「機関銃全般」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

機関銃全般」(2023/11/19 (日) 18:30:46) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

#CONTENTS ---- **機関銃におけるベルト給弾式とはどのようなものですか?弾丸が帯で連なってる奴ですか? 組み合わせたベルトリンク金具に弾丸を差し込む事で連結する様に成っています 連結子ともメタルリンクとも呼ばれている専用の金具を使います また初期にはキャンバス地で出来た、文字通りのベルトに弾丸を差し込んで機関銃に給弾するものもありました。 #right(){(365:133,三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **機関銃の給弾方式ですが、機関銃はどうやって弾丸ベルトを銃内部に引っ張り込んでいるのでしょうか? ベルトリンク式の機関銃は、往復するボルトに連動したカム機構が フィードカバーと呼ばれる上部の部品に備えられています このカムによってボルトの前後する動きを左右の動きに変換します ボルトが後退する時にカムによってアームを動かし ラッチ機構によって弾丸を一発づつ薬室の前に引き込み誘導します この時に前進するボルトによって弾丸はベルトから引き抜かれて装填されます。 #right(){(601:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **対空機銃の外れ弾って、どこに行くんだろ??? もちろんすべて落ちてきます。小口径の機銃などであれば、空気抵抗でさほど大きな落下速度にはならず、 たまたま赤ん坊の頭に当たるとか、打ち所が悪いとかしない限り、瓦が割れる程度の被害で済みます。 人に当たる確率自体、大変低いわけですし。 砲弾となるとやっかいで、近接信管、時限信管などで空中爆発するのが普通ですが、破片でもけっこう被害は出ます。 空襲警報が出るとどこの国でも頭になにかかぶって避難しますが、ひとつは対空砲の破片対策という意味もあるのです。 最悪は起爆し損なった対空砲弾がそのまま落ちてきて、地上で爆発するというパターンです。少なくはありますが、極端に珍しいわけでもありません。 #right(){(3:968)} **重機関銃 軽機関銃の区分けはどうやって区別するんですか? 大まかに分けると下記の様な感じになると思います。 軽機関銃…一人で携行し操作できる軽量な機関銃。 重機関銃…複数人で運搬し操作される大きく重い機関銃。 #right(){(6:128)} 架台に乗せられて撃つのが重機関銃。そうでないのが軽機関銃。 現在では普通、機関銃はどっちでも撃てるので 重機関銃と軽機関銃の区別は事実上存在しない。 #right(){(121:648)} もともと軽機、重機の区別は軍縮時代の軽巡、重巡と同様に重量によって 区別されていたものじゃないからねえ。 ナチスドイツがベルサイユ条約の規定内で歩兵部隊用の機関銃として作り 出したのが「軽機関銃」だったわけだし。 #right(){(121:672)} 歩兵の手で持ち運びながら歩兵部隊の移動に随伴出来るか? 随伴した先で必要になったら即使えるか? あたりが分岐点かと思います。 歩兵に随伴できても組立を要する要では軽機関銃としては使えないし、 逆に固定陣地や車両への据え付けを前提に重くて良い物を作るのなら、 冷却だけでは無く、弾幕を途切れさせない給弾機構が必要になります。 #right(){(121:692)} **中機関銃(MMG)と重機関銃(HMG)の違いは何なんでしょうか? 中機関銃とは小隊と共に移動することが基本的な運用法となっています その為軽量化が必須ですので二脚と交換銃身の他は二名以下での運用となっています 中機関銃とは重機関銃と違って三脚架台が簡単に着脱できるようになっていて 架台から外すと軽機関銃としての運用が出来る、と言うものです これらの機関銃はMG34の登場により多目的機関銃として一本化し その後5.56mm弾の分隊機関銃と7.62mm弾の小隊機関銃とに分化しました 使用方と携帯性は中機関銃そのものですが火力は口径に比較して増大しています。 #right(){(321:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **何口径以上が重機関銃で、何口径以下が軽機関銃ですか? 軽機関銃 重機関銃は口径で分かれるだけではない。 固定式砲架に据え付けたり、車輪付きの移動式砲架に 載せるのは、口径が7.7ミリであろうと「重機関銃」。 二脚で地面に設置したり、いざというときには腰だめで 撃つ機関銃は軽機関銃または分隊支援火器。 重機関銃と軽機関銃の両方に使えるのが汎用機関銃。 「中機関銃」というのは便宜的なカテゴリー。 #right(){(687:788)} **チェーンガンの「チェーン」とは具体的に銃の機構のどういう部分を指しての言葉なのでしょうか? チェーンガンは装弾、撃発、排莢機構をチェーンで伝達される動力によって行っています。 ガトリングは複数の回転銃身を持つところが単銃身のチェーンガンと違います。 バルカンは20mmガトリングの一種の商品名で、特定の製品を指します。 撃発の雷管発火過程自体はチェーンによる機械的動力ではなく、 最近の高速機関砲の例にもれず、電気によります。 また、チェーンガンは回転銃身は持ちませんが、薬室は複数で回転します。自動装填、 排莢されるリボルバーのような物を想像してください。その動力がチェーンで伝達される わけです。発射速度はガトリングより落ち、25mmブッシュマスターで最高毎分500発 と、同口径のガトリング、GAU-12イコライザーの4200発とは大きく差があります。 #right(){(8:system)} >また、チェーンガンは回転銃身は持ちませんが、薬室は複数で回転します。自動装填、 >排莢されるリボルバーのような物を想像してください。その動力がチェーンで伝達される >わけです。発射速度はガトリングより落ち、25mmブッシュマスターで最高毎分500発 これは間違い。リボルバーキャノンとの混同と思われ。 チェーンガンでは薬室とボルトはひとつずつ。 ボルトをチェーンに噛ましたカムで駆動して高速で前後させて高い発射速度を得る。 #right(){(8:599)} **陸自にも自動てき弾銃が導入されましたが、グレネードランチャーのことはあまり知りません。 陸上自衛隊96式40mm自動てき弾銃 口径   40mm 全長   975mm 銃身長  454mm 重量   24.5㎏ 発射速度 250発~350発/分 製作   豊和工業 単射及び連射が可能 #right(){(14:なな)} **機関「砲」と機関「銃」と一般的には区別されているのでしょうか? 炸裂弾を使用するものを「砲」と定義する場合もあるし、 旧陸軍のように口径12.7mmを越えるものとした場合もあるし、 旧海軍のように機銃で統一された場合もあるし、厳密な定義はありません。 #right(){(17:616)} 口径の違い。日本海軍では40mm以上。陸軍では12.7mm以上。 今は20mm以上の火器を機関砲と呼ぶ。 #right(){(94:590)} 砲と銃の区分は時代や国(軍)によって異なるが、 とりあえず現代アメリカの20mm以上を砲とする区分でよいのでは。 #right(){(94:591)} **アサルトライフル・サブマシンガン(短機関銃)・軽機関銃・重機関銃、この4つの具体的な違いというのはなんでしょうか? サブマシンガン  拳銃弾を使った機関銃。片手で撃てる反動の少ない弾だから、連射してもコントロールが容易。反面、射程は短い。 アサルトライフル  小口径か短薬莢の小銃弾を使った連射可能なライフル。4kg以下の重量でまとめてもあるので手で持って撃つことが出来る。 軽量な為、連射時の反動のコントロールは難しいが射程や威力は十分。 分隊支援火器  アサルトライフル用の弾を用いた機関銃。分隊(10人程度)の火力支援に用いる。 肩付け射撃も出来るが二脚を使えばアサルトライフルより安定した射撃が出来る。 軽機関銃  普通の小銃弾を用いた二脚付きの機関銃。三脚に載せて重機関銃として使用できる機種の場合は汎用機関銃とも呼ばれる。 射程、威力、安定性ともに良好だが射手と弾薬手の二名が必要で肩付け射撃には多少の根性がいる。 重機関銃  三脚付きの機関銃。普通は車載で運用される。12.7mm等の大口径が多いが、重量は40kg以上あるので軽快な運用は困難 #right(){(17:934)} **手持ち火器でガトリング砲(できれば3連)ってありますか? 人が携行可能なガトリング砲はちょっと思い当たりませんね。 サイズ的にはM134(7.62mm 6銃身)とかが近いかもしれませんが、それにしたって 人が持って歩ける(ましては射撃できる)ようなシロモノではありません。 #right(){(18:ちゃぎ)} **ガトリングの回転動力はどっから来ているのでしょうか。 ガトリング砲の銃身を回転させる動力ですが、開発当初は人力でクランク をぐりぐり回してました。 これが改良され、現在では電気モーターでブン回してます。 #right(){(19:ちゃぎ)} **今の機関銃の原型はドイツ軍のMG42と考えていいんでしょうか? 人によって見方は色々ありますが、多目的機関銃の礎を築いたのは、 MG42の前に採用されたMG34ではないでしょうか。 ただ、チェコのZB26も軽機関銃としては出色の出来ですし、戦後も大きな影響を与えています。 重機関銃なら未だに使われ、生産されているブローニングM2ではないか、と。 MG34を量産向きに改造したのがMG42で、それが戦後西ドイツ国防軍の 主力機関銃としてNATO弾を撃てるように改造したものとして存在しています。 #right(){(28:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **マシンガンって電気で動いているんですか? ない事はないですが、一部の航空機用機銃に限られると思います。 一般的な作動方式は三つ、 ・反動利用式 ・ガス圧利用式 ・ブローバック式(吹き戻し式)です。 #right(){(30:名無し軍曹)} 弾の発射薬のエネルギーを利用する物と、外部動力(モーター、油圧等)を利用する物がある 歩兵が携行する火器の大半は前者で、外部動力を利用するものは航空機・艦船・車輌に搭載されてる物に多い #right(){(戦争板初質スレ7:104)} **機関銃って動力源は何でしょう? 発射時のガス圧や反動です。 あと、現在のガトリング式の機関砲(VADSやCIWS)の砲身(銃身)の回転は、モーターに よるものだと記憶しております。 #いわゆる「ガトリング砲」はクランクを手で回してました。 #right(){(31:ちゃぎ)} **ガトリングガンはなぜ砲身を回転させるのでしょうか? 銃から弾を連続発射させる試みは、古くからありましたが、 機関銃の始祖とも言えるガトリング銃では、回転する銃身の位置により、 「弾込め」「薬室内へ弾を押し込む」「発射」といった作業を分担させることによって、 高速に連続発射をさせるという発想でした。当時は回転動力は手動です。 似たようなものに、銃身が水平移動するノルデンフェルト銃なんてのもありました。 その後技術の発達により、単銃身でも高速連続発射が可能になり、多銃身は一旦消えましたが、 航空機での使用目的で、更なる高速発射が望まれるに至り、 回転動力を手動から電動に変更して復活したと言うわけです。 もちろん、銃身の冷却の面でも効果はあるでしょう。 #right(){(31:559)} **ガトリング式の銃身回転式砲は固定式に比べると命中精度は悪いのでしょうか? 確かに収束回転多銃身の機関砲は右側偏向着弾の傾向にあります。 (目標に向かって反時計回りに回転するため) さらに回転速度が一定するまでの間は命中精度は落ちます。(0→0.55秒位まで) #right(){(31:563)} **大口径の機関砲の弾が、側を通っただけで人が死ぬと言う話を聞いたのですがこの話は本当なんでしょうか? 全く触れなければ傷は負いませんが、擦すれば大怪我を負います。 当たり所(擦すり所?)が悪ければ、死亡する事も有ります。 #right(){(33:727)} **戦争映画見てるとマシンガンにマガジンを装填(?)するときフリッツヘルムに一回ぶつけてから入れるけどどうしてですか。 マガジンに入った砂やゴミを出す為です。 #right(){(35:754)} **映画ジャッカルに出てきたリモートコントロールが可能な機関砲というのは、実際に存在するのでしょうか? 戦闘車両搭載のものなら、機銃でリモコン式のものはけっこうあります。 また、機関砲ではなく、狙撃システムとしてリモートコントロール式のものも研究中(一部実戦配備された、かな?)です。 リモコン狙撃銃は、主に警察関係などでの使用が想定されているものだった、と記憶してます。 多分、質問されているリモコン・ガンもこの狙撃システムが元ネタなのではないでしょうか。 #right(){(41:95)} **機関銃はどうやって次の弾を装填するのでしょうか? >「銃身に小さな穴が開いていて、そこからガスの圧力でもって」「弾丸発射の反動で」 >って二種類の記述を見つけたのですが、ホントはどっちでしょうか? どちらのタイプも有る。 さらに外部動力(人力・電動・油圧)で作動する物も有る。 #right(){(44:876)} **なぜガトリングは回転させると発射が速くなりますか? 一秒間に10発撃てる銃を10本束ねれば一秒に100発撃てるようになるからです 回転させるのは弾を装填する装置を一つで共用するようにしてコンパクトにする ためです #right(){(46:636)} **軽機関銃をランボーみたいに立って使用することは実戦でも行われているのでしょうか。 給弾不良を起こさないようにするのが困難。 ベルトリンクで給弾だと補助がいります。 あのタイプは銃自体が重く、発射サイクルも押さえられてるんで、意外と反動は軽いらしいけど、 分隊火器も22口径に切り替えられたことから逆に考えると難しそうね。 #right(){(47:663)} **機関銃など連続して射撃すると、よく「銃身が焼きつく」と聞きますが、具体的にはどのような不具合に陥るのでしょうか? 熱の為に、薬室内に入った弾がそのまま発火してしまい、 射撃が止まらなくなる現象が起きます。コックオフというやつです。 熱によって銃腔内が焼けて劣化しまい、精度が落ちるという不具合もありますが 機関銃の場合は銃身交換が前提なのでそれほど大きな問題ではないでしょう。 #right(){(53:882)} **90式戦車に搭載されている12.7mm重機関銃・7.62mm機関銃は面攻撃が可能なのですか? 機関銃は基本的に、榴弾を使用出来ないから 弾が爆発して破片効果を与えることは出来ない。 しかし、持続的に発射して敵兵の頭を抑え ある一定の地域を制圧することは出来る。 >また、面攻撃の定義は >「散弾使ってるから」ではなく「発射速度が速いから」なのでしょうか? 一定の地域を制圧することだと思っています 発射速度が面攻撃なら、155mm榴弾砲などでは面攻撃出来ないことになる。 #right(){(78:790)} 集弾性と発射率の兼ね合いで面を狙うの。当たり前だけど、 小銃弾が1発当たれば大体の人間は死ぬか大怪我をするんだから、 機関銃で一つの「的」を狙って多数の弾を撃ち込む理由なんてない。 機関銃ってのは本質的に面制圧兵器なの。 #right(){(78:807)} とばかりも言えないぞ。点目標に対する命中率・威力等の向上を目指す側面もある。 軽機なんてその側面が強い。cal.50にしたって、当初は「対戦車兵器」だった。 #right(){(78:ミリ屋哲 ◆qmwryStCos)} **同軸機関銃って何ですか? 砲と同軸にある機関銃です。 #right(){(79:95)} **自動小銃とマシンガンの違いって何? 