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#CONTENTS ---- **イギリスにも米軍が駐留してるらしいですがなぜでしょうか? >かつては大英帝国として世界に君臨して、その後も戦争で負けたわけではないし、核武装国ですよね。 調べれば分かるんですが、英国に駐留している米軍はほとんどが航空戦力なんですよ。 米軍が英国に駐留を始めたのはWW2での欧州反抗の拠点とされたためなのですが、終戦後のソビエトとの 対立による冷戦構造の構築やNATOの結成と言った流れの中で再び対ソ連のための拠点として英国は利用されたわけです。 かつてNATOで描かれたシナリオの中では、英国はいわば「不沈空母」としての役割をになっていました。 ワルシャワ条約軍の侵攻が始まった場合、緒戦の一撃、その後の防空戦闘や対地支援で拘束されて 西独空軍や西独駐留米空軍は有効な反撃を行えない状態になると予想されます。 米軍の支援が到着し、NATO軍が反攻に転じた際にワルシャワ条約軍の後方を空爆して 支援を絶ち、敵OMGの突破衝力を和らげるのが英国駐留の米航空戦力の役目でした。 また、グリーンランド、アイスランド、イギリスの間の海域(いわゆるGIUKギャップ)の封鎖を 英海軍と共に行い、ソビエト海軍の潜水艦や空軍の戦略爆撃機を阻止するのも重大な役目でした。 #right(){(353:705)} **イギリスの核戦力はアメリカに組み込まれているという話をよく聞くんですが、 >イギリスのSLBNにアメリカの連絡将校みたいな人は乗っているんでしょうか? イギリスの戦略原潜に搭載されているトライデントIIミサイルは、正確には英国の所有物ではなく、 米国にある米と共同で管理しているミサイルプールから搭載します。ミサイルは米国がメンテナンスしています。 核弾頭は完全に英国製であり(設計には米の助けが入っているにしても)、英国まで戻った後、 クールポートで英海軍によって「借りた」トライデントに取り付けられます。 英原潜に米軍人が乗り込むルールはありませんし、コントロールしているわけでもありません。 しかし、弾道弾に対する早期警戒システムや衛星は米のものであり、協働して使用しているとはいうものの、 この点では米にコントロールされていると言えるかもしれません。 しかし、基本的にはブレア首相が先日英国の核戦力維持とそのためのミサイル改良について答弁したように、 英国は核ミサイル発射に際して他国の許可を得る必要はありません。 http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/politics/4805768.stm #right{(357:333)} **イギリスも、海兵隊は海軍と別系統になってるんですか? そりゃあロイヤルネービーとロイヤルマリーンがあるから別では。 元祖海兵隊はイギリス海兵隊です。 #right(){(10:468-469)} **イギリスが積極的にアフガンを攻める意味ってあるの? ええと、英国とアメリカの軍事協同関係は大変強く、英国はアメリカにとって 欧州における信頼できる盟友です。B-2の基地も置けば、極秘作戦も行う。 ステルス機の初期の実験は英国で行われたともいいます。 英国はアメリカから軍事技術の最優先供与を受け、核弾頭からJSFまで 幅広く利益を受けています。その裏には、文化的、歴史的に、英国は 欧州よりアメリカにはるかに大きな親近感を持っているという事実があります。 第二次大戦での共同作戦も、それをまた一つ深めたわけです。 #right(){(11:system)} **イギリスは軽空母しか無くそれゆえVTOL機が必要ということなんでしょうか? >VTOLの必要(運用)理由となぜ軽空母しか持たなくなったのか教えてください 正規空母は建造にも維持にも莫大な費用と資材と後方支援が必要です。 そして現在それを全て満たせるだけの国力を持つのはアメリカだけです。 (仏、ブラジルも一応正規空母を保有しますが、かなりの無理をしており、 「空母を保有してる」というポーズを取るためにあるようなものです) イギリスが正規空母配備をやめVTOL空母を保有した理由も、予算が無かったからです。 労働党政権が軍備削減を行い、最後の正規空母アーク・ロイヤルが退役した後、 イギリス海軍は洋上における艦隊防空に深刻な危機感を抱きました。しかし空母はもてない。 そこで、当初ヘリ搭載指揮巡洋艦として計画されたインヴィンシブル級に そのころ開発されたハリヤーを組み合わせ、スキージャンプを装備した VTOL空母というものをでっちあげたのです。 そのため建造当初は「イギリスがまた珍妙な艦をつくってるよ」といった評価でした。 しかしご存じの通りフォークランドにおいてハリヤーは大活躍、世界の中規模海軍は こぞってVTOL空母の建造とハリヤーの配備に走ったのです。 あぁ、一応インヴィンシブルの前にハーミーズもありましたね。 #right(){(15:153)} **イギリス陸軍をロイヤル・アーミーとは呼ばない、と聞きました。ではなんと呼ぶのでしょうか? オフィシャルページに従うなら「The British Army」のようです。 http://www.army.mod.uk/ #right(){(19:523)} >また何故呼ばないのでしょうか? 女王陛下の所有物ではないから。 #right(){(19:530)} **IRAはどういう組織や国から資金援助とかを受けていたのですか? アイルランドは肥沃な北部をイングランドの支援されたプロテスタント改宗貴族の王国がU.Kに残留したので、 飢饉の絶えない貧しい国であり、大挙して新天地アメリカへ移民しました。 本国600万に対し3000万のアイルランド系移民が暮らしているそうです、 彼らが資金やアーマライト銃などカンパや手配の多きな協力をしたそうです。 