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ロシア機」(2023/12/18 (月) 00:12:49) の最新版変更点

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#CONTENTS ---- **スーパーフランカーとは、いかなる戦闘機ですか? スーパーフランカーはSu-35, Su-37あたりの、Su-27能力向上型の総称です。 Su-35はカナード翼付加とデジタルフライバイワイアの完備、マルチロール化。 Su-37はそれに加えて高度なベクタードスラスト(排気偏向)能力。 ともにプロトタイプは飛行ずみです。 #right(){(8:system)} **昔のロシア(旧ソ連)製の戦闘機って、なんであんなに航続距離が短いんですか? エンジンの燃焼効率がわるいかも。Mig29なんか黒煙出してるし。 あと、計算法の違いかも。増漕使用、不使用の差。 #right(){(8:31)} おっしゃるとおり、旧ソ連機は自基地近くでの運用を想定していました。 侵攻制空型のアメリカ空軍と異なり、基本的には米爆撃機迎撃用の空軍であり、国防軍だからです。 逆に米空母艦隊補足用の航空機は当然航続距離が長いのですが、戦闘機はありません。 いくら航続距離を延ばしても、空港持参の空母艦載機と正面から戦うのはハンディがありすぎるし、 結局は空母を沈めればいいと言う事で、長射程対艦ミサイルで良し、ということになったのでしょう。 #right(){(8:39)} **ロシア(ソビエト)製の”スホーイ”という名前の戦闘機がありますよね。この名前の由来をご存知の方、教えてください。お願いします。 スホーイ設計局で設計された飛行機は「Su(スホーイ)-xx」と呼ばれた。Su-7とかSu-24とか。「スホーイ」ってのは人の名前。 #right(){(8:58)} **旧ソ連制の軍用機にはNATO側のコードネームがつけられてますが(Mig23の”フロッガー”など)逆に西側軍用機に対するワルシャワ条約軍のコードネームはおおやけになっているのでしょうか? 旧東側と違って西側は機体名など結構な量の情報を公開していますから わざわざ別にコードネームを付けていなかったと思います #right(){(9:つーか ◆5wd/bYPg)} **ロシアのMig-ATってどんな飛行機なんですか? ロシアは L-29に代わるジェット練習機を競争試作、それがMiG-ATとYak-130。 MiG-ATは AIDC AT-3(台湾)に似た構成の冴えない機体だがその分安いらしい。 一時はYak-130が選定されたと報道されたが、その後他の計画と同様金が無くて話が進んでいないようだ。 そこでMIG-MAPOは、フランスと手を組んでアビオニクスを西側に合わせ輸出で金を稼ごうと努力している。 (Ml-28 vs Ka-50と同様の経過だな) #right(){(10:G_Tomo)} **大昔に北海道の空港にに亡命で着陸した戦闘機があったとおもいますが、機種すら思い出せません。その後どうなったのでしょうか? 函館空港に着陸後、自衛隊はソ連空挺部隊の奪回作戦に備えて緊急出動したり、海上では自衛艦が数隻配置に付きました。 (出動した方に聞きましたが、省略・・) マスコミ向けにはMig-25の説明パンフが(図解入り)が配られましたが、それも途中で取りやめになりました。 搭載電子機器は出力側が真空管だったので、評論家がソ連は古いって話が出ましたが、それはEMP対策だったようです。 機体の構造などもマッハ3の加熱対策でジュラルミンではなく鉄板を使用してるなど、聞いた覚えがあります。 4~5年前に亡命パイロットその後をテレビ番組でやってました。 #right(){(11:一等自営業 ◆kawD31MU)} >ところでパイロットはその後無事に生活できたのでしょうか? 何でも、米国に行ってかの地で再婚(ソ連時代に結婚していたけど、事実上離婚状態)し、また離婚。 で、ビジネスとしてウルトラライトプレーン製作会社の共同経営者となっていたそうです。 #right(){(11:名無しさん@眠い人 ◆ikaJHtf2)} **自衛隊がロシアから研究目的でフランカーを購入するというハナシはどうなったのでしょうか? その話は米軍の横やりで無くなりました 今まで米空軍機を使っていた自衛隊が、まったくフォーマットの違う戦闘機を導入すると、 整備、維持、訓練等の面で問題が出るかもしれません でも研究、訓練用に2,3機欲しいですね #right(){(11:⊂(´ー`⊂⌒ヽつ)} 確かバブル崩壊と調本の事件で立ち消えになったんじゃないでしょうか。 旧共産圏からの兵器の購入については、正面装備(戦闘機、戦車)以外 で、NATO或いは米軍が採用したものであれば、採用される可能性があるでしょう。 そう言う意味では、今後NATOに加盟するポーランド、チェコ、ハンガリー 辺りの兵器が採用されるかもしれません。 #right(){(11:名無しさん@眠い人 ◆ikaJHtf2)} 一応、空自パイロットがロシアでフランカーに乗ったことは事実じゃなかったっけ? 軍事関連じゃない雑誌でも”自衛隊フランカー購入か?”みたいな記事が出てたし。 まあ、その話に尾鰭が付き、ジョークサイトとの相乗効果で信じている人が多いのかと。 #right(){(97:541)} Su-27をアグレッサーとして導入したくて、ロシアに調査団を送って搭乗体験した 結構いい機体だったのでちょっと欲しいな~って思ってたら ロシア側が十数機を買わせようとしたからお流れになったって話を聞いたことはある #right(){(107:450)} パイロットが体験搭乗しに行ったのは事実。 本気で導入しようとした形跡は無い。 #right(){(107:455)} **ロシアがソ連だったころ、日本上空に頻繁に侵入してきた偵察機があったと思うのですが、なんという機種でしょうか? >また。彼らの偵察目標、どこからきてどこへ帰るのかも教えていただければさいわいです。 Tu-95ベア爆撃機を偵察機にしたものが割と多かった。 4発のプロペラ機で沿海州あたりから日本のレーダー基地とかスクランブルの反応を見るため飛んでたのかな。 航続距離は相当長いらしいので日本海沿岸に添って領空侵犯すれすれで飛んでたりとかした。 #right(){(15:526)} 領空侵犯はそれほど頻繁ではなかったよ。(多くて年2回とか) 防空識別圏に入ってスクランブル受ける事は、多い年で1000回近い事が合った。 #right(){(15:G_Tomo)} **Su-27の実力って実際どれぐらい? 米国が実施したSu-27/Su-35との戦闘シミュレーション結果(被撃率) U.S. F-22 10.1 : 1 (10.1 Su-35s lost for each F-22) European Typhoon 4.5 : 1 French Rafale 1.0 : 1 Russian Su-35 1.0 : 1 U.S. F-15C 0.8 : 1 U.S. F-18D 0.4 : 1 U.S. F-18C 0.3 : 1 U.S. F-16C 0.3 : 1 イギリス防衛評価研究所(DERA)の試算 改良型Su-27(Su-35相当)との性能比較 F/A-22 "Raptor"        9:1 - 10:1 Eurofighter Typhoon       3:1 - 4.5:1 F-15 modernisiert(J改相当) 1.5:1 F-15E "Strike Eagle"     1.2:1 Rafale               1:1 F-18E/F "Super Hornet"   1:1.2 - 1:3 F-15C "Eagle"(pre相当)   1:1.3 ← 非MSIP F-15 F-18C "Hornet"         1:3.8 F-16C "Falcon" (Block 40)  1:3.8  ステルス性(RCS)比較            RCS(dBsm) RCS(平方m) RCS(平方ft) F-15 Eagle         +26   400    4,305 F-4 Phantom II      +20   100   1,076 Su-27             +12   15     161 F-16 Fighting Falcon   +7     5       54 F-18E/F Super Hornet   0     1      11 Rafale            0      1      11 Typhoon           -3    0.5      5.5 F-22 Raptor         -22   0.0065   0.07 参考サイト http://www.airpower.at/flugzeuge/eurofighter/faq.htm http://www.eurofighter-typhoon.co.uk/Eurofighter/tech.php #right(){(次期F-Xについて考えるスレ21:3*一部加筆)} **MiG-25はループできるんですか? クリーンな状態ならできると思います。 #right(){(10:system)} **ロシアの航空機はウォッカで飛ばす事ができるってホントですか? 昔の飛行機(第二次世界大戦時)ならアルコールで飛ばすことは可能 でしょうが、今のは無理なんじゃないの? (ロシアの軍用ウォッカはそれだけの純度があったはず。 でも、そんなことをするくらいなら、兵士の腹ん中に収まっている。) #right(){(11:名無しさん@眠い人 ◆ikaJHtf2)} **Su-32FN/Su-34は並列複座、Su-30MKは縦列複座。おなじシリーズなのに任務が重なる機体があるのはナゼでしょう? 要求仕様の違いではないでしょうか。 Su-32FNは兎も角、Su-34は長距離戦域爆撃機で、Su-30MKは複座多用途戦術機ですから、 並列複座にしたものは、長距離飛行における居住性を考えたのではないかと思いますね。 #right(){(16:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **以前アメリカがモルドバからMiG-29を一飛行隊分購入したと思うのですが、その後購入された機体はどうなったのでしょうか? もともと地域的な戦力バランスの狂いを矯正するために買い上げたのであり、さっさと 一部を除いてスクラップになったようです #right(){(20:194)} **Su-34や35,37は後ろ向きにもミサイルを発射できるそうですが、どうやって発射するんでしょう? 単純に後ろ向きに搭載するようですね。 発射するミサイルはR-73(AA-11アーチャー)赤外線追尾空対空ミサイルです。 #right(){(27:名無し軍曹)} 搭載AAMは180度ターンが可能で前方に発射後くるりと旋回(回転?)しまふ #right(){(27:485)} **Mig21にはなにか根本的な問題があるのですか? インド空軍のMig21はほとんどがライセンス生産機です 特に23mm機関砲を胴体下にパック装備したML(だったと思う)は1970年代の生産ですが、 インドの技術力が超音速機の生産に必要な水準には追いついていなかったようで生産直後から墜落事故が多発し、 インド空軍内でも大きなスキャンダルになっています 今回の事故は訓練型のようですが、この生産技術の低さに加えて、インド空軍は操縦訓練の厳しさ(乱暴さ)で知られているため、 事故多発は半ば当然といっても良いでしょう #right(){(28:819)} **ベトナム戦争のMIG21は機関砲搭載してましたか? もっとも初期のMig21Fは30mm機関砲を1門搭載 もっとも多く使われたタイプのMig21MF(タイプ名には異説あり)は 機関砲を搭載していません 末期には23mm2連装機関砲を搭載したタイプも配備されていたようですが 実戦で確認された記録は見当たりません #right(){(29:153)} **Mig23の可変後退翼が手動操作なのは何故ですか? >速度計と水銀柱を使ったアナログコンピュータでも使えばいいのに。 F-111もそうだけども、当時のVGにはマッハ数に合わせて 後退角を最適化して空戦能力を上げるなんて発想そのものがなかった。 当時は離着陸時に後退角を小さくし、高速時には大きくすれば十分だと思っていた。 F-14以降だよ、自動制御の発想と能力が出て来たのは。 #right(){(39:240)} **スホーイシリーズの中でSu-27だけをフランカーと呼ぶのでしょうか? Su-27, Su-30, Su-32, Su-33, Su-34, Su-35, Su-37 上記の機種はすべてSu-27もしくはそれから発展して出来た機種です。 厳密に言えばどうかという問題はべつとして、フランカーと呼ばれる事は多いですよ。 #right(){(40:459)} **Mig15やMig19はF-86にクリソツですがこれはコピーしたのでしょうか? この当時の戦闘機開発にはドイツの技術が大きな影響を与えています。ジェットエンジン等の 実用化もドイツ空軍が先駆けでした。で、大戦終了後、戦勝国はドイツの技術者を何とか自国 に連行して他の国よりも多く最先端技術を入手する事に必死でした。 航空関連もしかりで、ソビエトもアメリカも争うようにドイツの技術者を連行していきました。 で、連行された技術者に図面を引かせたわけです。 元々、同じ国の研究室に居た技術者がそれぞれの別の国でジェット機を作ったのが、アメリカは F-86.ソビエトでMigとなったわけ。つまり、元は同じ畑の人間がそれぞれ図面を引いたんで 似たような形になったわけですな。 #right(){(41:404)} **フランカーが出している、尾部を放り出すように逆Uの字型に旋回する技はなんという名前なんですか? コブラの応用編で「クルビット」と呼ばれてるマニューバーです。 #right(){(41:489)} **米軍がソ連製のミグやスホーイなどを持っているようなのですが、あれはどういった理由からでしょうかね? 敵兵器を使っての演習とかに使用。 #right(){(47:145)} 研究用がまず一つ。敵を知り己を知ればって奴ですね。 #right(){(47:147)} >ではミグやスホーイの獲得手段は? MiG-21の場合ですが、Mossadがシリアのパイロットを買収して、イスラエル に亡命させたりしています。 そのほか、ソ連の装備体系から西側の装備体系に転換したエジプトからも バーターでいくつか購入しています。 大抵がシリア→イスラエル経由で、たまにエジプト経由というのがありますね。 #right(){(47:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **旧ソ連ってなぜ、射出座席は西側に比べあんなに優秀なのでしょうか? 機体が人命軽視だったから(VTOL中にリフトエンジンが故障すると すぐにあぼんになるフォージャーとか)。 #right(){(50:271)} **ミグの飛行機は何故、奇数番号なのですか? 旧ソ連空軍では戦闘用航空機を命名する場合、戦闘機(戦闘攻撃機含む)には奇数 爆撃機(哨戒機含む)には偶数番号を当てました ミグ設計局は戦闘機に特化した設計局でしたので、奇数ばっかりになっちゃったわけです #right(){(53:208)} 偶数、奇数の使い分けの理由は注意が分散される戦場での間違いを防ぐ フールプルーフ処置です #right(){(53:210)} **MiGに偶数番の戦闘機というのは、何故ないのでしょうか? MiGの偶数番号機は大概そのひとつ前の輸出型です。 (22なら21の、24なら23の)  何故奇数と偶数なのかは、わからないですけど・・・。 #right(){(63:109)} MiGの場合、戦闘機は奇数に、その他の機体は偶数になります。 戦後直ぐですが、ラディカルな形態のMiG-8と言う民間向け軽飛行機を 作ったことがあります。 #right(){(63:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **ミグ19の先っちょはどうなってるんですか? インテイクです。エンジンのための吸気口です。 #right(){(66:550)} >レーダーとかどこに付いてるんですか? レーダーが付いているタイプと付いていないタイプがあります レーダーがついているタイプはインレットの仕切り板と インレット上部に送受信部を分けて設置しています #right(){(66:557)} **ドイツ空軍は旧東ドイツ空軍から引き継いだMiG-29の運用を止めたと聞きましたが、なぜですか? 機種が増えると運用に手間だからです。 #right(){(66:580)} ドイツ軍人の話によると、ミグはドッグファイトならF-16とも同等にやれるけど、 電子兵装が糞だからだそうです。 #right(){(66:587)} 基本的には>>580+>>587 旧西独の装備と全く異なる規格で運用コストが酷く高い。 そのコストを払ってまで運用を続けるほどの性能はない、という理由。 #right(){(66:588)} 高射砲を、「上空のある一定の空間に、炸裂弾を送り届ける装置」と考えてください。 接近する爆撃機の部隊が、丁度この狙った空間に入るようにするには、狙った空間に できるだけ正確に、かつなるべく迅速に送り届けられる事が望ましいです。なぜなら、 到達するまでの時間が長ければそれだけ大きく進路の予想を立てねばならず、 照準が難しいからです。 ロケットは、最終的に到達する速度は設計によって地上で使用する範囲の速度域に おいてほぼ自在に伸ばせますが、砲弾に比べ加速に時間がかかります。しかも、 砲弾が弾頭だけであるのに対しロケットは推進剤を持たねばならないので、弾体の 大きさが大きくなります。 すると、ロケットは砲弾に比べ目的地に到達する時間も長く、しかもそれだけ風の 影響や重力による落下の影響を受けて照準が狂いやすいのです。標的が地上物 のように殆ど移動しない物ならこれでもいいのですが、相対的に非常な高速で 移動する航空機の群れに対して正確に「狙った時間に、狙った範囲に」炸裂弾を 送り届けるのは難しいのです。 #right(){(68:490)} 実際問題としてそれらに対抗するために 次の世代の戦闘機が開発されてます (MiG-29しかりSu-27しかり) そしてそれらの機体ですら部分的には F-15やF-16を上回っている部分もありますが 総合的に見ると絶対有利とは言い切れません でもそれは戦闘機の性とも言えることで 後発の機体の方が有利で当たり前です ともあれ ひとつの時代を作ったMiG-25は評価されてもいいと思います MiG-25のことなら 文林堂の「世界の傑作機」シリーズあたりがオススメです 複座型や防空網制圧型の貴重な情報がありますよ #right(){(68:588)} **MIG-29がドイツ人による設計って聞いたんですけど本当ですか? 設計陣の中にワルデンベルクと言うドイツ名前の技術者がいるが、 恐らくドイツ生まれではなくてドイツ系(ユダヤ系?)のロシア人だろう。 #right(){(68:914)} **ベトナム戦争当時に北ベトナム軍がMiG-23/27を導入していればアメリカのF-4戦闘機と互角に戦えたでしょうか? MiG-21よりも複雑なMiG-23を運用できたかによる #right(){(75:362)} MiG-17でも互角以上の戦いが出来ました。 MiG-21程度で十分な戦いが出来ています。 別にMIG-23は必要なかったのではないかというのが見解ですし、MIG-23 自体が実戦投入される頃には、F-14なりF-15が実用化段階に入っている頃 だったりします。 #right(){(75:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **ロシアの戦闘機のマーキングは今でも”赤い星”なのでしょうか? 赤い星のままです。 彼らがそれでいいと思ってるならいいのです。 #right(){(78:214)} ロシアの国籍表示は未だに赤い星です。 帝政の頃は兎も角、その後赤い星が定着しているので今更換える必要は ないと判断しているのだと思います。 #right(){(78:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **ロシアの戦術偵察機って何を使っているのでしょう? MiG-25やSu-24の偵察型は合計200機程度あり、 半分は稼動するでしょう。 ロシアの航空戦力はいまだに強大です。 #right(){(79:257)} **Su-27 Mi-25みなさんはどう読みますか? Su-27(すほーいにじゅうなな) Mi-25(みるにじゅうご:もしかしてMIGの誤記?) ロシア語で読むこともあるが、 通じなければ意味は無いと考えているので通常はこのように。 #right(){(79:889)} **MiG-31って実戦経験ありますか? 知られている限りではない チェチェンあたりで使われたことはあるかも知れないが 相手にMiG-31を攻撃できる機種またはSAMがあったとは 思えないし #right(){(82:548)} **Su-34のトイレとギャレーが映っている写真は1枚も見たことがありません >のってるサイトや本があったら教えていただけないでしょうか? Su-34のトイレとギャレーはコクピット後の「コブ」の部分にあると いろんな資料に書いてありますが、私も写真は見たことがありません。 見つけたら大変貴重な資料になると思います。役に立たなくてごめんなさい。 #right(){(82:system)} **MIG-25には与圧キャビンや気密服等が標準装備されているのですか? 高空でのミッションが想定される場合はちゃんと気密服を着用します。 "SPACE ADVENTURES"という会社はMiG-25で 成層圏まで上昇する体験飛行を12.899ドル(15.220ユーロ)で行なっているそうな。 #right(){(84:376)}※リンク先消滅のためリンク削除 通常ミッションで4万メートルまであがることはないだろうと思いますが 高高度ミッション時には与圧服と与圧ヘルメットを着用するとあります もちろん通常ミッション用の装具もありますから 標準装備といういうよりは任務によって装備することもある ということだと思います #right(){(84:399)} **北朝鮮の一番強い戦闘機はSu-27だっけ? Su-27は持ってねーぞ。Mig-29 > 朝鮮民主主義人民共和国 #right(){(85:741)}※ライセンス生産はしていないので修正 **フランカー系がラファール、タイフーンより高性能ってことは無いってほんと? 非常にあいまいな答え方になってしまいますけど。 世代的には Su-27 よりラファールやタイフーンのほうが一世代上ですから、 普通に考えればSu-27より高性能と考えるべきかと思います。 まぁアビオニクス関連は格段に上でしょう。 #right(){(87:692)} **なぜミグ戦闘機よりもスホーイ戦闘機のほうが売れるのでしょうか。 近年戦闘機のマルチロール化が進んで、搭載量の劣るMiG-29よりSu-27系列の機体を ユーザーが欲したという事情もあります。 また裏事情として、ロシアは積極的に兵器を輸出するために兵器輸出公社「ロスボルジェニエ」 を設立して兵器の売込みを始めましたがミグMiG MAPO (Moscow Aircraft Production Organization) はそれに所属せず独自の売込みを図りました。 そのためユーザーの食い合いになって結果的にMiGが敗れたという事情もあります。 #right(){(87:629)} **Tu-16に雷撃型があったって本当ですか? Il-28なら雷撃型があり、中国では近年まで使っていました。 Tu-16Tとして初期の限定生産型に有ったみたいです。 1965年頃、これらの機体で生き残っていたものは、 Tu-16Sと言う救命ボート投下Versionに変更されています。 #right(){(90:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}確かまだ現役だったような→近年まで使っていました。に修正 ジェット機で雷撃 魚雷は爆弾などより繊細な構造を持つため、高々度からの投下、高速度からの 投下は出来ません。低空低速でないと壊れてしまいます。ジェット機で低速に すると回転数が落ち、エンジンの原理上スロットルを開いても出力が戻るのに レシプロエンジン以上に時間がかかります。低空に付き物の気流の乱れなどで いきなり高度が落ちても対応できず、墜落してしまいます。回転数を保ったまま 低速を維持するためには、エアブレーキを開き、脚を降ろすなどして対気抵抗を 最大にするしかありません。それでも回転数は鈍いレベルまで落ちるでしょうし、 そのような形態ではまともな機動は出来ませらし、気流の影響も受けやすくなります。 ジェットで雷撃、は絵にはなってもメリットが考えにくい用法なのです。まあ それしか攻撃手段がなければ、A-10のような専用機体を開発する事になったでしょうが。 #right(){(90:system)} S-3(ジェット機)は装備品リストに短魚雷があって 使用時には抵抗傘を開いて投下することになってる まぁ対潜水艦用にはこれで充分なんだろうし、水上艦 向けでもそんなに差はないと思うなぁ ハープーンとか使った方がずっと楽で安全だけどさ #right(){(90:214)} 水上艦を魚雷のソナーで探知、追尾するのは容易ではありません。 航跡追尾、パッシブ音響追尾なら可能でしょうけど。 でも、おっしゃる通り、わざわざ魚雷使う必要はないですね。 #right(){(90:system)} 潜水艦は対空砲やSAMを撃ってこないからね。あと、護衛の戦闘機もいないし。 #right(){(90:216)} **フォックスバットのほうがフォックスハウンドよりも速く飛べるんじゃなかったっけ? 低空ではフォックスバットのほうがフォックスハウンドより遅い #right(){(91:424)} そもそもMiG-25の最高速度はマッハ3.2じゃないし。 量産機の最高速は、機体構造を解析した結果、マッハ2.8が米軍の見解。 マッハ3.2と言うのは、1971年にイスラエル軍のレーダーに捕らえられた時の値。 まあ、偵察型のMiG-25Rは、カタログデータではマッハ3.2を謳っているが。 #right(){(91:426)} >米軍の推定値と実測値のどちらを信じるべきかな? レーダーによる測定には誤差がつきもの。 特に今から30年も前の技術だとドップラー効果の測定にはかなりの誤差がある。 オペレーターがスコープ上の移動速度から割り出したのだとすれば、数十%の誤差が出て当然。 #right(){(91:428)} そもそもミグ自体が既にデータを公開していて、最大速度時速3000km(≒M2.88)と明らかにしている イスラエルの「計測データ」には情報操作が言われているし、 そもそもレーダー観測で速度は正確には計測できない #right(){(91:429)} **たぶん戦闘機だと思うんですけどミグ22、26、32ってどんなのですか? 存在しません。 ミグの戦闘機は、奇数番号のみです。 #right(){(92:244)} ソ連(ロシア)の航空機命名規則では、戦闘機は奇数、それ以外の機種は 偶数と決まっています。 #right(){(92:249)} >>249 Tu-95 #right(){(92:250)} 既に見事な反例が示されているが他にも Mig-27攻撃機 Su-25攻撃機 Su-7/17攻撃機だとか Yak-28迎撃機 Tu-128迎撃機 といった例外がある、、、 しかし質問のMig-22,26,32はいずれも存在しない機体の様だ #right(){(92:251)} >Mig-27攻撃機 >Su-25攻撃機 >Su-7/17攻撃機だとか これらはいずれもソ連的には「爆撃機」の扱いだったと思う。 >Yak-28迎撃機 >Tu-128迎撃機 こちらはどちらも原型が「爆撃機」でその番号を引き継いだ。 それからTu-95は、もともとはツポレフ設計局の番号だったんじゃなかったかな。 #right(){(92:252)} >これらはいずれもソ連的には「爆撃機」の扱いだったと思う。 「戦闘機」と言いたいのではなかろうか? #right(){(92:253)} 「戦闘機」の定義が、旧ソ連と西側では違う罠。 #right(){(92:254)} **Mig21bisというような表記をよく見るのですが、bisの読み方と意味を教えてください 読み方:ビス 意味:改良型 #right(){(93:57)} bisは「2度目」とか「再び」という意味のフランス語で、ソ連では戦前から「改良型」の意味で使われてきました。 フランス語での読みは「ビィ」ですが、ロシア人が実際にどう発音していたのかはわかりません。 ちなみに「3度目」という意味のフランス語「ter」(テール)も使われており、ポリカルポフI-152、I-153はそれぞれ I-15bis、I-15terと記されることもあります #right(){(93:59)} ロシア語ならばбис(bis)の発音はビスあるいはビースだな。 #right(){(93:65)} >これまでここではイタリア語説、ラテン語説が紹介されていたがいったいどれが真実なんだ? ラテン語から、仏・伊語になったんじゃないか? 仏伊共、印欧語族のロマンス系だし。 ロシア語も、仏語と縁が深いから、そこから導入されたんだろう。 #right(){(93:141)} **ソ連・ロシアの戦闘機の練習機型についている「UTI」って記号の意味を教えて下さい УТИ= Учебно-тренировочный истребитель 直訳すればまあ「教育訓練戦闘機」ってとこかな。 #right(){(95:913)} リースするつもりが、ロシア側からは10機単位の購入を迫られて断念だったはず。 #right(){(97:剣恒光 ◆YR1Hskt.M.)} **その昔パリ航空ショーでSu-27がブガチョコブラという特殊な飛行をしたのを見た西側関係者が驚いたとの話がありますが、 >これはどういった理由で驚いたのでしょうか? 飛行機が上を向いたまま、墜落もせず、普通に飛んでいれば誰でも驚く #right(){(97:492)} 迎撃機と推測してた大型戦闘機が あんな動きをすれば驚きも倍増 #right(){(97:493) **イェルモレイエフYer-2、これの逆ガル採用の理由は何なんでしょうか? 元々、Bartiniと言う人が設計した長距離民間輸送機のを最小限の改造で爆撃機にしたためです。 Stal-7自体も少し逆ガル翼となっていましたが、中央胴体に爆弾倉を設けた上、脚部の設計はStal-7を 流用したため、可成り急な逆ガル翼になっています。 #right(){(100:眠い人 ◆gQikaJHtf25)} 機体と地面のクリアランスを特に大きくしたくは無い場合でも、脚を短くして安全性を増す効果はある。 残念ながら、安定性が概ね悪くなるから、必ずしも着陸時の事故が減らなかったりするし、 翼の構造を強固にしなければならないので、脚を短くしても軽くならないのが悲しい。 逆ガルのその他の利点として、主翼付け根に上反角が付いて無いから、フィレットを無く せられる場合がある。 表面抵抗が減るので高速機向きであると考えられていた。 #right(){(100:895)} **MigはMiとGで別の語から取られてる? 創設者のアルテム・ミコヤンとミカエル・グレビッチの名前からきています #right(){(102:277)} 補足 ちなみに「Mi」の方はMoscow Helicopter Plant の創始者、 Mikhail Leontyevich Mil から取ってます。 #right(){(102:system)} **MiG-25の後継のMiG-31が作られたのは何故なのでしょうか? MIG31はMIG25の後継機ではありません。 MIG25の機体を利用して、アビオニクスの近代化を図った戦闘機です。 MIG25の機体は余積が大きいため、大型の電子機器を納めるのが容易だったのです。 #right(){(104:92)} 高空高速に特化したMiG-25から、 ルックダウン可能なロングレンジレーダーと より低燃費のターボファンエンジン、 シュートダウン可能な長距離ミサイルを多数備えた 巡航ミサイルにも対処可能な広域迎撃機MiG-31に生まれ変わっております。 (なんかMAPOの宣伝文そのままみたいだなw) #right(){(104:93)} **MIG-21-2000、現代の主力戦闘機に対してもいい勝負が出来ると思うのですがどうでしょう? 