軍事板初心者質問スレまとめ(FAQ)
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軍事板初心者質問スレまとめ(FAQ)
ja
2024-03-19T00:10:26+09:00
1710774626
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戦車全般2
https://w.atwiki.jp/army2ch/pages/208.html
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**戦車の耐久度ってどんなもんなんですか?
>戦車砲とかが一発当たったらアボーンなんでしょうか?
>また、大量の乗用車で戦車に特攻したら戦車アボーンとかありえますか?
>小銃の弾とか当たったらちょっとぐらいへこんだりするんですかね?
小銃だと良くて塗料はげる程度。
装甲の質や厚さによりますが。
戦車が乗用車とぶつかればどうなるかと言えば踏みつぶして終わりです。
数年前にドイツで戦車暴走させちゃった事件のニュース映像や、
007で街中で戦車でカーチェイスする作品観てください。
あと、アメリカの自動車解体業者にシャーマン戦車で自動車踏んで潰す豪気なおっさんがいました。
#right(){(122:328)}
砲塔についていえば、後からなら一発で。正面からならだいぶ撃たないとダメみたい。
側面も数発で抜けるかどうか。ベタな装甲は撃たれ強そう。
車体部なら正面以外は一発でおシャカでしょう。
#right(){(122:system ◆systemVXQ2)}
戦車の装甲の強度についてですが、計算上はWW2のタイガー戦車が正面からフルスピードで
激突してもM1の装甲は平気なんだそうです。中の機器等はわかりませんが。
乗用車程度なら何台ぶつけても平気だと思われます。
#right(){(122:338)}
**戦車の主砲で航空機を撃墜した事例はありますか?
第二次大戦中にドイツの戦車エースであるオットー・カリウスが戦車砲で飛行機を撃墜した事がある。
ただしこれは毎日決まったコースを低空低速で飛んでくる偵察機を待ち構えて撃墜したというレアケース。
どこから飛んでくるかわからず、高速で飛ぶ飛行機を戦車砲で撃墜するのは無理かつ無意味。
軍隊にはそのために対空砲や対空ミサイルなどが存在する。
#right(){(122:944)}
WW2東部戦線で虎戦車がヤーボを撃墜した例があります。
1943年12月16日、ベラルーシ・ヴィーテブスクにおいて第502重戦車大隊の
オットー・カリウス少尉指揮のティーガー1による出来事だそうです。
仰角一杯にして、見越しで撃ってみたら当たったとの事。
#right(){(270:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM)}
**戦車とか機械化歩兵に攻撃ヘリを随伴させれば空軍に支援要請しなくても自己完結できる?
航空野整備部隊を戦車や機械科中隊に随伴させるおつもりですか……
#right(){(122:913)}
コストがかかりすぎるというか無駄が多いというか。
そりゃ、航空部隊が常駐してれば強いだろうけど現実的ではない。
#right(){(122:918)}
**戦車に乗っていて、戦闘中に手榴弾とかに機銃を吹っ飛ばされた場合車長はすぐに被害を上に報告せねばならんのでしょうか?
損害を受けた場合報告するのは当然かと
#right(){(123:717)}
そのような状況下ではアンテナも吹っ飛ばされている可能性が高いし
第一索敵と反撃に忙しくて報告する余裕なんてないと思われ
#right(){(123:718)}
どの時代のどの軍かにもよるでしょう。常識的に考えれば、戦闘、
あるいは作戦続行上問題となるレベルであれば、損害でも故障でも、
小隊長等に報告しないといけないでしょう。
これまた常識的に考えれば、戦車の機銃の損傷など知れてますから、
戦闘中直ちにというレベルではないと思います。
戦闘終了後にどうせ状況報告を行うはずですから、
その時にというのがありそうな事だと推測します。
むしろ装填手が二日酔いで発射率半分に低下、とかの方が重大だったり。
#right(){(123:system ◆systemVXQ2)}
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2024-03-19T00:10:26+09:00
1710774626
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エンジン
https://w.atwiki.jp/army2ch/pages/238.html
#contents
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**複数エンジンの飛行機って(ジェットでもレシプロでも)旋回とかする時、機体左右のエンジンパワーを変えたりしてるんですか?
航空機ではバンクするという手がありますので、エンジンパワーには頼りません。
エンジンのリアクションは遅れるし、速度変化によって姿勢や高度の変化も生じますから、
操縦翼面が損傷したときの非常手段、あるいは特殊な場合の補助にすぎません。
#right(){(3:839)}
**始動してるジェット機のインテイク部分ってほんとに人が吸い込まれてグチャってなる位強い負圧があるんですか?
ノズルから噴出されるのと同量の空気が吸い込まれるわけですから、近づき過ぎれば一発です。
実際に狭い空母の甲板上ではいくら注意をしても数年に一度くらいは起こるそうです...
なんか「びっくり映像」の類で見たことがあります。何かが入り口に引っかかって助かったような。
燃料燃やしているとは言え、後ろからあれだけ勢い良く出ているわけだから、吸い込む方もそれなりだと思われ。
#right(){(4:319-320)}
**昨日見た発艦の画像は、戦闘機から吹きだすジェットの炎は青でした。昔見た、深夜の発艦訓練の画像では炎の色はオレンジっぽかったのに…
>これってジェットエンジンの高出力・高燃費と関係ありませんか?
燃焼効率が上がった為でしょう。
温度だけではなく、より完全に燃焼しているのだと思います。
燃焼後の排気に、炭化水素やすすが多ければオレンジ色の炎になります。
F101系(F101,F404,F110)のエンジンは、ABの炎が青いですよね。
#right(){(11:G_Tomo)}
**ジェット戦闘機は、なぜエンジン音うるさいのですか?
ジェット機の騒音は、主にファン音(キーンというファンの風切り音)と、
ジェット音(排気が周囲の空気との速度差から発生する渦の発するドロドロという音)に別れます。
ジェット音は排気速度が、速いほど大きく。ジェット戦闘機がウルサイのは主にこれの為です。
(更に超音速ジェット戦闘機は、アフターバーナーという再燃焼排気加速装置を付けているのでさらにウルサイです。)
旅客機は、高バイパス比ファンエンジンのおかげで排気速度が遅く、ファンが主な騒音源となります。
旅客機は騒音規制の点から早くから騒音対策に取り組んでいましたが、
軍用機はこれまでなおざりというか優先順位が低かったのですが、ステルスが注目されて以降は、騒音にも気を配るようになっています。
B-2は亜音速機ですので、排気速度はそれほど高くなく、
ファンも空気取り入れ口からかなり奥まった位置に有るので騒音が低いのでしょう。
#right(){(11:G_Tomo)}
**3発以上の戦闘機って今までに存在したことってあります?
カーチス社製最後の戦闘機である、Curtiss F-87 Black HawkがJ34ジェット
エンジン4発です。
ただ、試作機だけで量産型は、J47双発になる予定でした。
あと、計画のみですが、海軍のMcDonnell FH Phantomは、6発のジェットエ
ンジンを装備する予定でした。
こちらは、幸いにして高出力エンジンが手に入ったので、双発になりましたけど…。
それから、かなり反則になるかもしれませんが、FranceのTrident、MirageIなどは、
ジェットエンジン双発にロケットエンジン一基の3発機ですし、France、旧西ドイツ、
旧ソ連で試作されたVTOL戦闘機の中には、推進用ジェットエンジン+リフトジェット
エンジン数発というものもありました。
#right(){(12:眠い人 ◆ikaJHtf2)}
**戦闘機にエアークリーナー付いていないんですか?
「フィルター」ですか?
抵抗になってエンジン出力が落ちるだけです。
そもそも異物を吸い込むような使用は考慮外です。
コンマ数ミリの鉄球を吸い込んでも、エンジンは不調になります。
民間機と違って安全マージンが殆どないんです。
コンマ数ミリの鉄球を吸い込んでも不調になり、それを取り除くようなフィルターをつけると
飛行性能の低下を招くので、フィルターはついてません。
旅客機のジェットエンジン(前側が開いているやつ)を見れば分かりますが、結構傷だらけです。
対して、性能のために安全マージンを削っている戦闘機のエンジンは非常にデリケートです。
#right(){(13:623-624)}
>サウジとかイラクなどの砂漠でも大丈夫なんですか?
砂漠なんかだとエンジン交換間隔が短くなるんだと思う。
そういえばBf109とかはTrop仕様があったね。あれはフィルターだ。
音速超える戦闘機はフィルタなんかつけたらそれ自体が壊れてエンジンに吸い込まれちゃうでしょう・・・
#right(){(13:627)}
ちょっと調べてみた。
Mig-29は金網ではなく、扉がある。
完全閉鎖するのかはちょっと分からないけど、完全に閉鎖したらヤヴァイと思う。
Su-27系は金網(ヒンジ状)があって、開閉式。
#right(){(13:645)}
**現在ってもうジェットエンジン使わないとまともな戦闘機作れないんんですか?
レシプロエンジン+プロペラとジェットエンジンでは推力重量比が格段に違います。
より大きな推力重量比を求められる戦闘機では、もはやレシプロエンジンの出る幕はありません。
#right(){(19:らむ ◆26Am7uFo)}
**経済性が重要な機種にターボプロップということはジェットより燃費は良いのでしょうか?
燃費に関してはプロペラってのはかなり効率がいいの。
低速~M0.65あたりまでの効率はすごくいい。
それ以上の速度だと抵抗が増えて頭打ちになってくる。
巡航高度はまちまちだけど主に30000ft以下だね。
それと基本構造からして結構違うけど制作費よりも
運用面での経済性を重視するのが普通。
旅客機なんかの場合は速度もある程度重視されるから
高バイパス比ターボファンが使われる。
M0.7~M0.90まではこのエンジンの独壇場。
巡航高度はこれもいろいろだけど40000ftくらい。
音速超えるエンジンは低バイパス比ターボファンやターボジェット。
#right(){(19:360)}
**ジェット機のエンジンは何を使って制御しているんでしょう?
飛行制御が、機械式からFBW(Fly By Wire)に変って来たように、
最近はエンジン制御も、機械油圧式からFADECと呼ばれる電子式制御に変わって来ています。
根本には、最近の他の制御技術と同様、人の行なう入力と実際の出力の間にコンピューターによる制御を介在させようという考えがあります。
#right(){(26:G_Tomo)}
**水噴射エンジンと言うのを聞きますが(B-52とか)どんなエンジンなんですか?
エンジンの吸気側に、水を噴射することで吸気温度を下げ、
エンジンの空気充填効率をあげる、パワーアップ装置がついたエンジンのこと。
#right(){(26:738)}
**ターボファンとターボジェットはどう違うんですか?
簡単に言えば…。
ターボジェットに大直径のファンを取付け、空気の流入を大きくして後方に
排出する推力を補う機能を有するものがターボファン。
ファンが付いていないのが純ジェット(ターボジェット)。
#right(){(37:眠い人 ◆ikaJHtf2)}
**純国産高性能エンジンを生産出来る可能性はありますか?
過去ログ倉庫に国産エンジンスレがあったと思います。
それを一読なさってみては?
日本のエンジンはなかなかどうして、高バイパスターボファンエンジンの分野では
結構先端を行ってます。
また、戦闘機エンジンでも強力な純国産エンジンが開発されつつあります。
但し、戦闘機の開発は、また空母の開発にしても相当なお金が掛かります。
個人的な考えを言わせて貰えば、道楽なら兎も角、国の事業では「軍用機を」開発するのは
理解されにくいと思いますけどね。
現在でもF-2で手一杯の状況ですし。
#right(){(39:眠い人 ◆ikaJHtf2)}
**「ライトサイクロン」「ダブルワスプ」といった名称は何を意味しているのですか?
エンジンの愛称。要するに「火星」だの「栄」だの「誉」みたいなもん。
使用機体は以下の通り。
・P&W R2800ダブルワスプ→F6F・F4U
・ライト R-2600サイクロン→TBF-1アベンジャー・B-25ミッチェル
・ライト R3350デュプレックス・サイクロン→B29・ダグラススカイレイダー
・アリソン V-1710→P-38Fライトニング・P-39Dエアラコブラ
見てのとおり、その4基で米国のほとんどの航空機はカバーしてます。
#right(){(42:名無し軍曹)}
**同規模の大きさのロケットエンジンとジェットエンジン(形式問わず)を比較すると
>ロケットのほうがだいたいジェットの2-3倍で圧倒的に推力が大きいのは
単純に推力とエンジン重量の問題でしたら、
ロケットの方が機構的に「単純」だからです。
#right(){(42:128)}
**ジェットエンジンのFODってなんですか?
FOD: Foreign Object Damage
地上に落ちているいろいろな物を飛行機のエンジンが吸い込んでエンジンが壊されること
だそうです。
#right(){(45:440)}
**日本ってジェットエンジンに関してはかなり後進国という印象があるんですが空自のジェット機のなかでエンジン含めて完全国産って何機種くらいあるんでしょう?
んなこたーないです。
日本の国産ジェットエンジンの技術は世界に誇れる部分があります。
特に高バイパス比のターボファンエンジンの分野では、RRが共同開発を打診したくらいです。
空自のジェット機の中で、エンジンが国産なのは、T-4とT-1Bです。
T-4は石川島播磨重工のF3を、T-1Bは同じく石川島播磨重工のJ3を搭載しています。
#right(){(46:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
推力3tくらいのアフターバーナー付ジェットエンジンを作る技術はあります。
T-4練習機やT-2超音速練習機のエンジンも国産です。
でも最大推力15tといったような強力なエンジンを作る経験はまだまだ全然
足りません。F-15やF-2のエンジンをライセンス生産していますが、それだけ
では設計するノウハウまで手に入りません。
でも、H-2のようなロケットのエンジンも自力で設計できたわけだし、これから
時間とお金をかければ(掛ける気さえあれば)可能になると思います。その時
にはロシアやアメリカはもっと凄いエンジン作ってそうですが。
#right(){(46:365)}
ちなみに「高バイパス比のジェットエンジン」というのは旅客機や輸送機に使われる
もので戦闘機のような機種には使いません。こうしたエンジンとはまた別の難しさが
あります。眠い人氏の解説は間違ってはいないですが誤解を招きそうなので僭越ながら
突込みをいれておきます。
#right(){(46:367)}
**VTOL中にリフトエンジンが故障しても平気な飛行機なんかあるわけないと思うが
ハリアのエンジンの場合エンジンが停止してもトリムがいきなり大きく変わることはない。
フォージャーの場合はメインのエンジンとリフトエンジンが別になっているので
リフトエンジンが止まるといきなり前のめりになる。この場合、人間が反応して
ベイルアウトする頃には下向きに射出することもあり得る。
#right(){(50:273)}
**ロケットとジェットの推進力を発生させる原理は別なんでしょうか?
ジェットエンジンは後ろから出す燃焼ガスの反動で進むので仮に後ろに空気がなくても
前進する力は出すよ。
#right(){(53:908)}
燃料を燃やす酸素を空気中から取るか機内に(あるいは燃料内に)蓄えているかが
ジェットとロケットの基本的違いです。
プロペラ機ですら、プロペラが大気を押し出した後は、理屈上はそこから
後は真空であっても推進可能です。とはいえ、
地上近くでジェット排気を下方に向けた場合、翼面などが手伝って一種の
エアクッション効果は産まれます。例えば、ハリアーはある程度地上近くでは、
ジェット排気の反動以上の揚力が得られます。もっとも、これはロケット
エンジンとその排気であってもまったく同じです。
#right(){(53:911)}
**ジェットを下方に吹くことによる利得
飛行機を短い距離で離陸させたい時、翼の空力だけで
浮かぶのではなく、エンジンパワーにモノを言わせて
上昇して行くことも出来ます。
要するに機首を上げて地面に向けてジェットを吹いて
やればよい。
てな意味です。
まあ、現用戦闘機の出てくるビデオでも観てください。
(陸上基地での離陸シーンのある奴ね。)
#right(){(53:892)}
**アフターバーナーってどういう仕組みですか?
簡単に言えば、ジェットエンジンの排気に生燃料を吹き込んで
どっと燃やし、一気に推力を稼ぐ方法です。当然、燃料をバカ食いします。
#right(){(62:265)}
**日本の戦闘機のエンジンを作る技術はどのくらいあるのですか?
練習機用の小型エンジンであればいくつか国産されていますが、戦闘機用のエンジンは
国産化するところまでは至っていません。現在、開発中の段階です。
#right(){(62:FFH331 ◆3.CSSBl9VA)}
**ジェット機の凄まじい騒音の原因はどこにあるのでしょうか?
一番はジェットの排気音です、「ドロドロ」というのは大気と混ざる時の渦が原因。
前方からは「ギーン」というコンプレッサー音も凶悪ですね。
#right(){(63:64)}
**二重反転プロペラは単発機でプロペラシャフトの回転方向に機体が動くのを逆方向のトルクで打ち消すのが目的?
>互いにプロペラの回転方向を変える事が可能な双発以上の機種で採用するメリットを教えてください。
>ひょっとしてエンジンあたりのプロペラ数を増やして推力を増そうとする工夫なのですか?
同じ直径であれば吸収馬力が増やせ(推力の増大)、
同じペラ枚数の1方向回転に比べ旋回流が減り(僅かですが)効率が改善します。
#right(){(75:843)}
**アフターバーナーの使用可能時間と、そのときの燃料消費量はどのくらいのものなのでしょうか?
一例として、F-4Eファントムが通常のエンジン出力でマッハ0,5からマッハ0.9まで加速するのに
54秒かかり、この間に消費する燃料は259㍑ですが、アフターバーナーを使うと
同じ加速を約22秒で行なえます。しかし燃料は通常より136㍑も余分に消費します。
つまり、毎秒18㍑を消費するわけです。
現在は多くの機体がターボファンエンジンを使用しているためこれよりは消費量は低いでしょうが、
いずれにしても桁違いの消費量でしょう。
#right(){(75:名無し軍曹)}
戦闘機用ターボファンはアフターバーナーで純ジェットより多くの酸素が残っているため、
推力増加率がジェットより30%ぐらい多くできるのですが(F100初期型の場合)、当然その分
余計に燃料を燃やすのでアフターバーナーを使ったときの燃費は純ジェットより悪化します
#right(){(75:767)}
**単発エンジンの戦闘機を双発機と比較した場合、単発機には価格や整備するエンジンが一つで済むと言う以外に、性能的な面でどのような利点がありますか?
やっぱ安いでしょうし、整備の手間がエンジン1個分(それだけでもすごいが)楽
になるんでないかと。
#right(){(77:784)}
**排気タービンのまわりってものすごく高温になって下手するとガソリンに引火したり機体の表面そのものが溶けるって本当?
本当ですよ。
耐熱合金製ケースが赤熱してる状態ですし、断熱・廃熱がうまくいかなければアルミなんか簡単に溶けます
(その前に強度を失って壊れるけど)。
その様な危険物をエンジン周りの狭いスペースにパッケージングし(P-38の様にダクトを引き回したものもありますが)
安全に運用出来るかで技術力の差が出るわけで・・・
#right(){(86:186)}
**新型の戦闘機のエンジンって旧式のエンジンよりうるさいんですか?
そうでもない。
#right(){(93:71)}
**双発ジェット機のタービンは2つとも同じ方向へ回っているのですか?
二つとも同じ方向に回ってる。逆に回すにはタービン翼から何から全部逆に作らなきゃいけないでしょ。
#right(){(97:225)}
**ダグテッドロケットエンジンって一体何に使われてるんでしょう?
ダグテッドロケットエンジンは旧ソ連が対空ミサイル(SA-6だったか)で実現した
もので、ミサイル用エンジンとしては保守が簡単でシンプルで高性能を引き出せると
注目を集めて西側では30年ほど前から盛んに研究されているようですが、なぜか実用に
達したものがないという不思議
#right(){(98:409)}
ラムジェットは運転条件(速度・空気密度)に敏感で、
高速で巡航する用途以外には使い辛いのですよね。
#right(){(98:414)}
おっしゃる通りです。最初はロケットとして発進、途中から
外気が入って固形燃料ラムジェットに、というパターンを
ダクテッドロケット、と通称しているようです。速度がないと
推力が出ないラムジェットをブースターなしで発射する、という方式ですね。
#right(){(98:system ◆uBkmmPOcL.)}
**ターボブロップ ターボファン ターボジェット
>ジェットエンジンってほかに種類があるのならどんなものがあるのですか?
パルスジェット
ラムジェット
スクラムジェット
とかかな。
#right(){(101:37)}
**双発エンジンの戦闘機ですが、左右のエンジン・ファンの回転方向は、
>回転モーメントを打ち消すように、それぞれ反対方向に回転させているのでしょうか。
詳しくは識者に任せますが、ピストンエンジンの場合、回転トルクを打ち消すために、
左右でそれぞれ反対方向にプロペラを回転させることが多いです。
但し、同期を取るのが難しく、日本の場合こういう形のエンジンを装備していた機体は
殆どありませんでしたので、回転方向に若干の当て舵を行なっていたようです。
旋回性能は、双発戦の場合余り重視されるものではないので、無視しても良いくらいでしょうね。
#right(){(104:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
おっしゃる通り反対方向に回転させていた双発機もあります。
でもね、単発機でもプロペラの回転によるモーメントは生じるでしょ?
そのモーメントは垂直尾翼をオフセットすることで対処してます。
で、双発機の場合も反対回転のエンジンとプロペラを生産するよりも
尾翼で対処することの方が手っ取り早いんで、そうしてます。
軍用機は理想を追求するよりも消耗品と割り切って合理的な対処をするものなのです。
#right(){(104:556)}
本来なら反方向回転のほうがよいのですが、実際のところ同方向回転が多いようです
で、同方向回転だとプロペラ後流で左右の揚力の不均等が出ます
プロペラの回転数やピッチが一定なら、当て舵で問題ありませんが、回転数を変えたは思わぬ挙動をします
(バイクで言えばBMWのRが開け閉め急にすると振られるようなもんですね)
たしか飛行艇US-1は4発で同方向回転のため、離着陸時にはかなり苦労してたはずです
ラジコン飛行機のタッチアンドゴーでエンジン回転数を急に変えたら、
急にロールして落としたことあります(笑)
低速大迎え角の場合、プロペラ後流の影響が大きいので急にペラ回転数を変えると機首を振られます
自分が落としたのはこれかと
シャフトやペラの慣性で振られるというより、プロペラ後流の影響ですね
#right(){(104:557,585)}
通常の飛行機ではトルクがそれほど極端な問題になることはないので、他の方が回答されているとおりなのですが。
ハリアーのペガサスエンジンでは、垂直離着陸時の安定を考えて、ファンとコンプレッサーの回転方向を逆にしています。
#right(){(104:558)}
>ハリアーのような特殊な機体を除くと、特に回転モーメントの影響を考慮した設計をしていないのが普通だと言う事ですか。
トルクと言ってるのはアシンメトリー・スラストっていう飛行機が若干の仰角を持つことに起因する推力の左右不均等が主役でして、
相当大きなエンジンを載せた機体でもジャイロスコープ効果が体感されることはまずありません。
ヘリコプターですとジャイロ効果は動力学の主役なんですけど。
ましてやジェット機では少々ファンが大きかろうが絶対に飛行特性には影響しません。
(こう書いて、ハリアーだけはちょっと不安だけど、翼端からブリードエア噴き出す操縦方式の確実さに較べて、
ファンが何か悪さをする余地はまずないだろうと思います)
実際に飛行機を操縦して、『トルク』が感じられるのは、離陸の引き起こし時と、
訓練でやるスローフライト、スピンくらいです。
それでも、ロッキードP-38なんかは左右逆転エンジンのバリアントがあります。
尾輪式戦闘機が大馬力化するにつれて、地上ハンドリングで壊してしまう率が高いので、
その対策としてとったのだと思います。飛行中はほとんど関係ないですから。
で、地上ハンドリング問題は、3車輪化でほぼ解決したので、
エンジン逆転まではやる必要なかったようです。後期のモデルでは省略したりした。
飛行機屋から見るとこういう意見が出るんですが、無関係でしたか?
#right(){(104:564)}
**ラムジェットって、なんでラムジェットって言うんですか?
ram には詰め込むとか押し込むという意味があります。
ジェットエンジンの特性として圧縮された空気を燃焼室に送り込むというのがありますが、
いわゆる普通のジェットエンジンはコンプレッサー(圧縮機)を使いますが、
ラムジェットは空気取り入れ口を漏斗のような形にすることで
自然に圧縮される仕組みになってます。
機体が停止状態にある場合は空気を押し込む気流が無いので燃焼しません。
そういう場合には他の手段を用いて燃焼可能な一定速度にまで持っていってから
始動させます。
#right(){(109:26)}
昔ちょっとだけ実験した程度でうろ覚えなので
あくまで基本的概念ということにしておいてください。
ちょっとだけ付け加えると、
・稼動部品が少なく構造が簡単
・高速になればなるほど有利(マッハ5以上くらい?)
というのもあります。
高速になるとコンプレッサーのブレード自体が抵抗になってしまう
とかいう理由があったようななかったような。
燃焼可能な一定速度に持っていくには、別の航空機にぶら下げていったり
ロケットやカタパルトで発射したり、最近では低速だとターボジェット、高速だと
ラムジェットという1台2役のも研究されてるらしいです。
#right(){(109:36)}
**ターボファンやターボ-シャフトエンジンは推力を高くしたモデルがどんどん出てきていますが
>これは何を変えていてどのくらいの能力向上が原形に比べて可能なのでしょうか?
・空気吸入量を増やす。
・圧縮機の効率を上げて圧縮比を引き上げる。
・タービン入り口温度を高める。
それからターボファンは「推力」だが、ターボシャフトは「出力」だかんな。
#right(){(110:376)}
**なぜエンジンの推力をレシプロエンジンは馬力で表示してジェットエンジンはニュートンまたはkgwであらわすんでしょうか?
上の質問の答え。
http://www.warbirds.jp/ansq_old/A1000494.html
#right(){(110:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)}
… レシプロの「馬力」はエンジンの出力で推力じゃありません
レシプロエンジンの場合、飛行機だろうが船だろうが推力を発生するのはプロペラです
#right(){(110:350)}
**ターボジェットとラムジェットで機械の構造としてはどう違うんでしょうか?
ターボジェットは取り入れた空気をタービン(エンジン内部にある何重にも重なった羽根車)で圧縮して燃焼室に送り込む。
送り込まれた空気は燃料と混合されて燃焼し、その排気が推力となる。
機体が静止状態から駆動でき、亜音速~超音速で威力を発揮する。
最近ではタービンの前にファンと呼ばれる一種のプロペラをつけ、これで加速した空気を後方に噴出して推力を増加させたターボファンエンジンが主流。
ラムジェットはラム効果によって圧縮された空気を燃焼室で燃料と混合して燃焼、推力とする。
タービンがなく、極超音速に向くが超音速でなければラム効果が利かないので、機体を他の推進手段で加速する事が必要。
#right(){(111:969)}
**過去に違う種類のエンジンを複数搭載した機体は存在したんでしょうか?
P-2V P-2J
#right(){(117:86)}
P-2Vとか、B-36の後期型とか。
巡航時と戦闘時で使い分けるという発想だったらしい。
最近は見かけないのは、整備や補給の手間とかのデメリットの方が大きいからだろう。
#right(){(117:88)}
アメリカのB-36 ピースメーカー はレシプロエンジンとターボジェットエンジンを混載している。
あとは、日本の海上自衛隊もつい最近まで使っていたロッキードのP-2。
レシプロ/ジェット混載のメリットは、燃料消費量が少なく巡航に有利なレシプロで
巡航し、離陸時や急加速時などにパワーのあるジェットが使える点。
デメリットは、エンジンの整備が面倒になること。
系統の違うエンジンを多数積むわけだから、整備の手間が倍々で増えて行く。
#right(){(117:91)}
P2VやB-36はエンジン使い分けるわけじゃない
プロペラ(ピストンあるいはターボプロップ)はいつも動いてる。
離陸時ほかの緊急加速時にジェットを追加で動かす。
#right(){(117:92)}
既に挙げられているP-2Jは、ターボプロップ+ターボジェットです。
BLC用ジェネレーターやAPUといった推進に直接関係ないエンジンは、ご期待に沿わないと思いますが、
V/STOL用リフトエンジンを備えた機体はかなり有ります、実用化したのは少ないですが(Yak-38)
また50年代の一時期SR.53、XF-91、トリダン等の ロケット+ジェットの混合動力機が、
強力な上昇力を持つ迎撃機として盛んに開発されましたが、
これも実用化した機体は有りません(強いて言えばミラージュIIICか)
さらにターボジェット+ラムジェットという変り種のグリフォンIIとかどうでしょう。
#right(){(117:135)}
**航空機や戦車に搭載されたレシプロ発動機に関して、最高出力は良く記述されているのですが、トルクはどの位あるのでしょう。
トルクは個別のエンジン名でググるか、航空機の書籍を買いなさい。
一応航空機は出力を重視する傾向があるが、国や時代、機種別に違うし、そもどちらも重視していない場合もある。
例えば戦車のディーゼルはトルク重視のごとく言われるが、戦中の日本はガソリンの調達難、
ソ連は火災防止、東西冷戦期の西側は航続距離を重視してディーゼルを選んだ。
その他、エンジンの特性を考えるに、稼働率やエンジンの生産性、コストなども重要。
資本主義国では、軍需メーカーと言えども国家が採算を保証しない限り、軍用エンジンなぞ作らないから。
#right(){(118:16)}
**ジェットエンジンの冷却は不要なのでしょうか?
不要ではないです。
実際ジェットエンジンの内部はかなりの高温で、最高温度は1000℃を超えます。
そのため、ジェットエンジンには特殊な耐熱合金が使われています。
またジェットエンジンのタービンブレードは内部が中空になっており、そこに
空気を流して強制的に冷却しています。
近年のジェットエンジンはターボファンエンジンが主流になっており、バイパスした
空気を冷却に当てることが出来ます。
#right(){(123:676)}
詳しくは、航空・船舶板にて質問すべきだが
タービンエンジンの吸った空気の約7割は燃焼してないと考えて
いいんじゃないかな。(アフターバーナーは除外)
つまり、圧縮空気のまま排出したり、冷却したり、室内を暖めたりしてる。
#right(){(123:678)}
**西側(F100系など)と東側の戦闘機(AL-35Fなど)のターボファンエンジンは性能面で差があったりするのですか?
>推力だけを見るとそんなに変わらない気がするのですが(最近は西側の方が優っているようですけど)
一般にロシアなどのエンジンはメンテが面倒、かつメンテ間隔が短い、かつ寿命自体が短い。
これは旧ソ連時代の整備体系の影響で、耐久性の限界に来たエンジンをどんどん交換する発想だったから。
エンジンコントロールもFADEC(全面デジタル制御)になってなかったり、不完全だったりするので
メカ依存部分が多く、調整が面倒だったり、使用条件によって問題のある作動をすることがありそう。
もちろんデザインの完成度、成熟度にもよるから、西側でもダメなのはダメだけど。
代わりにというか、ロシアのエンジンは軽量なのが多い。その分寿命が短いという話もあるが、
エンジン寿命を使い切ることはなかなかないので、むしろ西側のエンジンの方がオーバースペックで
よけいな重量増をかかえているという考えもある。
また、最近のロシアのエンジンはメンテも普通になってきているらしい。
#right(){(349:504,507)}
**パルス ウェーブ デトネーション エンジンというのはどういうエンジンなんですか?
現行のジェットエンジンが通常の燃焼であるのに対し、デトネーションエンジンは文字通り爆轟燃焼であることが違いです。
このため大変効率がよい。V-1と似た原理で、混合気を作っては爆轟させて放出し、その反動で飛ぶ形式です。
各国が競って研究中。
ttp://mech-me.eng.hokudai.ac.jp/~spacesystem/2006/05/post_11.html
#right(){(348:70)}
**戦闘機のエンジンを双発にする意味はなんですか?
現代の戦闘機(70年代以降に実戦化されたもの)では
「推力重量比の向上」が最大の狙いです
片発故障・被弾時の生存性などは付加的理由にすぎません
#right(){(36:808)}
**ラムジェットって、技術的には可能だと思うんですけど、なぜ戦闘機等で採用されないのでしょう。
それだけの高速で巡航する必要が無いからです ラムジェットは
上述のターボファンと違い百パーセントの推力を燃焼ガスから得ますので
当然燃料もどか食いです
SR-71のエンジンは巡航時にはラムジェットになります。またロシアの対艦
ミサイルはロケットモーターの燃え尽きた空洞をラム燃焼室として利用する
ユニークな方法でいずれもマッハ3以上での巡航が可能です
#right(){(42:94)}
**ジェットの戦闘機やヘリって、機体にエンジンのタービン位置を示すラインが描いてありますよね。
>あれって何のために描いてあるんでしょうか。
基本的には、このラインより前に立つな、という意味です。
#right(){(67:484)}
タービンエンジンが吹っ飛ぶようなことが起こると
高速のタービンブレードが四方八方に飛び出します。
だから非常時にはこの横に来るなという意味もあるかと。
#right(){(67:588)}
**アフターバーナーの使用可能時間と、そのときの燃料消費量はどのくらいのものなのでしょうか?
一例として、F-4Eファントムが通常のエンジン出力でマッハ0,5からマッハ0.9まで加速するのに
54秒かかり、この間に消費する燃料は259㍑ですが、アフターバーナーを使うと
同じ加速を約22秒で行なえます。しかし燃料は通常より136㍑も余分に消費します。
つまり、毎秒18㍑を消費するわけです。
現在は多くの機体がターボファンエンジンを使用しているためこれよりは消費量は低いでしょうが、
いずれにしても桁違いの消費量でしょう。
#right(){(75:名無し軍曹)}
**輸送機にはプロペラとジェットエンジンの2種類あるようですが、どのように使い分けてるんでしょうか?
>メリット・デメッリトとかあるんでしょうか?
・プロペラのジェットに対するメリット・デメリット
メリット:低速時の加速が良い、プロペラ後流を使って高揚力を得やすい=>STOL化しやすい。
燃費良い。
デメリット:高速化が困難
#right(){(85:865)}
補足
プロペラの利点:長時間の滞空能力(ただし低速)
プロペラの欠点:低出力ゆえのペイロードの少なさ
#right(){(85:system)}
特に使い分けしている訳ではありません。
ただ、経済性を求められる輸送機の場合は、Turbopropの方が経済的で
整備性も良い傾向にあるようです。
#right(){(85:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**戦闘機のジェットエンジンって雨の時などは、パワー低下はおきるのでしょうか?
タービンエンジンは結構雨に強いです。(逆に推力増強の水噴射とか有りますし)
前にフロリダで豪雨で民間機が落ちた事がありましたが、
そのときの記事でも、かなりの重量%で水を吸い込まないと大きな推力低下は起こらないと言うことでした。
#right(){(88:372)}
以前エアレスで同じ質問がありまして、重量%にして5%以内なら雨はエンジンに何の害も与えないし、
流入質量がするため推力が増すそうです
旅客機パイロットはこの意図しない(制御もできない)推力変動にいつも泣かされるそうで
#right(){(88:389)}
FAAのエンジンFOD試験に、空気流量の4%重量の水の吸い込みで3分間エンジン運転条件を保つというテストがあります。
この辺りを大きく超えると問題なんでしょうね。
あとは前にも書きましたが、鳥だとか氷・雹・石と砂の混合・飛散した動翼片・タイヤの破片などのFODテストが有ります。
#right(){(88:411)}
**ラムジェットって正常作動するためには、本体がマッハ以上で飛行してなきゃならないですよね?
>ラムジェットって高機動によって運動エネルギーが失われ、対気速度がマッハを下回っても、正常に作動し続ける事ができるのでしょうか?
ミサイル、特にSAMやAAMの燃焼時間は短い。当たる前に推力は失われて慣性で運動している。
砲弾を遠くに飛ばすのと同じ理由により長距離の対空ミサイルは斜め上から落ちてくる。
終端誘導では空力制御だけで向きを変えてる。推力は利用していない。
ラムジェットなんで目標についたときにまだ作動してるかもと考えた?
長距離ってのはより長い時間推力を得ることで実現してるんだろうけど、
より遠くにある目標地点ではやっぱり燃焼が終わっている。
だからラムジェットが作動しているかというのは考慮しないでよい。
#right(){(91:629)}
ラムジェットは高速であればあるほど効率が高くなるが、別に音速以下でも動作するぞ。
ナチスドイツのFi-103(V-1飛行爆弾)も単純ラムジェットエンジンだが、飛行速度は
音速よりはるかに低い。
でもって、推進装置にラムジェットを使っているミサイルは、大概ラムジェットを初動
ブースター・・・つまり、発射して加速する段階の推進力に使っている。
だから、
>固体ロケットやらターボファンエンジンやらを併用して、
><それらの燃料が尽きた後でもラムジェット作動させて長射程を実現させる>
ここがまず間違った認識かと。
で、の質問だが、
ミサイルは例え推進源がカットされても、慣性の法則にしたがって飛びつづける(勿論、
徐々に速度は落ちるが)。だから、モーターが止まっていても、目標に向かって自己を誘導
することは充分に可能。
例をあげるとアメリカのAIM-54”フェニックス”やMIM-14”ナイキ・ハキュリーズ”は、
発射してしばらくするとロケットモーターの燃焼は終了し、後は慣性でただ飛んでるだけと
なる(だから、激しい回避機動ができる戦闘機などにはうまく当らない)。
むしろ、ラムジェットのように高速が出せる推進装置を使っていると、
”速度が早すぎて小回りが効かないので運動性能の高い目標に当らない”
ということの方が問題になるのではないかと思う。
質問とは少々ずれた回答になったが、理解頂けただろうか?
#right(){(91:630)}
>高機動回避運動が可能な戦闘機相手には、まだまだ
>長距離AAMは「必殺」のレベルまでの性能は持っていない
まぁそういうこと。
ただ、”高機動回避運動”が可能な戦闘機を、長距離で必殺するメリット、というものが
あまりないので、わざわざ金と手間かけてそんな性能必要なんだろうか、と言う疑問がある。
長射程の対艦ミサイルとか対地ミサイルとかを搭載している相手なら、機動性が鈍る
から高機動回避される可能性は少ないし。長距離巡航ミサイルとかは、人が乗ってない
から高度な回避運動をしないし。
今よりももっと技術が進歩すれば、”高機動回避運動ができるミサイル”とか”長射程
ミサイルを4発抱えてドッグファイトができる”航空機が開発されて、l高機動回避運動をする
目標を必殺できる長射程AAM、というものが開発されるかも。
#right(){(91:643)}
>では、結局のところ高機動回避運動が可能な戦闘機相手には、まだまだ
>長距離AAMは「必殺」のレベルまでの性能は持っていない、
そのとおり。AIM-Xやパイソン4などとは違うのよ。
>それでも、AEWの支援がなければ、長距離から迫ってくる
>ミサイルを発見できない可能性があるんで、十分存在意義はある
こっちもそのとおり。
AAMは戦闘機よりずっと小さなRCSだし、燃焼が終わってるから
大気との摩擦熱以外の熱源はエンジンの余熱しか無いわけだ。
摩擦熱は結構大きいけどこれも小ささが有利に働くな。
あと高機動回避が不可能なAEWを目標とできる意義がある。
迎撃してくる戦闘機と接敵する前に発射できる可能性が増す。
そんでAEWを落とせれば2番目の意義が現実味を帯びるわけだな
#right(){(91:644)}
**エンジンが受ける抵抗より大きい力で推力が出るのはなぜなのでしょうか?
えーと、専門外なのでうろ覚えで書きますが、インテークによって
発生する推力というのは、背圧が負である事を前提に計算されており、
エンジンがなければ背圧は大きな正となるため、インテーク推力は
消失するのだったと思います。つまりは推力をどの断面で具体化するか
だけの話で。ただ、インテークの設計を考える上では、背後のエンジン
によって生ずる推力(つまりインテークから見れば後に吸引される
負圧)がタダで存在すると考えて計算するのが簡単、ということだったかと。
#right(){(93:system)}
**ジェット戦闘機のジェットエンジンって砂利とか虫とかバンバン吸い込んじゃうと思うんですけど大丈夫なんですか?
異物の吸い込みによる損傷(FOD:Foreign Object Damage)は意外なほど頻繁に起きており、
それによる墜落事故もときどき起きています。
設計者も多少のゴミを吸い込むことは承知の上で、
少々の異物吸入でもエンジンの停止を起こさないように設計しています。
というか、異物の吸入テストに合格しないと、量産の許可がおりません。
設計時の限界を上回る大きなゴミがぶつかれば、エンジンの停止も有り得ます。
滑走路上のゴミは、定期的に地上要員が取り除いています。
エアインテイクにフィルターを取り付けると、エンジンの出力が低下するので、あまり使われません。
旧ソ連・ロシアの一部の軍用機には、
地上にいる間だけ作動する異物吸入防止用のスクリーンが使用されています。
#right(){(100:176)}
程度にもよります。一応は滑走路に異物が落ちていないかは、
こまめに点検はしていますが(空母は朝一に乗組員が一列に並んで点検します)、
エンジンの方でも、少々の物を吸い込んでも大丈夫な様に造られています
(死んだ鳥をぶつけて耐久性を見るテストもします)。
戦闘機よりも、前線での使用が多いヘリコプターなどは、
エアインティークにカバーが掛かっている物も有りますし、MiG-29のように、
離陸時はメインのエアインティークにフタをして、
上面から空気を取り入れる構造にしている物も有ります。
#right(){(100:177)}
>Mig-29の上方口が最近無いのが気になる。
Mig-29シリーズのインテイクの蓋は、Su27シリーズと同じ金網方式に変更されたはず。
#right(){(100:179)
**排気ガスを過給ではなく動力として取り出すターボコンパウンドエンジンは、効率も良さそうで非常に素晴らしいものに思えます。
>しかしながら、どうしてメジャーになれなかったのでしょうか?
ターボコンパウンドが航空エンジンに実用化されたのは戦後のこと。
ジェットエンジンが発明されてなかったら、たぶんメジャーになっていたでしょうね。
#right(){(106:663)}
確かに従来のエンジンに比べると、排気ガスの熱エネルギーの21%を動力に変換できる効率の良さが利点です。
反面、エンジンから3段式タービンへと導かれる排気の高熱処理の問題と、
重量増(R-3350-23で1211kg、ターボコンパウンドが1633kg)、
それと燃料費の問題(115オクタン航空ガソリンを用いるの
で、ジェット燃料よりも燃料費は高い)、更にタービンから回転軸へは
複雑な歯車を噛み合わせで動力を伝達するので整備性が悪いと、
あらゆる面で運航費が高く付くことが普及しなかった原因でしょう。
ま、ジェットエンジンが普及したのが普及しなかった最大の原因ですけど。
#right(){(106:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
漏れの大学の講師が昔研究(机上)してたが、
排ガスの動力をエンジンの出力に足すための機構が複雑
(一方が他方を過回転で破壊しない様にする必要がある。)
排気の熱が駆動系にリバースする。
とかで、効率性は眉唾、信頼性は劣悪と判断した。
その後、エンジンを巡航させて発電機を
(中略)
排ガス減らす方がよほど世のため人のためと平成になりに気付いてた。
要するにポルシェから半世紀以上も遅れをとっちゃう様な人の見解だが、まあ間違いでは無いでしょ。
#right(){(106:807)}
**戦闘機ってたいてい、単発か双発みたいですけど、どうしてそれ以上のエンジンを積まないんでしょうか?
大出力のエンジン一つか二つの方が、小出力のエンジン四つよりも重量あたりのパワーが大きい。
空気抵抗の原因となるエンジンが少ない方が効率がいい。
#right(){(初心者質問スレッド467より)}
**戦闘機のエンジンは暖機不要なのでしょうか?
>スクランブル発進の機や、迎撃機は急速にそのまま飛び上がっていますが、
>エンジンが暖まっていない状態で出力は上がるのでしょうか?
少し昔の機体は暖気がというか、エンジンが始動するのにやや時間が必要だったが
現在は特にそういうことは無いというか、出力が上がるまでの時間が短縮されている
極寒地の北欧とかロシアとかでは冬に航空機のエンジンが凍り付いてしまって
時間掛けて温めないと動かないなんて事も起こりうるようだが
#right{(520:274)}
エンジンオイルなどは外部から温まったものを循環させ、エンジンをかけなくても、温まった状態をキープしている。
昔だと迎撃などで待機している機体は整備員が時々エンジンを動かして温めてる。
#right{(520:275)}
**ターボプロップとレシプロは同じプロペラでもどう違うんですか?
>と言うか、プロペラは何種類くらいのエンジンがあるんですか?
ターボプロップとは、乱暴に言うとジェットエンジンのファンの軸を延長して
その先にギアボックスを繋ぎプロペラブレードを廻して飛ぶ飛行機。
初期のジェットエンジン(ターボジェットエンジン)は低速回転が苦手だったので
低速で飛ぶことが難しい上、燃費が異様に悪いので航続距離が短かった。
必然的に「速度は速くなくてもいいから長距離を飛びたい」という用途に向かない
ので、それをフォローするために考えられたのがターボプロップ。
このターボプロップのプロペラの代わりに、ターボジェットエンジンの前に周囲を
筒で覆ったファンを回すことでターボプロップと同じ能力を発揮させる設計にしたのが
現在「ジェットエンジン」の主流である「ターボファンエンジン」。
これの登場で「ジェットの高空高速性能」と「レシプロの低空低速安定性能」それに
「燃費のよさ」を両立させることができるようになった。
#right(){(556:557)}
補足みたいなものを。
飛行機の用途や任務、要求性能によってジェットエンジンがいいか、プロペラが
いいかという選択がある。プロペラで要求する速度が出せるとか、そっちのほうが
燃費が良いとかでプロペラが選ばれたら、こんどはエンジンの選択に入る。
現在であればレシプロかターボプロップ。ただ、レシプロで大出力エンジンをつくる
とすると、究極的にはシリンダーをいくる並べるのかという話にしかならないため重
く複雑、高価になる。ジェットエンジンは出力に比して「構造が簡単」という利点があ
るので、大型のプロペラ機なら、タービンの回転を取り出してプロペラの回転数ま
で落とすギアボックスが必要という不利を差し引いても、ターボプロップを選択する。
レシプロだって一つのプロペラを回すエンジンの出力が足らなければ、結局、複数
のエンジンをギアボックスで結ばなきゃならないし。
第二次世界大戦で大出力レシプロエンジンの本家のイメージのある米軍ですが、B-29で
もエンジン故障、火災、墜落のコンボは結構ありますし、戦後の対潜哨戒機のP2V
のレシプロエンジンもそれで苦労しています。川崎がP2Jを作ったときは、真っ先に
レシプロをターボプロップに変更してエンジン整備の手間を減らし、足らない馬力は
補助ジェットエンジンで補いました。
#right(){(556:ふみ)}
**ターボプロップはレシプロよりメリットあるの?
レシプロでは実現不能な大出力が可能。最大で一万五千馬力のものがある。
同出力ならより軽量。大出力では半分以下に。
排気による推力がレシプロより大きいので特に高速で有利。
振動が少ない。
メンテナンスが楽。
デメリットは…
昔は燃費が悪いとかあったが、今はどうなんだろう。
#right(){(334:519)}
**航続距離や搭載量を示す際、「正規」と「過荷」ってありますよね。
>あれ「過荷」というのは何に対して「過」なんでしょうか?
飛行機の構造は 「最大離陸重量XXkgにて荷重倍数2.5に耐えること」とか仕様で求められています。
この場合 XXkgで2.5Gの機動が可能な訳で これが正規状態での運用になります。
これを例えば2.25Gに運用を制限すれば、より大きな重量で飛べるわけで、これが過荷重(状態での運用)になります。
ちなみに XXkgで2.5Gを超えたらすぐ壊れちゃうわけじゃなく、安全率(例えば)1.5を掛けた3.75Gまで構造が破壊されない事が求められています。
#right(){(341:629)}
**現代の戦闘機に使われてるエンジンは燃焼器での最大温度、通常の排気温度、アフターバーナー使用時の排気温度はそれぞれどのくらいですか?
最大温度は1200度以上。通常の排気温度は200~300度(ステルス性を考えて低くなるよう設計される)。
気の利かない設計だと500度ぐらいまで上がることもある。アフターバーナー使用時は700~800度程度。
しかしSu-27の排気温度計は1000度まで目盛ってあるらしい。
#right(){(486:287)}
http://hobby11.2ch.net/test/read.cgi/army/1192343293/
タイフーンのエンジンのEJ200で1470℃、F-22のエンジンF119で1540℃
ラファールのエンジンであるM88で1570℃になる。
XF5は、1550℃である。
F135がタービン直前温度2000℃と聞いた後
TFR師曰く
「普通2000℃だと、空気中の酸素と窒素が反応して吸熱反応になるんですけどね」
だとさ
そしてもう1つの問題は、タービン直前温度が2000℃ならもっと温度の高い燃焼室の温度は何度なんだ?という事だ。
手元の
航空工学講座 ジェット・エンジン(構造)
日本航空技術協会
の107ページには
燃焼室温度が1600~2000℃であっても出口温度は800~1300℃くらい、などと書いてある
これじゃ温度差が大き過ぎる。
1400℃台前半だったのは1970年代まで。
それ以降に開発されたエンジンでは、全てそれ以上の温度に耐えている
#right(){(486:311)}
**2乗3乗則って現代のジェット戦闘機にも当てはまりますか?
>電子機器や固定武装、乗員スペースの小型化には限界があるのは理解してますので、大直径ファンジェットの単発とそれより直径の小さいファンジェットの双発を比較して。
>結局、戦闘機に使うような低バイパス比のエンジンだとどうなんでしょうか?
世界の傑作機のフリーダムファイターの解説によると。
推力は開口部の面積に依存する。同じ技術でエンジンを大型化あるいは小型化するのであれば
直径が倍になると推力は4倍になり、重量は8倍になる。逆に直径を半分にすると推力は1/4にな
り、重量は1/8になる。
1/8の重量を目指し、1/4以上の推力を発揮できれば、小型のエンジンの双発が大型単発に勝て
る可能性が出てくるという話らしい。
F-5のエンジンであるJ85の成功は、ミサイルやドローンに装備する使い捨てエンジンを出自としな
がら、当時の最新エンジンであるJ79の技術をつぎ込んで開発された部分も大きい。現代であれば
同じ技術レベルで戦闘機用エンジンを大小ふたつ並行で開発するのかできるのか完成品があるの
かという話になる。
ただ、運行経費から言えば単発の方が安いので、双発でないと間に合わない機体規模になる大型
戦闘機を別として、比較的軽量な戦闘機を単発と同じ合算推力を目指して双発にするメリットその
ものが無いのではないだろうか。
#right(){(623:ふみ ◆Y.QUKJBduY)}
**ターボプロップエンジンもどこかレシプロエンジンに劣る部分があるのではないでしょうか?
>レシプロエンジンが廃れたのはターボプロップエンジンが登場したからだと言われていますが、
>レシプロが廃れた経緯を始め、その辺りを詳しく教えてください。
既に答えが出ていると思うが、高性能のガソリンレシプロエンジンは燃料に関しても
神経質。タービンエンジンはその点は許容度が高い。
軍としては燃料はイザと言う場合にはなるべく共通化したい点も重要。
ガソリンは危険度も高い点ももちろんある。
加えて言えば、既にターボプロップ機も廃れつつある。
現在新型の軍用機として生産されてるC-130系やE-2などは、基本設計が
はるかに昔の物ので基本フレームは弄らない発展型だ。
同じ用途の物を新設計するならターボファンエンジン付になる。
代表的な例でいうとP-3Cの後継機などがそう。
ターボプロップは、ターボジェットに対して燃費が良いから
比較的低速で長時間飛行する物に対しては有利だった。
しかしターボファンに比べると非効率。
更に環境的に考えると、ターボプロップ機は騒音の問題もある。
ターボジェットの煩さとプロペラの煩さが相乗作用で騒音レベルが高い。
COIN機のような物は地域紛争などで多くの発展途上国では必要だろうが、
専用機というより身近にあるもの何でもいいから改造して任に当たらせるもの
だから、こういうのは例外と思う。
ベトナム戦争でブロンコが行っていたFAC(A)などはこの手の低速機では、現在は
任務を果たせないと言う事で、普通のジェット機がやってるしね。
#right(){(625:258)}
**Me262みたいに翼にエンジンぶら下げた戦闘機が少ないのはなんで?
高機動を身上とする戦闘機には抵抗にしても、慣性モーメントから言っても不向きなレイアウトの為。
Me262はエンジンの耐久時間が短かった為に交換性を優先させたのも一因。
爆撃などは高機動を必要としないのと、大きな後退翼の翼端失速対策で、ポット式はマスバランスの働きをするので、
効率が良い為に多くの機種が使った。
#right(){(638:502)}
**アメリカではスピードボートにCH47のターボシャフトエンジン(中古)を使っていますが、ターボシャフトエンジンのレスポンスはどうなんでしょうか?
ガスタービンエンジンの一般的な傾向として、小型なほど・軸数が少ないほどレスポンスが良い。
(近年ではFADEC等の電子コントロールでもレスポンスも改善している)
現代の大型ターボファンでアイドルからフルスロットルまで4~10秒、戦闘機用で1~4秒程。
レース用にチューンするのなら、フリータービン形式のターボシャフトをアイドル時も燃費気にせずにN1:100%に保てば、
レシプロ形式のエンジンより有利になるだろう。
#right(){(645:328)}
**黎明期の頃のジェット機が翼にエンジンを吊るしているのは何故?
>その後の変遷を見る限り爆撃機以外でその方式は見られないので、あまり適切な配置とは思えないのですが。
簡単に書くのならば、エンジンの寿命が極端に短かったの一言に尽きます。
当時は冶金工学も余り発達していませんし、ドイツなんかでは代用耐熱金属でエンジンを作っていました。
ですので、飛行時間10時間程度でエンジンが寿命となります。
従って、胴体奥深くに仕舞い込むより、主翼下にぶら下げて、交換しやすくした訳で。
ちなみに、胴体内に仕舞い込めるようになったのは、エンジン架から後半の胴体をボルト数本で外すことが
出来るようになり、交換が容易になったのと、エンジン寿命が長くなったことが一つの要因です。
#right(){(300:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**レシプロ時代には少なかった双発戦闘機が、ジェット機の時代になると主力戦闘機の多くに現れていますが、なぜ双発が増えたんでしょう?
書いておられる範囲だと前後関係が不明なのですが、
ジェットエンジンの推力は概ねインテーク面積に比例する。つまりインテーク半径の自乗に比例する。
ジェットエンジンの重さは概ねインテーク半径の三乗に比例する。
したがって大推力のジェットエンジンは推力以上に重量が増加する(単純には推力4倍なら重さは8倍)。
ただし多エンジンの場合、補機やコントロール、給油系統のオーバーヘッドが生ずるため、
単純に重さが有利になるわけではなく、メンテの問題も生ずる。小さすぎると逆に熱効率が落ちる。
このあたりのバランスで大型で推力重量比が大きく、ペイロードの大きい戦闘機は双発化します。
ターボファンはプロペラつきジェット的側面があり、低圧ファンを大きくすることで効率を稼げます。
このため二乗三乗則から逃れることができるので、大型ジェットエンジンはターボファン
(特にバイパス比の大きいもの)がメインになります。
#right(){(297:65-70)}
**ドッグファイトで旋回するとき、エンジンスロットルをゼロにして 旋回終了と同時にMAX、A/Bをふかしたりしますか?
ジェットエンジンはスロットルをいっぱいに絞っても推力はゼロにはならん
推力ゼロにしたかったらエンジンを停止しなきゃならん
そしてエンジン再始動には一定の手順が決められているので、すぐにフルスロットルにはできない
#right(){(296:918)}
**戦闘機のエンジンでアフターバーナーを使わない最大推力をミリタリー推力と言ったりしますが、
>何で「ミリタリー」推力と呼ばれるようになったのでしょう?
民間だと
・最大離陸推力 Maximum Takeoff thrust(MTO)
・最大連続推力 Maximum Continuous thrust (MCT)
・最大上昇推力 Maximum Climb thrust (MCL)
・最大巡航推力 Maximum Cruise thrust (MCR)
ぐらいあれば十分だが軍用、特に戦闘機はエネルギー回復のため
普段は使わないアフターバナーを詰んでるので特別な指標が必要になるから
Max Dry ThrustをMilitary Thrustと呼ぶ。
元々軍用エンジンの定格(Rating)は、その運用環境の違いから民間と異なる基準でMilスペックに基づき定められている。
レシプロエンジンの時代から、最大(Maximum)と連続最大(Maximum Continous)の中間に時間制限のある
戦闘時出力(Military)が定められていた。
A/B付きの時代になり、定格に最大無増加(MaximunNon-augmented)が追加されたが、慣用的にMilitaryと呼ばれている。
#right(){(677:667-670)}
**ジェットエンジンの出力を上げるには、サイズを大きくする以外はどのような工夫があるのでしょうか?
圧縮比を上げるとか、燃焼室の形状を工夫するとか、ノズルの形状を工夫するとか、いろいろあるぞ
#right(){(俺初質スレ431:954)}
ラムジェットとかスクラムジェットにする
#right(){(俺初質スレ431:956)}
**同じエンジン使うなら単発機より双発機の方が速度・上昇力ともに期待値を上げられるって事で良いんですかね?
飛行機をブロック単位に考えると分かりやすいんだけど、単発機2機を翼の端でひっつけて、
1機に纏めると、余剰なパーツが出てくるだろ?単純に考えて、1機分のコクピット、左の翼と右の翼それぞれ1枚と。
その省いた分軽くなってるので、エンジンパワーに余裕が出てくる。
その余裕分のエンジンパワーをどこに割り振るかが、双発機の味付けの話になってる。
欧州や、日本はその余剰分を燃料搭載量にしたり、複数の搭乗員スペースにしたけどアメリカは、程々の燃料タンクに
単座でしのいでるから、その分高速になったという話。
#right(){(俺初質スレ432:46)}
重量も増えるし空気抵抗も増えるから、設計をうまくやらないとダメだ!
実際速度や上昇力なら単発機が優れてる例の方が多い。
むしろ搭載量を生かした多用途性に期待値がかかるが、それで欲張って失敗したのが
第二次世界大戦の頃の双発戦闘機に多い。
実際、双発の戦闘機でそれなりに成功して「戦闘機としての運用実績」もそれなりに良かったのは
P-38とモスキートとP-82くらい(P-61は運用がいささか特殊なので・・)
#right(){(俺初質スレ432:47)}
**排気ガスを過給ではなく動力として取り出すターボコンパウンドエンジンは、どうしてメジャーになれなかったのでしょうか?
>素人目には効率も良さそうで非常に素晴らしいものに思えます。
確かに従来のエンジンに比べると、排気ガスの熱エネルギーの21%を動力に変換できる効率の良さ
が利点です。
反面、エンジンから3段式タービンへと導かれる排気の高熱処理の問題と、重量増(R-3350-23で
1211kg、ターボコンパウンドが1633kg)、それと燃料費の問題(115オクタン航空ガソリンを用いるの
で、ジェット燃料よりも燃料費は高い)、更にタービンから回転軸へは複雑な歯車を噛み合わせで
動力を伝達するので整備性が悪いと、あらゆる面で運航費が高く付くことが普及しなかった原因
でしょう。
ま、ジェットエンジンが普及したのが普及しなかった最大の原因ですけど。
#right(){(106:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**戦闘機本体にエンジンを作動させる装置は付いていないのですか?
>エンジンを作動さすには外部コンプレッサ-が必要と聞ききましたが
自力でエンジン始動できる装置を搭載するものもあります
ただしバッテリーを使う。
空中で再始動する場合は、ちゃんと滑空している状態ならば
(理由は後述)エンジン単独で再始動できます。
訓練はもちろんしています。
ジェットエンジンは一本のシャフトの一方に取り込んだ空気を
圧縮するコンプレッサ、もう一方の端に燃焼した排気でシャフト
を回転させるためのタービンがついてます。
エンジンオフ状態ではシャフトが回ってないので、当然空気を
燃焼室に送り込むこともできず、単独ではスタートできません。
だから外部動力でシャフトを回します。いったん燃焼が始まれば
排気がシャフトを回し、それによって新しい空気を取り込むという
サイクルが始まるので外部動力は要りません。
空中で再始動する場合、ちゃんと機首を前にして一定以上の
速度で滑空していれば、風圧でコンプレッサが回るので単独で
再始動できます。でもスピンしてたりしたらだめ。
機内搭載する外部動力のことをAPU(Assisted Power Unit)と
いいます。
ジェットエンジンの始動について
基本的にコンプレッサーブレードを定格の20~30%で回転させることができれば動力は何でも良い
動力源としては
1)機内搭載発電機でスターターモーターを回す
JFS(Jet Fuel Starter)っていうジェット燃料で動く発電機で発電してスターターを回します
JFSの始動は普通はバッテリーですが、プルスタート可能なのもあります
2)機外動力車を使ってスターターを回す
圧縮空気でスターターを回す(そういえば、今のF1レースもエアスターターですね)
電力を供給してスターターを回す
(自衛隊は1台の動力車から圧縮空気と電気両方引いて2機を始動してたり・・・ 動力車足りない)
3)火薬始動
ショットガンのカートリッジみたいなものを爆発させて、その力でスターターを回す
(ロシアのエンジンには対応してるやつが多いですね)
4)機外動力でタービンを直接回す
模型のジェットエンジンではスピンナーに直結して回します
初期の実機ジェットエンジンはこれです
(SR-71のエンジンもメカニカルに結合して始動のはず)
双発の場合は一発かかれば発電しますから、その電力でスターターを回します
あと、空中再始動の場合はダイブなどで対気速度をとって、空気の流れでタービンを回して再始動します
車でいえば押しがけみたいなもん
#right(){(130:731-746)}
**初期のジェットエンジンの燃費はどれぐらいだったんでしょう?
大戦末期に実用化されたジェットエンジンの燃費は推力1kgにつき1時間当たり燃料1.5kgを消費した
これは急速に改善されていって、朝鮮戦争が始まったころは(約5年後)は1kg/1kg/h、終わる
ころには0.8kg/1kg/h、現在のターボファンは、巡航時だと0.5kg/1kg/h以下とされる(アフターバーナーを
焚くと10倍近く跳ね上がる)
で、大戦中のレシプロ燃費は、平均すると現代のターボファンに近い線になる
#right(){(156:49)}
**ジェットエンジンのバイパス比なる物の意味を教えてください。
燃焼室を通らずに、ファンによって加速され排出される空気の量と、
燃焼室を通過する空気の量の比率が「バイパス比」です。
バイパス比が高いほうが、燃焼させる空気の量が少ないため、より低燃費となり、
また後方に噴出する空気の質量が大きくなるため、より低速で空気を噴出することになります。
このため、経済的、低騒音、超音速飛行に向かない、という特徴があります。
高バイパス比のエンジンは輸送機や旅客機、低バイパス比のエンジンは戦闘機向きです。
ちなみにB747-400に使用されているPW4062がバイパス比4.8から5.1、
F-15なんかに使われてるF100-PW-229でバイパス比0.36。
#right(){(242:283)}
**航空機用ディーゼルエンジンって存在しないのでしょうか?
ドイツのユンカースJu-86Pは950hpのユモ207A ディーゼルエンジン搭載です。
高高度爆撃と偵察に用いられていました。
#right(){(63:名無し軍曹)}
**日本の戦闘機エンジンは、なぜ自国開発ができないのですか?
それは予算がないから
戦闘機のエンジンを作るには作っては壊す
作っては壊す
これを延々と繰り返し
弱点を洗い出して消してく作業をする
これはべらぼうに金がかかる
#right(){(俺初質スレ20501:744)}
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2024-03-19T00:08:53+09:00
1710774533
-
WW1全般
https://w.atwiki.jp/army2ch/pages/40.html
#CONTENTS
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**第一次大戦時の各国の国力は?
各国の工業力(1900年イギリス=100)
1880年 1900年 1913年 1938年
英 73.3 100.0 127.2 181
米 46.9 127.8 298.1 528
独 27.4 . 71.2 137.7 214
仏 25.1 . 36.8 . 57.3 . 74
露 24.5 . 47.5 . 76.6 152
墺 14.0 . 25.6 . 40.7 -
伊. 8.1 . 13.6 . 22.5 . 46
日. 7.6 . 13.0 . 25.1 . 88
各国の鉄鋼生産(100万トン)
1900 1913 1920 1930 1938
英 5.0 7.7 9.2 7.4 10.5 3位→3位→2位
米 10.3 31.8 . 42.3 41.3 . 28.8 1位→1位→1位→1位→1位
独 6.3 . 17.6 7.6 11.3 . 23.2 2位→2位→3位→2位→2位
仏 1.5 4.6 2.7 . 9.4 6.1 3位
露 2.2 4.8 0.16 5.7 . 18.0 3位
墺 1.1 2.6 - - -
伊 0.11 0.93 0.73 1.7 . 2.3
日 -. 0.25 0.84 2.3 . 7.0
保有軍艦数量(万トン)
1880年 1900年 1914年
英 65.0 106.5 271.4
米 16.9 33.3 98.5
独. 8.8 28.5 130.5
仏 27.1 49.9 90.0
露 20.0 38.3 67.9
墺 6.0 8.7 37.2
伊 10.0 24.5 49.8
日 1.5 . 18.7 70.0
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/5215/ww1/ww1.htm
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_regions_by_past_GDP_%28PPP
#right{(第一次大戦スレ:670-680)}
**第一次大戦の各国の兵力は?
動員直後の兵力
同盟国
ドイツ 450万人
オーストリア=ハンガリー 335万人
ブルガリア 85万人(7万人は本国警備、残りの半分が戦闘員)
トルコ ?(平時は23,5万人)
連合国
フランス 378,1万人
ロシア 500万人(前線に従事するのは40%)
イギリス 73,35万人
イタリア 87,5万人
ルーマニア 56,4万人
セルビア 46万人
ベルギー 17,7万人(35%は要塞要員)
オーストラリア 6,5万人
ニュージーランド 8430人
#right{(第一次大戦スレ:86)}
**WWⅡ発生以前もWWⅠは「第一次」と呼ばれていたのでしょうか?
欧州大戦と呼ばれていたかと思う。
#right(){(16:眠い人 ◆ikaJHtf2)}
「the great war」と呼ばれていました.
#right(){(16:260)}
「世界の大戦」っていうんが有った
#right(){(124:208)}
**オーストリア兵って評価低いですよね。
第一次世界大戦前はオーストリア帝国は多民族多言語国家であり、軍隊内でも意思の疎通
も侭ならない程でフランスやドイツといった年期の入った”国民国家”の敵ではなかった。
戦後帝国は解体したがすぐドイツに吸収合併させられたんで今一パっとしないと思われ。
#right(){(20:176)}
**第1次大戦が始まったとき参戦各国首脳から庶民にいたるまで戦争は早期に終結すると思ったと聞きました。
>どういったことから戦争が早期終結すると思ったのでしょうか?
前の戦争である普仏・普奥戦争などが、短期に終了したから。
塹壕戦などが起こりえるとはだれも予想していなかった。
#right(){(64:99)}
**第一次世界大戦では、末期頃にはどれくらい若い少年までが徴兵の対象となったのでしょうか?
徴兵年齢の引き下げは特に無かったかと。徴兵年齢はフランス20歳、ドイツ20歳、ベルギー18歳など。
ただドイツには国民兵制度があり17歳から3年間。
英国は当初徴兵無し、志願制。17年から徴兵が導入されたが戦後廃止。
兵員の不足は予備役後備役の投入、植民地での動員で補った。したがって18歳~45歳くらいの人口が激減した。
#right(){(111:643)}
**第一次世界大戦で、戦犯の裁判は行われなかったのでしょうか?
Versailles条約の227条に、
「同盟及聯合国ハ国際道義ニ反シ条約ノ神聖ヲ冒シタル重大ノ犯行ニ付
前独逸皇帝「ホーヘンツォレルン」家ノ維廉二世ヲ訴追ス
右被告審理ノ為特別裁判所ヲ設置シ被告ニ対シ弁護権ニ必要ナル保障
ヲ与フ該裁判所ハ五名ノ裁判官ヲ以テ之ヲ構成シ亜米利加合衆国、大不
列顛国、仏蘭西国、伊太利国及日本国各一名を裁判官ヲ任命ス
右裁判所ハ国際間ノ約諾ニ基ク厳正ナル義務ト国際道義ヲ厳存トヲ立証
セムカ為国際政策ノ最高動議ノ命スル所ニ従ヒ判決スヘシ其ノ至当ト認ムル
刑罰ヲ決定スルハ該裁判所ノ義務ナリトス
同盟及聯合国ハ審理ノ為前皇帝ノ引渡ヲ和蘭国政府ニ要求スヘシ」
としていますが、実際にはオランダが彼の身柄引き渡しを拒んだことにより、戦争責任を
問うことは出来ませんでした。
また、ワイマール政府がHindenburgを始めとして、裁判を行いましたが、結局これも有耶無耶
のうちに終わっています。
#right(){(368:479,眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**第一次世界大戦の原因は,世界を動かしていた植民地帝国イギリスに対し,新しく力を持ってきたドイツが資源と植民地を求めて戦いを挑んだと思ってるんですが,他に何かあったら是非教えてください.
第一次大戦の原因は植民地や資源や経済じゃないぞ.
そもそもドイツは英国が中立化することを期待していたし,英国議会もドイツがベルギーの中立を侵すまでは,戦争に消極的だった.
大戦に至る原因は大小様々にあるが,大きいのはドイツ統一後のナショナリズムがもたらした他国との不和と,当時のヨーロッパのパワーバランスそのもの.
ドイツ・・・仏露2つの隣国を同時に敵にしたら勝てないと思い込んだ
フランス・・ドイツより人口が少ないので単独で戦争になったら負ける
ロシア・・・ドイツ・オーストリアより工業力が劣っており単独では(ry
英国・・・・ドイツかフランスがこれ以上強大化したら本国の安全保障が脅かされる
この構図が何十年も続いており,様々な外交が展開され,植民地より本土が大事ということで,英仏が数百年の対立に終止符を打ち,ナショナリズムが原因でドイツは英仏露を次第に敵に回し,そして最後に”運悪く”破綻した.
ロシアはブラフのつもりで総動員を始め,それが引き金でドイツは自国を守るためフランスに先制攻撃をかけ,イギリスはベルギーを渡さないために参戦し,最初の原因だったはずのオーストリアは,何が起こってるのか分からないまま流されていく.
ロシアは,対墺動員だけなら恐らく戦争はなかったが,それではドイツに対し無防備になる.
ドイツはシュリーフェン・プランの都合上,ロシアが対独動員を始めたら自動的にフランスに宣戦するしかなかった.
ニコライ2世とヴィルヘルム2世の往復電報には,戦争をする気も無いのに,互いの事情がよく分からず,戦争に向かっていく悲哀がよく表れている.
(世界史板)
**第一次大戦は,列強の植民地の奪い合いで起きた抗争じゃないのですか?
植民地を含めた勢力圏のせめぎあいが背景にあったことは確かだが,別に植民地の奪い合いを直接原因として勃発したわけじゃない.
どの国も積極的に戦争を拡大しようとしたわけではなく――積極的に戦争を回避しようと努力した国もないが――,短期戦を想定していたのに,大戦になってしまったという意味で,「何が原因で起きたのか分からない」という評価になる.
大戦に至った経緯が,動員合戦から始まって,戦時計画に基づいてまるで自動的に戦争に突入してしまったような感覚で,各国の当事者の思惑を超えてしまったのだから.
直接の原因はオーストリア皇太子がセルビア人に暗殺されたのが発端だが,オーストリア皇帝が珍しくブチギレしてドイツを道連れに宣戦布告して,意固地になって戦い続けて,そうこうするうちに「敵の敵」やら「味方の敵」やら,いろんな国がわらわらと参加してなしくずしに「世界大戦」化していったから,どうしてそうなったのか当事者にも分からないという結果に.
最初は単なる局地戦で短期決戦で終わるつもりだったのに.
だから,よく言われるのは,
「軍事同盟が複雑に絡み合っていて,一国が戦争を始めるとその同盟国が自動的に参戦することの連鎖反応で,ヨーロッパ全体が戦争になってしまった」
という説明.
もともと,各国の政治家にとっては,その複雑な軍事同盟は戦争をするためというより,できるだけ戦争を回避し,もし戦争が始まったら孤立せず自国に有利に展開させるための同盟のはずだった.
実際に条約や密約に基づいて動員令や戦争準備を始めても,開戦するかどうかは,最後までコントロール可能と考え,また戦争が始まっても都合で停戦は可能と考えていたのに,一旦はじまると各国の軍はそれぞれの仮想的の開戦準備状況に対応して相互にエスカレートしていき,政治家から見ると追い込まれるような形で開戦せざるを得なくなり,あとは収拾がつかなくなったというのが実態.
簡単に言えば,
「敵の敵だから援軍を送ります」
「敵の敵の敵の領地がガラ空き,獲得のチャンス!」
「なにやらわからない連中が来た,攻撃」
「味方だと思っていたのに攻めてきた,全滅させたれ!」
「であの国を滅ぼした暁には分割しましょう」
「貴国は来週から敵国となります,おたっしゃで」
「反乱が起きました,革命です」
「敵の敵の敵に向かって突撃!!」
(世界史板)
**第一次世界大戦が始まった当初,国民は「数週間で戦争は終わる」と思っていたそうですが,これはなぜなのでしょう?
戦争を始める時は誰でも,自分の国にとって都合のいい筋書きを想定しているのです.
「クリスマスまでに終わる」といって始まったはずの戦争が,何年も何年もダラダラ続くなんて話はよくあることで,第一次大戦に限った話ではありません.
第1次大戦の場合,戦争が長期化した一因に兵器の,特に野砲の性能向上があるそうです.
そのせいで塹壕から出ないから戦争が長期化.
>当時は戦争というのは相手国を滅ぼすまで戦わなかった
というのは,あながち間違いではありません.
日露戦争,米西戦争,ボーア戦争,バルカン戦争と,第一次大戦前の欧米の戦争は,相手国を滅ぼすまで戦ったりはしませんでした.
(アジアやアフリカで植民地を建設する時は別.その場合は容赦なく在地勢力を滅ぼしましたが)
(世界史板)
**第一次世界大戦においてドイツやフランスは,シュリーフェンプランやプラン17のように,かなりトンデモな戦争計画を持っていましたが,他の国はどうだったのでしょうか?
差はあれど,第一次世界大戦に参加した国々は似たような戦争計画を持っていた.
共通していたのは皆,総動員の計画が第一であった点.
シュリーフェンプランやプラン17が他国と比較して特異なのは,動員後,積極的に軍を敵国に進軍させている点.
他の国は動員後は国境線に配備させる程度だった.
ただし,イギリスは明確な戦争計画や動員の計画は持っていなかった.
強いて言うならフィッシャー提督のバルト海作戦が戦争計画のひとつと言えるかも.
個人の提案と言うか妄想に過ぎないが.トンデモ具合は前述のものを超越している.
google検索してみれば,その詳細は分かる.
オーストリアとか,ロシアも開戦後どうするかという計画はあったものの,基本的に「鉄道を用いた動員計画」が全てだったと言われております.
どうやら普仏戦争で,ドイツが鉄道を利用して動員しフランスに勝ったのがよっぽど印象に強かったのか,とにかく動員さえ敵国より早く終われれば戦争に勝てると思っていた模様.
まあ,4年間も塹壕戦,総力戦が続くとは誰も想像せず,ナポレオン時代みたいに大平原に大軍が終結して,一二回会戦をやれば勝敗がつくと思っていたので仕方ないですが.
とりあえず一番有名(であろう)参考文献:
バーバラ・タックマン「八月の砲声」
ヨーロッパ各国が大した見識もなしに大戦になだれ込む様子がよく分かります..
**第一次世界大戦であれほど戦線が膠着したのに,なぜ双方とも講和や和平をしようと思わなかったのでしょうか?講和の機会や妥協点はなかったのでしょうか?
妥協点は低地諸国(ベネルクス三国)の回復にあったと思われる.
イギリスの参戦を招いたのが中立国ベルギーへの侵入だから,ここからのドイツの撤退がイギリスにとっての交渉のスタート地点.
しかし,当時ドイツを牛耳っていた参謀本部の連中は,占領地を手放そうとしなかったから,話にならないと言う事.
彼らは,軍事的な成功が外交的な成功に繋がると信じていた.
つまり,彼らはこの期に及んで,パリを落とし,フランスを屈服させようと考えていた.
いかにも軍人然とした考えだが,大きな誤り.
戦略が外交を縛り続け,長々と戦争が続く事になった.
**第一次世界大戦で毒ガス・戦車・飛行機が登場しましたが,これら新兵器は戦争の勝敗を左右するものだったのですか?
いずれも当時決定打とはなっていない.
毒ガス:
膠着する戦線を打開するために開発された.致死性の猛毒ガス(青酸ガス)は持続性を持たせられず,ホスゲン,イペリット等が多用された.死者はそれほど多くない反面,負傷者は多数(数十万人単位.ヒトラーもその一人と自称している)で,効果は絶大.反面,条約で禁止されるまで延々とお互いに使用しあう泥仕合だったので,どちらか一方の勝敗の決定打とはいえない.
戦車:
敵塹壕を強行突破するために開発された.イギリスのマークIが元祖で,ソンム会戦で多少の戦果を上げるも,主に信頼性にまだ難があったため,大局を変えるには至らず.
ただ,心理的効果は大きかったらしい.
別の流れとして,ルノー軽戦車があるが,こちらは終戦半年前位にようやく実戦投入された程度なので,こちらも大きな影響を与えてるとは思われない.
1919年まで戦争が行われていたら,戦車はまた違った評価になったと思う.
ドイツ軍の最後の反攻作戦が失敗した後,戦車隊を中心とした逆襲が行われている.
また,フラーなどの手によって攻撃計画「1919計画」が企画され,上層部で承諾を得ていた.
もし仮に反乱が起こらずに1919年までドイツががんばっていたら,戦車は戦争を終わらせた決戦兵器として名を残し,その後の戦術理論も違ったものになっていたかもしれない.
飛行機:
最初は偵察機として運用され,その行程で敵戦線にちょっとした爆弾を落とす「嫌がらせ爆撃」が発達して爆撃機へ.
それを撃ち落すための戦闘機が生まれ,戦闘機同士の空中戦が発生.
が,基本的に地上軍と連携して動く戦術そのものが未発達だったので,こちらも戦局を変えるには至らず.
なお,その後,破竹の侵攻速度を持った陸空共同のドイツ電撃作戦や,一式陸攻でPOWを葬ったマレー海戦までは,まだ飛行機は軽く見られていた.
あの強大な戦艦が,ぶんぶん飛び回る飛行機「ごとき」に沈められるというのは,当時としては凄い衝撃だった.
まあ戦車にしろ戦闘機にしろ,それまでに使った事がない代物なので,どう使えば効率がいいか,どの程度使うとどの程度で故障が出て,どの程度お手入れに手間がかかるか等等,全く未知数だったのです.
要するに,機械はできたけど運用ノウハウがゼロで,これから実地で学習しなきゃならない状態だったのです.
**第一次世界大戦の時に流行したスペイン風邪は,大戦にどれくらい影響を与えたのでしょうか?
大流行で,ただでさえ公衆衛生のよくない前線で猛威を振るったと伝えられている.
http://ww1.m78.com/honbun/kaiser%20battle.html
を参照.
両軍ともインフルエンザによる被害は甚大で,戦闘単位として不適切なまで兵員が減少した部隊が続出した.
ドイツは予定していた攻勢の延期を考えるくらいだった.
戦争の遂行に悪影響があると恐れたのか,各国とも被害の情況を隠し,アメリカ以外に正確な被害の記録は残っていない.
全世界で2000万~6000万人が死亡.
大戦による栄養状態の悪化が,流行に拍車を掛けた公算が大きく,この事が大戦末期に両陣営で蔓延した厭戦気分に影響した可能性は高い.
**第一次世界大戦において何が決め手となって勝敗が決まったのでしょうか?
>毒ガスも戦車も飛行機も決定打となっていないそうですが。
武器弾薬の製造能力、人員の動員数、それらを動かすインフラ、資本力と言った総合的な国力。
その全てが世界最強であったアメリカが参戦したから連合国側が勝利しました。
厳密には無制限潜水艦作戦に怒ったアメリカが参戦した際に、
「アメリカが本格的に参戦したら絶対負ける→なら今の内に勝負を決めないとマズイ」と言った感じで
焦ったドイツが攻勢を仕掛けて失敗してしまったのが決定的な敗因となっています。
この敗北で攻勢前はほぼ互角だった兵力差が一気に逆転してしまった為、銃後の反乱を含めて一気に前線が瓦解してしまいました。
第一次世界大戦において、極一部の例外を除いけば攻勢を仕掛けた側が負けると言う構図が展開されていますので、
その不文律を犯さざるを得ない状況に追い込まれた時点で、ドイツの敗北は決定付けられていました。
#right(){(276:ue ◆WomMV0C2P.)}
**〔パリ講和会議で〕日本は「人種平等案」を提出したが,それを力ずくで潰したのがアメリカ,イギリスだったと、小林よしのり「戦争論」3(2003/7),p.211-212にありますが事実ですか?
人種平等決議を平和条約に盛り込むことを拒否した張本人はオーストラリアです.
それは国防上の見地に基づくものでした.
オーストラレーシア人の立場は〔殆ど外的脅威のないカナダとは〕異なっていた.
地域の果てで孤立した,比較的小規模の白人社会だったため,イギリスがヨーロッパの列強諸国,そしてとりわけ日本から防衛してくれることを望んでいた.
オーストラレーシアの繁栄は程度の差はあれ,白人以外の先住民から収奪し,アジアからの労働者の移住を厳しく排除することに依拠していたため,世界で唯一の有色人種の列強国である日本の興隆を恐れるのももっともだった.
オーストラリアはベルサイユ条約策定のパリ講和会議で,日本が呼びかけた人種平等決議を平和条約に盛り込むことを拒否した張本人であった.
Dominic Lieven著「帝国の興亡」(日本経済新聞社,2002/12/16)上巻,p.223
**第一次大戦の時もいわゆる大本営発表と言うのはあったのでしょうか?
比喩表現としての大本営発表か?だとしたらあったと言わざるを得ない。
戦時下の報道なんてのは自由主義、報道の自由が許された社会においても正確、公正である保証は無い。
特に酷かったのがソンム戦におけるイギリスの報道。
50万人以上の損害を出して、僅か10kmそこら前進しただけの戦いで「情況は有利に進んでいる」ってのはどうかしてる。
流石に戦後に政府は謝ったがな。
他にも末期に流行したスペイン風邪の被害状況は、アメリカ以外ほぼ隠蔽されていて正確な被害状況が分かってない。
#right{(497:343)}
**第一次大戦で使用された砲弾の数は第二次の時より多かったそうですが、本当なのでしょうか?
丁度、速射砲が野戦で使用されたのが第一次大戦だったから。
有名どころでフランスの75mm。
これで時間単位の投射量が7~8倍になった上に、網の目のような鉄道網による潤沢な補給により、
文字通り砲弾の雨が戦場に降り注ぐ事になった。
しかし、これが原因で塹壕戦に移行した為に効果が落ちてしまった。
それと、塹壕に攻勢を掛ける前に大量に砲弾をぶっ放すんだけど、大抵は失敗する。
すると、責任者は口を揃えて「砲弾と攻撃精神の不足」をその原因としたがる。
効果の薄い砲撃をしまくるから、砲弾が不足する。
それを補充せざるを得ないと言う悪循環が大量の砲弾製造へと繋がっていった。
#right{(501:289)}
第一次大戦で日本陸軍がたまげたのは弾薬を使用量である。
消費される弾薬は日本の国力では到底賄えないものであり、日本の一カ月の弾薬生産量分が、西方戦線では一日で消費された。
また、次々と生み出される新兵器についても苦悩した。
やはり日本の国力では十分には充足できず、ハード面ではなく主にソフト面を改良して対応することとなる。
#right{(第一次大戦スレ:8)}
**第一次世界大戦って民間人を巻き込んだ大戦争でしたが、偶発的なことを除いて、民間人を殺して生産力を下げる目的の攻撃なんてありましたっけ?
後方に対して生産力を下げさせるほどの攻撃を行う能力はありませんでした。
そうではなく、安全と思っていた自国の中心に対して被害を受けることで戦意を喪失する、
民意が離れる効果を狙っての戦略爆撃です。
とはいえ、戦争が戦線に留まらなくなった、もはや銃後はない、という認識は衝撃的であり、
参戦国の多さと併せて「世界大戦」の名が産まれました。一部では「最後の戦争」とすら
言われていたのですが、すぐに「その1」に格下げされてしまったわけで。
#right{(360:758)}
そのほかの回答に付け加えるなら、ロイヤルネイビーによる海上封鎖。
これは、ドイツの銃後の経済…ひいては戦争経済に大打撃を与えた。
さらに、戦争末期にはドイツ国内は栄養失調に倒れる国民も出てきたし、乳幼児死亡率も極めて高いレベルになった。
しかも、停戦してからも、この海上封鎖はしばらく続き、国民生活を相当に悲惨なレベルに押し下げている。
#right{(360:762)}
ついでにいうと、WW1がそれまでの戦争とちがう総力戦と呼ばれるのは、
民間人の死亡というよりは「生産・補給し続けなければ戦争ができなくなった」という点が大きい。
それまでの戦争って原則的には戦争前の備蓄+現地調達でなんとかなってたんだけど、
兵力の膨大化・弾薬の消費量の劇的な増加・長期戦化で、後方でも全力で兵器・物資を生産し続けて、
前線に送る輸送網を整えないととてもじゃないがやってられなくなってしまった。
#right{(360:771)}
**第一次世界大戦のガリポリの戦いでチャーチルはなぜ、兵力を少なくせざるを得なかったのでしょう?
>もし、チャーチルの主張していた通りの兵力だったならガリポリの結果も少しは変わっていたでしょうか?
