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迷彩」(2012/09/10 (月) 15:53:39) の最新版変更点

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#CONTENTS ---- 迷彩服の話題は[[軍服>http://www6.atwiki.jp/army2ch/pages/121.html]]を参照して下さい。 **ステルス迷彩について詳しく教えてください。 ステルス迷彩は従来の光学迷彩に加えて、基本的には赤外域での迷彩も考慮したものです。 具体的には、周囲の植生等にあわせて、衣服や車両の赤外放射にパターンを作り、赤外パッシブの暗視装置に対して、これまでより見えにくくするものです。 単に赤外放射を減衰し、長波長化してセンサーにかかりにくくするだけではなく、背景のノイズパターンに紛れやすくする工夫もされています。 ミリ波レーダーの普及に伴って、ミリ波領域でのステルス(主として吸収)も対策されつつあります。 #right(){(6:system)} **塗装による迷彩の事を光学迷彩って言うんですか? 可視光迷彩、従来の塗装などによる迷彩って思ってください。 英語だと区別して表現するときにoptical、って付けますから、直訳だと光学、になるんですが視覚的迷彩と訳した方がいいかな。 #right(){(6:system)} **航空機のカラーリングで、幾何学模様のヤツは「スプリッター迷彩?」それとも「スプリンター迷彩?」どっちでしょうか? スプリッター迷彩の語源は知りませんが、(機体を「断ち切る」様に塗装し、外形の判別を難しくするくらいの意ではないかと愚考する) スプリッター迷彩に似たフェリス・カモフラージュで有名な航空画家は、「キース・フェリス」氏です。 #right(){(18:G_Tomo)} **スプリッター迷彩の効果について教えてください。 スプリッター迷彩って要するに、機体を周囲に溶け込ませる目的のモノではなくて、 機体の外形ラインを判別しにくくする目的のモノです。 #right(){(25:53)} **第二次世界大戦ごろの英国軍兵器に施された迷彩は他国と違って「発見されにくくする迷彩」ではなく「目の錯覚で弾を逸らせる迷彩」が多いのは何故ですか? 艦船の敵は主に魚雷です。(ドイツの水上艦自体が少なかったのと、前大戦でも酷い目にあったため) で、魚雷は艦長が潜望鏡で確認した情報を元に、機械式計算機で未来位置を 推測し、その範囲に収まるように扇形に発射します。 では、魚雷の照準を逸らすには、どうすればいいか。 最も効果的なのは、潜望鏡で確認している相手の艦の速度を間違えさせることです。 このため、発見されにくくするための迷彩ではなく、発見されても良いから、 発見時に相手の照準を狂わせる迷彩が採用されたのです。 最近ではこういう照準そのものをコンピュータで行いますから、迷彩の効果はあまりないと思いますけど。 #right(){(38:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **黒系の色の迷彩ってどっかで(陸海空問わず)ありますか? 航空機で夜間迷彩なら黒一色、というものは結構ある(例:ベトナムでの夜間攻撃専門のF-4とか。これは下面のみ) 潜水艦の色が黒いのも、海水の色に合わせてある、という話もある。これも海域によってはグレー系のものもある。 陸上では真っ黒というものはめったに無いので、迷彩効果はあまり期待できない。 (忍者の衣装が実は黒くないのと同じ) 対テロ特殊部隊なんかで黒い戦闘服を着ているのは迷彩というよりは、威嚇効果を狙っているという話である。 寝ぼけながら書いているので、なんか自分でもよく分からんがこんな感じ。 #right(){(38:362)} **黒と灰色の迷彩っていうのをどこかでみたように思うんですが. それは、あれね、通称「都市迷彩」とか言われとる奴ですね。 アレは確か軍装品屋(今は無き東京ファントム)のオリジナル商品のはずで 実際に制式化された物ではない筈。雰囲気はいいんだけど。 