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#contents ---- **ドイツでも政府が企業を接収する事はあったのでしょうか? 企業を国家が接収するのはドイツでも行われていました。 ドイツでは、R企業(Rustungsbetriebe)と言って、「戦時におけるその活動を国防軍によって規制され、平時 に於いて既にそれに備える企業」、主に戦闘用兵器生産企業が指定されていますし、国防経済に関与する 場合は、k企業(Kriegswichtige Betriebe)やl企業(Lebenswichtige Betriebe)に指定され、いずれも、国防軍 経済監督部やライヒ経済省地方支所などの指定、監督の下に設けられています。 更に、国防軍にはそれぞれの軍に、「専用企業」というものがあり、空軍の場合は、Junkers、Aradoなどの航空機 製造企業4社、ドイツ航空銀行、航空施設有限会社など合計20社に上っています。 また、陸軍は、有限会社鉱業資源再利用協会という特殊会社の元に、陸軍専用工業企業(HIB)がその資産管理の 元で操業していました。 これは、1944年11月には111企業に上っていました。 #right(){(171:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **WW1でドイツ軍に所属し、勲章等を受けた経験があるユダヤ人でも強制収容所に収監されたんでしょうか? 絶滅収容所ができる前の話だが、 白ルテニア地方(ベラルーシ)の司政官だったヴィルヘルム・クーべが、処刑のため移送されてきた ユダヤ人の中から第一次大戦の叙勲者をピックアップしてヒムラーに助命を願い出たという話がある。 ちなみにこのクーべという男、ナチ初期からの党員で強硬な反ユダヤ主義者だったのだが党中央と ケンカして独ソ戦後に占領地域の司政官に左遷された。 そこで迫害されるユダヤ人の姿を見て彼らの庇護者に変貌、時には本人が直接現場にかけつけるなど してユダヤ人狩りへの妨害を続けてSSと対立した。 ナチはこの反逆者に手を焼いたが、解任される前に皮肉なことに彼はパルチザンメンバーの使用人が ベッドに仕掛けた爆弾によって暗殺されている。 #right(){(236:815)} **ナチスドイツにおいては、一般の警察官や消防員も組織上はSSの一員ということになるんでしょうか?  ナチス政権下のドイツでは警察組織は親衛隊の管轄下にあった。  いわゆる「町のお巡りさん」から刑事警察、公安警察、それぞれ 管理担当の部門がSS内にある。  消防隊も組織序列上は親衛隊とは別だがやはり実際の管轄的には 親衛隊の管轄下にあった。 #right(){(173:798)} ナチスってのは行政で警察国家を作って大きくなって来たのさ。 組織が肥大化するに従って官僚化して、SS国家長官の下に都市防衛警察・組織警察・保安警察・SD(情報機関)があり、 保安警察の下にゲシュタポ・刑事警察が入っている。 SSは政治警察で発足してナチス幹部の身辺警護で始まってる。これも組織が肥大化して準軍事組織が武装SSと呼ばれ、 陸軍に対抗できる(クーデター防止)軍隊編成になって 戦争にも積極的に参加して、陸軍の一部と行って良いほどに同化していくんだ。 #right(){(173:一等自営業 ◆JYO8gZHKO.)} **ワイマール時代のドイツでは、再軍備の為の隠し予算があったと聞きましたが、どういったものだったのでしょうか? 全体的に軍事費の規模が縮小傾向にありましたが、必要なものを賄わないといけないので、偽装した支出が行われています。 種類的には以下のものです。  1. 予算には合法的に計上されていながら、ノレ基準(Versailles条約に基づいて国際軍事監視委員会が規定した軍備制限)    を越える軍備活動に対する支出  2. 予算に正規に計上されていない軍備のための支出  3. 軍備制限規定に違反し、かつ予算上の措置も執られていない軍備活動に対する支出 1920年代初頭の場合は、国防省に対する民間からの献金を財源に基金を設立、また、合法的に取得した予算費目から一部を そう言った基金に組み入れて運用すると言うケースがありました。 