元々、1914年末の時点では、三個軍団を派遣して、ギリシャ、ルーマニア、ブルガリアと共に
トルコを攻撃すると言うものでした。
しかし、西部戦線の膠着と1915年1月の作戦実施は11月よりも困難の度合いが大きいと言う
理由により、Horatio Herbert Kitchenerが必要な陸軍部隊の派遣を拒否します。
また、Istanbulはロシアの手に渡す予定でしたから、ギリシャなどが入ってくるとややこしいことに
成るというのもありました。
ところが、ロシア軍の敗勢により、ロシア軍最高司令部が英国軍部にダーダネルズ海峡に牽制攻撃を
掛けるように要請し、Horatio Herbert Kitchenerはこれを了承します。
ただ、これも海軍単独で行うように主張しています。
しかし、オスマン軍に従軍していた英国人将校とHoratio Herbert Kitchenerが会談して俄に彼は
心変わりし、英国軍に最後に残っていた1個師団を派遣し、必要に応じて豪州とニュージーランド部隊を
追加することにしています。
更に、勝利の分け前に与ろうと、ギリシャ軍が3個師団、ブルガリア軍の参戦も密かに画策されて
いました。
実際には、>38で指摘されている様な無様なこと、それに、オスマン帝国の内務大臣の寝返り工作に
支払う予定の400万ポンドをケチったこと、英国海軍省がトルコ側の砲弾が尽きた事実を知りながら、
情報源を秘匿するのを優先させたので、現場の判断を誤ったことも加わって、敗戦に至った訳ですが。
#right(){(274:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**ガリポリ上陸作戦が上手くいかなかった何で?
>半病人のトルコごときに戦艦まで持ち込んだイギリスが負けるってのが信じられないんですが。
事前に上陸が察知されていた。
ゆえに、防御態勢が十分に構築されていた。
上陸機材が不十分で、効率的な上陸が出来なかった。
ゆえに、戦術レベルでも奇襲効果がなかった。
機材不足で十分な重火器・輸送手段が揚陸できない。
本格的な要塞に、あの当時の軍艦では勝てない。
ゆえに、火力支援が不十分。
地形的に内陸との高低差があり、防御に有利。
トルコ側にケマルという有能な指揮官がいたこともあり、失敗に終わった。
まず、上陸地点の秘匿が全然なされていなかったこと。
編成された軍団名が「コンスタンチノープル遠征軍」と称されていた事からそれが窺える。
その為、トルコ軍の堅固な陣地に真正面からぶつかる羽目になった。
上陸予定地点のガリポリ半島の兵用地誌も、トルコ軍の情報も殆ど調べていなかった。
そんな感じで全くの準備不足だった。
次に頼みの綱の戦艦は機雷を恐れて緒戦を除いてあまり有効に働けなかった。
旧式とは言え触雷で沈没1、損傷3の被害を受けた。
また、当時は大発等の上陸用舟艇はまだ存在せず、重装備の揚陸が出来なかった。
前述の堅陣と併せて突破不可能な膠着した陣地戦と言う第一次大戦のお決まりパターンに陥ってしまった。
後、トルコ自身も連合軍の倍以上の損害を受けており、勝ったと言い切るには少々語弊がある。
敵の戦略目標を阻害したという点では間違いなく勝利だが。
#right(){(547:641,642)}
**第一次大戦の時のあの複雑怪奇な塹壕線ってやっぱり全部埋めてしまったんでしょうか?
>現代では残ってないのでしょうか?
第一次世界大戦において激戦が繰り広げられた有名な戦場では、大抵、塹壕や保塁の遺構が残ってるよ。
ソンム、ヴェルダン、イープル、ガリポリ辺りとか。
ソンムは戦争墓地もあるから見学の際は注意が必要。
塹壕跡は結構深いので転落して怪我をする恐れもある。
また、未だに不発弾とかが残っている所もあるので、これにも注意が必要。
#right(){(581:366)}
**第一次大戦の映画で、通信手段として伝書鳩が使われていたんですが、当時は既にモールス信号による通信機があったはずなのに、どうして利用されなかったんでしょう
無線を使う場合でも、前線に於いて目立つ無線アンテナは
敵の格好の目標となり、無線は傍受される可能性があるので、簡単な記号の交換にしか使え
ませんでした。
無線機は重いですから、航空機に載せることが出来ないと言うのもあります。
また、有線通信は、砲撃によってケーブルが損傷して用を成さなくなりました。
光を用いた通信の場合は、戦場に於ける砂塵と硝煙で用を成しません。
結果的に伝書鳩だけが通信の用を成しました。
特にVerdunの戦いでの鳩の活躍が有名です。
このため、伝書鳩の有用性が再度認められ、1919年には日本陸軍は廃止していた伝書鳩を
フランスから1000羽輸入し、教官をフランスから招聘して、研究を行っています。
この鳩は、満州事変や上海事変でも活躍しており、その鳩のための功労賞なんかも制定して
いたりします。
ついでに、要塞などが重囲に陥った場合、戦車や装甲列車から戦況を報告する場合、敵の
要塞地帯や陣地を知りたい場合に鳩に写真機を取り付けて、空中撮影させるということまで
やっています。
#right(){(318:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
ちなみに第二次世界大戦でも伝書鳩は使われていて、英軍はフランスのレジスタンスとの連絡用に伝書鳩を飛行機から落下傘で降下させるなんてこともやっている
#right(){(318:153)}
**西部戦線はずっと戦線が膠着してましたが、朝鮮戦争の仁川上陸作戦みたいに連合軍がドイツ軍の後方に上陸して、補給線を遮断することは出来なかったのでしょうか?
それ、フィッシャー提督のバルト海侵攻作戦。
実施前にガリポリでぼろ負けして、頓挫しました。
実際そういう作戦が構想され、バルト海に艦隊を送り込んで
ドイツの背後を突く作戦が構想された。
このために専用の軍艦が多数建造されたほど。
でも、作戦の提唱者が発動前に別の上陸作戦の失敗から
更迭されてしまい、結局実行されなかった。
後に空母に改造された”ハッシュハッシュクルーザー”は本来は
この作戦のために建造された。
#right(){(303:734-735)}
**戦争神経症が第一次大戦で急にクローズアップされたのはなぜ?
第一次大戦の兵士達は、塹壕の中で長時間砲撃に晒された。
この為多数の兵士が戦場神経症にかかり、最初は塹壕病とも呼ばれた。
多数の兵士が発症して深刻な問題になってきたので、注目されるようになった。
兵器の威力が向上し且つ戦争期間が伸びた為、戦闘時に兵士に掛かるストレスが質、量共に激増したからです。
今までの戦争は精々3~4回会戦してけりが付いたり、戦争が長期間に及んでも戦闘自体は断続的でした。
しかし、第一次世界大戦になって野砲の性能向上や機関銃により塹壕から出られなくなる事により、
砲火と環境の悪い塹壕でのストレスに長期間、しかも連続して晒され続ける事で神経症を患う者が激増しました。
大戦初期の頃は無理解から神経症を患った者は戦意を失った臆病者とされて、寧ろ処罰対象となり見向きもされませんでしたが、
流石に無視できない数でしたので何かしらの原因があるのではないかと思われ、注目を浴びる事になりました。
#right(){(281:556-559)}
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2024-03-19T00:07:01+09:00
1710774421
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WW2戦車
https://w.atwiki.jp/army2ch/pages/128.html
#CONTENTS
----
**第二次世界大戦の頃の戦車のエンジンって、どんなエンジンなのですか?
ソ連と日本はディーゼル
それ以外はガソリン
飛行機の星型エンジン載せてなかった?M4とか?←M4は航空機の星型エンジンを使っていたがそのまま乗せたから車高が高くなってしまっている
#right(){(くだらない質問はここに書け!:508)}
**映画で見えない敵に砲撃されてるときに、シャーマンの下に数人隠れてる場面をみましたが、本当にそういうことは、あったのでしょう?
>ちなみに他の歩兵はバタバタ死んでました
砲撃が集中した場合はよくあった手段だと聞きます(何せ一番身近にある装甲板となりますから)。
またドイツ軍の戦記で読みましたが、
戦車兵は安全のため就寝時は戦車の下に壕を掘ることもあったそうです。
#right{(12:名無し厨尉)}
**2次大戦の頃の戦車の前部装甲の所に機関銃が付いていましたがかなり役に立ったのですか?
かなり役に立ったと思いますよ。
特に、ロクな携帯対戦車兵器を持たない歩兵部隊を蹴散らす場合に。
機関銃の乱射+接近する戦車の車体が発する圧迫感で、オーバーラン。
砲弾を使わんでも、十分に歩兵部隊の組織的な防衛力を奪えたでしょう。
#right(){(34:831)}
>戦後廃れたのはなぜ?防御上、問題あるから
#right(){(34:837)}
**第二次世界大戦中の戦車には冷房はついていたのでしょうか?
第2次大戦当時の戦車には冷暖房装置は一切付いていませんでした。
だもので、ドイツ軍戦車を例に挙げればアフリカでは車内気温が50度
以上となりました(当時の写真でも、操縦手以外は車外に出ている)
逆に東部戦線では零下40度にもなり、素手で機器を触ると皮膚がくっついて
はがれてしまう位寒く、起動の際はエンジンを火であぶらなくてはなりませんでした。
又、フェルディナント(エレファント)自走砲の様に電動モータで動く車両は
モータの熱が車内に篭ってやたらと暑かったそうです。
#right(){(35:名無し四頭陸士)}
**2次大戦中で戦闘中に行動不能になった戦車の戦車兵は、すぐに乗り捨てて逃げたのですか?
状況による。中で戦いつづけたことも在るそうだし。
でも、一般的には脱出する場合のほうが多いと思う。
#right(){(36:大渦よりの来訪者 ◆Bzr3neko)}
**WW2戦車の装甲板の話によく「ヤスリで削れるか?」という話が出てきますがヤスリって侵炭硬化処理とかされてるんですか?
別に脆くても問題ないんですから、最初から高炭素鋼を使って
芯まで焼いてます。戦車の装甲板よりは「硬い」でしょう。
#right(){(41:764)}
**第2次大戦時の二人用砲塔を載せた戦車について、砲塔内の乗員の役割分担はどうなっていたのでしょうか?
弾が片手で扱える大きさの奴だと、戦車長+砲手兼装填手が多い。
T-34は戦車長兼砲手+装填手。
#right(){(44:63)}
**第2次世界大戦の頃の「戦車による対戦車攻撃」の理想交戦距離どれぐらいなんでしょうか。
一例としてティーガーⅠの交戦距離を挙げておきます。
徹甲榴弾39は2000mまで、徹甲榴弾40は1500mまでの距離で敵戦車が撃破可能ですが、
T-34と戦闘する場合500m~800mで戦うように推奨されていました。(もちろん”食事時”の角度で)
(以上”ティーガーフィーベル”より)
#right(){(48:名無し軍曹)}
**軽戦車・突撃戦車の使用用途はなんですか?
大戦中の軽戦車と言うことであれば、戦車師団などでは偵察任務に使われました。
特に強行偵察によく用いられていました。
また、歩兵に随伴して、その支援の下、あまり強化されていない敵陣地の蹂躙も
行われています。
ただ、専らの任務は強行、威力偵察であったかと思います。
#right(){(50:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**WWⅡ時の戦車でどこまで現代戦車にたちうちできると思いますか?
まず1対1では勝ち目はありません
現代戦車の正面装甲をWW2戦車では打ち抜けないためです
とりあえず至近距離で真横か真後ろにつく必要があります
あとは条件により色々です
#right(){(59:274)}
**WW2戦車の煙幕弾とスモークディスチャージャーの違いってなんですか?
スモークディスチャージャーから発射するのが煙幕弾。
#right(){(59:834)}
ソ連戦車T-62などは排気管に燃料(軽油)を噴射して
濃い白煙の煙幕を展開します。
#right(){(59:一等自営業 ◆JYO8gZHKO.)}
**WW2ごろの戦車は燃えやすかったそうですがそれはなぜですか
殆どの国がガソリンを使ってたからです。
例外は日本とロシアだけ。
#right(){(72:251)}
**砲口径が数ミリ違うだけでそんなに差が出るものなんですか?
砲の威力は単に口径だけの差ではなく、初速の違いや弾頭の種類によって違う。
英2ポンド砲:砲弾重量0.92kg・初速853m/sで貫通力は44mm。
独37mm KwK36:砲弾重量0.69kg・初速745m/sで貫通力は28mm。(いずれも1.000m)
お話にならないわな。
#right(){(75:250)}
**歩兵戦車って何の為に必要なんすか?
>邪魔といったのは大砲が小さいから、敵の戦車が出てきたら単なる餌食にしかならないと思ったからです
第二次大戦初期の英国における歩兵戦車の主砲は2ポンド砲(40ミリ)で、
これは同じ時期のドイツ軍の37ミリ砲より強力なうえ、
当時のドイツ軍戦車の装甲を貫通するにはじゅうぶんでした。
それよりも歩兵支援戦車といっておきながら、榴弾を撃てないことのほうが
問題とされていたようです。
#right(){(75:248)}
回答は出てますがちょっと補足。
第一次世界大戦後の軍縮の結果、それなりに進んでいた「機甲戦力」の運用法の研究が一時下火になり、
第二次世界大戦前には、各国とも珍妙な思想にはまってしまったのは確かです。
戦車駆逐車と多銃装備戦車のアメリカ。
とにかく色々試したソ連。
ノモンハンでソ連戦車に勝ってしまったので勘違いした日本。
イギリスは予算から戦車の運用法を逆算した節がありますね。
歩兵戦車は重戦車として大火力が与えられるべきところ、
歩兵支援用に速力が遅くても構わないと言う仕様だけ残ったみたいですね。
#right(){(75:286)}
**第二次世界大戦の時の戦車で砲を後から砲身の長いものに取り替えた戦車が結構ありますが、簡単にできるものなんでしょうか?
重心の変化や、砲塔内スペースの関係で、難しいことが多いです。
設計時から将来の大型砲への換装を見込んで余裕を持たせて置くケースもありますが。
アメリカのM4中戦車に武装のバリエーションが多いのは、
余裕を持った基本設計が成功したパターンですね。
#right(){(94:26)}
一番効くのは、砲の威力向上による反動です。
砲身の後座長が伸び、つまりそれを許容するスペースを砲塔内部に作らなければなりません。
これは砲塔内部のレイアウトを大幅に変更することを意味します。
これは例えば搭載できる砲弾数の減少といった、戦闘力に直結する部分でも効いてきます。
#right(){(94:27)}
**チャーチルにファイアフライの砲塔をのっけたら即席で強い戦車が出来るんじゃないんでしょうか?
重心の計算とかが為されていないし、3in砲搭載でも結構強引な手法を用いています。
(ちなみに、M4の砲塔を搭載したChurchillの場合、砲塔の主砲マウント部分をM4のそれに
合わせてアセチレン・バーナーで切断し、M4の砲身を本来のボルト止めを無視して、直接
溶接するというものでした)
元々、2ポンド砲しか載っていない所に、直径の大きな75mm砲砲塔を載っけていますので、
相当無理が生じています。
17ポンド砲は、砲身長が長いので、多分ひっくり返るでしょうね。
#right(){(95:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**WW2で連合軍戦車の損害内訳ではどのようなものだったのでしょうか。
関係資料提供
連合軍戦車損害内訳
まず全域(太平洋・アフリカ等含む)
1)迫撃砲その他 6.0%
2)成型弾 7.5%
3)対敵行動以外 13%
4)地雷 20%
5)砲撃 53.5%
具体的にどの兵器が何に区分されているかは不明
後、戦車及び対戦車砲による連合国戦車の損害率は
1)西欧戦線 50%
2)北アフリカ 80%
3)イタリア 45%
4)太平洋 35%
#right(){(102:13)}
**WW2の戦車の原因別損失内訳を教えて下さい。
>東部戦線のは「クルスクのパンター」にありましたが。
希望と違うとは思うが、関係資料提供
連合軍戦車損害内訳
まず全域(太平洋・アフリカ等含む)
1)迫撃砲その他 6.0%
2)成型弾 7.5%
3)対敵行動以外 13%
4)地雷 20%
5)砲撃 53.5%
具体的にどの兵器が何に区分されているかは不明
後、戦車及び対戦車砲による連合国戦車の損害率は
1)西欧戦線 50%
2)北アフリカ 80%
3)イタリア 45%
4)太平洋 35%
#right(){(102:13)}
**日本の戦車の搭載機銃の先端部が「防弾器」という覆いで囲われてると知ったのですが、他国の戦車の機銃も同様の覆いを被ってましたっけ?
英国の軽戦車Mk.Iにもありますし、フランス戦車やイタリア戦車も
同じように機銃に覆いを付けています。
日本の戦車は、英国のVickers6t、フランスのRenault FT/NC、イタリアのFiat3000Bの
影響を受けていたので、こういう覆いを付けるようになったのではないでしょうか。
#right(){(103:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**WW2の時点でバズーカ砲に耐えられる戦車なんて、あったのでしょうか?
バズーカの弾はHEAT(ノイマン効果を利用した撤甲弾)で
角度によっては弾かれることもあり得る。
タイガー2の正面装甲なら、おそらく貫通不可能。
#right(){(109:480)}
朝鮮戦争時に北朝鮮軍が装備していたT-34/85は韓国軍が装備していた
M2 2.36インチロケットランチャーがまったく貫通しなかった。
#right(){(109:481)}
理由としては火薬の質が低下していたのではないかとの説が有力
#right(){(109:483)}
**WW2で実際に戦車が市街戦をしたことってどのくらいありますか?
数え切れないくらいありますよ。
というより、市街戦が発生し、そこに装甲部隊がいれば、
戦車は真っ先に投入されます。
市街戦が戦車に不向きな地形であるのは間違いないのですが、
戦車の持つ火力=建物にこもる敵に対して有効
防御力=小火器で撃たれても問題なし
機動力=瓦礫の山を乗り越えて進める
これらの能力はやはり貴重なものです。遊ばせておくわけにはいきません。
ただし、味方歩兵の密接な協力が不可欠であり、市街地で孤立した戦車はいい的です。
現代戦では、連日のように市街戦を繰り広げているイスラエル軍が
市街戦に特化した装甲車両を装備しています。調べてみては。
#right(){(111:698)}
**WWⅡの時の戦車迷彩は、何メートル位離れれば見えなくなりますか?
どのような迷彩かによる。
迷彩のメリットとして輪郭を周囲に溶け込ませて測距させにくくする効果もあるので
見えなくなる=迷彩の効果とも違う。
#right(){(113:501)}
**第二次大戦中の戦車は、たとえば砲に榴弾を装填して待機していていきなり敵戦車が出現した時に、
>装填してあった砲弾を出して、あらためて徹甲弾を装填する・・・とかいうことは出来たんでしょうか?
>それとも、装填した砲弾は撃ってしまわないと、次の砲弾は装填できなかったりしたんでしょうか?
機種によっては。
#right(){(113:490)}
この辺は自営業氏が詳しいと思いますが、時間があるとか、弾薬数が心許ない
場合は再装填を行なうでしょう。
しかし、大抵の場合、榴弾でも良いからさっさと撃ち出して、次発を装填した方が
効率が良いでしょうね。
また、小口径なら一人で扱えますから、再装填は簡単でしょうが、大戦後半の
75mm級以上の砲を持つものなら、或程度の威力は見込めますし、装填も面倒
なので、発射してしまうケースも多いかと思います。
#right(){(113:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
眠い人のお勧めに授かりましたのでw
ドイツ戦車の搭載弾薬は榴弾(HE)が7割、徹甲弾(AP)は三割くらいです。
対戦車戦闘よりは歩兵支援が主眼ですね。
問題の榴弾ですが、先に装填してあったら榴弾でも構わず射撃します。
榴弾が命中しただけでも、戦車の中の人は衝撃を食らいます。
一時的に戦闘不能になるでしょう。
タイガー戦車乗りの常識で、敵戦車が200m以内なら榴弾でも貫徹できたと、
記録にはありますね。ただし信管設定は遅発です。
#right(){(113:一等自営業 ◆JYO8gZHKO.)}
>大戦後期のパンターやケーニヒスティーゲルのような明かに設計段階から”対戦車用”の戦車や、
>ヤクトパンテルやヤクトティーゲルのような駆逐戦車もその割合だったのでしょうか?
搭載弾薬の割合は英軍の文献で、イタリー戦線で捕獲した
タイガーE型のが元です。
やはり榴弾のほうが多いと思いますよ。
#right(){(113:一等自営業 ◆JYO8gZHKO.)}
**WW2の戦車戦で戦車って横に走りながら撃つときだけ止まって戦うんですか?
ケースバイケースです
#right(){(115:322)}
基本的に、射撃の時は停止する(でないと、当時の戦車では、命中しずらいからね)
>それとも常に前面装甲を向けながら戦うんですか?
戦車に乗ってる側の希望としてはそう。
でも、そう出来ないケースもしばしばなワケで……
#right(){(115:ベタ藤原 ◆RoMNjfnp0E)}
**戦車って1kmぐらい先で匍匐状態の歩兵を正確に殺すことってできますか?(第二次世界大戦)
歩兵のいる位置が解かっているなら榴弾で一発。
あるいはそのあたりに着弾するように機銃を撃てばよい。
「正確に」というのがどう言う意味を指すのかよく解からないが、まぁ簡単。
#right(){(116:134)}
一応解答しておくと時と天候と地形と視界によって変る。
正確に殺す事ができる『場合』もある。
#right(){(116:135)}
**照準眼鏡って砲の付け根の部分の小さな穴ですか?
タイガーⅠ戦車の場合、防盾にある二つの穴(砲身の右手)が照準眼鏡の穴です。
#image(http://www.achtungpanzer.com/images/tiger_col1.jpg)
#right(){(116:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)}
**第2次世界大戦当時の戦車は、3時間連続運転する度に故障して、修理に6時間かかるっていうのは本当ですか?
どこの国のどの戦車に対しての風刺なのかがわからんと答えられんが
ナチスドイツの重戦車(ティーゲルとかケニヒスティーゲルとか)に対してならホント。
「生卵を敷き詰めて鉄板を載せた上でやるダンス」
「動くだけで壊れるように出来ている存在」
等ドイツ軍重戦車の運用の大変さを語る言葉は多い。
もっとも、そこまで極端でなくとも戦車と言うものは機械的に無理のある存在なので、
大小の差こそあれそういう傾向があり、
「壊れるために動いてる」
のはどれもあまり変わらない。
アメリカの戦車はそういう意味での「壊れにくさ」「直しやすさ」で群を抜いていたらしいが。
#right(){(120:611)}
**昔の戦車は旗で交信していたと聞きますが、一体どんな感じで行っていたのですか?
青い旗を出したら「進め」、赤い旗を出したら「停まれ」
黄色い旗を出したら「警戒せよ」といった風に、旗の色と、青い旗を、
右側に振ったら「右に曲がれ」
赤い旗をぐるぐる廻したら「全周警戒態勢で停車」
旗の振り方で決めていた。
WW2初期の戦車には、砲塔上面や車長用ハッチに「信号旗用小ハッチ」がついてるものがあったり。
#right(){(123:944)}
>それだと戦闘中は不味くないですか?
不味いよだからドイツ軍は無線を使ったの。
#right(){(123:946)}
**ここのサイトのM3軽戦車の貫通力の部分って正確ですか?
>http://www.luzinde.com/meisaku/tanks/chi-ha.html
>37mmなのに九七式改の47mmよりも貫通力が高くなっているのですが、そんなもんなのでしょうか?
そんなものだと思うぞ。
3.7cm砲L50(垂直装甲板に対する貫通力)
射程距離 25 100 250 500 750 1000 1500
APC 63 58 54 46 33 31 16
APCR 98 89 78 57 35 13
垂直から30度傾斜した装甲板に対する貫通力
APC 54 50 47 40 29 27 13
APCR 85 77 67 49 31 11
そのサイトに日本の47mmもあるぞ。
ttp://gva.freeweb.hu/weapons/japan_guns3.html
米の37mmが457m、30度で53mmの貫通に対して、日本の47mmは同じ条件で51mmとなってる。
被帽のあるなしで、初速は似たようなものでも弾着速度が変わってくるんだろうな。
#right(){(472:63)}
**現役の戦車で最古参は何でしょうか。どこが運用していますか。
>また、T-34とM4が現役に就いている国(組織)はどこでしょうか。何台くらいあるのでしょう?ご存じの方、ぜひお教えください。
確かユーゴスラヴィアで
T-34/85が稼動している所をテレビで見た。
50輌現役とか
#right(){(11:307)}
最古参は、M24軽戦車とT34/85中戦車でしょうね。(ともに1943年)
三年前の記憶ですが、M24はどこかで近代化改修をしていたかと。
(うろ覚え、フォローよろしく)
T34/85は共産圏諸国では予備役として長期保管の対象になっていましたから、
アルバニアとかの貧乏な旧共産圏諸国ではまだ現役かもしれません。
流石に、最近ではT54/55といったものが出回っていますが…。
M4はイスラエルで近代化改修型が近年まで現役でしたが、老朽化によって退役
したはず、南米もかなり退役していて、あとはパラグアイかボリビアかウルグアイ
辺りで予備兵器として使用されていたかな、と言うくらいです。
#right(){(11:名無しさん@眠い人 ◆ikaJHtf2)}
**第2時世界大戦の頃の戦車で戦車の照準器は片目で覗くのですか?それとも両目?
パンター、タイガー1、タイガー2(ウ゛ェグマン砲塔、俗にポルシェ砲塔とも言われている物)の初期~中期を除けば単眼です。
双眼タイプはまんま双眼鏡的に視界が広いだけでステレオ式ではありません。
双眼式の欠点は砲塔前面の開口部が増えて防御力が落ちる。
左右幅など、アジャストできないとかえって使いにくい等。
#right(){(51:430)}
**WW2の戦車戦って常に動きながら戦うんですか?
当時の戦車砲は動きながらでは当たりません。
#right(){(111:260)}
走る→止まる→狙う&射撃→走る
の繰り返し。
#right(){(111:261)}
ソ連軍戦車は突撃のときは、走りながら発砲します。
当たらないので景気付けと思いますが、走りながらの砲弾の装填は大変ですな。
#right(){(111:一等自営業 ◆JYO8gZHKO.)}
**イギリスはなぜ戦車の事を「巡航戦車」と呼んでたのですか?
まあ、第1次世界大戦の戦訓から出来た発想です。
歩兵と一緒に塹壕を突破するのが歩兵戦車。 その後、高速で逃げ惑う敵を追撃して後方で
敵戦力が再編されるのを防いだり、塹壕の後方にある敵の要所を素早く制圧するのが巡航戦車です。
その前の時代、各国とも世界恐慌で機甲戦力の運用法の研究がストップ。(ソ連も大粛清)
で、各国ともかなり珍妙な運用法を考えている。
で、イギリスの運用思想はアメリカの次くらいに変だが、実は第二次世界大戦の開戦前、
重装甲の巡航戦車を作れば非常に具合が良いと気付いて「重巡航戦車」と言うのを構想する。
構想どおり完成していれば、歩兵戦車との二本立てはやめたかも知れないが。
・金が無くてなかなか着手できなかった。
・メーカーに対して、防御性能は垂直鋼板を基準に指定していたが、傾斜装甲を採用していれば
要求仕様より薄板を採用してよいと許可していた。
メーカーとしては、なるべく軽くした方が機動性の要求を満たしやすいので、どんどん傾斜
装甲の薄板を採用し、試験中、軍が「これじゃ駄目」と思った時にはドイツとの開戦間近で
設計変更してられ無かった。
・強力なエンジンが必要なので、航空機用のマーリンをベースに無過給・耐久性向上をはかった
ミーティアエンジンの開発に入ったが、航空用の引き合いで開発が進まず、なかなか良い
エンジンが手に入らなかった。
と言った具合で、実はクルセイダーなども重巡航戦車として開発したんだけど。
一応、世間的に重巡航戦車らしく出来上がっているのはセンチュリオンから。
(アフリカの戦訓でかなり重装甲になっているが、昔カスミンがほざいていたように、歩兵戦車と
巡航戦車を統合したのではなく、戦前からあった重巡航戦車の構想に沿って作っている。)
ちなみにイギリスは戦後は中戦車を砲戦車、重戦車を重砲戦車と呼んでおり、これまた戦車の分類
は独自路線を走っている。 (日本の戦中の砲戦車とは意味合いが違う。)
#right(){(557:221)}
**第二次世界大戦の戦車は移動用の履帯と戦闘用の履帯を使い分けてたのはなぜでしょうか?
使い分けてたのは、ドイツのタイガー戦車くらい。
理由は、鉄道で運ぶのにトンネルを通過できないので、一番外側の転輪と
2番目の転輪をはずしてさらにフェンダーをはずし輸送用の履帯をはめた。
#right(){(560:808)}
**レアメタルをふんだんに使えた連合軍の戦車はタングステン弾芯の徹甲弾も一台あたり何発も使えたのでしょうか?
「スープアップ」と呼ばれたM4シャーマン用のM93HVAPは1輌あたりの割り当てが
5発かそこらだったはずですよ。
T34-85の場合…。
85mm砲の弾薬定数は55発ですが、その内訳は榴弾36発、徹甲弾(APHEもしくはAPBC)14発、
BR-365P(HVAP)5発となっています。HVAPの搭載は1944年2月から始まってます。
イタリア戦車はさすがにちょっと…(^^;
#right(){(339:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)}
**騎兵戦車とはどういう物ですか?
>イギリスで言う巡航戦車の仏的呼称程度の存在?
騎兵科が装備するのが騎兵戦車。
結果的に、機動性重視の設計傾向はあるが、
イギリスの歩兵戦車・巡航戦車みたいな体系的な相互補完というよりは、
セクショナリズムの産物。運用する兵科の違いが背景にある。
#right(){(588:816)}
**第二次大戦中、よく戦車を埋めて固定砲台として使ったという話がありますが、実際、撃つ場合は乗員はどこから乗り降りしたんでしょうか?
戦車を埋めたのではなく、バンカーを構築してそこにスタックさせて使ったのです
これは戦車砲を野砲とし防御陣地を構築する戦術で、駆逐戦車の正面装甲を最大限生かす方策でもありました
バンカー後方は脱出の為スロープに成っていて陣地を放棄する際に後退しやすくしています。
#right(){(329:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s )}
**WW2のころは指揮官用の戦車ってあったじゃないですか
>ダミー砲を付けたやつ
>でもM1指揮官型って見たことないんですがなくなったんですか?
M1戦車に指揮戦車型はありません。一応、大隊本部向けにも通常の戦車が
大隊長車と副長車として用意されています。
そもそもM1は戦車としては各種の改良が加えられてきているんだけども
(105mm砲型、120mm砲型、ネットワーク対応型、都市戦対応型などなどあり)、
戦車以外への転用としては海兵隊が作った地雷原処理戦車しかありません。
架橋戦車や工兵作業装甲車も一応開発はしてたのだけど制式化して本格生産するには
至らなかったようです。
そもそも指揮戦車というのは部隊の指揮や後方との連絡のために高性能で大型の通信機を積む必要から主砲をおろしたり搭載弾薬を少なくしたもの。
第二次大戦後にトランジスタが実用化されて通信機が小型化したためにわざわざ専用の戦車を作る必要がなくなった。
#right(){(614:745,746)}
**ソ連軍は大戦中、他の連合軍の戦車を使用していたそうですが評判はいかがなものだったのでしょうか
「・・・操縦の訓練と戦術教習にはT-26とBT-7が使われたが、射撃訓練の方は実戦用の戦車から行なった
私たちの場合、まずはマティルダとヴァレンタイン、その後はT-34で射撃の訓練を続けた
正直なところ、私たちはみんな外国の戦車に回されることを恐れていた
マティルダもヴァレンタインもシャーマンも、みな棺桶のようだ
これらの戦車の装甲は柔軟なので
砲弾が命中した時に装甲の破片が飛び散らないというような利点もあったが※
実際のところは、一方で操縦手の席が孤立しているという問題があった
もしも砲塔が旋回している時に戦車がやられると、操縦手はもう脱出できなかった
やはり我が国の戦車が一番だ。T-34は本当にいい戦車だった」
※T-34は命中弾が貫通しなくても、衝撃で装甲が剥がれ
それが乗員に刺さり死傷するケースが多かった
戦車長アレクサンドル・ブルツェフの回想より
・・・一部将校によるプロパガンダもあったが
事実、T-34は連合諸国の戦車より多くの点で優れており
赤軍戦車兵は、旧式な軽戦車に乗せられることより
M4などに乗せられることを、恐れることがあった
無論、大戦初期では整備不良なども多く、M4などは重宝されたが、すぐに需要は皆無となった
つまり、評判は悪い
#right(){(318:名無し上級大将 ◆80fYLf0UTM)}
**ソ連戦車は故障率高かったのですか?
T-34などソ連戦車は故障多いぞ。レンドリースされたバレンタインやM4シャーマンの故障の少なさに感心してる程。
原因である工作精度の低さについては、アメリカに譲渡されアバディーンで調査されたT-34のレポートに詳しい。
ゆえに「故障しにくい」じゃなくて「単純なんで壊れても直しやすい」ってのが正解。
#right(){(650:642)}
**WWⅡ終盤には120mm砲をすでに装備、また17cmといった現代の主力戦車を遥かに上回る口径の砲を持った戦車がやたらと開発されていますが
>(JS3、マウス、M103など)これが終わると、とたんに戦車砲の口径が低下しています。
>これには何があったのでしょうか?
100mm以上の戦車砲は、当時の野砲や艦載砲を無理矢理搭載したもので
戦車砲としては大きく嵩張る欠点がありました、従って戦車の装備としては主流たりえず
戦車砲としては90mm砲が正式な戦後第一世代の主流になったのです
またこれら急造戦車は実質的に対戦車戦闘に特化したもので戦車としては亜流です。
#right(){(296:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**プライベートライアンで拳銃で戦車を破壊してた?ようなのですが、なぜあの戦車は壊れたのですか?
あの当時のドイツ戦車は空冷エンジンの吸気口に異物が飛び込むと
故障することが多かった。特に銃弾などが間違って入り込むと、
エンジンが即座に過加熱し、弾薬庫に引火、爆発することがあった。
もちろんその防止のために金属製のネットは張られていたが、
エンジンの効率が落ちるために実戦ではそれを外す戦車兵が多かった。
なにしろ、マッチ箱ほどのスペースを狙撃できるヤツなどほとんどいないから。
映画のあれは「キーホール」と呼ばれていたその部分に一発入ったんだろうね。
ちなみにこの現象を連合兵士は「ドアノッカー」と呼んでいた。
↑きちんと映画見て発言してます?
あのtigerが撃破された原因はミラー大尉が拳銃を撃ったのと同時に上空のP-51Dが撃破したから、そう見えただけです。
#right(){(296:901)}
**日本の戦車の搭載機銃の「防弾器」ですが、他国の戦車の機銃もこんな覆いを被ってましたっけ?
英国の軽戦車Mk.Iにもありますし、フランス戦車やイタリア戦車も同じように機銃に
覆いを付けています。
日本の戦車は、英国のVickers6t、フランスのRenault FT/NC、イタリアのFiat3000B
の影響を受けていたので、こういう覆いを付けるようになったのではないでしょうか。
#right(){(103:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**WW2戦車は装填した砲弾は撃ってしまわないと、次の砲弾は装填できなかったりしたんでしょうか?
>榴弾を装填して待機していて、いきなり敵戦車が出現したりしたら、徹甲弾に装填しなおしたんでしょうか?
ドイツ戦車の搭載弾薬は榴弾(HE)が7割、徹甲弾(AP)は3割くらいです。
対戦車戦闘よりは歩兵支援が主眼ですね。
問題の榴弾ですが、先に装填してあったら榴弾でも構わず射撃します。
榴弾が命中しただけでも、戦車の中の人は衝撃を食らいます。一時的に
戦闘不能になるでしょう。
タイガー戦車乗りの常識で、敵戦車が200m以内なら榴弾でも
貫徹できたと、記録にはありますね。ただし信管設定は遅発です。
#right(){(113:一等自営業 ◆JYO8gZHKO.)}
**クリスティーサスペンションはキャタピラを切られてもなんとか走行できるのに、なんで廃れたんですか?
アレはな
戦場では切りかえれないシロモノなの
実際に戦車が行動する不正地なんかでは装輪状態ではまともに機動できない
実はただの後輪駆動でしかもフロントだけの操舵でフツーの自動車にちかいシステム
なので整備された道路では高速だが戦場となる大半の場所では並の装甲車以下
さらにだ
車外での作業をしないと切り替え出来ないのでキャタピラ切れたらその時点では実は走れない
#right(){(俺初質スレ2050:597)}
**ソ連にレンドリースされた米英戦車は、ソ連のより光学照準器は優れていたと思うのですが、戦車兵達には評判がよかったんでしょうか?
思い込みでものを言わないように。当時のソ連の光学照準器は、米英のものより高性能だ
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/5870/statiya1.2.html
>照準器:
>世界で最も優秀、というのが共通の見解。現存の(すなわちその存在を知られている)、あるいはアメリカで開発中のあらゆる照準器とは比べ物にならないほど優れている。
#right(){(俺初質スレ30501:23)}
ドイツの照準器の方が優秀だったのは事実
これは、1942年にアメリカに送られたT-34を米軍が調査したレポートの抜粋で、
この時点では米軍は独戦車を入手していないので、評価の対象になってない
ガラスに気泡が入っていたりしたのは、大戦前半の話で、後半は品質も向上した
#right(){(俺初質スレ30501:25)}
**ファイやフライや1式砲戦車の車体機関銃がないのは、砲弾をそこに置くためなの?
ファイアフライはそのとおり、車内弾薬庫スペース確保のため
一式砲戦車は、前面増加装甲板を付けたため、機銃口が塞がれた
#right(){(俺初質スレ50505:798)}
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2024-03-18T18:09:19+09:00
1710752959
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旧式銃
https://w.atwiki.jp/army2ch/pages/171.html
#CONTENTS
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**日本の一般的な兵隊が持つ小銃はボルトアクション式なのでしょうか。
旧軍の小銃はボルトアクション式です。システムは19世紀のモーゼル銃を参考に製造しました。
最初は村田式小銃が最初だったと思います。
#right(){(くだらない質問はここに書け!:一等自営業)}
日本のと言うより、当時の歩兵の持つ小銃はどこの国のもボルトアクションという、一発撃つたびに
手動で弾を装填するタイプのものでした。ドイツ、イタリアイギリスしかりです。
#right(){(くだらない質問はここに書け!:709)}
**昔の火縄銃というのはどのくらいの威力があったんでしょうか?
有効射程はさほどでもなかった。
当時の教本には「相手の白目が見えてから撃て」とまで書かれてるくらい
(新兵はついつい早撃ちしすぎるというのは今でも一緒だが)。
だが威力のほうはけっこうあった。
前線で戦う人間向けの、皮革や薄い鉄板で出来た鎧では防御は不可能。
資料館あたりをきっちり回って調べてみれば、
ぽっかり貫通孔があいた鎧なんかはすぐに見つかる。
もちろん防御法がなかったわけではなく、竹束とかいろいろテはあった。
徳川家康なんかは流れ弾を恐れてのことか、「対火縄銃用鎧」なんてのを作らせてる。
50発以上の火縄銃射撃に耐えた、とか。
まあ、そんなの着てたらいくら運動神経万能で鳴らした家康でも動けなかっただろうけど。
#right(){(17:947)}
**戊辰戦争で使用されたガトリングガンは戦後どうなったのですか
人道上認められない兵器として非難されましたが、南北戦争で北軍が採用しました。
リッチモンド攻略戦でその真価が発揮され、戦後こぞって各国が買い集め、英国、
ロシア、清朝でも採用されて、清朝では国産化まで行われています。
戊辰戦争のガトリング砲は、長岡藩が採用しましたが、破壊されたはずです。
明治に入って、明治7年4月に北海道開拓使がアメリカにガトリング機関砲二門を
購入し、8月にはグラント大統領から皇室に一門が献上されています。
これは、明治天皇に浜離宮で天覧に供され、天皇は射撃まで見学されたそうです。
暫くガトリングは鳴りを潜めますが、明治18年5月に陸軍が試験用に一門購入し、
日清戦争で清国軍より多数のガトリング機関砲を鹵獲して、陸軍ではこれを要塞
臨時防御用に使用したこともありましたが、既に兵器としては旧式化しており、間もなく退役したようです。
#right(){(20:眠い人 ◆ikaJHtf2)}
**江戸時代の銃で、ドンドル式連発銃ってあるのですが、具体的にどういう仕組みの銃なんですか?
ドンドル銃とは、火縄銃や火打銃と違って、現在の銃の様に引き金で雷管を打つ銃だそうです。
#right(){(26:112)}
**幕末、人気があったというミニエー銃について教えてください。
ミニエー銃はミニエー大尉が考案した「ミニエー弾」を使う銃の総称で、
銃自体もオランダ製、アメリカ製、イギリス製などがありました。
慶応2年以後はアメリカ製の比率が高くなります。
オランダ製の口径は16ミリで四条のライフル。アメリカ製は14.5ミリで三条のライフルを有していました。
スナイドル銃やアルビニー銃はそのミニエー銃を後装式に改造したもので、後装ミニエー銃とも呼ばれます。
戊辰戦争では両陣営で使用されましたが、佐幕派は前装式、討幕派は後装式が主力となりました。
蛇足ながら、ゲベール銃のゲベールは元々オランダ語の「小銃」という意味でしたが、
何故か誤って伝えられ、洋式の銃をゲベール銃と総称するようになりました。
#right(){(27:眠い人 ◆ikaJHtf2)}
**火縄銃(戦国時代)の威力ってどれほどだったんでしょう。
実験では19世紀初頭の標準的な火縄銃で、有効射程は50~100メートル。
貫通力は3~4ミリの鉄板を貫通するくらいとありました。
ただ、有効射程に関しては色々な口径やら火薬量によってもが違いがあるので一概には言えません。
あくまでも標準的なものとお考え下さい。
#right(){(27:眠い人 ◆ikaJHtf2)}
**マスケット銃と火縄銃て、同じ物なんですか?
正確であり、間違いでもあるにゃ。
火縄銃は火縄式の点火機構を持つ銃の総称。
マスケット銃は元は城塞防衛用の大型の銃器で、
そこから転じてピストルより大きい銃床付きの銃の総称になったにゃ。
#right(){(29:艤装官にゃ。◆Bzr3neko)}
**一応村田銃が三八の元になったのでは?
ちゃいます。
三八式は三十年式小銃がベースですが、これはモーゼルGew88小銃を参考に有坂中佐が開発したもの。
装弾機構やボルト形状が違うので元とはいえないです。
#right(){(31:923)}
**元が威嚇用に鉄はう(?)ってのを使ってたけど、世界初の火縄銃は何世紀頃にどこの国で造られたんですか?
至正11年(1351年)の銘がある銅の筒が発見されとります。
竹製の筒(射程4m)はもうすこし前からあったようです。
竹製の方はおもちゃの打ち上げ花火を水平に撃つようなモノでしょう。
#right(){(32:730)}
現存している最古といわれる銅銃には、明の洪武五年(1372)在銘の手銃や
北ドイツのタンネンベルク銃筒(1399)などがあります。
これらは銃筒上部の火皿に手で火をあてがい着火する物でした。
火縄による撃発装置が組み込まれた銃のはっきりした発明者や場所はわかりませんが、
1450~70年のあたりのようです。
これらは北欧ではマスケット、南欧ではアルケビュースと呼ばれました。
ちなみにホイールロック式(100円ライターみたいな着火方式)の銃は
1515年ドイツのニュールンベルグで、フリントロック式は
1648年にフランスで発明されたと言われています。
#right(){(32:名無し軍曹)}
**ゲベール銃とはどんな銃なのでしょうか?
火縄銃の発射装置を火打石式にしたものですね。
火縄銃とくらべて、雨天時の射撃性能は向上したようですが、それ以外は火縄銃と同じく先込め式のため連射性に難があり、
ライフリングもないため命中精度でも優位に立てるものではなかったと記憶しております。
火縄銃の火縄を火打ち石に変えただけのもので、当時においても
まったく新兵器ではなく、輸出したヨーロッパでは30年前にすでに使用されなくなっていました。
射程距離、命中精度も火縄銃と同等です。
ゲベール銃。ふつうは、フリントロック式からコンバートされて、
パーカッションになってるオランダ・フランスの前装式の滑腔小銃の総称。
固有名詞じゃないよ。オランダ語の「小銃」が、ゲーベル。
前装式の滑腔銃は、日本ではゲーベルと呼ばれた。
フリントロック式からのコンバートは、簡単だからほとんどが改造されている。
いまは、フリント式のゲーベル銃の方が少ないので、買うんだったらこっちの方が高い。
#right(){(32:ちゃぎ,183,202)}
**戦国時代に使用されていた火縄銃は、M16やAK74などのライフルよりも一発の威力は上であると聞きましたが、本当ですか?
そんなことはないと思うけどなぁ。
ちょっと調べたがAk47の場合
初速=2400 fps 初活力=1598 ft. lbs
火縄銃のデータはないんで代わりに現代の.50口径前装ライフル、
黒色火薬系を使った時のデータで
初速=1399 fps 初活力=778 ft. lbs
なんて出てる。戦国時代の銃がこれより上というのは有り得ないだろう。
#right(){(42:873)}
たぶん、威力とは人間に対するストッピングパワーの
ことを言っているんだろう。それなら、部分的には当たってる。
鉛むきだしで貫通力が弱い火縄銃弾は、体を撃ち抜けてしまうことがない。
だから弾の持つエネルギーがすべて人体に向けられる。
しかし、それはかなりの至近距離での話。
火縄銃といっても口径がピンキリ。
1分玉の4ミリ弱から、中筒の上限25匁玉=25ミリ強
まである。それより大口径は大筒になる。
戦国時代もっとも一般的に用いられたのは口径10ミリから16ミリ
くらい。初速が遅いとしても、ストッピングパワーは結構なものになるだろう。
それでも高初速・高精度の現代の銃にはとうていかなわないし、
貫通力は比較にならない。
資料がちょっと手元にないのだが、おおよその目安として
火縄銃は現代の同口径のピストル弾よりもやや劣るくらいの威力
かな。30mで鉄板2~3ミリ貫通がやっと。
距離が倍なら威力も精度も4分の1くらいに落ちる。
現代の銃はそんなに落ちないよ。
そもそも、火縄銃はその構造上銃身の精度を上げることが
できない。さきっちょからポトン、と玉を落とし込まないといけないのだから、
玉の直径と銃身の口径に差が大きい。これでは精度が出しようがない。
人間大の目標に当てるには、50mでめいっぱい。
#right(){(42:874)}
**1860年登場の七連発銃・スペンサー銃は金属薬莢を用いていたのでしょうか。
スペンサー銃はリムファイア方式のスペンサー弾と呼ばれる金属薬莢です。
#right(){(48:名無し軍曹)}
**前装銃時代後期の短銃は、小銃と同じ口径の弾を使ったりしていたのでしょうか?
いつ頃のこと聞きたいのかわかんないけど、
南北戦争だと小銃(マスケット)で.58口径とか。
拳銃は.36口径とか.44口径とかそんな具合。
装薬の量はもちろん加減します。ていうか
紙で弾と火薬を包んだ一種の薬莢みたいの使ったり、
フラスコ(火薬いれ)から入れる場合は、適正量だけ
出てくる仕掛けがありました。
#right(){(50:939)}
**火縄銃だと、どのあたりが決定的に不利なのでしょうか。
火縄の扱いが、非常に面倒です。
雨が降ったら、湿気ったら、そして燃やしつづけること、その補充をすること。
#right(){(53:368)}
**バルカン砲って19世紀から似たような武器はあって、徳川幕府が輸入したって話を聞いたことがあるけど
上越戦争で、長岡藩が使った手回し式多銃身銃はガトリング銃です。
本来なら、M61シリーズしか、バルカン砲ではありません。
プラモデルやホチキス(日本では別の意味ですが)、セロテープや
ウォークマンと同様です。
#right(){(59:288)}
**ナンブ○○式という銃があるというのは事実ですか?
おそらく旧日本軍の南部14式拳銃の事じゃないかな
南部中将は日本の銃器設計のパイオニアで、
旧軍銃器には彼が携わったものが多い。
#right(){(61:機甲自転車 ◆Pasc.VafDc)}
**昔の西部劇とかナポレオン時代の、黒色火薬を使った銃で発射された弾丸の初速が音速を超えることってあるんでしょうか?
別にライフリングと銃口初速は関係ありません。
それと黒色火薬の時代でも拳銃程度で音速に達するものもありました。
19世紀後半のある程度のサイズの拳銃、ライフルでは音速を
越えるのは(火薬の量にもよりますが)別に困難ではありません。
つまり、例が多すぎていちいち挙げられません
補足すると、ライフリングは場合によっては銃口初速を低下させます。
ただし時代が古いほど火薬の精度も悪いので、スムースボア時代の
銃口初速が音速になっていたかどうかは不明です。
#right(){(61:769-770)}
「火器の誕生とヨーロッパの戦争」(平凡社)という本によると、
オーストリア陸軍が行ったテストで、ステアーAUGの初速が秒速835m、グロックが秒速360m
だったのに対し、16-18世紀の銃の平均初速は秒速454mだそうです。
また全ての銃の初速は音速を越えていたそうです。
#right(){(61:773)}
**初期の後装銃に使われていた紙薬莢のような、弾丸と装薬と雷管が一体化された紙包みを前装銃に銃口から装填して発射することは可能だったのでしょうか?
>(包みには燃焼紙を使用して)
>また前装銃は、一発撃つごとに銃身内を清掃しなければならなかったのですか?
詳しい人が書かれると思いますが、ゲベール銃など、
初期の前装銃では、火薬の紙包みと弾丸を銃口から落として、発射して
います。
早合が使用されたかどうかは定かではありません。
当然、燃えかすが残りますので、銃身内の清掃は必要になります。
ゲベール銃も初期の頃は、銃身が長くそう言う行動は立たないと出来な
かったのですが、後期には銃身を詰めたものや騎兵銃が出回ったので、
伏せたままその作業が出来る様になっています。
#right(){(62:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
>清掃はどのように行われていたのでしょうか?
厳密には短い銃身のほうが早くなるはずですが
目立った差ではない上にそんな数字を計測する事例もあまりないので
分かりません。
この時代の銃ではほんの僅かに早くてもあまりメリットのうちではないですし。
前装銃で発射毎に掃除するには、当時使っていた黒色火薬では煤が銃身内にこびりつくためです。
なお、掃除は一発毎でなくともある程度は何とかなりました。
当時雷管は発明されていないので紙薬莢は存在し得ません。
#right(){(62:730)}
**モーゼルタイプのハンドガンって何故現代でも普及しないのかな?
モーゼルミリタリーの事であれば、極端にフロントヘビーなバランスのため
撃ちにくいので有名だったはずです。ライフルやSMGのような両手持ち
の火器であれば問題ないでしょうが。
#right(){(70:system)}
「かさばって無駄だから」の一語に尽きます。
#right(){(70:190)}
フルオートの拳銃はコントローラブルでないので3点バーストが
普及したわけですし。グロックぐらいじゃないですか、フルオートで
当てられるのって。それにしても、実用価値があるかは疑問。
#right(){(70:system)}
**雷管キャップを使用するパーカッションロックの前装銃で、この雷管キャップを装填する銃身の外の部位は何と言うのでしょうか?
雷管をつけるのは火門座と言います。
前装銃を装填したまま持ち歩くかどうかは状況によりますが、
普通は装填せずに持ち歩きます。
当時の戦争のスタイルではそういうものなのです。
当然即応性はありません。
#right(){(70:227)}
>では、もし前装銃に装填して行軍していた場合があったとして、
>結局発砲する機会がないまま一日の行軍を終えたりした場合は、どうやって古い弾薬を排除するのでしょう。
装填する時は戦闘するときなのでそうはないと思いますが、確か銃の筒の後部
はネジ状で外れたはず。それを外して掃除したのではないでしょうか?かなり大変でしょうが。
>また、野営地の歩哨なども装填していなかったのでしょうか?
ウーム多分2時間ぐらいの歩哨なら装填していたでしょうね。
だって、装填してなきゃ銃もってる意味ないし。
それとフリードリヒ大王は1712年~1786年
江戸時代末期とは時代が違いますよ。
プロシアのフリードリヒ大王は鉄の規律の軍隊を目指しました。
歩兵第1線は3列の小銃兵の横隊で、1分に5発も発射できました。
よーするに訓練しだい。
またこの時代はまだ白兵戦が主だったので伏せでの射撃はしませんでした。
後に後部装填式やマキシム機関銃(1884年)が出来てからは白兵戦
は減ったようです。
#right(){(70:246)}
**カルビン銃とはどの様な銃ですか?現在も使用されているのですか?
カービン銃のこと。元は騎兵銃とも言う、通常の歩兵のもつものより短いライフルを指した。
今は騎兵が使うわけではないが、通常のものをコンパクトにしたアサルトライフルの呼称
として名前は残っている。
#right(){(71:337)}
名前だけ残ってると考えるのが妥当。
流石に使用はしないだろ。
#right(){(71:中央軍事委員会主席 ◆aCtWpa.lF.)}
**ガトリングがあったのは、河井継之助の長岡藩?
河井継之助は敗走する際に会津藩領の塩沢まで撤退し破傷風を併発して死
亡してるので、持ち込まれてたかも。
でも、長岡戦争以外で使ったって記録聞いたこと無いんだよなぁ、幕府軍側のガトリング砲。
#right(){(75:237)}
**フランスがFA-MASの前に使ってた銃ってなんですか?
MAS Mle. 1949/56ライフルです。
使用弾薬は7.5x54 mm、装弾数は箱型弾倉に10発。
ガスオペレーションのオートマチック・ライフルです。
#right(){(77:名無し軍曹)}
>これって米軍で言ったら70年代末までガランドを主力小銃として使ってたってことじゃ?
装弾数はともかく
セミオートオンリーライフルを同時代まで使ってた軍隊は
少なくないよ。英国とかもそうだった。
#right(){(77:405)}
**どうして日本の旧陸軍は自動小銃を開発、装備しなかったのですか?
自動小銃をまともに配備しようとしていたのは米国だけです。
その米国ですら、第二次大戦初期の頃は、M1903と言うボルト・アクションのRifleを
装備しています。
日本の場合は、弾丸の製造能力が低かったり(これは他のものにも言えますが)、
部品の精度が甘かったりしたので、なかなか実用品の自動小銃を作ることは出来ませんでした。
#right(){(81:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
あと大量に弾丸を消費するという点が嫌われた(当時の日本は貧乏だったので)のと
ストックのあった小銃用弾丸が使えなくなるという危惧があったため、自動小銃
の開発に消極的だった、とものの本にありました
#right(){(81:56)}
追加
戦場でも小銃発射後には、空薬莢は即回収します。
兵は薬莢をポケットに収納するんですね。習慣的に・・・
これは現在の自衛隊と同じですな。
次の戦争でも負けるねw
#right(){(81:一等自営業 ◆JYO8gZHKO.)}
当時の定義で自動小銃はサブマシンガンあたりを指す用語なので、38式なんかと比較されましても。
少数ながらサブマシンガンは開発・採用・製造がされてなどと釣られてみる。
#right(){(81:54)}
日本は決して自動小銃の開発を怠っていた訳ではないことは覚えておいてくれ。
あまり知られていないが日本軍はかなりの種類の自動小銃を試作してる。
慣れてない分野だったからフルコピーも多いがそこそこ頑張ってる。
#right(){(81:94)}
機関短銃なら実際に100式が使われたよね。一回きりだけど・・・
#right(){(81:95)}
**エンフィールド銃を現役で(もちろん戦闘用に)使われている所は他にあるのでしょうか?
エンフィールド小銃は現在、正式に採用されている国はありませんが、
その信頼性の高さから旧イギリス植民地あたりのゲリラが結構使っています。
ミャンマーのカレン民族や、アフガニスタンでも使われていますね。
#right(){(82:653)}
**鉄砲の類(火薬で弾を飛ばすもの)の起源について知ってる方いますか?
無名の中国人だと思われ
#right(){(83:699)}
火薬でタマを飛ばす火器の発明は14世紀ヨーロッパ。
発明者の名前は残っていません。当時の資料に火器の存在が見えるのみです。
#right(){(83:700)}
699かアラビア人。
一応文献に出て来るのは1300年頃のアラビア人が木筒製の銃つくってるのが最古。
現存する世界最古の銃(金属製の筒型火器)は、14世紀中頃の中国の青銅製の手把鋼銃だそうな。
#right(){(83:706)}
ヨーロッパでの話だが、1327年に作られた写本に大砲の原形のようなものが描かれている。
壷のようなものを横にしたモノの口に矢が刺さっている。
その壷上部の切り込みに点火しようとする人。
というイラストです。
この辺りがヨーロッパで大砲が使われ始めた頃でしょう。
最初に考案した人を特定した記述は見た事がありません。
というわけで不明。
ただ、中国では火薬が祭礼と密接に結びついており、漢の頃から火薬を日常的に使用し始めたと言います。
ですが、どこで大砲が発明されたかというのは、ほとんどの軍事史研究者が曖昧にしか提示していません。
#right(){(83:707)}
1242年に英国のRodger Baconという人が書き残した書類に、火薬の配合
割合が書かれていたそうです。
1300年頃には前装砲が普及の段階にあり、1326年にカノン砲の最古の絵
図が描かれています。
記録に残る実戦では、1346年の英国はクレシーの戦いでカノン砲が使用
されました。
1364年にペルシャとイタリアにおいて、手で保持する小火器の存在を示す
古文書が発見されています。
小火器に関しては、1400年に南シュレスウィッヒで出土した総鉄製手砲とか
があります。これは、
鉤の先端に火薬と弾薬を入れる砲部がありました。
拳銃に類するのは、15世紀中頃の欧州で、銃身が鉄製、銃床が木製の4銃身
手砲が最初かと思います。
#right(){(83:眠い人 ◆ikaJHtf2)}
**ウィンチェスターライフル、という銃がありますが、あれの弾はリボルバーの弾と同じなんでしょうか?
ウィンチェスターのレバー・アクションライフルでも、例えばウィンチェスターM73は
コルト・ピースメーカーと同じ44-40弾が使用できました。
その後登場したウィンチェスターM94がライフル用の.30-30弾を使用するようになっています。
#right(){(88:746)}
**ノルデンフェルト機銃について知りたいのですが、良い資料があったらお教えください。
ジョンエリス著 「機関銃の社会史」に載ってるって。
私は読んでない
#right(){(90:機甲自転車 ◆bNp1aYDlSU)}
初期の機関銃は、射手がクランクを回すもので、似たようなのが何種類も
あるんですよ。
クランク式で今でも生き残っているのはガトリング砲だけですが。
#right(){(90:904)}
多銃身機関砲の元祖なら、普仏戦争でフランス軍が使用してたはず
砲兵として分類していたため、まったく役立たずだったらしいが
#right(){(90:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
Nordenfeltの機関砲は実用レベルでは1インチ口径、4砲身のものまで
発展したようで、200kgの自重で200rpmの発射速度を持ち、100mの射距離で
2cmの鋼板を貫通したようです。
Nordenfelt自体はHotchkissとならんで、ガトリングと異なる単砲身機関砲の
ひとつの始祖であったわけです。同様の系列にアメリカのGardnerが顔を出します。
スウェーデンのNordenfelt(発明者はPalmcrantz、パトロンの銀行家の名前が
付けられています)は実用された手動機関砲の最後のものであったと言われています。
#right(){(90:system)}
**確か38式・44式騎兵銃も輜重兵・砲兵に配備されてなかった?
輜重兵・砲兵に加えて、機械化兵(戦車、自動車等)も装備は騎銃。
#right(){(93:333)}
**旧軍の兵器を扱った本を読んでると「日本の銃は命数を向上するために内腔をクロム処理していた」って記述があったんですけど
>1.クロム処理すると銃身の命数は上がるんでしょうか?
>2.クロム処理していたのは日本軍だけなんでしょうか?
>3.消耗品である軍用銃の命数を向上して効果があったのでしょうか?
1 上がります。
2 たいていの国ではやっていましたし、今でもやっています。
3 機関銃などでは、数回の戦闘で銃身をすり減らしてしまうことも
珍しくありません。命数の向上は大きな効果があります。
#right(){(93:340)}
**「九九式短小銃」を三八式と同じように「騎兵銃」と呼ばないのは、九九式短小銃が制式採用されたから、と聞きましたが本当ですか?
試作段階では、三八式歩兵銃とほぼ同じ長さの、「九九式小銃」と、全長&
銃身長を短くした「九九式短小銃」があった。
三八式の歩兵銃と騎銃の二重装備をやめるため、馬上で携行&操作しても邪
魔にならない、短小銃の方が正式採用された。
普通、九九式小銃といった場合は、短小銃の方を指す。
#right(){(93:331)}
九九式短小銃を開発した際に騎兵以外にも輜重兵・砲兵にも同じ短小銃の
配備を行なうために騎兵銃というカテゴリーを廃止したためのようです。
#right(){(93:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)}
**九九式は三八式の単なるボアアップ版と考えてよいのでしょうか?
概ねそう言う感じで宜しいかと。
九九式は、三八式に比べ、口径増大に伴う所要の改修と、製造の簡易化、部品の互換性に
主眼が置かれています。
また九九式に使用するために開発された実包は二種類あり、九二式普通実包は、セミリム付で13.2g。
これは主に九二式重機関銃に使用されていますが、九九式小銃、九九式軽機関銃では使用不可能です。
九九式普通実包はリム無しでこれより軽く、11.8g。
この弾薬は九九式小銃、九七式軽機関銃は基より、九二式重機関銃でも使用可能でした。
#right(){(93:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
38式と99式はデザイン上の共通点は多いがパーツの互換性はない。
99式は38式をシンプルにし、製造しやすくしたもの。
あとは大口径化に耐えるための各部の強化となっている。
#right(){(93:302)}
基本構造はどちらもモーゼルなので、今更変えようも無し。
口径以外の変化としては、
・全長が1276ミリから1118ミリに
・照準具が対空射撃可能なものに
・折りたたみ式の単脚が付く
なんてのが主な変化です。
7.7ミリの実包は、92式と99式、44式の3種類があります(普通実包の場合)
92式重機は、3者すべての弾薬が使用できますが、それ以外の7.7ミリ銃は、
99式と4式しか使用できません。
追加。
92式重機で、92式実包以外を使用すると、若干性能が低下します。
他の2種の弾薬は、装薬が減らされているためです。
#right(){(93:303,306)}
**第一次世界大戦の名銃と言えばなんですか?
数々あれど、拳銃ならルガーP08、モーゼルM1896。
小銃ならモーゼルGew98、マンリッヘルM1895、スプリングフィールドM1903、モシン・ナガンobr.1891。
機関銃はマキシム機関銃とその派生型のMG08、ルイス機関銃、シュワルツローゼMG07/12、ブローニングM1917。
この辺が名銃と言われるところかも。
#right(){(95:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**ドイツのMP38/40の正式な名称を教えてください。
MP(マシーネンピストーレ)
MP18以来ドイツのサブマシンガンはじつは制式名称は無い。
イギリスあたりが勝手に呼んでるだけ。
#right(){(97:397)}
**九六式、及び九九式軽機関銃の性能はどうだったんでしょう?
どういう視点によるかで評価はまちまちになるのはしょうがないでしょうね。
使ってた兵隊さんによっても、「以前の銃より格段によくなった」って評価してる
のもあれば、「米軍の機関銃より劣ってた」ってのもあるみたいですし。
少なくとも緒戦の英軍相手では、英軍も先祖の同じブレンを使ってたから、
まぁ世間並みというところでしょう。
#right(){(104:227)}
**「パラベラム」の呼称の由来は弾薬の包材だか箱だかにラテン語の"Si vis pacem para bellum"が書いてあったから?
パラベラムとはDWN社がボーチャード・ルガーのコードネーム
として当初使用していた名前で後にその拳銃の名前となったものです。
#right(){(106:454)}
**幕末~西南戦争で国内の各勢力が使っていた銃ってどんなものがありますか?
最初に火縄銃に換るものとして導入されたのが、1830年頃のオランダのゲベール銃で、
これを国内で盛んに模造し、火縄銃は第二線級兵器になります。
(但し、1万石程度の弱小大名家では火縄銃と弓という家も多々ありました)
次いで、幕府が購入し歩兵隊の装備としたのが、フランス製ミニエー銃です。
これが戊辰戦争での主力銃の一つとなり、諸藩で使用されています。
この銃も、国内で盛んに製造されています。
幕府軍は慶応2年にフランス製シャスポー銃2000挺をナポレオン三世から送られましたが、
それは江戸城に保管されたままで、後に押収され、大阪鎮台の教導団で使用されました。
他に還納されたものも合わせて、6000挺がありました。
紀州徳川家は、ドイツ製のドレイゼ銃7,600挺を購入し、他の諸藩も合わせると、
13,343挺が明治政府に献納されています。
なお、このうち、8,492挺は大阪鎮台の第8、9、10連隊に支給され、
その後西南戦争で第1旅団、第4旅団、別動第1、第4旅団によって使用されました。
エンフィールド銃は英国製で、九州から東北諸藩に広く売りさばかれており、
前装式エンフィールド銃は12,000挺、後装式に改造されたものは1,500挺、
後の調査では更に増え、53,023挺が使用されていました。
なお、明治政府では西南戦争まで使用されています。
ちなみに、彰義隊の装備銃はこれが主力でした。
エンフィールド銃を後装式に改造したのがスナイドル銃で、各藩、
特に西方諸家にて良く用いられていましたが数は少なく1500挺程度でした。
米国製の連射可能なスペンサー銃は504挺しかありませんでしたが、主に土佐山内家が使用していました。
続き。
このほか、ツンナール(ドレイス)銃(一時大阪鎮台が使用)、アルビニー銃(近衛歩兵
第1連隊の全部、第2連隊の一部が使用)、マルチニー銃(ベルギー製)、レミントン銃、
ピイポジーマルチニー銃(海軍省に譲渡)など全部で39種類の形式が確認されています。
ちなみに調練方式は、
フランス式が幕府軍の他、土佐山内家、豊津毛利家、鳥取池田家、函館蠣崎家、館林秋本家、
彦根井伊家、米沢上杉家、大多喜大河内家など。
英国式が薩摩島津家、佐賀鍋島家、岡山池田家、尾張徳川家、関宿久世家、熊本細川家、
徳山毛利家、阿波蜂須賀家、高松松平家、高徳戸田家、明石松平家、古河土井家、長尾本多家、
岡崎本多家、三上遠藤家、舞鶴牧野家、田原三宅家など。
オランダ式が水戸徳川家、前橋松平家、高崎大河内家、川越松井家、高遠内藤家、下館石川家、
福岡黒田家、小田原大久保家、沼田土岐家、烏山大久保家など。
プロシア式が紀州徳川家となっています。
#right(){(108:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**前装式リボルバーは本当に存在したのですか?
前装リボルバーには、
数本の銃身を持つペッパーボックス式と、
普通の回転弾倉式があり、
回転弾倉式は前から実包を入れ、回転させながら装填レバーで装填、後ろから雷管を被せる。
コルトM1855パーカッションロックとか、19世紀前半に色々つくられた。
そんなもん、無数に存在します。
#right(){(110:870)}
例をあげるとキリがないくらいあるので
「muzzle loader revolver」あたりをキーワードに
海外サイトを検索してみて下さい。
有名なものではコルトウォーカーやコルトパターソン、
などのパーカッションロック式のものがあります。
#right(){(110:871)}
**拳銃にフルオート機能を持たせたマシンピストルの存在意義が良く分かりません
そもそも小型のサブマシンガンが存在しなかった時代の徒花でロクな使い道は無い。
塹壕内での接近戦や砲兵の護身用とか。
(ただし、フルオートにしていた訳ではなく、ロングバレル、ストック、ドラムマガジン等の採用のみ)
それ以降は、スチェッキンなど真面目に研究した物もあるにも関わらず小説のスパイグッズ止まりとなってる。
小説などではしっかり保持して3点射に徹すれば、
ピストルより殺傷力が強く、サブマシンガンより携帯製に優れるとされるけどね。
#right(){(111:254)}
>グロック18はフルオートマチックですけど何故つくったんですかね?
グロッグ17が開発された時に、随分と反動が軽いと言う評判になった。
グリップのフィーリングは必ずしも万人受けしない物の、プラ製のフレームが反動を吸収
する上に、全体が軽い分、スライドを重くして反動を吸収しやすく出来る。
でまあ、マズルコンペセイターとの組み合わせにより、
フルオートでも制御出来るのでは無いかとの発想で作ってみた所、予想どおりの物が出来た訳です。
技術革新によって可能になったんですな。
ただ、やはり狭い場所への突入以外使い道は無いかと思えます。
#right(){(111:259)}
**第一次世界大戦ごろの銃は重くてごつくて射程が3000mぐらいあったんでしょうか?
3000mも離れていたらまず間違いなく当たりませんし、当たったとしても大して負傷しないでしょう。
#right(){(115:607)}
38式の照尺は2400mまである。
20世紀に入るまでは横隊戦術が教範にあったので、相手も横隊、
こっちも横隊で一斉射撃って話だとそのくらいの距離でも当たる確率が無い訳じゃない。
殆ど空に向けて撃つようなモンなので狙撃するといったような話ではない。
#right(){(115:608)}
**日本軍の銃器開発では、問題に対して銃本体の改良でなく、新型の弾薬を用いることで対応する場面がしょっちゅう出てきます
>これは銃本体の改良がすでに手詰まりだったのもあるのかもしれませんが、
>補給面で問題になるといったことは考慮されなかったのでしょうか?
銃自体の改良ができればそれに越したことはないのですが、
当時の日本における機械工作技術・冶金技術の水準を考えると、限度があったのも事実。
誤解を恐れずに言えば、当時は拳銃小銃ですら、一丁一丁手作りの品物でしたし、
同じ鉄でも、ドイツや米英のものとは品質ががた落ちでした。
銃の開発史を見ているなら気が付いていると思いますが、
日本オリジナルの設計というものはほとんどありません。
大抵のものが「~を元とし」「~をベースに」などと書いてあると思います。
つまり、コピーだったわけです。
本国生産の品物がうまく動いているのに、日本で作ったものはうまく動かない。
そこで「改良」となるわけです。
工作精度が低く、材質の悪いものであっても作動するようにつじつまを合わせる。
その一環が弾薬の「改良」です。
つじつま合わせである関係上、互換性など考慮する余裕がないわけですね。
また、陸海軍間の意思の疎通がほとんど無い点も
弾薬規格の乱立に拍車をかけていますし、組織としての問題も大きいでしょう。
#right(){(119:82)}
**同じ口径なのに九二式重機と九九式小銃の弾は互換性がないのか
旧軍の弾丸の互換性に関しては、別にその二つの例に限りませんので、ええ。
調べると、兵器行政について何か言いたくなること必至です。
重機と小銃の弾丸に互換性がないというのは、まあ、用途が違うということで。
ちなみに92式の使用弾薬は7.7mm×58R、99式の使用弾薬は7.7mmx58ですね。
Rが決め手です。
それと、99式の使用弾薬は弱装薬だったようです。同じ口径でも互換性は全くありません。
更に言うと、99式の弾薬を使用する重機関銃は1式重機関銃として昭和16年に制式採用されてます。
#right(){(119:152)}
**OSSがリベレーターにサイレンサーを付けて使用していたってほんとですか?
まずサイレンサーをつける余裕があの銃にありません。
リベレーターはレジスタンス支援用で緊急的なもので、
わざわざそんな凝った作りにするのは本末転倒ですし、
OSSはハイスタンダードにサイレンサーをつけたものなど、
実用度の高いサイレンサーピストルを装備していたので
リベレーターのような銃にサイレンサーをつける必要性もありません。
#right(){(122:717)}
本当。
だが、リベレーターはOSSが・・・というよりは、OSSが支援したレジスタンスやゲリラが
使用したものなので、「OSSが使用していた」となるとちょっと違う、ということになる。
リベレーターは暗殺用や歩哨を射殺するのによく使われたので、
サイレンサー付きモデルが多用されていた。
#right(){(122:721)}
OSSが開発したという説もある、あるいはOSSに渡され、アジアや
フランスに配布されたということのようですね。
とんでもないシロモノですな。
サイレンサー付けるとしたら無理やり付けるしかなさそう。
むしろ、クッションの類押し当てた自家製サイレンサーの方がましそう。
仮にサイレンサー付きモデルが存在したとしても、試作品なのでは。
#right(){(122:system ◆systemVXQ2)}
**種子島(火縄銃)は鉄砲としてどれに分類されるのでしょうか?
>アサルトライフルやSMGか?
自分で答え書いてるじゃん。
火縄銃だよ
#right(){(123:895)}
火縄銃、という呼称は撃発メカニズムに基づくもので
アサルトライフルやSMGは主に弾と連射機構に基づいた分類。
噛みあうはずがない。
「センターファイアーカットリッジの銃ってアサルトライフルですか?」
とか聞いてるのと同じくらいおかしい質問だよ。それは。
#right(){(123:898)}
16世紀の火縄銃は原理的には
「火縄式先込め滑こう単発銃」となります。
現代のライフルは
「撃発式後込め施旋連発銃」です。
方式という点では他に弾丸の種類も違いますけれど。
#right(){(123:949)}
**銃の歴史について教えて下さい
>1.ライフリング
>2.薬莢
>3.後装式(昔は前から弾を入れてましたよね?)
>4.自動装填(引き金引くと薬莢が排出されて次の弾が装填される機構)
>5.今の形の弾(昔の弾は球形でしたよね)
>ってそれぞれいつごろ登場したのですか? またそれは誰が発明したのですか?
1. 1550年頃から有ったようです。
2. 早合を薬莢に含めるなら戦国時代。
一体式後装実包の金属製薬莢そのものは1835年フランスのルフォシュ薬莢かな。
3. 1500年代前半のHenryVIIIの時代には既にありました。
普及はしていませんが。
実包式後装銃なら1812年、ポーリーという人が特許を取っています。
4. 手回し式機関銃なら1860年の米国で作られたエイガーの"Coffee Mill"とか。
自動機関銃なら1883年のMaxim機関銃。
5. 椎の実型の実包なら、1848年プロシャのドライゼ式実包辺りかな。
#right(){(104:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**昔の先込め式の鉄砲って斜めにしたら弾がこぼれたりしなかったんですかね
火薬と弾丸を入れたあと、槊杖(さくじょう)でがんがん付き固めますので、多少のことで出てくるって事はありません。
#right{(357:385)}
あと弾を紙や柔らかい皮に包んで込めたりとか。
ヨーロッパだとフリントロック銃が使われてた頃には、一発分の火薬と弾を紙包みにしたペーパーカートリッジというのがあった。
包みの端を破いて火皿に点火用の火薬を盛ってから残りを銃口から注ぎ、最後に包み紙ごと弾を装填して槊杖でつき固めた。
ちなみに紙には防水用に油脂が染み込ませてあったが、これに牛や豚の油が使われているという噂が発端になって起きたのがセポイの乱。
#right{(357:387)}
**ドラグーン(龍騎兵)の語源は何でしょうか?龍みたいに強いからとか?
手持ち火縄銃(ドラグーン)を装備していた事から由来している。
竜騎兵は年代にもよるが基本的に乗馬歩兵(移動手段として馬に乗る・戦場では歩兵)でした。
http://en.wikipedia.org/wiki/Dragoon
1)竜騎兵の持つ銃が火を吐く竜にたとえられてドラゴンと呼ばれたから。
2)竜騎兵の原型である乗馬歩兵を育成した11世紀のフランス貴族Guillaume de Gomiecourtの異名から。
既に解答が付いているが、余談的なというか、何故銃がドラゴンに喩えられたかについても
知っておくと面白いので補足
昔の銃は使用している火薬の精度が今よりよくなく、発砲時の煙とマズルファイアが
やや大きかった(無煙火薬が発明される前は特に)ため、
銃を隊列を組んで連続で撃ち続けていると煙幕でも張ったみたいになって視界が悪くなるほどだった
それを、ドラゴンの吐く炎(と煙)に喩えてドラグーンとも呼ばれるようになったわけ
#right(){(472:431-436)}
**火縄銃が作れる技術があればフリントロックのマスケット銃を作るのは可能なのでしょうか?
マスケット(前装式)銃の中ではマッチロックは単純な部類に成りますので、それより複雑な構造であるフリントロック式の製造は困難です
また日本では良質なフリントが入手困難であった事もありフリントロック式は殆ど普及しませんでした
しかしながら、ごく少数ながらホイールロックまで製造が可能だった事から、不可能では無かったようです
ですから、例えば技術水準が日本の江戸時代中期以降であれば、製作は可能であった、と言えるでしょう。
#right{(507:899:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**火縄銃って操作が多いけど、和紙等で弾と火薬をいっしょにした薬莢をつくるという発想はなかったの?
「早合」と言って弾丸と装薬を一緒に紙に包んだものがあります。
#right{(359:595三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**前装式小銃の管打ち式のメリットorデメリットって何があるのでしょうか?
>火打ち式と大して変わらない気がするのですが。
フリントロックは火打石が磨耗していたり、湿度によって割と不発する。
管打ち式はそう言うことはないので不発率が低い。
あと、火皿から火が噴かないので狙いを定めやすい。
欠点は雷汞の生産にはそれなりの化学技術が必要なのと、当時の雷汞の主成分の雷酸水銀は人体に有毒って点。
#right{(533:361)}
**火縄銃ってどうやって縄に火をつけたんですか?火打石でもあったんでしょうか?
火縄? 松明とか携帯火種(名前忘れた)から点火してそれを銃につければいいんじゃ?
西洋の海賊には、予備として髪の毛に点火した火縄をくくりつけてた者もいるらしいが。
#right(){(俺初質スレ430:197)}
**十七世紀の胸甲騎兵はピストルを二つ持っていたと聞いたんですが
http://www.kismeta.com/diGrasse/PolishFirearms.htm
cavalry pistolとかhussar pistolとかでぐぐれば何ぼでも出てくる。
#right{(515:728)}
>ところで何でこの時代の銃ってにぎるところがまっすぐなんでしょう
>反動とか考えると現代みたいに曲がってる方が良いと思うんですが
頬付けして構える様に成ったのは前装式のマスケットが登場してかなり経ってからです
それまでは両手で支え反動を受け流す形式が主流でした、初期には前装砲を小型化した手砲と呼ばれるものでした
ただ銃本体が大きく重くクロスボウのように頬付けして照準する事が困難だった為、初期の拳銃もこの形状を踏襲していました
これを軽量小型化したものがイタリアのピストイア地方で製造され、ピストルの語源にもなっています。
ちなみにピエトロベレッタ社はこの頃から銃器を製造している最も古い企業の一つでもあります
#right{(515:738:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**火縄銃って、水平二連発の銃はつくられなかったんでしょうか?
二連どころか水平8連の「扇銃」なんてゲテモノまであったりする。
でも、多連装の火縄銃は
・装填が面倒(短銃身でもメンドイのに)
・黒色火薬を火縄で着火する方式では、全銃身にちゃんと着火される保証がない
・重くなるので構えるのが大変(小口径(当時のね)の多連装銃を構えられる
腕力あるのなら、大口径の単装銃(いわゆる大筒)を使った方がいい)
・そもそもまっすぐ狙ったところに弾が飛んでく確率が低いものなので、
それを多連装にしたところでちゃんと弾が拡散する保証がない
といった問題があって「発想倒れ」の品というのが江戸時代になってからの
鉄砲道楽の人の研究結果。
多連装にして一度に撃つのではなく、多連装の銃身から次々と撃つ連発式に・・・
という発想もあって実際にそういうものも日本でも西洋でも作られたが、
火縄銃(というか、あの手の黒色火薬先込め銃)の発火方式だと、かなりの
確率で「発射したい銃身」以外の装薬にも火が廻って一度に全銃身が発砲して
しまうことが起きるので、やっぱり実用性が低い、という結論になった。
#right(){(557:205)}
**フス戦争の時に使用されていた鉄砲ってどんな代物なんでしょうか?
>ピーシャラチってピストルの原型らしいけど、今の拳銃とは似ても似つかぬものだとか。
新紀元社「武器甲冑図鑑」に図解がある。
「手砲」と呼ばれているものだと思う。
銃身が短い筒で、その後ろに棒がついてて、この棒を持って支える。
銃身の後ろに穴があって、ここに火を差し込んで点火する。
つまりストックや引き金というものがない。
「もののけ姫」に「石火矢」という鉄砲みたいなものが出てきただろう?
あれ。
補足を加えると、クロスボウの台座に銃身を乗っけたアークウィバス、
引き金の原型みたいなものがあるサーペンタインってのも用いられた。
どれも熱した鉄や石炭を直接火門に突っ込むタッチ・ホール式で命中精度には難があったようだ。
http://en.wikipedia.org/wiki/Hand_cannon
#video(http://www.youtube.com/watch?v=S5O3Mvl3Ozo)
#video(http://www.youtube.com/watch?v=m18aOs4EFng)
#right(){(559:75-79)}
**世界最古の鉄砲はどんなものでしょうか?
1399年に破壊されたタンネンベルク要塞跡から、1849年に発掘された口径17mm程度の手砲、
通称「タンンエンベルク銃」が今の所、実物が確認されている最古の火砲。
引き金もストックもなく、片手で先端に火砲が付いた棒を支え、残りの手で火門に火種を放り込むタッチホール式の点火方式。
射程は10m先に当てられれば御の字程度。
防衛兵器としては使えるが、野戦では命中率、火種の準備の手間を考えると、とても使えなかった。
文献や記録の中まで辿ると宋代に使用された竹に火薬と金属片を仕込んで、敵に突きつけて炸裂させる突火槍ってのが知られる限りの最古の火器。
爆竹のでかい奴で、精々、敵を威嚇する程度の代物。
#right(){(568:69)}
**前装式のマスケットですが、実弾を込める場合って紙袋と一緒に込めるんですか?
ペーパーカートリッジは日本では早合(はやごう)と言い、再装填の速度を向上させるものです
通常は、発射薬を筒内に注ぎ込んだ後に弾丸を皮などのパッチに包み装填、ラミングします。
パッチとは、抜弾防止と発射ガスを気密する目的で弾丸を包むものですが
ペーパーカットリッジはこの手順を省略する為に発明されました
つまりこの紙がパッチの役割を果たす訳ですね。
#right(){(567:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**ライフル銃が出来たのっていつ頃ですか?
>また、そのころのライフル銃用の弾丸は尖頭形ですか?それともマスケットなどと同じような球形ですか?
黒色火薬は燃焼すると多量の燃えカスが発生し、これが銃身内部にこびりつくと弾の装填ができなくなる。
これをクリーニングロッドで掻き取る内に銃身内にできた溝が弾道を安定させることが経験的に体得され、
後に製造時から刻まれるようになったという説もある。
弓矢の矢羽にねじりを与えると安定して飛ぶことも知られていたので、これと結びついて考えられたとも。
こうしてライフルが使われるようになったのが15世紀ごろ。
弾は当時のほかの銃と同じく球形の鉛玉だったが、ライフリングに触れなければ回転しないので銃の口径よりもやや大きい玉が使用された。
装填の時は木槌とロッドで弾を銃身内に押し込まなければならず、手間がかかった。
そのため長い間ライフルは狩猟用に使われ、戦争で使用するときは指揮官などを撃つ狙撃銃としてもっぱら用いられた。
弾が今のものに近いどんぐり型になったのは19世紀に発明されたミニエー弾のころから。
#right(){(571:407)}
**産業革命前からライフル銃は存在していたそうですけど、機械のないその頃はどうやって旋条を切っていたのでしょうか?
タガネで彫る。
今もカラシニコフを密造してるような人達はそうしてる。
そういう意味では戦国時代の技術でも充分できるが、そもそも「旋条」と言うものの有効性に
どうやって気がつくのか、という問題が。
あと、ライフリングがあると前装式の銃は装填作業がやたら面倒になる。
どんなに弾丸の飛行が安定したところで火薬に拠る射程の短さは変わらないし、そうなると
装填が面倒な分ただでさえ低い連射速度が落ちるだけだから、意味があんまりない。
#right{(512:950)}
**中世の鉄砲は、兵の訓練こそあまり必要としないものの、弓に比べて射程が短く連射も出来ない兵器であり、だからこそ弓と併用されたそうですが、ならば鉄砲でなくとも弩で良いのではありませんか?
>弩も訓練は短くて済む上、射程は短くても威力は高いはずです。射程の長い弩もあります弩より鉄砲が優れていた点があったのでしょうか?