ただしイングランド系をふくむWASPのほうが連邦への影響があります。 また世界のテロ組織・反英国家とも協力関係にあります #right(){(23:ヘルウイング@漫喫 ◆lUdgC.GY)} **英国は日本と同じで四方を海に囲まれた海洋国家ですが、シーレーンはどの様に守っているんですか? シーレーン防衛は・・・ 冷戦華やかなりし頃は,米軍と共同でGIUK(グリーンランド・アイスランド・イギリス)ギャップ を防衛するというのが基本方針だったはず。 #right(){(24:373)} **ペリッシャークラスとは、何ですか? イギリス海軍において、潜水艦の副長が艦長になる資格を得るための研修です。 『研修』と書きましたが、実際にはフリゲート艦を使った襲撃訓練などかなりハードな内容で、 世界で最も過酷なトレーニング・コースのうちの1つだそうです。 詳しくは、トム・クランシー『原潜解剖』をお読みください #right(){(25:577)} **イギリス海軍って規模のわりに揚陸艦が多いと思うんですがなにか特定の使い道を考えてるんでしょうか? 英海軍に揚陸艦艇が多いのは、世界中に旧植民地よび海外領土があるため、 他国へ展開することが多いという国情を反映しているためです。 ちなみにこれはフランスも同じです。 まがりなりにもブルーウォーターネイビーですから。 #right(){(31:バッチ3)} **イギリスの核使用を決める権限は誰にあるのでしょうか? イギリスには戦時内閣法という法律があって、戦時には「戦時内閣」(War Cabinet)が 発足しますので、そこで決定されると思います。 #right(){(37:260)} **イギリス貴族は貴族の義務があって戦争でたくさん死ぬそうなのですが大丈夫なのですか? 大丈夫じゃありません。 WW1ではイギリス貴族男性の20%が戦死したと言われています。 大英帝国がそのエネルギーを失ったのはこのせいである、とする意見もあるくらいです。 #right(){(37:898)} **イギリス陸軍の砂漠のねずみといわれる、精鋭部隊について 第7機甲旅団は、WW2の頃は第7機甲師団の所属しておりました。 砂漠戦での活躍で、師団のニックネームが「砂漠のネズミ」でしたが、 陸軍の規模縮小で、第7機甲師団は戦後解隊されました。 その後、旅団の方は紆余曲折がありましたが、現在は第1機甲師団の所属となっています。 #right(){(61:AIKI)} **英国の王室って軍に入るのは義務なんでしょうか? >ヘンリー王子が特別扱いに反発、アフガン前線志願と英紙にありましたが 王室の慣習として、王子・王女は軍隊に入ることになっているらしいわね。 他はよく知らないのだけど、戦前の日本の皇室も、男子皇族が軍隊に入っていたわね。 「高貴な身分に生まれた物は、その幸運に見合うだけの責務を果たさねばならない」 というイギリス伝統の思考のおかげで、 戦争が起きると、イギリス貴族は子弟がすごい勢いで死ぬんだよね… 第一次大戦では、イギリスの一般将兵の死亡率が8~9%にたいして、 貴族出身の将校の死亡率は19%だったとか。 「貴族だから司令部でふんぞり返る」ではなく、 「貴族だから前戦でギリギリまでがんばる」なんですよね、この人たち… >イギリスって戦車ドライバーの王女いなかった? それ、アン王女(エリザベス2世の長女) #right(){(261:793-797)} **ブリテン島には、スコットランド、イングランド、ウェールズと言う三つの勢力がありましたが、イングランドがブリテン島の覇権を握ることができたのは何故でしょうか? そもそも、イングランドは土地も広く、他地域より温暖で農作物も育ちやすく、 ヨーロッパに近い港を持っていて、輸出入の上でも有利な位置にありました。 さらに、デーン人の侵入に対抗するため、比較的早い段階でイングランドは統一されています。 それに引き換え、ウェールズは小国家の乱立状態が長く続いていましたし、 スコットランドも統一をイングランドに妨害されることが多く、また、土地的にも不利でした。 そもそも最初の条件からしてイングランドに圧倒的に有利なのです。 #right(){(戦争板初質スレ1:426)} **英連邦諸国の海軍って、何年か一度に合同演習やってませんか? 時々やってる 最近もシンガポールのトゥアス海軍基地で 加盟国のシンガポール、マレーシア、英国、オーストラリア、ニュージーランドが 艦船三十四隻、航空機八十九機、さらに五千人の兵力を投入した 英連邦五カ国条約の合同演習が行われていた #right(){(332:名無し上級大将 ◆80fYLf0UTM)} **スキージャンプしかない英国がF-4使ってたわけは? 英国のF-4は当時カタパルト発進だったよ 独自仕様で大変な開発費用/時間、手間がかかったけど イギリスは空母アークロイヤル退役後、F4は空軍に移管されてますね。 英軍のファントムはロールスロイス・スペイターボファンエンジンに換装したが、 J79より直径の大きなエンジンだったため、フレームいじらにゃならんし 抵抗が増えてかえって性能が落ちたりと散々だったらしい。 ついでに調べたソースによると、 最高速度、高度は落ちたものの、航続距離(+10%)、離陸性能、初期上昇力などは向上したそうです。 #right(){(311:169-176)} **イギリスはフォークランド諸島では紛争に発展しましたが、香港についてはどうして中国と紛争にならなかったんでしょうか? 香港については租借期限が来たので、中国へ返還しました。 重要な違いは、租借地で、返還期限があったということです。 香港島はイギリス領土でした。しかし、九龍半島は租借地でした。 期限には中国へ返還せざるを得ませんでした。九龍抜きの香港島だけで、活動はできません。 香港島を含んでの、中国返還をせざるを得ませんでした。 #right(){(638:霞ヶ浦の住人 ◆iQXTBGahk.)} 香港島だけでなくクーロン半島にも永久割譲の領土があったが、租借地の返還時に 延長を望んだイギリスに対して、中国側が拒否、さらに永久割譲分の領土まで、返還を 要求し、入れられない場合、水の供給停止や武力行使をも辞さないと宣言されたから。 アルゼンチンと孤島を争ったフォークランドと違い、香港は、中国側と接してるので、 守ることが不可能なので結果的にイギリスが折れた話。 香港返還 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%99%E6%B8%AF%E8%BF%94%E9%82%84 #right(){(638:997)} **イギリス海軍ですが、世界三大海軍と呼ばれていた割りには、正面装備、後方支援装備の何れも、質が低いし、量が少ないようですが何故でしょうか? 英海軍・仏海軍単独で動くつもりがそもそもない。 動くときはNATOまたはEUとして動く。 英海軍単独で動かなきゃいけない(北大西洋条約の適用範囲外)フォークランド諸島については、 暫くの間はアルゼンチンがなんか仕掛けてくることはないという考え。 #right(){(戦争板初質スレ4:326)} **悪名高いロイヤル・ネイビーの強制徴募は、いつ頃まで行なわれていたのですか? 一応、1795年に各地方政府に対し、一定の報奨金と引換に強制的に割当をして、 水兵を事実上徴兵する法律(Quota Act、1795)を施行して、強制徴募を表面上 打ち切っています。 但し、寄港地からの脱走に伴う要員補充の為、強制徴募は行われていました。 1852年に継続勤務制度(Continuous Service)を導入して、水兵の熟練度に応じて 階級を与え、給与を増額する勧告が行われ、更に10年継続勤務で年金を与えること、 年金受領者は戦時には軍役の義務を課すことが勧告されました。 以後、強制徴募は影を潜めるようになっていきます。 #right(){(287:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **イギリスが東郷平八郎の海軍兵学校入りを拒否したのはなぜ? 通説どおりに「年齢制限」で良いんじゃないの?。 フィッシャー提督は1841年生まれでクリミア戦争1852~56)に士官候補生として参加し てるんだから、23歳なら将校任官していてしかるべき年って事になる。 ダートマスが出来てからは変ってるんだろうけど、23歳のオカ者に初歩教育をしろって のもねぇ。貴族の子弟じゃない限りフィッシャー提督のようなコースが普通な訳だし。 #right(){(281:72)} **イギリスはなぜイージス艦を保有しなかったんでしょうか? イギリスは自国でイージス相当の防空艦を整備しようとしているからです。 1990年代初めから、英仏伊の三ヶ国では「ホライズン計画」と呼ばれた 防空システム艦の開発を共同で行っていました。 その後、要求仕様の違いから英国はホライズン計画から撤退しましたが、 SAMミサイルシステムはホライズン計画で開発されたPAAMSを採用することに なっています。 なお、仏伊の二ヶ国はホライズン計画を進めており、仏では近く一番艦が完成の予定。 #right(){(281:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **HMSってなんの略ですか?英国海軍に固有の呼び方らしいのですが。 Her(国王が男性の時はHis)Majesty's Shipの略。 直訳すれば女王陛下の艦船。 #right(){(280:573)} **植民地時代の香港における軍・警察はどのようなものだったのでしょうか? >ジャッキー・チェン主演の香港映画「プロジェクトA」では、沿岸警備隊・警察・イギリス海軍が出てきましたが あの映画の設定年代がどの時代かにも依りますが、香港での治安維持は、 陸上は陸軍(グルカ歩兵大隊が配備され、対外的な防衛を行なう)と警察 (香港の治安維持を主に行なう)で構成されています。 また、海上警備は、駐留英海軍(対外的な防衛を行なう)の他、水上警察と 税関(海関)(香港の治安維持と船舶取締)が担っていました。 従いまして、沿岸警備隊というのは存在しません。 また、治安に関する要職に就いているのは、主に英国人で、中国人はその 補佐程度にしか成っていなかったと記憶しています。 (まぁ、あれは映画ですから…多少の嘘は仕方ない面もあるでしょう) #right(){(109:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **イギリス国王の親衛隊Scots Guardsって? Guardsっていうのは英国の近衛歩兵連隊。 イギリスの近衛歩兵連隊は、全部で五つの連隊があって、Scotsはその中の一つ、 スコットランド人連隊ってこと。 バッキンガム宮殿の衛兵なんかの儀仗任務もこなしてますよね。 昔、Scots Guardsの軍楽隊の日本公演に行ったなぁ。 東京体育館だったかな?ずいぶん空いてた記憶が。 #right(){(320:666,670)} **イギリス連邦ですが、もしマレーシアやソロモン諸島が他国に侵略されたら、イギリスは軽空母を引き連れてくるのでしょうか? The Commonwealth Nationsは単なる政治的な国家連合であって、軍事同盟ではありません。 従って、MalaysiaやSolomon Islandsが他国に侵略されたとしても、英連邦が挙って軍を出すことは ありません。 Malaysiaに関しては、Australiaと二国間協定を結んでいます。 これに伴い、MalaysiaにはAustraliaの陸空軍が駐留していますから、万一、他国からの侵攻を受けた としても、先ずはAustraliaが対処します。 