「ヘルメット・帽子」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

ヘルメット・帽子」(2012/10/27 (土) 11:09:27) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

#CONTENTS ---- **米軍のメットって、旧独軍のオカッパメットに酷似してると思うんですけど、やっぱ、あのフォルムが合理的なんですか? ヘルメットは合成樹脂製で、第2次大戦中のドイツ軍のヘルメットと 似ているところから、フリッツ・ヘルメットと呼ばれています。 タミヤ1/35アメリカ現用陸軍歩兵セット #right(){(10:497)} **鉄カブトの防弾性能ってどれくらいなの? 小銃弾の直撃には耐えられません。 拳銃弾でも良い角度で当たれば貫通する程度です。 榴弾などの破片を防御するのが主です。 #right(){(13:712)} **工事現場で働いてるオッサン達のかぶってるヘルメットの形状がWW2のドイツ軍ヘルメットと同じでした。 >(材質はプラスチックのようで色は白でしたが) >ドイツで普通、「ヘルメット」といったらあのデザインになるのでしょうか? 型を当時のヘルメットから取っていればそう言うことはあり得るでしょうね。 あと戦後の西ドイツ軍なんかもそう。 ヘルメット自体は基本的に量産品ですから、あまり奇をてらったデザインにはならないのかもしれません。 蛇足ながら、軍用ヘルメット自体は塹壕戦でFranceが採用したのが始まりで、消防士のヘルメットを範に採ったようです。 #right(){(14:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **歩兵用のヘルメットって各国色々、ピンからキリまで有るみたいですが >代表的な現用モデルって、どれぐらいの事から人間を守ってくれるのですか?? 米軍の現用ヘルメットであれば、とりあえず砲弾や手榴弾の破片程度は防げます。 ライフル弾ならあっさり突き抜けます。 気休め程度です・・・ってのはチョイといいすぎでしょうか? #right(){(15:ちゃぎ)} **フリッツヘルムにはなんで網みたいなのがついてるの? 枝とか枯草とかを付けやすくつけるため。 付けて草地に伏せればヘルメットに迷彩を施したのと同じ効果あり。 #right(){(21:131)} **アフガンの米陸軍の兵士のヘルメットの前に付いてる小さなテレビカメラみたいなの何ですか? 暗視装置の止め具 #right(){(22:水瀬禾火子)} **WWⅡ当時の各国軍の装備していたヘルメットの中で、ドイツ軍のものが一番被弾経始が優れていたという話を聞いた事がありますが、本当なのでしょうか? 被弾径始が良好かどうかはともかく、対弾性に勝れてたコトは事実の様です。 別冊Gun誌で実験をしてました。 イスラエルの空挺用ヘルメットが、 あらゆる角度で9mmを撃ち込んでも貫通しなかったのは驚きました。 #right(){(23:833)} **第二次大戦のヨーロッパ戦線の米軍兵士って、なんでヘルメットのあごひもを結ばないのでしょうか。 爆風を受けたときに、ヘルメットが首を引きちぎってしまうからです。 紐を外しておけば鉄帽のみ飛んでいくのでOk #right(){(34:160)} 後に爆風などで一定以上のテンションがかかると、 金具が勝手に外れるように改良されますた。 #right(){(34:ねこまんが ◆pzkw2x.)} **アメリカ軍の鉄兜に被さっているネットは何が目的ですか? 擬装用。枝とか刺すわけやね。 #right(){(48:85)} 腹減った時に魚を取るのに使います。 要するに魚を取って濡れた網をヘルメットに被せて乾かしてるのです。 濡れたままだとカビが生えたりするからね。 #right(){(48:87)} **.フリッツヘルメットの横の部分がたれているのは何か意味があるのですか? 耳と後頭部を(おもに榴弾の破片から)守るため。 #right(){(48:名無し軍曹)} **兵士・自衛官・警官・民間の警備会社等の制服の帽子の形(頭にお皿が乗ってるような)はなんていう名前ですか? 英語ではdress capとかservice capとか言います。日本語なら「制帽」でいいのでは? 元になっているのは19世紀初頭のナポレオン帝国でフランス騎兵が被っていた 「シャコー帽」と呼ばれる大型の帽子が元ではないかと思います。 #right(){(48:名無し軍曹)} **テロリストとか特殊部隊なんかが、顔を隠していますが、あの目だけが出ている覆面なんていう名称か分かる人いますか? 