物によって変わってくるが・・・・ 自動小銃をM16やAK47、マシンガンをミニミやPKMとすると 後者は分隊支援火器で仲間を支援するための武器。 当然弾は同じものを使う(一部例外を除く) #right(){(82:790)} 基本的には…… 自動小銃 弾数   :少ない(数十発程度) あと、フルオートとか三点バーストとか単発とかを状況によって選択できる(物が多い)。 マシンガン 弾数   :多い 基本的にフルオートだけ。 #right(){(82:793)}※連射速度は無関係なので削除 **自動小銃や機関銃の連射速度を表すのに毎分○○○発という表現をする場合が多いようですが、何で毎秒ではないのでしょうか? 毎秒10.5発とかいう表示になったら分かり難いから。 #right(){(84:397)} 理由は>>397の言うとおりだろう。 エンジンの回転数も毎分で表す。 ちなみにエンジンのときのrpmはrevolutions per minute。 弾丸の場合もrpmだがこちらはrounds per minute。 #right(){(84:398)} **バルカン砲だとかガトリングガンだとかチェーンガンとかマシンガンだとかライアットガンだとか区別つきません 〇ヴァルカン砲→GE社の開発したM61 20mm多銃身機関砲の名称。 〇ガトリング砲→多銃身機関砲一般の名称。発明者の名前を取る。 〇チェーンガン→AH-64アパッチに搭載されたM230 30mm機関砲の名称。 モーターによるチェーン駆動で強制的にボルトを動かすためこの名称がある。 〇マシンガン→機関銃。Machine Gun 〇ライアットガン→暴徒鎮圧用に散弾銃を切り詰めて散弾が散り易くした物をこう呼んだ。          警備用の散弾銃。 #right(){(85:名無し軍曹)} **旧軍が機銃の給弾方式を保弾板で統一しなかったのはなぜ? 保弾板型の軽機も開発されてたそうですが 96、99式生産を優先する為に立ち消えになったそうです。 #right(){(85:877)}※リンク先消滅のためリンク削除 **マガジンが上に出ている機銃はどうやって照準を合わせるのでしょうか? マガジンの横に光学式スコープがついてる。 #right(){(86:788)} **5.56mmの機関銃で、車載されている物ってあるんでしょうか? M249 #right(){(87:791)} 陸自の軽装甲機動車はMINIMI機関銃が車載可能だよん。 #right(){(87:793)} **ミニガンって全然ミニじゃないと思うんですけど。 バルカンに比べればミニ #right(){(88:146)} ミニガンGAU-2B/A(M134)の上にはM61A20mm「ヴァルカン」・GAU-12 25mm「イコライザー」さらに GAU-8/A30mm「アベンジャー」が控えています。こいつの全長は6.4mに達します。 ね、「ミニ」でしょう? #right(){(88:名無し軍曹)} 「gun」を銃と意識すると小さく思えないかもしれないけど、 「gun」には砲という意味もあるんだよ。 #right(){(88:148)} **多連装機関砲/機関銃ってありますよね。ドイツの20mm四連装、イギリスのポムポム砲、アメリカの12.7mm四連装、ソビエトの四連装マキシムete・・・。 >このような多連装銃って、連装された機銃が全部一度に発射されるのですか? ポムポムは一時大戦前、ボーア戦争まで遡る陸軍用単装機関砲が始祖で、 連装対空砲になった後も基本的には単装機関砲を並べただけのものです。 従って、Gsh-23連装機関砲のように、二砲身の機関部が相互を稼働して 高い発射速度を得るような方式と違って、交互発射も、同時発射も 可能です。しかし同時発射しても反動によって砲架に負担がかかると 同時に、振動で照準が困難になる、連続した火線を保てないなど、害が あるばかりでメリットはありません。ポムポムにも5インチ・ヴィッカーズ、 2パウンダー・マキシムなどのバリエーションがありますが、どれも 各砲身は独立して作動し、引き金を引く部分だけが他方の作動と連動します。 #right(){(88:system)} **ヘルキャットとかの機銃って薬莢出るんですか? 翼下部に排莢口がありますよ。 #right(){(90:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **M14やL1A1時代の米軍や英軍はSMGを装備してたのですか 米軍はグリースガンを、英軍はスターリングをそれぞれ装備していた。 #right(){(92:雪風 ◆MZR7PEYUKI)} **MP5やUZIなどのSMGは普通2~5バーストで撃つんですか? バーストって3発までしか使わないと思われ。 MP5で5点射はむりぽい #right(){(92:282)} 出くわし遭遇なら3点バーストにセットしてそのまま撃つでしょうし、 特殊部隊の突入なんかだと、単発で頭部に二発連射が美しいと されているようです。デフォルトをどれにするかは、職種、状況しだいの ケースバイケースでしょう。 #right(){(92:system)} **機関銃の銃身が前後に動く仕組みのタイプはどんな利点があるのですか >機関銃の銃身が前後に動く仕組みのタイプは  ショートリコイルの事か? >故障が多いとかジャムったとき一番始末におえない >とか、欠点を書いたサイトはよく目にするのですが。  そんな事は特に無い。利点は構造が簡単で故障しにくいって所かね。 欠点は精度。もしかして、ブローバックと勘違いしてないか? 「バック」って書いてあっても銃身が後退する訳じゃねーぞ。 #right(){(92:437)} **水と電気を使い弾を発射する薬夾のいらない機関銃なんてものはどうだろう。 >水を電気分解して出来た水素を発射薬にする。 >ただしダメコンの関係から水素を作る機器と機関銃を一緒にし外から水と電気を供給するようにしておく。 >素人なりに海軍用レールガン考えたらこうなった。 薬莢はいらないけど、電源がいるからよけいに重くならないかい。 それに、水素で発射するなんて無理がありすぎ。 #right(){(94:590)} まずそれレールガンじゃないし。 高エネルギーをコンパクトに収めている薬莢に比べて、 馬鹿でかく不経済で非実用性極まりない。 #right(){(94:592)} つかネタだろ、酸素がないと爆発しないことを指摘するのはタブー 強力に電気分解をすすめてプラズマ化すればそのまま電気熱砲となるのも内緒 #right(){(94:595)} **旧日本軍は、なぜ海軍と陸軍で使用する航空域用機関銃(砲)及び弾丸を統一しなかったんでしょうか? 旧海軍と陸軍の仲の悪さが原因でしょう。何せ陸軍は、海軍にとって米軍 以上の主敵でしたから。 >99式2号固定機銃も高性能だと聞いていますが、飛燕に搭載したMG151/20系とどちらが優れているのでしょうか? 世界最優秀と言われている航空機関砲との比較なら、相手が悪いでしょう。 #right(){(95:735)} **短機関銃と火炎放射器はどっちのが強いですか? 使い方次第です。 トーチカャ戦車やるなら火炎放射器 敵歩兵の殲滅や塹壕戦するならSMG ですな。 #right(){(97:807)} **旧ソ連製機関銃に銃の右側から給弾し、左側に排莢するのがありました。 >何ゆえそのような構造にしたのでしょうか? ドイツが生んだ世紀の珍銃MP37では? あれはベルグマン以降左側に弾倉がついてるのは不自然つーヒトラー総統閣下の 思いつきで数百挺だかしか生産されなかったという・・・・・・・ #right(){(98:473)} どちらからでも給弾できる機関銃ってあるよな。M2とか #right(){(98:476)} **SMGは日本語だと機関拳銃と短機関銃のどちらが正しいのでしょうか? >自衛隊などではどちらが使われているのですか? どちらも造語なのでどちらが正しいという事はありません 旧軍なら機関短銃もしくは短機関銃 自衛隊なら機関拳銃と覚えて頂いて結構ですよ。 #right(){(98:771)} **機銃という言葉は機関銃の略でしょうか?大ざっぱに言うと、機銃とは旧日本海軍の機関砲のこと。 現在の日本は、主に自衛隊を教育したアメリカ式で銃や砲のカテゴリー分けをしますが、 当時は日本独自で、なおかつ、陸軍と海軍の差異があるカテゴリー分けをしていたので、 現在とは異なります。 例えば自動小銃=サブマシンガンとか。 戦後開発された機関銃や機関砲を機銃と記述しているのは、旧軍の兵器の知識がある人の 誤用、または何らかの事情で旧軍の呼称を使っているだけです。 広く通用する物ではありません。 #right(){(100:490)} いや、海軍は40mm、陸軍は7.7mmまで機銃と呼んでると言うことで。 しかも旧軍関係者の虚覚えの体験談などから様々な説が出てまして。 何とも言い難い状況のようです。 #right(){(100:498)} **日本軍の機関銃には軽機、重機問わずスコープが付いてたみたいですが。反動で眼底骨折する様な恐れは無かったんでしょうか? 反動で眼底骨折しないように、機関銃だけじゃなくスナイパーライフルやアサルトライフル だって、普通、目はスコープに密着させませんよ。距離を置いてスコープを覗き込みます。 #right(){(102:152)} **マシンガンでも特殊部隊(GSG-9)の防弾チョッキを貫通できますか? 9mm拳銃弾なら無理ですが5.7mmなどの弾を使ったサブマシンガンなら抜くでしょう マシンガンとすると重機関銃も入るので確実に抜きます。 #right(){(103:剣恒光 ◆YR1Hskt.M.)} >GSG-9やSWATで死んだ隊員はいるんでしょうか?防弾チョッキを貫通させられて。 GSG-9やSWATで死んだ隊員 については知りません。死亡例は多々有りますが、いちいち抗弾ベストを貫通されたかどうかなど報道されませんから。 なにゆえ抗弾ベストの貫通にそこまでこだわるか分かりませんが 手りゅう弾なら最近のタイプの1mmぐらいの鋼球が飛散するタイプは抜くそうです マシンガンとすると、HMGまで含むと。12.7mm重機関銃(.50キャリバー)とか #right(){(103:剣恒光 ◆YR1Hskt.M.)} **旧軍が軽機関銃に保弾板を採用しなかったのはなぜですか? 初期に試作された軽機関銃には保弾板を採用しています。 十一年式では戦場での取り回しを優先したため歩兵銃用のクリップをそのまま使えるようにしました。 #right(){(105:33)} **漫画などで機関砲弾など威力の大きな弾が人体を貫通すると、その部分が切り取られたようにきれいに無くなっている描写を見ますが、 >実際の所どんな感じになるんでしょうか 大口径の機関銃等で、肉体を撃たれると、その部分が削げ落ちたり、大穴が開い ちゃうでしょうね。 傷口は汚いですよ。 漫画には書けないでしょ。 #right(){(105:673)} **保弾板式の取り回しが悪いのってなぜですか? 歩兵銃のクリップをそのまま使えるのとわざわざ保弾板につけるのとどっちが楽かは ガキンチョでも解ると思いますが? >その初期試作銃の画像が見れる本ありますか? http://www.horae.dti.ne.jp/~fuwe1a/newpage54.html #right(){(105:831)} **重機関銃と軽機関銃ってどの様に区別されるのですか? ごく大雑把に言えば、 架台の上に搭載して使用する(あまり移動しない)のが重機 二脚程度を使ってある程度移動しながら使用できるのが軽機 #right(){(106:600)} 現在では12.7mm以上であれば問題無く重機関銃、それ以下は殆どが汎用機関銃と 呼ばれる物になっています。汎用機関銃とは基本的に軽機関銃ですが、3脚に載せて 重機関銃としても使えるというものです。M60やFN MAG、MG3などがこれに当たります。 #right(){(106:603)} 簡単に言うと、  射手が担げるのが軽  陣地等に据え付けて使うのが重 大昔は、箱型弾装や空冷銃身で軽い代わりに、弾をすぐ撃ち尽くして加熱しやすいのが軽。 (それでも当時の普通のライフルより強力) 対して重機関銃は水冷銃身や弾帯を使って、重たいけど長くたくさん撃てる。 ただし、銃身交換機構が実用化されて軽機関銃が加熱に対処出来る様になってからは、 優秀な軽機関銃は据え付けて重機関銃としても使える様になっています。 #right(){(106:605)} 605を補足すると、 MG34の出現が軽機と重機の垣根を取り壊しちゃったのね。 >ただし、銃身交換機構が実用化されて軽機関銃が加熱に対処出来る様になってからは、 >優秀な軽機関銃は据え付けて重機関銃としても使える様になっています。 この銃身交換可能な優秀な軽機関銃とはMG34のことですね。 #right(){(106:606)} **日本陸軍には各分隊に短機関銃、軽機関銃の装備はあったのだろうか? 日本陸軍の歩兵分隊には分隊あたり一丁の軽機関銃が配備されてましたです。 短機関銃は一般の歩兵部隊には配備されず空挺隊のような 特別な部隊で使用された例がほとんどでした。 例えば、昭和20年の義烈空挺隊は総勢120名中四分の一に当たる 30名が100式短機関銃を装備していました。 #right(){(107:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **日本軍では軽機関銃の実弾を十分に使用してよかったのでしょうか。何か弾をケチケチ使うような印象があるのですが。 MG34の様な機関銃とは使い方が違います。 日本に於いての軽機関銃の使用は、歩兵と共に機関銃手も突撃し、 歩兵の突撃に邪魔になる目標を狙い撃ちする為のものです。 従って、機関銃手が多量の弾薬を携行していたら、歩兵の突撃について行けず、有効な支援が出来ません。 (一応、手持ち弾薬は弾薬盒のうち、30発入り前盒を2個ぶら下げ、背部に60発入後盒を持っているので、 携帯弾薬定数は120発。これに、軽機関銃弾薬手が金属製の弾薬箱(120~150発)を抱えると言う形ですが) 一回の突撃で、数回5発ずつ発砲するとしても半分くらいは手持ち弾薬が残るという計算でしょうか。 実弾に関してはその生産量が急激に増えた訳でもなく、出来るだけ節約する方向にありました。 #right(){(107:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} >つまり同時期の米軍で言うところのBARのような物だった、と理解した方がいいのでしょうか? う~ん、位置付けはBARも同じなんですけど、自動小銃と機関銃の二兎を追う 性格が災いして、重く、反動が大きくて命中率が悪く、銃に装備できる弾薬数が さほどでもないという意味では、日本以上にあまり評価できないと思います。 結局はその穴埋めをしたのがM1Rifleだと思いますが。 #right(){(107:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **89式小銃のように連射のほかにもバースト射撃の出来る機関銃はないでしょうか? 火力で小隊や分隊を援護するのが機関銃の役目ですからバースト機能は意味がない でしょう。銃身加熱の心配だけで十分では? ヘリコプターなどに搭載されているミニガンには3秒だかのリミッターが付いてます。 #right(){(107:118)} SMGならともかく、機関銃でバースト可能ってのは聞いたことがないなぁ……。 基本的に弾幕張ってナンボの代物だし、コストや信頼性にも悪い影響がありそうだしね。 #right(){(107:119)} 基本的にバーストで撃ちます。機関銃手にとって基本中の基本ですからわざわざ 銃にバースト機能を付ける事はしません。 「六発連射」は有名ですが、実戦では7発だろうが、5発だろうが実用的には困りませんしね。 長距離の目標には10発程度で撃ちますし、突撃破砕射撃の時は引きっぱなしに近くなるでしょう。 銃自体の重さが違う(反動の影響が少ない)ので3発バーストで有る必要は無いのです。 #right(){(107:122)} 機関銃自体が弾をばら撒くのが目的と言っても過言ではないので フルオートだけの場合が普通なのです。 #right(){(107:123)} **重機関銃一つに一個小隊が全滅させられるってことは十分ありますか? 充分ある。 どころか、1丁の機関銃が歩兵大隊を壊滅させた例、 1丁の機関銃のために歩兵連隊が多大な損害を出して交代した例等などいくらでもある。 第1次世界大戦の記録や戦記を調べてみれ。 機関銃がいかに恐ろしい兵器だったかがよく解かるぞ。 #right(){(107:415)} **89式のエリコン35mmKDE機関砲の威力ってどんなもんですか? 89式に搭載されている35mmKDEの射程は6kmほどだったかな。 発射速度は毎分200発くらいに設定されてたはず。弾丸初速は約1400m/秒。 機関砲の射程とかあまり詳しくないんで間違ってたら誰か訂正頼む。 形は戦車そっくりだが、用途はまるっきり別物なので注意。 機甲科の装備である戦車と違い、89式は普通科(歩兵科)の装備。 徒歩の普通科隊員に機動力と防御力を与えるための車両だと思えばいい。 ちと高価なのがアレだが。 #right(){(108:340)} 初速が1385m/sで、1000mで60°傾けた装甲だと40mmをぶち抜くそうです。 この威力なら戦車以外の装甲車なら撃破できるでしょう。 #right(){(108:341)} **日露戦争中にロシア軍が使用していた口径37mmから57mmのリボルビングカノンについて情報を教えてください。 37-MM и 47-MM револьверные пушки гочкисаの事でしたら、 ЭНЦИКЛОПЕДИЯ ОТЕЧЕСТВЕННОЙ АРТИЛЛЕРИИのP344-345に記述があります #right(){(108:836)} **日本軍以外に軽機関銃や短機関銃にまで銃剣つけてた軍隊って他にないの? 軽機は資料がないが、機関短銃はイパーイある。 イスラエルはウージーにすら着剣してるし。 #right(){(111:247)} **機銃を連射していると銃身が過熱されるということは、具体的にどうなるんでしょうか。 >また、一度加熱されたら自然に冷めるのを待つしかないんですか? WW1当時は、銃身の過熱を抑えるための水冷式の機関銃などもありました。 WW2大戦以降は、過熱した銃身を交換するという方式のほうが一般的でしょうか。 #right(){(111:953)} 鉄を加熱したらどうなるか分かりませんか? やがて赤熱化し、さらに撃ち続ければ白っぽくなります。 触れば当然危険ですし、機構上も悪影響が出ます。 弾が熱で勝手に出てしまったりとか。 冷やすにはほうっておく以外に何の方法があるというのでしょうか? 銃身がはずせるものははずして放置するしかないです。 #right(){(111:954)} **機関銃は弾を撃ち続けたら銃身が熱くなるので交換しますが、交換した銃身ってその後どうなりますか? ほっといて冷えたらまた使います。 #right(){(111:906)} 冷やして再利用 > 交換した銃身 ただ、交換時期を逸すると曲がってしまって再利用すらできなくなります。 無事持って帰れたら記念の品として暖炉の上に飾ったりするそうです。 まあ、ものの命を大事にってのもありますが、 なにより前線では交換銃身が無限にあるわけではないので、 使い回しして保たさないと自分の命が大事でなくなってしまうという理由が大きいでしょう。 #right(){(111:system)} **A-10のパイロットが劣化ウラン弾の機銃による対地攻撃を行ったら被曝して健康被害を被るという事はあり得ますか? 劣化ウランによる被害で問題になっているのは、 砲弾の粉塵を吸入することによる体内被爆です。 陸軍歩兵ならともかく、空軍パイロットにはあまり影響はありません。 #right(){(113:202)} **日本軍の機関銃は命中精度がいいと言われていますが、それにまつわるエピソードはないですか? 旧軍ですか? 別に殊更に命中率が高いってことは無い様ですが。 弾をばらまいて敵を掃射する様な使い方より、連射可能な自動火器的な認識で、 一撃必中を狙う様な運用されることが多かった様ですけど。 #right(){(113:542)} 機関銃の場合、命中率が高い、というのはあまり自慢にならないのだ。 必要なのは弾丸のシャワーを浴びせる能力なのね。 つまり発射速度の持続性。 結果として当たってれば御の字であって、本質は弾雨による制圧効果なのよ。 もっとぶっちゃけると、日本軍の機関銃は命中率を高く「せざるをえなかった」の。 それで弾数を節約しようとしたわけね。 だから投射火力はそう大きくなく、制圧効果では列強のそれに及ばないのだ。 #right(){(324:361)} 日本の場合諸外国の機関銃に比べて発射速度が極めて遅い できるだけ無駄弾ださないように一発必中を狙ったかららしい。 92式重機なんてその際たる物だと思いますが。 #right(){(113:543)} 今の自衛隊だっていかに点切り撃ちが出来るかを評価されるからなあ 機関銃の運用思想を根本から間違えてる、当てるためじゃねえから!数撃って制圧する武器だから! #right(){(俺初質スレ30501:856)} 光学照準器はMG42にだってついてたんだが・・・ #right(){(俺初質スレ30501:857)} 弾幕を張れないのは弱点ではあるが、米軍や中国軍にとって精密な点射を行う日本軍機関銃がそれなりに脅威だったのも事実 #right(){(俺初質スレ30501:858) **機関銃の連射する動力ってなんなんですか? 発射の際のガス圧や反動や反動の慣性、 あるいは外部動力。 仕組みは基本的には同じ。 連射の動力というが、別に単射でも動力は同じ。 #right(){(114:101)} 内部動力式の連射と外部動力式の連射があります。 前者は何人も書かれている通りで、長所は外部動力不要でコンパクトなこと。 短所は不発弾があるとその場で停止してしまうこと。 また、反動やガス圧による内部動力動作は、火薬や薬量、薬莢長や弾丸重量などが変わるたびに、 遊底重量やバネなどを変更して正常に作動するよう調整。場合によっては再設計する必要があります。 外部動力は電動、ガス圧、油圧など、さまざまな方法がありますが、 短所は当然動力が必要であり、かさばること。 長所は不発弾があっても強制排除して連射を続行できること。 内部動力動作と逆に弾丸の諸元が変わっても対応が容易であることです。 変わり種として、二連銃身の機関銃で一方の銃の動作によって反対側の銃を操作するやり方があります。 これは一方が排莢する間に他方が装填できるため、効率が良く、火薬ガス圧動作でありながら 外部動力操作的な側面があります。 補足 火薬ガス圧、反動で動作する方式は、基本的に遊底がガス圧で後退し、 排莢、バネで押し戻される時に次弾装填となります。 このため高速化しようとしても銃身の腔圧、バネの強さ、薬莢や銃弾の長さ、 遊底の重さなどの制限からどうしても限界があり、無理に高速化すると作動が不確実になってしまいます。 外部動力動作は強制的に動かしますから、薬室や銃身の過熱さえなんとかなればどんどん高速化できます。 この過熱の問題まで解決したのがバルカン砲に代表される多銃身ガトリングです。 >>105で上げた二銃身連動は、通常ならバネが行う遊底押し戻しを、ペアの銃身の遊底後退によって 強制的に行うことで高速化し、内部動力動作の割に早い発射速度を安定して得ることができます。 #right(){(114:system)} **航空機の機銃について質問です。 >機関銃と言うものは、発射する前に装弾レバーを引かなければいけないと思うのですが、 >戦闘機や爆撃機の篭型銃座など、どうやっても装弾レバーに手が届かないようなものは、どうしているのでしょうか? 航空機用機銃の装填は手動で出来ないものは圧搾空気を用いるか、油圧で装填します。 http://www.warbirds.jp/ansq/12/A2003646.html ドイツのMG151/20は電気装填式です。 B-17爆撃機の下部球形銃座は銃座の外に弾倉があります。 #right(){(114:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **機関銃はどうやって狙いを定めるんですか? 同軸機銃なら主砲の照準眼鏡を利用します。 この場合、照準眼鏡との距離が長いので、横方向の修正を主砲より大きくとります。 #right(){(116:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **ガトリングガンとチェーンガンの明確な違いを教えてください。 ガトリングガンは多砲身(多銃身)の回転式。 チェインガンは単砲身(単銃身)でチェインでボルトを往復させる。 どちらも外部動力式機関砲(機関銃)に分類される。 #right(){(118:508)} **映画「ラストサムライ」で、メッキで仕上げたようなピカピカのガトリング砲が出てきましたが、 >ネットに出ている写真を探すと実物は黒っぽい銃身のものばかりでした。 >メッキが剥げ落ちたのか、それともいろいろ種類があったのでしょうか? 映画は観てないけど、金ぴかだったでしょ。 冶金工学というか、旋盤まわした経験がある人なら分かるけど、加工の容易さ。 真鍮の切削は容易。特に19世紀の金属加工技術からいうと、倣い盤・旋盤の精度が良くない。 冶具がないような生産数の少ないものならなおさら「作りやすい」もので作る。 とくに応力の少ない機関部などは製造が厄介な部品も多く、 ロストワックスなどの方法がない当時では 真鍮のバルク材から削りだすのが堅実で早い方法だったため。 #right(){(118:636)} **20mm機関砲ってのがあって、さらに40mm機関砲ができて120mm・460mm機関砲なんてのができないのは何故なのでしょうか 反動が大きくなる、設備が大きくなる、コストがかかる その口径の砲をそうまでして連射する必要性がない、 などなど、難点しかないからです。 #right(){(118:565)} >120mm機関砲とか、460mm機関砲なんてのができないのは それは「速射砲」っていうんじゃないのかな・・・。 もっとも、「速射砲」と「機関砲」って別のものだけど。 同じ弾を使う機関銃と小銃を比べればわかるように、連発式にしたらその分 大きくかさばるものになります。 技術的にチャレンジしてできないことは無いとは思うけど、 とてつもなくでかいものになってしまって実用性がないでせう。 #right(){(118:567)} 口径が3倍になったら体積と重さは27倍になっちゃう。 いままで弾を100発積めてたのが4発だけになりました、 じゃいくら威力が上がっても意味が無いし、 また現状では20mmの延長線上にはそこまでの威力も求められてない。 #right(){(118:571)} **チェーンガンですが、電動で遊底を作動させ強制的に排莢させるみたいですけど、薬莢が中途半端に出た場合、薬室を損傷する危険性はないんですか? チェーンガンに限らず、外部動力駆動系の機関銃(機関砲)は 発射時のガス圧で排莢動作が起きることはありません。バルカン砲の 中には発射ガス作動方式もありましたが(SUU-23Aガンポッド搭載)、 この場合は他の内部ガス作動同様、単にジャムって終わったようです。 #right(){(120:system)} **機関銃に使う弾で、金属製のチェーンのようなものの正式な名前がわかりません >数珠繋ぎにしてありますが、あれは、弾薬工場から出荷?された状態で既にあのようになっているのでしょうか? >機関銃じゃない鉄砲に使う時は、あのチェーンのようなものから一発一発外して弾倉に詰め直したりしてるんでしょうか? ベルトリンクと言います。あれは出荷時にはついていません。 そして詰めなおしもありません。 #right(){(121:959)} **WW2後の機関銃でガス圧作動式が好まれる(反動利用式が好まれない)のはなぜなんでしょうか? ガス圧利用のほうが調整しやすいから。 #right(){(俺初質スレ431:517)} **初期のガトリング砲があんまり活躍できなかったのは何で? >似たような機関銃が日露や第一次大戦であんなに猛威を振るったと言うのに。 銃口の位置が高く、また、防弾版がついてなかったので射手が狙撃されて 簡単に無効化されたから。 #right(){(462:725)} 手回し式のガトリング砲は砲架に載せて運用しているだろ。 それくらい重い代物だったから、運用の手間が野砲並で歩兵に追従するのは難しかった。 にもかかわらず、射程が小銃並みと言う中途半端な位置づけだったのがネックだった。 更に防盾もなく、砲の取り付け位置も高い為、敵兵の射線に晒されると簡単に無力化されてしまう存在だった。 それと、無煙火薬登場以前というのもマイナスになってくる。 連射をすれば凄まじい硝煙が立ち込め、狙いを付けるのは不可能となる。 無煙火薬が登場する頃にはホチキスやマキシム機関銃が出ていて、衰退していった。 #right(){(462:726)} 極初期の段階で弾薬側の加工精度の問題で信頼性不足であった点や射手を守る防盾を除けば、 本体にこれと言った問題はありません。 言うなれば、大量生産や銃撃戦の技術が未発達な時代に登場してしまったことから解決すべき 問題が出てしまった感じですか。 その後航空用として再注目される前に一度衰退します。 要は銃弾の加工精度が上がったり、防盾を装備して問題が解決された後に廃れるんですが。理由は以下の通りです。  ・大きく重い。  ・手動では大きさに見合う火力が得られない。 と言うことで反動利用式の機関銃が主流となります。 また、銃身が一本の方が冷却もしやすいですし。 で、外部動力(電気モーターやオイルモーター)が使えるようになって、圧倒的な発射レートを 得られる航空機関銃として再評価される訳です。 #right(){(462:914)} **よく映画やゲーム、アニメなんかでバルカン砲がくるくる回って回転速度が速くなってから弾を撃ちだすけど、実際にあることなんですか? 論より証拠。 #VIDEO(http://jp.youtube.com/watch?v=sALiuWg_I1k) おそらく、装填位置から発射位置まで回るほんのわずかな時間しかタイムラグはないと思われ。 #right(){(458:750)} ない。一発目から電気的に撃発される。回転が上がって所定の発射速度に達するまで0.3秒かかるが、 その間も銃弾は発射されている。むしろ、この最初の0.3秒の間の方が照準が確かだという議論がある。 ただ、引き金を離すと電気発火は停止し、給弾されたタマは回転が停止するまで単に排出されるだけになる。 この間は空転することになる。「やば」と思って引き金を離せば、その場で発射が止まってくれるということ。 [[http://www.f-16.net/f-16_armament_article5.html>http://www.f-16.net/f-16_armament_article5.html]] #right(){(458:752)} >じゃ、実際に軽機で銃剣突撃っておこなわれたの? >なんか激しく無駄のような気がするんだけど 旧陸軍の軽機は、他の分隊歩兵といっしょに駆けながら敵火点をバースト射撃で潰すのが目的なので、 必然的に普通の歩兵と一緒に突撃する事になる #right(){(378:520)} **機関銃の銃身交換とはどういう目的なのか、また必要とする銃器とそうでない銃器はどう違うのでしょうか? 銃弾と言うのは30発も撃つと銃心が激しく加熱します このまま射撃と続けると加熱により銃身が焼損してしまいます その為加熱した銃身を予備と交換する事でクールダウンし銃身命数を延長 さらには持続発射弾数(継続して射撃出来る弾数)を延ばす事を目的としています これは運用上200発以上の持続射撃を必要とする軽機関銃では必須の機構です 通常は500発前後で銃身交換をするようになっていますね 銃身交換を必要としない銃器は軽量である事が至上である自動小銃の他 軽便性を重視した主にロシアの分隊火器でこれらは100~200発で射撃を一端停止、 移動する事で時間を置き銃心を冷やすと言う運用形態を採用しています。 #right(){(317:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **歩兵が携帯するような軽機関銃って銃身が交換出来るらしいですがどのくらいの頻度で交換するんですか? 銃身の交換の理由は、連続発射の加熱によって歪んで集弾が悪くなるから 交換する場合と、ライフリングが摩滅して銃身そのものの寿命が尽きて交換 する場合との二種類となる。 発射速度が高い機関銃ほど、加熱の度合いは大きくなり、ライフリングの寿 命以前に使用できなくなる。軽機関銃であれば200発、M60は100発で交換す るらしい。交換した銃身は冷えたら再使用できるので、数本の銃身を取り替 えながら使うことになる。 マキシム機関銃は重くなるとか水を確保しなきゃならないとかのデメリットが あるものの、冷却能力に秀でた水冷にすることで、1本の銃身で1万発の連 続射撃を行った。陸戦で水冷式は廃れたが、艦艇用の76ミリ速射砲とかボフ ォース40ミリ機関砲とかで採用されている。 銃身そのものの寿命は数千発から1万発以上、内部のメッキ処理の有無に よっても変わり、64式小銃は硬質クロムメッキによって3万発の寿命があるら しい。逆にH&Kは「そんなに弾を撃つ前に兵士が死ぬか弾の補給が切れるか 戦争が終わるか銃が更新される」としてメッキなしの4000発の寿命らしい。 #right(){(606:ふみ ◆Y.QUKJBduY)} **14.5㎜機関砲弾によって普通乗用車が正面から撃たれた場合、エンジン部分で防ぐ事はできるでしょうか? 撃った距離や弾種、車の種類にもよるだろうが、ベンツや頑丈さが売りだった頃の アメ車でも、14.5mm食らったら通常弾でも容易にエンジンブロック抜いて乗員室の 人間を死傷させられる(死傷、というか当たったら確実に死ぬな)。 撃たれた距離によっては、前席の人間貫通して後席の人間に当たるだろう (勿論後席の人間もかなりの確率で死ぬ)。 #right(){(初心者スレ480:838)} **ガトリング砲って機関銃じゃないんですか? ガトリング銃ってのは現代のミニガンみたいな類を指す ガトリング砲というのは古式のガトリング砲や、A-10の機首についているようなものを指す 口径分類で言うならば、古式のガトリング砲は現代分類では銃と言うべきなのだが、 ガトリング砲が出た当時は口径で砲や銃を分類するのではなく、 一定時間内における投射鉄量(弾丸の総質量合計)をして砲か銃かを区分していたので、 昔のガトリング砲は「砲」区分 で、現代で銃分類のガトリング銃をガトリング砲と言っちゃうのは昔の区分が習慣・通俗認識として 残っちゃったから #right{(521:914)} **チェコ軽機みたいなマガジンが上向きに付いている場合のメリット、デメリットを教えてください。 メリット :マガジンがつっかえないから伏せ撃ちしやすい。 :マガジンのバネが弱りにくい。 :装填がやりやすい :ベルト式と違い複雑な給弾機構が要らないので信頼性、整備性が高い :射撃と装填を射手一人で扱える為、給弾手が不要 デメリット :マガジンの交換がもの凄くやり辛い。 :弾倉がかさばる :装弾数を多くすると自動的に弾倉が長くなるので、装弾数に限界が出る :上に弾倉が突き出るので目立ち、発見されやすい :塹壕などに射手が身を隠している時、身を隠したまま装填作業が出来ない :車両に内部装備するのが困難(弾倉がつかえるので) #right(){(344:534,537)} **旧日本陸軍の機関銃で、給弾機構がベルト式のものが無いのは何故なのでしょう。 >モデルとなった機関銃がホチキス(保弾板式)やシュコダ(弾倉式)で、ベルト式がない、という単純な理由でしょうか? >或いは日本の工作精度の問題でベルト式を使いたくても使えなかったのでしょうか。 まず真っ先に問題になったのが、弾薬規格が複数存在し どれかに統一する事から始めなければならなかったという大問題があり、 またベルトリンクの製造に必須な鉄板プレス技術が未熟で、これの量産化が困難だったのと、 リンク式の機関銃を全面的に運用可能なほどの弾薬の量産の目処がつかなかった為に 低発射速度の従来型機関銃の運用を余儀なくされた、と言う理由がありました。 理想的だったのはドイツのMG系列の量産化だったのですが・・・ #right(){(344:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} 航空機銃はベルト式も多いけど。 陸戦でも九八式水冷重機とか、四式車載重機もベルトじゃないかね。 軽機とか旋回機銃は他国も弾倉式だし、九二式重機はコピー元のオチキスが保弾板式だから真似ただけ。 でも保弾板でも機能的にはベルト式と大して変わらんよ。 #right(){(俺初質スレ432:512)} **マシンガンが連射する仕掛けは? 機関銃と言うより自動銃一般の連射原理は、自動装填の作動慣性エネルギー源により、以下の方式に分類されます。 1.反動利用(ショットガンなど) 2-1.発射ガス利用(単純ブローバック:小型拳銃や短機関銃、間をとばして重機関銃、モデルガン) 2-2.発射ガス利用(遅延ブローバック:フリクションロック式。中型以上の拳銃やトミーガンやH&Kの製品) 2-3.発射ガス利用(ガス・オペレーション:大抵の自動小銃や分隊支援火器はこれ) 3.外部動力利用(ガトリング、バルカン砲など) 動作サイクルは、発火→上記エネルギーでボルト後退開始→薬莢排出→スプリング等でボルト前進開始→次弾装填の繰り返し、ただそれだけです。 #right(){(くだらない質問はここに書け!:黒まんルゥシィ)} 実は多くのオートマチックガンというものは連射するのが普通の状態。 それをディスコネクターなどの余分なパーツや機構を使って一発ずつで止まるようにしているのだ。 たまにこのパーツが破損したりして、フルオートになる事故が発生している。 #right(){(くだらない質問はここに書け!:名指しさん)} **戦争映画でよくマシンガン撃ってる奴の隣で弾支えてる奴がいるけどあれは何か意味があるんですか? ベルト給弾(弾が金属や布のベルトで繋がれててそれを銃の装弾口に 送り込むことで弾を込める機構)式の機関銃は給弾ベルトをだれかが 支えていないと、ベルトが引っかかったり自重で垂れて上手く送られ なかったりする。 そうすると弾が詰まったり銃が故障したりするので、それを防ぐ為に 脇にいる装弾手というポジションの兵が給弾ベルトを支える。 装弾主の本来の役割は弾薬箱を持ち運ぶことと、給弾ベルトを使い 切ったら新しいのを銃に装填すること。 #right(){(334:219)} **ベルト給弾式には発射速度以外にどういったメリットがあるのでしょうか >昔の箱型弾倉の軽機関銃でも毎分100発以上、ブレンガン(三脚架)や、九二式重機で毎分250発と思ったより >高速でMG42系を除くベルト給弾式と遜色無い発射速度となるようなんですが >本当にこんな高発射速度で射撃できたんでしょう? ベルト給弾式にも世代があって、布弾帯だと弾帯の長さによって連続発射単位が決まってくるよ。 金属リンクでも長さが規定のものと、分離リンク式の場合は箱にたとえば百発入りで渡されたとしても、 次の箱を開けて次々につなげて延々と長いベルトを用意しておくこともできる。 本当にこんなに高速で発射できたのか? の部分だけど、銃身を交換したりもあるので、250発1分あたりがきりの良い限界になる。 #right(){(587:703)} **車両や後方の兵員向けという事で開発されていたPDWは実際にそういった場所に配備されているんでしょうか? ごく少数の採用にとどまっています また軍用としては極めて限定的な用途でもあり、同様の任務なら短縮小銃で事足りますので 当初のコンセプトである「個人防御火器」としての用途は殆ど有りません むしろ変り種短機関銃としての性能が、限定された条件下で有用とされていますが。 #right(){(333:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **SAW兵は後方で制圧射撃をして、敵が動けない間に小銃兵が突撃して制圧っていう認識であってる? SAW(分隊自動火器)は、基本的に小銃の火力を補う目的の装備ですから 歩兵と連携して、同時に前進する為の火力投射をします 後方からの火力支援は小隊機関銃たるM60またはFN-MAGによって行なわれ なので戦闘距離は小銃と同等となり、撒布界で言えば相当狭いです よって命中精度以前に、小銃と同じ目標を制圧する事になります。 #right(){(594:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **機関銃を銃身温度無視して撃ち続けた場合どうなるんでしょうか まず、熱で銃身が歪むので弾道が狂い、まともに弾が飛ばなくなる。 そのうち加熱した銃身の熱が薬室も過熱させるので、薬室に装弾した ら即座に発射薬が爆発するようになり、トリガーから指を離しても 弾が発射され続ける暴走状態に陥る。 #right(){(325:220)} **マシンガンと呼ばれる種類の銃の有効射程距離を知りたいのです マシンガンを機関銃としてお答えしますと 400mから800m~1200m大口径のM2で2400m程度が有効射程とされています これは口径と支持方法によって変動しますが概ね800m辺りが平均値ですね。 #right(){(297:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **水冷機関銃はなぜ廃れたのか? 水冷機関銃の欠点は言うまでもなく、重量、水補給の必要性、水漏れや錆、水垢の問題など、 限りなくあります。にも関わらず水冷機関銃が使用されたのは、単純な空冷では熱の蓄積による銃身の軟化、 これに伴う銃身寿命の低下、命中率の低下から銃の損傷、クックオフの発生などの問題が生じ、長時間 戦場を制圧し続けることができなかったからです。 そこに「撃ちながら銃身を替えればいい」という革命的な発想の転換があり、一本の銃身を水で冷やしながら 使い続けるかわりに、銃身を簡単に変えられる設計として、銃身が熱くなったら取り替えて撃ち続ければいい、 となったわけです。で、その銃身は横に置いて冷やしておいて、また交換する、と。交換間隔を長くしたければ、 鉄を増やして分厚い銃身(HV、ヘビーバレル)として、熱容量を稼ぐ。これを前提として、現代の重機関銃、 軽機関銃は、銃身交換を行うことによって水冷を不要としたわけです。銃の設計と人間工学的な (うっかり熱い銃身つかんでやけどしないように)工夫によって、銃身交換が戦場で簡単に行えるようになった結果、 水冷機関銃は必要性を失ったということです。 ちなみに、銃身交換が簡単にできない場合は、銃身の数を増やして冷却時間を稼ぎます。 ガトリング機関銃は、熱負荷が1/3~1/6になる上、回転による冷却効果も期待できますから、 銃身交換なしでもある程度連射できます。しかし、規定時間以上の射撃を続けると 否応なく過熱が生じます。6本の銃身全部が過熱した結果垂れているミニガンを 飾ってあるバーがアメリカにあるそうな。 #right(){(671:system ◆systemVXQ2)} **演習のとき、機関銃の銃口につけるキャップのような部品の名前ってなんていうんですか? 銃口につけるものは「ブランクアダプター」 映画の撮影用小道具等で、実弾が発射できるように戻す必要がないので銃身に詰めたままにする ものは「チョーク」と呼ぶ #right(){(278:825)} **銃身交換のできない機関銃で、過熱した銃身に水をかけるなど、緊急の手段で冷却した場合、 >銃身の寿命や命中精度を落とすことにはならないのでしょうか? 銃身交換を考慮していない機関銃は、その運用については前線と共に移動しながら火力を発揮させるというものでした 従って銃身を冷却する必要に迫られる程連射する事は考えられていません そのため銃身を冷却するような連射をすれば途端に銃身の歪みや精度の低下 最悪の場合は銃を破棄しなければならない重大な故障を招く事がままあります まあ赤熱する前であれば水や小水で応急的に冷却して持続射撃の延長を図れました しかし下手をすると銃身が曲がるくらいならまだ良いですが、最悪の場合銃身が破裂して重大な傷害を負うことがあります。 #right(){(262:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **銃身加熱についてなのですが、最終的にどのようなことが起こるのですか? >そこに至るまでの経緯も教えてください。 熱くなり、銃身から陽炎が立って照準の邪魔になり、銃身内の摩耗が進み、 銃身に触れる部品からいやな匂いがし始め、煙が出たりひどい場合には出火し、 銃身が赤熱し、歪み始めて弾着が狂い、薬室も過熱してくるので、 装填したとたんに勝手に発射したりし、最終的には銃身は垂れる、 装填撃発機構も膨張と歪み、焼き付きでいかれる、といった感じでしょう。 #right(){(698:system ◆systemVXQ2)} そして、射手は火傷し、最悪の場合は銃身が破裂して それで、腕や顔が吹っ飛んだりズタボロに #right(){(698:401)} >顔も吹っ飛ぶのですか? たかが数gの爆薬でw 発射ガスのみでも至近距離なら相当の傷害を受けますが 銃身や部品などの金属小片が飛来する為にさらに大きなダメージを受けます 空き缶の切れ端でも皮膚がスッパリ切れるのと同じ事ですね。 >銃身が破裂したら銃弾が破裂したときと同様の被害という認識でOKなのですか? #right(){(698:)} 薬室に装填された銃弾が、銃身内での停弾などの理由で密閉された場合 発射ガスの圧力は異常に高まりそれによって銃身が破裂する事で 薬莢と銃身の破片がちょうど手榴弾の弾片と同様の効果をもたらします。 #right(){(698:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} 銃身が破裂する原因が、筒発といって、銃身の中で銃弾が破裂することによって、その外側の 銃身が破裂することなんだが。銃身単独で、破裂するわけじゃないよ。 #right(){(698:413)} **機関銃の発射速度は何で決まるのですか? ボルトの重さによって決まる。レートリディューサーを装着して いる場合には、それによる調整もあるけど。 #right(){(俺初質スレ711:18)} あとリターンスプリングの硬さも 厳密に言えばボルトキャリアとレシーバーの間の摩擦とかも #right(){(俺初質スレ711:20)} **M27IARみたいなSAWってアサルトライフルとどこが違うんですか? 基本は同じだけど連射持用にフォアエンドが付き弾丸の初速を増大させて射程を延長するため銃身長が長く 銃身の過熱対策として肉厚になっていて長くなった銃身にあわせてバヨネットラグの位置が変更されてる #right(){(俺初質スレ2050:350)} **機関銃の弾丸って人が運んでたの そりゃ車載火器でもなけりゃ射撃時には銃本体も弾薬も車輌から降ろすからね 基本的には現代の軍隊は基本的に機械化・自動車化されてるが、車輌が通れない地形もあるし #right(){(俺初質スレ50501:743)} 野砲や山砲が入れないようなジャングルや山岳にもすいすい入っていく92式歩兵砲は敵軍からは脅威だった 使う日本の兵としては重労働で泣けるけど #right(){(俺初質スレ50501:744)} それも弾薬手の仕事 戦闘前は弾運びで、戦闘中は射手の補助をする #right(){(俺初質スレ50501:745)} ドイツ軍の場合で、200発入りの弾薬ケース2個、予備銃身2本が弾薬手の装備 #right(){(俺初質スレ50501:746)} ----
