「リボルバー全般」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

リボルバー全般」(2012/07/28 (土) 20:58:06) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

#contents ---- **最初のリボルバーは紙薬莢を使用していたのでしょうか? シリンダーの穴ごとの前装式です。 よって、再装填を行うよりもシリンダーを変えたほうが手っ取り早く、 人によってはその手間すらも惜しんで数丁の銃を持ち歩いたりしたとか。 #right(){(48:大渦よりの何某か。)} **38口径リボルバー拳銃でツキノワグマあるいはヒグマを撃ってうまく胴体あるいは頭部に命中した場合、殺すことが出来なくても、ひるませることくらいはできるんですか? 相手を怒らせるだけです。撃った人間が殺される可能性が上がるだけでしょう。 アラスカでは狩猟の最悪の場合の護身用に44マグナムが推奨されています。 グリズリーでは44マグナムでも一発で死ぬとは限りません。 勿論、38スペシャルでも眼球にでも当たればどうなるか分かりませんが。 #right(){(59:19)} 胴体ではまず致命傷にはなりません。 ほぼ間違いなく返り討ちにあいます。 頭部でも眉間のような急所でなければ仕留めることはできないでしょう。 加えて頭部は意外なほど小さな的ですからよほど腕に覚えがなければ狙うべきですらありません。 #right(){(59:23)} 38SPくらいだと、頭に当たっても頭蓋骨にはじかれ、胴体に当たっても 分厚い毛皮+脂肪+筋肉にはばまれ致命傷は難しいでしょうね。 でも、昔のマタギは下手をすると38SPより威力のない火縄銃や猟銃で ツキノワグマやヒグマを仕留めていましたから、絶対に不可能という訳では 無いと思います。 もちろんマタギは、犬を使ったり数人で囲んだりして、熊の急所(喉のあたり と聞いた覚えがあります)を一発必中で狙う技術があったからでしょうけど。 #right(){(59:24)} **「リボルバー」って、排莢&再装填は自動ではできないのですか? リボルバーっていうのは俗に言うレンコン型弾倉の『輪胴式』。 回転する弾倉(シリンダー)があって、その中に5~6の薬室を持つ物が普通。 シリンダーが回転することにより、次弾をバレル前方に持ってくるわけで……。 薬室の中身を撃ち尽くすと、一度撃った弾がバレル前に戻ってくる。 自動装填装置付きの単発拳銃と見ると良いかもしれない。 ようは、自動拳銃だって装弾数うち切ったら再装填が必要なように、 リボルバーだって弾の再装填は必要。 こういう多薬室式の銃で再装填システムがある物はないのかと言う事なら、 一部の機関銃の機関部はこういう多薬室のシステムをとってはいる。 #right(){(59:大渦よりの来訪者 ◆KVBzr3neko)} **リボルバーで銃身が極端に短いものがありますが、あれって意味があるのでしょうか? 銃身が短くても内部のライフリングで回転させて弾丸(弾道)を安定させることが出来ます。 #right(){(初心者質問スレ367:99)} **リボルバータイプの拳銃は、ハンマーを起こした後で発砲の必要が無くなった場合、発砲せずにハンマーを寝かせることは可能ですか? 回転式弾倉を備えたリボルバー式の拳銃では、一度起こした撃鉄を発砲せずに倒す事は可能です 安全装置として、ハンマー/トリガーリバウンドセフティと呼ばれる機構が備えられたものであれば 撃鉄を倒れない様に押さえたまま、引き鉄を引き撃鉄をフリーにした後に、引き金を戻す事で 安全装置により撃針が雷管を叩かない様にブロックされるので、安全に撃鉄を戻す事が出来ます。 またそのような安全装置が無い場合、撃鉄と撃針或いはフレームの間に何かを挟む事で 比較的安全に撃鉄を戻す事が出来ますが、安全上、推奨されない操作法です これは安全装置の有無に関係なく、射撃場などでは危険行為として禁じられています。 #right(){(初心者スレ493:324,三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **リボルバー拳銃のスピードローダーは口径と装弾数が同じなら、同社の違うモデルの銃や他社の銃でも使えるんですか? メーカーの方で対応する機種に応じて数種類用意しています 例えばS&WとCOLTの38口径6連発は同じタイプのスピードローダーが共用可能ですし 同様に44口径6連発の物も殆どのメーカーでスピードローダーが共用出来ます。 #right(){(348:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **リボルバーのトリガータッチについて。ダブルアクションで撃鉄を起こして撃っても、シングルアクションの引き易さには勝てないのは何故? それは引き鉄のシア部分の力学的な位置の違いから来ます 構造上ダブルアクショントリガーは軸から遠い位置でハンマーを保持する事になり 梃子の原理で接触面から引き鉄に掛かる圧力がシングルアクションのみのものに比べて高いからです その為同じシングルアクション動作でも引き代は短いながら撃鉄を開放する為に必要な力は シングルアクションのみに比べてダブルアクション型の方が大きく成ります 但しこのトリガープルはシア接触面の角度によりある程度調節出来るので、 メーカーの設計思想によってこの差は小さい場合もあります。 #right(){(325:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **いまの時代、リボルバーはもう需要がないのですか? 回転式拳銃は、その整備性と操作の簡易な点から護身用途で需要があります 警察用や軍用に於いてはその役割を終えたとも言えますが、例えば仏蘭西の特殊部隊では マニューリンの.357マグナムリボルバーを消音タイプに改造して使用していおり、、 現在でも用途によっては充分に通用します。 #right(){(344:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} 山口組では最高顧問のひとり柳川組長が射殺されたとき携行していたコルトガバメントが故障していて 最後の言葉が「銃はレンコン式を使え」だったので幹部筋はリボルバーを使用しています。 #right(){(344:42)} **芸としての拳銃のはやうちで使われる拳銃ってリボルバーが多いように思えますが、オートの拳銃に比べて何かメリットがあるんですか? 恐らく見た目に因るもの。 抜く速さだけならワルサーPPKのように丸く滑らかに作られたポケット自動拳銃の方がさっと抜けるだろうし、 精度もリボルバーのが下(シリンダーを回転させる都合上薬室と銃身をぴったり繋げられないという構造上の弱点がある) #right(){(609:907)} 早撃ちに使われるSAA(シングルアクションアーミー)と呼ばれる銃は 回転式拳銃の中でも特にホルスターからの抜き撃ちに向いています その理由は、握把(グリップ)の角度が素早く抜いて撃つのに丁度良い感じになっていて、 尚且つ、引き鉄を引いたまま撃鉄を起こして倒すだけで発砲出来る構造に成って居る為です 実際、初弾発射までの時間は、腰溜めで近距離の標的を撃つ場合に限れば SAAの方が早いケースがありますがそれ以外の条件では余程技能の高い射手でないと 近代的な自動装填式拳銃の即応能力には太刀打ち出来ません。 つまり、条件次第では回転式が有利な状況もある、と言う事ですね。 #right(){(609:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **早撃ちの動画を見るとリボルバーばかりの気がしますが、オートより有利なんでしょうか? 理論上、遊底(スライド)が前後するより早い発射速度で撃てます。 #right(){(318:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **リボルバー銃って9mmや45ACPに対してやたら弾が長い気がするんですが何でなんですか? >普通に9mmや45ACPを使えばいいのでは? 回転式拳銃の輪胴(シリンダ)が自動装填式の弾倉と比較して長いのは、 同一口径の弾薬を互換性を維持したまま威力を向上させて来た開発経緯があります また回転式拳銃の歴史は古く、黒色火薬を併用した時代もあり 自動装填式と同等以上の威力を安価に得られるので 全長が長く大容量の弾薬でも全く問題は無く、逆に 広く普及する要因にも成っています。 #right(){(618:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **回転式拳銃のスイングアウトってどうやるんですか? >映画とかだとスナップをきかせて振り出してるように見えるんですが、あれで正しいんでしょうか? シリンダーをフレームに固定するシリンダーロックを解除する為の部品があります S&Wではサムピースと呼ばれて居る部品で、これを押したり引いたりして解除し 手で軽く振り出す(スイングアウト)する事が出来ます 蛇足ですがシリンダーを戻す時は手で押して戻さないとたまに破損の原因となります。 #right(){(316:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **リボルバーを使って水中で全弾発射する事はできるのでしょうか? >オートマチックと違って排莢も装填も手動なので、私の考えでは出来ると思うのですが 発射する事だけなら出来ますが、射程は数メートル以内で、威力も全く無くなります また自動装填式でも一発だけなら発砲する事は可能です ただし威力は、数メートル先の標的にコツンを当たる程度まで 水の抵抗により減衰してしまうので、水中用の銃器と言うものがあります ソビエトのAPSなどが有名ですね。 #right(){(625:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **リボルバー拳銃ってセーフティーついてないけどなんでですか? 現代の回転式拳銃は、ほぼ全ての機種について、撃鉄が不意に雷管に触れ無いように 引き鉄を引かない状態では、リバウンドセフティーリンクと言う部品が撃鉄を固定し 雷管に撃針が触れない構造になっています。 また日本の警察官は、拳銃を携行する際、 執行実包と言って拳銃用弾薬を5発単位で携行します、 その為かつては、米軍供与のM1917式等の六連発式であっても その輪胴(シリンダ)には五発が装填され、必ず実包の装填されない薬室が生じます すなわち、拳銃使用時に空の薬室の初期位置が撃針の当たる位置で無いと 連続して発砲する際に空撃ちになる事態が起きて仕舞う為 装填時の初期位置が撃針に当たる位置に来るようにしていました 奇しくもそれはS.A.Aの時代の安全対策でもあった、と言うだけの事です。 #right(){(626:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **スウィングアウト式のリボルバーは、どうやってシリンダーを開く(スウィングアウトする)のでしょうか? >普段は(勝手に開かないように)ロックが掛かっているのだと思うのですが、その解除操作がよくわかりません。 >シリンダーとグリップの間に何かレバーのようなものがありますが、これでしょうか? スウィングアウト式のリボルバーは大抵、仰るような位置に有るシリンダーラッチと言う部品を介して 輪胴の軸がフレームに固定されています、ですから輪胴をスイングアウトさせる時には S&Wはサムピースをマズル方向に押して、コルトは後方に引くように操作して解除するなど、 メーカー毎に操作性は異なっています。 またS&Wなどは輪胴の軸に通ったボルトと言う部品により 輪胴を前後から固定し大威力の弾薬を発射した反動にも耐えるように設計されています。 #right(){(636:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **リボルバーで2連射してんだけど、これどういう状況? >http://www.youtube.com/watch?v=C4OE78spknk&NR=1 これは「ダブリング」と言う現象だと思われます、 競技用などの引き鉄の引き代が軽い銃で、まれに起きます、 引き鉄を引ききった状態で銃が反動で動揺した時、 無意識に指が緩んで引き鉄がリセットされて仕舞った状況で、 射手は元の姿勢に復帰しようとする途上、再度引き鉄を引く事で、 不意に二発目が発砲されたようです。 このような現象は、発射反動の強い強装弾薬を使用する銃を、 初心者が発砲した時に起こりやすい、不時発砲事故で、 大口径、大威力で引き鉄を複数備えたダブルバレル式の銃でも起きやすいです。 #right(){(644:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **リボルバーってオートマチックの弾より長いから、その分威力はあるの? 一概にリボルバー用の弾の方がオートマチック用より長いとは決まっていません。 まあ、オートマチックの場合、装填、排莢のストローク、グリップの長さの関係から カートリッジ、薬莢の長さに制限がかかりやすい傾向はありますが。 