目だし帽 #right(){(53:622)} バラクラバ(ヴァラクラバと表記する場合もあり)帽といったはずです。 #right(){(53:626)} **各国の軍隊でなんでフリッツスタイルのヘルメットが採用されてるんですか? あの形状は砲弾等の破片から耳やこめかみ・後頭部をカバーできます。 ただし、耳の部分を余りカバーしてしまうと、音が聞こえにくくなりますので、 現在のものは耳の部分が少し大きく膨らんでいます。 #right(){(57:名無し軍曹)} **WW2時の米軍には戦闘時の着用を主目的とした戦闘帽や野戦帽といったものはなかったのでしょうか? 一般にジープキャップと呼ばれていますが、正式名称は知りません。 サイドキャップもありますが、野戦ではあまり見ませんね。 #right(){(57:476)} **どうしてヘルメットは顔全体を覆うような形じゃないんですか? >首あたりまでを守れたら凄く便利だと思うんですが実際には余計な心配なんでしょうか? もちろん、安全性を考えれば保護できる部位が広いに越したことはない。 しかし、保護する部位が広ヘルメットは暑いとか重いとか音が聞き取りづらいとかかさばるとか、 デメリットもいろいろあるので、その辺を考慮すると現在の形に落ち着いてしまう。 要は実用上のバランスの問題。 特殊部隊なんかではフルフェイスやそれに近いものを使う場合もあるね。 #right(){(364:322)} 中世の鎧兜がそうだったように、そういう形状にすると周りがよく見えなくなる。 また、頭を完全に覆って耳をふさいでしまうと、周りの音が良く聞こえないのでコミュニケーションが成り立たないし、 危険を音で察知できなくなる。 何より、鉄や防弾樹脂のヘルメットは重いので、フルフェイスにしたら頚椎に負担がかかりすぎてちょっとした衝撃が 加わっただけで首の骨が折れる。 そこまで重くなっても完全に銃弾を防いだりはできないので、相対としては無意味。 一応、首周りを防護する防弾繊維の「首垂れ」はオプションとして存在する。 #right(){(364:332)} **陸自隊員が被るヘルメットってどのくらいの強度があるんですか? >ライフル銃のタマを防ぐほどの代物なんですか?それともバイクのヘルメット程度ですか? バイクのヘルメットと武器防具としてのヘルメットはまったく性質がちがうんじゃない? バイクのメットは中身は緩衝材(発砲スチロール)で、衝撃受けたら潰れることで衝撃を吸収するので、 銃弾を防ぐためのものとは根本がちがうと思う。 #right(){(自衛隊板初質スレ12:211)} **WW2の米軍のヘルメットは、3mから1911を撃っても、よく見たら凹んでる程度で、ピストル弾程度であれば防弾出来るという事? >それは現在のヘルメットでも同じでしょうか 米のM1ヘルメットは270m/秒の230グレイン45口径弾を止めることが仕様となっていました。 確かに衝撃は強烈ですが、宙吊り型のインナーによって緩和され、大きな障害を及ぼさぬよう設計されています。 ただしこの1インチの空間のためヘルメットがぐらつきやすいという欠点がありました。 Hitchmanらの報告によれば、M1ヘルメットの装用によって負傷から免れた兵士は二次大戦中に 7万人を越したと推測されるそうです。しかし頭部外傷は全体の10%程度であったため、ボディアーマーの 必要性が認識されたわけです。現代のヘルメット(ACH、PASGT)はぐらつかずに装着することができ、軽量ですが、 レベルIIIA、つまり44口径マグナム拳銃弾に耐える性能があります。でもライフルはダメ。 #right(){(357:782)} **プラベートライアンや父親達の星条旗をみると、ヘルメットを小銃の弾があっさり貫通していますが、 >ヘルメットってそんなに効果なかったんでしょうか? >現代のヘルメットでもそうでしょうか? 鋼鉄製、と言っても所詮数ミリしかないし>ヘルメット 軍用ライフルの弾は7.62mmで有効射程距離内だと5mm程度の鋼鉄板は 射抜いてしまうが、それに対して防弾能力があるようなヘルメットを 作ったら、重くてとてもじゃないが被っていられない。 もし根性で被っても、着弾時の衝撃に首の骨が耐えない。 基本的にヘルメットというのは砲弾や手榴弾の破片から致命傷を受けない ようにする程度の防御能力しかない。 現代ではケブラー(C)に代表される防弾樹脂で作られるようになり、重さも たいぶ軽くなり、防弾能力も上がったが、それでも軍用ライフル弾に有効 射程内で直撃されたら防げない。 