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#CONTENTS ---- **アメリカには、退役した作戦予備機(何千機?)が砂漠に保管されてますが、古い飛行機を飛ばすパイロットはいるのですか? デビスモンサン空軍基地ですね。 軍民合わせて、砂漠に保管しています。 本来の用途は現役機の予備部品取りと、発展途上国に売り払う前の保管所です。 #right(){(14:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **航空機の用途なんですがF-15とB-52の違い位はわかるんですがそれにF-14.F-18.A-10.ステルスがでてくるとよくわかりません F-14 空母に搭載され、空母の艦隊を上空で護衛、攻撃隊の護衛が主任務。    爆弾を搭載できるタイプもある。 F-18 空母に搭載され、対艦、対地、対空攻撃など何でもこなせる。    空母を持たない国にも輸出されており、それらは陸上型となっている。 A-10 対地攻撃専用、強力な固定砲が特徴。 ステルス レーダーに「映りにくい」航空機の総称。もしくは技術の総称。 #right(){(9:バーナー保守員)} **C-130輸送機は戦車を搭載することできないですよね。先の湾岸戦争では大量の戦車を輸送艦で送り込んだのでしょうか。すごい時間かかりそうだな。 湾岸戦争では、戦車を含む重器材は ほとんど事前集積船、高速輸送船などRoRoタイプの大型船で運ばれました。 逆に人員は、ほとんど航空機によって運ばれました。 #right(){(9:G_Tomo)} 軍事海上輸送コマンドMSC隷下の事前集積船MPSは13隻で 湾岸戦争直前には以下の通り展開されており、総動員で初期展開に貢献。  第1MPS船隊:大西洋カナリヤ諸島(4隻)  第2MPS船隊:インド洋ディエゴ・ガルシア(5隻)  第3MPS船隊:グァム・サイパン島(4隻) #right(){(9:602)} **CNN(?)ニュースでアメリカのマンハッタン上空を防衛している部隊のニュースをやっていたのだが、F16が飛行場で待機している映像で翼下と胴体の下にモザイクがかかっていました。 >疑問に思ったんですが今時F16の装備でモザイクをかける必要のある装備品なんかあるとは思えないのですが。 のっとられた民間機をミサイルで撃墜しちゃったことを 悟られたくないのでしょう。 #right(){(10:211)} おっしゃるとおり、いまどきF-16の装備でモザイクが必要な物があるとは 思えません。 >211のとおり・・・でもないですが、ミサイルなどを映して余計な論議を 呼びたくなかったのでしょう。 落ちた旅客機がミサイルで落とされたとは思いませんが、次にハイジャックが あった場合、映されたミサイルがその旅客機に向かって飛んでいくかも知れないわけですから。 #right(){(10:system)} **輸送機に機関銃どころか大砲までつけちゃった”スペクター”なる飛行機は実践投入された事あるんですか? ガンシップと呼ばれれいて実在します。ベトナム戦争当時にはもう使っていました。 「スペクター」はC130輸送機を改造したものにつけられている愛称です。 口径が100mmクラス、40mmクラス、20mmクラスの砲を本来荷物室だった場所に搭載してあります。 用途としては地上制圧に使います。砲の向きが進行方向から90度ずらしてあるので 通常航空機が狙えない目標に大量の砲弾を叩きこめます。山岳、ジャングルなど 戦車が入りこめない場所では非常に有効です。 プロペラ機なので制空権の無い場所では使えないと思いますが、大型機なので携帯ミサイルで落すのは難しそうです。 #right(){(10:バーナー保守員)} **米軍の爆撃機のナンバーってB-70くらいまでいってたハズなのにどうしてまた再びB-1から始まってるんですか? 初心に返るってことで。 余り大きな数字もややこしいし。 日本海軍でも潜水艦なんかは、新「イ-1」が終戦時に完成直前だった。 #right(){(10:ss)} 名称統一化なんかの動きでナンバーがリセットされたと思います。戦闘機も F-100台に達していたのが出直しになりました。 #right(){(10:425)} **AC-130がタリバァンを攻撃してるってテレビでいてました。それってそんなにすごいの? まあ誘導爆弾より安価に精密攻撃が可能と言う事だろうが 秘匿されたミサイルや対空火器で撃墜されるリスクが有ると言う事だろうか #right(){(12:某研究者)} AC-130Hで20mmバルカン3000発、40mm砲弾256発(ニゴロかよ(^^;)、105mm砲弾 100発を、昼夜を問わず撃ち込んでくれます。しかも40mmと105mmについては 弾着をレーダーで追跡して修正を加え、抜群の命中精度だそうな。 低速なのでいい的にはなるわけで、これまでに8機(ベトナムで6機)落とされてますが、 アフガンの対空攻撃強度はちゃちそうですから、かなり無敵な感じだと思います。 #right(){(12:system)} **米空軍のRF-4Cってまだ現役ですか? 残念ながら退役したようです。 #right(){(16:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **ガンシップっていうやつはガン(弾)ばら撒くだけなの? ガンシップはレーダーや赤外線暗視装置など、対人、対物監視装置が多数積んでおります 目視も重要な観察手段ですが、それだけに頼っているわけではありません また、105mm砲なども搭載しておりますが、基本的には掃射攻撃です #right(){(16:937)} **A-10ってあの速度なら何でジェットになったんだろ? このA-Xに求められたものは、 ○口径30mmのガトリング機関砲の装備 ○16,000lb(7,258kg)以上の兵装搭載能力と戦場での長い滞空能力 ○1,000ft(305m)以下での高機動性 ○前線の短い滑走路を使用できるSTOL能力 ○被弾に耐えうる高い生存性 等であった。また、CAS専用の機体として前線での運用性を高めるため、 高度な電子戦装置や航法装置は不要とされ、代わりに高い整備性を有し、 稼働率を高めることを要求された。また、機体価格を極力低く(14万ドル) 抑えることも要求の一つであった。 ttp://www2.odn.ne.jp/flip-around/military-aircraft/a10.htm 大出力のエンジンはそれに見合ったおっきいプロペラつけるけど、前線で これの取り付け、取り外しやアライメントの調整なんかやりたくないよ! ってことだったのかも。 #right(){(19:ふみ)} **米軍の飛行機に付いてる≡☆≡これって何のマークですか? 国籍マークです。 元々は、赤青白の同心円マークだったのですが、ロシアと似た形だったので、 青○に★、そして★の中心に赤い○に変わりました。 ところが、太平洋戦争が勃発して赤い○の部分が日本機のmeatballと間違われて 誤射されるケースが多かったので、赤い○を取り除き、青○に★になりました。 その後、太平洋戦域での敵味方識別マークとして袖が加えられ、戦後、赤い線が袖の部分に加わりました。 #right(){(21:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **なんでアメリカのヘリや飛行機は頻繁に墜落するの? 運用している機数が多いからです。 事故を起こす確率が同じなら母数が大きい方が絶対的な事故の数は多くなります。 #right(){(22:21)} **F-117 Nighthawkって基本的に塗装は黒一色ですよね? 試験飛行の段階では、その特殊な機体形状を隠すために 迷彩塗装を施されていたそうです。 #right(){(26:107)} **A‐7の開発目的って何ですか?A‐4を使いつづけるという方法はなかったのでせうか? A-4は本来は核攻撃機として造られたから、 通常攻撃能力はあんがい弱い。まあ機体相応か。 それに対してA-7は通常戦を念頭に開発された。 #right(){(33:153)} **アメリカ軍の航空機は、空軍機と海軍機それぞれ空中給油の方式が違っていますが、何か理由があるのでしょうか? 双方の得失を列挙してみると、  *フライング・ブーム方式(空軍機) ○給油機側が操作するので被給油機の負担が少ない。  硬性の給油管を使うので高圧で給油ができる(大型機の給油時間の短縮) ×給油ブームが大きく張り出す  *プロープ・アンド・ドローグ方式(海軍機) ○軟性のホースを使うのでポッド式にできる。(給油機の改造度が低い・小型化可) ×被給油機にプローブを合わせる技量が要求される。 スペース重視の海軍機と効率重視の空軍機という要求の結果だと思います。 #right(){(38:名無し軍曹)} **オスプレイって敵前強襲やCSARに使われる予定あったんだっけ? 敵前強襲、CSAR、特殊戦機、AEW、電子戦機、ガンシップ、およそ なんでもありの宣伝がオスプレイであります。とりあえず敵前強襲 はデフォルトで仕様に入ってます。 #right(){(40:721)} **B-36ってレシプロですか?それともターボプロップでしたっけ? レシプロ6発+ターボジェット4発が正解 #right(){(42:230)} **冷戦時に、F-117のヤバ気な秘匿名称を発表したのはなぜですか? F-117の名称の公表はソ連崩壊の直前、つまり冷戦の行方がダレの目にも 明らかになった1986年ごろだ それまではみんな「F-19」だと信じていたのだよ 秘密計画といえども、書類は作成し、予算も申請しなければなりません。 目撃者が増え、敵に存在そのものが知られてしまえば、ないフリをしても 意味はなく、逆に欺瞞的名称で混乱させる方がマシと言うことにもなります。 #right(){(44:750-751)} 米軍の命名基準は例外を含むことも多い F-117の場合は秘匿性のためらしいがもっといいかげんな例外もあるし そもそも機種分けの基準があいまい むしろ書類上Fばかりのほうが都合がよく合理性があるとの噂も #right(){(123:932)} 「戦闘爆撃機」として開発されたから。 もっとも空中戦をする事は多分考えてなかったと思うけど。 アメリカ空軍の場合、今は「核弾頭を搭載できる長距離兵器」 (要するに巡航ミサイルのことですな)を搭載できない機体にはB番号はつきません。 #right(){(123:936)} Aナンバーの攻撃機の筈だが、 欺瞞のためにFナンバーの戦闘機として制式化した 一応サイドワインダーは搭載出来るようだが、機関砲は搭載しないし、レーダーも装備しないし、 エンジンの出力も低く、空力的に空対空戦闘は向かない 見つかったら絶望的 #right(){(123:955)} **B-52に次ぐ、米軍の大型戦略爆撃機ってありますか? 次ぐというのが後継機という意味ならB-1Bランサーや あなたのあげているB-2スピリットが後継機となります。 しかしこれらの機体は高価で運用にも金がかかるため、 実質的に現在も数の上ではB-52が米戦略爆撃機の主力となっています。 #right(){(48:465)} B-52が無くなったとして、その役割を受け継ぐ飛行機があるかというと、 「まだ存在しない」という見方もできます。B-52そのものは2040年まで現役の予定であり、 B-1やB-2とはお互いに「できないことを補い合う」関係だからです。 #right(){(48:ふみ)} **米海軍機のモデックスのあたりに、EとかSとかのマークが描いてあるのは何でしょうか? 米軍には一定期間大きな事故を起こさなかった航空部隊に対して飛行安全褒章 (フライト・セーフティー・アワード)が与えられます。海軍ではセーフティー"S"と呼ばれており、 海軍作戦部長からこれを授与された飛行隊が機体に「S」の文字を記入することが出来ます。 またこれとは別に、部隊運営が優れていると認定された部隊にはバトル"E"が授与され、 機体に「E」の文字が記入できます。 海軍艦艇でも、運営が優れていると認定された艦は錨を金色に塗ることができるそうですよ。 #right(){(51:名無し軍曹)} **エアフォース・ワンは「MOTZ」と同型のものが装備されているのでしょうか? >また日本の政府専用機にも装備されているのでしょうか? どちらの機体にも防御装置が搭載されているのは間違いないでしょうが、 機密事項として内容は全く公開されていません。 ただ、先々代の「エアフォースワン」VC-137C 62-6000 には排気口上部に 円錐形のフェアリングカバーが付いており、おそらくそれが対赤外線ミサイルジャマー ではないかと思われます。 #right(){(52:515)} **B-2爆撃機はなぜあんなに高いのですか。 製造機数が極端に少ないんで、機体価格に開発費÷機体数が含まれてるのでは。 2機だけ製造のXB-70なんて1機5、000億近かったそうだし。 #right(){(54:84)} **ギャラクシーとジャンボのコンペでもしジャンボが勝っていたらギャラクシーが旅客機になっていたのでしょうか? LockheedはL-1011で営業的に失敗していますので、例え生産されていても、 少数生産か、貨物専用機で終わっていたでしょう。 Boeingはその点、固定顧客を持っていましたので(United、PANAMとか)、 ローンチしやすかったからと思われます。 #right(){(56:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **アメリカ軍の航空機のFはファイター、Bはボンバー、AはアタッカーみたいですけどPは何を意味しているのですか? 陸軍航空隊 Pursuit(追撃)「戦闘機」の事。空軍独立後は Fになった。  海軍航空隊 Patrol(哨戒) #right(){(56:12)} **戦闘機のF-4の名前ってファントムⅡ ワイルドキャット コルセアどれが正解ですか? 全部正解。 もうすこし具体的に書かないと答えでないよ。 ちなみファントムⅡがF4H(ハイフンつかないならこれでいいはず) ワイルドキャットがF4F、コルセアがF4U #right(){(56:バッチ3)} ついでに言うとF4Bもあるよ。 #right(){(56:353)} **MC-130って、アメリカ本土から沖縄基地に飛んでくるんですか? 直接来る場合は太平洋上で数回の燃料補給を行います。 航空基地を経由する場合は本土>ハワイ>日本。あと グアムを経由すると思います。 #right(){(57:一等自営業 ◆JYO8gZHKO.)} **輸送機(爆撃機?名称失念)に大口径の砲を搭載して地上を攻撃する意味がいまいち分かりません。 攻撃力のわりに経費が安い。 もとはベトナム戦争でベトコンに銃弾のシャワーを浴びせる目的で開発された。 #right(){(58:292)} 絶大な火力を、限定された地域に継続的に指向することが出来ます。 砲兵が射撃出来ない遠距離でも問題なく火力を投入出来 なおかつ、戦闘爆撃機の近接航空支援よりも、継続的かつ執拗に攻撃出来ます。 #right(){(58:294)} 機銃掃射よりは破壊力があり、 爆弾よりは命中率が良く、 ASMよりも経済的。 #right(){(58:296)} ガンシップと称されるものです 低速でグルグル旋回しながら機関砲や速射砲を目標に撃ち続けます。 そのため弾薬を撃ったらあっというまに飛び去る攻撃機より大量の弾丸を叩き込めるわけです。 もともとはペイロードの大きい輸送機を改造したものですから撃墜される可能性の低い戦場で使われます。 例えばベトナムとかといったゲリラ相手ですと安全に大火力を発揮出来るわけです。 ただし、ロクな対空兵器を持ってないような敵にしか有効ではありません。 #right(){(58:297-298)} **その気になればF-117を空母から発鑑することってできますか? F-117は構造上カタパルトが使えず、また離陸滑走に2000m近く必要だそうなので 軽荷状態でも空母から飛び立つのは無理と思われます #right(){(63:483)} F-117Xと言う機体が海軍に提案されたらしい。 と言うことは発艦するだけなら、F-117も空母運用できるんじゃないかと思ったが。 #right(){(63:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} F-117Xは主翼後退角を大きく減らして、やっと離艦性能を 確保しております 70°近い後退角を持った現用F-117が自力で離陸するのは不可能です Xに先行して提案されたF-117Nなどは可変後退翼を採用しておりました また調べたところハブ・ブルーが陸上で空母着艦に見立てた模擬試験を 行ったことはありますが、離陸試験はやってないようです(ソースは ワールドエアクラフト。信憑性は微妙…) #right(){(63:665)} **AC-130に搭載してる105㍉砲は専用に設計されたものですか?それとも他からの流用? 陸軍の105mmりゅう弾砲を流用しています。 #right(){(66:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **B-2爆撃機って幾らしますか? >1000億円から2500億円まで検索サイトによってマチマチなんすけど 兵器というのは希望小売価格や定価がある訳ではありません。 B-2は国内用ですが、国内用でも発注量や企業との政治的関係によって納入価格はいくらでも変化します。 #right(){(68:107)} 現在、飛んでいるB-2Aの価格は$22億ドル(約2500億円)です。 メーカのノースロップ・グラマンは追加で40機の発注を受けた場合、1機$7億ドル(約1000億円)で 製造可能との報告を、2001年に空軍にあげていますので、1000億円という数字は新しく生産した 場合の数字でしょう。 #right(){(68:108)} **米海軍機のコックピット横あたりに描いてある“E”とか“S”のマークは何ですか? “E”→年間を通して優秀な成績を収めた部隊に授与される褒章"バトル・エフィシェンシー" (通称バトルE)を授与された事を表すマークです。 “S”→年間を通して最も重大事故が少なかった部隊に授与される飛行安全褒章 セーフティー"S"を授与された事を表すマークです。 #right(){(70:名無し軍曹)} >米海軍の駆逐艦や空母の艦橋に「EEEEEE」とか書かれてるのも同じ意味でしょうか? そうです。 #right(){(70:名無し軍曹)} **大型機のB-29より軽自動車並のスカイレーダーの方が荷物を沢山積めるのはおかしいと思うんですが、スカイレーダーは化けもんですか? 大型爆撃機は、航続距離とか乗員の数とか別のところに 性能を振り分けるのでかならずしも搭載量が多くないこともある。 また、プロペラ機はジェットに比べ多発の効率が悪いことも影響する。 スカイレーダーは超優秀な搭載量とは言えるが、理解不能というほどでもない。 #right(){(70:253)} あ、艦上爆撃機のスカイレイダーと長距離爆撃機のB-29では、航続距離や 速度性能が別次元。 だから、単純に比較してもあんまり意味はないぞ。 #right(){(70:258)} スカイレーダーが軽自動車並み? スカイレーダーの全長全幅重量出力を他の単発攻撃機と比べてみたことがありますか? あるいは同一縮尺の図面を比較したことがありますか?ありゃ間違いなく化け物ですよ。 #right(){(70:259)} A-1Hの空虚重量は12,072lbs (5,476kg)・最大離陸重量は25,800lbs (11,702kg)・積載重量は13,728lbs (6,227kg)・最大兵装搭載重量は8,000lbs (3,628kg) 程度です。 B-29の空虚重量は71,500lbs (32,432kg)・最大離陸重量は140,000lbs (63,503kg)・積載重量は68,500lbs (31,071kg)・最大兵装搭載重量は20,000lbs (9,072kg) 程度です。 B-29の方が搭載量は遥かに大きいですし、爆弾等の兵装を最大で搭載しているときにはA-1Hは1,000km程度しか飛行できませんがB-29は4,800km程度飛行できます。 #right(){(70:---)} **B-52で、対処できない例ってどんなのかなぁ? 老朽化による飛行途中の故障 以前行っていた超低空侵攻は機体強度に問題があるため禁止されています #right(){(71:766)} B-52の利点 ・爆弾倉がデカイのでたいていの空中投下型兵器は積める ・搭載余力も大きいので沢山爆弾が積める/長距離爆撃が可能 ・長年使われ実績が有るので使いやすい ・減価償却が終わってるので万一落とされても(w B-52の欠点 ・レーダー反射しまくり!(B-1と比べても100倍見つけやすい) ・低高度侵入が出来ないので防空網を掻い潜るような任務は出来ない ・ええかげん引退させたれよ、と言うぐらい使い続けているので、あれやこれや と改修しなきゃいけない点が出てきて今後はコストメリットは薄れる予感 要するに「沢山積んでデッかく落とす」型の爆撃機としてこれを超える機が無い。 B-1はそもそも低空侵入>高速離脱の為の可変翼爆撃機で、B-2はご存知の 通り相手に気付かれないうちに爆弾落とす隠密爆撃機で、ミサイル巡洋艦並み の金食い虫なのでそうそう気軽に扱えない。 露払い役の対地攻撃機が敵の防空網をズタズタにした後にとにかく沢山爆弾 落としたい、てなシュチエーションではまだまだ老兵は使い勝手が良いのです。 #right(){(71:769)} **B-52の機体尾部にM61がついているようには見えず、少し延長しているように見えました。改良機かなにかですか? B-52Hですバルカンは廃止されています。 #right(){(73:90)} **B-52にステルス性ってあるのですか? B-52にはステルス性はありません。 #right(){(73:113)} **F-117って空爆しにいくのに爆弾積んでるの見たことないんですがなんでですか? F-117はステルス性を保つ為全兵装を爆弾倉に搭載します。(といっても2000lb誘導爆弾X2くらいですが) 過去最も多くの爆弾を積んだのは、ベトナム戦争時のB-52Dビッグベリー改修型の500lbX108です。 #right(){(73:148)} F-117が胴体の中に爆弾を積むのは、外側に剥き出しで積むと それがレーダーの電波を反射してステルス性能が台無しになるため。 F-117の他にも胴体の中に爆弾やミサイルを積む軍用機は結構ある。 レーダー電波の反射を防いでステルス性能を高めるためと、空気抵抗を 下げて速度を出すため、というのが主な理由。 #right(){(73:151)} **F-117で持ってけるのが「2000lb誘導爆弾X2」って少なくってビックリです 2000ポンド、ということは約900Kg。 それを2個なら1.8トン。 航続距離(つまり、積む燃料の量)のことを考えると、そんなに少ない 領ではない。  F-117は、一般の戦闘機/攻撃機とは違い、重要な拠点を正確に爆撃する (ピンポイント爆撃というやつね)用途に使うものなので、搭載量はそんなに 必要ではない。  弾をバラ蒔いて兵士の集団を蹴散らす機関銃と、一撃必殺で重要人物を仕留める 狙撃銃の違い、といえばわかりやすいだろうか?  作戦にもよって違うが一回の出撃で4~6時間といった長時間長距離の飛行で、 パイロットは暇を潰すのが大変だったとか>湾岸戦争時のF-117 #right(){(73:165)} **B-52はどのくらいの爆弾を積めますか。 