「各種車両2」(2012/10/01 (月) 00:25:48) の最新版変更点
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**自衛隊で使われている輸送トラック等も、富士重工の物ですか?
いすゞのフォワードとか市販車ベースのもあるよ。
普通の版売店が納車してるから、特殊エンジンじゃ無いと思う。
#right(){(47:バーナー保守員 ◆UpHosyuUiU)}
**IFVとAPCの違いがいまいち分かりません。
IFV(Infantry Fighting Vehicle)歩兵戦闘車
APC(Armored Personnel Carrier)装甲兵員輸送車
本来の単語の意味からすれば差は無いだろね。
もし90式スレのことを言ってるなら、IFVは装軌装甲車で、
APCは装輪装甲車のことを言っていると理解するといい。
装軌のAPCもあるんだけどね。M113とかさ。
装軌と装輪の差は大きいよ。搭載可能な火砲とか装甲の差とかね。
#right(){(50:594)}
IFVとAPCだけれども、歩兵戦闘車と装甲輸送車とい類別は正しいからいいよ。
でも、装軌装甲車がIFVで、装輪装甲車がAPCというのは、それは違うぞ?
IFVとAPCは、機能の違いで、装軌式装甲車と装輪式装甲車は、機動方式の違いであって、両者は等号結ばれるわけじゃないよね。
というか、装軌式のAPCはM113をはじめとしていくらでもあるし、装輪式のIFVもチェンタウロのIFV版とか
モワグのLAVとか欧州協同で今開発している奴とか、いくらでもある。
#right(){(50:名無し土方 ◆cDIj6u5gc.)}
**クリスティー式懸架装置について詳しく教えて下さい。
よく戦車の転輪に駆動装置、走行装置をつけ、キャタピラを外せば、そのままタイヤ式の装甲車になる物とか解説されてます。
実際は、コイルスプリングを車体内に内蔵し、邪魔なスプリングが無いおかげでサスペンションのストロークを大きくし、
不整地の走破性能を増したものとして、戦前のアメリカの特許を取っています。
車内にスプリングの箱が置かれて邪魔なことと、コイルスプリングの懸架性能の問題から、戦中にはトーションバーの方が有効とされています。
#right(){(50:651)}
**M2ブラッドレーの後部装甲はそのまま倒れてハッチとなりますがどんな時に使ってるんでしょう?
言いたい事がわかんないけど、車体の後部のこと?
それなら予想の通り、あそこから歩兵が出入りするんですよ。ちなみに6名の歩兵が
収容できる能力があります。ガッパリと。扉ごと開きますよ。展開時にそっちの方が効率的でしょ?
#right(){(51:855)}
**映画、ブラックホークダウンを見て思ったんですがハンヴィの窓ガラスに銃弾が被弾したときに、ヒビが入りましたが防弾じゃないんですか?
拳銃弾でも、当たれば貫通はされなくともヒビが入ることはよくあります。
ライフル弾になると、止められる防弾ガラスは限られてきます。
#right(){(53:124)}
**アメリカのジープがフロントウインドウを倒すのは何のためなんですか?
アメリカ陸軍では「ジープは馬と同じに扱え」てな感じの伝統があって、
雨雪が降っても、幌やウィンドウは立てないのだそうだ。
それに気付いたドイツ軍が、首切りワイヤーを設置。
それに対してアメリカ軍はウィンドウを立てるのではなく、ジープ前面にワイヤカッターを付けるようになった。
これは戦後のケネディージープでも標準装備になっている。
#right(){(54:593)}
**一式半装軌装甲兵車の総生産数を教えてください。
正確な生産数は判りかねますが、少なくとも敗戦時には100両の同車が、
相模原補給廠の倉庫に眠っていたそうですから、それ以上の生産はあった
可能性はあります。
ちなみに、17年度は8両、20年度生産予定は60両だったようです。
このうち数両が都庁に引き渡され、ゴミ回収などに数年間使われていたようです。
#right(){(55:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**M8グレイハウンドについての質問です。