最近ではFH P90やHK MP7に代表される短機間銃(正確にはPDW、個人防御火器) のようなコンパクト銃器にも防弾樹脂製のヘルメットを射抜ける威力のものが 出てきて、ヘルメットに防弾性を期待するのはどうやっても無理になって来て いる。 #right(){(321:558)} **ロシアの軍のヘルメットで、チタン製のものがあったと伺ったのですが、現代でもあるのでしょうか? 使われています。地元で産出できるからということもありますが、 ケブラーなどの高分子開発に遅れを取っていたからでもあります。ケブラーの倍ぐらい重いな。 http://www.rusmilitary.com/html/sphera_helmet.htm ちなみに、今では高分子素材による軽いものも使われています。 http://www.warfare.ru/?lang=&catid=340&linkid=2481 高脅威下ではチタンのも使うみたい。 #right{(503:211)} **戦争映画ではヘルメットのベルト(顎紐?)を繋がないでブラブラさせてる人ばっかなんですけど、なぜですか? 爆風でヘルメットが吹っ飛ばされる時、顎紐にひっぱられて首を痛めないため。 (ひどい時はスッパリ首が切断されるとか)。 最近の奴は一定以上の負荷がかかると切れるようになってるらしい。 #right{(創作質問スレ40:467)} **イギリス軍って、まだあの「洗面器」ヘルメットを使ってるのですか? 少なくともSASはかぶっとらんぞ。 #right(){(くだらない質問はここに書け!:名指しさん)} **戦争でヘルメットが使用され始めたのはいつ頃なんでしょうか? >最初に使用した国も解ると有難いのですが。 軍用ヘルメットはアッシリア、ペルシャ、ギリシャ・ローマ時代から使われています。 鉄製の(青銅製とか革製でなく)ヘルメットを歩兵の標準装備として使用したのは第一次大戦当時のフランスで、1914年の終わり頃ということです。 これはただちに英軍、独軍の追従するところとなり、またたくまに全欧州に拡がりました。 当時の標準的ヘルメットは内帽付きで、重量は0.5から1.8kgだったそうです。 #right(){(6:system)} 第一次大戦のフランスが最初、というのは歩兵の標準装備としてのヘルメットの最初です。 それ以前から、一部兵種や階級には使われていました。それのさらに最初といって遡ると今度はキリがない、という話なわけです。 #right(){(6:765)} **旧鉄パチ(今のフリッツ型でなく本当の鉄製のほう)ってライナーの上にかぶせて使用するんですよね? >その際、ライナーに何かで留めたりするんですか? ライナー(正式名称:中帽)の皮のあごひもでをつばを固定するほか、ダブルクリップで後頭部を留める。 #right(){(自衛隊板初質スレ103:ローレディ ◆5xsookHc2o)} 留め具は各人ごとの工夫。官品で在った訳じゃない。 何も知らない新隊員なんかはガチャガチャ言わせながら走ってた。 そのうち先輩や助教なんかのを見て自分なりに工夫する。 まあ、いまさらどうでもいい事だが。 #right(){(自衛隊板初質スレ103:116)} **ヘルメットは人間が装備できる重さには限界があるためフルフェイスにしてもあまり意味がないと聞きましたが >ロシアのアルファなどが付けている鉄面状のヘルメットは何のためにつけているのでしょうか? 閃光手榴弾、催涙弾対策と思われ。恐らくガスマスクも着けてる筈。 #right(){(344:209)} **ベトナム戦争のときに米軍が使っていた、M1ヘルメットとM2ヘルメットの違いを教えてください。 ・樹脂で固めたコットン製から、ナイロン積層になった。  これにより、ライナーの防弾性が向上している。 ・ライナー用チンストラップの廃止とサイズ調節用ストラップの変更。  アメリカのヘルメットの特徴である「ヘルメット前部に引っ掛けられたチンストラップ」  がM2にはない。  サイズ調節ストラップは、旧型では頭頂部の紐で調節する方式だったが、  ストラップ自体を固定バックルで伸縮する形式に変更された。 ライナーはその後再び変更が行われたが、これはベトナム戦では使用されていない。 再改良型ライナーでは革製バンドと共に、バンドを固定する為のコットンストラップ 自体も取り外し可能になった。 #right(){(344:243)} **一般的に軍用ヘルメットの顎紐の拘束方法にはどのような機構が使われていますか? >米軍のヘルメットの顎紐は頚椎が折れないように規定の負荷を掛けると自動的に外れるというのは本当ですか? 米軍のM1の場合、洗濯バサミのようなものでストラップを固定しています 仰る通り100kg前後の荷重で外れるようになっていますね。 #right(){(336:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ロシア軍とか中国軍とか、冬になるとヘルメットでなく、防寒帽を被りますね? >被弾性を無視してでも、防寒帽を被らなけばならないほど、これらの国の寒さは厳しいのでしょうか サイズさえ合えば防寒帽の上からヘルメットをかぶれたりもするけど・・・ 中国はどうか知らんがソ連がフィンランドに攻め込んだときは かなりの数が寒さにやられて死んでます。 で、体温を保つためには頭の防寒は結構重要です。 独ソ戦では被っていた鉄製の(つまり熱伝導率が高い)ヘルメットから体温が逃げて脳が凍ったドイツ兵がいたそうだ。 (パウル・カレルの「バルバロッサ作戦」) これはちょっと大げさなような気がするが、極端な厳寒ではヘルメットが凍傷の原因になるのというのは確かだろう。 #right(){(326:201,214)} **戦争映画などを観ていると日本陸軍の兵士の姿が、鉄兜だったり網付ヘルメットだったり略帽だったり帽垂付だったり様々なんですが、 >部隊ごとに違うものなのか、それとも個人で好きなものを着用していたのでしょうか? 普通は略帽の上に鉄兜を被る。必要に応じて鉄兜に偽装網や布のカバーをつける。 暑い所では帽垂を付けた略帽の上に鉄兜を被ったり、防暑帽の上に鉄兜という写真もある。 早い話、状況に応じて組み合わせるわけでまちまちなのはある意味当たり前。 暑くても「俺は帽垂はうっとうしいから付けないや」くらいの個人的好みも当然ある。 #right(){(325:745)} **米軍の旧型ヘルメットのM1(M2)ですが、7kgの力が加わったら、チンストラップが外れるように造られているというのは本当なんでしょうか? 本当です。 http://www.secondworldwarhistory.com/m1_helmet_design.asp もっとも、米軍式の1点支持チンストラップは、ずれやすいためにいずれにせよ危険であると言われており、 現在のPASGTケブラーヘルメットもこの点で欠陥品であるという意見があります。 #right(){(324:616)} **観閲式とかで全員アゴヒモをアゴ先にしてるのは、規則に沿ってそーしてるのかな? 鉄帽のことを言ってると思うけど あご紐は あごの部分が --<>-- こんな感じで輪っか状になっています。 そこにあごを入れる感じですね。 だjからあごの前と、ノドのあたりにあご紐がきます。 #right(){(自衛隊板初質スレ46:陸秀夫 ◆Bf5xepPT82)} **ビスマルクなど、プロイセンの軍人は真上に角のようなヘルメットをかぶっている写真を良く見かけますが、何の意味があるのでしょうか ピッケルハウベといい、19世紀半ば以来のプロイセンの伝統的なデザイン。 角は主に装飾目的だが、白兵戦で、振り下ろされるサーベルの刃を逸らす効果も期待されていた。 #right(){(俺初質スレ432:451)} **ヘルメットが一般兵に着用されるようになったのはいつからですか? 15世紀に小銃が登場し始めて重装騎兵が衰退して、頭と銅だけを重点的に守る胸甲騎兵になる。 黒色火薬の丸弾から無煙火薬の尖鋭弾になって、もう小銃弾の防弾は無理。 ヘルメットは銃弾でなく、砲弾の破片対策用で頭部負傷による死者が多かったから。 一般兵に最初にヘルメット採用したのはフランスじゃなかったっけか。 まあどちらにしろWW1からだ、称えよ!鉄兜! #right(){(俺初質スレ432:451)} **「ベレー帽は儀礼用で戦闘用ではない」って本当ですか? 儀礼用ってのは本当。 ただ、緊急時にはそのままヘルメットを被る事が出来る。って理由で、 軍用帽子として好まれて採用された面もある。 #right(){(俺初質スレ433:215)} ベレー帽はいわゆる略帽だから、儀礼用てのはちと違うな。 本来はグリーンベレーとかレンジャーとかエリート兵の証だったんだけど。 #right(){(俺初質スレ433:219)} **関東軍は太平洋戦争末期になっても軍帽をかぶっていたの? 関東軍だろうと南方軍だろうと支那派遣軍だろうと 冬衣や夏衣や防暑衣の違いはあっても、基本は変わらない 昭和13年制式の九八式か昭和18年制式の三式を着用する 将校は常勤や儀式・外出時は軍帽を被る事があるが、戦地ではもちろん略帽だ これは軍司令官や参謀でも同じ 戦争中期以降は将校でも略帽が多いが、軍帽も廃止された訳ではない 下士官兵は大抵戦闘略帽だろう 略帽はその上から鉄兜を被る為の帽子であって、夏用の帽子ではない 冬用の略帽は軍衣同様毛織物製だ #right(){(俺初質スレ2049:83)} ----
