核兵器全般2


核兵器は核実験をせずに実戦配備まで行えるものなのでしょうか?

現状では核実験を行い核爆発を起こした国が核保有国とされています。

どこのお馬鹿か知りませんが、くだらない詭弁です。
「お縄にならず痴漢になった男はいない」といっているようなモノ。
事実はどうあるか私の知るところではないですが、可能性を
否定することはできません。

それに核弾頭を自前で製造できなくとも核保有国にはなり得ます。
(43:45)
核実験をせずに核配備した国家と言いますと、パキスタンが挙げられると思います。
数年前にパキスタンは核実験を行い、核保有を宣言しましたが、パキスタンが核を
保有していることは、インドの核保有とセットでずっと昔から言われていたことです。
核実験から3ヶ月で、中距離弾道ミサイルの発射実験を行ったことは、すでに核技術
を保有していたと見てよいと思います。
番外としてイスラエルがありますが、こちらはアメリカの核実験として行われたことや、
南アフリカの核実験に関与されたと言われており、核実験をしなかったとは言えないかと。
(43:49)

核爆弾を焚き火に投げ込んだりして高温に晒した場合、爆縮レンズの火薬に引火してそれが原因で爆発することってありえますか?

ありえません。爆縮レンズの火薬は点火のタイミングが非常に厳しく、偶然の着火では
核爆発をおこすのは不可能です。
(43:737)

核爆発に伴う放射能汚染を防ぐ手はないの?わかめを食べろとかよく聞くけど。

わかめを食べろ、というのはヨウ素の摂取が目的でしょう。
放射性物質は甲状腺に蓄積されるので、
事前にヨウ素を適量摂取しておけば、甲状腺に放射性物質が蓄積されません。
ま、ちょっと洒落にならないぐらいのわかめを食べる必要があるとは思いますが。
(47:50)
本質的には放射性物質を体から遠ざけることしか対処法はありません。
第一にやることは爆心地からすこしでも離れること。
空中に巻き上げられた放射性物質の降下を避けるため、逃げる方向は風上がベストです。
つぎにやることは身体の洗浄。 身体表面に付着している(であろう)放射性物質を洗い流す、これ。
体内に入ってしまった放射性物質を取り除くのはさらにその後の話。
わかめ云々はそこらへんの段階で有用な話ですね。
(47:54)

核兵器はその維持管理に莫大な金が掛かると聞きましたが具体的にどんな事をするんでしょう?

高価な核物質は速やかに劣化しますので、大体5年から10年で交換しないと核爆発してくれません
交換作業そのものも危険で困難なため、当然多額の経費が要求されます
(47:600)
核の主要部分、プルトニウム・ピット(塊)の寿命は85年
http://www.47news.jp/CN/200611/CN2006113001000308.html

「ワン・ボム・カントリー」という単語ですが、どういう意味なんですか?

おそらく「一発だけ核を持っている国」=(核を戦力としてでなく、政治的象徴として保有する国)
と言う意味で、かつてのインドの様な国を指す言葉だったと思います。
(48:443)

一般的には3F爆弾=水爆とゆうことなのでしょうか?

一般的に言って
核融合兵器が「水爆」
核分裂兵器が「原爆」
です。
たとえば3F爆弾の破壊力の大部分は分裂-融合-分裂の3段階目の核分裂に由来するんだけど
でも核融合を起こしているので兵器としては水爆になります。
(50:433)

IAEAの査察を受けつつも密かに核開発、なんてことは可能ですか?

別にIAEAの職員が張りついているわけではない。
年に一回やってきて視察する。

査察要求を出した施設には全部入れる。
全部の部屋に入ってもいいし、入ってくる。
置いてある書類も全部見て良いし、見る。
自前で計測機器も持ちこんでくる。

査察を受けつつも密かに核開発したければ
予算自体を国から出さないで国有地とか使用せず
核物質は正規ルートを通さずに密輸する必要がある。
(51:844)

なぜ核軍拡が進行するのですか?

武力的な侵攻に対して国家の安全保障に必要な条件は二つ。
1.周辺国に自国を攻撃させる意思を持たせない事。
2.もし周辺国が(なんらかの政治的要因で)自国への武力行使の意思
  を持ったとしても、それを安易に実行させない対抗力(抑止力)を
  持つ事。
前者は主に政治的な手段で、後者は主に軍事的な手段に依ります。

さて、では昨今流行の「貧国に核兵器」は何故か?、国力に乏しい国が
上記の2点を得る為の手っ取り早いアイテムなわけです核兵器は。
1.の政治的なカードとして、2.の軍事的なカードとしてです。
(51:914)

どのくらいの密度のプルトニウムで爆縮型の原爆ができるんですか?

プルトニウム239が93%以上。
(57:343)

水爆ってプルトニウム使うのに何故水爆って言うの?水素はどの辺で関係してくるの?