1925年以降、陸軍では、正規の歳出額の1割をそうした非合法支出に充てていましたし、1923年のルール闘争に際して、政府が 国防軍に提供した、総額1億金マルクの資金から、ルール基金という基金を設け、これと民間からの寄付をを財源に企業に非合法 の出資とか融資を行い、補助金を交付しています。 例えば、これらの資金を以て、旧軍需産業で解体・撤去された軍需生産用の設備を買い取り、ロッテルダム、ストックホルムで保管 した後、新規に軍需生産に従事する企業にこれらの設備を提供し、資金を得ています。 これが、総額7,450万マルクに上りました。 また、1927年に発覚した、海軍の「ローマン事件」では、海軍軍令部海上輸送部の部長だったローマンと言う人物の汚職事件ですが、 これは、海軍の秘密軍備資金を運用するために、映画会社の株式を取得し、その映画会社は、国防相、蔵相、海軍軍令部長の債務 保証の下に、資金借入を行い、映画の輸入割当についても政府から特別な便宜を図るなどした見返りに、彼の個人秘書に対し、映画 会社は彼女に多額の給与と住宅の贈与を行い、映画会社からローマンに対するキックバックは、1000万マルクに上ったと言うもので、 こうした資金運用が、陸海軍の裏基金を支えていました。 流石に、こうした偽装工作は政府の危機を招くことになったので、政府、議会、軍部と折衝の結果、1928年以降は以下のように秘密資金 の設定が行われるようになります。 1. 秘密再軍備のための資金は、合法的な会計上、陸海軍予算案の諸科目に偽装して計上されます。   また、一部は国防予算以外の政府支出で、「扶助」「一般財政管理」の予算案にも偽装した名目で国防軍支出が計上され、   予算成立後、それを組み替えて本来の支出目的に支出されました。 2. 合法的な会計は、陸海軍とも<白>会計と呼ばれ、陸軍の非合法会計は<青>会計、海軍のそれは、<赤>会計と   呼ばれていましたが、1928年以後は陸軍の非合法会計をX会計、海軍の非合法会計をB会計と言うようになりました。   なお、陸軍の非合法会計は、「軍備基金」とか「修繕基金」とする場合もあります。 3. 政府支出のうち、「戦後処理負担」の「武装解除・撤退」の支出の一部は、「製造施設基金」として軍需産業に補助金として   交付されたり、X会計に繰り入れられたりしています。 4. 航空戦力に関する支出は、X会計、B会計のそれぞれで支出されたほか、政府支出の「運輸省」支出からも民間航空に   対する補助金を実際の必要以上に多額に計上するやり方で行われました。 5. 陸軍では、陸軍兵器局が支出の担当となり、予算の集約、現金収支統制と支出統制は、1920年代半ばは参謀本部、   その後は国防局が当たっています。   その支出を管理する特別の国庫勘定としては、B勘定が設定され、全ての資金収支を統一的に管理することになって   いました。 この支出の内訳ですが、陸軍はたいていの場合、総動員時に急増する軍備に備えて予め建設しておく製造設備資金に多く 充てられています。 1928年度のX会計予算は、総額6,910万マルクで、これは正規国防支出項目の実に43.2%に相当しています。 このうち、4,610万マルクはノレ基準に対する違法支出であり、更にその中の2,370万マルクは別の支出項目からの繰り入れ 支出でした。 施設建設支出の例を挙げると、既存製造設備を偽装して、歩兵・砲兵用兵器製造の為の機械設備の整備として、ポルテ、 ボルジッヒ、リグノーゼに資金を提供しますが、ポルテ以外は非合法企業でした。 火薬の製造能力向上のため、ヴォルフ、リグノーゼ、クリュンメル、ブラウエに対する事業所新設費用を提供しますが、この 4社とも非合法企業であり、事業は表向き、各社の自主的なものとされていました。 また、ドイツ硝子白熱光製作所(アゥワー)に対しては、ガスマスク製造施設の拡大が図られますが、名目上、これは、「市民 のガス防護の準備」、ティール・ゼーバッハ兄弟社は合法企業として信管製造を行っていましたが、計画による施設拡大と 製造能力向上は、動員時の必要を満たすためであったために、この事業は「時計製造施設の拡張」として実行されました。 最後に、毒ガス戦闘用資材の調達は、中間製品は通常取引でしたが、最終生産はソ連領内で行っていました。 