戦争はシステム 個々の兵器の性能を論じても・・・とはこのスレでよく言われることですが、 機体の性能だけを取ってみても、 視野の狭いFCSにBVRも運用できないのでは、少々推力重量比が改善しても、 「現代の主力戦闘機」に単独で対抗するのは難しいと思いますよ。 まあ脅威のレベルしだいですが、あくまでも限定的な脅威に対処する、 GCIやAWACSに管制され地域的な防空に寄与するといったものだと思います。 #right(){(106:30)} ショックコーンが小さいため大口径のレーダが積めない、従ってレーダレンジが短い。 燃料タンクが小さいため先頭行動半径が短い。 航続距離を伸ばそうとドロップタンクを搭載したらウェポンの搭載量が減る。 ステルス性を全く考慮してないデザインだし、ただの尾翼つきデルタじゃ大した機動は望めない。 低コストに調達できるから、用途を限定すれば使い道はあるが、 現代の主力戦闘機とタメ張るのは無理。 #right(){(106:70)} **MiG-29フルクラムとSu-27フランカーってMiG-29のほうが格下でしょうか? 運用が違うだろ。 #right(){(107:406)} 機体の要求性能が違うので格が違うのはしょうがない。 局地戦闘機と長距離制空戦闘機だから。 まあ実戦ではMiG-29の完敗だけどね>Su-27 VS MiG-29 #right(){(107:407)} >あとMig-23フロッガーとミラージュ5ってどちらが機体性能は上なんでしょうか? ミラージュ5はミラージュIIIの簡易型 原型であるミラージュIIIとMiG-23との差は「Su-27 VS MiG-29」以上にある #right(){(107:408)} **陸上自衛隊が資材をイラクへ輸送する為にロシアのアントノフ輸送機を借りたというのは本当ですか? 多分この飛行機。 アントノフAn-124 この機体ははみての通りC-5ギャラクシー並みの搭載量を誇り、 しかも容易に安価でリースできるから。 #right(){(109:101)} もともとC-130は戦域内輸送機であり、短い滑走路、荒れた地面にも ある程度着陸できる替わりに、積載量に限界があるだけでなく 航続距離も短く、イラクまで行くとなると何度も着陸、給油する必要が あります。An-124は逆に戦略輸送機なので遠距離まで多量の荷物を 運ぶことができ、同時に足回りやエンジンがタフなので、荒れた 滑走路での運用も可能という、ロシアの航空機の特長をも持ち合わせて います。アフガニスタンなどでNATO(英国だったかな)も借りていたはずです。 余談ですが、米のストライカー機甲師団は多数所有するC-130に 合わせるために大変苦労して作られたのですが、上記の理由から 実際に展開するにはC-17やC-5を併用して積み替えねばならず、 結局使えるだけの数を展開するのは船の方が速いと言われています。 バカな重量、サイズ制限に合わせる開発費用で、直接乗り入れできる C-17を購入し、今のM1、M2を使った方が安くてより安全な部隊になった、と。 陸軍の予算を空軍にやるわけにはいかなかっただけ、とか。 補足 輸送機比較 ペイロード、その場合の飛行距離 ( )内は減量時、は C-130J 19t/5250km、An-124 150t/4500km (80t/8400km)、 C-17 75t/4450km(18t/8150km)、A-400M 30t/4500km(20t/6600km) 価格、ペイロード(kg)当たり単価は C-130J 75億円/38万円、An-124 100億円/6.5万円 C-17 220億円/29万円、A-400M 100億円/26万円 #right(){(109:system)} **ドイツは東独と統一したときミグ29を空軍に編入して使用したそうですが、AWACSとのデータリンクはどうしたのでしょうか? 管制といっても、単なる無線電話であれば、極論すれば国際救難周波数のように、 航空機ならたいてい積んでいる無線機器を使用すればできないでもありません。 ただ、この周波数は緊急用ですから、専有できませんが。 とりあえず、平文の口頭指示であれば無改造~最低限の改造でなんとかなります。 問題なのは傍受、妨害防止のために暗号化したり、周波数分散などを行う、 あるいはデータの送受をするといった、現代の管制ができないということです。 ドイツのMiGがどうだったかは知りませんが、結局近代改修を行ってまともに編入する費用がかかりすぎるので、 1ユーロで売り渡してしまったわけであり、AWACS管制の外に置いたか、 あるいは上述したような簡易な方法を取っていたものと憶測します。 #right(){(114:system)} 統一ドイツ空軍のミグ部隊は、いわゆるアラート任務などに付かない、テストと 訓練での仮想敵に徹した部隊だったのです まぁ研究任務も兼ねた教導隊と思ってください したがって、E-3とのリンクは必要ないし、むしろ合ったら邪魔なだけでしょう #right(){(114:837)} **ベルクートの正式な名前はSu-47とS-37のどっちなのでしょうか S-37は試作機名称 T-はデルタ翼系列 Su-は制式された場合の名称。 #right(){(116:376)} **Su-9とMiG-21はほとんど同じ形をしていますがこの二つはなにか関係あるのでしょうか? TsAGIが決定した、超音速を得るに必要な機体形状に忠実に従った結果です。 もう一つ、Su-7とMiGの試作機は、両方とも大後退角の主尾翼を持っています。 #right(){(117:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} ソ連では中央流体力学研究所(TsAGI)が考えた空力で いくつかの設計局に戦闘機を開発させたため似た形になります #right(){(117:892)} **MiG-25の偵察機型はマッハ3を出せるが、戦闘機型はマッハ3は出せない? MiG25に限って話をします。 まず、 > 戦闘機型は偵察機型と違って外部燃料タンクもミサイルもあるんだから遅くなって当たり前だろう、 最高速を測定あるいは論じるにあたって外部装備をつけた状態で考えるかクリーン状態で考えるのかは 最初に決めるべきことです。 > しかも偵察機型のほうが後発じゃないか、と思ったのですが、 MiG25は偵察機型が先に初飛行しています。配備開始も偵察機型が先です。 Ye-155R-1 初飛行     1964年3月6日 Ye-155P-1 初飛行     1964年9月9日 MiG25R   国家試験合格 1969年末 MiG25P   国家試験合格 1970年4月 両者をクリーン状態で比較するなら機首の細い偵察機型の方がやや有利ですが、どちらにせよ 最高速は空力加熱によって制限されますので、構造が同じである以上は制限マッハ数も同じです。 実際の運用時に発揮する最大マッハ数と言う意味であれば、偵察機型の方が速いと考えてよいです。 #right(){(122:True/False ◆ItgMVQehA6)} **ミグ25は現代の制空戦闘機、または局地戦闘機として役にたつのでしょうか? どんな旧式機でも一定程度は役にたつ 状況次第だよ たとえば米軍がB-52オンリーでロシア侵攻を図った場合なんかは ミグ25は相当有効だぞ #right(){(122:73)} >F-15とかF/A-18なんかの戦闘機相手ならどうでしょうか? 湾岸戦争ではモンキーモデルのMig25がF/A-18を撃墜してますよん #right(){(122:76)} vsF/A-18は湾岸で実績があってミグ25の勝ち vsF-15は米とイスラエルの一方的情報ではF-15の圧勝だが シリアなどの主張ではミグ25も数機のF-15を落としている やっぱ状況次第だよ #right(){(122:77)} **冷戦時代、なぜアメリカはMIG-21の設計図を盗んでコピー機を飛ばしてアグレッサーやデータ収集に使わなかったんでしょうか? それは現在の米ロの軍事技術その他を見ているからそう感じるかもしれません。 しかし、戦中から戦後、1980年代くらいまでは米ソの軍事技術は ほぼ拮抗しており、諜報戦においてもやはり同等のレベルでした。 双方、情報漏洩はまれにあるものの、 戦闘機の実物は言うに及ばす、設計図などの最高機密は ガードが堅く、盗むなどということはほぼ不可能でした。 もっとも、その兵器が最新鋭から一歩後退し、 やや旧式化して第三国へ流れ出すと、その入手は容易になりましたが。 また、設計図があればコピーが作れるというのは全く誤りです。 航空機のような精密機械はいうに及びませんが、 ほとんどの機械は設計図プラス現物があっても、なかなかコピーは成功しない。 必ず劣化します。コピーする意味も少ないでしょう。 #right(){(122:235)} **フランカーのコブラは実戦では役に立たないと言われますが? >相手と旋回ドッグファイト中に角度を急激に変えられるわけですから一気にロックオンできてミサイルを発射できるのではないですか? >クルビットは一気に後方の敵をロックオンできますよね。 問題は、双方とも動いている状態で「一気にロックオン」などできないという点。 コブラ機動自体にはたいした意味はないが、あれができるということは超機動が可能な証拠だ 現代の空戦はエネルギーの急減=急減速と、過大ともみえる推力によるエネルギー急回復を繰り返して行われる #right(){(369:496,499)} **MiG-29って駄作機に見えます >なぜエアインテークがあんなに低い所にあるのですか?離発着時にゴミを吸い込んでしまいそうですが。 >あと何故、航続距離が短いのですか? 機体下面にインテイクを設けると、高迎え角での機動時でも、安定した空気の取り入れが可能。 ゴミの吸い込みについては、離着陸時だけインテイク内に張られるスクリーン(ランプ兼用)で対処。 航続距離については、元々防空用の機体なので大して問題にはならない。 #right(){(367:647)} >でもさあ、ソ連の広大な防空網を守るのに、MiG-29では力不足では? >MiG-29を作るぐらいなら、Su-27やその派生型を量産した方が良いじゃん。 >しかも、MiG-29はドッグファイトでSu-27に負けてるし。 「ソ連/ロシア空軍」が、実は前線空軍と防空軍という二つの組織の総称であることはご存じ? 防空軍は航続距離の長いSu27系列の機体を使用していますよ。 #right(){(367:664)} **フランカーシリーズってわけがわからないぐらいあるんですが、初心者向けサイトとかありませんか? http://www.k2.dion.ne.jp/~konjyo/su27/type.htm http://su-37jk.sakura.ne.jp/su-27_evolution.html #right{(Su-27系列戦闘機スレ2:880,907)} **Su-35BMに搭載されているとされるイルビスレーダーと、ラプターに搭載されているAPG-77、どちらが探知距離が長いのですか? >昔から、旧東側の軍用機は、アメリカの軍用機に比べ、電子機器に後れを取っているなんて言われていましたけど。 電子機器の東西の差はなくなりつつあると思います。 その程度は不明ですが・・・ わかりやすいまとめがあった: http://www.f-16.net/f-16_forum_viewtopic-t-8912.html Irbisは、 3m2 at the range of 350 to 400 km away 一方APG-77は、 1 m2 at the range of 200 km away = 3m2 at the range of 375 to 440 km away theoretically ほぼ同等といっていい数字です。 しかし、探知角ではIrbis圧勝。 Maximal horizontal scanning angle of Radar: F-22A: +/- 60 degrees Su-35: +/-120 degrees 同時探知目標数ではこんな数字。 17. Capability of multiple target engagement: F-22A: Tracking 100 and engaging 6+. Su-35: Tracking 30 and engaging 8. #right{(495:84)} **フィッシュベッド フロッガー フロッグフット のネーミングの意図を教えて下さい。 NATOコードネーム個々には意味はないよ(と言うのが公式見解)。 戦闘機の場合頭文字はF 爆撃機の場合はBなどおおざっぱな決め事はあるらしい #right(){(6:228-229)} **MiG-35が開発されたとのことですが、MiG-33はどうなったのでしょうか? >MiG-33は、MiG-29やMiG-35と比べてどのくらいの性能がありますか? MiG-33はMiG-29Mの輸出型。MiG-29ME=MiG-33。Su-17とSu-20/22の関係と似ている。 操縦系統をフライバイワイヤにしたり、エアインテークのギミックを廃止して燃料タンクにするなどの改良を行った型。 MiG-29Mは当時ロシアが財政難だったため採用されず、輸出型に販路を見出そうとしたが、結局売れず、今はもう売り込みもしていない。 #right(){(440:136)} **Su-27なんかのSuの部分は,普通に「エス・ユー」って読み方でいいんですかね?  Suを英語圏の人間は「スウ」と読むようです.Su-27は「スウ トゥウェンティセブン」とかなるわけ.  ソ連大使館の武官もSuをスー,Tuをトゥーと読んでいた.その武官はその後スパイ容疑で逃げ出したが(笑). (軍事板) **MIG-29が模擬戦でF-16を圧倒したというのは本当でしょうか? 西ドイツ空軍のF-16と東ドイツ空軍のMig-29を用意して行なわれた模擬戦において、東側のヘルメット連動式 広域ロックオンに対応した近接格闘ミサイル(R-73、NATOコードではAA-11アーチャー)に対抗する手段が 西側機体にはなく、相対的には死角から発射された判定でF-16 は完敗。 実戦しなくて助かった、という話は結構有名です。 http://archive.mag2.com/0000183750/20080106003000000.html http://page.freett.com/area508/img/maker/hanger-mikoyan.html #right{(498:349)} **フランカーにはデータリンク付いてないの? Su-27などのロシア機のデータリンクシステムはAWACSによる早期警戒管制よりも、 戦闘機相互間による通信に重きが置かれています。 4機~5機程度のSu-27(最低1機は複座のSu-30)の群れは相互データリンクされていて、 100Km前後の幅広い間隔で並列に配置されてレーダー索敵を行います。 Su-27は友軍機が探知した目標も自らが探知した目標と同じに扱え、そのうち1機のコマンダー機は、 「群れ」を指揮することによりAWACS機能を模擬することができたはずです。 また西側戦闘機にも同じような能力はあるのですが、 AWACSに対して依存度の違いがシステムの違いとして見て取れますので、 仮にAWACSが撃墜された場合、大きな指揮障害をもたらすことは確実ですし、 むしろ混乱に近い状況が生まれるかもしれません。 それに対してAWACS依存度の低いロシア戦闘機は戦闘機相互間による指揮通信網を確立することにより、 「空中では決して壊されない」データリンクシステムを作り出しています。 確かにAWACSによる管制と比較してまだまだ未熟なシステムではありますが、 将来には大きな可能性を秘めているのは間違いありません。 #right{(空自次期主力戦闘機スレ487:ぬこ ◆T3E65tDKhc)} **ミグ35ってF-16と同じぐらいの性能なの? >ミグってすんごいボロいイメージがあったんだがそうでもないのか AESAレーダーと推力偏向ノズル(オプション)で、 この手の世代で重要になる電子機器、機動力はF-16シリーズを凌いでます。 RD-33エンジンはモジュラー式の設計になっているので、 複雑な整備を避けて、分割して交換できるためエンジン稼働率の高さも健在。 レーダーは30目標追跡、同時6目標への攻撃能力を持ち、 また高レベルなEMCON環境下でも目標を探知することのできる新型IRST、 OLS-35をコクピットの前と右エンジン下面に備えてます。 このOLSはTV/赤外線/レーザを複合的に用いて光学的に目標を探索・追跡するシステムで、 空中だけでなく地上、海中の目標を探知する事も可能になってます。 