B-29


B29には空中給油機型があるってきいたんだけど?

B-29に空中給油機型はあります。
但し、B-29に受油設備そのものはない。

朝鮮戦争で旧式化を露呈した機体ですが、多数製造された上、機体のキャパシティも
大きかったので、ホース式の給油装置を取り付けたKB-29Mが92機、フライングブーム
式の給油装置を取り付けたKB-29Pが116機(試作機YKB-29J1機含む)、3ホース式
タンカーとして試作されたYKB-29Tが1機改造されています。

KB-29Mに関しては、KC-97シリーズが実用化されるまでのストップギャップとしての
機能を持ってました。

このほか、英国でもワシントンKMk.1として少数機が、ソ連でもTu-4の空中給油機型
が少数機改造されています。(これらはいずれもB-29そのものとその派生型です)
(8:名無しさん@眠い人 ◆ikaJHtf2)

B29の相手が他の国(アメリカ・イギリス・ドイツなど)の戦闘機などだとしたらどのような展開になったでしょうか。

アメリカと英国については重爆撃機を迎撃する目的を持った機体はありません。
何しろ交戦国が重爆撃機を装備してないですからね。
特に高高度からの爆撃であれば、ほとんどお手上げでは?
高高度で十分な性能を有するP-51では火力不足で重爆の相手は苦しいでしょうし。

一方ドイツについてはMe262がカタログデータ通りの能力を発揮すれば
充分迎撃可能でしょう。
大戦最後期に登場したTa-152Hあたりでも迎撃可能でしょうね。

重爆相手の迎撃戦は敵の護衛戦闘機をかわす能力と、高高度まで上昇する能力
さらに重爆を撃破できるだけの大火力が必要になります。
これらの能力をすべて満たすのはやはりジェット機でしょうね。
(21:962)
英国の場合、ドイツの高々度偵察機対応でSpitfireのMk.7が開発されています。
気密室を撤去していますが、Mk.8もそこそこの性能を持っています。
ただ、気密室付きの高々度双発戦闘機はものにならなかったので、
夜間戦闘は苦労したかも知れませんね。
後は、ミーティア、バンパイアがどれだけ高々度性能を有するかでしょうか。

ソ連はPe-2Iが気密室付の高々度戦闘機として開発されていましたが、
あまりモノにはならなかったようです。
(21:眠い人 ◆ikaJHtf2)

サイパンまでB29はどうやってもってきてたのですか。

「B-29日本爆撃30回の実録」にたしかハワイから空輸したと
書いてあったように記憶しています。
(22:582)

第二次大戦で日本軍は何機ぐらいB-29を撃墜したのか教えてください

詳しい内容は調査中ですが、日本爆撃に飛び立ったB-29のうち
未帰還機は200機を越すそうです
(27:555)

当時の日本人がB-29のことを「モロトフのパンかご」と呼んでいたことは事実だったのでしょうか?

本当です。
米軍がB29で投下したE46集束焼夷弾のことをそう呼んでいたそうです。
集束焼夷弾を最初に使ったのがソ連の空軍であったので「モロトフのパン籠」と
俗称されたとのことです。
AN-M69・6ポンド焼夷爆弾を四十八個集束したものがE46・500ポンド集束焼夷弾で、
親子焼夷弾とも呼ばれました。
(58:名無し軍曹)

B-29が搭載していたリモートコントロール式の12.7㎜機銃はどうやって目標に標準をつけたのですか?

マークⅠアイボール、つまり目玉で、照準器を使って、照準していました(尾部銃座のみ、直接照準でした)。
銃座は、照準器に追従するようになっていた、と思います。
(61:176)
銃座近くにある透明ドームの中に、双眼鏡型の照準機があってそれで狙います
もちろん視差の影響は大きく、アメリカの技術力を持ってしてもちゃんと命中
するようにするまでの開発は困難を極めたといわれます
(61:177)

当時の対B29主力兵器であった飛燕や対空砲火に,本当にB29を撃墜する力があったのでしょうか?

調べてみると当時日本には800門しか対空砲が無かったとか。では、どうやって全長30M幅50Mもあって100機で編隊を組んで日本中を爆撃する能力のある飛行機を,300-400機も落としたのでしょうか?
飛燕の根性体当たりで撃沈したとか、神業的な戦果はよく見るのですが...それだけじゃ数百機も落とせませんよね?

