ・付属品を取り付けることで、分隊支援の軽機関銃から中隊や大隊が使用する重機関銃まで幅広く使用が可。 マイナス点は発射速度が速すぎることです。あとマズルフラッシュが大きいこと。 MG42の優秀さは、捕獲した米軍がコピー生産を行おうとしたことからも察せられるでしょう。 #right(){(52:193)} MG42の前には、連合軍もちじみあがり、文字どおり釘づけになったとのこと。 #right(){(52:199)} >プライベートライアンでもドイツ軍の機関銃は見られますか? 物語中盤、ミラー大尉たちが機関銃のある陣地を強襲するシーンがあります。 そこに配置されていたのがMG42でした。 威力の凄まじさは冒頭の上陸シーンでもたっぷりと拝めると思います。 #right(){(52:193)} **アベンジャー砲って何ですか? GAU-8 Avenger 形式:30mm, 7 barrel gattling gun 発射速度:いくつかの出所よれば、1980年代に、より高い毎分4200発 であった発射速度を、毎分1800発に落としたようです。しかしながら、 A-10の搭載砲だけは毎分3900で発射することができるそうです。 搭載機種:A-10 Thunderbolt #right(){(53:219)} **PPS41ってPPSh41とは別物? キリル文字のラテン文字変換にも数種類あるので (このスレに出ていたパトリオットとペイトリオットのようなもの…違うか) 表現方法が違うだけと思われ #right(){(69:907)} PPs41とPPsh41は同じもの #right(){(69:909)} **MG42をライフルみたいに構えることは可能でしょうか。 可能です。 相応の力があれば腰だめだろうと片手だろうと、構えることはできます。 ただし、それで有効な使い方ができるかどうかはまた別問題です。 伏射や、銃架に載せて撃つ場合より遥かに弾が当たりにくくなるでしょう。 #right(){(53:641)} **M60機関銃などを使用する時、バレルの交換をすると思うのですが、ベトナム戦争などの実際の戦場では、どのようにしていたのでしょうか? 持ち歩いています。 M60は二脚がバレルに直接ついているので、その分携行重量が重くなったそうです。 しかも、交換の際に焼けた銃身に直に触れなければならないため交換にはアスベストグローブが 必要で手間がかかったそうです。 #right(){(70:852)} M60の銃身交換はアスベスト(石綿)製の手袋をして、とマニュアルには 必ず書いてあるそうですが、現場には必ずなかったらしく、基本的に そこらのタオルやボロ切れを巻いて交換したそうです。そのため、銃手、 助手にはひどいヤケドが続発したそうですが、幸か不幸か、銃身交換を 必要とするような状況下では、ヤケドにも気付かなかったそうです。後から 思い切り泣いたようですが。 それを戦訓として(というか、過去数十年の重機関銃の戦訓であるわけですが) 銃身自体に交換器具が装着された(例えば二脚が交換器具兼用)部隊機関銃が 普通になってるわけです。 #right(){(70:system)} **戦前にドイツだけがGPMGを開発したのはなぜ? >他国にはGPMGという発想が理解されなかった? 技術的な問題と思われ 米軍がMG34をコピろうとしたが失敗している #right(){(72:580)} **九九式20粍二号固定機銃四型のベルト給弾は、何Gまで確実に作動するのですか? 99式にはご存じの通り、72mmの99-1と101mmの99-2があるわけですが、 共にベルト給弾はご指摘通り4型のみです。これは同じエリコンFFから ドイツが開発し、ベルト給弾に結局失敗した(複雑な電動式GZ 1-FFを 数えなければ)、MG-FFの日本版という側面もあり、その事から憶測すると、 あまり大きな能力(高G下の信頼性)はなかったのではないでしょうか。 ベルト給弾式の固定式航空機機関砲は、高機動下ではリンク切れを起こす ことが各国とも珍しくなかったようですし。答になってなくてごめんなさい。 #right(){(73:system)} **自衛隊で配備が進んでいる9mm機関拳銃が純国産じゃないそうですが、何処の国が協力しているんですか? 9mm機関拳銃「エムナイン」 イスラエルの技術がと言ううわさはありましたが、確認できる情報はなし。 #right(){(76:剣恒光@自衛隊板 ◆yl213OWCWU)} **9mm機関拳銃って評判はどうなんですか? 実戦で使われていない以上、なんとも言えませんが 見るからに全体のバランスが悪い 信頼性のなさ(日本の自動小火器は全般に評判悪い) 反動制御に苦労しそうなデザイン などで、良さそうなものとは思えません。時々漏れ聞こえる範囲でも、少なくとも 絶賛する、あるいは優秀だといったような声はないようです。だめポ #right(){(78:system ◆systemVXQ2)} **アメリカ軍のM60機関銃の後継はベルギー製ですよね。なぜアメリカ製純国産にしなかったのでしょうか? アメリカのメーカーがMINIMIより低コスト・高性能なSAWを開発 できなかったのが主要因でしょう。 思えばハンドガンもイタリア製ですし開発中のOICWにしたってH&K製です。 あまりアメリカの銃メーカーを買いかぶり過ぎないほうがいいかと。 他にも政治的な含みもあったかも知れませんが。 #right(){(78:661)} M60をよーく見て。 まるでMG42を改造したみたいでしょ? 実の所、アメリカは銃設計技術がズバ抜けて高いなんてことは無いようです。 アメリカ軍は銃器の調達を行う際、露骨に国内メーカーを救済しようとするんだけど、それにも限度があります。 現用拳銃のベレッタ採用時も、トライアルを引き延ばしてS&W(建前上は、その他のメーカーにも)に チャンスを与え続けたのに、結局ベレッタに太刀打ちできませんでした。 なお、アメリカの銃器メーカーは、民生品もあるので、他の分野の軍需メーカーより余裕有るみたいですよ。 #right(){(78:662)} **M61バルカンは後のM61A1と違って、空薬莢は弾層には戻されないらしいですけど空薬莢の処理はどうなっていたのでしょう F-104とかF-105の場合は空薬莢を機外排出していますよ 機外排出しないのは、M61装備機のうちどれなんですか? #right(){(80:452)} >そうなんですか? >例えば三菱のT-2/F-1には薬莢の排出口は見当たらないのですが。 >また、F-104だと排出口はどこにあるんでしょうか? 三菱のT-2/F-1はM61A1で、空薬莢は弾装に戻してたはず F-104の場合、空薬莢はリンクと一緒に日の丸の下に見える スベリのところから排出される #right(){(80:457)} F-104のM61の場合、訓練時でも弾倉内に回収可能な空薬莢は350発のみで 残りは機外に排出される>航空ジャーナル別冊「Fー104」 ちなみに最大搭載量は750発で、これを搭載したままでは前脚がシミーを 起こす恐れがあるので着陸できない T-2/F-1についてはうちの資料(複数)にはF-4EJと共通のM61A1と書いてあるが JM-61とした資料の名前を教えて #right(){(80:583)} **米軍がGpmgをM60からM240に変更したのはなぜ? M60に対するM240の優位は信頼性の高さと使いやすさ・メンテのし易さ。 M60の欠点としてしばしば言われたのが ・給弾機構の不具合によるジャミング(C-レーションの缶を横に取り付けて解決したとか) ・バレル交換の際にバレルにガスチューブとバイポットが付属しているため 嵩張り重い。また火傷しやすい。 改良型のM60E3もあるが陸軍は採用していない。 また、簡単なパーツ交換で車載機銃や航空機用に変換できるのがM60の後継として 都合がよかった事もある。 #right(){(80:874)} **自衛隊はミニミ採用以前は62式を分隊機銃として使ってたのですか? そうです。米軍もミニミ採用以前はM60が分隊機銃でした。 #right(){(80:882)} 分隊機銃としても小隊機銃としても使えるというコンセプトだったのに 結局WW2以前の軽機重機二本立て体制に逆戻りしてしまった。 #right(){(80:883)} **以前MP5を装備した機動隊員の写真を見たとき、左側面にしかセフティレバーがついてないタイプだったんですが、日本はこれからも左利きには配慮しないんでしょうか? 左ききから募らなくても人材が集まるなら、そうなるでしょうな。 MP5はセフティのみならず、各部に右利き向けの設計がされてます。 古い型式のグリップには右手ようの凸凹があったくらいです。 まあ、身体的特徴から来る向き不向きは仕方ないんじゃ無いですか? #right(){(82:868)} **ソ連は実質マンドリンを基幹小銃として使ってたんでしたっけ? モシンナガンM1891が歩兵の主兵器でしょ #right(){(82:955)} 編制上はそうだけど 戦争末期になるとモシンナガンの装備率は四割を切ってたらしい。 #right(){(82:957)} **M60などのGPマシンガンは500~600発ぐらい撃つとさっと銃身交換出来るようになっていますよね >交換された銃身は冷えさえすればその場でもう一度使えるのでしょうか? 使えます >そもそも銃身を交換する理由は過熱したからで良いのですか? 良いです #right(){(83:23)} **7.62ミリ ミニガンってどの辺りが 「ミニ」 なのでしょうか。 航空機に装備する20mmクラスのガトリングガンに比べると小さいから #right(){(84:310)} **短機関銃と軽機関銃と重機関銃とアサルトライフル、強力な順に並べて 威力では 重>軽>ア>短 でいいかと #right(){(85:361)} **99式軽機も3脚に乗せれば重機関銃になるのでしょうか? 99式軽機は箱型弾倉を使用しており、ベルト給弾式の重機のような連続射撃が難しいです。 あくまでも相対的な軽さを生かして歩兵と行動を共にする軽機関銃であり、火力支援用の 重機関銃として使うには無理があります。 #right(){(86:名無し軍曹)} 重機関銃は重い分全体的にタフに作ってあり、銃身も厚く軽機関銃よりも長く射撃できる利点があります。 九二式がベルト式じゃないのは自信が無かったから信頼性の高い方を選んだだけ。 ベルト式よりも弾の補充は楽だったりする。 MG42が重機として使えるのは銃身が薄くても銃身そのものを簡単に交換できるから 余談だが実は99式歩兵銃、99式軽機関銃、九二式重機関銃は全部弾がちがったりする #right(){(86:131)} 92式重機の最大の特徴は命中精度にあります。 一発一発を目標に正確に送り込むことを目的とし、だから重たい自重と三脚、遅い発射速度が必要となる。 人間の肩と二脚による保持と比較すれば、格段に遠距離での集弾性が違います。 ただし、軽くて少人数での移動と取り扱いができるのが軽機の魅力。 MG34はこれらの両者を一つの機関銃で兼用できる、という非常に画期的な 機関銃であり、機関銃の革命といわれました。現代の歩兵用機関銃は、 ほぼ全てがその使用コンセプトにおいてMG34を受け継ぐものなので、 92式重機や96式軽機の組み合わせが時代遅れに感じるのは当然。 ドイツが進みすぎていたのです。 #right(){(86:134)} **92式重機は面で制圧できるような武器じゃないんですか? 他国の重機と比べれば面制圧射撃には向かないことは確か。 使用法としても点射が多く, 断続的な発射音から「ウッドペッカー(キツツキ)」と呼ばれていた。 #right(){(86:668)} 92式重機は他国の重機より発射速度がかなり遅いです。(450発/分) ようは他国のように早い発射速度で敵に対して弾幕を張るという事ではなく あらかじめ標定した場所に正確に弾を送れるよう命中精度を求めた機関銃なのです。 実際光学照準器を装着しての射撃の命中率はかなり高かったと聞きます。 #right(){(86:名無し軍曹)} **M42ダスターの機関砲って機関部の上から何発かずつ給弾する様に見えるんですが切れ目の無い射撃が出来るんでしょうか? 40mmボフォースの二連機関砲はホッパータイプの 給弾で4発の40mm砲弾クリップを装填します。発射速度は120rpmで、 一クリップで2秒間の連続射撃(連装で8発)が可能です。それ以上の 継続連射は、火器管制(てーか)の限界からも、給弾方式からも 実用的でないのだと思います。大規模な自動装填弾倉という作り方も あり得ますが、重量体積信頼性維持性価格から作成されなかったのでしょう。 それはもっと後の時代の話になります。 #right(){(87:system)}※リンク先消滅によりリンク削除 >対空機関砲っていうとバリバリ撃ちまくるイメージ持ってたけど結構断続的なのね。 肉眼で標的を追い、照準し、射撃する方式だと、標的をロックオンできる 時間は限られてるわけです。目標とする航空機も、機関砲と肉眼で対処する 低空ですから角速度が大きく、視野に捉え、照準し、引き金引いてから 追えなくなるまで2秒撃てればよし、ということだと思います。レーダー管制で 遠距離から捉え、即座に照準も定まる現代の対空機関砲は話が別になります。 #right(){(87:system)} **映画「ランボー」で彼が扱うH&K銃について、正式名称を教えて下さい。 2で出てきた奴ならH&KMP5A3。 但しパラシュート降下時のゴタゴタで結局落としてる。 #right(){(88:192)} **以前軍事雑誌(名前失念)に「5.56ミリは7.62ミリより射程と威力が劣るのでMINIMIへの完全切り替えは時期尚早、 >62式機関銃をもう暫く使用し続けるべき」と言うような内容の記事が載っていたんですが、果たしてどちらを使うべきでしょうか? 純粋に威力だけからいえば7.62ミリの方が優れています。 しかし、分隊~小隊レベルで配備される機関銃の場合、小銃との弾薬の共用 はきわめて重要です。補給の負担がそれだけ減りますから。 従って、トータルで見た場合、必ずしもMINIMIが不利とは言えません。 #right(){(93:679)} さらに最近だと、敵を殺すだけが能じゃないという思想も生まれてます (殺さず負傷させれば、救助や看護のため単純に殺すより多くの兵を無力化できる) #right(){(93:681)} さんざんガイシュツですが、それは対人地雷などの話ですね。 実際に軽量高初速弾は導入当初から、ダメージを負った敵兵からの反撃にあう事例が多々、問題視されています。 そのため、早い時期から3点射などで威力をカバーすることが奨励されています。 #right(){(93:693)} **AN/M2とAN/M3をググってみたら両方とも12.7mmだというサイトと20mmだというサイトがヒットたのはなぜ? 12.7mmにも、20mmにもM2、M3があるから。 #right(){(95:115)} **飛燕に搭載したMG151/20系(マウザー砲)は、ライセンス生産?輸入? Mg151/20は米軍が戦時中にコピろうとして結局モノに成らなかった 曰く付きの品。 日本でも製造を試みたが無理だった。 ホ-707は松本零時のネタ。 #right(){(95:678)} **94式軽装甲車に搭載されていた機銃は歩兵用の機銃とほぼ同じものだったと聞いたんですが、 >○○式機関銃とか呼ばずに、97式車載重機って呼ぶのは何故なんでしょうか? 「重機」は重機関銃のこと。 砲については「○○式戦車砲」という制式名で呼ばれている。 別に秘匿している訳ではない。 ○兵団とかってのは通称号といわれるもの。 部隊名をそのまま出すと防諜上問題なので、秘匿のためにつけている。 別に1文字に限った訳ではなく、2字以上の通称号を持つ部隊もいくつかある。 旧日本軍に「軍団」はない。師団の上はすぐ軍。 #right(){(102:307)} 車載機関銃は、歩兵部隊なんかが装備しているものとは別物。 新設計なのだから、別の制式名がつくのは当然。 #right(){(102:308)} **ターミネーター3でシュワルツェネッガーが棺桶担ぎながら撃ってた銃ってなんて名前ですか? M1919という機関銃です。 実際にはあのように立って撃つような事はありません。 #right(){(102:588)} アメリカのブローニングM1919A4。口径.30(7.62mm)、布ベルト給弾式。 重量14kg、発射速度500発/分。   機関銃、その中でも重機関銃だね (本来は三脚に載せて使うものを重機関銃というが、この映画ではシュワちゃんは手に直接持ってる)。 #right(){(102:589) **自衛隊の9mm機関けん銃って、自主開発なのですか? 