戦法等


映画なんかでよく支援爆撃とか砲撃を要請するシーンがありますがあれってあんなちっこい地図でどうやって目標を定めてるんですか?

GPSみたいなのが発達している現代ならともかく昔はどうしてたの?
国や時期(大戦初期か後期か、とか)によってやや異なりますが、大体、以下のような手順です。

1.あらかじめ、大まかな目標を決定する。
2.砲兵の場合は試し撃ちを撃つ。航空機の場合は、細かい目標を伝えるために発煙弾等を撃つ。
3.砲兵の場合、観測拠点等から「試し撃ちから○○の方向(東西南北)に何メートル(射撃側にとっては何ミル)」と伝える。
  航空機の場合、「発煙弾等から○○の方向に何メートル」などと伝える。
4.射撃(効力射)、或いは爆撃。

これには当然、誤射や誤爆がつきものです。また、艦砲射撃の場合はこれと異なり、あらかじめ詳細な区分(座標)が決められます。
(くだらない質問はここに書け!:858)

機雷で外海への海峡を塞いだりして敵潜水艦の侵入を防ぐ「航路帯防衛方式」の欠点はどこなのでしょうか?

安全な航路を発見されたら全く無効になる
膨大な数の機雷&敷設艦が無いと有効な物が作れない
(初心者スレ1:56)

飽和攻撃って何?

文字通り、敵の防御能力を数で飽和させて無力化する攻撃です。
一度に40目標に対処できる防御システムに、同時に40+αのミサイルを撃ち込む、などなど。
高度な防御能力を持つ米空母艦隊に対する、旧ソ連の基本攻撃ドクトリンでした。
(6:274)

「槌と金床」ってどういう表現?

詳しいことは知りませんが陸戦に関する用語です。
金床は歩兵等により編成された半固定式の陣地で、槌は機動力を生かした歩兵・戦車だったりします。
金床で相手を引きつけて釘付けにしておいて側面・後方から槌を振るってグシャっとやるわけです。

左手で受け止めて右手で殴るようなもんだろ
頭じゃわかってるんだが実際にやるとなると左手がすぐ折れたりするから難しいよな
もともとは量的に劣勢な側の必殺技みたいに言われてたが、現実には数に勝る側が主導権とって強引に力技でやる場合のほうが多い

あまりに抽象的な概念だから、各人のイメージに多少の差異があるかも知れない
(6:515-516)

「トーゴーターン」と「ネルソンタッチ」について教えてくださいませ。

旋回砲塔よりもスポンソン砲の数が多かった当時の軍艦が
自分の弱点である船腹を晒しつつも火力を最大限に集中する戦法
(6:716)
要はフネの軸線に対して横方向固定射線しか持たなかった(あるいは主力火線の方向が固定されていた)時代のフネで
敵火線から逃れつつ最大火力を発揮するためにはどうするかについての、それぞれの指揮官(参謀)の解答ということになると思います。

 Nelson touchは、両舷に大砲が固定されてんだから片舷ずつ斉射じゃ敵と火力はおんなじになっちまう、
逆に敵のど真ん中につっこんじまえばこちらは両舷常に敵艦に対して射撃できるが、
敵は方舷射撃しかできないじゃん(乱暴ですが)ということで、敵部隊のど真ん中に突進して両舷打ちまくり。
 ただし、敵部隊は横に広がっている必要がありますし、当然こちらもタコ殴りになりますです。

 東郷ターンは、反航または同航の双方一本棒で射撃戦に入る直前に右または左に大回頭し、敵縦隊の火線が制限される進行方向に
味方縦隊の片舷斉射を展開する方法で(うまくいけば)管から出てくる金太郎飴をちょん切るように次々と敵艦を屠ることが可能になります。
 ただし、敵部隊は縦隊で航っている必要がありますし、
なおかつこちらの機動に対して柔軟な対応が♯できない♯硬直した部隊指揮の元に戦闘を行っている必要があります。
 また当然敵艦に対して、こちらはもっとも面積の大きな横腹を見せているので敵艦が冷静に対処して撃ち返してきた場合には、
むしろ縦深をもって対応できる敵部隊の方が有利ではあります。

 どちらも「一回こっきり」な戦術ですし、「戦史の中では勝利者の言だけに耳が傾けられる」原則から言えば「たまたま一か八かが的中した」ということですね。
(6:海の人)
日露戦争当時の艦砲の射撃精度は大したことなく、よく接近して狙わなきゃダメでした。
その結果、しばしば肉迫してすれ違た後、また敵と向かい合うために思いっきりターンする。

でまあ、すれ違う直前にターンしておけば、敵の背後を抑えて撃ちまくれる。
(68:358)
え~っと、それこそ東郷ターンでググって見て下さい。
文字で表すよりも、図で見た方が分かり良いと思います。

簡単に言うと、縦一列に並んで進んでくる敵に対して「丁」の字のように
一番弾丸が当たりやすい横腹を晒し、敵の直前を横切って先頭艦に圧迫
を加えつつ、側方に向けられる全火力(当然、前後方向より門数は多いです)
を用いて敵に十字砲火を浴びせるものです。
考案したのは山屋他人という後の第一艦隊兼連合艦隊司令長官で、これを
叩き台に司令部で検討を重ね、黄海海戦などでリハーサルを重ねましたが、
いずれも失敗しています。
ただ、上村中将の装甲巡洋艦戦隊がその戦法を唯一成功させ、それを基に
修正が加えられ、本番に臨んだ訳です。

この辺の資料としてお手軽なのは、講談社現代新書の「日本海海戦の真実」、
中公新書の「バルチック艦隊 日本海海戦までの航跡」ですね。
あと、「ツシマ」というロシア軍兵士が綴った本がお勧めです。
(68:眠い人 ◆gQikaJHtf2)
日露戦争当時の艦砲の射撃精度は大したことなく、よく接近して狙わなきゃダメでした。
その結果、しばしば肉迫してすれ違た後、また敵と向かい合うために思いっきりターンする。

でまあ、すれ違う直前にターンしておけば、敵の背後を抑えて撃ちまくれる。
(68:358)

月齢と軍事作戦の関係について教えてください。

アメリカ軍の方が夜戦能力は優れているから、夜の作戦は多いでしょう。

ステルス機にしても、特殊部隊のヘリにしても、無人偵察機にしても、月が明るいのは
百害あって、でしょう。ただ、当然敵方も新月は警戒してるわけで、まあ、一日ずらす
とかね。くもりの夜、という手もあるけど、天気は当てにならないからなあ。
(10:system)

戦車がやる機動力を生かした縦深戦とはなんですか?

敵の前線の奥深くまで攻めるらしいんですが奥まで攻めて囲まれてしまったりしないんですか?
縦深というのは何列も兵力を分散しておく事じゃあなかったかな?
水際抵抗とよく対比されて使われる言葉が縦深抵抗じゃない?
一線になるべく多くの戦力を割いて防御するのではなく、複数の線に抵抗線をつくる戦い方だよ。
遅滞作戦の一種と言っていいのかな?

戦車がやる機動力を生かした縦深戦とはなんですか?
これには二つ解釈が出来そうだね。第一は機動力を活かして柔軟に抵抗線を変える防御戦闘。
もう一つは戦車の威力で敵の縦深抵抗線を破っていく攻撃戦。

もし後者なら、当然戦車部隊が飛び出してしまったら、敵の逆包囲を受ける可能性は当然出てくるよ。
(13:582)

反斜面とか反斜面防御ってのはどんなものなんでしょう。

斜面の向こう側に陣取って、ひょいと顔を出して撃ちまくり、ひっこんで再装填、
体制を整えてまた撃ちまくる、という方法です。撃たれるほうはかなわんなあ。
特に戦車などの機動力のある武器で行うと効果的です。

もっとも、最近は見通し線外への攻撃能力や、UAVとの連携などが発達して来ましたから、
斜面の向こうに引きこもったとこに、トップアタック弾の間接砲撃食らう、ということも増えてきそうです。
(14:462)

騎兵の正しい使い方、駄目な使い方をそれぞれ教えて下さい。

騎兵の良い点としては、平坦あるいは広い土地では機動力を生かして、素早い展開が出来ること。
反面、泥濘に嵌ると、動きが悪くなる。
また、機動力を生かすためには軽装備にしないといけないが、逆に軽装備だと重装備の軍に当ったとき被害が大きい。

一番良い使い方は、少数の騎兵を用いて、機動力を生かした偵察行動とか、後方の補給線の遮断。
一番悪い使い方は、師団単位で行う陣地戦あるいは要塞戦でしょうか。
(19:眠い人 ◆ikaJHtf2)

「強行偵察」とはどういった行動を指すのでしょうか。

ただ敵の配備や状況を報告するのではなく、一定の規模の交戦を積極的に仕掛け、
交戦能力や対応までを含んだ情報を取得しようとする行為のこと。
要求される能力は、戦闘を行い生存する能力と、情報を取得伝達する能力、
戦闘終了後に離脱する機動力というところか。
(19:726)

戦略爆撃ってなんですか?

敵の戦争継続能力を削ぐ。工場とか発電所とか破壊して。
(21:481)

砲兵部隊は陣地変換をする時、あらかじめ砲弾を変換先に集積しておくのですか?

ケースバイケースです。
通常、砲兵部隊は自前の弾薬部隊を持っています。
例としてあげると、砲兵中隊には弾薬小隊が付くことが普通です。
砲兵中隊が移動する際、弾薬小隊も一緒に移動しますが、
陣地転換の際に、先に上級部隊(大隊・連隊)の行李の一部が移動していることもあるでしょう。
(28:ばばぼん♪)

海沿いに展開している敵陣地に対する対地攻撃は、大口径艦砲射撃・対地ミサイル・空爆の何れが低価なんですか?

値段でいえば艦砲射撃>空爆>対地ミサイル(巡航ミサイル)かな
でも強固な陣地に5インチ砲では有効性が疑問らしい(戦艦いないから上限)
量で行くなら空爆がおすすめ(人命がかかるので防空が低くなってから)
で、今のはやりがトマホーク打ち込んで防空・通信・司令部・インフラを破壊
アフガンでやるのも沿岸でやるのも今は艦砲射撃しないから同じでしょう
(28:予備海士長)

威力偵察って何ですか?