爆撃機迎撃は、戦闘機の性能じゃなくてシステムで落とすんです。

高々度精密爆撃をするだけなら日本の対空砲火、戦闘機の相手ではなかったのですが、低空絨毯爆撃をするようになると被害が結構増すようになります。
高々度でも、戦闘機の護衛が無いので、創意工夫によっては迎撃機の餌食になる場合もありましたが。
それに、日本の高射砲部隊は一般に思われてるよりずっと優秀でした。損害の過半数は高射砲によるものです。
また、低空絨毯爆撃、特に白昼爆撃では、迎撃機も、硫黄島陥落後に戦闘機の護衛が付くまでは結構活躍していました。
さらには、サイパンから長躯出撃するので、損傷を与えただけでも、基地に帰り着けない場合も多々あったようです。

あとですね、体当たり攻撃は思っているほど実行されてないらしいですよ。

ドイツ本土防空戦と比べれば、むしろ、300-400しか落とせなかった事の方が不思議に思えるようになるよ。
初期のシュバインフルト爆撃なんぞでは,連合軍爆撃機は20%も落とされてる。一日で60機が落とされた勘定だ。
B-17は総出撃数291.058ソーティーに対して、損失数は4.688機だそうだ。
ドイツ空襲にはB-29は参加していないので、単純に比較はできないがな.
全体では対独戦で連合軍は1万4000機ほど重爆を失ってる。

(眠い人 ◆gQikaJHtf2,名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE他)

エノラ・ゲイ号は広島に原爆を落とした後急旋回して爆風を避けましたがこれはどうしてでしょう。

素人目にはそのままガーッと全速力で直進した方がいいと思うのですが。
原爆は自由落下で落下するので、エノラゲイが原爆投下ボタンを押したのは相生橋のかなり前方になります。
そのまま直進すると、爆弾と同じ方向に進むことになってしまい、爆発地点に突っ込んでいく様になってしまいます。
爆風などの予想被害をなるべく避けるために急旋回を採用しました。
(5:897)

B-29爆撃機は,その機銃で何機の日本陸海軍機を撃墜しているのでしょうか?

けっこうな数になると思うのですが。

撃墜確実679機・不確実撃墜454機・撃破763機…のようです(私の数え間違いがなければ)
成都駐留部隊の戦果は含まず、マリアナ駐留部隊のみです。
当然ながら、日本軍の記録とは大きく食い違うことは承知して下さい。
過大/過小申請・申請漏れ・援護戦闘機隊との重複申請などもあることも念頭に置いて下さい。

 月別(特に4~6月は旬間)の概要は以下の通り。

             撃墜  不確実撃墜  撃破
昭和19年11月     7      18     10
昭和19年12月     46      49     39
昭和20年1月     114     61     115
昭和20年2月     71      59     125
昭和20年3月     7       3      12
昭和20年4月     165     113     189
  上旬         60     42     59
  中旬         25     11     23
  下旬         80     60     107
昭和20年5月     131     82     109
  上旬         66     38     47
  中旬         34     38     46
  下旬         31      6     16
昭和20年6月     136     69     164
  上旬         108    57     142
  中旬         0      1     0
  下旬         28     11     22
昭和20年7月      2      0      0

(「米軍資料 日本空襲の全容(訳:小山仁示)」より引用,鷂 ◆Kr61cmWkkQ)

空襲前に、八丈島あたりでB-29の編隊レーダーで探知したり、警備艇で無線連絡したりして、早期に避難をしなかったの?

無理。B-29は一度富士山を目標にしてまっすぐ、飛んで来た後で、それぞれ爆撃目標に向かう、というコースで飛ぶ。
八丈島上空では、まだどの都市が爆撃目標になるのかわからない。
(357:233)

脱出したB-29のパイロットが、日本の竹槍や猟銃を持った民間人と交戦した例は、あったんでしょうか?

「交戦」はともかく、リンチにあって死傷した例はたくさん。
日本軍のパイロットがアメリカ人と間違えられて殺された例もある。
(363:759)

B-29のような大型爆撃機を迎撃する場合、戦闘機が狙う場所はどの部分ですか?