次いで、米国になるでしょう。 Solomon Islandsについては、Australiaが防衛の責務を負いますし、部分的にPapua New Guinea軍も 防衛に携わります。 他国からの侵攻を受けた場合は、この両国で先ず対処することになるでしょうね。 #right(){(267:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **現在のイギリス陸軍の師団編制について教えてください。 古い資料で恐縮ですが、陸軍部隊なら、  1個地上軍集団司令部  3個師団司令部  1個支援軍集団(駐独) 主力部隊としては、  第1装甲師団                    第3機械化師団   +司令部(ヘルフォート)              +司令部(ブルフォード)   +第4装甲旅団(オスナブリュック)        +第1機械化旅団(カタリック)   +第7装甲旅団(ベルゲン)             +第12機械化旅団(オウルダーショット)   +第20装甲旅団(パデルホルン)         +第19機械化旅団(コウルチェスター)   ※機械化師団が、NATO即時対応部隊の任務に就く場合は、ARIETE装甲旅団(伊)が追加  第2師団(ハンバー川以北の英国本土を統括)   第4師団(首都圏、イングランド南東部を統括)   +司令部(エディンバラ)                  +司令部(オールダーショット)   +第15旅団(ヨーク)                     +第2旅団(ショーンクリフ)   +第51ハイランド旅団(パース)              +第49旅団(チルウェル)   +第52ロウランド旅団(エディンバラ)           +第145旅団(オウルダーショット)  第5師団(イングランド西部、中部、北西部、ウェールズを統括)  第16空中襲撃旅団本部(コウルチェスター)   +司令部(ソールズベリ)                           +第1~第3パラシュート大隊本部   +第42旅団(プレストン)                            +第1ロイヤル・アイルランド連隊     +第43旅団(エクセター)   +第143旅団(ソールズベリ)   +第16旅団(ブレコン)  ※空中襲撃部隊には、他にパスファインダー小隊、第7騎馬砲兵連隊、第23工兵連隊、第3、第4攻撃ヘリコプター連隊、    第13空中襲撃支援連隊、第216通信大隊、第156王立憲兵隊を含む。  北アイルランド軍集団   +司令部(リズバーン)   +第3旅団(ポータダウン)   +第8旅団(ロンドンデリー)   +第39旅団(ベルファスト)   +第107アルスター旅団(リズバーン) 加えて、1個防空旅団があります。 #right(){(250:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **戦闘機のマークは日の丸みたいに国旗からだと思いますが、英軍機のあの丸いマークはどこからきたの? 1914年の第一次大戦勃発時には胴体と主翼に大きなUnion jackを書いていました。 1914年から1915年にかけて、そんな手間なん書いてられるかヽ(*`Д´)ノゴルァ(意訳) と言うことで、海軍機では1915年3月16日から、方向舵にのみ白地にUnion jackを描き、 主翼には赤白の丸(ラウンデル)を書きました。 しかし、海軍と陸軍(まだ空軍は出来ていません)の機体で異なる国籍表示は如何な ものか、と言うことになり、1912年7月26日に採用していたフランスの国籍表示と同様に、 1916年初頭より、英国軍用機は、胴体と主翼に白縁付の外側から青、白、赤の丸(ラウン デル)を、方向舵に胴体側から赤白青の縦三色を描くことになりました。 ちなみに、フランスは、胴体と主翼には外側から赤、白、青の丸(ラウンデル)を採用し、 方向舵に胴体側から青白赤の縦三色を描くことになっていましたので、英国軍用機は 全く逆の配置になっています。 #right(){(212:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}**スエズ運河等の地中海方面の権益を失ったイギリスが、スペインの返還要求にもかかわらずジブラルタルを維持している理由は何でしょうか? 地元民(イギリス系)が返還に反対してるから。返還されて今までどおりカネ(基地、 補助金)が落ちなくなる可能性があるので基地雇用が主力のジブラルタルには返還は 死活問題。それになまじスペインは返還されるとアフリカにあるセウタやメリリャといった スペイン領を返せとモロッコに言われてしまうので結局現状維持が良いという双方の思惑が 一致して今に至る。 #right(){(313:292)} **スペインや韓国やスウェーデンまでイージスを保有している(する)のに何で、ロイヤルネイビーには未だにイージスが無いんですか? ホライゾン級という紆余曲折(色々共同開発しようとして試行錯誤を重ねた)して 最終的にはSAMPSONという別の多目標対処レーダー/指揮システムを採用したので。 イージスシステムは当初アメリカがあんまり売る気がなかったとか、高いとか色々あって 欧州諸国は自前の多目標対処システムを作ろうとしていたのです。 最近増えてきたのは日本の導入が皮切りになったこととMDの問題もあって アメリカが積極的に売る姿勢に転じたから。またレーダーの廉価版SPY-1Fが出来て 価格がより下がったことも挙げられるんでは。 #right(){(330:825)} ----