もともとは米軍の迷彩パターン(場所によって色の割合が違う)を グレー系でプリントしたものです。実際の効果はどんなもんだか・・・ #right(){(38:383)} **一次大戦中の独機で使用されていた色とりどりの四角形の模様を貼り付けた迷彩法について、その名称と実戦での評判はどうだったのか ローゼンジ迷彩は遠くから見た場合には色が混ざり合ったように見えて 機体の輪郭とかがボヤける効果があります。 また地上など背景の色が、迷彩の中の同系色を際立たせる効果があるようで 背景に溶け込むような視覚的錯覚を起こすそうです。 さらに、迷彩をプリントした布を張る方法は、塗料を塗るより軽量にできたそうです。 と、なかなか考えられたものなのですが、国籍マークが迷彩効果をブチ壊したんだそうですわ。 #right(){(43:631)} **迷彩模様に著作権ってありますか? 民間のものなら、勝手に使うと著作権不正使用で訴えられる ごく最近までデザイナーズブランドで迷彩柄が流行していた #right(){(62:124)} >民間じゃなきゃ問題なしということですね。 軍のモノも勝手に使うと、多分いろいろ問題が起きるぞ 特に自衛隊のモノは注意が必要だ #right(){(62:126)} **研究されてるといわれる光学迷彩で透明人間になれますか? 1研究者の端くれとして・・・ ・全周囲の映像を取り込み ・特定方向からの観察に、特定方向の画像を返し ・提示する画像の輝度・コントラストは現実と同レベル 今の視覚装置において、このいずれも満足なレベルで達成しているものは無い。 そういう意味では、開発中ではあるけれど、世間一般で思われているような 「透明人間」が完全な形で達成されることはそうすぐにはありえない。 それに、そこまでして通常の迷彩服に対してメリットがあるか? という根本的な命題もある。たとえば、夜間活動であれば、可視光 ステルスの意味は無く、赤外線ステルスのほうがよほど重要になるし。 #right(){(316:459)} **兵士が顔に迷彩ペイントしているやつ、あれって何を塗っているんでしょうか? ドーランですよ。化粧の一種。自衛隊が使ってるのは資生堂製のやつです。 #right(){(321:203)} **米軍の写真などで、迷彩塗装されたM4などをよく見かけますが、あれは塗装方法や柄などに決まりはあるのでしょうか? 車両の迷彩塗装はマニュアルに詳しく規定されていて、勝手にパターンを 変えてはいけないことになっている。 応急の冬季迷彩なんかはその限りではないけど。 特殊部隊や狙撃兵が自分の装備に行うカモフラージュペイントは作戦内容に 合わせて個人の判断とセンスで行う。 勿論経験者が指導するけど。 #right(){(338:855)} **航空機の迷彩塗装はどういった要素を元に選定されるのでしょうか? どんな環境で使うか。 ちなみにF-2は洋上を低空で飛ぶので上空から見下ろされたとき海に紛れるようにあの色になってる。 F-15Cはヨーロッパの雲の大目の日中で空に溶け込むように、F-15Eは攻撃機なので夜間飛行した際に目立たず、 かつ日中でもそれなりに迷彩効果があるように暗めのグレーで迷彩されている。 #right(){(365:641)} **ヘイヘの写真なんですが、グローブや銃はなぜ色を塗られていないのですが? >http://ansaikuropedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A2%E3%83%BB%E3%83%98%E3%82%A4%E3%83%98 銃や手袋などの装備に偽装が施されていない理由についてですが、 塗料や染料の発達した現在になってやっと、銃などの装備に着色し、 ある程度戦闘行動に適応出来ていますが、当時、銃や手袋を着色する行為も含め、 ギリースーツや迷彩服に相当する偽装すら、軍事行動においては主流ではありませんでした。 冬季の雪中における偽装は、簡易に準備出来、尚且つシモ・ヘイヘは猟師出身である事から、 最低限で有効な偽装を施した結果が、あのような写真に写ったものなのです。 実際、あの装備で雪原にてアンブッシュされた場合、野生動物すら欺瞞出来た事でしょう。 #right(){(646:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} ----