ちなみに、国防軍支出に対する非合法支出(対歳出比)は以下の通りです。                 1925 1926 1927 1928 1929 1930 1931 1932 陸軍非合法支出額     40   35   50  75.2  59.4 64.9   ?  66.6 (単位100万マルク) 国防費の支出割合     9.1   7.7 10.0  13.8  12.1  13.1     14.6 海軍非合法支出額                  6.9  7.7  12.3 対支出比                        3.3  4.0  6.8 ちなみに、大蔵省内部では、「海軍は何時も嘘をつく。陸軍は本当のことを言うが、ただ、それは極稀だ」と言われていました。 #right(){(217:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **ドイツのレーダー技術は英米より立ち遅れていたの? ドイツは別に立ち遅れてないよ。 ウルツブルグでぐぐってみるとよい。 ただ、イギリスが死に物狂いで電子戦に血道を上げてたのから比べると 優先順位としては相対的に低かった、ってことはあるかも。 #right(){(702:424)} **第一次世界大戦から日独伊三国同盟までのドイツ人の対日感情はどうだったんですか? 第一次大戦では完全に敵国で青島や南洋諸島を日本に奪われてるし、大戦間期にドイツは中華民国に軍事顧問や兵器を送って日本との戦いを支援している。 大戦間期にドイツで出版されたSFや仮想戦記を論じた『理想郷としての第三帝国』によれば、ヒトラーが政権を取る直前まで日本を敵とした小説が多く書かれてる。 中には日本と中国が連合してヨーロッパを蹂躙しようとしたけど天才的科学者が発明した超兵器とか細菌兵器で皆殺し、なんてトンデモない内容のもある。 そんな感じで日本に対しては警戒感のほうが強かった。 #right(){(724:32)} ----
#contents ---- **WW2の独は米英のレーダーをもう少しコピー出来なかったのか 航空機搭載型では末期に実用化されたドイツ初のcm波レーダー「ベルリン」は撃墜した モスキートのレーダをそっくりコピーしたものです #right(){(62:904)} **ドイツでも政府が企業を接収する事はあったのでしょうか? 企業を国家が接収するのはドイツでも行われていました。 ドイツでは、R企業(Rustungsbetriebe)と言って、「戦時におけるその活動を国防軍によって規制され、平時 に於いて既にそれに備える企業」、主に戦闘用兵器生産企業が指定されていますし、国防経済に関与する 場合は、k企業(Kriegswichtige Betriebe)やl企業(Lebenswichtige Betriebe)に指定され、いずれも、国防軍 経済監督部やライヒ経済省地方支所などの指定、監督の下に設けられています。 更に、国防軍にはそれぞれの軍に、「専用企業」というものがあり、空軍の場合は、Junkers、Aradoなどの航空機 製造企業4社、ドイツ航空銀行、航空施設有限会社など合計20社に上っています。 また、陸軍は、有限会社鉱業資源再利用協会という特殊会社の元に、陸軍専用工業企業(HIB)がその資産管理の 元で操業していました。 これは、1944年11月には111企業に上っていました。 #right(){(171:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **WW1でドイツ軍に所属し、勲章等を受けた経験があるユダヤ人でも強制収容所に収監されたんでしょうか? 絶滅収容所ができる前の話だが、 白ルテニア地方(ベラルーシ)の司政官だったヴィルヘルム・クーべが、処刑のため移送されてきた ユダヤ人の中から第一次大戦の叙勲者をピックアップしてヒムラーに助命を願い出たという話がある。 ちなみにこのクーべという男、ナチ初期からの党員で強硬な反ユダヤ主義者だったのだが党中央と ケンカして独ソ戦後に占領地域の司政官に左遷された。 そこで迫害されるユダヤ人の姿を見て彼らの庇護者に変貌、時には本人が直接現場にかけつけるなど してユダヤ人狩りへの妨害を続けてSSと対立した。 