原爆もプルトニウム爆弾とは呼ばんがな
基本構造は、原爆の周りにあり、その外側を反射材兼用の放射性物質で覆っており
核爆発→核融合→核爆発(外側)と反応していきます
(58:CCIA ◆vvx6VMwMl.)
水爆は三重水素、重水素あたりの核融合を利用するので水素爆弾です。
ただし点火には高温高圧(てーか高密度中性子流)が必要なので
プルトニウム原爆を使います。誤解を恐れずに言えば、プルトニウム原爆を
信管とした水素爆弾炸薬なわけです。
(58:389)

爆縮型の原爆って実験なしでミサイルの弾頭にして飛ばせるんですか?

とりあえず核爆発すりゃいいだけなら、起爆装置の実験だけで使える
(58:594)

戦略核の一発あたりの威力ってどれくらい?


に一覧があります。100Ktから5Mtぐらいまで。ばらつきが大きいのは、
命中精度の低い後進国の核弾頭は大出力になりがちだからです。同サイトに
あるとおり、戦術核だと0.3Ktというものもありました。

あと、MIRV技術が進歩している国では、大出力弾頭1個で堅固な目標を
破壊する替わりに、もっと効率のいい小出力弾頭複数個の同時爆発を
使用するので大出力弾頭が不要、という事情もあります。この場合、単に
多弾頭を正確に誘導するだけでなく、起爆タイミングをそろえる、
他の弾頭の放射線によって無効化されない工夫など、技術的な困難が増えます。
(58:692-693)

臨海前核実験とスーパーコンピューターで核爆発をシミュレートするのは同じことですか?

マジレス
全く違います
アメリカは臨界前核実験は既存の核兵器の安全管理や
信頼性維持のためのデータ取得が目的だと説明しています
高性能火薬とプルトニウムを用いて、火薬の爆発によるプルトニウムの
反応や動きを調べる核爆発の模擬実験です

シミュレーションはあくまで、反応が起きることが前提ですが、
臨界前核実験はその反応がきちんと起こるか検証しようとするものです
(59:名無し三等兵候補)
臨界前核実験

臨界前核実験とシミュレーションは違います。シミュレーションで予測された
とおりに事が起きるかどうかを確認するのが臨界前核実験です。点火装置各部
のタイミング一致や干渉の有無、そして重要なのが核分裂材料が予測通りの
爆縮を行うか。材料内に密度のゆらぎや衝撃波の干渉が起きないかなどを
確認することです。臨界前核実験によって、シミュレーションソフトの信頼性
確認や、未確定だったパラメーターの固定なども行われます。
(59:358)

はだしのゲンに、広島に死体整理にやってきた陸軍の兵隊が2-3日の間に大量死した描写があるけど、直接被爆してない兵隊が2-3日の間に突然死するなんてありえるの?

数日では死にません。基本がわかっていれば説明の必要もない常識ですが。
中枢死レベルの放射線を浴びたければ、起爆時に近くにいるか、まだ熱いうちに
爆心に突っ込むしかない。それ以下だと、熱傷など受けない限り、簡単には死ねない。
間接被曝では(まして7時間以降なら)、死は決定されてもすぐには訪れません。
原発の「青い光が見えた」事故ですら、放置しても数週間、手当を受けたら数ヶ月経たないと
死ねません。幸か不幸か。だから、致死量(~数倍)の放射線直撃を受けた人間を「Living dead」と呼ぶんよ。
普通に歩き回って、しゃべってるんだけど、数週間~数ヶ月で死ぬことが運命づけられている。
チェルノブイリでは作業させられた軍人がたくさん死んでるけど?
苦よもぎ(チェルノブイリ)では核分裂反応による放射線放出が長期間にわたって続いていたし、その中での強行封鎖作業だったからな。
残留放射線被曝や放射化した物質からの二次被曝とはわけが違う。
一般兵士は放射線についての知識に乏しいので、防護服など無意味なほど強力な放射線が発生してる中で作業をさせられ、
そして急性放射線症で死んでいった。

10シーベルト以上だと急性症状を示して数日で死亡する可能性が急激に高まる。
100シーベルト超えると一日保たない。
放射線を大量被曝すれば場合によって数日で死亡することはあり得る。
もっとも、爆心地で当日救援活動をした人でも、1時間当り0.2シーベルト程度の被曝量だそうだが。

↑時間0.2シーベルトってことは、大雑把に言って50時間の滞在で急性症状を発症し得る。
実際には翌日には早くも時間0.1シーベルトまで下がっているし、もう少しかかるだろうけど、
終戦間際の体力低下状態だともっと低い水準で急性症状発症は考えられなくもない。
(646:437-441)

冷戦中の英仏の核兵器は米ソの核兵器と比較して、意味のないものだったのでしょうか?

英仏の核武装はスエズ危機(第二次中東戦争)の時に
「アメリカもソビエトも核兵器持ってるのに、うちらは持ってない!
 核兵器持ってないと持ってる国に逆らえず、何言われても言いなりだ!」
ということに直面したショックを機会に始められた。

確かに真っ向から米ソと核戦争したら国土をくまなく焼き払われて終わりだが、
それでも相手の首都や大都市をいくつか焼き払ってやることは出来る。
そうであれば相手もこちらを攻撃することや核兵器を盾に高圧的な態度には
出れなくなるので、一方的に言うことを聞かされる関係からは逃れられる。
(301:366)

都市などを攻撃する場合の核兵器の最適爆発高度(?)とはどのように決まるのでしょうか?