#CONTENTS ---- **機関銃におけるベルト給弾式とはどのようなものですか?弾丸が帯で連なってる奴ですか? 組み合わせたベルトリンク金具に弾丸を差し込む事で連結する様に成っています 連結子ともメタルリンクとも呼ばれている専用の金具を使います また初期にはキャンバス地で出来た、文字通りのベルトに弾丸を差し込んで機関銃に給弾するものもありました。 #right(){(365:133,三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **機関銃の給弾方式ですが、機関銃はどうやって弾丸ベルトを銃内部に引っ張り込んでいるのでしょうか? ベルトリンク式の機関銃は、往復するボルトに連動したカム機構が フィードカバーと呼ばれる上部の部品に備えられています このカムによってボルトの前後する動きを左右の動きに変換します ボルトが後退する時にカムによってアームを動かし ラッチ機構によって弾丸を一発づつ薬室の前に引き込み誘導します この時に前進するボルトによって弾丸はベルトから引き抜かれて装填されます。 #right(){(601:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **対空機銃の外れ弾って、どこに行くんだろ??? もちろんすべて落ちてきます。小口径の機銃などであれば、空気抵抗でさほど大きな落下速度にはならず、 たまたま赤ん坊の頭に当たるとか、打ち所が悪いとかしない限り、瓦が割れる程度の被害で済みます。 人に当たる確率自体、大変低いわけですし。 砲弾となるとやっかいで、近接信管、時限信管などで空中爆発するのが普通ですが、破片でもけっこう被害は出ます。 空襲警報が出るとどこの国でも頭になにかかぶって避難しますが、ひとつは対空砲の破片対策という意味もあるのです。 最悪は起爆し損なった対空砲弾がそのまま落ちてきて、地上で爆発するというパターンです。少なくはありますが、極端に珍しいわけでもありません。 #right(){(3:968)} **重機関銃 軽機関銃の区分けはどうやって区別するんですか? 大まかに分けると下記の様な感じになると思います。 軽機関銃…一人で携行し操作できる軽量な機関銃。 重機関銃…複数人で運搬し操作される大きく重い機関銃。 #right(){(6:128)} 架台に乗せられて撃つのが重機関銃。そうでないのが軽機関銃。 現在では普通、機関銃はどっちでも撃てるので 重機関銃と軽機関銃の区別は事実上存在しない。 #right(){(121:648)} もともと軽機、重機の区別は軍縮時代の軽巡、重巡と同様に重量によって 区別されていたものじゃないからねえ。 ナチスドイツがベルサイユ条約の規定内で歩兵部隊用の機関銃として作り 出したのが「軽機関銃」だったわけだし。 #right(){(121:672)} 歩兵の手で持ち運びながら歩兵部隊の移動に随伴出来るか? 随伴した先で必要になったら即使えるか? あたりが分岐点かと思います。 歩兵に随伴できても組立を要する要では軽機関銃としては使えないし、 逆に固定陣地や車両への据え付けを前提に重くて良い物を作るのなら、 冷却だけでは無く、弾幕を途切れさせない給弾機構が必要になります。 #right(){(121:692)} **中機関銃(MMG)と重機関銃(HMG)の違いは何なんでしょうか? 中機関銃とは小隊と共に移動することが基本的な運用法となっています その為軽量化が必須ですので二脚と交換銃身の他は二名以下での運用となっています 中機関銃とは重機関銃と違って三脚架台が簡単に着脱できるようになっていて 架台から外すと軽機関銃としての運用が出来る、と言うものです これらの機関銃はMG34の登場により多目的機関銃として一本化し その後5.56mm弾の分隊機関銃と7.62mm弾の小隊機関銃とに分化しました 使用方と携帯性は中機関銃そのものですが火力は口径に比較して増大しています。 #right(){(321:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **何口径以上が重機関銃で、何口径以下が軽機関銃ですか? 軽機関銃 重機関銃は口径で分かれるだけではない。 固定式砲架に据え付けたり、車輪付きの移動式砲架に 載せるのは、口径が7.7ミリであろうと「重機関銃」。 二脚で地面に設置したり、いざというときには腰だめで 撃つ機関銃は軽機関銃または分隊支援火器。 重機関銃と軽機関銃の両方に使えるのが汎用機関銃。 「中機関銃」というのは便宜的なカテゴリー。 #right(){(687:788)} **チェーンガンの「チェーン」とは具体的に銃の機構のどういう部分を指しての言葉なのでしょうか? チェーンガンは装弾、撃発、排莢機構をチェーンで伝達される動力によって行っています。 ガトリングは複数の回転銃身を持つところが単銃身のチェーンガンと違います。 バルカンは20mmガトリングの一種の商品名で、特定の製品を指します。 撃発の雷管発火過程自体はチェーンによる機械的動力ではなく、 最近の高速機関砲の例にもれず、電気によります。 また、チェーンガンは回転銃身は持ちませんが、薬室は複数で回転します。自動装填、 排莢されるリボルバーのような物を想像してください。その動力がチェーンで伝達される わけです。発射速度はガトリングより落ち、25mmブッシュマスターで最高毎分500発 と、同口径のガトリング、GAU-12イコライザーの4200発とは大きく差があります。 #right(){(8:system)} >また、チェーンガンは回転銃身は持ちませんが、薬室は複数で回転します。自動装填、 >排莢されるリボルバーのような物を想像してください。その動力がチェーンで伝達される >わけです。発射速度はガトリングより落ち、25mmブッシュマスターで最高毎分500発 これは間違い。リボルバーキャノンとの混同と思われ。 チェーンガンでは薬室とボルトはひとつずつ。 ボルトをチェーンに噛ましたカムで駆動して高速で前後させて高い発射速度を得る。 #right(){(8:599)} **陸自にも自動てき弾銃が導入されましたが、グレネードランチャーのことはあまり知りません。 陸上自衛隊96式40mm自動てき弾銃 口径   40mm 全長   975mm 銃身長  454mm 重量   24.5㎏ 発射速度 250発~350発/分 製作   豊和工業 単射及び連射が可能 #right(){(14:なな)} **機関「砲」と機関「銃」と一般的には区別されているのでしょうか? 炸裂弾を使用するものを「砲」と定義する場合もあるし、 旧陸軍のように口径12.7mmを越えるものとした場合もあるし、 旧海軍のように機銃で統一された場合もあるし、厳密な定義はありません。 #right(){(17:616)} 口径の違い。日本海軍では40mm以上。陸軍では12.7mm以上。 今は20mm以上の火器を機関砲と呼ぶ。 #right(){(94:590)} 砲と銃の区分は時代や国(軍)によって異なるが、 とりあえず現代アメリカの20mm以上を砲とする区分でよいのでは。 #right(){(94:591)} **アサルトライフル・サブマシンガン(短機関銃)・軽機関銃・重機関銃、この4つの具体的な違いというのはなんでしょうか? サブマシンガン  拳銃弾を使った機関銃。片手で撃てる反動の少ない弾だから、連射してもコントロールが容易。反面、射程は短い。 アサルトライフル  小口径か短薬莢の小銃弾を使った連射可能なライフル。4kg以下の重量でまとめてもあるので手で持って撃つことが出来る。 軽量な為、連射時の反動のコントロールは難しいが射程や威力は十分。 分隊支援火器  アサルトライフル用の弾を用いた機関銃。分隊(10人程度)の火力支援に用いる。 肩付け射撃も出来るが二脚を使えばアサルトライフルより安定した射撃が出来る。 軽機関銃  普通の小銃弾を用いた二脚付きの機関銃。三脚に載せて重機関銃として使用できる機種の場合は汎用機関銃とも呼ばれる。 射程、威力、安定性ともに良好だが射手と弾薬手の二名が必要で肩付け射撃には多少の根性がいる。 重機関銃  三脚付きの機関銃。普通は車載で運用される。12.7mm等の大口径が多いが、重量は40kg以上あるので軽快な運用は困難 #right(){(17:934)} **手持ち火器でガトリング砲(できれば3連)ってありますか? 人が携行可能なガトリング砲はちょっと思い当たりませんね。 サイズ的にはM134(7.62mm 6銃身)とかが近いかもしれませんが、それにしたって 人が持って歩ける(ましては射撃できる)ようなシロモノではありません。 #right(){(18:ちゃぎ)} **ガトリングの回転動力はどっから来ているのでしょうか。 ガトリング砲の銃身を回転させる動力ですが、開発当初は人力でクランク をぐりぐり回してました。 これが改良され、現在では電気モーターでブン回してます。 #right(){(19:ちゃぎ)} **今の機関銃の原型はドイツ軍のMG42と考えていいんでしょうか? 人によって見方は色々ありますが、多目的機関銃の礎を築いたのは、 MG42の前に採用されたMG34ではないでしょうか。 ただ、チェコのZB26も軽機関銃としては出色の出来ですし、戦後も大きな影響を与えています。 重機関銃なら未だに使われ、生産されているブローニングM2ではないか、と。 MG34を量産向きに改造したのがMG42で、それが戦後西ドイツ国防軍の 主力機関銃としてNATO弾を撃てるように改造したものとして存在しています。 #right(){(28:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **マシンガンって電気で動いているんですか? ない事はないですが、一部の航空機用機銃に限られると思います。 一般的な作動方式は三つ、 ・反動利用式 ・ガス圧利用式 ・ブローバック式(吹き戻し式)です。 #right(){(30:名無し軍曹)} 弾の発射薬のエネルギーを利用する物と、外部動力(モーター、油圧等)を利用する物がある 歩兵が携行する火器の大半は前者で、外部動力を利用するものは航空機・艦船・車輌に搭載されてる物に多い #right(){(戦争板初質スレ7:104)} **機関銃って動力源は何でしょう? 発射時のガス圧や反動です。 あと、現在のガトリング式の機関砲(VADSやCIWS)の砲身(銃身)の回転は、モーターに よるものだと記憶しております。 #いわゆる「ガトリング砲」はクランクを手で回してました。 #right(){(31:ちゃぎ)} **ガトリングガンはなぜ砲身を回転させるのでしょうか? 銃から弾を連続発射させる試みは、古くからありましたが、 機関銃の始祖とも言えるガトリング銃では、回転する銃身の位置により、 「弾込め」「薬室内へ弾を押し込む」「発射」といった作業を分担させることによって、 高速に連続発射をさせるという発想でした。当時は回転動力は手動です。 似たようなものに、銃身が水平移動するノルデンフェルト銃なんてのもありました。 その後技術の発達により、単銃身でも高速連続発射が可能になり、多銃身は一旦消えましたが、 航空機での使用目的で、更なる高速発射が望まれるに至り、 回転動力を手動から電動に変更して復活したと言うわけです。 もちろん、銃身の冷却の面でも効果はあるでしょう。 #right(){(31:559)} **ガトリング式の銃身回転式砲は固定式に比べると命中精度は悪いのでしょうか? 確かに収束回転多銃身の機関砲は右側偏向着弾の傾向にあります。 (目標に向かって反時計回りに回転するため) さらに回転速度が一定するまでの間は命中精度は落ちます。(0→0.55秒位まで) #right(){(31:563)} **大口径の機関砲の弾が、側を通っただけで人が死ぬと言う話を聞いたのですがこの話は本当なんでしょうか? 全く触れなければ傷は負いませんが、擦すれば大怪我を負います。 当たり所(擦すり所?)が悪ければ、死亡する事も有ります。 #right(){(33:727)} **戦争映画見てるとマシンガンにマガジンを装填(?)するときフリッツヘルムに一回ぶつけてから入れるけどどうしてですか。 マガジンに入った砂やゴミを出す為です。 #right(){(35:754)} **映画ジャッカルに出てきたリモートコントロールが可能な機関砲というのは、実際に存在するのでしょうか? 戦闘車両搭載のものなら、機銃でリモコン式のものはけっこうあります。 また、機関砲ではなく、狙撃システムとしてリモートコントロール式のものも研究中(一部実戦配備された、かな?)です。 リモコン狙撃銃は、主に警察関係などでの使用が想定されているものだった、と記憶してます。 多分、質問されているリモコン・ガンもこの狙撃システムが元ネタなのではないでしょうか。 #right(){(41:95)} **機関銃はどうやって次の弾を装填するのでしょうか? >「銃身に小さな穴が開いていて、そこからガスの圧力でもって」「弾丸発射の反動で」 >って二種類の記述を見つけたのですが、ホントはどっちでしょうか? どちらのタイプも有る。 さらに外部動力(人力・電動・油圧)で作動する物も有る。 #right(){(44:876)} **なぜガトリングは回転させると発射が速くなりますか? 一秒間に10発撃てる銃を10本束ねれば一秒に100発撃てるようになるからです 回転させるのは弾を装填する装置を一つで共用するようにしてコンパクトにする ためです #right(){(46:636)} **軽機関銃をランボーみたいに立って使用することは実戦でも行われているのでしょうか。 給弾不良を起こさないようにするのが困難。 ベルトリンクで給弾だと補助がいります。 あのタイプは銃自体が重く、発射サイクルも押さえられてるんで、意外と反動は軽いらしいけど、 分隊火器も22口径に切り替えられたことから逆に考えると難しそうね。 #right(){(47:663)} **機関銃など連続して射撃すると、よく「銃身が焼きつく」と聞きますが、具体的にはどのような不具合に陥るのでしょうか? 熱の為に、薬室内に入った弾がそのまま発火してしまい、 射撃が止まらなくなる現象が起きます。コックオフというやつです。 熱によって銃腔内が焼けて劣化しまい、精度が落ちるという不具合もありますが 機関銃の場合は銃身交換が前提なのでそれほど大きな問題ではないでしょう。 #right(){(53:882)} **90式戦車に搭載されている12.7mm重機関銃・7.62mm機関銃は面攻撃が可能なのですか? 機関銃は基本的に、榴弾を使用出来ないから 弾が爆発して破片効果を与えることは出来ない。 しかし、持続的に発射して敵兵の頭を抑え ある一定の地域を制圧することは出来る。 >また、面攻撃の定義は >「散弾使ってるから」ではなく「発射速度が速いから」なのでしょうか? 一定の地域を制圧することだと思っています 発射速度が面攻撃なら、155mm榴弾砲などでは面攻撃出来ないことになる。 #right(){(78:790)} 集弾性と発射率の兼ね合いで面を狙うの。当たり前だけど、 小銃弾が1発当たれば大体の人間は死ぬか大怪我をするんだから、 機関銃で一つの「的」を狙って多数の弾を撃ち込む理由なんてない。 機関銃ってのは本質的に面制圧兵器なの。 #right(){(78:807)} とばかりも言えないぞ。点目標に対する命中率・威力等の向上を目指す側面もある。 軽機なんてその側面が強い。cal.50にしたって、当初は「対戦車兵器」だった。 #right(){(78:ミリ屋哲 ◆qmwryStCos)} **同軸機関銃って何ですか? 砲と同軸にある機関銃です。 #right(){(79:95)} **自動小銃とマシンガンの違いって何? 物によって変わってくるが・・・・ 自動小銃をM16やAK47、マシンガンをミニミやPKMとすると 後者は分隊支援火器で仲間を支援するための武器。 当然弾は同じものを使う(一部例外を除く) #right(){(82:790)} 基本的には…… 自動小銃 弾数   :少ない(数十発程度) あと、フルオートとか三点バーストとか単発とかを状況によって選択できる(物が多い)。 