F/A-18と同じく空中給油母機としての機能も持たせることも可能との事。 全体的にアビオニクスの能力がかなり向上しているため、 従来型のMig-29シリーズならともかくこのMig-35ならば性能面で、 F-16シリーズを凌駕しています。 ただしデータリンクを含めた防空体制の面から見ればF-16E/Fタイプ相手ならば、 対抗できるかどうかというレベルだと思います。 (個人的にはEF-2000トランシェ3に似通った代物) #right{(空自次期主力戦闘機スレ490:ぬこ ◆T3E65tDKhc)} **ミグ25って、マッハ3で何分飛べるんですか? MiG-25の制限速度はM2.83 その速度を超えて飛行した事も有るという。 (シナイ半島での地上レーダー観測(実際の飛行速度とは必ずしも一致しない)でのM3.2が有名だが) 時間制限は当初3分とされたが次第に延長されついには無制限となった(勿論燃料のもつ範囲内でだが) シナイ半島では40分近くA/Bを吹かして飛行したという。 ちなみに超音速での航続距離は1250kmとされており、全行程M2.83で飛べば25分程になる計算。 以上主に世傑の情報。 #right{(523:610)} **フランカーの機動にクルビットというものがあるみたいなんですが、あのような機動が出来るようになったのはなんのお陰なんでしょうか? >そもそも戦闘機の運動性(?)が何によるものなのかわからないんですが、教えてくれませんか? >エンジンがよりよいものになったのか、コンピュータが進化したのか、機体の設計なのか… その全てによる、としか。 例示されたフランカー系の戦闘機だと、 Su-27→原型機。 超高仰角機動「コブラ」が可能 Su-35→カナード追加 「コブラ」を横倒しにした「フック」が可能 Su-37→更に推力偏向ノズル付きエンジン装備。 「クルピット」が可能 という形で発展している。 基本的にSu-27系は高仰角時の操縦性や失速速度周辺(ポストストール)での操縦性が高い。 ああいった極端な飛行姿勢でも操縦性を確保できるのは機体の設計による処が大きい。 次にエンジンだが、推力の増強は勿論のこと、コブラ系の機動ではヨーイング(左右の動き)を左右エンジンの推力調整で行うので (方向舵は機体の乱流の陰に入ってしまうので)パイロットの微妙なスロットル操作に迅速に反応できるエンジンが求められる。 また、機動中は機体の本来の軸線(=エンジン、インテークの軸線)と飛行方向(空気の流入方向)が大きく外れる事になるため、 エンジンに流入する空気も通常とは異なった乱れたものになる。そういった状況で前記の様な信頼性を確保できなくてはならない。 最後にコンピュータ。 前述の様に、Su-27に限らず、最近の戦闘機は従来になかった舵面を持っていたり、従来型の舵面構成の機体でもコンピュータによる 制御を導入しているのが普通。 またエンジンの項で述べたエンジンそのものの制御のほか、インテイク内の気流制御にもコンピュータが導入されている。 #right(){(349:76)} **ロシアのSu-32にキッチンがついてるというのはロシアンジョークだと聞きましたが Su-32はともかく、その原型機であるSu-27IB (とゆーか、それがそのままSu-32という制式名になったという説もある) には一応キッチンが付いてる。 まあ、実態は食品を温めるだけの簡易なものだが。 ttp://www.flug-revue.rotor.com/FRheft/FRH9908/FR9908f.htm ttp://www.ctrl-c.liu.se/misc/ram/su-27ib.html んで、Su-27IB = Su-34 は高度10000メートルまでマスク不要の旅客機並み与圧、 その気になれば横になって寝られるシート間の空間など、なんだか贅沢なものらしい。 おまけに射出座席 K-36dmにはマッサージ機能が内蔵されている。 ttp://www.globalsecurity.org/military/world/russia/su-34.htm #right(){(349:694,702)} **Su-27系列の後方警戒レーダーは有名ですが、他の戦闘機は殆ど装備していないのでしょうか? Su27系列と一口に言うが、積んでいるのはカモノハシみたいなフルバックから。 テールコーンには二段式ドラッグシュートが入っていて、降雪時の着陸距離の 短縮に使われていた。艦載型はアレストフックで降りるし、長いテールコーンだ と大迎え角で甲板と擦るんで、ドラッグシュートをおろして短くした。戦闘機型で はSu35から後と言われている。 後ろにミサイルが撃てる、というのはSu27がパリ航空ショーに初めて出た89年 当時から言われていること。ミサイルを後ろ向きに積んで、FCSはそのミサイル のシーカーのデータを見て狙いをつけるというもので、後方捜索レーダーが無く てもできるというものだった。 #right(){(558:698)} **ロシアの戦闘機で「Su-30MKI」の「MKI」とか「MiG-21bis」の「bis」とか「MiG-29K」の「K」とかはなにか命名規則があるのでしょうか? ロシア/ソ連機の場合はNATOネームと軍の名称とメーカーの付けた名前が混在してるから それをまとめた統一的な規則などない 例に上がっているのではMiG-29KはNATO、スホイのMKIはメーカー名だ #right(){(573:300)} **ロシア製の戦闘機には、パイロットが空間識失調に陥った時の為の緊急システムがあるそうですが、 パニックボタンってやつですね。 空自のF-2にも付いてます。 #right(){(339:231)} **Su-27は、増槽を付けてる画像をみません。何でですか? Su-27は内部燃料タンクで充分な航続距離が得られるため、 基本的には外部燃料タンクを搭載しません。 http://membres.lycos.fr/cbonnet/sukhoi.htm を参照すると、 > Thanks to the integral aerodynamical arrangement the constructors were able to put a huge amount of fuel > into the fuselage. It was shown that the requested range of 2500 km plane could be achieved with only > 5350kg of fuel (the complete amount was 9000kg). ということで、内部燃料6割で要求仕様の航続距離2,500km、 満タンで航続距離4,000km飛行できるため充分なのです。 また、Su-27SMK(デモ機のみ)ではMTB-200という外部燃料タンクを搭載可能なようですが、 こちらはググっても情報が出てこないので、識者待ちです。 http://russiantea.hp.infoseek.co.jp/newone/page011.html http://forum.keypublishing.co.uk/archive/index.php?t-49214.html #right(){(591:過去庫の人 ◆WrXz5lbc8Y)} **MiG-29はなぜフィンランドに採用されなかったの? MiG-29はその一年以上前から東独駐留軍のが鮮明な画像で出回っていて、性能もすでに丸裸同然。 フィンランドに出張ったのは「売り込みに来たか」程度のニュース価値しかなかった MiG-23Kのフィンランド訪問時には、Kの存在自体が知られていなかったし、エンジンがピュアジェットか ターボファンかすらもわかっていなかったとあって大騒ぎだったぞ #right(){(328:160)} **フランカーはドッグファイトなら強いのか? ユーロファイター・タイフーンの開発元であるBAEシステムズがSu-27を基準に近接格闘戦の戦闘力を比較したデータがあるが、 これによると F-22 91%(勝率。100回近接格闘戦やって内91回F-22が勝利と想定、以下同じ) タイフーン 82% F-15E 60% ラファール 50% F-15C 43% F/A-18C+ 25% F/A-18C 21% F-16C 21% となる。中距離ミサイル戦はまた別なのだろうが、短距離AAMやバルカンの戦闘レンジではSu-27が侮りがたい戦闘力を有していることがわかるだろう。 #right(){(598:150)} **なぜMiGとスホーイに差がついたのか? Su-27に関しては運用から四半世紀経った今でも欠陥らしい欠陥が見つかっとらん。 同じロシアの航空機メーカーでもスホーイとミコヤンでは初期不良率、納期の厳守、 アフターサービスで大きな差が付いておる。 兵器市場でSu-27とMiG-29に大きな差が付いたのにも大きな理由があるからだ。 MiG-29の大量退役は フルクラムが事故起こしたので総点検して老朽化が著しい物を早期に除いた為 90年代の財政難の時の整備環境が影響してる MiG-29は1983年配備開始の古参兵だが、エアフレームがアルミ合金だから長期運用には限界があるのよ。 MiG-31はある程度領空が広い国じゃないとメリットが大きくないからなぁ。 でも80年代前半にフェーズドアレイレーダーと編隊内無線データリンク、 M2.3での超音速巡航を実現したのは神すぎる存在だわ。 #right(){(ロシア周辺スレ15:770-772)} **スホーイシリーズはF-15とタメはれる能力と言われてるにも関わらず、価格が意外と安いんですか? 安くない いまじゃF-15Eとほとんど変わらない ちなみに韓国でのFX選定のさい F-15Kの40機で45億ドルに対して スホーイはSu-35を40機で40億ドルと提案していたらしい 戦闘機の値段は機体だけではなく、機体を整備するためのノウハウ を教えるための代金等も含まれるから一概に値段は決められません。 #right(){(300:300-301)} **Ye-66はMiG-21そのものなの? 細かいことを言うと、MiG-21(izd.72)のツマンスキーエンジンはR-11-300、 ポピュラーなMiG-21FはR-11F-300、Ye-66はR-11「F2」-300。 Ye-66の方が推力がやや大きい。 http://en.wikipedia.org/wiki/Mikoyan-Gurevich_MiG-21 Ye-66がMiG-21のバリエーションの1つに過ぎないのは事実。 #right(){(679:541)} **MIG-21にF-4より勝ってる点ってないのかな? コストパフォーマンス F-4にやや劣る程度の性能をF-4の数分の1のコストで装備できたことこそMiG-21最大の強み ベトナム戦争のキルレシオ2:1にアメリカが震撼したのはまさしくコスト的に引き合わない戦果だったからだ 朝鮮戦争時代のキルレシオ6:1と比べても西側の技術的優位が急速に脅かされてると思ったからだ その辺が、空戦性能重視のF-15・F-16開発に繋がってる #right(){(686:192)} **よく旧ソ連,ロシアの戦闘機のエンジンはすぐだめになると聞きますが,これは工作精度が悪いのか,そもそもの設計に問題があるのか,どっちでしょう? 西側のものに比べれば工作精度や材質で劣っている、というのは絶対的にある。 でも根本的な理由は、使い捨てが前提だから。 ロシア(ソビエト)の航空機用エンジンは、修理し部品を交換して長く使うよりは 耐用時間が過ぎるまで使い倒して限界が来たらエンジンごと交換する、という発想 で設計されている。 大量に生産し大量に配備し大量に運用するのが基本理念だったソビエト兵器は、 そのほうが合理的だしコストも安く済むから。 仮に設計をそのまま日本で生産しても、その部分は変わらない。 それを変更したらエンジンを位置から設計しなおしたのと同じになる。 #right(){(256:623)} ソビエトは一部の金属工学や金属加工技術ではむしろ西側よりも進んでいた。 だけど、大推力が出せて耐久性があるエンジンを、ソビエトの軍事ドクトリン に合わせて安価で大量に生産する事は不可能だった (別にソビエトが遅れていたからではなく、アメリカにだって不可能だったろう)。 アメリカは「高性能の兵器を、財政の限り生産する。数が揃えられなければ少数精鋭で」 という考え方をしたけれど、ソビエトは「ある程度性能が低くなってもいいから、自軍の 求める数を揃えられる方法」を選択し、それにはエンジンを使い捨てにする替わりに ある程度の高性能が出せ尚且つ大量生産が可能、という方法を選択した、ということ。 #right(){(256:647)} 西側の戦闘機エンジンは機体寿命、運用寿命が終わった後もムダに(数倍とか)残っており、 過剰品質というか、実用を考えていない作り方だったという反省が、西側内部で出ています。 過剰品質は重量増につながり、カバーするために全体が大型化し、高価にもなりました。 最近は過剰寿命とならないよう設計が最適化されてきていますから、西側エンジンの寿命はロシアに近づいていくでしょう。 メンテ頻度はまた別の問題ですが、ロシアの最新のエンジンは西側水準に匹敵しつつあるようです。 #right(){(259:571)} **ロシア軍機の読み方を教えて。 >Tu-16って何て読むのですか? ロシア式だと、 Tu=トゥー MiG=ミグ Su=スー An=アン Mi=ミー Il=イル Yak=ヤク La=ラー Be=べー Ka=カー #right(){(149:85)} **フランカーやMigはF-15と同等に戦えるって聞きますけど、なにか実績は有るんですか? インドのスホーイ話は、2004年2月15日から2週間わたって、 デリーの南にあるグワリオールで開催された「Cope India」演習での 出来事です。インド側からの「印3対米1の機数、AMRAAMなしの近距離戦のみ」 という条件を米第3航空団が呑んで行われたため、機数の差を 中距離ミサイルでまず埋め、残りをIR誘導ミサイルの接近戦で片づけるという、 米の空戦ドクトリンを使用できないハンディキャップゲームとなっています。 米側はAESAを装備していない、しかしデータリンクとヘルメットマウントサイトは 装備したF-15Cが6機。米パイロットは13名。インド側はスホーイSu-30。 最新型のSu-30MKIは参加していません。周辺配備役としてMiG-29も参加。 F-15Cが4機の編隊に対し、インド側が12機(時にMiG-21も参加)が基本パターンで、 Su-30間にはデータリンクがあったようです。ハンディゲームとはいえ、 インド空軍の戦術、戦技は一流だった、と米側は評価しています。 #right(){(175:830)} **戦後のソ連爆撃機の戦績を教えて。 9機のTu-16で米国に多大な出費を強いたし、ミヤシシチョフのバウンダー も同じく米国の航空機搭載用原子炉研究に多大な出費を強いた。 Tu-98はB-58を開発させたしね。 米国に幾ら金を遣わしたかわかんないよ。 実戦は、Tu-16/22Mが参加したアフガン戦争くらいじゃないかな。 イラン・イラク戦争、中東戦争では殆ど役に立ってなかったみたいだし。 #right(){(ソ連戦略爆撃機を語るスレ:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **北朝鮮はまだMig15使ってる? 複座型を練習機としてまだ使っているらしい さすがに戦闘機としては使っていないようだが、詳細は不明 #right(){(俺初質スレ20501:739)} **Tu-95尾部銃座1門で足りるの? >B-29は全周機銃で固められてたけど 銃座は重いし、空気抵抗も増えるし、機内スペースも減るし、デメリットも多い 戦訓の分析で、尾部銃座が一番重要なのがわかったから、それだけを残した B-29も、対日戦の末期には、軽量化のために銃座を撤去したが、尾部銃座だけは残してる 全周防御と、飛行性能と、どちらを優先するかの話 #right(){(俺初質スレ436:267)} あと、これからはミサイルの時代だ!と言って、戦闘機の機銃まで全廃した各国が、 ベトナム戦争を見て大慌てしたように、 爆撃機の銃座だって、今後どうなるかわからんよ? #right(){(俺初質スレ436:268)} ----