熱線と爆風どちらの効果を優先して考えるのでしょうか?
熱線は見通し範囲には到達し、距離による減弱は僅かですから高度についての制限は比較的少なく、

逆に爆風は高度が高いと到達する衝撃波がはっきり減弱する替わりに到達範囲が広くなり、
低いとその逆となります。熱線と違って距離による変化が大きいため、爆風では起爆高度が重要です。
そこから至適高度が計算されます。すなわち、至適高度は爆風に対して計算されたものです。

厳密には衝撃波は地表から反射した衝撃波と合成され、強い一つの衝撃波となって拡がる(マッハ効果)ので
これも加味したものになります。
(297:110)

MIRVは何で現代のクラスター爆弾みたいに、超小型の核弾頭を無数にばら撒くような形じゃないんでしょうか?

小さいのを沢山ばら撒いた方が迎撃しにくいし、破壊効率もいいと思うのですが
技術より先に政治の問題でそれは×
条約によって「MIRVの数」で弾頭数を数えることになってるので、わざわざ1発当たりのMIRV搭載数を減らしてるくらい。

条約の問題もあるが、核弾頭は小型化の度が過ぎると効率が著しく低下するため
例えば米軍における最小の核弾頭であるW48核砲弾は、同世代の核弾頭と比較して威力が1/100でありながら、
使用するプルトニウム量は3倍と言う効率の悪さになってる
(665:66-72)

広島やチェルノブイリは、今後数百年は放射能汚染により人が住めないと言われてたそうですが、

広島は日本有数の都市に変貌し、チェルノブイリなんかは自然豊かなサファリパークになっていると聞きました
一度空気中に飛散した死の灰は分解されるのに数億年かかるそうですが、何故このようなことになったんですか?
単純な理屈があります。

半減期の短い放射性物質は、多量の放射線を発するため危険だが、どんどん減ってしまい、
短期間で無害~人体に有意な害を及ぼさないレベルまで減少する。

半減期の長い放射性物質は、長期間残存するが、当然少しずつしか崩壊しないため、
発する放射線の量が少なく、無害~人体に有意な害を及ぼさない。

数億年かかるからこそ安全、というわけです。
(670:system ◆systemVXQ2)

核兵器って使われたら人の住めない荒野になるの?たとえば広島は復興したよね?

核兵器は熱にエネルギーが変わるからあんまり放射能が出なくて
現代の核兵器でも放射能被害は広島程度って聞いたけどホント?
高度と出力によるとしか。地表爆発だとクレーターも出来るし、放射性降下物も多量に発生するので、
比較的長期間人が住めない〜作物等に汚染が生ずることになるでしょう。でも土壌入替とかすれば、
10年とかの時間スケールでなんとかなると思うけど。問題は手間と費用ですね。
空中爆発(普通はこれ。広島、長崎も)であれば、降下物の量は少なく、広島的に見て良いでしょう。
ただし、遙かに広範囲が破壊されますが。

後半も出力と構造しだいなんだけど(中性子爆弾は比較的マシ)、熱核爆弾も点火に
核分裂爆弾を使う上、出力の半分ぐらいは熱核燃料の周りにあるウランが分裂して発生するので、
放射性降下物はしっかり発生します。でも効率よく反応するので、べらぼうに多いわけではなく、
「範囲のすごく広い広島程度」という表現は悪くないかも。

放射能汚染のポイントは、

半減期の短い放射性物質は強力に放射線を放つがすぐ減衰し、
半減期の長い放射性物質はしつこいが、放つ放射線は弱い。

という事。爆発直後から短い期間(7日~7週間)で、放射性降下物の
放射能は大きく低下します。

残留放射性物質の作物や動物による生体濃縮に注意すれば、
そのあたりから復興活動が(被曝累積を避けるために交代制にするなどの
工夫は必要ですが)可能になるでしょう。

放射能減衰についての「7の法則」ってのがあるんですが、探してたら面白い資料があった。
ttp://standeyo.com/News_Files/NBC/survivenbc.pdf
2週間で残留放射能は1/1000になる、という話。
(697:system ◆systemVXQ2)

プルトニウム、ウラン以外で核兵器は作れますか?

代替核物質まとめ回答。
 プルトニウム、ウラン以外の兵器に応用可能な核分裂物質として、トリウム、プロトアクチニウム、
ネプツニウム、アメリシウム、カリフォルニウムが挙げられます。このうち、現時点で兵器として
実用可能なのはトリウムです。ウラン以上(鉛並み)に豊富に存在し、レアメタル精製の副産物として
得られます。しかし、単独では連鎖反応を起こさないため、熱核兵器のタンパーとして3段目の
核分裂反応に寄与する程度の使用方法しかなく、それもU-238に劣ります。U-238を使うのが正解。

 プロトアクチニウムは臨界量が大きすぎ(あるいは無限大しても不可能)、ネプツニウムは20~100kgの
臨界質量とはなりますが、Np-237は半減期も長く使用可能。しかし、人工元素であり、大変高価で割に合いません。
アメリシウム(Am-241)も臨界質量は25~85kgと大きく、高価で、自壊によって大きな熱量を常に放出するため、
兵器としての実用化は困難です。Am-243の放熱はマシですが、Am-241から人工的に作るため、大変高価です。
カリフォルニウムは臨界質量が2~6kgと小さく(反射材、爆縮によって1kg以下にできる)、小型核兵器には
魅力的、製造も可能ですが、一発あたりの原料費が(Cf-251の場合)1兆円を越えると言われています。無理っぽい。
(678:system ◆systemVXQ2)

核兵器による被害半径は出力の平方根に比例するのですよね?