弩より鉄砲が優れていた点は貫通力。この点に付いては弓と比べても圧倒的。
http://www.xn--u9j370humdba539qcybpym.jp/hinawajyu/iryoku/index.htm
当時矢を防げる防具はあったが鉄砲の銃撃に耐えられる物はほとんどなかった。
まあ火縄銃の場合発射できる弾丸の形状などが問題なので殺傷距離は短かった
けどよ。
威力があるといっても石弓は装填までにかかる時間が長いという問題が・・・。
あと日本のだけど
弩(ど/おおゆみとも呼ぶ)が日本に来たのは歴史的に見ると奈良時代になってから
で実際に運用されていたのは平安時代までだよ。
中世日本における弓の立ち位置は諸外国と異なり敵に接近してから放つものだった
ので装填に時間がかかり、命中率もイマイチだった上製造コストが当時としては
かかるため普及しなかった、つまり当時の日本の戦術とマッチしてなかったワケ。
「弩」に関する記述は「日本書紀」や「続 日本紀」にもある。
一方種子島で有名な火縄銃が日本に入って来たのは1543年だから大体350年
くらいの歴史の幅が出てくる。
このくらいになると戦術が進化し(戦乱の世だし)歩兵(足軽など)を使った集団戦法
も取り入れられて来る為鉄砲の「弩」に比べれば早い装填時間や威力が必要とされた。
だから日本においてはすでに「弩」が廃れほぼ忘れられた後に鉄砲が入って来た形
になるのよ。
火縄銃以前の銃器は、火種(火縄など)を手で押し付ける方式の物で命中率
が低く扱いづらい代物だった。視界の開けた大陸ならともかく日本のように
山あり谷ありといった地形では使いにくい武器だった。
原始的なグレネードランチャー(発射される弾は榴弾じゃないが)っぽい物で命中率
が低いため状況によっては味方にあたる可能性があった。
この銃器は「火銃」とか「三眼銃」とも呼ばれていた物で外見に関しては・・・・「もののけ姫」
を見てくれ。
#right(){(創作質問スレ49:663-665)}
**マスケット銃の頃の戦争映画など見ていると、姿も隠さず派手な制服で整列して撃ちあっていますが、本当なのでしょうか?
>映画上の脚色なのでしょうか?
本当ッス。当時の銃は連射も効かず、命中率も良くなかったので、
密集隊形による同時射撃が重視されていました。
シャルンホルストの記述の中に、一斉射撃は個別射撃に勝るというものがあるそうです。
「なぜならば、同時に倒れた十人の兵隊は、
異なる場所で少しずつ倒れてゆく五十人の兵隊よりも早く、
大隊を退却に追いやることになるからだ」
#right(){(338:265)}
マスケット銃による戦術がまだ槍兵の方形陣が主流だった頃の話です
銃器の有効な使用法が確立する以前は従来の戦術を流用していました。
#right(){(338:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
>「槍兵の方形陣の流用」と言う事で、身体を隠すと言う発想がなかったのですか?
もともと密集隊形には、戦術的な意味の他に、兵士の逃亡を防いだり、
仲間を身近に感じられるようにすることで、兵士の士気を高める意味があるんです。
徴兵制の国民軍が成立するまで、兵士の士気というのは基本的に低いもので、
こういう工夫が大事だったんです。
んで、当時の銃隊は一隊数百人とかいたので、全員が伏せられるというか、防護できるような
間隔の広い隊形にすると、部隊がかなりばらけてしまい統制が難しくなり、
兵士が逃亡しやすいとか、一斉射撃の号令が届かないとか、そういう事態が起こるわけです。
#right(){(338:279)}
当時のライフリングが切ってないマスケット銃は命中率が高くなかった。
相手の黒目が見えるまでは撃つなという規則があったくらい。
しかも当時はラッパや太鼓か大声でどなるくらいしか命令伝達の手段がなかったので、ばらばらの兵士には複雑な指示を出すことができない。
よって密集隊列を組んで号令で一斉射撃をしながら前進、最後は銃剣で突撃して白兵戦というのが当時では一番効率的な戦闘法だった。
一部には猟兵といって先込め式のライフル銃を持った兵士もいたが、これはもっぱら敵の指揮官の狙撃や行軍中の敵に一発撃って逃げるといった遊撃任務に投入された。
先込め式のライフル銃は命中率は高いが再装填に時間がかかるため、上のような特殊な用途にしか使えなかったという事情もある。
ただ元込め式のライフルが使用されるようになった南北戦争あたりでも、密集隊列を組んだ射撃が使用されたために大きな犠牲を出した。
そのためこのころから塹壕からの射撃とか、小部隊による散兵戦が使われるようになっている。
#right(){(338:289)}
**前装式の銃、火縄銃やマスケット銃の銃口にマズルブレーキやフラッシュハイダーを装着しても、効果はちゃんとありますか?
効果はあります、ただし当時の黒色火薬は火薬燃焼速度が現代の発射薬に比べて遅いので
現代小銃ほど実感できる効果があるか、と言うと疑問ですが
さらに弾薬装填の邪魔になるので、消炎制退器を装備する事によるメリットも薄いかと思います
#right(){(335:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**雨天でも問題なく使える個人用火器はいつから出たんでしょうか?
>火縄銃のマッチロック式小銃は湿気に弱いものですし、火打石式も湿気るとダメですよね。
弾薬を湿気から守る弾薬嚢式から発展した雷管式ピンファイア辺りから
雨天での信頼性は湿気による不発を劇的に減らしました
#right(){(333:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
雨天でも確実に発火させるには、雷管が内蔵された金属式薬莢が発明されるまで待たなければいけませんでした。
それまでの小銃では、装薬と弾を銃身に込めた後に外部から着火する必要があったので、
雨天では着火不良を起こす場合も多かったのです。
最初に金属式薬莢を採用した銃は、1858年のS&W No.1リボルバーだと言われています。
#right(){(333:187)}
**マスケット銃やミニエー銃とか昔の鉄砲って今より口径が大きいものばっかりですけど反動とかって大丈夫だったんでしょうか?
大口径克つ弾丸重量も相当ありましたが、銃本体の重量が重く
現代の大口径ライフル程反動は過大では無かったようです
理由としては、弾丸の形状が球状か椎の美のようなもので、現在主流の長弾と違い
口径の大きさに比較して弾丸重量は、寧ろ現代の小銃よりは軽いのです
ですから、空気抵抗による減速も早く、今よりも初速を重視して居る部分もありました。
#right(){(588:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
黒色火薬ってのは現代の火薬より威力が弱いから問題ない。
むしろ現代の銃並みの口径だと威力が弱過ぎて話にならないというのが実情。
例えば火縄銃で言う所の小筒、三匁級だと距離によっては鎧に弾かれる程度。
これは黒色火薬の燃焼速度が早く、燃焼ガスの力が無煙火薬以降の火薬より弱いと言う特性の為。
威力を出すには短小大口径の銃身にせざるを得なかった。
ただ、侍筒や1インチ以上の大口径の旧マスケット銃とかの反動は流石に取り扱いに困る代物。
#right(){(588:862)}
**火縄銃みたいなのは現代の防弾繊維じゃ止まらないのかな
火縄銃の初速は良いとこ400m/s前後で弾丸威力としては.45ACPとどっこいです
さらに球形で変形し易い鉛球なので防弾繊維で簡単に阻止出来ます。
#right(){(332:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**火縄銃の欠点としてフリントロックとは違い戦場での横隊の機動が不可能という指摘をがあります。これは何故なのでしょうか?
wikiだけど、
マッチロック式の場合は密集すると、隣の射手の銃の火縄から引火する危険があったのに対し、
フリントロック式は火種を使わないため射手がより密集する事が可能であるため、集団戦には効果的であり、
より実戦的であった。
#right(){(599:951)}
**火縄銃はさく杖という棒を使って火薬と弾丸を銃身の奥に押し込むそうですが、黒色火薬相手にそんな事したら圧縮した時に引火して大惨事にならないのでしょうか?
黒色火薬は、その性質上、ラマー(さく杖)によって圧縮しないと
所定の爆発力を得られず、密度は低いと弾丸威力の低下や燃焼の不安定に繋がります
また火の気の無いところで人力で圧力を掛けた程度では発火する事は殆ど有りません
ラミング(圧搾)する事は、火薬の粒の間の空気を押し出す事で、安定した燃焼を目指す目的があり
これは黒色火薬を使った前装式火砲の運用ノウハウが応用されています。
#right(){(607:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**ゲベール銃と火縄銃って何が違うんですか?
あくまで日本での区別を語るなら、発火にハンマー(撃鉄)に装着した火縄の火種を用いるのが火縄銃。
銃本体に装着した雷管を撃鉄で叩いて着火するのがゲベール銃。
ちなみに本家の「ゲベール銃」の初期には火縄ではなく火打石を使う(それ以外は基本的に火縄銃と
おんなじ)ものもあった。
尚「ゲベール銃」の「ゲベール」とはオランダ語(ドイツ語もでも同じ)の Gewehr のことで
Gewehr とはそのまんま「銃」(特に小銃を指す)の意味。
だから、「ゲベール銃」というのは訳すと「銃銃」「小銃銃」ということになるので本来の意味から
すると言葉としてはおかしい。
#right(){(620:88)}
**鉄砲隊マニアの再現演舞のニュースをみましたが、あの金属製とおもわしき火縄銃は銃刀法的にOKなんですか?
前装式の単発銃の内、江戸時代以前に製造されたものは
猟銃などとは別に、特別に所持を許可されています
これは発射後の再装填に時間が掛かるため悪用はし難いと言う事で
美術刀剣と同様に容易に登録、所持が可能となっているからです
また演舞や祭りなどでの発砲は装薬のみで発火させる空砲となっており、
したがってそれらの火縄銃は歴史的な価値も持って居る貴重な品でもあります。
#right(){(622:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**明治維新前に作られた銃(古式銃)は美術品という扱いだそうですが、つまり銃の免許なしで持てるということでしょうか。
1867年以前に作製・あるいはは日本国内に持ち込まれた銃の事を古式銃と言います。
銃の所持に免許はいりませんが銃自体は「古式銃」としての登録が必要になります。
(ただし銃の発射方法等によっては条件を満たしていても古式銃として認められない場合があります。)
実際に発砲するためには事前に公安委員会の許可が必要になる他、
射撃が許可された場所も非常に限られているようです。
#right(){(312:405)}
**信長が使っていた火縄銃と、ナポレオンあたりのフリントロック銃は命中精度や威力などに差はあったのですか?
>どちらもライフルなし先込め。口径も同じくらいで、黒色火薬使用。点火方式以外は同じに見えるのですが
種子島とマスケット(フリントロック)では
フリントロックの方が不発の少なさと命中精度で有利です
ただし究極のマッチロックと言われた堺筒は前装銃の中でもトップクラスですが
また点火方式は大きく違います
種子島はマッチロックと言って火縄式で、火種が消える可能性があり
ロックタイム(引き鉄を引いてから発砲まで)が長く
マスケットのフロントロック方式はフリントとバッテリー(当て金)の摩擦で火花を飛ばして点火し
ロックタイムは比較的短いです
威力については様々な口径や弾丸重量があるので一概には言えませんが
マスケットの方が有利であったと思われます
ちなみに現代の小火器に当てはめますと其の威力はほぼ軍用拳銃(9mmPARA/.45ACP)と同等です
#right(){(316:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**火縄銃の時代に丸玉や散弾以外の弾丸(フレシットとか)が考案されたり使用されたりした事は有ったのですか?
前装銃の最後期には、銃身に旋条(ライフリング)が刻まれたものが登場しましたが
従来の球状の弾丸では、ライフリングにしっかり食い込ませようとすると大きな抵抗になり、
装填が困難に成る為、装填時にはライフリングの山より僅かに小口径の椎の実型で、
弾丸後部に窪みを設けたものが考案されました。
ミニエー大佐が発明したこの弾丸は、装填の時には抵抗が少なく発射時に
発射ガスの圧力で後部の窪み部分が広がりライフリングに食い込む事で
高い命中精度と装填のし易さを両立した画期的なミニエー弾が発明されました。
また矢状に限らず、飛礫の類を装填して装薬で飛ばす、
ブランダーバズ(ラッパ銃)というものもありました。
#right(){(627:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**近世のマスケット銃とかは、左利きの姿勢でも撃てるのでしょうか?
>撃鉄が邪魔という事はありませんか?
マスケットのような火器は右利き専用で造られているものが殆どですので
左利きに対応しようとすると火皿を左側面に配置しなければいけません
また左で構えると火皿が目の前にあるので火傷の危険があります
これらの問題が解消するのは左右対称に出来る管撃ち式の撃発機構が発明されてからになります
#right(){(311:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**銃身が縦に四本並んでいる拳銃の写真を見た覚えがあります。この銃の情報を教えてもらえますか?
軍事ネタではないんでここで答えるべき質問ではないのだが。
19世紀中盤に回転弾倉式拳銃(リボルバー)が発明されるまで、多銃身化することで拳銃が連射できるように
しようとしたモデルはいくつもあった。
通常は横二つで二連発か縦横二列で四連発、もしくは銃身を円形に並べて六連発とかで、ペッパーボックスという通称で呼ばれていた。
縦四つというのは記憶にないが、おそらくはその中の一つではないかと思う。
#right(){(303:611)}
**黒色火薬で弾を発射するなんて無理ですか?
>黒色火薬ってこの程度なんだよなhttp://www.youtube.com/watch?v=tJrqCkIswxY
黒色火薬は、点火する前に圧搾(ラミング)する事で爆発力が増します。
最初の動画のように紙で包んだだけでは、これは伝火薬の役にしか立ちません。
通常黒色火薬を装薬にする場合砲身/銃身に火薬を充填し、弾丸や砲弾を装填する前に、
ラムロッドと呼ばれる棒を押し込んで火薬を圧搾し、最大の爆発力を得られるようにします。
この手順を怠ると、抜弾抗力に燃焼ガスの圧力が勝てずに不発となって仕舞います。
そうなると使用不能に成り、尾栓を外すか圧縮空気を送り込んで弾体を取り除く事に成ります。
#right(){(644:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**何で火縄銃に引き金があるのですか?導火線式なのに不要では?
火縄銃の撃発機構は、その原型をサーペンタインと言う、
手砲の撃発装置を発展させたものです。
それまであった、火縄銃以前の手砲は、据え置き式の火砲と同様に
導火線や、火蓋に焼いた鉄棒などを押し付けるなどして発火させ、
発砲していましたが、抱えて撃つ手砲は、火蓋方式や導火線では、
発射のタイミングを決める事が困難で命中精度が低かった事から、
考案されサーペンタインと言う発火てこ装置を、さらに改良し、
引き鉄と撃鉄が考えられました。これにより射手は照準に集中出来、
発砲のタイミングを瞬時に決める事が可能になりました。
#right(){(644:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**昔のまだ計算機のない時代、名狙撃手といわれた人々は経験的にコリオリ力の計算をしていたのかね?
まともな狙撃の前提であるライフリングを施した銃の実用は、1837年のブランズウィック銃以降と考えられます。
1835年にはコリオリの力は発見されていましたから、砲撃での経験と合わせて、知識ある狙撃手は
当初からコリオリの力を意識していたかも知れません。
ただ、当時のライフル銃の精度では、前記のように、コリオリの力のよるずれが問題となるほどの
距離での狙撃は不可能だったでしょう。(ブランズウイック銃の有効射程は300m足らずと言われている)
#right(){(693:system ◆systemVXQ2)}
**マウザーC96のマガジンが前方にある理由とメリットデメリットは何ですか?
グリップ内にマガジンを収容する方式は、既にパテントがあってC96ではその方式を採用できずに、仕方なくああなった。
銃の重心が前にあるので跳ね上がりは抑えられる。
グリップの太さがマガジンの影響を受けないので、細くして手の小さい人でも握りやすくできた。
また通常の拳銃が8発マガジンなのに、太さを気にしなくていいので、ダブルカーラムの10発入りで装弾数も多くできた。
ただしC96は拳銃としてはデカくて重くて高価だ。
#right(){(俺初質スレ432:376)}
ペーター・パウル・マウザーの設計思想をぜんぜん理解しとらん。
あれはホルスター兼用ストックを使って遠距離射撃するために
ああいう設計になってる。さらに、フルオートのできるM712は
小型サブマシンガンとして使うようになっている。
歩兵用というよりカービン(騎兵銃)のミニ版という思想。
#right(){(俺初質スレ432:377)}
**戦国時代において火縄銃が弓矢を凌駕した理由がいまいちよくわかりません。
射手の育成が楽だし威力も大きい
一方発射速度は弓に劣るし価格も高い
戦国時代の水準では併用されていたが後の銃器の進化によって弓が駆逐されたといったところか(日本はその頃鎖国してたが)
#right(){(俺初質スレ710:705)}
火縄銃6匁筒が1000J程度(357マグナム位)として、弓矢の威力って100J程度だから。
しかもイングランドのロングボウみたいな、100ポンド(45㎏)引きなんて余程訓練された屈強な兵にしか使えない。
要は威力が段違いだし、音による威嚇効果もある。
何より屈強な兵でなくても扱えて、威力を期待できるし、弓矢のような山なり弾道でないので狙いやすい。
もちろん発射速度や価格等の短所もあるが、雨は火縄の改良である程度克服されてる。
よく訓練された武士でなく、農民足軽でも扱えて充分な殺傷力があるのが決め手。
弓矢だと射手の技量で弾着も弾道もバラけて火力を集中できない。
#right(){(俺初質スレ710:706)}
**銃火器にセーフティーが付くようになったのはいつ頃ですか?
遅くても16世紀半ばごろ。
戦国時代の鉄砲を撃つときに火蓋を切るって言葉があるだろ。
その火蓋自体が安全装置になってる。
#right(){(717:593)}
**WW2でライフルの先に榴弾つけて飛ばすのってどんな仕組みになってるの?
空包で飛ばす
実包で飛ばすものも一応試作はされた
#right(){(53:556)}
>普通の弾を撃ったりしてその勢いで飛ばしてるわけじゃないよね?
最近の奴にはそんなのも有る。
#right(){(53:558)}
**火縄銃の弾丸は球形だから、ライフリングがなくても回転して弾道性は良いのですか?
とても悪いぞ。50m先を狙えれば名人だ
#right(){(俺初質スレ2049:139)}
均一な弾道ちゅうのは無いが、手入れがされた銃に、精度が高い弾とちゃんとした火薬を使えば、
ある程度はまとまる(それでも現代兵器としては失格レベルだけど)
現代の競技では50m先の40cmの的を狙うから、まぁその辺が限度だね
#right(){(俺初質スレ2049:148)}
均一な弾道ちゅうのは無いが、手入れがされた銃に、精度が高い弾とちゃんとした火薬を使えば、
ある程度はまとまる(それでも現代兵器としては失格レベルだけど)
現代の競技では50m先の40cmの的を狙うから、まぁその辺が限度だね
#right(){(俺初質スレ2049:148)}
**火縄銃に散弾なんてあるの?
2つ詰めるのはあったよ。さすがに散弾となると大鉄砲じゃないと打てないと思う。
http://freett.com/sukechika/ishin/wepon/ishin08-05.html
#right(){(俺初質スレ2049:141)}
**ワーテルローの戦いで使われたイギリス側の銃は何でしょうか
スムースボア・マスケットならブラウン・ベス
ライフルならベーカー・ライフル
#right(){(俺初質スレ2050:541)}
**WW2時代の銃とかってレプリカとかで新品として入手する事って可能ですか?
モデルガンメーカーの販促イベントとかに行けば
時々見れるぞ。非売品だったり目の玉が飛び出るほど
高かったりするけどな。
#right(){(俺初質スレ2050:614)}
**日本軍の使ってたライフルって アメリカで手に入るものなのでしょうか?
38式や99式は米国でも一部のマニアに愛好されてるよ。
問題はライフルそのものより弾の入手の方らしいが。
#right(){(俺初質スレ434:544)}
6.5×50mm Arisakaも7.7×58mm Arisakaも欧米では普通に実包が買えますが
#right(){(俺初質スレ434:546)}
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2024-03-18T18:08:52+09:00
1710752932
-
小銃全般
https://w.atwiki.jp/army2ch/pages/86.html
#CONTENTS
----
**サブマシンガンとアサルトライフルってどう違うの?
サブマシンガンは拳銃弾使用。よって現在では9ミリ以外にも10ミリ、.40、.45などもあります。
アサルトライフルはライフル弾使用。アサルト(assault:ほんとはアソールト。意味は襲撃、強襲)の名が示す通り本来は軍・警察用。
#right(){(くだらない質問はここに書け!:名指しさん)}
**狙撃はオートマチックだとなにか不都合があるのでしょうか?
オートマチック機構では、連射の際に、薬室に弾丸が張り付くのを防ぐために、
薬室のつくりがボルトアクションに比べて、やや大雑把であり、狙撃には向かない、と何かの雑誌に書いてありましたよ。
そのぶんボルトアクションは精密な薬室を使用できるため、精密射撃に向いている、とも。
ま、だいたいこんなところでしょう。
ただし、セミオートにもドラグノフやPSG-1などの傑作もありますよ。(民間向けではありませんが(苦笑))
ウェザビー製のセミオートライフルが「ファー・イースト・ガンセールス」という銃砲店で売っていました。
お店のサイトもあるんで、調べてみるといいでしょう。結構、銃の機構関しての詳しい説明も読めますし、、、。
PS 弾薬の自由度に於いても、ボルトアクションが勝ります。
あと、ボルトアクションのほうが、つくりがシンプルなためセミオートタイプの銃よりも頑丈になるんです。
それも、ひいては命中精度と関係が出てくるそうですよ。
#right(){(12:637)}
オートマティックの狙撃銃の欠点はすでに述べられていますが、体を
まったく動かさずに次弾を放てるという長所もあります。単に精度だけで
比較すればボルトアクションにやや優位があるでしょうが、射撃競技では
ないので、必ずボルトアクションが有利と言うものではありません。
H&KのMSG90A2やロシアのVSS Silenced Sniper Rifleはオートマティックですし、
M14の狙撃銃バージョン、M21も700mまでの精度を持っていました。もっとも
その次代はボルトアクションのM24、M40となってしまうのですが・・・
#right(){(12:system)}
**自動小銃って、どうして引き金を引くだけで連射が可能なんですか?動力源は何でしょうか?
動力源は火薬と物理の法則です。
追々専門的なレスがつくと思いますが、簡単に書くと、
1. 引き金を引きます。
2. その反動で、雷管を叩いて、薬莢の火薬が発火し、前方に装着されている弾が発射
されます。
3. 弾が発射された後、当然その発火の代償で、反動が来ます。
4. その反動を利用して、排莢口が開き、薬莢が排出されます。
5. 同時に遊底が開き、下にある弾倉から弾薬が一発、下の弾倉のバネの反動で、
装填されます。
6. 遊底が閉まって、発射準備が完了します。
7. 以下2~6のプロセスを繰り返します。
とまぁこういう感じになるはずです。
#right(){(13:眠い人 ◆ikaJHtf2)}
引き金を引くと「反動」で雷管を叩く。
とか小銃はふつーガス利用だとか、気になる点はあるが、まあそんなもんだろう。
#right(){(13:95)}
**スポッチング・ライフルについて質問です。
>資料を見たのが随分昔だったのでうろ覚えなのですが、陣地を暴露しないためにあらかじめ射撃して
>着弾点を観測し、そのあとに砲撃を加える……というものだったような気がしたのですが、合っていますでしょうか?
自衛隊の早期の対戦車車両である、60式106mm自走無反動砲に装備。
無反動砲は発射時の爆風が非常に大きいので、1発撃つと位置を暴露してしまう。
そのためこのライフルを使って着弾点を確実に観測し、初弾必中とヒットエンドランを狙う。
#right(){(13:186)}
スポッティングライフルは、古い戦車砲、あるいは無反動砲に組み合わされ、敵車両への
測距に使われたものです。副次的にバンカー攻撃時にも使われたかも知れません。
レーザー測距機の普及に伴って、次第に見られなくなりつつありますが、無反動砲との
ペアはまだけっこう残っているようです。
基本的に装甲車両が相手なので、仮に命中しても相手はなかなか気がつかないでしょう。
発煙によってこっちは距離の検討がつきます。12.7mmセミオートですし
戦車であれば主砲と同軸で振り回せませんから、攻撃用には使えないでしょう。
空包だけど、一発持ってます(12.7mmスポッティングライフル弾)(^^)。
#right(){(13:system)}
**サブマシンガンとアサルトライフルの違いはなんでしょうか?
サブマシンガンは拳銃弾、アサルトライフルはライフル弾。
射程、破壊力がまったく違いますし、銃に要求される条件も異なります。
当然使用されるシーンも違うわけで、
軍事的にはアサルトライフル登場後のサブマシンガンは特殊部隊用が基本です。
#right(){(14:system)}
**ジェット戦闘機を自動小銃で撃ち落すことは可能でしょうか?
ベトナムではSAM避けるために低空で飛ばねばならず、
なおかつ地上支援で飛行経路がある程度わかるために
結構小銃弾でのジェット機撃墜があるよ。
正規な対空射撃を「AAA」と言うのに皮肉って「BBB」と呼ばれていた。
#right(){(14:141)}
**ライフルパウダーの作り方を教えてください
アメリカ在住なら銃砲店に登録して買うと楽でいいよ。
日本でも免許持てば散弾用は手に入るでしょ。
事故の危険がマジ多いんで自作はヤメレ
#right(){(19:758)}
**なぜライフルの銃身の内側には、らせん状の溝が掘ってあるんですか?
銃身は、炭素分の多い固い鉄だ。弾丸は、鉛だったり、鉛に銅の薄皮をかぶせた比較的軟らかい金属だ。
この溝が、弾に食い込んで、飛び出すとき、螺旋の通りに回転する。
回転している物体は、向きが変わりにくい(ジャイロスコープ効果)から、弾丸は尖った先端を常に前に向けて飛翔する。
威力も減らないし、命中精度も狂わない。
画期的な発明だったのだ。この溝のことをライフルというのだぞ。
蛇足・・先込め銃はライフルが使えない。だって、先っぽからストンとは弾が入らないだろ?
(例外はある。うまい工夫を考えた人がいるのだ。先込め式のライフル銃はあった。)
#right(){(20:168)}
**ライフルが高速・小口径化してるのは何故でしょうか。
人間様が肩に当てて撃つんだから限界がある。自動銃だと4kg以内の重量で
フルオート射撃のコントロールが出来る範囲で低速・大口径を選択すると遠距離で当たらない。
戦場に馬が居ないのなら人間を殺せる程度の弾で十分。
もっと長いスパンで考えると、19世紀以前は滑空銃が主力だったので口径が比較的大きかった。
ライフル銃の普及で13mm以下が普通になった。
当時の小銃は黒色火薬を使用していた為、初速が低かった。
理想的には人間の身長を超えない弾道で低伸する事が望まれたから
無煙火薬の発明により20世紀への変わり目頃に8mm以下になった。
#right(){(20:937)}
**小銃(たとえばM16)の射程はどれくらいですか?
M16A2だと、最大射程は800mです。
で、リアサイトの照準を800mレンジにするとリアサイト自体が少し持ち上がります。
フロントサイトは固定なので、目標をサイト内に捕らえると
銃身は若干上向きになります。
射手自体が意図的に銃身を上向きにすることはありません。
で。800mでマンシルエットに当てられるか、って言われたら
「不可能ではないが、まず当たらんのでは?」
と思います。有効なのは3~400mまででしょう。
#right(){(27:739)}
**戦後、自動小銃の弾薬の主流が7.62mmから5.56mmにシフトした理由は何でしょうか?
弾丸の威力は7.62mmのほうが5.56mmより高いですが、
いかんせん携行用の自動火器用としては反動が大きすぎ、フルオートでの
制御ができず命中精度に問題が出てしまいました。
また弾丸が大きくかつ重いため携行弾数の問題もあり、その是正もあったようです。
#right(){(32:バッチ3)}
**猟銃って散弾銃ですか?
猟銃=散弾銃とは限らない。
猟銃は猟に使う物全般を指す。散弾銃はそのカテゴリーの一部に入る。
もちろん猟に使わない散弾銃もある。
#right(){(35:744)}
**小銃で発射可能な榴弾のようなものは何なのでしょうか?
手榴弾です。銃口に専用アダプタを付け空砲のガス圧で飛ばします。
手榴弾の人力投擲の最大距離と迫撃砲の最小着弾距離の隙間を埋める為に存在してました。
現在は専用弾を使うグレネードランチャーが主流です。
#right(){(37:67)}
**カービン銃ってライフルと何処が違うんですか?
カービンとは騎兵銃と訳されるように、
本来は騎兵が馬上で撃てるようなコンパクトで軽い銃のこと。
現代では歩兵用のライフルの小型版(銃身切り詰め、折り畳み銃床など)を
もっぱらカービン(カーバイン)と呼んでいる。
#right(){(37:361)}
**銃身が曲がった小銃ってありますよね?それって何の意味があるんですか?
>壁に隠れながら撃つことが出来るとか?
その通りです。
しかし曲がった銃身を通る時に弾のエネルギーが激減するのと
銃身の寿命が著しく短い事などから現在は使われておりません。
そもそも隠れた状態では照準も満足に出来ませんから適当に
弾をばら撒く位しかありませんし。
#right(){(37:629)}
大戦中にドイツ軍がStg44という小銃の銃身を30度曲げた型を作っています。
これは照準もプリズムで補正していますので、物陰から射撃が可能です。
90度曲がった戦車兵が戦車内から撃つのも存在します。
たしか、朝鮮戦争中に米軍もトンプソンの曲射銃身型を作っていた様な覚えもありますが、
これらの銃が役にたったという話は聞きません。
現実に、このような銃は現在、軍用から姿を消しております。
#right(){(37:633)}
**ライフルのピストルグリップと伝統的な形状のストックとの利害得失を教えてください。
ピストルグリップはストックの折りたたみ機構を装備できるため
取り回しや重量面で有利になります
そうでない場合、照準が正確になり、白兵戦でも便利です
その他としては射撃時の肘の位置が変わります
#right(){(60:349)}
**自衛隊や警察等は対物ライフルをもっていますか?
自衛隊は持っていません。
#right(){(71:剣恒光@自衛隊板 ◆yl213OWCWU)}
**戦後基幹小銃としてフルオート外したアサルトライフルを採用した国っていくつかあるけどこれのメリットって何?
どんなに訓練しても、敵を目の前にすれば興奮してトリガーを目一杯引き絞ってしまうのが
人間の心理。こういうのは構造的にできなくする方が正解。
#right(){(74:262)}
特殊部隊兵士がそうコメントしてたのを読んだことがあるが、
(バースト機構とか複雑なものを嫌がっていた)
当局がそこまでは訓練しなくても良いと考えている。
#right(){(74:263)}
FALの英国版のL1A1などのことを指しているのなら
戦後すぐに西側の標準となった7.62×51弾は、アサルトライフル弾としては強力で
フルオート射撃は反動が大きいために、命中が困難で実用的ではなかったため。
日本の64式小銃なんかは減装弾を使用したりしてこの問題を緩和している。
#right(){(74:327)}
**戦闘ヘリってライフルで落とせる?
あたりどころが本当に良ければ。
普通は無理。
#right(){(74:741)}
120mmライフルなら十分落とせる
#right(){(74:742)}
イラクのアパッチはともかく小銃でも撃墜は出来る。
WW2の時は38式歩兵銃でP-40戦闘機を撃墜した記録もあるくらいだ。
#right(){(104:279)}
**ラピッドファイヤーってトリガー引きっぱなしでショットガンが撃てる機能と聞いたんですが、本当に実銃であるのですか?
ラピッドファイヤ
ウィンチェスターM1897等の昔のポンプアクション・ショットガンでは
できるものがありましたが、最近のものは安全性の面から採用されていないようです。
#right(){(75:18)}
18に補足
ショットガンでのラピッドファイアとは、トリガー引いたままポンプアクション
をすることで連射できるという機能でつ。
慣れた人なら5発/秒できるらしい…
現在はメーカーの自主規制で出来ない物がほとんどです。
#right(){(75:61)}
**小銃がプレス加工よりは削りだし加工が、折りたたみ銃床よりは固定銃床がそれぞれ命中精度が高いと聞きました。
>実際それほど違うものなのでしょうか。
削り出しのほうが微妙な調整、タイトな作りにできるので精度を上げやすい。
固定のほうが折り畳みよりガタがないのが普通なので精度を上げやすい。
そういう事であって、あくまで傾向の話。
プレスの銃だろうが何だろうが工作精度を上げ、ガタを減らせば命中精度が上がるのは当然。
#right(){(76:432)}
**どうして小銃やライフル銃の発射形式は機械式なのでしょうか?
電気式だとよけいな部品が多くなり
信頼性に問題が出てきます。
命中精度ですが、どうせ反動があるのだからそれほど問題になりません。
別に長距離砲や戦車砲のように、1ミル精度を求められないので。
#right(){(77:544)}
大きさや製造コスト、使用する環境などの制約を考えた場合
銃器のレベルでは電気式より従来通りの機械式のほうが
「ベストではないがベターな選択」だと言えるでしょう。
ひょっとすると、今後の進展次第では電気式が主流になることも
ありうるでしょう。しかしながら、手動装填機構を持つ軍用銃が
生き残るように機械式点火機構も残っていくかもしれません。
ちなみに競技用ピストルには電気式の引き金を持つものもあります。
#right(){(77:通りすがり)}
既に>>544で詳しい回答が出ていますが、信頼性の問題もありますし、コストの
問題もあります。
雷管を叩く小さな部品に比べ、相当コストがかかります。
小銃などもタダではありませんし、数を揃える必要がありますから、こういう昔な
がらの機械式が使用されていると思われます。
#right(){(77:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**ライフルのことを日本語では”小銃”と呼んでいますが、何故”小”銃と呼ぶのでしょうか?
小銃とは、大砲あるいは初期の長大な銃に比して小さいから小銃と言います。
#right(){(78:210)}
昔の銃は銃身が長かったんです。
それと比較して銃身が短いので「小銃」なんです。
小銃の多くは、騎兵が持ち易いように短めな銃=騎銃として生まれて、
それが便利だったので歩兵も持つようになって騎銃じゃ変だから小銃になりました。
で色々とありまして(技術革新や戦場の変化)、
現在はその小銃がスタンダードになりましたとさ。
#right(){(78:211)}
**現在の小銃はどの位の性能(有効射程、命中率、装弾数、威力等)が有ればまぁいいか、と成るのですか?
M16系統やAK系統と同等かそれ以上が望ましいって所でしょ。
有効射程200m以上、装弾数20発以上、全自動もしくは半自動、バースト射撃機能選択
初速は700m/s以上、威力は歩兵を死亡又は負傷させる程度ってとこと思われ
#right(){(80:21)}
**ライフル銃は銃身の内側にらせん状の溝を入れてるそうですが、そうしてるのはライフル銃だけでしょうか?
現在では大抵の銃がそうです
#right(){(82:797)}
銃身の内側にらせん状の溝 ← これのことをライフル(ライフリング rifling)っていうのです。
この世のほとんどの銃・砲は(マシンガンも拳銃も大砲も)ライフリングが施されてまつ。
一般にいわれる「ライフル」銃ってのは、歴史的経緯みたいなもんで、
そう呼ばれてるだけのはなしでつね。
#right(){(82:798)}
**第二次世界大戦で自動小銃を持っていたのはドイツだけ?
旧日本軍は、第二次世界大戦の時点では自動小銃を持っておらず、(開発はしていた)
第二次世界大戦勃発の時点で自動小銃を持っていたのは米軍だけ。
大戦後半になって、ドイツの自動小銃が完成した。
#right(){(83:眠い人 ◆ikaJHtf2)}
ソ連がSVTシモノフM1936とSVTトカレフM1938の2種類の自動小銃を配備してます
#right(){(83:920)}
**スパイ映画とか見ると、ライフルの銃口に指を入れると暴発防止が働いて発砲しないそうですが、これはどの銃でもあてはまりますか?
実際は指が吹っ飛んで銃身があぼーん
#right(){(86:886)}
暴発防止装置なんて物は付いてません
#right(){(86:888)}
鉄パイプ爆弾を至近距離でかましたみたくなります
#right(){(86:891)}
んなこたぁ無い。
高圧に耐えられるような詰め物をしないかぎり、
暴発なんてしません。(暴発防止装置なんてのも普通はついてません)
銃身もあぼーんしません。指なんて一瞬で抜けてしまいますし
射撃にもなんら影響しません。
#right(){(86:905)}
んなこたぁ無い。
高圧に耐えられるような詰め物をしないかぎり、
暴発なんてしません。(暴発防止装置なんてのも普通はついてません)
銃身もあぼーんしません。指なんて一瞬で抜けてしまいますし
射撃にもなんら影響しません。
#right(){(86:905)}
そんな便利なシステムはない。
ただ、ショートリコイル方式(特にブローニング方式)の自動式拳銃の場合、
そのまま押すと、シアが外れたりして、トリガーとハンマーの連結が切れてしまって、
発射不能になります。ガバとかF92とかのモデルガンで試してみて下さい。
ついでに。リボルバーを突きつけられたら。ダブルアクションの場合は、
上から被せるようにシリンダーを強く握るとよいとか。
トリガー、ハンマーと連動しているから、ここが動かなくなると、発射不能になります。
ハンマーが既に起こされていたら、ハンマーの前に指をさし込む。
すごく痛いけど、撃たれるよりはマシ。こちらもモデルガンなどでお試を
(ただし、実践はお奨めしません。素直に手を上げましょう)。
ライフルはそういった作動部分があるタイプがほとんどないので
(一部ショットガンはショートリコイル式を採用しているものがあるそうですが)、
上記のような手は使えません。
しかし、指を突っ込むと、>>886のように自分の指&手も吹っ飛びますが、
銃身も裂けたりします。
その破片で向こうも痛い目をみるので、それを恐れて撃てなくなります。
#right(){(86:911)}
**儀仗用兼、狙撃ライフルの開発なんて贅沢?
狙撃ライフルと儀仗は両立しない。
長物で捧げ銃したまま微動もしない儀仗隊なんて
国家に対する義務の範疇を越える要求だんべ
#right(){(87:869)}
>英国の近衛儀仗兵はL86じゃなかったっけ?
>しかもあのカコワルイ銃剣付き
英国の近衛連隊は、戦争が始まったら最激戦地へ送られるから、
有事も平時も同じ装備を渡してるだけではなかろうか。
#right(){(87:872)}
**多くの国が主力小銃のフルオートを外してるのは無駄ダマを撃たせないため?
フルオートを全廃したのはM16A2など、少数派です。
特にM16系は発射レートが高くてフルオートの制御が難しいとされてますから、連射を
捨てて、3点射にしてしまったのでしょう。
元々、軽量高初速弾は、ダメージを与えてる筈なのに反撃されてしまう事例が知られてい
ます。
そのため、3点射が奨励されています。
(無駄弾を撃たないためにセミオートを使ったりはしません。)
#right(){(94:79)}
**「叉銃休憩」とはどういう休憩なんですか?
こうする
/|\
↑↑↑
銃銃銃
#right(){(94:311)}
**アンチ・マテリアル・ライフルとはいったいどのようなライフルなのでしょうか
あれは、国際条約で非人道的兵器と認定されるのを防ぐため、あえて本来の
目的とは違った名称を付けているだけです。
本来の目的は「対人用」
長距離狙撃&物陰に隠れた相手の狙撃のために装備された兵器です。
#right(){(94:853)}
**「カービン」というのはどういう特徴を持った銃のことを言うのでしょうか?
元々は馬上で取り回しし易くする為に、小型・軽量に作られた騎兵銃の事です
(carbineを辞書で引いてみて下さい)
現在では、通常の歩兵銃に比して小型・軽量の物を指していると思います
#right(){(97:420)}
カービンを日本語に訳すと「騎銃」になります。
本来は騎兵が馬の上でも扱えるような、小型・軽量の小銃のことを意味していました。
現代は、通常型よりも全長・銃身長を短くした小銃を意味し、
主として戦車部隊や空挺部隊、指揮官用として使われています。
#right(){(97:422)}
**プライベートライアンでジャクソンが的の砂袋で固めた基地(?)をライフルで吹っ飛ばすシーンがあるんですが
>ライフルってそこまで威力強かったですか・・・・・?
使用されている30-06という弾丸は、
同じ30口径でも308.winよりは装薬部が大きく火薬の量が多くでき強力です。
100m先から垂直に撃たれた308.winを土嚢で完全に防ぐには
最低で1mの厚さが必要と言われていますから、
その威力も想像できようと言うものです。
#right(){(98:182)}
以前どこかで同じ質問があって、返答が返されてるのを見た事があるが、どこだったか判らないので記憶モード
「カットされてしまったが、ジャクソン以外の兵隊が土嚢積みの銃座に向かって、ライフルグレネードを発射するシーンがあった」
#right(){(98:183)}
**自動小銃の動力って何ですか
大半が発射ガスの反動を利用してます。
#right(){(100:169)}
ばねと燃焼ガス
#right(){(100:170)}
動力なんてねーです。
強いて言えば、装薬のガス圧。
#right(){(100:171)}
ロシア製の自動小銃であまりにも省力・小型化したために超小型ガスボンベを
内蔵して燃焼させて廃薬するって変わりダネもアル。
#right(){(100:172)}
**WW2の頃までの小銃ってストックに弾倉を内蔵して上からクリップなどで装填するタイプが主ですけど
>あれはどのような理由からなのでしょうか?
箱形弾倉は格好悪いという時代だったのです。
#right(){(102:893)}
単に過渡期だったからでしょう。今ほど弾量や速射性に対する要求が強くなく、
のんびり装填していられる時代だったということです。
それでもそれまでの単発銃に比べれば速射が効くようになっていたわけで、
半自動銃/箱形弾倉に至る過程だったわけでしょう。
#right(){(102:system)}
中途半端ですがw
19世紀末のボルト・アクション式モーゼル銃の設計が原点で
五発セットのクリップで押し込み装填しクリップは外します。
M1は作動方式がガス・オペレーションで構造が違い、八発セットのクリップごと装填し、
全弾撃ち終ると最後にクリップが排除されます。
#right(){(102:一等自営業 ◆BVruYgneoI)}
M1ガランドの場合は、ジョン・C・ガランドが、変形の可能性があるとして
銃から露出する箱型弾倉を嫌ったのであんなややこしいことになったそうです。
#right(){(102:900)}
**現代の戦場で小銃にフルオートやバースト機能は必要でしょうか?
フルオートは突撃射や突撃阻止射撃に使えるし
バーストは確実に倒すため必要
#right(){(106:717)}
**フセイン元大統領がよく片手で小銃?を上に構えて撃つ映像が以前はよく流れてましたが、
>小銃なんてそんな程度の衝撃しか無いんですか?
そんなもんです
弱装弾や騎銃なら余裕
#right(){(109:637)}
**自動小銃の「フルオート」と「セミオート」の違い
フルオートは後者のトリガーを引いている間、弾が発射される です。
セミオートはトリガーを引くと一発だけ発射されます。
#right(){(109:848)}
>セミオート選択時には忙しく指を動かさないと連射できないんですね。
フルオート/セミオートの質問者は、ここを理解して欲しい。小銃の歴史という物は、
種子島銃のような単発銃
→38式小銃や西部劇のウィンチェスターライフルのようなボルトアクション/レバーアクションの連発銃
→セミオートマチックライフル
→フルオート選択可能なオートマチックライフル
→3点バースト機能付きオートマチックライフル
という道筋を辿ってきたわけだ。つまり、単位時間あたりにより多くの弾丸を発射できるようにする、
ただし、コントロールできないほど強い反動が発生する連続射撃は避けたい、というわけだ。
ボルトアクションライフルの全盛期に、すでに据え置き型の機関銃は実用化されていたが、
ライフルが一足飛びにフルオート化されていない点に注目して欲しい。
フルオートから(弾の節約という理由で)セミオートが生まれたわけでは無い、ということだ。
#right(){(109:877)}
まず、給弾の自動化が考案され、これをオートマチックと呼んでいました。
次に連続発射と単発発射を機械的に制御する機構が開発されて、セミ/フルの呼び分けがされたのです。
#right(){(109:878)}
M16系はフルオートの発射レートが高く、ボルトスプリングの構成上、振動も大きいとされる。
導入後、M14と比較されることが多かったから、大袈裟な問題にはされなかったが、
現代の基準では、けっこうフルオートが制御し難い銃として知られている。
そこら辺がフルオートを廃して、代わりにバーストショットを装備した理由と言われてる。
A2採用時、なぜ構造的な扱い難さをほったらかして、フルオートを廃した理由は不可解と言われていた。
(制御しやすく改良した上で、射手の指でバーストショットを行った方が良いと言われていた。)
#right(){(109:901)}
**自動小銃で銃身が滑腔砲の様になっていたりする銃は無いのでしょうか?
戦車砲の場合、APFSDS弾やHEAT弾を撃つためライフルがない方が有利なんですが
小銃の場合そんな弾打てないので、古典的なライフルを施した銃が標準です
#right(){(111:460)}
銃の製造技術が乏しかった頃は当然ない。(火縄銃とか)
あとショットガンにもない。必要ないから。
でも、軍用小銃ではライフリングを削って得られる利点や必然性が無い。
相当に製造工程やコストを削った急造銃とか、
犯罪者が旋条痕付くのを恐れて消すケースでもない限り
「滑腔銃」は無いと思われる。
#right(){(111:461)}
**軍用小銃は有効射程の縮小を承知で小口径化による携行弾数増大の方向へ進んでいるようですけれど、
>これがさらに自動小銃廃止・サブマシンガンへというところまで進んでしまう可能性はあるのでしょうか?
まー将来のことなんてわかりませんけどね。
現在の研究開発の動向からして、小銃がサブマシンガンに全面的に置換される
ことはないでしょう。個人が携行可能な火力は増大する傾向にありますから。
射程の縮小と言っても限度があるし、小口径化による銃弾の威力の低下にも限度があります。
更に、近年の個人用防弾装備の充実振りを考えると、小銃が不要になることはないでしょうね。
#right(){(112:731)}
**今時自動じゃない小銃なんて有るんですか?
ゲリラなどは銃が無い場合にコッキング式のライフル使ってます。
アフガンでも場所によってはモシンナガンやモーゼル使ってましたよ。
#right(){(114:811)}
小銃=ライフルということで、自動装填でない小銃、すなわちボルトアクション式等の
手動装填式の小銃は「自動でない小銃」となります。
軍用(または警察用)としては、狙撃銃に多く見られます。
例)ボルトアクション式狙撃銃・・・M24、L96A1、SIG SSG2000、FR-F1 など
また、一般の猟銃や競技用ライフル銃には、にボルトアクション等の手動装填式のものが数多くあります。
#right(){(114:ちゃぎ ◆fSfdiYoeFc)}
他に、軍用狙撃銃はボルトアクションが基本ですね。
#right(){(114:814)}
**3点バーストのみあってフルオートの無い銃は、3発撃ったあと次の3発まで引き金引く時間が空くと思うので
>敵との打ち合いで撃ち負けたりしないんでしょうか
敵もフルオートでマガジン撃ちきるような撃ち方はしません。
必ず数発ずつの切り撃ちをします。3点バーストはこれを機械的に行うだけです。
3点バーストの状態で弾をを一発しか撃たない場合、引き金を戻した時点で
機構が最初の状態に戻り、また3発撃てます。
#right(){(115:639)}
実際の戦場は映画とは違いますので、余程の接近戦でもない限りフルオートでバリバリ撃つ事はありません。
フルオートで撃つと銃口が上を向いてしまい、3・4発目以降は無駄弾になると言われています。
ですので基本はセミオートです。
またフルオートで撃つ場合でも数発ずつの射撃を行います。
これを俗に「指切りバースト」と言い、主にバースト機構のない銃で用いられます。
要するにバーストと全く同じ事をやってるわけですね。
#right(){(115:640)}
3点バーストの銃で一発しか出ないように撃つなどそもそも不可能ですが。
#right(){(115:641)}
**銃の弾倉というのはどれ位まで伸ばせるものなんでしょうか?
>例えばM16、あの30発入り弾倉を一次元的に伸ばしていけば、50とか100とかも出来るんでしょうか。
弾倉の中のバネが強くなって、装弾が大変そうだん。
#right(){(117:645)}
もちろん余り長く伸ばすとジャムりやすくなるし、装弾が大変になる。
ソビエトのAKのバリエーションとして軽機関銃型にしたものがあって、
それは40発型と45発型があった。
実用限度はそのくらいでは・・・。
Rが45度を超えるくらいになってくると、弾の摩擦計数とそれに負けずに押し出すスプリングの強さ、
そして最終的に装弾される時の弾の送り出し強さのバランスがとれなくなるのでは。
・・・あとなによりあまり長い弾倉だと、伏せ撃ちができなくなってしまうし。
#right(){(117:647)}
AKMにはあるマニアが自作した100連バナナマガジンがある
凄いぞ
銃身の先っぽで固定する
あとはイングラムの100発マガジン
これもかなり長い
#right(){(117:650)}
一般的な押し上げ型弾倉ではスプリングの強さと装弾に要する力、残弾数による
押し上げ力の変化によって問題が起きます。螺旋型給弾機構がこれを解消する
手段となります。
ロシアのバイソンが64連弾層
アメリカのキャリコが50~100連弾倉
でともに実用に供されています。
#right(){(117:system)}
**ライフルの銃床で殴られるとどれくらい痛いのですか?
死ぬ程痛いよ(w
#right(){(119:556)}
鉄帽が凹んだり、あごの骨が砕けるくらい痛いです
#right(){(119:557)}
ライフルってもいろいろありますが、三八式歩兵銃が約4kg,
アメリカのM-16でも約3kg程度の重量があります。
同じくらいの重さの棒なりなんなりで一度ぶん殴られれば
大体の痛さが分かるんじゃないでしょうか。
本じゃダメですよ。しばしば人を殴り殺すのに使われる金属バットが大体重量1kgです。
#right(){(119:559)}
**アンチマテリアルってなんですか?
対物
#right(){(120:sa)}
>「非マテリアル」って意味じゃないんですか?
アンチ・タンク=対戦車
アンチ・エアクラフト=対空
アンチ・サーフェイス=対地
アンチ・シップ=対艦
アンチ・ミサイル=対ミサイル
アンチ・バリスティック・ミサイル=対弾道弾
ときて、何で、軍事系で、
アンチ・マティリアル=対物
をあえて、「非マティリアル」と訳さねばならんのです?
#right(){(120:716)}
辞書くらい引いたほうがよかんべ。
an・ti-
「反対・非・逆・対」の意。
聞きたいのは「アンチマテリアル・ライフル」のことだと思うが、普通
対物ライフルと訳す。大口径で装甲車なんかの破壊を狙ったライフルね。
#right(){(120:717)}
装甲車よりもむしろもう少し脆弱で高価値な目標に使われるようです。
SAMのレーダー、司令車、燃料集積所、通信施設などなど。
もちろん装甲車にも使用可能です。
全周、12.7mmAPや20mmに耐えられる装甲車はまずありません。
#right(){(120:system)}
>装甲車が12.7mm(×99?)に撃破されちゃうんですか!?
装甲板を貫通できます
#right(){(120:729)}
そもそも元々対装甲車用
#right(){(120:732)}
**米軍が使用している50口径の狙撃銃の弾薬についてなのですが、
>通常の弾の他に、徹甲弾や炸裂弾、曳光弾などの特殊な種類があったりするのでしょうか?
米軍の50口径アンチマテリアルライフルは専ら徹甲弾
を使用します。標的が車両等であるのが主な理由です。
狙撃兵が曳光弾を使うのは、精度の高い狙撃で
機関銃の撃つ先を助けるためといった目的で使われますが
アンチマテリアルライフルではそういうコンビネーションは
ないため、使用されません。
#right(){(121:238)}
[assault rifle ammunition] で検索してみなさい。
#right(){(121:239)}
**小銃の銃身を肉厚厚くすれば同じアサルトライフルとSAW(軽機関銃)と同じでは?
アサルトライフルの銃身を強化して弾倉も大型のものを付けた
”分隊支援火器型アサルトライフル”というのは存在する。
しかし、結局使い勝手が悪いのですぐに廃れた。
銃身を強化すれば重くなり、安定性の高い射撃を求めるとニ脚(バイポッド)が必要になる。
さらに、装弾数の多い弾倉は、かさばるし重い。
そうなると、元のアサルトライフルのままのデザインでは持ちづらいし撃ちづらいから・・・と
やっていくと、元のアサルトライフルとは互換性の無い部品の多い銃になってしまう。
それなら軽機関銃を別にデザインすればいいじゃないか、ということに。
アサルトライフルはもともと「必要な時は連射できる銃」であって、
「何百発も連続して弾を撃ちつづける銃」という目的には設計されてない。
自動小銃に想定される連続発射数はせいぜい数百発だが、機関銃に想定される
連続発射数は千発単位になる。
要求される強度、構造が全然違います。
あと、MINIMIの銃手はちゃんと予備銃身を持ち歩く。
必要無い時は装甲車の中に置きっぱなしにしたり、予備の弾薬箱と一緒にしておいたりするので
映像とかにあまり映っていないだけ。
#right(){(123:639)}
アサルトライフルをフルオートで撃つ事など映画やゲーム以外にありえない。
#right(){(123:645)}
当初アサルトライフルをフルオートで使った結果、反動で当たらん、弾は減る、とゆーことが
わかって、現代の三点射に落ち着いたわけです。アサルトライフルをフルオートで撃つ場合、
銃身の過熱に至らないまでも、弾倉交換でしばしば射撃が途切れる、軽量なので連射時の
コントロール困難など、問題が多く、数十発単位の連射にも適してはいません。
#right(){(123:system ◆systemVXQ2)}
**歩兵でライフル持ってる人とサブマシンガン持ってる人がいるのはなぜ?どうせならサブマシンガン持っていきたいよね。
ライフルとSMGの有効射程は全然違うし特性も違う。
ライフルは遠くの目標に狙って撃つのが目的。砂漠とか開けた土地じゃコッチの方が。
SMGは近くの目標に弾をバラ撒くのが目的。市街地など距離を必要とされない場合はコッチ。
#right(){(378:352)}
いつの時代の話でしょうか?
現代の先進国の歩兵なら、ほぼ全員がアサルトライフル装備ですが。
第2次大戦の頃なら、サブマシンガンは拳銃弾を使用するので遠距離の撃ち合いでは不利。
ライフル(おそらく通常の小銃のことだと思いますが)は発射速度が遅いので接近戦では不利。
で、お互いの欠点を補う意味で、両者が混在。
あと、将校や上級下士官は、全体の戦況を判断して部下に適切な指示を出すのが本来の仕事で、
自ら積極的に撃ち合いに参加することは少ないので、軽いサブマシンガンを持ち歩くことが多い。
#right(){(378:353)}
**評価の高い狙撃銃ってなんでしょうか
[[M16>http://ja.wikipedia.org/wiki/M16]](?)
#right(){(457:583)}
「評価」の基準をどこに置くかで選ぶものが全然違う気がする。
警察と軍では狙撃の条件が全く違うしな。
ただ、確かにM16系(AR-10/AR-15系列)は軍民ともによく使用されてるね。
#right(){(457:588)}
M16をカスタマイズした狙撃銃がいくつか作られてるというだけで、特にM16の評価が高いわけではない。
参考までに代表的な狙撃銃の一覧。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%99%E6%92%83%E9%8A%83%E4%B8%80%E8%A6%A7
**戦場で使われる軍用狙撃銃ってどうやって持ち歩くんですか?
>2メートル近いものとか邪魔で仕方ないと思うんですが、やっぱり分解しといてあとで組み立てる?
7.62mmクラスならともかく、12.7mm以上とかの対物狙撃銃だと2分割が普通。
精度に直接関わらない銃床あるいは二脚などの部分を別にして運搬します。
2メートルちかい狙撃銃? んな銃あったか?もしかして対物ライフルと間違えてないか。
一般的な対人狙撃用の7.62mm狙撃銃とかは分解しない。それ自体が精密機械みたいなもんだから、
狙撃手自身の手によって事前に念入りな調整が行われている。
分解なんかしたら、その調整が全部狂っちまうぞ。
南アのNTW-20、14.5mmバージョンが最大かな。全長が2m超えてる。
全重も30kg近いので、銃床、二脚などの部分と、銃身、照準器の部分に分けて2人で運ぶ。
12.7mmでも分割して運ぶものは珍しくない。
#right(){(350:184-188)}
**リュングマン方式のライフルをガスピストンに変えるパーツとかありますか?
あります、HK416や、コルトの新型のM4はガス・ピストン方式となっており
サードパーティのコンバージョンキットも多数存在します。
#right(){(458:119)}
**よく歓喜に沸く兵士などが,銃口を空に向けて発砲するシーンを見るのですが,あれは空砲ですか?
>本当に撃っているならば,いずれ物凄い勢いで落下してきて危険だと思うのですが,実際のところ,どうなんでしょう?
空砲の場合もありますが,実弾の場合もあります.
実弾の場合,放物線軌道を描きながらじきに落ちてきますので,当たると危険です.
実際に,これによる怪我人や死人が出ています.
#right(){(眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
大怪我、もしくは死に至ります。
要は空気抵抗の減速分以外は、発射された状態とほぼ変わらない運動
エネルギーを、その弾は持っているからです。
#right(){(46:253)}
空に向けて撃っても空気抵抗で終端速度は落ちるが、参考までに
「つかぬことをうかがいますが・・・」 ニュー・サイエンティスト編集部編 ハヤカワ文庫 pp74あたりから
7.62mmの弾丸で初速が840m/sのものの終端速度は70m/s程度
損傷が頭部に集中するため死亡率と重症率は高い
22口径ロングライフル弾の終端速度は、弾丸が底を下に落ちる場合60m/s
くるくる回って落ちる場合43m/s
皮膚を貫通するのに必要な弾丸の速度は45-60m/s
などと書いている
#right(){(368:347*一部加筆)}
**銃身が長いの短いのってありますが、市街戦ではどっちが有利なんでしょうか?
銃身を短縮した小銃は、市街戦から屋内での近接戦闘に移行した時の取り回しを考慮して装備されました
また短縮した銃身でも威力の低下が少ない弾薬への切り替えも進んでいます。
#right(){(三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**対空用途専門に製造された対空ライフルってありますか?
単発のライフルでは狙って当たるものではないので、そういう場合は対空機関砲/銃なりミサイルなり大口径の対空砲なりを使う。
当たればめっけもん、あるいはパイロットをびびらせるために大勢で低空を飛ぶ航空機を撃ったりすることはあるし、それで落ちた場合もある。
#right(){(初心者スレ369:750)}
いくら昔の飛行機でも高度は高いわけで、肩撃ちできる口径のライフルを真上に向かって撃っても
なかなか届かない~届いてもその頃には飛行機はそこにはいないので当たりません。
曳光弾使わないと弾がどこに行ってるかもわからず、曳光弾見ても距離感がわからないので
どう修正していいか見当がつかない。すぐに飛行機は射程外に出てしまう。
万一当たっても、たかだか10mm程度の口径ではまず撃墜は期待できない。
ですから、対空兵器の歴史は歩兵砲を上に向かって撃つところから始まっており、
口径の小さいものでも重機関銃程度、通常は機関砲以上となります。
#right(){(初心者スレ369:753)}
**軍用銃について写真つきで解説しているサイトや書籍があったらおしえてください
『世界の軍用銃』(坂本明:文林堂)
大判のイラスト主体なんで、わかりやすいことこの上なし。
ボルトアクションライフルの構造の紹介もあった。
#right{(360:820)}
**小銃のゼロ点調整はどのように行うのか
>以前、某スレに「89式小銃の上下のクリック修正はM-16同様に"照星を廻して"行う」との旨を
>書き込んだところ、否64式と同様に「照門の"上下転輪"を廻して行う」との反論がありました。
>確か記憶では、照門の上下転輪は「射距離設定」(200mや300mなど)だったはず…。
小銃のゼロ点調整は、ある射程に照門のクリックを合わせで射撃し
照星を上下させてゼローイング(ゼロ点調整)します
その後にヴィンテージ調整するようになって居るはずですが
一旦ゼロ点調整された銃であれば、射距離に合わせて照門を上下させる事に成ります。
#right{(478:982,三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**対戦車ライフルや対物ライフルは反動を軽減するための特殊な機構が付いてるそうですけど、
>それはどんなものなのでしょうか?マズルブレーキ以外それらしい物は見当たらないのですが。
PTRDの場合だがこのページに有るように、後退を制限する誘導パイプとかが装備されてる。
http://www.h5.dion.ne.jp/~gun357/ptrd1941.htm
#right{(507:472)}
銃床部分に緩衝バネや野砲みたいに後退・復座装置とかが付いてた。日本の九七式自動砲の場合ね。
因みにマズルブレーキの反動軽減効果はかなり高く、現代の対物ライフルはショットガン程度まで反動を軽減されてる。
初期の対戦車ライフルであるタンク・ゲーベルはこれらが付いてないため洒落にならない反動だったそうだが。
#right{(507:473)}
**小銃のボルトの閉塞ってどうやっているんですか?
>単にスプリングだけで薬莢のお尻を押さえつけていたら、火薬の燃焼圧力が後ろへ来てしまうような気がするんですが。
>あと、M16にはバレルからガスを導入する機構が無いようですが、これは単純に反動で排莢しているんですか?
この辺が参考になるかも
http://jp.youtube.com/watch?v=LM-GGgX7RBw
動画はMini14なのでAKやM16のマイクロロッキングとは違うけど、Rotating boltなのは同一。
露出してるので分かりやすい。手で動かしてるのがボルトキャリア、回転してるのがボルト。
実際にキャリアを動かすのは火薬ガスなんで、その辺脳内で変換。
1.発砲
2.銃身の前の方にある穴から取り込んだガスが銃身と平行してるガスピストンを介してキャリアを動かす
3.キャリアが少し空走(キャリアは重いので軽い弾に比べるとゆっくり動く、この間に弾は銃口から出て銃身内の圧力が下がる)
4.キャリアとボルト間のカムがボルトを回転させる
5.ボルトが回転してロッキングが外れる(レシーバと噛み合ってる部分が外れてるのが分かると思う)
6.キャリアとボルトが一体化して後退
7.キャリアとボルトが前進
8.ボルトが前進しきるとキャリアとのカムで回転し、閉鎖
大抵の銃はガスピストンがあるけど、M16系とかはピストンが無くガスを直接キャリアに吹き付ける。
動くパーツが軽くなるので振動面や銃身のフローティング化に有利。
つまりRotating boltはボルトが閉鎖状態だと、ボルトの前面をいくら押しても動かない。
キャリアによって回転させられると開放する。銃身軸線上で動作、しかも回転のみなんで色々と有利。
こういった構造は銃によって様々なので「閉鎖機構」「ロッキングシステム」とかで検索するといいかも
#right(){(カラシニコフの銃を語るスレ:90,91)}
**BARは軽機関銃じゃ無いってのを見ました。ならBARってライフルなんですか?
>本とかを見ると軽機関銃だと紹介されてるんですが……。
ブローニングオートマチックライフル(BAR)を軽機関銃と分類しないのは、その運用上の特徴からです
BARは、分隊自動火器と言うカテゴリの最初期のもので、小隊と供に前進し、補助的に火力支援をする火器で
二十発弾倉を使用し、ガランド小銃を装備した小隊分の火力を一丁で発揮する事が可能でした
当時は半自動の自動小銃でボルトアクション式小銃の8倍、全自動火器は20倍の火力を持つとされ
この20倍、と言う数字は当時のBARの一弾倉分に相当し、軽支援火器としての評価を受けていました
健在のFN-MAGの原型にもなっていますが、これは機関部分の強度的余裕が相当あったからですね。
#right{(531:297,三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**自動小銃ってセミオートや3点バーストなんて面倒なもの付けないで、フルオートだけでいいんじゃないですか?
>訓練次第で指切りセミ等、柔軟性あって良いと思うんですが
戦場で混乱した兵士があっという間に弾倉空にするから付いてる
熟練した射手がアサルトライフル弾を使用しても、全自動では狙って撃てるのは最初の数発だけ。
結局指切りで数発にしてしまうのなら、バーストだけでいいじゃないか、という考え方もあり、
必ずしもバースト=初心者用ではない。
とはいえ、熟練した射手になるほど「俺の好きに撃たせろ」と要求するし、実際使いこなせるから、
フルオート=熟練者用とは言えるかもしれない。フルオートを初心者に渡したら、
弾もなくなる、当たりもしない、そして間隔置かずに連射して銃身をオーバーヒートさせてしまう
#right{(353:229,236)}
ちうか、小銃の連発機能は「指定銃」として機関銃のような運用するために必要なんだよなあ。
防御んときに、鉄条網に沿って射撃するんだよお。
#right{(353:緑装薬4 ◆8R14yKD1/k)}
**今現在AK以外でタンジェントサイトを採用してる銃はありますか
>それと旧ドイツ軍のMP44はなぜ800mしか射程変更が出来ないタンジェントサイトを採用したのですか
>タンジェントサイトの利点も教えてくだされば幸いです
可変式照尺としては極初期のものであるタンジェントサイトはAKとそのコピー以外には、殆ど採用されていません
MP44は小銃弾に比較して射程の短い短弾薬を使用するため、短くなった射程距離をサイトの目盛に反映させています
またタンジェントサイトの利点は、構造が単純で、簡易に任意の射程に照準線を合わせる事が出来る事にあり
そのため現在ではM203等小銃より射程の短い擲弾発射機の廉価版などに良く採用されています。
#right(){(542:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**海に向かって発砲するとライフル弾は割れるって聞きましたけど雨の日でも有効射程短くなりますか?
水面に当たると衝撃が強いので割れることもあります。雨程度ではほとんど衝撃にはならないので、
そのような問題は起きません。ただ長距離になると精度、速度に影響するでしょうから、
雨量が多ければ有効距離が短くなるでしょう。
#right(){(351:293)}
**AK47とかM16とかそういう表記を指す言葉として、「形式番号」と「型式番号」どちらが正しいのでしょうか
制式番号と言います
AK47なら1947年制式カラシニコフ式自動小銃の略です
これはソビエト/ロシアの兵器の呼称が設計者の名前と採用年を示します
M16なら16型自動小銃の略で、米国ではある時点からM1911やM1919やM1921などのように
採用年を型式番号に当てるのを止めて兵器カテゴリ毎に後に採用した物の数字が大きくなる
小銃なら小銃のM○○と兵器の呼称を決めるように成りました
#right(){(350:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**軍用小銃の研究で、歩兵の負担を減らす徹底的な軽量化という考えはあるんでしょうか。
>もしそういった研究があるなら、どのような工夫(材質や形状)がされているもんなんでしょうか。
>民生ではスカンジウムという金属を混ぜた合金のリボルバー等が出ている様ですが。
徹底的な軽量化を図った結果に成功したのはAR-15
これは3㎏足らずの重量でそこそこの射程と精度を得ていますが
今現在、やや重くなったA2モデルに移行しています
これは軽量化よりも新弾薬に対応した性能向上が優先された為で
今現在、軽量化のみを目指して作られたXM-8は採用されずに失敗したようです
材質の面では樹脂の機械的性質の向上によりエンジニアリングプラスチックが台頭しています
これは小銃のレシーバー向けの材質としても充分で、F2000やタボールなどで採用されていますね。
#right(){(347:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**拳銃弾と同じサイズでSMG用の強装弾薬を用意するというのはWW2ドイツ軍では聞きましたが、他国軍でも一般的だったのでしょうか?
独逸と他国の短機関銃の運用ドクトリンは明確に違います
ほぼ独逸のみが短機関銃(マシーネン・ピストーレ)を、拳銃を強化した自動火器という位置付けなのに対し
各国は機関銃を補助する目的で装備する、拳銃弾を使用する自動火器が短機関銃(サブ・マシンガン)となっています
#right(){(347:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**対戦車ライフルでアパッチを落とせますか?
対戦車ライフル弾つうのは要するに徹甲弾なんで当たれば構造ぶち抜きます。
炸裂弾じゃないんで周辺への破壊効果は低いけど、逆に当たった場所は確実に壊れます。
1発で撃墜するのは確かに難しいけど、当たり所がよければ可能、というレベルの威力は持ってます。
対戦車(物)ライフルを使って対空射撃を行う場合その反動をどうやって受け止めるかが問題となります
水平方向での反動しか考えられてないため上を向いて撃った場合銃は反動で吹っ飛ぶことになります
垂直方向の反動を封じ込めるように固定する手間があれば携帯対空ミサイルを持ってきたほうがいいでしょう
山岳地帯なんかだと(スティンガーなどの携行対空ミサイルやRPGで)低仰角でヘリを狙い射った事例はあります。
旧ソ連のアフガン侵攻時はこの手で多数のヘリが撃墜されました。
市街戦でも似たようなケースはあります。
#right(){(342:256-261)}
**M16、AK47等で水面から水深10mにいる人を撃った場合、殺傷能力はどの位あるんですか?
>それとも10mも届きませんか?
水面下へ向けて銃を撃った場合、到達距離は1mに及びません。AKだろうと、拳銃だろうと。
ある程度以上のエネルギーになると、水中に突入した衝撃で弾頭が砕けてしまうのです。
角度が浅ければ、水面ではじかれてしまいますし。
ですから、10mなら楽勝。
垂直に打ち込まれた場合はその限りではありませんが、水が有効な障壁であるのには
変わりありません。
#right(){(572:20)}
**単発と連発と単射と連射のちがいを教えてください。
>シングルアクションとかボルトアクションとかどういう方式がどれに当たるかもお願いします。
薬室に一発だけ装填して撃ち、空薬莢を抜き、また一発装填し・・・と繰り返すのがのが単発式、
弾倉やクリップで一度に複数の弾丸を銃にセットし、素早く薬室に装填して撃ち続けられるのが連発式。
引き金を一度引くと一発出るのが単射、連続して弾が出るのが連射。
ボルトアクションはライフルの弾丸装填方式の一つ。レバーで円筒形のボルトを前後させ弾丸を装填・排莢。
軍用銃ではクリップで束ねた5連発式のものが多い。狙撃用、競技用や対戦車ライフルなどでは単発式もある。
シングルアクションは、拳銃で引き金を引いて撃鉄(ハンマー)を落としたら、手動(自動拳銃だと後退したスライド
に押されて)でまた撃鉄を起こさなければいけない方式。
#right(){(573:67)}
**小銃の小ってどういう意味があるんですか?大銃ってあるんですか?
「大銃・中銃」があったんじゃなかったっけ?
#right(){(81:66)}
小銃(しょうじゅう)は、個人用の火器で、長めの銃身(弾丸の通る管)を備えた銃。大砲と対になる言葉である。
#right(){(自衛隊板初質スレ90:396)}
「銃」【つつ】元中国語で大砲の意。
抱え銃は小銃という。
#right(){(112:538)}
銃が登場して実用化されたころの銃は、現在に比べて大きく
アルケビューズと呼ばれる当時の火縄銃は、1.5m以上の長さのものがほとんどであり
口径も0.5インチ以上のものが多かった。
それらに比べると近代以降の小銃は小さい故に小銃と呼ばれた。
#right(){(112:541)}
**50キャリバーライフルは人に使ってはいけないと聞いたが、軍事雑誌に普通に人を狙って撃っている話があったが良いんでしょうか?
ハーグの協定で禁止されているのは、Section II、Chapter 1Article 23の
"To employ arms, projectiles, or material calculated to cause unnecessary suffering;"
という部分です。特定の口径を禁止しているわけではありません。つまり
その距離の敵を無力化するのに必要であり、他に適当な手段がなければ
使用してもかまわないわけです。この場合はこれに相当するでしょう。
#right(){(121:system)}
1907年制定のハーグ陸戦規定によると、
「特別の協約により禁止された措置に加えて次のものが殊に禁止される。(中略)
不必要な傷害を与える性格をもつ武器、発射物、素材を用いること(後略)」(第23条)
またジュネーブ条約追加第一議定書には
「その性質上過度の傷害又は無用の苦痛を与えられる兵器、投射及び物質並びに
戦争の方法を用いることは、禁止する」(第35条第2項)
という一文があり、これらを根拠として人体に対して過剰な破壊力を持つ
大口径銃を狙撃に用いることを禁止していると解釈されています。
ただ、上記の通りこれはあくまでも解釈論であり、大口径銃の対人使用禁止を明確に
謳ったものではありません。
ダムダム弾のように禁止が明文化されているわけではないのです。
使用者(米軍)が「これはあくまでも対物狙撃銃であり、緊急かつやむをえない使用である」
と抗弁すればそこまででしょう。
1980年に採択された特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)に関する会合の中でも、
「小口径兵器及び弾薬への取り組み」は引き続き非公式会合を行うとされているのみです。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/arms/ccw/ccw.html
#right(){(121:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)}
映画「プライベート・ライアン」でも20㍉4連装機関砲で、タイガー戦車に群がる米兵を釣瓶撃ちにするシーンがありますな。
まあ実際に戦場にいる兵士にとっちゃ、国際法なんざ知ったこっちゃないのかも。
#right(){(121:198)}
**マスケット銃以降の歩兵銃の歴史は短小化と軽量化の歴史と言っても間違いではないと思いますが、ここまで短小化と軽量化への要求が止まないのは何故なのでしょうか?
>「そんなに屋内で小銃をぶん回すのが嫌なら拳銃でも持ってろ」という事にはならないのですか?
軽量化と威力と火力のバランスを高次元で取ったのが現在の短縮小銃です
例えば室内での戦闘の場合、抗弾装備があれば拳銃弾では簡単に阻止されてしまいます
また装弾数でも拳銃は多くても二十発となりますが、小銃では最低30発と火力でも優勢です
つまり最低限度の威力と火力を保持する最軽量の装備が短縮小銃である、と言う事になり
現実に、拳銃弾と小銃弾の中間的な威力を持つ、所謂個人防御火器が登場しましたが
軍事行動における補給の問題や、文字通り中途半端な威力が忌避されています。
#right(){(574:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**小銃に付けるフォアグリップの長短所を教えて下さい。
長所は、グリップを使う事で、ストックを肩付けてハンドガードを下から支える・・・・と、言う一般的な
構え以外でも撃ち易くなる。特に室内近接戦闘なんかがありうる場面では役に立つ。
後、人によってはハンドガード部にゴテゴテと装備をつけてフロントヘビーなライフルの場合、フォア
グリップの方が扱いやすいと感じる人も居るみたい。
銃のフォアグリップは銃を素早く目標に向ける際にも役立ちます。
銃をしっかり支持する点では掌を面で接触させる普通の前床の方が有利です。
ただし、反動で跳ね上がるのを抑えて連射する際には、
銃身をしっかり下に引けるフォアグリップが有用になります。
#right(){(338:547,582)}
**よく草むらでギリースーツ着て狙撃してる兵士が居るけどなんで銃に色塗らないの?
>そのほうがカムフラ率上がると思うんだけど
スナイパーは実戦ではちゃんと銃にもカモフラージュを施す。
公開写真では判りやすいように銃だけはそのまんまのことが多いけど。
ただ、操作の邪魔になるのと、銃身に布を巻きつけたり垂らしたりすると
弾道性能に影響を及ぼすことがあるので、銃にゴチャゴチャとギリーを
つけることは少ない。
絶対にやらないわけじゃないけど。
#right(){(579:224)}
**今後の新型自動小銃において、銃床が伸縮式でなく固定式又は単に折りたたみ式のものである余地はあるでしょうか?
折り畳み方式に出来るものはそうなるでしょうし
また伸縮式との併用も可能性はあります
銃床の形状の自由度が高くなった事で、その全ての選択が可能である訳ですが
伸縮する事で、抗弾装備の有無によって適切な銃床の長さが変動する事に対応出来ます。
#right(){(580:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**小銃には分解して持ち運べる銃(テラ銃みたいな)があると聞きましたが、使用中に壊れたりぐらついて射撃が難しかったなんてことはなかったのでしょうか?
所謂テラ銃は、落下傘部隊用に、降下時に携行し易い事を主眼として開発されましたが
接続部の強度が小さくまた、その位置も良くなかったので、破損したり精度が良くなかったりしました
その為上述の通り、コンベンショナルな曲銃床形式の小銃においては普及しませんでした。
#right(){(584:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**米軍M4のストックのように何段階かに長さを調整できるストックは、具体的にどのように長さを使い分けているのでしょうか?
体格と射撃姿勢に合わせて。
脇の下にストック挟んで腰溜め撃ちするような時は長くするし、
肩づけで撃つときはもっとも適正な長さになる位置に調節する。
#right(){(335:167)}
補足すると、最近の装備はボディアーマー等で着膨れするので
どちらかと言うと伸縮銃床を短めにセットしないと肩付けが困難な為です
また抗弾装備を除装しての精密射撃時にも最適な全長で射撃出来るメリットもあります。
#right(){(335:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**G3 MP5 FA-MAS なんかは槓桿と遊底が連動していそうですが、閉鎖不良を起こした場合はどうするのでしょうか?
>M16はA1以後ボルトフォアードアシストが付いているのは分かったのですが、ほかの銃がどうなのかが分かりませんでした。
MP5は装填不良が起こったら再度コッキングレバーを操作してジャムを排除します
またそうなる前に整備するような性質の運用をします
G3はボルトキャリアにセレーションが施されていてそこに指を掛け閉鎖します
出来ない場合はMP5と同じ処置を行ないます
FA-MASはコッキングハンドルを連動させたまま固定する機構が装備されていた筈ですので
それを操作して連同固定したハンドルを押し込み閉鎖します。
#right(){(331:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**現代の対物ライフルの口径が重機関銃と同等程度しかないのは何で?
>対戦車ライフルの系譜だったら20mmや30mmがあってもおかしくないと思うのですが。
個人で持って移動するにはそのぐらいが限界なため。
20mm弾を使ってるものとして旧軍の97式自動砲があるが、これなんか59kgもあり、
予備弾も含めると運用に1個分隊必要なほど。
それが人一人で運用できる限界だから。
それ以上では重量から複数人での運用する必要が出てきて利便性を損なう。
大戦期の対戦車ライフルはほぼ全てが複数人で運用してる。
それと、MBTを除くと12.7mm相当の装甲を施している車両ってのは意外と少ない。
APCとかだと7.62mm弾程度の防御力が関の山だよ。
そう言うのが主な標的だから、過度の貫通力はいらない。
#right(){(592:479,481)}
**昔の対戦車ライフルは肩が外れる程の反動なのに、現代の対物ライフルの反動はショットガン程度。どんな工夫でここまで反動が減っているのでしょうか?
肩が外れるというのはいささか誇張表現だが、
最初の対戦車ライフルは歩兵銃をでかくしただけの代物で反動が半端ななかった。
いまのは大型のマズルブレーキを持ってるし、はじめから接地しやすいように出来てる。
なかには無反動砲みたいに後ろ側にガスを逃がす銃まであるが、これはやりすぎの感がある
#right(){(592:モッティ ◆uSDglizB3o)}
肩が外れるほど反動がきついと言われてるのは世界初の対戦車ライフルのタンクゲーベルくらいだぜ。
アレはモーゼルをただでかくしただけの急造品だからそんな代物に仕上がった。
ショットガン程度まで反動が軽減されてるってのは多分バレットM82のことだな。
この場合だと大型のマズルブレーキやショートリコイルの動作機構等で反動を軽減してる。
#right(){(592:498)}
**自動小銃のマガジンが曲がってるのは何故でしょうか?
>下方向の長さを縮める為だと思ってたんですけど、実物をメジャーで計ってみたらまっすぐでも5mm位しか変わらないです。
弾丸を横にして積み重ねるとわかるよ。
薬莢から、弾頭部にかけて細くなってるだろ。
#right(){(593:579)}
**ライフル系のハンドガードに穴(隙間?)が空いてる物が多いですが、あれは何の役割を果たしているのでしょうか?
冷却用空気流路
#right(){(593:581)}
**3連射機能についてですが、有効射程内で人を目標にして撃って、1発目が命中したら残りの2発も大体命中するものでしょうか?
>1発目を撃った反動で銃口の向きがぶれないうちに残りの2発は発射されるでしょうか?
制限点射機構の意義は最低限度の弾数で一つの目標を制圧あるいは無力化する事で
通常小銃や短機関銃での制圧射撃においては指切り射撃が基本ですが、これを機械的に行なう物です
ニコノフ小銃(AN94)のように反動を受け切る前に二発発射するという設計思想のものもありますが
この場合は同じ位置に二発の弾丸が命中すると貫通力及び殺傷能力が向上すると言う
軍用小銃としては威力に欠ける5.45mm×39の欠点を補うものです。
#right(){(330:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**コッキングレバーが動かなくなるような不良とはどのような物が有るのでしょうか?
想定されるトラブルは、以下のものが考えられます。
①・・・薬室に薬莢が張り付いて、抽筒不良となって遊底が固着
②・・・遊底複座ばね等内部部品が破損して機関部に噛み込んだ
③・・・ボルトヘッド部分の回転が何らかの理由で阻害されてボルトキャリアがアンロックされない
#right(){(601:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**リボルバーでライフル弾を撃てるようにして、銃身を長くしグリップを改造してストックにすればセミオートライフルができると思うのですが
>第二次世界大戦中は誰もこれを考えなかったのでしょうか?
リボルバー式ライフルは19世紀頃幾つか作られてますが、ガス漏れで腔圧が上げられないなど幾つかの理由で廃れました。
リボルビング・ライフルでググって見たら色々情報が出てきましたが
シリンダーの間からガス圧が漏れて威力が半減したり
高熱のガスが漏れて手に火傷を負うから廃れたみたいです
#right(){(325:697,701)}
**ボルトアクションのライフル銃に比べウィンチェスターライフルなどのレバーアクションやショットガンのポンプ式のライフルが主流にならなかったのは何故なのでしょうか?
ポンプアクションとレバーアクションとボルトアクションは
それぞれ適合する弾薬の形態があります
単純な円筒形にリムがついたショットシェルには
ポンプアクションとの相性が良く
またストレートでリムの付いた弾薬にはレバーアクションとの相性が良く
テーパードでボトルネックなライフル用弾薬には
ボルトアクションが適合します
逆にそれ以外の構造は相性が悪く適切な動作をする設計は困難です。
#right(){(608:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**最近の自動小銃はコッキングレーバーを引いて、エジェクションポートから弾を入れて射撃というのは可能ですか?
構造的には不可能では有りませんが、薬莢が傷むので飽くまで非常時の対処法です
また通常は弾倉と弾丸は同時に支給されますし、またSS109なら弾倉はNATO統一規格なので
弾丸だけが支給される事は先ずありません。
#right(){(315:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**小銃には脚が最初から付いているもの(64・89式 SG550等)と付いていないもの(M16・AK等)がありますが、どういった開発思想の違いによる物ですか?
SG550や89式は、簡易陣地に据えての防御戦闘が主な用兵思想の為に装備されてます
これは日本やスイスのドクトリンから来る小銃の要求仕様によるものですね
逆にM16やカラシニコフは銃の軽量化による歩兵の負担軽減と機動力確保を目指しています
#right(){(315:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**半自動銃ってのあるみたいですが、この半自動ってのはどの辺が半だったんですか?