とりあえず全面対決にならんくらいの小競り合いをやってみること。
だから師団規模の威力偵察なんてのも論理的には充分ありうる。
こういうやり方で相手の指揮能力や即応能力を測るわけだ。
ここらへんの情報は「密かに行なう」偵察で得るのは難しいからね。

たまに空気読めてない奴が敵の指揮官だったりしたら
(あるいはこちらが間抜けだったら)、
これをきっかけに全面対決になる可能性も充分にある。
(35:659)

現在のFCSと命中率で敵制空権下の状況でパトリオットやホーク、短サム、またはスタンダード、127mm砲、CIWSで局地的完全防空は可能なんでしょうか?

SEAD(防空網制圧)が進んでない状況を航空優勢とは
言わない。味方の戦闘機が地上に手を出せずにただ飛んでるってのは間抜けの極み
(35:956)

急降下爆撃を行う際の基本的な高度を教えてください。

母艦搭乗員であった山川新作氏、小瀬本國男氏の著書には共に、
5000mから攻撃に移ると定められていた。
と書いてあります。

はじめ30~40度の角度で目標に接触、いよいよ急降下に移る前
(この部分に高度は明記されてません)若干速度を落とし、機体を左傾させる。
降下角は65度。高度450mで爆弾投下。

だそうです。
(37:143)

「ハンマーとかなとこ」と呼ばれる作戦が、ゲリラを相手にするのに有効だと聞きました。

これはどういう作戦なのでしょうか?
1ヶ所に包囲して(かなとこに置いて)
打撃力(ハンマー)を投入して叩き潰す。
(39:168)

十字砲火って何ですか?

複数の方向から一つの目標に攻撃をかけること。逃げずらくなります
(40:578)

包囲と二重包囲の違いは何なのでしょうか?

ミンスク、スモレンスク、キエフなどの包囲は、包囲と二重包囲のだちらなのでしょうか?
厳密には、敵の側面、後方を指向する攻撃方法を側面攻撃ないし包囲と呼びます。
これを戦線の両翼から行うことを二重包囲と呼びます。
その意味では、独ソ戦初期のミンスク、スモンレスク、キエフは二重包囲、
ウマーニやノガイ高原におけるそれは、単なる包囲となるでしょう。
古代では、ハンニバルのカンナエの勝利も二重包囲を演出したことによるものです。

ただ、単に戦線を切り離したのを包囲、その後方にも戦線を形成してしまうような
のを二重包囲と呼ぶ人もいるようです。
古くは、カエサルがガリアでやったアレシアの包囲を二重の包囲ラインを作ったことから、
二重包囲と読んでる人さえいます。

また、独ソ戦のモスクワ攻略作戦の前哨戦では、
ビヤジマとブリャンスクの二つの都市周辺で、二つのポケットが形成され、
ビヤジマ-ブリャンスク二重包囲網(陣)と呼ぶようなこともあります。
(63:938)

包囲をするとどうして有利なんですか。

包囲をすると敵に接する部分が広くなる、即ち敵に接する戦力が分散してしまいますよね。
また、敵のほうは包囲されても戦力を一点に集中してこちらの薄い戦力を各個撃破できると思うのです。
包囲には敵への補給を断ち切るという効果があります
また、包囲網の外側に機動力の大きい予備兵力を置くことも多いです
(70:206)
歩兵の持つ小銃は、通常正面に対して最大の威力を発揮します
人間は正面に対して戦闘力を最大に発揮出来ますが、側面は弱く、後方は最弱です。
何せ、目も耳も正面を向いている。
後方連絡線を絶たれる恐怖は、戦闘意欲を無くしますし
角の部隊は、正面と側面の2正面から攻撃されます。

また、敵のほうは包囲されても戦力を一点に集中してこちらの薄い戦力を各個撃破できると思うのです。
フリードリヒ大王のキャンペーン(7年戦争)が有名ですね。
逆に包囲して勝った例は、南北戦争をはじめ多数存在します。
(70:209)
カンネの戦いの場合、文字通り、背面から騎兵が突っ込んでます。
前後に敵を抱えては、いかに強壮な部隊でも圧倒的な不利にならざるを得ません。。

あるいは、WW2初期の戦闘であったのは、
「背後に敵戦車!」
で、パニックを起こしてしまうというものでしたね。
これは、何も前線部隊だけに限ったことではなく、
司令部レベルでの混乱を生じさせることもありました。

これに加えて、>>206が指摘するように、補給を断つ効果もあります。
209のように、局所的に火力・兵力で優越を生み出す効果もあります。

これらの総合するところで、包囲する方の側が有利なことが多いわけです。

もちろん、あなたがおっしゃるように、戦力分散につけ込んで、
確固撃破を狙うというのも十分に戦略・戦術として成立します。
特に、包囲する軍が、指揮命令系統に脆弱さを抱えていたり、
進取の気性に乏しかったり、機動力に欠いている場合など、
そして、味方側がそれらの面で優位であれば、確固撃破は有効になります。
(70:213)
206は戦略規模、>>209が戦術規模で答えていますが、分隊戦闘レベルでは包囲
攻撃は相手を混乱させ「包囲対象の」戦力を分散させる効果があります。包囲攻撃を
受けると囲まれた側は何処から先に対処して良いか混乱してしまうのです。火力が
一方向にしか向けられない場合は尚更です。また、自軍の勢力は薄く延ばして相手を
取り囲んでいる上、敵がパニックに陥りバラバラの方向に攻撃してくる事を考えると
包囲対象が強力な火力を持っている場合でも被害が小さい。

逆に包囲攻撃を受けた場合には一方向に持てる火力を集中して突破し、包囲状態を
脱出するのが鉄則です。
(70:216)

パンツァーカイルというフォーメーションはどんな規模と形だったのでしょうか。

例として、ティーガー中隊の戦闘隊形を図にすると、こんな感じです。(楔1個が戦車一両)
パンツァーカイルは、このように楔形に戦車を配置して敵陣地の突破を試みる隊形です。
         <
        <第2小隊
        <
  <      <
 <第1小隊 <中隊長車
 <      <
  <      <
        <第3小隊
        <
         <

例はティーガー中隊ですが、もちろん中隊に限らず・大隊・連隊レベルでの運用もでき、
クルスク戦では、SS装甲軍団がパンツァーカイル隊形を取って前進しています。
(66:名無し軍曹)

夜間、砂漠を少数で歩く部隊を航空機だけで補足する事は可能でしょうか?

偵察機であれば可能でしょう。ただし、あらかじめどの辺にいるかがわかっていないと困難。
人間レベルの目標を発見できる拡大率では視野が狭く、漠然と見ていても目標に当たる可能性はごく低いです。
また、少数の人間の集まりという事はわかっても、合コンの帰りなのか、
部隊の移動なのかを判断する事は難しいでしょう。
(71:system)

昔の海戦は腹を見せ有っての撃ち合いだった.。

縦より横に大砲を並べた方が数に勝るから?
が、近代になって正面で撃ち合うようになった。
一つの砲の威力の向上による?
しかし例外的に"東郷ターン"のような話も有る。

と言った解釈で正解でしょうか?
 簡単に言うと艦隊運動が楽だろ。前のフネに続いて行けば良い訳だからさ。
陣形自体が縦長になるわけさ。
しかし、一時期は蒸気機関の普及で楔形隊形が有利なんじゃないかって話も有ったわけ。

 イタ公がドジかまして、オーストリア海軍に体当たり攻撃をかまされた事とかもあって、
敵に艦首を向ける隊形が流行ったの。
そうなると、後部の砲塔は無駄だから左右に分けて前を撃とうって話になる。

 でも、日清戦争で日本軍が縦隊というか単縦陣の優位を証明した訳さ。
となると、後ろの砲塔も使える横向きの方が有利になる。
で、第二次大戦まで横向きに戻った。

 ああ、古代の場合は当然のごとく「人力と体当たり」なんだから前向きの横隊になるよね。
近代に入って横隊や楔形が流行ったのは、その頃に戻った(蒸気と水雷)という考えかも知れんね。
(74:734)

「人間の盾」は一応有効なんですか?

プロパガンダとしてはある程度有効。
軍事的には意味ないと思う。
湾岸戦争の時の「人質」と違って、自ら志願している以上、「義勇兵」と「人間の盾」に区別はない
(75:747)

都市にせよある地域にせよ空爆に耐ええるだけの地下施設と備蓄、携帯対空ミサイルと携帯対戦車砲がそれぞれ相当数。

当然、訓練を受けた歩兵と小火器も多数。
そんだけ揃ってればアメリカでも攻め落とすことはできないのかもしれんと思いましたが、どうなのでしょうか。
純軍事的に皆殺しにしてよいならまるで問題なし(米軍にとって)
ただ軍事は政治の部分集合なので、「なるべく都市の市民を殺さない」とか政治的に色々条件がつきだすと難しくなる
(75:789)
えー、古今東西の要塞攻略戦記を読んでください。

例えばその都市は放置して、それ以外の地域を攻め落として補給を絶ってやるなんてことも出来るわけで。
(75:792)
一度や二度の空爆に耐えられても、同じところを爆撃されればいつかはやられるわけだし、
携帯対空ミサイルの届かないところから空爆すれば問題ない。

時間が「いくらか」余分にかかるだけだと思うぞ
(75:793)

戦争では高地に陣取るほうが有利だそうですが、それは何故ですか?

ものを打ち上げる方がうち下げるよりも難しい(重力だな)、ということと、
高い方がものがよく見えるということによります。
(76:306)

通常の偵察と威力偵察ってどう違うんですか?

どのようなときに通常の偵察をして、どのようなときに威力偵察をするんですか?
威力偵察とは実際攻撃を仕掛けてみてわざと反撃を食らってみる
偵察方法です。
通常の偵察は時間がかかったりするので手っ取り早く敵の所在や
規模、攻撃準備状況その他の情報を得たい時に実行します。
(76:715)

戦術爆撃と対地攻撃ってどう違うんですか?