出力の平方根に比例する被害半径は熱線によるもの。これが一番範囲が広い。
圧力、爆風による被害半径は三乗根に比例するので、もっとせまいです。
(686:system ◆systemVXQ2)

破壊力可変の核兵器はどのようにして出力を調整するのでしょうか。

簡単にいえば、

核分裂から核融合反応に発展しないようにカットする
核分裂反応にブースト(重水素注入)を使用しない
核分裂反応を不完全な状態に留める

この順で出力が小さくなります。基本的には下に行くほど、未反応核分裂物質が
たくさん放出されます。重水素の添加量を加減するとか、スパークリングプラグを
ずらして、部分的に核融合が起きるようにするとかで、さらに調整できるでしょう。

一番下の「不完全核分裂」を極端なまでに(ほとんど失敗レベルに)下げると
数kt~1kt以下の爆発になります。北朝鮮の核装置ですね。
(686:system ◆systemVXQ2)

核ミサイル積んだまま沈んでる原潜があったとして、サルベージすれば核弾頭使えるの?

核弾頭は電子的に起爆し、電子回路には起爆許可用の保安回路が組み込みになっています。
このため、正しいコードを入力しない限り、電子回路は正しく、あるいはまったく作動せず、
使い物になりません。

全部ばらして、あらたに起爆回路を取り付け直す必要がありますが、それには
核開発できるレベルの知識と技術が必要です。また、そのような事態に備えて、
核弾頭には一種の自爆回路(核爆発は起こさないが、部分的な爆薬の起爆を起こして
使い物にならないようにする仕掛け)が組み込まれているといわれています。
この話はかなり確度が高いと考えられています。
(690:system ◆systemVXQ2)

熱核兵器のプライマリとセカンダリはTNT換算される威力においてそれぞれどれくらいの割合になりますか?

うる憶えで書いてしまいますが、プライマリ(起爆用原爆)の出力は5~10kt程度。

以前のスレでも書きましたが、可変出力兵器の最低出力はプライマリの不完全起爆です。
次がプライマリ単独×ブースター(三重水素)なし、次がプライマリ単独×ブースター(三重水素)ありの出力。
そして完全起爆。さらに調整は可能ですが、例えばB-61の場合、可変出力は0.3, 5, 10, 80ktとなっており、
この場合は、それぞれプライマリの不完全起爆、ブースターなし、ブースター付き、熱核融合に相当すると考えられます。

核分裂単体兵器であれば、出力は必要に応じて様々ですが、熱核兵器のプライマリの場合、
重量、容積、なにより高価なプルトニウムの使用量から考えても、プライマリの出力は必要最小限と考えられます。
すると、ブースターなし出力とブースターあり出力のあいだに、そのセカンダリ起動の最小限出力があるでしょうから、
プライマリの出力は10kt、改良型ならもう少し低い可能性もあるが、5kt以下ではない、と言えるでしょう。

ですから、プライマリの出力はB-61の場合であれば、1/8に過ぎないと言えそうです。
セカンダリの出力自体、半分は3段目、つまり熱核融合で生じた中性子によるタンパーの
核分裂ですから、プライマリの出力分担が小さいのはうなずけます。
(691:system ◆systemVXQ2)

原爆の臨界質量について質問。

プルトニウム爆弾の場合は5kgだそうですが、これは臨界のための最小限の質量だと理解してます。
では逆に最大限の質量とはどれぐらいのものなんでしょう?
ウランでもプルトニウムでも、仮に2kgのものを50個、合計100kgを一気に合体させれば全て反応するんでしょうか?
2kgのものを50個、一気に合体させることは事実上不可能です。
自発崩壊による中性子密度が一定以上に達した段階で連鎖反応が起きますから、
早発(部分的な連鎖反応)する部分が生じ、そこで発する熱によって膨張(拡散)が生じ、
それ以外の部分は連鎖反応に達することなく分解してしまいます。例え2個に絞っても、
ウランですら大半が連鎖反応に参加できずに終り、プルトニウムであれば
ほとんどが未反応で吹き飛ばされてしまいます。だから爆縮が必要なのです。

逆に、そのような低レベルの連鎖反応であれば、5kgでなくとも実現は可能です。
一般的に言われる臨界質量は、裸の核分裂物質を球状に(つまり効率よい形態で)
丸めたときに、連鎖反応が生ずる質量を指します。衝撃波による圧縮が加わった場合、
圧縮による相変化が生じた場合、中性子反射材の使用の有無などによって
大きく変わってきます。