国内開発品。 #right(){(107:924)} 9mm機関けん銃はもともと自衛用の銃で、 積極的な攻撃に使うために開発されたものではありません。 よって威力を云々するものではありません。それ以前は拳銃が主でした。 #right(){(107:928)} **9ミリ短機関銃は、前は機関拳銃って呼ばれてませんでしたっけ? 制式採用されたら名前変わったよ。 #right(){(111:810)} **FN P-90のボルト操作レバー(?)ってどこに付いてるのですか? トリガーのすぐ上に耳かきみたいなレバーがある。 #right(){(112:400)} **バルカンは搭載機種によって駆動方式が違わなかったか? 機種って言うか、A1はオイルモーターです。 1~2個使用し、(個数で)回転数を大きく変更できます。 電動にするとかなりパワフルなモーターが必要になって、電子機器に与える影響は馬鹿になりません。 #right(){(114:27)} **ヨーク対空機関砲はまだ現役ですか? ヨークは当時のソ連製の攻撃ヘリの対戦車ミサイルから機甲戦力が守れないことが判明して無駄な物として量産されなかった。 ヨークの備砲の射程よりテレビ誘導ミサイルの射程の方が長いと判明したんですな。 そう言う意味では他の多くの西側対空車両もヤバいんですが。 #right(){(116:428)} でドイツのゲパルトも退役したわけです。 #right(){(116:system)} **航空自衛隊のM61機関砲弾の単価っていくらですか? 20ミリ機銃の弾の値段は知らんが、キャリバー50は一発\500と聞いたことがある #right(){(117:30)} **ボフォース40mm機関砲が開発されたのは何時なのでしょうか? ABボフォースが1928年にデザイン。 スウェーデン向けの量産品は1930年から。 #right(){(117:225)} **ホ-5 20mm機関砲の給弾はベルト式だったのか、それとも弾倉式のどちらなんでしょうか? ベルト式だったと思いますが #right(){(117:887)} **1940年の日本の技術水準で設計図さえあればウージー短機関銃を量産できますか? 精密なプレス加工は難しい 38式歩兵銃同士で部品の標準化ができておらず、99式でなんとか工業製品として成立した 日本の金属加工技術ではたぶん無理 作っても歩留まりが激悪になる予感 #right(){(118:168)} 当時の日本の技術では現物があろうが設計図があろうが、 あの種の戦後の大量生産向きのデザインの銃を製造する技術はありません。 何しろ小火器のプレスの技術そのものがない上に、均一な板のほうを 作る技術すらありませんから。 #right(){(118:169)} **M134ミニガンってありますけど、アメリカ人にとってはあれがミニサイズなんですか? ヘリに付けるのより小さいから #right(){(119:899)} アメリカ空軍では戦闘機の機関砲の事を「ガン」と呼ぶ。 アメリカ空軍戦闘機の標準武装だったM61 20mmガトリング機関砲(通称バルカン砲)もガンと呼ばれる。 で、同じガトリング式機関砲だが、当然7.62mmのM134は20mmガトリング機関砲よりも 小さいので、「小さい”ガン”」つまり「ミニガン」と呼ばれた。 #right(){(119:900)} **「パール・ハーバー」の日本本土空襲のシーンで日本軍が乱射していた対空機関銃ってなんて機関銃ですか? 撃ってた機関砲は98式高射機関砲のレプリカ。 よくできてましたが撮影用のガスを発火させてるだけのいわばでかいライターみたいなものです。 ちなみに史実ではドゥーリトル隊の接近に全く気付かず、B-25はほとんど反撃されないまま中国大陸に逃げたそうです さらにこの時、数少ない反撃した機体の中に当時テスト中だった後の三式戦闘機「飛燕」の試作機が含まれており B-25に向かって木製の模擬弾をしこたま撃ち込んだそうです。 #right(){(123:138)} **大戦頃の話ですが、日本には手でもって連射できる機関銃のようなものはあったのでしょうか。 アメリカ兵はM1ガーランド小銃で、ガス作動式でセミ・オートマチックで動きます。 一方、ドイツ兵はボルト・アクション式で1発ごとにボルトを前後に操作して排莢と装填し発射準備をします。 日本軍には100式短機関銃がありました。ドイツのMP-18のコピーです。数は少ないようです。 陸戦隊はドイツより購入したMP-18を持っていました。 #right(){(くだらない質問はここに書け!:一等自営業)} **K3とMINIMI機関銃の違いを教えてください 同じとか、小変更とかいう話もありますが、実際にはMINIMIに「強く」インスパイアされた別物、ということのようです。 外見上の違いは、 http://world.guns.ru/machine/mg17-e.htm http://world.guns.ru/machine/mg27-e.htm にありますが、銃床、ガスシリンダー先端部、トリガーブロックなど、各所の形状に差があります。 メカニズム的にはロータリーボルト、ピストン作動式で基本的に同一のようです。 オーストラリアのF89のようにFNのライセンスを受けたMINIMIコピーもあるのですが、 ttp://en.wikipedia.org/wiki/FN_Minimi#FN_Minimi_variants_designations のWikipediaのバリエーション一覧にも載っておらず、 K3、あるいはDaewooがライセンスを受けたという記事も見つかりません。全然。うん。 #right(){(356:83)} **バルカン砲って他の機関砲に比べて全体が重いんじゃないですか >バルカン砲がどういう理由で戦闘機の機関砲のベストセラーになれたのでしょうか? >バルカン砲が他の機関砲に戦闘機の機関砲のベストセラーの座を奪われることってあるのですか? >西側・アメリカの戦闘機の場合として 発射速度(毎分あたりの発射弾数)が速いため。 空戦では敵機を狙える時間が非常に短いので、その短い間に多数の弾を叩き込めることが重視された。 一方、欧州機は1発あたりの威力を重視した。 #right(){(483:140)} **WW2期のソ連航空機関砲は他国の同口径機関砲比べ発射速度が速いですが、これはソ連の技術が優れていたのか、それとも他の能力を犠牲にして発射速度だけを追求した結果なのでしょうか? ソ連の機関砲開発技術が優れていたからです。 発射速度の遅さのために空戦に向かず、実用にはなりませんでしたが、すでに1934年の時点で 76mm自動無反動砲(APK-4)2門を搭載したIP-1を飛ばしていますし、12.7mm UBはブローニングの .50と同等という高い評価を得ています。軽量で高発射速度の機載機関銃/機関砲の生産については 突出していました。20mmShVAKも多くの機体に搭載されて活躍しています。 ソ連の機載機関銃/砲は機首に搭載されるのが基本であり、翼への搭載は例外的であったため、 (非力なエンジンをカバーするため翼に火器を搭載したくなかったと言われる)制限が少なかったから 性能を上げやすかったとも考えられそうですが、実際には重量、外寸などを見ても決して大型だったわけではなく、 やはり基礎的な技術、開発力が優れていたからでしょう。 ちなみに、12.7mmについては ソ連(UB:Beresin) 12.7×108mm、重量25kg、全長135mm、発射速度900-1050発/分 初速860m/sec USA(機載用M2) 12.7×99mm、重量29kg、全長146mm、発射速度600-800発/分 初速880m/sec 20mmについては ソ連(ShVAK) 20×99Rmm、重量42kg、全長168mm、発射速度800発/分 初速860m/sec ドイツ(MG-FF) 20×80RBmm、重量24kg、全長134mm、発射速度520発/分 初速600m/sec ドイツ(Lb/MG204) 20×105mm、重量55kg、全長160mm、発射速度400発/分 初速750m/sec 初速、発射速度などを見ると、ソ連の機関銃/砲が良くバランスがとれた武器であることが分かると思います。 #right(){(483:337)} **14.5㎜機関砲弾を防ぐには車両なら装甲車クラスでないと助からないの? 14.5mm機関銃、KPV は、元々対戦車ライフル用の弾を流用できる機関銃として、セミオートの 対戦車ライフルのメカニズムをフルオート化して開発されたもの。 有効射程内なら大概の装甲車の装甲を撃ち抜けるぞ。 100mで30mmくらいあるんだから>貫通力 (タングステン弾芯徹甲弾の場合、500mで32mm) 尚、大戦末期の日ソ戦では日本軍の戦車はソビエトの対戦車ライフルに ボコボコにされた。 中には「命中したがそのまま反対の壁面を突き抜けていったので、幸運なことに 乗員にも内部の機材にも当たってなかったので穴が二つ空いた以外の損害がなかった」 なんて話があったほど。 #right(){(初心者スレ480:873*一部加筆)} どっかで見たんだが、M2重機関銃の12.7X99弾は、トラックのエンジンを2台ぶち抜くそうな。 で、14.5X114は、その12.7X99弾の2倍の威力があると言われている。 #right(){(初心者スレ480:874)} **日本のFVなどに搭載されている35mm機関砲、徹甲弾なら戦車以外の大抵の装甲車を撃ち抜けるって本当ですか? ほとんどの装甲車は機関銃、せいぜい12.7mmの弾に耐える程度の装甲しかない。 最大でも20mmあれば厚い方。 装甲の厚い歩兵戦闘車でも30mmを超える装甲を持つものは稀。 (二重装甲になってて総計すると60mmとかあるのは結構あるけど) 35mm機関砲の徹甲弾の貫通力は余裕でそれ以上あるので、簡単に抜ける。 あと、機関砲に撃たれると一度に多数の弾を食らうことになるので、一発になら耐えられる装甲厚でも状況によっては 耐えられないことがある。 湾岸戦争ではイラク軍のT-55戦車がアメリカ軍のM2ブラッドレイの25mm機関砲の集中射撃で撃破されたりしてるので、 戦車であっても耐えられないことも。 #right(){(365:902)} データを挙げとくとエリコン35mm機関砲用の徹甲弾は 1000mで80~60mmの装甲貫通能力があると云われる。 これだと戦車でも正面装甲以外なら抜けるね。 通常の対空用焼夷榴弾でも1000mで角度60mmの15mm装甲版を射抜けるそうなので、装甲車なら徹甲弾使わなくても 潰せるな。 地上目標を撃つときには対空射撃ほどの速度では撃たないけど、この弾が2発ずつ毎秒十発単位で飛んでくるんだから・・・。 対空機関砲で地上目標を撃つのを禁止する条約を作る会、とかが発足しないのが不思議なくらいだな(苦笑 #right(){(365:904)} 余計な付け足しだがスウェーデンのCV9040歩兵戦闘車はなんと40mm機関砲積んでる。 この砲APFSDS使えば1500mで120mmの装甲鋼板を抜けるそうだ。 ちなみに最大発射速度は300発/分。 自己装甲も1000の距離で23mm機関砲弾に耐えられる。 ほとんど軽戦車だな。 でも完全武装の兵員が6名乗れる。 #right(){(365:908)} **ソ連製PK機関銃の弾丸は銃の右から給弾されて空薬莢は左側に排出されるそうですが、なぜそのような構造にしたのでしょうか? >AKだって給弾は下からですが、薬莢排出は右側です。 >逆に西側諸国の機関銃は銃の左から給弾されて右に排出されます。 >右利きの人にとっては弾は左から右に流れていった方が使いやすそうな気がします。 機関銃の給弾方向、排莢方向はそれぞれの利点欠点が相反しますが 主に、左側から給弾する場合、薬莢の排出方向が自動小銃と同じになるので 小銃と機関銃を同じ列に並べて射撃する事が可能なため、部隊全体で火力を発揮出来ます 逆に、右側から給弾する場合、装填手が居ない場合にも、射手が利き手を使用して装弾操作をする事が可能で 非常時には、一時的に一人でも装弾し後方から射撃し、前進する歩兵部隊を支援する事が出来ます。 これは他の機関銃でも一応は可能ですが、ロシアは特に歩兵部隊の機動力を重視して居る為、 このような設計になっています。 #right{(457:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **独逸軍のMG42を参考にして作られたアメリカのM60等、後世のLMG・GPMGにはMG42のような高速の発射速度はありませんがこれはMG42の「弾幕射撃」が合理的ではないと判断されたためでしょうか。 残念ながら汎用などではなく、軽機関銃としては重量過多・重機関銃としては威力不足 実はあの思想をそのまま継承している例はほとんどなく、大部分は重機関銃と分隊火器 の併用に落ち着いてるのが現状です MG3は自分達の良いと思ったものを使ってるだけですね。 FNMAGもM60もベルト給弾を頂いただけで汎用機関銃なんて思想は頂いてません。 何せアメリカには早い段階で分隊火器という思想がありましたから。 #right{(514:691)} 軽機関銃的な使用法ではMG42の発射速度は速すぎるってのは確かにある。 三脚に据えて撃つ、特に対空射撃をする場合は発射速が速い方がよく、 敵にとって非常な脅威になった。 米はMG42コピーに失敗したあと、なんとか独機関銃を参考にしてM60を作り、 その後、より発射速度の速いM240に更新してるので、単に作れなかったんじゃねとも思う。 また対空用途にはM2を使用してるので汎用機関銃を当てる必要が少ない。 一方ドイツのMG42=MG3は現在でも対空用途を含めて使用され続けてるのでコンセプトは成功ではないだろうか。 #right{(514:693:モッティ ◆uSDglizB3o)} >FNMAGもM60もベルト給弾を頂いただけで汎用機関銃なんて思想は頂いてません。 M60は汎用機関銃でしょう。名称もGPMG(多用途型機関銃)ですし、 M112トライポッドを付ければ重機関銃の代用として使える分隊支援火器なのですから。 #right{(514:708)} **M2重機関銃が有効射程4000mと本に載っていたのですが、そのような距離で戦闘を行うことが有るのでしょうか? 市販の「自衛隊図鑑」等には有効射程:1000m(対地)、700m(対空)となってますが・・・。 これくらいなら目視で充分戦闘になると思われます。 #right(){(自衛隊板初質スレ15:ドカン・オオカミ ◆s6tJH5.VuA)} **陸自の機関銃MINIMIについて質問です。 >以前の機関銃や小銃は採用年をとって62式、64式、89式と年式がついています。しかしなぜこのMINIMIは年式をつけないのでしょうか? >「62式機関銃」に対する「93式機関銃」とでもしたほうが収まりがよい気がするのですが。 国産じゃないから #right(){(自衛隊板初質スレ100:207} 制式化してないから。 #right(){(自衛隊板初質スレ100:緑装薬4 ◆8R14yKD1/k)} **62式機関銃について防衛庁および防衛省の歴代の関係者はどのような評価を残しているのでしょうか。 APCがある部隊には必ずある。 車載のやつはまあいいが普通以下が担ぐやつは確かに糞だな。 でも60~70年代は国産火器の創世期だからな、こんなのはザラだし、 当時の技術を今の価値観で語るのはどうかな。 しかし、まともな中隊には62式やHMGの職人がいて、なんとかなったもんだがな。 ブーブー言いながらなんとかするのが陸上自衛隊なんだよ。 #right(){(自衛隊板初質スレ107:ローレディ ◆0KvSZqbvRI)} **M2重機関銃の引き金ってどういう風になっているんでしょうか? >どうも両手の親指で押しているっぽいと言うのはわかるんですが具体的にどうなっているのかがよく分からないです。 >例えば片方だけ押したり、グリップを握らないで発射したりは可能なんでしょうか? この後端中央上にある ヘ 型の部分がトリガー。 http://rightwing.sakura.ne.jp/equipment/jgsdf/infantry/12.7mg-m2/12.7mg-m2_19.jpg 引き金というか「押し金」。 これをグリップを握って両手の親指で押し込むようにすると発砲する。 片方だけ押しても全部が押し込まれる。 無茶苦茶重いトリガーなので、片方の指だけで押せるかは疑問だが。 戦車の副武装や対空機関砲、戦闘機の機銃として装備されているものなんかは この部分は電磁石式の機構になっているのもある。 #right(){(534:580} **M2重機関銃の持ち運びや使用は何人でやるもんですか? >組?