ただし、弾薬としての威力は、例えばJane'sの弾薬ハンドブックによると、.38口径の場合、  リボルバー用の.38S&Wスペシャルは  薬莢長29.5mm、全長39.4mm、弾丸重量8.6g、銃口速度289m/s、銃口エネルギー357J  同じ口径のオートマチック用、.38ACPは  薬莢長22.9mm、全長32.5mm、弾丸重量8.4g、銃口速度320m/s、銃口エネルギー431J  同じ口径のオートマチック用、.38スーパーACPは  薬莢長22.9mm、全長32.5mm、弾丸重量8.4g、銃口速度390m/s、銃口エネルギー640J であり、より小さいオートマチック用弾の方が大威力となっています。リボルバーの場合、 弾倉と銃身の間から発射ガスが漏れますから、特殊な方式にしない限り、威力が低下します。 #right(){(679:system ◆systemVXQ2)} **たまーに7連発のリボルバーってありますが、なんで7連なんでしょう? >弾数なら8連の方が多いし正七角形より八角形のほうが作りやすそうな… ・ひとつめ リボルバーの装弾数を奇数にすることの利点は、 シリンダーラッチの位置が装弾する穴と穴の間に来る形になるので 強度的に有利になるという点が挙げられる 以下詳しく説明 さあ発射するぞって状態、普通のリボルバーだと弾が一番上に来てる時、 一番下にはシリンダーの回転を止めるための部品が入り込むミゾが刻まれている=シリンダーラッチ 装弾数が偶数だと、そこには一番上と同様に弾が来るけれど 装弾数が奇数だと、そこは弾と弾の中間になる シリンダーの径が同じでも、ミゾを刻む位置が弾を入れる穴と同じになるか、その中間になるかによって シリンダーの肉厚が最小となる部分の肉厚が大きく変わってくるわけ そのことは強度のアップに繋がるし、同じシリンダー径でより強い弾が撃てることにも繋がる #right(){(671:480)} **リボルバーって装弾数はだいたい5発か6発ですが、もっと沢山できないの? 通常回転式では輪胴の大きさの制限があるので、5発や6発の装弾数が主流ですが 22LRのような小口径なら12発装填可能なものもあります また主流である.38spl/.357magでも8発撃てるエイトショットがあります #right(){(585:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ハンマーレスタイプのリボルバーがあると聞いたのですが、これってどうやって撃鉄を起こすのでしょうか? S&W社の小型リボルバー(Jフレームといってチーフズズペシャルとか有名)にそういうタイプがある。 ハンマーレスというかハンマーが露出していないので取り出すときに引っかかりにくいというのが主眼。 モデル名だとcentennialとかairweightとか。 当然ダブルアクションのみでしか操作できない。 #right(){(331:218)} **ダブルアクションとオートリボルバーの違いって何です? ウェブリーフォスベリーやマテバウニカのようなオートマチックリボルバーは、 ダブルアクション機構を使わずに連続して発射するために、 分割されたフレームが反動によって後退し、撃鉄を起こすと同時に 輪胴を一発分回転させる事で次弾発射態勢に自動的に整えます。 #right(){(681:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **リボルバー銃でレマットリボルバー以外に装弾数が6より多いものはありますか? 24連発というのがるらしい http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1044534810 http://homepage1.nifty.com/widewestweb/MnLeMatRevolver.htm #right(){(681:490)} **リボルバーの弾って長いけれどガス漏れで初速はオートマチックと大差ないそうですが、ならオートマチックでリボルバーの弾を撃てる拳銃はかなり初速がでるんでしょうか? イスラエルIAI/マグナムリサーチ社のデザートイーグルは .357Magnum・.41magnum・.44Magnumに対応しており、 また.22LR弾は回転式や自動装填式、また小銃にも使われています。 回転式拳銃のシリンダーギャップからのリークによる初速の低下は 実用上問題の無いレベルですが、実際には銃身内を前進する弾体を 発射ガスが追い越す、マズル方向のガスリークもあり、厳密には 自動装填式でも、同じ銃身長で同一の弾を使用しても 機種によって初速は異なります。 #right(){(683:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} ----