ナチはこの反逆者に手を焼いたが、解任される前に皮肉なことに彼はパルチザンメンバーの使用人が ベッドに仕掛けた爆弾によって暗殺されている。 #right(){(236:815)} **ナチスドイツにおいては、一般の警察官や消防員も組織上はSSの一員ということになるんでしょうか?  ナチス政権下のドイツでは警察組織は親衛隊の管轄下にあった。  いわゆる「町のお巡りさん」から刑事警察、公安警察、それぞれ 管理担当の部門がSS内にある。  消防隊も組織序列上は親衛隊とは別だがやはり実際の管轄的には 親衛隊の管轄下にあった。 #right(){(173:798)} ナチスってのは行政で警察国家を作って大きくなって来たのさ。 組織が肥大化するに従って官僚化して、SS国家長官の下に都市防衛警察・組織警察・保安警察・SD(情報機関)があり、 保安警察の下にゲシュタポ・刑事警察が入っている。 SSは政治警察で発足してナチス幹部の身辺警護で始まってる。これも組織が肥大化して準軍事組織が武装SSと呼ばれ、 陸軍に対抗できる(クーデター防止)軍隊編成になって 戦争にも積極的に参加して、陸軍の一部と行って良いほどに同化していくんだ。 #right(){(173:一等自営業 ◆JYO8gZHKO.)} **ワイマール時代のドイツでは、再軍備の為の隠し予算があったと聞きましたが、どういったものだったのでしょうか? 全体的に軍事費の規模が縮小傾向にありましたが、必要なものを賄わないといけないので、偽装した支出が行われています。 種類的には以下のものです。  1. 予算には合法的に計上されていながら、ノレ基準(Versailles条約に基づいて国際軍事監視委員会が規定した軍備制限)    を越える軍備活動に対する支出  2. 予算に正規に計上されていない軍備のための支出  3. 軍備制限規定に違反し、かつ予算上の措置も執られていない軍備活動に対する支出 1920年代初頭の場合は、国防省に対する民間からの献金を財源に基金を設立、また、合法的に取得した予算費目から一部を そう言った基金に組み入れて運用すると言うケースがありました。 1925年以降、陸軍では、正規の歳出額の1割をそうした非合法支出に充てていましたし、1923年のルール闘争に際して、政府が 国防軍に提供した、総額1億金マルクの資金から、ルール基金という基金を設け、これと民間からの寄付をを財源に企業に非合法 の出資とか融資を行い、補助金を交付しています。 例えば、これらの資金を以て、旧軍需産業で解体・撤去された軍需生産用の設備を買い取り、ロッテルダム、ストックホルムで保管 した後、新規に軍需生産に従事する企業にこれらの設備を提供し、資金を得ています。 これが、総額7,450万マルクに上りました。 また、1927年に発覚した、海軍の「ローマン事件」では、海軍軍令部海上輸送部の部長だったローマンと言う人物の汚職事件ですが、 これは、海軍の秘密軍備資金を運用するために、映画会社の株式を取得し、その映画会社は、国防相、蔵相、海軍軍令部長の債務 保証の下に、資金借入を行い、映画の輸入割当についても政府から特別な便宜を図るなどした見返りに、彼の個人秘書に対し、映画 会社は彼女に多額の給与と住宅の贈与を行い、映画会社からローマンに対するキックバックは、1000万マルクに上ったと言うもので、 こうした資金運用が、陸海軍の裏基金を支えていました。 流石に、こうした偽装工作は政府の危機を招くことになったので、政府、議会、軍部と折衝の結果、1928年以降は以下のように秘密資金 の設定が行われるようになります。 1. 秘密再軍備のための資金は、合法的な会計上、陸海軍予算案の諸科目に偽装して計上されます。   また、一部は国防予算以外の政府支出で、「扶助」「一般財政管理」の予算案にも偽装した名目で国防軍支出が計上され、   予算成立後、それを組み替えて本来の支出目的に支出されました。 2. 合法的な会計は、陸海軍とも<白>会計と呼ばれ、陸軍の非合法会計は<青>会計、海軍のそれは、<赤>会計と   呼ばれていましたが、1928年以後は陸軍の非合法会計をX会計、海軍の非合法会計をB会計と言うようになりました。   なお、陸軍の非合法会計は、「軍備基金」とか「修繕基金」とする場合もあります。 3. 