昔ながらのボルトアクションをはじめマニュアルのライフルは、一発撃って
薬莢の排出→次弾装填
が、完全に手動。
半自動あるいは普通にいう自動は…
薬莢の排出→次弾装填
が、自動化される。
ただし、次の弾の発射には、引き金を引き直さなければならない。
完全自動というと、機関銃、サブマシンガン、アサルトライフルのフルオートのモードで、
薬莢の排出→次弾装填
が自動であるのみならず、引き金を引きっぱなしで、次弾も発射される。
#right(){(40:313)}
**銃の「3点バースト」はなぜ3点なんですか?
銃身が過熱しないようにだと思われ。
#right(){(44:社 聖 ◆DASHd/qA)}
各銃口の距離が近く、弾道が他銃身からの燃焼ガスの干渉で曲がるから
3点バーストは記憶モードだが。
発射の反動で銃口が大きくブレ始めるまでに、3発くらいが銃身から出るテスト結果があった
#right(){(44:123)}
**スナイパーが使う狙撃銃で一番射程が長い物、隠し持てるほどコンパクトだが命中率が高いもの、
>コンパクトに折り畳めて命中率の高いもの、を教えてください。
スナイパーが使う狙撃銃で一番射程が長い物:対物ライフル
隠し持てるほどコンパクトだが命中率が高いもの:拳銃
コンパクトに折り畳めて命中率の高いもの:拳銃
出来たら上にあげたそれぞれの物で市街地でもバレない音が小さくできるサイレンサー付き:自動式拳銃
コンパクトを追求するなら素直に拳銃でギリギリまで接近しる。
#right(){(50:524)}
射程が長いのは対物ライフル。代表的なのはM82A1バレット。
でも、狙撃銃を折りたたむのはどうかと。
何しろ弾薬のロットに合わせて照準を調整する代物なので、
下手に動かして照準が狂ったら、また何発も試射する必要があります。
#right(){(50:528)}
**カービン銃はコンパクトだったらなんでもカービンになるんですか?
要するに、常識的にコンパクトだなと思えるサイズの小銃を、
製造者や軍の採用決定者が、カービン銃と呼びたければ、カービン銃になる、
というくらいの曖昧な定義ですな。
厳密に、このサイズではライフル、このサイズならカービンとは言えないと思います。
#right(){(51:768)}
言葉としてはカービンの定義はそれほど厳密なものではないので
コンパクト化したもの、でいい。弾の種類は問わない。
SMG基本は、拳銃弾を使う機関銃と思ってればいい。
#right(){(51:769)}
**フリントロックやマッチロックで、後装式の小銃が出来なかったのは何故でしょう?
>また、今の工作・冶金技術ならば、こういった小銃も生産可能でしょうか?
後装式フリントロック
例えば、
http://www2.h-net.msu.edu/~ieahcweb/revtest/guns/gun1.html
breech-loading flintrock でぐぐるとよろし
#right(){(52:661)}
後装式のフリントロックなどは通常中折れ式だったわけですが、尾栓部
つまり銃身後尾部分のシールがどうしても不十分なためにガス漏れを
起こし、性能低下、精度不良、事故などが多発しました。結局、これは
金属薬莢というシール作り込み弾丸によって解決された訳ですが、当然
発火に雷管を要することとなり、フリントロック、マッチロックといった
発火方式は消滅したわけです。尾栓シール部分をきっちり作れば、実用可能
でしょう。ただし「実用性」はないでしょうが。
#right(){(52:663)}
**弾発射後にスコープに赤い光点で着弾点が表示される狙撃スコープって実在するんですか?
射線をレーザーでポイントする物や、スロスヘアの代わりに無限遠表示の光点を表示する「ドットサイト」と言う物は有ります。
ていうか「弾発射後」に表示しても、あまり意味無いと思うんですけど?
#right(){(53:31)}
着弾位置の視認でしょ。どこに当たったか解る。
#right(){(53:32)}
**映画プラトーンではM16を単発で撃ってましたが現実の戦闘でもアサルトライフルをフルオートで撃つことはあまりないのですか?
あっという間に全弾撃ち尽くしてしまうので、特別な場合以外フルオートは好まれません
フルオートが必要な場合は、突撃破砕射撃や突撃支援射撃、対空射撃などでしょう。
#right(){(53:792)}
**狙撃銃にはハンドガードが銃身の半分ぐらいしかついてないものが多いですがなんで?
ストック(ハンドガード)の干渉によるバレルの変形を嫌っての事かと。
(そのためバレルとストックが接触しないフローティングバレルが採用された銃も多い)
あと狙撃銃のバレルが通常のライフルより長いからそう見えるのでは。
#right(){(57:名無し軍曹)}
**スナイパーライフルのクリーニング方法についてご存知の方教えていただけないでしょうか?
猟銃のクリーニングと基本的には一緒です。
銃のクリーンングの道具、ケミカル等に関してはかなり多くのものがあるので、
日本、海外のサイト含めて検索して見つけたほうがいいですよ。
例えば海外のサイトでは、http://www.snipercountry.com/ の検索で
cleaningをキーワードに検索するとツールや方法について調べられます。
#right(){(58:791)}
**銃オタがM16をいきなり持たされて10m先の人間大の標的に当てろといわれて当てられますか?
実際に15m程の距離で撃った事あるけど簡単なレクチャー受けただけで意外と簡単に当った。
「人間を撃つ」と言う罪悪感や戦場での緊張感や疲労感を跳ね返せるなら当るんじゃないの。
#right(){(60:33)}
**自動小銃などの装填レバーの重さや感覚はどのようなものなのでしょうか?
どのような、といわれてもなー。
基地祭等で実際にさわらせてもらった感じでは、
M16のチャージングハンドルはたぶん消防(高学年)でも引ける。
非常に軽い。
SAWはやや重い。厨房でも腕力があれば片手で引けるかな。
M60は大の大人でも腕の力だけではちょっときつい。
左腕でしっかり押さえ、体ごとぐいと引かないと最後まで引ききれない。
.50はものすごく重い。全体重をレバーに預け、体ごと後ろに倒れるように引く。
とてもじゃないが、女子供には無理。
#right(){(60:506)}
.50にはコツがあるデスよー
コツさえつかめば女でも引けるデス。個人的には軽く少し引けるので、これを引っ
かかるまで引くデス。そして、体重をかけて一気に引くデス。
女性でもこれで大丈夫デスよー
#right(){(60:81式●VNMI ◆TYPE81/oDg)}
**3点バーストとかじゃない銃で一発目が着弾する前に何発まで撃てますか?
目標までの距離による。
223弾で秒速1000m弱くらいだから、
標的までの距離が200mとして、単純計算で0.2秒で着弾する。
(実際には空気抵抗その他で弾速は落ちる)
だから、2発目が撃てるか撃てないか、ぎりぎりじゃないのかな。
#right(){(62:174)}
**AKとG36はどっちが頑丈ですか?
AKは鉄製、G36はプラスチック成型。
どちらが過酷な条件で使えるかは言うまでも無いかと。
#right(){(71:130)}
**50口径のライフルやM16で4キロ先に届くんですか
>届いたとして殺傷能力はあるんですか
50口径のAMR(対物ライフル)でも有効射程は1.5km程度です。
どちらも残弾消化か暇つぶしに撃ち合っていたものと思われます。
#right(){(97:system ◆uBkmmPOcL.)}
**小銃・突撃銃の弾倉を外すためのスイッチについて、
>1 銃の中央下部にレバーが付いているもの(64式小銃、AK、G36等)
>2 銃の側面にボタンが付いているもの(M16系、89式、SCAR等)
>この2種類を比較した際の長所短所を教えてください。
弾倉受けボタンは、軽く押すだけで弾倉がフリーになるので
素早い弾倉交換が可能ですが、反面何かの弾みで押されて
不意に弾倉が落下する事があります。
これは対策として、指以外で押されにくいように突起を付けて対応しています
また、ボタンのある面からしか操作出来ないと言う欠点もありましたが
これは左右どちらからでも操作出来るように連動させる事で対応しています。
弾倉受けレバーは、弾倉を握った手で解除する事が出来るので
確実に弾倉の着脱が出来、また左右いずれからでも操作する事が可能です
またレバー本体と一本のバネで機能する為、部品数を減らす省力化にも適っています
両者のメリットデメリットは、ほぼ操作性の問題と部品点数に集約されますが
選択肢としては、更新対象である従来の装備との共通性、或いは
運用目的によって適時選択され、決められるようです。
ちなみにヘックラーウントコッホのG3系はボタンとレバーを連動させる形式で
両者の長所を良いとこ取りしたような設計となっていますが
最新のG36では、G36型ではレバー式、AR-15弾倉に対応する場合は
ボタン式の弾倉受けになって居ます。
#right(){(625:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**小銃に3点スリングを付けて、タスキのように抱えて構えるのが主流のようですが、どのようなメリットがあるの?
>また何年頃に何処の国が発案したのか、教えて下さい。
FA-MASは全長や重量バランスの都合で採用時から三点支持のスリングを使用していますね
また現在でも通常の小銃は2点支持のスリングを使用します
これは70年代から80年代に掛けて大規模な市街地テロの頻発を受けて
市街地で小銃を携帯する機会が増えた為に考え出された銃の保持方法のようです。
#right(){(312:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**ブルパップライフルは作るのが難しいそうですが、考えてみれば拳銃はほとんどがブルパップじゃないですか?
ブルパップ方式は厳密には機関部が握把よりも後方に有る設計という定義なので
殆どの自動式拳銃の握把内に弾倉を収める方式とは明らかに異なります
また小銃(ライフル)の弾倉は大きいのでグリップ(握把)内に納めると非常に嵩張ります
#right(){(311:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**アイアンサイトの有効射程は200mまでというのは正しいのですか?
制式小銃たる自動小銃の性能要件として400m以内での単発射撃の命中精度というのがあります
これが最大射程800mまでの照尺を備えた事で300mの射程でもピープ式の照尺照門で充分な精度を得られる距離と成っています
#right(){(310:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**ブルパップライフルは機関部が後にあるから耳が悪くなるって聞きますが、実際にそんな事例があったりするの?
ブルパップ式の小銃では、薬室は丁度構えた頭部に隣接する位置に来ます
ですから発射の際の爆発音が直接耳に当たる為、通常のレイアウトの物に比較して
より難聴になり易いようです。
#right(){(638:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**チェンバー内に弾薬が残ってる状態で弾装を交換する時は、ボルトリリースレバーに触れる必要はないのでしょうか?
>ネットでリロード動画などを見ていると弾装交換する度にコッキングレバーに触れているんですがなぜだかよくわかりません...
薬室内に装填された待機状態では、弾倉交換時にボルトストップを操作する事は
基本的にはありません。
また、カラシニコフ等ボルトストップ機能の無い自動小銃では
弾倉交換時には、ほぼ薬室は空ですから、弾倉を装着すれば
必ずコッキングを行い、薬室に弾薬を装填する必要があります
これはボルトストップが装備されていても、作動不良や薬室が空である場合を想定し
一発を無駄にしても確実に発射準備が出来る利点を重視して
そのようにオペレーションする事もあります。
#right(){(639:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**ヒグマを瞬殺できる自動小銃をご存知ないでしょうか?
軍用の小銃であれば、一弾倉分三十発を全部命中させる事が出来れば、
ヒグマであれば殺害する事は可能です
但し、熊は素早く動く事が出来るので、一発で仕留める事が出来ないと
逆に接近されて仕舞い、返り討ちに遭う可能性が非常に高いです
この場合、初弾で熊の動きを止める可能性が高いものとして
H&K G3A3、AK47、M14、FN FAL、等の有名な銃が挙げられます
但し、日本国内ではこれらの自動小銃は弾薬も含めて入手は困難ですので
7.62mm以上の大口径の自動銃、M1Aくらいしかありません。
#right(){(641:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**主に狙撃銃についての解説でよく見るのですが、フローティングバレルとはどういうもののことでしょうか?
フローティングバレルと言うのは,銃の命中精度を高める為の構造的な特徴を指して言います
これは前出の通り、銃身基部のみが機関部と最小限で接している為
発射時の振動や反動による銃身のよじれや歪みがもたらす
発砲毎の命中精度に対する撹乱要素を廃する目的を持って居ます
この処置により、長射程での命中精度を高める事が可能になります。
#right(){(304:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**ドイツやアメリカ、日本でブルパップ作らないのはなんでなの?
>特にアメリカはM4使うよりブルパップの方がいい気もしますが。
ブルパップ式の小銃は、その先進性も登場した頃に比べれば色褪せて来ていて
何よりスタンダードな小銃に比較して、左右に構えを変えての射撃に対応しにくくなっています
亜米利加はM16A1を採用した頃、サバイバルガンとしてブルパップ式のブッシュマスターを
一時採用する為にテストしていましたが、使い難いと言う事で結局定着しませんでした
今現在ブルパップ式の小銃を採用しているのは、英国と仏蘭西とオーストリアが制式小銃としている他
イスラエルや南阿弗利加が一部で採用している程度の普及率となっています。
またトイガン用のアクセサリは安価な構造である為、実銃に使用すると
発射の衝撃と熱に耐えられません、なので輸入可能なものに限ってですが
トイガンに実銃用のアクセサリを使用すると言う逆転現象が見られます。
#right(){(643:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
ブッシュマスターがGwinn Firearms社 Bushmaster Armpistolの事なら
正確には米軍の試作銃と同じモデルではありません。
米空軍のSAC(戦略航空軍団)からの要請で、Colt社と空軍の兵器
研究所が、戦闘機パイロットの自衛用としてブルパップ銃を開発したのは
確かです。M16A1の部品、構造を流用し、使用弾、221FBで数丁の
試作銃が完成しています。しかしヴェトナム戦の終結もあり、テストは
実施されず、開発は中止されてしまいました。
この時の担当者が軍を辞め、パテントを買い取り、銃器メーカーを設立、
作動方式や操作法、使用弾の5.56 x 45化、等を施して、CMモデルとして
発売したのが所謂ブッシュマスターです。
#right(){(643:410)}
**バレットやハスキンスなどの50口径の狙撃銃は、どんな部隊がどのような状況下で使用しているのでしょうか?
大口径狙撃銃の使用方法
航空機、レーダー、指揮車などを無力化する。湾岸戦争時は偵察部隊が「ついでに」BMP-1、3台を撃破。
追撃を防ぐためとも、混乱を狙ったとも言われるが、夜間で反撃されるおそれが少なかったのは事実。
12.7mmでは徹甲焼夷弾も十分効果が期待でき、機器破壊に適する。
対爆発物。浮遊機雷、露出して見えている地雷、IEDと思われるものなどを安全距離から破壊。
遠距離対人狙撃。従来の口径では800m程度が限界。.また、防弾衣などを装備した相手になると、
さらに有効距離が短くなる。.338 Lapuaの登場で改善はされたが1200mとかになると僥倖が入る。
.50では1500mでも40~60cm円のグルーピングが得られ、狙撃可能。(記録は12.7mm McMillan使用の2430m)。
対スナイパー。相手は遮蔽物、場合によっては壁の後ろにいる。通常の口径では一撃で無力化できず、
逃してしまうおそれがある。サラエボでSFORに当たったフランス軍が始め、チェチェンのロシア軍、
イラクの米軍もこれに続いた。もっともMOA自体は有効距離内なら7.62mm優位。(1MOA@.50 vs 0.50-0.25MOA@7.62)
あの手の対物ライフルには重要な側面がもう一つ。
地雷処理用として工兵部隊などに導入されるケースが多く、対物ライフルの代名詞になったバレットM82も
スウェーデン軍による地雷・不発弾処理器材として導入されたのが最初の大量採用例。
そのため、一見対物ライフルとは関係なさそーな米空軍も早い段階でバレットを調達しているし、三沢基地の
航空祭で展示されたこともあったりする。
>7.62mmの機関銃で問題の地点を掃射するか、軽迫撃砲でも撃った方が効率が良いと思うのですが。
対物ライフルで、爆発物による危害が及ばない程度に遠く、しかし簡単に狙って当てられる距離から直接
狙撃して起爆させるという、ある意味手抜きでありながら安全な方法です。
わざわざ手作業で無力化したり爆発物を近くに仕掛けるより、充分な威力を持つライフルで撃って起爆
させてしまう方が簡単な場合もあるので。
この方法はスウェーデン軍でのバレットの採用からものの数年で米軍や英軍にも急速に普及しましたが、
ちょうどそのタイミングで湾岸戦争が起こり、その際に狙撃銃としての知名度も上げました。
爆発させてはまずい状況であれば人間やロボットによる除去となるわけですが、もし汎用機関銃や迫撃砲に
よる除去が現実的ならば、小火器としてはかなり高価な対物ライフルが大量導入されることはなかったかと。
#right(){(302:310-386)}
**小銃とか突撃銃は、多少の性能を犠牲にしてでも「故障をしないこと」を優先されるものなんでしょうか?
>ゴルゴ13という漫画で、カラシニコフが故障しないから最高だという描き方をされていましたので。
故障をしない、と言う要求は、永遠に達成出来ない禅問答のようなもので、
小銃と言えど機械である以上、使用すれば必ず故障します。
カラシニコフの設計思想は、故障するまでの時間を可能な限り長く取り、
また、他国の小銃に比較して短い射程内での火力と威力を重視しています。
それは、ともすれば使い捨ての兵士に使い捨ての小銃を持たせ、
兵士個々に求める能力を低く見積もり、戦術と戦略を組み立てる事になります。
逆に現代の先進国の殆どは、兵士の能力をもっと高く、高コスト高効率の戦略を取っており
その中には、高精度の小銃を適時整備しながら戦闘を継続し、戦略を達成する事を求めます、
それが現代戦の特徴であります。
#right(){(647:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**初期のライフリングはどうやっていたのですか?
ライフリングは15世紀に始められたと言われている。
http://firearmshistory.blogspot.com/2010/05/rifling-history.html
技法は、小さな刃が付いたカッターを、回転させながら銃身の中をくぐらせて
一本の溝を作る。くぐり終わったら、開始位置をずらせて次の溝を作り、必要な数の
ライフリングを作る。ただし、一度に削れる量は少ないので、カッターの突き出しを少しずつ
増やしながら何度も繰り返して必要な深さの溝にする。
これが「フック・カッター」
http://firearmshistory.blogspot.com/2010/05/rifling-manufacturing-cut-rifling.html
これは現代のものだが、昔の物も同様。銃身の径より少し小さい円筒から
カッターの刃がわずかに突き出す。刃が出ない状態で一旦銃身に通し、
刃を少しだけ出してから、ゆっくり回転させながら引き戻すと浅い溝が一本掘れる仕掛け。
#right(){(653:210-211)}
**対物ライフルにサイレンサーをつけた場合、やはり反動は増加するのでしょうか?
アンチマテリアルライフルには大概マズルブレーキがついてるから、
それを取っ払らわないとサイレンサーは付けられない。
マズルブレーキ込みで設計されてる銃のマズルブレーキを取ったら、
反動がでかくなるだけではなく弾道が変化するとかいろいろと不具合が出る。
そもそも、アンチマテリアルライフルで狙う目標とは1000m先とかそんなんな
わけで。
基本的に標的は撃たれてから発砲音を聴く事になるわけで、サイレンサーの必要性
自体が疑問。
あと、例えマズルブレーキがなくても50口径クラスの弾を撃つ銃は猛烈なマズル
ブラストが起こる。
発砲時に巻き起こる土煙で位置がバレバレになるので、音よりもそっちの方が問題。
#right(){(296:107)}
**狙撃銃をブルパップ型にすれば、全長を短くできるし更に銃身を長くすることも容易だと思うのですが、あまりそういったものがないのは何故なんでしょうか?
ブルパップタイプの自動小銃は主に全長の短縮を目指して設計されていますが
これは野戦や近接戦闘における取り回しを考慮しての事です
狙撃銃としての性能はごく一部の例外がありますがコンベンショナルなものが信頼性も高く
ブルパップ形式の狙撃銃はいまだこれらを凌駕した評価は得ていません。
#right(){(296:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
WA2000というブルバップの狙撃銃があるけど、PSG-1並に高いし重たいのであまり使われてない
軍事目的には不向きだし、警察用にしても既にPSG-1やレミントンM700が使われてる
#right(){(296:113)}
>バレットM82A2対物銃はブルパップ式だが
バーレット辺りは今現在プルーフが進んでいるのと
軍事行動では対人狙撃に通常使われない対装甲銃と言う事で除外しました。
#right(){(296:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**ペイロードライフルと呼ばれる大口径のアンチマテリアルライフルがありますが、グレネードランチャーとどこが違うのでしょうか?
20mm以上の弾丸に炸薬と信管を組み込んだ物を使用する火器を指して言います
これはそれ以下の容量では運動エネルギーのみを利用する方が威力が大きい為で
空中で炸裂するエアバーストによる弾片効果を期待して開発されていました
これはOICW用の長距離面制圧火器として計画されていましたが
期待された性能が出せないようで、計画は頓挫しかけていますね。
ペイロード・ライフルの設計思想は、歩兵の面制圧能力の強化です
対装甲は車両まかせで、敵歩兵に対する火力の補完を目指しています
開発に手間取っているのはM203の利便性を中々凌駕出来ない点で
これは射程によって信管の調定を一瞬で設定しなければならない
スマート信管の性能とコストが大きな問題としてある為といわれています。
#right(){(296:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**SAW並の火力を持たせるアサルトライフルがあるにも関わらずにSAWが使用されてるのはなぜ?
>アサルトライフルの銃身はSAWほど強くないのと、銃身を素早く交換できないからなのですか?
自動小銃と分隊自動火器(SAW)の境界は曖昧ですが
これはRPKやM16H-BARとMINIMIの違いを考えればそのとおりです
銃身交換が容易かそうでないかで持続発射弾数が大きく変化します
銃身を強化する=火力を維持する能力を向上する=分隊火器に近い運用が出来る程度で
飽くまで代用SAWとしての使用しか出来ないのでSAWが不用となる事は恐らく無いでしょうが
米軍ではそういった火力を発揮するのは専ら車両におまかせで、歩兵そのものの火力保持は
通常の運用においては重要視されない傾向にあります。
#right(){(296:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**ライオットガンまたはライアットガンとはどんな銃器ですか?
ライオット、あるいはライアットガン「RIOT GUN」とは所謂「暴徒鎮圧用の火器」と言う意味です
一言でライアットガンといえば一般的には米国のパトロールカーに常備されている散弾銃を指します
またデモ鎮圧用途には非致死性の火器全般を指して言う事も有ります
これは催涙弾発射機や捕獲網投射機も含まれます。
#right(){(295:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**M16やAK等の小銃のマズルフラッシュって映画では派手に火を噴いてますが、実際あそこまで噴くものなのでしょうか?
AKはともかく、M4は銃身が短いこともあってマズルフラッシュが派手なことで有名です。
そのために工夫されたフラッシュハイダー兼サプレッサーが付いていますが、
それでも発射炎は目立ちます。
他の銃でも発射炎が目立つのは同様ですが、発射炎は一瞬であり(カメラなら残像が残りますが)
少し距離が離れた場合は、たまたまそちらを見ていないとわからないこともあります。
逆に、およその位置がわかっている場合、発射炎を目印にグレネード撃ち込んだり、
重機関銃撃ち込んだりすることになります。
#right(){(293:370)}
**オープンボルトとクローズドボルトって、精度にはどれぐらい差があるのでしょうか?
>実用上無視できないレベルの差なんでしょうか?
アサルトライフルのM-16を元に分隊自動火器に改造したH-BARモデルは、銃身冷却の都合で
オープンボルト作動となっていますが、それは自動火器としての持続発射弾数の確保の為で
発射前に大質量のボルトキャリアが前進する事による動揺は自動火器にとって、
撒布界を大きくする利点よりも、命中精度に及ぼす悪影響としては
出来れば排除したいと考える大きな要素の一つです。
ですから、UZI式やスターリング式等に代表される、純粋に弾幕を張る制圧射撃のみを目的とする自動火器は、
一発一発確実に当てるべく射撃する現代の戦術思想にそぐわない事から、
オープンボルトファイアリングを採用する火器は、ほとんど第一線からは退いています。
#right(){(667:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**撃鉄によって狙撃精度も変わるものなんですか?
>ゴルゴ13が撃鉄にも注文入れてたのでまじかよ、と
精密射撃に撃鉄は激しく重要。
撃鉄が重いと、引くのに力が要るので、腕の筋肉に余計な力みを生じて銃がブレる。
結果弾着がズレる。
でもあまり軽くすると暴発しやすくなるので、軍用銃とかには使えない。
競技用の精密射撃ライフルには、撃鉄を極限まで軽くしたりする。
人によっては、安全装置を外して銃を上に向けただけで自重で撃鉄が落ちるくらいまで
軽くすることも。
#right(){(293:425)}
**自動小銃は1発目を槓桿を手で動かして装填しますが、しばらくたって射手が装填済みか未装填かを思い出せなくなった場合、どのように対処したらよいですか?
弾倉を抜き僅かに槓桿を操作しボルトキャリアーを後退させて弾薬の有無を確認します
時間に余裕が無い時は弾倉を差したまま弾薬を排出・再装填する事もあります
#right(){(292:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
>俺はさっき初弾を装填したかな?まだ装填していなかったかな?と戸惑うような事態はあるでしょうか?
意外かもしれませんが一般的に装填動作は「命令・号令」に基づいて行いますので兵士個人が惑う場面はあまり有りません。
それほどに武器の使用は軍隊では厳格なのです。
#right(){(292:ドカン・オオカミ ◆s6tJH5.VuA)}
**小銃の弾倉はどうやって残弾を確認するんですか?
弾倉の残弾数を知る手段は、残弾確認を容易にしたインジケータ付きの弾倉が
初期にはありましたが、戦闘中に残弾確認をする余裕も無く廃れ、
また透明樹脂製の弾倉が普及するまでは装填してから
「何発撃ったか」を記憶しておく他はありませんでした。
戦闘中にそんな事出来るか、と言う意見もありますが、生死が掛かって居れば人間何でも出来ます
そして現代の自動小銃は、最後の一発を撃ったら遊底は後退位置で遊底受け(ボルトキャッチ)によって固定され、
直後に弾倉を交換して、ボルトキャッチリリースを押せば、素早く射撃準備が出来るように成っています。
それ以外のポンプアクション方式や、ボルトアクション方式では
両手で数える程の装弾数のものが殆どですから、
撃った数を数えるのも容易ですし、
また弾倉に実包を追加装填する事も簡単になっています。
#right(){(682:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**対物ライフルで狙撃するのは国際法違反なのですか?
条約を広義に解釈すれば、国際法違反です。
対物用の兵器で人間を狙うのがだめらしいです。
「が、確かあれは戦争においての話で、現実的には強大な威力をもつ.50弾は、
犯人の抵抗力を一瞬にして奪う(要は射殺)事が出来るため、警察特殊部隊等では採用するところが増えているそうです。」
下記を参照ください。
http://www.warbirds.jp/ansq/41/D2001446.html
「戦場でのショットガン、アンチマテリアルライフルの対人使用禁止は条約を広義に解釈したもので、
現状では自主規制に近くあまり守られていない。
違法使用と訴えられた例自体も無く、CCWで明確に禁止規定を制定しようという動きは未だ実現していない。」
下記を参照ください。
http://obiekt.seesaa.net/archives/200512-1.html
#right(){(690:霞ヶ浦の住人 ◆1qAMMeUK0I)}
**自動小銃はなぜ機関銃みたいに連続して撃ち続けないの?
・弾の節約、殺すなら数発で十分 (連射は実はそんなに命中しない)
・無駄弾を出さないようにする、予期せぬ長期戦・無補給に備える
・銃身の過熱からくる、各種トラブルを防ぐ為
映画やゲームの様に連射しないのは、大体この3つが大きな理由。
例外的に機関銃手の制圧射撃とか、緊急時のバースト射撃なんかあるけどね
銃の耐久性については、射撃数・メンテナンス等で寿命が伸び縮みするから
(そこら辺は自動車や革靴と同じ様な所がある)
ゲームの様に~発撃ったから壊れた! なんて無い。 (銃身命数とかあるけどね)
#right(){(690:428)}
自動小銃は通常、半自動での仕様を前提としています、
制圧射撃や威嚇射撃など弾幕を張る必要がある場合には、
数発づつの制限点射(バースト射撃)をする事で対応します、
その理由としては前出の通り自動小銃を連続的に運用するにあたり
全自動での連続射撃が長時間継続出来無い為で、長時間持続して弾幕を張るような
そのような用途は軽機関銃以上の自動火器が担う事になっています。
半自動とは、一発ずつ射撃する、所謂セミオート射撃です。
連続して発射出来るのは全自動で100発程度、最大で300発程度です、
これは銃にもよりますが、銃身の過熱による故障を避ける為にも、
また戦術的な要素から、弾薬の無駄な消費を避ける為にも、
全自動での射撃は制限点射が推奨されます。
#right(){(690:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**ライフルの木製銃床って何の木で出来てるんでしょうか?
最高級のものは紫檀やウォールナット(胡桃の木)、普及品質だとブナやナラの木が
多く使われます>木製銃床
戦局が切羽詰ってくるとある程度硬い木ならなんでも使われることも。
日本が先の大戦末期に作った銃にはそれこそ使える木はなんでも使って
あったとか。
#right(){(280:759)}
**自動小銃の槓桿の位置にですが、槓桿を右・上・左につけるそれぞれの長所短所を教えてください。
槓桿の位置について大きく分けて、連動式と非連動式があります
AR-15(M16)やセトメ・モデロ(G3・MP5)のような非連動式は撃発毎に動作しないため
射撃姿勢の自由度が高い反面ボルトの閉鎖不良時に押し込む動作が咄嗟に出来ないという欠点があります。
また連動式は前後する部分に触れるような姿勢が取れないと言う欠点がある以外は
構造がシンプルで部品点数が少なく出来、また閉鎖不良時にも手で押し込む事が出来ます。
位置については、上方に突起している場合には左右どちらで構えていても操作できる反面
機関部上面に形状に制限を受ける事となり、アクセサリ取り付け位置が制限される為拡張性が悪くなります。
左側に装備する場合、右利きを前提とすれば非連動式しか出来ませんが
射撃準備及び弾倉交換時の装填動作が銃を構えたまま出来る利点がありますが
状況により左側に構えた時の操作性に問題があります、そのためG3系列以外えは殆ど見られません。
右側に装備した場合、普通に構えた時に顔面の反対側に成る為、射撃動作の邪魔になりませんね
ところでAR-15(M16)はレシーバー上部、ボルトキャリアーの直上にあり非連動式になっています。
#right(){(279:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**7.62mm弾を使用する適当なライフルを改造し、バレル2倍に伸ばして対物ライフルにするのは無理ですか?
>砲身が長くなる=弾丸が早くなる、とと理解してますが。
銃身と初速の関係は定比例する事は有りません
発射ガスの量や抜弾抗力との兼ね合いで、その銃身で最大初速が得られる銃身長というものが有ります
これを理論腔長といい、銃器と弾薬の設計時に反映しています
現用の.30口径の小銃では理論腔腸よりもやや短い銃身長を設定していますが
おそらく銃身長を倍増すると初速が低下するか銃身内で停弾してしまう危険性があります
また仮に初速が倍増したとしても弾道が安定しなかったり着弾時に弾体が破砕したりで使い物にならないでしょう。
#right(){(277:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**折りたたみストックは、固定式のストックと比べて命中精度は劣る物なのでしょうか?
折り畳み銃床は固定式銃床と同じ角度で構えられる様に設計されています
銃剣格闘や雑な扱いで破損し易い点以外は同等とされ
近年の設計のSG550やG36では折り畳み銃床のみとなっていて
信頼性や欠点等の固定銃床との差異を埋めてしまっています。
#right(){(275:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**小銃の旋条は理論上15世紀には生まれたにもかかわらず、19世紀半ばになるまで一般化しなかったのは何故でしょうか?
ライフル銃自体は存在していたが、弾丸を回転させるには弾を銃身にしっかり食い込ませなければならず
当時の前装式の銃ではその為装填が難しかった。また、無煙火薬発明以前の火薬は大量のすすが
銃身内に残るので銃身と弾の隙間が小さい当時のライフル銃ではしっかり中を掃除をしないと暴発の危険性があった。
故に速射性に欠け、猟兵や狙撃兵等の一部に装備は限られていた。
ところが、1852年にフランス陸軍のシャルル・ミニエー大尉が発明した『ミニエー弾』によってライフル銃が
脚光を浴びる事になった。これはライフリング付きの銃身を持つ前装銃でも容易に装填できるよう、
弾頭の底に窪みを設け、ここに鉄の栓を入れたものだった。発射時に燃焼ガス圧で鉄栓が入り込んで
弾頭の周囲をスカート状に押し広げ、ライフリングに食い込ませるというアイデア。これによりライフル銃が
各国の小銃の標準になり、射程距離と命中率が飛躍的に上昇した。
#right(){(154:717)}
**クリップ装填のライフルのようにマガジンを外せないライフルって、もし弾を抜きたいなと思ったらどうするの?
M1のようなセミオートライフルは?
装弾子(クリップ)装填式の弾倉は、殆どのものがダブルポジションフィーディング方式を採用しており
弾薬の排出操作は、槓桿を引いて薬室内の実包を排出し、そのまま弾倉内のフォロワを押さえて
残りの実包を取り出します。
M1ガランド小銃はクリップ排出レバーを引く事でクリップ毎残弾が排出されますが、
上述のようにバラバラになって排出されるので、ちょっとした欠点となっていますね。
#right(){(703:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**銃身そのものの重さが、マズルのブレ軽減に繋がる理屈が分かりません。
振動を抑制するカウンターウェイトのような作用で、慣性重量によって
発射反動を軽減し、反動を受ける単位時間辺りの衝撃を和らげ、
その結果、銃の動揺を制御しやすくなる事で命中精度が向上します。
また、重量があると言う事は剛性も高くなり、発射時の不規則な振動や
銃身そのものの発射衝撃による瞬間的な歪みも軽減されるので、
命中精度の向上及び動作の安定につながります。
追記すると、バレル部分のバラストを調整する事によって
射手の癖に合わせた精度向上する条件を作り出す事は
精密射撃においては常識的な調整部分となっています。
#right(){(703:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**小銃の分類について教えて下さい。
狙撃銃・・・・・手っ取り早く精度高める為にボルトアクション化、もしくは高精度な自動小銃をさらにカスタム化
ただし、装填速度を含めた射撃速度と高コスト化が難点、さらに射手の養成に時間とコストが掛かり過ぎる
マークスマンライフル・・・割と高精度な自動小銃を割と優秀な射手に持たせ、小隊・分隊にあてがい
対狙撃・対長距離の対抗策として運用
バトルライフル・・・・・・7.62×51の中口径ライフルの総称。 ただし大型・重量であり、反動が強く連射時の集弾性に難アリ
アサルトライフル・・・・・短小弾を使う全自動個人携帯火器の総称(口径は5.45mmから7.92mmまでいろいろある)。
連射時の集弾性は良いものの、遠距離の撃ち合いに向かない。
サブマシンガン・・・・・・拳銃弾を使用する小型の銃火器、拳銃弾の威力不足と
近年では銃身を切り詰めたアサルトライフルのカービン型におされ、軍用では絶滅危惧種
#right(){(706:947-948)}
極論ですが。
アサルトライフル:公算射撃、間接射撃
ボルトアクションライフル:照準射撃、直接射撃
的な雰囲気かと。
公算射撃でも当然照準は必要なので、アサルトライフルにも照準器は付いてますが、
標的の上にきちんと照準置いて、そこに当たる弾を確実に撃てる技量は簡単には養成できないし、
銃も高い、重いので、一応狙う、弾たくさん出すという感じで。
ただそれをフル口径弾でやったら公算射撃も何も、二発目からお空に飛んでいってしまうので
アサルトライフル弾というものがあると。
ボルトアクションは一発で狙ったとこに弾を持ってくつもりの狙撃なので、連射速度、弾幕密度は不要。
それでも場合によっては、二の矢、三の矢でも確実にしとめたいので、重さ、信頼性、精度を
少しずつ犠牲にしても、フル口径の半自動狙撃銃を使用する選択も少なくないと。
#right(){(706:system ◆systemVXQ2)}
**小銃の構え方で右脇をしめるのは問題ないのですか?
脇より肩づけが重要
自然と脇が閉まる
自分でエアガン買って試してみな
#right(){(俺初質スレ2049:417)}
**光学式サイトとアイアンサイトのメリットとデメリットをそれぞれ教えてください
光学サイトは遠距離まで正確に狙いやすいが高くて複雑
長距離狙撃に向いてる
むしろアイアンサイトのがピンキリな気がするけど
まあ光学サイトよりは簡易で安価だが、正確さで劣る
長距離狙撃には向かない
200~300mならアイアンサイトで、500m以上の狙撃なら光学サイトがいいだろう
#right(){(俺初質スレ2049:528)}
**市街地での狙撃に最も適している狙撃銃は何か
市街地での狙撃ったって野戦での狙撃とは交戦距離が少し短くなるだけでそんな変わらんと思うが、
800mとかそういう距離で狙撃する機会は少ないだろうから、
所謂マークスマンライフルとか低倍率スコープを付けた普通のアサルトライフルでほぼ事足りると思う
#right(){(俺初質スレ2049:787)}
その狙撃手が訓練などで使い慣れた銃が最良
軍隊や警察所属なら、制式の銃があるはずだし、市街戦なら警察が使うような狙撃銃で
#right(){(俺初質スレ2049:788)}
*ボルトアクション
**歩兵用の正式小銃として、ボルトライフルはいつごろまで採用されていたのでしょうか?
>(あるいは今現在ボルトアクションを歩兵用小銃として使用している軍隊は存在するのでしょうか?)
ボルトライフルは主として狙撃用としてあちこちの軍で採用されています。
#right(){(5:383)}
**狩猟に使われる銃は何故ボルトアクション式ライフルが多いのですか。
1)ライフルを使う距離では連射する意味がありません。
2)セミオートだと、銃身内のガス圧で次弾を装てんするので、発射中に銃身が
ブレます。アサルトライフルやサブマシンガンであれば多少のブレは気にならないでしょうが、
弾道の精密さが要求される狩猟では致命的です。
2)セミオートライフルは多少の改造でフルオート化することが可能です。
フルオートのライフルは対人殺傷にしか使えません。したがってそんな危険なものを
市場にだすことはあまり政府にとって嬉しくないことです。
#right(){(19:638)}
**ボルトアクション小銃の装弾子って装填したあと捨てるんですか?
特に曲がったりしない限りは回収しますよ。
#right(){(52:439)}
**ボルトアクション小銃が大抵固定弾倉なのは何故?
エンフィールドの弾倉も扱いは固定弾倉と変わりません。
したがって他のボルトアクションと同様にクリップで給弾します。
装填面での差はほとんどないでしょう。
#right(){(52:484)}
ボルトアクションライフルはそれほど弾丸を消費しない。
第二次世界大戦なら、大量に弾丸をばらまく係は別にいます。(軽機関銃手)
外装マガジン自体は、サブマシンガンの実用化に同調するように広まっております。
それより先にオートマチック拳銃がマガジンを採用していますが、
これはグリップの形に合わせて角度をつけてしまったためにクリップで装弾しにくくなったからです。
(初期のオートマチックはクリップで装弾しました。
マガジンが採用されてからも拳銃は護身用であり、素早い交換は考慮されていません。)
サブマシンガンも当初はドラム式で装弾数の多い物が用いられており、
箱型の物を複数携行し、素早く交換して弾幕を持続させる様になるのは、割と後年になってからです。
要するに、ボルトアクションライフルが開発された時期とマガジンが流行りだす時期には、少しズレがあります。
#right(){(52:499)}
**ボルトアクションライフルの装弾数が少ないのってなんで?
ボルトアクションで撃つという事は、弾量で面制圧することは困難という事。従って
大きな弾倉付けても重くなったり嵩張ったり作動不良起こしたりしやすいだけ損です。
#right(){(84:system)}
中国とかスペインあたりでは装填数が30~60発のライフルがあったそうだが
歴史的に活躍したという事実はない。
#right(){(84:16)}
**リムファイアーのボルトアクションの仕組みってどうなってるのでしょうか?
リムファイア・ボルトアクションならスポーツ用のSB(22LRかな?
だったら撃針引っ掛けてリリースするだけだったと思うけど・・・
後はエキストラクターと安全装置がついているだけか。
どうせ人力だし、装填も手で薬室に突っ込むだけだし。
ボルトの丸いレバーっていうと安全装置(ボルトの後ろ側にある)のような気もする。
たたいたって言う記憶はないけど、カチッとまわすところは同じ。
これはセーフティーの位置によっては引っかかって銃に取り付けられないからってだけ。
#right(){(91:106)}
**ボルトアクションの狙撃銃や小銃は映画では1発ずつ装填されることが多いですが、クリップ装弾できないのですか?
ボルトアクションの銃でもマガジンから給弾されるのがほとんどで
一発ずつ装填する例はあまり見られませんが。
あとクリップ装填のボルトアクションライフルは稀です。
#right(){(117:939)}
スコープの配置による。
銃の真上にスコープを取り付けているとクリップと干渉する場合がある。
#right(){(117:雪風@自衛隊板 ◆MZR7PEYUKI)}
>WW2の軍用ボルトアクションはほとんどクリップ装填じゃないんですか?
おっしゃる通りWW2の軍用ボルトアクション小銃はクリップ装填が多いです。
そういった銃はスコープをレシーバーの左側にオフセットして取り付けた例もあり、
その場合は普通にクリップで装填できました。
ただし、たとえばドイツのモーゼルkar98kではZF39やZF4といったスコープは
レシーバー上部に取り付けられていたため、マウントの間のスペースを用いて給弾しました。
当然クリップでの装填は出来ませんでした。
#right(){(117:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)}
**ボルトアクションライフルで、ボルトを下げて排莢口を開けた状態で排莢口から直接弾薬を押し込むのって実際できんの?
第二次大戦まで使われてたようなボルトアクションライフルは弾倉は取り外せず、弾薬は排莢口から弾倉に装填するものがほとんどだが。
薬室に薬莢を直接入れてボルトを閉鎖して撃つという方法もできる、というか弾倉が登場する以前はそうしてた。
古いライフルは排莢口からクリップで装填でしょ。
モーゼルKer-98kなんかはZf4スコープを取り付けるとクリップでの装填が出来ないんで
一発ずつ手で押し込んでいたり。
#right(){(580:394,395)}
>L96やM700みたいな現代のボルトアクションライフルでも一発装填ってできますか?
M700系には内蔵弾倉を持たず、ボルトを開放して一発づつ装填する
XP-100の様なバリエーションもありますし
元々弾倉を持たない単発式から発展したので、殆ど全ての機種で可能です。
#right(){(580:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**軍用狙撃銃でボルトアクションが採用されているようですが、どんなメリットがあるんでしょうか?
>外したときのことを考えるとセミオートの方がいいと思うんですけど
半自動式は可動部分が多いのでどうしても精密射撃で劣ります
リカバリーの容易さよりも一発の確実性を求めるならばボルトアクションが最良の選択です。
#right(){(322:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**スナイパーライフルは高い精度が必要なのでボルトアクションですが、バーストにしても確率は飛躍的に上がるのでは?
ロシアのSVDなんてまさにそういう思考ですな。
この銃は敵のライフルの射程外から先制して攻撃を行えるよう開発された銃で、
狙撃銃と突撃銃の中間的な性質を持つ。故にセミオートとなっており、素早く次弾を放つことができる。
なお、警察用として有名なPSG-1もセミオートだが、
これは人質救出など失敗ができない任務などで使用される銃なので、
高いコストかけて精度と発射速度を両立させている。
#right(){(321:467)}
**ボルトアクションライフルって木の部分で銃身を覆ってますが、あんなに覆う必要あるんでしょうか?
>ハンドガードみたいにちょっとでいいのでは?そしてあのストックはなんであんなにみっちりしてるんです?
>AKS74みたいな間の開いたストックの方が軽くて良いでしょうに
ボルトアクションライフル以前の小銃が、そのように銃身の保護を兼ねて
銃身の周囲を覆っていました、目的は上述の通りとなっています
仰るような先台と銃床を分割するようになったのは、短機関銃のスタイルが最初で
短機関銃の設計思想に近付いた自動小銃が、カラシニコフのような
銃身の一部のみを保護する形状を選択しており、またこれは省力化と、
保持する位置を限定し、銃の動揺を抑えやすい位置を示しています。
補足すると
ボルトアクション式小銃の銃床は、何も考えずにそれまでの形状を
ただ踏襲していただけだったりします。
また近代化されたボルトアクション式はL96やFR-F1等のように
独立した握把と短縮された被筒または先台を備えたものもあります。
何れも連射時の銃身の過熱から射手を保護するよりも
銃身の周囲に命中精度への悪影響を排除する目的が優先され
銃身が銃床から浮いたような状態で保持されているものもあります
これをフローティングバレルといいます。
そして銃身を含めた機関部と銃床との接合部の状態を微調整する
ベディングと言う概念により様々な形態の銃床が考えられました。
#right(){(638:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**ボルトアクションライフルにおける、ストレートボルトとターンボルトの違いとは何でしょうか?
>退役軍人が「38式はストレートボルトハンドルなのでターンボルト式に慣れたアメリカ人には使いにくい」と言っていました。
ボルトハンドルが真っ直ぐの場合、閉鎖位置でもハンドル先端が
見るからに銃床から浮いている為、慣れないと閉鎖が不完全であるように
その状態では射撃出来ないように射手は錯覚します。
これが屈曲していると、先端部は閉鎖位置で密着するので、
射手は一目で完全に閉鎖されている事を確認する事ができます。
これは原型であるKar98からして屈曲しているのですが、
日本の場合は製造上の理由などで真っ直ぐなのでしょうね。
逆に亜米利加ではドッグレッグと言って、操作性をより向上させた
変形ボルトハンドルが好まれる傾向があります。
#right(){(641:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**どうして狙撃の精度はボルトアクションの方が高いんですか?
薬室の閉鎖を完全に近い形に出来るから。
その分パワーロスが少なく、可動部が少ないので隙間から燃焼エネルギーが漏れない。
また、可動部がなければ銃本体のブレも少なく、振動で照準が狂わない。
自動装填方式だと、動作部に遊びが必要になる。
この分が誤差になって命中精度に悪影響を及ぼす。
PSG-1のようなセミオート方式の場合は部品精度を極限まで高める事で、速射性と命中精度を両立している。
その分、一丁辺りが軽自動車並みの値段になってしまっているけど。
#right(){(293:421-422)}
**なんで最近のボルトアクションスナイパーライフルや猟銃は、銃身がむき出しのが多いんでしょうか?
>第2次世界大戦頃までの軍用のボルトアクションライフルは銃床が長くてかっこいいのに。
昔は銃床でバレルをくるむような感じで銃身の支持剛性を上げていた。ただ、それだと銃床の狂いが
モロに銃身に伝わって命中精度が落ちるから、フローティングバレルつって銃身と銃床の接触部分を
極力減らし、つまり銃身が銃床から浮いた状態で固定する構造が主流になった。
こんな感じ↓
http://taka25ban.sakura.ne.jp/m700hs.jpg
ついでにストックの材質も温度や湿気で狂いが出にくい合成樹脂や複合材が使われるようになった。
#right(){(689:382)}
**ボルトアクションライフルも自動拳銃みたいにストックと遊底を分けて反動の吸収を遊底の後退で抑える事って出来ないの?
そしたらボルトアクションじゃなくなっちゃうだろ
フェデロフM1916は自動拳銃みたいなショートリコイルだが、他に小銃でショートリコイルってあまり聞かないなぁ
#right(){(俺初質スレ2049:309)}
**ゲームなんかでラピットファイアなんて発射速度を上げるものがありますが実銃で可能なんでしょうか
ラピッドファイア / Rapid fire
フルオートマチックトリガーによらず、立て続けにトリガーを引いて速射を行うこと。
通常は、指の力だけで連続して素早くトリガーを引く事で行うが、自動式の銃の場合、銃本体を添え手だけで腰だめで構え
利き手は人差し指だけをトリガーの前に据え、発砲の反動による前後動を利用して、トリガーを立て続けに引いて速射する、という方法もある。
この方法は俗に「バンプファイア」(Bump fire)という名称で、プリンキングの一種として認知されている。
熟練者が行えば、フルオートに勝るとも劣らない連射を行うことも出来る(ただし腰だめで構えているため、命中精度は期待出来ない)。
#right(){(俺初質スレ2049:478)}
**ライフルのバレルや銃口の部分に取っ手?みたいな物が付いている画像を見つけたのですが、この取っ手?にはどんな効果があるんでしょうか?
それは銃身交換用の持ち手だ。
撃ち続けると銃身が赤く焼けて色んな故障の原因になる、
のである程度撃ったら銃身を交換するための物。
素手じゃ触れないぐらい熱くなるからな。
しかし、そいつはライフルではなく機関銃では?
#right(){(俺初質スレ2050:327)}
FALのキャリングハンドルは機関銃の銃身交換用ハンドルみたいな形してるな
何の意味があるのか分からんが
#right(){(俺初質スレ2050:328)}
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2024-03-16T22:23:56+09:00
1710595436
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魚雷全般
https://w.atwiki.jp/army2ch/pages/101.html
#CONTENTS
----
**魚雷には、過酸化水素が積んであるのですか?
確かに燃料を燃やすために積んであったり、それ自体の分解反応を推進力として使う事があります。
しかし、最近は過酸化水素より安定で使いやすい液体酸化剤や、一液式の自己燃焼燃料を使うのが普通だと思います。
#right(){(6:732)}
**潜水艦の魚雷についての質問です。
>ひとつは推進力はなにかということです映画では泡を出しながら進んでいってたんですけど。ロケット?
>あと、水中で爆発する火薬についてもご教授ください
魚雷の推進で問題になるのは燃焼に必要な酸化剤。過去は圧搾空気ボンベ、圧搾酸素等だったが、
その後過酸化水素を経てさまざまな液体酸化剤に置き換えられ、燃料もヒドラジンなどの燃焼しやすいものに変わった。
現代では高性能な電池、酸化剤燃焼剤が一液にまとまった推進剤(いわば液体火薬)などが用いられている。
水中で爆発する火薬だが、水中でものが燃えないのは、酸素がない、そして水によって急速に熱を奪われるからだ。
火薬は最初から酸化剤を含んでいるから酸素は必要ない。密封してあれば水によって熱を奪われる事もない。
従って火薬は水中で爆発して当たり前。燃焼が十分速く行われれば開放した状態でも燃える。
つまり水中ロケットや水中たいまつも簡単に作れる。
大戦中の魚雷の推進はスクリューとそれを動かす2~4気筒のエンジンです。燃料はケロシン。
シリンダー内で燃焼した高熱状態の中に海水を入れて蒸気で推進力を得ます。
映画で泡を出すのは燃焼を助けるために空気を使っている魚雷です。空気中の窒素が燃焼せずに水中で泡となります。
日本の場合は純粋な酸素を使った「酸素魚雷」を使っているので、酸素は完全燃焼し二酸化炭素は海水に溶ける。
したがって航跡が残らず、どこから発射されたかわからない優れた魚雷でした。
#right(){(7:658)}
**映画U571で、潜水艦同士が魚雷を撃ち合って片方の艦に命中したんだけど、あの頃の魚雷で水中から魚雷を撃って、敵の潜水艦に命中なんて事できたの?
古い戦争の話は専門外なのですが、水中戦だと無理そう、あるいはまぐれ当たりと
思います。二次元の水上艦にすら、目視してもなかなか当たらないのに、目視できない
水中標的相手に、深度も加わる三次元の照準が当時の技術で正確にできるはずないのでは。
#right(){(8:system)}
ほぼ絶対的に不可能です。確認手段がないこと、
またUボートの1941~2年時搭載していた魚雷にホーミング機能はないゆえ。
あの映画は僅か数人で潜水艦が操作できるなど、パラレルワールドの第2次世界大戦を描いております。
#right(){(8:794)}
**魚雷を発射するのに圧縮空気がどうのこうのって映画ではなっていましたが、発射のとき圧縮空気はなぜ必要なのでしょう?
多分、魚雷に加速力を与えるのに必要だからじゃないかな。
発射管でスクリュー回して発射する方式だと、魚雷が離れるまで必要な
速度を得るまで、魚雷発射管の扉を開けっ放しで余計な音は出すし、
扉を開けることで造波抵抗が起きて速力が下がる。
あと、波の抵抗で射線がずれる可能性もあるし、発射管を離れるまでに
貴重な空気を無駄遣いするから、射程も短くなる。
圧搾空気で射出してしまえば、射線の維持に必要な初期加速は得られるし、
魚雷発射管の扉を開ける時間は短くなるので、発見される確率は低くなる。
最も、最近のUボート(戦後の奴ですよ)は、魚雷発射管の中でスクリュー回して
発射管を出ていく方式を採用しているけどね。
(探知の問題で、圧搾空気の音が容易に捕まえられるようになったからと言うのと
電池式の魚雷を採用しているからと言うのもある)
#right(){(8:名無しさん@眠い人 ◆ikaJHtf2)}
圧搾空気で押し出すのは、それ以外に発射管から安全に射出する方法がない、当時はそう考えられていたから
信管が生きている魚雷を爆薬でも焚いて射出、ってわけにもいかないでしょ?
>圧搾空気で射出してしまえば、射線の維持に必要な初期加速は得られるし、
魚雷発射管の扉を開ける時間は短くなるので、発見される確率は低くなる。
大量の気泡が出て真っ昼間ならば潜水艦の位置がモロバレよん
だ~か~ら~、今時の潜水艦は発射管内に注水し、魚雷のエンジンをぶん回して発射~!
あと、圧搾空気を使う方式だと、深い所じゃ魚雷を撃てないし、大きな音も出すからね~
#right(){(8:817)}
**魚雷の射程距離(航続距離)及び発射するときの目標との距離を教えて下さい。
魚雷の射程ですが、とりあえず、米軍の重魚雷、Mk-48は30km超、軽魚雷Mk-46は
10km超と言われています。交戦距離は状況次第、敵次第、相手が潜水艦か水上艦
か、対潜能力があるかないかでまったく変わってしまいますが、5km程度が一応の
目安と考えられているようです。
大戦中の日本の潜水艦の場合は距離1,200~1,500mです。
#right(){(10:system)}
**魚雷ってどーやって防ぐの?
魚雷で魚雷の迎撃が可能だったはずです
ニミッツ級には2基の324ミリ3連想短魚雷発射管が装備されました
#right(){(11:515)}
魚雷防御手段は今のところデコイ(ノイズメーカー)ですが、対魚雷魚雷や対魚雷砲も開発中です。
前者は実用可能と見られ、アメリカ軍はけっこう注ぎ込んでます。また
既存の魚雷の中にも、対魚雷用として使用できると宣伝しているものがあります。
#right(){(11:system)}
**現代の重魚雷で何発でニミッツ級を沈められますか?
絶妙な場所で起爆すれば、一発で沈する可能性もあると思います。逆に
スカったとこだと一発では作戦続行可能かも。こんなんわかんないけど、
取りあえず5発としておこう。
#right(){(12:359)}
ロスケの650mm(炸薬450kg)がソレ用。
533mm長魚雷だと横は5層で望み薄。底は二重だからねらい目(無理かな)。
#right(){(12:360)}
もちろん艦底正中線の下で起爆しないと、圧力が逃げてしまいますから、
通常はキールの下になると思います。ただ考えに入れる必要があるのは、通常艦艇ではエンジン、
空母であれば原子炉と減速系の位置でしょう。
下から上に向かう爆圧に対して、これらの慣性の大きな部分は相対的に下向きの力として働き、
併せて大きな剪断力を発揮すると考えられるからです。したがってこれらの重量部の真下ではなく、
少し外れた位置で起爆すると、特に大きな効果が得られる「だろう、そんな気がする」わけです。
#right(){(12:system)}
**炸薬の量が同じなら対艦ミサイルより魚雷の方が大きなダメージを与えられると聞いたのですが、なぜなのでしょう?
対艦ミサイルの爆発力は空気中に逃げ、また艦内のあちこちの空洞でも緩和されてしまいます。
重要度の低い箇所の破壊にも浪費されます。
魚雷は艦底の下で爆発することによって、直接の衝撃波、艦を持ち上げて計算外の負荷をかけること、
などなどによって、爆発力が無駄なく使用できます。
しかも構造的に重要な竜骨、機関、操舵装置、動力伝達装置などに力が伝わりますから、効率も良いのです。
#right(){(13:system)}
**第二次大戦の際、潜水艦等から発射された魚雷に対して戦艦、空母などはどういう防御策を取っていたのですか?
・無誘導魚雷・・・・・回避
・音響追尾型魚雷・・・フォクサーと呼ばれる欺瞞装置を投入して、魚雷をそちらに当てる(大戦後期のみ)
・攻撃方法・・・・・・アクティブソナーで探知、爆雷放り込む。ただし、ソナーは近すぎても使えないので、
ヘッジホッグと呼ばれる前方投射可能な小型爆雷(爆弾かな?)にとってかわる。
・レーダー・・・・・・敵潜水艦が浮上中、もしくは潜望鏡やシュノーケルを出していれば探知可能(大戦中盤~後期)
でも、水中ではレーダーは使えません
#right(){(14:ulysses)}
**水上艦艇から魚雷発射管がなくなったのっていつ頃ですか?
水上艦艇の対艦魚雷(長魚雷)は現在は対艦ミサイルへと変化しています。
今の水上艦艇が積んでいるのは対潜用の魚雷(短魚雷)です。
航空魚雷はP-3CやSH-60に代表される対潜機に搭載される
対潜水艦用の短魚雷があります。対水上艦用としてはもうありません。
対艦用の魚雷ですと潜水艦が対水上・潜水艦用に長魚雷を搭載しています。
戦後の有名な事例としてはフォークランド紛争での英原潜によるアルゼンチン軽巡の撃沈があります。
#right(){(27:バッチ3)}
**魚雷の推進速度を教えてください。
アメリカ海軍のMk48ADCAPが55kt。
ふつうの推進方式ならばどこもまあだいたい50kt前後だろ。
ちなみに追う側は追われる側の1.5優速が要求されるという経験則がある。
だから30ktの潜水艦を追撃するには45ktの魚雷が必要。
大戦中の日本の魚雷ならだいたい40~45ノットです。
#right(){(38:408)}
**対潜魚雷による対水上艦艇雷撃は可能でしょうか?
対潜魚雷による対水上艦艇雷撃は可能です
#right(){(41:775)}
**ロシア軍の潜水艦には広島型原爆の破壊力に近い核弾頭を搭載した魚雷を装備しているそうですが、核弾頭付きの魚雷で敵の潜水艦を攻撃するのですか?
>そんなに威力のある魚雷なんて必要なんですか?
あてずっぽうっで発射しても確実に敵艦を破壊できるように。
また、艦隊を丸ごと消し去るために。
#right(){(42:海の人●海の砒素)}
港湾の破壊用
#right(){(42:971)}
**ブリタニックと言う映画で船に向かってくる魚雷を軽機関銃で撃破する描写があったのですがそういう事は実際に可能なのでしょうか?
「激闘駆逐艦隊」に機銃で魚雷を撃沈という話があります。
大和を狙って逸れた航空魚雷が涼月をめがけて突っ込んできて
これを25ミリ機銃群で迎撃、機関部を射貫いたようです。
「機銃が魚雷を撃沈したのは、その例を知らない。」とのこと。
#right(){(47:349)}
**海中では深ければ深いほど水圧の影響を受けますが、魚雷などが爆発した時水圧によって破壊力はどの程度影響されるのでしょうか?
そういう深海ではわずかな傷でも水圧が集中して大ダメージになります。
#right(){(56:ゆうか ◆9a1boPv5wk)}
魚雷等の炸薬の周りにかかる水圧がどれだけ大きくても、通常のASWで用いられる
深度範囲(1000m以内?)なら炸薬の爆発した瞬間の圧力のほうが大きいので
水圧で押し縮められて威力が小さくなる事はありません。
むしろ、爆発後のガスが高い圧力で保たれるため、衝撃波の伝播効率は
逆に上がる事が推測されます。また、特に浅い水域では爆発圧が水面から
空気中に逃げ出す事が考えられますが、深海ではそれが無いのでその分も威力上昇になるかと。
#right(){(56:392)}
**Uボートの魚雷は、どこから入れるんでしょうか?
甲板に小さな積込用ハッチがあり、あけると斜めのスロープがあります。
魚雷をクレーンで斜めに吊り下げてソロソロと差し込みます。
#right(){(62:92)}
**潜水艦から水上艦にホーミング魚雷を撃たれたらどう回避するのでしょう?
魚雷で魚雷を迎撃できる可能性は極めて低いと思われます
ホーミング魚雷対策としては曳航式のおとりなどが使われます
#right(){(66:693)}
通常の魚雷にはデコイやマスカーなどで回避します
始末の悪い航跡追尾魚雷対策に短魚雷で迎撃するのは米で研究されています
ちゃんと照準されたシュクバルは回避機動以外の手段は存在しません
#right(){(66:716)}
**大戦期の魚雷のエンジンはなんだったのでしょうか?
日本海軍のは5気筒星形のピストンエンジン(複動機関)だったかと記憶しています。
ドイツの場合は4気筒星形でデカリンが燃料でした。
他にも各国で電気モーターのものが使用されました。
(雷跡を残さないため)
#right(){(71:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**世界の魚雷そのものの性能をまとめたデータベースなどはありませんか。
現代の魚雷でしょうか?書籍でよければ
海人社の『艦載兵器ハンドブック』巻末に、各国の魚雷のデータ一覧表が
載っています。
流石にブレード枚数まではカバーされておりませんが…。
#right(){(80:855)}
**短魚雷と長魚雷はどの様に使い分けるのですか?
短魚雷:艦船・航空機搭載の対潜魚雷
長魚雷:艦船・潜水艦搭載の対潜/対艦魚雷
現在ではこんな感じ。
#right(){(81:名無し軍曹)}
**電気魚雷と内燃機魚雷の長所と短所を教えて下さい。
電気魚雷は構造が比較的単純になり、泡も発生しません。排気しないので
高深度でも使えます。ただ電池は燃料と空気(酸素)の組み合わせに比べて
エネルギー密度が低く、大電流を得る事も難しいので射程、速度が得られず、
内燃機魚雷に分がありました。最近は大電流をある程度長時間持続して
発生できる用電池が進歩してきたため、比重が電池魚雷に移ってきています。
#right(){(87:system)}
**魚雷って固体燃料ロケットみたいなものでよろしいんでしょうか?
魚雷はスクリュープロペラかせいぜいポンプジェットなので空は飛べないでしょう。
シクヴァルは‥たしか動力がロケットなので飛び上がる可能性はあります。(w
ただロケットって奴は制御しないと安定して飛ばないものですから、
海に落ちるのが関の山じゃないかと思われます。
#right(){(87:700)}
**現在、長魚雷を搭載できる戦闘機(攻撃機)はあるのですか?
古いソ連機を別にして、現在一戦級の機体で、魚雷の運用を想定した物は有りません。
これはWWⅡ末期にすでに問題になっていたのですが、時速600kmを超える速度になると、
着水した衝撃で魚雷が壊れてしまう為、雷撃が不可能になってしまうそうです。
ASMがこれだけ発達し、SAMの射程も性能も上がってきている現在では、新たに航空魚雷
を開発する必要性は感じられないと言う事でしょうか。
#right(){(94:396)}
搭載できるポテンシャルはいわゆる第一線機のほとんど全てが備えています。
わずかな改造で搭載できるようになるでしょう。
しかしはっきり言って意味はありません。
#right(){(94:397)}
**魚雷のテストでも水中用の標的機(艇?)はあるのでしょうか?
水中用の標的にはEMAT(使い捨て)、SPAD(再使用可能、スペル違うかも)とか
ありますが、あくまでも追尾訓練の物で、魚雷をぶち込むのは聞きません。
では、実際に何に撃つかと言いますと、一番イイ目標、つまり実艦です。
目標艦に一定の行動をとらせてるところに、調定をずらして魚雷を撃つ。
#right(){(95:340)}
**スーパータンカー(何十万tも有る奴)は魚雷一発で沈んでしまうのですか?
ずいぶん昔座礁したタンカーを海自が沈めようと雷撃したそうだけれど、結局沈められなかった筈。
#right(){(95:811)}
タンカーは船内を隔壁で仕切って幾つも船倉を設けているうえに積荷の原油が緩衝材になって
簡単には沈まない事がイラン=イラク戦争で証明されています。
811で言われたタンカーは第十雄洋丸(排水量約4万t)です。
それまでにまず護衛艦が艦砲射撃を行った後、航空機から150kg対潜爆弾16発を投下、
127mmロケット弾12発を発射、さらに潜水艦から533mm魚雷4本を発射(命中2本)しています。
最終的には護衛艦の再度の艦砲射撃で沈められました。
#right(){(95:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)}
**魚雷は高価なため訓練で使用した場合回収して再利用すると聞いたことがありますが、一度発射した魚雷をどうやって発見するのでしょうか?
かつてUボートの練習用の魚雷は一定距離を走ると浮上すると言う方式をとっていました。
それを回収船が回収して再利用していました。
#right(){(96:729)}
**現在の潜水艦は360°あらゆる方向に居る敵に魚雷攻撃を行う事が出来るのですか?
基本的には誘導魚雷を使えば可能。
ただ、有線誘導式のものは艦の真後ろの方向へ向かわせるのは難しいし
(自艦のスクリューに絡まる可能性も・・・)、一旦正面方向へ発射してから
改めて後方へ向かわせることになるので時間的なロスも大きい。
普通は探知したあと目標の方向へ艦を回頭させて、目標が前方に来るようにしてから攻撃すると思う。
#right(){(97:200)}
ただ、真後ろはソーナーの死角に入る為、追尾不可能。だから攻撃しても
外れる可能性も高い。
#right(){(97:217)}
**旧日本海軍では魚雷発射訓練をした後、海面に浮いている魚雷を回収し、整備しまた使ったそうです。
>回収船で回収するのではなく、撃った駆逐艦が自分で回収したみたいです。
>1 浮いている魚雷をどうやって回収したのでしょうか?駆逐艦にはクレーンとか無いみたいです。
>2 駆逐艦のどこで整備したのでしょうか?やはりあの狭い魚雷発射管横の甲板でしょうか。
>3 潜水艦の場合はさすがに自力回収は出来そうに無いですが、専門の回収船でもあったのでしょうか?
1手で
2艦内
3無い
#right(){(97:380)}
内地の場合、魚雷揚収艇というのが日本にもありました。
高速艇で、後の魚雷艇の原型にもなっています。
#right(){(97:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
想像だけど、カッターに横抱きにして、カッターごとダビッドで揚収じゃない?
#right(){(97:382)}
**ホーミング魚雷を迎撃する手段はデコイ以外に何があるのでしょう?
CIWSはファランクスにせよ、RAMのようなものにせよ、赤外センサーやレーダーを使用して
ロックしますから水中の目標には使用できません。
デコイ以外には魚雷で魚雷を迎撃という方法が研究されており、
すでにその能力があると公称している製品もあります。
またロシアは複数の対潜ロケットを比較的近くに落として迎撃するRBU-6000を
対魚雷用にも有効としています。
#right(){(99:system)}
**自衛隊の潜水艦で通常行動の場合、実包と言うか魚雷を何発ぐらい搭載してるんでしょうか?
って言うか自衛隊の弾薬備蓄量の話は知ってる人は言わないし、
知らない人は知らないわけで正確な答えは出てこないでしょう。
よく言われる「言われているほど少なくもないが、
思ったほど多くない」と言うのが妥当な線かと。
#right(){(100:39)}
元潜水艦乗りは「普段は訓練用魚雷を2,3発持っているだけ」とかいってたな
15年ほど前の話だかん、今は違うかも
#right(){(100:41)}※2003年のログです
**一般的な魚雷の深度限界と言うのは何mくらいでしょうか。
一般的な魚雷の最大深度は300m~600mといったあたりです。
最も、アルファ級やマイク級のような当時脅威だった大深度潜航が可能な潜水艦に対抗するために
80年代に開発されたいくつかの魚雷の最大深度はかなり深くなっており、例えば
米のMk48 ADCAP(潜水艦用)で約900m、Mk50バラクーダ(水上艦用)で1.100mとなっています。
#right(){101:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)}
**現状考えられる最新式の魚雷の最大速度というのは何ノットくらいでしょうか?
ロシアのシュクバルは200ノット以上。
純粋な「魚雷」とも言い難いけれど。
#right(){(101:402)}
最低がフランスのE15/L3で25kt/h。
最高が米国のMk50で70kt/hとなっています。
あ、シュクバルがありますたね(..;)。
#right(){(101:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
シクバルの場合、水中ロケット弾と言った方が正しいような…。
#right(){(101:404)}
純粋な魚雷というのがどういう定義なのかよく分らないですが、六フッ化硫黄と
リチウムを燃料とした、クローズド・サイクル・タービンなんでロケットという際物
では無いですねぇ。
電池だと英国のスティングレイの45ktでしょうし。
#right(){(101:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**魚雷のエンジンはどうなっているのでしょう。
>最近の魚雷は射程が40kmくらいに伸びたようですがデイーゼルとか、内燃機関を圧縮空気で回すなどして効率向上をはかっているのでしょうか?
リチウム-六フッ化硫黄の反応熱によるクローズドサイクルエンジンの採用による高速化と深深度化。
(クローズドサイクルのためオープンサイクルのように燃焼ガスを放出する必要が無い)
#right(){(102:270)}
内燃機関の魚雷は排気が必要で探知されやすくかつ大深度で使用しにくいため
一時期は電池魚雷が主流になっていました。
しかし、電池魚雷は雷速が30~40kt程度が限界のため、旧ソ連原潜の
高速化/深度の増加に対応すべくオットー燃料と呼ばれる特殊燃料を使用した
斜盤機関※を搭載した魚雷が米国で開発され、Mk46やMk48として実用化されました。
※ピストンの往復運動を回転運動に変換する機構を、クランクではなく斜盤を用いるもの
さらに現在では>>270で解説された形式を取るMK50バラクーダ短魚雷が主流になってきています。
#right(){(102:272)}
**よく映画や漫画でソナーマンが、向かってくる魚雷の方角や到達時間を具体的に報告していますが、
>間を置かずにアクティブソナーを打ちつづけて解析するということなのでしょうか。
魚雷自体が機関を動かしてるわけで、その動作音はパッシブでも捉えることできるんですが。
#right(){(105:544)}
継続的に音源を追跡すれば、音源の指向方向と移動速度はわかります。
#right(){(105:567)}
**なんで酸素魚雷の航空魚雷はないのか
航空魚雷が雷跡隠しても意味Nothing
#right(){(107:394)}
酸素魚雷は取り扱いが難しく、すぐアボーンするので、投下時に衝撃が強い航空魚雷には不向きだったのです。
それに、敵艦に肉薄して行う航空機による雷撃の場合、航跡が目立たない特徴は、
艦載魚雷に比べメリットが有るとは言えなかったからです。
#right(){(107:395)}
どうも一時期、航空魚雷にも酸素魚雷版を生産してたけど
元に戻したようで、実際使ってみて不具合でたか効果の割に
手間がかかったとかあったかもしれませんね。
#right(){(107:398)}
航空用魚雷は直径45cmで53cmの潜水艦魚雷よりもさらに小型だから
酸素推進機関の重量や小型化に伴う信頼性の問題だと思ったが。
そもそも、酸素魚雷は信管が発動して居なくても取り扱いが危険だから、
事故や直接に攻撃を受ける航空機搭載には不向き。
#right(){(107:400)}
**魚雷を、艦船搭載の「火砲」で迎撃することは可能なのでしょうか?
一応可能。
#right(){(114:359)}
ほとんど当たらないけどね。
#right(){(114:360)}
**潜水艦に魚雷を積み込む時って、どこから積み込むんですか?
ハッチからに決まってる
#right(){(119:172)}※普通は魚雷搬入用の小さなハッチがある
**魚型水雷にはアクティブとパッシブの二つのモードがあるそうですが
>デコイを別にすればエンジン止められても追いかけるアクティブ一本でいいのではないですか
>なぜ「パッシブが基本」なのですか
ビンビン音を出してたら「魚雷はココにいる」って
相手に教えてるようなもんじゃないか
#right(){(123:724)}
ピンガー打っても打たなくても、水の中では魚雷の推進音はモノすンげえうるさい。
#right(){(123:725)}
**WW2の頃の魚雷ってのは大体、どのくらいの深度で迫ってくるのでしょうか?
魚雷の調定深度は目標によって違うよん。
目標が戦艦のような吃水が深い艦なら当然深めに、駆逐艦のような吃水が浅い艦なら
当然浅めに設定するし。
これを読み間違えると、目標の下を魚雷がすり抜けていく破目になる。
#right(){(123:733)}
>じゃ、仮に大和級に雷撃するとしたらどのくらいでしょうか?
その場合の調定深度は6メートルだったそうだ。
このため護衛についていた「冬月」や「雪風」は真下を魚雷がくぐっていったそうな。
#right(){(123:736)}
戦艦を狙うなら駆逐艦に当たらず戦艦には当たるという深度に設定するわな。
となると4~10くらいになるのだがやっぱり6あたりが妥当だろうね。
6mだと巡洋艦、空母にも当たるね。
#right(){(123:739)}
**WW2にホーミング魚雷はあったんですか?
存在します、オーバーテクノロジーとマッドサイエンティスト、
そして潜水艦戦術の総本山たるドイツの科学は世界一イィィイです。
具体的な事を申しますと大戦の終戦の年、1945年に就役した画期的な潜水艦、
Uボートに搭載されたG7e魚雷で、音響誘導式の「ガイアー」(禿鷹)と、
有線誘導式の「レルヒエ」(雲雀)の2種です。
このⅩⅩⅠ級は対水上戦闘に加え、対潜戦闘も考慮した設計で、
現在で言うハンター・キラー潜水艦に近い性能を持っていました。
水中抵抗を抑える為に流線型に整形された船体は大容量のバッテリーにより、
水中17ktという、当時の潜水艦の中では桁違いの性能を誇っていました。
更にシュノーケル設備も備えており、浮上せずにバッテリーの充電も行え、
レーダー探知防止コーティングを施された船体と優秀なソナーを備えると言う、
現代潜水艦と遜色のない性能を持つ当時無敵の潜水艦でした。
(最も、実戦参加前に終戦を迎えたので無敵なのは当然ですが)
#right(){(207:327)}
**RUM-139 VL-ASROCに使われている魚雷を教えてください
Mk46 Mod5
#right(){(259:171)}
**対戦魚雷と対水上艦艇用魚雷の違いは何ですか?
潜水艦は高めの水圧がかかっているので、炸薬量が小さくてもでかいダメージを与えられる。
ただ、三次元で動く潜水艦相手なので、機動性が必要で、
センサーの信頼性からそれほど遠距離では(魚雷単体では)攻撃できないため
短魚雷は小型・短射程・高機動。
長魚雷はでかい船に大きなダメージを与え、ある程度の遠距離から攻撃するために、大型・長射程。
#right(){(355:300)}
**誘導魚雷のパッシブソナーは30~40ノットの高速で走りながら聴音可能なのでしょうか?
>フリゲートなんかのパッシブソナーは高速だと聴音がしにくいので減速→索敵→加速をくりかえすような描写を読んだ記憶があるのですが
同じ。
発射されるとソナーが利く速度で、らせん状かジグザグかどちらかの「探知航走」を始め、
目標位置が特定できた時点で、そこめがけて最大速度で突っ走る。
当然、最大速度で航走中はソナーは利かない。
#right(){(365:333)}
**魚雷をよける方法にはどんなものがあるんですか?
・魚雷が来る方向とは逆方向に必死に逃げる
・音を出す囮(ニキシー)を発射する
・最近は対魚雷魚雷というものが開発されている
#right(){(358:301)}
つーか、ほとんど有線誘導で発射されるだろうからよけられないだろ。
#right(){(358:303)}
というか信管に磁気を検出して爆破するものがあるので魚雷でも機雷でも磁気を使って爆破のトリガーにするものはある
#right(){(358:304)}
魚雷にも磁気信管ってのがある。
#right(){(358:305)}
漫画、映画みたいに艦長の奇策で魚雷をかわすなんて事は現実には無いのです。
敵を先に発見し魚雷を発射した方が勝ちなわけ。
#right(){(358:306)}
魚雷が航行を続けられる時間には限りがある。だからそれまでに追いつかれなければおk
また、敵が居ると思われる所から魚雷が発射されたら、即座に敵が居るだろう方向に魚雷を発射して逃げる。
相手が有線誘導を行っていても、やってくる魚雷を回避する運動を行わなければならない
→ワイヤが切れるので魚雷は自律して敵を探さなければならない
よって遠くから魚雷を射出し、有線誘導を使って低速で大きく弧を描くように魚雷を敵に近づければ良い
のだが、敵方の対潜哨戒機に見つかったりする事もあるので状況は複雑になったり
#right(){(358:307)}
**ロシアの潜水艦乗りは魚雷への対処法として、その魚雷に向かって全速力で進むという小説があったのですがこれは事実なんでしょうか?
「全力航行で速度的に魚雷を振り切る」という意味なら、微妙。
ソビエト原潜は、西側からびっくりするほど勇猛果敢な行動を取るといわれているが、交戦時点でその様な
行動を取るのは現実的にはちょっと。潜水艦艦長の視点で、それ以外執る手段がないというなら別だが‥
かつては「西側の魚雷より高速な原潜」というのが存在したが、これだって全力で航行したら音響的に
位置・速度ともバレバレ。近隣に対潜哨戒機とか別の潜水艦がいたら非常にヤバい。賭け。
と言う問題が生じかねない。
(かなり前から、西側の新鋭魚雷は速度・深度ともに性能が向上していたりする)
#right{(創作質問スレ40:432)}
魚雷の方に向かうってので発射元の潜水艦を巻き込まないように一定距離進まないと爆発だか追尾だかしないようになってて
反応しないうちに制限距離内に飛び込んでやり過ごすみたいな対処してるのをなんかの漫画で見たのを思い出した
魚雷に時限信管とか近接信管なんかがあるのかは知らんがいずれにしても無茶か
#right{(創作質問スレ40:433)}
古くは「サブマリン707」、比較的新しいところで「沈黙の艦隊」だな。
ちなみに最初に潜水艦からホーミング魚雷を使用したUボートの場合、当時の魚雷は発射直後から
誘導が始まってしまうので、その間自艦のモーターを止めてないと魚雷が戻ってきてしまうから、航行
しながらの発射はできなかった。
#right{(創作質問スレ40:434)}
近接信管というか魚雷は敵に近づくと磁気感知で爆発もする
あと魚雷は直撃でなくても水中衝撃波で目標を損傷させることもあるんで
あまり近いと自分も損傷しないように距離で信管の安全装置ぐらいは設定してるはずだがな
#right{(創作質問スレ40:435)}
**WW2の日本の魚雷の炸薬量は多いけど、威力は欧米ほどじゃないというのをネットで見ました。
>欧米の炸薬はどれも日本の炸薬(九七式爆薬)より威力上だったんですか?
>例示されていたのはアメリカのトルぺックス? だけだったんですけど、
>ドイツやイタリア、フランスもまた然り、と思っていいのでしょうか?
トーペックスが強力なのは周知の通りだが、日本の炸薬も改良されておりTNT換算1.3倍くらいある。
トーペックスが一歩抜け出たとはいえ、総合的にみてTNT換算で日本の酸素魚雷が最強なのは揺るがないよ。
#right{(508:914)}
トーペックス(トルペックス)はイギリスが開発した火薬。
それを米軍に技術供与して、米軍がさらに改良したのがHBX火薬。
イギリスにも逆供与された。
まとめてトーペックスと呼んでしまうことが多い。
ドイツは日本の九七式爆薬と同じような組成。
#right{(508:921)}
**現代の潜水艦の魚雷は、どの程度遠くの敵を狙うことが出来ますか?
>また、近くの敵を狙う場合は、どのくらい近くまで狙うことが出来ますか?
前者は種類によって違います。
具体的には「魚雷」でぐぐって一番上に出てくるwikiの記事に行って、そこで列挙されている各国の魚雷の項目を見てください。
なお現用の魚雷のほとんどはデータが公表されていないので、記載されている距離などは推定値です。
後者についてはあまり近くで爆発すると撃った側も損害を受けることになります。
そのため威力に応じて一定距離を走らないと安全装置が解除されないようになっています。
#right{(512:752)}
**第二次大戦時の魚雷の発射方法について
>転舵しながら扇状に魚雷を撃つと聞いたけど本当なの?
目標艦船の未来位置を算出し、その地点の前後を包むように扇状に撃てば命中する可能性が高まる。
転舵しながら撃つのは敵艦隊に突撃するような時に、発射したら即座に逃げる為。
ヒットエンドランというやつね。
常にそうするわけではなく、直進しながら撃つこともままある。
敵船の長さを考えて距離1200mくらいから3秒ごとに3度の角度差をつけて3本~6本発射します。
誤差が出ても最低どれか1本命中すればよいということです。
#right{(358:283)}
**日本海軍の魚雷の大きさは?
艦載用
・九三式一型 直径610mm 全長9m 重量2800kg 炸薬量500kg
・九三式一型改二 直径610mm 全長9m 重量2800kg 炸薬量480kg
・九三式三型 直径610mm 全長9m 重量2800kg 炸薬量780kg
・九六式 直径533mm 全長7.1m 重量1615kg 炸薬量400kg
・九八式 直径450mm 全長5.5m 重量957kg 炸薬量350kg
潜水艦用
・九五式一型 直径533mm 全長7.15m 重量1665kg 炸薬量400kg
・九五式二型 直径533mm 全長7.15m 重量1720kg 炸薬量550kg
甲標的用
・九七式 直径450mm 全長5.6m 重量1050kg 炸薬量350kg
航空機用
・九一式 直径450mm 全長5.27m~ 重量784kg~ 炸薬量150kg~(各種あり)
・九四式一型 直径533mm 全長6.7m 重量1500kg 炸薬量350kg
・九四式二型 直径450mm 全長5.3m 重量810kg 炸薬量200kg
○六(丸の中に漢数字の6)金物(人間魚雷「回天」の開発名称)
・一型 直径1000mm 全長14.5m 重量8000kg 炸薬量1600kg
#right{(521:101)}
**魚雷の仕組みを知りたいのですが教えてください
>船底で起爆すると聞きました。それは何故か?というのも目標に向かって突き進み艦の横っ腹に直撃するものだと思ってたから。
>あと、あんな細い魚雷でデカイ船が真っ二つに割れるのは船底で起爆させるということと関係してるのですか?
基本的に魚雷で用いられている信管には触発信管と磁気信管の二種類があります。
前者は、艦腹にぶち当たって起爆するもの、後者は艦底を潜り抜ける際、その船が発する磁気に感応して起爆するものです。
艦腹に当る場合は、艦艇側もある程度被害が想定されていますから、ぶち当たっても被害が局限できるような仕組みが
為されています(部屋を細かく仕切るとかbulgeを造るとか)。
しかし、艦底にはその様な防御がありません。
また、艦底には和船でない限り、竜骨があります。
これを折られると、支える力が無くなり、艦が真っ二つに折れてしまうこともあります。
変わった所では、日本の第二次大戦時の航空魚雷の場合は、艦底で起爆させる為に、
魚雷に紐の付いた模型飛行機を水中で走らせて、その飛行機が艦腹に当った時、信管を
起爆させる様にしたものもあります(この場合、魚雷は艦底に達している)。
#right(){(527:857:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**対潜ロケット、対潜ミサイル、対潜魚雷はそれぞれどう違うんですか?
>あと、アスロックの弾頭には、対潜ロケット、対潜ミサイル、対潜魚雷のどれが採用されているのですか?
対潜ロケット 目標に向かって飛んでいく。海中では推進しない。相手が移動したら当たらない
対潜ミサイル 目標に向かって飛んでいく。海中では推進しない。相手が移動しても誘導される
対潜魚雷 潜水艦のそばまでヘリや哨戒機、アスロックで運ぶ必要がある。海中で推進する。
#right{(549:587)}
対潜魚雷は潜水艦攻撃用の魚雷。水中移動する爆弾。
対潜ロケットは潜水艦攻撃用のロケット推進式の飛行爆弾。
弾頭に爆雷(水中爆弾)積んでるのと、アスロックみたいに対潜魚雷積んでるのがある。
空を飛ぶので、対潜魚雷より素早く遠距離目標を叩ける。
対潜ミサイルは対潜ロケットのうち、誘導装置がついてて空中で方向制御できるやつ。
例えばアスロックも新型の奴はVLSから撃てるように、誘導装置が付いてる。
対潜ロケットには母艦から対潜魚雷を撃つより、目標到達が早く、長距離戦闘できるメリットがある。
ただ、今度は母艦のセンサー能力の問題があるので、むやみに射程を延ばしても意味が無い。
それから、対潜ロケットの弾頭を爆雷で済ませた場合、安上がり。
対潜魚雷は非常に値段が高い。
普通に爆雷を落とすのと違って、艦の進行方向などにも撃てるから便利。
#right{(549:606)}
**WW2の頃の魚雷についてなんですが、どのような部分がコストを大きくしていたのでしょうか?
気室。全長の半分を占めるくせに「ニッケル・クローム鋼またはニッケル
クロームモリブデン鋼鍛造の円筒の削りだし」のため、魚雷価格の半分
が材料と加工費なんだそうで。
>どういった方法でか.廉価にする努力は払われたことがあるのでしょうか?
あまり安くすることに固執していなかったのでは?