#contents ---- **最初のリボルバーは紙薬莢を使用していたのでしょうか? シリンダーの穴ごとの前装式です。 よって、再装填を行うよりもシリンダーを変えたほうが手っ取り早く、 人によってはその手間すらも惜しんで数丁の銃を持ち歩いたりしたとか。 #right(){(48:大渦よりの何某か。)} **38口径リボルバー拳銃でツキノワグマあるいはヒグマを撃ってうまく胴体あるいは頭部に命中した場合、殺すことが出来なくても、ひるませることくらいはできるんですか? 相手を怒らせるだけです。撃った人間が殺される可能性が上がるだけでしょう。 アラスカでは狩猟の最悪の場合の護身用に44マグナムが推奨されています。 グリズリーでは44マグナムでも一発で死ぬとは限りません。 勿論、38スペシャルでも眼球にでも当たればどうなるか分かりませんが。 #right(){(59:19)} 胴体ではまず致命傷にはなりません。 ほぼ間違いなく返り討ちにあいます。 頭部でも眉間のような急所でなければ仕留めることはできないでしょう。 加えて頭部は意外なほど小さな的ですからよほど腕に覚えがなければ狙うべきですらありません。 #right(){(59:23)} 38SPくらいだと、頭に当たっても頭蓋骨にはじかれ、胴体に当たっても 分厚い毛皮+脂肪+筋肉にはばまれ致命傷は難しいでしょうね。 でも、昔のマタギは下手をすると38SPより威力のない火縄銃や猟銃で ツキノワグマやヒグマを仕留めていましたから、絶対に不可能という訳では 無いと思います。 もちろんマタギは、犬を使ったり数人で囲んだりして、熊の急所(喉のあたり と聞いた覚えがあります)を一発必中で狙う技術があったからでしょうけど。 #right(){(59:24)} **「リボルバー」って、排莢&再装填は自動ではできないのですか? リボルバーっていうのは俗に言うレンコン型弾倉の『輪胴式』。 回転する弾倉(シリンダー)があって、その中に5~6の薬室を持つ物が普通。 シリンダーが回転することにより、次弾をバレル前方に持ってくるわけで……。 薬室の中身を撃ち尽くすと、一度撃った弾がバレル前に戻ってくる。 自動装填装置付きの単発拳銃と見ると良いかもしれない。 ようは、自動拳銃だって装弾数うち切ったら再装填が必要なように、 リボルバーだって弾の再装填は必要。 こういう多薬室式の銃で再装填システムがある物はないのかと言う事なら、 一部の機関銃の機関部はこういう多薬室のシステムをとってはいる。 #right(){(59:大渦よりの来訪者 ◆KVBzr3neko)} **動作の信頼性という面でリボルバーがいいのでしょうか 部品点数の少ないリボルバーの方が故障が少なく また弾丸が不発でもそのまま次弾を撃てる #right(){(61:447)} **リボルバーで銃身が極端に短いものがありますが、あれって意味があるのでしょうか? 銃身が短くても内部のライフリングで回転させて弾丸(弾道)を安定させることが出来ます。 #right(){(初心者質問スレ367:99)} **リボルバータイプの拳銃は、ハンマーを起こした後で発砲の必要が無くなった場合、発砲せずにハンマーを寝かせることは可能ですか? 回転式弾倉を備えたリボルバー式の拳銃では、一度起こした撃鉄を発砲せずに倒す事は可能です 安全装置として、ハンマー/トリガーリバウンドセフティと呼ばれる機構が備えられたものであれば 撃鉄を倒れない様に押さえたまま、引き鉄を引き撃鉄をフリーにした後に、引き金を戻す事で 安全装置により撃針が雷管を叩かない様にブロックされるので、安全に撃鉄を戻す事が出来ます。 またそのような安全装置が無い場合、撃鉄と撃針或いはフレームの間に何かを挟む事で 比較的安全に撃鉄を戻す事が出来ますが、安全上、推奨されない操作法です これは安全装置の有無に関係なく、射撃場などでは危険行為として禁じられています。 #right(){(初心者スレ493:324,三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **リボルバー拳銃のスピードローダーは口径と装弾数が同じなら、同社の違うモデルの銃や他社の銃でも使えるんですか? メーカーの方で対応する機種に応じて数種類用意しています 例えばS&WとCOLTの38口径6連発は同じタイプのスピードローダーが共用可能ですし 同様に44口径6連発の物も殆どのメーカーでスピードローダーが共用出来ます。 #right(){(348:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **リボルバーのトリガータッチについて。