班? M2機関銃には「トライ・ウェポン」の別名がある。 これは「三脚架(トライポッド)に載せて」「三人で」運用する兵器であるということから来た別名。 ここからも解るように通常3人で行う。 尚運用範囲は「重機関銃班(チーム)」となる。 #right(){(345:639)} **M60機関銃は軽機関銃ですか? M60はGPMG(多目的機関銃)と言う名称が特に付けられているように 軽機関銃としての用途は補助的なものです 主に三脚架台や車輌、航空機に搭載する為の多用途機関銃なのです これは近代の機関銃として、独逸のMG42に強く影響されて設計された事からも分かりますし 何よりMG42を直接コピーしようとして失敗した後に一部設計を流用している事実もあります #right(){(550:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **発射速度でM61を超えるものってあるのでしょうか? >自分なりに調べた中ではM61バルカンが「最大で12000発/分」で最速でした。 メタルストームが毎分百万発連射出来る M61A2の最大発射速度は、6,600発/分だったはず。 「最大で12000発/分」というのは、ガトリング方式の理論的な限界値か何かでは? 同じガトリング方式(多銃身回転式)のロシア製GSh-6-23 23mm機関砲が9,000発/分で、 実戦配備されている銃の中では、最大の発射速度ではないかと思う。 メタルストームは、素人発明家の作ったアイデア商品というべきもので、「毎分百万発」 というのも、実測値ではなく単なる理論値でしょ #right(){(345:330,332)} Metal Storm #video(http://www.youtube.com/watch?v=d8hlj4EbdsE&fmt=16) **米軍がM60機関銃の後継に米国産機関銃でなく、FN社のFN MAGやミニミを選択したのは何故でしょうか? >同様にM16小銃・M4カービンの後継が(今の段階ではまだ分からないものの)今のところ名乗りを上げたのが >H&K社のHK4 16やXM8と、FN社のSCAR。 >なぜ、コルト社、サコーディフェンス社、アーマライト社等国内企業が名乗りを上げないのでしょう? M60は現在E4モデルが室内戦闘及び近接戦闘用に採用されており FN-MAGやMINIMIと並行して調達されています またHK416はHKが設計したM4の発展型で、XM-8は現在採用は保留されています アーマライト社はコルト社にM16の製造権を譲渡した後も独自開発を継続し M16やその改良型の製造・販売しており、軍用よりも警察用等の用途に特化しています #right(){(570:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **MINIMI機関銃ですが、ベルト給弾時 は毎分725発で、マガジン装着時 は毎分1000発・・・これ事実ですか? どのような資料を参考にしたのか存じませんが MINIMIは通常、発射速度が任意に可変する事が可能になっており、給弾方式の違いによって 発射速度は変動しません、仰るような発射速度という概念は単位時間辺りの発射弾数ではありますが 弾倉交換時の操作手順が異なる事によって生じる時間差から来たものになります。 例えばベルトリンクを収納した200発弾倉を使用する場合と比較すると 30発のAR15弾倉は200発撃つのに7本必要で、30発毎に弾倉を交換し遊底を操作する間に おおよそ20秒以内に200発全て撃ち切る事が出来ます。 但し、ベルトリンクを使用する場合、一旦弾帯を撃ち切ってしまうと 再装填し、射撃準備をするのに、フィードカバーを開けて弾帯をフィーディングプレートに挟み カバーを閉めて遊底を操作すると言う手順が必要となります、この時間が十数秒となり 弾帯を撃ち切った直後と言う限られた条件下では、確かにAR15弾倉を使用する方が 発射速度が早いと言えるでしょう。 ただし参考になさった資料のベルトリンクで725r.p.m、AR15弾倉で1000r.p.mと言う数字は 個々の発射速度ではなく、選択可能な発射速度と言う事でご承知下さい。 ちなみにAR15弾倉はC-MAGと言って100発収納可能なものもあり MINIMIの運用における柔軟性は当初より高くなっています。 >MINIMIのどこを操作すれば発射速度を変更する事が出来るのでありましょうか? 銃身の下にある作動用のガスを取り込むガスチューブ先端に 発射ガスを取り込むためのガス導入部がありますが 其処に流入するガスの流量を増減し、発射サイクルを加減します その為の部品であるガスレギュレータはダイヤル式になっており、 これを回転させる事で発射速度を調節します。 #right(){(475:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **史上初めて毎分1000発を超えた機関銃ってなんですか? MG34/42がリコイルブースターの調整によって1200から1800r.p.mの発射速度を実現していますね ちなみに、モーターを繋いだガトリング銃は12000r.p.mくらいの記録を出したそうです。 #right(){(337:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **自衛隊は62式のような普通の機関銃を廃止して小口径のMINIMIに統一するの大丈夫なのですか? >アメリカを始め外国の軍隊は使い続けてるそうですよね 確かに外国では歩兵銃を小口径に切り替えた後も7.62mmクラスの汎用機関銃を火力支援用に残してる事が多い。 (小隊や中隊の機関銃班とかに) 理由は長距離での威力と弾道性能に特に優れているから。 5.56mmは200~300mmぐらいまでの近距離では使い勝手がいいんだが、遠いと弾道が山なりになって急に使いづらくなる。 なんつうか上から下に落ちるって感じになって、角度を上手く調整しないと敵兵の手前に落ちるor頭上を飛び越えて当たらなくなる (特に敵が姿勢を低くしてると)。横風とかにも影響されやすくなる。 威力も5.56mmは200mを超えるあたりから急激に落ちるらしいね。 俺のような火力厨にとっては不安だし、陸自の中の人も同じだと思うんだが、予算減が続く中、背に腹は代えられなかったでは。 対歩兵にはオーバーキルとはいえ12.7mmM2機関銃が有るし、大丈夫だと踏んでるんだろう。 それに62式は7.62mmといっても64式と共通の弱装弾だしね。 #right(){(587:モッティ ◆uSDglizB3o)} **なんで今でもアメリカ軍が使っているM60が毎分600発なのに対し、ドイツのMG42が毎分1800発なんですか? >昔の方が性能がいいって一体… 発射速度は高ければいいってもんじゃない。 命中精度が悪化するし、銃身の消耗も増える。 ドイツのMG42の場合、ソ連軍の人海戦術に対抗するため、数々の問題に目をつぶって発射速度を上げた。 #right(){(334:748)} MG42は発射速度が可変式になっていまして 800rpmから1800rpmまで調整可能だったと記憶してます 前線の状況に応じてリコイルブースターのアシストを加減しました この機構は優秀で、現在でもMG42の7.62mm版を制式装備たらしめています #right(){(334:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **62式機関銃の安全装置ですが、どこに付いているのでしょうか? >http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/11/0000297011/72/img9d14fce6zik9zj.jpeg 握把の基部、引き金の上にある円柱様の部品が安全装置です これはクロスボルト式安全装置と言って、引き金を直接固定する事で 発砲出来ない安全状態にします、この方式の操作方法は、ほぼ万国共通で 左側から右側に押すと安全位置、右側から左に押すと撃発状態になります。 #right(){(595:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M3グリースガンは兵士から歓迎されたすぐれた短機関銃だったんですか? グリースガン以前に配備されていたM1928/M1、いわゆるトンプソンSMGが 構造が複雑で重かったのに対し、M3はそれより1kg程も軽く作りはシンプルでした。 また、M3は発射速度が毎分400発前後で比較的遅く、そのために射撃時の コントロールがしやすくて正確な射撃ができるとして好評でした。 それと伸縮式の銃床のおかげでコンパクトだったので、戦車や装甲車の乗員が 護身用に車内に持ち込めてこの点でも好評だったようです。 #right(){(595:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **長岡藩に納入された手コキ式のガトリング機関銃だと思うんですが、乳母車サイズに搭載って可能なんですか? >「子連れ狼」で大五郎を乗せた木製の乳母車からボタンを押すと機関銃が発射される場面がありますが、 >http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=238110 「子連れ狼」の乳母車機関銃には元ネタがないこともないです。 幕府が国友鍛冶に命じて作らせた二十連発鉄砲というものがありまして、 機関部の前に三段ほどに積み重ねた銃身がずらりと並んでおり、 引き金を引くと各銃身にほとんど同時に火が入って斉射するというものです。 このほかに、尾張徳川家には「箪笥鉄砲」というものが伝わっています。 文字通り箪笥のような形をした木箱に三段×五本の銃身が仕込まれており、 火縄を入れると五発づつ斉射できました。 連射できる代物は聞いたことないですね。まあTVですから……。 #right(){(596:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **M2重機関銃の空砲アダプター の役割がよくわからないのですが、具体的にどういう機能があるのでしょうか? >http://commons.wikimedia.org/wiki/File:M2-50cal.jpg 読んで字の通り、空砲を使用するときに 作動に必要なガス圧などを確保するために使うものです 完全に塞いでいるわけではなく、ガスの逃げ道が必要なので穴が空いていたりします 他の銃器でも銃口部分に黄色い栓のようなものが付いていればそれも同じようなものです ブランクアダプターといった方が通りがいいかもしれません 写真の説明文に "The M2 has an AN/TVS-5 Crewed Night Sight mounted on the top. It is loaded with blanks and fitted with a blank adapter." とはっきり明記してるけど。 で、"M2 blank adaptor"で画像検索すれば http://www.navweaps.com/Weapons/WNUS_50cal-M2_MG_pics.htm の一番下に "An interesting picture showing the blank adaptor The adaptor reduces the muzzle size, slowing the escaping gasses and thus causing a recoil "kick" large enough to cycle the weapon " というもっと詳しい説明がされた写真が出てくる。 これを見れば強い圧力のかかる銃口のブランクアダプターを固定するためのフレームだろうってわかるよな。 #right(){(604:181,182)} **アメリカのブローニング M2機関銃って、セミオートで撃つことはできたのでしょうか? M2は「指切り」(押し金をちょいと押す)で単発射撃できるようです。 構造や操作についてはこちらが詳しい。 http://www.inetres.com/gp/military/infantry/mg/M2.html #right(){(607:250)} **9mm機関拳銃はなんで「式」が付かないの? んー、あれって長野のミネベアって会社が作ってるんだよね。 あくまでも憶測なんだが、海外企業とのつながりが多い企業なんで純国産と認められなかったんじゃないかね? #right(){(自衛隊板初質スレ108:225)} **RPK74の利点は? RPK74はMINIMIと比較しても小威力の5.45mm×39を使用します これが何を意味するかと言うと、より軽量で機動性に富んだ火器である、と言うことです つまり持続発射弾数よりも取りまわしを重視した運用方針によって設計されています #right(){(317:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M60GPMGは機銃手と装填手の2人組みで操作するようですが、1人では無理ですか? M60は基本的に射手と装弾手の二名で運用しますが それについては弾帯が暴れて作動不良が出るという二次的な理由もあっての事だそうで 練度の高いSEAL隊員などは射撃しながら弾帯をさばく事で連続して射撃可能です。 #right(){(315:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M2は機関銃なのにセミオート射撃モードがあるんですか?それとも遠距離狙撃に使用する場合は指きりで1発ずつ撃つんでしょうか? M2HMGにはそう言う機構が組み込まれていますが、単発射撃の為ではなく 何らかの理由で射撃停止出来なくなった時に停止させる為の非常装置です 一発毎に解除してから押し鉄を押して射撃します。 #right(){(314:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **日本の99式軽機関銃って、本当に戦局を変えることができるレベルだったんですか? 日本軍の軽機関銃を使用した戦術思想は、今現在露西亜が採用している 軽機関銃による火力支援の元、浸透、突破すると言う縦浸戦術の原型にもなっています つまり近代戦の重要な要素である機動力を重視した戦術要件を満たす ・小銃よりも長射程で良好な命中精度 ・制限点射や指切り単発射撃での狙撃に活用出来る ・歩兵と共に前進出来る軽便性 を満たした装備であった事から、軽機関銃が必要数揃った弾薬が潤沢な条件下では 打撃力、浸透力の高い有効な戦術を駆使する事が可能に成るのです しかし如何せん国力の無い日本では、理想的な戦術が有効に生かせませんでした #right(){(642:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **大量生産に向いているMG40があるのに複雑な機構を持つMG34が生産し続けられた理由は、MG40が戦車の防御用機関銃として取り付けることができなかったからなんですか? MG40はMG42のタイポであると思いますのでMG42のお話をしますと 生産の為の設備をMG34向けからMG42向けに転換するよりも 継続して生産する方が対費用効果が高く、切り替えるよりも そのまま生産する事を選択したからです MG42とMG34は共通の装備も多く、銃本体以外の付属品については ある程度の互換性が持たされていました。 #right(){(643:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **自衛隊が汎用機関銃を導入するとして、日本の戦略に適した機関銃は何なのでしょう? 自衛隊はFNからMINIMIのライセンスを取得しており、国産化する場合には、 FN-MAGは合理的な選択肢ではあります、が、運用にあたりFN-MAGは不利である為、 これは防衛戦略上7.62mmの機関銃が運用しにくいと言う点に起因しており、 また防衛戦闘においては、89式小銃およびMINIMIが主体である現状では、 FN-MAGを導入する事に意義が見出せないようです。 またMG3は、先進性のある汎用機関銃でしたが、その主たる用途は攻撃用に特化しており、 その理由として挙げられる過剰に高い発射速度と現代機関銃としては広い撒布界は 独逸連邦軍としては使い難い為に、MG36等の導入を持って用廃へと至ったようです。 その更新の理由として、G3自動小銃からG36自動小銃への切り替えに伴う、 装備の近代化の要求もあっての事なので、MG3が如何に優れた設計であっても、 設計年次の古さによる旧式化は、運用上の要求仕様に完全に対応する事は困難であり、 適切に設計された新しい物に更新される事は、こと兵器に関しては当然の流れとなります。 #right(){(651:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} >「防衛戦略上7.62mmの機関銃が運用しにくい」理由がよくわからないんですが 自衛隊の制式小銃が、SS109(5.56mm×45NATO弾)を使用する現在では、 分隊自動火器であるMINIMIにその支援火力を依存しています。 その理由として、防衛戦闘において二種類の弾薬を運用する事が、 防衛戦略上困難である、と言う判断も働いているようです。 また車載用の機関銃は74式車載機関銃があり、 7.62mm弾自体は継続して使用されていますが、7.62mm減装薬弾を使用する。 64式小銃が現存し運用されて居る為に、充分な数を確保する事は さらに困難となっています。 #right(){(661:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M60はアクティブ赤外線暗視装置が装備だったようですが何故ですか? >ベトナム戦争の頃には小銃に装着できるようなパッシブ赤外線暗視装置があったようですが アクティブの方が性能が良かった。増幅によるノイズ、解像度の限界と 増幅器のサイズによる光学器の限界が大きかった。 パッシブ暗視装置もさほど普及していなかったので、盛大に赤外線ばらまいても、まあ、良かった。 #right(){(298:95)} **マキシム機関銃の対空機銃って引き金どうしたん? 単に機械的にリンクされていた。水冷ジャケットは穴を空けて4丁をチューブでつなぎ、 いけいけになっていた。給弾は元のまま、個別にベルト給弾されていた。一丁が弾切れしたり、 ジャムったりすると反動が左右アンバランスになり、事実上制御不能になった。 #right(){(652:746)} **マキシム機関銃はどのような点で偉大ですか? それまでのガトリング銃のような連射銃は、人がライフルを発射し、装填する動作を、外部動力で 真似するだけのものでした。外部動力伝達のための仕掛けなどが必要なため嵩張り、発射速度も 人の動作よりは速いものの、限度がありました。マキシム機関銃はそれまでの人の動作の模倣ではなく、 発射の反動によって排莢、装填を行うため、外部の付属機関が要らず、動く部分も小さいので 圧倒的な高速で連射できるようになりました。また、水冷ジャケットの採用により、その高速を長時間 維持できるようになりました。結果、数丁のマキシム機関銃で数千人の敵を相手に出来るように なったわけです。もちろん、信頼性ある動作を実現した、堅実な設計に支えられていることも事実です。 #right(){(653:457)} **ブローニングM2とDShKは同じ50口径ですが、威力が高いのはやはり口径長が長い銃弾を使うDShKの方ですよね? M2の方が弾重が軽く、高初速のため、発車直後の運動エネルギーはほとんど差がありません。 しかし、射程が伸びるにつれ、軽量のM2の方が早く弾速を失いますから、距離が離れるほど DShKが有利になる理屈です。 ちなみに「口径長が長い銃弾」とは呼びませんし、薬莢長が長くとも、口径と薬莢のリム径は 異なり、一定の関係にはありません。ボトルネックの形状も多様ですから、長い弾が 薬量も大きいとは限りません。 #right(){(654:181)} **MG42やRPDって給弾方式がメタルリンク式ですが、何十発も撃ち続けてると弾を撃った後の空のメタルリンクが邪魔で持ち運ぶのが困難じゃないですか? リンクや薬莢が邪魔に成った場合、薬莢等を排除するか、陣地を移動します、 また、MG42は兎も角、RPDは、メタルリンクと撃ち殻薬莢が邪魔に成る程に、 一箇所で連続射撃する事は想定していません。 つまるところ構造上の特徴が異なる両者では条件が異なるのです。 MG42は素早く銃身交換が出来るので、予備の銃身に交換して射撃を継続する事が可能ですが、 交換不可能なRPDの空冷式の銃身は数百発も射撃すると過熱して仕舞う為、 五百発程度で射撃を中断し、銃身が冷却されるまで待つ必要があります。 したがってこれよりも少ない発射弾数で一時射撃を中断し、移動するなどして 陣地転換する間に、銃身が冷えて、射撃を再開するような運用を想定しています。 #right(){(655:557)} **M61ミニガンは銃身が所定の回転数に達しないと弾が発射できませんが、M60バルカンはどうなのでしょうか? やはりトリガーを引くのと一発目が発射されるまでにはタイムラグがある。 ただ、航空用のM60は装弾の段階で整備員が調整して、スイッチが入れば すぐに薬室に弾が送られるようにはしてあるけど。 M60は銃身の回転が安定するまではスペック通りの発射速度が出せない上に、 弾着のバラけが大きくなるという構造的欠点がある。 F-22に搭載されている改良型はそのあたりは多少改善されているらしい。 >僅かなラグだと思いますが、高速で動き回る相手にはコンマ何秒というのも致命的な気がします ベトナム戦当時緊急に機関砲が必要だということになって戦闘機に積んだ バルカンポッドは動力が風力タービン(要するに風車。ポッドに風車が ついててそれが回転することによる軸動力で動かす)だったのでトリガーを 引いてから定数回転になるまで一秒もかかった。 ガス圧駆動の改良型はタイムラグが0.4秒にまで短縮されたが、これでも パイロットには「一呼吸遅れて弾が出るのでターゲットを逃す」と不評だった。 M61A1バルカンのスピンアップ(定数回転になるまでに掛かる時間)時は 0.25秒ほどと言われる。 #right(){(292:837-848)} **FN MAGってどうしてブローニングM1919より4キロも軽いの? M1919は反動利用の作動方式を採用しており、その動作には、重い遊底と、 テンションの高い遊底複座ばねを使用しており、安定した動作と引き換えに大きく重くなっています。 FN-MAGは、作動方式をガス圧作動とする事で、高い信頼性と軽量な構造を実現しており、 携行火器としての汎用性も確保しています。 両者とも、携行火器から車載機関銃まで、汎用的な用途に適応していますが、FN-MAGが 携行火器としての用途を歩兵火力の確保と言う点でより重視しているのに対し M1919は「小型のM2重機関銃」と言う設計思想で、携行火器としての使い勝手には妥協しています。 #right(){(687:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M2の弾って10mm程度の装甲は貫徹しそうですよね。 距離と角度によりますが、12.7mmブローニングの場合、 徹甲弾(AP M8)は200mでブリネル硬度450、15mm厚の鋼板を貫通します。 オランダ製のAP 2000は高硬度鋼板で20mm、RHAであれば40mmを貫通と謳っています。 M2重機関銃の貫徹力はここに載ってる http://sus3041.web.infoseek.co.jp/contents/small-arms/small-arms.htm #right(){(280:562-563)} **日本海軍の艦艇が搭載していた十三粍機銃なるものの、性能、装弾方法などをお教えください。 >元となった外国産機銃などはあるのでしょうか? 元々、フランスのオチキス社製の13.2mm機関銃で、3名で操作します。 重量は単装で215kg、最大俯仰速度+80~-5度、射撃速度300発/分、初速800m/sec、弾量50g、最大射高4,150m 発射方式はガス圧で、25mmの縮小版になります。 #right(){(277:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **何故ソ連軍は第2次世界大戦でも時代遅れの水冷式重機関銃を使い続けたのですか? マキシム重機の完コピで自国開発できる技術が無かったから。 頑丈で最前線でも評判がよく、かつ防塁で使用するために空冷にする必要が薄かった。 1943年にようやく空冷が配備されるが、兵士は使い慣れた水冷を好んだ。 #right(){(戦争板初質スレ5:76)} **ブローニングM2重機関銃は形をほとんど変えていないらしいですが何故ですか? 改良は行われている。 #right(){(戦争板初質スレ5:76)} **ヴェルサイユ条約(1919)に水冷式機関銃の開発禁止というのがあったそうですが、これはドイツのみに適用されたのですか? 水冷式の機関銃とはつまり防御用の重機関銃のことを指します 当時、機関銃と言えば陣地に据えて敵の突撃を制圧・無力化する強力な兵器でした 独逸の戦争能力を奪おうという意図の条文でしたが 逆に空冷式の軽便な汎用機関銃の開発を促し、MG34/42が機関銃の用途を激変させました 歩兵の突撃と同時に縦浸し敵の防衛線を破る、機関銃の機動的運用という新しい戦術が生まれたのです。 #right(){(275:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ガドリングの欠点は? 共通 デカイ。重い。初弾までタイムラグがある。 手動 発射速度遅ぇ。疲れる。今時意味無ぇ。 電動 電力供給がないと動かん。 #right(){(俺初質スレ432:659)} **日露戦争で日本が使っていた機関銃は装弾数が30発しかなかったようですが、これで重機としてまともに使えたのですか? 日露戦争で日本が使っていた機関銃は保式機関銃と呼ばれたホチキス機関銃の ライセンス生産品です。 保式機関銃は発射速度が450発/分とそれほど早くないですし、空冷式ですから 長時間の連射はできません。ですから30発の保弾板での給弾でも問題は無いです。 保式機関銃は大型の三脚と組み合わせての運用でしたので、旅順攻略時のような 移動しての陣地攻略には適しておらず、黒溝台での秋山騎兵旅団のように 防御戦に使用した場合は大いに力を発揮しました。 #right(){(264:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **MG42は250発の連続射撃後、銃身を交換する規定があるそうですが、それ以上連続で撃ったら銃身赤くなるかな? MG42ではなく戦後に製造されたMG3のお話ですが…。 三脚を使用した連続発射試験において、MG3は一万発の連続発射に耐えています。 さすがに銃身は白色となって、レシーバーも真っ赤になっていましたが、 機構上は全く問題が無く、銃身を交換してさらに千発の射撃に耐えたとのこと。 もっとも、戦中に大量生産されたMG42ではこのようなことが行えたかどうかは分かりませんが。 #right(){(158:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **日本の25mm三連装機関銃は、全砲門で一斉射撃できるんでしょうか? 日本の25mm三連装も3門同時射撃できるし実際やってる ペダルで左右2門射撃と中央1門射撃の2種類なので、むしろ1門ずつの射撃はできない 左右のペダルを両方踏むと3門一斉射撃になる 本来は切り替えで、機銃の銃身を冷ましながらの射撃の予定だったが #right(){(俺初質スレ2049:955)} **P-90のような空薬莢が下に出る銃は使い勝手が良よく便利だと思うのですが、P-90以外あまり見かけないのはなぜでしょうか? ライフルの場合、薬室の下には弾倉があるというだけの問題ではないだろうか 横や上から給弾する機関銃には下排莢が多いし #right(){(俺初質スレ2050:348)} 実はP90では建物内への突撃などの際、 空薬莢が足元に転がるのはジャマというか、危ないとの苦情が出て、 オプションで薬莢袋が追加された過去があったりします。 wikiにも「射手が空薬莢を踏んで転倒する等、足元を不安にさせるという点がある。」と書かれています。 "P90 brass catcher"で検索すると薬莢袋がどんなのか解るかと思います。 また、排莢口の問題ではありませんが、 建物内などの近距離での使用の際に、 バレル上部にマガジンがあると照準と弾道に差が出るので、 着弾位置がずれるといった問題もあります。 348さんの言われるように機関銃ではいくつかありますが、 機関銃では上記の問題点は関係ないですからね… #right(){(俺初質スレ2050:352)} ----
#contents ---- **バルカン砲とガトリング砲の違いは何ですか? バルカンってのはM61機関砲の名前。 ガトリング砲ってのは、機関砲を束ねて回転させながら発射させるあのての兵器の総称。 #right(){(6:349)} 1862年に米人リチャード・ジョーダン・ガトリング医師が発明した手動回転多銃身銃がガトリング銃(砲)。 機関銃の前身とも言える物だが、その後単銃身で連射できるようになったので、一旦廃れる。 WWII後、高速発射による銃身過熱に対処するため、再び多銃身とし、 時代の利器を用いてアクチュエータ駆動にした物がM61バルカン砲。 つまり元々はどちらも固有名詞ですが、現在では商標名程度の言い分けしかしてない事が多いです。 また、便宜上手動式をガトリング、アクチュエータ式をバルカンと呼び分ける事もあります。 どちらも日本語にすれば多砲身回転式機関砲。 #right(){(57:182・195)} **MG34はどの辺が優れているのでしょうか? MG34が機構的に優れていたのは、発射速度の高さ(900発/分)と他国の重機関銃より軽量なことですが、 何より重要なのは史上初めて「多目的機関銃」というカテゴリーを構築しえたことです。 MG34はわずかなパーツを付加・交換するだけで 軽機関銃・重機関銃・対空機関銃・車載機関銃と多くの任務に使用ことができました。 また、各国の軽機関銃と違って箱型弾倉ではなくベルトマガジンを使用し、 なおかつ歩兵が携行して分隊の直接支援に使えたのも特徴です。 MG34は精密な機械加工で製造されていたため、埃や泥にやや弱く、製造にも手間がかかったので プレス加工を採用したMG42にその座を譲りました。 #right(){(55:名無し軍曹)} 戦車の前方機関銃用としては長く使われたことを補足しちゃってくだされ。 #right(){(55:506)} **『プレデター』という映画をで、兵隊がガトリングガンとその弾倉(?)を背負っていましたが、 >あの装備って実戦で使われた事のある物なのでしょうか? アレはM134ミニガンといって本体だけで18kgあり、尚且つ7,62㎜弾を毎分550発程 撃ち出す銃です。 おそらく実戦で歩兵が携行して使う事はないでしょう。 本来はヘリや車輌に固定して使う物です。 #right(){(57:235)} **ZSUの対空機関砲って、どのくらい破壊力があるもんですか? ZSUはシリーズですから、さまざまですが、もっとも有名なシルカの 23mmであれば、破片弾頭なら加害半径おそらく10m程度、徹甲弾なら おそらく対戦車ヘリを(当たり所で)撃墜可能と思います。 #right(){(2:721)} **M61やM197の様な電動ガトリングガンって、銃身が先つぼまりに束ねられている様に見えますが(特にM197)、実際はどうなんでしょう? ガトリングの銃身(砲身)は平行なはずです。ただ、強度上、銃身自身が根本に行くほど肉厚に作ってあり、 結果として先細りにまとめてあるように見えるのだと思います。 #right(){(3:776)} **5.56mmのミニガンもあったような気がするんですが、詳しく知りませんか? XM214です 発射回転速度:毎分1200発、30ポンド 自己発電を備え、弾薬と反動調整が完全に組込済 #right(){(5:244)} **M60やPKがMG42より後に開発されたにもかかわらず5~600発/分なのにMG42だけ1500発/分なのがどうにも腑に落ちません。 いちいち銃身とっかえるの面倒じゃん。 発射速度はその国の用兵思想にもよるし持続発射速度を重視する国もある 発射速度だけで機関銃の性能が決まるわけでもない したがって、MG42が最も優れた軽機とは言えない(国ごとに違う #right(){(7:725-726)} **GAU8Avengerの連射速度はミニガンと同じくらいですか? ミニガン=GAU-2B/A, GAU-17/Aということなら、発射速度は最大6,000発/分(2000発,4000発も選択可)。 GAU-8は4,200発/分。 英語を読み間違えてるかもしれないので、ソースはここ。↓ http://www.fas.org/man/dod-101/sys/ac/equip/index.html #right(){(20:らむ ◆26Am7uFo)} **M134ミニガンはどんな場面でつかう武器なんですか? 