#CONTENTS ---- **スーパーフランカーとは、いかなる戦闘機ですか? スーパーフランカーはSu-35, Su-37あたりの、Su-27能力向上型の総称です。 Su-35はカナード翼付加とデジタルフライバイワイアの完備、マルチロール化。 Su-37はそれに加えて高度なベクタードスラスト(排気偏向)能力。 ともにプロトタイプは飛行ずみです。 #right(){(8:system)} **昔のロシア(旧ソ連)製の戦闘機って、なんであんなに航続距離が短いんですか? エンジンの燃焼効率がわるいかも。Mig29なんか黒煙出してるし。 あと、計算法の違いかも。増漕使用、不使用の差。 #right(){(8:31)} おっしゃるとおり、旧ソ連機は自基地近くでの運用を想定していました。 侵攻制空型のアメリカ空軍と異なり、基本的には米爆撃機迎撃用の空軍であり、国防軍だからです。 逆に米空母艦隊補足用の航空機は当然航続距離が長いのですが、戦闘機はありません。 いくら航続距離を延ばしても、空港持参の空母艦載機と正面から戦うのはハンディがありすぎるし、 結局は空母を沈めればいいと言う事で、長射程対艦ミサイルで良し、ということになったのでしょう。 #right(){(8:39)} **ロシア(ソビエト)製の”スホーイ”という名前の戦闘機がありますよね。この名前の由来をご存知の方、教えてください。お願いします。 スホーイ設計局で設計された飛行機は「Su(スホーイ)-xx」と呼ばれた。Su-7とかSu-24とか。「スホーイ」ってのは人の名前。 #right(){(8:58)} **旧ソ連制の軍用機にはNATO側のコードネームがつけられてますが(Mig23の”フロッガー”など)逆に西側軍用機に対するワルシャワ条約軍のコードネームはおおやけになっているのでしょうか? 旧東側と違って西側は機体名など結構な量の情報を公開していますから わざわざ別にコードネームを付けていなかったと思います #right(){(9:つーか ◆5wd/bYPg)} **ロシアのMig-ATってどんな飛行機なんですか? ロシアは L-29に代わるジェット練習機を競争試作、それがMiG-ATとYak-130。 MiG-ATは AIDC AT-3(台湾)に似た構成の冴えない機体だがその分安いらしい。 一時はYak-130が選定されたと報道されたが、その後他の計画と同様金が無くて話が進んでいないようだ。 そこでMIG-MAPOは、フランスと手を組んでアビオニクスを西側に合わせ輸出で金を稼ごうと努力している。 (Ml-28 vs Ka-50と同様の経過だな) #right(){(10:G_Tomo)} **大昔に北海道の空港にに亡命で着陸した戦闘機があったとおもいますが、機種すら思い出せません。その後どうなったのでしょうか? 函館空港に着陸後、自衛隊はソ連空挺部隊の奪回作戦に備えて緊急出動したり、海上では自衛艦が数隻配置に付きました。 (出動した方に聞きましたが、省略・・) マスコミ向けにはMig-25の説明パンフが(図解入り)が配られましたが、それも途中で取りやめになりました。 搭載電子機器は出力側が真空管だったので、評論家がソ連は古いって話が出ましたが、それはEMP対策だったようです。 機体の構造などもマッハ3の加熱対策でジュラルミンではなく鉄板を使用してるなど、聞いた覚えがあります。 4~5年前に亡命パイロットその後をテレビ番組でやってました。 #right(){(11:一等自営業 ◆kawD31MU)} >ところでパイロットはその後無事に生活できたのでしょうか? 何でも、米国に行ってかの地で再婚(ソ連時代に結婚していたけど、事実上離婚状態)し、また離婚。 で、ビジネスとしてウルトラライトプレーン製作会社の共同経営者となっていたそうです。 #right(){(11:名無しさん@眠い人 ◆ikaJHtf2)} **自衛隊がロシアから研究目的でフランカーを購入するというハナシはどうなったのでしょうか? その話は米軍の横やりで無くなりました 今まで米空軍機を使っていた自衛隊が、まったくフォーマットの違う戦闘機を導入すると、 整備、維持、訓練等の面で問題が出るかもしれません でも研究、訓練用に2,3機欲しいですね #right(){(11:⊂(´ー`⊂⌒ヽつ)} 確かバブル崩壊と調本の事件で立ち消えになったんじゃないでしょうか。 旧共産圏からの兵器の購入については、正面装備(戦闘機、戦車)以外 で、NATO或いは米軍が採用したものであれば、採用される可能性があるでしょう。 そう言う意味では、今後NATOに加盟するポーランド、チェコ、ハンガリー 辺りの兵器が採用されるかもしれません。 #right(){(11:名無しさん@眠い人 ◆ikaJHtf2)} 一応、空自パイロットがロシアでフランカーに乗ったことは事実じゃなかったっけ? 軍事関連じゃない雑誌でも”自衛隊フランカー購入か?”みたいな記事が出てたし。 まあ、その話に尾鰭が付き、ジョークサイトとの相乗効果で信じている人が多いのかと。 #right(){(97:541)} Su-27をアグレッサーとして導入したくて、ロシアに調査団を送って搭乗体験した 結構いい機体だったのでちょっと欲しいな~って思ってたら ロシア側が十数機を買わせようとしたからお流れになったって話を聞いたことはある #right(){(107:450)} パイロットが体験搭乗しに行ったのは事実。 本気で導入しようとした形跡は無い。 #right(){(107:455)} **ロシアがソ連だったころ、日本上空に頻繁に侵入してきた偵察機があったと思うのですが、なんという機種でしょうか? >また。彼らの偵察目標、どこからきてどこへ帰るのかも教えていただければさいわいです。 Tu-95ベア爆撃機を偵察機にしたものが割と多かった。 4発のプロペラ機で沿海州あたりから日本のレーダー基地とかスクランブルの反応を見るため飛んでたのかな。 航続距離は相当長いらしいので日本海沿岸に添って領空侵犯すれすれで飛んでたりとかした。 #right(){(15:526)} 領空侵犯はそれほど頻繁ではなかったよ。(多くて年2回とか) 防空識別圏に入ってスクランブル受ける事は、多い年で1000回近い事が合った。 #right(){(15:G_Tomo)} **Su-27の実力って実際どれぐらい? 米国が実施したSu-27/Su-35との戦闘シミュレーション結果(被撃率) U.S. F-22 10.1 : 1 (10.1 Su-35s lost for each F-22) European Typhoon 4.5 : 1 French Rafale 1.0 : 1 Russian Su-35 1.0 : 1 U.S. F-15C 0.8 : 1 U.S. F-18D 0.4 : 1 U.S. F-18C 0.3 : 1 U.S. F-16C 0.3 : 1 イギリス防衛評価研究所(DERA)の試算 改良型Su-27(Su-35相当)との性能比較 F/A-22 "Raptor"        9:1 - 10:1 Eurofighter Typhoon       3:1 - 4.5:1 F-15 modernisiert(J改相当) 1.5:1 F-15E "Strike Eagle"     1.2:1 Rafale               1:1 F-18E/F "Super Hornet"   1:1.2 - 1:3 F-15C "Eagle"(pre相当)   1:1.3 ← 非MSIP F-15 F-18C "Hornet"         1:3.8 F-16C "Falcon" (Block 40)  1:3.8  ステルス性(RCS)比較            RCS(dBsm) RCS(平方m) RCS(平方ft) F-15 Eagle         +26   400    4,305 F-4 Phantom II      +20   100   1,076 Su-27             +12   15     161 F-16 Fighting Falcon   +7     5       54 F-18E/F Super Hornet   0     1      11 Rafale            0      1      11 Typhoon           -3    0.5      5.5 F-22 Raptor         -22   0.0065   0.07 参考サイト http://www.airpower.at/flugzeuge/eurofighter/faq.htm http://www.eurofighter-typhoon.co.uk/Eurofighter/tech.php #right(){(次期F-Xについて考えるスレ21:3*一部加筆)} **MiG-25はループできるんですか? クリーンな状態ならできると思います。 #right(){(10:system)} **ロシアの航空機はウォッカで飛ばす事ができるってホントですか? 昔の飛行機(第二次世界大戦時)ならアルコールで飛ばすことは可能 でしょうが、今のは無理なんじゃないの? (ロシアの軍用ウォッカはそれだけの純度があったはず。 でも、そんなことをするくらいなら、兵士の腹ん中に収まっている。) #right(){(11:名無しさん@眠い人 ◆ikaJHtf2)} **Su-32FN/Su-34は並列複座、Su-30MKは縦列複座。おなじシリーズなのに任務が重なる機体があるのはナゼでしょう? 要求仕様の違いではないでしょうか。 Su-32FNは兎も角、Su-34は長距離戦域爆撃機で、Su-30MKは複座多用途戦術機ですから、 並列複座にしたものは、長距離飛行における居住性を考えたのではないかと思いますね。 #right(){(16:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **以前アメリカがモルドバからMiG-29を一飛行隊分購入したと思うのですが、その後購入された機体はどうなったのでしょうか? もともと地域的な戦力バランスの狂いを矯正するために買い上げたのであり、さっさと 一部を除いてスクラップになったようです #right(){(20:194)} **Su-34や35,37は後ろ向きにもミサイルを発射できるそうですが、どうやって発射するんでしょう? 単純に後ろ向きに搭載するようですね。 発射するミサイルはR-73(AA-11アーチャー)赤外線追尾空対空ミサイルです。 #right(){(27:名無し軍曹)} 搭載AAMは180度ターンが可能で前方に発射後くるりと旋回(回転?)しまふ #right(){(27:485)} **Mig21にはなにか根本的な問題があるのですか? インド空軍のMig21はほとんどがライセンス生産機です 特に23mm機関砲を胴体下にパック装備したML(だったと思う)は1970年代の生産ですが、 インドの技術力が超音速機の生産に必要な水準には追いついていなかったようで生産直後から墜落事故が多発し、 インド空軍内でも大きなスキャンダルになっています 今回の事故は訓練型のようですが、この生産技術の低さに加えて、インド空軍は操縦訓練の厳しさ(乱暴さ)で知られているため、 事故多発は半ば当然といっても良いでしょう #right(){(28:819)} **ベトナム戦争のMIG21は機関砲搭載してましたか? もっとも初期のMig21Fは30mm機関砲を1門搭載 もっとも多く使われたタイプのMig21MF(タイプ名には異説あり)は 機関砲を搭載していません 末期には23mm2連装機関砲を搭載したタイプも配備されていたようですが 実戦で確認された記録は見当たりません #right(){(29:153)} **Mig23の可変後退翼が手動操作なのは何故ですか? >速度計と水銀柱を使ったアナログコンピュータでも使えばいいのに。 F-111もそうだけども、当時のVGにはマッハ数に合わせて 後退角を最適化して空戦能力を上げるなんて発想そのものがなかった。 当時は離着陸時に後退角を小さくし、高速時には大きくすれば十分だと思っていた。 F-14以降だよ、自動制御の発想と能力が出て来たのは。 #right(){(39:240)} **スホーイシリーズの中でSu-27だけをフランカーと呼ぶのでしょうか? Su-27, Su-30, Su-32, Su-33, Su-34, Su-35, Su-37 上記の機種はすべてSu-27もしくはそれから発展して出来た機種です。 厳密に言えばどうかという問題はべつとして、フランカーと呼ばれる事は多いですよ。 #right(){(40:459)} **Mig15やMig19はF-86にクリソツですがこれはコピーしたのでしょうか? この当時の戦闘機開発にはドイツの技術が大きな影響を与えています。ジェットエンジン等の 実用化もドイツ空軍が先駆けでした。で、大戦終了後、戦勝国はドイツの技術者を何とか自国 に連行して他の国よりも多く最先端技術を入手する事に必死でした。 航空関連もしかりで、ソビエトもアメリカも争うようにドイツの技術者を連行していきました。 で、連行された技術者に図面を引かせたわけです。 元々、同じ国の研究室に居た技術者がそれぞれの別の国でジェット機を作ったのが、アメリカは F-86.ソビエトでMigとなったわけ。つまり、元は同じ畑の人間がそれぞれ図面を引いたんで 似たような形になったわけですな。 #right(){(41:404)} **フランカーが出している、尾部を放り出すように逆Uの字型に旋回する技はなんという名前なんですか? コブラの応用編で「クルビット」と呼ばれてるマニューバーです。 #right(){(41:489)} **米軍がソ連製のミグやスホーイなどを持っているようなのですが、あれはどういった理由からでしょうかね? 敵兵器を使っての演習とかに使用。 #right(){(47:145)} 研究用がまず一つ。敵を知り己を知ればって奴ですね。 #right(){(47:147)} >ではミグやスホーイの獲得手段は? MiG-21の場合ですが、Mossadがシリアのパイロットを買収して、イスラエル に亡命させたりしています。 そのほか、ソ連の装備体系から西側の装備体系に転換したエジプトからも バーターでいくつか購入しています。 大抵がシリア→イスラエル経由で、たまにエジプト経由というのがありますね。 #right(){(47:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **旧ソ連ってなぜ、射出座席は西側に比べあんなに優秀なのでしょうか? 機体が人命軽視だったから(VTOL中にリフトエンジンが故障すると すぐにあぼんになるフォージャーとか)。 #right(){(50:271)} **ミグの飛行機は何故、奇数番号なのですか? 旧ソ連空軍では戦闘用航空機を命名する場合、戦闘機(戦闘攻撃機含む)には奇数 爆撃機(哨戒機含む)には偶数番号を当てました ミグ設計局は戦闘機に特化した設計局でしたので、奇数ばっかりになっちゃったわけです #right(){(53:208)} 偶数、奇数の使い分けの理由は注意が分散される戦場での間違いを防ぐ フールプルーフ処置です #right(){(53:210)} **MiGに偶数番の戦闘機というのは、何故ないのでしょうか? MiGの偶数番号機は大概そのひとつ前の輸出型です。 (22なら21の、24なら23の)  何故奇数と偶数なのかは、わからないですけど・・・。 #right(){(63:109)} MiGの場合、戦闘機は奇数に、その他の機体は偶数になります。 戦後直ぐですが、ラディカルな形態のMiG-8と言う民間向け軽飛行機を 作ったことがあります。 #right(){(63:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **ミグ19の先っちょはどうなってるんですか? インテイクです。エンジンのための吸気口です。 #right(){(66:550)} >レーダーとかどこに付いてるんですか? レーダーが付いているタイプと付いていないタイプがあります レーダーがついているタイプはインレットの仕切り板と インレット上部に送受信部を分けて設置しています #right(){(66:557)} **ドイツ空軍は旧東ドイツ空軍から引き継いだMiG-29の運用を止めたと聞きましたが、なぜですか? 機種が増えると運用に手間だからです。 #right(){(66:580)} ドイツ軍人の話によると、ミグはドッグファイトならF-16とも同等にやれるけど、 電子兵装が糞だからだそうです。 #right(){(66:587)} 基本的には>>580+>>587 旧西独の装備と全く異なる規格で運用コストが酷く高い。 そのコストを払ってまで運用を続けるほどの性能はない、という理由。 #right(){(66:588)} 高射砲を、「上空のある一定の空間に、炸裂弾を送り届ける装置」と考えてください。 接近する爆撃機の部隊が、丁度この狙った空間に入るようにするには、狙った空間に できるだけ正確に、かつなるべく迅速に送り届けられる事が望ましいです。なぜなら、 到達するまでの時間が長ければそれだけ大きく進路の予想を立てねばならず、 照準が難しいからです。 ロケットは、最終的に到達する速度は設計によって地上で使用する範囲の速度域に おいてほぼ自在に伸ばせますが、砲弾に比べ加速に時間がかかります。しかも、 砲弾が弾頭だけであるのに対しロケットは推進剤を持たねばならないので、弾体の 大きさが大きくなります。 すると、ロケットは砲弾に比べ目的地に到達する時間も長く、しかもそれだけ風の 影響や重力による落下の影響を受けて照準が狂いやすいのです。標的が地上物 のように殆ど移動しない物ならこれでもいいのですが、相対的に非常な高速で 移動する航空機の群れに対して正確に「狙った時間に、狙った範囲に」炸裂弾を 送り届けるのは難しいのです。 #right(){(68:490)} 実際問題としてそれらに対抗するために 次の世代の戦闘機が開発されてます (MiG-29しかりSu-27しかり) そしてそれらの機体ですら部分的には F-15やF-16を上回っている部分もありますが 総合的に見ると絶対有利とは言い切れません でもそれは戦闘機の性とも言えることで 後発の機体の方が有利で当たり前です ともあれ ひとつの時代を作ったMiG-25は評価されてもいいと思います MiG-25のことなら 文林堂の「世界の傑作機」シリーズあたりがオススメです 複座型や防空網制圧型の貴重な情報がありますよ #right(){(68:588)} **MIG-29がドイツ人による設計って聞いたんですけど本当ですか? 設計陣の中にワルデンベルクと言うドイツ名前の技術者がいるが、 恐らくドイツ生まれではなくてドイツ系(ユダヤ系?)のロシア人だろう。 #right(){(68:914)} **ベトナム戦争当時に北ベトナム軍がMiG-23/27を導入していればアメリカのF-4戦闘機と互角に戦えたでしょうか? MiG-21よりも複雑なMiG-23を運用できたかによる #right(){(75:362)} MiG-17でも互角以上の戦いが出来ました。 MiG-21程度で十分な戦いが出来ています。 別にMIG-23は必要なかったのではないかというのが見解ですし、MIG-23 自体が実戦投入される頃には、F-14なりF-15が実用化段階に入っている頃 だったりします。 #right(){(75:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **ロシアの戦闘機のマーキングは今でも”赤い星”なのでしょうか? 赤い星のままです。 彼らがそれでいいと思ってるならいいのです。 #right(){(78:214)} ロシアの国籍表示は未だに赤い星です。 帝政の頃は兎も角、その後赤い星が定着しているので今更換える必要は ないと判断しているのだと思います。 #right(){(78:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **ロシアの戦術偵察機って何を使っているのでしょう? MiG-25やSu-24の偵察型は合計200機程度あり、 半分は稼動するでしょう。 ロシアの航空戦力はいまだに強大です。 #right(){(79:257)} **Su-27 Mi-25みなさんはどう読みますか? Su-27(すほーいにじゅうなな) Mi-25(みるにじゅうご:もしかしてMIGの誤記?) ロシア語で読むこともあるが、 通じなければ意味は無いと考えているので通常はこのように。 #right(){(79:889)} **MiG-31って実戦経験ありますか? 知られている限りではない チェチェンあたりで使われたことはあるかも知れないが 相手にMiG-31を攻撃できる機種またはSAMがあったとは 思えないし #right(){(82:548)} **Su-34のトイレとギャレーが映っている写真は1枚も見たことがありません >のってるサイトや本があったら教えていただけないでしょうか? Su-34のトイレとギャレーはコクピット後の「コブ」の部分にあると いろんな資料に書いてありますが、私も写真は見たことがありません。 見つけたら大変貴重な資料になると思います。役に立たなくてごめんなさい。 #right(){(82:system)} **MIG-25には与圧キャビンや気密服等が標準装備されているのですか? 高空でのミッションが想定される場合はちゃんと気密服を着用します。 "SPACE ADVENTURES"という会社はMiG-25で 成層圏まで上昇する体験飛行を12.899ドル(15.220ユーロ)で行なっているそうな。 #right(){(84:376)}※リンク先消滅のためリンク削除 通常ミッションで4万メートルまであがることはないだろうと思いますが 高高度ミッション時には与圧服と与圧ヘルメットを着用するとあります もちろん通常ミッション用の装具もありますから 標準装備といういうよりは任務によって装備することもある ということだと思います #right(){(84:399)} **北朝鮮の一番強い戦闘機はSu-27だっけ? Su-27は持ってねーぞ。Mig-29 > 朝鮮民主主義人民共和国 #right(){(85:741)}※ライセンス生産はしていないので修正 **フランカー系がラファール、タイフーンより高性能ってことは無いってほんと? 非常にあいまいな答え方になってしまいますけど。 世代的には Su-27 よりラファールやタイフーンのほうが一世代上ですから、 普通に考えればSu-27より高性能と考えるべきかと思います。 まぁアビオニクス関連は格段に上でしょう。 #right(){(87:692)} **なぜミグ戦闘機よりもスホーイ戦闘機のほうが売れるのでしょうか。 近年戦闘機のマルチロール化が進んで、搭載量の劣るMiG-29よりSu-27系列の機体を ユーザーが欲したという事情もあります。 また裏事情として、ロシアは積極的に兵器を輸出するために兵器輸出公社「ロスボルジェニエ」 を設立して兵器の売込みを始めましたがミグMiG MAPO (Moscow Aircraft Production Organization) はそれに所属せず独自の売込みを図りました。 そのためユーザーの食い合いになって結果的にMiGが敗れたという事情もあります。 #right(){(87:629)} **Tu-16に雷撃型があったって本当ですか? Il-28なら雷撃型があり、中国では近年まで使っていました。 Tu-16Tとして初期の限定生産型に有ったみたいです。 1965年頃、これらの機体で生き残っていたものは、 Tu-16Sと言う救命ボート投下Versionに変更されています。 #right(){(90:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}確かまだ現役だったような→近年まで使っていました。に修正 ジェット機で雷撃 魚雷は爆弾などより繊細な構造を持つため、高々度からの投下、高速度からの 投下は出来ません。低空低速でないと壊れてしまいます。ジェット機で低速に すると回転数が落ち、エンジンの原理上スロットルを開いても出力が戻るのに レシプロエンジン以上に時間がかかります。低空に付き物の気流の乱れなどで いきなり高度が落ちても対応できず、墜落してしまいます。回転数を保ったまま 低速を維持するためには、エアブレーキを開き、脚を降ろすなどして対気抵抗を 最大にするしかありません。それでも回転数は鈍いレベルまで落ちるでしょうし、 そのような形態ではまともな機動は出来ませらし、気流の影響も受けやすくなります。 ジェットで雷撃、は絵にはなってもメリットが考えにくい用法なのです。まあ それしか攻撃手段がなければ、A-10のような専用機体を開発する事になったでしょうが。 #right(){(90:system)} S-3(ジェット機)は装備品リストに短魚雷があって 使用時には抵抗傘を開いて投下することになってる まぁ対潜水艦用にはこれで充分なんだろうし、水上艦 向けでもそんなに差はないと思うなぁ ハープーンとか使った方がずっと楽で安全だけどさ #right(){(90:214)} 水上艦を魚雷のソナーで探知、追尾するのは容易ではありません。 航跡追尾、パッシブ音響追尾なら可能でしょうけど。 でも、おっしゃる通り、わざわざ魚雷使う必要はないですね。 #right(){(90:system)} 潜水艦は対空砲やSAMを撃ってこないからね。あと、護衛の戦闘機もいないし。 #right(){(90:216)} **フォックスバットのほうがフォックスハウンドよりも速く飛べるんじゃなかったっけ? 低空ではフォックスバットのほうがフォックスハウンドより遅い #right(){(91:424)} そもそもMiG-25の最高速度はマッハ3.2じゃないし。 量産機の最高速は、機体構造を解析した結果、マッハ2.8が米軍の見解。 マッハ3.2と言うのは、1971年にイスラエル軍のレーダーに捕らえられた時の値。 まあ、偵察型のMiG-25Rは、カタログデータではマッハ3.2を謳っているが。 #right(){(91:426)} >米軍の推定値と実測値のどちらを信じるべきかな? レーダーによる測定には誤差がつきもの。 特に今から30年も前の技術だとドップラー効果の測定にはかなりの誤差がある。 オペレーターがスコープ上の移動速度から割り出したのだとすれば、数十%の誤差が出て当然。 #right(){(91:428)} そもそもミグ自体が既にデータを公開していて、最大速度時速3000km(≒M2.88)と明らかにしている イスラエルの「計測データ」には情報操作が言われているし、 そもそもレーダー観測で速度は正確には計測できない #right(){(91:429)} **たぶん戦闘機だと思うんですけどミグ22、26、32ってどんなのですか? 存在しません。 ミグの戦闘機は、奇数番号のみです。 #right(){(92:244)} ソ連(ロシア)の航空機命名規則では、戦闘機は奇数、それ以外の機種は 偶数と決まっています。 #right(){(92:249)} >>249 Tu-95 #right(){(92:250)} 既に見事な反例が示されているが他にも Mig-27攻撃機 Su-25攻撃機 Su-7/17攻撃機だとか Yak-28迎撃機 Tu-128迎撃機 といった例外がある、、、 しかし質問のMig-22,26,32はいずれも存在しない機体の様だ #right(){(92:251)} >Mig-27攻撃機 >Su-25攻撃機 >Su-7/17攻撃機だとか これらはいずれもソ連的には「爆撃機」の扱いだったと思う。 >Yak-28迎撃機 >Tu-128迎撃機 こちらはどちらも原型が「爆撃機」でその番号を引き継いだ。 それからTu-95は、もともとはツポレフ設計局の番号だったんじゃなかったかな。 #right(){(92:252)} >これらはいずれもソ連的には「爆撃機」の扱いだったと思う。 「戦闘機」と言いたいのではなかろうか? #right(){(92:253)} 「戦闘機」の定義が、旧ソ連と西側では違う罠。 #right(){(92:254)} **Mig21bisというような表記をよく見るのですが、bisの読み方と意味を教えてください 読み方:ビス 意味:改良型 #right(){(93:57)} bisは「2度目」とか「再び」という意味のフランス語で、ソ連では戦前から「改良型」の意味で使われてきました。 フランス語での読みは「ビィ」ですが、ロシア人が実際にどう発音していたのかはわかりません。 ちなみに「3度目」という意味のフランス語「ter」(テール)も使われており、ポリカルポフI-152、I-153はそれぞれ I-15bis、I-15terと記されることもあります #right(){(93:59)} ロシア語ならばбис(bis)の発音はビスあるいはビースだな。 #right(){(93:65)} >これまでここではイタリア語説、ラテン語説が紹介されていたがいったいどれが真実なんだ? ラテン語から、仏・伊語になったんじゃないか? 仏伊共、印欧語族のロマンス系だし。 ロシア語も、仏語と縁が深いから、そこから導入されたんだろう。 #right(){(93:141)} **ソ連・ロシアの戦闘機の練習機型についている「UTI」って記号の意味を教えて下さい УТИ= Учебно-тренировочный истребитель 直訳すればまあ「教育訓練戦闘機」ってとこかな。 #right(){(95:913)} リースするつもりが、ロシア側からは10機単位の購入を迫られて断念だったはず。 #right(){(97:剣恒光 ◆YR1Hskt.M.)} **その昔パリ航空ショーでSu-27がブガチョコブラという特殊な飛行をしたのを見た西側関係者が驚いたとの話がありますが、 >これはどういった理由で驚いたのでしょうか? 飛行機が上を向いたまま、墜落もせず、普通に飛んでいれば誰でも驚く #right(){(97:492)} 迎撃機と推測してた大型戦闘機が あんな動きをすれば驚きも倍増 #right(){(97:493) **イェルモレイエフYer-2、これの逆ガル採用の理由は何なんでしょうか? 元々、Bartiniと言う人が設計した長距離民間輸送機のを最小限の改造で爆撃機にしたためです。 Stal-7自体も少し逆ガル翼となっていましたが、中央胴体に爆弾倉を設けた上、脚部の設計はStal-7を 流用したため、可成り急な逆ガル翼になっています。 #right(){(100:眠い人 ◆gQikaJHtf25)} 機体と地面のクリアランスを特に大きくしたくは無い場合でも、脚を短くして安全性を増す効果はある。 残念ながら、安定性が概ね悪くなるから、必ずしも着陸時の事故が減らなかったりするし、 翼の構造を強固にしなければならないので、脚を短くしても軽くならないのが悲しい。 逆ガルのその他の利点として、主翼付け根に上反角が付いて無いから、フィレットを無く せられる場合がある。 表面抵抗が減るので高速機向きであると考えられていた。 #right(){(100:895)} **MigはMiとGで別の語から取られてる? 創設者のアルテム・ミコヤンとミカエル・グレビッチの名前からきています #right(){(102:277)} 補足 ちなみに「Mi」の方はMoscow Helicopter Plant の創始者、 Mikhail Leontyevich Mil から取ってます。 #right(){(102:system)} **MiG-25の後継のMiG-31が作られたのは何故なのでしょうか? MIG31はMIG25の後継機ではありません。 MIG25の機体を利用して、アビオニクスの近代化を図った戦闘機です。 MIG25の機体は余積が大きいため、大型の電子機器を納めるのが容易だったのです。 #right(){(104:92)} 高空高速に特化したMiG-25から、 ルックダウン可能なロングレンジレーダーと より低燃費のターボファンエンジン、 シュートダウン可能な長距離ミサイルを多数備えた 巡航ミサイルにも対処可能な広域迎撃機MiG-31に生まれ変わっております。 (なんかMAPOの宣伝文そのままみたいだなw) #right(){(104:93)} **MIG-21-2000、現代の主力戦闘機に対してもいい勝負が出来ると思うのですがどうでしょう? 戦争はシステム 個々の兵器の性能を論じても・・・とはこのスレでよく言われることですが、 機体の性能だけを取ってみても、 視野の狭いFCSにBVRも運用できないのでは、少々推力重量比が改善しても、 「現代の主力戦闘機」に単独で対抗するのは難しいと思いますよ。 まあ脅威のレベルしだいですが、あくまでも限定的な脅威に対処する、 GCIやAWACSに管制され地域的な防空に寄与するといったものだと思います。 #right(){(106:30)} ショックコーンが小さいため大口径のレーダが積めない、従ってレーダレンジが短い。 燃料タンクが小さいため先頭行動半径が短い。 