水爆の場合は多段階で爆縮をかけられますから、理論上
出力は無限大です。ツァーリボンバは分裂→融合→融合の3ステージだったと言われています。

うる覚えだけで書いてしまいますが、水爆登場前、三重水素ブーストすら試験前後の頃、
核分裂だけで出力を上げる実験が行われた時期があり、当時は高価なプルトニウムを
節約する意味もあって、プルトニウムとウランを組み合わせた爆縮とか、いろいろテストされたこともあります。
それでも核分裂オンリーでは数百ktぐらいが限界ではなかったかなあ・・・

気になったので今ググったら500ktだったそうです。三重水素ブーストでほとんど1Mtまでいけたのかも。
ただ核分裂物質はどれも高価なので、実用的には点火用だけに節約使用して、あとは核融合するのが当然ですが。

多数の小さな核物質を同時に一点に集めるという困難な作業の替わりに、
臨界量を超える核物質を球面状に薄く拡げることによって臨界を防ぎ、
爆縮によって一気に超臨界にするのが、核分裂オンリーの大出力爆弾の
デザインです。

上に書いたのは1952年に試験されたIvy Kingのことですが、
60kgの高濃縮ウランを薄い球殻状に整形し、これを爆縮によって
一点に圧縮して起爆させています。本来はウラン、プルトニウム混合の
Mk-13用のデザインでしたが、プルトニウムが入っていると、多量の
核物質を使用した際、いくら爆縮させても早発してしまうからでしょう。
ttp://www.sonicbomb.com/modules.php?name=Content&pa=showpage&pid=58

U-235は1kgが完全に分裂すると約20ktを発生しますから、500ktであれば
25kgが分裂したことになり、効率は25/60。広島型原爆(ガンバレル)の効率が
10%程度であったことを考えると、悪くない数字と言えるでしょう。
(696:system ◆systemVXQ2)

核兵器の放射線防御ってどうなっているのですか。防御されていなかったら運用する兵士が大変な事になりそうですが。

核弾頭は通常U238(簡単に言えば劣化ウラン。不正確ですが)が外周に使用されており、これが
効果的な放射線防御となっています。劣化ウラン自体も放射線を出しますが、紙一枚で遮蔽できる
程度のものであり、弾頭の外殻で十分遮断できます。U238を使用するのは核爆発を助けるためなのですが、
それが遮蔽材にもなってくれているわけです。また、核弾頭に使用される核物質から放出される放射線は
さほど強いものではありません。原子炉からの廃棄物の方が遙かに危険です。核弾頭は起爆してはじめて
危険になるのです。
(120:system)

ソビエトが1961年にTsarBombaを爆発させた後、アメリカが対抗してそれ以上の威力を持つ水爆実験を行おうという考えは無かったのでしょうか?

なかったと思います。
アメリカでは海外での核実験の多額の費用や、第5福竜丸事件に代表される
放射能被害が問題になっていました。

そこでアメリカは、核実験のエスカレートを避けるために1958年10月31日に
アイゼンハワー大統領によって核実験モラトリアムの宣言をしています。
ソ連側でもこれを受け入れて、1958年11月から1961年8月まで実験は中断しました。
しかし、フルシチョフ首相は1961年に実験再開を表明し、8月から実験を再開しました。
TsarBombaの実験は61年10月です。
アメリカもこれに対抗して1961年9月からネバダ州の核実験場で実験を再開しています。

その後、1962年10月のキューバ危機で核戦争の危機が高まったことから
部分的核実験禁止条約の交渉が始まり、これに伴ってソ連は1962年12月から1964年3月まで
再び実験を中止しました。

1963年8月に米・英・ソは、大気圏、水中、宇宙空間での核爆発を禁じた
部分的核実験禁止条約に調印しています。
これに伴い、核実験はすべて地下核実験に移行しました。

いずれにせよ、米国領内での核実験ではTsarBombaなみの実験は出来なかったのでは。
(266:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)

核シェルターがあっても核の冬が来たら死にますよね?

核シェルターの存在意義には、熱線と爆風による被害から免れることの他に、
放射性降下物の放射性が高い時期をしのぐこともあります。
核爆発で生じた不安定な放射性同位元素は、急速に崩壊して放射性が
低下します。最初の数時間~数日間で放射能レベルが急降下しますから、
この間をなんとかしのげば、簡易な防護服、場合によっては窓を閉め切った
自動車などで、安全な地域まで移動できる、少なくともその際の被曝が
マシになる、というわけです。

「核の冬」については「誰にわかる?」が正解でしょう。なにぶん気象は
いまだにシミュレートしきれない現象であり、まして地球各地での核爆発と
なると、惹起される火災の推定から必要で、とても先が読めません。しかし
「核の冬」レベルはかなり悲観的な予想でしょう。
(131:system ◆systemVXQ2)

原爆の爆縮レンズは何故32個でなくてはならないのでしょうか?