>乗員配置についてですが、操縦手、装填手、車長兼砲手、無線手の4名で合っているでしょうか?操縦はハンドル式でしょうか
車体前部に操縦手、車体銃手、砲塔に車長と砲手です。
#right(){(55:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
ハンドル式
#right(){(55:650)}
**エレファントについてなんですがエンジンで発電、モーター稼動って何のメリットがあったのですか?
一般的には突撃砲に区分されると思います。
電気による駆動系は、機械の駆動系に対してメンテナンス/操縦を容易
にしようとした物です。巨大な質量の戦車/自走砲の足回りを確実に支
えるだけの工作精度・材料・品質等が揃って居なかった当時、クラッチや
ギアボックスはある意味「消耗品」と言って良いほど、「使えば壊れる物」
でした。ポルシェ博士は駆動系を電気に置き換える事で操縦が容易で
メンテも楽な重戦車/重自走砲が出来ると考えたものと思われます。
ただ現実には発電機、モーターの廃熱処理などで苦労して、旧来の機械
駆動に比して格別優れた結果は残せていません。エンジニアリングとして
の着眼点は間違っておらず、それを実現するだけの技術がまだ無かった
と言い換える事も出来るかと。
#right(){(55:313)}
**エレファントって機甲科じゃなくて砲兵科の所属だったんですか?
フェルディナントは機甲科所属です。
フェルディナントが配備された第653重戦車駆逐大隊は第197突撃砲大隊が
母体になっています。
第197突撃砲大隊は1942年12月23日付でユターボクでフェルディナントに改変するよう
命令を受け取りましたが、生産の遅れから編成は4月までずれ込みました。
この間、43年4月1日付で大隊の人員は全員機甲科に転属扱いになりました。
#right(){(55:327)}
**バイクという物は、いったい何時ぐらいから戦争で使われていたんでしょうか?
軍用バイクをもっとも早く軍用に供したのは帝政ドイツ陸軍で1904年のことです。
その年に皇帝ヴィルヘルムⅡ世が行った特別大演習にNSU製の375cc3.5馬力の単車が
11台使用されました。その後輸送部隊実験大隊に配備され、伝令や連絡用に使用されました。
面白いことに実戦に最初に参加したバイクはイタリア陸軍のもので、1911年のリビア戦争に
投入されました。こちらも将校の連絡用でフラレというメーカーの500ccだそうです。
WW1ではドイツ・イギリス・イタリア・フランス・ロシアなど多くの国が少数ながら
軍用バイクを戦争に使用しています。
#right(){(56:名無し軍曹)}
捕捉ですが…。
大正5年には日本陸軍に於いても試用が始まっています。
日本ではトライアンフ、ドグラスなどの英国製がまず輸入され、後にハーレー、
インディアンと言った米国製が輸入されました。
その後、三共精機(三共製薬の子会社)だったかで、ハーレーのライセンス
生産を始め、後にくろがねが引き継いで陸王という国産車を開発しました。
日本のものなら、「日本のオートバイの歴史」という本が詳しくて分かり易いと思います。
ホームページはよく分かりませんが。
#right(){(56:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**大統領とかがのる公用車って防弾仕様だと思うんですがあれはメーカーから特注で作ってもらっているんですか
別の会社が車をそういう風に改造する
そうです。「防弾」などの技術は特殊ですので、専門のメーカーが
作らないと、満足なものは出来にくいわけです。
一般自動車メーカーは、(大量生産)の出来る車を基本に考えます。
特別な車、例えば、コンクリートミキサー車、現金輸送車、消防車、
タンクローリ、キャンピングカー、などは、それらの車に改造する、
別の会社が存在します。
これらの車両は、一般的には「特装車」と呼ばれています。
「特装車 製作」
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&inlang=ja&ie=Shift_JIS&q=%93%C1%91%95%8E%D4%81%40%90%BB%8D%EC&lr=
#right(){(57:軍事板☆6等兵)}
**よくドイツ戦車などで、ヤクト~~とかヤークト~~と呼ばれる機種がありますが、どういう意味ですか?
Jagd。
もともと「狩り」を意味する単語で、対戦車兵器である
駆逐戦車(Jagdpanzer)などに用いられています。
#right(){(58:255)}
**戦車があれば装甲車なんていらないと思うが
極論すると、戦車は装甲車を敵戦車から守るため、装甲車は兵員を
安全に目的地に配置して、拠点制圧の戦術目的を達成するために存在します。
つまり、要らないのは戦車の方です。戦車の乗員数では拠点を維持できません。
もちろん、実際には敵戦車や歩兵戦闘車の脅威がありますから、戦車も必要ですし、
逆に装甲車から下車した歩兵が、死角の多い戦車を守ることも必要ですが。
#right(){(58:628)}
**99式自走榴弾砲と203mm自走りゅう弾砲の次弾発射までの所要時間を教えてください
99式自走榴弾砲は、3分で18発以上となっていますので、10秒に1発以上でしょうか。
M110 203mm自走榴弾砲の発射速度は、短時間なら1分間に2発、持続
砲撃なら2分間に1発だそうです。
#right(){(60:264)}
**九四式軽装甲車は豆戦車的な使い方をされる事が多かったそうですが、本来の牽引車的な使い方をされた例はどれくらいあるんですか?
牽引車としての事例は余りなさそうです。
専用トレーラー「九四式四分ノ三瓲積被牽引車」の生産が少数生産に終わってます。
牽引車として使われている写真としては、デルタ出版の帝国陸海軍の
戦闘用車両に掲載されているのがありますね。
#right(){(61:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**三号突撃砲って対戦車用にあんなスタイルになったんですか?