ダブルアクションで撃鉄を起こして撃っても、シングルアクションの引き易さには勝てないのは何故? それは引き鉄のシア部分の力学的な位置の違いから来ます 構造上ダブルアクショントリガーは軸から遠い位置でハンマーを保持する事になり 梃子の原理で接触面から引き鉄に掛かる圧力がシングルアクションのみのものに比べて高いからです その為同じシングルアクション動作でも引き代は短いながら撃鉄を開放する為に必要な力は シングルアクションのみに比べてダブルアクション型の方が大きく成ります 但しこのトリガープルはシア接触面の角度によりある程度調節出来るので、 メーカーの設計思想によってこの差は小さい場合もあります。 #right(){(325:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **いまの時代、リボルバーはもう需要がないのですか? 回転式拳銃は、その整備性と操作の簡易な点から護身用途で需要があります 警察用や軍用に於いてはその役割を終えたとも言えますが、例えば仏蘭西の特殊部隊では マニューリンの.357マグナムリボルバーを消音タイプに改造して使用していおり、、 現在でも用途によっては充分に通用します。 #right(){(344:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} 山口組では最高顧問のひとり柳川組長が射殺されたとき携行していたコルトガバメントが故障していて 最後の言葉が「銃はレンコン式を使え」だったので幹部筋はリボルバーを使用しています。 #right(){(344:42)} **芸としての拳銃のはやうちで使われる拳銃ってリボルバーが多いように思えますが、オートの拳銃に比べて何かメリットがあるんですか? 恐らく見た目に因るもの。 抜く速さだけならワルサーPPKのように丸く滑らかに作られたポケット自動拳銃の方がさっと抜けるだろうし、 精度もリボルバーのが下(シリンダーを回転させる都合上薬室と銃身をぴったり繋げられないという構造上の弱点がある) #right(){(609:907)} 早撃ちに使われるSAA(シングルアクションアーミー)と呼ばれる銃は 回転式拳銃の中でも特にホルスターからの抜き撃ちに向いています その理由は、握把(グリップ)の角度が素早く抜いて撃つのに丁度良い感じになっていて、 尚且つ、引き鉄を引いたまま撃鉄を起こして倒すだけで発砲出来る構造に成って居る為です 実際、初弾発射までの時間は、腰溜めで近距離の標的を撃つ場合に限れば SAAの方が早いケースがありますがそれ以外の条件では余程技能の高い射手でないと 近代的な自動装填式拳銃の即応能力には太刀打ち出来ません。 つまり、条件次第では回転式が有利な状況もある、と言う事ですね。 #right(){(609:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **早撃ちの動画を見るとリボルバーばかりの気がしますが、オートより有利なんでしょうか? 理論上、遊底(スライド)が前後するより早い発射速度で撃てます。 #right(){(318:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **リボルバー銃って9mmや45ACPに対してやたら弾が長い気がするんですが何でなんですか? >普通に9mmや45ACPを使えばいいのでは? 回転式拳銃の輪胴(シリンダ)が自動装填式の弾倉と比較して長いのは、 同一口径の弾薬を互換性を維持したまま威力を向上させて来た開発経緯があります また回転式拳銃の歴史は古く、黒色火薬を併用した時代もあり 自動装填式と同等以上の威力を安価に得られるので 全長が長く大容量の弾薬でも全く問題は無く、逆に 広く普及する要因にも成っています。 #right(){(618:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **回転式拳銃のスイングアウトってどうやるんですか? >映画とかだとスナップをきかせて振り出してるように見えるんですが、あれで正しいんでしょうか? シリンダーをフレームに固定するシリンダーロックを解除する為の部品があります S&Wではサムピースと呼ばれて居る部品で、これを押したり引いたりして解除し 手で軽く振り出す(スイングアウト)する事が出来ます 蛇足ですがシリンダーを戻す時は手で押して戻さないとたまに破損の原因となります。 #right(){(316:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **リボルバーを使って水中で全弾発射する事はできるのでしょうか? >オートマチックと違って排莢も装填も手動なので、私の考えでは出来ると思うのですが 発射する事だけなら出来ますが、射程は数メートル以内で、威力も全く無くなります また自動装填式でも一発だけなら発砲する事は可能です ただし威力は、数メートル先の標的にコツンを当たる程度まで 水の抵抗により減衰してしまうので、水中用の銃器と言うものがあります ソビエトのAPSなどが有名ですね。 #right(){(625:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **リボルバー拳銃ってセーフティーついてないけどなんでですか? 現代の回転式拳銃は、ほぼ全ての機種について、撃鉄が不意に雷管に触れ無いように 引き鉄を引かない状態では、リバウンドセフティーリンクと言う部品が撃鉄を固定し 雷管に撃針が触れない構造になっています。 また日本の警察官は、拳銃を携行する際、 執行実包と言って拳銃用弾薬を5発単位で携行します、 その為かつては、米軍供与のM1917式等の六連発式であっても その輪胴(シリンダ)には五発が装填され、必ず実包の装填されない薬室が生じます すなわち、拳銃使用時に空の薬室の初期位置が撃針の当たる位置で無いと 連続して発砲する際に空撃ちになる事態が起きて仕舞う為 装填時の初期位置が撃針に当たる位置に来るようにしていました 奇しくもそれはS.A.Aの時代の安全対策でもあった、と言うだけの事です。 #right(){(626:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **スウィングアウト式のリボルバーは、どうやってシリンダーを開く(スウィングアウトする)のでしょうか? >普段は(勝手に開かないように)ロックが掛かっているのだと思うのですが、その解除操作がよくわかりません。 >シリンダーとグリップの間に何かレバーのようなものがありますが、これでしょうか? スウィングアウト式のリボルバーは大抵、仰るような位置に有るシリンダーラッチと言う部品を介して 輪胴の軸がフレームに固定されています、ですから輪胴をスイングアウトさせる時には S&Wはサムピースをマズル方向に押して、コルトは後方に引くように操作して解除するなど、 メーカー毎に操作性は異なっています。 またS&Wなどは輪胴の軸に通ったボルトと言う部品により 輪胴を前後から固定し大威力の弾薬を発射した反動にも耐えるように設計されています。 #right(){(636:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **リボルバーで2連射してんだけど、これどういう状況? >http://www.youtube.com/watch?v=C4OE78spknk&NR=1 これは「ダブリング」と言う現象だと思われます、 競技用などの引き鉄の引き代が軽い銃で、まれに起きます、 引き鉄を引ききった状態で銃が反動で動揺した時、 無意識に指が緩んで引き鉄がリセットされて仕舞った状況で、 射手は元の姿勢に復帰しようとする途上、再度引き鉄を引く事で、 不意に二発目が発砲されたようです。 このような現象は、発射反動の強い強装弾薬を使用する銃を、 初心者が発砲した時に起こりやすい、不時発砲事故で、 大口径、大威力で引き鉄を複数備えたダブルバレル式の銃でも起きやすいです。 #right(){(644:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **リボルバーってオートマチックの弾より長いから、その分威力はあるの? 一概にリボルバー用の弾の方がオートマチック用より長いとは決まっていません。 まあ、オートマチックの場合、装填、排莢のストローク、グリップの長さの関係から カートリッジ、薬莢の長さに制限がかかりやすい傾向はありますが。 ただし、弾薬としての威力は、例えばJane'sの弾薬ハンドブックによると、.38口径の場合、  リボルバー用の.38S&Wスペシャルは  薬莢長29.5mm、全長39.4mm、弾丸重量8.6g、銃口速度289m/s、銃口エネルギー357J  同じ口径のオートマチック用、.38ACPは  薬莢長22.9mm、全長32.5mm、弾丸重量8.4g、銃口速度320m/s、銃口エネルギー431J  同じ口径のオートマチック用、.38スーパーACPは  薬莢長22.9mm、全長32.5mm、弾丸重量8.4g、銃口速度390m/s、銃口エネルギー640J であり、より小さいオートマチック用弾の方が大威力となっています。