#CONTENTS ---- **イギリスにも米軍が駐留してるらしいですがなぜでしょうか? >かつては大英帝国として世界に君臨して、その後も戦争で負けたわけではないし、核武装国ですよね。 調べれば分かるんですが、英国に駐留している米軍はほとんどが航空戦力なんですよ。 米軍が英国に駐留を始めたのはWW2での欧州反抗の拠点とされたためなのですが、終戦後のソビエトとの 対立による冷戦構造の構築やNATOの結成と言った流れの中で再び対ソ連のための拠点として英国は利用されたわけです。 かつてNATOで描かれたシナリオの中では、英国はいわば「不沈空母」としての役割をになっていました。 ワルシャワ条約軍の侵攻が始まった場合、緒戦の一撃、その後の防空戦闘や対地支援で拘束されて 西独空軍や西独駐留米空軍は有効な反撃を行えない状態になると予想されます。 米軍の支援が到着し、NATO軍が反攻に転じた際にワルシャワ条約軍の後方を空爆して 支援を絶ち、敵OMGの突破衝力を和らげるのが英国駐留の米航空戦力の役目でした。 また、グリーンランド、アイスランド、イギリスの間の海域(いわゆるGIUKギャップ)の封鎖を 英海軍と共に行い、ソビエト海軍の潜水艦や空軍の戦略爆撃機を阻止するのも重大な役目でした。 #right(){(353:705)} **イギリスの核戦力はアメリカに組み込まれているという話をよく聞くんですが、 >イギリスのSLBNにアメリカの連絡将校みたいな人は乗っているんでしょうか? イギリスの戦略原潜に搭載されているトライデントIIミサイルは、正確には英国の所有物ではなく、 米国にある米と共同で管理しているミサイルプールから搭載します。ミサイルは米国がメンテナンスしています。 核弾頭は完全に英国製であり(設計には米の助けが入っているにしても)、英国まで戻った後、 クールポートで英海軍によって「借りた」トライデントに取り付けられます。 英原潜に米軍人が乗り込むルールはありませんし、コントロールしているわけでもありません。 しかし、弾道弾に対する早期警戒システムや衛星は米のものであり、協働して使用しているとはいうものの、 この点では米にコントロールされていると言えるかもしれません。 しかし、基本的にはブレア首相が先日英国の核戦力維持とそのためのミサイル改良について答弁したように、 英国は核ミサイル発射に際して他国の許可を得る必要はありません。 http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/politics/4805768.stm #right{(357:333)} **イギリスも、海兵隊は海軍と別系統になってるんですか? そりゃあロイヤルネービーとロイヤルマリーンがあるから別では。 元祖海兵隊はイギリス海兵隊です。 #right(){(10:468-469)} **イギリスが積極的にアフガンを攻める意味ってあるの? ええと、英国とアメリカの軍事協同関係は大変強く、英国はアメリカにとって 欧州における信頼できる盟友です。B-2の基地も置けば、極秘作戦も行う。 ステルス機の初期の実験は英国で行われたともいいます。 英国はアメリカから軍事技術の最優先供与を受け、核弾頭からJSFまで 幅広く利益を受けています。その裏には、文化的、歴史的に、英国は 欧州よりアメリカにはるかに大きな親近感を持っているという事実があります。 第二次大戦での共同作戦も、それをまた一つ深めたわけです。 #right(){(11:system)} **イギリスは軽空母しか無くそれゆえVTOL機が必要ということなんでしょうか? >VTOLの必要(運用)理由となぜ軽空母しか持たなくなったのか教えてください 正規空母は建造にも維持にも莫大な費用と資材と後方支援が必要です。 そして現在それを全て満たせるだけの国力を持つのはアメリカだけです。 (仏、ブラジルも一応正規空母を保有しますが、かなりの無理をしており、 「空母を保有してる」というポーズを取るためにあるようなものです) イギリスが正規空母配備をやめVTOL空母を保有した理由も、予算が無かったからです。 労働党政権が軍備削減を行い、最後の正規空母アーク・ロイヤルが退役した後、 イギリス海軍は洋上における艦隊防空に深刻な危機感を抱きました。しかし空母はもてない。 そこで、当初ヘリ搭載指揮巡洋艦として計画されたインヴィンシブル級に そのころ開発されたハリヤーを組み合わせ、スキージャンプを装備した VTOL空母というものをでっちあげたのです。 そのため建造当初は「イギリスがまた珍妙な艦をつくってるよ」といった評価でした。 しかしご存じの通りフォークランドにおいてハリヤーは大活躍、世界の中規模海軍は こぞってVTOL空母の建造とハリヤーの配備に走ったのです。 あぁ、一応インヴィンシブルの前にハーミーズもありましたね。 #right(){(15:153)} **イギリス陸軍をロイヤル・アーミーとは呼ばない、と聞きました。ではなんと呼ぶのでしょうか? オフィシャルページに従うなら「The British Army」のようです。 http://www.army.mod.uk/ #right(){(19:523)} >また何故呼ばないのでしょうか? 女王陛下の所有物ではないから。 #right(){(19:530)} **IRAはどういう組織や国から資金援助とかを受けていたのですか? アイルランドは肥沃な北部をイングランドの支援されたプロテスタント改宗貴族の王国がU.Kに残留したので、 飢饉の絶えない貧しい国であり、大挙して新天地アメリカへ移民しました。 本国600万に対し3000万のアイルランド系移民が暮らしているそうです、 彼らが資金やアーマライト銃などカンパや手配の多きな協力をしたそうです。 ただしイングランド系をふくむWASPのほうが連邦への影響があります。 