後期型が長砲身になったのは対戦車戦闘に引っ張り出されるようになたから
本来の支援用なら短砲身の方がいい。
#right(){(61:648)}
大戦初期は特殊榴弾という名称で呼ばれ、ベトン(コンクリート)のトーチカ
攻撃用で戦車戦闘には使用が禁止されてました。いつ解除になったかは不明。
この砲弾は通常の野砲や歩兵砲用にも同じ弾種がありました。
戦史にはこの砲弾を使用したという正確な記述は少ないです。使用は確実ですが
榴弾という一括りで表現されてます。
三号突撃砲F型以降の長砲身は初速の速い徹甲弾を使用するためです。
#right(){(61:一等自営業 ◆JYO8gZHKO.)}
固定戦闘室は、被発見率・被弾率・コストを下げるためです。
後の駆逐戦車や自走砲では、そこに「大型砲」を搭載するためと言う理由が加わります。
三号突撃砲の場合、初期型に搭載された「24口径75mm砲」は、(後に三号戦車に搭載されましたから、)何も固定戦闘室
にしなくても搭載できるものでした。
そもそも、三号突撃砲は、敵の機関銃や火点など、倒すためのものです。
HEAT弾は「固定陣地(トーチカ)」破壊用に搭載していたものを、対戦車戦に転用しただけです。
四号戦車は同じ砲を搭載していましたが、そんな任務(固定陣地破壊)は考えてなかったから、T-34との戦闘で苦労
したようです。
当時は対戦車砲は40mm程度の砲が良いと考えられていました。 片手で装填できることが重要だったのです。
仮に装甲がもの凄く厚い敵が現れても、重砲の砲撃や空軍機の爆撃で簡単に倒せる(30年代のガソリンエンジンの戦車
は簡単に燃料漏れを起こして引火した)ので、40mm位の砲で良かったわけです。
蛇足ですが、初期の四号戦車も「24口径75mm砲」です。
こっちは三号戦車の手に余る敵重戦車が現れた場合も想定していたようですが、それでも「普通の徹甲弾」で戦い、ダメなら
空軍に助けてもらえばよいくらいに考えていたようです。
戦車をHEAT弾で倒すという発想自体、なかったのです。
#right(){(61:651)}
**BMP-1の低圧砲はテクニカルに載せて撃てるほど反動が少ないようですが、砲というより「でかい擲弾筒」とか「直射迫撃砲」みたいな認識でいいでしょうか?
あの低圧砲の原型は無反動砲だから。
初速が小さく、発射後はロケットブースターで補助するし。
迫撃砲や擲弾筒と違って後装式だから、グレネードランチャーだな。
#right(){(俺初質スレ710:871)}
**ゴム履帯式装甲車(当然、破断防止策をした上で)の有用性はいかがなもんなんでしょう?
>装軌と装輪のいいとこどりってわけにはいかないのでしょうか?
ゴム履帯といっても、実際には内部には鉄線が入っており、ここに負荷がかかるため、寿命が短いのが
ゴム履帯の欠点です。WIESELに使用されていたゴム製履帯は、3000kmほど走行すると、
突然切れてしまう形で寿命が来てしまうそうです。車体の片側を宙に浮かせるしか交換する手段はありません。
もちろん、被弾時、被雷時のダメージにも弱くなります。といって、駆動系は金属履帯と同じですから、
装輪のように路面速度が出せるわけではなく、軽量(多少)、静音はメリットですが、いいとこどりとは言えません。
このため、軽量の金属履帯と代替され、これにゴムパッドをはめて使う形になっています。
重量もゴム履帯よりわずかに重いだけです。ゴムパッド方式はレオパルトにも使用されており、
どちらかと言えば、この軽量化履帯+ゴムパッドがいいとこどりと言えるかも知れません。
ゴム製履帯が適しているのは、比較的軽量でパワーも低い、BV-206Sなどに限られるようです。
アルミ製履帯も開発されたことがありますが、使い物になるレベルにすると軽量鋼鉄履帯と
重さがあまり変わらず、急激な負荷がかかると保たないことがわかり、普及していません。
#right(){(686:system ◆systemVXQ2)}
**対空車両は自前のレーダーを備えたタイプのほうが多いですか?
対空車両には2種類あって、一つは車両に対空兵装と捜索/照準レーダーを
積んでる自己完結型の車両。レーダーを積んでなかったり照準用のレーダー
しか積んでない車両もあるけど。
これは護衛するべき部隊と一緒に行動して、主に短距離の防空を担う。
もう一つは、対空兵装を積んだ車両/捜索レーダーを積んだ車両/予備の弾薬を
積んだ車両/指揮通信システムを積んだ車両/各車両用の電源車や通信中継車
といった複数の車両で構成されるもの。これは特に「防空ミサイルシステム」と
総称されたりする。
これはある特定の地域そのものを防空するもので、頻繁には移動せずにある地域の
上空空域を広くカバーする。
その性格上対空兵装も中/長距離の射程を持つ。
前者の代表がドイツのゲパルト対空戦車やアメリカのアヴェンジャー。
後者の代表がかの有名なパトリオット(ペトリオット)。
#right(){(279:250)}
**陸上自衛隊戦闘車両でも、廃車になった車両からの「使い回し」があるのでしょうか?
あります。
正規では故障箇所を部品交換する場合は野整備部隊が補給部隊へ部品請求し送られてきた物
(もしくはストックとして持っていた物)を取り付けるようにします。
しかし、至急に動くようにしなければならない場合や部品の補給の目処が立たない場合は
応急の策として廃車等から部品取りするのは一般的です。
#right(){(283:ドカン・オオカミ ◆s6tJH5.VuA)}
**タンク・トランスポータはどのあたりまで戦車部隊と行動を伴にするのでしょうか?
第二次大戦時のM25は、そのトラクタの各リヤアクスルに17,100kgまでの荷重がかかり、
総重量69,750kgで終始運転され、正式に第5輪に掛かる積載量は27,000kgとなっていました。
当然、その重量に耐えうる道路でも路面が相当痛めつけていました。
但し、トレーラートラックについては、他の軍用車輌と同じく全輪駆動式ですから、不整地踏破
能力は十分にあります。
第二次大戦、その後の朝鮮戦争では、戦車部隊に随伴し、完全に戦闘が終わっていなくとも、
弾雨をかいくぐって故障戦車を引き上げる任務も行っており、戦車兵からは「鋼鉄の百足」とか、
「ディーゼル屋」とか言われていたそうです。
戦車整備兵も同様に随伴していたものと思われます。
但し、歩兵などと共に戦場に投入された訳ではなく、デポや修理工場を戦場から少し離れた
後方に作り、其処に配置された場合が多かったようです。
#right(){(123:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**イギリスかどこかで装甲が強化プラスチック製の装甲車をつくってると雑誌で見ました。
>強化プラスチックの装甲の性能はどんなもんなのでしょうか?