核分裂爆弾(implosion system)の爆縮レンズは別に32個である
必要はありません。確かに多角形で球を囲む際にはサッカーボール的に
5角形×12と6角形×20を組み合わせる32個がムダが少ないと言われますが、
例えば1974年に実験されたインドのプルトニウム原爆は12個の
爆縮レンズ(6角形×12)を使用しています。
http://nuclearweaponarchive.org/India/IndiaSmiling.html
対称に爆縮が行われるためには、可能な限り多数の平面で球を
囲むことが望ましく、そのため、40~92個の爆縮レンズを使った
デザインも使用されています。
http://nuclearweaponarchive.org/Nwfaq/Nfaq4-1.html
ただし、数が増えると起爆の同期が困難になったり、体積、重量が
増加するという欠点もあります。現在のアメリカの爆縮装置は
32枚のレンズではないという意見もあります。(ソース同上)
(133:system ◆systemVXQ2)

核ミサイルは2人同時に発射キーを回さなければ発射出来ないと記憶してますが、もし2人のうち片方が何らかの事情でキーを回さない場合、その人はどうなるんですか?

 任務拒否で罪に問われる。
 場合によっては反乱行為扱いでとてつもなく重罪に。

 思想信条を理由に発射指令を拒否した場合は、保安要員によって連行され、予備の要員が
充当されます。

 思想信条の問題ではなく生理的、心理的な問題により任務が果たせない場合は、予備要員が
替わりに任務に就く。
 また、ミサイル発射要員は、いざという時にそういった問題を起さないように、頻繁に健康(心身とも)
チェックが行われ、自分で少しでも自覚症状がある場合は自己申告する事が義務付けられている。
 自己申告を怠って生理的、心理的な問題によって任務を果たせなくなった場合は、自己管理不充分、
ということで規定にしたがって処罰されます。

 実際、ミサイル発射要員の任務はストレスが大きく、肉体的、心理的理由で転属する(させられる)人は
とても多いらしい。

 いつだかTVのドキュメンタリーで見たICBM基地の話で、「今日は問題があるので替わってください」
と言っている(外されている)のにはこんなケースだった。

  • 奥さんが出産を控えていて、いつ子供が生まれるかわからない
  • 子供が病気で入院した
  • 健康診断の結果が不安
  • 急に虫歯が痛み出した
  • 見た目でわかるぐらいあきらかに睡眠不足

 なんか「そんなことに気を取られるんじゃない!!」的なのもあったけど、とにかく、コンディション、特に
精神面でのコンディションには過剰なまでに配慮されていた。

 あと、ミサイル管制要員は実際にミサイルサイロで任務に就くまでの待機中と、ミサイルサイロで当直に
ついている間は、TV、ラジオ、新聞等、全ての外部情報からは遮断される。
 これは当然、社会的(場合によっては芸能ニュースとかでも)な影響から隔離する為。

 映画「ウォーゲーム」でミサイル発射指令を拒否したら、同僚に拳銃を突き付けられる…というシーンが
あったけど、実際には発射管制室内には武器は持ちこみ禁止だそうな。
(135:427-433)

インプロージョン型の原爆は臨界質量を少なくできるの?

インプロージョン型の原爆は臨界質量を少なくするためではなく、
サイズを自由にするために設計されています。質量の面では既存の球形原爆が
やはりもっとも効率的ですが、球の周りにいろいろ取り付けますから、
一定の直径が必要となり、例えばスーツケースには入らない、ボストンバッグ
なら入るけど、という状態になります。あるいは砲弾に詰めたい。長さは
余裕があるが、口径が不足、ということもあるでしょう。そのような際に
リニア・インプロージョンタイプだと総体積はむしろ増加しても厚さや
口径を小さくでき、設計の自由度が上がるということです。

また、インプロージョンタイプは、効率は悪いものの球形の
原爆より簡単に作れる可能性があり、テロリストなどが作成するなら
このタイプかも知れないと言われています。
(142:system ◆systemVXQ2)

SALTやSTARTといった米ソ(露)間の核兵器削減条約の他に、英仏や中国も批准した核兵器規制条約、というものは無いのですか?

一つは核不拡散条約で、これには英仏中も加盟しています。
これが無期限延長されたことで、核実験のモラトリアムを各国が行っています。
(最近、米国を始めとして、核実験をすることが多いので、反故にされている感
無きにしも非ずですが…)
(255:眠い人 ◆gQikaJHtf2)

核融合のエネルギーより核分裂のエネルギーの方が上だったら水爆じゃなくて原爆になるんですか?

いいえ。一般的なFissionFusionFission水爆では、出力の半分以上が核分裂によることも多いです。
ただし、最後のFission部分が核分裂出力の大半を受け持ち、Fusion部分がないとこの核分裂は起きません。
きちんとした核融合段階を持ち、その動作なしには規格に近い出力を出せない爆弾が水爆って感じでしょうか。
ブースト原爆でも三重水素の核融合反応なしでは規格に近い出力を出せないし、
きちんとした核融合段階ってなんだという議論もありますが・・・

まあ、あきらめて強化原爆は原爆。そこから先は水爆と割り切ってください。

追記。
現代では純原爆はまずありません。以下定番サイトからまとめ。

重水素/三重水素を使用した強化原爆の場合、このブーストによって核出力は倍になりますが、
核融合反応の出力はその1%程度に過ぎません。核融合で発生した中性子が、核分裂を促進することで
出力が倍加するわけです。これはまあ原爆だよなあ。