B-52は22680Kg F-15Eは12000Kg F-16Cは5500Kg です。 #right(){(73:大艦巨砲主義 ◆YSWpxW/KVk)} B-52はMk82を最大108発、計27216kgを搭載できる。 #right(){(73:468)} **米軍の空中給油方式が空軍と海軍で違っていたと思うけど理由があるの? 米空軍の方式はB-47、B-52に短時間に大量の燃料を給油するために考案開発された方法 歴史的世界的には米海軍の使っているプローブ&ドローグの方がポピュラーだ #right(){(73:598)} 米空軍→フライング・ブーム方式       *硬質のブームを使うため、高圧力で高速給油が可能。       *給油ブームの操作を給油機側が行うため、受給機側の負担が少ない。       *給油装置自体がプローブ&ドローグ方式に比べて大きい。        (このため、1機に1台しか装備できず複数機に対する同時給油は不可能) 米海軍→プローブ&ドローグ方式       *軟式のホースを使うため装置自体がコンパクトで、ポッド式にして           固定装備を持たない同系機での給油が可能。       *受給機側がプローブを受け取るための機体の操作が必要。 #right(){(73:612)} **F-117は戦闘機ですか攻撃機ですか。 実質上は攻撃機です。 #right(){(73:622)}※区分上は戦闘機になりますが、を削除 **B-52がイギリスの空軍基地から発進していると言うニュースをやっていますが、何でそんな遠くから発進させるのでしょうか? B-52のような大型爆撃機の支援設備が整ってる空港ってのはそんなに無いよ #right(){(73:841)} **スティンガー一発でA-10を撃墜出来ますか? 当たり所にもよるがエンジンが片方やられても即座に墜落はしないし、 ましてやアニメのように爆発四散するって事はないです。 #right(){(73:807)} **S-3って、現在も対潜任務についているんですか? >以前、質問スレで、「すでに対潜任務を解かれて、現在は空中給油や輸送などの雑役任務に就いている」というレスがあったんですが。 そのとおりです。対潜関係の機材は降ろしています。 #right(){(74:FFH331 ◆3.CSSBl9VA)} **B-2は戦術爆撃機なの? B-1,B-2もカテゴリーとしては「戦略爆撃機」 ただ「戦術兵器と戦略兵器」などの区分が最近では説明しにくいように、運用だけ 見てると厳密な区分が難しくはなってきてる。それでもB-2が前線空域を飛んで 戦車を爆撃したりはまずしないから、やはり明確にこれは戦略爆撃機と言えるのでは? #right(){(74:429)} 最近はそんな役割もB-2に振るという動きが出てますから(高価値資産の有効利用)、 戦略爆撃機、戦闘爆撃機、戦闘攻撃機、多目的戦闘機といったものの境界ははなはだあいまいです。 まあ、現在地上の友軍が直接対している敵を攻撃するのが近接航空支援、 というのはある程度明確に定義できます。 攻撃阻止爆撃と戦略爆撃の区別が問題で、バクダッドみたいに中枢がはっきり存在すれば 戦略爆撃だと定義できますが、アフガンのようにばらばらになってしまった場合、 発見した敵集団が、こちらを攻撃しようと後方で待機している部隊(=攻撃阻止爆撃)なのか、 それなりの中枢なのか(=戦略爆撃)なのかを明確に分ける事は不可能になってきます。 この辺で、戦略爆撃するから、阻止攻撃をするから、といった機種区分もつらくなります。 #right(){(74:system)} **プラウラーってのはイントルーダーに似てるけど、親戚なんですか? イントルーダーのエアフレーム利用して開発されました。 #right(){(74:537)} **KC-10で人員輸送は出来るだろうが、荷物はどうするんだ? >床下の荷室スペースはないし・・・ KC-10はカーゴスペースもあるよ。 燃料補給だけでなく人員・物資の輸送も出来るというのがウリじゃなかった? #right(){(74:883)} **E-2の輸送機版みたいな飛行機はなんていう名前なんですか? おっしゃる通り、E-2の輸送機版で胴体を再設計したC-2Aグレイハウンドです。 #right(){(75:211)} **B-1という超音速爆撃機がありますが、音速を超えて飛行中に爆撃なんて出来るのでしょうか? 出来ません。 #right(){(75:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **C-130の耐用年数について教えてください。 C-130は未だ生産しています。 耐用年数は一応、普通に使って30年。 但し、年間余り飛行しなければ、50年以上飛ばすことは可能です。 ただ、騒音基準とかの環境面に合致しなければ、強制的に引退させられる場合もあります。 #right(){(91:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} >今でも飛んでるってことはまだ生産してるってこと? >それとも40年前に作られた飛行機がまだ飛んでるってこと? どっちも有りますね。 さすがに初期の機体は退役が進んでいますが、最新型は現在も生産中です。 航空機の寿命は5万飛行時間とか1万サイクルとか決まっていますが、その範囲内であれば古い機体も飛んでいます。 60年前に作られたDC-3がまだ飛んでたりします。 #right(){(91:690)} **初期に生産されたB-52を永遠と延命措置を繰り返して使い続けるなどと言うことはないですよね B-52は最終生産型のH以前の型は既に退役しています。 #right(){(91:705)} 初期型ではなく最終型(といっても1960年代の製造)のH型のみが 改修して使われています #right(){(91:708)} **今米軍が主に使っている偵察機はなんですか? で、偵察機と一言でいっても現代の軍事では非常に多種多様。 偵察する目標別に細かく分かれてる。だから、「主に」という偵察機は特にあげられない。 昔みたいに写真撮ってくるだけの偵察もあるし、電子偵察、早期警戒、対潜哨戒、 小さいところでは無人偵察機もある。 というわけで、もう少し詳細に状況を設定してくれれば、回答しやすいと思われ。 #right(){(93:523)} **米軍機に女の裸や動物とかドクロとか何のために描くわけ? カッコイイから。 #right(){(93:868)} あと識別とか。 #right(){(93:869)} 士気高揚 #right(){(93:870)} 自己主張だな。 いつ死ぬか分からないんだから好きな絵くらい描いたっていいじゃん。 #right(){(93:871)} >あの絵はなにを描いてもいいんですか?パイロットの自由? ヌードからアニメまでなんでも可 ウォルト・ディズニーが中国軍の戦闘機に虎の絵を書いたことも。 #right(){(93:874)} 日本機でもフクちゃんの絵を描いたり #right(){(93:875)} アメリカ軍は自由だった。とはいえ、あんまり調子に乗ると”検閲”が入ったらしい。 女性のヌードを描いて、股間のナニまで描いて消された写真があるw 空自はそれなりに厳しい。 アニメ系の絵が許可されるのは特別な時だけで、それも期間限定です (期間が終わると消さなければならない)。 #right(){(93:878)} どこでも別に内規があるとかじゃなくて、あくまでも黙認。 従って指揮官の胸先三寸次第。お堅い人だったら自由度は狭まる。 一般的に言えば、戦時には規制は緩やかで、平時には厳しくなる。 理由は>>871に言ったとおりで、明日をも知れぬ命なんだから少しくらいの 逸脱は認めてやろう、士気にも関わるし、ってこと。 #right(){(93:880)} **米空軍の航空機の愛称って、(トムキャットとかイーグルとか)誰がどんな基準で決めてるんですか?  あんまたいした回答じゃないが、 イーグルやトムキャト、サンダーボルトIIの様な公式名称は、 制式した軍当局側が付けるのだがそんな特別な基準が有るようには見えない。 マクダネルお化けシリーズやグラマン猫シリーズの様に、 メーカー側の意向が反映されているような例も見られるが、 最近はあまり通らないみたい。 ワートホッグやライノ、ヴァイパーの様な使用側(部隊)が勝手に付けて広まった非公式愛称もある。 #right(){(94:307)} **「エキストリーム・ディスカバリー(あなたの知らない"品質検査”)」での一場面なんですが >ロケットブースターを装着したC130が数十メートルの滑走距離で離陸(空母からではありません)、 >その後、超短距離での着陸を試み(離陸したのと同じ位置とおもわれる)、前方向に装着したロケットブースターを点火、 >C130は停止するものの、両翼がもげて爆発炎上するシーンがありました。 >ボーっと観ていたもので、使用された作戦などの解説もうっかり聞き流してしまいました。 >このC130の詳細をご存知な方がおられましたら、解説をお願いします。 1979年11月4日に始まった米国在イラン大使館人質事件において、 アメリカは特殊部隊による人質救出強行作戦を試みたのですが、この作戦の 当初のプランとして、大使館近くにあるサッカー場にC-130を強制着陸させて 人質を救出するという物がありました。 言うまでもなくサッカー場は百数十メートルしか幅がないため、 C-130を強制着陸させるためにロケットブースターによる着陸&離陸を試みたのです。 後はあなたが見たとおり。無残な失敗に終わりました。 結局1980年4月にRH-53ヘリコプターを用いた人質救出強行作戦を試みましたが そのヘリコプターの事故などがあって作戦は成功しませんでした。 #right(){(96:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **嘉手納基地所属機のテイルコード「ZZ」が何の略なのか教えてください。 米空軍機のテイルコードは、わりと適当に選んでいるので、特に意味はありません。 一説には、地の果ての極東だから、Zを二つ重ねたとも言われていますが、多分嘘でしょう。 #right(){(96:603)} 1968年、PACAFが指揮下にあった24個の航空団に対して、1967年に8TFWが 採用した、アルファベットの"F"と他の1文字とを組み合わせた様なTail Letterの 記入を制定し、嘉手納の18TFWは、最初の一文字目に"Z"を採用しました。 で、二文字目に"Z"を取り入れています。 1969年末になって、この方式がUSAFEにも採用され、航空団の所属基地名を 頭に付ける方法が提案され、これが飛行隊Levelで付けられていました。 しかし、飛行隊Levelではこれは煩雑に過ぎ、航空団Levelに変更され、1971年より 使用されています。 この時に、18TFWは"ZZ"をそのまま使用した訳です。 #right(){(96:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **アメリカ空母のE-2Cは1日に何時間ほど飛んでいるのでしょうか? 基本的には1日24時間(交代で) #right(){(96:654)} **アメリカでは山火事とかで退役した軍用機とかに水とかをつんで消火したりすることがあるって本当ですか 「ウォーターボマー」って言う、山火事とか森林火災用の消防飛行機がある。 旧式の爆撃機とか、飛行艇とか改造したものが多い。 大量の水を積み込んで、空からまいて消火する。 スピルバーグの「オールウェイズ」って映画に出てくるよ。 #right(){(98:255)} ホントです。「ウォーターボマー」と呼ばれ、C-130やCV340、 飛行艇スレで話題になるCL-215/415などが使われてます。 #right(){(98:256)} **B-2爆撃機の値段ってどれくらいなんですか? 最初の20機(これで全部だが)は、開発費割り掛けを含めて$20億。 追加生産の提案では$7億とされていた。 #right(){(99:545)} **一昔前のアメリカの軍用機をみると、翼の淵などが黒く塗ってありますが、どういう理由で黒く塗ってあるのでしょうか? プロペラ機なんかの奴なら、防氷装置。 #right(){(100:218)} **c-17とc-5の識別ポイントは、機首のとがり具合ですか 初心者でもわかりやすい、最大の識別ポイントは、ウィングレットの有無。 主翼の端が、上に跳ね上がっているかどうか。 #right(){(103:860)} **B-36というキッカイな爆撃機を最近知ったんですが、実戦配備はいつからいつまでだったんでしょう。 >また、朝鮮戦争には出撃したんでしょうか。 1946年初飛行 1948年配備開始 1959年引退 実戦参加は無し。 つか、「B-36」「爆撃機」あたりをキーワードにして検索してください。 かなりメジャーな機体なので、いっぱい引っかかりますよ。 #right(){(105:187)} **B-52って最大でどのくらいの量の爆弾積めるの? B-52の弾薬搭載量はおおよそ27t。 もしくは、空中発射式の巡航ミサイルを最大20発。 #right(){(108:336)} **AC-130の備砲は手ごめ式だと聞いたのですが、なぜ自動給弾にしないのですか? 105mmの方の理由なら『かさばる』『重い』などの理由だと思われ 機関砲はベルト給弾だ #right(){(109:11)} AC-130には105mm榴弾砲、40mm機関砲、25mm回転式機関砲が搭載されています。 このうちの105mm榴弾砲は弾種が様々あり用途に応じて使い分けること、弾が大きく 動揺する機内での作業であることなどから人力装填としているのだと思います。 #right(){(109:32)} **An-124と似た性能の米国機はないんですか? グローブマスター #right(){(109:930)} C-5が重量的には一番近いがそれよりもでかい まあ単純にいえばAn-124は量産された飛行機の中で最大の飛行機です #right(){(109:932)} **アメリカ軍のKC-135にくらべてKC-10はかなり製造数が少ないですがこれはどういう理由からなのでしょうか? 機体サイズや燃料搭載量を比較してみるとわかるけど、 KC-10の方が機体がデカイ分高価になるから、調達数が少なくなったんでは? #right(){(110:223)} 223でも触れられていますが、一機当りの機体価格がKC-135よりも高価です。 また、この機体の開発目的は、戦闘機などの海外展開の際、給油ミッションを行なうと共に、 支援器材、整備員などの人員を一気に輸送し、迅速な作戦支援が行えるというものも含んでいました。 また航続距離、搭載量が多いため、例えば米本国から中東にF-15を12機展開させる場合、 従来はKC-135が16機(給油ミッション)、C-141などの大型輸送機数機(支援器材、人員輸送用)が必要で、 しかも途中2カ所の中継地が必要となり、展開日数も最低2日を要しました。 KC-10の場合、支援器材・人員輸送も含めて全体で6機で済み、更に中継地は不要、展開日数は1日でOKです。 タンカーとしての能力もKC-135の3倍の能力を持っていますので、 第一線機の緊急展開用としての数が有ればいいという考えもあったようです。 #right(){(110:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **X-35はコクピットからの後方視界が悪そうに思えますが問題とはならなかったのでしょうか? X-35は2機で3軍各型のテストをする関係で、海兵隊向けのキャノピーになっていました (1機はリフトファンテスト用、もう1機は予備機として使えるように) #right(){(111:名無しAPG● ◆yvNqrnvsYY)} **C-130って与圧式ですか? 貨物扉と与圧隔壁は別にあるはずだ 50年代の技術では兼用させるのは不安だったから もしかしてJは同一かも #right(){(113:21)} **エアフォース・ワンのエンジンの上についている対赤外線ミサイルジャマーとはどんな原理で働くのですか。 エアフォース1のは知りませんが、軍事研究によると 赤外線ジャマーは熱源を作り出しそれをシャッターで高速点滅させることにより ミサイルの誘導を混乱させる方法、赤外線レーザーでセンサーを潰す方法があるそうです。 後者の方が新しいそうです。 #right(){(113:30)} **B-36ピースメーカーはレシプロとジェットの両方のエンジンを積んでいますが燃料は同じ物を使用したのですか。 ジェットエンジンも航空機用ガソリンを燃やしてました ジェットエンジン黎明期に作られたレシプロ/ジェット混用機は 全てB-36と同様、両方のエンジンともガソリンで動かしております #right(){(114:834)} **B-2が減速爆弾を実戦で積むことってあるのですか? ふむ。B-2は開発にかかる当初は中高高度専用でしたが途中で米空軍の気が変わり、 低高度侵攻/低高度爆撃能力も要求されております このため設計が大幅に変更され、あのW型翼後縁が誕生しました 米空軍はどーやら核攻撃の時は低空侵攻戦術を取る方針のようでw そして低空投下の核爆弾は減速が必須ですからね #right(){(115:301)} **B-52は初期型の12.7mmX4の尾部砲塔が、後期型では20mmバルカン砲X1、となっていますが >後期型でも後部銃座に人が乗って動かしていたのでしょうか? レーダー+CCTVによるリモコン #right(){(115:726)} >実戦で使われたことはなかったと思いますが、実際役に立つものだったのでしょうか? ベトナム戦争でD型がMiG落としてたはず。(少なくともアメリカ側記録では) #right(){(115:728)} **CAG機とはどういう意味なのでしょうか >流石に航空団司令がパイロットで前線に立つ訳は無いよなと頭を捻る次第で 空母航空団司令機でいいです。 司令もパイロットですので飛ぶ事も有りますので バズナンバー後ろ2桁が00の機体をCAG機として割り振ってます。 (関係からいえば逆かな) #right(){(116:379)} **C-5ギャラクシーは戦車も運べる? C-5は100tオーバーの貨物を運べるからM1A2でも全然大丈夫でお釣りが来る。 1クラス下のC-17も1輌だけなら無問題。 #right(){(118:485)} 理論的にはM1A1を2台積めることになっているようですが、実際には 1台が限界とされているようです。湾岸戦争、イラク戦争とも、 運んだかどうかは不明、運んだとしてもデモンストレーション程度の 微々たる台数と考えられています。輸送機で主力戦車を役に立つほどの数、 運ぶことは不可能、というのが常識です。 補足 理論的に2台、という意味は、空間的に積むことができ、離陸は 可能だが、気温、滑走路標高などに制限があり、また意味あるほどの 距離は飛べない、ということです。 #right(){(118:system)} アメリカの主力戦車M-1エイブラムスなら1台。 一応C-5で戦車は運べるけど、1台乗せたら積載重量ギリギリなので C-5で戦車を空輸するのは輸送機の無駄使い。 #right(){(118:492)} C-17を大量に使って北部の都市に戦車を緊急大規模輸送してなかったっけ? #right(){(118:499)} 前の軍事研究に載っていたが C-17では1両しかM1A2を運べず、運用に苦労したとのことだ。 戦車は複数使ってナンボだからな。 #right(){(118:502)} C-5のM1A1二両搭載ですが、安全に飛ばそうとすると、弾なし、燃料最小限、 人員補助装備は他の機で、といった状態になり、降りても使えないから、 という制限があったと思います。うろ覚えなので悪しからず。 #right(){(118:system)} イラク戦争時にクルド人自治区内の飛行場へC-17でM1戦車などが輸送された ことについては2003年の後半の軍事研究に詳しく出ています。 それによると、極少数だったようです。そもそもイタリアに駐屯する 第173空挺旅団(2個空挺大隊 うち1個は新編されたばかり)を支援するためで あり、攻勢を担うなどの役割は果たしていなかったように思われます。 確か、ミリタリーリビュー誌にも出てきていると思いますが これは確認してみないと分かりません。 #right(){(118:538)} C-5の最大積載量というのはあまり現実的でない条件で達成されるものです。 ttp://www.globalsecurity.org/military/systems/aircraft/c-5-ops.htm たとえば「イラクの自由」作戦におけるC-5による輸送量は average of 53.8 tons per sortie です。 #right(){(118:やってしまえTrue/False ◆ItgMVQehA6)} **米軍の空中給油機の「KC」の「K」って何の略称なんでせうか? 米空軍の機種記号は略号ではない。関連がないとは言わないがその程度。 それはそれとして、恐らくTANKERのKだろうな。 Tはもう練習機(TRAINER)に使われているからK。 #right(){(119:361)} 米軍用機の命名法は必ずしもルール通りではないのですが、 www.designation-systems.net/usmilav/aircraft.html に概要があります。最初から給油機として作られた (つまり基本運用が給油機)機体は存在せず、 従ってKのみの命名はないようですね。 #right(){(119:system)} **なぜB-1やB-2よりB-52の方が長く現役に留まることになったのでしょうか B-52は2035年までは使用するとされています。 理由はいくつかあります。 ・ステルス性と速度を除く性能がB-1/B-2より優れているから。  (航続力・爆弾搭載量など) ・機外搭載も可能なため汎用性が高い。(爆弾倉も広い) ・故障率の高いB-1・秘匿性の高いB-2より使いやすい。 ・B-2の追加購入に議会が難色を示している。 要するに、通常爆弾ばらまくにはB-52がもっとも適しているということ。 #right(){(32:226)} 高脅威下の運用(旧ソ連の対空網突破)を前提にB-1、B-2が開発されたが、 実際にはそのような環境で爆撃機を使用することにはならず、であれば 超高価な新型爆撃機の増産よりも、数がたくさんあって運用寿命が十分残っている B-52を活用すればいいということになった。 想定した使用環境より実戦の方がずっとぬるかった、という比較的まれな例。 まあ、冷戦明けはそんなのばっかりという話もあるが。 ところで、B-1やB-2もまだ現役なわけで、B-52を超える可能性も残ってるわけだから、 お忘れなく。まあ無理だろうけど。 ちなみに、B-1Bはコソボ紛争で投下された爆弾のうち20%を担当。 アフガニスタンのEnduring Freedomでは、投下されたJDAMの70%はB-1Bによるもの。 Iraqi Freedomでは精密誘導爆弾の22%を担当。 #right(){(初心者スレ479:490-494)} **[[UCAV>http://ja.wikipedia.org/wiki/UCAV]]の性能って米軍では現在どの程度に目標を置いているのですか? >F-16位? X-45C、X-47Bの初期の目標がひとまず第1段階の実用UCAVの要求仕様と言われています。 即ち2トンの兵装を搭載して作戦半径2300km程度、あるいは1800kmの作戦地まで往復して、 現地で2時間の滞空可能。