日本の場合、魚雷の生産は長崎の三菱が一手に引き受け、延べ生産数
は91式航空魚雷で7343本、95式長魚雷で2699本になる。月産で200本程
度だったらしい。現代の海上自衛隊の生産数は、左翼のブログ(wによると
短魚雷が年間23~24本、長魚雷で5~6本だそうで。キャビテ軍港で開戦
劈頭に吹っ飛ばされた備蓄が270本。これがないおかげで太平洋艦隊の
潜水艦の活動が1年は低調になったし。
>精密加工や冶金の面で遅れを取っていた日本が高スペックの魚雷を
>実戦配備出来たのは一品ものだからなのでしょうか?
そうみたい。完成すると試射して航走するのを確認してから納入。部隊で
は演習用頭部というものを用意して演習にはこれを使う。中には浮きが仕
込んであって、エンジンが止まると浮き上がってランプつけたり発炎筒を
たいたりする。ほかに航走状態自動記録装置というのも入っていて、あと
で回収してからチェックして「魚雷の癖をつかむ」のだそうだ。
#right(){(554:ふみ)}
**魚雷が鯨、鮫等の生物に命中してしまうことはあるんですか?
あります。鯨を敵潜水艦と誤認というのは、アクティブソナーが発達した今でもあります。
#right(){(戦争板初質スレ1:592)}
**対潜魚雷について。HEAT弾頭がある様ですけど、水中での侵徹効果距離はライナー直径に対してどの位になるのでしょうか?
魚雷の貫徹力に関してであれば、↓に見積もってみたものがあります。
ただ申し訳ないのですが、自分にはこれが正しいのか判断するだけの知識がありませぬ。
おそらくは大丈夫でしょうが、真贋判断はご自分で行ってください。
http://www.warbirds.jp/ansq/41/D2001440.html
#right(){(337:552)}
**日本海軍の魚雷の次発装填装置は、戦闘中の再装填を想定していたものですか?
>戦闘中というと、艦が全速で走っていて旋回したり至近弾やらでものすげー揺れて、
>再装填装置があるとはいえ、魚雷のような重量物の装填作業は無理なんじゃねぇかと想像してしまうんですが
もちろん数分程度の安定航行が必要。
だけど次発装填装置のない艦の場合、戦場での再装填はまずムリ。
現に再装填した魚雷で戦果を挙げた海戦もあるんだよ。
#right(){(330:346)}
**何故日本軍は、太平洋!諸島の沿岸のジャングルに酸素魚雷発射装置を配備しなかったのでしょうか?
>敵艦隊来襲!→酸素魚雷全弾を扇状に発射!→敵艦に次々命中!ウマー!ってな具合にならないのでしょうか?
避けて航行すればいいだけ。それだけで無力化。
重要拠点防御であれば砲を設置する方が効率的。
戦前でも海峡を扼する要塞地帯には魚雷保塁とかつくってましたよ
けど南方に展開しなかったのは有効に活用できるシチュエーションが
すげえ限られるって事と酸素魚雷の維持整備にかかる手間がクソめんどいからです
費用対効果からみて割に合わない
ただでさえ足りない魚雷はより広汎に展開し自由度が高い巡洋艦駆逐艦に積んだ方がよっぽどマシ
って判断されたんですね
大戦末期にあちこちに設置が検討された回天の陸上発進施設とかは質問者の人の考えてるのに近いかもしれません
#right(){(330:683,687)}
**航空機より航空魚雷の方が高いってまじ?
嘘です。
しかし、魚雷が大変に高価であることは事実です。
第二次世界大戦中の日本海軍の艦上攻撃機と魚雷の値段の比率が、数分の一と何かで読んだ記憶があります。
正確な数は忘れました。
「兵頭二十八『パールハーバーの真実 技術戦争としての日米海戦』によれば
94式酸素魚雷:4万円
91式航空魚雷:2万円
89式潜水艦魚雷:2万円
大正年間の水上艦魚雷:3万円
61cm魚雷:1万5000~2万円
一式陸攻:25万円(昭和16年)
戦艦大和:1億6300万円
陸軍の500キロ爆弾868・5円
海上自衛隊の魚雷:2000万円
海軍中佐の基本給:268円33銭(昭和16年)
※当時の2万円は現在の1億円に相当し
今なら対艦ミサイル「ハープーン」一本が買える値段」
下記、魚雷っていくらくらいするんですか?を参照ください。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1025407930
#right(){(606:霞ヶ浦の住人 ◆iQXTBGahk.)}
**魚雷を魚雷で迎撃するのが難しいのはどういった点によるのでしょうか?
高速で進む魚雷はキャビテーションのためソナーの効きがすごく悪くなること。
自身の発する推進ノイズも邪魔になること。
といってゆっくり進むと高速で突進してくる目標の魚雷に追随できないこと。
弾道ミサイルを迎撃するレーダーと違って、ソナーは有効距離も反応時間も方位/距離分解能も限られ、
水温の違いや海底からのクラッター、他の雑音にも邪魔されること。
などから、魚雷で魚雷を迎撃というのはなかなか困難。ロシアみたいに魚雷が来る方向に
ロケット爆雷を斉射して爆圧で変針、破損を狙うとかの方が実用的という話がある。
とはいえ、対魚雷性能を一応スペックに挙げている魚雷もある。
スーパーキャビテーション効果を利用した機関砲で言わば水中CIWSをという話もあったが、
ひとまずは機雷処理がせいぜいという事になっている様子。
#right(){(325:791)}
**WW2の航空魚雷の照準は、照準器を利用したのですか?
>それとも 単に敵船舶に向けて飛行して魚雷を投下したのですか。
魚雷は目標の手前10mとかで投下するのでもない限りちゃんと計算に基づいた照準しないと
絶対に当たらない。
極初期の「とりあえず魚雷を載せて飛べることだけはわかった」てレベルの機体でもない限り、
「雷爆照準器」というものがあってそれで照準して投下する。
航空魚雷のスクリューは機体から投下(切り離し)した段階でエンジンが作動して回ってるのが
普通。
でないと着水したら沈んでしまうか狙った方向に走らない。
この辺の「空中でエンジン始動して切り離して正しい角度で突水する」ためには高度な技術が必要で
そのため航空魚雷は実に複雑で高価なメカニズムになった。
機体本体との比率で考えると現代の大概の空対艦ミサイルの方が安いぐらいだ。
対艦兵器としての航空魚雷は現代ではほぼ使われていないが、対潜水艦兵器としての航空魚雷は
今でも普通に使われている。
#right(){(614:864)}
**魚雷は直撃よりも、船底近くで爆発させた方が船体全体へのダメージがデカいの?
直撃しなくても水中爆発はキールをへし折ります
横に穴開けるよりよっぽどキツイ
直撃の場合は、火薬のエネルギーが破壊力になるが3/4位は船体以外の方向に逃げてしまう。
これに対し船体の下で爆発した場合、船体に直接かかる破壊力は同程度であっても
残りのエネルギーは「船の下の水を排除する」事に使われ、その部分の「浮力」を無くしてしまう。
これにより船自体の「重量」がその部分に集中し破断に至る。
船体に直接かかる力は水中起爆では水面上の力が逃げやすい方向により強く向く
船底起爆の場合、ことさら船底部分に強く直接の力がかかり、加えてバブルジェットで
なくなったウオーターポケットに船体が落下することで剪断力が増強される
#right(){(韓国哨戒艦沈没事件:280-285)}
**第二次大戦前中の魚雷は命中しなかった場合、自爆するものなんですか?
魚雷っていうのは弾頭の信管の感度を調節できる。
そうでないと、発射して海面につっこんだ段階で爆発したりするから。
だがその辺の調整は微妙で、硬くしすぎると船体にぶつかった角度によっては
作動しなかったし、緩くすると航行中の船体が巻き起こしてる水流に巻き込まれた
だけで作動したりした。
潜水艦の話だが航行して船の後ろから撃つときは信管を緩くしないと不発になり
やすかった(衝突角度が浅いから)し、前方から撃つときは信管を硬くしないと
艦首の巻き起こす波に負けて命中する前に自爆した。
魚雷は基本的に燃料が切れると自沈する。
訓練用の魚雷は逆に燃料が切れるとバラストを捨てて浮かんでくるようになっていた
(回収、整備してまた使う)
#right(){(308:691)}
**ロシアのクリヴァクやウダロイ、ソブレメンヌイなどが装備してるのは長魚雷ですよね?
533mm魚雷は「長魚雷」で宜しいかと。
ちなみに、現用ロシア水上艦艇の533mm魚雷で一番ポピュラーなのは
「TEST-71MKE」対潜魚雷と「USET-80」多用途(対潜/対水上両用)魚雷。
さすがに、ロシアでも主流は対潜任務だね。
>ロシアにはもっとデカい魚雷がありますよね?
アレ(650mm)は「(対艦)重魚雷」
「65-73」「65-76」の2種類が有り、いずれも原子力潜水艦のみに搭載されていた。
あと、ロシア・旧ソ連で、西側で言うところの「短魚雷」に相当するのは400mm魚雷。
「UMGT-1」「APSET-95」対潜魚雷などが有り、主に主に航空機搭載用して使われている。
#right(){(278:シア・クァンファ(夏光華) ◆23wgJy2eAo)}
1990年代半ば、ロシア製のウェーキ・ホーミング魚雷(650mm対艦重魚雷及びUSET-80多用途魚雷)が諸外国に拡散し
米艦艇にとって重大な脅威になるなどと騒がれたコトがあった。
その頃、米空母には324mm短魚雷発射管が装備されたが、これはウェーキ・ホーミング魚雷対策ではないかと言われた。
だが実際には、650mm重魚雷は輸出されなかった。
ただ、USET-80多用途魚雷は、キロ型潜水艦を購入した国は保有していると見られる。
むろん、イランもね。
最も、ロシアにはもっとデカい魚雷があるので長短で言えば短魚雷の区分なのかもだが。
#right(){(278:シア・クァンファ(夏光華) ◆23wgJy2eAo)}
**アスロックのような形式の対潜兵器(ロケット→短魚雷)が初めて出たのって、いつ頃何ですか?
空中から発射する形式のものなら、1953年のPetrelとかがありますが、
水上艦から発射する形式のものは、1961年のASROCが最初ですね。
以降、1964年にAustraliaのIkara、1965年にFranceのMalafonと続きます。
#right(){(260:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**魚雷って艦外からも装填できるの?
艦外から装填して艦内からは取り出したり点検したりできない、という構造の発射管は存在する。
#right(){(147:637)}
艦外から装填する方式を採用したもので有名なのは、ドイツ海軍の206型潜水艦です。
当時の西ドイツ海軍は軍備制限がかけられており、潜水艦の排水量の上限が
450トンに制限されていました。
そのために、予備魚雷を廃止して船体をコンパクトに押さえるために
多数の発射管を艦首に設置して(8門)艦内の次発装填スペースを省略しました。
ドイツはこのタイプの潜水艦を海外に数多く売却しており、韓国海軍等の中小海軍で
見かけることが出来ます。
#right(){(147:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)}
**旧海軍の航空魚雷に使用されたといわれる凧型信管ってどういうものなんでしょうか?
何処かの仮想戦記の話では凧型信管はありましたが、それ以外は
寡聞にして存じません。
水中凧で思い出すのは、雷道安定のための安定板と安定器ですね。
安定板は、魚雷の尾部にある舵の部分に取り付けることから別名を尾框と言い、
厚さ10mmのベニヤ板を十文字に組み合わせて、尾框にアルミ鋲で取り付けられ
ていた保護板で、これによって入射角と空中姿勢を維持していました。
安定器は、魚雷尾部の左右に8cm角の鋼製翼を取付、これに幅12cm、長さ20cm
のベニヤ板製空中舵を取り付けたもので、空中姿勢の維持、射入時の横舵の効き
をよくして、沈度不規則の修正と水中での安定性維持のために使われています。
ちなみに、ベニヤで作られたものは両方とも、着水時に四散するようになっていました。
-注:[[魚雷の仕組みの項も参照>#id_8c3e576d]]
-注:[[91式航空魚雷の頭部改7 1式起爆装置(秘匿名称T金物、俗称凧式、1942年制式採用)も参照>https://www.sanspo.com/geino/news/20130914/pol13091410000001-n4.html]]
#right(){(187:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
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2024-03-16T22:23:01+09:00
1710595381
-
太平洋空戦関係
https://w.atwiki.jp/army2ch/pages/58.html
#CONTENTS
----
**W.W.2の頃の航空機の風防の材質ってなんですか? アクリル樹脂? ガラス? 国によっても違うのでしょうか?
零戦も一式陸攻も電動慣性機動機です。(もしかしたら九六艦戦も)
風防は防弾ガラス(正面の平面部)以外はプレキシガラスです。プレキシガラスでは透明度や歪に問題があったのは事実のようです。
欧米のように枠無しのバブルキヤノピーも無理でした。それでも疾風のキャノピーなどはなかなかの出来と思っています。
#right(){(5:303)}
**故坂井三郎氏の撃墜記録を教えてください。
大小64機の撃墜と言われています
もっとも本人は撃墜記録よりも列機を一度も失わなかったことの方が、誇りで有ったようです。
#right(){(6:215)}
参考までに
エース・パイロット
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%88
**ラバウル等の南方で、B-17は何しに来てたんでしょうか?
B-17については、航続力が大きく防御力の強固な爆撃機が太平洋戦線では、
B-17しかなかったので(後にはB-24、B-29も出現しますが)、
南洋諸島に築いた航空基地などの目標を破壊しに来たのが目的です。
別に重爆撃機=戦略爆撃専門というわけではないので。
#right(){(44:眠い人 ◆ikaJHtf2)}
**エーリヒ・ハルトマンの場合は二機一組で僚機被撃墜がなかったそうですが、坂井三郎の場合はどうなんでしょう?
坂井も同様だけど、頼まれて太田を他所に貸し出したら撃墜された。でも自分が編隊を組んだ時にはやられてない。
#right(){(526:575)}
日本海軍の空戦編隊は3機1組が主流でした。
1944年末頃から、2機編隊、あるいは4機編隊を導入しています。
坂井さんの場合は時期的に3機編隊でしょうね。
なお、日本陸軍ではドイツの影響が強かったため、海軍よりも早く2機編隊へと移行しています。
#right(){(526:582:◆yoOjLET6cE)}
**太平洋戦争時、ボルネオで山尾戦隊って戦闘機隊が大活躍したって話で、その中の金沢というパイロットがB-24を10機も隼で落としたって話を聞いたのですが、
>当時の戦況とかと照らし合わせて、これって信憑性のある話なんでしょうか?
一応、伝聞だけど。
B-17よりもB-24の方が落としやすかったらしい。
針鼠のように銃座を設けているB-17(E型以降の話ね)よりも、B-24は
死角が多く狙いやすかったようだ。
特にデービス翼の部分は強度が低く、翼を狙って撃てば、隼程度の機関銃
でもポッキリ折れることがあったとか。
なので、10機撃墜というのはある程度信憑性があると思います。
警戒網に引っかかって、先に日本側が戦闘機を挙げておくという状態であ
ればね。
ラバウルでも、B-17は悩みの種だったそうだけど、B-24の話は聞いたこと
無かったなぁ(祖父談)。
#right(){(10:名無しさん@眠い人 ◆ikaJHtf2)}
**木の葉落としってWWⅡで実際行われてたんですか?また日本航空機の特徴を生かした機動なのでしょうか?
「木の葉落とし」が実在したとしたら、それは失速(ストール)を伴う機動ですが、
失速を伴う機動としては、「ストール・ターン」というのがあります。
もっとも、現代の格闘戦では運動エネルギー(あるいは位置エネルギー)を重視するので、
エネルギーを失う失速のような機動は無用のものになったのではないかと…
#right(){(11:113)}
**民間航空の人間でありながら、戦時中には戦闘機にも乗っていたケースは、日本では実際にありえたのでしょうか。
ドイツ何かだと、爆撃機パイロットの乗る機体が無くなって、
戦闘機に乗せる事があったと思いますけど、日本もそうだったかなぁ。
もし、民間航空の設定なら、新聞社のパイロットにするしかないでしょう。
新聞社の連絡機には(失敗作の)戦闘機も使われているので。
本当の民間航空なら、水上機(飛行艇)か爆撃機で戦闘機パイロットになることは余り無いと思われ。
#right(){(25:眠い人 ◆ikaJHtf2)}
**太平洋戦争中の日本軍パイロットは、日本刀を持ち込んでたって記述が俺の持ってる本に書いてあるんだけど、ホントか?
精神的な支えとか、そんな感じ。
(日本刀には魂が宿っていると信じていたから)
別に持ち込めという規定があったわけじゃないよ。
当たり前だが、持ち込まないほうがいいに決まってるんだけどね。
コンパスが狂うから。
#right(){(33:158)}
護身用に短刀を持ちこむ事はあっても、日本刀を持って行くと
いう事は殆ど無かったそうです。
あんな長い物を機内に持ちこむと邪魔になるからだったとか。
#right(){(33:名無し四等陸士)}
**台湾沖航空戦に投入された日本軍機はどれくらいだったのでしょうか?
10月12日、1式陸攻、銀河、天山、飛龍の計99機
13日、1式陸攻、銀河の計28機
14日、300機、その他40機が夜間攻撃
15日、177機
16日、165機
#right(){(37:851)}
**ブッシュ前大統領の親父が第二時大戦の時、ゼロ戦に撃墜されて死にかけたって本当ですか?
ブッシュ中尉のアベンジャーは44年に父島空襲に参加。
零戦ではなく、対空砲火を受けて撃墜。
乗員3人のなかで唯一脱出に成功し、潜水艦に救助されました。
なお、父島は食料はあるにもかかわらず米軍捕虜を処刑後、食するという異常行為が行われていて、
戦後に大問題となりました。
#right(){(39:98)}
**太平洋戦争後半で日本軍機が米軍機を撃墜したようなケースでは、いったいどうやって撃墜したのでしょうか。
空中戦は何よりも奇襲で決まります。
#right(){(43:595)}
大戦中盤より日本陸・海軍でもロッテ戦法が普及し始めました。
対米軍機戦法として、敵機よりやや高い高度で待ち受け、長機が目標にした敵機に
襲い掛かり、僚機はそのままの高度で待機します。
敵機は当然高度を上げて振り切ろうとしますが僚機が頭を押さえているので高度が取れません。
こうしてそのまますり鉢の底に押さえ込むようにして撃墜まで持っていったそうです。
これは302空の赤松中尉が得意とした戦術ですが、彼は驚くべきことに単機で数十機の敵編隊に突入し、
そのうちの一機を撃墜して帰還したこともあるとか。
#right(){(43:597)}
振り子戦法というのはローヨーヨーなどという空戦機動ではなく、相手が
巡行速度まで機速を落すまであとをついて行くものだと思います。あとを
つけている間、後下方に位置して先行している敵が振り向くたびに振り返
る逆方向に機体を持って行くのが時計の振り子のようだから振り子戦法と
いったはずです。飛行第六四戦隊時代の黒江大尉が考案して、隼より優速
のライトニングやモスキートを撃墜しています。
#right(){(43:眠い人 ◆ikaJHtf2)}
**ミッドウェーで日本側の3隻の空母が大被害を受けた後、無傷で残った空母・飛龍が護衛戦闘機
>13機(うち、少なくとも8機は零戦)が飛龍上空にいたのに米空母艦載のドーントレス急降下
>爆撃機編隊を全く防げれなかったのはなぜですか?
その8機は低空で雷撃機を追いまわすのに忙しくて
上空には1機もいなかったこと
#right(){(45:594)}
「飛龍」が第二次攻撃を終えた時点での残存機は、零戦10機、97式艦攻4機
99艦爆5機の合計19機に過ぎなかった。その内、零戦6機は第三次攻撃用に準備中だったので、
直衛は4機であったと推定できる。だから、8機も上空には居なかったのでは。
対する米軍側は、「エンタープライズ」隊が24機、その30分遅れで「ホーネット」
隊が15機発進。「エンタープライズ」隊が17時03分に最初の突撃で「飛龍」に
命中弾を与えているので、24:4では只単に直衛機の数が足りなかった為でしょう。
#right(){(45:625)}
**オレゴン空爆した2人はどうなった、そして、その潜水艦はどうなった?
オレゴン空襲に参加した零式小型水上偵察機の乗員藤田信夫飛曹長と奥田二飛曹のふたりのうち、
奥田二飛曹は戦死されましたが、藤田飛曹長は戦争を生き抜き戦後に爆撃したオレゴンを
表敬訪問しています。1997年9月30日死去。
伊25潜水艦は昭和18年9月3日?フィージー諸島スバへ航行中、消息不明との事です。
#right(){(47:名無し軍曹)}
**先の大戦中、日本上空で撃墜され、脱出したものの日本軍に捕まった米軍兵はどのような待遇を受けていたのでしょうか?
基本的には、犯罪行為があれば、刑法にしたがって処断されていました。
ただし、個別の行為の立証は必要とされており、単にB-29から脱出したからといった理由での有罪判決ではありません。
ドーリットル隊の乗員が中学生を射殺した容疑で死刑執行されております。
#right(){(79:712)}
遠藤周作の『海と毒薬』には九州大学医学部での生体実験の事実が描かれています。
#right(){(79:737)}
**もし山本五十六が死ななかったら戦況に影響したのだろうか。
山本五十六自身が認識していた通り、大日本帝国の敗北は運命であり
変えることは不可能です
#right(){(82:106)}
つか、山本五十六が立案、実施した「い号作戦」あたりが、敗戦
を確定したとも言えるしね。
#right(){(82:107)}
**坂井三郎さんが硫黄島から帰ってきた後の戦闘について
坂井三郎少尉は硫黄島より帰還後、横須賀空で教育任務にあたり、昭和19年の12月に
343空付きとなっています。
しかし、343空ではほとんど出撃しなかったようで、20年6月には武藤金義飛曹長と
入れ替わる形で横須賀空に戻りました。
終戦後の8月17日と18日に、写真撮影のため進入してきたB-32ドーミネーターに対して
坂井少尉と小町定飛曹長・大原亮治飛曹長らが迎撃を行い、一機を不時着水させています。
ttp://www.warbirds.jp/ansq/1/A2000660.html
#right(){(82:名無し軍曹)}
>それは徹底抗戦の一貫としてやったんですか?
>坂井三郎空戦記録だと、厚木空は徹底抗戦に加わらなかったようですが
>坂井三郎氏は徹底抗戦を主張したのでしょうか?
徹底交戦とは関係なく、坂井氏はあくまでも自衛戦闘であるとしています。
また、この攻撃は国際法上合法であると氏は主張しておられました。
もっとも、一緒に出撃した小町氏は米軍の報復を恐れてしばらく隠れていたとか。
#right(){(82:名無し軍曹)}
**少飛13期は何年ごろに入隊して、どんな活躍をされたのでしょうか?
少飛第13期生は昭和15年の初夏から秋にかけて少飛第12期生と同時に募集されています。
募集定員は各1300名。
まず東京陸軍航空学校第8期生として陸軍軍人としての基礎教育を受けた後、
少飛第13期生として熊谷・太刀洗・宇都宮の各飛行学校で基本操縦訓練を受けました。
昭和19年3月飛行学校卒業後兵長に進級し教育飛行隊に配属、その後錬成飛行隊に配属され、
錬成が終わったのが12月。そして伍長に進級し各飛行戦隊に配属されていきます。
少年飛行兵の中では実戦に参加したほとんど最後のクラスになるとおもいます。
#right(){(82:名無し軍曹)}
**B-29が近づいているってのは誰が探知してたんですか?
>・空襲警報は誰が出してたんですか?
海軍が特設哨戒艇(要は漁船)を太平洋上に広く展開させ、編隊を確認しています。
但し、損耗率はかなりのものだったそうです。
陸上に於いては、陸軍並びに海軍の電波探知機(レーダー)を用いて大まかな方向を
掴みます。
更に聴音機(らっぱの大きなもので、集音のために使います)を用いて、敵機の方向を
探知します。
また、各地には標高の高い山などで、人が住んでいるところに、防空監視哨があります。
これは、哨舎と聴音壕から構成されており、哨舎で空を監視し、聴音壕内で、飛行機の機種、
方向を確認し、各軍管区に電話で報告します。
各地の軍管区がそれらの情報を元に、空襲警報を発令します。
>・「頭巾をかぶって防空壕へ」ってのは法律で決まってたんでしょうか?
灯火管制に関しては、1938年4月4日に灯火管制規則を定めています。
また、1944年12月29日に灯火管制強化要綱が閣議決定されています。
>・「頭巾をかぶって防空壕へ」ってのは法律で決まってたんでしょうか?
の部分は、1937年5月に東部防衛司令部、東京市連合防護団、東京市の
三者により決定された、「家庭防火群組織要項」がその萌芽です。
また、1937年4月5日公布、10月1日施行の防空法も根拠になります。
#right(){(85:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**太平洋戦争の頃、洋上の空母を発進した航空機はどうやて戻ってきたのでしょうか?
ラジオとコンパス
#right(){(85:155)}
大戦中の日本海軍機にはクルシー帰投装置(一式空三号無線帰投装置)という装置が装備されていました。
これは、母艦から出した電波を探知してその方向に飛行して帰るための装置でした。
もっとも、母艦から出した電波を敵に探知される危険もありましたが。
真珠湾攻撃の時に、母艦の位置を敵に悟られないよう帰路を失しても母艦に対し
電波輻射を要求せずに自爆していった機もあったそうです。
やはり単発機の長距離洋上航法は至難の技だったようです。
#right(){(85:名無し軍曹)}
**B-29を迎撃に上がった飛燕のパイロットが、敵機の腹の下にもぐりこんで、下から日本刀で切りつけたというのは・・・本当の話?
嘘です。どうやって飛行中の機体から切りつけるのでしょうか?
貴方が騙されているかその友人の思い込みだと思います。
ただし飛燕がB29の下にもぐりこんでプロペラで切り刻んだ事ならあります。
震天制空隊が体当たりを失敗して行いました。
尚、この後馬乗りになってもプロペラで攻撃し続け新聞に載っています。
#right(){(87:330)}
垂直尾翼やプロペラが敵機の機体に触れず、コクピットから伸ばした腕で
敵機を斬り付ける事が可能か、いくら軍事に疎くても判りそうなものだが。
#right(){(87:331)}
軍刀も標準的な日本刀も刃渡り60~70cmですが。
大体、届いても斬れるわけなかろう。
#right(){(87:335)}
>なんでそう簡単に言い切るのかな?軽金属製の機体に時速何百キロで鋼の刀身がぶち当たるんだぜ!
プロペラ回転圏外に手を伸ばしてか? 肘がもげるよ。
#right(){(87:339)}
相対速度しか関係ないよ。
#right(){(87:342)}
対面で?
B-29が切れるより、刀が折れるより、腕が吹っ飛んで終わり。
衝撃は与えるが、破壊する様なエネルギーは与えきれない。そこまで、腕もたないよ。
真正面からぶつければ(弾かれない様に)まだ破壊できるだろうけど、
はじかれる様な使い方をしたら(斬りつけるとかね)、まぁ、B-29にとってなんてことないな。
あぁ、当然だけど、B-29が受ける力と同等の力が、腕にもかかるんだよ。
#right(){(87:351)}
それ以前に、全力飛行中の飛行機から刀や腕出せるわけねえだろ!!
風圧で刀が吹き飛んで終了
#right(){(87:352)}
**フライングタイガースと日本軍機どちらが優勢だったのでしょう?
周知のとおり、「フライング・タイガース」はクレア・L・シェンノート少佐が
宋美麗(蒋介石夫人)の資金提供を受けて米人パイロットで編成した
AVG(アメリカン・ヴォランティア・グループ)の別名なわけですが、
この部隊のパイロットは日本機を撃墜するたびに報奨金が(一機あたり500ドル)出たそうで、
非常に過大な戦果報告をしていました。
AVGは日本との戦闘で21人のパイロットを失っており、うち7人は事故死、9人が地上攻撃中に
撃墜されて戦死もしくは捕虜となり、戦闘中行方不明が1人、空戦による被撃墜死が
4名とのことです。
AVGの編成時のパイロットは90名程度だったようで、損害率は低くないと思います。
日本側の実際の損害等は他の詳しい方解説きぼんぬ。
#right(){(96:930)}
**久我山の高射砲陣地跡は往時を偲ばせる何かが今も残っているのでしょうか?
残念ながら何も残っていないようです。
もし、残っていれば杉並区教育委員会に記録があると思いますが…。
#right(){(98:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
久我山の高射砲と関係あるのかは知りませんが、
調布飛行場を守っていた高射砲の台座は残ってます。
調布市のケーブルテレビでそのような番組をやってました。
幼稚園の敷地内に円形のコンクリートの台座がありました。
高射砲跡地の石碑もありました。
#right(){(98:840)}
それは大沢高射砲座ですね。
三鷹市大沢5丁目にあるもので、調布飛行場と、中島飛行機三鷹工場を防衛するもの
です。
高射砲座が四基、椎の実保育園と言うところに保存されているとか。
あと、東京都内の高射砲座としては、葛飾区白鳥三丁目に九九式八糎高射砲6門を
一個中隊とする三個中隊18門が北東に向けて扇形に配置されていた青砥高射砲陣地
のうち三基の砲座が現存しています。
#right(){(98:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
砲座の残っている場所の地番ですが、大沢4丁目8になるようです。
調布飛行場の周辺の戦跡は、他に掩体壕が四基残ってますね。
#right(){(98:846)}
**「ワレニ追イツクぐらまんナシ」の電文はどの偵察機上から打電されたのでしょうか?
諸説色々ありまして、「我に追いつく敵戦闘機ナシ」だった。とかいう話も。
ただ、一般的には「彩雲」と言う戦闘機がサイパン方面に偵察に出た際に。
と言う話が有力です。
#right(){(99:9)}
**ジパングで輸送船の護衛にゼロ戦を飛ばすエピソードがあるのですが、これって史実でも行われたのでしょうか?
近くに空母がいたとか。
#right(){(100:467)}
史実でも細々とはやってる。
上空で円を描きながら飛行すれば速度の差はほぼ問題なし。
燃料がなくなれば、他の飛行機が引き継ぐ。
#right(){(100:468)}
菊水作戦とかね
#right(){(100:469)}
**艦攻などは他の飛行機が敵を攻撃する際にも陣形を乱さずに(綺麗な形で飛びながら)攻撃したのでしょうか。
確かに艦攻も編隊を組むのですが、それは防御が目的です。
#right(){(101:798)}
水平爆撃にせよ、雷撃にせよ、艦攻が敵を攻撃するときには編隊を組んでやります。
雷撃なんかは各機がバラバラに魚雷を落とすよりも編隊を組んで、複数の魚雷の
進路と敵艦の進路がうまく重なるようにした方が命中率も上がりますし。
#right(){(101:813)}
>攻撃には有利であり、それを最優先するのはイメージし易いのですが防御はどうなのでしょうか。
>(どうしても敵からみて綺麗にならんで飛ぶ姿は狙われやすいと考えてしまうのですが)
防御時にも有利になります。
編隊を組んだときは、その中の一機の防御機銃がカバーする範囲が、バラバラに
飛んでいるときの範囲よりも小さくなるため、密度の濃い段幕を張ることができます。
それによって敵機を撃墜することまでは行かなくても、容易に接近することを防げ、
結果的に編隊各機の生存率が上昇します。
#right(){(101:833)}
艦攻、艦爆はもちろん、双発や四発の爆撃機も密集編隊を組んで飛行するのが普通でした。
その理由は、敵戦闘機におそわれたときに火力を集中使用できるから。
たとえば7.7ミリ4丁積んだ爆撃機を考えると、一機一機バラバラに飛行していると、
4丁分の防御力しか発揮できない。
でも、10機固まって飛行すれば、40丁になるでしょ?
逆に言うと、編隊のはじっこにいる機はその分危険なわけ。カモ番機、なんて言い方もあった。
水平爆撃のさいは編隊は崩さず、密集したまま目標上空を航過して爆撃するが、
雷撃の場合はちょっと編隊を崩し、3,4機ごとに横に並んで雷撃した。
そうして命中率を稼ぐ。
急降下爆撃は目標の大きさによるけど、1機か2機程度にばらけ、
順々に攻撃するのが普通。でないと目標上空で味方機同士衝突のおそれがある。
何十機も同時に襲いかかるわけじゃない。
ちなみに、密集編隊を組むのも、順次攻撃のタイミングを計るのも高い技量が要求され、
下手がやると空中衝突というのも珍しいことじゃなかった。
#right(){(101:835)}
**防空監視委員って誰がやってたんでしょうか。
防空監視員は、1941年の防空監視隊令に基づいて設置されたもので、
群馬の場合だと、哨長1名、哨員20名が対空監視哨の構成員で、これで、
昼は4名、夜は2名の24時間勤務で、1時間交替で監視を行なっていたそうです。
沖縄の場合は、哨長、副哨長が地方公共団体(市町村)の委嘱を受けた在郷軍人、
哨員は最初は役場の職員が兼任していましたが、後に青年学校生徒、または女子学徒が動員されたようです。
全国の傾向を見ますと、長クラスは沖縄のように在郷軍人が、員は1943年に文部省が出した、
「学校防空指針」に基づき、中学三年以上の学生が任ぜられた様です。
#right(){(103:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
>その手の資料は、どのような題名、著者でしょうか
Webでぐぐる…というのもありますが、光人社NF文庫の「戦時用語の基礎知識」、
柏書房の「しらべる戦争遺跡の事典」「続・しらべる戦争遺跡の事典」という本が
あります。
柏書房のは、ちょっと癖(軍板的に)がありますが、戦争遺跡の資料としては
纏まっていると言えるでしょうね。
巻末資料なども参考になります。
しっかり裏付けを取るのであれば、と言う注釈は付きますが。
#right(){(103:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**第二次世界大戦で飛行機乗りは、訓練でどのくらいの時間乗ってたか教えてください
旧日本軍を例にして挙げれば、パイロットになる場合、海軍では士官から養成する場合は、
飛行学生の教程は1年3ヶ月、飛行時間では150時間程度で修了です。
下士官搭乗員養成の場合は、基礎教育(予科)3年、その後、飛行技術を学ぶ本科を1年、
計4年のカリキュラムでした。
しかし、各養成過程を修了したからと言って、すぐ空母に着艦出来る訳では無く、空母へ
着艦が許可されるようになるまでは、さらに2、3年後、飛行時間が300時間を越えるぐらいに
成ってから、横須賀航空隊に配属になってからでした。
その後、戦局の悪化に伴い、どんどん短縮されていきました。マリアナ沖海戦の頃は、飛行時間
100時間程度のヒヨコに発着艦訓練を行わせるぐらいまでにひっ迫していました。
#right(){(103:742)}
**零戦の初戦は、漢口での中国空軍との対戦だったということですが陸軍航空隊の搭乗員が乗っていたということでしょうか?
重慶に対する戦略爆撃の護衛が任務です。漢口は出発基地。
勿論、海軍の作戦です。
#right(){(104:457)}
零戦は海軍の飛行機
飛燕は陸軍の飛行機
それぞれ所属の違う機体は使わない。
#right(){(104:460)}
**飛燕はニューギニアで戦っていますが海軍航空隊の搭乗員が乗っていたということでしょうか?
なぜ、海軍がニューギニアで戦うんですか?
オーエンスタンレー山脈越えでポートモレスビーを攻略しようとしたのは陸軍ですよ。
#right(){(104:457)}
中国本土でも、海軍航空隊は活動していたし(上海を中心として)、
ニューギニアには陸軍の部隊が展開していた
(スタンレー山脈越えのポートモレスビー攻略作戦とか)。
ただ、陸軍飛行隊の洋上航法能力は稚拙の一語で、部隊ごと行方不明になっていたりします。
#right(){(104:458)}
**本土空襲に飛来して、撃墜されたB-29は全部で何機くらいですか?
帰還後に破棄された機体を含めて300機~400機弱
少ないように思えるでしょうが硫黄島に不時着した機体ののべ数を調べると
結構頑張っていたと言えると思います。
#right(){(109:375)}
**日本には高々度用の邀撃機ってほとんどなかった?
ぶっちゃけ高高度専用のの迎撃機なんてありませんでした。
高空性能が日本機の中で高かった飛燕ですら武装外して戦ったりしています。
#right(){(109:378)}
途中から米軍が(効果の薄い)高々度からの精密爆撃を止めて、
低空からの無差別爆撃に切り替えたので、
日本機や対空砲弾が届くようになったのです。
#right(){(109:393)}
**台湾沖航空戦の戦果と損害が資料によってまちまちなんですが、どれがもっとも信頼できるのでしょう?
>損害は300機となっているものと600機となっているものがあります。
>戦果は巡洋艦2隻大破となっているものと、空母1隻と護衛の水上艦3隻小破となっているものがあります。
>空母一隻と護衛の水上艦3隻小破
これは14日のみの米側被害。
12日~16日の間の戦闘でそれ以外に空母1、重巡1、駆逐艦1が小中破。
航空機の損害については、T部隊のみの損害なのか
フィリピンに展開していて投入された戦力を含むのか
台湾沖航空戦直前の台湾・沖縄への米機動部隊空襲による
損害を含むのか等により幅が出ていると思われ。
#right(){(110:150)}
**戦時中に長野県南部には空襲はないもの思っておりましたが、祖母の話だと
>飯田市の多摩川精機の敷地内に何か落とされたみたいだそうです。
>米軍の飛行機が銀色のひらひらした紙のようなもの、5mぐらいはあったらしいんですが
>これってなんでしょう?
欺瞞紙・・・かなぁ
#right(){(110:762)}
チャフとすれば、5mが半波長として、波長10m台のデカメートル・レーダー妨害用か?
#right(){(110:775)}
自機が防空網にかからないよう自衛のために使った
と考えたほうが自然
#right(){(110:843)}
たんなる誤爆だと思うよ
富山付近に落とすつもりが航法を間違えた可能性大
#right(){(110:848)}
**太平洋戦争で飛行中の戦闘機が撃破され、搭乗員が海に投げ出されたらその後どうなるんですか?
日本軍ならそのままフカの餌か土佐衛門。きわめて運が良ければ近くの島に泳ぎ着ける。
米軍なら(余裕があれば救命ボートを出して)救助を待つ。
すると潜水艦が迎えにきてくれる。専用の救難機もあったし。
#right(){(112:76)}
>味方が救助に来てくれるの?
運がよければ。
>日本軍ならそのままフカの餌か土佐衛門。
一応は飛行機救難船って艦種もあるよ。
もっとも、無線自体が利かないんだから落ちたところの分かる
沿岸部でしか役に立たないだろうけど。
#right(){(112:77)}
**海軍航空兵力がソロモンですり潰されて回復できなかったことは有名ですが、
>陸軍航空兵力はそのような明白な原因なく壊滅したように思えます。なぜでしょうか?
光人社「JAPANESE AIR POWER 米国戦略爆撃調査団報告-日本空軍の興亡-」
で関係者への事情聴取を含む突っ込んだ調査報告が出てるが
今思い出せる範囲では
・フェリー輸送中の事故損失率が洒落に成らないほど高い
・米陸軍の予想外の長距離爆撃による地上撃破
・整備部品の不足。整備体制の不備
あたりがニューギニアでの航空戦力消耗の原因として挙げられていた(はず)
フィリピン戦になると整備関係の不備はさらに厳しくなり
大量の鹵獲機を出すようになる。
#right(){(112:927)}
**ジョージ・H・W・ブッシュは日本の捕虜になりました?
小笠原近海で撃墜されましたが、潜水艦に救助されています。
捕虜にはなっていません。
#right(){(117:203)}
**ミッドウェー海戦の時は雷装待機の命令がうまく伝わらなかったみたいだけど、雷装にするとどんなメリットがあるんですか?
当時の艦載攻撃機には急降下爆撃機と雷撃機があります。
雷装に換装できるのは雷撃機のほう。
雷撃機に爆弾積むのは水平爆撃で陸上目標を攻撃するためで、
海上を機動中の敵艦に命中させるのはまず無理。
#right(){(118:317)}
爆装は爆弾、雷装は魚雷を積む
差があるのは攻撃機で、急降下爆撃機は常に爆装となる。
攻撃機が魚雷を装備して攻撃した場合、魚雷の破壊力は高く
水上艦の水線下を破壊するため、浸水させて沈没させ、もしくは速度を低下させて
さらなる攻撃を容易にする。
しかしデメリットはあり、魚雷を投下するために速度に制限があり撃墜されやすい
また雷撃侵入時は直線行動しか取れず、これも撃墜されやすい。
#right(){(118:318)}
**太平洋戦争末期に久我山というところに高性能な高射砲が据え付けられて、
>たった一発の射撃でB-29を2機撃墜したと聞くのですがどのような砲だったんでしょうか。
地上設置型レーダーでB-29の位置と高度を測定したのち砲撃した
でも、この撃墜ってここでは誤認説が優勢なんだよ
#right(){(118:824)}
**フライングタイガースが実際に日本軍機と交戦したのは日米開戦後だと
>マーチン・ケイディン著『零戦~日本海軍の栄光』と言う本で読んだのですが事実ですか?
事実みたいですね。
本としては、
「中国的天空」中山雅洋
「シエンノートとフライング・タイガース」吉田一彦
をお勧めしてみます。
#right(){(118:ベタ藤原 ◆RoMNjfnp0E)}
フライングタイガーズに関するサイト、
https://www.danfordbooks.com/
によれば、
1941年12月20日が初交戦のようです。このサイトがお役に立つと思います。
補足
ところで、古い戦争にはまったく無知な私が上記サイトを拾うためにやったことは、
"flying tigers" first japanese
でググって、3つほどのぞくことでした。所要時間2分ほど。
それ以上かかったらやめてたと思います。ごきげんよう。
#right(){(118:system)}
**パールハーバーを見ていますが、あの時代ゼロ戦と優位な空戦をしている米軍機はなんという機種ですか?
ハワイに駐留していた米陸軍航空隊の主力戦闘機はカーチスP-40でした。
ホイーラー基地に15PG(45・47PS)、18PG(6/19/44/73/78PS)合わせて87機
(うちC型12機・残りはB型)が配備されていました。
しかし、日本海軍の空襲により攻撃後に残った機体はわずか25機だけになってしまいました。
その中でも少数が迎撃に発進しており、テーラー、ウェルチ両中尉は
日本機を撃墜した功により殊勲十字章が授与されました。
#right(){(122:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)}
真珠湾攻撃時に唯一空戦で零戦を撃墜する大金星をあげたP-36をお忘れか?
#right(){(122:126)}
手元にP-36の資料がなかったものでm(_ _)m
P-36は15PG(46・47PS)と18PG(78PS)に配備されてたようです。
#right(){(122:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)}
**大戦中のB-29撃墜数を調べているのですが、資料により150機から300機程度とかなり開きがあるので
>実際の撃墜数はどの程度だったのか、もしよければ教えてください。
ちょっと探してみたら371機という数字が出てきました。別のところでは450機という数字も。
で、これが純粋な戦闘損耗のみなのか、事故等で失われた機体も含めている数字なのかは
よくわかりません。おっと、492機という数字もあります。
さて、どうします?(w
「米軍資料 日本空襲の全容」(東方出版)という本があるようです。これに当たられてみては?
#right(){(123:967)}
高々度精密爆撃をするだけなら日本の対空砲火、戦闘機の相手ではなかったのですが、
低空絨毯爆撃をするようになると被害が結構増すようになります。
高々度でも、戦闘機の護衛が無いので、
創意工夫によっては迎撃機の餌食になる場合もありましたが。
また、低空絨毯爆撃、特に白昼爆撃では、迎撃機も、
硫黄島陥落後に戦闘機の護衛が付くまでは結構活躍していました。
また、サイパンから長躯出撃するので、損傷を与えただけでも、
基地に帰り着けない場合も多々あったようです。
#right(){(123:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
何を仰りたいのか今ひとつ掴みかねますが、当時の高射砲の砲弾や
戦闘機の搭載機銃の威力は、いくら巨大とはいえペラペラのアルミ製の
精密機械の塊であるB-29を壊すのに十分です。
しかも太平洋戦線のB-29は海の上をはるばる飛ばないといけないので、
エンジンを1-2発停止させたり燃料タンクに穴を開けただけで洋上不時着
に追い込める可能性があり、この分も撃墜カウントに入ります。
#right(){(123:971)}
爆撃機は、戦闘機の性能じゃなくてシステムで落とすんです。零戦でも高度1万mを飛んでくる
B-29を落とすことは可能ですし、B-29は高高度爆撃をそれほど行っていないですし。
それに、日本の高射砲部隊は一般に思われてるよりずっと優秀でした。損害の過半数は
高射砲によるものです。
あとですね、体当たり攻撃は思っているほど実行されてないらしいですよ。
#right(){(123:977)}
**第二次大戦中、キスカへ空襲に来て撃ち落された米軍パイロットを帝国陸軍が英文の墓標を立てて弔ったそうだけど
>英語の使用を禁止されていた当時の日本の、しかも軍がこんな事したら軍法会議ものじゃないの?
当時の日本が英語を禁止されていたというその認識がまず間違いです。
海軍兵学校などは、井上成美校長の意向もありましたが、最後まで入試に英語を残していました。
陸軍は英語を使用しない方向で行っていたようですが、ロシア語は重視されていました。
海軍の英語も同様ですが、敵が用いている言語を聞き取れないようでは戦争になりませんからね。
また、当時の文部官僚は今と同じようなリベラル系(良くも悪くも)で、英語の教科書もちゃんと存在してます。
後に英語教育は消えましたが、要するに戦況の悪化や学徒動員などで英語を含む全ての学業が吹っ飛んだというだけの話。
基本的に英語の規制というのは民間などでの話です。
今も昔も、民間の過剰な自主規制という日本人の性癖にさしたる差はなかったわけで。
#right(){(112:143)}
昭和19年(1944年)の文部省の中等学校英語教科書二年用に
「ADMIRAL YAMAMOTO AND HIS HOUSE」という文章がある。
(1)
Isoroku Yamamoto was one of the greatest admirals that the world has ever seen.
Under his command, our navy won great victories in Pearl Harbour, off Malaya, off the Solomons,
and at many other places. He will be remembered for ever.
(2)
Although he was a man of high position, he lived in rather a small house, for he loved a simple life.
One day one of his friend said to the admiral, "I am afraid your house is too small for you. What do you
say to moving to a lager one?"
The admiralanswered with a smile, "This house is indeed very small, but I have another one,
large enough for me. It is the Pacific Ocean."
内容は分かるよね? 当時のとはいえ中学二年向けだし。
本当に英語が禁止されていたなら、昭和19年に文部省がこんな教科書作るわけないわな。
#right(){(112:145)}
実際、陸軍士官学校が入試から英語を取っ払ったので、
優秀な生徒をそちらに取られることを危惧した海軍兵学校も入試から
英語を撤廃しようかという話はあったようだが、井上成美が校長権限で却下した。
曰く、
「英語一つマスターする気の無い奴は海軍には必要ない。
どこの国に自国の言葉しか話せない海軍士官がいるのか?
よって自分が校長である間は絶対に許可しない。」
#right(){(112:150)}
**芙蓉部隊があげた戦果というのはいかほどのものだったのでしょうか?
昭和17年以降の日本海軍の主張した戦果には、ほとんど実態がありません
戦果確認という基本動作をせず、帰還隊員の報告のみで戦況判断をすると
いう信じられない姿勢が敗戦を招いたのです
#right(){(112:514)}
**山本五十六は銃弾が額に直撃して即死したんですか?
顔に弾の跡があったらしいので、間違いないでしょう。
#right(){(113:855)}
>弾片が当たったのならともかく、12.7㎜や20㎜が直撃したら顔は原形を留めないんじゃないの?
一応、公式の記録でも、背中と顔面に機銃弾のあとがあった。となってたはず。
俺も多分、破片なり掠った傷くらいなんじゃないかと思うけど。
もしくは、綺麗な遺体じゃなかったとかね。
#right(){(113:858)}
飛行機が墜落した時点では生きていたという話も見たことがあります
(ソース思い出せず ごめんなさい)
#right(){(113:865)}
**海軍甲事件で山本長官を護衛していて守りきれなかったパイロットはどうなったのですか
「六機の護衛戦闘機,」高城 肇, 光人社NF文庫 をお読み下され。
6人のうち、柳谷飛曹長を除く5人のパイロットがまもなく戦死し、柳谷飛曹長も
生還しましたが、片足を失っています。
彼らには『名誉の戦死』を遂げさせるべく、過酷な出撃が強要されたといわれています。
#right(){(115:713)}
**連合軍側で「零戦を見たら逃げろ」という命令が下されていたのでしょうか?
まあさすがに逃げてばかりもいられなかったでしょうが。
戦争初期のゼロ戦は文字通り無敵でしたから、そういう強敵とは
意図的に交戦しないように、という指示もあったかもしれないですね。
ゼロ戦は、当時として型破りの機動性能を持っていたため、この戦闘機に
格闘戦を挑んで勝てる飛行機は、グラマンF6Fが登場するまで、存在しませんでした。
オーストラリア軍のパイロット、グレゴリー・ゴールはこういう言葉を残しています。
「ゼロ戦と接戦したら、結果は明らかだ。たちまち、死人になってしまう」
有名なフライング・タイガースの指揮官クレア・シェンノートも、ゼロ戦と
格闘戦はさせず、自軍の機体の頑強さと重さを活かした、急降下による
一撃離脱戦法をとらせていました。
つまり、「格闘戦に持ち込まれないうちに逃げろ」、という意味の事ならば、
ゼロ戦が猛威を振るったあらゆる戦場で言われていたことでしょう。
#right(){(117:467)}
文書としての「命令」が発せられたという記録は私も見ていません。
ただし、>>467さんがおっしゃっておられるように、そのような指示は出ていたようです。
内容は「1対1では格闘戦を行わずに離脱せよ」というものだったと思います。
「ゼロを見たら逃げろ」ということではないと思います。
>467
F6Fもゼロに対して単機での格闘戦では不利でした。
高速、効果性能、維持旋回能力を活かして速度を落とさずに戦うことで、
常に高度の優位を維持していたようです。
#right(){(117:470)}
**第2次大戦中のタイ軍航空部隊に実戦経験はあるのでしょうか?
1941年に、タイとフランス領インドシナとの紛争が発生します。
この時タイ空軍は6機のマーチンModel139と4機のHawk75Nをもってハノイを空襲、
フランス側も4機のMS406をもって迎撃、戦果のほどは分かりませんが、タイ側は2機
のMS406を撃墜したと主張しています。
その他、フランス側のポテーズ542やファルマン221のタイ側に対する夜間爆撃や
タイの97軽爆がフランスの戦闘機とドッグファイトが生起するなど、
空中戦がそれなりに発生しています
ttp://en.wikipedia.org/wiki/French-Thai_War
英語版Wikiがわりと詳しいので。ここを見ると、フランス側はタイ空軍のパイロッ
トについて、特に急降下爆撃について優秀と評価しているようですね。
損害はフランス側は1機のファルマンF221と2機のMS406を地上で喪失したことを
認めているが、タイ側は5機の撃墜と17機の地上撃破を主張する一方、3機を空中戦
で、5~10機を地上で喪失した、と主張しているとされてます。
ただフランス側の損害は実際には30%に達していたとも書かれていますが。
#right{(455:726,727)}
**第二次大戦の時ドイツやアメリカには「空軍」があったのに日本に無かったのはなぜ?日本にも空軍を創設しようという議論はなかったの?
そういう議論もあるにはあったけれど、
・大日本帝国憲法に「陸海軍」と明記されているので、空軍創設には憲法改正が必要(これが最大の障害になった)
・陸軍航空隊と海軍航空隊のどちらが主導権を握るのかで、縄張り争いが起きる
・空母艦載機は海軍と空軍、どちらのものになるのか?
など、様々な問題があって、結局空軍独立論は幻のまま。
あと、アメリカが空軍を陸軍から独立させたのは、第2次大戦後だよ。
当時、独立空軍を持っていたイギリスやドイツでは、空軍と陸海軍の関係は必ずしも良好ではなく、
協同作戦の際に、少なからぬ問題が生じている。
アメリカだって独立空軍は持っておらず、日本が特に遅れていたわけではない。
#right(){(466:642,645)}
**航空機の主要損失要因は?
主として非戦闘要因.
以下引用.
太平洋戦争の特徴の一つは、非戦闘要因で破壊された航空機が多いことだ。
戦争全体を通して見ると、敵前の行動で失われた航空機は、たったの25%にすぎない。
残りの原因は天候不順、空母からの発着艦ミス、急造滑空路による事故と、熱帯性気候による航空機の損傷だった。こうした太平洋独特の状況のため、航空機のロスは欧州戦線などよりはるかに高かった。
アリューシャン作戦では、なんと87%が非戦闘要因による損害だった。
たしかにアラスカには熱帯性の気候はなかったが、北極の悪天候が航空機の寿命を大幅に短縮したのである。
「第二次世界大戦 あんな話こんな話」 ジェイムズ・F・ダニガン
アルバート・A・ノーフィ 大貫昇=訳 文春文庫,P295
また,ダニガンは、
「日本軍は航空機輸送での損失が不可解なほど多い」
とも書いている(ソースは失念).
日本陸軍機損失23,835機中、輸送中の損失は2,015機。
日本海軍は輸送中の損失は区別されて無いが、でもまあ常識的に考えて陸軍より比率が高いだろう。
海軍機の統計は、損失27,120機中、作戦消耗10,370機、自然消耗16,750機。
ちなみに、彼がデザインしたゲーム「WarInThePacific」<SPI/HJ>では10機単位で航空機を管理しており、4週間ごとに作戦配備してある航空機の10%、輸送を行った航空機の20%を損耗する。
比率はなぜか?日米共通となっている。
(軍事板)
**日本に「フリッツX」のような誘導爆弾は存在したのでしょうか?また、それは実用可能な性能を持っていたのでしょうか?
大戦末期陸海軍ではいくつかの誘導弾の開発が行われていた。
B29を撃墜することを目的とし、地上から敵機に照射されたレーダービームを感知し自ら進路を修正しながら飛ぶ地対空誘導弾「奮竜」
飛行機から投下され、赤外線感知機で進路を修正して海上の熱源(敵艦)に向かって無動力で落下する誘導弾ケ(○にケと書く)
飛行機から発射され、ロケット推進で母機の無線誘導で敵艦に突入する空対地誘導弾三菱イ号一型甲および川崎イ号一型乙。
うちイ号一型乙は熱海沖で行われた試験中に誘導不能となり、よりによって温泉旅館の女湯に突入するという事故をおこした。
このためエロ爆弾などというあだ名がついたとも。
いずれも当時の世界水準で見ても非常に性能の高いものであったが、
奮竜は実用型の発射試験前日に終戦。
イ号は戦局の悪化で生産中止。
などの事情で、実用化されたものは存在しなかった。
なお誘導弾ケの開発には当時中島飛行機の設計室にいた糸川英夫も関わっている。
#right(){(148:700)}
**なぜ日本軍戦闘機隊は挌闘戦にこだわったの?
渡辺洋二によれば,
「数も無線機の性能も劣った日本機では,米側と同じ編隊による一撃離脱を真似しても不利は明白である.
とる戦法はロッテ式格闘戦であった.
運動性の良さで敵をとらえ,敵から逃げるのだ.
・・・
軽快性に乏しい4式戦にはこの戦法はむつかしい.
・・・
最適な機体がキ100だった」
(軍事板)
その評価,明野で隼を使ってロッテ戦の研究やった時にも同じ結論が出たようですね.
ただ,それが出来るのってベテランだけなんですよ.
大多数の新米搭乗員には,運動性を武器に単機戦闘で生き残るのは難しいです.
結局はベテランなんかは隼三型は信頼性があるけどもう少し火力と速度のある機体が欲しい・・・・そこに5式戦が出てきてあれがベストに思えたんでしょうね.
新米はもうわけも分かんないうちに撃墜されて評価もへったくれもなかったでしょう.
疾風に関しては信頼性と出力低下で,後半は「ただ重いだけ」の戦闘機になってしまったか.
(素質がいい戦闘機なのは間違いないんだけど)
(名無し飛行兵曹 in 軍事板)
**日本の13ミリ機銃は悲惨だったと聞くけど,どう悲惨だったの?
パワーが悲惨。陸軍の機載13×63mmは、13×99mmの6割程度のエネルギーしかない。
初速も8割しかなく、弾重6割。直進性の悪い弾道で、当たっても効かない弾を撃ってたわけで。
で、13.2×99mm(ブローニング)機載は銃身長が短いし、13.2×99mm(ホチキス)対空は発射速度が遅い。
まあ、20×72mm(エリコン)の初速の悲惨さに比べられるものは少ないが。
で「日本の13mm機銃」に当てはまりそうなものとして、私が知る範囲では、
13×63mm(海軍機、MG-131の雷管発火バージョン。13mm2式?)
13×99mm(海軍対空火器。ホッチキス製。93式?)
13×99mm(海軍機、ブローニング。13mm3式?)
があるわけで、それぞれ前述の通りです。
#right(){(377:484)}
**戦時中の戦闘機乗りはヒロポンとかやってたそうですが?
使われていた。
明治41年に薬理学者長井義博博士が麻黄からエフェドリンを分離。
その後エフェドリンからメタンフェタミンの合成に成功。
昭和16年に大日本製薬から商品名「ヒロポン」として販売開始。
同じく昭和16年、日本国第7陸軍研究所に1日100キロの行軍に耐える体力、
夜間に周囲を見通す視力、3時間の睡眠で事足りる回復力、
寒冷地においても防寒着を必要としない順応力を持たせうる薬品を開発せよ、との任務が授けられる。
研究の結果は「ヒロポンに勝る物無し」との事。
アンフェタミンはアメリカで合成され、ベンゼドリンやデキセドリンなどの商品名で市販された。
メタンフェタミンを軍用として使用した国には他にドイツなどが挙げられる。
単純作業以外にも、例えば余り認められては居ないが意外にも創作や学習などの効率も上げる。
頭の回転が速くなる=スピード、という俗称もこの辺りから来ている。
そして、副作用も主にこの回転が速くなる事から発生する。
減速機がうまく働かなくなってしまう場合も多い。
坂口安吾など、戦後一時期の作家の作品には、
(結果として)ヒロポンによって生み出されたと言えるものも少なくない。
副作用も主に、この思考が速くなる事から発生する。
減速機がうまく働かなくなってしまう場合も多い。
ヒロポンは作用と副作用を比較すれば副作用が大きく、また、耐性の形成も非常に早い。
薬局で売っていたと言う話も、昭和20年の敗戦から昭和25年の覚せい剤取締法の施行まで、
いわゆる「マトモ」な薬局で販売される事は余り無かった。
戦後の大日本製薬製でないヒロポンやそれ以外の覚せい剤はほぼ闇ルートで捌かれている。
(今に至るまで闇で流通する覚せい剤に半島製が多いのは、
寒冷な気候が製造に向いている事に目を付けた日本の製造者によってもたらされた遺産)
「普通」の人は何となくヒロポンのヤバさに気付いていた。
主に不眠から来る錯乱(薬自体の副作用ではない)などを知れば当然ですわな。
#right(){(198:337-355)}
**なんで日本もVT信管作って対抗しなかったの?発想自体がなかった?それとも技術不足?
数万Gの加速に耐える真空管と電波技術があって、初めてできるのがVT信管.
技術・発想共に日本は不足していただけ.
日本でも光学的な近接信管なら開発されました。
ただ、これは爆撃に使用するもので、アメリカのように対空砲火に近接信管を使用する発想は無かったようです。
それと、発想や技術力があっても開発できない場合もあります。
NHK取材班編「電子兵器『カミカゼ』を制す」なんかを読むと分かりやすいんじゃないでしょうか。
**戦争の末期に機体全てが竹で出来た戦闘機があったと思うのですが
沖縄の中(嘉手納)飛行場などに、米軍機の襲撃をそらすために竹製のダミー戦闘機が数多く置かれていました。
占領した米兵の中にはこれを本物と思ってあきれた者もいたという話ですから、おそらくその事だと思います。
あるいはジョーク混じりの話なのかもしれません。
竹製オトリ戦闘機は沖縄県平和祈念資料館に写真があったと思います。
オンラインに公開されていました。
http://www.peace-museum.pref.okinawa.jp/SpoolBase/SPL000000001/IMG000012965.JPG
http://www.peace-museum.pref.okinawa.jp/SpoolBase/SPL000000001/IMG000014483.JPG
#right{(357:135,136)}
**橘花はネ-20エンジンを始めMe262のコピーといった性格が強いのですが、ネ-20以前の日本独自開発のジェットエンジン、ネ-10その他は搭載する機体のデザインも出来ていたのでしょうか?
海軍は昭和16年12月からジェットエンジンの開発を始め、昭和19年にはTR-10(ネ-10)の
完成にこぎつけましたが、この段階まではエンジン単体の開発でした。
ジェットエンジンを搭載する機体は、昭和19年8月に海軍が提示した「興国二号」計画
によって開発が始まりました。
この機体はネ-10二基を胴体に並べて収納する形式や両翼下のナセルに装備する方法などが
検討されています。
また、暫定案として「初風」発動機を使用したモータージェットを二基ないし四基搭載する
ことも検討されたようです。
しかし、エンジンが決まらなかったこともあって機体の具体的な形状は定まらず、
昭和19年12月に試製「橘花」の計画要求案が中島飛行機に提示されたことでようやく
本格的な機体の開発が始まりました。
#right{(531:608,名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)}
**B-29がいる飛行場に対する攻撃の計画や実行は有ったのでしょうか?
1944年11月27日に第一御楯特別攻撃隊が12機の零戦でサイパンのアスリート飛行場を銃撃しました。
4機を破壊、6機を大破させたとか
あと陸からの攻撃ですが第一号作戦(大陸打通作戦)や老河口作戦の主目的の一つに
B29を運用する飛行場の奪取というのがあります
#right{(353:622,624)}
**日本海軍航空隊はなんで急激に、航空隊の練度が低下したんですか?
>真珠湾やマレー沖の時は、神の技量を持った搭乗員が敵艦を次々あぼーん
>マリアナや台湾沖では、まっすぐ飛ぶのがやっとの搭乗員ばかりで、味方の航空機が次々あぼーん
>パイロットを訓練するシステムが働いていなかったんですか?
ソロモンの戦いでざっと1万機を失ってるのが原因。
また日本のパイロット教育が、少数精鋭主義だったのと、予算が少なく、年中晴れてる教育適地がなかったから。
ぎりぎりの数の第一線搭乗員を職人的に育てるシステムになっていたので、予備が無かった。
そのため、航空部隊の増設や消耗に対応できず、最初から搭乗員不足だった。
真珠湾攻撃の頃は教育部隊から引き抜いた教官を実戦部隊に送ったりしてごまかしたが、
珊瑚海海戦の頃にはすでに部隊増設で大幅不足で、空母の搭載定数が削減されてたくらい。
その後、ガダルカナル方面で搭乗員の消耗が激しくなる一方、
搭乗員の大量養成システムが十分に整備できず、どんどん練度が落ちた。
特に開戦前からの搭乗員が職人的に優秀だったので、相対的に落差が激しい。
急に教育課程を拡大しようとしても、教育用機材や教官、飛行場設備など間に合うわけも無く。
目標としては第一線部隊の1.5直分を用意しようとしていたみたいだが、達成できず。
それでも消耗はどんどん激しくなるので、やむなく訓練期間を短縮して教育の量が低下、
燃料不足・教官の実戦投入などで教育の質が低下、卒業時点での錬度が低くなり、
卒業後もすぐに最前線に投入されて経験不十分なまま戦死となる悪循環。
マリアナの時は作戦直前に潜水艦の脅威から訓練が出来ず錬度がさらに低下、
台湾沖のときは悪天候下での夜間攻撃という状況で錬度低下の影響が増幅、
そういう特殊事情もある。
#right{(540:885,886)}
**風船爆弾によってピクニック中の6人が犠牲になったのは公開されたの?
戦果があったことが日本に知られると、もっと送り込まれてくるし、細菌兵器とか搭載されたら困るので、
厳重な情報統制をしいた。そのため日本側は効果無しかと思って、風船爆弾を送るのをやめた。
#right(){(566:200)}
**山本五十六の乗った一式を撃墜したP-38のパイロット達は、裁判までして自分が墜としたって揉めたそうですが事実ですか?
事実だよ。ランフィアとバーバーね。
英語ソースですまんが。
http://en.wikipedia.org/wiki/Death_of_Isoroku_Yamamoto#Controversy
#right(){(572:45,46)}
**芙蓉部隊の戦術や戦果は、あくまでイレギュラーな小部隊だからこそできた事なのでしょうか?
小規模であるがゆえに、また指揮系統として特攻部隊と独立していた故に、横槍を排除
しつつ指揮官の意図を搭乗員から整備員に至るまで徹底させることができた。
>それともその他の部隊が特攻に固執していただけで、美濃部少佐のような指揮官がいれば
>より大規模に実行できたのでしょうか?
美濃部少佐のような指揮官がいっぱいいるだけでなく、美濃部少佐の理論思想を理解
する上層部、兵站、作戦指導がなければ、全軍への波及は無理。練習機を出撃させて
戦果が挙がったと強弁するような官僚化した軍隊を戦時に改革できるくらいなら、そもそ
も戦争なんてやってない。
>旧軍自体の構造的な問題ということでよろしいのですか?
日露戦争の勝利から35年、国家予算をがぶ飲みして作り上げ、挙句に維持だけで
手一杯になるまでに肥大化した組織は、国家の利害衝突において「アメリカに勝て
ません」という事実が自己否定に繋がるが故に、あらゆる現実を無視して戦争に突
入することを選んだ。それは当事者たちも認めていることだった。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090809.html
#right(){(607:ふみ)}
>彗星による夜襲という戦法自体には問題がなくて、旧軍の構造的(ソフト面の)欠陥のためにそういった方針が大規模に実施されなかったのか。
夜襲を大々的に行わなかったのは以下のように考えられます。
・搭乗員の錬度不足
1944年以降燃料不足が絶望的になりまともな訓練が行えなくなっていました。
夜間に飛行機を飛ばすには計器飛行や航法がしっかりできないと攻撃しても帰って
くることはできません。
・海軍の方針との不整合
当時海軍は少しでも連合軍の進撃を遅らせるために空母への攻撃を望んでいました。
夜間攻撃だとレーダーでもない限り、空母は見つけることすら難しいでしょう。
#right(){(607:836)}
**第二次大戦末期に日本に艦砲射撃を行った連合国軍艦船には上空に護衛戦闘機が付いていたんでしょうか?
釜石を砲撃した第34.8.1任務部隊は3隻の高速戦艦、2隻の重巡洋艦、9隻の駆逐艦から
成りますが、その後方には第3空母戦隊と第4駆逐戦隊が控えていました。
また、その目標偵察の為に艦載機を出しています。
#right(){(609:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**サイパン爆撃が大きな戦果を挙げたのは米軍側の油断と怠慢だったの?
>http://www.iwojima.jp/data/b_story.html
「油断と怠慢」というよりも、元は敵の領土であった狭隘な島嶼上に
B29のような超重爆を数百機も集中配備して、大編隊による運用を
行っていた事からくる、半ば不可避の損害であったと思われ。
・飛行場の詳細な位置情報が日本側に最初から暴露してしまっている。
・島嶼上ゆえに他の飛行場適地は極めて限られており、それらも当然尽く
日本側に把握されていて、整備しても囮や退避の目的には利用しづらい。
・B-29をフルに運用できる滑走路がマリアナ諸島全体でも、そう多くなかった。
隣接するテニアンやグアムのB-29用滑走路の整備が遅れたため、
サイパン島南部のイスリイ及びコブラ、両飛行場に集中配備している期間が長かった。
・擬装と分散は、確かに敵から受ける被害を減ずる役に立つが、その反面、
手間の煩雑さから効率的な編隊運用を妨げ、それは数が増えるほど深刻になる。
(だからどこの国の空軍も平時は列線で運用している。)
#right(){(対ソ戦に全力を挙げるべきだった:444)}
**太平洋戦争で、トラック島が艦載機の奇襲を受けて、300機近い航空機を失ったと読みました。
>ちゃんと哨戒機を飛ばして哨戒してたら、艦載機の攻撃圏内に入る前に、機動部隊を発見出来ると思うのですが?
そして万が一来るかも知れない敵歓待を発見するために哨戒機を飛ばそうという発想は
当時の日本海軍のエライサンにはなかったのです
(って、おそらく世界中どこ探してもないだろうけど。普通は漁船改造の哨戒船とか潜水艦の役目だ)
#right(){(42:647)}
大戦中、対潜哨戒以外の意味で航空機を常時飛ばした国はないでしょう
#right(){(42:654)}
>とすると、トラック島にも漁船や潜水艦による哨戒線があったって事ですか?
記憶なので不確かだが、当時は漁船改造哨戒船が3~4隻と
ロ号潜水艦が2隻ほど哨戒に当たっていたはず
米艦隊は海上の天候を伝える無線情報を分析して日本側哨戒船の
位置をつかんでいて、その間をなんなくすり抜けたというのを
何かで読んだ(暗号なんとか、て本だったと思うが
#right(){(42:661)}
**アメリカ映画などに出てくる戦闘機のパイロットって、階級は大尉とか少佐とかが多いですが、上等兵とか軍曹とかのパイロットって少ないのですか?
アメリカはパイロットオフィサー制なので、みんな士官です。
爆撃機なんかの乗員、機銃手とかには下士官もいる。
ちなみに飛行機に載りこむ要員で兵卒はいない。
日本の場合は「叩き上げ以外は士官学校出てない奴は士官にはしない」
に拘ったのでパイロットはほとんどが下士官で、結果指揮を取る将校が
編隊内で一番経験が浅い(士官学校出てからパイロットになるのでその分
部下と差がつく)ので、空戦が始まると誰も指揮官の言うことを聞かず
戦闘指揮が成り立たない、という事態が頻出した。
アメリカの場合はパイロット資格を取った段階で全員士官に任官するので、
そういった問題は起きてない。
この辺もアメリカに日本が勝てなかった原因の一つ。
>空戦中に戦闘指揮ができるのですか?
できるよそりゃ。
そもそも、先に敵編隊を発見したときにどの方角からどのタイミングで攻撃をかけるか、
とかだって指揮官のセンス次第でその後の戦闘の有利不利が全然違ってくる。
アメリカの場合は指揮官機はちょっと離れたところから空戦全体を見回して、
どの敵機にどの編隊を割り振るか、ということもやっていた。
決して先頭に立って「攻撃開始! 俺に続け!」とやるのが指揮官の役目ではない。
日本の場合はよほどの人以外指揮官が一番編隊で下手だったりしたので、
敵編隊を発見すると即座に全機がてんでバラバラに自分勝手に攻撃をしかける、と
いう事がよく起こり結果指揮官による戦況の把握どころではなくなった。
時には
「**12より編隊指揮官機へ、3時下方に敵編隊を発見」
「編隊指揮官機より**12へ、……どこだ? 俺には見えんぞ」
「3時やや下方です」
「・・・だからどこだ? 俺には見えんが・・・」
「だから3時の方向ですってば。**12、無線不調。指揮官機の支持見えず。
我独自の判断で行動す」「**11続く」「**10続きます」「編隊各機、**12に続け」
「ちょっと待てお前等、俺を無視するな!」
というような事も結構頻繁に起こった。
日本軍の飛行機は無線の調子が悪かったこともあるので尚更。
#right(){(297:367-371)}
**米軍が完全な零戦を鹵獲してテストしてますけど、日本も完動米機ないの?
沢山あるよ。
B-17C/E、P-51、P-40あたりは有名だ。
B-17Eは連山の参考にしたし、対重爆戦のアグレッサーにもなってる。
P-40は実用に使おうとした。
P-51Bは審査部が各飛行隊に出向いて模擬空戦を行ってる。
#right(){(662:544)}
米機は緒戦においてカーチスP-40を複数機(フィリピン及びジャワにて)
捕獲しており、またシンガポールで英空軍仕様のブルースターバッファローⅠを
捕獲しています。
さらにはB-17Eをも捕獲して、日本に持ち帰ってテストしています。
完動鹵獲機の最後のものは、昭和20年2月に中国湖北省で不時着したP-51Cです。
この機も日本に持ち帰られ、陸軍審査部戦闘機隊により故障で動かなくなるまで
性能テストと戦技訓練に用いられています。
#right(){(662:◆YH9/Upkk/2)}
**大戦末期、日本軍の航空機による反撃が少なかったのはなぜ?
その前に台湾とPhilippinesで多くの航空機を失い、更に本土への艦載機
空襲で、基地の航空機も結構やられているので、夜間攻撃か特攻が精々でした。
#right(){(292:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**日本にも「撃墜王」と呼ばれた空の戦士はいましたか?
居るには居たんだが,各人とも正確な撃墜スコアは不明
海軍航空隊の岩本徹三中尉の例だと,80機~202機説まで幅広い。
#right(){(47:635)}
陸軍の空中勤務者も
穴吹智軍曹 :ビルマの桃太郎
桧輿平大尉 :片足の撃墜王
黒江保彦少佐:飛行第64戦隊の隊歌を作った人
みなさん著書があります。
#right(){(47:638)}
**フィリピン戦のさい、紫電が出てきたって聞いたが、戦果は
紫電は比島決戦に於いて、第252、341、601、634、762航空隊などに配備されていました。
基地防空、レイテ進攻作戦、船団援護、魚雷艇攻撃、強行偵察などに使用しています。
但し、少数機ずつの投入で、稼働率も良くなく戦果のほどは不明です。
#right(){(48:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**沖縄戦で落とされた爆弾はどんなやつ?
色々あります。
250lb(113kg)GP爆弾、500lb(227kg)GP爆弾、1000lb(454kg)GP爆弾。
30lb(13.6kg)クラスター爆弾、5inHVARロケット弾。
後、増槽を改造したナパーム弾がありました。
#right(){(101:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**東洋戦線では、ウェリントンやランカスターなど英軍の爆撃機はどの程度投入されたのでしょうか。
>また、英軍機の中でアジアで爆撃任務に就いたのは、重爆よりモスキートやブレニムなど軽爆の方が圧倒的多数だったのでしょうか。
大戦初期には、Blenheim爆撃機などの軽爆撃機の方が機数的には勝っています。
例えば、Blenheim Mk.IVは、第11/34/39/45/60/84/113/211の各スコードロンに配備されていましたが、
Wellington爆撃機は、第99/215の2個スコードロンにしか配備されていません。
中期以降ですと、援英機が充当されてきます。
但し、インドなど東南アジア戦線では、運用環境が過酷なため、Mosquitoは偵察機
バージョンが1個スコードロンだけ配備されたに過ぎません。
(豪州空軍配備機は除く)
また、英国空軍機は航続距離が短く、軽爆撃機では奥地までの爆撃が出来ないため、
軽爆撃機は一部を除いて姿を消し、代わってThunderbolt戦闘機やMustang戦闘機と
言った戦闘爆撃機型が投入されています。
一方、純然たる爆撃任務については、これまた英国の重爆撃機では航続距離が短いため、
Lancaster爆撃機の長距離型が開発されていましたが、大戦に間に合いませんでした。
これをカバーしたのが、B-24の英国型Liberatorで、第8/99/159/160/203/215/231/321/354/
355/356/357/358の各スコードロンに配備されています。
#right(){(167:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**聴音哨ってのがWW2当時に無かった?
日本の大戦末期では、聴音機等という高級なものはなく、飛行機が来そうな
方向に穴を掘っておいて、その前に人を立たせ、横に電話を置く。
音が聞こえたら、大体の方向を検討付けて、電話で上部機関に連絡する、と
後、日中戦争期の中国では、事前情報が必要ですけど、爆撃機が飛行している
方向に目をこらし、爆撃機が見えたら狼煙を上げて次の監視哨に連絡すると言う
ものもありました。
#right(){(187:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**竹槍でB29を撃墜するって話は、どこの誰がどんな経緯で言い出したことなんですか?
竹槍事件の原因になった記事は「敵が海を越えて襲来しようとしてる時に、(本土決戦に備えて)竹槍で訓練してるようじゃだめだ、
航空戦力で敵を洋上で撃破せよ」という内容。
執筆者は竹槍で飛行機を落とす訓練をしていると陸軍を批判しているわけではなく、陸軍も本土決戦への備えとして民間人に竹槍で
訓練させていた。
実際の訓練で教官が「飛行機を落とすくらいの気構えでやれ」と言ったか、陸軍の精神主義を揶揄するものとして戦前もしくは
戦後に作られた話ってところだろう。
#right(){(375:153)}
1942年3月7日付の朝日新聞に以下の記事が掲載されています。
「一億は全て武装せよ。今日の決戦は要求する。前線の将兵のみに戦いを任せて安閑としている時ではない。
銃後も武装せよ、一億国民は一人残らず「撃ちてし止まむ」突撃に参加しなければならぬ。子らも起、女も武装せよ、
父よ、夫を戦場へ、職場へ送った後、家庭は、郷土は婦女の手によって護られる。
昨年の夏、村で体育錬成の運動会が催された時、千葉県夷隅郡中根村、五百名のお婆ちゃん、お母さんたちが、竹槍
を握って、体操をして見せた。やんやの喝采であった。
それが切っ掛けとなって、銃後の固めはこれで行きましょうとなった。他の女たちも率先して猛練習を開始した。村長さん
が慌てた。郷軍分隊長が眼を回した。あちらの字から、こちらの里から指導員の分会は引っ張りだことなった。体操では
もの足りぬと、竹槍を振るっての銃剣術である。
昨年の暮れには女子竹槍部隊が立派に編成された。女子青年学校の生徒が「えいっ」と呼べば、七十のお婆さんも、炬燵
から飛び出して「サあっ」と応じる。もんぺに鉢巻、きりっと襷を掛けたのが、この部隊の制服、武装の竹槍は、いずれも背後
の山から伐り出したお手製である。集合、行進、散会、突撃、全て実戦場を経験した帰還勇士に依って軍隊式にたたき込まれる。
おなごどもが余りに熱心じゃ、ついつり込まれ男たちも働くわ、働くわ、近頃では田畑の増産目標もぐんぐん上がっとります。
喧嘩も酒飲みも一ぺんに消えてしまった。と村長さんは髭をしごきながら、おなごたちの突撃に眼を細くするのである。」
千葉から始まった竹槍部隊の編成は、大日本婦人会の提唱で、1943年2月から各支部で竹槍部隊の編成が始まっています。
どちらかというと鍛錬のためで、どうしようもないからせめてもの武器として竹槍で自衛しようと言う考えではないか、と思います。
精神的なものが大きいのではないかと思いますね。
後、さる陸軍大将は、「竹槍3000本あれば、ソ連軍をやっつけて見せる」と豪語したそうです。
ちなみに、竹は安価で日本各地で手に入ります。
真竹の場合は、弾力があって粘性があり、槍の代用に適していました。
英国のバヨネットと良い勝負ではありますが。
#right(){(222:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**日本は米軍が捕獲ゼロ戦でやった様に、捕獲したF6FやP-51を調べて、弱点を検証しなかったんですか?
鹵獲したP51は福生の陸軍航空審査部で性能調査してるし
同部戦闘機隊の黒江少佐がP51Cを用いての巡回戦技指導を行っている。
対P51の実戦指導を受けた部隊は関東の飛行第244、18、70、51、52戦隊。
さらに中部の明野教導飛行師団、関西の飛行第56、246戦隊と本州各地で指導してるぞ
#right(){(716:568)}
**日米両軍は飛行場を設営するのにどれぐらいの期間を要したのか?
太平洋戦争中期以降、日本軍の飛行場設営能力は可成り改善され、
小型機が離発着する飛行場だけを整備する期間は大体1ヶ月、中攻が
滑走路を飛べる程度に造成し、指揮所などを整備するのに大体2~3ヶ月
もあれば出来るようになった。
とは言え、米軍のConstruction Battalions(通称See-bees)の場合、1943年
11月に行ったギルバート作戦での第一次揚陸部隊の上陸後に機材を揚陸し、
戦闘続行中にも拘らず、工事を続け4日後に滑走路を使用可能にしたり、
ニューギニアのジャングルを切り開いて、13日間で長さ3000ft、幅150ftの滑走路
を完成させた上、5日後には更に1500ft、滑走路長を伸ばしたりしている。
#right(){(しょうもない知識を披露するスレ11:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**マウザー砲の量産化に成功して全ての機体をマウザーに更新できていたら、戦局は有利になったんでしょうか?
日本機の性能がもともと米軍と比べて優れてない。優れてたのはパイロットの腕だ
強いパイロットが戦死していなくなれば、マウザーを積んでても負ける
#right(){(俺初質スレ2049:105)}
マウザー20ミリ2門や4門よりも、ブローニング.50を8門備えた
アメリカ軍機には敵わない。
#right(){(俺初質スレ2049:107)}
**アメリカ艦隊の激しい対空砲火は、シュトルモビクなら突破できたんでしょうか?
マジレスすると、どんな機種でも撃墜されるのもあれば、突破できるのもある
艦隊を視認できる距離まで接近して、護衛戦闘機がないなら、零戦でも普通に多くが突破できるだろう
ほとんどの機体は対空砲火でなく、護衛戦闘機にやられている
#right(){(俺初質スレ2049:236)}
何機かは撃ち落されるだろうがそれより多くの機数でかかれば突破可能
#right(){(俺初質スレ2049:239)}
**編隊を組んでいる雷撃機や艦爆が後方から戦闘機の急襲を受けた場合、バラバラに逃げるより、編隊を崩さずに後方機銃で応戦した方が良いのですか?
機動力を生かさないと単発機は戦闘機の餌食
編隊で対応できるのは重爆とかでこちらは機動性が劣るので火力をあげるためにも編隊はくずさない
単発機とかの後方機銃は射撃できる範囲が狭いし機銃を撃つために後方のキャノピーを開放すると
抵抗が増して速度が落ちるという問題もある
ので
フルカバー動力銃座とか後下方機銃とか色々思考錯誤されたが
結局はけん制に弾をばら撒ければいい程度のもの
#right(){(俺初質スレ2050:319)}
**台湾沖航空戦で戦死した有馬正文は、指令官なのに攻撃機に乗って出撃しましたが責任ある立場の人間が、上官の命令とか許可なく勝手に出撃できたんでしょうか?
もちろん、勝手に「攻撃」はできないが、有馬に命ぜられていた命令は
「台湾沖に来寇する敵を撃破せよ」なのであって、その攻撃に誰が乗って
行くかは有馬自身の権限で決められる。
もちろん、参謀長は有馬自身が出撃することに絶対反対していたが、
有馬は参謀長がいない日にちゃっかり乗って行ってしまったんだとさ。
#right(){(俺初質スレ2050:622)}
指揮官先頭が日本海軍の原則だから統率上は別に問題ないよ。
ただ海軍航空隊は戦闘単位が飛行隊で、その指揮は飛行隊長が
トップだから、戦隊司令自らの出撃は求められていないだけでさ。
逆に艦艇だと、ルンガ沖夜戦での二水戦の田中頼三少将が、米側からは
その指揮ぶり絶賛されたものの、座乗艦長波が先頭に立っていなかったことから
日本海軍内部ではかなり批判されてるね。
#right(){(俺初質スレ2050:623)}
**岩本徹三の「零戦撃墜王―空戦八年の記録」という本は読んでおいて損はないですか
岩本さん本人の回想録だから、興味があるなら必読
ただ、内容はかなり誇張が多いので、信じるな
#right(){(俺初質スレ50505:558)}
とても面白い本だが、信頼性にはやや難がある
(ゴーストが余計な脚色をした可能性がある)ことは念頭に置いて読むといい
#right(){(俺初質スレ50505:559)}
零戦撃墜王は、話としては大変面白いんだが
回想記の形はとっているけど、岩本さんの死後、遺品の中にあったノートを、ライターが再構成した物なんだよね
・元々のノートが岩本さんの記憶だけをソースに書かれたものなので、記憶違いなどが入り込んでいる
・再構成したライターが話を盛ったり、元の記述を誤読した可能性がある
というわけで、鵜呑みにするのは危険
#right(){(俺初質スレ50505:560)}
**ガダルカナル攻防戦で遠距離飛行を強いられた日本パイロットはヒロポンを供給することで、パイロットの消耗を抑えられなかったの
ヒロポンの量産が可能になったのはガ島攻防戦が終わってからだったんだ
使えるなら使っていただろう
#right(){(俺初質スレ50505:701)}
仮にそれで遠距離飛行を起因とする消耗を抑えても、結局他の要因による
消耗は抑えられないし、そうなると補充がどのみち追いつかない。
どっちが先に消耗し尽くすかというチキンレースの時点で、勝ち目は無い。
#right(){(俺初質スレ50505:702)}
ヒロポンは魔法の薬ではない
疲労を感じなくなるだけで疲労そのものはしてる
#right(){(俺初質スレ50505:703)}
**ミッドウェー海戦後の日本基地航空隊って、どうして アメリカ機動部隊の奇襲があんなにも面白いほど簡単に成功して壊滅するの?
レーダーが未熟だから奇襲効果をもろにくらうせい
あと当時の米海軍の物量攻撃食らったら、迎え撃つのが仮に米海軍でも被害甚大
#right(){(俺初質スレ50505:768)}
日本に限らず基地航空隊は受けに回ると脆い。
ハワイ作戦でもミッドウェー作戦でも航空基地は早々にやられてただろう?