航続距離を伸ばそうとドロップタンクを搭載したらウェポンの搭載量が減る。 ステルス性を全く考慮してないデザインだし、ただの尾翼つきデルタじゃ大した機動は望めない。 低コストに調達できるから、用途を限定すれば使い道はあるが、 現代の主力戦闘機とタメ張るのは無理。 #right(){(106:70)} **MiG-29フルクラムとSu-27フランカーってMiG-29のほうが格下でしょうか? 運用が違うだろ。 #right(){(107:406)} 機体の要求性能が違うので格が違うのはしょうがない。 局地戦闘機と長距離制空戦闘機だから。 まあ実戦ではMiG-29の完敗だけどね>Su-27 VS MiG-29 #right(){(107:407)} >あとMig-23フロッガーとミラージュ5ってどちらが機体性能は上なんでしょうか? ミラージュ5はミラージュIIIの簡易型 原型であるミラージュIIIとMiG-23との差は「Su-27 VS MiG-29」以上にある #right(){(107:408)} **陸上自衛隊が資材をイラクへ輸送する為にロシアのアントノフ輸送機を借りたというのは本当ですか? 多分この飛行機。 アントノフAn-124 この機体ははみての通りC-5ギャラクシー並みの搭載量を誇り、 しかも容易に安価でリースできるから。 #right(){(109:101)} もともとC-130は戦域内輸送機であり、短い滑走路、荒れた地面にも ある程度着陸できる替わりに、積載量に限界があるだけでなく 航続距離も短く、イラクまで行くとなると何度も着陸、給油する必要が あります。An-124は逆に戦略輸送機なので遠距離まで多量の荷物を 運ぶことができ、同時に足回りやエンジンがタフなので、荒れた 滑走路での運用も可能という、ロシアの航空機の特長をも持ち合わせて います。アフガニスタンなどでNATO(英国だったかな)も借りていたはずです。 余談ですが、米のストライカー機甲師団は多数所有するC-130に 合わせるために大変苦労して作られたのですが、上記の理由から 実際に展開するにはC-17やC-5を併用して積み替えねばならず、 結局使えるだけの数を展開するのは船の方が速いと言われています。 バカな重量、サイズ制限に合わせる開発費用で、直接乗り入れできる C-17を購入し、今のM1、M2を使った方が安くてより安全な部隊になった、と。 陸軍の予算を空軍にやるわけにはいかなかっただけ、とか。 補足 輸送機比較 ペイロード、その場合の飛行距離 ( )内は減量時、は C-130J 19t/5250km、An-124 150t/4500km (80t/8400km)、 C-17 75t/4450km(18t/8150km)、A-400M 30t/4500km(20t/6600km) 価格、ペイロード(kg)当たり単価は C-130J 75億円/38万円、An-124 100億円/6.5万円 C-17 220億円/29万円、A-400M 100億円/26万円 #right(){(109:system)} **ドイツは東独と統一したときミグ29を空軍に編入して使用したそうですが、AWACSとのデータリンクはどうしたのでしょうか? 管制といっても、単なる無線電話であれば、極論すれば国際救難周波数のように、 航空機ならたいてい積んでいる無線機器を使用すればできないでもありません。 ただ、この周波数は緊急用ですから、専有できませんが。 とりあえず、平文の口頭指示であれば無改造~最低限の改造でなんとかなります。 問題なのは傍受、妨害防止のために暗号化したり、周波数分散などを行う、 あるいはデータの送受をするといった、現代の管制ができないということです。 ドイツのMiGがどうだったかは知りませんが、結局近代改修を行ってまともに編入する費用がかかりすぎるので、 1ユーロで売り渡してしまったわけであり、AWACS管制の外に置いたか、 あるいは上述したような簡易な方法を取っていたものと憶測します。 #right(){(114:system)} 統一ドイツ空軍のミグ部隊は、いわゆるアラート任務などに付かない、テストと 訓練での仮想敵に徹した部隊だったのです まぁ研究任務も兼ねた教導隊と思ってください したがって、E-3とのリンクは必要ないし、むしろ合ったら邪魔なだけでしょう #right(){(114:837)} **ベルクートの正式な名前はSu-47とS-37のどっちなのでしょうか S-37は試作機名称 T-はデルタ翼系列 Su-は制式された場合の名称。 #right(){(116:376)} **Su-9とMiG-21はほとんど同じ形をしていますがこの二つはなにか関係あるのでしょうか? TsAGIが決定した、超音速を得るに必要な機体形状に忠実に従った結果です。 もう一つ、Su-7とMiGの試作機は、両方とも大後退角の主尾翼を持っています。 #right(){(117:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} ソ連では中央流体力学研究所(TsAGI)が考えた空力で いくつかの設計局に戦闘機を開発させたため似た形になります #right(){(117:892)} **MiG-25の偵察機型はマッハ3を出せるが、戦闘機型はマッハ3は出せない? MiG25に限って話をします。 まず、 > 戦闘機型は偵察機型と違って外部燃料タンクもミサイルもあるんだから遅くなって当たり前だろう、 最高速を測定あるいは論じるにあたって外部装備をつけた状態で考えるかクリーン状態で考えるのかは 最初に決めるべきことです。 > しかも偵察機型のほうが後発じゃないか、と思ったのですが、 MiG25は偵察機型が先に初飛行しています。配備開始も偵察機型が先です。 Ye-155R-1 初飛行     1964年3月6日 Ye-155P-1 初飛行     1964年9月9日 MiG25R   国家試験合格 1969年末 MiG25P   国家試験合格 1970年4月 両者をクリーン状態で比較するなら機首の細い偵察機型の方がやや有利ですが、どちらにせよ 最高速は空力加熱によって制限されますので、構造が同じである以上は制限マッハ数も同じです。 実際の運用時に発揮する最大マッハ数と言う意味であれば、偵察機型の方が速いと考えてよいです。 #right(){(122:True/False ◆ItgMVQehA6)} **ミグ25は現代の制空戦闘機、または局地戦闘機として役にたつのでしょうか? どんな旧式機でも一定程度は役にたつ 状況次第だよ たとえば米軍がB-52オンリーでロシア侵攻を図った場合なんかは ミグ25は相当有効だぞ #right(){(122:73)} >F-15とかF/A-18なんかの戦闘機相手ならどうでしょうか? 湾岸戦争ではモンキーモデルのMig25がF/A-18を撃墜してますよん #right(){(122:76)} vsF/A-18は湾岸で実績があってミグ25の勝ち vsF-15は米とイスラエルの一方的情報ではF-15の圧勝だが シリアなどの主張ではミグ25も数機のF-15を落としている やっぱ状況次第だよ #right(){(122:77)} **冷戦時代、なぜアメリカはMIG-21の設計図を盗んでコピー機を飛ばしてアグレッサーやデータ収集に使わなかったんでしょうか? それは現在の米ロの軍事技術その他を見ているからそう感じるかもしれません。 しかし、戦中から戦後、1980年代くらいまでは米ソの軍事技術は ほぼ拮抗しており、諜報戦においてもやはり同等のレベルでした。 双方、情報漏洩はまれにあるものの、 戦闘機の実物は言うに及ばす、設計図などの最高機密は ガードが堅く、盗むなどということはほぼ不可能でした。 もっとも、その兵器が最新鋭から一歩後退し、 やや旧式化して第三国へ流れ出すと、その入手は容易になりましたが。 また、設計図があればコピーが作れるというのは全く誤りです。 航空機のような精密機械はいうに及びませんが、 ほとんどの機械は設計図プラス現物があっても、なかなかコピーは成功しない。 必ず劣化します。コピーする意味も少ないでしょう。 #right(){(122:235)} 冷戦時代、アメリカは本当に「秘密のルート」や公開ルートでミグ戦闘機シリーズを集めて、 例の「エリア51」でテストしておりました 公開ルートの方は日本、台湾、韓国等に亡命したMiG-15から-21、 エジプトからF-16とバーターする形でもらった-23などが有名です 「秘密ルート」の方はルーマニアが経済援助の代わりにひそかにアメリカに送った -19などの例が明らかになっています このソ連機を集めた部隊は最盛時には40機から50機を運用していて、テストだけでなく DACTも行っていたそうです #right(){(122:262)} **フランカーのコブラは実戦では役に立たないと言われますが? >相手と旋回ドッグファイト中に角度を急激に変えられるわけですから一気にロックオンできてミサイルを発射できるのではないですか? >クルビットは一気に後方の敵をロックオンできますよね。 問題は、双方とも動いている状態で「一気にロックオン」などできないという点。 コブラ機動自体にはたいした意味はないが、あれができるということは超機動が可能な証拠だ 現代の空戦はエネルギーの急減=急減速と、過大ともみえる推力によるエネルギー急回復を繰り返して行われる #right(){(369:496,499)} **MiG-29って駄作機に見えます >なぜエアインテークがあんなに低い所にあるのですか?離発着時にゴミを吸い込んでしまいそうですが。 >あと何故、航続距離が短いのですか? 機体下面にインテイクを設けると、高迎え角での機動時でも、安定した空気の取り入れが可能。 ゴミの吸い込みについては、離着陸時だけインテイク内に張られるスクリーン(ランプ兼用)で対処。 航続距離については、元々防空用の機体なので大して問題にはならない。 #right(){(367:647)} >でもさあ、ソ連の広大な防空網を守るのに、MiG-29では力不足では? >MiG-29を作るぐらいなら、Su-27やその派生型を量産した方が良いじゃん。 >しかも、MiG-29はドッグファイトでSu-27に負けてるし。 「ソ連/ロシア空軍」が、実は前線空軍と防空軍という二つの組織の総称であることはご存じ? 防空軍は航続距離の長いSu27系列の機体を使用していますよ。 #right(){(367:664)} **フランカーシリーズってわけがわからないぐらいあるんですが、初心者向けサイトとかありませんか? http://www.k2.dion.ne.jp/~konjyo/su27/type.htm http://su-37jk.sakura.ne.jp/su-27_evolution.html #right{(Su-27系列戦闘機スレ2:880,907)} **Su-35BMに搭載されているとされるイルビスレーダーと、ラプターに搭載されているAPG-77、どちらが探知距離が長いのですか? >昔から、旧東側の軍用機は、アメリカの軍用機に比べ、電子機器に後れを取っているなんて言われていましたけど。 電子機器の東西の差はなくなりつつあると思います。 その程度は不明ですが・・・ わかりやすいまとめがあった: http://www.f-16.net/f-16_forum_viewtopic-t-8912.html Irbisは、 3m2 at the range of 350 to 400 km away 一方APG-77は、 1 m2 at the range of 200 km away = 3m2 at the range of 375 to 440 km away theoretically ほぼ同等といっていい数字です。 しかし、探知角ではIrbis圧勝。 Maximal horizontal scanning angle of Radar: F-22A: +/- 60 degrees Su-35: +/-120 degrees 同時探知目標数ではこんな数字。 17. Capability of multiple target engagement: F-22A: Tracking 100 and engaging 6+. Su-35: Tracking 30 and engaging 8. #right{(495:84)} **フィッシュベッド フロッガー フロッグフット のネーミングの意図を教えて下さい。 NATOコードネーム個々には意味はないよ(と言うのが公式見解)。 戦闘機の場合頭文字はF 爆撃機の場合はBなどおおざっぱな決め事はあるらしい #right(){(6:228-229)} **MiG-35が開発されたとのことですが、MiG-33はどうなったのでしょうか? >MiG-33は、MiG-29やMiG-35と比べてどのくらいの性能がありますか? MiG-33はMiG-29Mの輸出型。MiG-29ME=MiG-33。Su-17とSu-20/22の関係と似ている。 操縦系統をフライバイワイヤにしたり、エアインテークのギミックを廃止して燃料タンクにするなどの改良を行った型。 MiG-29Mは当時ロシアが財政難だったため採用されず、輸出型に販路を見出そうとしたが、結局売れず、今はもう売り込みもしていない。 #right(){(440:136)} **Su-27なんかのSuの部分は,普通に「エス・ユー」って読み方でいいんですかね?  Suを英語圏の人間は「スウ」と読むようです.Su-27は「スウ トゥウェンティセブン」とかなるわけ.  ソ連大使館の武官もSuをスー,Tuをトゥーと読んでいた.その武官はその後スパイ容疑で逃げ出したが(笑). (軍事板) **MIG-29が模擬戦でF-16を圧倒したというのは本当でしょうか? 西ドイツ空軍のF-16と東ドイツ空軍のMig-29を用意して行なわれた模擬戦において、東側のヘルメット連動式 広域ロックオンに対応した近接格闘ミサイル(R-73、NATOコードではAA-11アーチャー)に対抗する手段が 西側機体にはなく、相対的には死角から発射された判定でF-16 は完敗。 実戦しなくて助かった、という話は結構有名です。 http://archive.mag2.com/0000183750/20080106003000000.html http://page.freett.com/area508/img/maker/hanger-mikoyan.html #right{(498:349)} **フランカーにはデータリンク付いてないの? Su-27などのロシア機のデータリンクシステムはAWACSによる早期警戒管制よりも、 戦闘機相互間による通信に重きが置かれています。 4機~5機程度のSu-27(最低1機は複座のSu-30)の群れは相互データリンクされていて、 100Km前後の幅広い間隔で並列に配置されてレーダー索敵を行います。 Su-27は友軍機が探知した目標も自らが探知した目標と同じに扱え、そのうち1機のコマンダー機は、 「群れ」を指揮することによりAWACS機能を模擬することができたはずです。 また西側戦闘機にも同じような能力はあるのですが、 AWACSに対して依存度の違いがシステムの違いとして見て取れますので、 仮にAWACSが撃墜された場合、大きな指揮障害をもたらすことは確実ですし、 むしろ混乱に近い状況が生まれるかもしれません。 それに対してAWACS依存度の低いロシア戦闘機は戦闘機相互間による指揮通信網を確立することにより、 「空中では決して壊されない」データリンクシステムを作り出しています。 確かにAWACSによる管制と比較してまだまだ未熟なシステムではありますが、 将来には大きな可能性を秘めているのは間違いありません。 #right{(空自次期主力戦闘機スレ487:ぬこ ◆T3E65tDKhc)} **ミグ35ってF-16と同じぐらいの性能なの? >ミグってすんごいボロいイメージがあったんだがそうでもないのか AESAレーダーと推力偏向ノズル(オプション)で、 この手の世代で重要になる電子機器、機動力はF-16シリーズを凌いでます。 RD-33エンジンはモジュラー式の設計になっているので、 複雑な整備を避けて、分割して交換できるためエンジン稼働率の高さも健在。 レーダーは30目標追跡、同時6目標への攻撃能力を持ち、 また高レベルなEMCON環境下でも目標を探知することのできる新型IRST、 OLS-35をコクピットの前と右エンジン下面に備えてます。 