地上制圧。もともと、ベトナムで対ゲリラ用にヘリコに付けたのが始まり。 #right(){(30:537)} >人が持って使うのはかなり特殊な状況なんですね。 絶対に無理。 #right(){(30:541)} 映画でやってるのは空砲(反動軽い)なうえに回転数落としてるから可能なんだYO! 台座に装着した状態ならOKよん。 #right(){(30:541-542)} **HK21を採用した軍隊はあるのでしょうか? 表立ってHK21を装備した軍隊はないと思います。 HK21は特徴の多い軽量な機関銃ですが、おそらくそれが逆に災いして M60やFN MAGに比べてタフではないと判断されたのではないでしょうか。 デルタがイランの人質奪回作戦でHK21を使用したのは事実ですが、 狙撃に使用したのではなく、狙撃手が援護のため臨時に軽機関銃手に転換した というのが正しいです。(スコープが簡単に付けられる利点もあるけど) 選ばれた理由は作戦に適したNATO弾使用の機関銃が国産で調達できなかったためといわれています。 #right(){(33:名無し軍曹)} **日本軍の機関銃は種類が多かったようですが、実際、何種類ぐらいの機関銃が太平洋戦争中に使われたのでしょうか? ・11年式軽機関銃 ・96式軽機関銃 ・99式軽機関銃 ・38年式機関銃 ・3年式重機関銃 ・92式重機関銃 とまあこれだけあります。 #right(){(33:名無し軍曹)} **バルカン砲ってリンクレス給弾なんですか? M61はリンク使用。M61A1からリンクレス。 M61を搭載してるF-104やT-2/F-1にはリンクの投棄口(デリンカー)があるよ。 #right(){(38:694)} **機関銃の「MINIMI」ってどういう意味なんでしょうか。 MINI MITRAILLEUSE(小型機関銃)の略語です。 #right(){(40:827)} **M2とかM50って給弾し続ければ撃ち続けられます? 空冷ではまず無理でしょう。 M60の場合、毎分125発の射撃を4分行う(500発)ごとに銃身交換することによって、 一時間の連続射撃が可能とされています。 弾と冷却水の供給がうまくいけば撃ち続けられる水冷式に、連射性では当然劣ります。 #right(){(42:794)} **92式重機関銃ってどこに弾つめるんですか? 冷却鰭の後ろ機関部の間に後方から見て左側から差し込みます。 #right(){(43:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **M134minigunのロシア版みたいなものがあれば知りたいのですが 7.62mmクラスのミニガンはソ連、ロシアでは生産していなかったと記憶しています。 Mi-24 HindDに搭載された、12.7mm四銃身機関銃(YaKB-12.7)がそれに類する もので一番口径の小さなものではなかったでしょうか。 #right(){(44:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **ドイツのMG42って機関銃は当時の大戦中では一番優れてたのかな? MG42は史上初めての多目的機関銃と言えるMG34の特徴を多く受け継いでいます。その優秀な点は、 ・生産性が高く(コストダウンも可)、MG34に比べて泥や砂に強い。 ・迅速に銃身を交換することが可能。(空冷式なので。冷却水が不要と言う利点もある) ・付属品を取り付けることで、分隊支援の軽機関銃から中隊や大隊が使用する重機関銃まで幅広く使用が可。 マイナス点は発射速度が速すぎることです。あとマズルフラッシュが大きいこと。 MG42の優秀さは、捕獲した米軍がコピー生産を行おうとしたことからも察せられるでしょう。 #right(){(52:193)} MG42の前には、連合軍もちじみあがり、文字どおり釘づけになったとのこと。 #right(){(52:199)} >プライベートライアンでもドイツ軍の機関銃は見られますか? 物語中盤、ミラー大尉たちが機関銃のある陣地を強襲するシーンがあります。 そこに配置されていたのがMG42でした。 威力の凄まじさは冒頭の上陸シーンでもたっぷりと拝めると思います。 #right(){(52:193)} **アベンジャー砲って何ですか? GAU-8 Avenger 形式:30mm, 7 barrel gattling gun 発射速度:いくつかの出所よれば、1980年代に、より高い毎分4200発 であった発射速度を、毎分1800発に落としたようです。しかしながら、 A-10の搭載砲だけは毎分3900で発射することができるそうです。 搭載機種:A-10 Thunderbolt #right(){(53:219)} **PPS41ってPPSh41とは別物? キリル文字のラテン文字変換にも数種類あるので (このスレに出ていたパトリオットとペイトリオットのようなもの…違うか) 表現方法が違うだけと思われ #right(){(69:907)} PPs41とPPsh41は同じもの #right(){(69:909)} **MG42をライフルみたいに構えることは可能でしょうか。 可能です。 相応の力があれば腰だめだろうと片手だろうと、構えることはできます。 ただし、それで有効な使い方ができるかどうかはまた別問題です。 伏射や、銃架に載せて撃つ場合より遥かに弾が当たりにくくなるでしょう。 #right(){(53:641)} **M60機関銃などを使用する時、バレルの交換をすると思うのですが、ベトナム戦争などの実際の戦場では、どのようにしていたのでしょうか? 持ち歩いています。 M60は二脚がバレルに直接ついているので、その分携行重量が重くなったそうです。 しかも、交換の際に焼けた銃身に直に触れなければならないため交換にはアスベストグローブが 必要で手間がかかったそうです。 #right(){(70:852)} M60の銃身交換はアスベスト(石綿)製の手袋をして、とマニュアルには 必ず書いてあるそうですが、現場には必ずなかったらしく、基本的に そこらのタオルやボロ切れを巻いて交換したそうです。そのため、銃手、 助手にはひどいヤケドが続発したそうですが、幸か不幸か、銃身交換を 必要とするような状況下では、ヤケドにも気付かなかったそうです。後から 思い切り泣いたようですが。 それを戦訓として(というか、過去数十年の重機関銃の戦訓であるわけですが) 銃身自体に交換器具が装着された(例えば二脚が交換器具兼用)部隊機関銃が 普通になってるわけです。 #right(){(70:system)} **戦前にドイツだけがGPMGを開発したのはなぜ? >他国にはGPMGという発想が理解されなかった? 技術的な問題と思われ 米軍がMG34をコピろうとしたが失敗している #right(){(72:580)} **九九式20粍二号固定機銃四型のベルト給弾は、何Gまで確実に作動するのですか? 99式にはご存じの通り、72mmの99-1と101mmの99-2があるわけですが、 共にベルト給弾はご指摘通り4型のみです。これは同じエリコンFFから ドイツが開発し、ベルト給弾に結局失敗した(複雑な電動式GZ 1-FFを 数えなければ)、MG-FFの日本版という側面もあり、その事から憶測すると、 あまり大きな能力(高G下の信頼性)はなかったのではないでしょうか。 ベルト給弾式の固定式航空機機関砲は、高機動下ではリンク切れを起こす ことが各国とも珍しくなかったようですし。答になってなくてごめんなさい。 #right(){(73:system)} **自衛隊で配備が進んでいる9mm機関拳銃が純国産じゃないそうですが、何処の国が協力しているんですか? 9mm機関拳銃「エムナイン」 イスラエルの技術がと言ううわさはありましたが、確認できる情報はなし。 #right(){(76:剣恒光@自衛隊板 ◆yl213OWCWU)} **9mm機関拳銃って評判はどうなんですか? 実戦で使われていない以上、なんとも言えませんが 見るからに全体のバランスが悪い 信頼性のなさ(日本の自動小火器は全般に評判悪い) 反動制御に苦労しそうなデザイン などで、良さそうなものとは思えません。時々漏れ聞こえる範囲でも、少なくとも 絶賛する、あるいは優秀だといったような声はないようです。だめポ #right(){(78:system ◆systemVXQ2)} **アメリカ軍のM60機関銃の後継はベルギー製ですよね。なぜアメリカ製純国産にしなかったのでしょうか? アメリカのメーカーがMINIMIより低コスト・高性能なSAWを開発 できなかったのが主要因でしょう。 思えばハンドガンもイタリア製ですし開発中のOICWにしたってH&K製です。 あまりアメリカの銃メーカーを買いかぶり過ぎないほうがいいかと。 他にも政治的な含みもあったかも知れませんが。 #right(){(78:661)} M60をよーく見て。 まるでMG42を改造したみたいでしょ? 実の所、アメリカは銃設計技術がズバ抜けて高いなんてことは無いようです。 アメリカ軍は銃器の調達を行う際、露骨に国内メーカーを救済しようとするんだけど、それにも限度があります。 現用拳銃のベレッタ採用時も、トライアルを引き延ばしてS&W(建前上は、その他のメーカーにも)に チャンスを与え続けたのに、結局ベレッタに太刀打ちできませんでした。 なお、アメリカの銃器メーカーは、民生品もあるので、他の分野の軍需メーカーより余裕有るみたいですよ。 #right(){(78:662)} **M61バルカンは後のM61A1と違って、空薬莢は弾層には戻されないらしいですけど空薬莢の処理はどうなっていたのでしょう F-104とかF-105の場合は空薬莢を機外排出していますよ 機外排出しないのは、M61装備機のうちどれなんですか? #right(){(80:452)} >そうなんですか? >例えば三菱のT-2/F-1には薬莢の排出口は見当たらないのですが。 >また、F-104だと排出口はどこにあるんでしょうか? 三菱のT-2/F-1はM61A1で、空薬莢は弾装に戻してたはず F-104の場合、空薬莢はリンクと一緒に日の丸の下に見える スベリのところから排出される #right(){(80:457)} F-104のM61の場合、訓練時でも弾倉内に回収可能な空薬莢は350発のみで 残りは機外に排出される>航空ジャーナル別冊「Fー104」 ちなみに最大搭載量は750発で、これを搭載したままでは前脚がシミーを 起こす恐れがあるので着陸できない T-2/F-1についてはうちの資料(複数)にはF-4EJと共通のM61A1と書いてあるが JM-61とした資料の名前を教えて #right(){(80:583)} **米軍がGpmgをM60からM240に変更したのはなぜ? M60に対するM240の優位は信頼性の高さと使いやすさ・メンテのし易さ。 M60の欠点としてしばしば言われたのが ・給弾機構の不具合によるジャミング(C-レーションの缶を横に取り付けて解決したとか) ・バレル交換の際にバレルにガスチューブとバイポットが付属しているため 嵩張り重い。また火傷しやすい。 改良型のM60E3もあるが陸軍は採用していない。 また、簡単なパーツ交換で車載機銃や航空機用に変換できるのがM60の後継として 都合がよかった事もある。 #right(){(80:874)} **自衛隊はミニミ採用以前は62式を分隊機銃として使ってたのですか? そうです。米軍もミニミ採用以前はM60が分隊機銃でした。 #right(){(80:882)} 分隊機銃としても小隊機銃としても使えるというコンセプトだったのに 結局WW2以前の軽機重機二本立て体制に逆戻りしてしまった。 #right(){(80:883)} **以前MP5を装備した機動隊員の写真を見たとき、左側面にしかセフティレバーがついてないタイプだったんですが、日本はこれからも左利きには配慮しないんでしょうか? 左ききから募らなくても人材が集まるなら、そうなるでしょうな。 MP5はセフティのみならず、各部に右利き向けの設計がされてます。 古い型式のグリップには右手ようの凸凹があったくらいです。 まあ、身体的特徴から来る向き不向きは仕方ないんじゃ無いですか? #right(){(82:868)} **ソ連は実質マンドリンを基幹小銃として使ってたんでしたっけ? モシンナガンM1891が歩兵の主兵器でしょ #right(){(82:955)} 編制上はそうだけど 戦争末期になるとモシンナガンの装備率は四割を切ってたらしい。 #right(){(82:957)} **M60などのGPマシンガンは500~600発ぐらい撃つとさっと銃身交換出来るようになっていますよね >交換された銃身は冷えさえすればその場でもう一度使えるのでしょうか? 使えます >そもそも銃身を交換する理由は過熱したからで良いのですか? 良いです #right(){(83:23)} **7.62ミリ ミニガンってどの辺りが 「ミニ」 なのでしょうか。 航空機に装備する20mmクラスのガトリングガンに比べると小さいから #right(){(84:310)} **短機関銃と軽機関銃と重機関銃とアサルトライフル、強力な順に並べて 威力では 重>軽>ア>短 でいいかと #right(){(85:361)} **99式軽機も3脚に乗せれば重機関銃になるのでしょうか? 99式軽機は箱型弾倉を使用しており、ベルト給弾式の重機のような連続射撃が難しいです。 あくまでも相対的な軽さを生かして歩兵と行動を共にする軽機関銃であり、火力支援用の 重機関銃として使うには無理があります。 #right(){(86:名無し軍曹)} 重機関銃は重い分全体的にタフに作ってあり、銃身も厚く軽機関銃よりも長く射撃できる利点があります。 九二式がベルト式じゃないのは自信が無かったから信頼性の高い方を選んだだけ。 ベルト式よりも弾の補充は楽だったりする。 MG42が重機として使えるのは銃身が薄くても銃身そのものを簡単に交換できるから 余談だが実は99式歩兵銃、99式軽機関銃、九二式重機関銃は全部弾がちがったりする #right(){(86:131)} 92式重機の最大の特徴は命中精度にあります。 一発一発を目標に正確に送り込むことを目的とし、だから重たい自重と三脚、遅い発射速度が必要となる。 人間の肩と二脚による保持と比較すれば、格段に遠距離での集弾性が違います。 ただし、軽くて少人数での移動と取り扱いができるのが軽機の魅力。 MG34はこれらの両者を一つの機関銃で兼用できる、という非常に画期的な 機関銃であり、機関銃の革命といわれました。現代の歩兵用機関銃は、 ほぼ全てがその使用コンセプトにおいてMG34を受け継ぐものなので、 92式重機や96式軽機の組み合わせが時代遅れに感じるのは当然。 ドイツが進みすぎていたのです。 #right(){(86:134)} **92式重機は面で制圧できるような武器じゃないんですか? 他国の重機と比べれば面制圧射撃には向かないことは確か。 使用法としても点射が多く, 断続的な発射音から「ウッドペッカー(キツツキ)」と呼ばれていた。 #right(){(86:668)} 92式重機は他国の重機より発射速度がかなり遅いです。(450発/分) ようは他国のように早い発射速度で敵に対して弾幕を張るという事ではなく あらかじめ標定した場所に正確に弾を送れるよう命中精度を求めた機関銃なのです。 実際光学照準器を装着しての射撃の命中率はかなり高かったと聞きます。 #right(){(86:名無し軍曹)} **M42ダスターの機関砲って機関部の上から何発かずつ給弾する様に見えるんですが切れ目の無い射撃が出来るんでしょうか? 40mmボフォースの二連機関砲はホッパータイプの 給弾で4発の40mm砲弾クリップを装填します。発射速度は120rpmで、 一クリップで2秒間の連続射撃(連装で8発)が可能です。それ以上の 継続連射は、火器管制(てーか)の限界からも、給弾方式からも 実用的でないのだと思います。大規模な自動装填弾倉という作り方も あり得ますが、重量体積信頼性維持性価格から作成されなかったのでしょう。 それはもっと後の時代の話になります。 #right(){(87:system)}※リンク先消滅によりリンク削除 >対空機関砲っていうとバリバリ撃ちまくるイメージ持ってたけど結構断続的なのね。 肉眼で標的を追い、照準し、射撃する方式だと、標的をロックオンできる 時間は限られてるわけです。目標とする航空機も、機関砲と肉眼で対処する 低空ですから角速度が大きく、視野に捉え、照準し、引き金引いてから 追えなくなるまで2秒撃てればよし、ということだと思います。