#right(){(俺初質スレ50505:769)}
**343航空隊に触発されて、陸軍もベテランパイロットと4式戦を集結させた エリート部隊をつくる計画とかなかったんですか?
つ 明野教導飛行師団
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E9%87%8E%E9%99%B8%E8%BB%8D%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E5%AD%A6%E6%A0%A1#.E6.98.8E.E9.87.8E.E6.95.99.E5.B0.8E.E9.A3.9B.E8.A1.8C.E5.B8.AB.E5.9B.A3.E3.83.BB.E5.B8.B8.E9.99.B8.E6.95.99.E5.B0.8E.E9.A3.9B.E8.A1.8C.E5.B8.AB.E5.9B.A3
>太平洋戦争の戦況が悪化した1944年(昭和19年)3月、参謀本部では連合軍機の本土襲来に備えて、教官、助教[* 15]などに練度の高い要員を多く有する教育機関等(陸軍航空審査部を含む)を随時防空戦闘体制に移行させる「東二号作戦」が起案された。
>陸軍の学校、官衙[* 16]の初めての戦力化であり、士気高揚策でもあった
中略
>同戦隊は通常の倍の規模の6個中隊編制であり、操縦者には熟練の教官、助教を含み四式戦闘機約80機を保有していた。
#right(){(俺初質スレ434:480)}
**日本の熟練搭乗員が消耗していなければF6Fとも対等に戦えましたか?
搭乗員が消耗しないって状況が想像しにくいが、結局燃料不足や稼働率低下で数で圧倒されそう
局地的には一部で対等に戦える場面もあるだろうけど、全体的には押されると思うぞ
燃料やエンジンの質、機体性能や機銃や照準器の性能、無線機を活用した編隊戦術や地上からの支援など
搭乗員の練度だけでは補えない要素も多い
#right(){(俺初質スレ436:573)}
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2024-03-15T00:09:55+09:00
1710428995
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イラク戦争
https://w.atwiki.jp/army2ch/pages/61.html
#CONTENTS
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**イラク侵攻のタイミングとしてはやはり夏より冬の方がアメリカにとって良かったのですか?
10年前の湾岸戦争の場合は、(砂嵐の少ない季節が良い)
と言うような理由だったと、聞いた事はありますが。。。
M1戦車のガスタービンエンジンが、砂嵐に弱いのかな?。
#right(){(56:947)}
アパッチのローターブレードが、飛散している砂のせいで磨耗して
しまうとか聞いた事がある。
#right(){(56:953)}
イラクが化学兵器・細菌兵器を使った時に科学防護服を着る訳ですが、
暑い時期だとこれを着ての行動が大きく制限されるという話を聞いた事があります。
#right(){(56:サカ派)}
**イラク攻撃にアメリカはともかくイギリスが積極的だったのは何故でしょう。
一因として北海油田の原油価格の下落の調節
#right(){(62:54)}
**何故アメリカはイラクに武装解除を求めたのですか
核及び生物兵器など大量破壊兵器類。
要はイスラエルの安全を図るのと油田地帯の主導権からフセインを排除
する事。その後アメリカが石油供給の主導権を握れれば尚GOOD!
#right(){(63:919)}
**米国のイラク叩きのことなんですが。
>「イラクが申告に反して大量破壊兵器を持っている」事がもし証明されたとしても
>↓
>「武力行使で制裁OK」
>
>というのは間にもの凄い飛躍があるように思うのですが、ここのところアメリカは
>国連代表の国として正当性が認められているんですか?
>・国連は、超国家的組織ではなく、主権国家のクラブにすぎない。
>・独仏が現時点で反対していても、実際の武力行使になれば同意する可能性は高い
>・独は拒否権を保有していない
>だいたい、武力制裁でなくとも、国連参加国の実力部隊で大量破壊兵器を撤去する
>とか他の方法があるのでは、、、
自己の意志強要は戦争である。
#right(){63:748)}
その行為を、「武力行使」と言うのでは?
#right(){63:752)}
**湾岸戦争で無人機にイラク兵が降伏したって本当ですか
本当です。
戦艦ミズーリがイラク軍に艦砲射撃を行いましたが、その際に事前に無人機で偵察を行いました。
その結果、「無人機=艦砲射撃」とイラク兵は思うようになり、
無人機に対する降伏という前代未聞の事態になったそうです。
#right(){(66:21)}
**なぜNATOはトルコに支援部隊を送ったのですか?
トルコは結構な軍事大国です。お隣のギリシャと昔から仲が悪く、両国ともせっせと軍備増強
をすすめています。
ただ、今回トルコは米国のイラク侵攻の一大拠点ですので、イラクから攻撃を受ける可能性が
高いわけです。で、トルコに不足しているのが早期警戒機(AWACS)とスカッドを打ち落とす事が
できるパトリオットミサイルです。
NATOが今回その2つの派遣を行おうとしたわけです。
#right(){(66:FFH331 ◆3.CSSBl9VA)}
**イラクにあるイラク軍の飛行禁止区域とはイラクの同意なしに米国が一方的にさだめていたものでしょうか?
イラクの同意なしに、米軍が一方的に指定しています
近隣諸国に対しても米軍は飛行禁止空域である旨を通知していますが
特に承認や同意を取り付けてはいません
#right(){(66:535)}
**イラクの武装解除ってどういうこと?軍隊をなくせってことか?
ちゃいます。
いわゆる大量破壊兵器(弾道ミサイル・化学兵器)を撤去するのが最大の目標で、
フセインに忠誠を誓う共和国親衛隊を解散させるのが次の目標です。
アフガンの例を見れば判るとおり、警備軍として中程度の武装は許される事になるでしょう。
#right(){(70:863)}
**大量破壊兵器とか生物兵器とか核とかはアメリカを始め、ロシアとかイギリスとかはもってるのになんでイラクは駄目なの?
生物武器は世界的に破棄することになっていますのでアメリカはほとんど持っていないでしょう。
核を戦勝国が独占するのは特権意識。もっとも誰でも持つようになったら管理しにくいがね。
その点は傲慢な言いがかりだとは思うが、日本の国益からは持たない国が多いほうが良い。
#right(){(71:剣恒光@自衛隊板 ◆yl213OWCWU)}
**イラクの対空砲火って当たってるのですか?
対空砲火の目的に、威圧を与えて敵航空機の攻撃を減らし、限定すると言うものが有ります。その点から考えると役目は果たしています。
また、味方にたいして手も足も出ないと思わせることなく、戦意高揚と言う意味もあります。銃火がなっている限り恐怖は軽減される。
#right(){(71:剣恒光@自衛隊板 ◆yl213OWCWU)}
**なぜイラクへの攻撃に反対する人が多くいたのでしょうか。
米国の武力行使がイラクの大量破壊兵器問題解決に必要とは考えられない上に
解決の手助けにすらなり得ない全く無意味な行為と思えるから。湾岸戦争で徹底的に
武力攻撃を受けたイラクがわずか10年後に大量破壊兵器疑惑を掛けられていること
からも武力行使が解決に繋がらない事は明らか。
#right(){(71:175)}
**アメリカが、イラク攻撃を急いだ理由を教えてください
純粋に軍事的な理由でいえば、
夏期に近づくと気温が上がり、防護衣を着用しての作戦が非常に困難になる。
もう少しすると始まる砂嵐の季節は米国の装備するハイテク兵器のアドバンテージを減衰する。
というところでしょうか。
#right(){(71:242)}
イラクはこれから天候が悪くなる季節だったから。
砂嵐、太陽、兵士にとっても厳しいし精密誘導兵器にとっても良くない。
対し、北朝鮮はこれからが攻めやすい季節になる。
イラクをサクっと攻略して返す刀で北朝鮮を落とすには
今すぐイラクと開戦しないと間に合わないから。
#right(){(71:243)}
**戦争を開始するには宣戦布告が必要だと思うのですが、イラク戦争でアメリカは明確にイラクに宣戦布告をしたのでしょうか。
まえの湾岸戦争のときの国連決議がいきてるから宣戦布告は不要
#right(){(71:396)}
>戦争を開始するには宣戦布告が必要だと思うのですが、
そんなことはない。
>「48時間以内にフセインが亡命しなければ武力行使する」という最後通告が
>宣戦布告に代わるものと考えてよいのでしょうか。
そう。
#right(){(73:849)}
>条約かなにかで要るって決められてるんじゃないのか?
#right(){(73:850)}
ない。
ちなみにリメンバーパールハーバーの話なら、日本は最後通牒受けた側でして、日本側から最後通牒も宣戦布告もしてなかったのです。
(当時の外務省のミスであり、国家としては宣戦布告の準備してたんですけど。)
#right(){(73:851)}
アメリカは宣戦布告をしていない。
法的には、アメリカでは宣戦布告には議会の手続きが必要なハズだが、それがなされていないから。
ちなみに宣戦布告は戦争に必須なものではない、勘違いしないように。
メディアが発達した現在では、例えばブッシュの
「フセイン、さっさと武装解除しないと絞めるよ?」という演説が
そのまま宣戦布告の意味を持っていると考えてもさしつかえないだろうが。
おまけ:軍隊は常に24時間365日有事に備えるものであって
「宣戦布告無しに奇襲された」ような情けない軍隊は世界中の軍人の笑いものになる。
#right(){(73:855)}
**アメリカが出したのって宣戦布告ではなくて、最後通牒ですよね。
どういうわけか宣戦布告にやたらこだわる人が多いが、
近代は実は宣戦布告をする方が珍しい。最後通牒が宣戦布告代わりになってる。
ちなみに、「宣戦布告してから戦争しないと駄目」なんていう国際法は無い。
#right(){(71:514)}
**イラクがあくまで強気な態度に出たのは何故ですか?民族としての誇り?
単純にフセイン政権を維持するためです。
彼らは自分達の体制を維持できればいいわけで、損とか得とかいう問題ではないのですよ。
#right(){(71:715)}
端から「亡命します」と言ったら、体制が崩壊しちゃうでしょ。
(そうなったら、命が危ない)
内心はともかく、とことん突っ張るのはセオリー。
対外的にも、手がブタでポーカーやってるのと同じだし。
顔に出すわけには行かない。(w
#right(){(71:716)}
**フランス、ドイツがアメリカ不支持に回った理由
独は、首相の公約でイラクと戦わない事を決めていたから。
仏は、イラクに金を貸しているから。
#right(){(71:424)}
>イラクの政権が変わったら貸した金に影響するのですか。
普通は反故にされる。
#right(){(71:427)}
**日本程度の軍事力をイラクがもっていたらどういう戦争になるのでしょうか?
日本ぐらいの装備を維持しようとすると、それなりの経済規模が
必要となるわけだが、世界的に孤立した状態で、それを維持できる
国などない。アメリカでも無理だろ。
日本が盟主として経済圏を作り上げれば、冷戦構造になるが、
イラクのポジションではほっときゃ破綻する。
#right(){(72:344)}
**イラクに他国から義勇兵は入国していたのですか?
レバノンからのイスラム義勇兵が入っているよ。
でも、にわかの兵隊にはスパイも混じっている可能性もあってイマイチ信用出来ない罠。
#right(){(72:410)}
**何でイラクはクェートにミサイル撃つのですか?
・クェートに展開しているアメリカ軍への直接的攻撃
・クェートに対する心理的・政治的アピール
#right(){(72:430)}
**湾岸戦争のバグダッド空襲の時、空一面に曳光弾が飛んでいたのが見えたのに、なんでイラク戦争の空爆では全く見えなかったのでしょうか?
テレビ解説(とくだね!)によると、撃ち上げた弾そのものが
比べモンにならないほど少なかったからだそうで
湾岸戦争の時は大編隊が来たと誤解して盛大に打ち上げたけど、今回は
上空に1,2機しかいないことがはっきりしてたんでムダ弾は撃たなかったそうです
#right(){(72:655)}
**結構イラクは米ミサイルの撃墜に成功してた?
40数発のうち数発の撃墜に成功したというのが今まで出ているイラクの公式発表。
アメリカからは全く成果の発表がないためこれしか情報はない。
#right(){(72:678)}
**イラク側最大の武器は砂嵐とか言ってましたが、侵攻側にとってどのような影響が出るんでしょうか?
電子部品が故障
デリケートな駆動部分に砂がかめば破損
ラジエーターが詰まってオーバーヒート等
同じく砂かんで銃器故障
一般の車が砂漠走ったときと同じような支障が出ます。
電子部品がやられるだけで戦闘力低下&場合によっては通信不可が考えられます。
それを防ぐ為に米軍は手入れを細かくする事で対策してます。
ひどいときは視界不良で進軍不可
#right(){(72:853)
**湾岸戦争のときもそうでしたが、イラクが油田に放火した可能性も、と報道されていますよね。
>あれは何かの作戦なのですか?
嫌がらせ。相手の仕業と主張できる。煙幕替わり。相手に利用させない。などなど。
#right(){(73:バーナー保守員● ◆UpHosyuUiU)}
**米軍の空中給油方式が空軍と海軍で違っていたと思うけど理由があるの?
米空軍の方式はB-47、B-52に短時間に大量の燃料を給油するために考案開発された方法
歴史的世界的には米海軍の使っているプローブ&ドローグの方がポピュラーだ
#right(){(73:598)}
**対空ミサイルの方が高射砲より全然命中精度が高そうなのに、何でイラクは撃たないのですか?
バクダットの様な高脅威地域の攻撃は巡航ミサイルとF-117やB-2といったステルス機によると思われます。
また防空システム自体ECMやSEAD、指揮通信しステムに対する攻撃によりかなり麻痺させられていると思われます。
つまり打上げてるのはかなり盲射ちに近いと思われます。
盲射ちするんならSAMよりAAAの方がマシ。
#right(){(73:273)}
ミサイルはある程度余裕を持ってレーダーで把握してからでないと撃ち難い。
バグダッドに警報が鳴ってからすぐに攻撃が始まることからも、イラクがろくな
探知設備を持っていないことが伺える。あと、ミサイルはあんま無いという憶測も。
高射砲で戦闘機が落とせるかは場合によりけり。
湾岸戦争で米軍のF15は高空から誘導爆弾で攻撃したときは打ち落とされないが、
英軍は低空から通常爆弾で攻撃したためかなりの被害を出した。
今は英軍も誘導兵器がいきわたっているのであんまし意味はない。
#right(){(73:274)}
**軍事板的には何に注目すべきだと思う?
個人的な回答にしかならない質問だが……おそらく米軍が市街戦をどう戦うかに
注目している人が最も多いだろうね。
#right(){(73:286)}
**なんで空からもっと爆撃したり戦車でボンボン打ち込んだりしないのですか?
湾岸戦争のときと違い、今回は可能な限りピンポイント爆撃を行うことで
イラク国民の心理的動揺・ひいてはフセイン体制からの離反を誘っている物と
説明されています。
戦車砲では爆撃並みの破壊はできないですよー。
自走砲の砲撃なら、映像に移らないだけで前線ではバンバンやってます。
CNNならMLRS(自走多連装ロケット・システム)での攻撃が移っていたはずですが?
#right(){(73:299)}
**巡航ミサイルの攻撃が行われていますが、何故攻撃を艦船と飛行機で振り分けているのですか?
一般的には...
・空軍・海軍の縄張り争いの一環(役に立つことをアピールしたい)
・目標の位置によっちゃ海からは叩けない。
・複数の攻撃手段を使用することは作戦的に有益(対処する側が、より難しくなる)
などなど。
#right(){(73:370)}
**トルコ軍がイラクに侵攻を始めたのはどうしてですか?
イラクの北部は、独立を求めて武力闘争を繰り返し、トルコ政府を長年悩ませてきた
クルド人のゲリラ組織の聖域となっています。米軍の侵攻に乗じて蜂起したり、
難民と化してトルコ国境になだれ込まれるのを防ぎたいのでしょう。
今までに何度も行われていることで、そう珍しいものではありません。
#right(){(73:527)}
**米英軍の上級将校に身辺警護とかは付くのでしょうか?
湾岸戦争の時には、シュワルツコフ司令官の周りを、もろに
それっぽい連中が取り巻いていました。
たぶん、フランクス司令官らにも護衛が付いていると思います。
#right(){(73:720)}
**米兵の捕虜とか死者の映像流して米軍の指揮低下や反戦運動を拡大させるとイラク側が言ってたけど逆にアメが怒って容赦しないような気がするけど
多分ソマリアの2匹目のドジョウを狙っているのでしょう。
#right(){(73:843)}
対アメリカ戦で厭戦気分を高めるのは効果的。(ちなみに過去に我が国は、それに失敗してまつ。)
厭戦気分が開戦支持派の不利益になればいいんです。
例えばアメリカの軍事行動は、大統領選挙の準備だったりする場合が多いでしょ。
厭戦気分が対立政党の支持に結びつくとマズいよね。
ブッシュが落選すると、これまでブッシュを支持してきた人たちの不利益にもなる。
とか。
#right(){(73:846)}
ソマリアは、アメリカが特に利害がないのに出ていったから、国内で批判された。
しかし、今回は、『アメリカに喧嘩を売った』(9.11からの流れで)というケースなので、
国民の支持が強い。
74%の支持に、火に油という可能性の方が高い。
(もちろん、今後の展開では厭戦になる可能性もあるけど)
#right(){(73:847)}
**参戦しているイラク軍の師団は第何師団と第何師団なのでせうか?
正規陸軍だけで17個師団・これに共和国親衛隊が7個師団・さらに大統領警護隊が
1個師団を保有しています。陸軍はナンバー・共和国親衛隊には固有の師団名があります。
共和国親衛隊の師団名はこちらをみてください。
#right(){(74:名無し軍曹)}
**イラク攻めで空母から飛び出している攻撃機は、イントルーダーですか?
イントルーダーのように見えるのはEA-6B プラウラー。四人乗りの電子戦機。
A-6イントルーダーは全機退役済みでふ。
#right(){(74:名無し軍曹)}
**トルコはイラクに軍を派遣しようとしていたのですか?
>またアメリカはなぜそれを止めようとしていたのですか?
トルコは国内にクルド人を数多く抱えています。
これはいつ爆発するかわからない火薬庫のようなもので、
もし仮にイラクのクルド人勢力が独立、なんてことになったら火の粉が飛んでくることは確実。
トルコにとっては死活問題となります。
よって軍を出して牽制する必要があるのです。
で、アメリカにとっちゃ自軍の陸上部隊の通過を認めず作戦を狂わせてくれた上に、
さらに北部の不安定要素を増やすようなことやってくれたので、ぶち切れ寸前なわけです。
#right(){(74:91)}
アメリカがフセイン打倒の見返りに独立を約束してクルド人ゲリラに資金や武器を
与えたりしない様に牽制するためです。
過去にもクルド人ゲリラはトルコでも反体制テロを繰り返しており、軍隊に追われる
とたびたびイラクのクルド人地区に逃げ込んでいます。
#right(){(74:93)}
**イラク攻撃って、具体的に何がどうなったら終わるの?
フセイン政権の崩壊
#right(){(74:122)}
フセインとその子が亡命するか死亡すれば終わるでしょう。
消息不明になっても終わるかもしれませんが。
爆弾を降らせれば街と市民まで傷つけます。
内外に反発を買いますし、戦後処理もコストがかかります。
戦車で囲んでも「囲むだけ」では戦争が長引くだけで、
それで終わりではありません。それと「絶体絶命」ですよ。
#right(){(74:123)}
米英の戦争目的は、
フセイン政権を倒しより民主的な(親米的な)政権と交代させ、
大量破壊兵器を破棄する事です。
市街戦を行なわずにイラク側が武装解除を呑むのなら、
米英的にもその方が望ましいでしょう。
#right(){(74:124)}
**アメリカ兵捕虜の映像を見て疑問。アメリカ兵は何をモチベーションに戦ってるわけ?
「俺たちが世界の正義を決める」という勘違い。
#right(){(74:135}
**イギリスを飛び立ったB-52はイラクまで6時間のフライトだったそうですが、どのようなルートを飛んでいたのでしょうか。
>フランスやドイツなどは反戦組国家の領空は通過できないので、スペインまで南下して地中海を東進したのでしょうか。
実はこの部分、実態は違うと思われます
仏独とも米軍機の領空通過の拒否通告はしてないんですよ
ということは黙認状態なんじゃないでしょうか
ああ、誤解があるといけないので付記しておきますが、改めて認めるとも言ってないはずです
#right(){(74:172-173)}
中央軍司令部の記者会見でそのことに関する質問がありましたが、軍の側は、
記者が何の質問をしているのか意味がわかりません、と言って会見を打ち切ったので
実際は上空を通過していると見てよいのではないかと思います。
#right(){(74:175)}
>>172 >>174
ちょっと遅くなったけど。
ドイツの空軍基地は米軍の物資輸送の拠点として今回の
戦争でもバリバリに使われてます。
#right(){(74:206)}
**アメリカの戦車とか沢山の車両ってどうやってイラクに運び込んだのですか?
まず船でクウェートに運び、そこからは自力またはローダーに積んで
戦地に赴きました
#right(){(74:177)}
アメリカは国外で戦争する気バリバリなので、
事前集積船と言う船に海兵隊・陸軍の重装備を搭載して世界の3個所程に浮かべておき
いざという時はそれを投入する体制になっています。
さらに今回はイラクを攻めるという長期展望の元クウェートなど近隣国に物資・装備を集積していました。
もちろん本国からも高速RORO船団や輸送機のフリーとで物資を運びました。
基本的に前者等の重装備は船で、緊急性の高い軽装備は輸送機で、人員はチャーター便で運びます。
#right(){(74:180)}
**AH64Dがイラク領土に不時着?しました。AH64Dの技術がロシアや中国に伝わるのではないかと心配です。
米軍はすでに空爆で機体を破壊しました。
(本当かどうか知りませんが、ユーゴの中国大使館「誤爆」が行われた当日、中国大使館には
撃墜されたF-117の部品が持ち運ばれていたそうです)
#right(){(74:204)}
ステルスと違いアパッチの機密部分は極一部。
パイロットが脱出の際に破壊していれば別だが、その暇がなかった場合は
取り外されて持ち出されている可能性もある。
#right(){(74:207)}
**イラク戦に参加した空母の艦載機ですが、やたらとずんぐりした機体の艦載機について教えて下さい
こいつとか
http://www.fas.org/man/dod-101/sys/ac/s-3.htm
お皿乗っけたのはE-2Cホークアイですね、ちなみに日本も持っとります
#right(){(74:352)}
質問の機体意外でずんぐりしているのは艦載機だとS-3(バイキング)
だと思います。基本的に対潜哨戒機として使われています。
おんなじような形の機体でUS-3(輸送機)、ES-3(電子偵察)なんてのもあります。
ま、今回は潜水艦退治の心配はなさそうなので、湾岸の時みたいに爆弾積んで
攻撃してるかも。
ちなみに4人乗りです。
#right(){(74:359)}
**イラクのメディナ機甲師団が米第3師団と交戦をはじめた時、制空権を米英に掌握されてるのに市街地ではなく、砂漠で地上戦をやるなんて
>湾岸の時の2の舞になるだけだと思いますが、どうなんでしょうね?
江畑謙介氏いわく、
「湾岸戦争ではイラクは陣地を作り、そこで待ち伏せすると言う作戦を
とった為にレーザーなどによる精密誘導兵器による爆撃が功を奏したが、
今回はイラク側が機動し続けている。よって空爆だけでは不充分であり、
攻撃ヘリ、戦車による地上戦が激化していくだろう」
とのこと。うろ覚えなので間違ってたらごめんね
#right(){(74:403)}
砂嵐が止めばそうでしょうね。
#right(){(74:404)}
**イラク戦争で「人間の盾」に自主的に参加した個人や団体が訴追される可能性はあるのでしょうか?
裁判と言うのはあくまでイラク首脳部の戦争犯罪を問う裁判なので、
「人間の盾」は何も関係ないです。
#right(){(74:456)}
**米英軍は南から北進してるみたいですが、北から南進は出来ないんでしょうか?イラクの上の国が許可をおろさない?
トルコが許可しませんでしたし、仮に許可したとしても
コレまでの米国と現地クルド族との関係から見て、米軍が
クルド自治領域を何事も無く通過できたとはとても思えません
#right(){(74:476)}
そんなところです。米英の軍を通すのを嫌う国が周辺に多いもので。
#right(){(74:477)}
そういうことです。
具体的にはトルコが、アメリカの陸軍部隊の通過を拒否しました。
北から攻めるつもりだった部隊は、いま大急ぎで南に回っているところです。
#right(){(74:478)}
**イラクのTV放送で、フセイン大統領が士気を鼓舞する演説を行なっているようですが、なぜTV局や放送用のアンテナは、当初攻撃目標にならないのでしょうか?
それについてはプロの軍人の間でも様々な意見があるようです。
アメリカのTV番組でコメンテーターとして招かれた元アメリカ軍高級将校2人の
意見は以下のようなものでした。
元空軍将校は、
・フセインやその側近達の生死や所在の確認に利用できる。
・放送内容から戦況に対するフセイン政権の動揺の度合いが測れる。
・必要なら電波ジャックしてイラク国民に対する宣伝放送の足掛かりとしても利用できる。
・・・と述べて、このまま放送局には手を出さず利用すべきと主張。
それに対して元特殊部隊将校は、
・我が軍はフセイン政権中枢の早期排除に失敗した。
・もはや心理戦の段階は過ぎ去った。
・イラク国営TVから流れるフセインの演説は敵の戦意高揚に確実に貢献している。
・・・と述べて、国営放送局の破壊を主張していました。
#right(){(74:474)}
**イラク戦争や湾岸戦争では、死者の比率では味方による誤射の比率が高いですよね。
>「新兵がほとんどだからだ」「砂漠戦だからだ」という記事(週刊誌)があったのですが、軍事板的読みはどうなのでしょう?
誤射による死者の比率が高いのは、敵の攻撃による死者が少ないからだろう。
#right(){(74:529)}
前回の湾岸戦争でも戦死者の1/4ぐらいは同士討ちによる損害。
誤射・同士討ちによる損害が目立つ=敵による損害が少ないと
考えてよいかと。
国内世論を常に念頭において戦わなければならない米軍にとっては
場合によっては敵から受けた損害よりも同士討ちのほうが痛い。
#right(){(74:536)}
「死者数」が多くなると、比率として「同士討ちによる損害」が低くなり
「死者数」が少なくなると、比率として「同士討ちによる損害」が高く出る
と捉えるものなのですね。
軍事作戦自体はうまく進んでいて、メディアのいびつな報道の例として捉えてよいのかな。
#right(){(74:543)}
それをメディアのせいにするのはどうかな?
世論の関心がそこ向いているから報道する、要はアメリカ国内世論の捉え方が変ってきただけ。
#right(){(74:547)}
**イラクのことなのですが、アメリカの特殊部隊が何十人(何百人)もバクダッドに入っていろいろやっているようですが、
>そんなにたくさんのアメリカ人が敵の首都に入れば一発で「あ、アメリカ人だ」ってばれちゃうんじゃないですか。
バグダッドに潜入中の特殊部隊はおそらくアラブ系の人間を集めた部隊でしょう。
基本的に情報収集のみを仕事としているはずです。
人間の盾や報道関係者を装っているCIA等の諜報機関の人間もいるはずです。
>ライフルとか小さい武器で出来ることなどたかが知れてると思うのですが。
戦闘はしていないと思いますよ。
#right(){(74:573)}
浸透して工作するような場合は何十人の集団で一度に入るようなことはしないでしょう。
イラク人も色々いてヨーロッパ風の顔をした人もいますし、アメリカ人にも色々な顔をした人がいます。
#right(){(74:574)}
バクダッドでは行動していなかったようです
北部のクルド人支配地域から、いわゆる長距離偵察任務のような活動に
当たっていたようですね
#right(){(76:322)}
**バグダッドで活動中の特殊部隊や諜報活動員に関しての質問です。
>1. 通常言われる、スパイ活動をしていると考えてよいのでしょうか?
>2. その場合、米は米国内での、他国のスパイ活動は犯罪としているはずですが、米国が他国でスパイ活動をするのはOKなのでしょうか?
スパイ行為を禁ずる国際法があるかどうかは知りませんが、
他国へスパイを送りこみ、自国に来たスパイを国内法によって逮捕することは
別に不思議なことではないでしょう。どこの国でもやっていることです。
もちろん、送りこんだスパイが現地で逮捕されるという危険は承知の上です。
#right(){(74:577)}
>国内法では、犯罪行為として逮捕する行為だが、どこの国でもやっている事なので、他国には逮捕を覚悟で送り込み、
>それを政府公認でやってるという事でしょうか。
>報道を見ていると、秘密裏にやっているという感じでもなく、政府も堂々と認めているので、驚いています。
>結局、万引きぐらい、誰でもやってる。うちの店でやられちゃ困るが他の店で盗んでくるのは、上手に捕まらずにやれよ、という事ですか?
何か激しく勘違いしてらっしゃると思うんだけど・・・
国家の数だけ、人の数だけ正義はあるわけで。
米国にとっては、己の奉ずる正義を遂行するための諜報活動であれば
何ら恥ずる事はないでしょう?
でも他国の米国に対する諜報活動は米国にとっては不利益であり悪です。
あと、「お前ンとこでスパイしてっからな! せいぜい気をつけな!」
という心理/情報戦の一面もあるかも知れませんね。
#right(){(74:582)}
サッカーと同じです.
「審判に見られていない限りはファウルではない」
ついでに申し上げますと,諜報員が必ず違法行為をしているとは限りません.
オープン・ソースを漁って分析したものを本国に送信する,といった合法活動も
同時に行っております.
#right(){(74:消印所沢 ◆z3kTlzXTZk)}
正確に申しますと,審判(潜入国の防諜機関)に見つからないように,
ということです.
ただ,審判がこれを見つけるのが大変なケースが多く存在します.
例えば,モサッド黄金期の潜入工作員,ウォルフガング・ロッツは,
「逃亡してきた元ナチス将校」として,エジプト諜報機関に全く気付かれないまま,
長年諜報活動をすることに成功していました.
また例えば,英国では長年に渡ってソ連のスパイとしてキム・フィルビーが
活動していましたが,MI5はこれに殆ど気付きませんでした.フィルビーが
ソ連に亡命して始めて事件が発覚しました.
また,審判が,そうと気付いているのに気付かないふりをしているケースもあります.
検挙せずに泳がせておくわけです.
これには,
泳がせておいて,その諜報組織全体を把握する,
その諜報員にニセの情報を掴ませる,
彼を検挙しても,代わりの諜報員が送り込まれてくるだけなので,
手間暇書けて,その新たな諜報員が誰かを突き止めるより,
その諜報員の存在を掴んだまま泳がせておいたほうが楽,
などの理由があります.
日本の公安警察は殆どこの手法をとっていると言われています.
#right(){(74:消印所沢 ◆z3kTlzXTZk)}
**イラクは米軍の航空戦力を無効化できないのですか?
>対空砲を空一面破片が埋め尽くすくらいぶっ放したら飛行機も怖くないようなきもしますがどうなのか?
対空ミサイルで航空戦力を無効化するのは無理です。
#right(){(74:725)}
SA-2,3,6といったSAM、SA-7等の携行SAM、57mm23mm等の高射砲群を持っていますが、
米軍の航空機を無力化するにはいたってないのは、報道を見れば判ると思います。
それは主にイラク側の索敵・指揮・管制系統が、米軍のECM・SEAD・ステルス技術等で無力化されているからです。
#right(){(74:729)}
729さんの指摘も当たっていますが、対空砲はそもそも当たらないものだ
っていうことも押さえておいてください。
飛行機をビビらせて、攻撃の効果を低めるハッタリのための道具
ぐらいに思っておくといいでしょう。
中口径の機関砲は数さえ揃っていれば、射程距離内であればこの用途
に最適ですし、実際ある程度の評価を得ています。ユーゴではF117を
落としたという話も
ただ射程距離が短いので、進んだ誘導兵器によって対空砲の射程外
から攻撃出来るアメリカにはほとんど影響ないですね。
#right(){(74:754)}
これまで対空砲火の犠牲になった
数多くの航空機搭乗員に
キミの意見を教えて
慰めてあげたい
合掌
#right(){(74:758)}
>>754は現代の話
>>758は太平洋戦争の話
ただし、太平洋戦争の時でも航空機を対空砲火で撃墜するには、気の遠くなるような
弾数が必要だった。「対空砲を空一面破片が埋め尽くすくらいぶっ放し」ても
逃げる気の航空機にはあたらなかったりする(当たることもあるけど)。
航空機にとって対空砲火が一番脅威なのは、爆弾(やその他)を投下しようとして
進路を固定しているときです。
#right(){(74:772)}
**日本のイージス艦は後方支援で参戦したのでしょうか?
あくまでも対テロ特別措置法による、アフガン支援でインド洋に行っているだけです。
イラク戦には全く関わっておりません。
補給艦とそれを護衛する護衛艦としてイージス艦「きりしま」は行っているだけです。
誤解の無いようにおねがいしまつ。
#right(){(74:781)}
**しかし苦戦してないのになぜ3万もの援軍を送るのでしょうか。
使える兵力があるなら使って短期間に戦闘を終結させたいからでは?
それに前線以外にもあれだけ進撃してしまえば、後方の安全や治安を確保する
占領軍も必要でしょうし。
3万の援軍の装備の内訳、任務。等見てみないと何ともいえません。
#right(){(74:834)}
**輸送機を使って、制圧した北部に戦車を輸送しないのですか?
北部は戦車がすぐに必要な状況ではないらしいぞ。
#right(){(74:847)}
1度に1-2両しか運べないので大変お金がかかります
#right(){(74:848)}
>一度にもっと運べる、軍用飛行機ってないのですか?
100機程度で3万人は輸送できるのでチャーターしたジャンボ機で十分。
100機というとものすごい数に聞こえるけど、10機を10日で輸送は完了。
こういうときに優先的に安く機体を借りられるようにアメリカの航空会社と米軍は契約を結んでるんですよ。
#right(){(74:852)}
>軍用機はないのでしょうか?あったとしたら、定員は何人でしょうか?
ありません。人間を空輸するのであれば、旅客機よりも効率のよい乗り物が存在しないからです。
現在のような戦時以外の時はほとんど仕事がないわけで保有していてもコストがかかるだけで
何も良いことはありません。ですから、戦時には民間機をチャーターするわけです。
もちろん、平時にもVIP等の移動のために旅客機を改造した機体が若干は保有していますが…
#right(){(74:858)}
ま、確かにやられ役ではあるんですが、ただのやられ役とは違うのです。
アグレッサーは情報部その他が収集した情報を元に、敵国の機の戦術や空中機動を
なるべくトレースして訓練を受ける部隊と戦うのです。
そうすることで訓練を受ける部隊は、普通の演習と違って米国式以外のドクトリンを持つ
敵への対処を学習&研究できるわけです。
#right(){(74:935)}
基本的にはそうだろうが、
滑走路の状態に左右される民間機に頼り切るわけにもいかない。
#right(){(74:888)}
>>888
だから、長距離移動は民間チャーターで、前線への投入は軍の輸送機なんでしょ。
#right(){(74:890)}
**制空権が確保できない状態で南下させたところで、メディナ機甲師団に勝ち目はあるのか?
わざわざ決戦を求めて南下しているのは、
・根拠地に食料がもう無い。
・装甲車両は市街戦では使えないから
・待機している内にどんどん士気が落ちていったためシビレを切らして
・砂嵐の期間が攻撃のチャンスと見て
・自国民が死傷するバクダットでの決戦は避けたい。
・アリバイ的に戦って早いとこ降伏したいから
・GPSのジャミングに自信がある
・どうせやられるなら戦って死のうと
etc
ではないでしょうか?
#right(){(74:945)}
**テキサスから移動してくる第4歩兵師団は何に乗って何日ぐらいで来たのでしょうか?
チャーターした旅客機らしい。
兵士が、機内食食べたり映画見たり寝てたりする映像をABCが流していたよ。
(スチュワーデスもいる。)
時間は、普通の米・中東間の民間航空と同じじゃないのかな。
#right(){(74:849)}
**捕虜になったイラク兵は何処に居るんでしょうか?
捕虜になったイラク兵は現地拘留されてます。米に送っても兵站、保安の
負担になるばかりでメリットはありません。
まあ、諜報分野で例外はあるかもしれませんが。
#right(){(75:system)}
**米英軍はイラク領土に入ってますがビザも取得せずに他国の領土に入るって事は違法行為じゃないんですか?
まあ・・・戦争っちゃ攻める側の政府の政治行動の一形態だともいえるので、
攻めている国の兵士はその国の言う事さえ聞いていればいいわけで。
相手の国、つまり領土侵犯を犯している国の法律なんか関係無い。
但し自国の法律を犯すと(命令違反・戦線離脱等)違法行為として処罰されます。
#right(){(75:27)}
自分の国のルールは守らねばなりません。
相手の国のルールは関係無いってだけです。
勿論国際法も守らねばなりません。
今回の湾岸で、「トルコの国土を陸上部隊通過させてくれ」
と頼んでダメって言われたら諦めたみたいなものです。
#right(){(75:31)}
**記者会見に出る英米軍の軍人たちが前線でもないのに勤務服ではなく野戦服を纏っているのはなぜ?
士気鼓舞のためじゃん?
#right(){(75:149)}
**イラク戦争中、イラクは補給出来なかったのでしょうか。
売ってくれる相手がいません。
#right(){(75:168)}
**メディナ師団に米軍のアパッチ部隊が撃退されたみたいだけど、アパッチが対地攻撃する時の高度って何メートルぐらいだったんですか?
NOE高度からポップアップするのが
基本なので、せいぜい20Mから30Mと思われる
実際にイラクでやった高度は不明だけど
#right(){(75:239)}
**米軍はテキサス州から第44師団、ドイツから第1機甲師団を、なぜ、最初から戦線に派遣しておかなかったのでしょうか?
第四歩兵師団は当初、トルコから進入して北部からバクダットに圧力
をかける予定でした。で、トルコの国会が米軍の領土通過を許可しなかった
ので、やむなくクウェートに回しました。
時期は遅れましたが当初の予定通りでしょう。
国防長官と軍将官との意見の相違ですが、政治家と軍人の立場の違い
でしょう。
軍人としては、兵力が多ければ多い程、自軍の損害が少なくなりますから
なるべく多く派兵したいのですが、政治家としては予算や準備期間がかかり、
多方面と調整が必要になりますので、少ない兵力で問題が解決出来るみとうし
が有れば、小兵力で済まそうとします。
まあ、イラク軍が総崩れになると言う情報や分析結果をアテにしていたようですが、
国防長官は。
#right(){(75:246)}
**イラク戦争を行っていた国は米英対イラクだけなんでしょうか?
オーストラリアが参戦しとります。
詳細は不明ですが、兵員2000人をペルシャ湾岸に派遣したとの事。
#right(){(75:325)}
**バクダッドへの空爆は本当に激しいものだったのでしょうか?
>昔、日本が空爆された時にはかなりの人が死んでいるような気がしますし、
>もっと火災が起きていてもいいような気がするのです。まあ木造の家じゃ無い
>からそうなのかもしれませんが、空爆の様子だけみても悲惨な様子は伺えません。
当時は街そのものを破壊し尽そうとするため、絨毯爆撃などと言われるように爆弾を雨あられのように落としたりしましたが、
現代ではそうした概念は無く、民間への被害は抑えようとするものです。
軍事施設を目標に、ピンポイントで爆撃しているようです。誤爆多いみたいだけど。
#right(){(75:406)}
**補給が滞っているので1日1食になってるみたいですね。
局所的に分配がうまくいかなかったものを報道されただけと思われ。
後ろから重師団送ってる国が食糧を重量、金銭的ともにケチる理由はない。
1食状態が続いていると考えるべきでもない。
#right(){(75:351)}
この程度のトラブルは、今までの戦場では頻繁に起こっていた事。
今回は前例が無いほど、部隊にマスコミの記者が同行しているので、
見るもの全てが大げさに報道されている傾向があります。
#right(){(75:354)}
**イラク戦争、こんなに補給線が延びて米軍の兵站に問題がでたのは初めてではないでしょうか。
>それとも過去に事例があるのかな?
米軍関係ならWW2で結構例があるが。
ぱっと思いつく限りだと、欧州戦線ならマーケットガーデン作戦ぐらいの時期
太平洋でもフィリピン戦で補給が足りずに積極的に動けなかった時期もある。
(とは言っても当時のドイツや日本と比べれば「補給が足りない」のレベルが違うが・・・)
#right(){(75:496)}
コブラ作戦の時や9~11月くらいの第3軍もひどい。
進撃スピードが完全に補給をうわまわってた。
#right(){(75:500)}
**海上から撃ったトマホークが、サウジやトルコに飛んでっちゃうのは、どうしてなんでしょう。
目標の座標の入力を間違えたか故障
#right(){(75:613)}
海上から撃ったトマホークが、サウジやトルコ上空を通過して、イラクにたどり着いているんです。
サウジやトルコに墜落したトマホークは、イラクに向かって飛行中になんだかの理由で故障して
墜落したと考えられています。基本的にトマホークは無人飛行機ですから。
#right(){(75:616)}
**イラク戦争に行っている米英地上部隊はどこから真水を調達しているのでしょうか?
この前、NHKを見てましたら、沼沢地に水の濾過装置を設置していました。
Iraqは砂漠ばかりではなく、国土の東南部は湿地帯なので、水は豊富です。
しかも、Tigris Euphratesという二つの大河もありますし。
#right(){(76:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**アメリカ歩兵がイラクの民家のドアを蹴破って、ライフルを突きつけられた住民のオバちゃんがショックで気絶してしまった映像をニュースで観たけど、
>こういう米に不利益な情報を何で流すんですかね?
1 湾岸戦争の時と違って、部隊に報道が同行している
2 アメリカはイラクほど情報統制を徹底しない(少なくとも、今のところは)
3 どのみち、アルジャジーラがイラクよりの報道をする以上、
不利な情報だからといって、いっさいシャットアウトするとすごく不自然になる
こんなところが考えられます。
また、バグダッドで市街戦になれば、こんなもんじゃあすまないので、少しずつ凄惨な場面を流しておく方が、
国民に与えるショックが少ないとか計算しているのかもしれません
#right(){(75:752)}
多少なりとも自分に不利な情報も流さないとその情報(を流してる軍)
の信頼度が下がるからでしょう。
しかも不利とは言えど(そのニュースで言えば)相手のオバちゃんが
死んだわけでも無さそうなので洒落で済む程度ですし。
#right(){(75:753)}
**イラク戦争において地雷やブービートラップは使用されているのでしょうか?
地雷は従軍記者が「地雷撤去のため進撃停止中」とか言ってた事が有りましたなあ。
#right(){(76:124)}
従軍記者が地雷の犠牲になっていましたね
#right(){(76:128)}
**イラク戦では全くイラク側の戦闘機が登場しませんが(武装ヘリを含め)戦争以前に航空兵力は壊滅していたのでしょうか?
必要部品が入手できず、整備不良で飛行不能という見解が一般的
#right(){(76:330)}
かなり前からイラクの空域の大部分は飛行制限区域に指定されてますから
飛行した瞬間に探知されすぐにアメリカの戦闘機がやってきます
地上攻撃任務の戦闘機ならともかく制空任務の戦闘機を駆逐して
自軍の航空機が飛びまわれる状態を作るのは
今のイラク空軍にはかなり難しいことでしょうね
湾岸戦争から今までの攻撃でイラクの航空戦力は
物質的はともかく運用的にも壊滅状態だと思われ
何年もまともに飛んでないパイロットは実戦には使えませんし
#right(){(76:335)}
**イラク兵がたくさん死んでいると思いますが、こういう場合死体ってどうするんでしょう?
葬儀専門中隊があるはず。
敵兵の処理までするのかは知らないが
#right(){(76:438)}
**イラク側が橋を破壊しないのは何故なんでしょうか?
それ、報道でも言われているように今次戦争の一つの謎です。
戦術的にはそうすべきなんですけど、案外メンツが邪魔してるのかもしれません。
米英軍を追い出す前提に立つなら、無駄にインフラを破壊するわけにはいかないと考えているのかも。
また、米英軍の工作能力からすれば破壊しても大した時間稼ぎにならないと見ているかもしれませんし、
すでにイラク軍は準備万端、今更時間稼ぎをする意味がないと考えているのかもしれません。
#right(){(76:ゆうか ◆9a1boPv5wk)}
戦後のインフラ整備、国土復興を視野に入れると、爆破は出来ませんわな。
#right(){(76:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
一番肝心なことを書いてませんでした。
大部隊の移動には既存の整備された交通路を利用するのが一番いい、と書きましたが、
その交通路を切断する上で一番適当なのが橋なのです。
道路や線路を爆撃して穴だらけにしても、埋めてしまえば一応復旧します。
しかし落とされた橋を架け直すのにははるかに手間も時間もかかりますし、
破壊する側にしてみれば一発でも直撃が出ればほぼ確実に崩壊してくれます。
つまり、橋というのは交通路における重大な弱点なのです。
#right(){(76:ゆうか ◆9a1boPv5wk)}
今回のイラクが橋壊さなかったことに関して言うならば、報道の通り、イラクがバグダッドでの
決戦を覚悟しているのであれば戦力誘導の為であるとも考えられます。
#right(){(76:482)}
**DTの松ちゃんがラジオで兵器の期限が10年くらいでそのために今回戦争起こしたとか言ってましたがこの意見はあってますか?
10年というのも変だし、10年ごとに作りだめしているわけでもないので
全くのデタラメです。
#right(){(76:324)}
間違っています。兵器を捨てたければ国内で廃棄すれば良いだけですし。
そもそも兵器の期限が10年て適当すぎ。
#right(){(76:325)}
**米軍がクサイ氏の通信傍受とかいってますが、イラクは暗号通信とか使ってないのでしょうか?
両方とも当然暗号を使ってるよ
イラクと米英の解読能力に差があるだけ
#right(){(77:21)}
イラクとか北朝鮮はアメリカの暗号輸出規制のせいで
強度の高い暗号は一応使えないことになっているはずです。
#right(){(77:22)}
**イラク戦争で電子暗号は使ってないの?
電子暗号なんてものがでてきたのはそう昔でないことは知っているよね。
民生用暗号が一般的になったのはデータ暗号化規格(DES)ができた70年代から。
それ以前(今も)は電気的(プログラムじゃないよ)な符号化・変調式の別な秘話装置を使っているの。
60年代にもスクランブラーがあったことくらいは知っているね?
電子暗号は最近になって、プログラム無線関連で考慮されている。
#right(){(77:34)}
戦車同士の通信等、野戦部隊の通信に使っているのはFM無線機。
米英等ではデジタルのやつで、そのデジタル信号を暗号化。
イラクには暗号化可能なデジタル無線機はロシアは渡してないはず。
つまりまんまFM無線。周波数さえ合えばそこらのラジオでも聴ける。
基地間等の多重無線、有線通信は暗号化されていなければ、それなりの手段を用いれば取れる。
これらは米英等の一部諸国を除けば暗号化されていない。
これで十分?
#right(){(77:35)}
**パレスチナホテルを撃っちゃった弾はなんでしょうか?
音からすると単発の様だ。
被害の大きさからすると戦車砲クラスでない?
撮影カメラのレンズの反射を見て「狙撃兵!」って思ったんじゃないかな。
撃った後で「パレスチナホテル」って判ったんだろうね。
#right(){(77:73)}
**イラク戦争で、MOABって使われましたか?
結果的に使われました。
残念なことに、一般市民の方達にも大きな被害が出てしまいました。
#right(){(77:441)}
**イラク戦争当時、中東一帯にSARSが蔓延していたら結果は違った物になったでしょうか?
結果的には似たような顛末になったと思いますよ。
SARSと言えどマスクあれば防げるし。米軍はガスマスク持ってるし(w
何を期待してるのかは解りませんがSARSのせいでイラクが勝ったり
米軍が攻撃を諦めたりすることは無かったでしょう。
#right(){(78:709)}
**イラクにアメリカの空挺部隊ラッカサンは出動していたのですか?
第101空中強襲師団第3旅団第187歩兵連隊"Rakkasans" のことでしょうか。
101空挺は南部の都市カルバラやナジャフの包囲戦に参加しております。
どの旅団がどこにいるかまでは分かりませんが、参加しているのは間違いないです。
#right(){(77:843)}
**”イラク戦争”と命名したのは誰なんでしょうか?
アメリカのマスコミだよ。
米軍での作戦名称は"Operation Iraqi Freedom"英軍のそれは"Operation Telic"です。
ただ、向こうでもけっこうバラバラみたいで、例えばCNNは"War on Iraq"といってるけど
メディアによってはWar in~だったりWar with~だったりする。
いずれにせよ日本語なら「イラク戦争」になるわな。
#right(){(77:889)}
Aviation Week & Space Technology誌ではGulf War II に統一したみたい
ですね。第二次湾岸戦争、ですか。Jane's はIraq Crisis、イラク危機。
インターネットではBBC、CNNともWar in Iraq、と表現しているようです。
第二次湾岸戦争がいいと思うんだけどなあ。
#right(){(77:system)}
**イラクの防空陣地はまったくといっていいほど機能していなかったようですが、なぜですか?
湾岸戦争でボコボコにされたあげく、
飛行制限区域やらデザートフォックスやらで10年間ボコラレ続けた結果です
#right(){(83:70)}
**イラク戦争では精密誘導爆弾を集中使用したそうですが、爆弾全体の何パーセント位使用されたのでしょうか?
ペンタゴンの発表によると、
誘導爆弾19948発に対して、
非誘導爆弾9251発。
誘導爆弾の比率68%だ。思ったよりは少ない。
ソースはAW&ST May 19,2003
#right(){(83:256)}
**サハフ情報相は、どうなったのでしょうか?
米軍に投降しようとしたが「戦犯リストにも載って無いし、イラネ」と断られたり
エジプトの弁護士から訴えられたりブッシュからファン宣言されたりと色々有った模様。
取り合えず生きてることは確からしい。
#right(){(84:809)}
**イラク戦争時、米軍はヘタクソな戦争をした、と聞いたのですがこれって具体的にはどういうことなのですか?
戦力の逐次投入
#right(){(88:461)}
・肝心の大量破壊兵器が未だに見つかっていない
#right(){(88:464)}
**イラク軍って何を使ってアパッチを落としたか知ってますか?
アサルトライフルで落としました(農民談)
実際は故障だと思われ。
#right(){(90:48)}
農民がライフルで………ゲフンゲフン。
実際には対空機関砲を使用してアパッチの部隊を撃退したと伝えられています。
イラク軍は携帯電話を使った連絡網を活用して効果的に待ち伏せをしており、
3月24日には三十数機参加したアパッチのうち1機が墜落または不時着して、
乗員2人がイラク側の捕虜になっています。
#right(){(90:51)}
湾岸IIでのアパッチ撃墜には携帯SAMも関与していると思われます。
出撃した24機のうち23機が損傷を受けて帰還し、1機は撃墜された
わけですが、SAMによる損傷も確認されています。ただ撃墜された1機が
何で落とされたかまではわかりません。また、A-10が撃墜されていますが、
これは携帯SAMによると、はっきりわかっています。
#right(){(90:system)}
**ウダイ、クサイ両氏を襲撃したと言われている101師団って言うのはどういった部隊なんですか?
今回の戦争の主力だった部隊の一つ。
#right(){(92:236)}※今回の戦争→イラク戦争に修正
101空中強襲師団といいます。ヘリコプターを沢山持っていて空中から攻撃し、
兵を前進させることができる部隊です。
緊急時に比較的手軽に移動させることができることと、精鋭部隊として
扱われていることなどから比較的マスメディアへの露出が高いです。
#right(){(92:237)}
第101空挺師団。
第82空挺師団と共に、アメリカ合衆国連邦軍(連邦政府直轄)の中核を担う部隊。
第2次世界大戦では幾多の空挺作戦で活躍した。
戦後、ヘリコプターを大規模に導入した”空中強襲部隊”へと改変され、冷戦中は
”緊急展開軍”として戦時即応の任についていた。
まぁ要するに、アメリカ軍のエリート部隊であり、メイン部隊のひとつです。
#right(){(92:238)}
アメリカのTV戦争ドラマ「バンド・オブ・ブラザース」の主人公たちが所属しているのが
第101空挺師団。
このドラマは第101空挺師団の第2次世界大戦での戦歴が詳細に描かれてるので、
一度観てみるよろし。
#right(){(92:239)}
**ウダイ、クサイについてですが。
>TOWミサイルを10発も撃ちこまずとも包囲して疲労を待って突入という選択肢はなかったのでしょうか?
>また、隠密に突入するなどすれば制圧可能だったのでは?
うだうだ時間をかけたくなかったとか、早く決着をつけないと秘密の地下道なんかから
脱出する可能性があったとか、派手なパフォーマンスが必要だった(これ濃厚)とか
考えられますが詳しいことは作戦立案を担当した人に聞いてください
#right(){(92:322)}
突入に失敗したため(最初の段階で銃撃を受け、さらに下を制圧して二階に
上がろうとして強い抵抗を受けた)力押しにでたわけです。敵に降伏の意志が
まったくなく、どーせ殺す事になるなら、味方の損害をゼロにしたい。
武器さえに豊富持っていれば当然の感覚だと思います。損害をゼロにするなら
たぶん大丈夫、でなく絶対大丈夫、のレベルまで攻撃をかけてから人を入れる
のがこれまた当然でしょう。比較的広い建物だったようですから、部屋の仕切り
などによる破片、爆風の遮断を考えて数撃ったと言う事だと思います。
#right(){(92:system)}
**イラクの件でウダイ氏とクサイ氏2人をしとめるのに200人というのは、多すぎやしませんか?
大きな家の四方を囲んで、歩兵と重火器と通信用兵(空含む)と指揮本部が出っ張れば、
そんな数じゃないですかね?
任務の重要度からして、さして多いとも思わない人員数じゃないかと?
#right(){(92:797)}
1.立てこもっていたのは二人だけじゃない。
2.立てこもっていたビルの防御はかなり充実していた。
3.絶対に取り逃がせ無い重要人物が立てこもっていたので、出来るだけのことをした。
4.味方の損害を最低限にするために、出来るだけのことをした。
#right(){(92:798)}
しとめるため、ではなく逃がさないため、であると思われ。
#right(){(92:799)}
**イラク戦争の際に、米軍とイラク軍の歩兵部隊同士の戦闘ではどれくらいの距離で対峙していたのでしょうか?
>ニューズウィークの記事では、歩兵同士の戦闘では両者ともほとんど死傷者は出なかった(戦果は狙撃兵によるもののみ)
>って書いてあったんだけど、小銃ってそんなに当たらないものなのでしょうか?
歩兵同士の戦闘といえるものがなかっただけでは?
平坦で見通しがききすぎる砂漠地帯なら、相手に姿を捉えられた時点で勝負あり、ということはありそうですね。
#right(){(93:82)}
**ウダイ氏とクサイ氏が殺された日って、現地時間で何日の何時ごろでしたっけ?
現地時間7月22日のこと、としかわからん
戦闘は6時間にも及んだので死亡時刻確定は困難と思うぞ
#right(){(93:315)}
**ジェシカ=リンチはイラク軍に拷問受けたんですか
怪我を治療してもらったうえ、ジュネーブ条約に基づく尋問を受けた以外は
拷問・脅迫等一切無かったそうです。湾岸戦争時もそうでしたが、イラク軍の
女性捕虜に対する扱いは男性捕虜のそれと比べると大変紳士的だったようです。
#right(){(94:944)}
リンチ上等兵は「POWになった時の記憶を喪失している」と公式に発表されているため
正確な事はわかりません。
ただ、病院での治療の状況や手当てした医師の証言などから見て拷問等は受けていないようです。
#right(){(94:945)}
**イラク戦争に於いて、米軍で最も多く使われた、最も多くの被害を与えたミサイルを教えて下さい。
誘導爆弾ならJDAM。
#right(){(97:337)}
AVIATION WEEK & SPACE TECHNOLOGY /MAY 19, 2003 p.36-37 に掲載された米空軍の報告によれば、
19948発の誘導弾(ミサイル、爆弾)、9251発の非誘導弾をが使用され、他に16901発の20mm弾、311597発の
30mm弾が消費されたそうです。
また、Jane's Defence Weekly, 18 June 2003, p. 45によれば、米空軍の使用数は、GBU-12 500ポンド
レーザー誘導爆弾(LGB) 7114発、GBU-16 1000ポンドLGB 1233発、GBU-10 2000ポンドLGB 236発、
GBU-31 2000ポンドJDAM 5086発、GBU-32 1000ポンドJDAM 768発、GBU-35 1000ポンド貫通型
JDAM675発、CBU-103弾薬とWCMD(Wind Corrected Munition Despenser)の組み合わせ818発。
他に、802発のトマホーク、153発のAGM-86 ALCM、918発のマーベリック、253発のAGM-154 JSOW、
408発のHARM、562発のヘルファイアが使用されたとのことです。あとは非誘導で、5504発の500ポンド爆弾、
1692発の1000ポンド爆弾、6発の2000ポンド爆弾など。
#right(){(97:system)}
**イラク戦争でグルカ兵はどんなことしましたか?
よくは知らんがグルカ旅団が派遣されて活動してたのは間違いない。
#right(){101:539)}
**イラク戦争の映像で、韓国軍の歩兵部隊?が大韓航空のジャンボに搭乗していましした。
>…イラクに行くのにジャンボかよ?!って思ったのですがどうなんでしょうか。
湾岸、イラク戦ともに兵員の輸送は民間のジャンボで行われた
重装備は輸送艦、緊急の場合輸送機、兵員はジャンボってのが当時のトレンド
#right(){(103:435)}※最近→当時に修正
というか、当時の地球上にB-747以上に効率的に大量の人員を輸送できる航空機は、
他にないと思うけど。
#right(){(103:437)}
客船使う方が、1回の輸送で運べる人数&コストは安いが
せいぜい20ノットしか出せず、陸地を迂回しなければならない海路よりも
直線で移動出来、速度も比較にならないジャンボの方が色々と役に立つから。
#right(){(103:438)}
重装備、特に装甲車両、なかんずくMBT(主力戦車)はとても重いのです。
M1A2で72tと言われています。これを空輸するにはC-5やC-17が必要ですが
戦車のみを運んだだけでは戦力を発揮できません。そして師団とその物資まるごとを
空輸のみで運ぶのはおよそ現実的ではありません。
こうして、海上輸送をすることになりますが、海上輸送は日数が掛かります。
人員をも一緒に運ぶよりは人員は本国の駐屯地に留めておいて装備が港について
船から卸し終わったあたりで飛行機で輸送するのが何かと良い事だらけです。
例えば、本国の基地だったらば基地の設備は整っていますし訓練も続けられます。
また兵員各自にとっても家族の顔を見ることが出来ます。
#この問題を解消すべく事前集積船団を各大洋と各地に置く
軽師団をまず展開する、軽師団と重師団の双方のよいとこどりをした中旅団を作る
などの動きがあります。
#right(){(103:444)}
**当初の「大量破壊兵器の査察」という話がどこかに飛んでしまったイラク戦争ですが、
>アメリカは何故無いなら無いで「イラクの大量破壊兵器保有」の証拠をでっちあげなかったのでしょうか
設備からイラク内部の人員から、全てでっち上げることは現実的には不可能です。
第一、そんな工作が発覚したら大量破壊兵器がみつからなかっただけで
済むはずの問題がより悪化します。でっちあげを行うリスクが高すぎます。
#right(){(106:346)}
**イラクに展開していた米軍部隊に地対空部隊はいたのでしょうか?
パトリオット部隊がサウジ、ヨルダン、クウェートなどにいたようです。
#right(){(107:13)}※表現を過去形に修正
**結局アメリカはベトナムで何も学ばなかったって事?
ヴェトナムとは全く状況が違う。マスコミを含め、どうも同一視する輩が多いようだが…
ヴェトナム「戦争」というだけあって、当時の米軍の相手は、
共産陣営からの分厚い援助を受けた北ヴェトナム正規軍。
ヴェトコンによるテロやゲリラ戦は、戦争の一面に過ぎなかった。
現在のイラクは戦争状態は既に終了してる。
で敵はフセインの残党と海外から流入したイスラム原理主義組織。
国家からの援助はないから、必然テロしか手段がない。
まあ米軍がどっかでミスを犯したってのは事実だろうがね。
#right(){(107:934)}
ベトナムのゲリラ戦とイラクのテロを同列に語ることは出来ない。
ベトナムはアメリカに大きな教訓と後悔を残したが、湾岸でその多くを拭い去れたと思っている様だ。
#right(){(107:935)}
**Operation Iraqi Freedomの航空作戦の方法などをまとめたサイトはないでしょうか?
Operation Iraqi Freedom
ttp://globalsecurity.org/military/ops/iraq.htm
Operation Desert Storm
ttp://globalsecurity.org/military/ops/desert_storm.htm
ttp://globalsecurity.org/military/library/report/1999/air-power-v2-5.pdf
ttp://globalsecurity.org/military/library/report/1991/airpower.htm
#right(){(109:373)}
**イラクが国連決議687で国連から求められてた大量破壊兵器の破棄とは具体的に兵器をどのような状態にすることなのですか?
いや、廃棄だったら中身を入れたまま捨てるなんてことはありえない。
また、そういう「廃棄のやり方」では、いつでも掘り出して再使用できるから、
廃棄だとしても問題大あり。
2度と使えない状態にすることです。具体的には中に入ってる化学物質を出して
処理して無害化することになりますか。処理の方法としては高温にする方法が
有効なようです(物質によりますが)。
#right(){(112:656)}
>また迫撃砲を地中に埋めただけで破棄したことになりますか?
廃棄とはいえないでしょう。また掘り出すことも可能ですし、中身が漏れると
問題になるのはいろんなニュースで話題になってる通りです。
#right(){(112:664)}
具体的にはなんら定義されていません。
同決議の8・9項は、
1:イラクは国連に核・生物・化学兵器と射程150キロを超えるミサイルの保有・開発状況を報告
2:国連は査察チームを編成し1:を確認
3:イラクは1:の兵器を、国際社会の監視・確認の元で廃棄する
となっており、3については1・2の報告を元に具体案を検討するはずでした。
一般的な廃棄の定義は>>656,>>664の通りですが、湾岸戦争以後のイラク国内の状況から、
明確にモスポールされていない限りはとりあえず使えないように自主的に廃棄した、と言えなくもないかと。
ところで一部報道によると湾岸戦争前に埋められた物みたいですね
#right(){(112:718)}
**「アメリカのイラク侵攻に賛成する四十五ヶ国」の中にコスタリカが入っていたと聞いたのですが、本当なのでしょうか?
2003年に、コスタリカのパチェコ大統領はアメリカのイラク攻撃を支持する声明を出した。
その後、内外の猛反発を受け(憲法違反で訴えられたとか)、声明を撤回している。
#right(){(112:957)}
**自衛隊のイラク派遣についてですが、派遣にあたって輸送機はロシアのを使うとの事ですが、
>それは自衛隊が守りの軍隊なので、外国まで行く輸送機はあまり持っていないという事でしょうか?
自国だけでそれだけの量を難なく輸送できる国は少ない
#right(){(113:37)}
米ロ軍くらいだよ
あとは民間
#right(){(113:38)}
ついでに機材や車両の多くは、海自の輸送艦で運ぶ。
イラク派兵した米軍だって機材や車両はほとんど船で輸送。
重量物の大量輸送は船に勝るものなし。
#right(){(113:41)}
**国連よりアメリカとの同盟を重視するのは、日本の首相の選択として正解なのでしょうか?
どっちも必要でつ。アメリカは国連の代わりにはならないし、
その逆もしかり。
#right(){(114:949)}
まあ日本と中国が直接対決することはないと思うけど、
中国が台湾に武力侵攻する、という可能性はゼロとは言えないよね?
最近も住民投票やるやらないで焦臭いですし。
その場合、国連がそれを阻止できるかつったら、残念ながら不可能。
中国が拒否権を持ってる以上、安保理は全く機能できんのよ。
ゆえに日本が国連よりも日米同盟を重視するってのは現実的な選択ではある。
逆に今の段階で国連「だけ」に頼るのは自殺行為。
ただアメリカべったりというのも一国の方針としては健全でないし、
国連改革を進めつつ、対米関係をゆるやかに見直していく、ってのが理想だろうね。
#right(){(114:952)}
**イラク駐留米軍ヘリの墜落事故が頻繁に起きていましたが、整備状況に問題があるのですか?
1、イラクでの米軍の作戦行動の進展にマスコミが注目しているため
普通では報道されない事故も報道されていること
2、イラクでは多数のヘリコプターが運用されており必然的にヘリの事故も増えてしまうこと
3、運用する環境の問題 砂埃、夜間飛行、地上からの攻撃への対策などで
普段とは違った運用を強いられていること
などがあげられるのではないかと。整備状況については特にそのような話は出てきてないようです。
イラク戦争中には予備部品が届かないという話が地上部隊関係であったのですが、ヘリ部隊関係ではなかったです。
#right(){(114:938)}
そもそもヘリってのは落ちやすいもんなんだよ。
地面に近いところを飛ぶから撃墜されやすいし、高い木にひっかかったりする。
構造的にも脆弱らしくて頻繁に故障するし。フォークランドや湾岸でも結構落ちてるよ。
#right(){(114:940)}
**自衛隊がイラクに派遣されましたが、派遣される自衛官ってどうやって選考されたんですか?
新聞報道によると、全国から殺到した志願者の中から勤務成績等を考慮の上選抜した組と
必要な装備資材等の関連で部隊ごと選抜の2種の混合のよう
#right(){(115:744)}
自衛隊員の生の声については、別冊宝島の「裸の自衛隊 イラク派遣版」に詳しいです。
ざっと読んだところでは、「経歴に箔を付けたい」というのが一番多いかな?
なんか従軍記章みたいなのが貰えるそうで。
#right(){(115:750)}
**イラク戦争の民間人の死者の総数は何万人ですか?
民間人の死者がバグダッドの主要な病院だけで3240人
手足の切断なdの負傷者が6000人
軍人の死者は何万人か数えようがない。
これも最小限の人数だから、報道関係者が入っていない村や
バグダッド陥落後の掃討戦での空爆の被害を見積もると
民間人の犠牲だけでも数倍から数十倍にのぼると言われている。
#right(){(116:643)}
※世界保健機構(WHO)が発表した調査結果によると、イラク戦争開戦後の3年間に攻撃などで死亡したイラクの民間人の数は約15万1000人とのこと
**イラク駐留中の女性米兵が、たくさん犯罪被害者になっていたという話をどこかで聞いたのですが、事実でしょうか?
>加害者は、米兵? イラク男性? それとも両方?
米軍女性兵士が被害者であるレイプ事件のほとんど全部は米軍男性兵士によるものです
イラクに限ったことじゃありませんが…
また米国の習慣ではインサートに至らない、女性を押し倒す、
衣服を脱がす等の行為までレイプと扱われるケースが多いので
日本の性犯罪のイメージで判断すると実情を見間違うことになります
#right(){(116:683)}
100%の事例が同じアメリカ兵によるものだろ。
女性兵士が一人でイラク人たちの間に入って行くことなどあるはずない。
#right(){(116:691)}
**イラク戦争中、米軍によるジャーナリストの誤射が相次ぎました。
>もし、ジャーナリストが自衛用の拳銃などを有していて、
>米兵がこちらをイラク兵だと誤認して発砲してきたのにたいして反撃し、
>これを射殺してしまった場合、正当防衛と認められるのでしょうか?
そもそもジャーナリストが武器を携帯すると言う行為自体が間違っていて、
テロリストと誤認されても文句は言えんでしょう。
#right(){(123:785)}
ジャーナリストが拳銃で米兵を倒せるかどうかは別として
すでに発砲されているのなら正当防衛にあたると思いますよ。
つっこまれるとすれば拳銃で米兵に反撃するくらいの時間があったのなら
ジャーナリストである事を米兵にわからせようという努力をしなかったのは
何故かというところでしょうが、それでも裁判では勝てると思います。
もちろん、裁判が公平に行われた場合ということで。
#right(){(123:786)}
**イラク戦争でイラク軍はコテンパンにやられたんでしょうか?
>それとも大した抵抗もしないうちに蜘蛛の子を散らすように逃げたんですか?
まずイラク軍といいますが、陸空海に共和国防衛隊、共和国特別防衛隊、フェダイーン=サダム、バース党民兵
など様々な組織に別れています。独裁国家として命令系統はフセインとその親族、腹心が一手に握る形だったと
されており、横の調整には欠けていたとされています。
湾岸戦争後は装備の更新どころか充足もままならず極めて苦しい状況にあり、かつ、主敵は米国ではなく、
国内の反乱鎮圧とイランでした。
イラクの共和国防衛隊については2003年の4月頭にカルヴァラ北方でユーフラテス河に掛かる橋梁(objective peach)
を米軍の先鋒が占領したその晩、旅団規模の機甲部隊で反撃した事例が知られています。装備の優劣はいかんとも
しがたく、橋梁の先で守っていた大隊か中隊に撃退されてしまっていますが。
また、どの組織がしたとははっきりしないがおそらくバース党民兵はウムカスル、ナシリヤで激烈な抵抗を
みせています。ウムカスルについてはイラクの港湾都市であり当初予定されていた人道支援物資の運び入れなどの
関係で何度か占領したと宣言してはまた戦闘がぶり返すという状況でした。
ナシリヤについては米海兵隊と激しい戦闘が続き、この最中、A-10がAAV7を誤射していたりしますね。
このほか、カルバラ市街を通過しようとした第三歩兵師団の1個旅団が予想外の抵抗に遭遇しバグダッド外縁への
進出が遅れたりなどもしています。
#right(){(376:12-13)}
逃亡する将兵や降伏する将兵は続出したが、将兵一丸となって徹底抗戦する部隊もそれなりにはいた。
機甲師団の幾つかは正面決戦を挑んだ結果文字通り「全滅」したりしている。
>当時のイラクがそんな戦力持ってたのがふしぎ。
>長年の経済封鎖でてっきり警察に毛が生えた程度(装甲車がいくらか程度)と思っていたが。
大戦末期のドイツなんかと同じで、「フル編成」なのは一つか二つくらいだったと思われる。
湾岸戦争で壊滅的打撃を被ったイラク軍だが、日本が結構まとまった戦力を「本土決戦用」として
準備したまま降伏したように、本当に大切な「最後の切り札」的部隊は本土に残して温存していた。
そういう形でイラクはまだ「実働戦力」を残しているとわかっていたからこそ、アメリカは湾岸戦争の
あとイラク戦争までの間イラクへの締め付けを解かなかったし、何度も「空爆」を加えていた訳。
フセインの「ジョーカー中のジョーカー」であったメディナ機甲師団は、バクダットの南部で
アメリカ軍侵攻部隊の先鋒に砂嵐にまぎれて大規模夜襲を掛けようとして「最後の賭け」に出たが、
察知していたアメリカ軍に誘い出された格好になり、航空攻撃で大損害を受けた上にアメリカ軍
機甲部隊に包囲殲滅されて全滅した。
#right(){(657:741-760)}
**なんでイラク戦争で米軍は首都占領までに100人足らずの死者で済んだんですか?
>沖縄や硫黄島を占領する際に、艦砲射撃や空母の支援があったのに米軍は多数の死者を
>それぞれ出していますが、あの当時と何がどう根本的に違っているんでしょうか?
イラク側はまず米国が攻めて来るはずがないと思っていた。開戦時期についてもトルコ側から
戦線を開けなくなった1個機甲師団がクウェートに揚陸されて戦闘に参加できるようになってからだと思っていた。
そして、何よりもイラク軍自体が湾岸戦争後にかなり細っており重装備が不足していたこと、軍、共和国防衛隊
ともに指揮系統がフセインなど政権上層部からの命令(大抵矛盾していたり、届かなかったり)のみで動くように
なっていたがその指揮系統が寸断されてしまったことなどから通常戦力が師団規模以上で戦闘できたことは
無かった。
一方、フェダイーンやバース党民兵などは豊富な弾薬、小火器をもとに激烈な抵抗振りを見せている。
ことにイラク南部のユーフラテス河沿いの各都市から米軍の補給線に対する攻撃はかなりの脅威を米軍に
与えており、米軍は作戦計画の変更を余儀なくされた。
確かに数字の上では米軍は圧倒的であったのだけどもイラク陸軍、共和国防衛隊という枠組み以外では
戦争をしている組織があったということになる。
#right(){(367:732)}
**バクダッド陥落までのイラク軍は無抵抗にしか見えないのですが
確かにいわゆる通常戦闘期間においては連合軍側の戦死者数は少なく
むしろ友軍誤射による死者のほうが問題だったくらいです。
ですが、その一方で当初予定に無かった進撃の一時停止があったり、空中強襲や空挺が
とりやめになっていたりしたことも事実です。
また、2004年11月のファルージャ包囲掃討作戦についてですが、犠牲者は
主として市街地に取り付く段階で海兵隊を中心に出しています。これは米海兵隊と
陸軍とで作戦、市街地突破の手順が大きく異なったことが影響しているという見方があります。
なお、戦死者数だけでいえば2004年8月は66名、2004年11月は137名のようです。
http://icasualties.org/oif/
局地的な反撃ならばイラク軍もやってるとは言えます。
カルバラ北方でユーフラテス川に掛かる橋梁を米軍先鋒が奪取したその夜、イラク軍機甲部隊
(旅団規模)による反撃。
バグダッド国際空港(当時はサダムフセイン国際空港)を制圧した際、イラク軍の反撃を受けて
工兵部隊が危機に陥り、その窮地を軍曹が身を挺して(自分は戦死)救援が来るまで持ちこたえた
ということで議会名誉勲章を受章。
有名な事例では第11航空連隊がカルバラより向こうに夜間縦深打撃を試みるもイラク側の
原始的だが有効な対空火網により撃退され多数機が損傷。1機は不時着を余儀なくされ、パイロットは
捕虜となる。そして1個攻撃ヘリ大隊は点検、修理、整備のため戦列への復帰が遅れる。
イラク中部クート前面で米海兵隊が足踏み。連隊長が解任された事件。
#right(){(355:360,365)}
**WMD(大量破壊兵器)の存在について,米諜報機関はなぜ情報分析を誤ったのか?
情報源の不足と,9.11後の過剰反応,そして政権からの暗の圧力.
国連査察団がイラクを離れると,査察団に工作員を潜り込ませていたCIAは,貴重な情報源を失った.
最新の情報を入手できなくなったアメリカは,フセインの過去の記録を頼りに対イラク政策を考えるようになった.
代わって,イラク人亡命者やメディアが大きな役割を演じるようになった.
CIAの分析官はこうした報道の信憑性を疑問視したが,国防総省の情報部門はホワイトハウスに伝えた.
CIA自身も,新たな脅威を軽視するわけにはいかないと認識していた.9.11テロを防げなかった不手際をめぐって,批判に晒されていたからだ.
ブッシュ政権の高官が情報当局に圧力をかけた事実はないかもしれない.だが彼らは,国連の査察報告を軽視するなど,自分たちがどんな情報を欲しいのかを暗に示してきた.
(ニューズウィーク日本版 2004年2月11日号 P.22,抜粋要約)
**アメリカがイラクを攻撃したのは石油が目的というのは本当なの?
石油だけがイラク戦争の原因ではないが最大の「要因」であるのは事実。
核実験までやった北朝鮮との極端な対応差を見れば明らか。北朝鮮には石油が無いからだよ。
なおイラク戦争の費用とイラクでGETした石油の総額を比較して「戦争は赤字」とか言うのは間違い。
イラクは戦争前に原油の決済をユーロにすることを予定していたが、アメリカは占領後ドル決済に戻した。
これだけでもドルの基軸通貨としての地位を維持するのに大いに役立っている。
(ちなみに機軸通貨で無くなればドルの需要が激減し、米国債が発行できなくなる)
イラク戦争は素人には理解できない形でアメリカ経済へ大きなメリットをもたらしていて、
戦争の「採算」は簡単には計算出来ないのが事実。
#right(){(476:712 一部修正)}
イラク戦争は「複合的な要因」で始まったというのが正しい表現だと思います。
参考までにwikipedia「イラク戦争」の「それ以外で語られるアメリカの開戦理由」をご覧下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%AF%E6%88%A6%E4%BA%89
なお戦争の採算が「簡単には計算出来ない」というのは事実でしょうが、占領政策の失敗によって
トータルコストが赤字なのは間違いないでしょう。
イラク戦争を中心とした対テロ戦争では既に91兆円を支出しておりベトナム戦争を大幅に超過しています。
戦争が2017年まで長引けば、約2兆3640億ドル(金利分含め約270兆円)という試算があります。
おまけにイラク戦争から帰還した負傷兵の治療費、社会保障費が確定してる段階で200兆円という試算もあります。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe4500/news/20070203it12.htm
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-09-01/2005090107_01_0.html
ドルの基軸通貨としての地位を維持することも戦争目的の一つであったという説もありますが、
仮にそうだったとしても戦争の失敗によって「逆効果」になったのは間違いないでしょう。
サブプライム問題も加わってアメリカの経済力が低下し、ドルに対する信用不安が生じたこともあり、
2007年ロシアは原油・天然ガスなどの輸出をルーブル建てに切り替えていく方針を示しました。
また今年に入ってイランは原油取引での米ドル決済を全面的に停止しました。
ベトナム戦争で財政赤字に苦しんだアメリカはブレトン・ウッズ体制を終了させ変動相場制へと移行し、
大幅なドル安によって世界におけるアメリカ経済の地位低下を招きました。
現在のイラク戦争はベトナム戦争以上の失敗であり、ドルとアメリカの地位の崩壊をもたらすかもしれない
という指摘が多くなされています。
#right(){(軍板FAQ掲示板:経済板住人)}
**イラクは対空砲とAKしか撃っていなかったけど,SAMなんかは持っているの? F117は捕捉不能だった?
SAMは当然配備されています.SA-3や肩射ち(SA-7系)などが,最近の映像で確認できます.
が, レーダー波を探知されれば即,対レーダー・ミサイルが飛んでくる可能性が高いため,今回は使用を差し控えた可能性があります.
F-117が探知されたかどうかは,イラクの防空担当の軍人にしか分かりません.
**近代戦では灯火管制をしないのですか?バクダット市内は夜でも街灯がつけっぱなしだったのですが。
GPSや暗視装置からの誘導もあるので,やってもやらなくても今更意味は無いです.
それに住民に灯火管制による不安感を与える事の方がマイナス.
**変電所に,人的被害なしに停電だけを起こすブラックアウト爆弾というものが落とされたと聞きましたが,こんな器用な爆弾あるの?
「ブラックアウト爆弾」とはCBU-94の通称で,クラスター爆弾の一種です。
爆発により大量の,カーボン・ファイバーを内蔵した子爆弾BLU-114/Bを散布し、発電所や変電所などの電線をショートさせ,一時的に停電状態にします。
**イラク戦争でへリが多数撃墜されてるけど具体的にどうすればRPG攻撃から身を護れるの?
>装甲強化? 機動力重視?
答えは「危ない所をちんたら飛ばない」です。
ヘリコプターは空中機動にこそ価値があるので、敵がうようよ居る所を威力偵察的な使い方は得意ではない。
他に選択肢がないなら,そういう使い方も仕方ないが,その代わり損害は免れない.
(軍事板)
**イラク戦争でアメリカ軍かイギリス軍とイラク軍の戦車戦は有りましたか?
ありました.
カルバラからバグダッドへユーフラテス川を渡る橋梁であるobjectPeachを守る米軍戦車中隊と,イラク軍の1個旅団規模相当機甲部隊が夜間に戦闘し,イラク側が敗退するなどしています.
確かに航空支援もあり,砲兵の攻撃もあり,かなりイラク側は減耗したのではという見方が根強いですが,それでも敵の橋頭堡に対する逆襲を1度は発起していたわけです.
このほか,公式戦史などを見るとバグダッド機甲襲撃行でバグダッド中心部の大統領宮殿を占領した旅団に対して,戦車を含む夜間逆襲が行われていたなどが記憶に残るところではないでしょうか.
イラク側も命中弾を出しましたが,戦車の性能差は超えられぬ壁だったようです.
ただし,局面局面においては米軍の部隊が一時孤立して危険な状況になり,装甲戦闘車両を複数損失したことなどもあります.
(軍事板)
**現在イラクで武装勢力が頻繁に使ってるIEDの成分って何ですか?戦車も撃破できたと聞いたので,詳しく知りたいです.
旧フセイン政権時代の軍の迫撃砲弾,榴弾砲弾,対戦車地雷,航空爆弾など.
フセイン政権下のイラク軍が持ってた弾薬庫を管理する人手が足りなくて,放置されているところがあった.そこから持ち出し放題だった時期があるとされる.
今では施設警備などをやっている部隊があるのだが,内乱側と顔見知りだったりして,持ち出しを黙認したりする例があるそうだ.
それから,イランなどから高性能な仕掛け爆弾が入ってきていると,ときどき英国が主張することがある.
(軍事板)
**イラクで米兵の死者が多数出ている事について,なら米政府も「兵士は○人死亡したが敵を○○○人殺害した.我軍の大勝利だ」と戦果を強調しないのでしょうか?
ベトナム戦争の戦果発表でそれをやった結果,
「でも味方は○人死んだことには違いない」
「敵を○○○人も殺害したのか」,
報道によってネガティブイメージばかりを先行させてしまい,最終的には軍事行動に対する自縄自縛を生み出したから.
**イラクにおいて治安維持が上手くいかないのは米側の兵力不足が原因なんでしょうか?
フセインが湾岸戦争のとき、クウェートはもともとイラクの一部と主張したことで
分かるように、オスマントルコの領土解体の仕方を列強が間違ったから。
クルド人の地域をトルコ、イラン、イラクと分割しちゃったり、19世紀にイラク南部あたりの
アラブ人がシーア派へ改宗してたのを無視しちゃったり、だけど石油の取れるクウェート
あたりは首長をつれてきて君主に据えたりといろいろやった。
つまり、フセインは国際社会での立ち回りはへぼの連続というか、向こう見ずすぎたが
国内統治については冷徹、冷厳、冷酷であり、バース党一党支配体制に部族統治、宗教統治を
盛り込んで権力構造の変遷に対応するなど苦労して統一を保っていた。
そして、イラクでは国連の経済制裁、米英軍による航空作戦により国内は疲弊し、占領を
理性的に受けれてチャンスとみ、活用しようとする社会階層で、かつ、米国にとって
戦争の果実を渡すに足るとみなせる者が失われていた(米国はシーア派宗教指導者なんて
腹の底では嫌い)。
んで、イランもシリアもヨルダンもサウジアラビアもトルコもそれぞれイラクの現況をみて
いろいろ容喙してくるわけです。
#right(){(初心者スレ479:343)}
**現在(2008年8月)のイラクはどうなんでしょうね。
>アメリカのマスコミとしては平定が成功した、各政治勢力が妥協できるだけの舞台は整ったという方向を強めているようですが。
今はアンバール部族、マフディー軍、アルカイダの抵抗3派のうち
最小のアルカイダだけが、ちょこちょこ攻撃を続けているだけだからね。
それでも毎日20名以上の死者は計上されている状態。
(数日に1度はデカイ爆破を起こしている。)
で、マフディー軍が米イラク治安協定の中に撤退期限を明記しなければ
再蜂起すると言ってるね。なーんも進展してないすよ。
#right(){(中東の軍事情勢7:901)}
**湾岸戦争のころ、フセインには影武者が10人もいるということがよくニュースなどで報道されてましたが
>イラク戦争のときは、どこのメディアもこのことについてふれませんでした。影武者の話は嘘だったのでしょうか?
元記事はなくなっているが、長男に影武者がいるくらいだしいるんじゃね?
フセイン大統領長男の元「影武者」英国で拘束
ttp://kida.re.kr/shell-cgi/technotej/read.pl?board=aji03&y_number=1649&nnew=0
#right{(362:883)}
**イラク戦争やアフガン戦争でサブマシンガンは使われてたのでしょうか?
山岳地帯や砂漠地帯が多いイラクやアフガニスタンでは、交戦距離が長くなりがちなので、
100m前後と射程の短いサブマシンガンはあまり有用では有りません、
また室内などの近接戦闘でも抗弾装備の充実と共に使われにくくなっています。
#right{(505:653:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**イラクは泥沼の戦況みたいによく言われますが、まだ「イラク戦争」は終わってないんですか?