#CONTENTS ---- 迷彩服の話題は[[軍服>http://www6.atwiki.jp/army2ch/pages/121.html]]を参照して下さい。 **ステルス迷彩について詳しく教えてください。 ステルス迷彩は従来の光学迷彩に加えて、基本的には赤外域での迷彩も考慮したものです。 具体的には、周囲の植生等にあわせて、衣服や車両の赤外放射にパターンを作り、赤外パッシブの暗視装置に対して、これまでより見えにくくするものです。 単に赤外放射を減衰し、長波長化してセンサーにかかりにくくするだけではなく、背景のノイズパターンに紛れやすくする工夫もされています。 ミリ波レーダーの普及に伴って、ミリ波領域でのステルス(主として吸収)も対策されつつあります。 #right(){(6:system)} **塗装による迷彩の事を光学迷彩って言うんですか? 可視光迷彩、従来の塗装などによる迷彩って思ってください。 英語だと区別して表現するときにoptical、って付けますから、直訳だと光学、になるんですが視覚的迷彩と訳した方がいいかな。 #right(){(6:system)} **航空機のカラーリングで、幾何学模様のヤツは「スプリッター迷彩?」それとも「スプリンター迷彩?」どっちでしょうか? スプリッター迷彩の語源は知りませんが、(機体を「断ち切る」様に塗装し、外形の判別を難しくするくらいの意ではないかと愚考する) スプリッター迷彩に似たフェリス・カモフラージュで有名な航空画家は、「キース・フェリス」氏です。 #right(){(18:G_Tomo)} **スプリッター迷彩の効果について教えてください。 スプリッター迷彩って要するに、機体を周囲に溶け込ませる目的のモノではなくて、 機体の外形ラインを判別しにくくする目的のモノです。 #right(){(25:53)} **第二次世界大戦ごろの英国軍兵器に施された迷彩は他国と違って「発見されにくくする迷彩」ではなく「目の錯覚で弾を逸らせる迷彩」が多いのは何故ですか? 艦船の敵は主に魚雷です。(ドイツの水上艦自体が少なかったのと、前大戦でも酷い目にあったため) で、魚雷は艦長が潜望鏡で確認した情報を元に、機械式計算機で未来位置を 推測し、その範囲に収まるように扇形に発射します。 では、魚雷の照準を逸らすには、どうすればいいか。 最も効果的なのは、潜望鏡で確認している相手の艦の速度を間違えさせることです。 このため、発見されにくくするための迷彩ではなく、発見されても良いから、 発見時に相手の照準を狂わせる迷彩が採用されたのです。 最近ではこういう照準そのものをコンピュータで行いますから、迷彩の効果はあまりないと思いますけど。 #right(){(38:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **黒系の色の迷彩ってどっかで(陸海空問わず)ありますか? 航空機で夜間迷彩なら黒一色、というものは結構ある(例:ベトナムでの夜間攻撃専門のF-4とか。これは下面のみ) 潜水艦の色が黒いのも、海水の色に合わせてある、という話もある。これも海域によってはグレー系のものもある。 陸上では真っ黒というものはめったに無いので、迷彩効果はあまり期待できない。 (忍者の衣装が実は黒くないのと同じ) 対テロ特殊部隊なんかで黒い戦闘服を着ているのは迷彩というよりは、威嚇効果を狙っているという話である。 寝ぼけながら書いているので、なんか自分でもよく分からんがこんな感じ。 #right(){(38:362)} **黒と灰色の迷彩っていうのをどこかでみたように思うんですが. それは、あれね、通称「都市迷彩」とか言われとる奴ですね。 アレは確か軍装品屋(今は無き東京ファントム)のオリジナル商品のはずで 実際に制式化された物ではない筈。雰囲気はいいんだけど。 もともとは米軍の迷彩パターン(場所によって色の割合が違う)を グレー系でプリントしたものです。