基本的に狙うのはコックピットか主翼の付け根とされています。
このために海軍の昼間戦闘機隊などでは直上方からの攻撃を主としていました。
また、B-29は爆弾倉内に増加タンクを装備しているという情報が伝わったため、
(実際は未装備)これを狙って後下方から斜め銃で爆弾倉を狙うという方法もとられました。
(513:328:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)

B-29って、機首の操縦席が大きい上にガラスも沢山ありますよね。そこをを狙えば、簡単に撃墜できなかったんでしょうか?

操縦席を狙うってのは弱い機銃で爆撃機を落す手段としてよく用いられるが、あくまでも苦肉の策。
何故なら、必然的に進路が交差し合う反航戦になるから。
この状態だと相対速度で機銃の威力が上がる反面、射撃の機会が非常に限定されてしまう。
(553:307)

東京大空襲では、おおむね300機のB-29が投入されましたが、仮にこれを迎撃しようと考えた場合、何機の零戦が必要になるでしょうか?

実際に、零戦が迎撃に飛び上がって、戦果が上がったかどうかは知りません。
東京大空襲は夜でした。
夜間戦闘機の方が使いやすいです。
アメリカは、日本の夜間戦闘機が貧弱だと考えて、それまでの昼間爆撃を夜間爆撃に変更しました。
機関銃も尾部以外を下ろしました。
(561:霞ヶ浦の住人 ◆5rkfJsjgEM)
零戦だろうと月光だろうと、まず夜間に離発着できる技量の高い搭乗員が足りません。
どうせまともな機上レーダーは無いので、戦闘機そのものが単座であるか複座である
かは重要ではないのです。雷電も鍾馗も夜間迎撃に使われています。
つか、機上レーダーが無ければ地上の誘導に従って接敵したあとは、探照灯の照射
で捕捉する、あるいは敵編隊より高位に陣取ってから地上の火災に浮かび上がるシ
ルエットを捕捉するしかないので、夜間戦闘機の方が使いやすいなんでのは嘘。
(561:ふみ)

B29の爆撃目標は工場、住宅地、基地(飛行場や軍港)これ以外に何か爆撃目標はありましたか?

爆撃、ではないけれどB29は日本各地の港やその沖合、主要航路に航空投下機雷を撒いて廻っていた。
これは戦略爆撃以上に日本にダメージを与えている。
あと、飛行場や軍港といった純軍事設備への爆撃はB29は意外とやっていない。
それらはむしろ海軍の空母機動部隊の搭載機が行っていた。

自分の故郷の都市の郊外で、沼地だったところを干上げて住宅地を造成してたら機雷がいくつも見つかったことがある。
海でもなんでもないところでなんで?と皆思ったが、ちょっと離れたところは港だったので、投下位置を誤ったか風で
投下したものが流れたか、という結論だった。

最初は対ドイツ戦と同様に、高々度からの軍需工場などへの爆撃だったけど、効果がイマイチだったんで、
イギリス軍みたいに民間人を狙う夜間低空無差別爆撃に。
あとは他の人も書いてるように機雷の投下。爆撃ではないが、B-29の写真偵察専用型であるF-13というにも来ていた。
(565:378,386)

ドイツ空軍のHe219A-6が時速650kmを出したというのは本当でしょうか?

A-6というのは胴体斜め銃(Mk108 30mm)を省き、MG151/20の弾薬数も減らした
対モスキート用の機体なんですが、同じエンジンを搭載したA-5がレーダーアンテナと
消炎排気管を外した状態で625km/hというデータがあります。
ただ、ウーフーの最高速度に関して650km/h以上というデータは、急降下時の
最大速度が混じった数字であると国江隆夫氏は述べています。
それと、He219の総戦果が111機というのも本当でしょうか?
ハインケル社の報告書によると、モスキート7機を含む111機を約1年で撃墜したとなっています。
(571:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)

太平洋戦争中に紫電改や米軍機についていた見越し射撃照準機ですが、どのような構造をしているのでしょうか?

当時、アメリカは3極真空管のマイクロ化を実現していて、少々大きくなるが
単純な計算機は作成可能。戦車にも砲安定装置を採用している。

弾道は直線と見なした上で、方向を求めて照準器に照射する程度の物。
原理的にはジャイロコンパスと同様の方法で一方向を指向させるだけ。
弾道をトレースする訳ではなく機動中に弾丸の飛んでく先の目安が判る程度。
(339:286)

日本を空襲している時に撃ち落したB-29の機体の破片を全国から集めて研究していたって等の話はないんですか?