また世界のテロ組織・反英国家とも協力関係にあります #right(){(23:ヘルウイング@漫喫 ◆lUdgC.GY)} **英国は日本と同じで四方を海に囲まれた海洋国家ですが、シーレーンはどの様に守っているんですか? シーレーン防衛は・・・ 冷戦華やかなりし頃は,米軍と共同でGIUK(グリーンランド・アイスランド・イギリス)ギャップ を防衛するというのが基本方針だったはず。 #right(){(24:373)} **ペリッシャークラスとは、何ですか? イギリス海軍において、潜水艦の副長が艦長になる資格を得るための研修です。 『研修』と書きましたが、実際にはフリゲート艦を使った襲撃訓練などかなりハードな内容で、 世界で最も過酷なトレーニング・コースのうちの1つだそうです。 詳しくは、トム・クランシー『原潜解剖』をお読みください #right(){(25:577)} **イギリス海軍って規模のわりに揚陸艦が多いと思うんですがなにか特定の使い道を考えてるんでしょうか? 英海軍に揚陸艦艇が多いのは、世界中に旧植民地よび海外領土があるため、 他国へ展開することが多いという国情を反映しているためです。 ちなみにこれはフランスも同じです。 まがりなりにもブルーウォーターネイビーですから。 #right(){(31:バッチ3)} **イギリスの核使用を決める権限は誰にあるのでしょうか? イギリスには戦時内閣法という法律があって、戦時には「戦時内閣」(War Cabinet)が 発足しますので、そこで決定されると思います。 #right(){(37:260)} **イギリス貴族は貴族の義務があって戦争でたくさん死ぬそうなのですが大丈夫なのですか? 大丈夫じゃありません。 WW1ではイギリス貴族男性の20%が戦死したと言われています。 大英帝国がそのエネルギーを失ったのはこのせいである、とする意見もあるくらいです。 #right(){(37:898)} **イギリス陸軍の砂漠のねずみといわれる、精鋭部隊について 第7機甲旅団は、WW2の頃は第7機甲師団の所属しておりました。 砂漠戦での活躍で、師団のニックネームが「砂漠のネズミ」でしたが、 陸軍の規模縮小で、第7機甲師団は戦後解隊されました。 その後、旅団の方は紆余曲折がありましたが、現在は第1機甲師団の所属となっています。 #right(){(61:AIKI)} **英国の王室って軍に入るのは義務なんでしょうか? >ヘンリー王子が特別扱いに反発、アフガン前線志願と英紙にありましたが 王室の慣習として、王子・王女は軍隊に入ることになっているらしいわね。 他はよく知らないのだけど、戦前の日本の皇室も、男子皇族が軍隊に入っていたわね。 「高貴な身分に生まれた物は、その幸運に見合うだけの責務を果たさねばならない」 というイギリス伝統の思考のおかげで、 戦争が起きると、イギリス貴族は子弟がすごい勢いで死ぬんだよね… 第一次大戦では、イギリスの一般将兵の死亡率が8~9%にたいして、 貴族出身の将校の死亡率は19%だったとか。 「貴族だから司令部でふんぞり返る」ではなく、 「貴族だから前戦でギリギリまでがんばる」なんですよね、この人たち… >イギリスって戦車ドライバーの王女いなかった? それ、アン王女(エリザベス2世の長女) #right(){(261:793-797)} **ブリテン島には、スコットランド、イングランド、ウェールズと言う三つの勢力がありましたが、イングランドがブリテン島の覇権を握ることができたのは何故でしょうか? そもそも、イングランドは土地も広く、他地域より温暖で農作物も育ちやすく、 ヨーロッパに近い港を持っていて、輸出入の上でも有利な位置にありました。 さらに、デーン人の侵入に対抗するため、比較的早い段階でイングランドは統一されています。 それに引き換え、ウェールズは小国家の乱立状態が長く続いていましたし、 スコットランドも統一をイングランドに妨害されることが多く、また、土地的にも不利でした。 そもそも最初の条件からしてイングランドに圧倒的に有利なのです。 #right(){(戦争板初質スレ1:426)} **英連邦諸国の海軍って、何年か一度に合同演習やってませんか? 時々やってる 最近もシンガポールのトゥアス海軍基地で 加盟国のシンガポール、マレーシア、英国、オーストラリア、ニュージーランドが 艦船三十四隻、航空機八十九機、さらに五千人の兵力を投入した 英連邦五カ国条約の合同演習が行われていた #right(){(332:名無し上級大将 ◆80fYLf0UTM)} **スキージャンプしかない英国がF-4使ってたわけは? 英国のF-4は当時カタパルト発進だったよ 独自仕様で大変な開発費用/時間、手間がかかったけど イギリスは空母アークロイヤル退役後、F4は空軍に移管されてますね。 英軍のファントムはロールスロイス・スペイターボファンエンジンに換装したが、 J79より直径の大きなエンジンだったため、フレームいじらにゃならんし 抵抗が増えてかえって性能が落ちたりと散々だったらしい。 ついでに調べたソースによると、 最高速度、高度は落ちたものの、航続距離(+10%)、離陸性能、初期上昇力などは向上したそうです。 #right(){(311:169-176)} **イギリスはフォークランド諸島では紛争に発展しましたが、香港についてはどうして中国と紛争にならなかったんでしょうか? 香港については租借期限が来たので、中国へ返還しました。 重要な違いは、租借地で、返還期限があったということです。 香港島はイギリス領土でした。しかし、九龍半島は租借地でした。 期限には中国へ返還せざるを得ませんでした。九龍抜きの香港島だけで、活動はできません。 香港島を含んでの、中国返還をせざるを得ませんでした。 #right(){(638:霞ヶ浦の住人 ◆iQXTBGahk.)} 香港島だけでなくクーロン半島にも永久割譲の領土があったが、租借地の返還時に 延長を望んだイギリスに対して、中国側が拒否、さらに永久割譲分の領土まで、返還を 要求し、入れられない場合、水の供給停止や武力行使をも辞さないと宣言されたから。 