英国の研究機関であるQinetiQがDERAであった時代に作ったM113の
複合装甲版でしょう。
強化プラスティック(E-glass)ボディーを使用し、
軽量化と同時に耐弾性向上、静粛化、レーダー反射面積減少によって生残性を
高めることが目的でした。着脱可能な装甲板を付加すると、全周で14.5mmAPに耐え、
正面は30mmAPに耐えるなど、IFV並みの耐弾性を実証したようです。ただし
C-130での輸送時には付加装甲板を外すようですから、これはかなりの重量が
ありそうです。外した時の本体の耐弾性はM113と大差ないのかも知れません。
1800kmの使用テストでも車体本体には問題は出ず、これ自体は良い評価を
得ています。しかし、その後英国は統合装甲車両の開発、配備を考慮し始め
(FRES)もっと野心的でない方向に舵を取り、少なくともそのままの形での
開発は続行されなくなったはずです。
#right(){(131:system ◆systemVXQ2)}
**アメリカにも列車砲があったと聞いたのですが、どのような物だったのでしょう?
1917年の米国参戦後に米国海軍が開発に着手し、1918年4月25日に120日という短期間で
米国最大の鉄道車輌メーカーであるBaldwinが製造したもので、海軍用14in50口径砲を搭載
していました。
海路輸送され、欧州で組み立てられた後、1918年9月2日にフランスの戦線に投入され、終戦
までドイツを射撃していました(ちなみに、全部で782発発射した)。
その車輌編成は、
Consolidation機関車+炭水車+列車砲+弾薬車+弾薬車+兵員車+兵員車+兵員車+司令車+給食車+燃料車
+修繕車+砂/丸太運搬車+資材車+資材車(クレーン付)
と言う構成でした。
ちなみに、兵員は全て海軍の管轄だったりします。
実物は、Washington Navy Yardにあるそうです。
#right(){(251:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**カナダでWW2中に生産されていたCMPトラック、シボレー製キャブ13 3t 4x4 についてお聞きします
>このトラックはロングホイールベース型のC60Lと、ショートホイールベース型のC60Sがあるるのですが
>1.C60Sにスチール製カーゴボディの車輌はあったのでしょうか
>2.存在したのなら、C60Lスチール製カーゴボディ車輌との識別点はどこでしょうか
>3.C60Sスチール製カーゴボディ車輌の画像がどこかにないでしょうか
スチール製カーゴボディーを密閉式のバン型とそれに類するものと仮定して回答します。
(スチール製カーゴボディーっつと、ダンプトラックのホイストもそうやし)
1. C60Sには汎用ボディーの他、デリッククレーン、ダンプトラック、倉庫、無線応急作業車
の架装が為されています。
なお、車台はカナダ製でも、豪州製ボディーを架装したものには、救急車、化学防護車、
応急作業車、コンプレッサー搭載車、事務室架装、信号室架装、給水タンク車などが生産
されています。
倉庫というのは、汎用ボディーの両側に鋼製カウンタがあって、その下を倉庫としたもの
で、スチール製カーゴボディーではありません。
カナダ製のものなら、無線応急作業車がそれに当たるでしょう。
要は、NTTの電線工事用の車と同じようなボディーを持っています。
従って、1の質問は、スチール製カーゴボディとは言わないまでも、それに類するボディー
のものはありました。
2. 識別点として最大のものは軸距しか無いでしょう(Lが4,013mm、Sが3,404mm、蛇足ですが、Tは
2,921mm、Bは3,404mm。なお、Tは牽引車タイプ、Bはボフォース搭載対空自走砲)
基本形の部分はこの手のB車輌では全て共通部品ですから、外観上の識別点はありません。
ちなみに、全生産台数のうち、殆どはF60LもしくはC60Lのロング・ホイールベース車です。
3. 前述の如く、台数が少ないので、残っていませんね。
手持ち資料にはありますが、写真は不鮮明ですし…。
Lなら下にあるように見つけましたが…。
http://www.oldcmp.net/Petawawa.html
の下の方の写真
#right(){(207:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**AAV7のような水上運用できる車両って必要なんでしょうか?
>LCACのような揚陸艇の方が速くたくさん運べる気がしますが。
現在は水際防御で上陸阻止しようとした国がないが
その昔はドイツや日本みたいに海岸で米軍を迎え撃った
で、痛い目にあったんだよ装甲も武装も貧弱なLTVとか揚陸艇の装備で
それ以来アメリカは徹底した地ならししてから上陸するようになり
敵国は砲爆撃で消耗するのを避けて水際防御は放棄したんで
結果適にはAAVみたいのは過剰にみえるようになったと
#right(){(713:217)}
**WW2の時ソ連軍はカチューシャをトラックに載せて運用していたそうですが、なぜ大砲は載せなかったのでしょうか?
普通の大砲は、反動が大きいので、トラックベースだとそれに耐えきれず、実用的ではない
ロケットならば反動が小さいし、発射器も軽いので、トラックにも積める
まあ、トラックを使った自走砲も存在するけれど、射撃前に車体を固定したり、色々と手間がかかる
装軌式の自走砲なら、停車したらそのまま射撃に移行できる
#right(){(俺初質スレ711:283)}
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**自衛隊で使われている輸送トラック等も、富士重工の物ですか?