テラー・ウラムデザインに基づく一般的な分裂/融合/分裂爆弾の場合、例えば最初の水爆である
アイヴィー・マイク実験では、10.4メガトンのうち77%が核分裂(その大半が3段目のタンパー核分裂)の出力でした。
逆に有名なツァーボムでは、50メガトンのうち97%が核融合による出力でした。どれも水爆といわれるわけで、
きちんとした議論をする場合にはそもそも原爆、水爆という分類はふさわしくないのでしょう。

強化原爆と水爆の中間といわれるのがアラームクロック(あるいはスロイカ=レイヤードケーキ)デザインです。
核分裂物質、核融合燃料、核分裂物質の三層同心球構造であり、この場合の核融合による出力は
全体の15~20%といわれます。
(255:105-108)

核爆弾は年月が経過すると劣化して使い物にならなくなるそうですが、これは起爆装置が駄目になるのか、核物質が駄目になるのかどちらなのでしょうか?

核兵器のメンテ寿命はトリチウム(三重水素)で決まります。
このためトリチウムを入れ替えやすい構造に作ってあるのが普通です。
ただ核兵器にトリチウムは必須ではないので、これを使用しないもっと寿命の長い兵器も作れます。
しかしトリチウムを使うと爆縮型に限らず核分裂兵器の効率を大幅にアップでき、
核融合兵器においてもトリガーである核分裂装置を軽量小型にできるため、
現用核兵器はほとんど例外なくトリチウムを使用しています。そこでメンテが必要になる。
電子装置などについては自己診断システムが発達していますから、チェックはできますが、
それでもコンデンサーなどの劣化に伴い定期的な交換が必要。爆薬も20年程度は問題ないといわれますが、
通常の爆弾よりシビアな品質が要求されます。トリチウムがなくとも、やはり10年越えたあたりからメンテが必要でしょう。
核分裂物質、核融合燃料それ自体はもっと長寿命です。
(235:933)

核兵器に使われる、「Mk」とか「W」の違いについて教えて下さい。

http://www.designation-systems.net/usmilav/nuke.html に詳しいですが、
原則としてMkは爆弾。Wは核装置の名前。ただし、1968年以降の核爆弾はBに替わりました。Mkは通常爆弾にも
使用される名称だから核兵器であることを明示するために、ということのようです。

爆弾の場合も、核装置自体にはWが付きますが、爆弾全体としても同じナンバーのMkまたはBが付きます。
上記サイトで示されている例を引けば、W-28核装置を使った爆弾はMk-28。通常はMkまたはBの方の
名称が使われます。Mk-28と書くことによって、W-28核装置が使われた爆弾であることが自動的にわかるからです。

ECはEmergency Capabilityの略で、基本的には試作品だが一応実用にも供せる核装置のこと。
TXはTestr Experimentalの略で、実験用核兵器のコード名。
(173:63)

水爆の具体的な構造ってどうなっているのでしょうか?

一つの水爆に搭載される起爆用の原爆の標準的な数とか、
重水素化リチウムや三重水素化リチウムなどの配置や配合とかの解説キボンヌです。
要点だけお答えしておきますと、起爆用の原爆は1つ。爆弾の一端に置かれ、発生したX線が反射されて
弾体方向に導かれ、弾体を満たす炭化水素から中性子をたたき出します。
この中性子が弾体中央のシリンダー状の核融合燃料をたたいて圧縮(慣性圧縮)し
核融合に必要な密度を達成しますが、この際一定以上圧縮されると核融合燃料中央部に置かれた
プルトニウムが核反応を起こし、内側からも中性子とX線を放出します。外と内から圧縮された
核融合燃料は核融合反応を起こします。同時に、核融合で放出された高エネルギー中性子が
弾体外殻のU238に核分裂反応を惹き起こし、これが総出力の約半分を発揮します。

単に原爆の周囲に燃料を置いても、四散するだけです。ただし核分裂燃料と相互に重ねて
(Layer cake デザイン)核融合を起こさせる事は可能です。しかし大変効率が悪く、
この方式をしばらく実験したソ連の結果では、総出力の20%以下しか核融合は貢献して
いませんでした。核融合反応が起きたとたんにその部分は膨張し、反応は停止してしまいますから、
核融合反応は全体を一瞬に圧縮する必要があります。核融合燃料の芯にプルトニウムが
入っているのはこのためです。核分裂燃料にも実は同様の事情があり、このため中心部に
トリチウムを注入するなどの「起爆薬(兼出力増加)」的設計がなされています。
(132:system ◆systemVXQ2)

現在では核融合燃料を臨界まで爆縮するのは、プラズマの圧力によりも水爆燃料容器のablation(溶発=一種の蒸発)に
よる運動エネルギーが主要な要因と判明している。

現用の水爆(Te;;er-Ulam方式)の構造、原理についてはここがアニメ入りでわかりやすい。
http://science.howstuffworks.com/nuclear-bomb9.htm