マシンガン 弾数   :多い 基本的にフルオートだけ。 #right(){(82:793)}※連射速度は無関係なので削除 **自動小銃や機関銃の連射速度を表すのに毎分○○○発という表現をする場合が多いようですが、何で毎秒ではないのでしょうか? 毎秒10.5発とかいう表示になったら分かり難いから。 #right(){(84:397)} 理由は>>397の言うとおりだろう。 エンジンの回転数も毎分で表す。 ちなみにエンジンのときのrpmはrevolutions per minute。 弾丸の場合もrpmだがこちらはrounds per minute。 #right(){(84:398)} **バルカン砲だとかガトリングガンだとかチェーンガンとかマシンガンだとかライアットガンだとか区別つきません 〇ヴァルカン砲→GE社の開発したM61 20mm多銃身機関砲の名称。 〇ガトリング砲→多銃身機関砲一般の名称。発明者の名前を取る。 〇チェーンガン→AH-64アパッチに搭載されたM230 30mm機関砲の名称。 モーターによるチェーン駆動で強制的にボルトを動かすためこの名称がある。 〇マシンガン→機関銃。Machine Gun 〇ライアットガン→暴徒鎮圧用に散弾銃を切り詰めて散弾が散り易くした物をこう呼んだ。          警備用の散弾銃。 #right(){(85:名無し軍曹)} **旧軍が機銃の給弾方式を保弾板で統一しなかったのはなぜ? 保弾板型の軽機も開発されてたそうですが 96、99式生産を優先する為に立ち消えになったそうです。 #right(){(85:877)}※リンク先消滅のためリンク削除 **マガジンが上に出ている機銃はどうやって照準を合わせるのでしょうか? マガジンの横に光学式スコープがついてる。 #right(){(86:788)} **5.56mmの機関銃で、車載されている物ってあるんでしょうか? M249 #right(){(87:791)} 陸自の軽装甲機動車はMINIMI機関銃が車載可能だよん。 #right(){(87:793)} **ミニガンって全然ミニじゃないと思うんですけど。 バルカンに比べればミニ #right(){(88:146)} ミニガンGAU-2B/A(M134)の上にはM61A20mm「ヴァルカン」・GAU-12 25mm「イコライザー」さらに GAU-8/A30mm「アベンジャー」が控えています。こいつの全長は6.4mに達します。 ね、「ミニ」でしょう? #right(){(88:名無し軍曹)} 「gun」を銃と意識すると小さく思えないかもしれないけど、 「gun」には砲という意味もあるんだよ。 #right(){(88:148)} **多連装機関砲/機関銃ってありますよね。ドイツの20mm四連装、イギリスのポムポム砲、アメリカの12.7mm四連装、ソビエトの四連装マキシムete・・・。 >このような多連装銃って、連装された機銃が全部一度に発射されるのですか? ポムポムは一時大戦前、ボーア戦争まで遡る陸軍用単装機関砲が始祖で、 連装対空砲になった後も基本的には単装機関砲を並べただけのものです。 従って、Gsh-23連装機関砲のように、二砲身の機関部が相互を稼働して 高い発射速度を得るような方式と違って、交互発射も、同時発射も 可能です。しかし同時発射しても反動によって砲架に負担がかかると 同時に、振動で照準が困難になる、連続した火線を保てないなど、害が あるばかりでメリットはありません。ポムポムにも5インチ・ヴィッカーズ、 2パウンダー・マキシムなどのバリエーションがありますが、どれも 各砲身は独立して作動し、引き金を引く部分だけが他方の作動と連動します。 #right(){(88:system)} **ヘルキャットとかの機銃って薬莢出るんですか? 翼下部に排莢口がありますよ。 #right(){(90:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **M14やL1A1時代の米軍や英軍はSMGを装備してたのですか 米軍はグリースガンを、英軍はスターリングをそれぞれ装備していた。 #right(){(92:雪風 ◆MZR7PEYUKI)} **MP5やUZIなどのSMGは普通2~5バーストで撃つんですか? バーストって3発までしか使わないと思われ。 MP5で5点射はむりぽい #right(){(92:282)} 出くわし遭遇なら3点バーストにセットしてそのまま撃つでしょうし、 特殊部隊の突入なんかだと、単発で頭部に二発連射が美しいと されているようです。デフォルトをどれにするかは、職種、状況しだいの ケースバイケースでしょう。 #right(){(92:system)} **機関銃の銃身が前後に動く仕組みのタイプはどんな利点があるのですか >機関銃の銃身が前後に動く仕組みのタイプは  ショートリコイルの事か? >故障が多いとかジャムったとき一番始末におえない >とか、欠点を書いたサイトはよく目にするのですが。  そんな事は特に無い。利点は構造が簡単で故障しにくいって所かね。 欠点は精度。もしかして、ブローバックと勘違いしてないか? 「バック」って書いてあっても銃身が後退する訳じゃねーぞ。 #right(){(92:437)} **水と電気を使い弾を発射する薬夾のいらない機関銃なんてものはどうだろう。 >水を電気分解して出来た水素を発射薬にする。 >ただしダメコンの関係から水素を作る機器と機関銃を一緒にし外から水と電気を供給するようにしておく。 >素人なりに海軍用レールガン考えたらこうなった。 薬莢はいらないけど、電源がいるからよけいに重くならないかい。 それに、水素で発射するなんて無理がありすぎ。 #right(){(94:590)} まずそれレールガンじゃないし。 高エネルギーをコンパクトに収めている薬莢に比べて、 馬鹿でかく不経済で非実用性極まりない。 #right(){(94:592)} つかネタだろ、酸素がないと爆発しないことを指摘するのはタブー 強力に電気分解をすすめてプラズマ化すればそのまま電気熱砲となるのも内緒 #right(){(94:595)} **旧日本軍は、なぜ海軍と陸軍で使用する航空域用機関銃(砲)及び弾丸を統一しなかったんでしょうか? 旧海軍と陸軍の仲の悪さが原因でしょう。何せ陸軍は、海軍にとって米軍 以上の主敵でしたから。 >99式2号固定機銃も高性能だと聞いていますが、飛燕に搭載したMG151/20系とどちらが優れているのでしょうか? 世界最優秀と言われている航空機関砲との比較なら、相手が悪いでしょう。 #right(){(95:735)} **短機関銃と火炎放射器はどっちのが強いですか? 使い方次第です。 トーチカャ戦車やるなら火炎放射器 敵歩兵の殲滅や塹壕戦するならSMG ですな。 #right(){(97:807)} **旧ソ連製機関銃に銃の右側から給弾し、左側に排莢するのがありました。 >何ゆえそのような構造にしたのでしょうか? ドイツが生んだ世紀の珍銃MP37では? あれはベルグマン以降左側に弾倉がついてるのは不自然つーヒトラー総統閣下の 思いつきで数百挺だかしか生産されなかったという・・・・・・・ #right(){(98:473)} どちらからでも給弾できる機関銃ってあるよな。M2とか #right(){(98:476)} **SMGは日本語だと機関拳銃と短機関銃のどちらが正しいのでしょうか? >自衛隊などではどちらが使われているのですか? どちらも造語なのでどちらが正しいという事はありません 旧軍なら機関短銃もしくは短機関銃 自衛隊なら機関拳銃と覚えて頂いて結構ですよ。 #right(){(98:771)} **機銃という言葉は機関銃の略でしょうか?大ざっぱに言うと、機銃とは旧日本海軍の機関砲のこと。 現在の日本は、主に自衛隊を教育したアメリカ式で銃や砲のカテゴリー分けをしますが、 当時は日本独自で、なおかつ、陸軍と海軍の差異があるカテゴリー分けをしていたので、 現在とは異なります。 例えば自動小銃=サブマシンガンとか。 戦後開発された機関銃や機関砲を機銃と記述しているのは、旧軍の兵器の知識がある人の 誤用、または何らかの事情で旧軍の呼称を使っているだけです。 広く通用する物ではありません。 #right(){(100:490)} いや、海軍は40mm、陸軍は7.7mmまで機銃と呼んでると言うことで。 しかも旧軍関係者の虚覚えの体験談などから様々な説が出てまして。 何とも言い難い状況のようです。 #right(){(100:498)} **日本軍の機関銃には軽機、重機問わずスコープが付いてたみたいですが。反動で眼底骨折する様な恐れは無かったんでしょうか? 反動で眼底骨折しないように、機関銃だけじゃなくスナイパーライフルやアサルトライフル だって、普通、目はスコープに密着させませんよ。距離を置いてスコープを覗き込みます。 #right(){(102:152)} **マシンガンでも特殊部隊(GSG-9)の防弾チョッキを貫通できますか? 9mm拳銃弾なら無理ですが5.7mmなどの弾を使ったサブマシンガンなら抜くでしょう マシンガンとすると重機関銃も入るので確実に抜きます。 #right(){(103:剣恒光 ◆YR1Hskt.M.)} >GSG-9やSWATで死んだ隊員はいるんでしょうか?防弾チョッキを貫通させられて。 GSG-9やSWATで死んだ隊員 については知りません。死亡例は多々有りますが、いちいち抗弾ベストを貫通されたかどうかなど報道されませんから。 なにゆえ抗弾ベストの貫通にそこまでこだわるか分かりませんが 手りゅう弾なら最近のタイプの1mmぐらいの鋼球が飛散するタイプは抜くそうです マシンガンとすると、HMGまで含むと。12.7mm重機関銃(.50キャリバー)とか #right(){(103:剣恒光 ◆YR1Hskt.M.)} **旧軍が軽機関銃に保弾板を採用しなかったのはなぜですか? 初期に試作された軽機関銃には保弾板を採用しています。 十一年式では戦場での取り回しを優先したため歩兵銃用のクリップをそのまま使えるようにしました。 #right(){(105:33)} **漫画などで機関砲弾など威力の大きな弾が人体を貫通すると、その部分が切り取られたようにきれいに無くなっている描写を見ますが、 >実際の所どんな感じになるんでしょうか 大口径の機関銃等で、肉体を撃たれると、その部分が削げ落ちたり、大穴が開い ちゃうでしょうね。 傷口は汚いですよ。 漫画には書けないでしょ。 #right(){(105:673)} **保弾板式の取り回しが悪いのってなぜですか? 歩兵銃のクリップをそのまま使えるのとわざわざ保弾板につけるのとどっちが楽かは ガキンチョでも解ると思いますが? >その初期試作銃の画像が見れる本ありますか? http://www.horae.dti.ne.jp/~fuwe1a/newpage54.html #right(){(105:831)} **重機関銃と軽機関銃ってどの様に区別されるのですか? ごく大雑把に言えば、 架台の上に搭載して使用する(あまり移動しない)のが重機 二脚程度を使ってある程度移動しながら使用できるのが軽機 #right(){(106:600)} 現在では12.7mm以上であれば問題無く重機関銃、それ以下は殆どが汎用機関銃と 呼ばれる物になっています。汎用機関銃とは基本的に軽機関銃ですが、3脚に載せて 重機関銃としても使えるというものです。M60やFN MAG、MG3などがこれに当たります。 #right(){(106:603)} 簡単に言うと、  射手が担げるのが軽  陣地等に据え付けて使うのが重 大昔は、箱型弾装や空冷銃身で軽い代わりに、弾をすぐ撃ち尽くして加熱しやすいのが軽。 (それでも当時の普通のライフルより強力) 対して重機関銃は水冷銃身や弾帯を使って、重たいけど長くたくさん撃てる。 ただし、銃身交換機構が実用化されて軽機関銃が加熱に対処出来る様になってからは、 優秀な軽機関銃は据え付けて重機関銃としても使える様になっています。 #right(){(106:605)} 605を補足すると、 MG34の出現が軽機と重機の垣根を取り壊しちゃったのね。 >ただし、銃身交換機構が実用化されて軽機関銃が加熱に対処出来る様になってからは、 >優秀な軽機関銃は据え付けて重機関銃としても使える様になっています。 この銃身交換可能な優秀な軽機関銃とはMG34のことですね。 #right(){(106:606)} **日本陸軍には各分隊に短機関銃、軽機関銃の装備はあったのだろうか? 日本陸軍の歩兵分隊には分隊あたり一丁の軽機関銃が配備されてましたです。 短機関銃は一般の歩兵部隊には配備されず空挺隊のような 特別な部隊で使用された例がほとんどでした。 例えば、昭和20年の義烈空挺隊は総勢120名中四分の一に当たる 30名が100式短機関銃を装備していました。 #right(){(107:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **日本軍では軽機関銃の実弾を十分に使用してよかったのでしょうか。何か弾をケチケチ使うような印象があるのですが。 MG34の様な機関銃とは使い方が違います。 日本に於いての軽機関銃の使用は、歩兵と共に機関銃手も突撃し、 歩兵の突撃に邪魔になる目標を狙い撃ちする為のものです。 従って、機関銃手が多量の弾薬を携行していたら、歩兵の突撃について行けず、有効な支援が出来ません。 (一応、手持ち弾薬は弾薬盒のうち、30発入り前盒を2個ぶら下げ、背部に60発入後盒を持っているので、 携帯弾薬定数は120発。これに、軽機関銃弾薬手が金属製の弾薬箱(120~150発)を抱えると言う形ですが) 一回の突撃で、数回5発ずつ発砲するとしても半分くらいは手持ち弾薬が残るという計算でしょうか。 実弾に関してはその生産量が急激に増えた訳でもなく、出来るだけ節約する方向にありました。 #right(){(107:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} >つまり同時期の米軍で言うところのBARのような物だった、と理解した方がいいのでしょうか? う~ん、位置付けはBARも同じなんですけど、自動小銃と機関銃の二兎を追う 性格が災いして、重く、反動が大きくて命中率が悪く、銃に装備できる弾薬数が さほどでもないという意味では、日本以上にあまり評価できないと思います。 結局はその穴埋めをしたのがM1Rifleだと思いますが。 #right(){(107:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **89式小銃のように連射のほかにもバースト射撃の出来る機関銃はないでしょうか? 火力で小隊や分隊を援護するのが機関銃の役目ですからバースト機能は意味がない でしょう。銃身加熱の心配だけで十分では? ヘリコプターなどに搭載されているミニガンには3秒だかのリミッターが付いてます。 #right(){(107:118)} SMGならともかく、機関銃でバースト可能ってのは聞いたことがないなぁ……。 基本的に弾幕張ってナンボの代物だし、コストや信頼性にも悪い影響がありそうだしね。 #right(){(107:119)} 基本的にバーストで撃ちます。機関銃手にとって基本中の基本ですからわざわざ 銃にバースト機能を付ける事はしません。 「六発連射」は有名ですが、実戦では7発だろうが、5発だろうが実用的には困りませんしね。 長距離の目標には10発程度で撃ちますし、突撃破砕射撃の時は引きっぱなしに近くなるでしょう。 銃自体の重さが違う(反動の影響が少ない)ので3発バーストで有る必要は無いのです。 #right(){(107:122)} 機関銃自体が弾をばら撒くのが目的と言っても過言ではないので フルオートだけの場合が普通なのです。 #right(){(107:123)} **重機関銃一つに一個小隊が全滅させられるってことは十分ありますか? 充分ある。 どころか、1丁の機関銃が歩兵大隊を壊滅させた例、 1丁の機関銃のために歩兵連隊が多大な損害を出して交代した例等などいくらでもある。 