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「米軍実験機,試作機」(2012/05/19 (土) 00:09:07) の最新版変更点
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#CONTENTS
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**X-43は軍用機? 旅客機?
極超音速飛行のデータ取りのためだけに開発された飛行機ですから、軍用機とも旅客機とも言えません。
データは軍用民間どちらにも使用されるはずです。それにこいつは全長4mもない小さなやつですよ。
#right(){(4:174)}
**X-35のキャノピーの上にあるギザギザの模様は何ですか?
射出時にキャノピー割るための火薬と思われ。
#right(){(23:227)}
**X-29のコックピット回り、1号機と2号機の違い
こっちが1号機(NASA003)
#image(http://www.aerospaceweb.org/aircraft/cockpits/x29/x29_panel_01.jpg)
こっちが尻にスピンシュートを付けた2号機(NASA049)
#image(http://www.dfrc.nasa.gov/gallery/photo/X-29/Medium/EC89-0254-1.jpg)
2号機にはパネルの上段中央にAOAとヨー・レートを示す計器や
シュート展開用のスイッチが付いてたりする模様。
#right(){(43:69)}
**X-20ダイナソアが今一理解できません。
>どういう原理で地球の反対側まで周回させるんですか?
高速で飛ぶ物体にとって大気は厚い壁のようなもの。
宇宙空間から浅い角度で大気圏に突入した場合、この壁に跳ね返されて再び宇宙空間に飛び上がる。
これを繰り返すことによって航続距離を伸ばす。
水面に浅い角度で石を投げた場合を想像してもらえれば理解できると思う。
宇宙天体条約によって核等の大量破壊兵器を宇宙に置くことは禁止されているので、これの抜け道として考えたものだろう。
なおダイナソアは衛星軌道を周回する有人有翼の人工衛星として計画されたもので、爆撃任務はそのひとつにすぎない。
この他にも偵察任務などが構想されていた。
さらに付け加えると、大気圏上層をスキップする爆撃機のアイディアを最初に提唱したのは、ドイツのロケット工学者オイゲン・ゼンガー。
ジルバー・フォーゲルという機体でドイツから離陸、アメリカを爆撃した後に日本、もしくは日本領南洋諸島に着陸。
補給の後再び離陸してドイツに帰還するという構想だった。
#right(){(102:468)}
**XB-70とかYF-23のXYはそれぞれどういう意味があるんですか?
X、Yは類別記号と言われるものの一つです。
Xは1924年5月14日から使用された記号で、Experimental(試作)の状態にあることを示しています。
通常は原型機に与えられますが、生産機でも実験のため特に改造されたものには、X記号が割り当てられる場合が
あります。
なお、単独で使用する場合は、特殊研究機の接頭文字となります。
Yは1928年より使用されているもので、Xで示される基本的な試験を終わって、実用段階の試験に移った機体に
与えられ、Xの記号は恒久的なものであったのに対し、Yの記号は、機体が実用試験が終わると除かれることが
多かった様です。
第二次大戦の機体の場合、通常、X記号の機体は1機、Y記号の機体は13機発注されることになっていました。
なお、蛇足ですが、Y1B-17の様に、Yと機種記号の間に、「1」が入ることがありますが、これは、通常の陸軍航空隊
(当時)の資金からではなく、"F-1"財源という資金で購入したことを表します。
#right(){(214:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**X-32はX-35と比べて、なにが劣っていた(要求を満たせなかった)のでしょうか?
>カッコ悪かったというのはナシでw
とりあえずステルス性がはっきり劣っていたらしい。
特にインテーク部分が改良の余地なく剥き出し、といって目隠し付けるとエンジン性能が落ちる。
最初から落ちる気だったんじゃないかと思われるぐらい投げやりなデザインだと思うわけだが。
TFR師匠の受け売りだが……。
垂直着陸時に高温の排気ガスがインテイクに入ってエンジン出力が落ちる
下向きジェットが1箇所に集中していると地面効果がリフト量を減らす
無尾翼デルタ翼機ということでピッチ制御能力が非常に寂しく
空母へのアプローチ時に降下率を制御することが困難
#right(){(351:935,938)}
**YF-23の機体はどうなってしまったんでしょうか
試作機は二機とも博物館の展示品。
ロスアンゼルス郊外のWestern Museum of Flight ってとこに屋外展示機が、
デイトン郊外のパターソン空軍博物館の倉庫にもう1機が転がってる。
屋外展示されてるやつはエンジンその他を全部外したドンガラだが。
パターソンの方はエンジンも隣に転がしてある。
#right(){(348:257)}
**F-22にコンペで負けたYF-23の設計一式をノースロップ社から提供して貰って、日本でF-3として生産、ということは出来ないのでしょうか?
マジレスをするとYF-23は本気で飛ぶだけの代物なので
開発が全然進んでない 特にステルス性とアビオ系はなーんも出来てない
理由は試験は段階に別けてやると聞いてたから
なのでノースロップは第一段階分しか作ってないと
ロッキードは一発目から完成品を持ち込んだ
なのでとりあえず開発をしないといけないので
お金と時間がかかると YF-22ですらYとるのに2兆かかってるので
未完成なYF-23のYを取ろうと思ったらさらにってか
あと搭載しているF120エンジンは先進的しすぎて
これも実用レベルに持っていくのに開発をしないといけない
実験機からかかなり複雑な構造でもあるので(コンペのテストがトラブルであんまり出来てない)
この辺も含めて実用レベルにするのは相当大変だと思うよ
#right(){(288:406)}
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#CONTENTS
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**X-43は軍用機? 旅客機?