排気タービンやら、与圧室やら、エンジンやら色々集めていましたが、
 「日本の技術力でこんなもの出来ないよね」「そだね」
で終わってます。
(336:眠い人 ◆gQikaJHtf2)

カーチス・ルメイは、回想録の中で「日本には夜間戦闘機はなかった、夜間空中戦で撃墜されたB-29はほとんど存在しない」と書いていますが

実際には、日本の夜間戦闘機隊は昼間戦闘機隊を上回るほどの戦果を挙げています。なぜ誤解したんでしょう?
彼の「夜間戦闘機」のイメージはドイツのナハトイェーガーだから。
そういう意味ではあのような夜間戦闘機はほとんど日本は持ってなかったわけで。

あと米軍は月光に代表される斜め銃装備戦闘機の存在をよく理解せず、大半を
「高射砲によるもの」として処理してた。
なので尚更「夜間戦闘機に墜とされたB-29はない」という認識になっている。
(333:359)

日本の航空機はB-29の高度に届かないから防空は困難だった?

B-29が高度1万メートル以上の上昇限度ギリギリを飛ぶのは
爆弾を積まない高高度偵察くらいであって、
高高度爆撃といっても8000メートル前後での進入だった。

そして8000メートルでは爆撃の精度が低すぎて
指揮した爆撃飛行団司令官は更迭されている。
そのため主にB-29の進入高度は夜間は2000メートル前後、
昼間は6000メートルという低中高度が主であって、
日本の迎撃機でも到達できない高さではなかった。

米軍側の資料では
太平洋戦争中に配備されたB-29の総数は約1500機。
うち日本本土爆撃で失われたものが約500機、
そのうち半数が戦闘機により撃墜されたとしている。

配備数の3分の1の損害というのはけして少なくはないし
米戦略爆撃調査団は、日本側の資料調査と関係者への尋問によって
日本が保有する迎撃機は最高でも25%しか迎撃に使用されず、
大半が温存されたと結論している。

従って、迎撃により戦力を投入すれば、それ以上の戦果を挙げえた可能性は少なくない。
B-29搭乗員の出撃当たりの死亡率は2%~3%で、
これはドイツ本土爆撃の死亡率と大差なく、搭乗員の士気が保てるギリギリの線だった。
(590:57,54)

「B-29は目標地点に近くなると爆撃手が操縦した」というのを何かで読んだんですが、本当でしょうか?

恐らく高度や速度から投下タイミングを計るには専門の技術が必要だからだとは思うんですが…。
http://www1.ocn.ne.jp/~susuma/bombing/intro/norden.htm
にあるようにB-29にはノルデン照準器というのがついていました。
これは、爆弾を落としたいところを爆撃手が照準器のスコープ内に捕らえておけば
飛行機は自動操縦で最適な投下点に誘導され、最適なタイミングで爆弾が自動投下されます

高度や速度から投下タイミングを計るには専門の技術
これは、計算である程度割り出すことができ、ノルデン照準器は原始的なコンピューターみたいなものです
目的は機長や爆撃手の名人芸に頼ることなく平均的に高い爆撃精度を得るためです。
(329:39)

朝鮮戦争でのMiGの脅威って誇張? B29の損害は34機。そのうち空中戦で撃墜されたものは16機だけ。

という感じの数字だが、これには「帰還はしたけど損傷が酷くて廃棄」というのはカウントされていない。
 マリアナからはるばる海を越えて帰還しなければならなかった太平洋戦争と違い、緊急着陸できる
飛行場がすぐ近くに確保出来た朝鮮戦争の統計のマジックと言うヤツである。
 「帰還後廃棄」になった機体を含めると損害は10倍近いらしい。
(133:397)

朝鮮戦争のときB29が次々MiGの餌食になってあまりの被害の多さにB29の鴨緑江付近への出撃が禁止になったって話は本当?

微妙に違う。「撃墜」に至らず、大破してかろうじて生還したがスクラップ、という機体が多かったのだ。
これは日本の基地と朝鮮の戦場の間の距離が、太平洋戦争中のサイパンと日本本土の距離に比べ、ずっと近かったから。
(599:777)

B29をヨーロッパに投入しなかったのはなぜ?