第1次世界大戦の記録や戦記を調べてみれ。 機関銃がいかに恐ろしい兵器だったかがよく解かるぞ。 #right(){(107:415)} **89式のエリコン35mmKDE機関砲の威力ってどんなもんですか? 89式に搭載されている35mmKDEの射程は6kmほどだったかな。 発射速度は毎分200発くらいに設定されてたはず。弾丸初速は約1400m/秒。 機関砲の射程とかあまり詳しくないんで間違ってたら誰か訂正頼む。 形は戦車そっくりだが、用途はまるっきり別物なので注意。 機甲科の装備である戦車と違い、89式は普通科(歩兵科)の装備。 徒歩の普通科隊員に機動力と防御力を与えるための車両だと思えばいい。 ちと高価なのがアレだが。 #right(){(108:340)} 初速が1385m/sで、1000mで60°傾けた装甲だと40mmをぶち抜くそうです。 この威力なら戦車以外の装甲車なら撃破できるでしょう。 #right(){(108:341)} **日露戦争中にロシア軍が使用していた口径37mmから57mmのリボルビングカノンについて情報を教えてください。 37-MM и 47-MM револьверные пушки гочкисаの事でしたら、 ЭНЦИКЛОПЕДИЯ ОТЕЧЕСТВЕННОЙ АРТИЛЛЕРИИのP344-345に記述があります #right(){(108:836)} **日本軍以外に軽機関銃や短機関銃にまで銃剣つけてた軍隊って他にないの? 軽機は資料がないが、機関短銃はイパーイある。 イスラエルはウージーにすら着剣してるし。 #right(){(111:247)} **機銃を連射していると銃身が過熱されるということは、具体的にどうなるんでしょうか。 >また、一度加熱されたら自然に冷めるのを待つしかないんですか? WW1当時は、銃身の過熱を抑えるための水冷式の機関銃などもありました。 WW2大戦以降は、過熱した銃身を交換するという方式のほうが一般的でしょうか。 #right(){(111:953)} 鉄を加熱したらどうなるか分かりませんか? やがて赤熱化し、さらに撃ち続ければ白っぽくなります。 触れば当然危険ですし、機構上も悪影響が出ます。 弾が熱で勝手に出てしまったりとか。 冷やすにはほうっておく以外に何の方法があるというのでしょうか? 銃身がはずせるものははずして放置するしかないです。 #right(){(111:954)} **機関銃は弾を撃ち続けたら銃身が熱くなるので交換しますが、交換した銃身ってその後どうなりますか? ほっといて冷えたらまた使います。 #right(){(111:906)} 冷やして再利用 > 交換した銃身 ただ、交換時期を逸すると曲がってしまって再利用すらできなくなります。 無事持って帰れたら記念の品として暖炉の上に飾ったりするそうです。 まあ、ものの命を大事にってのもありますが、 なにより前線では交換銃身が無限にあるわけではないので、 使い回しして保たさないと自分の命が大事でなくなってしまうという理由が大きいでしょう。 #right(){(111:system)} **A-10のパイロットが劣化ウラン弾の機銃による対地攻撃を行ったら被曝して健康被害を被るという事はあり得ますか? 劣化ウランによる被害で問題になっているのは、 砲弾の粉塵を吸入することによる体内被爆です。 陸軍歩兵ならともかく、空軍パイロットにはあまり影響はありません。 #right(){(113:202)} **日本軍の機関銃は命中精度がいいと言われていますが、それにまつわるエピソードはないですか? 旧軍ですか? 別に殊更に命中率が高いってことは無い様ですが。 弾をばらまいて敵を掃射する様な使い方より、連射可能な自動火器的な認識で、 一撃必中を狙う様な運用されることが多かった様ですけど。 #right(){(113:542)} 機関銃の場合、命中率が高い、というのはあまり自慢にならないのだ。 必要なのは弾丸のシャワーを浴びせる能力なのね。 つまり発射速度の持続性。 結果として当たってれば御の字であって、本質は弾雨による制圧効果なのよ。 もっとぶっちゃけると、日本軍の機関銃は命中率を高く「せざるをえなかった」の。 それで弾数を節約しようとしたわけね。 だから投射火力はそう大きくなく、制圧効果では列強のそれに及ばないのだ。 #right(){(324:361)} 日本の場合諸外国の機関銃に比べて発射速度が極めて遅い できるだけ無駄弾ださないように一発必中を狙ったかららしい。 92式重機なんてその際たる物だと思いますが。 #right(){(113:543)} 今の自衛隊だっていかに点切り撃ちが出来るかを評価されるからなあ 機関銃の運用思想を根本から間違えてる、当てるためじゃねえから!数撃って制圧する武器だから! #right(){(俺初質スレ30501:856)} 光学照準器はMG42にだってついてたんだが・・・ #right(){(俺初質スレ30501:857)} 弾幕を張れないのは弱点ではあるが、米軍や中国軍にとって精密な点射を行う日本軍機関銃がそれなりに脅威だったのも事実 #right(){(俺初質スレ30501:858) **機関銃の連射する動力ってなんなんですか? 発射の際のガス圧や反動や反動の慣性、 あるいは外部動力。 仕組みは基本的には同じ。 連射の動力というが、別に単射でも動力は同じ。 #right(){(114:101)} 内部動力式の連射と外部動力式の連射があります。 前者は何人も書かれている通りで、長所は外部動力不要でコンパクトなこと。 短所は不発弾があるとその場で停止してしまうこと。 また、反動やガス圧による内部動力動作は、火薬や薬量、薬莢長や弾丸重量などが変わるたびに、 遊底重量やバネなどを変更して正常に作動するよう調整。場合によっては再設計する必要があります。 外部動力は電動、ガス圧、油圧など、さまざまな方法がありますが、 短所は当然動力が必要であり、かさばること。 長所は不発弾があっても強制排除して連射を続行できること。 内部動力動作と逆に弾丸の諸元が変わっても対応が容易であることです。 変わり種として、二連銃身の機関銃で一方の銃の動作によって反対側の銃を操作するやり方があります。 これは一方が排莢する間に他方が装填できるため、効率が良く、火薬ガス圧動作でありながら 外部動力操作的な側面があります。 補足 火薬ガス圧、反動で動作する方式は、基本的に遊底がガス圧で後退し、 排莢、バネで押し戻される時に次弾装填となります。 このため高速化しようとしても銃身の腔圧、バネの強さ、薬莢や銃弾の長さ、 遊底の重さなどの制限からどうしても限界があり、無理に高速化すると作動が不確実になってしまいます。 外部動力動作は強制的に動かしますから、薬室や銃身の過熱さえなんとかなればどんどん高速化できます。 この過熱の問題まで解決したのがバルカン砲に代表される多銃身ガトリングです。 >>105で上げた二銃身連動は、通常ならバネが行う遊底押し戻しを、ペアの銃身の遊底後退によって 強制的に行うことで高速化し、内部動力動作の割に早い発射速度を安定して得ることができます。 #right(){(114:system)} **航空機の機銃について質問です。 >機関銃と言うものは、発射する前に装弾レバーを引かなければいけないと思うのですが、 >戦闘機や爆撃機の篭型銃座など、どうやっても装弾レバーに手が届かないようなものは、どうしているのでしょうか? 航空機用機銃の装填は手動で出来ないものは圧搾空気を用いるか、油圧で装填します。 http://www.warbirds.jp/ansq/12/A2003646.html ドイツのMG151/20は電気装填式です。 B-17爆撃機の下部球形銃座は銃座の外に弾倉があります。 #right(){(114:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **機関銃はどうやって狙いを定めるんですか? 同軸機銃なら主砲の照準眼鏡を利用します。 この場合、照準眼鏡との距離が長いので、横方向の修正を主砲より大きくとります。 #right(){(116:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **ガトリングガンとチェーンガンの明確な違いを教えてください。 ガトリングガンは多砲身(多銃身)の回転式。 チェインガンは単砲身(単銃身)でチェインでボルトを往復させる。 どちらも外部動力式機関砲(機関銃)に分類される。 #right(){(118:508)} **映画「ラストサムライ」で、メッキで仕上げたようなピカピカのガトリング砲が出てきましたが、 >ネットに出ている写真を探すと実物は黒っぽい銃身のものばかりでした。 >メッキが剥げ落ちたのか、それともいろいろ種類があったのでしょうか? 映画は観てないけど、金ぴかだったでしょ。 冶金工学というか、旋盤まわした経験がある人なら分かるけど、加工の容易さ。 真鍮の切削は容易。特に19世紀の金属加工技術からいうと、倣い盤・旋盤の精度が良くない。 冶具がないような生産数の少ないものならなおさら「作りやすい」もので作る。 とくに応力の少ない機関部などは製造が厄介な部品も多く、 ロストワックスなどの方法がない当時では 真鍮のバルク材から削りだすのが堅実で早い方法だったため。 #right(){(118:636)} **20mm機関砲ってのがあって、さらに40mm機関砲ができて120mm・460mm機関砲なんてのができないのは何故なのでしょうか 反動が大きくなる、設備が大きくなる、コストがかかる その口径の砲をそうまでして連射する必要性がない、 などなど、難点しかないからです。 #right(){(118:565)} >120mm機関砲とか、460mm機関砲なんてのができないのは それは「速射砲」っていうんじゃないのかな・・・。 もっとも、「速射砲」と「機関砲」って別のものだけど。 同じ弾を使う機関銃と小銃を比べればわかるように、連発式にしたらその分 大きくかさばるものになります。 技術的にチャレンジしてできないことは無いとは思うけど、 とてつもなくでかいものになってしまって実用性がないでせう。 #right(){(118:567)} 口径が3倍になったら体積と重さは27倍になっちゃう。 いままで弾を100発積めてたのが4発だけになりました、 じゃいくら威力が上がっても意味が無いし、 また現状では20mmの延長線上にはそこまでの威力も求められてない。 #right(){(118:571)} **チェーンガンですが、電動で遊底を作動させ強制的に排莢させるみたいですけど、薬莢が中途半端に出た場合、薬室を損傷する危険性はないんですか? チェーンガンに限らず、外部動力駆動系の機関銃(機関砲)は 発射時のガス圧で排莢動作が起きることはありません。バルカン砲の 中には発射ガス作動方式もありましたが(SUU-23Aガンポッド搭載)、 この場合は他の内部ガス作動同様、単にジャムって終わったようです。 #right(){(120:system)} **機関銃に使う弾で、金属製のチェーンのようなものの正式な名前がわかりません >数珠繋ぎにしてありますが、あれは、弾薬工場から出荷?された状態で既にあのようになっているのでしょうか? >機関銃じゃない鉄砲に使う時は、あのチェーンのようなものから一発一発外して弾倉に詰め直したりしてるんでしょうか? ベルトリンクと言います。あれは出荷時にはついていません。 そして詰めなおしもありません。 #right(){(121:959)} ドイツが大戦中に使っていたMG34とMG42は給弾ベルトを再利用してたよ。 弾を一発づつ手ではめ込んだり、手回し式の装弾器を使ったりした。 現在使ってる後継機種のMG3のことはよく知らないけど。 #right(){(121:961)} **WW2後の機関銃でガス圧作動式が好まれる(反動利用式が好まれない)のはなぜなんでしょうか? ガス圧利用のほうが調整しやすいから。 #right(){(俺初質スレ431:517)} **初期のガトリング砲があんまり活躍できなかったのは何で? >似たような機関銃が日露や第一次大戦であんなに猛威を振るったと言うのに。 銃口の位置が高く、また、防弾版がついてなかったので射手が狙撃されて 簡単に無効化されたから。 #right(){(462:725)} 手回し式のガトリング砲は砲架に載せて運用しているだろ。 それくらい重い代物だったから、運用の手間が野砲並で歩兵に追従するのは難しかった。 にもかかわらず、射程が小銃並みと言う中途半端な位置づけだったのがネックだった。 更に防盾もなく、砲の取り付け位置も高い為、敵兵の射線に晒されると簡単に無力化されてしまう存在だった。 それと、無煙火薬登場以前というのもマイナスになってくる。 連射をすれば凄まじい硝煙が立ち込め、狙いを付けるのは不可能となる。 無煙火薬が登場する頃にはホチキスやマキシム機関銃が出ていて、衰退していった。 #right(){(462:726)} 極初期の段階で弾薬側の加工精度の問題で信頼性不足であった点や射手を守る防盾を除けば、 本体にこれと言った問題はありません。 言うなれば、大量生産や銃撃戦の技術が未発達な時代に登場してしまったことから解決すべき 問題が出てしまった感じですか。 その後航空用として再注目される前に一度衰退します。 要は銃弾の加工精度が上がったり、防盾を装備して問題が解決された後に廃れるんですが。理由は以下の通りです。  ・大きく重い。  ・手動では大きさに見合う火力が得られない。 と言うことで反動利用式の機関銃が主流となります。 また、銃身が一本の方が冷却もしやすいですし。 で、外部動力(電気モーターやオイルモーター)が使えるようになって、圧倒的な発射レートを 得られる航空機関銃として再評価される訳です。 #right(){(462:914)} **よく映画やゲーム、アニメなんかでバルカン砲がくるくる回って回転速度が速くなってから弾を撃ちだすけど、実際にあることなんですか? 論より証拠。 #VIDEO(http://jp.youtube.com/watch?v=sALiuWg_I1k) おそらく、装填位置から発射位置まで回るほんのわずかな時間しかタイムラグはないと思われ。 #right(){(458:750)} ない。一発目から電気的に撃発される。回転が上がって所定の発射速度に達するまで0.3秒かかるが、 その間も銃弾は発射されている。むしろ、この最初の0.3秒の間の方が照準が確かだという議論がある。 ただ、引き金を離すと電気発火は停止し、給弾されたタマは回転が停止するまで単に排出されるだけになる。 この間は空転することになる。「やば」と思って引き金を離せば、その場で発射が止まってくれるということ。 [[http://www.f-16.net/f-16_armament_article5.html>http://www.f-16.net/f-16_armament_article5.html]] #right(){(458:752)} >じゃ、実際に軽機で銃剣突撃っておこなわれたの? >なんか激しく無駄のような気がするんだけど 旧陸軍の軽機は、他の分隊歩兵といっしょに駆けながら敵火点をバースト射撃で潰すのが目的なので、 必然的に普通の歩兵と一緒に突撃する事になる #right(){(378:520)} **機関銃の銃身交換とはどういう目的なのか、また必要とする銃器とそうでない銃器はどう違うのでしょうか? 銃弾と言うのは30発も撃つと銃心が激しく加熱します このまま射撃と続けると加熱により銃身が焼損してしまいます その為加熱した銃身を予備と交換する事でクールダウンし銃身命数を延長 さらには持続発射弾数(継続して射撃出来る弾数)を延ばす事を目的としています これは運用上200発以上の持続射撃を必要とする軽機関銃では必須の機構です 通常は500発前後で銃身交換をするようになっていますね 銃身交換を必要としない銃器は軽量である事が至上である自動小銃の他 軽便性を重視した主にロシアの分隊火器でこれらは100~200発で射撃を一端停止、 移動する事で時間を置き銃心を冷やすと言う運用形態を採用しています。 #right(){(317:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **歩兵が携帯するような軽機関銃って銃身が交換出来るらしいですがどのくらいの頻度で交換するんですか? 銃身の交換の理由は、連続発射の加熱によって歪んで集弾が悪くなるから 交換する場合と、ライフリングが摩滅して銃身そのものの寿命が尽きて交換 する場合との二種類となる。 発射速度が高い機関銃ほど、加熱の度合いは大きくなり、ライフリングの寿 命以前に使用できなくなる。軽機関銃であれば200発、M60は100発で交換す るらしい。交換した銃身は冷えたら再使用できるので、数本の銃身を取り替 えながら使うことになる。 マキシム機関銃は重くなるとか水を確保しなきゃならないとかのデメリットが あるものの、冷却能力に秀でた水冷にすることで、1本の銃身で1万発の連 続射撃を行った。陸戦で水冷式は廃れたが、艦艇用の76ミリ速射砲とかボフ ォース40ミリ機関砲とかで採用されている。 銃身そのものの寿命は数千発から1万発以上、内部のメッキ処理の有無に よっても変わり、64式小銃は硬質クロムメッキによって3万発の寿命があるら しい。逆にH&Kは「そんなに弾を撃つ前に兵士が死ぬか弾の補給が切れるか 戦争が終わるか銃が更新される」としてメッキなしの4000発の寿命らしい。 #right(){(606:ふみ ◆Y.QUKJBduY)} **14.5㎜機関砲弾によって普通乗用車が正面から撃たれた場合、エンジン部分で防ぐ事はできるでしょうか? 撃った距離や弾種、車の種類にもよるだろうが、ベンツや頑丈さが売りだった頃の アメ車でも、14.5mm食らったら通常弾でも容易にエンジンブロック抜いて乗員室の 人間を死傷させられる(死傷、というか当たったら確実に死ぬな)。 撃たれた距離によっては、前席の人間貫通して後席の人間に当たるだろう (勿論後席の人間もかなりの確率で死ぬ)。 #right(){(初心者スレ480:838)} **ガトリング砲って機関銃じゃないんですか? ガトリング銃ってのは現代のミニガンみたいな類を指す ガトリング砲というのは古式のガトリング砲や、A-10の機首についているようなものを指す 口径分類で言うならば、古式のガトリング砲は現代分類では銃と言うべきなのだが、 ガトリング砲が出た当時は口径で砲や銃を分類するのではなく、 一定時間内における投射鉄量(弾丸の総質量合計)をして砲か銃かを区分していたので、 昔のガトリング砲は「砲」区分 で、現代で銃分類のガトリング銃をガトリング砲と言っちゃうのは昔の区分が習慣・通俗認識として 残っちゃったから #right{(521:914)} **チェコ軽機みたいなマガジンが上向きに付いている場合のメリット、デメリットを教えてください。 メリット :マガジンがつっかえないから伏せ撃ちしやすい。 :マガジンのバネが弱りにくい。 :装填がやりやすい :ベルト式と違い複雑な給弾機構が要らないので信頼性、整備性が高い :射撃と装填を射手一人で扱える為、給弾手が不要 デメリット :マガジンの交換がもの凄くやり辛い。 :弾倉がかさばる :装弾数を多くすると自動的に弾倉が長くなるので、装弾数に限界が出る :上に弾倉が突き出るので目立ち、発見されやすい :塹壕などに射手が身を隠している時、身を隠したまま装填作業が出来ない :車両に内部装備するのが困難(弾倉がつかえるので) #right(){(344:534,537)} **旧日本陸軍の機関銃で、給弾機構がベルト式のものが無いのは何故なのでしょう。 >モデルとなった機関銃がホチキス(保弾板式)やシュコダ(弾倉式)で、ベルト式がない、という単純な理由でしょうか? >或いは日本の工作精度の問題でベルト式を使いたくても使えなかったのでしょうか。 まず真っ先に問題になったのが、弾薬規格が複数存在し どれかに統一する事から始めなければならなかったという大問題があり、 またベルトリンクの製造に必須な鉄板プレス技術が未熟で、これの量産化が困難だったのと、 リンク式の機関銃を全面的に運用可能なほどの弾薬の量産の目処がつかなかった為に 低発射速度の従来型機関銃の運用を余儀なくされた、と言う理由がありました。 理想的だったのはドイツのMG系列の量産化だったのですが・・・ #right(){(344:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} 航空機銃はベルト式も多いけど。 陸戦でも九八式水冷重機とか、四式車載重機もベルトじゃないかね。 軽機とか旋回機銃は他国も弾倉式だし、九二式重機はコピー元のオチキスが保弾板式だから真似ただけ。 でも保弾板でも機能的にはベルト式と大して変わらんよ。 #right(){(俺初質スレ432:512)} **マシンガンが連射する仕掛けは? 機関銃と言うより自動銃一般の連射原理は、自動装填の作動慣性エネルギー源により、以下の方式に分類されます。 1.反動利用(ショットガンなど) 2-1.発射ガス利用(単純ブローバック:小型拳銃や短機関銃、間をとばして重機関銃、モデルガン) 2-2.発射ガス利用(遅延ブローバック:フリクションロック式。中型以上の拳銃やトミーガンやH&Kの製品) 2-3.発射ガス利用(ガス・オペレーション:大抵の自動小銃や分隊支援火器はこれ) 3.外部動力利用(ガトリング、バルカン砲など) 動作サイクルは、発火→上記エネルギーでボルト後退開始→薬莢排出→スプリング等でボルト前進開始→次弾装填の繰り返し、ただそれだけです。 #right(){(くだらない質問はここに書け!:黒まんルゥシィ)} 実は多くのオートマチックガンというものは連射するのが普通の状態。 それをディスコネクターなどの余分なパーツや機構を使って一発ずつで止まるようにしているのだ。 たまにこのパーツが破損したりして、フルオートになる事故が発生している。 #right(){(くだらない質問はここに書け!:名指しさん)} **戦争映画でよくマシンガン撃ってる奴の隣で弾支えてる奴がいるけどあれは何か意味があるんですか? ベルト給弾(弾が金属や布のベルトで繋がれててそれを銃の装弾口に 送り込むことで弾を込める機構)式の機関銃は給弾ベルトをだれかが 支えていないと、ベルトが引っかかったり自重で垂れて上手く送られ なかったりする。 そうすると弾が詰まったり銃が故障したりするので、それを防ぐ為に 脇にいる装弾手というポジションの兵が給弾ベルトを支える。 装弾主の本来の役割は弾薬箱を持ち運ぶことと、給弾ベルトを使い 切ったら新しいのを銃に装填すること。 #right(){(334:219)} **ベルト給弾式には発射速度以外にどういったメリットがあるのでしょうか >昔の箱型弾倉の軽機関銃でも毎分100発以上、ブレンガン(三脚架)や、九二式重機で毎分250発と思ったより >高速でMG42系を除くベルト給弾式と遜色無い発射速度となるようなんですが >本当にこんな高発射速度で射撃できたんでしょう? ベルト給弾式にも世代があって、布弾帯だと弾帯の長さによって連続発射単位が決まってくるよ。 金属リンクでも長さが規定のものと、分離リンク式の場合は箱にたとえば百発入りで渡されたとしても、 次の箱を開けて次々につなげて延々と長いベルトを用意しておくこともできる。 本当にこんなに高速で発射できたのか? の部分だけど、銃身を交換したりもあるので、250発1分あたりがきりの良い限界になる。 #right(){(587:703)} **車両や後方の兵員向けという事で開発されていたPDWは実際にそういった場所に配備されているんでしょうか? ごく少数の採用にとどまっています また軍用としては極めて限定的な用途でもあり、同様の任務なら短縮小銃で事足りますので 当初のコンセプトである「個人防御火器」としての用途は殆ど有りません むしろ変り種短機関銃としての性能が、限定された条件下で有用とされていますが。 #right(){(333:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **SAW兵は後方で制圧射撃をして、敵が動けない間に小銃兵が突撃して制圧っていう認識であってる? SAW(分隊自動火器)は、基本的に小銃の火力を補う目的の装備ですから 歩兵と連携して、同時に前進する為の火力投射をします 後方からの火力支援は小隊機関銃たるM60またはFN-MAGによって行なわれ なので戦闘距離は小銃と同等となり、撒布界で言えば相当狭いです よって命中精度以前に、小銃と同じ目標を制圧する事になります。 #right(){(594:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **機関銃を銃身温度無視して撃ち続けた場合どうなるんでしょうか まず、熱で銃身が歪むので弾道が狂い、まともに弾が飛ばなくなる。 そのうち加熱した銃身の熱が薬室も過熱させるので、薬室に装弾した ら即座に発射薬が爆発するようになり、トリガーから指を離しても 弾が発射され続ける暴走状態に陥る。 #right(){(325:220)} **マシンガンと呼ばれる種類の銃の有効射程距離を知りたいのです マシンガンを機関銃としてお答えしますと 400mから800m~1200m大口径のM2で2400m程度が有効射程とされています これは口径と支持方法によって変動しますが概ね800m辺りが平均値ですね。 #right(){(297:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **水冷機関銃はなぜ廃れたのか? 水冷機関銃の欠点は言うまでもなく、重量、水補給の必要性、水漏れや錆、水垢の問題など、 限りなくあります。にも関わらず水冷機関銃が使用されたのは、単純な空冷では熱の蓄積による銃身の軟化、 これに伴う銃身寿命の低下、命中率の低下から銃の損傷、クックオフの発生などの問題が生じ、長時間 戦場を制圧し続けることができなかったからです。 そこに「撃ちながら銃身を替えればいい」という革命的な発想の転換があり、一本の銃身を水で冷やしながら 使い続けるかわりに、銃身を簡単に変えられる設計として、銃身が熱くなったら取り替えて撃ち続ければいい、 となったわけです。で、その銃身は横に置いて冷やしておいて、また交換する、と。交換間隔を長くしたければ、 鉄を増やして分厚い銃身(HV、ヘビーバレル)として、熱容量を稼ぐ。これを前提として、現代の重機関銃、 軽機関銃は、銃身交換を行うことによって水冷を不要としたわけです。銃の設計と人間工学的な (うっかり熱い銃身つかんでやけどしないように)工夫によって、銃身交換が戦場で簡単に行えるようになった結果、 水冷機関銃は必要性を失ったということです。 ちなみに、銃身交換が簡単にできない場合は、銃身の数を増やして冷却時間を稼ぎます。 ガトリング機関銃は、熱負荷が1/3~1/6になる上、回転による冷却効果も期待できますから、 銃身交換なしでもある程度連射できます。しかし、規定時間以上の射撃を続けると 否応なく過熱が生じます。6本の銃身全部が過熱した結果垂れているミニガンを 飾ってあるバーがアメリカにあるそうな。 #right(){(671:system ◆systemVXQ2)} **演習のとき、機関銃の銃口につけるキャップのような部品の名前ってなんていうんですか? 銃口につけるものは「ブランクアダプター」 映画の撮影用小道具等で、実弾が発射できるように戻す必要がないので銃身に詰めたままにする ものは「チョーク」と呼ぶ #right(){(278:825)} **銃身交換のできない機関銃で、過熱した銃身に水をかけるなど、緊急の手段で冷却した場合、 >銃身の寿命や命中精度を落とすことにはならないのでしょうか? 銃身交換を考慮していない機関銃は、その運用については前線と共に移動しながら火力を発揮させるというものでした 従って銃身を冷却する必要に迫られる程連射する事は考えられていません そのため銃身を冷却するような連射をすれば途端に銃身の歪みや精度の低下 最悪の場合は銃を破棄しなければならない重大な故障を招く事がままあります まあ赤熱する前であれば水や小水で応急的に冷却して持続射撃の延長を図れました しかし下手をすると銃身が曲がるくらいならまだ良いですが、最悪の場合銃身が破裂して重大な傷害を負うことがあります。 #right(){(262:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **銃身加熱についてなのですが、最終的にどのようなことが起こるのですか? >そこに至るまでの経緯も教えてください。 熱くなり、銃身から陽炎が立って照準の邪魔になり、銃身内の摩耗が進み、 銃身に触れる部品からいやな匂いがし始め、煙が出たりひどい場合には出火し、 銃身が赤熱し、歪み始めて弾着が狂い、薬室も過熱してくるので、 装填したとたんに勝手に発射したりし、最終的には銃身は垂れる、 装填撃発機構も膨張と歪み、焼き付きでいかれる、といった感じでしょう。 #right(){(698:system ◆systemVXQ2)} そして、射手は火傷し、最悪の場合は銃身が破裂して それで、腕や顔が吹っ飛んだりズタボロに #right(){(698:401)} >顔も吹っ飛ぶのですか? たかが数gの爆薬でw 発射ガスのみでも至近距離なら相当の傷害を受けますが 銃身や部品などの金属小片が飛来する為にさらに大きなダメージを受けます 空き缶の切れ端でも皮膚がスッパリ切れるのと同じ事ですね。 >銃身が破裂したら銃弾が破裂したときと同様の被害という認識でOKなのですか? #right(){(698:)} 薬室に装填された銃弾が、銃身内での停弾などの理由で密閉された場合 発射ガスの圧力は異常に高まりそれによって銃身が破裂する事で 薬莢と銃身の破片がちょうど手榴弾の弾片と同様の効果をもたらします。 #right(){(698:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} 銃身が破裂する原因が、筒発といって、銃身の中で銃弾が破裂することによって、その外側の 銃身が破裂することなんだが。銃身単独で、破裂するわけじゃないよ。 #right(){(698:413)} **機関銃の発射速度は何で決まるのですか? ボルトの重さによって決まる。レートリディューサーを装着して いる場合には、それによる調整もあるけど。 #right(){(俺初質スレ711:18)} あとリターンスプリングの硬さも 厳密に言えばボルトキャリアとレシーバーの間の摩擦とかも #right(){(俺初質スレ711:20)} **M27IARみたいなSAWってアサルトライフルとどこが違うんですか? 基本は同じだけど連射持用にフォアエンドが付き弾丸の初速を増大させて射程を延長するため銃身長が長く 銃身の過熱対策として肉厚になっていて長くなった銃身にあわせてバヨネットラグの位置が変更されてる #right(){(俺初質スレ2050:350)} **機関銃の弾丸って人が運んでたの そりゃ車載火器でもなけりゃ射撃時には銃本体も弾薬も車輌から降ろすからね 基本的には現代の軍隊は基本的に機械化・自動車化されてるが、車輌が通れない地形もあるし #right(){(俺初質スレ50501:743)} 野砲や山砲が入れないようなジャングルや山岳にもすいすい入っていく92式歩兵砲は敵軍からは脅威だった 使う日本の兵としては重労働で泣けるけど #right(){(俺初質スレ50501:744)} それも弾薬手の仕事 戦闘前は弾運びで、戦闘中は射手の補助をする #right(){(俺初質スレ50501:745)} ドイツ軍の場合で、200発入りの弾薬ケース2個、予備銃身2本が弾薬手の装備 #right(){(俺初質スレ50501:746)} ----

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
記事メニュー
目安箱バナー