アルゼンチンと孤島を争ったフォークランドと違い、香港は、中国側と接してるので、 守ることが不可能なので結果的にイギリスが折れた話。 香港返還 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%99%E6%B8%AF%E8%BF%94%E9%82%84 #right(){(638:997)} **イギリス海軍ですが、世界三大海軍と呼ばれていた割りには、正面装備、後方支援装備の何れも、質が低いし、量が少ないようですが何故でしょうか? 英海軍・仏海軍単独で動くつもりがそもそもない。 動くときはNATOまたはEUとして動く。 英海軍単独で動かなきゃいけない(北大西洋条約の適用範囲外)フォークランド諸島については、 暫くの間はアルゼンチンがなんか仕掛けてくることはないという考え。 #right(){(戦争板初質スレ4:326)} **悪名高いロイヤル・ネイビーの強制徴募は、いつ頃まで行なわれていたのですか? 一応、1795年に各地方政府に対し、一定の報奨金と引換に強制的に割当をして、 水兵を事実上徴兵する法律(Quota Act、1795)を施行して、強制徴募を表面上 打ち切っています。 但し、寄港地からの脱走に伴う要員補充の為、強制徴募は行われていました。 1852年に継続勤務制度(Continuous Service)を導入して、水兵の熟練度に応じて 階級を与え、給与を増額する勧告が行われ、更に10年継続勤務で年金を与えること、 年金受領者は戦時には軍役の義務を課すことが勧告されました。 以後、強制徴募は影を潜めるようになっていきます。 #right(){(287:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **イギリスが東郷平八郎の海軍兵学校入りを拒否したのはなぜ? 通説どおりに「年齢制限」で良いんじゃないの?。 フィッシャー提督は1841年生まれでクリミア戦争1852~56)に士官候補生として参加し てるんだから、23歳なら将校任官していてしかるべき年って事になる。 ダートマスが出来てからは変ってるんだろうけど、23歳のオカ者に初歩教育をしろって のもねぇ。貴族の子弟じゃない限りフィッシャー提督のようなコースが普通な訳だし。 #right(){(281:72)} **イギリスはなぜイージス艦を保有しなかったんでしょうか? イギリスは自国でイージス相当の防空艦を整備しようとしているからです。 1990年代初めから、英仏伊の三ヶ国では「ホライズン計画」と呼ばれた 防空システム艦の開発を共同で行っていました。 その後、要求仕様の違いから英国はホライズン計画から撤退しましたが、 SAMミサイルシステムはホライズン計画で開発されたPAAMSを採用することに なっています。 なお、仏伊の二ヶ国はホライズン計画を進めており、仏では近く一番艦が完成の予定。 #right(){(281:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **HMSってなんの略ですか?英国海軍に固有の呼び方らしいのですが。 Her(国王が男性の時はHis)Majesty's Shipの略。 直訳すれば女王陛下の艦船。 #right(){(280:573)} **植民地時代の香港における軍・警察はどのようなものだったのでしょうか? >ジャッキー・チェン主演の香港映画「プロジェクトA」では、沿岸警備隊・警察・イギリス海軍が出てきましたが あの映画の設定年代がどの時代かにも依りますが、香港での治安維持は、 陸上は陸軍(グルカ歩兵大隊が配備され、対外的な防衛を行なう)と警察 (香港の治安維持を主に行なう)で構成されています。 また、海上警備は、駐留英海軍(対外的な防衛を行なう)の他、水上警察と 税関(海関)(香港の治安維持と船舶取締)が担っていました。 従いまして、沿岸警備隊というのは存在しません。 また、治安に関する要職に就いているのは、主に英国人で、中国人はその 補佐程度にしか成っていなかったと記憶しています。 (まぁ、あれは映画ですから…多少の嘘は仕方ない面もあるでしょう) #right(){(109:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **イギリス国王の親衛隊Scots Guardsって? Guardsっていうのは英国の近衛歩兵連隊。 イギリスの近衛歩兵連隊は、全部で五つの連隊があって、Scotsはその中の一つ、 スコットランド人連隊ってこと。 バッキンガム宮殿の衛兵なんかの儀仗任務もこなしてますよね。 昔、Scots Guardsの軍楽隊の日本公演に行ったなぁ。 東京体育館だったかな?ずいぶん空いてた記憶が。 #right(){(320:666,670)} **イギリス連邦ですが、もしマレーシアやソロモン諸島が他国に侵略されたら、イギリスは軽空母を引き連れてくるのでしょうか? The Commonwealth Nationsは単なる政治的な国家連合であって、軍事同盟ではありません。 従って、MalaysiaやSolomon Islandsが他国に侵略されたとしても、英連邦が挙って軍を出すことは ありません。 Malaysiaに関しては、Australiaと二国間協定を結んでいます。 これに伴い、MalaysiaにはAustraliaの陸空軍が駐留していますから、万一、他国からの侵攻を受けた としても、先ずはAustraliaが対処します。 次いで、米国になるでしょう。 Solomon Islandsについては、Australiaが防衛の責務を負いますし、部分的にPapua New Guinea軍も 防衛に携わります。 