実戦投入された頃には欧州方面の戦略爆撃はあらかたカタがついてたから。
それに、1944年の夏以降ならフランスにも飛行場が作れるから、それこそ
超長距離爆撃機の必要性はない。

余談だがフランスから出撃できるようになったあとはB-25などの双発中型爆撃機が
ドイツ国内の幹線道路と鉄道、それに運河水運を徹底的に攻撃し、ドイツ国内の
物流態勢をほぼ壊滅させた。

それまでは大型4発爆撃機は都市戦略爆撃に手一杯、単発(P-38とか含む)の戦闘爆撃機は
地上支援に忙しく、そういった「精密な爆撃が必要だが小さな目標なので高空からの
爆撃では効果が低い」戦略目標を効果的に破壊する手段がなかったのでそれらは
見逃されていた状態で、ドイツの戦略輸送体制は毎日毎晩戦略爆撃されてるにも
かかわらず健在だったが、これによってドイツは国内の物資輸送はおろか部隊の移動
すら満足に出来ない状態に追いこまれる。

更に付け加えておくと「終戦のその日まで、空襲で破壊されてもその日のうちに
復旧する態勢を保ち続けた」と国鉄関係者が自慢する日本の鉄道網は、これら双発
中型爆撃機が日本本土への空襲にほとんど参加できなかったために維持できたという
ところが大きい。
でもドイツでB17って大損害出してたのに?
B-24だってランカスターだって大損害を出してるよ。

確かに莫大な損害を出したが、それでも相手に与えたダメージの方が
でかかったからいいのだ(戦死したクルーには悲惨な話だが)。

B-17/24、ランカスターに替わる新型は待望されたが、それでも
新型を泥縄式に投入して現場が混乱するよりは、大損害を出してでも
現在の態勢で徹底的に集中攻撃する方が戦略としては正しいと判断され、
それは実際そうだった。

あくまでも計算上だが、戦略爆撃の継続を断念させるには、出撃機の被撃墜機
が作戦参加機の30%を越えたかどうかが分水嶺となる、と言われていた。
イギリスの統計だと1作戦あたりの戦略爆撃機の被害は3~7%で、この数字には
程遠い。

でもイギリスの対独戦略爆撃作戦では、約9000機の戦略爆撃機が失われ
搭乗員6万名が未帰還(戦死)している。
(327:283-287)

P-51が護衛につくようになってからの中高度で飛来するB-29は爆弾搭載量を増やすために機銃を廃止したんですか?

別に、P-51云々の前から前上方の2挺は廃止されています。

最初は高々度精密爆撃に加え、戦闘機の脅威などが考えられていますが、
その後の調査で、夜間の場合は2個程度の戦隊しか夜戦能力が無いとされた
為、東京空襲では弾薬無しで行い、以後の空襲では探照灯攻撃(対空火器を
無力化するのに必要な手段)のために尾部銃にだけ弾薬200発を準備すること
になりました。
後に、地上と低高度目標の為に、下層を飛ぶ爆撃機には、下面の砲塔に若干の
弾薬を装備しています。
(319:眠い人 ◆gQikaJHtf2)

日本軍の戦闘機が撃墜したB-29はいずれも低高度ですか?

6千メートル~1万メートルの高度のB-29を墜としたことはあるんですか?
何度か実例はあります。
大部分が体当たりでの戦果だったりはしますが。

97戦が満州で高度6000m付近を飛ぶB-29を撃墜した例がある
米軍も認めている
(319:353,354)

東京大空襲に参加したB-29爆撃機325機のうち、爆弾を落とさなかった46機には、どんな任務が与えられていたのでしょうか?

wikipediaに「・・・B-29爆撃機325機(うち爆弾投下機279機)による爆撃は・・・」と書かれているのですが
偵察機や先導機もあるが、作戦に参加した爆撃機が全てミッションをこなせたわけでは
なかったので。
エンジン不調で爆弾捨てて引き返した機、そのまんま墜落しちゃった機、
後発だったので煙や火災で目標が確認できず、「適当に爆弾捨てちゃれ」という選択を
せず投弾せずに離脱した機(この場合は帰途洋上に爆弾は捨てる)、ごく少数だが
投弾前に撃墜された機、というのがあり、それらは作戦参加機の1割程度あった。

ちなみにこのとき(東京大空襲)だけそれらの比率が高いわけではなく、この当時の
爆撃というのは大概そんなもの。

ただ、Bー29はエンジンをはじめ以外と設計に無理が多く(急いで開発、生産したので)、
不調の発生率が高くはあった。

作戦任務第40号、ミーティングハウスNo.2(いわゆる東京大空襲)において、米軍は325機のB-29を投入しました。
うち、第一目標(東京市街地)を279機(86%)、第二目標0機、最終順位目標を5機、臨時目標を5機、がそれぞれ爆撃しました。
加えて、26機が無効果出撃とされ、効果的な爆撃を行わなかったと判定されました。(これで計325機となります)
おそらく、このことを指しているのだと思われます。
第一目標に86%が到達というのは、他の作戦とくらべて、特に変わった数値ではありません。
(307:151-158)

B-29の銃座は担当が決まっていたの?