戦術爆撃は交差点や鉄道、物資集積所等陸上部隊の移動や戦闘を妨害するために行う。
対地支援は地上軍に対峙している敵軍にたいして行う、戦術爆撃の一部。
(79:680)

昔の戦争の陣形って意味があるんですか。

翼側のさらに端から回り込んで後ろから攻撃しようとか、横隊になってる敵に対してこっちだけ縦隊になって突破しようとかしないものなんですか?
地形・軍の編成・兵の数・戦闘の状況のため、そうそう軍を回り込ませることはできません。
(82:522)
まず、陣形がないと統率が取れません。勝手に突っ込ませた場合、敵が秩序だった動きをすると
あっというまに分離されて各個撃破されてしまいます。また、陣形といっても固定されたものではなく、
むしろ機動させるための準備段階です。いくつかに分けた陣形をそれぞれ戦況の推移に応じて
動かし、あるいは挟撃し、あるいは枢要部に突入させて有利に戦闘を展開します。「開戦時の陣形」
だけでなく、戦闘の推移による陣形の展開をちゃんと書いてある本を読むと「陣形」はその当時の
戦闘単位の集合であり、有機的に動くものだ、それが出来た軍が勝つのだ、ということがよくわかります。
塩野七生の「ハンニバル戦記-上中下-」(新潮文庫「ローマ人の物語」54-56)あたりがお薦めです。
イヤ、単に塩野ファンなのですが(笑)
(82:system)

上官が先陣を切るのがいいのか、後方でどっしりしているのがいいのか

立場による。
高級指揮官(例えば連隊長や師団長)が全体の指揮をほっぽりだして
突撃に加わるようなら責任の放棄か壊滅寸前まで追いつめられたかのどちらか。
逆に,下級指揮官(小隊長レベルとか)の場合,自分が率先して危険に身を
曝さないと部下が付いてこない。
(87:318)
師団長クラスの突撃は
朝鮮戦争での白師団長がやった突撃が最後ですね。
あれは壊走寸前の兵士を押しとどめる方法でしたが。
(87:323)

支援砲撃をする際には前線の味方と連絡を取ってするわけですが、巻き込むことって無いんですか?

支援要請には座標指定とかがあると聞いたんですが、陣地じゃなくて動く敵とかだったら座標指定とかせずに
目標について言うだけなんですか?それだったら巻き添えとかありそうだと思ってしまいました

通常、支援砲撃の相手は陣地などの動けない目標なので、対処しようが無い。
(待避壕などに入ってくれたなら、それはそれで前線部隊が押し出せばいいだけ)
移動部隊が対処した場合、そこから動いてくれるならそれはそれでラッキー。

陣地などの抵抗を減少させるのならば直撃はほとんど出なくてもOK。
プレッシャーというか、頭を下げさせるだけでも効果は十分。
当てる気でやる時は、前線から観測して、着弾位置を報告して修正する。
(365:125)

相手も常にパンツァーカイルみたいに散開した戦闘隊形をとっているわけじゃなくて、
行軍時は道路上を長い縦隊を作る。戦闘隊形は戦闘直前にとるもの。
この縦隊にときどき殲滅的密度の射撃を加えてやれば砲撃を嫌がって砲撃の合間とか夜間に行動
するようになるとかより多くの砲を対砲迫戦に投入することになって間接的に圧力をかけられる。
あとは追撃戦のときは弾幕のスクリーンで退路を遮断する。

動目標を直接狙うんじゃなくて、相手が動ける場所を砲撃で制限しちゃう。
(365:128)

専用の揚陸艦じゃない通常の輸送船や客船で着上陸する時って具体的にどうするのでしょうか?


専用の装備を持った揚陸部隊が港湾を占拠し、しかる後に港の設備を利用して揚陸すればよい。
何も遠浅の海岸に上陸するだけが着上陸じゃない。
(364:424)

WW2後期でいえば、まず、上陸用舟艇を搭載した輸送艦や輸送船が、
クレーンで上陸用舟艇を海面に下ろす。
その舟艇を、兵員を満載した客船に横付けし、
客船からは縄梯子で兵員を下ろしたり、軽量な武器は客船にも装備された小型のクレーンで下ろす。

ご想像の通りに効率が悪いどころか、海がシケていたりすると、
上陸用舟艇に移乗し損ねた兵員や武器がどぶんぶくぶく・・・の例もある。
(364:427)

ゲリコマ対策の山狩りについて質問です

包囲舞台は定期的に交代したりするんでしょうか。
作戦(部隊)規模と期間による
まぁ、普通に考えて部隊交代は行うな
衛生科は後方に待機しているんですか?それとも包囲舞台に随伴しているんでしょうか
救護員は一線部隊にも配属されるだろう
で、後方に患者集合点を設ける、必要ならもっと後方に野戦病院を設ける
ゲリコマ相手なら、近所の救急病院か自衛隊病院に運ぶだろうけど・・・
包囲部隊は栄養補給はどうしているんですか?
給食支給の方法には
食堂給食、運搬食、携行食、現品支給とあるわけよ
食堂喫食は駐屯地の食堂に帰って食うほか、野外食堂を設ける方法もある
運搬食ってのは、作った食事を部隊まで運んでいって食う
携行食ってのが戦闘糧食
現品ってのは材料を支給される
一線の中隊が現品交付をうけても、それを中隊の炊事車で調理して配れば隊員にとっては運搬食だな

部隊規模によっては限られた予算内でだが、現地決裁での購入も制度的には可能
例えば、近所の弁当屋に配達頼むとか・・・
(359:780,793)

ゲリコマ対処では質の低い多数の兵士より、数が少なくても質の高い兵士の方が必要だという話がありますが?

数で勝負するわけではないので。
単純に陸戦を行うなら兵器の装備レベルが同じならあとは兵隊の頭数の多いほうが
勝つわけだが、ゲリラコマンドに対処する場合それとは全く違った戦闘になる。

数で押すなら「銃を持っただけの一般人」でもそれなりの戦力になるが(要はぶっつけ
あって生き残った方が多ければ勝ちになる)高度な訓練を受けた特殊部隊を相手にする
ばあい、練度が低く技量に劣る兵士はいくらいても「烏合の衆」になるだけ。

そりゃ1人に対して一万人でかからせれば半分殺されても一人を仕留められるだろうが、
そもそもゲリラコマンド対応戦は市街地や山間部、島嶼といった「大人数で押せない場所」
で発生する。

なのでこちらも投入できる人数が少なく、且つ相手の練度が非常に高い・・・となれば
こちらも少数精鋭で当らなければならない。


無闇に発砲して同士討ちを引き起こしたり、大きな物音を立てて潜伏中のゲリコマに
先に気付かれたりするとまずいからです。
うろ覚えですが韓国のある将軍が
「ゲリコマ戦に従事する兵隊は、本来一回の作戦で3回くらいしか発砲せず、
しかも毎回必ず何かに当てるような兵隊でなければならない。その何かとは鳥かも知れないが・・・」
ということを言ってます。

包囲なんかにはある程度数も必要なんで、一概に質より量とも言えないんですけどね。
(338:945,946)

近・現代戦では、兵糧攻めという戦法は行われますか?

包囲して補給線を断つ、という戦法ならよく使われます
512:447
湾岸戦争における空爆作戦(砂漠の嵐作戦)がまさにそれ。
補給施設や輸送車両を片っ端から潰していったので、地上戦に移行した頃には
最前線のイラク軍部隊では食料を含む補給物資がほとんど枯渇していたとされる。
512:449
経済制裁というのが現在の兵糧攻めです。
512:459

水攻めですが、現代戦においても有効な手段ですか?

現代でも水攻めはやばいです。
ただし悠長に水貯めてる時間はないんで既存のダム吹っ飛ばすのが主流。
攻める側も守る側もやります。
敵部隊そのものを叩くよりも、産業基盤の破壊や想定戦場を水浸しにするなどの
より戦略的な効果が期待されます。
(516:203)
WW2のヨーロッパでルール工業地帯の電力を奪うために
ダムが破壊されてるし、連合軍の進撃を阻むためにダムを破壊して
人工的な沼沢地を作ってる。
あとフィクション映画になるが、ナバロンの嵐という映画を見るといいかも。
(516:205)

市街地戦闘ってどのように行われるのでしょうか?

歩兵で突っ込んだら高い建物からの狙撃や、伏撃喰らいそうだし、ましてや装甲車を盾にして行ったらRPGでたこ殴りになりそう
建物だってひとつの町にかなりあるから、部隊がひとつひとつ索敵したら途方もない時間がかかりそうだし
第二次世界大戦のブレスト、アーヘンやベトナム戦争のユエのような例から
イラク戦争のファルージャ(第一次、第二次)のような例、ロシアのチェチェン侵攻でのグロズヌイと市街戦の事例は様々有ります。
具体的に市街地内での戦闘としては歩兵と戦車が小さい単位で緊密に共同し、歩兵中隊を横一線に並べて
互いの速度を調整しながら面を塗りつぶすように丁寧に掃討していくなどの形態があります。
その前の段階では市街地を包囲し、敵の増援と支援を絶ち、市街地内での移動を遮断し、部隊を市街地へ
投じる足場を確保するなどの準備が必要となります。
(519:396)

市街戦のステップを大ざっぱに書くと~

①掃討する一帯を見渡せる場所・建物を歩兵が確保し周囲の監視。
敵が潜んでいそうな建物に、MBTの機銃やIFVの機関砲を注いだりしてあぶり出す。
反撃があればMBTの砲で潰す。または砲爆撃の支援によって潰す。

②敵の反応が無くなったら前進を試みる。
監視部隊はそのままに、歩兵とリモコン兵器で建物をクリアリング。
MBTとIFVは通りをカバーしつつも状況に応じて支援を行うが、このフェーズでは特に誤射に注意が必要。
建物が綺麗になる→車両が前進しても真横などからの不意打ちを受けない範囲が広がる→車両も前進する。
クリアリングが終わった歩兵はそのまま①の監視当番になり、①で監視をやっていた歩兵が次のお掃除当番に。

基本はこの①と②の繰り返し。
(519:432)

塹壕や地下壕に籠もる敵に対して、最も効率よく戦闘能力を奪う兵器とはなんですか?

現代戦で塹壕なら~
空からなら多弾頭系爆弾。
砲兵なら空中炸裂信管のりゅう弾。
MBTなら対地ミサイルもしくは機関砲のりゅう弾。
歩兵なら遠距離で対地ミサイル、200~100メートル前後からはグレネードランチャー、近距離で手榴弾類。

地下壕なら。
空からなら、着発式の航空爆弾かそれでもダメなくらい頑丈なら気化弾頭系の貫通爆弾。
砲兵ならスマート弾頭各種。
陸上部隊なら、まず入り口などを制圧して気化弾頭等を丁寧に撃ち込んで、十二分消毒した後に歩兵が掃討。
(518:932)

戦場で「死んだふり」ってのは有効なんでしょうか?

実際、そういう戦術もある
硫黄島の戦記に、死んだ戦友の内蔵を軍服に突っ込み、死体に見せ掛けた話がある
もっとも、敵方も死んだふりには気を付けるので、一見死体に見えても、銃剣で一体ずつ突き刺したりする
(525:356)

エパメイノンダスが用いた斜線陣とは?