いすゞのフォワードとか市販車ベースのもあるよ。
普通の版売店が納車してるから、特殊エンジンじゃ無いと思う。
#right(){(47:バーナー保守員 ◆UpHosyuUiU)}
**IFVとAPCの違いがいまいち分かりません。
IFV(Infantry Fighting Vehicle)歩兵戦闘車
APC(Armored Personnel Carrier)装甲兵員輸送車
本来の単語の意味からすれば差は無いだろね。
もし90式スレのことを言ってるなら、IFVは装軌装甲車で、
APCは装輪装甲車のことを言っていると理解するといい。
装軌のAPCもあるんだけどね。M113とかさ。
装軌と装輪の差は大きいよ。搭載可能な火砲とか装甲の差とかね。
#right(){(50:594)}
IFVとAPCだけれども、歩兵戦闘車と装甲輸送車とい類別は正しいからいいよ。
でも、装軌装甲車がIFVで、装輪装甲車がAPCというのは、それは違うぞ?
IFVとAPCは、機能の違いで、装軌式装甲車と装輪式装甲車は、機動方式の違いであって、両者は等号結ばれるわけじゃないよね。
というか、装軌式のAPCはM113をはじめとしていくらでもあるし、装輪式のIFVもチェンタウロのIFV版とか
モワグのLAVとか欧州協同で今開発している奴とか、いくらでもある。
#right(){(50:名無し土方 ◆cDIj6u5gc.)}
**クリスティー式懸架装置について詳しく教えて下さい。
よく戦車の転輪に駆動装置、走行装置をつけ、キャタピラを外せば、そのままタイヤ式の装甲車になる物とか解説されてます。
実際は、コイルスプリングを車体内に内蔵し、邪魔なスプリングが無いおかげでサスペンションのストロークを大きくし、
不整地の走破性能を増したものとして、戦前のアメリカの特許を取っています。
車内にスプリングの箱が置かれて邪魔なことと、コイルスプリングの懸架性能の問題から、戦中にはトーションバーの方が有効とされています。
#right(){(50:651)}
**M2ブラッドレーの後部装甲はそのまま倒れてハッチとなりますがどんな時に使ってるんでしょう?
言いたい事がわかんないけど、車体の後部のこと?
それなら予想の通り、あそこから歩兵が出入りするんですよ。ちなみに6名の歩兵が
収容できる能力があります。ガッパリと。扉ごと開きますよ。展開時にそっちの方が効率的でしょ?
#right(){(51:855)}
**映画、ブラックホークダウンを見て思ったんですがハンヴィの窓ガラスに銃弾が被弾したときに、ヒビが入りましたが防弾じゃないんですか?
拳銃弾でも、当たれば貫通はされなくともヒビが入ることはよくあります。
ライフル弾になると、止められる防弾ガラスは限られてきます。
#right(){(53:124)}
**アメリカのジープがフロントウインドウを倒すのは何のためなんですか?
アメリカ陸軍では「ジープは馬と同じに扱え」てな感じの伝統があって、
雨雪が降っても、幌やウィンドウは立てないのだそうだ。
それに気付いたドイツ軍が、首切りワイヤーを設置。
それに対してアメリカ軍はウィンドウを立てるのではなく、ジープ前面にワイヤカッターを付けるようになった。
これは戦後のケネディージープでも標準装備になっている。
#right(){(54:593)}
**一式半装軌装甲兵車の総生産数を教えてください。
正確な生産数は判りかねますが、少なくとも敗戦時には100両の同車が、
相模原補給廠の倉庫に眠っていたそうですから、それ以上の生産はあった
可能性はあります。
ちなみに、17年度は8両、20年度生産予定は60両だったようです。
このうち数両が都庁に引き渡され、ゴミ回収などに数年間使われていたようです。
#right(){(55:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**M8グレイハウンドについての質問です。