決まってなければ以下のサイトの撃墜数も信用できませんね。
US Bomber Gunner Aces of WW2
http://jpgleize.perso.neuf.fr/aces/ww2usgun.htm
B-29の銃塔操作は通常
前上部を爆撃手が、後上部を上部銃手が、
そして下部2基の銃塔を敵機の来襲方向に併せて左右の側方銃手が操作します。
なお、射撃指揮所の管制担当の判断により、各銃塔から制御を取り上げて別の銃手に渡すことがあります。
多くの場合は爆撃手から上部銃手に引き渡すパターンです。逆もないわけではありません。
また下部銃塔を操作する側方銃手の一方が操作しているとき、反対側からより大きな脅威が迫ってきていればそちらに制御をまわします。

と、いうわけで、どの銃を誰がどの敵に射っているかは基本的に明確になっています。
全ての銃塔にガンカメラが装備されているので「何時、誰が射ったか」わかるため、撃墜判定も可能です。
(655:ゆうか ◆u8WC078ef5ch)

B-29は余所の国なら失敗作って聞いたんですが、そう言われるくらいの駄目な点って何?

エンジンが非常にオーバーヒートしやすく、被弾しなかったのにエンジンが焼きついてオーバーホールはしょっちゅう。
酷い時は帰還できなかったケースもあった。当然、稼働率も悪くて、アメリカの生産力がなければとても運用できない代物だった。
これは高速性能を叩き出すためにエンジンのカウリングがタイトで冷却効率が悪かったのが要因。
本当は設計し直さなきゃいけないような欠陥だけど、戦争に間に合わせるために開発も生産もギリギリだったから、
上記のように運用でカバーした
(658:80)

誰がどんな意図で言ったのかは不明がだ、他所の国なら失敗作となる要素は他にもある。

B-29の開発期間は5年と見積もられていた。このとおりに時間をかけていたら当たり前だが
戦争そのものに間に合わない。実際は3年で開発したが、アメリカ以外であれば時間切れで
すなわち失敗作になる。開発スケジュールも強行軍であったが予算措置も同様であった。
試作機も完成していない時点で量産計画にゴーサイン。30億ドルの大博打と言われた。そん
なカネが出せない国であればやはり戦争に間に合わないわけで、すなわち失敗作となる。
工場建てて量産するけど不具合続出で引き渡せない機体が溜まる。軍が受領しなきゃ部隊
編制も訓練もできない。とにかく最初の100機をよこせと、工員と技術者をかき集めてボーイ
ングに送り、真冬の屋外で昼夜かまわず改修作業を行った。バトルオブカンザスと呼ばれた
無茶も、広汎な工業の裾野があってのことで、これができなければ戦争に間に合わず、やは
り失敗作となる。
(658:ふみ ◆Y.QUKJBduY)

B-29のエンジンって、構造欠陥があったそうですが、そんなに危ないものだったんですか?

大戦中のR-3350は離昇時に火災事故が発生しやすく、メーカー名のWrighte ngine(「正しい」エンジン)
ならぬWrong engine(「間違った」エンジン)とか
Flamethrowers(火炎放射器)なんてあだ名が付くほどだった。
試作2号機のXB-29も、着陸前にエンジン火災が原因で、工場に墜落し30人以上の死亡者を出す惨事となった。
量産されてからも戦時のため、たくさん用意して交換しながら使っていたが、後に改良されている。
メインの資料は世傑のB-29。
B29Aの生産数が1000機強、エンジンの生産数が6000基強で、1機に4基のエンジンだから
予備エンジンをたくさん用意して対応したというのは事実?
根本的に誤解があると思うが、B-29Aと言うのは、B-29最初の生産型じゃないし、機数も
多くない。
主力は無印B-29.
B-29 ボーイング・ウイチタ製1,634機、ベル・マリエタ製357機、マーチンオマハ製532機
B-29A ボーイング・レントン製1,119機
B-29B ベル・マリエタ製311機
総計3,953機。生産数は本によって違うから約4,000機。
基本的には全部R3350だからそれを考えればその理論は成り立たないな。