エパメイノンダスは斜線陣を用いてスパルタ軍を破り戦術の父と称せられているそうですが、
このとき用いた斜線陣というのは、左翼を厚く配置し、右翼は進行速度を遅らせるなどして
避戦防御に専念しつつ強力な左翼で敵陣を打ち破り敵陣を崩壊させる、という認識でいいのでしょうか?
その認識でOKです。
左翼の神聖部隊+テーバイ兵中心の強力で、数も揃った「ハンマー」で、スパルタ軍右翼を崩壊させ、
しかる後、自軍右翼のこれまで避戦防御に徹していた同盟軍部隊を「鉄床」として、
残余のスパルタ軍を挟撃、殲滅する。
これがエパミノンダスの用いた斜線陣の意図するところであり、
それを完璧にやってのけたというわけですね。
(528:540)

現代戦では、硫黄島の戦いで見られた大規模地下要塞にどう対処するのでしょう?

沖縄や硫黄島の場合だと、入り口を見つけては射撃で制圧し、戦車が近づいて
火炎放射。工兵が爆薬で入り口を爆破して封鎖。或いは上からガソリンを流し込んで点火。

ベトナムの場合だと催涙ガスを流し込んで制圧し、内部の人員を地上に追い出す。
その後、通風機で強制換気して内部を捜索、情報資料を回収した後、
可燃性ガスを流し込んでC4爆薬を仕掛けて爆破。

つまり、地上部隊を現地まで出して丁寧に潰していた。湾岸戦争の時点で
1980年代に強化コンクリと鋼鉄ドアで作られたイラク空軍の航空機防護シェルターは
1t航空爆弾で破壊されている。

ちなみに中国の海南島には海辺の山を刳り貫いた潜水艦基地があり、アメリカの
コロラド州にはシャイアン山の下にNORADがある。後者は要塞というより大深度
指揮施設とでもいうべきものですが。
(530:327)

戦車揚陸艦や上陸用舟艇による大規模着上陸が廃れたのは何故ですか?

ヘリコプターだと兵員や少量の物資しか上陸できないし、LCACによるピストン輸送だと時間が掛かるし。
別に廃れたわけでもない。LSTや上陸用舟艇は今でも使われているし。
ただ、現在は一気に大量の兵力を上陸させるよりも、速度のある揚陸手段で一挙に強襲し、
暫定的にでも橋頭堡を確保してから本戦力を上陸させる、という方法へと変わって来ている。
第2次世界大戦の戦例から、あまりむやみに大兵力を一気に海岸に押し寄せさせても混乱を招くだけだし、
揚陸作戦で重要なのは上陸地点を守備する敵部隊が対応するよりも早く上陸地点を押さえることだ、となったので。
ヘリコプターやLCACは高速なため、状況によっては地上から見えない沖合いから、それこそ「水平線の向こう」
から上陸作戦を仕掛けることができる。これであれば守備体制を整えられるよりも早く強襲できるし、
上陸艦隊が海岸に近づかなくて済むのであれば、艦隊が地上から攻撃される危険を少なく出来る。
(533:73)

世界2位の中国、3位のロシア揚陸艦隊の主力は
未だにLSTだよ(理由は水平線外揚陸はカネがかかるし揚陸速度が遅くなるから)
米海兵の「水平線外からの揚陸」というドクトリンは
1)対艦ミサイルの脅威
  陸自の北海道対艦ミサイルでさえ、定数約300本の飽和攻撃
  共産国の沿岸はシルクワームやYJ83だらけ
2)多連ロケットの脅威
  スメルチは出現当時で70km、今では100km近く飛ぶのもあったはず

イージスだって12目標処理なんでこんなの浴びたらたまったものではない
しかし地球は丸いので水平線の向こう側に揚陸艦隊があれば、気が付かれにくいし
気がつかれても、艦隊の位置を沿岸のレーダー車両で捕まれない(水平線の向こうだから)
位置座標がバレなければミサイル火力や野戦火力で砲撃されない
だから母船の損害を少なくするために水平線外から揚陸するんだが・・・
AAV7水上12km/hで沖合い36-70kmから揚陸だと母船から海岸まで3-6時間前後もかかる
だから、最近までは米海兵でさえ水平線外揚陸は「お題目」に過ぎなかった
(現在はEODは確か25海里)
待望のEFV25kt45km/hで1時間強で揚陸できるようになり、OTH揚陸が実現したが
EFVなど2700馬力大型エンジンを重心に積んで「エンジンを取り囲んで兵員室がある」有様
価格高騰で確か1000両以上調達の予定が半分前後に減らされたはず
米海兵でさえ、試行錯誤しながら茨の道で新しい揚陸を探っている段階で
「OTH揚陸が主流」とまではとてもいえないのが3大揚陸戦力各国の現状
(533:116)

要するに、米海兵だって逐次ピストン投入はマズイと思って居るから最初は水陸両用兵車EFVで
500ヤードに32両(2個中隊)x数区画とかで一斉に揚陸するんだよ。
戦車は浮航一斉揚陸できないからLCACで少数の戦車をEFV大隊に増強するかもしれない
ロシアはBMPだし中国はZBD2000とかが米EFVの代わりの役割をする
陸上自衛隊のドクトリンは沖縄は取らせて取り返すなんだそうなんだが、陸上自衛隊は
EFVに当たる車両は持っていない。
自衛隊はもともと敵前上陸はやらないで、北海道も味方の確保している後方安全海岸に揚陸する
方針だった。だから2009年現在「敵前強襲揚陸」の能力は備えていない。
今後持つようになる過渡期・・なのかもしれない
なんで、今「LCACピストンやヘリピストンでは揚陸速度が遅く、逐次投入で各個撃破されたり
半渡包囲殲滅されるんでわ?」と聞いても「敵の居ないところにLCACやヘリで揚陸するんだよ!」
という答えしか得られないと思う
水陸両用兵車は73装甲車で溺死者が出たらしく陸自の拒否反応は強い
(533:133)

素人でも作れる簡単なブービートラップ教えてください。

安全ピンを抜いた手榴弾を敵兵(出来れば生きてる)の下に置いておくとか
肥溜めの底に釘板や鉄条網を設置するなども致命的で簡単なトラップです
(352:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)

威力偵察は何の意味があるんでしょうか?

威力偵察時の敵の反応で、相手の兵力や動向が掴める。
こちらの戦力が不足していれば後詰めの要請なり、撤退なりと打てる手が変わってくる。
上回っていたら勿論、攻勢とか。

相手もそれが分かっているから下手に手を出せない。
しかし浸透されればそれはそれでこちらの情勢が知られるので防御側は反応に悩むところ。

イタ公でもない限り、戦時はそれなりに警戒しているもの。
奇襲目的でなければイチイチ気にすることでもない。
(545:751)

エアボーン対策として地上に尖った長い突起物を数多く設置したものを見たことがありますが、

数多いとはいえ俯瞰して見ればただのまばらな点なので、
そんなものに降下してきた敵兵が突き刺さるのは極めて低確率でしょうし、
落下傘というのはある程度着地点を操作できるともいうので、効果があるのか疑問です。
あれは降下してきた兵を突き刺す為に植えてるんじゃないので。
一人だけ降下するならともかく集団で落下傘降下するにはある程度開けた土地が
必要なので、あぁやって適度に障害物植えれば「開けた土地」ではなくなるから、
そこに敵部隊が降下してくる可能性を低く出来る。
またあの時代にはグライダーで降下(強行着陸)するのも空艇降下作戦の手法
だったから、グライダーの強行着陸も妨害できる。

大規模な空艇作戦を実行する前には事前に必ず詳細な航空写真を撮って降下地点を考査する。
その時に「ここは障害物が植えられてるから降下地点には適さない」と判断させれば
敵部隊はそこには降りてこない(多分)。
基本的にはその為に植えるもの。
(347:143)

一旦使った陣地にまた戻ってくるってアリなんだろうか?

SS又はSS方式と呼ばれる陣地変換の方法です。昔、特科でも牛若丸戦術と呼んでいた時期もあります。
SS方式は、ドイツに限らず日本を含み旧西側各国の常用戦術です。米海兵隊はけん引砲でこれをやります。
SS方式の場合、先遣したチームが安全化や通信・弾薬の準備をすることがあります。
また防御の場合に、待機位置に掩砲所を設けた時はSSC方式となります。
(自衛隊板初質スレ101:ローレディ ◆5xsookHc2o)

暗視装置が普及する以前の陸上作戦で夜間、敵に気付かれないように部隊を移動させる時はいかにして視界を確保していたのでしょうか?

主に目視に頼ります。
よって視力がいい人が夜間の見張りの役です

コレは極端な例だが、旧日本海軍みたいに、夜間見張り員として指定した人は、
昼間は艦内に閉じ込め、常夜灯下で生活させ、サングラスをかけ、夜目を鍛えた例もある。
なにせ、夜間で10万メートル以上先まで見えたとのことだから、初期のレーダー並だったらしい。
(565:725,727)

小さな塹壕に屋根を付けて、屋根を砂で覆ってカモフラージュし、待ち伏せ攻撃・・・こういうのはイラクあたりで実戦使用されたことはあるのでしょうか?

パンツァーファウストの教育フィルムなんか見ると、普通のタコツボからひょいと顔出して撃ってるけどな。
http://www.youtube.com/watch?v=DQSFWXzcx14
(創作質問49:571,573)
思ったんだが屋根付けたらRPGのバックブラストはどうするんだ?
ああいう対戦車火器用の掩体は掩蓋の後部を開け、掩体後部に斜面を設けたりして後方爆風を逃がすような造りになっているのです。
(創作質問49:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM)
質問は普通の塹壕って書いてるけど?
 多分、貴方も含めて「普通の塹壕」って言ってるのは交通壕の事なんだろうね。
対戦車だろうが、個人用だろうが、射撃位置に掩体を作るのは当たり前だし。
 勿論、最初は無蓋の個人用掩体で、ソレをつないで分隊壕にして、鉄条網をコイ
ル状に並べて囲み、ソレを交通壕で繋いで、地下式の退避壕を作り、後方に予備陣
地を作り、ソコと主陣地を交通壕でつなぎ・・・・・、ってのを「普通の塹壕」と
いいます。
 その間に掩体の方は掘った土を突き固めるなり、土嚢に積めるなりして側壁が出
来て、丸太の上に土を盛って屋根が出来ます。
http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/2d/butai/3i/new/enntai/contest.html
↑で土を被せてある強化してある「簡易掩蓋」の正体が↓
http://www15.tok2.com/home/lttom/military-powers_jgsdf/omoshiro/page4/military-powers_omoshiro4-030.jpg
(創作質問49:575)

古代ローマ世界における亀甲隊形の弱点

隊形を維持できなくなる環境での戦闘
森林地帯とか市街戦とか
特にカルタゴとかエルサレムのような市街戦だと
建物の上から重さがあるものを落とされている。
ローマ兵の盾も所詮は人が持っているだけの盾なんで、
重量ある落下物を食らうと兵士が負傷して隊形が乱れていく
(574:41)

北朝鮮がミサイル撃ちまくってるけど本格的な動きはないよね。「もういい飽きた」っていうムードにして意表をついて相手を攻撃する戦法って何かあったっけ?