>乗員配置についてですが、操縦手、装填手、車長兼砲手、無線手の4名で合っているでしょうか?操縦はハンドル式でしょうか
車体前部に操縦手、車体銃手、砲塔に車長と砲手です。
#right(){(55:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
ハンドル式
#right(){(55:650)}
**エレファントについてなんですがエンジンで発電、モーター稼動って何のメリットがあったのですか?
一般的には突撃砲に区分されると思います。
電気による駆動系は、機械の駆動系に対してメンテナンス/操縦を容易
にしようとした物です。巨大な質量の戦車/自走砲の足回りを確実に支
えるだけの工作精度・材料・品質等が揃って居なかった当時、クラッチや
ギアボックスはある意味「消耗品」と言って良いほど、「使えば壊れる物」
でした。ポルシェ博士は駆動系を電気に置き換える事で操縦が容易で
メンテも楽な重戦車/重自走砲が出来ると考えたものと思われます。
ただ現実には発電機、モーターの廃熱処理などで苦労して、旧来の機械
駆動に比して格別優れた結果は残せていません。エンジニアリングとして
の着眼点は間違っておらず、それを実現するだけの技術がまだ無かった
と言い換える事も出来るかと。
#right(){(55:313)}
**エレファントって機甲科じゃなくて砲兵科の所属だったんですか?
フェルディナントは機甲科所属です。
フェルディナントが配備された第653重戦車駆逐大隊は第197突撃砲大隊が
母体になっています。
第197突撃砲大隊は1942年12月23日付でユターボクでフェルディナントに改変するよう
命令を受け取りましたが、生産の遅れから編成は4月までずれ込みました。
この間、43年4月1日付で大隊の人員は全員機甲科に転属扱いになりました。
#right(){(55:327)}
**バイクという物は、いったい何時ぐらいから戦争で使われていたんでしょうか?
軍用バイクをもっとも早く軍用に供したのは帝政ドイツ陸軍で1904年のことです。
その年に皇帝ヴィルヘルムⅡ世が行った特別大演習にNSU製の375cc3.5馬力の単車が
11台使用されました。その後輸送部隊実験大隊に配備され、伝令や連絡用に使用されました。
面白いことに実戦に最初に参加したバイクはイタリア陸軍のもので、1911年のリビア戦争に
投入されました。こちらも将校の連絡用でフラレというメーカーの500ccだそうです。
WW1ではドイツ・イギリス・イタリア・フランス・ロシアなど多くの国が少数ながら
軍用バイクを戦争に使用しています。
#right(){(56:名無し軍曹)}
捕捉ですが…。
大正5年には日本陸軍に於いても試用が始まっています。
日本ではトライアンフ、ドグラスなどの英国製がまず輸入され、後にハーレー、
インディアンと言った米国製が輸入されました。
その後、三共精機(三共製薬の子会社)だったかで、ハーレーのライセンス
生産を始め、後にくろがねが引き継いで陸王という国産車を開発しました。
日本のものなら、「日本のオートバイの歴史」という本が詳しくて分かり易いと思います。
ホームページはよく分かりませんが。
#right(){(56:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**大統領とかがのる公用車って防弾仕様だと思うんですがあれはメーカーから特注で作ってもらっているんですか
別の会社が車をそういう風に改造する
そうです。「防弾」などの技術は特殊ですので、専門のメーカーが
作らないと、満足なものは出来にくいわけです。
一般自動車メーカーは、(大量生産)の出来る車を基本に考えます。
特別な車、例えば、コンクリートミキサー車、現金輸送車、消防車、
タンクローリ、キャンピングカー、などは、それらの車に改造する、
別の会社が存在します。
これらの車両は、一般的には「特装車」と呼ばれています。
「特装車 製作」
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&inlang=ja&ie=Shift_JIS&q=%93%C1%91%95%8E%D4%81%40%90%BB%8D%EC&lr=
#right(){(57:軍事板☆6等兵)}
**よくドイツ戦車などで、ヤクト~~とかヤークト~~と呼ばれる機種がありますが、どういう意味ですか?
Jagd。
もともと「狩り」を意味する単語で、対戦車兵器である
駆逐戦車(Jagdpanzer)などに用いられています。
#right(){(58:255)}
**戦車があれば装甲車なんていらないと思うが
極論すると、戦車は装甲車を敵戦車から守るため、装甲車は兵員を
安全に目的地に配置して、拠点制圧の戦術目的を達成するために存在します。
つまり、要らないのは戦車の方です。戦車の乗員数では拠点を維持できません。
もちろん、実際には敵戦車や歩兵戦闘車の脅威がありますから、戦車も必要ですし、
逆に装甲車から下車した歩兵が、死角の多い戦車を守ることも必要ですが。
#right(){(58:628)}
**99式自走榴弾砲と203mm自走りゅう弾砲の次弾発射までの所要時間を教えてください
99式自走榴弾砲は、3分で18発以上となっていますので、10秒に1発以上でしょうか。
M110 203mm自走榴弾砲の発射速度は、短時間なら1分間に2発、持続
砲撃なら2分間に1発だそうです。
#right(){(60:264)}
**九四式軽装甲車は豆戦車的な使い方をされる事が多かったそうですが、本来の牽引車的な使い方をされた例はどれくらいあるんですか?
牽引車としての事例は余りなさそうです。
専用トレーラー「九四式四分ノ三瓲積被牽引車」の生産が少数生産に終わってます。
牽引車として使われている写真としては、デルタ出版の帝国陸海軍の
戦闘用車両に掲載されているのがありますね。
#right(){(61:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**三号突撃砲って対戦車用にあんなスタイルになったんですか?