レーダー管制で 遠距離から捉え、即座に照準も定まる現代の対空機関砲は話が別になります。 #right(){(87:system)} **映画「ランボー」で彼が扱うH&K銃について、正式名称を教えて下さい。 2で出てきた奴ならH&KMP5A3。 但しパラシュート降下時のゴタゴタで結局落としてる。 #right(){(88:192)} **以前軍事雑誌(名前失念)に「5.56ミリは7.62ミリより射程と威力が劣るのでMINIMIへの完全切り替えは時期尚早、 >62式機関銃をもう暫く使用し続けるべき」と言うような内容の記事が載っていたんですが、果たしてどちらを使うべきでしょうか? 純粋に威力だけからいえば7.62ミリの方が優れています。 しかし、分隊~小隊レベルで配備される機関銃の場合、小銃との弾薬の共用 はきわめて重要です。補給の負担がそれだけ減りますから。 従って、トータルで見た場合、必ずしもMINIMIが不利とは言えません。 #right(){(93:679)} さらに最近だと、敵を殺すだけが能じゃないという思想も生まれてます (殺さず負傷させれば、救助や看護のため単純に殺すより多くの兵を無力化できる) #right(){(93:681)} さんざんガイシュツですが、それは対人地雷などの話ですね。 実際に軽量高初速弾は導入当初から、ダメージを負った敵兵からの反撃にあう事例が多々、問題視されています。 そのため、早い時期から3点射などで威力をカバーすることが奨励されています。 #right(){(93:693)} **AN/M2とAN/M3をググってみたら両方とも12.7mmだというサイトと20mmだというサイトがヒットたのはなぜ? 12.7mmにも、20mmにもM2、M3があるから。 #right(){(95:115)} **飛燕に搭載したMG151/20系(マウザー砲)は、ライセンス生産?輸入? Mg151/20は米軍が戦時中にコピろうとして結局モノに成らなかった 曰く付きの品。 日本でも製造を試みたが無理だった。 ホ-707は松本零時のネタ。 #right(){(95:678)} **94式軽装甲車に搭載されていた機銃は歩兵用の機銃とほぼ同じものだったと聞いたんですが、 >○○式機関銃とか呼ばずに、97式車載重機って呼ぶのは何故なんでしょうか? 「重機」は重機関銃のこと。 砲については「○○式戦車砲」という制式名で呼ばれている。 別に秘匿している訳ではない。 ○兵団とかってのは通称号といわれるもの。 部隊名をそのまま出すと防諜上問題なので、秘匿のためにつけている。 別に1文字に限った訳ではなく、2字以上の通称号を持つ部隊もいくつかある。 旧日本軍に「軍団」はない。師団の上はすぐ軍。 #right(){(102:307)} 車載機関銃は、歩兵部隊なんかが装備しているものとは別物。 新設計なのだから、別の制式名がつくのは当然。 #right(){(102:308)} **ターミネーター3でシュワルツェネッガーが棺桶担ぎながら撃ってた銃ってなんて名前ですか? M1919という機関銃です。 実際にはあのように立って撃つような事はありません。 #right(){(102:588)} アメリカのブローニングM1919A4。口径.30(7.62mm)、布ベルト給弾式。 重量14kg、発射速度500発/分。   機関銃、その中でも重機関銃だね (本来は三脚に載せて使うものを重機関銃というが、この映画ではシュワちゃんは手に直接持ってる)。 #right(){(102:589) **自衛隊の9mm機関けん銃って、自主開発なのですか? 国内開発品。 #right(){(107:924)} 9mm機関けん銃はもともと自衛用の銃で、 積極的な攻撃に使うために開発されたものではありません。 よって威力を云々するものではありません。それ以前は拳銃が主でした。 #right(){(107:928)} **9ミリ短機関銃は、前は機関拳銃って呼ばれてませんでしたっけ? 制式採用されたら名前変わったよ。 #right(){(111:810)} **FN P-90のボルト操作レバー(?)ってどこに付いてるのですか? トリガーのすぐ上に耳かきみたいなレバーがある。 #right(){(112:400)} **バルカンは搭載機種によって駆動方式が違わなかったか? 機種って言うか、A1はオイルモーターです。 1~2個使用し、(個数で)回転数を大きく変更できます。 電動にするとかなりパワフルなモーターが必要になって、電子機器に与える影響は馬鹿になりません。 #right(){(114:27)} **ヨーク対空機関砲はまだ現役ですか? ヨークは当時のソ連製の攻撃ヘリの対戦車ミサイルから機甲戦力が守れないことが判明して無駄な物として量産されなかった。 ヨークの備砲の射程よりテレビ誘導ミサイルの射程の方が長いと判明したんですな。 そう言う意味では他の多くの西側対空車両もヤバいんですが。 #right(){(116:428)} でドイツのゲパルトも退役したわけです。 #right(){(116:system)} **航空自衛隊のM61機関砲弾の単価っていくらですか? 20ミリ機銃の弾の値段は知らんが、キャリバー50は一発\500と聞いたことがある #right(){(117:30)} **ボフォース40mm機関砲が開発されたのは何時なのでしょうか? ABボフォースが1928年にデザイン。 スウェーデン向けの量産品は1930年から。 #right(){(117:225)} **ホ-5 20mm機関砲の給弾はベルト式だったのか、それとも弾倉式のどちらなんでしょうか? ベルト式だったと思いますが #right(){(117:887)} **1940年の日本の技術水準で設計図さえあればウージー短機関銃を量産できますか? 精密なプレス加工は難しい 38式歩兵銃同士で部品の標準化ができておらず、99式でなんとか工業製品として成立した 日本の金属加工技術ではたぶん無理 作っても歩留まりが激悪になる予感 #right(){(118:168)} 当時の日本の技術では現物があろうが設計図があろうが、 あの種の戦後の大量生産向きのデザインの銃を製造する技術はありません。 何しろ小火器のプレスの技術そのものがない上に、均一な板のほうを 作る技術すらありませんから。 #right(){(118:169)} **M134ミニガンってありますけど、アメリカ人にとってはあれがミニサイズなんですか? ヘリに付けるのより小さいから #right(){(119:899)} アメリカ空軍では戦闘機の機関砲の事を「ガン」と呼ぶ。 アメリカ空軍戦闘機の標準武装だったM61 20mmガトリング機関砲(通称バルカン砲)もガンと呼ばれる。 で、同じガトリング式機関砲だが、当然7.62mmのM134は20mmガトリング機関砲よりも 小さいので、「小さい”ガン”」つまり「ミニガン」と呼ばれた。 #right(){(119:900)} **「パール・ハーバー」の日本本土空襲のシーンで日本軍が乱射していた対空機関銃ってなんて機関銃ですか? 撃ってた機関砲は98式高射機関砲のレプリカ。 よくできてましたが撮影用のガスを発火させてるだけのいわばでかいライターみたいなものです。 ちなみに史実ではドゥーリトル隊の接近に全く気付かず、B-25はほとんど反撃されないまま中国大陸に逃げたそうです さらにこの時、数少ない反撃した機体の中に当時テスト中だった後の三式戦闘機「飛燕」の試作機が含まれており B-25に向かって木製の模擬弾をしこたま撃ち込んだそうです。 #right(){(123:138)} **戦前の日本の工業力でステンガンを量産することは可能ですか? 日本の兵器生産技術では、生産は出来ても量産は難しいと思いますよ。 プレス加工の精度などの問題は元より、生産管理の手法も確立仕切れていない 国ですから…。 ついでに、百式機関短銃とその後継の試製二式機関短銃でも、照尺、着剣装置を取り付けると言う 白兵優位思想の軍上層部では、こういうものを量産すると言う考えすら無いでしょうね。 #right(){(124:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **大戦頃の話ですが、日本には手でもって連射できる機関銃のようなものはあったのでしょうか。 アメリカ兵はM1ガーランド小銃で、ガス作動式でセミ・オートマチックで動きます。 一方、ドイツ兵はボルト・アクション式で1発ごとにボルトを前後に操作して排莢と装填し発射準備をします。 日本軍には100式短機関銃がありました。ドイツのMP-18のコピーです。数は少ないようです。 陸戦隊はドイツより購入したMP-18を持っていました。 #right(){(くだらない質問はここに書け!:一等自営業)} **K3とMINIMI機関銃の違いを教えてください 同じとか、小変更とかいう話もありますが、実際にはMINIMIに「強く」インスパイアされた別物、ということのようです。 外見上の違いは、 http://world.guns.ru/machine/mg17-e.htm http://world.guns.ru/machine/mg27-e.htm にありますが、銃床、ガスシリンダー先端部、トリガーブロックなど、各所の形状に差があります。 メカニズム的にはロータリーボルト、ピストン作動式で基本的に同一のようです。 オーストラリアのF89のようにFNのライセンスを受けたMINIMIコピーもあるのですが、 ttp://en.wikipedia.org/wiki/FN_Minimi#FN_Minimi_variants_designations のWikipediaのバリエーション一覧にも載っておらず、 K3、あるいはDaewooがライセンスを受けたという記事も見つかりません。全然。うん。 #right(){(356:83)} **バルカン砲って他の機関砲に比べて全体が重いんじゃないですか >バルカン砲がどういう理由で戦闘機の機関砲のベストセラーになれたのでしょうか? >バルカン砲が他の機関砲に戦闘機の機関砲のベストセラーの座を奪われることってあるのですか? >西側・アメリカの戦闘機の場合として 発射速度(毎分あたりの発射弾数)が速いため。 空戦では敵機を狙える時間が非常に短いので、その短い間に多数の弾を叩き込めることが重視された。 一方、欧州機は1発あたりの威力を重視した。 #right(){(483:140)} **WW2期のソ連航空機関砲は他国の同口径機関砲比べ発射速度が速いですが、これはソ連の技術が優れていたのか、それとも他の能力を犠牲にして発射速度だけを追求した結果なのでしょうか? ソ連の機関砲開発技術が優れていたからです。 発射速度の遅さのために空戦に向かず、実用にはなりませんでしたが、すでに1934年の時点で 76mm自動無反動砲(APK-4)2門を搭載したIP-1を飛ばしていますし、12.7mm UBはブローニングの .50と同等という高い評価を得ています。軽量で高発射速度の機載機関銃/機関砲の生産については 突出していました。20mmShVAKも多くの機体に搭載されて活躍しています。 ソ連の機載機関銃/砲は機首に搭載されるのが基本であり、翼への搭載は例外的であったため、 (非力なエンジンをカバーするため翼に火器を搭載したくなかったと言われる)制限が少なかったから 性能を上げやすかったとも考えられそうですが、実際には重量、外寸などを見ても決して大型だったわけではなく、 やはり基礎的な技術、開発力が優れていたからでしょう。 ちなみに、12.7mmについては ソ連(UB:Beresin) 12.7×108mm、重量25kg、全長135mm、発射速度900-1050発/分 初速860m/sec USA(機載用M2) 12.7×99mm、重量29kg、全長146mm、発射速度600-800発/分 初速880m/sec 20mmについては ソ連(ShVAK) 20×99Rmm、重量42kg、全長168mm、発射速度800発/分 初速860m/sec ドイツ(MG-FF) 20×80RBmm、重量24kg、全長134mm、発射速度520発/分 初速600m/sec ドイツ(Lb/MG204) 20×105mm、重量55kg、全長160mm、発射速度400発/分 初速750m/sec 初速、発射速度などを見ると、ソ連の機関銃/砲が良くバランスがとれた武器であることが分かると思います。 #right(){(483:337)} **14.5㎜機関砲弾を防ぐには車両なら装甲車クラスでないと助からないの? 14.5mm機関銃、KPV は、元々対戦車ライフル用の弾を流用できる機関銃として、セミオートの 対戦車ライフルのメカニズムをフルオート化して開発されたもの。 有効射程内なら大概の装甲車の装甲を撃ち抜けるぞ。 100mで30mmくらいあるんだから>貫通力 (タングステン弾芯徹甲弾の場合、500mで32mm) 尚、大戦末期の日ソ戦では日本軍の戦車はソビエトの対戦車ライフルに ボコボコにされた。 中には「命中したがそのまま反対の壁面を突き抜けていったので、幸運なことに 乗員にも内部の機材にも当たってなかったので穴が二つ空いた以外の損害がなかった」 なんて話があったほど。 #right(){(初心者スレ480:873*一部加筆)} どっかで見たんだが、M2重機関銃の12.7X99弾は、トラックのエンジンを2台ぶち抜くそうな。 で、14.5X114は、その12.7X99弾の2倍の威力があると言われている。 #right(){(初心者スレ480:874)} **日本のFVなどに搭載されている35mm機関砲、徹甲弾なら戦車以外の大抵の装甲車を撃ち抜けるって本当ですか? ほとんどの装甲車は機関銃、せいぜい12.7mmの弾に耐える程度の装甲しかない。 最大でも20mmあれば厚い方。 装甲の厚い歩兵戦闘車でも30mmを超える装甲を持つものは稀。 (二重装甲になってて総計すると60mmとかあるのは結構あるけど) 35mm機関砲の徹甲弾の貫通力は余裕でそれ以上あるので、簡単に抜ける。 あと、機関砲に撃たれると一度に多数の弾を食らうことになるので、一発になら耐えられる装甲厚でも状況によっては 耐えられないことがある。 湾岸戦争ではイラク軍のT-55戦車がアメリカ軍のM2ブラッドレイの25mm機関砲の集中射撃で撃破されたりしてるので、 戦車であっても耐えられないことも。 #right(){(365:902)} データを挙げとくとエリコン35mm機関砲用の徹甲弾は 1000mで80~60mmの装甲貫通能力があると云われる。 これだと戦車でも正面装甲以外なら抜けるね。 通常の対空用焼夷榴弾でも1000mで角度60mmの15mm装甲版を射抜けるそうなので、装甲車なら徹甲弾使わなくても 潰せるな。 地上目標を撃つときには対空射撃ほどの速度では撃たないけど、この弾が2発ずつ毎秒十発単位で飛んでくるんだから・・・。 対空機関砲で地上目標を撃つのを禁止する条約を作る会、とかが発足しないのが不思議なくらいだな(苦笑 #right(){(365:904)} 余計な付け足しだがスウェーデンのCV9040歩兵戦闘車はなんと40mm機関砲積んでる。 この砲APFSDS使えば1500mで120mmの装甲鋼板を抜けるそうだ。 ちなみに最大発射速度は300発/分。 自己装甲も1000の距離で23mm機関砲弾に耐えられる。 ほとんど軽戦車だな。 でも完全武装の兵員が6名乗れる。 #right(){(365:908)} **ソ連製PK機関銃の弾丸は銃の右から給弾されて空薬莢は左側に排出されるそうですが、なぜそのような構造にしたのでしょうか? >AKだって給弾は下からですが、薬莢排出は右側です。 >逆に西側諸国の機関銃は銃の左から給弾されて右に排出されます。 >右利きの人にとっては弾は左から右に流れていった方が使いやすそうな気がします。 機関銃の給弾方向、排莢方向はそれぞれの利点欠点が相反しますが 主に、左側から給弾する場合、薬莢の排出方向が自動小銃と同じになるので 小銃と機関銃を同じ列に並べて射撃する事が可能なため、部隊全体で火力を発揮出来ます 逆に、右側から給弾する場合、装填手が居ない場合にも、射手が利き手を使用して装弾操作をする事が可能で 非常時には、一時的に一人でも装弾し後方から射撃し、前進する歩兵部隊を支援する事が出来ます。 これは他の機関銃でも一応は可能ですが、ロシアは特に歩兵部隊の機動力を重視して居る為、 このような設計になっています。 #right{(457:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **独逸軍のMG42を参考にして作られたアメリカのM60等、後世のLMG・GPMGにはMG42のような高速の発射速度はありませんがこれはMG42の「弾幕射撃」が合理的ではないと判断されたためでしょうか。 