原爆投下の前に広島にB-29が単機でやってきて何もしないで帰るというのを繰り返しやった例とか
(574:69)

第四次中東戦争が起こる前にエジプト軍が繰り返し侵攻作戦のブラフをした
イスラエルはそのたびに予備役動員して備えるんだけど、なにぶん人口が少ないので経済の負担が大きい
イスラエルが耐えられなくなってきたきたあたりで、アラブ軍が本侵攻して奇襲になった、とされる。

まあ北朝鮮はアラブ連合と違って真面目に戦える戦力もってないから間違いなくブラフすな
(574:モッティ ◆uSDglizB3o)

分隊支援火器と軽機関銃、ロケットランチャー全般/無反動砲とATMの使い分けってどうなってるんでしょうか?

分隊(支援)火器と軽機関銃の違いは機動力と持続射撃能力です
分隊支援火器は文字通りの支援火器として部隊の行動と共に素早く移動することに重点を置いています
そのため構造的に自動小銃との共通点が多い、極端には強化小銃といった物が主流です

これに対し軽機関銃は重火器としての重機関銃の小口径版、つまりFN-MAGに対するMINIMIのような存在で
分隊(支援)火器よりも持続発射弾数を重視した構造を取っています
このため火力の大きさで言えば自動小銃<分隊火器<軽機関銃<重機関銃というヒエラルキーが成立します
また軽便性、つまり機動力は逆に火力と引き換えに高くなって居る事になりますね。
(339:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)

「戦国自衛隊」に「天然の防衛拠点の前方には必ずこれを守る陣地を構築するのは軍事思想の初歩だ。」と書いてありました。

戦力を分散させて川よりこちら側と敵側の両方に陣地を築かなければならないという話なんですが、何故そんな戦い方が必要なのか、教えて下さい。
川で言うなら、川の向こう側に進軍したいのだったら川向こうにも自軍の制圧領域が
なければ川を安全に渡れない。
敵前渡河なんかしたら大損害を出すだけだから、それ(川向こうへの進軍)を念頭に
置くなら必ず事前にそうしとく必要がある。
しかし、侵攻戦ではなく防衛戦だし、何より無理に渡って結果、面倒なことにもなってるし
防御の場合でも、渡河に適した場所の両岸を押さえておけば
敵の進行を的確に妨害できる。

渡河予定地の両岸を押さえられていたら、まず片岸を守ってる敵を
排除しなければいけないわけだが、川を背にされてるという事は
どんなに兵力があっても包囲して孤立させることができないという
事なので、兵力差を活かしきれないため潰すのがやたら面倒になる。

更に、片方を潰しても(場合によっては潰してる最中にも)距離に
よっては反対岸から遠距離投射兵器による攻撃を受けるため、渡河の
困難さが更に増すことになる。

もちろん対岸を守る部隊は多分に玉砕必至の「捨て駒」になるが、
それが許容できるのなら大いにあり。
(583:236-240)

地の利を最大限活かすための教えです。川だとイメージが湧きにくいとは思いますが・・・
天然の障害というのは往々にして、熟知している者には利となり、不慣れな者には害となります。
両岸に対峙する形になると条件としてはイーブンになってしまいます。
例えば、河岸を自由に行動されると、渡河可能な浅瀬を発見されたり、筏で一気に渡河されて奇襲されるなんて、心配も
しなくてはならなくなります。
そこで前方に陣をおいて、自由に調べられないようにする&突破の準備ができないようにする事で自軍の優位性を保つ事が
セオリーになります。
つまり河(天然の防衛拠点)を自軍の勢力権下に置かないと(守らないと)いけないと言う事です。

前方の陣も単なる捨て駒になるとは限りません。
当然敵軍に攻められる事が必至なので、強固な防衛陣を張ります。(もちろん退路・補給路の事も考えて)
確固たる防衛陣ができれば、3倍の法則じゃないですが、攻撃側も攻め落とすのに相応の被害を受ける事になります。
そして最大のポイントは退却時になります。
後方部隊が控え退却準備を整えてある要害に逃げ込める訳ですから、最も被害の出やすい退却時の損害を最小限に抑える事ができます。
下手に深追いすれば追撃側の方が被害が大きくなる恐れすらあります。
つまり最小被害で最大の戦果を上げる事も可能になります。

あくまで敵に先んじた時のセオリーであって、対岸に敵が迫っているのに無理に渡って・・・なんてのは愚行ですけどね。


敵前上陸ですが、ノルマンディーや沖縄では海兵隊だけでなく陸軍も行っています。陸軍と海兵隊とでは敵前上陸のやりようにも違いがあるのでしょうか?

それとも同じようにやったのでしょうか?
WW2の上陸戦では、陸軍は上陸用舟艇、戦車揚陸艦(海軍所属)を使用していたが、
海兵隊は舟艇に加えて水陸両用車両を固有に保有しており、それを利用していた。
水陸両用車両は、水面を航行してそのまま上陸し、戦闘を開始できるメリットがある。

欧州では上陸作戦は陸軍がやっていた。
太平洋では海兵隊が上陸戦を担当していたが、
「上陸戦は海兵隊でなくてもできるじゃん」といわれ、
「海兵隊不要論」が浮上するきっかけにもなっている。
(336:652)

旗艦を先頭に突撃した艦隊というのはあるの?

超有名どころでトラファルガー海戦のイギリス艦隊、リッサ沖海戦のオーストリア艦隊、
黄海海戦の清国艦隊、日本海海戦のロシア艦隊等。突撃していない側でも
黄海海戦、日本海海戦の日本艦隊は旗艦先頭。リッサ沖海戦のイタリア艦隊は
前衛隊の後に本隊だから総旗艦は先頭じゃないが前衛、本体それぞれの旗艦は
やっぱり先頭。
(585:944)

狙撃兵対策ってどうすればいいんすかね?

「最初の一人が撃たれるまでわからない」のが戦場における狙撃。
だから恐怖となる。

まぁ訓練された人なら「自分が狙撃兵ならあそこに陣取るだろう」とか
「自分ならあの建物のあの階のあの窓からなら広くこの道路を狙えるな、
と考えるな」という形である程度は推測がつくので、そういった点に
注意しながら部隊を行動させる。

でもやっぱり「誰かが撃たれるまでは解らない」というところからは
なかなか逃げられない。

なので兵士は戦場で殺気立ってると物陰、建物の窓、といった
「狙撃兵が隠れていそうなありとあらゆるところ」に何もなくても
フルオートで弾をぶち込むようになったりする。
(建物の中に逃げ遅れたり隠れてる民間人がいるんじゃないか、なんて
 事は考えない)

また、部隊の移動線上に建物とかがあって、別に必要なければ事前に
近接爆撃や支援砲撃で吹き飛ばしたりもする。
もちろんこの場合も隠れている民間人が以下省略。

とりあえずいきなり撃たれたら伏せるか物陰に隠れるかして周囲の
”狙撃兵のいそうな所”に片端から弾をぶち込む。
持っていて使っていいなら煙幕手榴弾を投げて、それに隠れてあとは
撤退するかその場に踏み止まるか、指揮官の判断となる。
(326:355,365)

カウンタースナイパーということで潜伏している場所を見つけ次第、
対戦車兵器などの大火力で潜伏場所ごと叩いたり、同じく狙撃手で対抗したり。
消極的な方法としては、狙撃されやすい将校などを目立たせないように行動させたりしたことも。

現在米軍ではイラク戦での経験をもとに、音響センサーを利用して敵狙撃手の発射位置(方向)を
検知する車載狙撃対抗システムを開発中。

現代の狙撃手対策は狙撃手の配備です。

アフガニスタン、コソボ、イラクとも、各国は要所に狙撃兵を配備し、敵側の狙撃兵を見つけては「処理」しています。
.50の対物狙撃銃が多用され始めたのも、遠距離から遮蔽を取った敵狙撃兵を確実に倒すため、という側面が
大きく関わっています。

逆にイラクではアメリカの狙撃兵を狙撃する敵狙撃兵もいたようです。
昔と違って、いそうな所にあたりかまわず砲弾や爆弾を落とすことはできませんから、
狙撃兵の敵は狙撃兵、が現代の原則です。
(311:720,790)

敵が坑道を掘って自陣のどこかに侵入しようとしているとき、守備側に対抗手段はあるんですか?

どこに出てくるかも分からなければ、お手上げですか?
坑道補って侵入する作戦は中世どころか古代から例があるが、
基本的に「耳を地面につけて掘ってる音を聞いて察知」とか
「こっも穴とか堀を先に掘っておいて監視&待ち伏せ、敵がこっちの掘った穴に開通合流したら撃ち殺してはい残念でした」
近代でも北朝鮮が韓国側に特殊工作員を潜入させるために坑道を掘って38度線を越えて侵入とかやってるが、
これも測定機材使って掘ってる音を探知したり、実際に穴を掘って潜入坑道を発見とかしてる

想定される方面に堀、もしくは、池を作っておく。敵の坑道が
うまくすれば、浸水して一気に潰せる。
(607:120,127)

戦術単位での陣形は火力が強力になるにつれて密集してると危険だから散らばっているのが普通になりましたが、それでも現代において、複数の歩兵同士が戦う場合は何らかの陣形があるんでしょうか?

今でも陣形で行動するよ。
スポーツなんかでもそうだけど、人間が集団で行動するにはある程度、決まったルーチンとかパターンが必要。
君の行ってるのはあくまでも陣形の使われ方の変容。
第一次世界大戦までは密集した縦隊や横隊のまま戦ってたけど、機関銃や榴弾砲の登場でなぎ倒されるだけになった。
だから、そういう場面では散開隊形が使われるようになった。
陣形だけでは根本的な解決にならないので浸透戦術や戦車による突破などの解決策が模索され、実戦と改良を繰り返しながら現代へと至る

補足すると
歩兵の練度が高い(判断力がある)ほどの個々の兵の判断力に頼った戦術ができるし、
練度が低いと、型にはまった作戦行動しか取れない(あまりに低すぎると組織戦闘すらできない)。
近世の軍隊が密集した陣形で戦っていた理由のひとつに、
個々の判断力の兵の判断力を期待できないので、下士官の声が届く範囲で戦わせる必要があったからというのがある。
後に徴兵制による数年の教育によって、もう少し高度な戦術を叩き込むようになった。
そして、現代は徴兵制すら時代遅れになり、自発的に入隊した志願兵によるプロフェッショナル志向の軍隊が主流になっている
(608:モッティ ◆uSDglizB3o)

艦隊とかの組む輪形陣といった隊形は万国共通なのですか?