>フセインが捕まって、イラク軍が武器を取り上げられた頃に終わったと思っていました。
終戦の宣言は出てる。アメリカは戦争は終わったと主張してる。
現実をどう見るかは個人の自由。
ただ「イラク戦争」を「国連決議に従わないイラクをアメリカが攻撃した」戦争、
と定義するなら一応イラク戦争は終わってることになる。
#right{(359:272)}
一般的に戦争は講和条約を結んで当事者が講和することで終結する。
2000年まで日本とクロアチアが戦争中だったとかネタになるのは講和をしていなかったから。
イラクに暫定政府が発足してからも、アメリカは戦争終結宣言を出しても講和はしていない。
なので今は戦争が継続しているともしていないともどちらとも取れる状態。
#right{(359:274)}
**アメリカ軍はイラクでなぜハンヴィーを多用していたのですか?
>MRAPが配備される以前、なぜ歩兵戦闘車や装甲兵員輸送車を使わず、ハンヴィーを多用していたのですか?
装甲車両どころか装甲ハマーの数も足りなかったのです。
特に州兵は装備が古いものが多く、2004年12月クウェートを訪れた
らムズフェルド国防長官(当時)にテネシー州兵の一兵卒がなぜ戦争が始まって
2年も経つのにわれわれは廃車置場から装甲板を探して車両に貼り付けなきゃ
いけないんでしょうか? と聞き、ラムズフェルドが我々は理想の装備ではなく、
今持てる装備で戦争せざるをえないのだと回答したという一件があります。
http://www.timesfreepress.com/news/2004/dec/09/hillbilly-armor-protects-278th/
#right{(549:520)}
>装甲ハンヴィーも足りない→路肩爆弾で簡単に破壊される→MRAPの配備という流れですか?
ハードウェア的なIED(仕掛け爆弾)対策の一つとしての装甲車両の急増産と配備の流れは
そういう感じにとらえていいかと思います。
実際には仕掛けている側をなんとか自分の味方につけるのが最大の対策だったわけですが
そこに至るまでにまず簡単に車両を吹き飛ばされたり、装甲を貫徹されたりするのを防ぐという
段階を辿りました。
MRAPというものがあり、それが仕掛け爆弾に有効であることはかなり前から分かっていました。
日本でも清谷信一という軍事ライターさんが将来こういう装備を諸国の軍が取り入れるときが来る
と力説していました。陸上自衛隊が装備として取り入れるべきかについての判断は保留します。
ですが、自前の装備としてそれを調達しても本来的に軍隊が目指す任務、戦争を遂行し勝利する
という点においてはMRAPは治安戦向けの存在であり、輸送車両としての効率は悪いです。
それやこれやで、今やっている戦争へ対応するのは後手後手に回った感がします。
#right{(549:663)}
**ラムズフェルドがイラク政策の足を引っ張ったというのは事実?
ラムズフェルドの少数精鋭論は軍全体のコストを下げながら戦果を挙げる
いいとこ取りの理論だったんだ。
実際イラク政権を打倒するところまでは上手くいったんだ。
だが・・・その後の占領政策には精鋭部隊よりも「量」が必要だったんだよ。
それは開戦前から言われてたことなのだがラムズフェルドは自論に固執してしまった。
結果イラク占領政策は泥沼のゲリラ戦に向き合う羽目に陥った。
イラクでの米軍の犠牲の内半分以上はラムズフェルドが増援を渋っている内に
ゲリラ勢力が戦力を拡充し、また民衆への浸透を進めてしまった結果だ。
#right(){(552:819)}
旧イラク政府の組織を(誤って?)解体しちゃったとか、
そもそもRMAによる麻痺戦が占領統治に悪い方向に働いたのではないかとか、
数多くの要因が指摘されていたと思う
まあ十年経ってないから、総括をするにはいささか早いのかもしれん
#right(){(552:823)}
**ラムズフェルドが更迭されましたが、バグダッド陥落後に大量兵力を投入するのを怠って武装勢力の跋扈を許してしまったのが原因ですよね?
私がイラク戦争について詳細に調べたところによると、バグダッド陥落後に
大兵力の投入を怠り、それにより各地の武器弾薬なども放置状態にし
しばらくして武装勢力が跋扈するようになりました。
この陥落後の時期に少数兵力の投入にこだわったのが、ラムズフェルドです。
武装勢力の攻撃が激化していた時期でも、最後の悪あがき扱いして敵を
みくびっていたのがラムズフェルドです。その結果、軍からもラムズフェルドの
更迭を求める声が出てきて、昨日今日のラムズフェルドの人生初めての
挫折経験となったわけですよね。
ラムズフェルド1人をアホ扱いするのは簡単ですが、アメリカがラムズフェルドの
その判断を許してしまった原因として、根底にあるのは、やはり湾岸戦争の
圧勝による「米国はやはり無敵デース」という短絡脳があるのではないですか?
むしろバース党関係者を追放して、イラク政府を麻痺状態にしたのが治安悪化の直接の原因。
仮に大兵力が展開しても、地元に詳しいバース党の情報がなければ今のようになっていたのではないだろうか?
#right(){(323:151,153)}
**イラク戦争の時のイラク軍ってどうやって米軍を待ち伏せしていたのでしょうか?
>戦車に砂をかぶせてカモフラージュして、歩兵は匍匐して砂に埋もれて頭と小銃だけを出す・・
>というようなイメージなんですが、米軍のハイテク兵器にはそんな欺瞞行為(用語がわからない)は
>全く通用しないんでしょうか?
戦車壕と言う防御陣地に戦車を隠匿し、米軍を待ち受けました
これは車体を隠して砲塔のみを露出し、被発見と被弾の可能性を低くし
米軍戦車に対抗しようとする戦術でしたが射程と索敵技術に勝り、
尚且つイラク軍側の戦車が対応しにくい夜戦で大半が撃破されたようです。
#right(){(557:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**米軍はどうやってイラクにM1やLAV25を輸送したんですか?
港湾を確保出来ているならそっから降ろす
Ro-Ro船であれば埠頭があれば大抵の港で荷卸が出来る
アメリカ軍は「事前集積船」と呼ばれる貨物船を大量に保有していて、
その中には民間のRo-RO船を買い取って細部を軍事規格に直したものがある。
もちろん、大規模に部隊を輸送する場合は民間の船会社も使うけど。
#right(){(343:175,184)}
**イラクは戦争前から包囲状態にあったのか?
イラク戦は、スタート時からほとんど「国が丸ごと包囲」されているようなもんだよ。
北はトルコ、西はヨルダン、南(南東?)はクウェートで東は元々宿敵みたいなイラン。
米軍の侵攻ペース地図のGIF動画 三方面から広がっていっている。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/ce/Old_version_of_Iraq_War_2003.gif
#right(){(568:853)}
**イラク戦争の緒戦、結構楽勝だったイメージがあるのですが、米軍に危険な場面はあったのですか?
>「砂漠に力なく倒れ付す米兵」の写真と、「イラク軍のゲリラ作戦と砂嵐により補給が滞り、
>米軍はベトナムの二の舞を演じようとしている」といった文章を読んだ記憶があります。
>実際にはその後1ヶ月もせずにバグダッドが陥落したわけですが、実際には以上のような危険な状態も起こっていたのでしょうか。
イラク軍の抵抗が弱かったために進撃が予想外に早く進みすぎ、その結果前進する部隊に一時的に
補給が追いつかなくなった局面が何度か発生した。
天候や散発的な抵抗の影響はほとんどないと言っていい。
全体としてみればあれほど補給が行き届いて前進がスムーズに進んだ戦闘は古今まれ。
そもそもそうした映像を米軍が報道させたこと自体がこれを大した問題ではないと考えていたか、
あるいはイラク軍に状況を見誤らせるための作戦だった可能性もある。
米軍部隊が全滅の危機に瀕するような局面はごくごく一部で生じている。たとえば、ナシリヤで
道を間違えた弾薬整備小隊がイラク民兵のなかに突っ込んでしまい、散々に撃たれて戦死者と捕虜を出して
味方戦線まで一部がたどり着いたというようなことはおきている。
補給についてはバグダッド向けて機甲師団を急進させる一方で、、ユーフラテス川南辺の各大都市
(ナシリヤ、サマワ、カルバラなど)をそれぞれ1個旅団程度で抑えつつ後続の歩兵旅団との交替を待つ形を
とっている。これは結果としてそうなったという面があり、 当初の作戦計画からは変更があったのは事実。
(なお、この説明は助攻の米海兵隊については省いている)
そもそも、イラク戦争の通常戦闘段階ではアフガン侵攻での大勝が影響して、できるだけ少ない戦力を短期間
のみ使ってフセイン政権を打倒し、できるだけ短期間のうちに部隊を撤退させて次の戦争を抑止する態勢に復帰する
という考えを文民が持っており、それに基づいて派遣部隊の規模や内容まで何度も何度も詰め直しているから
補給などが手薄になっていた面はあるのだろう。
一日にMREを一度だけしか食べられない局面は米海兵隊ではあったとはっきり従軍特派員の手記に書かれている。
#right(){(597:792-794)}
**ブラックウオーター事件だけど、なぜイラクの検察が起訴してアメリカに容疑者引渡しを求められないの?
>米裁判所の決定に強い反発、民間軍事会社警備員によるイラク市民殺傷事件
>http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2678759/5107497
>これが米軍人ならまだわかるけど、民間軍事会社の警備員じゃない?
民間軍事会社はイラク当局の訴追を免除されていた。
イラク当局の報告書は、同社の免許が失効していると主張、訴追は可能としている。
出典:2007年10月9日21時50分 読売新聞(リンク切れ)
ttp://www.yomiuri.co.jp/world/news/20071009id26.htm 以下引用
□米軍事会社の民間人殺傷、イラクが契約解除と遺族補償要求
【カイロ=長谷川由紀】AP通信は8日、イラクの首都バグダッドで先月、米民間軍事会社
ブラックウオーターが多数の民間人を殺傷した事件で、イラク政府が、米政府と同社との契約解除や、
遺族に対する総額1億3600万ドル(約159億1200万円)の慰謝料支払いを求めている、
と報じた。同通信が入手した事件に関するイラク政府の報告書に盛り込まれているという。
報告書によると、イラク政府はブッシュ政権に対し、6か月以内にブラックウオーターとの全ての
契約解除と、事件に関与した要員のイラク側への引き渡しを要求。民間軍事会社はイラク当局の訴追を
免除されているが、報告書は、同社の免許が失効していると主張、訴追は可能としている。
一方、ブラックウオーターに対しては、犠牲者1人あたり800万ドルを遺族に支払うよう求めている。
報告書によると、死者は17人で、慰謝料は総額1億3600万ドルに達する。
事件を受けて、マリキ首相は先月、国防省や警察など治安機関幹部による調査を指示。
イラク政府は7日、事件を「ブラックウオーターによる意図的殺人」とする調査結果を公表したが、
報告書の詳細は明らかにされていなかった。
#right(){(イラク情勢スレ:6:849)}
ブレマーが代表をやっていたCPA(連合国暫定当局)の出した布告で、イラクに駐留する文民も
治外法権の扱いとされていた。
それをCPA解体後もイラク側がどう扱っていたか次第だと思う。
2007年9月だから米国との駐留地位協定が定まり発効するよりも以前だし。
#right(){(イラク情勢スレ:6:850)}
**アメリカはブッシュ・ドクトリン(先制自衛)に基づいてイラクを攻撃したけど、違法性はないのか?
自衛権について国連憲章は、武力攻撃の発生(an armed attack occurs)を要件とすると明記されています。
潜在的な武力攻撃の可能性に対して自衛権を発動するという先制的自衛(pre-emptive self-defence)は
認められてません。(但し相手が明白に武力攻撃の準備をしていれば認められる)
先制的自衛の例として、1981年にイスラエルがイラク原子炉攻撃に対し行った武力攻撃がありますが、
これは明白な国連憲章違反なので、過去に対イスラエル非難決議に対して何十回も拒否権を行使してきた
アメリカでさえイスラエルを擁護せず、結果安保理決議487が出されイスラエルは非難されました。
イラク戦争について違法性を問わないのは、安保理が行政機関であるため、
司法機関とは違い違法性があっても「判断する義務」が無いからにすぎません。
#right(){(609:法の下の名無し)}
**687決議違反を理由に、678決議を根拠に、武力行使を行うぞというのが1441決議だったの?
それは御用学者ゴールドスミスの議会答弁書で、大半の国際法学者から支持されて無い。
1441の最後は「この問題に引き続き取り組むことを決定する」となっており、武力行使の決定は行われていない。
これが根拠薄弱なことは米英が武力行使を認める安保理新決議の採択を求めていたことからも明らかだ。
しかしイラクの大量破壊兵器の証拠を示そうとした2003年2月の国連でのパウエル演説があまりにもずさんで、
安保理で反対多数でフランスが拒否権を発動するまでもなく新決議案が否決される見通しとなった為に、
米英は安保理で否決の結果が残ることを恐れて裁決を避ける。
結局米英が持ち出したのは先制的自衛権というわけだが、それが無理な論理であることは上に書いたとおり。
ちなみに件のゴールドスミスはイラク侵攻の違法性を指摘していたとの報道もある。
ttp://www2.asahi.com/special/iraqrecovery/TKY200402290131.html
#right(){(609:法の下の名無し)}
**イラク戦争では、バグダッドを制圧しにまず海兵隊が攻め込んで、制圧した後に陸軍が治安維持って感じなんでしょうか?
「バグダッドへの突入は、米陸軍第3師団が西側から行い、
米海兵隊の第1海兵遠征軍第1海兵師団は東側から入った。
第1海兵師団がバグダッド南東郊外にあるラシッド空軍基地に到達したのは4月8日で、
西側のサダム国際空港の制圧より4日遅れた。」
(Jグランド VOL.2 かとけんが見たイラク戦争)
#right(){(315:15)}
陸軍も海兵隊も陸上をクウェートから進撃してバグダッド包囲です。
やってることは別に変わりませんでした。あえて言えば、海兵隊は
砲兵が牽引砲兵だけどその分F/A-18やハリアーを自前でもってて
支援してくれるところ(空軍からの支援も別にある)、陸軍はブラッドレーが
沢山あるところ(海兵隊はアムトラックとLAV-25)なところが装備で違う。
米陸軍の第3歩兵師団(実質的には機甲師団)
第101空中強襲師団(3個旅団全部)
第82空挺旅団の1個旅団
第173空挺旅団(クルド人自治区に空挺+空輸)
米海兵隊の第1師団(3個連隊戦闘団)
米海兵隊の1個旅団(タラワ支隊)
英陸軍の1個師団(機甲、空中強襲、コマンドー各1個旅団)
#right(){(314:987)}
**米軍撤退を前にしてイラクの治安が改善傾向にあるのは何故ですか?
>とうとう武装組織の人的資源が枯渇したのか、はたまた過激派を支えている
>金持ちが不況でやられてしまったのが原因でしょうか?
イラクの治安は最悪の時期が過ぎただけ。
宗派対立が盛んで、シーア派民兵が治安組織に入り込んで
スンニ派住民を襲撃してたのがおさまり、バグダッドでは部族自警団
が残っている地区を除いて天下をとったので。
スンニ派武装勢力はアルカイダの路線から米軍協力路線と
政府治安部隊への統合や政党組織への脱皮をはかる方向に
切り替えるところが出ていたが、最近、アルカイダ系やその他からの
攻撃を受けたり、シーア派政権からは懐疑の眼でみられて
逮捕されたりもしている。
米軍が撤退しているのは、外国の軍事力が前面に出てやれることは
ほとんど済ませている(ディヤラ州やキルクーク、モスルなどを除く)から。
ちなみに撤退というと語弊があり、実際には
イラク治安部隊の顧問と訓練支援で数個旅団を残す態勢に切り替える。
2010/8月末を過ぎた段階で5万名が残る。
最近の治安悪化(大規模な同時爆弾テロ、攻撃が数カ月置きにあり)に
政治漂流(総選挙から3ヶ月たっても内閣発足できず)で撤退のスケジュールを
遅らせるかもという観測も根強く、米政治家や軍高官が否定している状況。
#right(){(632:240)}
**イラクではなぜ大量破壊兵器(化学兵器)が見つからなかったのですか?
>フセインがクルド人に対して使用したことは明らかなのに、米軍が見つけられなかったということですか?
化学兵器は所有していたが、湾岸戦争に負けて廃棄。
しかし、その後また秘かに作ったと難癖付けられてイラク戦争。
実は作っていなかったから、見つからなくて当たり前。
#right(){(668:system ◆systemVXQ2)}
**イラク戦争は、イラクが核の保有を巡って起きたわけですが、何故イラクは明確に「持ってないよ」と言わなかったのですか?
イラク戦争の原因はジョージ・W・ブッシュがフセインの独裁政権を
力で倒そうと思って、核兵器保有とか、アルカーイダの隠れ家とか、
いろんな理由を付けただけです。
その証拠に、フセインを捕らえたら、さっさと裁判して死刑にしています。
#right(){(俺初質スレ710:52)}
大量破壊兵器とは何も核だけでなく、生物化学兵器もあるんだがな。
神経ガスとか炭疽菌とか。
んでアメリカ、特にブッシュは打倒フセイン・イラク軍事介入ありきで、その口実を探してたから。
世論や穏健派を説得できりゃいい。
イラクとしては、明言しない事で周辺国への牽制になる。
大量破壊兵器があると言ったイラク人情報提供者も、打倒フセイン政権の為に嘘情報流したらしいし。
#right(){(俺初質スレ710:55)}
**イラク戦争は、イラクが核兵器を配備している事が判明したら開戦は回避されたのでしょうか?
回避はない。
むしろ、その核兵器を破壊するために開戦が早まるかもしれない。
911に関しては、リビアのカダフィさえも「アメリカには報復する権利がある」と、
アメリカ支持にまわったのに、イラクのフセインだけは、アルカイダ支持だったから。
そこで核兵器があるとなると、それがアルカイダにわたる可能性も出てくるから、なおのこと
早めに潰さないと、ということになる。
第一、当時のイラクが核兵器を持ってたところで、アメリカ本土にまで射程がとどかないからな。
#right(){(戦争板初質7:505)}
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2024-03-14T18:20:43+09:00
1710408043
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雑学
https://w.atwiki.jp/army2ch/pages/97.html
自衛隊の雑学に関する話題は[[こちら>自衛隊の雑学]]をご覧ください
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#CONTENTS
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**戦時中に死んだじいさんのことを調べたいのですが
>海軍にいたことと、南方にいたこと、船にのっていたことしかわかりません。国から恩給が祖母にでているので恩給通知書の番号からどのくらいわかりますか?
厚生労働省の社会・援護局が所管官庁だと思いますが
まず都道府県の厚生担当部署に問合せてみてはどうでしょうか?
元上司が戦死した陸軍軍人だった父親のことを調べた際には丁寧に教えてくれた様です。
#right(){(6:792)}
陸軍の場合、各県庁の福祉指導課(なければ恩給を扱っている部署)に問い合わせても良いようです。
恩給手帳があればたぶん一発で判明するでしょう
**熱帯雨林にて索敵任務中、巨大スズメバチの巣を誤って破壊してしまった・・・ 付近には敵が潜んでいる可能性大。 こんな場合、どうすんでしょ?
スズメバチなら逃げた方が良いね。その人の体質にも拠るけど、下手するとショック死。
#right(){(くだらない質問はここに書け!:342)}
**愛知県に潜水艦を誘導する巨大なアンテナがあるって聞いたのですが本当でしょうか?
刈谷市の依佐美(よさみ)鉄塔は既に撤去されたよ。
今は1本だけ短くして記念塔が建ってる。
漏れのガキの頃には高台に上ると夜空に紅く閃っていたなぁ。
#right(){(9:62)}
**軍ヲタになるためにはどのような学習書が入門として良いでしょうか?
とりあえず、自分の一番好きな分野の本を買い漁り、そのうち対象を広げていこう。
専門書と雑誌をバランス良く買おう。
リアル兵隊さんが書いた戦記本は有名所をかたっぱしから読んでいこう!
光人社と朝日ソノラマ文庫は全巻読破をめざそう!
#right(){(13:170)}
それから、新聞もよく読もう。
戦争・軍事は政治経済と密接な関係がある。
国際面・経済面などにも目を通しておくと、軍事関係の理解がより深まるよ。
#right(){(13:172)}
**戦死した友軍のライフルなど使えるものは、再使用するのでしょうか?
ライフル、装備品を回収する余裕があれば、のようですね。
以前、「GUN」誌に、朝鮮戦争後にアメリカ軍が回収したM1ガーランドを、整備した上で、
窒素ガスを充填して保管した「銃の缶詰」が、博物館の展示品として紹介されたことがあります。
東西冷戦時のソ連などは、同じく整備を施した上で、
何とも気前よく、第三諸国への軍事援助に充てていましたが・・・。
#right(){(16:306)}
**モスボール中の軍用機は民間人でもそれなりのお金を出せば買えますか?
買えるはずですよ。
現にDC-3やC-130と言った輸送機は、結構な数民間に放出されています。
古い機体ですがS2Fとか、F7F-3とかも民間消防隊で消防機として使用されていますし…。
#right(){(17:眠い人 ◆ikaJHtf2)}
**火縄銃の号令って「撃て」ではなくて「放て」だと聞いたんですが本当ですか?
祭日とかにやる種子島の発射演舞、打ち放しでは、発射の号令は「放て」です。
日本の弓道で、矢を撃つ動作を「放れ」といいますので、そのあたりが語源でしょうか。
#right(){(17:825)}
**良くテレビのニュースで爆撃の映像見ていて思ったんですがあれはどうやって撮してるのですか?
レーザー誘導爆弾の類であれば、必ず赤外線カメラが目標をロック・オンし続けているはずです。
そうでなければ、発射母機(あるいは僚機)のガン・カメラ(戦果評価のために装備されている)での撮影。
固定的に見えるのは、高高度から撮影しているからです。
あなた、旅客機に乗ったことありますか?
地表の風景はマターリとしか動かないはずです。
#right(){(17:917)}
**今や亡き祖父の軍刀が、なんとなく有るのですがこれって銃刀法違反とかになるのですか?
軍刀は武器だった実績があるので、美術品にはなりにくい。よほどの作者でないと辛い。
昭和新刀はことごとくアウトじゃないかな。先に地元の国会議員に相談しろ。遺族会系がいいぞ。
#right(){(20:394)}
**礼砲は海自では全て21発なんですか?
国旗に対しては万国共通で21発だよ
二門の礼砲で交互に5秒間隔で発砲。
数は国際慣例で、以下のとおり
国旗・国家元首・皇族…21発
首相・国賓・特命全権大使…19発
閣僚・陸海空大将…17発
特命全権公使・陸海空中将…15発
臨時代理大使・陸海空少将…13発
臨時代理公使・総領事・陸海空准将…11発
領事…7発
#right(){(21:水瀬禾火子)}
**軍事板住人に実践に役立つ護身術をレクチャーしていただきたい。
最小のコストでリスクを最小化することが、現代軍事の基本。
少しでも危ないと思ったら、世間体など気にせずに急いで逃げること。
これがもっとも現実的で安全な対処手段。
「空振り」などは、気にしない。
突然走り出して、周囲の人から「変なヤツ」と思われても、気にしない。
軍事の論理に基づく行動が、いかに難しいものであるのか
日常生活のなかで体験できるぞ。どうかお試しあれ。
#right(){(21:765)}
**万歳三唱にはどんな意味があるのですか?
明治以後終戦迄流行った、かけごえ。
意味は永遠成れ! で英語では「ロング リヴ イン ○○」
#right(){(22:フェチ)}
興味深いのでさっそく調べてみました。
帝国議会時代に議員の一人が突発的に叫んだのが最初。国会図書館の政治議会課の議事録によると1914年、第三十五国会に万歳連呼が記録されている。
「バンザーイ」と叫ぶのは、自らを励まし、選挙で勝って戻ってくるぞと気合を入れているのだという見方が有力...らしいです。
ちなみに、突撃の前に万歳三唱するというのは伝説です。
アメリカ軍の従軍記者が配信した記事に「BANZAI」という言葉を使ったためらしいです。
ただ、相手を威嚇するためか何か英語のようなものを叫びながら突撃したことがあったようです。
#right(){(22:797)}
**軍票ってのは戦争に負けるとただの紙くずになりますか?
軍票は占領国の軍政府が発行するもので、自国通貨が不足した場合に発行される補助通貨です。
その信用は占領国が勝っている場合にのみ適用されます。
(ただ、経済に疎い軍政府が発券する場合、多くはインフレーションの原因になります)
従ってその国が戦争に勝てば、当然正価での払い戻しは可能です。
しかしながら、その国が敗北した場合は単なる紙屑と化します。
(戦時国債もその類と言えるでしょうね)
PKOは占領軍ではないので、軍票の発券根拠はありません。
(それするくらいなら、今はユーロかU.S.ドルを通貨に使用するでしょうね)
#right(){(23:眠い人 ◆ikaJHtf2)}
**"Jane's" の Jane って誰かの名前なんですか?
もちろん、ジェーン年鑑を作ったフレッドT.ジェーンから取っています。
#right(){(28:名無し軍曹)}
**東に向かって攻めると負けるジンクスってほんとにあるんですか?
東征に敗北が多いという話は確かに聞いたことがあります。
ただほとんどは地勢的に不利なものが多かったのではないでしょうか。
(ナポレオン&ヒトラーのロシア侵攻・バルチック艦隊の敗北…)
無謀な戦をやれば負ける。当然の事だと思います。
#right(){(29:名無し軍曹)}
**俺の曾祖父が戦争で死んで、遺族が毎年4万くらいお金を貰えたらしいけど、こんなものなの?
軍人恩給だね
遺族給付額に付いては、恩給法第75条を参照して下さい(以下コピペ)
第75条 扶助料ノ年額ハ之ヲ受クル者ノ人員ニ拘ラス左ノ各号ニ依ル
1.第2号及第3号ニ特ニ規定スル場合ノ外ハ公務員ニ給セラルル普通恩給年額ノ10分ノ5ニ相当スル金額
2.公務員公務ニ因ル傷痍疾病ノ為死亡シタルトキハ前号ノ規定ニ依ル金額ニ退職当時ノ俸給年額ニ依リ定
メタル別表第4号表ノ率ヲ乗ジタル金額
3.増加恩給ヲ併給セラルル者公務ニ起因スル傷痍疾病ニ因ラズシテ死亡シタルトキハ第1号ノ規定ニ依ル金
額ニ退職当時ノ俸給年額ニ依リ定メタル
別表第5号表ノ率ヲ乗ジタル金額2 前項第2号及第3号ニ規定スル場合ニ於テ扶助料ヲ受クル者ニ扶養遺族
アルトキハ其ノ中2人迄ニ付テハ1人ニ付72,000円ニ調整改定率ヲ乗ジテ得タル額(其ノ額ニ50円未満ノ端数ヲ
生ジタルトキハ之ヲ切捨テ50円以上100円未満ノ端数ヲ生ジタルトキハ之ヲ100円トス)其ノ他ノ扶養遺族ニ付テ
ハ1人ニ付36,000円ニ調整改定率ヲ乗ジテ得タル額(其ノ額ニ50円未満ノ端数ヲ生ジタルトキハ之ヲ切捨テ50円
以上100円未満ノ端数ヲ生ジタルトキハ之ヲ100円トス)ヲ扶助料ノ年額ニ加給ス《改正》平13法016
《改正》平19法0133 前項ノ扶養遺族トハ扶助料ヲ受クル者ニ依リ生計ヲ維持シ又ハ之ト生計ヲ共ニスル公務員
ノ祖父母、父母、未成年ノ子又ハ重度障害ノ状態ニシテ生活資料ヲ得ルノ途ナキ成年ノ子ニシテ扶助料ヲ受クベ
キ要件ヲ具フルモノヲ謂フ
#right(){(521:シチュー砲 ◆STEW.ibjrE)}
**軍事学を勉強できる大学があったら教えてください…。
確立は限りなく低いですが、防衛大の専修科で国際政治学
の立場から見た軍事学のようなものがあったと思います。
朝日新聞の記者が実際の学生となって体験記を書いてました。
#right(){(7:662)}
アメリカにはけっこうありますよ。Yahoo USのeducationあたりの
カテゴリーから検索して行かれると良いと思います。
#right(){(7:664)}
**ルガーP08やワルサーP38の様な銃は今でも生産されていて新品が購入出来るのでしょうか?
>それとも中古が高額で取り引きされてるとか?
中古が骨董的価値で高値取引されています。
#right(){(6:356)}
旧日本軍のP-08(中国で捕獲)は菊の紋章入りなのでキク・ルガーといわれてプレミアがついている。
#right(){(6:358)}
**もし飛行機で上空5000m地点でパチンコ玉をたくさん落としたらたくさんの人が死ぬのでしょうか?
>すごい加速度ついてるから、3階建ての家とか貫通するやろうし…誰か教えてください。
航空から弾を落下させる、あるいは高射砲弾の破片や対空機銃の弾が
落ちてくるでもほぼ同じとおもいますが、落下物の速度は加速だけでなく、
速度とともに増加する空気抵抗とのバランスで最終速度が決まります。
サイズ、比重によりますが、銃弾程度の場合、球体なら50m/秒、抵抗の少ない
弾丸型でも100m/秒程度です。ちなみに、弾丸の場合、回転は遅くなっているので
重心と空気抵抗のバランスで、先端を上にして落下してきます。
この速度は、打ち所が悪ければ死ぬこともあるが、板を撃ち抜くことは難しい程度
のものです。嫌がらせにはなり、けが人は出るでしょうが、死者はなかなか出ず、
あまり意味のない攻撃になると思います。
落下、空気抵抗、最終速度、をキーワードに、物理の教科書やgoogle
ttp://www.google.com/
を調べられるといいでしょう。
#right(){(8:system)}
第1次世界大戦で、フランスが対塹壕戦用にフレシェット(ダーツの様な矢)を上空から航空機で撒きました。
佐貫亦男は「直接当らなければ効果が無く軍事的な意味が低い割に残酷でフランス的」とか評していたと思います。
(この人の評もかなり偏ってると思うが)
#right(){(8:G_Tomo)}
**銃をつきつけられたら、どうすればいいんですか。
現実には、どうしようもないでしょうね。
私の友人に、午前2時にロサンゼルスのヤバい地帯を歩いていて、
LAPDに357マグナムを突きつけられた経験のある人がいますが、「逃げる」や「抵抗する」前に、頭の中が白くなったそうです。
あえて言えば、泣き喚いて命乞いでしょうか・・・。
#right(){(8:342)}
**小学生の頃、水木しげる作の「幽霊艦長」というタイトルの本を読んだことがあります。この「幽霊艦長」とは実在の人物なのでしょうか?
自称、宮本武蔵の子孫の宮本艦長は架空の人物です。(水木しげる短編集における著者の回想による)
従軍当時、「幽霊のような」風体の人物が海軍にいたら面白いと思ったところから書かれた作品です。
#right(){(8:450)}
**ニミッツ級にもその名を冠される「ジョン・C.ステニス」さんは何時の時代、何をされた方なんでしょうか?
ジョンCステニス氏は上院議員を41年間も勤めた人です。
1995年に93歳で鬼籍に入られました。
USS Carl Vinsonと同じで合衆国に多大な貢献をした上院議員
にちなんだ名前ということです。
Stennis Space CenterとStennis Center for Public Serviceも
彼の栄誉をたたえてその名を冠しています。
USS John C. Stennis HP
ttp://www.cvn74.navy.mil/
ステニス上院議員HP
ww.stennis.gov
Stennis Space Center
ttp://www.ssc.nasa.gov/
#right(){(8:@潜)}
海軍予算を支持してくれてありがとうという意味です。
一人で空母一隻に値する男に、空母一隻の名前を与えたのです。
大変わかりやすい。
#right(){(8:874)}
ちなみにカール・ヴィンソンは大建艦計画(通称「ヴィンソン案」)を提案
エセックス級などはここから誕生
#right(){(8:876)}
**江畑謙介さんはなぜ人気があるのですか?
資料はちゃんと押さえてる、って感じですから。推量はともかく、兵器の性能や
配備、運用などの事実については、信用できるという印象を持ってます。とはいえ
特にそのつもりでチェックしたわけではないので、印象にとどまりますが。
たしか、ジェーンズの日本駐在員的な肩書き持ってたと思います。少なくとも以前は。
#right(){(9:system)}
わかりやすいから・キャラクターがキモチワルくないから・インターネット匿名掲示板にカキコんでいい気になってナイから・・・
#right(){(9:58)}
事実に基づいた話をする、予断やプロパガンダを挟まない。
ごく当たり前な事だが、そうでない人が多すぎる。
#right(){(11:G_Tomo)}
** 映画「バルジ大作戦」を見ていたのですが、作中で米軍の戦車兵が赤円に黒ぶちマークの入った煙草を吸っていました。
>そこで疑問なのですが、煙草の銘柄「ラッキーストライク」の名前の由来が広島・長崎原爆投下成功を祝して名づけられたという俗説(?)は真実なのでしょうか?
手元の資料によればラッキーストライクの発売開始は1917年だそうです。
ちなみに最初は緑地に赤円のデザインで、この緑の染料は陸軍の戦闘服の染料と同じだったとか。
太平洋戦争開戦時に、染料が軍需優先になったため、パッケージが現在の白地に赤円になったそうです。
#right(){(10:953)}
ちなみに953のデザイン変更のエピソードを逆手に取って
「ラッキーストライクの緑は戦場へ行った」なんてキャンペーンを張ったところ
売れに売れて、売り上げが38%も伸びたとか。
当時の広告ポスターにはWLAに跨がった兵士が従軍看護婦に火をつけてもらってる
図案が採用されてます。ちっとも進歩してませんね(w
#right(){(10:958)}
ラッキーストライクの戦時中のパッケージの色は
グリーンと聞いた覚えがあります。
戦中派の中西センセイの言葉だったから間違いないと思う。
現在の色は戦後になってからです。
ついでに、ベトナム戦争中に米兵がラッキーストライクを投げ捨てた、と言う話がありますがウソです。
ラッキーストライクを吸ってたり、ヘルに付けてる写真は結構あります。
#right(){(10:一等自営業 ◆kawD31MU)}
**ハンドガンを地面から45度くらい上に向けてぶっぱなす。その弾が自然落下で落ちてきた所を、野球のグラブでキャッチできるのか?
視力と反射神経の問題で出来ません。たまたまグローブに落ちてくれば取れます。
最終速度はまあまあ遅いのです。指の骨ぐらいは折るかも知れません。
#right(){(11:system)}
**快適な軍事板ライフを送る為には、どんな物をPCの側に装備しておけば良いでしょうか?
飛行機関係の書籍500冊、論争になったらひっくり返して大混乱。
そんな時に限って欲しい資料が見つからない。はっきり言って快適じゃない。
#right(){(11:某コテハン)}
あとは、JaneのMilitary関係の出版物など…。
#right(){(11:名無しさん@眠い人 ◆ikaJHtf2)}
海軍関係については、「世界の艦船別冊・○○史シリーズ」が便利かと。
#right(){(11:99)}
**100%降らせることのできる人工降雨技術なるものは存在するのでしょうか?
100の確率で降らせる技術はありません。
ただ、微粒子を飛行機から散布し、水粒子の核にする等のことで
降雨を誘発させ、降水確率を大幅に上げることはできます。
日本でも、渇水の際、利用されています。
#right(){(11:30)}
**コンピュウーターとはなんですか?
軍事板用語でコンピュータ(コンピューター)のことです。
20年以上前にぴゅう太という日本語BASICを搭載するPCがあったので、その流れをくんでいるという説もあります。
#right(){(4:28)}
**ホッチキス、ってもしかして機関銃の仏ホチキス社から来ているんですか?
はい。弾送り機構にヒントを得た、という話です。
#right(){(4:580)}
**「人造石油」ってなんですか?
石炭からガソリンと軽油、ワックスを作り出す技術です。
#right(){(4:607)}
**石油はあと何十年で枯渇とよく聞きますが、軍隊では代替燃料の研究はおこなってるのでしょうか?
行ってる。
米空軍、戦闘機で代替燃料使用可能を証明。世界で初めて成功
http://www.aviationnews.jp/2008/08/post_e63f.html
F-15『ストライク・イーグル』、マッハ2の超音速飛行で性能に問題無し
通常のジェット燃料『JP-8』と天然ガスから製造した合成燃料をそれぞれ50%ずつブレンドして
完成させた米空軍のオリジナル製品。
#right{(軍事速報スレ7:475)}
**猛暑が続いていますが、これは某国による破壊工作の可能性はないですか?
今のところ気象兵器は実用化されておらず、試験段階のものすらありません。
小規模な人工降雨の試みも、もともと降る条件のあるところで使用して、多少降雨確率が増えるかな、というレベルのものです。
今年の猛暑は地球規模での気象循環の一環といわれていますから、破壊工作だとしたら人類の能力を超えた者の手になるものという事になるでしょう。
#right(){(5:system)}
**戦場でも計画書や地図などある程度の枚数をコピーする必要に迫られることがあるはずです。とはいえ電気もままならない戦場ではどうしているのでしょう。
計画書や地図を製作するような場所ならそれなりの設備があるのではなかろうか?(電気も含めて)
今は知らないが一寸前なら自衛隊は「青焼き」を使っていた
これもアンモニアを加熱するヒーターは電気だ
#right(){(5:331}
ジアゾ式コピーですね。
#right(){(5:333}
**戦時に戦死した兵士の遺体を修復するというアルバイトがあったという話を聞いたのですが本当ですか?
知人から聞いた話ですが、1日二~五万円で、
1.死体(肉片含む)洗う
2.ろうで身体の欠損部分をつくる
完了
みたいなかんじだったとおもいます。
#right(){(15:862)}
**何かと話題の辻、牟田口両氏についてなのですが、外国において彼らに匹敵する人物というのはいるのでしょうか?
パットンなんかど~でしょう?
上の命令は聞かない、娘の旦那を救出する為に勝手に軍を動かす、精神衰弱した兵を殴る、
自分の立場をよく理解しないでした発言により解任と、中々良い線を行ってると思うのですが?(^^;
#right(){(17:ベタ藤原)}
それこそ、イタリアには無数にいると思うけどね。
イァッチアーノ提督とか、グラツィアーニ元帥とか。
#right(){(17:眠い人 ◆ikaJHtf2)}
**二次大戦時、敗戦迫るドイツを「神々の黄昏」と例えるのをよく見かけますがこの語の出典はなんなんでしょうか?
元は、北欧神話のラグナロクでしょう。
#right(){(18:774-3)}
まあもっと一般的なのはワーグナーのオペラ「ニーベンルングの指輪」での、
最後にあたる所に「神々の黄昏」と名前が付けられてるのでそっちからでしょうね。
#right(){(18:198)}
**ジェーン年艦ってどこで買えるのですか?
洋書屋さんに問い合わせてください。
ジェーンのホームページや、アマゾンから通販も出来ます。
>日本語版はあるのですか?
無いです。
#right(){(18:821)}
**近代以降の各国軍隊の中で、同性愛者(ホモ)率が一番多い(かった)のはどこの国なのでしょうか?
どこの軍隊でも同性愛行為は厳しい処分の対象になりますが決して表沙汰にはしません
しかし、各種の回想録を総合してみれば、英陸軍では同性愛行為が氾濫していたようです
日本でも、かのピーターの父親が誤って徴兵された際に兵舎内の全員を食ってしまい、
軍から叩き出された、という伝説があります
#right(){(19:511)}
**昔、日本軍にクビを切られた現地人が、切られて数十秒間生きているかのように顔を歪ませ、叫ぼうとしていたと聞いたのですが、本当なのでしょうか?
それは、只の痙攣。
でも、カシマレイコタンは北海道で列車に胴体を切断されたけど
極寒の寒さで血が流れないで数分生きてた女の子が原型と聞いた。
#right(){(20:761)}
ほんの数秒間首をしめられて頚動脈が圧迫すると、
「落ちる」わけだから、すっぱり切断されたら即座に意識は飛ぶと思うよ
#right(){(20:水瀬禾火子)}
**今でも合言葉「山→川」みたいのは使うんですか?
山・川の様な合い言葉は使います、こまめに変えます
それ以外にも聞いて自衛官と確認した上で山・川を使います
詳しく書いて良いか分かりません。
#right(){(22:予備海士長)}
**軍人の家族ってのは、主人の勤務地に合わせて何度も引越さなければならないものなのでしょうか?
自衛隊の場合、幹部は転勤が多いからと聞きます。
幹部の場合は昇進するごとに、小隊、中隊などの指揮過程を終えると、新しい部隊配属で転勤になります。
米国も同じでしょう。
海自の知り合いの下士官は、ヘリの整備専門で20年間の間に5~6回は転勤してるようです。
#right(){(26:一等自営業 ◆kawD31MU)}
**永野修身軍令部総長が兵学校首席で卒業ってマジですか?
次席卒業ですが、首席卒業の波多野貞夫が技術科に転向したため兵科首席になった
#right(){(26:903)}
**旧日本海軍において、猛訓練を表す月月火水木金金とはどういう意味ですか?
一度海上に出ると、休日が存在しないという意味です。
海軍のみならず、輸送船や遠洋漁船の乗員の勤務体系はこういうものです。
休みはまとめてもらいます。
#right(){(29:ばばぼん♪)}
**軍隊は第何次産業に相当するのでしょうか?
生産性は無いので産業ではないのでは
#right(){(36:予備海士長)}
**「イエローモンキーズ」というバンドが自虐的だと一部で叩かれたことがありましたが、「ニューヨークヤンキース」も自虐的な名前なのでしょうか?
Yankeeは米国内ではニューイングランド(アメリカ北部諸州)地方の住民のことです。
したがって、別に自虐的な名前ではないです。
ニューヨークヤンキースは最初はハイランダーズだったが1913年に改名したそうな。
#right(){(66:918)}
**反物質爆弾が核兵器よりも威力があるのは本当?
そもそも「グラム単位」ではなくて、「分子何千個」という
レベルでしかまだ生産できないものなので、そうそうたやすく
兵器にできるものではありません。ものすごく楽観的に考えても
50年以内に実用化されることはありそうにないです。
#right(){(66:632)}
と言うか、そもそも「反物質」ってどういう物か理解なさってますか?
反物質というのは、通常の粒子(電子とか陽子とか)と同じ質量と逆の磁性を
持った「反粒子」によって構成された物質です。
反粒子と(正)粒子が出会うと、双方の質量が一瞬にして全てエネルギーに変換されます。
核分裂や核融合の場合(前者が原爆、後者が水爆)、エネルギーに変換されるのは
使用されたウランやプルトニウムの全質量のうちのごくごく一部です。
ところが、「ごくごく一部」であっても核兵器はあれほど凄まじい破壊力を持っているのです。
「反物質爆弾」というのはSFによく登場する兵器の一つですが、
SFで「反物質」と呼ばれているのは大抵は反水素ですね
(生成が比較的容易だと予想されるため)。
爆弾に使用された水素と、それに等しい質量の(正)物質が全て一瞬にして
エネルギーに変換されるのですから、この威力は凄まじいなどと言うものではありません。
反粒子というのは今のところ生成するのに莫大なエネルギーを必要とし、
しかも生成した直後に崩壊してしまいます。
その反粒子を兵器に使用できるほど大量に生成し、しかも長時間保持する技術など、
今のところSFの中にしか存在しません。恐らくはこの先数百年に渡ってそうでしょう。
#right(){(66:663)}
**小林源文ってなんて読むの?
「こばやしもとふみ」
ただし、「こばやしげんぶん」と呼んでも問題なしというか、本人も「げんぶん」言ってます。
#right(){(67:242)}
ちなみにこの板の中では一等自営業と名乗ってます>源文センセ
#right(){(82:356)}
**「自営業阻止」とはどういう意味ですか?
軍板において、一等自営業というコテハンによる”2げっと”を阻止するため、
一等自営業にされるまえに2げっとを行う行為。
#right(){(67:696)}
**岡部いさくの経歴教えてくれ。
>大学、職歴等。
漫画家岡部冬彦氏の子息。
イラストレイター水玉蛍之丞の兄。
#right(){(67:850)}
**「平和を求めるならば、戦いに備えよ」とは、誰の言葉でしょうか?
軍事研究家 リデルハート卿
元はローマの箴言
#right(){(68:124)}
**モデルガン、エアガンの実銃メーカーに対する意匠権なんかはどうなってるのでしょうか?
メーカーの刻印についてはちゃんと版権取っています。
形状についてはプラモ同様で、トイガンの形状の権利は
トイガン会社に独自の権利があります。
#right(){(69:7)}
逆に軍用のものには(確か)意匠権なんかはありません。公共物ですから。
職務中の公務員に肖像権がないのと同じ、だったかな?
コマーシャルモデルのほうがまだ煩いみたいですが、
日本においてはトイガンメーカー同士の裁判
(実銃メーカーの認可を受けた、とする側が、そうでないその他の企業を訴えた)
では「実物とは違うから構わん」と言う判例が出ていたはずです。
#right(){(69:8)}
**デューク東郷氏は、超一流のプロフェッショナルなのに、M16を使っているのですか?
不可能を可能にするのが創作中のプロの仕事だからです。
実在のプロは、可能を確実な可能にするのが仕事なので
M16で狙撃したりしません。
#right(){(69:system)}
漫画ですから。
と言ってしまえば見も蓋も有りませんが、M16はカスタム用のパーツが豊富に出回っており、
M16のカスタムに熟練しているガンスミスが比較的多いからというのが現実的かもしれません。
それ以外に、特別M16でなければならない、という理由は思いつきません。
#right(){(69:809)}
素直に読めば判らない筈はないと思う。
ゴルゴは自分で読め。
一応解説すると、彼のアーマライトはフルカスタムで、M16などでは無い。
銃自体フルチューンしてあり、重量のでかい弾丸を使うことで遠射性能を確保している。
その他、
分解し機械部品と称して仕事先に密輸するため。
突然の接近戦に(フルオートで)対応するため。
など。
連載開始時点では、アーマライトは超未来的な雰囲気を持っていたこと。
彼は腕でカバーできるということ。
依頼によって、アーマライト以外の道具も使っている。
など考慮されよ。
#right(){(69:812)}
それに関しては、一等自営業氏が、軍事板で裏話を披露していましたよ。
(スレ名は忘れましたが)
当時、MGCにいた上田 信氏が、サイトウプロの人に「最新の銃って何ですか?」と問い合わせを受け、
M-16を紹介したそうなのですが、まさか狙撃銃に使われるとは思わなかったそうで。
#right(){(69:817)}
**バンドオブブラザ-ズの原作本を読んだのですが、ソベルが腕立て30回に四苦八苦しています。
>いったいどういう特殊な腕立て伏せをやっていたのでしょうか?
横にひじを折るのではなく縦に折るやり方の腕立て伏せでは?
#right(){(69:824)}
**ミリタリー・バランスの日本語版って発売されなくなったのでしょうか?
版権が高いので各社とも撤退し、今は邦訳は出ていません。
最後が95-96年版だったかと。
#right(){(70:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**昔テレビでやっていたという「戦車砲にキャベツを装填して冷蔵庫を撃ち抜く」という番組の詳細を知っている方教えてください。
90式戦車だったと思う。
APDSかなんかの弾底板の上にキャベツを乗っけて打ち出したんじゃなかったかな?
#right(){(70:大渦よりの来訪者 ◆KVBzr3neko)}
**映画「フルメタルジャケット」に登場する「軍曹」は本職の軍曹さんだと聞きましたが本当ですか?
その通り。ハートマン先任軍曹役を演じたリー・アーメイ氏のHPはこちら。
http://www.rleeermey.com/
#right(){(70:名無し軍曹)}
**「小国民新聞」などの当時の新聞を読めるサイトはありませんか?
国会図書館にどうぞ。
#right(){(70:141)}
全部を求めているのなら、現在はない
将来、国会図書館が電子化して公開してくれるのを待つしかない
ある特定の記事を見たいのであれば、ググればアップしている
サイトをヒットできる可能性はないでもない
(著作権をクリア出来ないので、著作権継承者が発見次第消される運命だが)
#right(){(70:142)}
**「大戦略」や「戦闘国家」等の戦争ゲームと実際の戦争とは一般に全然違うと言われますが、具体的にどう違うのですか?
補給の重要性&難しさや兵器の運用コスト、電子戦、兵器の製造→運用までの
段取り、戦争目的と戦略の関連など数え上げればきりがないですが、
単純に戦術だけを取り出してみても例えばゲームでは森に入った部隊が
有利ですが、実際の戦争は森と平野の境目で戦闘が起こるとは限りません。
森の真っ只中で戦闘したら戦車より歩兵の方が幾分有利になります。
ゲームでは「射撃=戦闘」になっていて知ってる兵器が活躍するのを楽しむ
ような物です。
戦術では将棋の方がより実戦に近いと思います。
#right(){(71:素人丙型)}
**なんで軍事専門家って舌が回らないんですか?
プレゼン下手なのはそれ用の訓練の優先順位が低いからではないかと。
普段は資料調べたり、記事書いたりが多いでしょうし。
あと喋りのプロのアナウンサーやリポーター、政治家たちが前後にでてて、
どうしてもそのトークと比べるから、よけいにたどたどしく感ずるのかも。
#right(){(72:437)}
**軍事評論家ってなにで飯食ってるの?
まあ普段は本とか書いたりしてるらしい
#right(){(72:670)}
江畑さんの場合は軍事研究誌に原稿を書いていたり、
講演会やったり、政府の委員会の委員やったりしていました。※表現を過去形に修正
あとはいろいろ。イラストレイターやってたり、シンクタンクの職員だったり、
大学教授をやってる人もいます。
#right(){(72:670)}
**映画「7月4日に生まれて」でトム・クルーズが使ってた銃はなんですか?
M14でした。
#right(){(73:名無し軍曹)}
**世界三大海戦というと、一般的にはどれを指すんでしょうか?
確か、トラファルガー海戦、アルマダ海戦、サラミス海戦
だった筈。サラミス海戦の代わりにジェットランド海戦か日本海海戦が入る時もあるような。
#right(){(73:308)}
**アメリコの軍人さんがランニングの時に叫んでる掛け声みたいなのは何?
Mama & Papa were Laing in bed
Mama rolled over and this is what's she said
Oh, Give me some Oh, Give me some
P.T.! P.T.!
Good for you
Good for me
Mmm good
Up in the morning to the rising sun
Gotta run all day.till the running's done
Ho Chi Minh is a son of a bitch
Got the blueballs, crabs and seven-year itch
#right(){(73:436)}
**旧日本軍の話など読むと、軍隊内での言葉遣いが「~であります」とか、独特な感じなんですけど、今の自衛隊でも同じですか?
「~であります」口調は、もともと長州弁らしい。
それが、明治維新で官僚・軍人に長州人が多くなったため、
なかば公的ないいまわしになったんだとか。
#right(){(74:944)}
**軍事評論家になるにはどうすれば良いんでしょう?
>別になりたい訳でも無く、好奇心からなんですが・・・
>新米評論家の時はどうやって稼ぐんでしょうか?
「軍事評論家」と呼ばれる人のパターンとして、いくつかの物があります。
・自衛隊・防衛関連企業OB
→志方俊之
・航空・船舶その他軍事関連雑誌編集者・ライター
→岡部いさく・石川潤一・野木恵一・青木謙知
・国際情勢・軍事担当のフリージャーナリスト
→小川和久・江畑謙介・神浦元彰
・TV/新聞社軍事担当
→田岡俊次・能勢伸之
当たり前の話ですが、駆け出しのときはとにかく何でもいいから論文を書いて
発表する事です。どこかの軍事関連雑誌に地道に寄稿して名前を売り出し、
認められるようになれば本を出版する事もできるでしょう。
それまでは吹けば飛ぶような原稿料で我慢、ですね。
#right(){(75:223)}
**防衛技術ジャーナルを購読しようかと考えてますが、内容はどういう感じでしょうか?
防技ジャーナルは、一部に興味ある記事はあるものの(ミサイル誘導の
アルゴリズムとか)、俳句やら、なんかの感慨やらどこそこ博物館見学とかも
多く、もひとつ中身が薄いです。一年購読しましたが、知識に益するところ
なし、と考えて中止しました。Aviation Week & Space Technology誌の
方がずっと内容が濃いです。
#right(){(76:system)}
防衛技術ジャーナルは、もし貴方が東京近辺在住でしたら、神保町の書泉で
入手可能ですので。まずは手にとって読まれることをお勧めします。
system氏はちょっと否定的な意見のようですが、私は連載の基礎技術講座等
がとても勉強になって助かります。月により、当たり外れがあるのは事実ですが。
最近は技本の研究官が、開発した兵器の紹介記事なども多くなりましたので、
国内情報に関しては悪くないと思います。
まあ、技官の兵器紹介記事も自画自賛の提灯記事と言われればそれまでですが、
開発時の不具合や、運用形態にも触れてますので面白かったです。
#right(){(76:122)}
**イラク戦では全くイラク側の戦闘機が登場しませんが(武装ヘリを含め)戦争以前に航空兵力は壊滅していたのでしょうか?
必要部品が入手できず、整備不良で飛行不能という見解が一般的
#right(){(76:330)}
**格闘家として全盛期のボブサップの兵隊としての素養はどうなんですか?
広報くらいにしか使えません。
#right(){(76:499)}
**難民のことを”ボートピープル”って習ったような気がするのですが、合ってるでしょうか?
ボートに乗って脱出したからボートピープルなんじゃないかな?
クルド難民やパレスチナ難民をボートピープルと表現してるのは日本語ではみたことがありません
(英語は読めないからわかりません)
#right(){(76:411)}
ボートピープルのほとんどは難民ですが、難民のほとんどが
ボートピープルというわけではありません。
#right(){(76:412)}
ボート-ピープル 4 [boat people]
1975年のベトナム戦争終結以降、インドシナ諸国から、
十分な準備を欠いたまま小船で脱出する難民。(大辞林 第二版)
だから他の難民はそう呼ばない
#right(){(76:414)}
**飛行機や戦車の中の人は作戦中に便意を催した場合、どうやって処理をするのでしょうか
航空機は、小型ならオムツです
大型機になるとトイレが付きます
戦車は、外に出れない場合薬莢や工具箱などにします。
#right(){(77:690)}
**米重巡洋艦「アーカム」は南西太平洋方面で謎の失踪を遂げ、付近を航行中の漁船が「大ダコの化け物」に襲われた」との無線を傍受したという噂はマジですか?
詳しく説明すると軍板の守備範囲外なんですが,一言で言うとネタです。
#right(){(77:718)}
**車を買おうと思うのですがカラーリングで迷彩カラーとかODとかって車検通るのですか?
自分で再塗装するってこと?
車検は問題なく通るけど、リセールバリューを考えるとお勧めできない
初めッから迷彩カラーのハマーもあったと思うが、これはむしろ売る時には
付加価値として評価されるものの、たしか新車は1200万円ばかりしたはず
#right(){(77:845)}
**なぜ銃を持ってなくても「三銃士」というのでしょうか?
持っています。
英語で三銃士は『THE THREE MUSKETEERS』
MUSKETEERS=マスケット銃を持つ人、マスケット銃隊の隊士
ちょうど中世から近世へ、
封建的な騎士から中央集権政府の常備軍への移行期の話です。
#right(){(78:225-226)}
**海外では女性の軍オタって珍しくないんですか!?
アメリカだけど全米ライフル協会は女性会員多いそ、
女性のみのWW1各国戦闘機復刻サークルなんてんのもあるよ。
#right(){(79:757)}
**体と心を鍛える仕事したいんですが、軍事業界にはどの様な職務があるのでしょうか
防衛・警察業界なら、陸海空自衛隊、警察、海保などがあります
公費でみっちり絞ってくれるでしょう。
軍事業界なら……
出版:ライター、編集、カメラマン
低収入で死ぬほどこき使われるでしょう。
よほど才能と運があれば別ですが。
製造:三菱、川崎、富士、NECなど
高学歴なら狙ってみればどうでしょうか?
大穴:漫画家
未来の一等自営業をめざせ!
#right(){(80:148)}
だから軍隊の会計・総務・庶務はどーよ。
台湾・韓国軍ではモヤシっ子は足手纏いなのでその辺に配置するそうだ。
#right(){(80:150)}
んじゃ自衛隊を目指して下さい。
最近は倍率が厳しいけど。
体を鍛えたいなら、陸自の普通科か空挺団でレンジャーに進むか
救難飛行隊などのレスキューを目指すのも良し。
他人と違う自分が好きなら、仏蘭西語勉強して
フランス外人部隊もいいでしょう。(まあ、無理だと思うが)
#right(){(80:151)}
あと、米国市民権を取得して米軍とか…。
#right(){(80:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**山本武 「一兵士の記録」この史料はいわゆる一級史料でしょうか?
当時の日記・記録は史料として価値があるが、戦後執筆・編集し直された本はあまりそう言われない。
元となった記録・記述に忠実であれば史料として有用となる。
内容の信頼度については学術研究や検証が少ないので不明。
#right(){(80:691)}
**Aimpoint社のダットサイトCompM2(シリーズ?)のパララックスフリー機能とはどういうものか教えてください。
他社のものでもありますが文字通りパララックスがないという事です。
#right(){(80:836)}
**SARSは生物兵器なんでしょうか?
それは誰も知らない
知っている香具師は答えない。
#right(){(82:932)}
**クロスボーやってるんだが、ライフル射撃法の勉強をしたいんだけど、いい本ない?
>免許の話なのか狩猟の話なのか競技の話なのかコレクターの話なのか機構の話なのかどれで全然違いますが。
日本の本では有用なものはありませんし、ライフル射撃の本は参考になりません。
#right(){(83:18)}
>なんで参考にならんのですか?
機構が全く違うため、反動・トリガーの重さなどの作動感も照準の特徴も変わります。
#right(){(83:20)}
**映画「ザ・グリード」に出てた多砲身機関銃はなんて名前でつか?
ステージガンと言われる映画などで作られる銃です。
#right(){(83:824)}
**錯雑地(さくざつち)ってどんな地形なんですか?
さくざつ 0 【錯雑】
(名・形動)スル [文]ナリ
いろいろなものが見分けがつかないほどに入りまじっている・こと(さま)。錯綜。
見通しのきかない場所のこと。森林・ジャングルも該当する。
軍事とは関係ないけど自治体の境界が入り組んで分からない地域もそう呼ぶ。
#right(){(83:898)}
**諸外国における特殊部隊員・スパイ・工作員の老後ってどうなっているのでしょう?
意外とフツーに生活しているそうだ。
ちなみにKGBの元スパイが引退後身元がバレてブッ殺された例は2件だけ。
#right(){(83:922)}
原則的に、特殊部隊員・スパイ・工作員は公務員にあたるから、退職金と年金がでます。
普通の人と変らず、のんびりとした余生を過ごします。
でもロシアのように年金・退職金に問題があると、色々裏稼業に励む人間が。
#right(){(83:947)}
**テコンドーやサンボは軍用目的で既存の武術を整理して再度新たな武道として構築したと聞きましたが、稀なケースですか?
どこの国の軍隊で教える格闘技も、既存の格闘技を流用あるいは再編したものです。
ただし、それが民間で教えられているかどうかはまた別問題です。
先ほど質問にあった実戦経験云々の話とは全く関係ないと思います。
民間での普及は教える人材、トレーニングや試合の体系化の問題に過ぎません。
#right(){(85:320)}
**マーシャルアーツ(軍隊流格闘術?)について、語られる事が少ないのは何故でしょう?
銃で撃ったほうが早いし
#right(){(85:299)}
過去、軍隊の格闘技については何度か初心者スレで質問されています。
1.格闘のトレーニングは心身鍛錬の意味もあり各国で行われているが、
その内容は格闘技関係の板向きの話題である
2.各国で伝統的な格闘技や武道を取り入れており、一定の「軍隊格闘技」はない。
3.軍の格闘技について論じるのは兵器・戦術等について論じるのより実例が少なく、困難。
一般的な格闘技よりも目に触れる機会がなく、また評価のしようもない。
以上のような理由で軍板ではあまり話題になりません。
#right(){(85:301)}
武道・武芸板があるからでないの?
それに生身の格闘なんて軍隊でもあまり重要じゃないし。
#right(){(85:302)}
ごく一部の経験の蓄積はあるでしょうがレアケースです。
銃や兵器の実戦使用は数多くの兵士が経験していますが、
それと比べて素手で戦った兵士は極めて少ない事は誰でも想像つくでしょう。
だから大抵軍隊で教えるのは既存の格闘技の流用なのです。
#right(){(85:312)}
軍隊流格闘技はグラウンド・投げ・打撃などでは普通の格闘技と
あまりかわりありません。
ただ、基本的に殺るための技術なので、目潰し、金的も許容されます。
最大の特徴は銃剣やナイフをつかった攻撃・防御でしょう。
#right(){(85:315)}
**アルコン爆弾、何か元ネタあるの?
アルコン爆弾は「宇宙英雄ローダン・シリーズ」に登場する兵器。
原子番号10以上のあらゆる物質に核反応を起こさせ(調整可能)、惑星破壊が可能。
SFには類似のネタがいくつか存在する。
なお、現実には歴史上最も強力な水爆を使おうが連鎖反応で
地球が破壊なんて事にはならない。言うまでもないか。
ただし、その手のトンデモ話を得意とする学者(あるいは自称学者)は何人もいる…。
#right(){(85:248)}
**Please tell me the meaning of "kongo".
"Kongo" is the name of the mountain in Osaka. (Mt. Kongo,1125 meters)
Once, in the navy, it was connected with the mountain famous on main ships, and named.
Kongo-san is also known as a place you can see beautiful rime on its trees in the winter.
#right(){(85:389)}
**「戦線文庫」「満州良男」「つはもの」について調べていますが、国会図書館等にはほとんど所蔵がありません。
既に試されたかもしれませんが、「戦線文庫」をキーワードに検索すれば
売っている古書店、一部所持されている人のサイトはみつかります。
ただ、流通量とルートが極めて限定されているので入手・閲覧の機会は
地道に探すしかないでしょう。古書店の目録ではたまに見ます。
#right(){(86:118)}
**旧陸軍や日本の学校の坊主頭規定ってどこの国が起源ですか?
ナポレオンの時代のフランス軍が始まりと言われてます。
シラミなどを防ぐ目的で始まりました。
#right(){(86:376)}
>しかし写真などだとほとんど見ないような気がするのですが。
>将軍から兵卒に至るまで坊主だったのは旧軍だけ?
かっこのいい人しか写さないからね。
旧軍は白川海軍少将などがロンゲでしたよ。
#right(){(86:379)}
陸軍でも憲兵はロンゲおkだったみたいでつね
#right(){(86:381)}
**羽田発大阪行きの飛行機が明らかに進路を変えて東京へ向かって機長が無応答の場合、自衛隊は撃墜しますか?
自衛隊は撃てません。
政府や総理の判断で、撃てと言われれば撃つかも。
総理が防衛出動下命して、テロリストにハイジャックされたと判断し
特攻かますことが予測出来たら命令により撃つでしょう。
#right(){(86:458)}
**戦前・戦中の尋常小学校などでは陸軍から将校が派遣されて教育に関与してたらしいのですが、日本の学級が40人編成なのはこれが原因ですか?
単純に就学人口と教師の数のバランスでは?
#right(){(87:284)}
40人学級が導入されたのは戦後だいぶ経ってからだし、あまり関係ないと思われ。
#right(){(87:285)}
**構えたM16のモデルガンの銃口に16ポンドのボーリングの玉を時速40km位でぶつければ、実際のリコイルを体感出来ますか?
それだと強すぎ。
#right(){(87:301)}
力積だけから言えば、4gx800m/s=3.2kgm/sで
10ポンドのボーリング玉1m/s以下。
#right(){(87:303)}
>速度はたしか二乗で効いてくるのでは?
303じゃないが,運動量の強さを扱ってるんだから
力積(速度*質量)で良いと思うが。
#right(){(87:308)}
**アメリカ映画パールハーバーで、日本版にカットがあったことはわかるんですが、どうしてドイツ版でカットがあったんですか?
病院が爆撃されるシーン。
傷病兵が全裸だから。
う~ん軍事と全然関係ないな。
#right(){(87:426)}
ドイツ軍機が海に落ちた主人公の一人に機銃掃射を加えるシーンが
カットされた、っつー話を聞いたことがあります。
#right(){(87:427)}
**現皇太子徳仁親王の専攻が近代戦史だというのは本当ですか?
確か皇太子イギリス近代の運河水運について講演してたよな。
#right(){(87:777)}
略歴くらい簡単にみつかるだろう。
学習院大で中世史を、オックスフォード大学で18世紀テムズ川の水運を研究した
皇太子がどうして近代戦史研究専攻になるのかのほうが疑問。
逆に聞きたいが、信頼できる情報源で近代戦史を研究したなんて話一度でもあったか。
#right(){(87:778)}
皇太子殿下が専攻しておられたのは、日本史は日本史でも中世史だったはずだでよ。
#right(){(87:779)}
**昭和17年3月10日朝日新聞のアリゾナ沈没写真には「ベルリン~東京電送」の表記があります。
>ヨーロッパ経由でイロイロ来てたのでしょうね。「電送」が謎だが…。
電送写真と言うものです。
相当簡単に言えば、今のFAXですね。
有線でも勿論、無線でも送信できます。
送信機で分解した信号を送信し、受信機で復号し、印画紙に焼き付ける
ことで離れたところからでも写真などを送ることが出来ました。
但し、画質は最悪に近いものですが。
#right(){(90:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**『これは訓練ではない。繰り返す、これは訓練ではない』このジョーク(?)何か元ネタのある話なんでしょうか
元ネタも何も、戦略爆撃機のパイロットにとっては
訓練ではない
↓
実戦(核戦争)ってこと。
#right(){(90:340)}
真珠湾が奇襲された事を伝える電文なんかが有名ですが…別にジョーク
とかいうんじゃなくてマジなんじゃないですかね(訓練ではない→実戦)。
#right(){(90:341)}
339には戦略爆撃機のパイロットとは一言も書いてないけど?
まぁ、どんな兵隊にしても実戦は怖いだろうね。
#right(){(90:342)}
日頃から戦闘配置に付くための訓練をしているので、それと間違わないようにするために念を押してるのです。
#right(){(90:343)}
元々は、真珠湾奇襲攻撃時、日本軍の攻撃とは思わなかった兵士が沢山いた為、
迎撃態勢が整わなかった為、放送やスピーカーで盛んに「これは演習でなはい」を連呼した事から来たと思われ。
#right(){(90:352)}
**バトルロワイアル2で出てくる生徒に配られた03式BR小銃ってFAMASに似てるのは気のせいですか?
FAMASを参考にしてデザインしたと映画の解説で言ってたぞ。
発砲プロップも含めて東京マルイの製品がいろいろと使われてるみたい。
#right(){(91:289)}
**兵士が右手を怪我して手が挙がらないときに上官とか偉い人が来たら敬礼はどうするんでしょうか。
敬礼の仕方は右手を挙げる「挙手の敬礼」だけではない。
右手がふさがっていてもできる敬礼はあるので、それをする。
自衛隊の規則だと、「10度の敬礼」(要するに勢いをつけたお辞儀のことだ)をすることになっている。
#right(){(90:893)}
**祖父が隠し持っていた戦時中の武器はどうすればいいですか?
自治省・警察庁公安部からの通達で戦時中に軍から借りている武器や兵器の所持は禁止されています。
所持している場合、銃刀法違反など関連法で処罰されます。
正直に申告すれば実働しないように破壊や工作して所持を許可される場合もあります。
未だに地方では隠し持っている家は多いです。
#right(){(92:223)}
拳銃・小銃・手榴弾・砲弾・軍刀類は銃刀法・火薬等危険物類取り締まり法などで現在で
は所持が禁止されています。
#right(){(92:231)}
**指の幅を利用して測距する方法の詳細を教えて下さい
指の幅や腕の長さは個人差があるので、一概にはいえません。
あくまで一例ですが、親指と小指を広げた幅が300ミル、握り拳一つ分が
180ミル、指1本の幅が30ミルくらいです。
正確な数字は、あらかじめ大きさの判っている物体を、あらかじめ測定した
距離に置いて、それと比較することで覚えます。
#right(){(92:411)}
**アンディ・マクナブの本は写真の顔に黒線ひいてたけどエリック・ヘイニーの本はモロに顔が写ってる。
>同じ対テロ組織なのになんで?
本人がOKをしているので問題無い。
#right(){(92:605)}
**うちの実家にはひいじいさんが青島攻略戦の時に乗っていた巡洋艦からおみやげとして持って帰った「大砲の弾」(火薬は入っていません)があるのですが、
>これって所持するのは違法なのでしょうか?
本当に火薬が入っていなければ違法ではありません
#right(){(92:924)}
**戦争博物館とは一般的に、具体的にどのようなものを、どういった形で展示しているのですか?
>兵器が中心になるんだろうという予想はつくのですが、戦史や戦術から離れた形で戦争を語ることも出来ないでしょうし……。
>あと、展示されている兵器は実働可能な状態で置かれているのでしょうか
では逆に問いますが一般の博物館は歴史の考察や経緯の分析から
離れた形で遺物を展示してあるだけでは問題あるでしょうか?
少なくとも博物館は一般の利用者の目に触れる部分では、
そんなややこしいものは最小限で、多くは触れないものです。
なお、使用可能かどうかはその館や物品によります。
#right(){(93:292)}
**旧海軍の敬礼が陸軍と違ってひじを張らないでやるのはどうしてですか
軍用艦の中って意外と狭いんです。
だから邪魔にならないようにコンパクトな敬礼になったという説が一般的です。
#right(){(94:301)}
肘を張らない敬礼は”海軍式”と呼ばれる敬礼のやり方で、旧帝国海軍に
かぎらず海軍は大概この方式で敬礼します。
もちろん、海上自衛隊やアメリカそのほかの海軍も。
#right(){(94:304)}
**いつDQNにおそわれるか分からない時代のなかで通常装備しておいた方が良い物は何でしょうか?
以前も有りましたよね。
バンダナ系(付けなくても良い藁)
ポンチョ(ODじゃなく警戒色系が良いと思う)
靴下(蒸(濡)れたと思ったら、換えた方が良い。ふやけたら傷みやすい)
出来れば、下着の着替え(体温の低下によって、体力が落ちるのを防ぐ為)
登山用品を買いなされ。
自分の体力を知っておくのも、結構重要ですぞ。
時速何キロで帰れるかによって、
長距離だと到着時間に差がかなりありますから。
休憩するタイミングも考えなければね。
自衛隊で言う、小休止、大休止ってやつですな。
#right(){(95:夢見る名無しさん)}
**映画「エネミーライン」を見たんですけど、最初のミサイル追尾シーンはどこか変な感じしますけど実際あんなもんですか?
実際はもっと淡白です
#right(){(95:254)}
**戦地にいる兵士はどのように性処理を行ってますか?
ええと、実際に戦闘が行われている場面では性欲なんて消えてしまいます
戦闘が終了、または戦火の及ばぬ地域にいる場合は平時と同じ。
つまりモテる人間は異性と合意の上でセックスを楽しみ、
モテないやつはオナニーで処理するわけです
#right(){(95:347)}
なお米軍の場合、軍隊内部でのセックスは対象が異性同性無関係に処罰対象となるそうです
#right(){(95:349)}
**映画パールハーバーの艦攻が戦艦を攻撃するシーンで、自衛隊のあさぎり型みたいな艦首がとがっていて
>後部にヘリ格納庫の様なものがついた巡洋艦(?)が出てきたのですが、あれは何という名前の艦でしょう?
撮影の際に当時の軍艦役として登場させただけ。CGやハリボテで
当時の軍艦っぽく細工したところもあるけど、限度があったんでしょう。
#right(){(95:656)}
**火垂るの墓で鳴ってた海軍のマーチの歌詞を教えて下さい
軍艦行進曲で検索しる
#right(){(95:576)}
**アルミって燃えないのですか?
ロケット燃料にもアルミが含まれている。
燃焼エネルギーを高めるため。ただし粉末状。
粉末になっていなければアルミは燃えないでまず熔けるだろう。
まあ酸素でもふっかければ別だろうが。
#right(){(96:123)}
燃えるかどうかと言えば、燃えます。
高温に晒すと、気化して周囲の燃焼を促進してしまいます。
危険なのは、被弾の衝撃が熱となった時ですね。
#right(){(96:125)}
**松崎商店って知ってますか?
まず,警察関係の質問は今後,警察関係でなさるようお願いいたします.
松崎商店は,諸官庁払い下げ品商として,諸官庁公式のルートを経た払い下げ品を
販売しています.
ただし,現用のものは売っておりません.モデル・ジェンジ前の旧型のみです.
これは犯罪を防ぐためです.有名な三億円事件を始め,ニセ警官による犯罪事件は
過去何件も発生しているので,現用品はいかなる者も販売してはならないことに
なっています.
店の実際ですが,品揃えは雑多ですが,例えば防寒コートなど,各サイズが全部
あるわけではありません.マニアがコレクションとして買うのならともかく,
軍用ならではの「価格の割には丈夫」を期待して行っても,失敗するかもしれません.
なお,店の入り口は非常に地味で,見落としがちなので注意してください.
#right(){(96:消印所沢@FAQ軍曹 ◆z3kTlzXTZk)}
**古いのでよいから、各国軍隊で高級将校用に使われている教本が読みたいのですが。
FIELD MANUAL FM で検索してみて下さい。米陸軍の公式サイトが見つかります。
そこで生物化学反応関連と特殊作戦関連と機甲関連や詳細な数値のあるもの
を除いては大抵公開されています。
また、探せば、米軍の他軍種、他国軍の教範も見つかると思います。
#探し方。辞書サイトと併用。
#right(){(96:ググル太郎)}
**「Uボート」で海底から浮上し基地に帰還したUボートは何故ブンカーに入らなかったのでしょうか?
>入っていればあのようなラストにならずに済んだと思うのですが。
「入ろうとしなかった」では無く「入る前に沈んだ」だからでは?
#right(){(96:479)}
>あのままブンカーに入って「めでたし、めでたし」のラストだったら、まんまディズニー映画になっちゃうでしょ
#right(){(96:480)}
Uボートはまさにブンカーに入渠しようとしたときに空襲を受けて慌てて
退避します。クルーは四散し、或る者はバンカー内にたどり着き一安心と思いきや、
大型爆弾がブンカーの装甲を貫徹したのか鉄骨が係留中のボートに落下します。
これはブンカー内でも危ないワイと、再び安全なところを探して逃げ始める。。。
という描写があります。
昼間空襲に大型爆弾を持っていけるモスキートやランカスターが使われたのか
などの疑問はありますが、映画の描写ではこうなっております。
ちなみにランカスターは戦艦ティルピッツに大型爆弾を投下したこともあります。
#right(){(96:481)}
**沢田氏以外で戦争写真でピュリッツアー賞受賞作はありますか
酒井淑夫が1968年度ピュリッツァー賞(第1回企画写真部門)を
「より良きころの夢」で受賞したのは知ってる人少ないか・・・。
#right(){(97:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)}
**映画でも使われる拳銃は人気、流行によるのかな?
アクション映画はともかく、
ドラマに出てくるピストルは、
モデルガンが手に入りやすいからか、ガバメントが多いよ。
日本だけかも知れないけど。
#right(){(97:121)}
日本のアクション映画の拳銃は昭和30~40年代には確かにガバばっかりだったんだよ。
(文鎮モデルガンでしかなかったけどね)
日活アクション映画をみてみて(エースの錠なんかがでてたやつ)
#right(){(97:122)}
洋画についても
戦争映画のM16のように、プロップ屋のレンタルで数が揃わず、実銃の値段が高い物は、発砲シーン以外は和製モデルガンが使われたりする。
逆に言えば、発砲シーンの銃はプロップ屋の品ぞろえに左右されてしまう。
映画ではオートの銃は特殊な加工を施した物が必要なので、何でも使える訳ではないよ。
#right(){(97:125)}
まあ、プロップガンなんて、空砲で動く"カッコだけ"だからな(動かないのもあるし)。
デザートイーグルはデカくて、カッコいいから、持たせると見栄えするってところだな。
それで目立つから、"そればっか"という印象も受けるのだろう。
#right(){(97:131)}
>どんな加工でしょう?
オートの銃を空砲で発砲すると反動が減ってブローバックできなくなってしまうので
チョークと呼ばれる部品をつけて銃口の一部を塞ぎます。
あとは民生用のセミオートオンリーのM16に日本のモデルガンのM16(AR-18だったかも)の
シアーを取り替える事でフルオート射撃ができるようになったそうです。
#right(){(97:139)}
銃口内側に螺子を切り、穴の開いた金属栓をねじ込む。 これがチョーク。
まず、映画フィルムにはマズルフラッシュがあまり奇麗に映らないので、
フラッシュが派手目になるように発射薬を調合する。
(逆に言えば、撮影現場では、映画で見るより派手にフラッシュが出るそうなので、
たとえミラ=ジョボビッチちゃんが2丁拳銃で目を閉じても、目くじらを立ててはいけない。)
フラッシュが奇麗に吹き出し、かつ作動が確実になるように、
チョークの穴の断面やサイズには、プロップ屋のノウハウがある。
#right(){(97:143)}
**007で出てくる、いわゆる殺人許可証って本当に存在するのでしょうか?
どこの国でも公務で暗殺ってのはあると思います。
イスラエルやアメリカは国外に対しても判り易い
派手な仕事をするので特に有名です。
しかし、これは政権が「黙認」しているからこそ
罪に問われていないだけで、解釈によっては違法な殺人です。
実際、政権交代や民主化の後に、前政権の暗部の最前線にいた
兵士やエージェントらが殺人罪に問われるというケースは
ちょくちょくあります。因果な商売です。
まあそんな訳で、そういう「任務」はあるかもしれませんが、
「許可証」なんてあからさまな証拠は作らんでしょう。
ばれたら自己責任で尻尾はくたばってくれ、てな事になります。
#right(){(97:523)}
そのようなものが仮にあったとして,それを所持する諜報員が捕虜となった場合,
諜報員の所属する国は国際的非難に曝されることになります.
ゆえに,そのようなものが発行される可能性は,よほどアホな国でない限りは
ゼロに近いと推定されています.
むしろそのような,発覚した場合の該当国へのダメージが大きい特殊工作に
おいては,国籍を特定するような証拠となりうるものを一切持たせないのが,
常識的なやり方です.
もっとも,U-2パイロットの某パワーズのように,こっそり持ち込んで……
というアホも沢山いるわけですが.
ちなみに,公務で暗殺は存在します.
1947年の,ウクライナ民族主義者シュムスキイをKGBが暗殺したときには,
フルシチョフとカガノヴィチが命令を発しています.
同年の,ポーランド人技師サメット暗殺は,ブルガーニンの命令とされています.
1979年には,アフガニスタン大統領アミン暗殺が,アンドロポフらの承認の
下,KGB特殊部隊「αグループ」によって行われます.
これらはいずれも口頭による命令だったのではないかと思われます.
イスラエルでもモサドのヒット・チームによる暗殺事件が発覚しており,
「標的は11人」だったかのタイトルで邦訳の本も出ています.
失敗したケースでは,青瓦台事件やヨハネ・パウロ2世暗殺未遂などが有名です.
#right(){(97:消印所沢@FAQ処理班 ◆z3kTlzXTZk)}
**ディズニー映画のグーフィーの船乗り教室で最後に出てきた戦艦の名前は何でしょうか。
長門です。
#right(){(97:476)}
**戦時中の兵器って手入れが良ければまだ使ったりできるのでしょうか?
作動するかどうか以前に犯罪です。警察に届け出てください。
遺品であることをきちんと説明すれば、ある条件さえ満たせば手元におけます。
#right(){(97:625)}
ちょっと>>625さんのを補足します。
そういったものは無許可で所持しているだけで犯罪です。
まず警察に届け出て事情を説明してください。
#right(){(97:627)}
「お爺さんの遺品を整理していたら、こんな物が出てきた」ととぼけて、
地元の警察に一式揃えて提出することをお勧めします
5chが書き込みのIPログを記録しているのに、「銃と弾が家にある、一発撃ってみたい」
なんて書き込むとは・・・
いや、ネタならそれで結構ですが
#right(){(97:628)}
法律的なことは抜きにしてもおやめなさい。
1.金属の経年変形や、目に見えない部分の腐食による事故の可能性。
2.戦中の粗製乱造品なら新品でも危ない。
特に日本の拳銃の場合、撃鉄をホールドする部品が外部に露出している物すらある。
そのタイプの場合、十分な知識も無しに迂闊に手に取ること自体が危険。
#right(){(97:629)}
**ガンダムでシャアは表向き 顔にひどい傷があるということでマスクをしています
>実際の軍隊で 顔にひどい傷があり傷そのものが軍人としての能力に
>大きな影響を及ぼさない場合このような措置がとられることってありますか
オットー・スコルツェニーなんかは顔に大きなキズがありますが。
#right(){(98:721)}
ドイツのエースパイロット、ヨハネス・シュタインホフはMe-262の着陸事故で
顔にひどい火傷を負ったが、特にマスクで顔を隠すことなく復興西ドイツ空軍に
復帰し空軍総監まで上り詰めましたが、何か?
#right(){(98:731)}
第一次世界大戦のあと、欧州各国では顔に激しい戦傷
(酷い人になると、下顎がすっぽりなくなってるとか・・・よく生きていたなぁ)を負った人の為に、
ゴムで顔のパーツを再現したマスクをオーダーメイドで作る、という職業があったそうです
(NHKの「映像の世紀」に映像あり)。
だから、シャア=アズナブルのように”酷い傷があるから”マスクで顔を隠しています、
というのは非常に不自然で、軍隊に残るとしても整形手術や上記のような整形マスクを使うでしょう。
ただ、軍人にとっては戦闘で負った傷は”名誉の負傷”ですから、
よっぽど醜い容姿になったのでもない限り、傷痕を完全に消そうとはしない人が多いようですが。
軍隊に残れるかについては、その傷が軍務に支障がなければ残れます。
たとえば両目を失ったりすれば、もう軍人としては任務が全く果たせませんから、
退役、ということになるでしょう(ただし、辞めた後も”恩給”というかたちで給料がもらえます。
あと、戦闘で退役しなければならないほどの負傷をした場合、「名誉の負傷」ということで
勲章がもらえることが多いですアメリカの”紫心勲章(パープル・ハート)”が有名です)
#right(){(98:732)}
顔が半分陥没してるよ。
ダヤン国防相。
#right(){(98:733)}
**映画「ゴースト・アンド・ダークネス」に、レミントンという名うての猟師が出てきます。
>この人と、ショットガンのレミントンは何か関係があるのですか。
>上記の映画は、史実を基に作られています。
ヴァル・キルマー扮するパターソンは実在の人物ですが、
レミントンは創作キャラで、モデルになるような人物も
いなかったそうです。
だからショットガンのレミントンとは何も関係ありません。
あ、名前を借りたかもしんないけど。
#right(){(98:855)}
**軍用機パイロットは敵機撃墜5機でエースの称号を得ますが戦車エースの基準は「敵車両5両破壊」なのでしょうか?
>あと、潜水艦エースの場合はなにか基準があるのでしょうか?
戦車も5台以上で潜水艦も5隻以上だったはず。
#right(){(98:833)}
むかしは航空機は10機撃墜でエースだった。
アメリカが「10機じゃなかなかエースになれないじゃん。5機にしようよ」と言い出したので5機になりますた。
#right(){(98:843)}
「エース」つー言葉を発明した第1次大戦のおフランスの空軍では3機撃墜で「エース」ざます
どういう経緯か忘れちゃったけど第1次大戦中期ごろから5機が世界標準になっちゃった
#right(){(98:863)}
**この板でたびたびお見かけする「○○太郎」とは、どなたですか?
一応2典plusから転載。
○○太郎【たろう】[名](軍事)
いくら反証されても自説を絶対に曲げない困った人のこと。
厨房君とは違ってそれなりに知識があるため自説に絶対的な自信を持っている辺りが痛い。
住人に「○○太郎と命名する。」と宣言されたら相当ウザがられていると思っていい。
#right(){(99:231)}
**どうして軍事は(5chで)趣味のカテゴリーにあるのですか?
一応自衛隊は単独で板があるから。
それにここで扱うネタは一般家庭の生活で必要なものではないしな。
#right(){(99:Miss名無しさん)}
日本では、学問的教養、専門的職業として、軍事をやっている人間がごくごく少数だからです。
そして、専門的職業者=自衛官に関しては、職業のカテゴリーに自衛隊板があります。
すなわち、この板に来る人間のほとんどは、知識の質や量はどうあれ、
市井のディレッタントなんですよ。だから、「趣味」なんです。
#right(){(99:406)}
**ドラマの銃撃戦でよくあるお互い物陰に隠れながら交互にちょっとずつダダダッと撃ち合うのはリアルなんですか?
逆に、物陰に隠れもせず、絶え間なく撃っていたらおかしいと思いませんか?
#right(){(100:739)}
演出です。
#right(){(100:740)}
>では本物の銃撃戦はどんなふうになるんでしょう?