B-29は1942年に初飛行して翌年10月にはAFFに引き渡しが始まってる。
多くの新機構を取り入れた大型機にしては驚異的なスピードだから
熟成が足りず多くのトラブルが出たが、話題になっている
エンジンについては、もともとR3350は開発時期は結構古いが、トラブルが多く
一時開発が棚上げされていた物。だが熟成が進みエンジン自体は1945年半ばには
運転時間が当初の3倍ぐらいまでの信頼性が増し、戦後は信頼あるエンジンとされた。
多くのトラブルを抱えたのはターボコンパウンドバージョン。
B-29固有のトラブルとしては空気抵抗軽減の為のエンジンカウリングが冷却に問題ありで
高高度で加熱しやすく、軽量化のためにエンジンカウリングにマグネシューム分の多い材質
だったので、燃えやすく発火が多かったのは事実。
対策としてエンジン側の改良とともに、カウリング材質変更と戦闘行動高度の見直しを行った。
1945年春以降のB-29の爆撃高度が下がったのは戦術の変更とともに、機体側の問題をクリアする目的もあった。
ここまでで分かるように、朝鮮戦争時はエンジン側の改良、機体の改良、日本本土爆撃に比べて短い距離・高度など
運用面でも負担がすくないから、エンジン発火で多くの機体が失われたとか、作戦に支障があったなどの
報告はない。
(660:491-529)

B-29の初撃墜、誰が何処で何を使って撃墜したのか、教えて下さい

1944年7月の満州鞍山製鉄所爆撃の時に屠龍が初撃墜を果たしている
それ以前にビルマで隼13機が単機のB-29を発見、襲撃して撃墜を報告したが
このときは実は胴体に4ヵ所ほど穴が開いただけで、逆に尾部銃座によって
隼1機が撃墜された模様(隼1機が未帰還になったが日米とも撃墜は公認していない)
(103:13)

日本軍ってB-29の存在・性能をいつから知ってたんですか?

B-29の存在そのものは、別に秘密にされていたわけではないので、開発当初から、
アメリカの新聞には普通に載ってました。
日本の情報機関も、馬鹿ばかりではないので、中立国を経由するなどして、
アメリカのマスメディアのチェックぐらいはやってます。
したがって、日本がB-29の存在を知ったのは、「日米開戦前」です。

B-29の生産体制については、1943年12月にはほぼ正確な数字をつかんでおり、
具体的な性能についても、1944年の3月までには情報を入手しています。

ただし、絶対国防圏の策定がなされたのは1943年の9月ですので、
これの決定にB-29の性能を考慮に入れる余裕はなかったはずです。
(189:928)

B29の機銃座ってどうなってるのでしょうか?

射撃手が何処にいるのか解らない。
後部胴体の両側にバブルウィンドーがありますが、その部分に
銃手が乗っています。
機関銃座は、全部遠隔操作になっています。

前部機銃座はコクピット近辺に銃手が、後部は前述の通り、そして尾部に
銃手が居ます。
いずれも、気密室内からの遠隔操作で、直截撃つ訳ではありません。
遠隔操作って相当命中率悪そうですが、これは威嚇のためなので問題なしですか?
あと、どうやって手元と連動させてたんでしょうか?
確か相当命中率は良かったはずですよ。

前上方、前下方銃座は、爆撃手席にある射撃指揮装置で操作、後上方
銃座は、その前のバブルキャノピー内にある射撃指揮装置で操作、後下
方は左右両側方のバブルキャノピー内にある射撃指揮装置で操作し、尾
部銃座は尾部銃手席にある射撃指揮装置で操作します。

まず射撃手は、光像式サイト内に投影されたレチクルに目標を補足します。
すると、前部銃座は前部の、後部、尾部銃座は後部の計算機が射撃に必要な
距離、風速、気温を解析し、角速度を検出して目標への見越し角を計算、
銃座を遠隔操作で目標に向け、目標の未来位置に射撃します。
レチクルから目標を外さない限り、外れることはなかったようです。
(WWⅡ爆撃・攻撃・雷撃機について論じる:眠い人 ◆gqikajhtf2)


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