輪型陣は1920年代のアメリカ海軍が考案した陣形で、
大艦巨砲主義と共に発展して行きました。
海上決戦を企図する艦隊が、敵襲の危険のある海域を行動するとき、
主力艦を中心に警戒部隊がその周囲を丸く取り囲んで航行する陣形です。

時代により中心軸に位置する旗艦に空母が寄り添ったり、
第二警戒線の外周上に第三警戒線として潜水艦を配置する形式などがありましたが、
基本的には主力艦を駆逐艦や巡洋艦などの軽快艦艇で守ると言う形式になります。

ちなみに、輪型陣が実用の陣形として用いられたのは1945年の大和の沖縄特攻時までです。
現代では、被護体を中心とした円周上に点々と艦艇を配置する事はありますが、
これはいわゆる「輪型陣」ではありません。
現代の艦艇は攻撃兵器もセンサーも、その有効距離が著しく伸びた為に、
個々の艦艇が自在に動き回れるスペースを必要としている為にそのような隊形になります。
(海上自衛隊ではそういった隊形を「円形陣」と呼んでますが、「輪型陣」ではありません)
(322:545)

アルファストライクってどんな戦術っすか?

全力出撃のこと
艦に積んでいる攻撃/戦闘能力のある機を、ほぼ全機出撃させる
離艦に時間がかかるし、これを3日続けると空母の爆弾や燃料が
無くなっちゃうし、敵も全力で反撃するので損失が多くなる傾向が
あるので、めったにやりません
つーか、めったなことじゃ出来ない
(42:559)

「機動防御」とはどんなものなのでしょうか?

敵の攻撃に応じて戦線を後退・縮小させ、敵を引き寄せてその側面・後背を攻撃したり、
遮断して包囲下に置いたりする戦法です。
具体的には、前線に少数の警戒部隊を配置し、これで防御陣を張ります。
そして後方に機動性に優れた予備機械化部隊を待機させておき、敵が防御陣を
突破しようとしたときに主攻先を判断し予備戦力を敵の弱点に投入することで
敵を殲滅します。

ドイツ軍にはこの戦法に長けた将軍が何人かいましたが、その中でも特に
フォン・マンシュタイン将軍がハリコフで行ったそれは芸術的とまで言われ、
機動防御戦の鑑として語り継がれています。
(43:名無し軍曹)
「遅滞防御」との違いは「遅滞防御」の前線はただの時間稼ぎ(=前線部隊はやられること前提)だけど、
「機動防御」の前線は反撃のための時間を稼ぐための前線、という認識で正しいでしょうか?
機動防御には「戦線」という概念自体があまり意味を持たない。
そこにある土地、というか空間すべてを戦場としてとらえ、最大限活用するもの。
攻勢に出た敵を空間の中で殲滅できさえすれば無問題。どうやってするかと言えば運動で。
その例えとして、攻勢に出た敵に対し逆に攻勢に出て包囲殲滅ということもある(>464>465氏があげた例)

一方の遅滞防御は、おおざっぱに言えば空間の中に何重もの壁(戦線)をつくり、
突っ込んでくる敵をその壁で次々に受け止めていくことで次第次第に勢いを奪い、
最終的に敵の衝撃力を失わせてしまうというもの。
(43:488)
機動防御は戦線の後退を前提にしない。
無論、戦線の全面崩壊を防ぐために前線の重要な拠点は来るべき反撃に備えて「点」
として強固に保持している必要がある。
ただし、穴を塞ぐ予備部隊が無く、結果的に戦線の縮小が行われる場合は別。

遅滞防御は最終防衛ラインを決めて、それに向かって戦線を計画的に後退させて
行くもの。これは戦線の後退が前提だし、後退するための2線、3線の陣地が
構築されているのが普通。装甲兵力の場合は待ち伏せ攻撃や、攪乱を図った側面
攻撃を行って歩兵部隊が計画よく後退可能な様に支援を行う事が多い。
遅滞防御のお手本はドイツ軍が「焦土作戦」を行った東部戦線1943年秋のドニエプル川への後退戦があるよ。
(43:490)

遅滞作戦とは、どのような作戦なのでしょうか。

地域を犠牲にして時間を稼ぐ防御作戦
ある部隊が陣地防御してる間にそのずずっと後方で他の部隊が防御準備をする
陣地防御してる部隊が耐えきれなくなると陣地を捨てて後退する
追撃する部隊を後方で防御準備していた部隊がくい止める
これを地形の縦深が続く限り繰り返す
(43:447)

詳しく人海戦術を知りたいので、具体的な例を挙げて説明していただけませんか。

もっとも有名な例が朝鮮戦争時における中国義勇軍(内実は人民解放軍ですが……)でしょう。
反攻開始以降進撃を続けてきた国連軍の戦線が延びきりつつあったこともかさなり、
一度は北朝鮮全領域を制圧する勢いだった国連軍を38度線以南まで押し戻すという成果をあげました。
そのあまりにも損害を省みない大規模突撃の連続は、米軍の補給速度を上回ったわけです。

その代償として中国は最終的に100万人にも上る戦死者を出しました(米軍は六万余)。
その中には当時の国家元首である毛沢東の2人の息子も含まれています。
(43:856)

太平洋戦記では、急降下爆撃が出来ない爆撃機は爆弾の命中率が悪くて全然使い物にならないんですけど、実際はどうだったんですか?

まあ、ぶっちゃけその通りです。
ただの上空からの水平爆撃で艦艇への命中を期待するのはほとんど無理です。
ですが、飛行場の滑走路を爆撃で壊そうとか都市への戦略爆撃だとかいうときなら、
そんな細かい命中率よりもとにかく爆弾ばらまけば用は足ります。

ちなみに「急降下爆撃」ってのも実際は乗員の錬度に成果は著しく左右されました。
編隊を組んで、先頭を飛ぶ機体の投下タイミングに合わせて爆弾を投下するわけですが
ここで先頭がびびってタイミング外してしまうと全弾スカということも珍しくなかったようです。
(44:143)
「ふつうの」爆撃は水平爆撃。おっしゃるとおり命中率は悪い。
ただ、これは目標が「点」の場合に言えることで、
工場やら市街地やら「面」の目標なら十分有効。

水平爆撃は艦船や車両への爆撃には向かない。
基本理論は「ヘタな鉄砲数撃ちゃ・・」ということ。
(44:145)

スキップボミング、雷撃、急降下爆撃。それぞれの攻撃方法の利点、欠点について教えて下さい。

スキップボミング(跳飛爆撃)→石の水切りのような形で爆弾を跳飛させ、側面に
        命中させる方法。側面に命中させるため撃沈できる確率が高くなるが、
        高レベルの技量が必要になる。
雷撃→魚雷を使った攻撃。破壊力は大きく艦船攻撃に多用されたが、
      魚雷自体の速度が遅いため、近接して攻撃しないと回避される率が高い。
急降下爆撃→高高度から急降下して爆弾を投下する攻撃。命中率は高いが、
         降下中は回避行動を取れないため被弾率が非常に高い。
(44:206)

スキッピボミングで必要となる高度な技量とは何ですか?

反跳攻撃は原理的に超低高度(一説では10m以下)を
一定速度である時間突進できる技量が必要です
よほどの腕がないと水面に突っ込んじゃいますし
特に海上では波にどう対処するか(落としどころが悪いと
狙いと全然違った方向に行く)など、相当の経験も必要です
(44:212)

スキップボミングと雷撃ってどちらが遠距離から出来るの?

雷撃は高度50m以下で行う(これは日米共通)
アメリカの資料を読むと速度は250km以下で落とすことになっているが
大戦中の日本はもっと高速でリリースしたらしい
魚雷をリリースする距離も日米では大差があった模様(ココで論争に
なっていたが決着がつかぬまま自然沈火したので真相は不明)
スキップボミングについては150m-200mで行うという資料を見たことがあって(但し独軍の)
これは魚雷よりも遠くからやれるので有利だ、とか書いてあったが…
(44:225)

戦略爆撃のルーツは日本軍が日中戦争で行ったのが最初でしょうか?

世界的にはナチスドイツのJu52(爆撃型)がスペインのゲルニカを空襲した事例を
戦略爆撃の嚆矢とします
しかし、それ以前に日本海軍がいわゆる渡洋爆撃というのを中国で行っておりまして
日本ではこっちが世界最初の戦略爆撃である、という主張が正当であるとみなされています

まぁ軍ヲタ向けには日本、一般人向けにはドイツ、といった使い分けが必要でしょうね
(45:780)
一時大戦の時の、飛行船使用の、ロンドン空襲じゃないの?
(45:783)

敵の要塞なり本拠地なりを攻める際によく「2手にわかれて別方向から攻めよう」などといいますが

実際にはこういった策はどうなんでしょうか?
内線と外線という概念があってね、どちらが優位かは状況によります。
よく言われるのは通信機器が発達する前は分散した敵を各個撃破できる
可能性のある内線が有利、通信機器の発達後は多方面から同時に攻撃が
可能な外線が有利と言われています。
でもやっぱり状況次第で結果は大きく変わるから。
(45:869)
もう一つ、そもそも全軍を一箇所に集中できないケースが考えられます。
全軍を展開させるほどの広さがない場合です、ていうか
よく考えられた防御施設はこんなのばっかりです。
(45:ゆうか ◆9a1boPv5wk)

肉薄、肉弾攻撃とはどのような攻撃ですか?

肉薄攻撃 → 文字通り、極端なまでの至近距離まで敵に迫って、一撃必殺をめざす攻撃方法
肉弾攻撃 → 自らを弾丸と化して(つまり自分の身体に爆弾類を縛り付けて)生命の危険を顧みずに行う攻撃
       当然、事実上の自殺攻撃=特攻となる例が多い
       転じて、女性が自らの肉体を提供して利益を得る行為の意味も
(47:876)

肉弾戦ってなんですか?

にく‐だん【肉弾】
(桜井忠温の戦記「肉弾」による語) 肉体を弾丸に代用する意、即ち敵陣に突進肉薄すること。
(63:775)

掃海と掃討の違いを教えて下さい。

掃海>海中の敷設水雷などを取り除いて航海を安全・自由にさせる作業。
掃討>敵などを、すっかり払い除くこと。討ちほろぼすこと。「―作戦」
(54:102)

銃器の図面ってどこで手に入れるの?