極超音速飛行のデータ取りのためだけに開発された飛行機ですから、軍用機とも旅客機とも言えません。
データは軍用民間どちらにも使用されるはずです。それにこいつは全長4mもない小さなやつですよ。
#right(){(4:174)}
**X-35のキャノピーの上にあるギザギザの模様は何ですか?
射出時にキャノピー割るための火薬と思われ。
#right(){(23:227)}
**X-29のコックピット回り、1号機と2号機の違い
こっちが1号機(NASA003)
#image(http://www.aerospaceweb.org/aircraft/cockpits/x29/x29_panel_01.jpg)
こっちが尻にスピンシュートを付けた2号機(NASA049)
#image(http://www.dfrc.nasa.gov/gallery/photo/X-29/Medium/EC89-0254-1.jpg)
2号機にはパネルの上段中央にAOAとヨー・レートを示す計器や
シュート展開用のスイッチが付いてたりする模様。
#right(){(43:69)}
**X-20ダイナソアが今一理解できません。
>どういう原理で地球の反対側まで周回させるんですか?
高速で飛ぶ物体にとって大気は厚い壁のようなもの。
宇宙空間から浅い角度で大気圏に突入した場合、この壁に跳ね返されて再び宇宙空間に飛び上がる。
これを繰り返すことによって航続距離を伸ばす。
水面に浅い角度で石を投げた場合を想像してもらえれば理解できると思う。
宇宙天体条約によって核等の大量破壊兵器を宇宙に置くことは禁止されているので、これの抜け道として考えたものだろう。
なおダイナソアは衛星軌道を周回する有人有翼の人工衛星として計画されたもので、爆撃任務はそのひとつにすぎない。
この他にも偵察任務などが構想されていた。
さらに付け加えると、大気圏上層をスキップする爆撃機のアイディアを最初に提唱したのは、ドイツのロケット工学者オイゲン・ゼンガー。
ジルバー・フォーゲルという機体でドイツから離陸、アメリカを爆撃した後に日本、もしくは日本領南洋諸島に着陸。
補給の後再び離陸してドイツに帰還するという構想だった。
#right(){(102:468)}
**XB-70とかYF-23のXYはそれぞれどういう意味があるんですか?
X、Yは類別記号と言われるものの一つです。
Xは1924年5月14日から使用された記号で、Experimental(試作)の状態にあることを示しています。
通常は原型機に与えられますが、生産機でも実験のため特に改造されたものには、X記号が割り当てられる場合が
あります。
なお、単独で使用する場合は、特殊研究機の接頭文字となります。
Yは1928年より使用されているもので、Xで示される基本的な試験を終わって、実用段階の試験に移った機体に
与えられ、Xの記号は恒久的なものであったのに対し、Yの記号は、機体が実用試験が終わると除かれることが
多かった様です。
第二次大戦の機体の場合、通常、X記号の機体は1機、Y記号の機体は13機発注されることになっていました。
なお、蛇足ですが、Y1B-17の様に、Yと機種記号の間に、「1」が入ることがありますが、これは、通常の陸軍航空隊
(当時)の資金からではなく、"F-1"財源という資金で購入したことを表します。
#right(){(214:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**X-32はX-35と比べて、なにが劣っていた(要求を満たせなかった)のでしょうか?
>カッコ悪かったというのはナシでw
とりあえずステルス性がはっきり劣っていたらしい。
特にインテーク部分が改良の余地なく剥き出し、といって目隠し付けるとエンジン性能が落ちる。
最初から落ちる気だったんじゃないかと思われるぐらい投げやりなデザインだと思うわけだが。
TFR師匠の受け売りだが……。
垂直着陸時に高温の排気ガスがインテイクに入ってエンジン出力が落ちる
下向きジェットが1箇所に集中していると地面効果がリフト量を減らす
無尾翼デルタ翼機ということでピッチ制御能力が非常に寂しく
空母へのアプローチ時に降下率を制御することが困難
#right(){(351:935,938)}
**YF-23の機体はどうなってしまったんでしょうか
試作機は二機とも博物館の展示品。
ロスアンゼルス郊外のWestern Museum of Flight ってとこに屋外展示機が、
デイトン郊外のパターソン空軍博物館の倉庫にもう1機が転がってる。
屋外展示されてるやつはエンジンその他を全部外したドンガラだが。
パターソンの方はエンジンも隣に転がしてある。
#right(){(348:257)}
**F-22にコンペで負けたYF-23の設計一式をノースロップ社から提供して貰って、日本でF-3として生産、ということは出来ないのでしょうか?
マジレスをするとYF-23は本気で飛ぶだけの代物なので
開発が全然進んでない 特にステルス性とアビオ系はなーんも出来てない
理由は試験は段階に別けてやると聞いてたから
なのでノースロップは第一段階分しか作ってないと
ロッキードは一発目から完成品を持ち込んだ
なのでとりあえず開発をしないといけないので
お金と時間がかかると YF-22ですらYとるのに2兆かかってるので
未完成なYF-23のYを取ろうと思ったらさらにってか
あと搭載しているF120エンジンは先進的しすぎて
これも実用レベルに持っていくのに開発をしないといけない
実験機からかかなり複雑な構造でもあるので(コンペのテストがトラブルであんまり出来てない)
この辺も含めて実用レベルにするのは相当大変だと思うよ
#right(){(288:406)}
**RF-4Xとは?
外形はこんな感じ
ttp://www3.ocn.ne.jp/~tac1991/rf4x.htm
CIAの資金援助でGDが制作したHIAC-1高高度/高解像度カメラを搭載して
高高度・高速偵察を行うために計画された。
高高度でマッハ2.4の超音速巡航を行うためインテークは変更・拡大され、ダクト上の胴体に
水噴射用のタンクが増設されている。
#right(){(348:476)}
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