ペイロードが控え目ですが、機体内搭載で考えればF-35相当とも言えます。 #right(){(378:438)} 現在は対地攻撃ができるものを目指しているようだね F-16が空対空ミッションを行う場合の置き換えなどはまだ狙ってない模様 というかすぐには難しいぼ #right(){(378:438)} **米軍が無人機を遠隔操作するパイロットを募集しているという話を聞いたんですが、どのような方法で遠隔操作するんでしょうか? 上等なフライトシミュレーター+カーナビに近い。 ただ、勝手に離着陸したり、勝手に経由点を回ったりしてくれるので、一人で4機ぐらい動かせるらしい。 イラクのUAVをアメリカから動かしたりしてる。 写真見ると、ふつーにスティック&スロットルで動かしてるね。 ちなみに、通信は衛星経由。 着陸とか戦闘とかレスポンスが要求されるところでは衛星を経由しないラスィ #right{(360:293-295)} **頭文字が『E』の軍用機は、E-3のようなAWACSとEP-3のような電子偵察機以外に何かあるんですか? 機種や機名は異なってもEは電子戦関連の機体につけられてますね。 電子偵察機に限ったことではないですが。 たとえば EA-6(攻撃的電子戦機)、EF-111(侵攻電子戦機)、ES-3(電波情報収集機)、EB-66(電波偵察機/爆撃機部隊随伴電子戦機) とかありましたし。 #right(){(2:136 加筆訂正)} **C-5輸送機は73年以降製作されていないようですが、機種の交換や消耗などは発生していないのでしょうか? つ C-17 >ペイロードが30%も違うので用途がすこしことなると思ったんですが。 「C-5で運べる物は何でも運べて、C-130が降りられる飛行場ならどこでも降りられる」 というのがC-17のコンセプトなので C-5は大きすぎて、前線の急造飛行場のたぐいだと、持て余してしまうのですよ C-5Bってのもあるな ん? 80年代にC-5Bが追加生産されてるっしょ? C-5の損失はコンバットロス3機を含む7機。初期型は2003年から退役が始まっているもよう。 パーツ不足から2001年前半の時点で任務達成率が58パーセントにまで落ち込んでいたそうな…。 #right{(358:864-869)} **ニコニコでA-10の動画見て気づいたんですけど前輪が中心線からずれてますよね? >気のせいですか? アベンジャーというガトリング砲を機体中心に搭載するためにずらした。 超強力な砲なので軸線上からズレてると射撃時に機体が旋回するという。 #right{(493:950)} **Su-25は多くの国に輸出されて売れているのに、何故A-10は運用しているのが米国だけという現状なんですか? A-10は味方の絶対的制空権下で敵の機甲部隊を攻撃するため”だけ”の飛行機なので、米軍以外だと使い道があんまりない。 ゲリラの掃討とかに使うには、装備が無駄に豪華(30mmガトリングとか)だし。 ただ、アメリカはNATO諸国(というか、西ドイツとイギリス)や日本にA-10を売り込もうとしたことはある。 でも単能機としては高価に過ぎるのと、全天候性能が低すぎるので興味を示してもらえなかった。 アメリカは複座にして全天候型にしたA-10の改良型も試作したが、更に高価になりその割には やっぱり使い道が限定されるのでアメリカ軍自身も採用せず、試作で終わった。 #right{(359:263)} **ロシア機のエンジン寿命は短いと聞きましたが、逆に米軍機のエンジン寿命は機体寿命に等しいのでしょうか? 逆に機体寿命よりも長いといわれてる。 機体寿命、と言っても何を持ってそう呼ぶかにもよる(B-52とかね)が、とりあえずエンジンの中で 「消耗品」と意識されてる部分さえ適切に取り替えれば機体と同じくらいはあったりする。 #right{(507:54,55)} **冷戦時代の米軍は何故汎用性の乏しい核攻撃専用機を大量に作ったのですか? >通常兵器をもっと扱える機体を作った方が良いと思ったので疑問でした。 米軍のみならず両陣営とも現代よりずっと核戦争の勃発を憂慮していたから。 また、ICBMと違ってほぼ100%目標に落とせるわけじゃないから、核攻撃に特化した専用機と迎撃機の開発にしのぎを削る事になった。 #right{(359:873)} 「核バンザイ」な時代だったから。 冷戦期には核迫撃砲から戦艦向けの核砲弾までありましたから。 #right{(359:874)} 核攻撃ですべてを片付けるつもりだったから。 空対空核ロケットジーニーから、歩兵用核迫撃砲までそろってたぞ。 #right{(359:876)} まーそういう時代にも波はあって、ドクトリンが全面核報復戦略から柔軟反応戦略に移行すると そういった単能核攻撃機は高速偵察機に商売換え(A-5→RA-5)せざるを得なくなったり、低空での泥被り任務でひーこら言うことになったり(F-105)してる。 で、そういう状況になるとあなたの言う通りになって、より汎用性が高くて使い勝手がいいF-4が主力化したりしてる。 #right{(359:900)} **V-22って、ヘリに比べて幅がありますよね?スティンガーなんかの携帯対空誘導弾に、ヘリよりも当たりやすいのではと思うのですが、どうなのでしょうか? 当たるタイミングが違うだけで命中率には関係無いぞ! #right(){(俺初質スレ430:109)} **アメリカでのエンジンの命名規則はどうなってるの? ttp://www.designation-systems.net/usmilav/engines.html それとJ1~J4は存在するみたいなんだよなあ。 J1:(推力3t)計画中止 J2:(推力0.75t)計画中止 J3:ご存じの通り J4:TJM2を指してJ4-1と呼んでる資料がある。 ttp://www.sjac.or.jp/common/pdf/toukei/50nennoayumi/4_4_nihonnokoukuki5-6.pdf ただそれでも現在は奇数番だけになるようになってる(あるいはIHIのが奇数になるように調整されてる)かもしれん。 モデルナンバーの桁数はF3をみるにまず試作で1桁、有人機搭載向けに実用化(を前提)でもう1桁追加、 それをベースに試作でもう一桁追加ってとこなんじゃないかなとみてる。 んで、その1桁目が防衛省のプロジェクトとして開発あるいは装備化された順番で連番。 #right(){(空自次期主力戦闘機スレ492:21)} **E以外のF-15が爆撃任務を行った事はあるのでしょうか? IDF(イスラエル国防軍)のF-15A/B/C/Dは改修を受け、強力な対地攻撃能力を付与されています。 チェニスのPLO本部爆撃が有名。 ちなみにF-15IはEの派生型。 バズ(イスラエルのF-15A/B)は、Popeye対地ミサイルの運用能力を持ってるよ。 #right{(549:587,593)} **アメリカ軍の戦闘機は見にくいラウンデル(ロービジ)を採用していますが国際法に抵触しないのでしょうか? >F-15Jは実に見やすくデカデカと日の丸が描かれていますが… 実はラウンデルを規定する空戦法規って慣習法なんだわ・・・ ラウンデルの視認性について細かい規定がないし・・・ (ちなみに原文は読めない) これが陸軍だったらら兵員はハーグ陸戦条約による 「遠方から識別可能な固有の徽章」を着用しないといけないし (現実には小さめに書いたりしたけど) 海軍だったら所属を明らかにする旗を指定の場所に立てないとだめ #right{(549:モッティ@いもば ◆uSDglizB3o)} **AC-130って優れものですか? 長年使われている装備はたいていなにかしらの長所があります。 AC-130の場合だとC-130というベストセラーの輸送機を母体にしている点もあるし、 対地掃射機(大石英司の小説にて拾った言葉)というものを運用できる米空軍の 強さもあります。たとえばB-17は乗ってるクルーにとっちゃ死への片道切符 みたいなものでしたが、今でも米国人の中には好きな人が居ます。で、傑作機 という評価を得られている面はあります。機体単体の性能ばっかりでなく、登場した 時期と戦線と使い方で機体の評価は本来変わるものなんですが。 ベトナム戦争以来の固定翼ガンシップとして今でも活躍しています。 優れものという評価はあいまいではありますが、注目していろいろみていくと 面白い機体です。 #right{(549:739)} **B-52は戦闘機に撃墜されたことはあるんですか? B-52はヴェトナム戦においては被撃墜が18機(その他事故損失が13機)でしたが、 米空軍はいずれもSAMによるものとしています。 ただし北ヴェトナム空軍(NVAF)は、1972年12月26日にファム・トアン中佐が MiG-21でB-52を1機撃墜したと主張していました。 #right(){(348:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **B-50、B-48には偵察型というのがあるらしいですが、これはどの様な偵察任務についていたのでしょうか? RB-50は写真撮影とELINT任務についていました。同じB-29の派生型であるRB-29は 「アメリカ製をコピーした初期の早期警戒網」を調査、レーダーの穴を見つけてはソビエ ト領内まででかけていたようです。この当時はソビエトのレシプロ戦闘機では旧日本軍 同様にRB-29の飛行高度3万5000フィートまで上がって来れなかったようです。これが 1948年ごろの話です。 RB-50のころはジェット戦闘機も実用化されたのでELINTが主任務のようです。横田か ら出撃してウラジオストックを偵察したりカムチャッカで電子情報を収集していたようで すが、1952年からはソビエト戦闘機の攻撃を受けたり撃墜されることもあったようです。 主任務も領空に突入するのではなく沿岸からのELINTになっていますが、基地から100 海里離れた地点でも迎撃されるようになっており、安全とは程遠い任務でした。 RB-47は1953年以降に配備されていますが、写真偵察任務で撃墜されかかってイギリ スにたどり着いた事件が1件、1960年にバレンツ海でELINT任務中に撃墜されたのが1件 あるようですが、冷戦中のことなので他にもあるのかもしれません。 #right(){(561:ふみ)} **B-1の機首やF-22の背面に白くペイントされてるインベーダーの敵の形した模様は何か意味があるんですか? >http://www.globalaircraft.org/photos/wallpaper/F-22_large.jpg それは空中給油時に空中給油装置の受け口があることを示す米軍式の標識。 #right(){(346:656)} **アメ軍の試作機につくと思われるXとYの違いがわかりません。例えば戦闘機ならXF-とYF-があるんですが 例えばXF-104とYF-104の違い、とかいうことを質問しているのなら、 種別記号(この場合はF)の前につく接頭記号のXは原型機、Yは増加試作機を表す 空力理論、設計技術、そしてシミュレーションの発達て、70年代からはこの意味でのXは使われなくなり いきなりYから始まるのが当たり前になった その代わり、従来Yがはたしていた各種の実用化試験は先行量産機、低率量産機などと 呼ばれる初期生産型が果たしている #right(){(345:98)} **F-14Aに搭載されていたTF-30エンジンはパワー不足だったため換装されたそうですが、同じエンジンを搭載しながら、爆撃任務でペイロードもF-14Aより大きかったF-111にはパワー不足って事はなかったのでしょうか? F-111は基本的に攻撃機だかんね 攻撃機は、F-111が開発された60年代基準だと推力重量比が0.25以上であれば 問題ないとされていたんだよ(ex:A-7) で、F-111の作戦上でも特に問題は指摘されていない。もっともカタログのペイ ロードなんて絵空事に等しくて、実際にはせいぜい2tとか3tしか積まないから 問題なくて当たり前っちゃぁ当たり前 まぁ時代が下るにつれ、攻撃機ももっと大きな推力重量比であるべきだと認識され 始めたんで、その意味ではパワー不足かも知んない #right(){(343:571)} **米軍機で胴体下部に30ミリのガンポッド載せる奴があったなような? アメリカ空軍の航空搭載装備に30mmガンポッドはあるよ。 地上攻撃用で、A-16(F-16の攻撃機専業型、結局この名称は使われず通称としてF/A-16と呼ばれた) の主兵装として湾岸戦争で試験的に使われた。 GPU-5/A、通称”ペイヴクロウ”、元々はA-10のGAU-8をガンポッドに仕立てたもの。 ただF-16は被弾に弱く、「専門に開発された攻撃機以外にガンポッドを積んで対地攻撃に使うのは実用に難あり」 とされている。 #right(){(342:395)} **A-6、A-10、F-117などの純粋な後継機が作られないのは何故ですか? A-6後継機は予算不足。米ソ冷戦が終結して、単能機の新規開発は予算が通りにくくなった。 海軍はA-12の開発に失敗したから、F-18艦上戦闘機を改良したA-18攻撃機でお茶を濁した。 A-10は、ソ連やドイツ帝国などの強力な機甲師団を保有する反米国家が無くなったのと、 冷戦終結に伴う予算縮小。 F-117の後継機は、それを開発するための予算が無いから。 当初はA-12で補う予定だったが、開発が中止されて、F-22とF-35でカバーすることになった。 #right(){(328:347)} **B-52、B-1、B-2の退役時期は、ほぼ同じようですが、なぜでしょうか? >普通に考えたら、製造時期と同じ間隔で順々に退役すると思うのですが。 #image(http://www.globalsecurity.org/military/systems/aircraft/images/b-3-1.gif) 本来B-52は(X)B-70 ヴァルキリーに早々にとって換わられる予定だった。 基本的には第2次大戦時の戦術思想で開発されたB-52は、超音速も出せず 低空高速飛行もできないので、来たるべき核戦争時には生存性がとても 低くて役に立たないと思われていたので。 実際には大陸間弾道弾の発達が「戦略核攻撃爆撃機」というジャンル そのものをXB-70ごと葬り去ってしまい、逆に「超音速も出せないし低空 高速飛行もできないが爆弾を山ほど抱えて広い範囲を大量の通常爆弾で 焼き払える」というB-52の方がヴェトナムで活躍し、延命した。 とはいえ大陸間弾道弾のバックアップ戦力としての戦略爆撃機は必要で、 B-52後継計画が立てられてB-1が、継いでB-2が開発、配備されたが今度は 冷戦の終結で戦略攻撃戦力そのものが削減され、ふたたび戦略爆撃機は 用無しになった。 その為調達数の減らされたB-2の価格は天文学的数字に。 それを横目に「戦略爆撃機としては時代遅れだが爆弾を山ほど抱えて 広い範囲を大量の通常爆弾で焼き払える」B-52は湾岸戦争とイラク・アフガン 戦争で活躍する。戦略核爆撃機としてではなく、戦術支援機として・・・。 将来的には米空軍は長距離爆撃機は無人化する予定で、今使われているB-52、 B-1、B-2は機体寿命が尽き次第順次お払い箱に。 結局、冷戦下で「核戦争」というものが起きなかった以上、戦略爆撃機である B-1とB-2には使われようがなかった。 B-52だけが重用されたのは、本来の任務から引退させても転用先があった、という だけの話。 B-52は何度も近代化改装とフルオーバーホールされて、今使われているものは 事実上1980年代に新造したのと同じ。 「リベット一本に至るまで新造時の部品は残ってない」 なんて言われるほど。 逆にB-1BとB-2は基本的に新造時のままで、今後もフルオーバーホールや近代化改装の 計画がなく機体寿命が来たら引退させられる。 なので50年前に作られた機体と20/10年前に作られた機体の引退時期がほぼ同じ、と いう事態に。 #right(){(317:227,228)} **B-52やB-1は回転式ランチャーに核をいっぱい積めるとあったんですが なーんで回転式ランチャーなんです? >普通に入れればいいのでは? ロータリーランチャーを使う事で、複数の種類の兵器を混載し、 その中から必要な兵器を選択・安全に投下する事が出来る。 500lb通常爆弾をワラワラ落とすような任務には使われない。 #right(){(624:902)} **なぜアメリカのA-10は全く輸出されず、逆にロシアのSu-25は東欧諸国やアフリカなどに多数に輸出されているのでしょうか? COIN機というもっと安い機体がある。 たとえば、スーパーツカノなどが有名。ターボプロップの機体でそこそこの搭載量があり 長時間、滞空できるもの。 A-10はそれらと比べると高い。 #right(){(俺初質スレ430:373)} **B-1やB-2はB-52の後継機ではないの? B-52は絨毯爆撃機。 B-1Bは低高度侵入用爆撃機で、 B-2Aは金食いステルス爆撃機。 どれも、B-52の完全な上位互換機ではない。 #right(){(312:466)} **AC-130は空飛ぶ死と恐れられていますが、鈍重だし携帯対空火器で楽勝で撃墜できるんじゃないですか? その為の105mm砲ですよ。 チャフ/フレアディスペンサーも大量に積んでるし。 まぁ現実問題としてあまり激しい対空砲火が予想されるところには出撃しないが、 105mm砲の射程は大概の携行対空火器の射程を越えているので、これで狙われたら 地上からでは歯が立たない。 対空陣地や対空砲があるような目標を攻撃するときは、まず遠距離から105mm砲で それらを潰す。 #right(){(311:316)} **ロックウェルA-5ヴィジランティは独特の核爆弾搭載法で知られていますが、通常爆弾を搭載することはできたのでしょうか? A-5は主翼下面の両翼4箇所のパイロンは強度2000ポンド。 通常兵器としてはMk80系列の低抵抗爆弾、2.75インチならびに5インチFFRAポッド、 ブルパップ空対地ミサイル、シェライク対レーダーミサイルなどが運用可能とされ ていた。Mk82爆弾であればトリプルイジェクターラックを介して最大24発を搭載。 ただし、それをやった場合はなんのために胴体内に投棄式タンクや核爆弾を仕込ん だのかが判らなくなるため、生産全機が実戦での攻撃兵装の投下を行っていない。 #right(){(309:ふみ)} **F/A-18で国籍マークや尾翼の部隊マークその他が多色カラーのマーキングになっている機体があったのですが、 >アメリカ海軍の戦闘機って、マーキングは随分前に単色のロービジ塗装に切り替えたのでは? それは、CAG機とよばれる、飛行隊の指揮官専用機です。 普通、規則ではロービジなのですが、CAG機のみ、原色塗装が許可されています。 >CAG機はなんで許可されるの? 艦載機は、戦闘機が100、200番台、軽攻撃機が300、400番台といった具合に 機種によって機番の付け方が決められており、同時に使われる色も 100番台は赤、200番台は黄、のように決まっている。 CAGはこれらすべて(対潜機やヘリも含めて)を統率する立場なので そのすべての色を使用することになる。ただ、ロービジ塗装が 一般的になった80~90年代にはCAGもまったく着色しなかった。 冷戦が終わってから、また着色が始まり、CAGは尾翼を黒く塗ったりしている。 #right(){(676:169-231)} **爆撃機のB-1は何してるのでしょう? アフガニスタン及びイラクでも活躍してます。 音速で援護にきて、大量の爆弾を投下してくれるので、前線の評価は高いです。 最近はJDAMを24発を胴体内に装備する事もできるようになり、精密爆撃もするようになりました。 #right(){(289:202保守中隊 ◆tsQRBnY96M)} **統合呼称制度以前の米海軍機の型番中で、製造メーカーを区別するアルファベットは、どのような規則に基づいて付けられたんでしょうか? >グラマン:F、ヴォート:U、マクダネル:H等 適当…としか答えが出ないっす。 最初は、CurtissのCとかDouglasのD、GreatLakesのGと言う感じで頭文字を割り当てていたのですが、 Grummanの様に、後から、頭文字が割り当てられない会社が出てきた為、今度は空きアルファベット (但し、IとXは除く)を割り当てたら、今度はそれに収まらなくなったので、倒産や消滅した会社のアル ファベットを再割当したけど、これもまた足りなくなったので二重発番しておいて、空いたら再々割当 を行う、と言う感じでどんどん収拾がつかなくなっています。 #right(){(259:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **アメリカの爆撃機にB29、B36、B52などがありますが、欠番の爆撃機はどうなってるのですか? ありまっせ。 中には実機が無くてペーパープランに毛が生えた程度の物や(制式記号ついてるのにねえ)、 アトラスやタイタンの様なミサイルにBを付けたりもしてますが。 #right(){(94:148)} 計画機もふくめれば有る。後の方になるとミサイルまで入ってる所が笑える。 #right(){(94:255)} 例えば、B-29の採用の影には、保険として、ConsolidatedがB-32を製作しています。 この間のB-30はLockheedの、B-31はDouglasからの提案でしたが、モックアップ段階や基本設計で終わっています。 B-36についても、NorthropのB-35が競争試作として製作されていました。 B-47の競争相手は、ConvairのB-46、MartinのB-48、NorthropのB-49。 B-52の競争相手は、ConvairのB-60です。 なお、B-66、B-69、B-70以外のB-61~87はミサイルに付けられており、これらは1962年にミサイル呼称に変更され ました。 ちなみに、B-65はAtlas ICBM、B-68はTitan ICBM、B-78はJupiter IRBM、B-80はMinuteman ICBM、B-83はBullpup AGMです。 #right(){(193:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **現在だと空母艦載機の離着艦失敗による事故ってどのくらいの頻度で起きてるんでしょうか? 米の着艦失敗事故の場合、手持ちでわかるのはここまで 1954年 35/10,000 着艦 1957年 7/10,000 着艦 1964年 離着艦事故で毎年一個飛行隊(one squadron)相当の損失 2005-2006年のデータで、通常のジェット機事故の53%は着陸時に発生し、離陸時18%、 アプローチ時10%がこれに次ぐが、米艦載機の着艦時事故は全事故の45%に留まっている。 離着艦時以外にもリスクの多い仕事だから、という解釈がされる。 #right(){(736:665)} *試作・実験機 **X-43は軍用機? 旅客機? 極超音速飛行のデータ取りのためだけに開発された飛行機ですから、軍用機とも旅客機とも言えません。 データは軍用民間どちらにも使用されるはずです。それにこいつは全長4mもない小さなやつですよ。 #right(){(4:174)} **X-35のキャノピーの上にあるギザギザの模様は何ですか? 射出時にキャノピー割るための火薬と思われ。 #right(){(23:227)} **X-29のコックピット回り、1号機と2号機の違い こっちが1号機(NASA003) #image(http://www.aerospaceweb.org/aircraft/cockpits/x29/x29_panel_01.jpg) こっちが尻にスピンシュートを付けた2号機(NASA049) #image(http://www.dfrc.nasa.gov/gallery/photo/X-29/Medium/EC89-0254-1.jpg) 2号機にはパネルの上段中央にAOAとヨー・レートを示す計器や シュート展開用のスイッチが付いてたりする模様。 #right(){(43:69)} **XB-70バルキリーはなぜ開発中止になってしまったのでしょう? あれ量産してたら、ヘタすリャ国家経済破綻よ? ICBMの方が効果的で安上がり。 #right(){(91:588)} ミサイル技術の進歩とそれらもろもろによる戦略構想の転換 #right(){(91:589)} 1、あまりにも高すぎる 2、確か、それなりの設備がないと整備できなかったはず。 3、いくら高く、早く飛んでも(当時は)ソビエトの防空システムを突破できないと考えられた。 #right(){(91:590)} つか、B-70の開発ストーリーを読むと当時の技術ではとても実用化できたとは思えない 単純にそれが真相なんじゃないかな #right(){(91:599)} **X-20ダイナソアが今一理解できません。 >どういう原理で地球の反対側まで周回させるんですか? 高速で飛ぶ物体にとって大気は厚い壁のようなもの。 宇宙空間から浅い角度で大気圏に突入した場合、この壁に跳ね返されて再び宇宙空間に飛び上がる。 これを繰り返すことによって航続距離を伸ばす。 水面に浅い角度で石を投げた場合を想像してもらえれば理解できると思う。 宇宙天体条約によって核等の大量破壊兵器を宇宙に置くことは禁止されているので、これの抜け道として考えたものだろう。 なおダイナソアは衛星軌道を周回する有人有翼の人工衛星として計画されたもので、爆撃任務はそのひとつにすぎない。 この他にも偵察任務などが構想されていた。 さらに付け加えると、大気圏上層をスキップする爆撃機のアイディアを最初に提唱したのは、ドイツのロケット工学者オイゲン・ゼンガー。 ジルバー・フォーゲルという機体でドイツから離陸、アメリカを爆撃した後に日本、もしくは日本領南洋諸島に着陸。 補給の後再び離陸してドイツに帰還するという構想だった。 #right(){(102:468)} 川の水面で石切り(水切り)やったことあるだろ。 あれとおんなじ。浅い角度で大気圏に突入すると跳ねるんです。 #right(){(102:469)} **X-35のキャノピーの上部に線のような物が描かれていますが、あれは何と呼ばれる物で、どんな働きがあるのでしょう。 あれはパイロット脱出時にキャノピーが割れる様にする為の物です。 #right(){(102:701)} **アメリカ海軍のジェットVTOL戦闘機で、試作したけどエンジン出力の不足で全く飛べなかった機体の名前が思い出せません Rockwell XFV-12Aだす。 米海軍が1972年に超音速VTOL戦闘機開発の提案要求を行った中のロックウェル社案。 小型艦からの発艦、マッハ2のスピードを目指し、コストを抑えるためA-4から コクピットや機首部分、F-4からインテークと胴体を流用した。 完成したものの推力不足は深刻で自力飛行は不可能だった。 #right(){(113:146)} 推力不足じゃなくて、正確に言えば、Thrust Augmenter Wingによる 推力の増強率が目論見ほどではなかったってことね。 #right(){(113:147)} **X-29って、なにが駄目で、消えていったのですか。 消えるも何もX-29もS-37も最初から実験機ですから B-24の残骸から足くっつけたり既存の機体の部品を流用しまくったリサイクル機 #right(){(120:671)} **XB-70とかYF-23のXYはそれぞれどういう意味があるんですか? X、Yは類別記号と言われるものの一つです。 Xは1924年5月14日から使用された記号で、Experimental(試作)の状態にあることを示しています。 通常は原型機に与えられますが、生産機でも実験のため特に改造されたものには、X記号が割り当てられる場合が あります。 なお、単独で使用する場合は、特殊研究機の接頭文字となります。 Yは1928年より使用されているもので、Xで示される基本的な試験を終わって、実用段階の試験に移った機体に 与えられ、Xの記号は恒久的なものであったのに対し、Yの記号は、機体が実用試験が終わると除かれることが 多かった様です。 第二次大戦の機体の場合、通常、X記号の機体は1機、Y記号の機体は13機発注されることになっていました。 なお、蛇足ですが、Y1B-17の様に、Yと機種記号の間に、「1」が入ることがありますが、これは、通常の陸軍航空隊 (当時)の資金からではなく、"F-1"財源という資金で購入したことを表します。 #right(){(214:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **X-32はX-35と比べて、なにが劣っていた(要求を満たせなかった)のでしょうか? >カッコ悪かったというのはナシでw とりあえずステルス性がはっきり劣っていたらしい。 特にインテーク部分が改良の余地なく剥き出し、といって目隠し付けるとエンジン性能が落ちる。 最初から落ちる気だったんじゃないかと思われるぐらい投げやりなデザインだと思うわけだが。 TFR師匠の受け売りだが……。 垂直着陸時に高温の排気ガスがインテイクに入ってエンジン出力が落ちる 下向きジェットが1箇所に集中していると地面効果がリフト量を減らす 無尾翼デルタ翼機ということでピッチ制御能力が非常に寂しく 空母へのアプローチ時に降下率を制御することが困難 #right(){(351:935,938)} **YF-23の機体はどうなってしまったんでしょうか 試作機は二機とも博物館の展示品。 ロスアンゼルス郊外のWestern Museum of Flight ってとこに屋外展示機が、 デイトン郊外のパターソン空軍博物館の倉庫にもう1機が転がってる。 屋外展示されてるやつはエンジンその他を全部外したドンガラだが。 パターソンの方はエンジンも隣に転がしてある。 #right(){(348:257)} **F-22にコンペで負けたYF-23の設計一式をノースロップ社から提供して貰って、日本でF-3として生産、ということは出来ないのでしょうか? マジレスをするとYF-23は本気で飛ぶだけの代物なので 開発が全然進んでない 特にステルス性とアビオ系はなーんも出来てない 理由は試験は段階に別けてやると聞いてたから なのでノースロップは第一段階分しか作ってないと  ロッキードは一発目から完成品を持ち込んだ なのでとりあえず開発をしないといけないので お金と時間がかかると YF-22ですらYとるのに2兆かかってるので 未完成なYF-23のYを取ろうと思ったらさらにってか あと搭載しているF120エンジンは先進的しすぎて これも実用レベルに持っていくのに開発をしないといけない 実験機からかかなり複雑な構造でもあるので(コンペのテストがトラブルであんまり出来てない) この辺も含めて実用レベルにするのは相当大変だと思うよ #right(){(288:406)} **RF-4Xとは? 外形はこんな感じ ttp://www3.ocn.ne.jp/~tac1991/rf4x.htm CIAの資金援助でGDが制作したHIAC-1高高度/高解像度カメラを搭載して 高高度・高速偵察を行うために計画された。 高高度でマッハ2.4の超音速巡航を行うためインテークは変更・拡大され、ダクト上の胴体に 水噴射用のタンクが増設されている。 #right(){(348:476)} *偵察・哨戒機 **「13DAYS」でキューバのミサイル基地に低空飛行で偵察飛行をする二機の機体の名前を教えて下さいm(__)m RF8AとU2Aだと思う 13DAYSを見てないからわからんけど、史実はそう ちなみにRF8Aはネービーでグレー/白塗装の後退翼機 U2はCIA所属で黒塗装、グライダー並みの長大な直線翼が特徴 #right(){(8:155)} **U-2ってまだ飛んでるんですか?飛んでるとすれば今時なんでああいう古い機種を使ってるのですか?SR-71にはない特性とかあるんでしょうか? U-2偵察機はエンジンや電子偵察装備が改装されたU2Sが現在も空軍で運用されています(35機)。 SR-71のような敵国奥深くの偵察任務が人口衛星により取って代わられたのに対して、U-2は 戦略偵察機として非常に完成されている(運用しやすく航続距離も長い)ので長く使いつづけられている のだと思います。建造費も安いですしね(3300万ドルほどだったはず) 高高度を長時間飛べるU-2は偵察機以外の目的でも重宝されてます。 大気中の成分を調べたり、さまざまな観測にも未だに使われる事もあるそうです。 #right(){(10:268-269)} **P-3Cから投下するソノブイは使い捨てなんでしょうか? 使い捨てです。 時々湘南の海水浴場に打ち上がって大騒ぎになります:-p #right(){(29:605-606)} **アメリカの偵察機U-2は離陸の時に翼に付いている補助輪?(支えみたいなの)を捨ててしまうようですが、どうやって着陸してるのですか? U-2の着陸 http://www.blackbirds.net/u2/u-2mission.html に詳しい描写がありますが、要するにパイロットは「上手に着陸して」 片翼をそっと地面に付け(そのためのチタンのハードポイントが翼端にあります) そこで地上スタッフが両翼に車輪を付けなおしてタキシング可能な状態にします。 #right(){(50:888)} **U-2Rはその後改良されたのでしょうか? U-2Rはすべて1999年までにU-2Sに改修済み(のはず)です。 #right(){(62:128)} **イラク問題で、アメリカがU-2偵察機による監視を求めていたと思うんですが、なぜ優秀な偵察衛星があるのに、わざわざ旧時代の偵察機を持ち出すんでしょうか? 偵察衛星は一日数回しか撮影できないのに対し、 U-2なら柔軟に運用できるからです。 旧世代といっても、SR-71はもう使われてないのでかわりの機が ありませんし、能力的にも問題ありませんので。 #right(){(64:社聖 ◆DASH/8Egy6)} まず偵察機は現在でも重要な情報収集手段です。偵察衛星で代替えする事はできません。 衛星写真は解像度の点で限界があり、対空兵器にさらされるリスクはあっても特定地域に対する偵察情報量は偵察機にかないません。 #right(){(64:510)} **U-2はTR-1と言う名前に変わったと思ってたんですが、これは誤情報ですか? TR-1A/BはU-2のエアフレームを利用した戦場監視機でしたが 機器の共通化、運用上の問題でU-2R/RTに改称 その後U-2ファミリーはU-2Sに改修されました #right(){(64:533)} **コブラボールのすごさを教えて下さい。 すごい、つ~か、特殊なんですよ。 弾道弾の発射なんかをモニター して性能を探るための情報収集するのに特化してるのです。 もちろんそうしたことができる、つ~のはすごいことなんですが、 それ以上に、こいつが「動く(動かされる」とうことがすごいんですね。 つまり、アメリカがこいつを派遣するということは、どこかの国が 弾道弾のテスト発射等をするであろうとアメリカが本気で予測、 あるいは憂慮していることを示してるわけです。 それで騒がれるんですね。 #right(){(68:708)} **JP-7ってSR-71用燃料? JP-7はSR-71の燃料です。B-1は、普通の燃料(JP-8)を使用してます。 基本的にガスタービンエンジンは色々な燃料が使用できるので、 高度さえ問題なければSR-71もJP-8で問題ないと思います。 #right(){(68:947)} **U-2偵察機の値段って幾らぐらいなんでしょうか? 手元の資料によりますと、U-2Sだと1機$33,630,000(約40億円弱)とのことです。 #right(){(97:ちゃぎ ◆fSfdiYoeFc)} 偵察機系は機体本体が安くても搭載偵察機材が一つ億、十億単位なので あなどれません。プレデターやグローバルホークでも、搭載資材しだいで トータル価格が倍ぐらい変わったりします。 #right(){(97:system)} **U-2が日本に駐留していたことがあるって本当でしょうか? 日本にも配備されていたのは事実。 #right(){(102:428)} 基地祭でも公開されてたので別に極秘に来てたわけではない。 というかぐぐれば簡単にみつかると思うのだが。 #right(){(102:429)} 厚木基地にNACA(今のNASA)の高空気象観測機という触込みで駐在していました。 日本では、「黒いジェット機」と言う異名を取っていました。 一度、不時着した時に米軍がその不時着地点を厳重に警備して物議を醸し出したことがあります。 当時の資料では、  「常に18,000m以上の高空を巡航し、高々度の気流や放射線、宇宙線、気象状態を調査する」 とされていました。 1960年以後にソ連、中国、キューバと相次いで撃墜されたために、日本でも問題となり、結局、 横田駐留は取りやめられ、台湾、琉球(今の沖縄)から中国本土偵察に行く様になっています。 #right(){(102:眠い人 ◆gQikaJHtf2、448)} **NASAでU-2は宇宙からの塵を集める機体として使ってたりする? NASAは複座のF/A-18を水星~太陽間の軌道周回物観測に使ったり (つまりはVulcanoid探索)、B-52をロケット発射母機に使ったり してますから、そのあたりはダブってますね。 #right(){(102:system)} ダスト収集以外にもオゾン濃度を測る機械積んで飛んだり、さまざまなデータを取ったり してるみたいです。 #right(){(102:455)} 補足 ついでに米惑星協会はソーラーセイル試験機打ちあげにロシアの SLBM使ってたりしますから、弾道弾も爆撃機も戦闘攻撃機も み~んな科学研究用機で正しかったりします。 #right(){(102:system)} **U-2偵察機はどうしてあんなアンバランスな状態で離着陸するんですか? 高高度を長時間飛ぶためです 地上ではアンバランスでも 空ではアンバランスではないのです #right(){(105:414)} 自転車というのは実にバランスのよく取れた乗り物なのだよ #right(){(105:415)} >そこまでするなら両翼にB-52見たいな補助輪出せばいいのに U-2には着脱式の補助輪がついています。 離陸時には切り離し、伴走車が回収します。着陸後に再び取り付けて格納します。 #right(){(105:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} あれはギリギリの設計で、補助輪収納なんてギミックを仕込む余地が無い。 #right(){(105:422)} **アメリカの偵察機U-2は、偵察機なのにどうして「U」の文字が付いているのでしょう。 Uは多用途機の意味。 偵察機である実態を隠すため、そのような名称が付けられています。 #right(){(106:773)} UはUtility、汎用機・多用途機の略。 高度な機密情報すら扱うほどのレベルの偵察機は、隠れていてこそ意味がある。 「コレは偵察機です」なんて自分から主張しているかのような名前をつけるのは只の阿呆。 カムフラージュのために、わざと関係ない名前を付けることはたまにあるのだ。 #right(){(106:774)} **SR-71が撮影フィルムをカプセルで投下したのは真実でしょうか? 偵察データ回収を急ぐために一時期実施していました。 #right(){(112:あなたのTrue/False ◆ItgMVQehA6)} **U-2はギアが胴体の前後にあるのみで、着陸時には車が並走して補助輪を付ける >というのを読んだ記憶があるのですが一体どうやって付けるんでしょうか? 着陸時にはそのまま着陸します。離陸時には補助輪を付けて離陸し、 離陸後に切り離します。 #right(){(112:41)} >ということは着陸時はあの不安定な状態で止まれるってことですか? 翼端擦っても大丈夫なように翼端に折り返しがある。 #right(){(112:43)} 翼端を擦りながら着地します。 #right(){(112:44)} U-2の着陸補足 U-2機の翼端にはチタン製のスキッドパッドがあり、最終的にはこれを擦りつけて停止します。 そこに車両が補助輪を運んできて、取り付け、まともな形態になって自力でタキシングし、格納庫に移動します。 着陸時には機速が十分落ちるまでは翼端が接地しないように(翼の破損や滑走路はみ出し、横転につながる) U-2の操縦に慣れたパイロットがスポーツカーで併走し、パイロットに操縦指示を出します。 翼端が接地するのは最後の段階です。 これらがごっちゃになって、40の「着陸時に車が併走して車輪をつける」になったのでしょう。 #right(){(112:system)} U-2と言うか、グライダーじゃ当たり前の着陸方法。 翼端が地面に接触して、グランドループ、翼破損なんて事にならない速度まで 水平を保つのがパイロットの役目。 と言うか、停止するまで、翼端地面に着かないんじゃねーの? #right(){(112:68)} **バルキリー対策としてミグ25まで開発したソ連が何故SR-71を撃墜できなかったんでしょうか? SR-71はソ連領空に侵入していません。 #right(){(112:273)} 仮に見つけてスクランブルで上がったとしてもその間にどれだけ進んでるか計算してみてください #right(){(112:274)} 侵入したと聞いています。 当時の対空ミサイルではSR-71の高度までカバーすることは困難でしたし、 MiG-25にしても到達するまでの時間、高々度で低下する機動性、 使用するミサイルの性能などが足を引っ張りますから、容易な的ではなかったでしょう。 喩えとして不適切かも知れませんが、弾道弾迎撃のような感じだったのではないかと。 #right(){(112:system)} 北ベトナム偵察のため中国領空(領土)に侵入したことは米国も認めているが ソ連領空に侵入したことは一回も認めてない 飛行ルートの都合で東ドイツの領空を侵したことはよく知られた事実だが #right(){(112:300)} **1961年に、パワーズのU-2を撃墜したのはSA-2ではなく、ミグ21とか聞いたけど、真偽はどうなのか 真偽は我々にはわからないでしょう、当然。 定説はSA-2です。常識的にもそう思われます。他の説はいくらでも 出せるでしょうが、信頼性は当然低いでしょう。 #right(){(116:system)} まず最初に、U-2がスヴェルドロフスク近くで撃墜されたのは、 1960年の5月1日です。 それで撃墜したのは、systemさんが書かれているように SA-2ガイドラインと言うのが定説。 当時はスパイ工作説初めさまざまな憶測がありましたが、 アメリカに送還されたパワーズの証言やU-2の墜落した機体の状況、 さらにペレストロイカ以降に出てきたソ連の関係者の証言などからも、 この定説はまず動かないでしょう。 #right(){(116:254)} **後継機のSR-71は退役したのに、なぜ前任のU-2はまだ使われているのでしょうか? 1回のフライトで何千万ドルも掛かる金食い虫をそうそう飛ばせるかっての。 偵察衛星と仕事が被るので、衛星の技術が発達するとお役御免って事に。 U-2は戦術偵察や鮮度や確度の高い情報収集に用途があったから生き残れた。 もっとも、こっちも無人偵察機の発達で退役の時期だが。 #right(){(初心者スレ476:900)} SR-71は特殊な燃料(JP-7)を使うので、普通の戦闘機とかとは別に 燃料のロジスティックを別に作らなければいけないからカネが掛かる。 専用のタンクローリーから専用の空中給油機まで全部別。 まあコスト的にみたら小型のロケットをとばすようなものだよ。 カネ掛かりまくり。 #right(){(初心者スレ476:909)} **S-3の後継機なんて必要なの?空母からの対潜哨戒なんて、対潜ヘリで十分だろ。 >高価な上に搭載スペースの限られた空母でわざわざ固定翼対潜哨戒機を配備する理由が分からない。 米海軍もそう思ったからなくした訳だけどね。 長時間広域の対潜哨戒は陸上からP-3C(もしくはXP-7)にやって貰えばいいってことで。 ヘリコプターは航続距離の問題から長時間の対潜警戒はできないし、ペイロードが小さいから アメリカの空母機動部隊のような大規模な艦隊の対潜哨戒をさせるには能力が不足してる。 でも、「そもそもソビエトがなくなった今じゃヘリではおっつかないほどの数で襲ってくる 敵もいねーだろ」ということで艦載対潜機はやめた。 あと、艦上対潜哨戒機の重要な任務に外付けの装備を追加して電子戦機/空中給油機/艦上輸送機 といった汎用中型艦上雑用機として使う、というのがあったけど(S-3の晩年はほとんどそう言う 任務に就いている)、これも「そのためだけに乗せとくのは予算とスペースの無駄」ということで やめた。 今後は電子戦機と空中給油機はF/A-18のバリエーションが、艦上輸送機はC-2の発展型が担う。 #right(){(556:546)} ではなんでわざわざS-3なんか開発して空母に乗っけてたかって事でね。 かつては米空母にとってソ連の原潜及びそれから発射されるSSMが大きな脅威であって、 ポイント警戒のヘリよりも遠距離でバリアーCAPの出来る固定翼対潜機が必要とされたのよ。(特に大洋での作戦においては) 冷戦が終わり原潜の脅威が低下し、また米海軍もブルーウォーターからブラウンウォータでの戦力投射に重点を置くようになって、 その必要性の低下から、S-3は退役、後継機は中止、米空母上から固定翼対潜機は消えてしまったの。 #right(){(556:556)} **プレデターに搭載されているTE-SARで地図を作成できるようなのですが、それはどの程度の精度なのでしょうか? プレデター搭載の最新型のSARは最大解像度が30cm程度だったはず。 TE-SARがそれに相当するのかどうかは調べるの面倒。 といいつつ、TE-SAR resolutin feet と試しにぐぐってみたら 一発で 1-foot (0.3m)と出た罠。 #right(){(297:109)} **アメリカのP-3C一個飛行隊の定数とその内訳を教えてください つhttp://www.vpnavy.com/vpsquadrons.html ついでに つhttp://www.p3orion.nl/sqn.html #right(){(679:ゆうか ◆u8WC078ef5ch)} **SR-71(というかA-12)はどういう設計思想で三胴機(?)になったんでしょう? SR-71/A-12にとって、インテーク・J58エンジンからなる推進システムが非常に重要なのは判ると思う。 インテークが高い効率で総圧回復を行えなければ、正味推力を得る事さえかなわない。 それでインテークは出来る限り胴体や主翼の影響の及ばない位置におき、衝撃波で減速されない気流中に置きたい。 (また巨大な熱を発生するあのエンジンを胴体内に収めるのは、熱的にも問題有ったろう。) 水素燃料を使ったCL-400の検討の際は翼端部に、Aシリーズの検討の中では翼下等も検討されたが、結局あの位置に収まった。 デルタ翼、翼なかばの巨大なエンジン・システム、それとあのチャインで基本形態が固まった。 #right(){(625:488)} ----