実際の効果はどんなもんだか・・・ #right(){(38:383)} **一次大戦中の独機で使用されていた色とりどりの四角形の模様を貼り付けた迷彩法について、その名称と実戦での評判はどうだったのか ローゼンジ迷彩は遠くから見た場合には色が混ざり合ったように見えて 機体の輪郭とかがボヤける効果があります。 また地上など背景の色が、迷彩の中の同系色を際立たせる効果があるようで 背景に溶け込むような視覚的錯覚を起こすそうです。 さらに、迷彩をプリントした布を張る方法は、塗料を塗るより軽量にできたそうです。 と、なかなか考えられたものなのですが、国籍マークが迷彩効果をブチ壊したんだそうですわ。 #right(){(43:631)} **迷彩模様に著作権ってありますか? 民間のものなら、勝手に使うと著作権不正使用で訴えられる ごく最近までデザイナーズブランドで迷彩柄が流行していた #right(){(62:124)} >民間じゃなきゃ問題なしということですね。 軍のモノも勝手に使うと、多分いろいろ問題が起きるぞ 特に自衛隊のモノは注意が必要だ #right(){(62:126)} **研究されてるといわれる光学迷彩で透明人間になれますか? 1研究者の端くれとして・・・ ・全周囲の映像を取り込み ・特定方向からの観察に、特定方向の画像を返し ・提示する画像の輝度・コントラストは現実と同レベル 今の視覚装置において、このいずれも満足なレベルで達成しているものは無い。 そういう意味では、開発中ではあるけれど、世間一般で思われているような 「透明人間」が完全な形で達成されることはそうすぐにはありえない。 それに、そこまでして通常の迷彩服に対してメリットがあるか? という根本的な命題もある。たとえば、夜間活動であれば、可視光 ステルスの意味は無く、赤外線ステルスのほうがよほど重要になるし。 #right(){(316:459)} **兵士が顔に迷彩ペイントしているやつ、あれって何を塗っているんでしょうか? ドーランですよ。化粧の一種。自衛隊が使ってるのは資生堂製のやつです。 #right(){(321:203)} **米軍の写真などで、迷彩塗装されたM4などをよく見かけますが、あれは塗装方法や柄などに決まりはあるのでしょうか? 車両の迷彩塗装はマニュアルに詳しく規定されていて、勝手にパターンを 変えてはいけないことになっている。 応急の冬季迷彩なんかはその限りではないけど。 特殊部隊や狙撃兵が自分の装備に行うカモフラージュペイントは作戦内容に 合わせて個人の判断とセンスで行う。 勿論経験者が指導するけど。 #right(){(338:855)} **航空機の迷彩塗装はどういった要素を元に選定されるのでしょうか? どんな環境で使うか。 ちなみにF-2は洋上を低空で飛ぶので上空から見下ろされたとき海に紛れるようにあの色になってる。 F-15Cはヨーロッパの雲の大目の日中で空に溶け込むように、F-15Eは攻撃機なので夜間飛行した際に目立たず、 かつ日中でもそれなりに迷彩効果があるように暗めのグレーで迷彩されている。 #right(){(365:641)} **ヘイヘの写真なんですが、グローブや銃はなぜ色を塗られていないのですが? >http://ansaikuropedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A2%E3%83%BB%E3%83%98%E3%82%A4%E3%83%98 銃や手袋などの装備に擬装が施されていない理由についてですが、 塗料や染料の発達した現在になってやっと、銃などの装備に着色し、 ある程度戦闘行動に適応出来ていますが、当時、銃や手袋を着色する行為も含め、 ギリースーツや迷彩服に相当する擬装すら、軍事行動においては主流ではありませんでした。 冬季の雪中における擬装は、簡易に準備出来、尚且つシモ・ヘイヘは猟師出身である事から、 最低限で有効な擬装を施した結果が、あのような写真に写ったものなのです。 実際、あの装備で雪原にてアンブッシュされた場合、野生動物すら欺瞞出来た事でしょう。 #right(){(646:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} ----

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