#CONTENTS ---- **米軍のメットって、旧独軍のオカッパメットに酷似してると思うんですけど、やっぱ、あのフォルムが合理的なんですか? ヘルメットは合成樹脂製で、第1次世界大戦中のドイツ軍のヘルメットと 似ているところから、フリッツ・ヘルメットと呼ばれています。 タミヤ1/35アメリカ現用陸軍歩兵セット #right(){(10:497)} **鉄カブトの防弾性能ってどれくらいなの? 小銃弾の直撃には耐えられません。 拳銃弾でも良い角度で当たれば貫通する程度です。 榴弾などの破片を防御するのが主です。 #right(){(13:712)} **工事現場で働いてるオッサン達のかぶってるヘルメットの形状が第2次世界大戦のドイツ軍ヘルメットと同じでした。 >(材質はプラスチックのようで色は白でしたが) >ドイツで普通、「ヘルメット」といったらあのデザインになるのでしょうか? 型を当時のヘルメットから取っていればそう言うことはあり得るでしょうね。 あと戦後の西ドイツ軍なんかもそう。 ヘルメット自体は基本的に量産品ですから、あまり奇をてらったデザインにはならないのかもしれません。 蛇足ながら、軍用ヘルメット自体は塹壕戦でFranceが採用したのが始まりで、消防士のヘルメットを範に採ったようです。 #right(){(14:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **歩兵用のヘルメットって各国色々、ピンからキリまで有るみたいですが >代表的な現用モデルって、どれぐらいの事から人間を守ってくれるのですか?? 米軍の現用ヘルメットであれば、とりあえず砲弾や手榴弾の破片程度は防げます。 ライフル弾ならあっさり突き抜けます。 気休め程度です・・・ってのはチョイといいすぎでしょうか? #right(){(15:ちゃぎ)} **フリッツヘルムにはなんで網みたいなのがついてるの? 枝とか枯草とかを付けやすくつけるため。 付けて草地に伏せればヘルメットに迷彩を施したのと同じ効果あり。 #right(){(21:131)} **アフガンの米陸軍の兵士のヘルメットの前に付いてる小さなテレビカメラみたいなの何ですか? 暗視装置の止め具 #right(){(22:水瀬禾火子)} **WWⅡ当時の各国軍の装備していたヘルメットの中で、ドイツ軍のものが一番被弾経始が優れていたという話を聞いた事がありますが、本当なのでしょうか? 被弾径始が良好かどうかはともかく、対弾性に勝れてたコトは事実の様です。 別冊Gun誌で実験をしてました。 イスラエルの空挺用ヘルメットが、 あらゆる角度で9mmを撃ち込んでも貫通しなかったのは驚きました。 #right(){(23:833)} **第二次大戦のヨーロッパ戦線の米軍兵士って、なんでヘルメットのあごひもを結ばないのでしょうか。 爆風を受けたときに、ヘルメットが首を引きちぎってしまうからです。 紐を外しておけば鉄帽のみ飛んでいくのでOk #right(){(34:160)} 後に爆風などで一定以上のテンションがかかると、 金具が勝手に外れるように改良されますた。 #right(){(34:ねこまんが ◆pzkw2x.)} **アメリカ軍の鉄兜に被さっているネットは何が目的ですか? 擬装用。枝とか刺すわけやね。 #right(){(48:85)} 腹減った時に魚を取るのに使います。 要するに魚を取って濡れた網をヘルメットに被せて乾かしてるのです。 濡れたままだとカビが生えたりするからね。 #right(){(48:87)} **.フリッツヘルメットの横の部分が垂れているのは何か意味があるのですか? 耳と後頭部を(おもに榴弾の破片から)守るため。 #right(){(48:名無し軍曹)} **兵士・自衛官・警官・民間の警備会社等の制服の帽子の形(頭にお皿が乗ってるような)はなんていう名前ですか? 英語ではdress capとかservice capとか言います。日本語なら「制帽」でいいのでは? 元になっているのは19世紀初頭のナポレオン帝国でフランス騎兵が被っていた 「シャコー帽」と呼ばれる大型の帽子が元ではないかと思います。 #right(){(48:名無し軍曹)} **テロリストとか特殊部隊なんかが、顔を隠していますが、あの目だけが出ている覆面なんていう名称か分かる人いますか? 目だし帽 #right(){(53:622)} バラクラバ(ヴァラクラバと表記する場合もあり)帽といったはずです。 #right(){(53:626)} **各国の軍隊でなんでフリッツスタイルのヘルメットが採用されてるんですか? あの形状は砲弾等の破片から耳やこめかみ・後頭部をカバーできます。 ただし、耳の部分を余りカバーしてしまうと、音が聞こえにくくなりますので、 現在のものは耳の部分が少し大きく膨らんでいます。 #right(){(57:名無し軍曹)} **WW2時の米軍には戦闘時の着用を主目的とした戦闘帽や野戦帽といったものはなかったのでしょうか? 一般にジープキャップと呼ばれていますが、正式名称は知りません。 サイドキャップもありますが、野戦ではあまり見ませんね。 #right(){(57:476)} **どうしてヘルメットは顔全体を覆うような形じゃないんですか? >首あたりまでを守れたら凄く便利だと思うんですが実際には余計な心配なんでしょうか? もちろん、安全性を考えれば保護できる部位が広いに越したことはない。 しかし、保護する部位が広ヘルメットは暑いとか重いとか音が聞き取りづらいとかかさばるとか、 デメリットもいろいろあるので、その辺を考慮すると現在の形に落ち着いてしまう。 要は実用上のバランスの問題。 特殊部隊なんかではフルフェイスやそれに近いものを使う場合もあるね。 #right(){(364:322)} 中世の鎧兜がそうだったように、そういう形状にすると周りがよく見えなくなる。 また、頭を完全に覆って耳をふさいでしまうと、周りの音が良く聞こえないのでコミュニケーションが成り立たないし、 危険を音で察知できなくなる。 何より、鉄や防弾樹脂のヘルメットは重いので、フルフェイスにしたら頚椎に負担がかかりすぎてちょっとした衝撃が 加わっただけで首の骨が折れる。 そこまで重くなっても完全に銃弾を防いだりはできないので、相対としては無意味。 一応、首周りを防護する防弾繊維の「首垂れ」はオプションとして存在する。 #right(){(364:332)} **陸自隊員が被るヘルメットってどのくらいの強度があるんですか? >ライフル銃のタマを防ぐほどの代物なんですか?それともバイクのヘルメット程度ですか? バイクのヘルメットと武器防具としてのヘルメットはまったく性質がちがうんじゃない? バイクのメットは中身は緩衝材(発砲スチロール)で、衝撃受けたら潰れることで衝撃を吸収するので、 銃弾を防ぐためのものとは根本がちがうと思う。 #right(){(自衛隊板初質スレ12:211)} **WW2の米軍のヘルメットは、3mから1911を撃っても、よく見たら凹んでる程度で、ピストル弾程度であれば防弾出来るという事? >それは現在のヘルメットでも同じでしょうか 米のM1ヘルメットは270m/秒の230グレイン45口径弾を止めることが仕様となっていました。 確かに衝撃は強烈ですが、宙吊り型のインナーによって緩和され、大きな障害を及ぼさぬよう設計されています。 ただしこの1インチの空間のためヘルメットがぐらつきやすいという欠点がありました。 Hitchmanらの報告によれば、M1ヘルメットの装用によって負傷から免れた兵士は二次大戦中に 7万人を越したと推測されるそうです。しかし頭部外傷は全体の10%程度であったため、ボディアーマーの 必要性が認識されたわけです。現代のヘルメット(ACH、PASGT)はぐらつかずに装着することができ、軽量ですが、 レベルIIIA、つまり44口径マグナム拳銃弾に耐える性能があります。でもライフルはダメ。 #right(){(357:782)} **プラベートライアンや父親達の星条旗をみると、ヘルメットを小銃の弾があっさり貫通していますが、 >ヘルメットってそんなに効果なかったんでしょうか? >現代のヘルメットでもそうでしょうか? 鋼鉄製、と言っても所詮数mmしかないし>ヘルメット 軍用ライフルの弾は7.62mmで有効射程距離内だと5mm程度の鋼鉄板は 射抜いてしまうが、それに対して防弾能力があるようなヘルメットを 作ったら、重くてとてもじゃないが被っていられない。 もし根性で被っても、着弾時の衝撃に首の骨が耐えない。 基本的にヘルメットというのは砲弾や手榴弾の破片から致命傷を受けない ようにする程度の防御能力しかない。 現代ではケブラー(C)に代表される防弾樹脂で作られるようになり、重さも たいぶ軽くなり、防弾能力も上がったが、それでも軍用ライフル弾に有効 射程内で直撃されたら防げない。 最近ではFH P90やHK MP7に代表される短機間銃(正確にはPDW、個人防御火器) のようなコンパクト銃器にも防弾樹脂製のヘルメットを射抜ける威力のものが 出てきて、ヘルメットに防弾性を期待するのはどうやっても無理になって来て いる。 #right(){(321:558)} **ロシアの軍のヘルメットで、チタン製のものがあったと伺ったのですが、現代でもあるのでしょうか? 使われています。地元で産出できるからということもありますが、 ケブラーなどの高分子開発に後れを取っていたからでもあります。ケブラーの倍ぐらい重いな。 http://www.rusmilitary.com/html/sphera_helmet.htm ちなみに、今では高分子素材による軽いものも使われています。 http://www.warfare.ru/?lang=&catid=340&linkid=2481 高脅威下ではチタンのも使うみたい。 #right{(503:211)} **戦争映画ではヘルメットのベルト(顎紐?)を繋がないでブラブラさせてる人ばっかなんですけど、なぜですか? 爆風でヘルメットが吹っ飛ばされる時、顎紐にひっぱられて首を痛めないため。 (ひどい時はスッパリ首が切断されるとか)。 最近の奴は一定以上の負荷がかかると切れるようになってるらしい。 #right{(創作質問スレ40:467)} **イギリス軍って、まだあの「洗面器」ヘルメットを使ってるのですか? 少なくともSASはかぶっとらんぞ。 #right(){(くだらない質問はここに書け!:名指しさん)} **戦争でヘルメットが使用され始めたのはいつ頃なんでしょうか? >最初に使用した国も分かると有難いのですが。 軍用ヘルメットはアッシリア、ペルシャ、ギリシャ・ローマ時代から使われています。 鉄製の(青銅製とか革製でなく)ヘルメットを歩兵の標準装備として使用したのは第1次世界大戦当時のフランスで、1914年の終わり頃ということです。 これはただちに英軍、独軍の追従するところとなり、またたくまに全欧州に拡がりました。 当時の標準的ヘルメットは内帽付きで、重量は0.5から1.8kgだったそうです。 #right(){(6:system)} 第1次世界大戦のフランスが最初、というのは歩兵の標準装備としてのヘルメットの最初です。 それ以前から、一部兵種や階級には使われていました。それのさらに最初といって遡ると今度はキリがない、という話なわけです。 #right(){(6:765)} **旧鉄パチ(今のフリッツ型でなく本当の鉄製のほう)ってライナーの上にかぶせて使用するんですよね? >その際、ライナーに何かで留めたりするんですか? ライナー(正式名称:中帽)の皮のあごひもでをつばを固定するほか、ダブルクリップで後頭部を留める。 #right(){(自衛隊板初質スレ103:ローレディ ◆5xsookHc2o)} 留め具は各人ごとの工夫。官品で在った訳じゃない。 何も知らない新隊員なんかはガチャガチャ言わせながら走ってた。 そのうち先輩や助教なんかのを見て自分なりに工夫する。 まあ、いまさらどうでもいい事だが。 #right(){(自衛隊板初質スレ103:116)} **ヘルメットは人間が装備できる重さには限界があるためフルフェイスにしてもあまり意味がないと聞きましたが >ロシアのアルファなどが着けている鉄面状のヘルメットは何のために着けているのでしょうか? 閃光手榴弾、催涙弾対策と思われ。恐らくガスマスクも着けてる筈。 #right(){(344:209)} **ベトナム戦争のときに米軍が使っていた、M1ヘルメットとM2ヘルメットの違いを教えてください。 ・樹脂で固めたコットン製から、ナイロン積層になった。  これにより、ライナーの防弾性が向上している。 ・ライナー用チンストラップの廃止とサイズ調節用ストラップの変更。  アメリカのヘルメットの特徴である「ヘルメット前部に引っ掛けられたチンストラップ」  がM2にはない。  サイズ調節ストラップは、旧型では頭頂部の紐で調節する方式だったが、  ストラップ自体を固定バックルで伸縮する形式に変更された。 ライナーはその後再び変更が行われたが、これはベトナム戦では使用されていない。 再改良型ライナーでは革製バンドと共に、バンドを固定する為のコットンストラップ 自体も取り外し可能になった。 #right(){(344:243)} **一般的に軍用ヘルメットの顎紐の拘束方法にはどのような機構が使われていますか? >米軍のヘルメットの顎紐は頚椎が折れないように規定の負荷を掛けると自動的に外れるというのは本当ですか? 米軍のM1の場合、洗濯バサミのようなものでストラップを固定しています 仰る通り100kg前後の荷重で外れるようになっていますね。 #right(){(336:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ロシア軍とか中国軍とか、冬になるとヘルメットでなく、防寒帽を被りますね? >被弾性を無視してでも、防寒帽を被らなけばならないほど、これらの国の寒さは厳しいのでしょうか サイズさえ合えば防寒帽の上からヘルメットをかぶれたりもするけど・・・ 中国はどうか知らんがソ連がフィンランドに攻め込んだときは かなりの数が寒さにやられて死んでます。 で、体温を保つためには頭の防寒は結構重要です。 独ソ戦では被っていた鉄製の(つまり熱伝導率が高い)ヘルメットから体温が逃げて脳が凍ったドイツ兵がいたそうだ。 (パウル・カレルの「バルバロッサ作戦」) これはちょっと大げさなような気がするが、極端な厳寒ではヘルメットが凍傷の原因になるのというのは確かだろう。 #right(){(326:201,214)} **戦争映画などを観ていると日本陸軍の兵士の姿が、鉄兜だったり網付ヘルメットだったり略帽だったり帽垂付だったり様々なんですが、 >部隊ごとに違うものなのか、それとも個人で好きなものを着用していたのでしょうか? 普通は略帽の上に鉄兜を被る。必要に応じて鉄兜に擬装網や布のカバーをつける。 暑い所では帽垂を付けた略帽の上に鉄兜を被ったり、防暑帽の上に鉄兜という写真もある。 早い話、状況に応じて組み合わせるわけでまちまちなのはある意味当たり前。 暑くても「俺は帽垂はうっとうしいから付けないや」くらいの個人的好みも当然ある。 #right(){(325:745)} **米軍の旧型ヘルメットのM1(M2)ですが、7kgの力が加わったら、チンストラップが外れるように造られているというのは本当なんでしょうか? 本当です。 http://www.secondworldwarhistory.com/m1_helmet_design.asp もっとも、米軍式の1点支持チンストラップは、ずれやすいためにいずれにせよ危険であると言われており、 現在のPASGTケブラーヘルメットもこの点で欠陥品であるという意見があります。 #right(){(324:616)} **観閲式とかで全員アゴヒモをアゴ先にしてるのは、規則に沿ってそーしてるのかな? 鉄帽のことを言ってると思うけど あご紐は あごの部分が --<>-- こんな感じで輪っか状になっています。 そこにあごを入れる感じですね。 だjからあごの前と、ノドのあたりにあご紐がきます。 #right(){(自衛隊板初質スレ46:陸秀夫 ◆Bf5xepPT82)} **ビスマルクなど、プロイセンの軍人は真上に角のようなヘルメットを被っている写真を良く見かけますが、何の意味があるのでしょうか ピッケルハウベといい、19世紀半ば以来のプロイセンの伝統的なデザイン。 角は主に装飾目的だが、白兵戦で、振り下ろされるサーベルの刃を逸らす効果も期待されていた。 #right(){(俺初質スレ432:451)} **ヘルメットが一般兵に着用されるようになったのはいつからですか? 15世紀に小銃が登場し始めて重装騎兵が衰退して、頭と銅だけを重点的に守る胸甲騎兵になる。 黒色火薬の丸弾から無煙火薬の尖鋭弾になって、もう小銃弾の防弾は無理。 ヘルメットは銃弾でなく、砲弾の破片対策用で頭部負傷による死者が多かったから。 一般兵に最初にヘルメット採用したのはフランスじゃなかったっけか。 まあどちらにしろ第1次世界大戦からだ、称えよ!鉄兜! #right(){(俺初質スレ432:451)} **「ベレー帽は儀礼用で戦闘用ではない」って本当ですか? 儀礼用ってのは本当。 ただ、緊急時にはそのままヘルメットを被る事が出来る。って理由で、 軍用帽子として好まれて採用された面もある。 #right(){(俺初質スレ433:215)} ベレー帽はいわゆる略帽だから、儀礼用てのはちと違うな。 本来はグリーンベレーとかレンジャーとかエリート兵の証だったんだけど。 #right(){(俺初質スレ433:219)} **関東軍は太平洋戦争末期になっても軍帽をかぶっていたの? 関東軍だろうと南方軍だろうと支那派遣軍だろうと 冬衣や夏衣や防暑衣の違いはあっても、基本は変わらない 昭和13年制式の九八式か昭和18年制式の三式を着用する 将校は常勤や儀式・外出時は軍帽を被る事があるが、戦地ではもちろん略帽だ これは軍司令官や参謀でも同じ 戦争中期以降は将校でも略帽が多いが、軍帽も廃止された訳ではない 下士官兵は大抵戦闘略帽だろう 略帽はその上から鉄兜を被る為の帽子であって、夏用の帽子ではない 冬用の略帽は軍衣同様毛織物製だ #right(){(俺初質スレ2049:83)} ----

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
記事メニュー
目安箱バナー