簡単に要約すると、テラー/ウラム方式ではプルトニウム原爆(核分裂装置)を起爆器とし、
その横に二重円筒状の水爆(核融合装置)容器を並列してある。

原爆 _____
   |____|←アルミ+鉛製外側容器。空隙はスチロールを充填
◎  ||-------|| ←タングステン(or 劣化ウラン)容器。重水素化リチウム燃料を充填。
   | ̄ ̄ ̄ ̄|  中心部に棒状プルトニウム燃料を配置
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
原爆が起爆されるとエネルギーの大部分はX線として放出される。この超高エネルギーX線が
外側容器で反射されタングステン容器を表面から蒸発(ablation)させる。ロケットの原理で反作用
がタングステン容器を内側へ爆縮する。容器内部のリチウム燃料とプルトニウムは共に超高圧に
よって圧縮され、まずプルトニウム燃料棒の密度が臨界点を超える。プルトニウムが核融合を
起こして爆発するとそのエネルギーが重水素化リチウム燃料を超高温・超高圧にし、核融合が
起きる。

初期の水爆は核分裂起爆装置と核融合装置を一体にした球形デザインだったが、これは原爆
の爆発と同時に球構造が変形しはじめるため、核融合燃料が十分に圧縮されないという欠陥が
あった。並列円筒タイプのデザインではエネルギーがX線(光の速度)によって伝えられるため、
原爆の爆発による力学的変形が及ぶはるか以前に核融合プロセスが終了するため、きわめて
均一に核融合燃料が圧縮され効率がはるかによい。
(230:46)

リニア・インプロージョン方式とガンバレル方式の違いを教えて下さい。

臨界質量未満の大きさに分けられた2つの核物質を金属筒の両端に配置し、起爆時に2つの核物質が衝突して
核分裂反応を起こす点は同じです。
リニア・インプロージョン方式がガンバレル方式と異なる点は、核物質に連鎖的な
核分裂反応を起こさせるメカニズムです。
ガンバレル方式は、臨界質量未満の2つのウラニウム・コアを合体させることによって
「臨界質量を超過」させ、それによって核分裂の連鎖反応を起こさせます。このため、
ガンバレル方式で得られる核出力には一定の範囲の限界がありますし、プルトニウム
の場合は除去不可能な不純物として微量に含まれる不安定なプルトニウム239が
過早の核爆発を起こして残りのプルトニウムを四散させてしまい、正常な核爆発を起こせません。
これに対して、リニア・インプロージョン方式では、2つのプルトニウム・コアをそれぞれの
背後で同時に爆発した高性能爆薬の生み出す衝撃波により合体させると同時に高密度に圧縮
することにより、プルトニウム239による過早反応を押さえ込みながらプルトニウム全体を反応させ
ます。これにより、リニア・インプロージョン方式は、ウラニウム、プルトニウムのどちらでも使え、
しかも臨界質量未満の核物質にも核爆発をおこさせることを可能にしました。
(225:599)

これまで作られた核兵器って何万発もあると思うんですけど、今まで誤爆がなかったのは、よっぽど安全装置がちゃんとしてたんでしょうか?

核爆発はいろんなシビアな条件を満たさないと起きないぞ。安全装置だけが死んで
その他の爆発機構だけ生き残るなんて偶然でもなければ予期しない核爆発は起きない。
(俺初質スレ710:385)
ICBMが、サイロの中で発射口の蓋を閉じたまま誤発射して、蓋は突き破ったけど、
弾頭とミサイル本体は飛翔できず、基地内をゴロゴロ転がった事故とか、
イギリス空軍基地で、着陸に失敗した機体が、核兵器用貯蔵庫に突っ込みかけた事故とかもある。
いずれも、核爆発には至ってないけど。
(俺初質スレ710:387)

核爆発を見たら失明する可能性があるというのは本当ですか?

可能性も何も、広島の原爆で実際に失明した人がいるわけだが。
これは原爆白内障と呼ばれている。
(200:163)

アメリカやロシアの核攻撃の第一目標って、やっぱり相手の核戦力ですか?

人口殲滅目的の相手国の大都市への核攻撃って、優先順位としてはどれくらいのものなんでしょうか?
核攻撃といっても局地戦術核使用から全面核戦争までレベルが様々ですが、
優先順位の第一は自国被害の最小化であり、それはつまり敵の未使用核兵器の破壊です。

次いで、戦争終了後の自国軍事力の優位であり、敵の非核戦力が次の
優先順位になります。敵の指揮系統の破壊が問題になり、軍事指揮系統の
破壊は高い優先順位が与えられていますが、政治指揮系統については
停戦、終戦後処理のためにある程度温存すると考えられています。

都市攻撃は最後の選択肢であり、基本的には原潜が報復攻撃のために行うものと
考えられています。ICBMでも目標が存在しなくなれば、そのような使われ方をするかも知れませんが。

中国の核戦力は限定的であり、米露の核戦力に致命的な打撃は与えられません。このため、
中国の核はICBMも都市を目標としているのではないかと考えられています。
それでも、米露に大損害を与えても、壊滅させることは不可能でしょう。
(717:system ◆systemVXQ2)


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