残念ながら汎用などではなく、軽機関銃としては重量過多・重機関銃としては威力不足 実はあの思想をそのまま継承している例はほとんどなく、大部分は重機関銃と分隊火器 の併用に落ち着いてるのが現状です MG3は自分達の良いと思ったものを使ってるだけですね。 FNMAGもM60もベルト給弾を頂いただけで汎用機関銃なんて思想は頂いてません。 何せアメリカには早い段階で分隊火器という思想がありましたから。 #right{(514:691)} 軽機関銃的な使用法ではMG42の発射速度は速すぎるってのは確かにある。 三脚に据えて撃つ、特に対空射撃をする場合は発射速が速い方がよく、 敵にとって非常な脅威になった。 米はMG42コピーに失敗したあと、なんとか独機関銃を参考にしてM60を作り、 その後、より発射速度の速いM240に更新してるので、単に作れなかったんじゃねとも思う。 また対空用途にはM2を使用してるので汎用機関銃を当てる必要が少ない。 一方ドイツのMG42=MG3は現在でも対空用途を含めて使用され続けてるのでコンセプトは成功ではないだろうか。 #right{(514:693:モッティ ◆uSDglizB3o)} >FNMAGもM60もベルト給弾を頂いただけで汎用機関銃なんて思想は頂いてません。 M60は汎用機関銃でしょう。名称もGPMG(多用途型機関銃)ですし、 M112トライポッドを付ければ重機関銃の代用として使える分隊支援火器なのですから。 #right{(514:708)} **M2重機関銃が有効射程4000mと本に載っていたのですが、そのような距離で戦闘を行うことが有るのでしょうか? 市販の「自衛隊図鑑」等には有効射程:1000m(対地)、700m(対空)となってますが・・・。 これくらいなら目視で充分戦闘になると思われます。 #right(){(自衛隊板初質スレ15:ドカン・オオカミ ◆s6tJH5.VuA)} **陸自の機関銃MINIMIについて質問です。 >以前の機関銃や小銃は採用年をとって62式、64式、89式と年式がついています。しかしなぜこのMINIMIは年式をつけないのでしょうか? >「62式機関銃」に対する「93式機関銃」とでもしたほうが収まりがよい気がするのですが。 国産じゃないから #right(){(自衛隊板初質スレ100:207} 制式化してないから。 #right(){(自衛隊板初質スレ100:緑装薬4 ◆8R14yKD1/k)} **62式機関銃について防衛庁および防衛省の歴代の関係者はどのような評価を残しているのでしょうか。 APCがある部隊には必ずある。 車載のやつはまあいいが普通以下が担ぐやつは確かに糞だな。 でも60~70年代は国産火器の創世期だからな、こんなのはザラだし、 当時の技術を今の価値観で語るのはどうかな。 しかし、まともな中隊には62式やHMGの職人がいて、なんとかなったもんだがな。 ブーブー言いながらなんとかするのが陸上自衛隊なんだよ。 #right(){(自衛隊板初質スレ107:ローレディ ◆0KvSZqbvRI)} **M2重機関銃の引き金ってどういう風になっているんでしょうか? >どうも両手の親指で押しているっぽいと言うのはわかるんですが具体的にどうなっているのかがよく分からないです。 >例えば片方だけ押したり、グリップを握らないで発射したりは可能なんでしょうか? この後端中央上にある ヘ 型の部分がトリガー。 http://rightwing.sakura.ne.jp/equipment/jgsdf/infantry/12.7mg-m2/12.7mg-m2_19.jpg 引き金というか「押し金」。 これをグリップを握って両手の親指で押し込むようにすると発砲する。 片方だけ押しても全部が押し込まれる。 無茶苦茶重いトリガーなので、片方の指だけで押せるかは疑問だが。 戦車の副武装や対空機関砲、戦闘機の機銃として装備されているものなんかは この部分は電磁石式の機構になっているのもある。 #right(){(534:580} **M2重機関銃の持ち運びや使用は何人でやるもんですか? >組?班? M2機関銃には「トライ・ウェポン」の別名がある。 これは「三脚架(トライポッド)に載せて」「三人で」運用する兵器であるということから来た別名。 ここからも解るように通常3人で行う。 尚運用範囲は「重機関銃班(チーム)」となる。 #right(){(345:639)} **M60機関銃は軽機関銃ですか? M60はGPMG(多目的機関銃)と言う名称が特に付けられているように 軽機関銃としての用途は補助的なものです 主に三脚架台や車輌、航空機に搭載する為の多用途機関銃なのです これは近代の機関銃として、独逸のMG42に強く影響されて設計された事からも分かりますし 何よりMG42を直接コピーしようとして失敗した後に一部設計を流用している事実もあります #right(){(550:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **発射速度でM61を超えるものってあるのでしょうか? >自分なりに調べた中ではM61バルカンが「最大で12000発/分」で最速でした。 メタルストームが毎分百万発連射出来る M61A2の最大発射速度は、6,600発/分だったはず。 「最大で12000発/分」というのは、ガトリング方式の理論的な限界値か何かでは? 同じガトリング方式(多銃身回転式)のロシア製GSh-6-23 23mm機関砲が9,000発/分で、 実戦配備されている銃の中では、最大の発射速度ではないかと思う。 メタルストームは、素人発明家の作ったアイデア商品というべきもので、「毎分百万発」 というのも、実測値ではなく単なる理論値でしょ #right(){(345:330,332)} Metal Storm #video(http://www.youtube.com/watch?v=d8hlj4EbdsE&fmt=16) **米軍がM60機関銃の後継に米国産機関銃でなく、FN社のFN MAGやミニミを選択したのは何故でしょうか? >同様にM16小銃・M4カービンの後継が(今の段階ではまだ分からないものの)今のところ名乗りを上げたのが >H&K社のHK4 16やXM8と、FN社のSCAR。 >なぜ、コルト社、サコーディフェンス社、アーマライト社等国内企業が名乗りを上げないのでしょう? M60は現在E4モデルが室内戦闘及び近接戦闘用に採用されており FN-MAGやMINIMIと並行して調達されています またHK416はHKが設計したM4の発展型で、XM-8は現在採用は保留されています アーマライト社はコルト社にM16の製造権を譲渡した後も独自開発を継続し M16やその改良型の製造・販売しており、軍用よりも警察用等の用途に特化しています #right(){(570:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **MINIMI機関銃ですが、ベルト給弾時 は毎分725発で、マガジン装着時 は毎分1000発・・・これ事実ですか? どのような資料を参考にしたのか存じませんが MINIMIは通常、発射速度が任意に可変する事が可能になっており、給弾方式の違いによって 発射速度は変動しません、仰るような発射速度という概念は単位時間辺りの発射弾数ではありますが 弾倉交換時の操作手順が異なる事によって生じる時間差から来たものになります。 例えばベルトリンクを収納した200発弾倉を使用する場合と比較すると 30発のAR15弾倉は200発撃つのに7本必要で、30発毎に弾倉を交換し遊底を操作する間に おおよそ20秒以内に200発全て撃ち切る事が出来ます。 但し、ベルトリンクを使用する場合、一旦弾帯を撃ち切ってしまうと 再装填し、射撃準備をするのに、フィードカバーを開けて弾帯をフィーディングプレートに挟み カバーを閉めて遊底を操作すると言う手順が必要となります、この時間が十数秒となり 弾帯を撃ち切った直後と言う限られた条件下では、確かにAR15弾倉を使用する方が 発射速度が早いと言えるでしょう。 ただし参考になさった資料のベルトリンクで725r.p.m、AR15弾倉で1000r.p.mと言う数字は 個々の発射速度ではなく、選択可能な発射速度と言う事でご承知下さい。 ちなみにAR15弾倉はC-MAGと言って100発収納可能なものもあり MINIMIの運用における柔軟性は当初より高くなっています。 >MINIMIのどこを操作すれば発射速度を変更する事が出来るのでありましょうか? 銃身の下にある作動用のガスを取り込むガスチューブ先端に 発射ガスを取り込むためのガス導入部がありますが 其処に流入するガスの流量を増減し、発射サイクルを加減します その為の部品であるガスレギュレータはダイヤル式になっており、 これを回転させる事で発射速度を調節します。 #right(){(475:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **史上初めて毎分1000発を超えた機関銃ってなんですか? MG34/42がリコイルブースターの調整によって1200から1800r.p.mの発射速度を実現していますね ちなみに、モーターを繋いだガトリング銃は12000r.p.mくらいの記録を出したそうです。 #right(){(337:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **自衛隊は62式のような普通の機関銃を廃止して小口径のMINIMIに統一するの大丈夫なのですか? >アメリカを始め外国の軍隊は使い続けてるそうですよね 確かに外国では歩兵銃を小口径に切り替えた後も7.62mmクラスの汎用機関銃を火力支援用に残してる事が多い。 (小隊や中隊の機関銃班とかに) 理由は長距離での威力と弾道性能に特に優れているから。 5.56mmは200~300mmぐらいまでの近距離では使い勝手がいいんだが、遠いと弾道が山なりになって急に使いづらくなる。 なんつうか上から下に落ちるって感じになって、角度を上手く調整しないと敵兵の手前に落ちるor頭上を飛び越えて当たらなくなる (特に敵が姿勢を低くしてると)。横風とかにも影響されやすくなる。 威力も5.56mmは200mを超えるあたりから急激に落ちるらしいね。 俺のような火力厨にとっては不安だし、陸自の中の人も同じだと思うんだが、予算減が続く中、背に腹は代えられなかったでは。 対歩兵にはオーバーキルとはいえ12.7mmM2機関銃が有るし、大丈夫だと踏んでるんだろう。 それに62式は7.62mmといっても64式と共通の弱装弾だしね。 #right(){(587:モッティ ◆uSDglizB3o)} **なんで今でもアメリカ軍が使っているM60が毎分600発なのに対し、ドイツのMG42が毎分1800発なんですか? >昔の方が性能がいいって一体… 発射速度は高ければいいってもんじゃない。 命中精度が悪化するし、銃身の消耗も増える。 ドイツのMG42の場合、ソ連軍の人海戦術に対抗するため、数々の問題に目をつぶって発射速度を上げた。 #right(){(334:748)} MG42は発射速度が可変式になっていまして 800rpmから1800rpmまで調整可能だったと記憶してます 前線の状況に応じてリコイルブースターのアシストを加減しました この機構は優秀で、現在でもMG42の7.62mm版を制式装備たらしめています #right(){(334:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **62式機関銃の安全装置ですが、どこに付いているのでしょうか? >http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/11/0000297011/72/img9d14fce6zik9zj.jpeg 握把の基部、引き金の上にある円柱様の部品が安全装置です これはクロスボルト式安全装置と言って、引き金を直接固定する事で 発砲出来ない安全状態にします、この方式の操作方法は、ほぼ万国共通で 左側から右側に押すと安全位置、右側から左に押すと撃発状態になります。 #right(){(595:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M3グリースガンは兵士から歓迎されたすぐれた短機関銃だったんですか? グリースガン以前に配備されていたM1928/M1、いわゆるトンプソンSMGが 構造が複雑で重かったのに対し、M3はそれより1kg程も軽く作りはシンプルでした。 また、M3は発射速度が毎分400発前後で比較的遅く、そのために射撃時の コントロールがしやすくて正確な射撃ができるとして好評でした。 それと伸縮式の銃床のおかげでコンパクトだったので、戦車や装甲車の乗員が 護身用に車内に持ち込めてこの点でも好評だったようです。 #right(){(595:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **長岡藩に納入された手コキ式のガトリング機関銃だと思うんですが、乳母車サイズに搭載って可能なんですか? >「子連れ狼」で大五郎を乗せた木製の乳母車からボタンを押すと機関銃が発射される場面がありますが、 >http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=238110 「子連れ狼」の乳母車機関銃には元ネタがないこともないです。 幕府が国友鍛冶に命じて作らせた二十連発鉄砲というものがありまして、 機関部の前に三段ほどに積み重ねた銃身がずらりと並んでおり、 引き金を引くと各銃身にほとんど同時に火が入って斉射するというものです。 このほかに、尾張徳川家には「箪笥鉄砲」というものが伝わっています。 文字通り箪笥のような形をした木箱に三段×五本の銃身が仕込まれており、 火縄を入れると五発づつ斉射できました。 連射できる代物は聞いたことないですね。まあTVですから……。 #right(){(596:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **M2重機関銃の空砲アダプター の役割がよくわからないのですが、具体的にどういう機能があるのでしょうか? >http://commons.wikimedia.org/wiki/File:M2-50cal.jpg 読んで字の通り、空砲を使用するときに 作動に必要なガス圧などを確保するために使うものです 完全に塞いでいるわけではなく、ガスの逃げ道が必要なので穴が空いていたりします 他の銃器でも銃口部分に黄色い栓のようなものが付いていればそれも同じようなものです ブランクアダプターといった方が通りがいいかもしれません 写真の説明文に "The M2 has an AN/TVS-5 Crewed Night Sight mounted on the top. It is loaded with blanks and fitted with a blank adapter." とはっきり明記してるけど。 で、"M2 blank adaptor"で画像検索すれば http://www.navweaps.com/Weapons/WNUS_50cal-M2_MG_pics.htm の一番下に "An interesting picture showing the blank adaptor The adaptor reduces the muzzle size, slowing the escaping gasses and thus causing a recoil "kick" large enough to cycle the weapon " というもっと詳しい説明がされた写真が出てくる。 これを見れば強い圧力のかかる銃口のブランクアダプターを固定するためのフレームだろうってわかるよな。 #right(){(604:181,182)} **アメリカのブローニング M2機関銃って、セミオートで撃つことはできたのでしょうか? M2は「指切り」(押し金をちょいと押す)で単発射撃できるようです。 構造や操作についてはこちらが詳しい。 http://www.inetres.com/gp/military/infantry/mg/M2.html #right(){(607:250)} **9mm機関拳銃はなんで「式」が付かないの? んー、あれって長野のミネベアって会社が作ってるんだよね。 