後期型が長砲身になったのは対戦車戦闘に引っ張り出されるようになたから
本来の支援用なら短砲身の方がいい。
#right(){(61:648)}
大戦初期は特殊榴弾という名称で呼ばれ、ベトン(コンクリート)のトーチカ
攻撃用で戦車戦闘には使用が禁止されてました。いつ解除になったかは不明。
この砲弾は通常の野砲や歩兵砲用にも同じ弾種がありました。
戦史にはこの砲弾を使用したという正確な記述は少ないです。使用は確実ですが
榴弾という一括りで表現されてます。
三号突撃砲F型以降の長砲身は初速の速い徹甲弾を使用するためです。
#right(){(61:一等自営業 ◆JYO8gZHKO.)}
固定戦闘室は、被発見率・被弾率・コストを下げるためです。
後の駆逐戦車や自走砲では、そこに「大型砲」を搭載するためと言う理由が加わります。
三号突撃砲の場合、初期型に搭載された「24口径75mm砲」は、(後に三号戦車に搭載されましたから、)何も固定戦闘室
にしなくても搭載できるものでした。
そもそも、三号突撃砲は、敵の機関銃や火点など、倒すためのものです。
HEAT弾は「固定陣地(トーチカ)」破壊用に搭載していたものを、対戦車戦に転用しただけです。
四号戦車は同じ砲を搭載していましたが、そんな任務(固定陣地破壊)は考えてなかったから、T-34との戦闘で苦労
したようです。
当時は対戦車砲は40mm程度の砲が良いと考えられていました。 片手で装填できることが重要だったのです。
仮に装甲がもの凄く厚い敵が現れても、重砲の砲撃や空軍機の爆撃で簡単に倒せる(30年代のガソリンエンジンの戦車
は簡単に燃料漏れを起こして引火した)ので、40mm位の砲で良かったわけです。
蛇足ですが、初期の四号戦車も「24口径75mm砲」です。
こっちは三号戦車の手に余る敵重戦車が現れた場合も想定していたようですが、それでも「普通の徹甲弾」で戦い、ダメなら
空軍に助けてもらえばよいくらいに考えていたようです。
戦車をHEAT弾で倒すという発想自体、なかったのです。
#right(){(61:651)}
**現在ICVのガンポートは塞いでる傾向だそうですが何故なんでしょうか?
ガンポートはあっても兵士が弾を無駄使いするだけで
全く役に立たないそうです>米軍の見解
#right(){(62:624)}
**BMP-1の低圧砲はテクニカルに載せて撃てるほど反動が少ないようですが、砲というより「でかい擲弾筒」とか「直射迫撃砲」みたいな認識でいいでしょうか?
あの低圧砲の原型は無反動砲だから。
初速が小さく、発射後はロケットブースターで補助するし。
迫撃砲や擲弾筒と違って後装式だから、グレネードランチャーだな。
#right(){(俺初質スレ710:871)}
**ゴム履帯式装甲車(当然、破断防止策をした上で)の有用性はいかがなもんなんでしょう?
>装軌と装輪のいいとこどりってわけにはいかないのでしょうか?
ゴム履帯といっても、実際には内部には鉄線が入っており、ここに負荷がかかるため、寿命が短いのが
ゴム履帯の欠点です。WIESELに使用されていたゴム製履帯は、3000kmほど走行すると、
突然切れてしまう形で寿命が来てしまうそうです。車体の片側を宙に浮かせるしか交換する手段はありません。
もちろん、被弾時、被雷時のダメージにも弱くなります。といって、駆動系は金属履帯と同じですから、
装輪のように路面速度が出せるわけではなく、軽量(多少)、静音はメリットですが、いいとこどりとは言えません。
このため、軽量の金属履帯と代替され、これにゴムパッドをはめて使う形になっています。
重量もゴム履帯よりわずかに重いだけです。ゴムパッド方式はレオパルトにも使用されており、
どちらかと言えば、この軽量化履帯+ゴムパッドがいいとこどりと言えるかも知れません。
ゴム製履帯が適しているのは、比較的軽量でパワーも低い、BV-206Sなどに限られるようです。
アルミ製履帯も開発されたことがありますが、使い物になるレベルにすると軽量鋼鉄履帯と
重さがあまり変わらず、急激な負荷がかかると保たないことがわかり、普及していません。
#right(){(686:system ◆systemVXQ2)}
**対空車両は自前のレーダーを備えたタイプのほうが多いですか?
対空車両には2種類あって、一つは車両に対空兵装と捜索/照準レーダーを
積んでる自己完結型の車両。レーダーを積んでなかったり照準用のレーダー
しか積んでない車両もあるけど。
これは護衛するべき部隊と一緒に行動して、主に短距離の防空を担う。
もう一つは、対空兵装を積んだ車両/捜索レーダーを積んだ車両/予備の弾薬を
積んだ車両/指揮通信システムを積んだ車両/各車両用の電源車や通信中継車
といった複数の車両で構成されるもの。これは特に「防空ミサイルシステム」と
総称されたりする。
これはある特定の地域そのものを防空するもので、頻繁には移動せずにある地域の
上空空域を広くカバーする。
その性格上対空兵装も中/長距離の射程を持つ。
前者の代表がドイツのゲパルト対空戦車やアメリカのアヴェンジャー。
後者の代表がかの有名なパトリオット(ペトリオット)。
#right(){(279:250)}
**陸上自衛隊戦闘車両でも、廃車になった車両からの「使い回し」があるのでしょうか?
あります。
正規では故障箇所を部品交換する場合は野整備部隊が補給部隊へ部品請求し送られてきた物
(もしくはストックとして持っていた物)を取り付けるようにします。
しかし、至急に動くようにしなければならない場合や部品の補給の目処が立たない場合は
応急の策として廃車等から部品取りするのは一般的です。
#right(){(283:ドカン・オオカミ ◆s6tJH5.VuA)}
**タンク・トランスポータはどのあたりまで戦車部隊と行動を伴にするのでしょうか?
第二次大戦時のM25は、そのトラクタの各リヤアクスルに17,100kgまでの荷重がかかり、
総重量69,750kgで終始運転され、正式に第5輪に掛かる積載量は27,000kgとなっていました。
当然、その重量に耐えうる道路でも路面が相当痛めつけていました。
但し、トレーラートラックについては、他の軍用車輌と同じく全輪駆動式ですから、不整地踏破
能力は十分にあります。
第二次大戦、その後の朝鮮戦争では、戦車部隊に随伴し、完全に戦闘が終わっていなくとも、
弾雨をかいくぐって故障戦車を引き上げる任務も行っており、戦車兵からは「鋼鉄の百足」とか、
「ディーゼル屋」とか言われていたそうです。
戦車整備兵も同様に随伴していたものと思われます。
但し、歩兵などと共に戦場に投入された訳ではなく、デポや修理工場を戦場から少し離れた
後方に作り、其処に配置された場合が多かったようです。
#right(){(123:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**イギリスかどこかで装甲が強化プラスチック製の装甲車をつくってると雑誌で見ました。
>強化プラスチックの装甲の性能はどんなもんなのでしょうか?