#CONTENTS ---- **アメリカには、退役した作戦予備機(何千機?)が砂漠に保管されてますが、古い飛行機を飛ばすパイロットはいるのですか? デビスモンサン空軍基地ですね。 軍民合わせて、砂漠に保管しています。 本来の用途は現役機の予備部品取りと、発展途上国に売り払う前の保管所です。 #right(){(14:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **航空機の用途なんですがF-15とB-52の違い位はわかるんですがそれにF-14.F-18.A-10.ステルスがでてくるとよくわかりません F-14 空母に搭載され、空母の艦隊を上空で護衛、攻撃隊の護衛が主任務。    爆弾を搭載できるタイプもある。 F-18 空母に搭載され、対艦、対地、対空攻撃など何でもこなせる。    空母を持たない国にも輸出されており、それらは陸上型となっている。 A-10 対地攻撃専用、強力な固定砲が特徴。 ステルス レーダーに「映りにくい」航空機の総称。もしくは技術の総称。 #right(){(9:バーナー保守員)} **C-130輸送機は戦車を搭載することできないですよね。先の湾岸戦争では大量の戦車を輸送艦で送り込んだのでしょうか。すごい時間かかりそうだな。 湾岸戦争では、戦車を含む重器材は ほとんど事前集積船、高速輸送船などRoRoタイプの大型船で運ばれました。 逆に人員は、ほとんど航空機によって運ばれました。 #right(){(9:G_Tomo)} 軍事海上輸送コマンドMSC隷下の事前集積船MPSは13隻で 湾岸戦争直前には以下の通り展開されており、総動員で初期展開に貢献。  第1MPS船隊:大西洋カナリヤ諸島(4隻)  第2MPS船隊:インド洋ディエゴ・ガルシア(5隻)  第3MPS船隊:グァム・サイパン島(4隻) #right(){(9:602)} **CNN(?)ニュースでアメリカのマンハッタン上空を防衛している部隊のニュースをやっていたのだが、F16が飛行場で待機している映像で翼下と胴体の下にモザイクがかかっていました。 >疑問に思ったんですが今時F16の装備でモザイクをかける必要のある装備品なんかあるとは思えないのですが。 のっとられた民間機をミサイルで撃墜しちゃったことを 悟られたくないのでしょう。 #right(){(10:211)} おっしゃるとおり、いまどきF-16の装備でモザイクが必要な物があるとは 思えません。 >211のとおり・・・でもないですが、ミサイルなどを映して余計な論議を 呼びたくなかったのでしょう。 落ちた旅客機がミサイルで落とされたとは思いませんが、次にハイジャックが あった場合、映されたミサイルがその旅客機に向かって飛んでいくかも知れないわけですから。 #right(){(10:system)} **輸送機に機関銃どころか大砲までつけちゃった”スペクター”なる飛行機は実践投入された事あるんですか? ガンシップと呼ばれれいて実在します。ベトナム戦争当時にはもう使っていました。 「スペクター」はC130輸送機を改造したものにつけられている愛称です。 口径が100mmクラス、40mmクラス、20mmクラスの砲を本来荷物室だった場所に搭載してあります。 用途としては地上制圧に使います。砲の向きが進行方向から90度ずらしてあるので 通常航空機が狙えない目標に大量の砲弾を叩きこめます。山岳、ジャングルなど 戦車が入りこめない場所では非常に有効です。 プロペラ機なので制空権の無い場所では使えないと思いますが、大型機なので携帯ミサイルで落すのは難しそうです。 #right(){(10:バーナー保守員)} **米軍の爆撃機のナンバーってB-70くらいまでいってたハズなのにどうしてまた再びB-1から始まってるんですか? 初心に返るってことで。 余り大きな数字もややこしいし。 日本海軍でも潜水艦なんかは、新「イ-1」が終戦時に完成直前だった。 #right(){(10:ss)} 名称統一化なんかの動きでナンバーがリセットされたと思います。戦闘機も F-100台に達していたのが出直しになりました。 #right(){(10:425)} **AC-130がタリバァンを攻撃してるってテレビでいてました。それってそんなにすごいの? まあ誘導爆弾より安価に精密攻撃が可能と言う事だろうが 秘匿されたミサイルや対空火器で撃墜されるリスクが有ると言う事だろうか #right(){(12:某研究者)} AC-130Hで20mmバルカン3000発、40mm砲弾256発(ニゴロかよ(^^;)、105mm砲弾 100発を、昼夜を問わず撃ち込んでくれます。しかも40mmと105mmについては 弾着をレーダーで追跡して修正を加え、抜群の命中精度だそうな。 低速なのでいい的にはなるわけで、これまでに8機(ベトナムで6機)落とされてますが、 アフガンの対空攻撃強度はちゃちそうですから、かなり無敵な感じだと思います。 #right(){(12:system)} **米空軍のRF-4Cってまだ現役ですか? 残念ながら退役したようです。 #right(){(16:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **ガンシップっていうやつはガン(弾)ばら撒くだけなの? ガンシップはレーダーや赤外線暗視装置など、対人、対物監視装置が多数積んでおります 目視も重要な観察手段ですが、それだけに頼っているわけではありません また、105mm砲なども搭載しておりますが、基本的には掃射攻撃です #right(){(16:937)} **A-10ってあの速度なら何でジェットになったんだろ? このA-Xに求められたものは、 ○口径30mmのガトリング機関砲の装備 ○16,000lb(7,258kg)以上の兵装搭載能力と戦場での長い滞空能力 ○1,000ft(305m)以下での高機動性 ○前線の短い滑走路を使用できるSTOL能力 ○被弾に耐えうる高い生存性 等であった。また、CAS専用の機体として前線での運用性を高めるため、 高度な電子戦装置や航法装置は不要とされ、代わりに高い整備性を有し、 稼働率を高めることを要求された。また、機体価格を極力低く(14万ドル) 抑えることも要求の一つであった。 ttp://www2.odn.ne.jp/flip-around/military-aircraft/a10.htm 大出力のエンジンはそれに見合ったおっきいプロペラつけるけど、前線で これの取り付け、取り外しやアライメントの調整なんかやりたくないよ! ってことだったのかも。 #right(){(19:ふみ)} **米軍の飛行機に付いてる≡☆≡これって何のマークですか? 国籍マークです。 元々は、赤青白の同心円マークだったのですが、ロシアと似た形だったので、 青○に★、そして★の中心に赤い○に変わりました。 ところが、太平洋戦争が勃発して赤い○の部分が日本機のmeatballと間違われて 誤射されるケースが多かったので、赤い○を取り除き、青○に★になりました。 その後、太平洋戦域での敵味方識別マークとして袖が加えられ、戦後、赤い線が袖の部分に加わりました。 #right(){(21:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **なんでアメリカのヘリや飛行機は頻繁に墜落するの? 運用している機数が多いからです。 事故を起こす確率が同じなら母数が大きい方が絶対的な事故の数は多くなります。 #right(){(22:21)} **F-117 Nighthawkって基本的に塗装は黒一色ですよね? 試験飛行の段階では、その特殊な機体形状を隠すために 迷彩塗装を施されていたそうです。 #right(){(26:107)} **A‐7の開発目的って何ですか?A‐4を使いつづけるという方法はなかったのでせうか? A-4は本来は核攻撃機として造られたから、 通常攻撃能力はあんがい弱い。まあ機体相応か。 それに対してA-7は通常戦を念頭に開発された。 #right(){(33:153)} **アメリカ軍の航空機は、空軍機と海軍機それぞれ空中給油の方式が違っていますが、何か理由があるのでしょうか? 双方の得失を列挙してみると、  *フライング・ブーム方式(空軍機) ○給油機側が操作するので被給油機の負担が少ない。  硬性の給油管を使うので高圧で給油ができる(大型機の給油時間の短縮) ×給油ブームが大きく張り出す  *プロープ・アンド・ドローグ方式(海軍機) ○軟性のホースを使うのでポッド式にできる。(給油機の改造度が低い・小型化可) ×被給油機にプローブを合わせる技量が要求される。 スペース重視の海軍機と効率重視の空軍機という要求の結果だと思います。 #right(){(38:名無し軍曹)} **オスプレイって敵前強襲やCSARに使われる予定あったんだっけ? 敵前強襲、CSAR、特殊戦機、AEW、電子戦機、ガンシップ、およそ なんでもありの宣伝がオスプレイであります。とりあえず敵前強襲 はデフォルトで仕様に入ってます。 #right(){(40:721)} **B-36ってレシプロですか?それともターボプロップでしたっけ? レシプロ6発+ターボジェット4発が正解 #right(){(42:230)} **冷戦時に、F-117のヤバ気な秘匿名称を発表したのはなぜですか? F-117の名称の公表はソ連崩壊の直前、つまり冷戦の行方がダレの目にも 明らかになった1986年ごろだ それまではみんな「F-19」だと信じていたのだよ 秘密計画といえども、書類は作成し、予算も申請しなければなりません。 目撃者が増え、敵に存在そのものが知られてしまえば、ないフリをしても 意味はなく、逆に欺瞞的名称で混乱させる方がマシと言うことにもなります。 #right(){(44:750-751)} 米軍の命名基準は例外を含むことも多い F-117の場合は秘匿性のためらしいがもっといいかげんな例外もあるし そもそも機種分けの基準があいまい むしろ書類上Fばかりのほうが都合がよく合理性があるとの噂も #right(){(123:932)} 「戦闘爆撃機」として開発されたから。 もっとも空中戦をする事は多分考えてなかったと思うけど。 アメリカ空軍の場合、今は「核弾頭を搭載できる長距離兵器」 (要するに巡航ミサイルのことですな)を搭載できない機体にはB番号はつきません。 #right(){(123:936)} Aナンバーの攻撃機の筈だが、 欺瞞のためにFナンバーの戦闘機として制式化した 一応サイドワインダーは搭載出来るようだが、機関砲は搭載しないし、レーダーも装備しないし、 エンジンの出力も低く、空力的に空対空戦闘は向かない 見つかったら絶望的 #right(){(123:955)} **B-52に次ぐ、米軍の大型戦略爆撃機ってありますか? 次ぐというのが後継機という意味ならB-1Bランサーや あなたのあげているB-2スピリットが後継機となります。 しかしこれらの機体は高価で運用にも金がかかるため、 実質的に現在も数の上ではB-52が米戦略爆撃機の主力となっています。 #right(){(48:465)} B-52が無くなったとして、その役割を受け継ぐ飛行機があるかというと、 「まだ存在しない」という見方もできます。B-52そのものは2040年まで現役の予定であり、 B-1やB-2とはお互いに「できないことを補い合う」関係だからです。 #right(){(48:ふみ)} **米海軍機のモデックスのあたりに、EとかSとかのマークが描いてあるのは何でしょうか? 米軍には一定期間大きな事故を起こさなかった航空部隊に対して飛行安全褒章 (フライト・セーフティー・アワード)が与えられます。海軍ではセーフティー"S"と呼ばれており、 海軍作戦部長からこれを授与された飛行隊が機体に「S」の文字を記入することが出来ます。 またこれとは別に、部隊運営が優れていると認定された部隊にはバトル"E"が授与され、 機体に「E」の文字が記入できます。 海軍艦艇でも、運営が優れていると認定された艦は錨を金色に塗ることができるそうですよ。 #right(){(51:名無し軍曹)} **エアフォース・ワンは「MOTZ」と同型のものが装備されているのでしょうか? >また日本の政府専用機にも装備されているのでしょうか? どちらの機体にも防御装置が搭載されているのは間違いないでしょうが、 機密事項として内容は全く公開されていません。 ただ、先々代の「エアフォースワン」VC-137C 62-6000 には排気口上部に 円錐形のフェアリングカバーが付いており、おそらくそれが対赤外線ミサイルジャマー ではないかと思われます。 #right(){(52:515)} **B-2爆撃機はなぜあんなに高いのですか。 製造機数が極端に少ないんで、機体価格に開発費÷機体数が含まれてるのでは。 2機だけ製造のXB-70なんて1機5、000億近かったそうだし。 #right(){(54:84)} **ギャラクシーとジャンボのコンペでもしジャンボが勝っていたらギャラクシーが旅客機になっていたのでしょうか? LockheedはL-1011で営業的に失敗していますので、例え生産されていても、 少数生産か、貨物専用機で終わっていたでしょう。 Boeingはその点、固定顧客を持っていましたので(United、PANAMとか)、 ローンチしやすかったからと思われます。 #right(){(56:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **アメリカ軍の航空機のFはファイター、Bはボンバー、AはアタッカーみたいですけどPは何を意味しているのですか? 陸軍航空隊 Pursuit(追撃)「戦闘機」の事。空軍独立後は Fになった。  海軍航空隊 Patrol(哨戒) #right(){(56:12)} **戦闘機のF-4の名前ってファントムⅡ ワイルドキャット コルセアどれが正解ですか? 全部正解。 もうすこし具体的に書かないと答えでないよ。 ちなみファントムⅡがF4H(ハイフンつかないならこれでいいはず) ワイルドキャットがF4F、コルセアがF4U #right(){(56:バッチ3)} ついでに言うとF4Bもあるよ。 #right(){(56:353)} **MC-130って、アメリカ本土から沖縄基地に飛んでくるんですか? 直接来る場合は太平洋上で数回の燃料補給を行います。 航空基地を経由する場合は本土>ハワイ>日本。あと グアムを経由すると思います。 #right(){(57:一等自営業 ◆JYO8gZHKO.)} **輸送機(爆撃機?名称失念)に大口径の砲を搭載して地上を攻撃する意味がいまいち分かりません。 攻撃力のわりに経費が安い。 もとはベトナム戦争でベトコンに銃弾のシャワーを浴びせる目的で開発された。 #right(){(58:292)} 絶大な火力を、限定された地域に継続的に指向することが出来ます。 砲兵が射撃出来ない遠距離でも問題なく火力を投入出来 なおかつ、戦闘爆撃機の近接航空支援よりも、継続的かつ執拗に攻撃出来ます。 #right(){(58:294)} 機銃掃射よりは破壊力があり、 爆弾よりは命中率が良く、 ASMよりも経済的。 #right(){(58:296)} ガンシップと称されるものです 低速でグルグル旋回しながら機関砲や速射砲を目標に撃ち続けます。 そのため弾薬を撃ったらあっというまに飛び去る攻撃機より大量の弾丸を叩き込めるわけです。 もともとはペイロードの大きい輸送機を改造したものですから撃墜される可能性の低い戦場で使われます。 例えばベトナムとかといったゲリラ相手ですと安全に大火力を発揮出来るわけです。 ただし、ロクな対空兵器を持ってないような敵にしか有効ではありません。 #right(){(58:297-298)} **その気になればF-117を空母から発鑑することってできますか? F-117は構造上カタパルトが使えず、また離陸滑走に2000m近く必要だそうなので 軽荷状態でも空母から飛び立つのは無理と思われます #right(){(63:483)} F-117Xと言う機体が海軍に提案されたらしい。 と言うことは発艦するだけなら、F-117も空母運用できるんじゃないかと思ったが。 #right(){(63:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} F-117Xは主翼後退角を大きく減らして、やっと離艦性能を 確保しております 70°近い後退角を持った現用F-117が自力で離陸するのは不可能です Xに先行して提案されたF-117Nなどは可変後退翼を採用しておりました また調べたところハブ・ブルーが陸上で空母着艦に見立てた模擬試験を 行ったことはありますが、離陸試験はやってないようです(ソースは ワールドエアクラフト。信憑性は微妙…) #right(){(63:665)} **AC-130に搭載してる105㍉砲は専用に設計されたものですか?それとも他からの流用? 陸軍の105mmりゅう弾砲を流用しています。 #right(){(66:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **B-2爆撃機って幾らしますか? >1000億円から2500億円まで検索サイトによってマチマチなんすけど 兵器というのは希望小売価格や定価がある訳ではありません。 B-2は国内用ですが、国内用でも発注量や企業との政治的関係によって納入価格はいくらでも変化します。 #right(){(68:107)} 現在、飛んでいるB-2Aの価格は$22億ドル(約2500億円)です。 メーカのノースロップ・グラマンは追加で40機の発注を受けた場合、1機$7億ドル(約1000億円)で 製造可能との報告を、2001年に空軍にあげていますので、1000億円という数字は新しく生産した 場合の数字でしょう。 #right(){(68:108)} **米海軍機のコックピット横あたりに描いてある“E”とか“S”のマークは何ですか? “E”→年間を通して優秀な成績を収めた部隊に授与される褒章"バトル・エフィシェンシー" (通称バトルE)を授与された事を表すマークです。 “S”→年間を通して最も重大事故が少なかった部隊に授与される飛行安全褒章 セーフティー"S"を授与された事を表すマークです。 #right(){(70:名無し軍曹)} >米海軍の駆逐艦や空母の艦橋に「EEEEEE」とか書かれてるのも同じ意味でしょうか? そうです。 #right(){(70:名無し軍曹)} **大型機のB-29より軽自動車並のスカイレーダーの方が荷物を沢山積めるのはおかしいと思うんですが、スカイレーダーは化けもんですか? 大型爆撃機は、航続距離とか乗員の数とか別のところに 性能を振り分けるのでかならずしも搭載量が多くないこともある。 また、プロペラ機はジェットに比べ多発の効率が悪いことも影響する。 スカイレーダーは超優秀な搭載量とは言えるが、理解不能というほどでもない。 #right(){(70:253)} あ、艦上爆撃機のスカイレイダーと長距離爆撃機のB-29では、航続距離や 速度性能が別次元。 だから、単純に比較してもあんまり意味はないぞ。 #right(){(70:258)} スカイレーダーが軽自動車並み? スカイレーダーの全長全幅重量出力を他の単発攻撃機と比べてみたことがありますか? あるいは同一縮尺の図面を比較したことがありますか?ありゃ間違いなく化け物ですよ。 #right(){(70:259)} A-1Hの空虚重量は12,072lbs (5,476kg)・最大離陸重量は25,800lbs (11,702kg)・積載重量は13,728lbs (6,227kg)・最大兵装搭載重量は8,000lbs (3,628kg) 程度です。 B-29の空虚重量は71,500lbs (32,432kg)・最大離陸重量は140,000lbs (63,503kg)・積載重量は68,500lbs (31,071kg)・最大兵装搭載重量は20,000lbs (9,072kg) 程度です。 B-29の方が搭載量は遥かに大きいですし、爆弾等の兵装を最大で搭載しているときにはA-1Hは1,000km程度しか飛行できませんがB-29は4,800km程度飛行できます。 #right(){(70:---)} **B-52で、対処できない例ってどんなのかなぁ? 老朽化による飛行途中の故障 以前行っていた超低空侵攻は機体強度に問題があるため禁止されています #right(){(71:766)} B-52の利点 ・爆弾倉がデカイのでたいていの空中投下型兵器は積める ・搭載余力も大きいので沢山爆弾が積める/長距離爆撃が可能 ・長年使われ実績が有るので使いやすい ・減価償却が終わってるので万一落とされても(w B-52の欠点 ・レーダー反射しまくり!(B-1と比べても100倍見つけやすい) ・低高度侵入が出来ないので防空網を掻い潜るような任務は出来ない ・ええかげん引退させたれよ、と言うぐらい使い続けているので、あれやこれや と改修しなきゃいけない点が出てきて今後はコストメリットは薄れる予感 要するに「沢山積んでデッかく落とす」型の爆撃機としてこれを超える機が無い。 B-1はそもそも低空侵入>高速離脱の為の可変翼爆撃機で、B-2はご存知の 通り相手に気付かれないうちに爆弾落とす隠密爆撃機で、ミサイル巡洋艦並み の金食い虫なのでそうそう気軽に扱えない。 露払い役の対地攻撃機が敵の防空網をズタズタにした後にとにかく沢山爆弾 落としたい、てなシュチエーションではまだまだ老兵は使い勝手が良いのです。 #right(){(71:769)} **B-52の機体尾部にM61がついているようには見えず、少し延長しているように見えました。改良機かなにかですか? B-52Hですバルカンは廃止されています。 #right(){(73:90)} **B-52にステルス性ってあるのですか? B-52にはステルス性はありません。 #right(){(73:113)} **F-117って空爆しにいくのに爆弾積んでるの見たことないんですがなんでですか? F-117はステルス性を保つ為全兵装を爆弾倉に搭載します。(といっても2000lb誘導爆弾X2くらいですが) 過去最も多くの爆弾を積んだのは、ベトナム戦争時のB-52Dビッグベリー改修型の500lbX108です。 #right(){(73:148)} F-117が胴体の中に爆弾を積むのは、外側に剥き出しで積むと それがレーダーの電波を反射してステルス性能が台無しになるため。 F-117の他にも胴体の中に爆弾やミサイルを積む軍用機は結構ある。 レーダー電波の反射を防いでステルス性能を高めるためと、空気抵抗を 下げて速度を出すため、というのが主な理由。 #right(){(73:151)} **F-117で持ってけるのが「2000lb誘導爆弾X2」って少なくってビックリです 2000ポンド、ということは約900Kg。 それを2個なら1.8トン。 航続距離(つまり、積む燃料の量)のことを考えると、そんなに少ない 領ではない。  F-117は、一般の戦闘機/攻撃機とは違い、重要な拠点を正確に爆撃する (ピンポイント爆撃というやつね)用途に使うものなので、搭載量はそんなに 必要ではない。  弾をバラ蒔いて兵士の集団を蹴散らす機関銃と、一撃必殺で重要人物を仕留める 狙撃銃の違い、といえばわかりやすいだろうか?  作戦にもよって違うが一回の出撃で4~6時間といった長時間長距離の飛行で、 パイロットは暇を潰すのが大変だったとか>湾岸戦争時のF-117 #right(){(73:165)} **B-52はどのくらいの爆弾を積めますか。 B-52は22680Kg F-15Eは12000Kg F-16Cは5500Kg です。 #right(){(73:大艦巨砲主義 ◆YSWpxW/KVk)} B-52はMk82を最大108発、計27216kgを搭載できる。 #right(){(73:468)} **米軍の空中給油方式が空軍と海軍で違っていたと思うけど理由があるの? 米空軍の方式はB-47、B-52に短時間に大量の燃料を給油するために考案開発された方法 歴史的世界的には米海軍の使っているプローブ&ドローグの方がポピュラーだ #right(){(73:598)} 米空軍→フライング・ブーム方式       *硬質のブームを使うため、高圧力で高速給油が可能。       *給油ブームの操作を給油機側が行うため、受給機側の負担が少ない。       *給油装置自体がプローブ&ドローグ方式に比べて大きい。        (このため、1機に1台しか装備できず複数機に対する同時給油は不可能) 米海軍→プローブ&ドローグ方式       *軟式のホースを使うため装置自体がコンパクトで、ポッド式にして           固定装備を持たない同系機での給油が可能。       *受給機側がプローブを受け取るための機体の操作が必要。 #right(){(73:612)} **F-117は戦闘機ですか攻撃機ですか。 実質上は攻撃機です。 #right(){(73:622)}※区分上は戦闘機になりますが、を削除 **B-52がイギリスの空軍基地から発進していると言うニュースをやっていますが、何でそんな遠くから発進させるのでしょうか? B-52のような大型爆撃機の支援設備が整ってる空港ってのはそんなに無いよ #right(){(73:841)} **スティンガー一発でA-10を撃墜出来ますか? 当たり所にもよるがエンジンが片方やられても即座に墜落はしないし、 ましてやアニメのように爆発四散するって事はないです。 #right(){(73:807)} **S-3って、現在も対潜任務についているんですか? >以前、質問スレで、「すでに対潜任務を解かれて、現在は空中給油や輸送などの雑役任務に就いている」というレスがあったんですが。 そのとおりです。対潜関係の機材は降ろしています。 #right(){(74:FFH331 ◆3.CSSBl9VA)} **B-2は戦術爆撃機なの? B-1,B-2もカテゴリーとしては「戦略爆撃機」 ただ「戦術兵器と戦略兵器」などの区分が最近では説明しにくいように、運用だけ 見てると厳密な区分が難しくはなってきてる。それでもB-2が前線空域を飛んで 戦車を爆撃したりはまずしないから、やはり明確にこれは戦略爆撃機と言えるのでは? #right(){(74:429)} 最近はそんな役割もB-2に振るという動きが出てますから(高価値資産の有効利用)、 戦略爆撃機、戦闘爆撃機、戦闘攻撃機、多目的戦闘機といったものの境界ははなはだあいまいです。 まあ、現在地上の友軍が直接対している敵を攻撃するのが近接航空支援、 というのはある程度明確に定義できます。 攻撃阻止爆撃と戦略爆撃の区別が問題で、バクダッドみたいに中枢がはっきり存在すれば 戦略爆撃だと定義できますが、アフガンのようにばらばらになってしまった場合、 発見した敵集団が、こちらを攻撃しようと後方で待機している部隊(=攻撃阻止爆撃)なのか、 それなりの中枢なのか(=戦略爆撃)なのかを明確に分ける事は不可能になってきます。 この辺で、戦略爆撃するから、阻止攻撃をするから、といった機種区分もつらくなります。 #right(){(74:system)} **プラウラーってのはイントルーダーに似てるけど、親戚なんですか? イントルーダーのエアフレーム利用して開発されました。 #right(){(74:537)} **KC-10で人員輸送は出来るだろうが、荷物はどうするんだ? >床下の荷室スペースはないし・・・ KC-10はカーゴスペースもあるよ。 燃料補給だけでなく人員・物資の輸送も出来るというのがウリじゃなかった? #right(){(74:883)} **E-2の輸送機版みたいな飛行機はなんていう名前なんですか? おっしゃる通り、E-2の輸送機版で胴体を再設計したC-2Aグレイハウンドです。 #right(){(75:211)} **B-1という超音速爆撃機がありますが、音速を超えて飛行中に爆撃なんて出来るのでしょうか? 出来ません。 #right(){(75:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **C-130の耐用年数について教えてください。 C-130は未だ生産しています。 耐用年数は一応、普通に使って30年。 但し、年間余り飛行しなければ、50年以上飛ばすことは可能です。 ただ、騒音基準とかの環境面に合致しなければ、強制的に引退させられる場合もあります。 #right(){(91:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} >今でも飛んでるってことはまだ生産してるってこと? >それとも40年前に作られた飛行機がまだ飛んでるってこと? どっちも有りますね。 さすがに初期の機体は退役が進んでいますが、最新型は現在も生産中です。 航空機の寿命は5万飛行時間とか1万サイクルとか決まっていますが、その範囲内であれば古い機体も飛んでいます。 60年前に作られたDC-3がまだ飛んでたりします。 #right(){(91:690)} **初期に生産されたB-52を永遠と延命措置を繰り返して使い続けるなどと言うことはないですよね B-52は最終生産型のH以前の型は既に退役しています。 #right(){(91:705)} 初期型ではなく最終型(といっても1960年代の製造)のH型のみが 改修して使われています #right(){(91:708)} **今米軍が主に使っている偵察機はなんですか? で、偵察機と一言でいっても現代の軍事では非常に多種多様。 偵察する目標別に細かく分かれてる。だから、「主に」という偵察機は特にあげられない。 昔みたいに写真撮ってくるだけの偵察もあるし、電子偵察、早期警戒、対潜哨戒、 小さいところでは無人偵察機もある。 というわけで、もう少し詳細に状況を設定してくれれば、回答しやすいと思われ。 #right(){(93:523)} **米軍機に女の裸や動物とかドクロとか何のために描くわけ? カッコイイから。 #right(){(93:868)} あと識別とか。 #right(){(93:869)} 士気高揚 #right(){(93:870)} 自己主張だな。 いつ死ぬか分からないんだから好きな絵くらい描いたっていいじゃん。 #right(){(93:871)} >あの絵はなにを描いてもいいんですか?パイロットの自由? ヌードからアニメまでなんでも可 ウォルト・ディズニーが中国軍の戦闘機に虎の絵を書いたことも。 #right(){(93:874)} 日本機でもフクちゃんの絵を描いたり #right(){(93:875)} アメリカ軍は自由だった。とはいえ、あんまり調子に乗ると”検閲”が入ったらしい。 女性のヌードを描いて、股間のナニまで描いて消された写真があるw 空自はそれなりに厳しい。 アニメ系の絵が許可されるのは特別な時だけで、それも期間限定です (期間が終わると消さなければならない)。 #right(){(93:878)} どこでも別に内規があるとかじゃなくて、あくまでも黙認。 従って指揮官の胸先三寸次第。お堅い人だったら自由度は狭まる。 一般的に言えば、戦時には規制は緩やかで、平時には厳しくなる。 理由は>>871に言ったとおりで、明日をも知れぬ命なんだから少しくらいの 逸脱は認めてやろう、士気にも関わるし、ってこと。 #right(){(93:880)} **米空軍の航空機の愛称って、(トムキャットとかイーグルとか)誰がどんな基準で決めてるんですか?  あんまたいした回答じゃないが、 イーグルやトムキャト、サンダーボルトIIの様な公式名称は、 制式した軍当局側が付けるのだがそんな特別な基準が有るようには見えない。 マクダネルお化けシリーズやグラマン猫シリーズの様に、 メーカー側の意向が反映されているような例も見られるが、 最近はあまり通らないみたい。 ワートホッグやライノ、ヴァイパーの様な使用側(部隊)が勝手に付けて広まった非公式愛称もある。 #right(){(94:307)} **「エキストリーム・ディスカバリー(あなたの知らない"品質検査”)」での一場面なんですが >ロケットブースターを装着したC130が数十メートルの滑走距離で離陸(空母からではありません)、 >その後、超短距離での着陸を試み(離陸したのと同じ位置とおもわれる)、前方向に装着したロケットブースターを点火、 >C130は停止するものの、両翼がもげて爆発炎上するシーンがありました。 >ボーっと観ていたもので、使用された作戦などの解説もうっかり聞き流してしまいました。 >このC130の詳細をご存知な方がおられましたら、解説をお願いします。 1979年11月4日に始まった米国在イラン大使館人質事件において、 アメリカは特殊部隊による人質救出強行作戦を試みたのですが、この作戦の 当初のプランとして、大使館近くにあるサッカー場にC-130を強制着陸させて 人質を救出するという物がありました。 言うまでもなくサッカー場は百数十メートルしか幅がないため、 C-130を強制着陸させるためにロケットブースターによる着陸&離陸を試みたのです。 後はあなたが見たとおり。無残な失敗に終わりました。 結局1980年4月にRH-53ヘリコプターを用いた人質救出強行作戦を試みましたが そのヘリコプターの事故などがあって作戦は成功しませんでした。 #right(){(96:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **嘉手納基地所属機のテイルコード「ZZ」が何の略なのか教えてください。 米空軍機のテイルコードは、わりと適当に選んでいるので、特に意味はありません。 一説には、地の果ての極東だから、Zを二つ重ねたとも言われていますが、多分嘘でしょう。 #right(){(96:603)} 1968年、PACAFが指揮下にあった24個の航空団に対して、1967年に8TFWが 採用した、アルファベットの"F"と他の1文字とを組み合わせた様なTail Letterの 記入を制定し、嘉手納の18TFWは、最初の一文字目に"Z"を採用しました。 で、二文字目に"Z"を取り入れています。 1969年末になって、この方式がUSAFEにも採用され、航空団の所属基地名を 頭に付ける方法が提案され、これが飛行隊Levelで付けられていました。 しかし、飛行隊Levelではこれは煩雑に過ぎ、航空団Levelに変更され、1971年より 使用されています。 この時に、18TFWは"ZZ"をそのまま使用した訳です。 #right(){(96:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **アメリカ空母のE-2Cは1日に何時間ほど飛んでいるのでしょうか? 基本的には1日24時間(交代で) #right(){(96:654)} **アメリカでは山火事とかで退役した軍用機とかに水とかをつんで消火したりすることがあるって本当ですか 「ウォーターボマー」って言う、山火事とか森林火災用の消防飛行機がある。 旧式の爆撃機とか、飛行艇とか改造したものが多い。 大量の水を積み込んで、空からまいて消火する。 スピルバーグの「オールウェイズ」って映画に出てくるよ。 #right(){(98:255)} ホントです。「ウォーターボマー」と呼ばれ、C-130やCV340、 飛行艇スレで話題になるCL-215/415などが使われてます。 #right(){(98:256)} **B-2爆撃機の値段ってどれくらいなんですか? 最初の20機(これで全部だが)は、開発費割り掛けを含めて$20億。 追加生産の提案では$7億とされていた。 #right(){(99:545)} **一昔前のアメリカの軍用機をみると、翼の淵などが黒く塗ってありますが、どういう理由で黒く塗ってあるのでしょうか? プロペラ機なんかの奴なら、防氷装置。 #right(){(100:218)} **c-17とc-5の識別ポイントは、機首のとがり具合ですか 初心者でもわかりやすい、最大の識別ポイントは、ウィングレットの有無。 主翼の端が、上に跳ね上がっているかどうか。 #right(){(103:860)} **B-36というキッカイな爆撃機を最近知ったんですが、実戦配備はいつからいつまでだったんでしょう。 >また、朝鮮戦争には出撃したんでしょうか。 1946年初飛行 1948年配備開始 1959年引退 実戦参加は無し。 つか、「B-36」「爆撃機」あたりをキーワードにして検索してください。 かなりメジャーな機体なので、いっぱい引っかかりますよ。 #right(){(105:187)} **B-52って最大でどのくらいの量の爆弾積めるの? B-52の弾薬搭載量はおおよそ27t。 もしくは、空中発射式の巡航ミサイルを最大20発。 #right(){(108:336)} **AC-130の備砲は手ごめ式だと聞いたのですが、なぜ自動給弾にしないのですか? 105mmの方の理由なら『かさばる』『重い』などの理由だと思われ 機関砲はベルト給弾だ #right(){(109:11)} AC-130には105mm榴弾砲、40mm機関砲、25mm回転式機関砲が搭載されています。 このうちの105mm榴弾砲は弾種が様々あり用途に応じて使い分けること、弾が大きく 動揺する機内での作業であることなどから人力装填としているのだと思います。 #right(){(109:32)} **An-124と似た性能の米国機はないんですか? グローブマスター #right(){(109:930)} C-5が重量的には一番近いがそれよりもでかい まあ単純にいえばAn-124は量産された飛行機の中で最大の飛行機です #right(){(109:932)} **アメリカ軍のKC-135にくらべてKC-10はかなり製造数が少ないですがこれはどういう理由からなのでしょうか? 機体サイズや燃料搭載量を比較してみるとわかるけど、 KC-10の方が機体がデカイ分高価になるから、調達数が少なくなったんでは? #right(){(110:223)} 223でも触れられていますが、一機当りの機体価格がKC-135よりも高価です。 また、この機体の開発目的は、戦闘機などの海外展開の際、給油ミッションを行なうと共に、 支援器材、整備員などの人員を一気に輸送し、迅速な作戦支援が行えるというものも含んでいました。 また航続距離、搭載量が多いため、例えば米本国から中東にF-15を12機展開させる場合、 従来はKC-135が16機(給油ミッション)、C-141などの大型輸送機数機(支援器材、人員輸送用)が必要で、 しかも途中2カ所の中継地が必要となり、展開日数も最低2日を要しました。 KC-10の場合、支援器材・人員輸送も含めて全体で6機で済み、更に中継地は不要、展開日数は1日でOKです。 タンカーとしての能力もKC-135の3倍の能力を持っていますので、 第一線機の緊急展開用としての数が有ればいいという考えもあったようです。 #right(){(110:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **X-35はコクピットからの後方視界が悪そうに思えますが問題とはならなかったのでしょうか? X-35は2機で3軍各型のテストをする関係で、海兵隊向けのキャノピーになっていました (1機はリフトファンテスト用、もう1機は予備機として使えるように) #right(){(111:名無しAPG● ◆yvNqrnvsYY)} **C-130って与圧式ですか? 貨物扉と与圧隔壁は別にあるはずだ 50年代の技術では兼用させるのは不安だったから もしかしてJは同一かも #right(){(113:21)} **エアフォース・ワンのエンジンの上についている対赤外線ミサイルジャマーとはどんな原理で働くのですか。 エアフォース1のは知りませんが、軍事研究によると 赤外線ジャマーは熱源を作り出しそれをシャッターで高速点滅させることにより ミサイルの誘導を混乱させる方法、赤外線レーザーでセンサーを潰す方法があるそうです。 後者の方が新しいそうです。 #right(){(113:30)} **B-36ピースメーカーはレシプロとジェットの両方のエンジンを積んでいますが燃料は同じ物を使用したのですか。 ジェットエンジンも航空機用ガソリンを燃やしてました ジェットエンジン黎明期に作られたレシプロ/ジェット混用機は 全てB-36と同様、両方のエンジンともガソリンで動かしております #right(){(114:834)} **B-2が減速爆弾を実戦で積むことってあるのですか? ふむ。B-2は開発にかかる当初は中高高度専用でしたが途中で米空軍の気が変わり、 低高度侵攻/低高度爆撃能力も要求されております このため設計が大幅に変更され、あのW型翼後縁が誕生しました 米空軍はどーやら核攻撃の時は低空侵攻戦術を取る方針のようでw そして低空投下の核爆弾は減速が必須ですからね #right(){(115:301)} **B-52は初期型の12.7mmX4の尾部砲塔が、後期型では20mmバルカン砲X1、となっていますが >後期型でも後部銃座に人が乗って動かしていたのでしょうか? レーダー+CCTVによるリモコン #right(){(115:726)} >実戦で使われたことはなかったと思いますが、実際役に立つものだったのでしょうか? ベトナム戦争でD型がMiG落としてたはず。(少なくともアメリカ側記録では) #right(){(115:728)} **CAG機とはどういう意味なのでしょうか >流石に航空団司令がパイロットで前線に立つ訳は無いよなと頭を捻る次第で 空母航空団司令機でいいです。 司令もパイロットですので飛ぶ事も有りますので バズナンバー後ろ2桁が00の機体をCAG機として割り振ってます。 (関係からいえば逆かな) #right(){(116:379)} **C-5ギャラクシーは戦車も運べる? C-5は100tオーバーの貨物を運べるからM1A2でも全然大丈夫でお釣りが来る。 1クラス下のC-17も1輌だけなら無問題。 #right(){(118:485)} 理論的にはM1A1を2台積めることになっているようですが、実際には 1台が限界とされているようです。湾岸戦争、イラク戦争とも、 運んだかどうかは不明、運んだとしてもデモンストレーション程度の 微々たる台数と考えられています。輸送機で主力戦車を役に立つほどの数、 運ぶことは不可能、というのが常識です。 補足 理論的に2台、という意味は、空間的に積むことができ、離陸は 可能だが、気温、滑走路標高などに制限があり、また意味あるほどの 距離は飛べない、ということです。 #right(){(118:system)} アメリカの主力戦車M-1エイブラムスなら1台。 一応C-5で戦車は運べるけど、1台乗せたら積載重量ギリギリなので C-5で戦車を空輸するのは輸送機の無駄使い。 #right(){(118:492)} C-17を大量に使って北部の都市に戦車を緊急大規模輸送してなかったっけ? #right(){(118:499)} 前の軍事研究に載っていたが C-17では1両しかM1A2を運べず、運用に苦労したとのことだ。 戦車は複数使ってナンボだからな。 #right(){(118:502)} C-5のM1A1二両搭載ですが、安全に飛ばそうとすると、弾なし、燃料最小限、 人員補助装備は他の機で、といった状態になり、降りても使えないから、 という制限があったと思います。うろ覚えなので悪しからず。 #right(){(118:system)} イラク戦争時にクルド人自治区内の飛行場へC-17でM1戦車などが輸送された ことについては2003年の後半の軍事研究に詳しく出ています。 それによると、極少数だったようです。そもそもイタリアに駐屯する 第173空挺旅団(2個空挺大隊 うち1個は新編されたばかり)を支援するためで あり、攻勢を担うなどの役割は果たしていなかったように思われます。 確か、ミリタリーリビュー誌にも出てきていると思いますが これは確認してみないと分かりません。 #right(){(118:538)} C-5の最大積載量というのはあまり現実的でない条件で達成されるものです。 ttp://www.globalsecurity.org/military/systems/aircraft/c-5-ops.htm たとえば「イラクの自由」作戦におけるC-5による輸送量は average of 53.8 tons per sortie です。 #right(){(118:やってしまえTrue/False ◆ItgMVQehA6)} **米軍の空中給油機の「KC」の「K」って何の略称なんでせうか? 米空軍の機種記号は略号ではない。関連がないとは言わないがその程度。 それはそれとして、恐らくTANKERのKだろうな。 Tはもう練習機(TRAINER)に使われているからK。 #right(){(119:361)} 米軍用機の命名法は必ずしもルール通りではないのですが、 www.designation-systems.net/usmilav/aircraft.html に概要があります。最初から給油機として作られた (つまり基本運用が給油機)機体は存在せず、 従ってKのみの命名はないようですね。 #right(){(119:system)} **AC-130ってなんですか? ターボプロップ中型戦術輸送機C-130を改造して、 重火器を搭載した攻撃機。 #right(){(123:902)} **なぜB-1やB-2よりB-52の方が長く現役に留まることになったのでしょうか B-52は2035年までは使用するとされています。 理由はいくつかあります。 ・ステルス性と速度を除く性能がB-1/B-2より優れているから。  (航続力・爆弾搭載量など) ・機外搭載も可能なため汎用性が高い。(爆弾倉も広い) ・故障率の高いB-1・秘匿性の高いB-2より使いやすい。 ・B-2の追加購入に議会が難色を示している。 要するに、通常爆弾ばらまくにはB-52がもっとも適しているということ。 #right(){(32:226)} 高脅威下の運用(旧ソ連の対空網突破)を前提にB-1、B-2が開発されたが、 実際にはそのような環境で爆撃機を使用することにはならず、であれば 超高価な新型爆撃機の増産よりも、数がたくさんあって運用寿命が十分残っている B-52を活用すればいいということになった。 想定した使用環境より実戦の方がずっとぬるかった、という比較的まれな例。 まあ、冷戦明けはそんなのばっかりという話もあるが。 ところで、B-1やB-2もまだ現役なわけで、B-52を超える可能性も残ってるわけだから、 お忘れなく。まあ無理だろうけど。 ちなみに、B-1Bはコソボ紛争で投下された爆弾のうち20%を担当。 アフガニスタンのEnduring Freedomでは、投下されたJDAMの70%はB-1Bによるもの。 Iraqi Freedomでは精密誘導爆弾の22%を担当。 #right(){(初心者スレ479:490-494)} **[[UCAV>http://ja.wikipedia.org/wiki/UCAV]]の性能って米軍では現在どの程度に目標を置いているのですか? >F-16位? X-45C、X-47Bの初期の目標がひとまず第1段階の実用UCAVの要求仕様と言われています。 即ち2トンの兵装を搭載して作戦半径2300km程度、あるいは1800kmの作戦地まで往復して、 現地で2時間の滞空可能。ペイロードが控え目ですが、機体内搭載で考えればF-35相当とも言えます。 #right(){(378:438)} 現在は対地攻撃ができるものを目指しているようだね F-16が空対空ミッションを行う場合の置き換えなどはまだ狙ってない模様 というかすぐには難しいぼ #right(){(378:438)} **米軍が無人機を遠隔操作するパイロットを募集しているという話を聞いたんですが、どのような方法で遠隔操作するんでしょうか? 上等なフライトシミュレーター+カーナビに近い。 ただ、勝手に離着陸したり、勝手に経由点を回ったりしてくれるので、一人で4機ぐらい動かせるらしい。 イラクのUAVをアメリカから動かしたりしてる。 写真見ると、ふつーにスティック&スロットルで動かしてるね。 ちなみに、通信は衛星経由。 着陸とか戦闘とかレスポンスが要求されるところでは衛星を経由しないラスィ #right{(360:293-295)} **頭文字が『E』の軍用機は、E-3のようなAWACSとEP-3のような電子偵察機以外に何かあるんですか? 機種や機名は異なってもEは電子戦関連の機体につけられてますね。 電子偵察機に限ったことではないですが。 たとえば EA-6(攻撃的電子戦機)、EF-111(侵攻電子戦機)、ES-3(電波情報収集機)、EB-66(電波偵察機/爆撃機部隊随伴電子戦機) とかありましたし。 #right(){(2:136 加筆訂正)} **C-5輸送機は73年以降製作されていないようですが、機種の交換や消耗などは発生していないのでしょうか? つ C-17 >ペイロードが30%も違うので用途がすこしことなると思ったんですが。 「C-5で運べる物は何でも運べて、C-130が降りられる飛行場ならどこでも降りられる」 というのがC-17のコンセプトなので C-5は大きすぎて、前線の急造飛行場のたぐいだと、持て余してしまうのですよ C-5Bってのもあるな ん? 80年代にC-5Bが追加生産されてるっしょ? C-5の損失はコンバットロス3機を含む7機。初期型は2003年から退役が始まっているもよう。 パーツ不足から2001年前半の時点で任務達成率が58パーセントにまで落ち込んでいたそうな…。 #right{(358:864-869)} **ニコニコでA-10の動画見て気づいたんですけど前輪が中心線からずれてますよね? >気のせいですか? アベンジャーというガトリング砲を機体中心に搭載するためにずらした。 超強力な砲なので軸線上からズレてると射撃時に機体が旋回するという。 #right{(493:950)} **Su-25は多くの国に輸出されて売れているのに、何故A-10は運用しているのが米国だけという現状なんですか? A-10は味方の絶対的制空権下で敵の機甲部隊を攻撃するため”だけ”の飛行機なので、米軍以外だと使い道があんまりない。 ゲリラの掃討とかに使うには、装備が無駄に豪華(30mmガトリングとか)だし。 ただ、アメリカはNATO諸国(というか、西ドイツとイギリス)や日本にA-10を売り込もうとしたことはある。 でも単能機としては高価に過ぎるのと、全天候性能が低すぎるので興味を示してもらえなかった。 アメリカは複座にして全天候型にしたA-10の改良型も試作したが、更に高価になりその割には やっぱり使い道が限定されるのでアメリカ軍自身も採用せず、試作で終わった。 #right{(359:263)} **ロシア機のエンジン寿命は短いと聞きましたが、逆に米軍機のエンジン寿命は機体寿命に等しいのでしょうか? 逆に機体寿命よりも長いといわれてる。 機体寿命、と言っても何を持ってそう呼ぶかにもよる(B-52とかね)が、とりあえずエンジンの中で 「消耗品」と意識されてる部分さえ適切に取り替えれば機体と同じくらいはあったりする。 #right{(507:54,55)} **冷戦時代の米軍は何故汎用性の乏しい核攻撃専用機を大量に作ったのですか? >通常兵器をもっと扱える機体を作った方が良いと思ったので疑問でした。 米軍のみならず両陣営とも現代よりずっと核戦争の勃発を憂慮していたから。 また、ICBMと違ってほぼ100%目標に落とせるわけじゃないから、核攻撃に特化した専用機と迎撃機の開発にしのぎを削る事になった。 #right{(359:873)} 「核バンザイ」な時代だったから。 冷戦期には核迫撃砲から戦艦向けの核砲弾までありましたから。 #right{(359:874)} 核攻撃ですべてを片付けるつもりだったから。 空対空核ロケットジーニーから、歩兵用核迫撃砲までそろってたぞ。 #right{(359:876)} まーそういう時代にも波はあって、ドクトリンが全面核報復戦略から柔軟反応戦略に移行すると そういった単能核攻撃機は高速偵察機に商売換え(A-5→RA-5)せざるを得なくなったり、低空での泥被り任務でひーこら言うことになったり(F-105)してる。 で、そういう状況になるとあなたの言う通りになって、より汎用性が高くて使い勝手がいいF-4が主力化したりしてる。 #right{(359:900)} **V-22って、ヘリに比べて幅がありますよね?スティンガーなんかの携帯対空誘導弾に、ヘリよりも当たりやすいのではと思うのですが、どうなのでしょうか? 当たるタイミングが違うだけで命中率には関係無いぞ! #right(){(俺初質スレ430:109)} **アメリカでのエンジンの命名規則はどうなってるの? ttp://www.designation-systems.net/usmilav/engines.html それとJ1~J4は存在するみたいなんだよなあ。 J1:(推力3t)計画中止 J2:(推力0.75t)計画中止 J3:ご存じの通り J4:TJM2を指してJ4-1と呼んでる資料がある。 ttp://www.sjac.or.jp/common/pdf/toukei/50nennoayumi/4_4_nihonnokoukuki5-6.pdf ただそれでも現在は奇数番だけになるようになってる(あるいはIHIのが奇数になるように調整されてる)かもしれん。 モデルナンバーの桁数はF3をみるにまず試作で1桁、有人機搭載向けに実用化(を前提)でもう1桁追加、 それをベースに試作でもう一桁追加ってとこなんじゃないかなとみてる。 んで、その1桁目が防衛省のプロジェクトとして開発あるいは装備化された順番で連番。 #right(){(空自次期主力戦闘機スレ492:21)} **E以外のF-15が爆撃任務を行った事はあるのでしょうか? IDF(イスラエル国防軍)のF-15A/B/C/Dは改修を受け、強力な対地攻撃能力を付与されています。 チェニスのPLO本部爆撃が有名。 ちなみにF-15IはEの派生型。 バズ(イスラエルのF-15A/B)は、Popeye対地ミサイルの運用能力を持ってるよ。 #right{(549:587,593)} **アメリカ軍の戦闘機は見にくいラウンデル(ロービジ)を採用していますが国際法に抵触しないのでしょうか? >F-15Jは実に見やすくデカデカと日の丸が描かれていますが… 実はラウンデルを規定する空戦法規って慣習法なんだわ・・・ ラウンデルの視認性について細かい規定がないし・・・ (ちなみに原文は読めない) これが陸軍だったらら兵員はハーグ陸戦条約による 「遠方から識別可能な固有の徽章」を着用しないといけないし (現実には小さめに書いたりしたけど) 海軍だったら所属を明らかにする旗を指定の場所に立てないとだめ #right{(549:モッティ@いもば ◆uSDglizB3o)} **AC-130って優れものですか? 長年使われている装備はたいていなにかしらの長所があります。 AC-130の場合だとC-130というベストセラーの輸送機を母体にしている点もあるし、 対地掃射機(大石英司の小説にて拾った言葉)というものを運用できる米空軍の 強さもあります。たとえばB-17は乗ってるクルーにとっちゃ死への片道切符 みたいなものでしたが、今でも米国人の中には好きな人が居ます。で、傑作機 という評価を得られている面はあります。機体単体の性能ばっかりでなく、登場した 時期と戦線と使い方で機体の評価は本来変わるものなんですが。 ベトナム戦争以来の固定翼ガンシップとして今でも活躍しています。 優れものという評価はあいまいではありますが、注目していろいろみていくと 面白い機体です。 #right{(549:739)} **B-52は戦闘機に撃墜されたことはあるんですか? B-52はヴェトナム戦においては被撃墜が18機(その他事故損失が13機)でしたが、 米空軍はいずれもSAMによるものとしています。 ただし北ヴェトナム空軍(NVAF)は、1972年12月26日にファム・トアン中佐が MiG-21でB-52を1機撃墜したと主張していました。 #right(){(348:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **B-50、B-48には偵察型というのがあるらしいですが、これはどの様な偵察任務についていたのでしょうか? RB-50は写真撮影とELINT任務についていました。同じB-29の派生型であるRB-29は 「アメリカ製をコピーした初期の早期警戒網」を調査、レーダーの穴を見つけてはソビエ ト領内まででかけていたようです。この当時はソビエトのレシプロ戦闘機では旧日本軍 同様にRB-29の飛行高度3万5000フィートまで上がって来れなかったようです。これが 1948年ごろの話です。 RB-50のころはジェット戦闘機も実用化されたのでELINTが主任務のようです。横田か ら出撃してウラジオストックを偵察したりカムチャッカで電子情報を収集していたようで すが、1952年からはソビエト戦闘機の攻撃を受けたり撃墜されることもあったようです。 主任務も領空に突入するのではなく沿岸からのELINTになっていますが、基地から100 海里離れた地点でも迎撃されるようになっており、安全とは程遠い任務でした。 RB-47は1953年以降に配備されていますが、写真偵察任務で撃墜されかかってイギリ スにたどり着いた事件が1件、1960年にバレンツ海でELINT任務中に撃墜されたのが1件 あるようですが、冷戦中のことなので他にもあるのかもしれません。 #right(){(561:ふみ)} **B-1の機首やF-22の背面に白くペイントされてるインベーダーの敵の形した模様は何か意味があるんですか? >http://www.globalaircraft.org/photos/wallpaper/F-22_large.jpg それは空中給油時に空中給油装置の受け口があることを示す米軍式の標識。 #right(){(346:656)} **アメ軍の試作機につくと思われるXとYの違いがわかりません。例えば戦闘機ならXF-とYF-があるんですが 例えばXF-104とYF-104の違い、とかいうことを質問しているのなら、 種別記号(この場合はF)の前につく接頭記号のXは原型機、Yは増加試作機を表す 空力理論、設計技術、そしてシミュレーションの発達て、70年代からはこの意味でのXは使われなくなり いきなりYから始まるのが当たり前になった その代わり、従来Yがはたしていた各種の実用化試験は先行量産機、低率量産機などと 呼ばれる初期生産型が果たしている #right(){(345:98)} **F-14Aに搭載されていたTF-30エンジンはパワー不足だったため換装されたそうですが、同じエンジンを搭載しながら、爆撃任務でペイロードもF-14Aより大きかったF-111にはパワー不足って事はなかったのでしょうか? F-111は基本的に攻撃機だかんね 攻撃機は、F-111が開発された60年代基準だと推力重量比が0.25以上であれば 問題ないとされていたんだよ(ex:A-7) で、F-111の作戦上でも特に問題は指摘されていない。もっともカタログのペイ ロードなんて絵空事に等しくて、実際にはせいぜい2tとか3tしか積まないから 問題なくて当たり前っちゃぁ当たり前 まぁ時代が下るにつれ、攻撃機ももっと大きな推力重量比であるべきだと認識され 始めたんで、その意味ではパワー不足かも知んない #right(){(343:571)} **米軍機で胴体下部に30ミリのガンポッド載せる奴があったなような? アメリカ空軍の航空搭載装備に30mmガンポッドはあるよ。 地上攻撃用で、A-16(F-16の攻撃機専業型、結局この名称は使われず通称としてF/A-16と呼ばれた) の主兵装として湾岸戦争で試験的に使われた。 GPU-5/A、通称”ペイヴクロウ”、元々はA-10のGAU-8をガンポッドに仕立てたもの。 ただF-16は被弾に弱く、「専門に開発された攻撃機以外にガンポッドを積んで対地攻撃に使うのは実用に難あり」 とされている。 #right(){(342:395)} **A-6、A-10、F-117などの純粋な後継機が作られないのは何故ですか? A-6後継機は予算不足。米ソ冷戦が終結して、単能機の新規開発は予算が通りにくくなった。 海軍はA-12の開発に失敗したから、F-18艦上戦闘機を改良したA-18攻撃機でお茶を濁した。 A-10は、ソ連やドイツ帝国などの強力な機甲師団を保有する反米国家が無くなったのと、 冷戦終結に伴う予算縮小。 F-117の後継機は、それを開発するための予算が無いから。 当初はA-12で補う予定だったが、開発が中止されて、F-22とF-35でカバーすることになった。 #right(){(328:347)} **B-52、B-1、B-2の退役時期は、ほぼ同じようですが、なぜでしょうか? >普通に考えたら、製造時期と同じ間隔で順々に退役すると思うのですが。 #image(http://www.globalsecurity.org/military/systems/aircraft/images/b-3-1.gif) 本来B-52は(X)B-70 ヴァルキリーに早々にとって換わられる予定だった。 基本的には第2次大戦時の戦術思想で開発されたB-52は、超音速も出せず 低空高速飛行もできないので、来たるべき核戦争時には生存性がとても 低くて役に立たないと思われていたので。 実際には大陸間弾道弾の発達が「戦略核攻撃爆撃機」というジャンル そのものをXB-70ごと葬り去ってしまい、逆に「超音速も出せないし低空 高速飛行もできないが爆弾を山ほど抱えて広い範囲を大量の通常爆弾で 焼き払える」というB-52の方がヴェトナムで活躍し、延命した。 とはいえ大陸間弾道弾のバックアップ戦力としての戦略爆撃機は必要で、 B-52後継計画が立てられてB-1が、継いでB-2が開発、配備されたが今度は 冷戦の終結で戦略攻撃戦力そのものが削減され、ふたたび戦略爆撃機は 用無しになった。 その為調達数の減らされたB-2の価格は天文学的数字に。 それを横目に「戦略爆撃機としては時代遅れだが爆弾を山ほど抱えて 広い範囲を大量の通常爆弾で焼き払える」B-52は湾岸戦争とイラク・アフガン 戦争で活躍する。戦略核爆撃機としてではなく、戦術支援機として・・・。 将来的には米空軍は長距離爆撃機は無人化する予定で、今使われているB-52、 B-1、B-2は機体寿命が尽き次第順次お払い箱に。 結局、冷戦下で「核戦争」というものが起きなかった以上、戦略爆撃機である B-1とB-2には使われようがなかった。 B-52だけが重用されたのは、本来の任務から引退させても転用先があった、という だけの話。 B-52は何度も近代化改装とフルオーバーホールされて、今使われているものは 事実上1980年代に新造したのと同じ。 「リベット一本に至るまで新造時の部品は残ってない」 なんて言われるほど。 逆にB-1BとB-2は基本的に新造時のままで、今後もフルオーバーホールや近代化改装の 計画がなく機体寿命が来たら引退させられる。 なので50年前に作られた機体と20/10年前に作られた機体の引退時期がほぼ同じ、と いう事態に。 #right(){(317:227,228)} **B-52やB-1は回転式ランチャーに核をいっぱい積めるとあったんですが なーんで回転式ランチャーなんです? >普通に入れればいいのでは? ロータリーランチャーを使う事で、複数の種類の兵器を混載し、 その中から必要な兵器を選択・安全に投下する事が出来る。 500lb通常爆弾をワラワラ落とすような任務には使われない。 #right(){(624:902)} **なぜアメリカのA-10は全く輸出されず、逆にロシアのSu-25は東欧諸国やアフリカなどに多数に輸出されているのでしょうか? COIN機というもっと安い機体がある。 たとえば、スーパーツカノなどが有名。ターボプロップの機体でそこそこの搭載量があり 長時間、滞空できるもの。 A-10はそれらと比べると高い。 #right(){(俺初質スレ430:373)} **B-1やB-2はB-52の後継機ではないの? B-52は絨毯爆撃機。 B-1Bは低高度侵入用爆撃機で、 B-2Aは金食いステルス爆撃機。 どれも、B-52の完全な上位互換機ではない。 #right(){(312:466)} **AC-130は空飛ぶ死と恐れられていますが、鈍重だし携帯対空火器で楽勝で撃墜できるんじゃないですか? その為の105mm砲ですよ。 チャフ/フレアディスペンサーも大量に積んでるし。 まぁ現実問題としてあまり激しい対空砲火が予想されるところには出撃しないが、 105mm砲の射程は大概の携行対空火器の射程を越えているので、これで狙われたら 地上からでは歯が立たない。 対空陣地や対空砲があるような目標を攻撃するときは、まず遠距離から105mm砲で それらを潰す。 #right(){(311:316)} **ロックウェルA-5ヴィジランティは独特の核爆弾搭載法で知られていますが、通常爆弾を搭載することはできたのでしょうか? A-5は主翼下面の両翼4箇所のパイロンは強度2000ポンド。 通常兵器としてはMk80系列の低抵抗爆弾、2.75インチならびに5インチFFRAポッド、 ブルパップ空対地ミサイル、シェライク対レーダーミサイルなどが運用可能とされ ていた。Mk82爆弾であればトリプルイジェクターラックを介して最大24発を搭載。 ただし、それをやった場合はなんのために胴体内に投棄式タンクや核爆弾を仕込ん だのかが判らなくなるため、生産全機が実戦での攻撃兵装の投下を行っていない。 #right(){(309:ふみ)} **F/A-18で国籍マークや尾翼の部隊マークその他が多色カラーのマーキングになっている機体があったのですが、 >アメリカ海軍の戦闘機って、マーキングは随分前に単色のロービジ塗装に切り替えたのでは? それは、CAG機とよばれる、飛行隊の指揮官専用機です。 普通、規則ではロービジなのですが、CAG機のみ、原色塗装が許可されています。 >CAG機はなんで許可されるの? 艦載機は、戦闘機が100、200番台、軽攻撃機が300、400番台といった具合に 機種によって機番の付け方が決められており、同時に使われる色も 100番台は赤、200番台は黄、のように決まっている。 CAGはこれらすべて(対潜機やヘリも含めて)を統率する立場なので そのすべての色を使用することになる。ただ、ロービジ塗装が 一般的になった80~90年代にはCAGもまったく着色しなかった。 冷戦が終わってから、また着色が始まり、CAGは尾翼を黒く塗ったりしている。 #right(){(676:169-231)} **爆撃機のB-1は何してるのでしょう? アフガニスタン及びイラクでも活躍してます。 音速で援護にきて、大量の爆弾を投下してくれるので、前線の評価は高いです。 最近はJDAMを24発を胴体内に装備する事もできるようになり、精密爆撃もするようになりました。 #right(){(289:202保守中隊 ◆tsQRBnY96M)} **統合呼称制度以前の米海軍機の型番中で、製造メーカーを区別するアルファベットは、どのような規則に基づいて付けられたんでしょうか? >グラマン:F、ヴォート:U、マクダネル:H等 適当…としか答えが出ないっす。 最初は、CurtissのCとかDouglasのD、GreatLakesのGと言う感じで頭文字を割り当てていたのですが、 Grummanの様に、後から、頭文字が割り当てられない会社が出てきた為、今度は空きアルファベット (但し、IとXは除く)を割り当てたら、今度はそれに収まらなくなったので、倒産や消滅した会社のアル ファベットを再割当したけど、これもまた足りなくなったので二重発番しておいて、空いたら再々割当 を行う、と言う感じでどんどん収拾がつかなくなっています。 #right(){(259:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **アメリカの爆撃機にB29、B36、B52などがありますが、欠番の爆撃機はどうなってるのですか? ありまっせ。 中には実機が無くてペーパープランに毛が生えた程度の物や(制式記号ついてるのにねえ)、 アトラスやタイタンの様なミサイルにBを付けたりもしてますが。 #right(){(94:148)} 計画機もふくめれば有る。後の方になるとミサイルまで入ってる所が笑える。 #right(){(94:255)} 例えば、B-29の採用の影には、保険として、ConsolidatedがB-32を製作しています。 この間のB-30はLockheedの、B-31はDouglasからの提案でしたが、モックアップ段階や基本設計で終わっています。 B-36についても、NorthropのB-35が競争試作として製作されていました。 B-47の競争相手は、ConvairのB-46、MartinのB-48、NorthropのB-49。 B-52の競争相手は、ConvairのB-60です。 なお、B-66、B-69、B-70以外のB-61~87はミサイルに付けられており、これらは1962年にミサイル呼称に変更され ました。 ちなみに、B-65はAtlas ICBM、B-68はTitan ICBM、B-78はJupiter IRBM、B-80はMinuteman ICBM、B-83はBullpup AGMです。 #right(){(193:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **現在だと空母艦載機の離着艦失敗による事故ってどのくらいの頻度で起きてるんでしょうか? 米の着艦失敗事故の場合、手持ちでわかるのはここまで 1954年 35/10,000 着艦 1957年 7/10,000 着艦 1964年 離着艦事故で毎年一個飛行隊(one squadron)相当の損失 2005-2006年のデータで、通常のジェット機事故の53%は着陸時に発生し、離陸時18%、 アプローチ時10%がこれに次ぐが、米艦載機の着艦時事故は全事故の45%に留まっている。 離着艦時以外にもリスクの多い仕事だから、という解釈がされる。 #right(){(736:665)} *試作・実験機 **X-43は軍用機? 旅客機? 極超音速飛行のデータ取りのためだけに開発された飛行機ですから、軍用機とも旅客機とも言えません。 データは軍用民間どちらにも使用されるはずです。それにこいつは全長4mもない小さなやつですよ。 #right(){(4:174)} **X-35のキャノピーの上にあるギザギザの模様は何ですか? 射出時にキャノピー割るための火薬と思われ。 #right(){(23:227)} **X-29のコックピット回り、1号機と2号機の違い こっちが1号機(NASA003) #image(http://www.aerospaceweb.org/aircraft/cockpits/x29/x29_panel_01.jpg) こっちが尻にスピンシュートを付けた2号機(NASA049) #image(http://www.dfrc.nasa.gov/gallery/photo/X-29/Medium/EC89-0254-1.jpg) 2号機にはパネルの上段中央にAOAとヨー・レートを示す計器や シュート展開用のスイッチが付いてたりする模様。 #right(){(43:69)} **XB-70バルキリーはなぜ開発中止になってしまったのでしょう? あれ量産してたら、ヘタすリャ国家経済破綻よ? ICBMの方が効果的で安上がり。 #right(){(91:588)} ミサイル技術の進歩とそれらもろもろによる戦略構想の転換 #right(){(91:589)} 1、あまりにも高すぎる 2、確か、それなりの設備がないと整備できなかったはず。 3、いくら高く、早く飛んでも(当時は)ソビエトの防空システムを突破できないと考えられた。 #right(){(91:590)} つか、B-70の開発ストーリーを読むと当時の技術ではとても実用化できたとは思えない 単純にそれが真相なんじゃないかな #right(){(91:599)} **X-20ダイナソアが今一理解できません。 >どういう原理で地球の反対側まで周回させるんですか? 高速で飛ぶ物体にとって大気は厚い壁のようなもの。 宇宙空間から浅い角度で大気圏に突入した場合、この壁に跳ね返されて再び宇宙空間に飛び上がる。 これを繰り返すことによって航続距離を伸ばす。 水面に浅い角度で石を投げた場合を想像してもらえれば理解できると思う。 宇宙天体条約によって核等の大量破壊兵器を宇宙に置くことは禁止されているので、これの抜け道として考えたものだろう。 なおダイナソアは衛星軌道を周回する有人有翼の人工衛星として計画されたもので、爆撃任務はそのひとつにすぎない。 この他にも偵察任務などが構想されていた。 さらに付け加えると、大気圏上層をスキップする爆撃機のアイディアを最初に提唱したのは、ドイツのロケット工学者オイゲン・ゼンガー。 ジルバー・フォーゲルという機体でドイツから離陸、アメリカを爆撃した後に日本、もしくは日本領南洋諸島に着陸。 補給の後再び離陸してドイツに帰還するという構想だった。 #right(){(102:468)} 川の水面で石切り(水切り)やったことあるだろ。 あれとおんなじ。浅い角度で大気圏に突入すると跳ねるんです。 #right(){(102:469)} **X-35のキャノピーの上部に線のような物が描かれていますが、あれは何と呼ばれる物で、どんな働きがあるのでしょう。 あれはパイロット脱出時にキャノピーが割れる様にする為の物です。 #right(){(102:701)} **アメリカ海軍のジェットVTOL戦闘機で、試作したけどエンジン出力の不足で全く飛べなかった機体の名前が思い出せません Rockwell XFV-12Aだす。 米海軍が1972年に超音速VTOL戦闘機開発の提案要求を行った中のロックウェル社案。 小型艦からの発艦、マッハ2のスピードを目指し、コストを抑えるためA-4から コクピットや機首部分、F-4からインテークと胴体を流用した。 完成したものの推力不足は深刻で自力飛行は不可能だった。 #right(){(113:146)} 推力不足じゃなくて、正確に言えば、Thrust Augmenter Wingによる 推力の増強率が目論見ほどではなかったってことね。 #right(){(113:147)} **X-29って、なにが駄目で、消えていったのですか。 消えるも何もX-29もS-37も最初から実験機ですから B-24の残骸から足くっつけたり既存の機体の部品を流用しまくったリサイクル機 #right(){(120:671)} **XB-70とかYF-23のXYはそれぞれどういう意味があるんですか? X、Yは類別記号と言われるものの一つです。 Xは1924年5月14日から使用された記号で、Experimental(試作)の状態にあることを示しています。 通常は原型機に与えられますが、生産機でも実験のため特に改造されたものには、X記号が割り当てられる場合が あります。 なお、単独で使用する場合は、特殊研究機の接頭文字となります。 Yは1928年より使用されているもので、Xで示される基本的な試験を終わって、実用段階の試験に移った機体に 与えられ、Xの記号は恒久的なものであったのに対し、Yの記号は、機体が実用試験が終わると除かれることが 多かった様です。 第二次大戦の機体の場合、通常、X記号の機体は1機、Y記号の機体は13機発注されることになっていました。 なお、蛇足ですが、Y1B-17の様に、Yと機種記号の間に、「1」が入ることがありますが、これは、通常の陸軍航空隊 (当時)の資金からではなく、"F-1"財源という資金で購入したことを表します。 #right(){(214:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **X-32はX-35と比べて、なにが劣っていた(要求を満たせなかった)のでしょうか? >カッコ悪かったというのはナシでw とりあえずステルス性がはっきり劣っていたらしい。 特にインテーク部分が改良の余地なく剥き出し、といって目隠し付けるとエンジン性能が落ちる。 最初から落ちる気だったんじゃないかと思われるぐらい投げやりなデザインだと思うわけだが。 TFR師匠の受け売りだが……。 垂直着陸時に高温の排気ガスがインテイクに入ってエンジン出力が落ちる 下向きジェットが1箇所に集中していると地面効果がリフト量を減らす 無尾翼デルタ翼機ということでピッチ制御能力が非常に寂しく 空母へのアプローチ時に降下率を制御することが困難 #right(){(351:935,938)} **YF-23の機体はどうなってしまったんでしょうか 試作機は二機とも博物館の展示品。 ロスアンゼルス郊外のWestern Museum of Flight ってとこに屋外展示機が、 デイトン郊外のパターソン空軍博物館の倉庫にもう1機が転がってる。 屋外展示されてるやつはエンジンその他を全部外したドンガラだが。 パターソンの方はエンジンも隣に転がしてある。 #right(){(348:257)} **F-22にコンペで負けたYF-23の設計一式をノースロップ社から提供して貰って、日本でF-3として生産、ということは出来ないのでしょうか? マジレスをするとYF-23は本気で飛ぶだけの代物なので 開発が全然進んでない 特にステルス性とアビオ系はなーんも出来てない 理由は試験は段階に別けてやると聞いてたから なのでノースロップは第一段階分しか作ってないと  ロッキードは一発目から完成品を持ち込んだ なのでとりあえず開発をしないといけないので お金と時間がかかると YF-22ですらYとるのに2兆かかってるので 未完成なYF-23のYを取ろうと思ったらさらにってか あと搭載しているF120エンジンは先進的しすぎて これも実用レベルに持っていくのに開発をしないといけない 実験機からかかなり複雑な構造でもあるので(コンペのテストがトラブルであんまり出来てない) この辺も含めて実用レベルにするのは相当大変だと思うよ #right(){(288:406)} **RF-4Xとは? 外形はこんな感じ ttp://www3.ocn.ne.jp/~tac1991/rf4x.htm CIAの資金援助でGDが制作したHIAC-1高高度/高解像度カメラを搭載して 高高度・高速偵察を行うために計画された。 高高度でマッハ2.4の超音速巡航を行うためインテークは変更・拡大され、ダクト上の胴体に 水噴射用のタンクが増設されている。 #right(){(348:476)} *偵察・哨戒機 **「13DAYS」でキューバのミサイル基地に低空飛行で偵察飛行をする二機の機体の名前を教えて下さいm(__)m RF8AとU2Aだと思う 13DAYSを見てないからわからんけど、史実はそう ちなみにRF8Aはネービーでグレー/白塗装の後退翼機 U2はCIA所属で黒塗装、グライダー並みの長大な直線翼が特徴 #right(){(8:155)} **U-2ってまだ飛んでるんですか?飛んでるとすれば今時なんでああいう古い機種を使ってるのですか?SR-71にはない特性とかあるんでしょうか? U-2偵察機はエンジンや電子偵察装備が改装されたU2Sが現在も空軍で運用されています(35機)。 SR-71のような敵国奥深くの偵察任務が人口衛星により取って代わられたのに対して、U-2は 戦略偵察機として非常に完成されている(運用しやすく航続距離も長い)ので長く使いつづけられている のだと思います。建造費も安いですしね(3300万ドルほどだったはず) 高高度を長時間飛べるU-2は偵察機以外の目的でも重宝されてます。 大気中の成分を調べたり、さまざまな観測にも未だに使われる事もあるそうです。 #right(){(10:268-269)} **P-3Cから投下するソノブイは使い捨てなんでしょうか? 使い捨てです。 時々湘南の海水浴場に打ち上がって大騒ぎになります:-p #right(){(29:605-606)} **アメリカの偵察機U-2は離陸の時に翼に付いている補助輪?(支えみたいなの)を捨ててしまうようですが、どうやって着陸してるのですか? U-2の着陸 http://www.blackbirds.net/u2/u-2mission.html に詳しい描写がありますが、要するにパイロットは「上手に着陸して」 片翼をそっと地面に付け(そのためのチタンのハードポイントが翼端にあります) そこで地上スタッフが両翼に車輪を付けなおしてタキシング可能な状態にします。 #right(){(50:888)} **U-2Rはその後改良されたのでしょうか? U-2Rはすべて1999年までにU-2Sに改修済み(のはず)です。 #right(){(62:128)} **イラク問題で、アメリカがU-2偵察機による監視を求めていたと思うんですが、なぜ優秀な偵察衛星があるのに、わざわざ旧時代の偵察機を持ち出すんでしょうか? 偵察衛星は一日数回しか撮影できないのに対し、 U-2なら柔軟に運用できるからです。 旧世代といっても、SR-71はもう使われてないのでかわりの機が ありませんし、能力的にも問題ありませんので。 #right(){(64:社聖 ◆DASH/8Egy6)} まず偵察機は現在でも重要な情報収集手段です。偵察衛星で代替えする事はできません。 衛星写真は解像度の点で限界があり、対空兵器にさらされるリスクはあっても特定地域に対する偵察情報量は偵察機にかないません。 #right(){(64:510)} **U-2はTR-1と言う名前に変わったと思ってたんですが、これは誤情報ですか? TR-1A/BはU-2のエアフレームを利用した戦場監視機でしたが 機器の共通化、運用上の問題でU-2R/RTに改称 その後U-2ファミリーはU-2Sに改修されました #right(){(64:533)} **コブラボールのすごさを教えて下さい。 すごい、つ~か、特殊なんですよ。 弾道弾の発射なんかをモニター して性能を探るための情報収集するのに特化してるのです。 もちろんそうしたことができる、つ~のはすごいことなんですが、 それ以上に、こいつが「動く(動かされる」とうことがすごいんですね。 つまり、アメリカがこいつを派遣するということは、どこかの国が 弾道弾のテスト発射等をするであろうとアメリカが本気で予測、 あるいは憂慮していることを示してるわけです。 それで騒がれるんですね。 #right(){(68:708)} **JP-7ってSR-71用燃料? JP-7はSR-71の燃料です。B-1は、普通の燃料(JP-8)を使用してます。 基本的にガスタービンエンジンは色々な燃料が使用できるので、 高度さえ問題なければSR-71もJP-8で問題ないと思います。 #right(){(68:947)} **U-2偵察機の値段って幾らぐらいなんでしょうか? 手元の資料によりますと、U-2Sだと1機$33,630,000(約40億円弱)とのことです。 #right(){(97:ちゃぎ ◆fSfdiYoeFc)} 偵察機系は機体本体が安くても搭載偵察機材が一つ億、十億単位なので あなどれません。プレデターやグローバルホークでも、搭載資材しだいで トータル価格が倍ぐらい変わったりします。 #right(){(97:system)} **U-2が日本に駐留していたことがあるって本当でしょうか? 日本にも配備されていたのは事実。 #right(){(102:428)} 基地祭でも公開されてたので別に極秘に来てたわけではない。 というかぐぐれば簡単にみつかると思うのだが。 #right(){(102:429)} 厚木基地にNACA(今のNASA)の高空気象観測機という触込みで駐在していました。 日本では、「黒いジェット機」と言う異名を取っていました。 一度、不時着した時に米軍がその不時着地点を厳重に警備して物議を醸し出したことがあります。 当時の資料では、  「常に18,000m以上の高空を巡航し、高々度の気流や放射線、宇宙線、気象状態を調査する」 とされていました。 1960年以後にソ連、中国、キューバと相次いで撃墜されたために、日本でも問題となり、結局、 横田駐留は取りやめられ、台湾、琉球(今の沖縄)から中国本土偵察に行く様になっています。 #right(){(102:眠い人 ◆gQikaJHtf2、448)} **NASAでU-2は宇宙からの塵を集める機体として使ってたりする? NASAは複座のF/A-18を水星~太陽間の軌道周回物観測に使ったり (つまりはVulcanoid探索)、B-52をロケット発射母機に使ったり してますから、そのあたりはダブってますね。 #right(){(102:system)} ダスト収集以外にもオゾン濃度を測る機械積んで飛んだり、さまざまなデータを取ったり してるみたいです。 #right(){(102:455)} 補足 ついでに米惑星協会はソーラーセイル試験機打ちあげにロシアの SLBM使ってたりしますから、弾道弾も爆撃機も戦闘攻撃機も み~んな科学研究用機で正しかったりします。 #right(){(102:system)} **U-2偵察機はどうしてあんなアンバランスな状態で離着陸するんですか? 高高度を長時間飛ぶためです 地上ではアンバランスでも 空ではアンバランスではないのです #right(){(105:414)} 自転車というのは実にバランスのよく取れた乗り物なのだよ #right(){(105:415)} >そこまでするなら両翼にB-52見たいな補助輪出せばいいのに U-2には着脱式の補助輪がついています。 離陸時には切り離し、伴走車が回収します。着陸後に再び取り付けて格納します。 #right(){(105:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} あれはギリギリの設計で、補助輪収納なんてギミックを仕込む余地が無い。 #right(){(105:422)} **アメリカの偵察機U-2は、偵察機なのにどうして「U」の文字が付いているのでしょう。 Uは多用途機の意味。 偵察機である実態を隠すため、そのような名称が付けられています。 #right(){(106:773)} UはUtility、汎用機・多用途機の略。 高度な機密情報すら扱うほどのレベルの偵察機は、隠れていてこそ意味がある。 「コレは偵察機です」なんて自分から主張しているかのような名前をつけるのは只の阿呆。 カムフラージュのために、わざと関係ない名前を付けることはたまにあるのだ。 #right(){(106:774)} **SR-71が撮影フィルムをカプセルで投下したのは真実でしょうか? 偵察データ回収を急ぐために一時期実施していました。 #right(){(112:あなたのTrue/False ◆ItgMVQehA6)} **U-2はギアが胴体の前後にあるのみで、着陸時には車が並走して補助輪を付ける >というのを読んだ記憶があるのですが一体どうやって付けるんでしょうか? 着陸時にはそのまま着陸します。離陸時には補助輪を付けて離陸し、 離陸後に切り離します。 #right(){(112:41)} >ということは着陸時はあの不安定な状態で止まれるってことですか? 翼端擦っても大丈夫なように翼端に折り返しがある。 #right(){(112:43)} 翼端を擦りながら着地します。 #right(){(112:44)} U-2の着陸補足 U-2機の翼端にはチタン製のスキッドパッドがあり、最終的にはこれを擦りつけて停止します。 そこに車両が補助輪を運んできて、取り付け、まともな形態になって自力でタキシングし、格納庫に移動します。 着陸時には機速が十分落ちるまでは翼端が接地しないように(翼の破損や滑走路はみ出し、横転につながる) U-2の操縦に慣れたパイロットがスポーツカーで併走し、パイロットに操縦指示を出します。 翼端が接地するのは最後の段階です。 これらがごっちゃになって、40の「着陸時に車が併走して車輪をつける」になったのでしょう。 #right(){(112:system)} U-2と言うか、グライダーじゃ当たり前の着陸方法。 翼端が地面に接触して、グランドループ、翼破損なんて事にならない速度まで 水平を保つのがパイロットの役目。 と言うか、停止するまで、翼端地面に着かないんじゃねーの? #right(){(112:68)} **バルキリー対策としてミグ25まで開発したソ連が何故SR-71を撃墜できなかったんでしょうか? SR-71はソ連領空に侵入していません。 #right(){(112:273)} 仮に見つけてスクランブルで上がったとしてもその間にどれだけ進んでるか計算してみてください #right(){(112:274)} 侵入したと聞いています。 当時の対空ミサイルではSR-71の高度までカバーすることは困難でしたし、 MiG-25にしても到達するまでの時間、高々度で低下する機動性、 使用するミサイルの性能などが足を引っ張りますから、容易な的ではなかったでしょう。 喩えとして不適切かも知れませんが、弾道弾迎撃のような感じだったのではないかと。 #right(){(112:system)} 北ベトナム偵察のため中国領空(領土)に侵入したことは米国も認めているが ソ連領空に侵入したことは一回も認めてない 飛行ルートの都合で東ドイツの領空を侵したことはよく知られた事実だが #right(){(112:300)} **1961年に、パワーズのU-2を撃墜したのはSA-2ではなく、ミグ21とか聞いたけど、真偽はどうなのか 真偽は我々にはわからないでしょう、当然。 定説はSA-2です。常識的にもそう思われます。他の説はいくらでも 出せるでしょうが、信頼性は当然低いでしょう。 #right(){(116:system)} まず最初に、U-2がスヴェルドロフスク近くで撃墜されたのは、 1960年の5月1日です。 それで撃墜したのは、systemさんが書かれているように SA-2ガイドラインと言うのが定説。 当時はスパイ工作説初めさまざまな憶測がありましたが、 アメリカに送還されたパワーズの証言やU-2の墜落した機体の状況、 さらにペレストロイカ以降に出てきたソ連の関係者の証言などからも、 この定説はまず動かないでしょう。 #right(){(116:254)} **後継機のSR-71は退役したのに、なぜ前任のU-2はまだ使われているのでしょうか? 1回のフライトで何千万ドルも掛かる金食い虫をそうそう飛ばせるかっての。 偵察衛星と仕事が被るので、衛星の技術が発達するとお役御免って事に。 U-2は戦術偵察や鮮度や確度の高い情報収集に用途があったから生き残れた。 もっとも、こっちも無人偵察機の発達で退役の時期だが。 #right(){(初心者スレ476:900)} SR-71は特殊な燃料(JP-7)を使うので、普通の戦闘機とかとは別に 燃料のロジスティックを別に作らなければいけないからカネが掛かる。 専用のタンクローリーから専用の空中給油機まで全部別。 まあコスト的にみたら小型のロケットをとばすようなものだよ。 カネ掛かりまくり。 #right(){(初心者スレ476:909)} **S-3の後継機なんて必要なの?空母からの対潜哨戒なんて、対潜ヘリで十分だろ。 >高価な上に搭載スペースの限られた空母でわざわざ固定翼対潜哨戒機を配備する理由が分からない。 米海軍もそう思ったからなくした訳だけどね。 長時間広域の対潜哨戒は陸上からP-3C(もしくはXP-7)にやって貰えばいいってことで。 ヘリコプターは航続距離の問題から長時間の対潜警戒はできないし、ペイロードが小さいから アメリカの空母機動部隊のような大規模な艦隊の対潜哨戒をさせるには能力が不足してる。 でも、「そもそもソビエトがなくなった今じゃヘリではおっつかないほどの数で襲ってくる 敵もいねーだろ」ということで艦載対潜機はやめた。 あと、艦上対潜哨戒機の重要な任務に外付けの装備を追加して電子戦機/空中給油機/艦上輸送機 といった汎用中型艦上雑用機として使う、というのがあったけど(S-3の晩年はほとんどそう言う 任務に就いている)、これも「そのためだけに乗せとくのは予算とスペースの無駄」ということで やめた。 今後は電子戦機と空中給油機はF/A-18のバリエーションが、艦上輸送機はC-2の発展型が担う。 #right(){(556:546)} ではなんでわざわざS-3なんか開発して空母に乗っけてたかって事でね。 かつては米空母にとってソ連の原潜及びそれから発射されるSSMが大きな脅威であって、 ポイント警戒のヘリよりも遠距離でバリアーCAPの出来る固定翼対潜機が必要とされたのよ。(特に大洋での作戦においては) 冷戦が終わり原潜の脅威が低下し、また米海軍もブルーウォーターからブラウンウォータでの戦力投射に重点を置くようになって、 その必要性の低下から、S-3は退役、後継機は中止、米空母上から固定翼対潜機は消えてしまったの。 #right(){(556:556)} **プレデターに搭載されているTE-SARで地図を作成できるようなのですが、それはどの程度の精度なのでしょうか? プレデター搭載の最新型のSARは最大解像度が30cm程度だったはず。 TE-SARがそれに相当するのかどうかは調べるの面倒。 といいつつ、TE-SAR resolutin feet と試しにぐぐってみたら 一発で 1-foot (0.3m)と出た罠。 #right(){(297:109)} **アメリカのP-3C一個飛行隊の定数とその内訳を教えてください つhttp://www.vpnavy.com/vpsquadrons.html ついでに つhttp://www.p3orion.nl/sqn.html #right(){(679:ゆうか ◆u8WC078ef5ch)} **SR-71(というかA-12)はどういう設計思想で三胴機(?)になったんでしょう? SR-71/A-12にとって、インテーク・J58エンジンからなる推進システムが非常に重要なのは判ると思う。 インテークが高い効率で総圧回復を行えなければ、正味推力を得る事さえかなわない。 それでインテークは出来る限り胴体や主翼の影響の及ばない位置におき、衝撃波で減速されない気流中に置きたい。 (また巨大な熱を発生するあのエンジンを胴体内に収めるのは、熱的にも問題有ったろう。) 水素燃料を使ったCL-400の検討の際は翼端部に、Aシリーズの検討の中では翼下等も検討されたが、結局あの位置に収まった。 デルタ翼、翼なかばの巨大なエンジン・システム、それとあのチャインで基本形態が固まった。 #right(){(625:488)} ----

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