あくまでも憶測なんだが、海外企業とのつながりが多い企業なんで純国産と認められなかったんじゃないかね? #right(){(自衛隊板初質スレ108:225)} **RPK74の利点は? RPK74はMINIMIと比較しても小威力の5.45mm×39を使用します これが何を意味するかと言うと、より軽量で機動性に富んだ火器である、と言うことです つまり持続発射弾数よりも取りまわしを重視した運用方針によって設計されています #right(){(317:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M60GPMGは機銃手と装填手の2人組みで操作するようですが、1人では無理ですか? M60は基本的に射手と装弾手の二名で運用しますが それについては弾帯が暴れて作動不良が出るという二次的な理由もあっての事だそうで 練度の高いSEAL隊員などは射撃しながら弾帯をさばく事で連続して射撃可能です。 #right(){(315:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M2は機関銃なのにセミオート射撃モードがあるんですか?それとも遠距離狙撃に使用する場合は指きりで1発ずつ撃つんでしょうか? M2HMGにはそう言う機構が組み込まれていますが、単発射撃の為ではなく 何らかの理由で射撃停止出来なくなった時に停止させる為の非常装置です 一発毎に解除してから押し鉄を押して射撃します。 #right(){(314:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **日本の99式軽機関銃って、本当に戦局を変えることができるレベルだったんですか? 日本軍の軽機関銃を使用した戦術思想は、今現在露西亜が採用している 軽機関銃による火力支援の元、浸透、突破すると言う縦浸戦術の原型にもなっています つまり近代戦の重要な要素である機動力を重視した戦術要件を満たす ・小銃よりも長射程で良好な命中精度 ・制限点射や指切り単発射撃での狙撃に活用出来る ・歩兵と共に前進出来る軽便性 を満たした装備であった事から、軽機関銃が必要数揃った弾薬が潤沢な条件下では 打撃力、浸透力の高い有効な戦術を駆使する事が可能に成るのです しかし如何せん国力の無い日本では、理想的な戦術が有効に生かせませんでした #right(){(642:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **大量生産に向いているMG40があるのに複雑な機構を持つMG34が生産し続けられた理由は、MG40が戦車の防御用機関銃として取り付けることができなかったからなんですか? MG40はMG42のタイポであると思いますのでMG42のお話をしますと 生産の為の設備をMG34向けからMG42向けに転換するよりも 継続して生産する方が対費用効果が高く、切り替えるよりも そのまま生産する事を選択したからです MG42とMG34は共通の装備も多く、銃本体以外の付属品については ある程度の互換性が持たされていました。 #right(){(643:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **自衛隊が汎用機関銃を導入するとして、日本の戦略に適した機関銃は何なのでしょう? 自衛隊はFNからMINIMIのライセンスを取得しており、国産化する場合には、 FN-MAGは合理的な選択肢ではあります、が、運用にあたりFN-MAGは不利である為、 これは防衛戦略上7.62mmの機関銃が運用しにくいと言う点に起因しており、 また防衛戦闘においては、89式小銃およびMINIMIが主体である現状では、 FN-MAGを導入する事に意義が見出せないようです。 またMG3は、先進性のある汎用機関銃でしたが、その主たる用途は攻撃用に特化しており、 その理由として挙げられる過剰に高い発射速度と現代機関銃としては広い撒布界は 独逸連邦軍としては使い難い為に、MG36等の導入を持って用廃へと至ったようです。 その更新の理由として、G3自動小銃からG36自動小銃への切り替えに伴う、 装備の近代化の要求もあっての事なので、MG3が如何に優れた設計であっても、 設計年次の古さによる旧式化は、運用上の要求仕様に完全に対応する事は困難であり、 適切に設計された新しい物に更新される事は、こと兵器に関しては当然の流れとなります。 #right(){(651:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} >「防衛戦略上7.62mmの機関銃が運用しにくい」理由がよくわからないんですが 自衛隊の制式小銃が、SS109(5.56mm×45NATO弾)を使用する現在では、 分隊自動火器であるMINIMIにその支援火力を依存しています。 その理由として、防衛戦闘において二種類の弾薬を運用する事が、 防衛戦略上困難である、と言う判断も働いているようです。 また車載用の機関銃は74式車載機関銃があり、 7.62mm弾自体は継続して使用されていますが、7.62mm減装薬弾を使用する。 64式小銃が現存し運用されて居る為に、充分な数を確保する事は さらに困難となっています。 #right(){(661:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M60はアクティブ赤外線暗視装置が装備だったようですが何故ですか? >ベトナム戦争の頃には小銃に装着できるようなパッシブ赤外線暗視装置があったようですが アクティブの方が性能が良かった。増幅によるノイズ、解像度の限界と 増幅器のサイズによる光学器の限界が大きかった。 パッシブ暗視装置もさほど普及していなかったので、盛大に赤外線ばらまいても、まあ、良かった。 #right(){(298:95)} **マキシム機関銃の対空機銃って引き金どうしたん? 単に機械的にリンクされていた。水冷ジャケットは穴を空けて4丁をチューブでつなぎ、 いけいけになっていた。給弾は元のまま、個別にベルト給弾されていた。一丁が弾切れしたり、 ジャムったりすると反動が左右アンバランスになり、事実上制御不能になった。 #right(){(652:746)} **マキシム機関銃はどのような点で偉大ですか? それまでのガトリング銃のような連射銃は、人がライフルを発射し、装填する動作を、外部動力で 真似するだけのものでした。外部動力伝達のための仕掛けなどが必要なため嵩張り、発射速度も 人の動作よりは速いものの、限度がありました。マキシム機関銃はそれまでの人の動作の模倣ではなく、 発射の反動によって排莢、装填を行うため、外部の付属機関が要らず、動く部分も小さいので 圧倒的な高速で連射できるようになりました。また、水冷ジャケットの採用により、その高速を長時間 維持できるようになりました。結果、数丁のマキシム機関銃で数千人の敵を相手に出来るように なったわけです。もちろん、信頼性ある動作を実現した、堅実な設計に支えられていることも事実です。 #right(){(653:457)} **ブローニングM2とDShKは同じ50口径ですが、威力が高いのはやはり口径長が長い銃弾を使うDShKの方ですよね? M2の方が弾重が軽く、高初速のため、発車直後の運動エネルギーはほとんど差がありません。 しかし、射程が伸びるにつれ、軽量のM2の方が早く弾速を失いますから、距離が離れるほど DShKが有利になる理屈です。 ちなみに「口径長が長い銃弾」とは呼びませんし、薬莢長が長くとも、口径と薬莢のリム径は 異なり、一定の関係にはありません。ボトルネックの形状も多様ですから、長い弾が 薬量も大きいとは限りません。 #right(){(654:181)} **MG42やRPDって給弾方式がメタルリンク式ですが、何十発も撃ち続けてると弾を撃った後の空のメタルリンクが邪魔で持ち運ぶのが困難じゃないですか? リンクや薬莢が邪魔に成った場合、薬莢等を排除するか、陣地を移動します、 また、MG42は兎も角、RPDは、メタルリンクと撃ち殻薬莢が邪魔に成る程に、 一箇所で連続射撃する事は想定していません。 つまるところ構造上の特徴が異なる両者では条件が異なるのです。 MG42は素早く銃身交換が出来るので、予備の銃身に交換して射撃を継続する事が可能ですが、 交換不可能なRPDの空冷式の銃身は数百発も射撃すると過熱して仕舞う為、 五百発程度で射撃を中断し、銃身が冷却されるまで待つ必要があります。 したがってこれよりも少ない発射弾数で一時射撃を中断し、移動するなどして 陣地転換する間に、銃身が冷えて、射撃を再開するような運用を想定しています。 #right(){(655:557)} **M61ミニガンは銃身が所定の回転数に達しないと弾が発射できませんが、M60バルカンはどうなのでしょうか? やはりトリガーを引くのと一発目が発射されるまでにはタイムラグがある。 ただ、航空用のM60は装弾の段階で整備員が調整して、スイッチが入れば すぐに薬室に弾が送られるようにはしてあるけど。 M60は銃身の回転が安定するまではスペック通りの発射速度が出せない上に、 弾着のバラけが大きくなるという構造的欠点がある。 F-22に搭載されている改良型はそのあたりは多少改善されているらしい。 >僅かなラグだと思いますが、高速で動き回る相手にはコンマ何秒というのも致命的な気がします ベトナム戦当時緊急に機関砲が必要だということになって戦闘機に積んだ バルカンポッドは動力が風力タービン(要するに風車。ポッドに風車が ついててそれが回転することによる軸動力で動かす)だったのでトリガーを 引いてから定数回転になるまで一秒もかかった。 ガス圧駆動の改良型はタイムラグが0.4秒にまで短縮されたが、これでも パイロットには「一呼吸遅れて弾が出るのでターゲットを逃す」と不評だった。 M61A1バルカンのスピンアップ(定数回転になるまでに掛かる時間)時は 0.25秒ほどと言われる。 #right(){(292:837-848)} **FN MAGってどうしてブローニングM1919より4キロも軽いの? M1919は反動利用の作動方式を採用しており、その動作には、重い遊底と、 テンションの高い遊底複座ばねを使用しており、安定した動作と引き換えに大きく重くなっています。 FN-MAGは、作動方式をガス圧作動とする事で、高い信頼性と軽量な構造を実現しており、 携行火器としての汎用性も確保しています。 両者とも、携行火器から車載機関銃まで、汎用的な用途に適応していますが、FN-MAGが 携行火器としての用途を歩兵火力の確保と言う点でより重視しているのに対し M1919は「小型のM2重機関銃」と言う設計思想で、携行火器としての使い勝手には妥協しています。 #right(){(687:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M2の弾って10mm程度の装甲は貫徹しそうですよね。 距離と角度によりますが、12.7mmブローニングの場合、 徹甲弾(AP M8)は200mでブリネル硬度450、15mm厚の鋼板を貫通します。 オランダ製のAP 2000は高硬度鋼板で20mm、RHAであれば40mmを貫通と謳っています。 M2重機関銃の貫徹力はここに載ってる http://sus3041.web.infoseek.co.jp/contents/small-arms/small-arms.htm #right(){(280:562-563)} **日本海軍の艦艇が搭載していた十三粍機銃なるものの、性能、装弾方法などをお教えください。 >元となった外国産機銃などはあるのでしょうか? 元々、フランスのオチキス社製の13.2mm機関銃で、3名で操作します。 重量は単装で215kg、最大俯仰速度+80~-5度、射撃速度300発/分、初速800m/sec、弾量50g、最大射高4,150m 発射方式はガス圧で、25mmの縮小版になります。 #right(){(277:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **何故ソ連軍は第2次世界大戦でも時代遅れの水冷式重機関銃を使い続けたのですか? マキシム重機の完コピで自国開発できる技術が無かったから。 頑丈で最前線でも評判がよく、かつ防塁で使用するために空冷にする必要が薄かった。 1943年にようやく空冷が配備されるが、兵士は使い慣れた水冷を好んだ。 #right(){(戦争板初質スレ5:76)} **ブローニングM2重機関銃は形をほとんど変えていないらしいですが何故ですか? 改良は行われている。 #right(){(戦争板初質スレ5:76)} **ヴェルサイユ条約(1919)に水冷式機関銃の開発禁止というのがあったそうですが、これはドイツのみに適用されたのですか? 水冷式の機関銃とはつまり防御用の重機関銃のことを指します 当時、機関銃と言えば陣地に据えて敵の突撃を制圧・無力化する強力な兵器でした 独逸の戦争能力を奪おうという意図の条文でしたが 逆に空冷式の軽便な汎用機関銃の開発を促し、MG34/42が機関銃の用途を激変させました 歩兵の突撃と同時に縦浸し敵の防衛線を破る、機関銃の機動的運用という新しい戦術が生まれたのです。 #right(){(275:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ガドリングの欠点は? 共通 デカイ。重い。初弾までタイムラグがある。 手動 発射速度遅ぇ。疲れる。今時意味無ぇ。 電動 電力供給がないと動かん。 #right(){(俺初質スレ432:659)} **日露戦争で日本が使っていた機関銃は装弾数が30発しかなかったようですが、これで重機としてまともに使えたのですか? 日露戦争で日本が使っていた機関銃は保式機関銃と呼ばれたホチキス機関銃の ライセンス生産品です。 保式機関銃は発射速度が450発/分とそれほど早くないですし、空冷式ですから 長時間の連射はできません。ですから30発の保弾板での給弾でも問題は無いです。 保式機関銃は大型の三脚と組み合わせての運用でしたので、旅順攻略時のような 移動しての陣地攻略には適しておらず、黒溝台での秋山騎兵旅団のように 防御戦に使用した場合は大いに力を発揮しました。 #right(){(264:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **MG42は250発の連続射撃後、銃身を交換する規定があるそうですが、それ以上連続で撃ったら銃身赤くなるかな? MG42ではなく戦後に製造されたMG3のお話ですが…。 三脚を使用した連続発射試験において、MG3は一万発の連続発射に耐えています。 さすがに銃身は白色となって、レシーバーも真っ赤になっていましたが、 機構上は全く問題が無く、銃身を交換してさらに千発の射撃に耐えたとのこと。 もっとも、戦中に大量生産されたMG42ではこのようなことが行えたかどうかは分かりませんが。 #right(){(158:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **日本の25mm三連装機関銃は、全砲門で一斉射撃できるんでしょうか? 日本の25mm三連装も3門同時射撃できるし実際やってる ペダルで左右2門射撃と中央1門射撃の2種類なので、むしろ1門ずつの射撃はできない 左右のペダルを両方踏むと3門一斉射撃になる 本来は切り替えで、機銃の銃身を冷ましながらの射撃の予定だったが #right(){(俺初質スレ2049:955)} **P-90のような空薬莢が下に出る銃は使い勝手が良よく便利だと思うのですが、P-90以外あまり見かけないのはなぜでしょうか? ライフルの場合、薬室の下には弾倉があるというだけの問題ではないだろうか 横や上から給弾する機関銃には下排莢が多いし #right(){(俺初質スレ2050:348)} 実はP90では建物内への突撃などの際、 空薬莢が足元に転がるのはジャマというか、危ないとの苦情が出て、 オプションで薬莢袋が追加された過去があったりします。 wikiにも「射手が空薬莢を踏んで転倒する等、足元を不安にさせるという点がある。」と書かれています。 "P90 brass catcher"で検索すると薬莢袋がどんなのか解るかと思います。 また、排莢口の問題ではありませんが、 建物内などの近距離での使用の際に、 バレル上部にマガジンがあると照準と弾道に差が出るので、 着弾位置がずれるといった問題もあります。 348さんの言われるように機関銃ではいくつかありますが、 機関銃では上記の問題点は関係ないですからね… #right(){(俺初質スレ2050:352)} ----

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