英国の研究機関であるQinetiQがDERAであった時代に作ったM113の
複合装甲版でしょう。
強化プラスティック(E-glass)ボディーを使用し、
軽量化と同時に耐弾性向上、静粛化、レーダー反射面積減少によって生残性を
高めることが目的でした。着脱可能な装甲板を付加すると、全周で14.5mmAPに耐え、
正面は30mmAPに耐えるなど、IFV並みの耐弾性を実証したようです。ただし
C-130での輸送時には付加装甲板を外すようですから、これはかなりの重量が
ありそうです。外した時の本体の耐弾性はM113と大差ないのかも知れません。
1800kmの使用テストでも車体本体には問題は出ず、これ自体は良い評価を
得ています。しかし、その後英国は統合装甲車両の開発、配備を考慮し始め
(FRES)もっと野心的でない方向に舵を取り、少なくともそのままの形での
開発は続行されなくなったはずです。
#right(){(131:system ◆systemVXQ2)}
**アメリカにも列車砲があったと聞いたのですが、どのような物だったのでしょう?
1917年の米国参戦後に米国海軍が開発に着手し、1918年4月25日に120日という短期間で
米国最大の鉄道車輌メーカーであるBaldwinが製造したもので、海軍用14in50口径砲を搭載
していました。
海路輸送され、欧州で組み立てられた後、1918年9月2日にフランスの戦線に投入され、終戦
までドイツを射撃していました(ちなみに、全部で782発発射した)。
その車輌編成は、
Consolidation機関車+炭水車+列車砲+弾薬車+弾薬車+兵員車+兵員車+兵員車+司令車+給食車+燃料車
+修繕車+砂/丸太運搬車+資材車+資材車(クレーン付)
と言う構成でした。
ちなみに、兵員は全て海軍の管轄だったりします。
実物は、Washington Navy Yardにあるそうです。
#right(){(251:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**カナダでWW2中に生産されていたCMPトラック、シボレー製キャブ13 3t 4x4 についてお聞きします
>このトラックはロングホイールベース型のC60Lと、ショートホイールベース型のC60Sがあるるのですが
>1.C60Sにスチール製カーゴボディの車輌はあったのでしょうか
>2.存在したのなら、C60Lスチール製カーゴボディ車輌との識別点はどこでしょうか
>3.C60Sスチール製カーゴボディ車輌の画像がどこかにないでしょうか
スチール製カーゴボディーを密閉式のバン型とそれに類するものと仮定して回答します。
(スチール製カーゴボディーっつと、ダンプトラックのホイストもそうやし)
1. C60Sには汎用ボディーの他、デリッククレーン、ダンプトラック、倉庫、無線応急作業車
の架装が為されています。
なお、車台はカナダ製でも、豪州製ボディーを架装したものには、救急車、化学防護車、
応急作業車、コンプレッサー搭載車、事務室架装、信号室架装、給水タンク車などが生産
されています。
倉庫というのは、汎用ボディーの両側に鋼製カウンタがあって、その下を倉庫としたもの
で、スチール製カーゴボディーではありません。
カナダ製のものなら、無線応急作業車がそれに当たるでしょう。
要は、NTTの電線工事用の車と同じようなボディーを持っています。
従って、1の質問は、スチール製カーゴボディとは言わないまでも、それに類するボディー
のものはありました。
2. 識別点として最大のものは軸距しか無いでしょう(Lが4,013mm、Sが3,404mm、蛇足ですが、Tは
2,921mm、Bは3,404mm。なお、Tは牽引車タイプ、Bはボフォース搭載対空自走砲)
基本形の部分はこの手のB車輌では全て共通部品ですから、外観上の識別点はありません。
ちなみに、全生産台数のうち、殆どはF60LもしくはC60Lのロング・ホイールベース車です。
3. 前述の如く、台数が少ないので、残っていませんね。
手持ち資料にはありますが、写真は不鮮明ですし…。
Lなら下にあるように見つけましたが…。
http://www.oldcmp.net/Petawawa.html
の下の方の写真
#right(){(207:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**AAV7のような水上運用できる車両って必要なんでしょうか?
>LCACのような揚陸艇の方が速くたくさん運べる気がしますが。
現在は水際防御で上陸阻止しようとした国がないが
その昔はドイツや日本みたいに海岸で米軍を迎え撃った
で、痛い目にあったんだよ装甲も武装も貧弱なLTVとか揚陸艇の装備で
それ以来アメリカは徹底した地ならししてから上陸するようになり
敵国は砲爆撃で消耗するのを避けて水際防御は放棄したんで
結果適にはAAVみたいのは過剰にみえるようになったと
#right(){(713:217)}
**WW2の時ソ連軍はカチューシャをトラックに載せて運用していたそうですが、なぜ大砲は載せなかったのでしょうか?
普通の大砲は、反動が大きいので、トラックベースだとそれに耐えきれず、実用的ではない
ロケットならば反動が小さいし、発射器も軽いので、トラックにも積める
まあ、トラックを使った自走砲も存在するけれど、射撃前に車体を固定したり、色々と手間がかかる
装軌式の自走砲なら、停車したらそのまま射撃に移行できる
#right(){(俺初質スレ711:283)}
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