他国からの侵攻を受けた場合は、この両国で先ず対処することになるでしょうね。 #right(){(267:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **現在のイギリス陸軍の師団編制について教えてください。 古い資料で恐縮ですが、陸軍部隊なら、  1個地上軍集団司令部  3個師団司令部  1個支援軍集団(駐独) 主力部隊としては、  第1装甲師団                    第3機械化師団   +司令部(ヘルフォート)              +司令部(ブルフォード)   +第4装甲旅団(オスナブリュック)        +第1機械化旅団(カタリック)   +第7装甲旅団(ベルゲン)             +第12機械化旅団(オウルダーショット)   +第20装甲旅団(パデルホルン)         +第19機械化旅団(コウルチェスター)   ※機械化師団が、NATO即時対応部隊の任務に就く場合は、ARIETE装甲旅団(伊)が追加  第2師団(ハンバー川以北の英国本土を統括)   第4師団(首都圏、イングランド南東部を統括)   +司令部(エディンバラ)                  +司令部(オールダーショット)   +第15旅団(ヨーク)                     +第2旅団(ショーンクリフ)   +第51ハイランド旅団(パース)              +第49旅団(チルウェル)   +第52ロウランド旅団(エディンバラ)           +第145旅団(オウルダーショット)  第5師団(イングランド西部、中部、北西部、ウェールズを統括)  第16空中襲撃旅団本部(コウルチェスター)   +司令部(ソールズベリ)                           +第1~第3パラシュート大隊本部   +第42旅団(プレストン)                            +第1ロイヤル・アイルランド連隊     +第43旅団(エクセター)   +第143旅団(ソールズベリ)   +第16旅団(ブレコン)  ※空中襲撃部隊には、他にパスファインダー小隊、第7騎馬砲兵連隊、第23工兵連隊、第3、第4攻撃ヘリコプター連隊、    第13空中襲撃支援連隊、第216通信大隊、第156王立憲兵隊を含む。  北アイルランド軍集団   +司令部(リズバーン)   +第3旅団(ポータダウン)   +第8旅団(ロンドンデリー)   +第39旅団(ベルファスト)   +第107アルスター旅団(リズバーン) 加えて、1個防空旅団があります。 #right(){(250:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **戦闘機のマークは日の丸みたいに国旗からだと思いますが、英軍機のあの丸いマークはどこからきたの? 1914年の第一次大戦勃発時には胴体と主翼に大きなUnion jackを書いていました。 1914年から1915年にかけて、そんな手間なん書いてられるかヽ(*`Д´)ノゴルァ(意訳) と言うことで、海軍機では1915年3月16日から、方向舵にのみ白地にUnion jackを描き、 主翼には赤白の丸(ラウンデル)を書きました。 しかし、海軍と陸軍(まだ空軍は出来ていません)の機体で異なる国籍表示は如何な ものか、と言うことになり、1912年7月26日に採用していたフランスの国籍表示と同様に、 1916年初頭より、英国軍用機は、胴体と主翼に白縁付の外側から青、白、赤の丸(ラウン デル)を、方向舵に胴体側から赤白青の縦三色を描くことになりました。 ちなみに、フランスは、胴体と主翼には外側から赤、白、青の丸(ラウンデル)を採用し、 方向舵に胴体側から青白赤の縦三色を描くことになっていましたので、英国軍用機は 全く逆の配置になっています。 #right(){(212:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}**スエズ運河等の地中海方面の権益を失ったイギリスが、スペインの返還要求にもかかわらずジブラルタルを維持している理由は何でしょうか? 地元民(イギリス系)が返還に反対してるから。返還されて今までどおりカネ(基地、 補助金)が落ちなくなる可能性があるので基地雇用が主力のジブラルタルには返還は 死活問題。それになまじスペインは返還されるとアフリカにあるセウタやメリリャといった スペイン領を返せとモロッコに言われてしまうので結局現状維持が良いという双方の思惑が 一致して今に至る。 #right(){(313:292)} **スペインや韓国やスウェーデンまでイージスを保有している(する)のに何で、ロイヤルネイビーには未だにイージスが無いんですか? ホライゾン級という紆余曲折(色々共同開発しようとして試行錯誤を重ねた)して 最終的にはSAMPSONという別の多目標対処レーダー/指揮システムを採用したので。 イージスシステムは当初アメリカがあんまり売る気がなかったとか、高いとか色々あって 欧州諸国は自前の多目標対処システムを作ろうとしていたのです。 最近増えてきたのは日本の導入が皮切りになったこととMDの問題もあって アメリカが積極的に売る姿勢に転じたから。またレーダーの廉価版SPY-1Fが出来て 価格がより下がったことも挙げられるんでは。 #right(){(330:825)} **イギリスの旧植民地で、謝罪と賠償を求める人たちにイギリスは応えているんですか? 独立時にきっちり精算済みというのが欧米諸国の主張。 #right(){(俺初質スレ2049:216)} ----

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