政府支出のうち、「戦後処理負担」の「武装解除・撤退」の支出の一部は、「製造施設基金」として軍需産業に補助金として   交付されたり、X会計に繰り入れられたりしています。 4. 航空戦力に関する支出は、X会計、B会計のそれぞれで支出されたほか、政府支出の「運輸省」支出からも民間航空に   対する補助金を実際の必要以上に多額に計上するやり方で行われました。 5. 陸軍では、陸軍兵器局が支出の担当となり、予算の集約、現金収支統制と支出統制は、1920年代半ばは参謀本部、   その後は国防局が当たっています。   その支出を管理する特別の国庫勘定としては、B勘定が設定され、全ての資金収支を統一的に管理することになって   いました。 この支出の内訳ですが、陸軍はたいていの場合、総動員時に急増する軍備に備えて予め建設しておく製造設備資金に多く 充てられています。 1928年度のX会計予算は、総額6,910万マルクで、これは正規国防支出項目の実に43.2%に相当しています。 このうち、4,610万マルクはノレ基準に対する違法支出であり、更にその中の2,370万マルクは別の支出項目からの繰り入れ 支出でした。 施設建設支出の例を挙げると、既存製造設備を偽装して、歩兵・砲兵用兵器製造の為の機械設備の整備として、ポルテ、 ボルジッヒ、リグノーゼに資金を提供しますが、ポルテ以外は非合法企業でした。 火薬の製造能力向上のため、ヴォルフ、リグノーゼ、クリュンメル、ブラウエに対する事業所新設費用を提供しますが、この 4社とも非合法企業であり、事業は表向き、各社の自主的なものとされていました。 また、ドイツ硝子白熱光製作所(アゥワー)に対しては、ガスマスク製造施設の拡大が図られますが、名目上、これは、「市民 のガス防護の準備」、ティール・ゼーバッハ兄弟社は合法企業として信管製造を行っていましたが、計画による施設拡大と 製造能力向上は、動員時の必要を満たすためであったために、この事業は「時計製造施設の拡張」として実行されました。 最後に、毒ガス戦闘用資材の調達は、中間製品は通常取引でしたが、最終生産はソ連領内で行っていました。 ちなみに、国防軍支出に対する非合法支出(対歳出比)は以下の通りです。                 1925 1926 1927 1928 1929 1930 1931 1932 陸軍非合法支出額     40   35   50  75.2  59.4 64.9   ?  66.6 (単位100万マルク) 国防費の支出割合     9.1   7.7 10.0  13.8  12.1  13.1     14.6 海軍非合法支出額                  6.9  7.7  12.3 対支出比                        3.3  4.0  6.8 ちなみに、大蔵省内部では、「海軍は何時も嘘をつく。陸軍は本当のことを言うが、ただ、それは極稀だ」と言われていました。 #right(){(217:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **ドイツのレーダー技術は英米より立ち遅れていたの? ドイツは別に立ち遅れてないよ。 ウルツブルグでぐぐってみるとよい。 ただ、イギリスが死に物狂いで電子戦に血道を上げてたのから比べると 優先順位としては相対的に低かった、ってことはあるかも。 #right(){(702:424)} **第一次世界大戦から日独伊三国同盟までのドイツ人の対日感情はどうだったんですか? 第一次大戦では完全に敵国で青島や南洋諸島を日本に奪われてるし、大戦間期にドイツは中華民国に軍事顧問や兵器を送って日本との戦いを支援している。 大戦間期にドイツで出版されたSFや仮想戦記を論じた『理想郷としての第三帝国』によれば、ヒトラーが政権を取る直前まで日本を敵とした小説が多く書かれてる。 中には日本と中国が連合してヨーロッパを蹂躙しようとしたけど天才的科学者が発明した超兵器とか細菌兵器で皆殺し、なんてトンデモない内容のもある。 そんな感じで日本に対しては警戒感のほうが強かった。 #right(){(724:32)} ----

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