実銃を採寸するしかありません
まあ寸法がわかってもバネの仕様とか不明だと動くものは作れませんが
外形および外側の寸法ならメーカにメールすれば営業資料をもらえます
(55:26)

自然の障害の前に部隊を置いてこれを防御する場合、どんな利点があるのか教えてください。

孤立して簡単に撃破されるだけのような気がするのですが。
1 障害の細かい状況を隠せる(川を渡れる場所を偵察できない)
2 障害への対策を取ることを妨害できる(川に橋が架けられない)

孤立に関して言えば、後退手段さえ確保しておけば、何とかなる。
上記の例で言えば、川に橋がある、もしくは後退用の船があるとすれば、
1 離脱するときには、対岸からの支援下にこちらは後退できる。
2 敵はこちらの状況が解らないこと、対岸からの支援により追撃が十分に出来ない。

ただ、確かに孤立して撃破されることがあるのは確か。
(57:658)
後方に障害物を置く配置の利点は
  • 迂回されて後方からの攻撃を受けない
  • 一種の背水の陣になる

しかし、デメリットの方が多いと思われるので
お勧めできない。
(57:659)
後方に障害物を置く配置の利点は
  • 迂回されて後方からの攻撃を受けない
  • 一種の背水の陣になる

しかし、デメリットの方が多いと思われるので
お勧めできない。
(57:659)

ヘリボーンと空挺降下との優劣は?

空挺降下は少数部隊の隠密行動くらいしか出番がなくなってます。
後はセレモニーでど派手な演出には格好なのでこのときは大規模にやります。

実戦レベルでの空挺作戦はもはや圧倒的にヘリボーンが主流です。
部隊を集結させたまま地上に降ろすことができ、また着地点の選択もパラシュート降下より自由度がはるかに高い上
着地の際の安全度も比較にならないからです(パラシュート降下は、着地の際に数階分の高さから飛び降りる程度の衝撃がある)
一定レベルの重装備を持たせることも可能です。

旧ソ連には大規模なパラシュート降下のドクトリンが存在しましたが、彼らが降下する場所は平原です。
起伏はあっても山岳とか森林ではありません。
そんな大規模正規戦の空挺ドクトリンは冷戦時代の過去の遺物と心得てください。
(634:626)

今でも米陸軍は大規模な落下傘降下演習をしているはずです。

第82空挺師団の即応態勢にある旅団1個と、少なくともかつては
イタリアにいる第173空挺旅団は旅団をあげての一斉の落下傘降下を
演習で行っています。

また、実戦での大規模な落下傘降下は1989年のパナマ侵攻、
2003年のイラク侵攻でいずれも例があります。

そして、両者とも地上の滑走路を含む地域(飛行場近辺や空港など)で
行われたことに注意が必要です。

ただし、2003年の場合はクルド人自治区内で地上で確保済みの地域
だったとされていますが。

一般にはヘリボーンが盛んに用いられているとはいえ、大規模な落下傘降下は
今でも行う国があるという証拠としてあげました。

なお、固定翼輸送機でも空中から大重量物を投下する能力はあります。
http://www.youtube.com/watch?v=xlV_A1uuvis
(634:686)

現在の塹壕って、規模はWW1のように、何十キロもつながっていたり、地下壕までついていたりするものは少ないんですよね?

敵砲弾とか航空攻撃の爆弾とかを一時的に防げればいいという事でしょうか?
長大な防衛線は遊兵が出やすいです
単純化して話すと防御側が塹壕線に完全に均等に兵を貼り付けて、攻撃側が一箇所だけに集中攻撃してきた時、
攻撃された地域以外の兵全てが遊兵になってしまいます
もちろん攻撃された地域に増援を出したり、反撃に出たりはできますが、塹壕を利用してはいない事になってしまいますね
それなら始めから・・・と言う話が↓

重要な拠点を”点”で守り、機動力のある部隊でそれらを援護したり、反撃したりするのが現代の防御戦では一般的です
少なくとも兵力的には無駄の無い戦い方でしょう
この重要な拠点は大都市だけでなく、交通の要所だったり、川だったり、丘だったりするので
これらの防御に塹壕を使う事はあると言う事です

現代戦はほぼ不正規戦ばかり、あってもイラクなど砂漠での一方的な米軍の機動攻勢が多いので、
塹壕は大規模には利用すらされていないですが、それは塹壕が有力な場所で戦闘が起きていないからです
またそもそも大規模な防衛戦が行われず、速攻の攻撃で戦いが終わってしまうから活躍が聞こえてこないわけです
(635:236)

ベトナム後の戦争での戦略爆撃は、必ずAWACSで警戒しながら爆撃機の編隊のみで目標地点に向かうんですか?

事前の制空戦で経空脅威を封じ、さらに電子的・物理的手段で対空火器を制圧した上で攻撃を行う。

戦略爆撃機に対する脅威は敵戦闘機のみではない。
また、長射程兵装が発達した現代戦で爆撃機に「直衛」がつくのは無意味。
爆撃機や攻撃機が作戦行動を行っている空域そのものをカバーする形でCAPを上げるのが一般的。
(306:16)

ウラー突撃と万歳突撃って本質的に同じですよね?

違う。英語の「バンザイアタック」「バンザイチャージ」(日本軍による自殺的突撃)の和訳が「万歳突撃」。
銃剣突撃による白兵攻撃のことではない。
(654:281)

銃撃戦では何故、上にいると優位に立てるのでしょうか?

映画「ザ・ロック」で海兵隊にSEALSが全滅させられるシーンなんですが、
上から下の敵を撃つば場合と下から上の敵を撃つ場合、高低差が数メートルしかないのに下にいたSEALSがやられました。
位置エネルギーが大きいからです

角度の関係上遮蔽物が有効に使えるからです。
上側は身体を隠しながら撃てるけど下側は頭丸だし

上からは下が見渡せる。
上からは下からの射撃から身を隠しやすい。

映画の状況だと、逆に上から完全に取り囲まれてしまってる状況なのが不味い。
双方が向き合って、海兵隊が上・・・程度なら、確かに下側が不利でも、戦えはする。

あの状況だと、下側でどう防御陣組んでも、上から必ず狙える角度が出来ちゃうので、ああいう
大虐殺になっちゃうんですな。
(297:73-79)

映画でマシンガンをフルオートで撃ちながら後退してるシーンがありましたが、それは何と呼ばれる行為なのでしょうか?

多分に映画的演出だが
あえて戦術用語を無理矢理あてはめるなら「遅滞戦闘」あるいは「遅滞防御」
地域を犠牲にして(味方主力の離脱や反撃準備のための)時間を稼ぐための行動
(297:818)

タラーンと特攻は同じですか?

タラーンは敵航空機のみに対する攻撃ですか?
日本軍の特攻(神風)はイコール自爆。成功すればパイロットは必ず死ぬ。
タラーンは突入前にパイロットが脱出するのが立て前。できないことも、しないことも少なくないが。
だからタラーンでは、神風ではあり得ない「複数回成功したパイロット」が存在する。目標はドイツ軍航空機。
(656:69)

地上と空中の連携で、赤外線スコープがなかった頃は、夜間航空支援してくれって時はどうやって敵の場所を教えてたの?

光を使います。自動車の非常用発火信号筒のようなものを、例えば>型に列べ、
自軍は>の左側、敵は>の先1kmあたり、のように指示します。また、白燐弾は煙だけでなく、
光も出しますから、白燐榴弾を撃ち込んで、その手前100mとかの指示もできますし、
曳光弾で敵を機銃掃射して位置を示すこともあります。これだと、現代の赤外レーザーで指示、
攻撃ヘリが暗視装置で確認してロケット発射、に似た感じになります。

そこまで余裕がなければ、信号弾を打ち上げます。そこに自軍がおり、その北東500mに敵、
とかするわけです。しかし、敵が少し賢いと、相手も信号弾を撃ち上げて、航空機を混乱させることが
あります。そこで色付き信号弾を使ったり「赤と緑を同時に」といった工夫が必要になることもあります。

暗視装置が無くとも、現代であればGPS付きレーザーデシグネーターを使えば、自軍の座標、
敵の座標を送れますから、話は簡単になりますね。
(668:system ◆systemVXQ2)

パラシュート降下しながら射撃ということはあるのでしょうか

以前、Soldier Of Fortune誌がタンデム降下の一人にM60を持たせて
開傘後の降下中に射撃が出来るかを実験してました。結論は
「可能だが非現実的」だったような記憶があります。ショーとしては面白いですが。

そもそも降下中に射撃まで必要な空挺作戦ではその時点で失敗でしょう。
ノルマンディで82空挺師団がやった記録がありますがあくまでも降下地点がズレて
敵が散在する地域に降下してしまった、が原因でした。また「見通しの悪いところ」と
言ってもどうしても輸送機と空中の降下員は見えてしまうわけで基本は敵脅威のない
ところ、せめて対地攻撃で制圧直後に降下するでしょう。
(284:61)

対艦急降下爆撃は、艦の後方から追いかけるようにして降下→投弾する場合が多かったのでしょうか?

基本は艦の後方から追いかけるような形で降下→投弾します。
いくら急降下と言っても、正90度で爆弾を投下する訳ではありませんから、
爆弾は前に飛ばされます。

Lotfe7Bの様な照準器では、操縦者が目標方向を正しく行い、照準者は
トレール調整器によって、投下爆弾に対する風向風速の影響を修正し、高度、
対地速度を測定してから照星の操作を開始し、目標像が接眼鏡下の十字線を
張ったレンズ面に写し出されるのを待ちます。

こうして目標は、レンズ十字線上の直線と半円形曲線の目盛上に持ってこられ
ます。
そして、爆撃手はその直線と曲線の両目盛を覗きながら、調整が正しいかどうか、
つまり、指針が曲線上の正しい目盛と一致して、他の指針が次第に上方に昇って
来るのを確認します。

爆撃手が目標を正しく把握していれば、直線上の指針、曲線上の指針は一点で
合致しますが、この時に爆弾が投下される訳で、艦の後方から迫らなければ、なか
なかこの辺りの調整が難しい訳です。
(282:眠い人 ◆gQikaJHtf2)

南北戦争の頃はなぜ密集隊形で撃ち合ってたのですか?