このOLSはTV/赤外線/レーザを複合的に用いて光学的に目標を探索・追跡するシステムで、 空中だけでなく地上、海中の目標を探知する事も可能になってます。 F/A-18と同じく空中給油母機としての機能も持たせることも可能との事。 全体的にアビオニクスの能力がかなり向上しているため、 従来型のMig-29シリーズならともかくこのMig-35ならば性能面で、 F-16シリーズを凌駕しています。 ただしデータリンクを含めた防空体制の面から見ればF-16E/Fタイプ相手ならば、 対抗できるかどうかというレベルだと思います。 (個人的にはEF-2000トランシェ3に似通った代物) #right{(空自次期主力戦闘機スレ490:ぬこ ◆T3E65tDKhc)} **ミグ25って、マッハ3で何分飛べるんですか? MiG-25の制限速度はM2.83 その速度を超えて飛行した事も有るという。 (シナイ半島での地上レーダー観測(実際の飛行速度とは必ずしも一致しない)でのM3.2が有名だが) 時間制限は当初3分とされたが次第に延長されついには無制限となった(勿論燃料のもつ範囲内でだが) シナイ半島では40分近くA/Bを吹かして飛行したという。 ちなみに超音速での航続距離は1250kmとされており、全行程M2.83で飛べば25分程になる計算。 以上主に世傑の情報。 #right{(523:610)} **フランカーの機動にクルビットというものがあるみたいなんですが、あのような機動が出来るようになったのはなんのお陰なんでしょうか? >そもそも戦闘機の運動性(?)が何によるものなのかわからないんですが、教えてくれませんか? >エンジンがよりよいものになったのか、コンピュータが進化したのか、機体の設計なのか… その全てによる、としか。 例示されたフランカー系の戦闘機だと、 Su-27→原型機。 超高仰角機動「コブラ」が可能 Su-35→カナード追加 「コブラ」を横倒しにした「フック」が可能 Su-37→更に推力偏向ノズル付きエンジン装備。 「クルピット」が可能 という形で発展している。 基本的にSu-27系は高仰角時の操縦性や失速速度周辺(ポストストール)での操縦性が高い。 ああいった極端な飛行姿勢でも操縦性を確保できるのは機体の設計による処が大きい。 次にエンジンだが、推力の増強は勿論のこと、コブラ系の機動ではヨーイング(左右の動き)を左右エンジンの推力調整で行うので (方向舵は機体の乱流の陰に入ってしまうので)パイロットの微妙なスロットル操作に迅速に反応できるエンジンが求められる。 また、機動中は機体の本来の軸線(=エンジン、インテークの軸線)と飛行方向(空気の流入方向)が大きく外れる事になるため、 エンジンに流入する空気も通常とは異なった乱れたものになる。そういった状況で前記の様な信頼性を確保できなくてはならない。 最後にコンピュータ。 前述の様に、Su-27に限らず、最近の戦闘機は従来になかった舵面を持っていたり、従来型の舵面構成の機体でもコンピュータによる 制御を導入しているのが普通。 またエンジンの項で述べたエンジンそのものの制御のほか、インテイク内の気流制御にもコンピュータが導入されている。 #right(){(349:76)} **ロシアのSu-32にキッチンがついてるというのはロシアンジョークだと聞きましたが Su-32はともかく、その原型機であるSu-27IB (とゆーか、それがそのままSu-32という制式名になったという説もある) には一応キッチンが付いてる。 まあ、実態は食品を温めるだけの簡易なものだが。 ttp://www.flug-revue.rotor.com/FRheft/FRH9908/FR9908f.htm ttp://www.ctrl-c.liu.se/misc/ram/su-27ib.html んで、Su-27IB = Su-34 は高度10000メートルまでマスク不要の旅客機並み与圧、 その気になれば横になって寝られるシート間の空間など、なんだか贅沢なものらしい。 おまけに射出座席 K-36dmにはマッサージ機能が内蔵されている。 ttp://www.globalsecurity.org/military/world/russia/su-34.htm #right(){(349:694,702)} **Su-27系列の後方警戒レーダーは有名ですが、他の戦闘機は殆ど装備していないのでしょうか? Su27系列と一口に言うが、積んでいるのはカモノハシみたいなフルバックから。 テールコーンには二段式ドラッグシュートが入っていて、降雪時の着陸距離の 短縮に使われていた。艦載型はアレストフックで降りるし、長いテールコーンだ と大迎え角で甲板と擦るんで、ドラッグシュートをおろして短くした。戦闘機型で はSu35から後と言われている。 後ろにミサイルが撃てる、というのはSu27がパリ航空ショーに初めて出た89年 当時から言われていること。ミサイルを後ろ向きに積んで、FCSはそのミサイル のシーカーのデータを見て狙いをつけるというもので、後方捜索レーダーが無く てもできるというものだった。 #right(){(558:698)} **ロシアの戦闘機で「Su-30MKI」の「MKI」とか「MiG-21bis」の「bis」とか「MiG-29K」の「K」とかはなにか命名規則があるのでしょうか? ロシア/ソ連機の場合はNATOネームと軍の名称とメーカーの付けた名前が混在してるから それをまとめた統一的な規則などない 例に上がっているのではMiG-29KはNATO、スホイのMKIはメーカー名だ #right(){(573:300)} **ロシア製の戦闘機には、パイロットが空間識失調に陥った時の為の緊急システムがあるそうですが、 パニックボタンってやつですね。 空自のF-2にも付いてます。 #right(){(339:231)} **Su-27は、増槽を付けてる画像をみません。何でですか? Su-27は内部燃料タンクで充分な航続距離が得られるため、 基本的には外部燃料タンクを搭載しません。 http://membres.lycos.fr/cbonnet/sukhoi.htm を参照すると、 > Thanks to the integral aerodynamical arrangement the constructors were able to put a huge amount of fuel > into the fuselage. It was shown that the requested range of 2500 km plane could be achieved with only > 5350kg of fuel (the complete amount was 9000kg). ということで、内部燃料6割で要求仕様の航続距離2,500km、 満タンで航続距離4,000km飛行できるため充分なのです。 また、Su-27SMK(デモ機のみ)ではMTB-200という外部燃料タンクを搭載可能なようですが、 こちらはググっても情報が出てこないので、識者待ちです。 http://russiantea.hp.infoseek.co.jp/newone/page011.html http://forum.keypublishing.co.uk/archive/index.php?t-49214.html #right(){(591:過去庫の人 ◆WrXz5lbc8Y)} **MiG-29はなぜフィンランドに採用されなかったの? MiG-29はその一年以上前から東独駐留軍のが鮮明な画像で出回っていて、性能もすでに丸裸同然。 フィンランドに出張ったのは「売り込みに来たか」程度のニュース価値しかなかった MiG-23Kのフィンランド訪問時には、Kの存在自体が知られていなかったし、エンジンがピュアジェットか ターボファンかすらもわかっていなかったとあって大騒ぎだったぞ #right(){(328:160)} **フランカーはドッグファイトなら強いのか? ユーロファイター・タイフーンの開発元であるBAEシステムズがSu-27を基準に近接格闘戦の戦闘力を比較したデータがあるが、 これによると F-22 91%(勝率。100回近接格闘戦やって内91回F-22が勝利と想定、以下同じ) タイフーン 82% F-15E 60% ラファール 50% F-15C 43% F/A-18C+ 25% F/A-18C 21% F-16C 21% となる。中距離ミサイル戦はまた別なのだろうが、短距離AAMやバルカンの戦闘レンジではSu-27が侮りがたい戦闘力を有していることがわかるだろう。 #right(){(598:150)} **なぜMiGとスホーイに差がついたのか? Su-27に関しては運用から四半世紀経った今でも欠陥らしい欠陥が見つかっとらん。 同じロシアの航空機メーカーでもスホーイとミコヤンでは初期不良率、納期の厳守、 アフターサービスで大きな差が付いておる。 兵器市場でSu-27とMiG-29に大きな差が付いたのにも大きな理由があるからだ。 MiG-29の大量退役は フルクラムが事故起こしたので総点検して老朽化が著しい物を早期に除いた為 90年代の財政難の時の整備環境が影響してる MiG-29は1983年配備開始の古参兵だが、エアフレームがアルミ合金だから長期運用には限界があるのよ。 MiG-31はある程度領空が広い国じゃないとメリットが大きくないからなぁ。 でも80年代前半にフェーズドアレイレーダーと編隊内無線データリンク、 M2.3での超音速巡航を実現したのは神すぎる存在だわ。 #right(){(ロシア周辺スレ15:770-772)} **スホーイシリーズはF-15とタメはれる能力と言われてるにも関わらず、価格が意外と安いんですか? 安くない いまじゃF-15Eとほとんど変わらない ちなみに韓国でのFX選定のさい F-15Kの40機で45億ドルに対して スホーイはSu-35を40機で40億ドルと提案していたらしい 戦闘機の値段は機体だけではなく、機体を整備するためのノウハウ を教えるための代金等も含まれるから一概に値段は決められません。 #right(){(300:300-301)} **Ye-66はMiG-21そのものなの? 細かいことを言うと、MiG-21(izd.72)のツマンスキーエンジンはR-11-300、 ポピュラーなMiG-21FはR-11F-300、Ye-66はR-11「F2」-300。 Ye-66の方が推力がやや大きい。 http://en.wikipedia.org/wiki/Mikoyan-Gurevich_MiG-21 Ye-66がMiG-21のバリエーションの1つに過ぎないのは事実。 #right(){(679:541)} **MIG-21にF-4より勝ってる点ってないのかな? コストパフォーマンス F-4にやや劣る程度の性能をF-4の数分の1のコストで装備できたことこそMiG-21最大の強み ベトナム戦争のキルレシオ2:1にアメリカが震撼したのはまさしくコスト的に引き合わない戦果だったからだ 朝鮮戦争時代のキルレシオ6:1と比べても西側の技術的優位が急速に脅かされてると思ったからだ その辺が、空戦性能重視のF-15・F-16開発に繋がってる #right(){(686:192)} **よく旧ソ連,ロシアの戦闘機のエンジンはすぐだめになると聞きますが,これは工作精度が悪いのか,そもそもの設計に問題があるのか,どっちでしょう? 西側のものに比べれば工作精度や材質で劣っている、というのは絶対的にある。 でも根本的な理由は、使い捨てが前提だから。 ロシア(ソビエト)の航空機用エンジンは、修理し部品を交換して長く使うよりは 耐用時間が過ぎるまで使い倒して限界が来たらエンジンごと交換する、という発想 で設計されている。 大量に生産し大量に配備し大量に運用するのが基本理念だったソビエト兵器は、 そのほうが合理的だしコストも安く済むから。 仮に設計をそのまま日本で生産しても、その部分は変わらない。 それを変更したらエンジンを位置から設計しなおしたのと同じになる。 #right(){(256:623)} ソビエトは一部の金属工学や金属加工技術ではむしろ西側よりも進んでいた。 だけど、大推力が出せて耐久性があるエンジンを、ソビエトの軍事ドクトリン に合わせて安価で大量に生産する事は不可能だった (別にソビエトが遅れていたからではなく、アメリカにだって不可能だったろう)。 アメリカは「高性能の兵器を、財政の限り生産する。数が揃えられなければ少数精鋭で」 という考え方をしたけれど、ソビエトは「ある程度性能が低くなってもいいから、自軍の 求める数を揃えられる方法」を選択し、それにはエンジンを使い捨てにする替わりに ある程度の高性能が出せ尚且つ大量生産が可能、という方法を選択した、ということ。 #right(){(256:647)} 西側の戦闘機エンジンは機体寿命、運用寿命が終わった後もムダに(数倍とか)残っており、 過剰品質というか、実用を考えていない作り方だったという反省が、西側内部で出ています。 過剰品質は重量増につながり、カバーするために全体が大型化し、高価にもなりました。 最近は過剰寿命とならないよう設計が最適化されてきていますから、西側エンジンの寿命はロシアに近づいていくでしょう。 メンテ頻度はまた別の問題ですが、ロシアの最新のエンジンは西側水準に匹敵しつつあるようです。 #right(){(259:571)} **ロシア軍機の読み方を教えて。 >Tu-16って何て読むのですか? ロシア式だと、 Tu=トゥー MiG=ミグ Su=スー An=アン Mi=ミー Il=イル Yak=ヤク La=ラー Be=べー Ka=カー #right(){(149:85)} **フランカーやMigはF-15と同等に戦えるって聞きますけど、なにか実績は有るんですか? インドのスホーイ話は、2004年2月15日から2週間わたって、 デリーの南にあるグワリオールで開催された「Cope India」演習での 出来事です。インド側からの「印3対米1の機数、AMRAAMなしの近距離戦のみ」 という条件を米第3航空団が呑んで行われたため、機数の差を 中距離ミサイルでまず埋め、残りをIR誘導ミサイルの接近戦で片づけるという、 米の空戦ドクトリンを使用できないハンディキャップゲームとなっています。 米側はAESAを装備していない、しかしデータリンクとヘルメットマウントサイトは 装備したF-15Cが6機。米パイロットは13名。インド側はスホーイSu-30。 最新型のSu-30MKIは参加していません。周辺配備役としてMiG-29も参加。 F-15Cが4機の編隊に対し、インド側が12機(時にMiG-21も参加)が基本パターンで、 Su-30間にはデータリンクがあったようです。ハンディゲームとはいえ、 インド空軍の戦術、戦技は一流だった、と米側は評価しています。 #right(){(175:830)} **戦後のソ連爆撃機の戦績を教えて。 9機のTu-16で米国に多大な出費を強いたし、ミヤシシチョフのバウンダー も同じく米国の航空機搭載用原子炉研究に多大な出費を強いた。 Tu-98はB-58を開発させたしね。 米国に幾ら金を遣わしたかわかんないよ。 実戦は、Tu-16/22Mが参加したアフガン戦争くらいじゃないかな。 イラン・イラク戦争、中東戦争では殆ど役に立ってなかったみたいだし。 #right(){(ソ連戦略爆撃機を語るスレ:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **北朝鮮はまだMig15使ってる? 複座型を練習機としてまだ使っているらしい さすがに戦闘機としては使っていないようだが、詳細は不明 #right(){(俺初質スレ20501:739)} **Tu-95尾部銃座1門で足りるの? >B-29は全周機銃で固められてたけど 銃座は重いし、空気抵抗も増えるし、機内スペースも減るし、デメリットも多い 戦訓の分析で、尾部銃座が一番重要なのがわかったから、それだけを残した B-29も、対日戦の末期には、軽量化のために銃座を撤去したが、尾部銃座だけは残してる 全周防御と、飛行性能と、どちらを優先するかの話 #right(){(俺初質スレ436:267)} あと、これからはミサイルの時代だ!と言って、戦闘機の機銃まで全廃した各国が、 ベトナム戦争を見て大慌てしたように、 爆撃機の銃座だって、今後どうなるかわからんよ? #right(){(俺初質スレ436:268)} ----

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