リボルバーの場合、 弾倉と銃身の間から発射ガスが漏れますから、特殊な方式にしない限り、威力が低下します。 #right(){(679:system ◆systemVXQ2)} **たまーに7連発のリボルバーってありますが、なんで7連なんでしょう? >弾数なら8連の方が多いし正七角形より八角形のほうが作りやすそうな… ・ひとつめ リボルバーの装弾数を奇数にすることの利点は、 シリンダーラッチの位置が装弾する穴と穴の間に来る形になるので 強度的に有利になるという点が挙げられる 以下詳しく説明 さあ発射するぞって状態、普通のリボルバーだと弾が一番上に来てる時、 一番下にはシリンダーの回転を止めるための部品が入り込むミゾが刻まれている=シリンダーラッチ 装弾数が偶数だと、そこには一番上と同様に弾が来るけれど 装弾数が奇数だと、そこは弾と弾の中間になる シリンダーの径が同じでも、ミゾを刻む位置が弾を入れる穴と同じになるか、その中間になるかによって シリンダーの肉厚が最小となる部分の肉厚が大きく変わってくるわけ そのことは強度のアップに繋がるし、同じシリンダー径でより強い弾が撃てることにも繋がる #right(){(671:480)} **リボルバーって装弾数はだいたい5発か6発ですが、もっと沢山できないの? 通常回転式では輪胴の大きさの制限があるので、5発や6発の装弾数が主流ですが 22LRのような小口径なら12発装填可能なものもあります また主流である.38spl/.357magでも8発撃てるエイトショットがあります #right(){(585:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ハンマーレスタイプのリボルバーがあると聞いたのですが、これってどうやって撃鉄を起こすのでしょうか? S&W社の小型リボルバー(Jフレームといってチーフズズペシャルとか有名)にそういうタイプがある。 ハンマーレスというかハンマーが露出していないので取り出すときに引っかかりにくいというのが主眼。 モデル名だとcentennialとかairweightとか。 当然ダブルアクションのみでしか操作できない。 #right(){(331:218)} **ダブルアクションとオートリボルバーの違いって何です? ウェブリーフォスベリーやマテバウニカのようなオートマチックリボルバーは、 ダブルアクション機構を使わずに連続して発射するために、 分割されたフレームが反動によって後退し、撃鉄を起こすと同時に 輪胴を一発分回転させる事で次弾発射態勢に自動的に整えます。 #right(){(681:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **リボルバー銃でレマットリボルバー以外に装弾数が6より多いものはありますか? 24連発というのがるらしい http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1044534810 http://homepage1.nifty.com/widewestweb/MnLeMatRevolver.htm #right(){(681:490)} **リボルバーの弾って長いけれどガス漏れで初速はオートマチックと大差ないそうですが、ならオートマチックでリボルバーの弾を撃てる拳銃はかなり初速がでるんでしょうか? イスラエルIAI/マグナムリサーチ社のデザートイーグルは .357Magnum・.41magnum・.44Magnumに対応しており、 また.22LR弾は回転式や自動装填式、また小銃にも使われています。 回転式拳銃のシリンダーギャップからのリークによる初速の低下は 実用上問題の無いレベルですが、実際には銃身内を前進する弾体を 発射ガスが追い越す、マズル方向のガスリークもあり、厳密には 自動装填式でも、同じ銃身長で同一の弾を使用しても 機種によって初速は異なります。 #right(){(683:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} ----

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
記事メニュー
目安箱バナー