密集隊形をとってたのには意味があります。
当時の銃は遠距離ではほとんど命中が期待できませんでした。
んだもんで、敵に大打撃を与えるためには至近距離からの密集隊形の銃兵による
射撃が有効なわけであり、それが密集隊形を産んだわけです。
(密集隊形が否定されるのは機関銃の出現以降です)
さらに、無線機なんてないので直接の指揮官が命令できるのは声や太鼓の音の
届く範囲に限られるわけで、これもまた必然的に密集隊形が必要になる
一因となりました。

19世紀以降の陣形の変遷としては、ナポレオン戦争時代の散兵、横隊、縦隊の組み合わせ
から、まずは射撃の的にしかならない横隊が廃止されてその分散兵が増えます。
散兵の射撃で打撃を与えてから縦隊が銃剣突撃と言うパターンですね。
だいたい普仏戦争あたりがそういう感じの陣形です。
最終的には縦隊も廃止されてすべて散兵になります。散兵といっても当初の間隔は
何歩と言うレベルで、そんな広いものではなかったようです。
自動火器の普及にともない、散兵の間隔はどんどん拡大していき、現代に至ります。
(104:35-36)

前進隊形からの攻撃、応急攻撃、周到攻撃の方法を教えて下さい

ソ連地上軍という本で知りました。特に前進隊形からの攻撃と後2者の関係が分からないのです。
一番目の攻撃法は、部隊が行軍隊形を崩さすにそのまま攻撃行動に入る場合をいい、
たいてい敵の抵抗がほとんどない場合にのみ用いられます。
二番目の方法は最前線の部隊のみ行軍隊形から戦闘隊形に展開し、迅速な攻撃を行う場合をいい、
敵の抵抗が微弱で、奇襲的に撃破できる可能性がある場合に用います。
最後の方法は、最前線の部隊が戦闘隊形に展開して敵に接触しつつ、後続部隊、支援部隊の到着を待ち、
十分に準備を整えてから攻撃を行う場合で、敵の抵抗が強力な場合に用います。

これはソ連軍に限らず、多くの国の陸軍で行われているドクトリンで、
米軍ではそれぞれ、遭遇戦(Moving Engagement)あるいは接敵(Moving to Contact)、
応急攻撃(Hasty Attack)、本格攻撃(Deliberate Attack)と呼んでいるようです。

補足
「前進隊形からの攻撃」は後方に設けられた集結地から行軍隊形で接近し、敵陣地前で前進間に戦闘隊形に転換し攻撃する方法。
行軍隊形のまま攻撃するわけではない。
後2者は、応急「防御」、周到「防御」と混同していませんか?
とすれば、応急防御は敵と接触中の部隊が防御に移行する要領、周到防御は敵と直接接触していない部隊が周到に準備して防御する要領。
勘違いしていたら申し訳ない。
なお、遭遇戦は、meeting engagementであったと思う。
攻撃要領は、36年野外教令には、「行軍状態から行う攻撃」「対峙状態から行う攻撃」とあり、防御には応急・周到の該当の区分はない。
(110:31-55)

敵のレーダーを破壊する時は万一気づかれたときを考えて、空戦も可能な戦闘攻撃機が多いですか?

敵の防空網全てから駐機中の迎撃機まで一気に破壊するってのは、非現実的な話なので、大抵は敵のレーダー網・防空網・基地
と優先順位をつけて攻撃をしかけていきます。 で、米軍などはF-16など部隊で第1撃のレーダー網破壊のために特化した部隊
を持っていたりします。
で、第一撃には戦闘攻撃機が使われて、制空権をとって戦略爆撃機での攻撃・・・・となるパターンが定説です。
(276:743)
対地攻撃をする小隊がいるならば、哨戒を行う小隊、制空を行う小隊、
対レーダー攻撃を行う小隊などが、ほぼ並行して行動します。
対地攻撃のみを行うとすれば、それは奇襲をかける場合などの特殊な状況になりますが、
その場合ならば低空の地形髄従飛行をする必要があるでしょう。
ですが、通常の対地攻撃の場合は前述のとおり、複数の小隊がほぼ並行して行動する為、
低空から侵入するのは対地攻撃小隊よりも、対空レーダー、対空火器制圧を担当するワイルドウィーゼル小隊になります。
(276:757)

クロスファイアとは、戦術あるいは状況的にはどういう状態なのでしょうか?

防御側が抵抗線(陣地)を形成する時には必ず「火網図」というモノを作成します。
これは守備戦力の各火器(小銃や機関銃からATMや戦車砲も含む)がどこを主向し、どこまでの範囲を撃てるかを記したモノです。

この火網図を作成する上で指揮官は、予め火力を集中するポイントを指示します。これが「キル・ゾーン(ポイント)」(KZ)と
呼ばれるモノです。
この時KZに対しては複数の火線が主向するように配置しますので自然と十字砲火となります。

単一の火線ではそれに対して敵は迂回をして回避を図りますが、十字砲火になると左右への迂回が阻害されますので
前進が困難になり阻止効果が高くなります。
(241:ドカン・オオカミ ◆s6tJH5.VuA)

急降下爆撃という攻撃手段は消滅してしまったんですか?

緩降下爆撃は現代でも行われている
爆撃指示装置によって降下角、進路などが指示されて、それに従って自動的に爆弾投下
ただし、対艦船の場合は対空兵器によって撃墜される危険が大きいので、まず行われない

対艦ミサイルが普及する前はSkip Bombingなどの戦術が採用されていた
フォークランドではToss Bombingと併用されたが、信管の最低作動距離の調定に失敗して不発が多かった
水面ギリギリを接近するので地平線に隠れられる+クラッターに紛れてレーダーが補足しにくい
航空自衛隊もドイツ空軍も対艦ミサイルの普及するまでは訓練していました
(164:57)

ランチェスターの法則ってのがあるけど、どの程度以上の指揮官が考慮すべきものなの?

実戦は法則通りになんていかないから、考慮する必要なし。
特に陸は寡兵が大軍を破る事が良くある。
海軍でもこちらが空母機動軍で、あちらがミサイル艇位しかなきゃ、数が多くても関係ない。
(俺初質スレ710:11)

レーダーピケットとは、空母の周りを駆逐艦で円形に囲んで守るということですか?

レーダーピケットとは、遠距離警戒レーダーを装備した駆逐艦(DDR)を
前方配置して警戒に当たらせることなんで、いわゆる輪形陣よりさらに外に
配置されていました。
(224:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)

砲兵の射撃方法で、発射時間をずらして目標に同時に着弾させるっていうのがあるって聞いたんだけど。

発射地点を特定されないためには、複数の射点から同時に射撃するのが冷戦時代のセオリーでした。

同時弾着は、一定量の弾量を着弾させる際、必要とする時間が短くなるほど、効果が大きくなるためです。
つまり3発撃ち込むのでも、1分おきに3発撃つのと、同時に3発着弾するのとでは、敵の被害が数倍違うのです。
これは多数同時に着弾すると、遮蔽を取る間もなく、命令を下す間もなく大混乱が生ずるためです。

結果として、少ない弾量で効果が得られるため、短時間の射撃で任務を完了し、対砲兵射撃を避けるために
移動を開始することが可能になります。通常は3発同時弾着が実用的に要求される範囲です。
4発目以降は即応弾薬による速射となり、あとは装備によって10発目、あるいは15発目といったあたりから
ゆっくりした持続射撃に移ります。

敵反撃が想定される場合は即応弾薬による速射の範囲までで移動します。同時弾着を利用しても、
敵の砲兵は一ヶ所ではありませんから、だらだらしていると、他の敵砲兵から対砲兵射撃を食らうことになります。

補足
対砲迫レーダーは通常は360度の覆域を持っていないため、複数の射点から同時砲撃を受けた場合、
レーダーが面している方向の射点しか同定できません。また、通常から作動させていると、自己位置を
放送してしまうことになるので、敵の砲撃が始まってから、あるいは敵の攻撃が強く疑われ、
自位置を暴露してもかまわない場合に作動させます。

対砲迫レーダー対策として、メインの砲兵とは別に、分散させた小規模な部隊を置き、
多数の砲撃位置を敵に示して混乱させるという作戦も冷戦時代には普通に考えられていました。
この場合、ダミーの部隊は短時間派手に撃った後、ただちに退避します。
(713:system ◆systemVXQ2)

現代でも銃剣突撃が何故有効なのか理屈として分からないのですが。

弾がなければ銃剣突撃は効果がない→弾があるなら普通に射撃すればよくね?
フォークランドで英軍が銃剣突撃で敵を潰走させてますが、
もちろん撃ちまくりながらの突撃です。

ただ撃ってるだけでは、相手はその間頭を下げてますが、撃ちやんだら
撃ち返してくるので、前線は膠着します。頭を下げさせながら前進すれば
地面を稼ぐ事が出来ます。リスクは増しますが、突撃によって相手が混乱すれば
意外と損害が増えない事もあります。

圧倒的な火力があれば、それをもって相手を粉砕し、装甲車両で前進すれば済む事ですが、
そうでない場合、前進するために銃剣突撃が有効な事もあるのです。
(714:system ◆systemVXQ2)

敵を包囲して叩くというのがありますが味方の小銃などで負傷しないでしょうか?

もちろん、包囲の場合、同士討ちのリスクは上がるんで、合言葉や、味方の配置などを工夫する
(俺初質スレ2049:367)
実際にそのパターンは、自動小銃で武装した現代でも行われている
俺が見た洋書だと思いっきり、向かい合ってた
同士討ちのリスク、ナニソレと言う配置だった
理論と実戦は違うようだ。素人が考えるよりも大胆w
(俺初質スレ2049:368)

バンザイアタックで「バンザーイ」って叫ぶのはなんでですか?

突撃の最後の段階では位置なんかばれてるんだから
歓声を上げて味方の恐怖を紛らわせたり敵を怯えさせたりする方が有効
ちなみに突撃するときに叫ぶのは「ウラー!」なり「フラー!」なり「レッツロール!」なり
どこの国でもやってることだから
(俺初質スレ20501:851)
突撃の時に叫ぶのは万国共通だろ。
WW1の西部戦線、東部戦線でもやってるし。
(俺初質スレ20501:853)

石鹸水ぶちまけ攻撃っていったい何?

敵船の甲板に石鹸水とか油とかぶちまけると、ツルツル滑るんだよ
当時は敵の船に乗り込んで白兵戦が一般的だったから、敵が戦いにくくする状況を作るのは大事な訳
で、登山用のアイゼンのような鉤爪の付いたシューズを履いて、乗り込むわけだ
(俺初質スレ50505:329)
たしかベネチア海軍の戦術
(俺初質スレ50505:330)





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