遮蔽物に隠れて距離を保ちつつ射撃
#right(){(100:742)}
**出てくる用語やディテールがなるべく現実に忠実な、海軍を舞台にした小説でお勧めのものを教えてください。
佐藤大輔「征途」
#right(){(101:562)}
ロータル・ギュンター・ブーフハイムの「Das Boot」
#right(){(101:568)}
ピーター ハクソーゼン他 「敵対水域」 文春文庫
あ、>>568 は早川文庫ね
#right(){(101:570)}
ハヤカワの「ポケット戦艦」をおすすめしときましょ
アドミラル・シェアの話ね
#right(){(101:601)}
**石破茂ってなんでゲルって呼び名になっちゃったんですか?
馬鹿馬鹿しいですが、石破 茂の名前「しげる」から
「げる」だけ取って、「ゲル」と成ったと思われます。
#right(){(102:693)}
「仮面ライダー」に出て来る悪の秘密結社「ゲルショッカー」から。
石破 茂ショッカー、という名前にかけたダジャレ。
#right(){(119:754)}
※昔の日本語入力ソフトで「いしばしげる」を変換すると『石橋ゲル』と変換される場合があった
**国や部隊は問わないんですが、エンブレムが色々見られるWebってありませんか?
まとまったサイトは知りませんが、regiment emblem でググれば
山ほどかかってきますよ。
#right(){(102:system)}
**リアルドイツ語が聞ける映画ってUボートの他にありますか?
ドイツ映画「スターリングラード」
「鮫と小魚」「U47出撃せよ」「豪華客船沈没す」
「ヒトラー暗殺」「誰が祖国を売ったか?」「スターリングラードからの医者」
「スターリングラード」「犯罪部隊999」「激戦モンテカッシノ」
#right(){(102:976)}
**映画「ヨーロッパの解放」の2作目のエンディングに流れる行進曲の名前知ってる方居ませんでしょうか?
見たのだいぶ前なんで自信がないが、これじゃなかったかな
「スラブの娘の別れ」
#right(){(104:243)}
「ドニエプルの歌」を行進曲にアレンジした物
#right(){(104:347)}
**軍歌「舞鶴行進曲 」の途中で軍艦マーチが挿入されているのはなぜですか?
行進曲は大体A-B-(A-B-)C-A-Bという構成をとることが多いです。
軍艦行進曲で云うと
>守るも攻めるも黒鉄の
から
>皇国の四方を守るべし
までが「A」
>真鉄のその艦日の本に
>仇なす国を攻めよかし
が「B」にあたります。
それで「C」はトリオと云いまして、歌詞は無く木管楽器を中心に色んな曲をアレンジしたものを
やる部分です。例えば軍艦行進曲では「海ゆかば」をアレンジしたものであったりするわけです。
ご指摘の舞鶴行進曲では恐らくそのトリオに軍艦行進曲が使われているのでしょう。
#right(){(104:311)}
**軍事素人・活字離れ気味でも楽しめてなおかつミリタリーな雰囲気のある小説が知りたい
少し敷居が高いですが
軍事板の書籍関連のスレ
に書かれている本などがお勧めです。
またアマチュア作品で良い場合は
軍事板ファンタジースレか葉鍵版の軍事小説スレにでも行けばそれなりの作品が読める事もあります。
葉鍵系が苦手でないのならネットでもそれなりの質の良い軍事小説が読めます。
『カノンコンバットONE シャッタードエアー』とかね。ググって見てください。
#right(){(101:868)}
ちょっと外れるが、阿川弘之「暗い波濤」あたりはどうかな。
作者は元短期現役士官、経験と取材に裏打ちされた渋いフィクションなり。
>実際の操艦の雰囲気が伝わってくるようなのを希望
この条件を第一に求めるなら、光人社NF文庫から出ている手記もオススメ
(ノンフィクションだが)
#right(){(101:573)}
**よくアメリカ兵がスラングを喚いているシーンがありますが、
>(「シット!」とか「マザーファッカー」など)ドイツ兵やロシア兵はどうだったのでしょうか、教えてください
ロシア兵については寡聞にして知りませんが、
ドイツ兵は英語の「シット」に相当する「シャイツァー」をよく用いたようです。
どちらも同じニュアンスで「くそっ!」といような意味です。
あと「オーマイゴッド」に相当する「マインゴット」も使われたようです。
ただ、マインゴットに関しては、英語とは若干ニュアンスが異なり、
罵声(なんてこった!)というよりは、念仏(南無三!)に近い感じで使われていたように思います。
#right(){(102:582)}
ロシア語だとデリモ(スペル不明)なんてのがある。
「クソッ」てほどの意味らしい。
あと>>582が「シャイツァー」と書いているのは正しくは「シャイセ」(Scheisse)で英語の(shit)と同義。
かのエヴァでアスカがよく叫んでた。
他には「フェアダムト」(Verdammt)というのがあって、こちらは英語の(dammned)と同義。
PSゲームのパンツァーフロントbisをドイツ軍で戦うと、これらの言葉が音声で流れる。
ロシア軍だと「ショックミー(?)」と聞える悪態が流れるが、正確な意味やスペルはわからない。
#right(){(102:591)}
**外国で日本の軍歌が歌詞をかえて今でも歌われている聞いたのですが本当ですか?
ミャンマーだと行進曲軍艦が流れていたりする。
#right(){(103:53)}
インドネシアではお祭りのとき竹琴で演奏したりする。>>軍艦マーチ
#right(){(103:54)}
タイ海軍の行進曲は軍艦行進曲
#right(){(103:55)}
台湾のビアホールでは軍艦マーチが流れている。(実話)
#right(){(103:57)}
**なぜ現在でも騎馬警官が各地で存在するのですか?威圧感があるからでしょうか?
威圧感。で正解
機動力があるから、1騎で広い範囲をカバーできるし
0.5トン前後の体重をもつ馬は、それ自体が武器となる
ゲバ棒持った程度の暴徒十数人程度なら単独で蹴散らすことすら可能。
(徒歩だと戦列組まなければ危険)
#right(){(103:236)
**ネクタイの柄の種類にレジメンタル・タイっていうシンプルな斜線のパターンがあるのですが、
>レジメンタルって「連隊の」って言う意味ですよね?
>軍装と何か関係があるのですか?
本来、レジメンタルタイはその連隊に所属したものたちが同窓の証として、
あるいは共に従軍した誇りとして、その連隊の記章を取り入れたタイをしめるものです。
わけもわからん模様をレジメンタルと称してぶら下げても、とても軍オタと言えるものではありません。
少なくともその模様がどこの国のどの連隊で、どのように戦い、
犠牲を払ったかの能書き垂れられないとダメでしょうし、
それでもしょせん他人がそのタイしめてるわけで、軍オタであればこそ、
しめられないタイであると言えます。
#right(){(103:system)}
**航空祭に持っていくべきカメラのレンズのアドバイスをいただきたいです。
>ブルーインパルスとか撮りたいんですが、望遠レンズは必須でしょうか。
最低300mmの望遠と30mmクラスの広角は必須ですよ
この中間は適当なズームレンズでカバーしましょう
できれば1000mmが欲しい…
#right(){(104:805)}
当然三脚必須ですが、他の人の邪魔になるから、本当は縦横可能な雲台付きの一脚で我慢したいとこです。
#right(){(104:system)}
**ボードゲームで作戦級、戦術級、戦略級の違いは何ですか。
商業ウォーゲームの場合は、おおまかに
戦術級=装備兵器の性能の違いを含む、小部隊戦術を扱うもの。
作戦級=1週間から数ヶ月におよぶ一地域の攻勢作戦を扱うもの。
戦略級=戦場での部隊運用だけでなく、経済的、政治的要素をも含む、
国家の盛衰を扱うもの。
と呼べるでしょう。
軍事ウォーゲームの場合は、
戦術級=類型的な状況設定で下級指揮官の戦闘指揮をシミュレートするもの。
作戦級=一定の想定のもとに、上級指揮官の部隊運用をシミュレートするもの。
戦略級=国家レベルの意志決定を、現実的な状況設定に基づき、シミュレートするもの。
となるでしょう。
いずれにしても、このような分類に明確な定義や境界線はなく、
ある程度恣意的な区分けであるということを覚えておかれるとよいでしょう。
#right(){(105:779)}
**海の変温層ってどの程度の深度?
日本海では60mくらいに一発あって、400mでもう一発あったはずです(季節による)
海上保安庁水路部の海洋情報で概略はわかります
垂直での温度変化も地点ごとでは研究論文として公表されてます
漁業の関連で調査されてるので、調べると面白いですよ
#right(){(105:965)}
音響調査で変温層を把握することで、潜水艦を探知されにくいように運用できるようになります。
#right(){(105:970)}
**ジェットエンジンで走る自動車ってあるんですか?
あります。音速突破記録を持ってます。公道は走れません。実際上、
直進しかできませんし。
#right(){(105:system)}
速度記録挑戦用のヤツがあったと思う。
乾湖の湖底でマッハ出そうとか言うヤツ。
#right(){(105:678)}
いわゆる自動車ではないが、M1エイブラムズがそうだよ。
#right(){(105:681)}
ガスタービンとジェットエンジンは、ちょっとちがうぞ。ジェットエンジンは排気を推力として使う。
ガスタービンは、軸回転を出力として使う。
#right(){(105:682)}
速度記録用のやつがアメリカの塩湖突っ走ってます
軍用ジェットエンジンの中古に自作アフターバーナーとか謎の世界でけっこう面白い
あと、ドラッグレースにジェットエンジンクラスがあります
日本国内でも走ったことあったような
ドラッグレース関連で検索すれば出てきますよ
あとはジェットエンジン搭載自転車とか ネタ用ワンオフですけど
実用車でとなると無いですね
ガスタービンの市販車もコンセプトカーだけで無かったような
軍用だと米国とロシアの戦車にありますけど
#right(){(105:684)}
**海洋国家と大陸国家の違い(定義)ってどういった点ですか?
別に、「大陸にある国」「海に浮かぶ島国」と分けてもいいんだが、より正確を期すなら
「国家としての生存と繁栄を、陸上に依存しているか、海上に依存しているか」の違い。
フランス、ドイツ、ロシア、中国などは昔から大陸内交易・陸上交易で繁栄を維持してきた。
逆に、スペイン、ポルトガル、オランダ、イギリスなどの国々は海洋を志向し、港を拠点に
昔から海洋交易で富を築いてきた。
その辺の歴史的経緯から、それぞれの国の国民感覚は、自然と大陸的、あるいは海洋的な
ものに染まってくる。その意識がそのまま大陸国家と海洋国家の境界線を作ってると言っていい。
現在のアメリカも、国家戦略上は海洋国家に限りなく近いと言える。
日本は島国なので一応のところ海洋国家なのだが、もともと昔から日本列島内で自給自足が
成立していた歴史が長いので、(「島国根性」なんて言葉がある通り)ごく一部を除いて大規模な
海洋交易の経験が無く、海洋国家民族としての経験は実のところ浅かったりする。
軍事的にいうなら「海を移動上の障害と考える国家」「海そのものを戦場の一つと考える国家」てとこか。
#right(){(106:844)}
**お金払って軍事訓練できるツアーとかありませんか?
例えば小6でも。もちろん親同伴で
あるか無いかといえばある。
一兵士にいなって訓練を受けるのもあれば、軍から弾を買って自動小銃やロケット弾を撃ちまくるツアーから
本物のミグ25や29に乗れるツアーまで金さえ出せば幅広く体験できますよ。
主に中国かロシアでやってます。
#right(){(107:11)}
**いのちをすてて ますらをが~ という軍歌をどなたかご存知有りませんか?
海軍礼式歌「命を捨てて」
♪命を捨ててますらおが
たてしいさおは あめつちの
在るべき限り語りつぎ
いいつぎゆかん後の世に
絶えせず盡きじ万代も
#right(){(107:784)}
山本五十六元帥大将の国葬のニュース映像で軍楽隊が演奏していたのを、
以前NHK(番組名失念、映像記録で太平洋戦争を振り返るという趣旨のもの)で見たような記憶がある。
#right(){(107:785)}
**capability based planningについて詳しい方がいたら教えて下さい
capability based planningは、恐らく、経営学では用語として確立していない。
CBPなどというと、現在の経営学では、
CONSTRAINT BASED PRODUCTION PLANNING=制約基準生産計画
これと対比される無制約基準生産計画書と対比させながら、
最適な生産計画への補正を図る進行管理の手法。
Consensus Based Planning=合意基準計画(?)
組織の構成員の個々の目標と、組織目標とを中間管理職との合意により調整して設定し、
個々の構成員のインセンティブを図ろうとする目標管理手法の一つ。
というのが、自分の記憶にあるうちだけど…。
能力に基づいて計画を立てる(立てた計画)ってのは、
「用語」とするには、あまりにも一般的過ぎると思うのだが。
#right(){(108:471)}
**太平洋戦争時の日本海軍駆逐艦をベースに護衛空母を作ろうと思ってるんですが、艦載機は何機ぐらいが妥当ですか?
萱場式オートジャイロが3~4機ってところでしょう。
あるいは晴嵐を伊400スタイルで運用(使用後、放棄)するとか。
悪いことは言わないから、利根の船体で空母「伊吹」を作るか、
TL型タンカーを造って、それをさらに「しまね丸」型に改造したほうが。
#right(){(108:484)}
CAM shipという手もありますかね。
空母じゃなくて水上機母艦としてならもうちょい使いでがある「かも」。
対潜護衛任務なら水上機でも十分役に立つでしょうが、その前に第二次世界大戦で
日本が喪失した商船の喪失原因をちょっと調べたほうがいいでしょうね。
#right(){(108:490)}
**空港の「TWR」とはどの様なものでしょうか?
ToWeRの略。
タワー、つまりは管制塔の事。
#right(){(108:567)}
**「一等自営業阻止」ってなんですか?
以前、サーバーがクラックされ軍事板他、同じサーバーを使用していた幾つかの板が壊滅、
混乱の後になんとか復旧したものの、データが消えてしまったのでスレの再建が多重的に発生。
この際、仕事明けの一等自営業(漫画家の小林源文氏のハンドルネーム)が暢気(?)にあちこちのスレで2getを連続。
これを阻止するために行われた行為>「一等自営業阻止」
現在では2getの同義語として用いられている様子。
#right(){(109:397)}
**映画「インデペンデンスデイ」で、米国大統領が戦闘機に乗って戦いましたが、
>こういう場合でも、戦闘機が空軍のものだったらコールサインは「エアフォースワン」になるのですか?
なる。
#right(){(109:830)}
**チャップリンの独裁者って映画で、ヒトラーの真似をしてドイツ語しゃべってるけど
>あれってホントにドイツ語しゃべってるの?
あれはドイツ語ではありません。トメニア語です。
#right(){(109:797)}
最後の演説以外は全部デタラメ。ちょっと前の言葉で言うハナモゲラ語。
#right(){(109:798)}
**ジェット戦闘機を操縦させてくれる施設があるかなと検索しましたが見付からなかったです。
>操縦したいんですが、やっぱりサーカスか軍隊に入るしかないんですか・・・
操縦できるコースもあるが代金は半端な額ではない。
それにまず民間用のパイロットの資格が要る。
主な客はアメリカやヨーロッパの暇な富豪達。
#right(){(110:153)}
1:ロシアでのツアーに参加する(数百万円必要)。予算次第で機種は選び放題。
2:南アフリカ、プレトリア国際空港にある会社で乗せてもらう。機種はバッカニアとライトニングのどちらか。
3:アメリカに行き、戦闘機ではないがそれに近いL-39アルバトロス(ジェット練習機)に乗せてくれる会社を捜す。
確かフロリダに一社、他にもあったかも。
4:カメラマン、戦争小説専門の作家、議員になって防衛庁長官や政務次官に出世。
5:アメリカで買う。各種MiGやL-39などは常にマーケットで売りに出ている。パイロットは別に捜す。
ロシアのツアーの場合、「操縦させてもらった」という話を小耳に挟んだことがあるなあ。
#right(){(110:155)}
極端な話、お金と健康な身体、あとは英会話ができればなんとかなります。
頑張りましょう。
煙を曳いて飛んでるのは航空自衛隊のブルーインパルスのことかな?
ああいうジェット機は皆、軍隊が運用している曲技飛行専門の部隊です。
パイロットは当然、全員戦闘機パイロット。
アメリカでは民間会社や個人で運用している戦闘機もたくさんありますが。
#right(){(110:162)}
http://www.aircombatusa.com/
こちらの会社(アメリカ西海岸にあります)なら、ジェット戦闘機ではありませんが、
実際に操縦と模擬空中戦に挑戦できます。しかも格安。
#right(){(110:173)}
**散弾銃の免許を取ってレミントンM870かM1100を買いたいのですが国内で買うことは出来るのですか?
散弾銃なら全て所持できます。値段は月刊GUNのサイトのファーイーストGUNショップで調べてね。
国内でのM14とM16も所持できます。詳しくはファーイーストで。
#right(){(111:トルエン大尉)}
**「一等自営業 ◆JYO8gZHKO. 」有名な作家さんなんですか?
一部では超有名。
特にこの板にいるような人間には神。
それ以外で知ってる人には特殊なジャンルの作家と言う認識じゃないかな?
#right(){(111:535)}
**音だけの大砲を作りたいと思っているんですが、何かいい方法ありますか?
百円ライターでも丸ごと爆発すれば、人間の頭一つくらい、かるく吹き飛ばせるという話を聞いたことがありまつが…。
適量というのが判らない以上、素人は手を出さない方がいいでしょう。
どうしてもやりたいのならば、危険物取り扱いの有資格者の監督下で行うべき。
#right(){(111:973)}
危険物って資格ばかりじゃなく「火薬類譲受・消費許可申請」も必要じゃなかった?
不発弾なんかの処理に必要だった気がする。
#right(){(111:名無しAPG● ◆yvNqrnvsYY)}
**ある本で、「ユダヤ人の体を煮て?石鹸を作った」とあったのですがコレは本当なのでしょうか?
(生体内で作られる脂肪酸の炭素鎖の長さは偶数になるはずなんだが
人油石鹸と言われているものを調べてみると奇数のモノの比率が高く
石油から合成している証拠)
この辺はハヤカワから出てるニセ科学検証本(タイトル忘れた)で詳しく述べられている。
あと、中公新書「プロパガンダ戦史」(絶版)によると第一次大戦時(1918年)に既に
「ドイツの死体製油工場」をネタにしたプロパガンダが行われている。
念のため言っとくと、「ホロコーストなぞ行われていなかった」とかいう欺瞞と石鹸の話は
全く別の次元の話なので故意にごっちゃにしないように。
詳しく述べられて無かったな。
マイクル・シャーマー「なぜ人はニセ科学を信じるのか―UFO、カルト、心霊、超能力のウソ」
ではリファレンスとして下の本を示した上で
ttp://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4760115153.html
>(これらの著作によると)検査されて人間の脂肪の陽性反応が出た棒石鹸は一つもない。
という表現のみで,化学的な内容については触れられていないってことで訂正しとく。
#right(){(112:330,333)}
**「古是三春」って何て読むのですか。
ふるぜ みつはる
氏のファンや旧知の人間はソ連草創期の革命家軍人にかけて「フルンゼ」と呼ぶ人も
#right(){(112:735)}
**軍板的に納得できる第二次大戦の戦車戦がメインの漫画ってありますか。
小林源文の漫画本がお勧め
大型書店で捜してみな。
#right(){(113:151)}
宮崎駿の「泥まみれの虎」
一般にはエコオヤジ(+2chでは炉)と思われている作者の軍オタ、戦車オタっぷりが堪能できる傑作。
#right(){(113:152)}
松本零士の、「鉄の墓標」
#right(){(113:151,152)}
中西立太先生のジャガーバックスの中のゲンブン先生の劇画クルスク編。
#right(){(113:156)}
**「軍事研究」のバックナンバーをまとめ買いしたいのですが、何かお勧めの手段があったら紹介して欲しいです。
普通古本屋回るわな
#right(){(114:311)}
ヤフーオークションでよくでてるけど
1冊売りOKの人もいますよ
#right(){(114:312)}
超速!最新日本近現代史の流れ
#right(){(114:313)}
312氏に加えて、日本の古本屋などのオンライン古書店を使うという手もある。
新しいのはあんまり出てないけどね。
#right(){(114:316)}
**『HALT』ってなんですか?
ドイツ語で「止まれ」
haltenの命令形
#right(){(114:859)}
859さんに続いて
英語でもHALTは”止まれ”です。
#right(){(114:860)}
**よくアメリカ軍が出てきてる映画で大尉の階級章なのに中尉とか大佐なのに中佐とか訳がついていますが
>階級章と本来の階級にはずれがあるんですか。
ColonelでもLieutenant Colonelでも、
口で言うときにはColonel。
だから階級章の違いが分からない訳者だと、
機械的に大佐と訳してしまう。
中尉と少尉も同じ。
ついでに言えば、Brigadier Generalから(Full)Generalまで
呼びかけはすべてGeneral。将軍と訳しておけばいいのだが、
訳者によっては、辞書にgeneral=大将とあるからと言って
准将でも少将でもみんな大将と書いてしまう。
これは映画に限らず、翻訳書でも同じ。
#right(){(115:974-975)}
**一京円使い切って「日本にも軍事力を」ということを提案したいのです。
一京円も流通させたら大インフレで日本経済が崩壊すると思うが
#right(){(116:103)}
いや、軍事的な問題以前に
10,000兆も金を造ったら、経済が飛ぶので・・w
#right(){(116:144)}
**古今東西多くの軍で★のマークが多用されてますがなぜでしょうか?
>また、その起源はどのあたりでしょうか?
星印の起源は分らないというのが今のところの説。
四稜星はアッシリア、バビロニアの太陽神シャマシュと同じでこれがマルタ十字架の起源。
五稜星はエジプトの至高神ホルスの象徴とかピタゴラス派にとっては
完全、宇宙、人間を現わすとしていますが、何故、星印が広まったかという説明はありません。
西洋騎士の場合、Mark Of Cadencyというもので、同一家族の兄弟それぞれの紋章を区別する為、
また、分家を立てず、親の家紋を自分のものとしている場合、
特別の印を以て区別するようにしており、三男は五稜星を使用していますね。
後、イスラーム諸国家はその象徴として、月と星を使用していますし、モロッコ、
アビシニア辺りでは、ソロモンの星(Seal Of Solomon)が使用されています。
また、魔除けとして西洋では使われています。
軍隊の星形使用の起源はこの辺りではないでしょうか。
日本のはドイツ軍の星形を採用して帽章とか記章に使用しています。
ちなみに、日本で星形家紋と言えば、毛利氏、渡辺氏などの丸型のものを言い、
☆型は、安部清明判紋と言われています。
#right(){(116:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**軍事評論家という職業にはどうやったらなれるんですか?
自称すればヨロシ、
仕事が取れるかどうかはまた別。
実際評論家って職業そんなもん。
職業欄に「軍事評論家」と書けば完璧。
#right(){(116:400)}
1 自称する
2 仕事する
で終了。
より現実的には自分の知識見解をもち、それが信用され仕事をもらえるように、
自衛官、学者、ジャーナリスト等を先にやってから転業する。
#right(){(116:403)}
**「リニアキャノン」という兵器は実在するのか?
実在しません。
#right(){(116:670)}
**車の改造で銃座をつけるのはNGですか?
道路交通法とか車両法の関係で「だめか?」という質問でありますか?
と質問の意図を正しつつ第三者に任せてみる。
聞いた話によれば、
機関銃用の支柱が溶接されているジープは車検が通らない>公道走行不可だとか。
#right(){(116:854)}
「運転中に乗員が接触する可能性がある場所の突起物」ってことで認可されないのかと
荷台なら「荷物の固縛の補助金具」で通る可能性が高い
#right(){(116:856)}
出先で、ジムニーの幌タイプに銃架っぽいのをつけてる人をみかけたことがあります
(車体はODに塗ってた)。
ちらっとしかみれなかったのですが、根本はボルト止めだったようで、
車検時にははずしてるんじゃないかと思います。
(ひょっとしたら後部座席無かったんで、乗員数変更もしてるかもしれません)
装飾としての銃架なら、取り外し式でいいんじゃないでしょうか。
#right(){(116:863)}
**ドイツの軍歌で「俺たちは世界の覇者、フィンランドから黒海まで支配している」というような歌詞で
>カマラーデンなんとかなんとかって聞こえる曲はなんでしょうか?
それは"Von Finnland bis zum Schwarzen Meer"(フィンランド湾から黒海まで)という軍歌。
同名でググれば海外等で収録されたCDが発売されている。
#right(){(117:543)}
**映画「Uボート」で出撃の時ブラスバンドが演奏していた行進曲の題名がわかりません
「Uボート」に登場する行進曲は2曲あります。
出撃時のものはMuss I Denn(別れ)といい、もとは作曲者不明のドイツ民謡、
帰港時のものはErzherzog-Albrecht-Marsch(アルプレヒト大公マーチ)といって、
作曲はKarel Komzakです。
#right(){(117:828)}
**銃から身を守るために車を防弾化したいのですが、どのクラスまで防弾性能を高めればいいのでしょうか
>注) 犯罪に使うわけではありません
日本の警官の制服組は9mm拳銃ですので通常の防弾設備で十分。
ただ、狙撃隊とかだとライフルがあるのでかなり高性能なものが必要です。
SATはMP5系統なのでこちらも高性能なものが必要。
狙撃隊とかSATに備えてるとお金が流れ出ていきます。
#right(){(118:206)}
NIJのIII-Aレベルで十分。
高くつくけどね。専門の業者があるからそういうところで見積とってもらえばいいでしょう。
>国内で一般的に犯罪に使われそうな銃でトカレフより高レベルの防弾性能が必要なものってありますか。
山ほどある。大抵のライフルは拳銃よりはるかに貫通力が高い。
#right(){(118:207)}
トカレフのArmer Piassingでも高張力鋼で4mmありゃ止まると思うけど
ランクルのフレームは抜けなかったはず
軟鋼鈑だと5mmでも抜けるみたいですね
#right(){(118:208)}
**MILI TECHはどこで売ってんですか
Military Technology誌はサイトから通販できます。
JDWよりずっと安いし(そのかわり月刊だから一冊あたりはJDWのリピーター価格より高いかも)、
構成がニュース形式ではなく、テーマ形式なので資料的価値は大きいです。
掘り下げも深いし。ただ、スポンサーついてる記事かな?という
ヨイショっぽい記事が時に載ることがあるので、少しだけ注意です。
#right(){(119:system)}
**オススメの初心者向け軍事系雑誌ってどんなものがありますか?
初心者向けの軍事系雑誌自体存在しません
総合的なものが欲しければ、軍事研究あたり
空軍系なら……航空ファン?
#right(){(120:267)}
初心者なら航空ファンよりJウイングのほうがいいかも・・・
特集で基本的な話をやることもあるし
写真も多いし書籍やグッズの宣伝も多い
#right(){(120:273)}
強いて云えば 『J-ウイング』 が初心者向けかも。
まあ、大体どの雑誌でも、初心者向けの記事は組んであるから、
そう大差が無いといえば、いえるかも。
基本的に 『軍事研究』 は最新の軍事情報を扱っているので
「第二次大戦の航空戦を~」 と云う人にはお勧めできない罠。
#right(){(120:ベタ藤原 ◆RoMNjfnp0E)}
>初心者向けの軍事系雑誌自体存在しません
雑誌というのは毎月出したりしているのでいまさら初心者向けの記事を
書いたりはしないというのは事実。
でも、本は大量に有るので気にせずに探すといい。
「戦車入門」とかいう本も有ったので他にもいろいろあるんじゃないだろうか。
読むときには書いてある事を100%は信用せずに読むのがコツだ。
#right(){(120:279)}
**軍事板住民は知識吸収にどのような方法を用いてるのでしょうか?
私の経験から申し上げると、効率のよい学習方法はありません。
興味を持った分野の雑誌や書籍、ウェブサイトなどを漁り、
知りたいことが徐々にわかるようになったが、
気がつくと専門外のことも少しかじっている自分がいて、
そのうえ、専門外のことも知らないと理解できない事態に遭遇し、
加えて時の経過とともに自分自身の興味も移っていき、
資料検索の幅が広がり、深みも増していく、ということなのだと思います。
そしてその後、資料批判ということに気がつき、
より一次資料に近い情報を求めて深みにはまることになります。
#right(){(121:576)}
**戦場にかける橋の「サル ゴリラ チンパンジー♪」の曲のタイトル教えてください。
ケネス・ジョーゼフ・アルフォード(英)作曲の「ボギー大佐」
その映画のおかげで「クワイ川マーチ」として有名
#right(){(121:521)}
**映画パールハーバーは日本公開の際に特定の項目を改竄され、他国で上映されたバージョンと明らかな違いがある。ってホント?
勝手に都合がいいように改竄した訳ではなく、配給元米ウォルト・ディズニー社が独自に配慮した結果
#right(){(123:78)}
司令官が作戦説明してるシーンの台詞ね
#right(){(123:80)}
**「パール・ハーバー」の日本本土空襲のシーンは本当に空母に古い爆撃機を載せて撮影したんでしょうか?
爆撃機が発艦するときに一瞬「6X」(Xは読めなかった)とあるので
今ある空母を
使ったと思われ
#right(){(123:137)}
退役直前の空母を撮影に使ったそうです
真珠湾攻撃隊もB-25も同じ空母で撮影されています
#right(){(123:138)}
**たくさんの軍事車両や戦闘機が出てきて更に名前や性能にも少し詳しくなれる。
>そんな映画はありませんでしょうか?
そんな映画はないと思う。
細かいところまで忠実に再現してると言われてる作品は有るけど
普通は正確な名前なんかいちいち出てこないしスペックはまず出てこない。
知ってる兵器の名前で適当にイメージ検索でもしてはいかがだろうか。
そのページの情報から別の知らない兵器にもちょっと詳しくなれるだろう。
で、動いてるところを見てみたいと思ったらネットで調べてその映画を見れば良い。
#right(){(123:223)}
「ヨーロッパの開放」、少し歴史にも強くなれる。
#right(){(123:227)}
パールハーバーはお奨めだよ!!
#right(){(123:228)}
「犬狼伝説」(藤原カムイ)とか。観測手は出てこないので的外れかも知れませんが。
#right(){(123:229)}
簡単に見つけられて戦闘シーンが多いとなると
ブラックホークダウンとかプライベートライアンとか
誰でも知ってるようなものしかないと思うぞ。
マイナー映画だと単に映像を見るには予算の都合でつらいものが有る。
戦艦が沈んでるところを見たいのならパールハーバーか。
中身はむちゃくちゃだが正式な情報については
パールハーバーのダメダメさを指摘するスレッドでも見れば良い。
#right(){(123:230)}
映画だとちょっと思いつかんが、映像ならこのあたりがいいんでないかい?
ドイツ週間ニュース
https://www.nicovideo.jp/tag/ドイツ週間ニュース
基本的に大衆に与える情報は単純なものだけと考えてる組織が作ったプロパガンダ映像
だから、さくっと見られると思う。
ただ映像の裏が読めるようにならんと騙されて終わる。
#right(){(123:232)}※リンク切れのため修正
**三船敏郎は、有能な指揮官だったのでしょうか
三船敏郎は戦時中陸軍で万年二等兵で上官に反抗的で
戦争が終われば わしは映画スターになる と言っていた
というようなことを昔なんかの本で読んだ気がする
#right(){(123:789)}
**ラピッドファイアとはなんですか?
いわゆる早撃ち。じっくり狙いを定めるのではなく、短時間で狙って撃つ。射撃競技用語。
#right(){(123:983)}
**旧ソ連や中国軍の軍旗に★のマークってありますよね あれは何を意味しているんですか?
あれは赤い星。
”生産を担う労働者の5本の指”を表し、”世界5大陸に社会主義を広める”という意味を持つ。
#right(){(367:776)}
**戦場では眼鏡とコンタクトレンズのどちらが良いでしょうか?
>眼鏡だと防毒マスクやゴーグルを着ける時に邪魔になり、そもそも激しい運動に不向き。
>コンタクトだと洗浄の手間、ごみが入ると激痛、装着したまま寝ると危険等々
防毒面やゴーグルには眼鏡をつけたまま装着できる物もあります。
メガネ対策してあるのが普通だから、特にコンタクトレンズで有利なわけではない。
むしろ、清潔な扱いが必要なコンタクトレンズの方が面倒。
#right{(598:285,287)}
**コンタクトレンズって前線の歩兵にも普通に使われてるんでしょうか?
ソフトレンズでは異物が入ることは非常に少ないので普通に使われています。
ヘリのパイロットが装用した場合の乾燥による視力への影響など、さまざまな研究も行われています。
屈折矯正手術については軍が手術施設を運営しています。2004年9月の「Associated Press」掲載記事によると、
陸軍は8箇所、海空軍は10箇所の施設を運用しており、前線勤務の兵士が優先して手術を受けることができます。
#right{(358:186)}
悪環境下でのコンタクトレンズ装用については、否定的な意見もあり、イラクでは使用禁止となっているようですが、
http://www.armytimes.com/news/2007/03/ATIraqeyecare070315/
陸軍のコンタクトを使用している飛行士を調査した結果、95%は眼鏡より有効であると回答し、
98%はコクピットで使用しても安全上の問題はなく、常用して良いと回答しています。
( Lattimore MR Jr, Cornum RL: Subjective assessment of contact lens wear by army aircrew.
Optom Vis Sci. 70: 561-7, 1993)
実際にはどうかというと、最初に挙げたサイトにあるように、前線でも実は使っている兵士は少なくなく、
米の軍病院で研修している知人も、本土ではもちろん、前線でワンデーを使っている兵士は多い、と言っていました。
また、イラクのような指示がある場合を除いて、軍人のコンタクトレンズ装用には大きな制限はありません。
(パイロットや特殊部隊、ダイバーなどについては制限する場合もある)
#right{(358:187)}
**軍隊は落雷の被害ってどれぐらい受けてるんでしょうか?
>電子機器の塊たる現代兵器に直撃くらうと厳しい気がしますが、
戦車の場合、アンテナに落雷すれば無線機は確実に焼き切れる。
だから雷雲が接近している時はアンテナを外すし、空電音が混じりはじめたら待避する。
#right{(363:494)}
**戦争映画の演出でよくある、砲弾が近くで炸裂したら周りがスローに見えるやつって、ホントにああなるんですか?
大脳生理学者の説によれば、人間の能は絶体絶命の危機がくると“緊急モード”に切り替わるらしい。
視覚がモノクロになり、音が聞こえなくなる。
色覚や聴覚の情報処理を中止して、余ったリソースを思考や運動に振り分けるそうな。
結果として思考速度と運動能力が増強されるらしい。
#right{(363:651)}
**小笠原でスキューバダイビングをしたんですが、潜水艦が沈んでいるのを発見しました。
>お宝を発見しても、日本軍は解体されたんだから、見つけた人の物ですよね?
沈船及び、その中身は領海内だと所有権が有る場合が多いので手を出さぬが吉
公海に沈んでるのなら切り取り放題だけどね
#right{(363:800)}
現日本政府は戦前の政府の権利、条約(負債も)を引き継いでるから日本陸軍の物も日本政府の物。
#right{(363:810)}
**狼煙ってのは雨でも使えると聞いたことがありますが、大雨や霧や雪でも使えるんですか?近代戦でも有効なことはありますか?
ヘリ相手の着陸点指定とか、地上支援攻撃時に地上の自軍の位置を示すとか、
作戦開始確認とか、いろいろ使ってるよ。狼の糞は燃やさないけど。
昔の狼煙でも、大雨降ってても屋根を使って燃やすことは出来る。
しかし、視界が落ちるから意味ない。旗などを振っても見えないような遠方に
信号を届けるのが目的だから、視界が落ちる大雨、霧、雪など天候では
使用できても効果が激減する。これは現代のスモークでも同じ。
#right{(503:767)}
**B52は初飛行が1952年で、2045年までの就役を予定しているそうですが、これほど長く就役、または就役の予定がある機体は他になにかありますか?
>また、軍艦や戦車なんかではどうですか?
軍艦ではUSS Constitutionは1797年進水で未だに現役。これが最長記録ではないかと。
戦車ならT-34だろうな。1939年開発で今も現役
#right{(506:480,492)}
**爆破をする前に「口を空けろ」見たいなことを言う描写があったのですが、何の意味があるのでしょうか。
それをしないと鼓膜が破けるから
口を閉じていると音の逃げ場がなくなるので、それを防ぐため
重砲などを撃つときも必ずそうする
ついで言うと、耳を押さえておかないとあまり意味がない
#right{(358:343:名無し上級大将 ◆80fYLf0UTM)}
**暗所でライトを持って探索する場合、逆手?にして顔の近くで持つのは戦闘行動的に意味があるのでしょうか?
>一般人がライトを持つ場合順手で腰の辺りに持ちますよね?24や映画等を見て疑問に思いました
まぁ実際に自分でやってみればわかると思うけど・・・。
顔の脇に持って顔の動きと連動させるように照らせば、視線の先を自然と照らせるので便利。
また、そうするには逆手で持つしかない。
あと、マグライトと呼ばれる頑丈な懐中電灯は、そのまんま人をブン殴るのにも使える。
警棒の代用になるわけね。
そういう使い方するときにも、照らした先にブン殴りたいものがあったら振りかぶる
だけで殴りつけられるので有利。
ただし、顔の近くに懐中電灯を構えるのは、光源を狙って撃たれた時に頭に直撃する可能性を高めるし、
注意しないと自分の顔に光が当たって存在がバレバレになるのであまりよろしくない。
撃たれる可能性のあるときは懐中電灯持ってる手を極力伸ばして体から離して持つべし、とされる。
#right{(516:619)}
**FPSってよくHS(ヘッドショット)するじゃないですか。現実にヘッドショットされた死体ってどうなるのでしょうか?
>流石にM21なんかでヘッドショットされた日には頭が吹き飛んじゃうのかもしれませんが、小口径弾で眉間だけを
>精確に撃ち抜かれた場合なんか、脳だけ破壊されても身体は生きてるから「脳死」判定になるんでしょうか。
医者です。
交通外傷なんかで脳挫傷になっても、ふつうに生きている人はいます。
ただし、脳幹がやられた場合と、出血なんかで脳圧が上がりすぎた場合は救命困難です。
眉間撃たれたら脳幹が損傷しそうですので、まずあぼーんでしょう。それに銃弾は体内で不規則に回転しますから、
銃弾の断面積より大きい傷を作りますし。
普通は頭のどこを撃たれてもおおかた死ぬと思いますが、運がよければ助かるかも、ていうくらいです。
ただし、散弾銃の場合はまず人体を貫通しないので、頭をうたれても、散弾を脳からうまく摘出できて、
かつ当たりどころがよければ、助かる可能性は高くなります。
#right{(516:717)}
**戦場では歯磨きは行われないのでしょうか?
>兵士が虫歯で病院送りとか、あったりするのかな?w
しますよ。ひげそりも。
もっとも食事ほど最優先事項ではないのでしょうけれど。
イタリア軍の軍用携行食料には歯磨きセットが付いてくる。
あとガムが「歯磨きの代用になる」と推奨されてたり。
原子力空母には歯医者まで揃っていたりする
#right{(356:567-580)}
**諜報機関に勤める人は身分をどの様にしているのでしょうか?
>シュワちゃんの映画で、諜報機関のエージェントの主人公が>家族に身分を明かせずに苦労するコメディーがありましたが、
>現実の諜報機関に勤める人、特に直接人と接触して情報を集める人ではなく、CIAやMI6の本部に勤める職員の場合は
>身分をどの様にしているのでしょうか?
>家族、地域社会、クレジットカードや社会保険など、己の身分を明らかにするべき場面は職員にもあると思うのですが、
>「CIAで働いています」と言えるのでしょうか? ダミーの会社や公務員の肩書きを用意し、そこで働いている事にするのでしょうか?
本当に非正規の任務にしか従事しない人以外は、ちゃんとした「連邦政府職員」としての
「中央情報局 局員」の肩書きを持っている。
CIAそのものは非公開の組織でも非合法の組織でもなんでもないので。
ただ、「経理局経理部」の肩書きだからって本当に経理の人である、という保証はない訳だけど、
であっても表向きは「(株)拡散情報サービス」の社員という肩書きを持ってたり、はしてない。
もちろんCIA職員の肩書きを持っていない非合法要員の人はいるが、そういう人達は
「CIAと関わりがある」ことすら否定されて任務にあたるので、表向きも裏向きもCIAとの繋がりは
身分証明的には持たない。
正規の職員であっても身分を隠したり偽ったりする必要があれば、そういう手配はされる訳だが・・・。
CIAもMI6(はSISの一部門)も普通に公式サイトを持っていてウェブ上で求人もしている。
https://www.cia.gov/
http://www.mi6.gov.uk/
両組織とも要はお役所なので、勤務者の業務内容もそう代わり映えのするものではない。
どこの部門に勤めて何をしているかが守秘事項にかかわる人もいるだろうが、全員が全員勤めていることを秘密にする必要もない。
以前勤めていた会社の同僚のアメリカ人で親父が元NSA職員って人がいたが、そんなことを喋っちゃうくらいだから
隠すようなことでもなかったということだね。
#right{(524:408-411)}
**日本の模型メーカーが作る軍用兵器の模型が精密すぎて、いったいどこからこんな情報を得たのかと某国の情報機関から問い合わせがあった・・これ本当?
そういう噂話なら聞いた事がある
米の最新鋭機をプラモ化した時、下から見た姿は公開されていなかった為
予想して造ったらあまりに似ててアメリカ軍がどうやってこの部分の情報を
手に入れたのかと調査に来たらしい
むかし円谷英二という人がカンを頼りに真珠湾攻撃の映画を作ったらあまりにもリアルで戦後MPにしょっぴかれたことが
#right{(353:336,341)}
**戦場に赴く男子が意中の女性から「お守り」として陰毛を貰う慣習はどういう理由で、どこから始まったものなのでしょうか?
処女の陰毛は「タマに当った事が無い」
#right{(352:252)}
>これは日本だけの風習だったんですか それともアメリカとかでもやってたんですか
日本だけみたいです。
熱海の秘宝館に世界の観音様グッズが展示してあって確認できます。
#right(){(97:719)}
**世界中の空軍基地で一番滑走路の長いのは何千メートルですか?
旧ソ連や中国のデータが手元にないので正確とはいえませんが・・・
確かアメリカのエドワーズ基地が、試験機のテストサイトという性格上
長い滑走路が必要で、乾湖を利用した10㎞オーダーの滑走スペースを
設定していたと思います
但し、これはただ平坦なスペースがあるというだけで舗装も電波誘導も
ありゃしません
舗装された滑走路に絞ると、世界で1番速いスピードで降りてくる飛行体
スペースシャトルが降りられる飛行場(3000m以上)になります
具体的にはヴァンデンバーグ、エドワーズ、ケネディー(NASA管理)の
各アメリカ空軍基地などが持つ4576mが最長ではないでしょうか?
#right(){(349:60)}
**野戦訓練中にひゃっくりなどが止まらなくなったら、どうするんですか?
そういう問題は発生しない。
しゃっくりは、横隔膜のけいれんだから準備運動が足りないか食事時間から近いとかが原因
斥候なんかは潜入行動がそのものが運動になるし、緊要な偵察の前2時間は食事をとらない。
くしゃみは鼻をつまんで左右に揉んで消す。
問題は咳で、止めることができない。だから風邪引きは斥候要員から外れる。
#right(){(自衛隊板初質スレ102:35)}
**天皇やローマ法王、エリザベス女王たちはどんな儀礼をうけるんですか?
栄誉礼・儀仗等の要領は各国で違うが、最精鋭とされる部隊をもって戦意がないことを示すのが基本
実態としては、先進各国は儀仗専門部隊を保有している。
訪国時の儀礼フルコースの一例としては、
1 特別機の席まで外交大使クラスが出迎え、ご挨拶
2 国土の第一歩(通常、タラップに乗った瞬間)に合わせて礼砲
3 音楽隊付の儀仗
4 移動経路でと列
>昭和天皇のときは儀仗隊の隊列が多く他の元首より格上だったって本当ですか?
日本を含め、王族と共和制元首に差を設けている国も多い。
#right(){(自衛隊板初質スレ103:ローレディ ◆5xsookHc2o)}
**勝てると思って弱国に戦争しかけたら強国がやってきた、という例
・湾岸戦争。イラクがクウェートへ侵攻するが、アメリカを主体とする多国籍軍に
ボコられ返される。フセインは、アメリカ参戦は無いと踏んで始めたはず。
・朝鮮戦争。北朝鮮が韓国へ。すぐにアメリカを主体とする国連軍が半島へ。
アチソン声明を金日成がどう受け止めたかは議論のあるところだが、
アメリカ参戦絶対無しとは彼は思ってなかったかもしれない。
逆にアメリカ側も、人民解放軍があそこまでなだれこんでくるとも思っていなかった。
・南オセチア紛争。プーチン大帝がオリンピック開会式で遊んでるじゃん、このタイミングだぜ…!
露軍準備万端だったじゃん(´;ω;`)ブワッ
・フォークランド紛争。アルゼンチンが英へ。鍵はアメリカの動向で、アルゼンチンとしては中立を
期待し、アメリカもふらふら迷っていたが最終的にはイギリス側へついた。
・スエズ動乱。英仏がエジプトへ。米ソは参戦したわけではないが、ブチ切れた。
安保理は機能不全なので、平和のための結集決議とかで、まあこれは「んじゃなかったことに」。
#right(){(564:930)}
**宇宙人と戦争になることってあるかな?
マジレスしてあげよう
楽観論では、銀河系内には25000の文明があるとされる、これは多いようで少ない
1000億個の恒星のうち、知的生命がいる惑星を持つものは25000、つまり2.5×104÷1011=2.5×10-7(4×106分の1=400万分の1)で
銀河系を半径5万光年、高さ2万光年の円柱とすると、その体積は2π×5万光年^2×2万光年≒3×1014光年~3の広さであり
知的生命が存在する数で割ってみると、体積にして約2π×5万光年^2×2万光年≒3×1014光年~3、半径はだいたい1500光年だ
つまり、文明と文明はざっと3000光年離れているわけだ、これでは、亜高速で飛ぶ船でも万年単位の時間がかかる、探し出すのも大変
この距離を隔てて侵略してくる意味があるはずも無い、なぜなら、資源だけなら半径1500光年の中にいくらでもあるからだ
そして、戦争大好きな知的生命体の文明でも、まだ他の文明との戦いの楽しみなど知らないので、母星を後にして何万光年も旅はしないはず
フォン・ノイマン型ロボットが探査しにやってきたとしても、探査が目的なので侵略にはならないはずだ
そもそも、これは楽観論中の楽観論、中間的な考えでは2,5個程度の文明しか同時に存在しないはずだとしている
悲観論ならば、この宇宙に何億光年間隔でいるかどうか
仮にやってきたとしても、戦争が始まる可能性は50%あるかどうか程度だろう、まして侵略などもってのほか
つまり、これ異常ないほど可能性は低い
#right(){(344:名無し上級大将 ◆80fYLf0UTM)}
資源だけならいくらでもあります。
太陽系に比較的近い範囲で観測しても、すでにこれだけ惑星が見つかっています。
http://www.extrasolar.net/starlisttour.asp?StarcatID=normal
掘り尽くすのは大事業です。
戦争する必要が生じそうにありません。
では、戦争を趣味にしている文明ではどうか?
やはり隣に行くだけで大事業です。それ以前に隣の文明を見つけるだけでも大事業です。
というわけで宇宙戦争を実施するのは難しいと思われます。
#right(){(344:TFR ◆ItgMVQehA6)}
**映画を製作する際、軍が撮影に協力している場合がありますが「軍のイメージアップになるよう撮れよ」みたいに、制作者は軍から注文を受けたりしますか?
自衛隊だと、陸>海>空の順で映画に協力的。陸は「どんどん壊しちゃってください」だけど、
空は「壊すんなら映像も貸しません」っていう感じ。ただし、『宣戦布告』みたいなやつには
さすがの陸自も協力しない。
それは基本>協力の替わりに注文
「戦国自衛隊1549」(だったかな?)が自衛隊の全面協力の替わりにクズ映画と化したのは記憶に新しい。
平成版「ガメラ」でもFー15が銀座に墜落するシーンを撮影しようとしたら
空自に素材の提供を断られ、妥協してそのシーンを没にした、ということも。
アメリカの「インディペンデンス・ディ」も最初空軍に協力を依頼したら、
「エリア**? UFOネタはX」と言われて仕方なく海兵隊航空隊に依頼相手を変えたとか。
デンゼル=ワシントン、メグ=ライアンの「戦火の勇気」もシナリオを見せたら国防総省に協力を拒否されて、
仕方なくM1戦車を何台か改造して作り、苦労して軍隊のシーンを撮影したとか。
BHDも国防省の横槍で一部が削られたとか聞いた
「亡国のイジース」もそれでシナリオ改変された
#right(){(340:148-158)}
**第二次大戦中に実際にパイロットや兵隊で、機や乗船艦がやられてそのあと無人島で暮らして、その後救助という例はあるのでしょうか?
>漂着するまえにサメの餌食になったの人も多いと思うけど。
ジョン.F.ケネディ
ケネディ中尉が率いる魚雷艇、PT-109は、1943年8月2日にソロモン諸島の近くのニュージョージアの西を哨戒していた時に、
大日本帝国海軍の駆逐艦「天霧」との偶発的な接触事故によって船体を引き裂かれた。
彼は痛めていた背中からデッキにたたきつけられたが、負傷者を命綱で結びつけ3マイル遠泳して、
なんとか小さな島にたどり着いた。友軍による数日の探索後に島民2人に出会い、
ココナッツに刻んだメッセージが元で救助された(このココナッツは後年、ホワイトハウスの執務室に暗殺の日まで置かれていたという)。
これらの行動について、ハルゼー海軍提督からの感謝状、名誉負傷章、海軍メダルおよび海兵隊メダルを受章した。
しかしながら背中の傷はボートの上にぶつけた際に悪化し、さらにマラリアにかかり、
1945年前半、終戦の数か月前に名誉除隊をした。
あ、無人島じゃないや
渡辺洋二の著作に出てくる話。
サイパン進出中の海軍の「月光」がエンジン不調で鳥島周辺の無人島に不時着。
アホウドリの死骸やらなんやらだけで20日間以上粘って、偶然吹き流されてきた漁船に
ようやく救出された。
#right(){(331:532,533)}
**二次戦ではイタリア戦車隊が可愛いネーチャンをナンパしてる間に戦車盗まれたとかいう話を聞いたことがありますが
それは第一次中東戦争時のイスラエルでの話だったと思うが。
とにかく一台でも戦車が欲しいハガナー(イスラエル国防軍の前身)のメンバーのねーちゃんが、
イギリス軍の戦車兵を酒場で酔いつぶれさせてその間に戦車をかっぱらったという話。
他にもインチキ映画会社をでっち上げて、撮影に使うという名目でチェコから戦闘機を輸入している。
#right(){(330:745)}
**戦時中、兵士が適地を襲ったあと、女を強姦してウンヌンっていうのが非常に多いんですが、
>疲労の極みにいると思われる兵士たちが、なぜ適地で女を襲って無駄なエネルギーを使うのでしょうか。
資料が比較的数字もはっきりしているので先の大戦を例に挙げると、各国軍とも
五十歩百歩なのですが、特に悪名高い赤軍兵士によるドイツ人や、その他占領地域
(東ヨーロッパ諸国)での集団暴行に関しては、実際には前線の戦闘部隊よりも、
むしろ補給部隊や士官の方が強姦を犯しており、たいてい司令部が事件をもみ消し
にはしったといわれています。
たとえば前線部隊の士官達は「我々は諸君に何もしないが、後から来る連中には
気をつけなさい!」と言って怖がる女性達を安心させた、という話が伝えられています。
なお戦時における強姦行為に関しては、これは各国ごとに事情は様々とはいえ
共通して言えることは、何らかの報奨行為として、場合によっては上層部から推奨
され(ソビエト赤軍)上層部から黙認され(米国軍および自由フランス軍)あるいは
直接性行為に及ばないまでも、いわゆる陵辱行為(全裸を衆目に晒す、妙齢の
女性の裸体に無遠慮に触れ回る)に及ぶ(ドイツ軍)という、共通した性的欲求及び
性的興奮の昇華行為として行われたことであり、つまるところ戦闘行為が継続
している期間には「そんなひまはない」ということであり、むしろある程度戦闘行為
が収束して、主として軍隊が治安維持任務に振りあてられたときが、実は最も
センチの女性達にとって危険な土岐であるということが言えるのではないかと。
これはつい最近のユーゴスラビア紛争においてもコソヴォでサラエボでくり
かえされたことからも明らかではないかと思います。
より詳しい、古代・中世・近世・現代の現象面、さらに心理面まで掘り下げた
考察をされる場合には、
性と暴力の文化史 法政大学出版局編
をお勧めします。
#right(){(34:海の人●海の砒素)}
**第二次世界大戦中の光像式照準機って今買うと幾らくらいしますか?
>レプリカでもよいのですが。
「東京ガンシップ」という店の広告によると、Revi12/Dが68万円、Revi16Dが58万円となっております。
また、「マツ・モデルデザイン」という会社が98式射爆照準器のレプリカを10万円で売り出しています。
お問い合わせはこちら。
ttp://www3.ocn.ne.jp/~matsu814/
#right(){(34:名無し軍曹)}
**映画「ブラック・サンデー」に20万発のライフルダーツという物が出てくるんですがこれは一体どういうものなんでしょうか?
作品中 飛行船のゴンドラ下部につける装置の事だと思います。
フレシェット弾と同様のものを並べ、クレイモア地雷のように
起爆したらば四方に飛び散らせるという考えではなかったかと。
#right(){(34:258)}
ライフルダーツ、というのは自己矛盾的な単語ですね。APFSDSをライフル砲から
発射する時は、回転を殺すための特殊なサボットを使用するぐらいで。
ライフルを除いて考えるなら、どこかに銃身に弾を縦に何発も詰め込み、
それを何本も束ねて電気的に一番先の弾から次々に発火させて一度に多量の
弾幕を作る仕掛けがありますね。軍用にも売り込み中のようですが、まあ
色々問題が(主に運用上。実用性がない)あって終わってるようです。
#right(){(34:262)}
フレシェットと呼ぶのがフツー、とゆーか、軍事的に
使用されているのはフレシェットと呼ばれています。
まあ、作者の頭にあったのは、ベトナムで米軍がM-48の90mm砲とか、砲兵の
105mからキャニスターでドバっとぶっ放してたような「ビーハイブ」フレシェット弾
(鋼鉄製、矢羽根付きのミニダート)のようなものなのでしょう。
http://www.angelfire.com/sk/sabot/008.html
に写真がありました。散弾銃からも撃てるみたいですね。ただ射程はかなり限定されていたようです。
そう言えば、昔この手の弾を調べたことを思い出しました。拳銃弾にすら設定されていたような。
サボットから打ち出されるため、どれも回転はほとんどないものと思います。あれば安定しないし。
強いて言えば、ライフルダート、はライフル銃身から打ち出すことができる
ダート弾(フレシェット弾)ということになりそうです。
#right(){(34:297)}
**山本権兵衛閣下って「やまもとごんのひょうえ」と「やまもとごんべえ」どっちが正しい読み方でしたっけ?
「ごんべえ」が正しいそうです。
ところがある時、国会か何かで呼び出す時、係の者が「ごんべえではカッコわり」と
勝手に「ごんのひょうえ」と呼びました。それから「ごんのひょうえ」が一般に定着したそうです。
#right(){(37:ZII)}
**なぜ兵器という物はカッコイイのですか?
兵器のデザインは、機能的・技術的に突き詰めた末に決まるものです。
科学史の教授が戦闘機の進化を例にして”進化するほど単純な・美しい形になる”
と言っていましたが、それに近いものもあるかと。
#right(){(37:347)}
**戦闘中に旗持ってる兵士って何やるんですか?
士気を高める:鼓舞といふ
敵軍自軍の識別役・・とか
#right(){(37:713)}
**エルビス・プレスリーがいた部隊をお教えください。
アーカンソー州フォート・チャーフィーから、テキサス州ホートウッドの訓練部隊に行き、
西ドイツに渡り、戦車師団に配属されてジープの運転手をしていたらしいです。
第3機甲師団の第32戦車大隊?にいたようです。
最終階級は軍曹。
#right(){(38:眠い人 ◆ikaJHtf2)}
**とにかく部下に自分で手本を示し、誉めて才能を伸ばすっていう山本五十六のモットーありましたよね?どんな言葉でしったけ?
「やってみて、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ」だったかと。
#right(){(38:ちゃぎ ◆O6.vzjpM)}
**鳥人間コンテストの第一回ラストに飛んだ機体の設計者は一式陸攻の設計者、木村氏でしたでしょうか?
これは、第一回大会(1977年)に優勝した岡良樹氏の機体である。
鳥人間達の神様リリエンタールのグライダーを彷彿させる美しき「鳥」である。
設計は何と本庄季郎氏。一式陸攻などの設計で知られる、戦前の三菱飛行機を代表する設計者の作品なのだ。
#right(){(40:764)}
木村秀正先生は審査員だったと思う。
#right(){(40:名無し軍曹)}
**エースコンバットはどれぐらいリアルなんですか?
全然違います。ACはフライトシミュレータではなく、シューティングゲームです。表示される
画面がまったく本物とは違いますし、機体の挙動は飛行機とは思えません。反重力装置でも
積んでいない限りはあんな機動は無理です。(以下略
フライトシミュレータと呼ばれるソフトで遊ぶと比較的本物の戦闘機に近い雰囲気を味わうことが
できるでしょう。Falcon 4.0やJanes系のソフトをやってみてください。
#所詮フライトシミュレータとは言ってもゲームですから、本物とは全然違いますが、少なくとも
#AC04はまったくリアルではないことがわかるでしょう。
#right(){(40:305)}
**「最新の理論がわかる」という本、教えていただけませんでしょうか。
中村好寿 中公新書 軍事革命(RMA)~情報が戦争を変える
これは絶対外せないと思います。
むしろコレを読まずして軍事に関しての予見を語る事無かれ・・・って位の一冊。
中身も難解ではなくわかりやすいですし。これは取り寄せてでも読みましょう。
#right(){(41:750)}
**ジュラルミンと超ジュラルミンはなにが違うの?
少なくとも溶接構造物には使用しないようで、
ジュラルミン(A2017)…耐食性:△・切削性:◎・溶接性:△・引っ張り強度:9.1kg/mm^2
超ジュラルミン(A2024)…耐食性:△・切削性:○・溶接性:○・引っ張り強度:19.0kg/mm^2
超々ジュラルミン(A7075)…耐食性:△・切削性:○・溶接性:×・引っ張り強度:23.2kg/mm^2
超ジュラルミンは、ジュラルミンに銅、マグネシウム、マンガンを添加したもので、構造材に使用
される。
また、超々ジュラルミンはそれに加えて、亜鉛を添加し、強度を鋼並みにしている。
#right(){(41:眠い人 ◆ikaJHtf2)}
**軍隊経験者の歩き方って普通とどう違うのですか?
二人以上で歩くと足がそろってしまう
同業者の癖なら軍隊じゃなくても分かる事が有るのでは
軍隊は行進するからそこが見分けやすいのかも
#right(){(42:予備海士長)}
**「バルジ大作戦」を見たのですが、ヘスラー大佐って実在ですか?
部隊としてのモデルはパイパー戦闘団ぽいが、ヘスラー大佐のモデルは
バルジ戦時の第2装甲師団長だったマインラート・フォン・ラウヘルト
大佐である可能性が高い。
ちなみにラウヘルト退役少将は映画「バルジ大作戦」にドイツ側の軍事
アドバイザーとして参加している。
#right(){(42:21)}
**G.I.ジェーンを観ていて疑問に思ったんですが、軍隊ではどうして同性愛を(かなり激しく)問題視しているんでしょうか。
欧米(キリスト教圏)では主に宗教上の観点から、です
日本ではどーなのかなー
ピーターの父親が召集されて、大喜びで兵舎内の兵士全員を食っちゃったので
あわてて召集解除した、という伝説が残っているけど
ちなみに米軍では同性愛を理由にした差別は禁止されているけど、軍隊内での
恋愛行為そのものも軍律違反で処罰されるそうです
#right(){(42:59)}
**刃物を振り回す馬鹿にどのように対処すればよいか教えて下さい。
実際に刃物基地外にであったら。
1 最速で逃げましょう
逃げられない、しかも襲ってくる!
3 手元にあるものをなんでも投げつけて、周囲の人間に助けを求めましょう
必ず「誰か助けて」ではなく「そこのあなた、助けて」です。
だめだ、一対一で、周囲に誰もいない。
3 運を天に任せ戦うしかありません。そんな状況になるまで気がつかなかった自分を責めましょう。
#right(){(42:822)}
**アメリカ対その他の国全部(日欧露中などなど) で戦争になったら、どっちが勝つでしょうか?
>核は使わないという仮定で。
どちらかの陣営の人員が全滅するまでと言う勝利条件で
継続的に戦闘が行われるならば、アメリカが負けます。
#right(){(43:バーナー保守員 ◆HosyuUiU)}
**救世軍ってなんですか?
軍隊を規範とするキリスト教布教団体。くわしくは日本救世軍のHPへ。
http://www.salvationarmy.or.jp/
#right(){(44:746)}
**RSBC世界ってなんですか?
RSBC世界=レッドサンブラッククロス世界のこと。
元はボードゲームだけど、今は佐藤大輔が小説を書いているのが有名。
詳しく知りたい場合はぐぐってみてください。
#right(){(45:バッチ3)}
**敬礼ってどっちの手でするんですか?
右手。
#right(){(46:306)}
**欧州戦史(一次、二次)を勉強しやすい本はありませんか?
初心者にはちとつらいかもしれないが、リデルハートの第1次世界大戦
及び第2次世界大戦あたりが良書かも。
第2次世界大戦なら学研のムック本シリーズがよろしいかと
写真やイラストたくさんなので
ただ、量が多いので予算も必要
#right(){(46:836)}
**yes,sir!のsirってどういう意味なんでしょうか。由来などを教えてください。
適当ですが起源は貴族とか騎士に付けられた敬称ではないかと。
兵卒と区切りを付けているので近代式の軍隊で士官というグループが
できた時に尊敬語として文の始め又は終わりに。
現代語の意味としては単独ではイギリスの貴族を指したり
尊敬語としては教師、目上の者、友人の父(祖父)、自分よりも
階級が上の士官と話す場合に使われます。
#right(){(47:46)}
**「パンにはパンを、血には血を」ってなんですか?
「目には目を、歯には歯を」と同義
#right(){(47:105)}
**アニメによく出てくる爆発シーンではまずピキーンと閃光が走ったあと一瞬遅れて爆発するという演出がありますが単なる演出ですか?
庵野とか板野とかその世代が色々な爆発のビデオを見て研究した結果が
フォーマットしたものです。
理屈では
・閃光は点火薬
・ガスが膨張する
・そのガスに点火する
・ガスが燃焼して体積が膨張
・その膨張する時に爆風が発生する
・爆発点は酸素が消費され真空になる
・気圧が低くなってた中心部に引き戻される
#right(){(47:207)}
光は衝撃波や爆煙よりも速い、てのが、まあありますが、
アニメでは爆煙が上がると同時に爆音がきこえるのにお気づき
でしょうか。現実であれば当然爆音が聞こえるのは更に遅れるはずで、
つまりは爆音が聞こえたときに爆発を実感する、という人間心理を
取り入れた象徴的表現なのです、あの爆炎/爆煙は。
#right(){(47:219)}
**「俺のケツを舐めろ!」とは一体なんですか?どう言う状況で発言したのですか?
ゲーテの戯曲、「ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン」の主人公の騎士
ベルリヒンゲンがバンベルク司教に対して発する罵倒のスラングです。
ドイツでは結構有名なようです。
以前の初心者スレではキリスト教における敬意の接吻の風習を
逆手にとった冒涜表現ではないかとのレスもありました。
多分自営業氏が劇画で使用したことが日本での普及のきっかけ。
#right(){(47:319)}
**映画とかを見てると海兵隊の新兵の教育係?みたいな人が覚えの悪い新兵にむちゃくちゃひどい事いってるんですけど本当ですか
今は新兵確保に必死なので、フルメタルジャケットみたいな罵り方はしない。
それに訴訟大国アメリカで今、あんな事やったらあっという間に人権弁護士とやらに
訴えられるし。良く言われる特殊部隊の訓練だって、精神面・肉体面を鍛える鍛錬こ
そはそれど、個人を精神的に徹底的に叩きのめすような訓練はしないそうな。
そりゃ、体育教師程度の罵りや軽くケツを叩く程度はあるでしょうけど。
ただ、先進国以外の軍隊や昔の話でならあったでしょうけど。
#right(){(47:518)}
**軍人さんは無帽の時はどうやって敬礼するのですか?
確か、脱帽している時の敬礼はお辞儀じゃなかったかな?
帽子は、つばのトコを人差し指と中指で挟んで持っておく。
#right(){(48:49)}
**エアソフトガンってかなり精巧にできていますがこれを使って訓練している軍隊 警察とかあるんでしょうか
アフリカの貧乏国なら、あるいは…
でも、ないと断言してもいいと思いますよ
弾道特性がまったく違うエアソフトガンでいくら厳しい訓練しても
実弾を使ったら命中する可能性はありません
#right(){(48:896)}
**世界三大海戦って日本海海戦も入るんですか
トラファルガー沖海戦
日本海海戦
ジュトランド沖海戦 の三つ。
#right(){(50:名無し軍曹)}
**航海に出たら長期間船の上で生活するわけですがその間の体力維持とかはどうやってするんでしょうか
船上での体力維持ってぇと、甲板上をランニングつうのが定番かな。
#right(){(50:160)}
**アパムってどういう意味ですか?
Corp. Upham アパム伍長。演じるはJeremy Davies。
"Saving Private Ryan"(ライアン二等兵を救え)邦題:「プライベート・ライアン」
に登場する兵士。
一言で言うとヘタレ。
#right(){(51:577)}
APAM、Anti Personnel Advanced Munition または anti-personnel/anti-material。
MRLSが発射するミサイルに310個とか950個とか詰められた子弾。
880個の破片として飛び散り、危害半径は15メートルとされる、らしい。
#right(){(51:ふみ)}
**海外では飛行機愛好家の人が第二次大戦の戦闘機やミグを民間機として登録して趣味で乗っているそうですが、日本でも可能なんでしょうか?
経済的に可能な人がいたとしても法的に不可能です
#right(){(51:756)}
国内でも可能です
但し日本機では部品は一点注文、金属疲労をチェックしないと怖くて乗れないなど
整備費用が異様にかかるため、金の成る樹海を持ってる人のみ
耐空証明を第三国を利用してうまいことする必要があります
#right(){(51:757)}
**トーチカ作りたいんですが、留意する点等ありますか?
>あと、普段は倉庫として使いたいと思ってるんですが、無理でしょうか
まず目的をはっきりさせよう。
1、サバゲーでルール上有利な障害物(ルールにあわせて研究)
2、実際に使われたのに似ててカコイイ(資料見れ)
3、倉庫として実用性あり
その上でどれを重視すれば満足できるか考えればいいんだが。
ただ、倉庫だ電気だといって建物として本格的に
なっていくと、当然私有地だろうが法規に従わなくてはならないし、
滅多になくかつ怪しいゆえに公安が見に来ても
文句は言えんでしょ。
個人的には倉庫は別に安く立てて
公園の遊具あたりの扱いでサバゲー用に誤解無い見かけで
つくるのを勧めるが。
#right(){(52:417)}
**こんごう型イージス艦は大和に勝てますか?
状況次第。
艦載機が使える状況ならSSMの中間誘導でやりたい放題だし、
そうでなくても最初の一手はこんごうのもの。
もっとも8発のSSMでどこまでやれるか、だが、スタンダードにも限定的ながら対艦能力はあるし。
ただし一旦大和が有効射程内に捕捉してしまったら逃れる術はなし。
#right(){(52:ゆうか ◆9a1boPv5wk)}
**”きしゃきしゃしゅっぽしゅっぽ”のきしゃぽっぽの歌は、戦前は出征兵士を送る歌だったのが、戦後に歌詞を書き換えられたということですが
>戦前の歌詞をご存知の方はいませんか。
「兵隊さんの汽車」
きしゃ きしゃ ポッポ ポッポ シュッポ シュッポ シュッポッポ
兵隊さんを のせて シュッポ シュッポ シュッポッポ
僕らも 手に手に 日の丸の 旗を 振って 送りましょう
万歳 万歳 万歳 兵隊さん 兵隊さん 万々歳
#right(){(54:名無し軍曹}
**「ディープ・スロート」は卑猥な言葉でしょうか。
それは、ウォーターゲート事件の時、ウッドワード・バーンスタインへの
政府内部の情報提供者を、“ディープ・スロート”というコードネームで
呼んだからだよ。
もちろん、映画の題名からつけたんだけどね。
#right(){(54:657)}
「密告者」とかいう意味もあるそうな。まあ卑語であるには変わりないか?
deep throat cave
でググってもたくさんひっかかる。
で引っかかったサイトを見るとDEEP THROATと呼ばれる洞窟も結構あるのでは
ないかと思ったが。
#right(){(54:651)}
**ドイツが戦争中作った民生品の代用品のうち、マーガリンや合成洗剤は有名ですが、他に現在まで使われている物はありますか?
>また、大豆の代用コーヒーみたいに廃れてしまったものは他にありますか?
私が知っているものでは、「スフ」と呼ばれる人造繊維があります。
正式には「ステープルファイバー」と言う名前で、レーヨンを加工したものです。
元は第一次大戦中のドイツにおいて、羊毛や綿の代用品として開発されたものでした。
日本でも第二次大戦中は代用品として使用されました。
スフで作った服は作りが脆くて直ぐに傷んだそうですよ。
#right(){(55:名無し軍曹)}
**軍事板でよく見かける「アパム弾が無いぞアパーム」の出典を教えてください。
有名な戦争映画「プライベート・ライアン」での1コマ。
ライアン二等兵の無事帰還させる為、分隊結成され、ライアン救助に乗り出します。
ライアンを見つけるも、ライアンはここに残って戦うと宣言し、結局分隊の皆も一緒に戦います。
で、分隊に入ってたアパム伍長(翻訳係、戦闘経験ほぼ無し)が弾薬補給係をやらされるはめに。
ドイツ軍が襲来し、戦闘開始となりますが、アパムはなんせ戦闘経験が乏しい為、思うように活躍できません。
当然弾が無ければ銃は働きません。
そこで、弾が無くなった兵士の一人がこう叫びます。
「アパム!弾だ!弾を持って来い!」
・・・てな感じだったと思うが・・・
#right(){(55:409)}
**敬礼(おでこの横に手を添える奴、で伝わるかな?)っていつ頃、どこでor誰が、どういう経緯で始めたのでしょうか?
元々はヨーロッパの騎士階級が王侯に謁見する際、
兜のひさしを上げて報告したのが発祥と言われています。
また、コミンテルンでは拳を招き猫のように突き上げる敬礼を採用していました。
#right(){(55:625)}
**某唐揚げ屋さんのカーネルサンダースさんはカーネル=陸・空軍大佐ですよね?
州知事から与えられた名誉称号です。
#right(){(55:715)}
**大学の中に軍事学の講座を持っている所は何処ですか
まあ、デフォで確実なのは、防衛大学校でしょうな。
#right(){(56:98)}
**軍隊の銃はやめるまで同じ銃を一人の人間が使うんですか(壊れた場合を除く)
>転勤したときも移転先で同じ銃使うんですか
銃は基本的に部隊(基地)の備品であり個人のものではないので
転勤の際には返還する
日米の場合、同一部隊での平均勤務期間は2年ほどなので、2年に
1回は銃が替わる理屈になる
#right(){(56:717)}
**北朝鮮の訓練で木で殴ったりしてるのをTVで見るんですが意味あるんですか?
まあ苦痛への耐性を高めることができれば益だろう
ショック症状への耐性までつくなら生存率すら変わってくるかもしれない
#right(){(56:873)}
**ミリタリーバランスの日本語版は出版されているのでしょうか?
昔は朝雲新聞社が出版していましたが、版権が高いので
手を引きました。
従って、今は英語版しかありません。
統計資料なら、スウェーデンの戦略問題研究所が出している
本があります。
こちらは、毎年日本語版が出ているようです。
#right(){(57:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**映画ではよくエアダクトから潜入しますが、実際のとこ通気孔にセキュリティってないんですか?
普通はエアダクトって人が通れるほどの大きさはないよ。
地下もしくは屋上に空調室がある場合は、縦方向のみは通れることもある。
#right(){(57:バーナー保守員 ◆UpHosyuUiU)}
**映画トップガン見てたんですがトムクルーズの機体はどういう状況で墜落したんでしょうか
>(航空力学的みたいな感じでグースだけ死んだのは脱出時に何か手違いがあったのでしょうか
インテークの角度の関係で空気取り入れが完全に行われずに
エンジンがストップ・・・だったような
グースが死んだのは飛ばしたキャノピーに激突したんだったっけ?
普通はキャノピー飛ばした時点で射出されても
キャノピーがすでに後方に飛んでいってるはずだから問題ないはず
それともきりもみ状態での脱出自体がミスとか
#right(){(57:361)}
水平錐揉みに入っていたと言う設定だったはず。
#right(){(57:384)}
**軍事板は、なんだって「趣味」カテゴリに分類されているのでしょうか?
欧米では、立派な学問の一ジャンルとして認められている軍事ですが、日本での
地位は低いのです。
防衛大学校以外では、常設の軍事学講座を設けている大学も有りませんし。
まあ、軍事が実用のカテゴリーに入ったらコワイとの意見も有りますが。
#right(){(58:315)}
どのような分野でも、学問も有れば、趣味的な部分も有ります。
(犬猫は趣味)と決め付けるのも、変な考え方では無いでしょうか。
ちゃんと「動物学」と言う、立派な学問体系も有りますのでね。
趣味に分類したのは、恐らく(堅苦しい話題にならなくて良い)と、
作った人が、思ったからではないでしょうか。
#right(){(58:322)}
**戦車とか戦闘機のプラモ作ってる会社ってその国とかにお金払っているんですか
プラモ作ってる会社ってその国とかにお金
戦車などの写真を撮らせてもらった「各国の博物館」などに、
寄付をしているそうです。
amazon 田宮模型の仕事 文春文庫
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167257033/qid%3D1041895699/sr%3D1-3/ref%3Dsr%5F1%5F2%5F3/250-3224121-1856240
それらの事は、この本に詳しく書かれていますね。下の方に書評も有ります。
#right(){(58:319)}
国にも会社にも金払う必要は普通はあまりありません。
意匠権というのがあって戦車の意匠とその模型の意匠とは別とされます。
実物の会社にお伺い立てたりするなど、習慣的なものもありますし。
ただ、意匠権、商標化権の問題は判例も色々あるのでそっちの事例を見てください。
#right(){(58:320)}
**戦時下で量産されたMG45,MG131,MG-FF,MG151,MK108,MK103の各部品の設計図、熱処理方法や冶具の精度規格とかの情報って手に入りますか?
一般的に言って、製品の図面はその会社の「企業秘密」に属します。
特に兵器類ならば、「軍事機密」に属する場合も多いわけですし、
一般の人の目に触れる事は、(稀である)と言う事になるのでしょう。
#right(){(58:707)}
**軍歌と戦時歌謡の明確な違い
大雑把だけどこんな感じでいいのでは?
○軍歌→軍隊で承認され、軍人に歌われた歌。
○戦時歌謡→大戦前や最中に民間で作られ、大衆に親しまれた軍隊をテーマにした流行歌。
#right(){(59:686)}
**バキの作者は元自衛隊だそうですが、詳細を教えて
板垣恵介氏は1976年に自衛隊に入隊し、習志野第一空挺団を経て81年に25歳で
漫画家を目指し自衛隊を除隊しています。
#right(){(60:149)}
**コンバット系の漫画でナチスが了解っていうセリフに「ヤヴォール」とあるのですがどういう意味?
ヤヴォール=jawohl
何かに答えるとき、強い肯定を表す言葉。
「そうですとも」とか「かしこまりました」という感じ。
上官への返答などに使われる。
#right(){(60:250)}
**捕虜になった軍人やその家族が社会的、制度的制裁を受けるということは日本以外の国でもあったのでしょうか?
旧ソ連の例がよく知られています
歴史を遡れば中国の歴代王朝なんかの時もそうですね
#right(){(62:640)}
**日本にある米軍基地で働いているフィリピン人の女性はどういうルートで日本の基地にきているのですか?
人それぞれなんじゃないの?単純には言えないだろうが、基本的には出稼ぎで来てる
と思われ。フィリピンパブあたりで労働ビザとって働くパターン。もしくは旅行でき
て不法滞在で稼いでる方法。一応、米軍基地は公的な機関なので前者だと思われ。
まぁ、一応そうなるときちんと斡旋を受けてる可能性が高いわけだが、やっぱり
フィリピンパブも風俗産業なんで「きちんとした」とは言いにくいよな。
ま、俺もあんまり賛成は出来ないなぁ・・・。想像以上に文化の違いって大きいよ。
俺もスペイン人とお付き合いしてた時期がありましたが、やっぱり上手くいきません
でした。不思議な事にお互い自国の文化の人とそれぞれ浮気しちゃうパターン大。
#right(){(67:911)}
私はあまり詳しくないので、いい加減なことはいえませんが、米軍基地の従業員になるには
色々面倒な選考があります。その方の国籍にもよりますが、日本国籍でなければ、恐ろしく
面倒な手続きを踏んでいるはずです。
深刻な事態の場合は2chで確認するより、防衛省で確認されるといいと思います。
#right(){(67:912)}※修正あり
どちらかというと、旧在比米軍基地従業員が在日米軍基地に転勤した可能性の方が
高いと思われ。ただその場合、フィリピンパブのほうは不法就労の可能性も…
ほかの可能性としては、アメリカ国籍保持者で在日米軍で働いていて、小遣い稼ぎで
フィリピンパブとかね。この場合もパブのほうはどういう資格で働いているのか微妙だけど。
とにかく、本人に詳しく確認してみないとわからないと思うよ。
#right(){(67:914)}
**「痛覚のない兵士」の利点ってなんざんしょ?
”兵士の痛覚の麻痺”ですが、SFなどに見られる現実的に使えそうなものとしては、
高機動兵器の搭乗者が、一時的な高G環境に耐えるために催眠で痛覚を麻痺させるってのがあります。
もっとも、007のあれみたいな年中痛みを感じないのは非現実的ですね。
痛みもきちんとした情報なんですから。
#right(){(68:403)}
痛覚麻痺しても、レッドアウト・ブラックアウトは起きるし、
高G環境下で手足の動きもままならないのは変わらんから(筋力増えるわけでなし)、あんま使えないかも。
#right(){(68:404)}
**サーキットをマジ走行しているF-1マシンを、サーキットの敷地の外か上空から狙うとして、実際に破壊できる兵器はあるのでしょうか?
>(ピットで給油してるところを狙う………とかは無しで(w)
それだけの速度を持つ地上目標は想定外かと思われます。
#right(){(68:雪風 ◆MZR7PEYUKI)}
すばしっこいけど、特定のコースを走る「非装甲」目標だから、榴弾で十分です。
#right(){(68:835)}
戦闘機用の赤外線誘導ミサイルだったらあたるかも~
#right(){(68:840)}
地雷。あれも立派な兵器だ。上空からヘリでまけばヨシ。
#right(){(68:841)}
大口径機関砲なら弾着見ながら修正して、簡単に直撃させられる。
IFV等に付いている30mmぐらいの奴。
ただ、距離と移動方向等の関係、射撃可能時間によっては困難な場合もある。
#right(){(68:851)}
**故人とはいえ実在の人物を誹謗中傷するような小説を出版した場合、遺族の方に訴えられるようなことはないのでしょうか?
>仮想戦記を読んでいると実在の人物について根拠もなく美化したり貶めたりする書き方を目にします。
それでは小説というものが書けなくなってしまいますよね。
程度問題だと思います。
より明確には、司法板辺りでお訊ねになった方が良いのではないでしょうか。
#right(){(69:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**TV見ていたら「日本が敵国に侵略されたら真っ先に殺されるのは我々マスコミだ」のような発言があったけど
>、なんでマスコミが消されなければならないの?
占領下の報道は占領国の制御下に置かれるため
報道に命を張れるなら殺される可能性がある
まあ、戦後を考慮するなら殺さずに収容所送りだろ
#right(){(69:237)}
**おしんのダイジェストを見てたら、中村雅俊演じる脱走兵が射殺されてしまいました。
>たった一人の脱走兵を、山狩りしてまで探すのでしょうか?
ドラマが本当のことだとは間違えても思ってはいけません。
脱走=犯罪だから当然捜索はされるでしょうが、射殺されるとはとても……。
#right(){(71:409)}
たとえ営内で殺人を犯して脱走してもいきなり射殺されることはありません。
戦車でも盗み出して中に篭ったまま更に被害を及ぼすような態度でも取れば話
は別でしょうが。
唯一即射殺が許されるのは戦場での敵前逃亡だけです。
#right(){(71:424)}
**無抵抗の相手を殺さずに気絶させる方法として、ドラマ、本、映画、アニメなどでは銃で後頭部を殴って失神させますが実際に有効なのでしょうか?
>また、行われるのでしょうか?
ご推察のとおり、相手を気絶させるほど鈍器で後頭部を殴ると、そのまま目覚めないか、障害を負わせるかのどちらかとなります。
同様にテレビや映画の犯罪シーンには(犯罪を誘発するんじゃないかと思える)不正確な描写がたくさんあります。
ちょっと考えつくだけでも
クロロホルムの危険性。
銃のサイレンサーの効果。
電話の逆探知時間。
などなど。
問題の後頭部の撲殺については、某作家(元ウヨ)が知人を拉致する際にテレビの真似をしてスパナで殴ったが相手が気絶せず、
殴り続けた結果、殺害してしまったという実例があります。
#right(){(72:717)}
**映画「フルメタル・ジャケット」でランニング中にハートマン軍曹が歌う歌のメロディーは完全に軍曹のオリジナルソングなんでしょうか?
この歌に関する質問結構多いのですが、この手の歌は一般的に「ランニング・ケイデンス」
といいまして、各軍や部隊・時代によってさまざまな種類があります。
アメリカではそれを集めたCDも販売されています。
ハートマン軍曹が歌っていたものは、役者であるリー・ハーメイ氏(元海兵隊の軍曹だった)
が実際に歌っていたものそのままらしいです。
#right(){(77:名無し軍曹)}
**オッペンハイマー博士がユダヤ人って本当ですか?
経済学者のOppenheimerもそうですし、物理学者のOppenheimerもそうです。
#right(){(92:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**軍オタにはどんな種類の人がいるの?
軍オタは専門化が激しい分野です。
ざっと挙げただけでも↓みたいに色んな専門があります。
【分野】戦略・戦術・戦史・軍制・兵器・銃器・技術・政略・外交・法律・風俗
【時代】火器登場以前、ナポレオン以前、WW1以前、WW2以前、WW2以降、現代
上記に加えて国や地域、陸・海・空などで専門が分かれます。
WW2前後の日本の駆逐艦が専門の方、古今東西の大砲と装甲が専門の方など。
#right(){(326:186)}
**軟弱な地盤は滑走路にするのは難しいのか?
アメリカは穴あき軽量鉄板を敷き詰めて、どこでも滑走路にしてしまう
朝鮮や南ベトナムでは湿田をこの手法で航空基地化したところが数ヶ所あった
日本は乾田ばかりだから、南ベトナムよりは容易だろう
恒久基地なら地盤不等沈下は問題だが、一時使用ならたいした障害ではない
#right(){(324:88)}
**二進法の算盤って簡単に作れる割には性能高くね?
実際に作られていましたよ、2進法の算盤(一珠が1個のみのもの)。
後、江戸期には16進法による中国算盤の形態が伝承された7つ珠算盤(一珠が5個に
五珠が2個)なんてのもあります。
4つ珠になったのは最近のことで、1938年の小学校算術教科の改訂から。
それまでは5つ珠算盤が主流でした。
因みに、近代の算盤の形態には日銀型、勧銀型、逓信型、東株型、海経型、府立型、
早実型なんてのが代表的な方ですが、何故か陸経型は無かったりする訳で。
#right(){(609:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**リムランド論、ハートランド論は現在でも有効ですか?
ハートランド論は当時から眉つばというか、要するにロシアの拡張主義に対する警戒感が生んだ、
航空機や銃砲の進化を無視した中世的な発想の愚論。
背景にイスラム、ギリシャ正教に対する宗教的蔑視もあり、受け入れ易い土壌があっただけとも言える。
現実はロシアがハートランド地域を実質支配下に置いたソ連時代と
その後の結果を見れば説明の要もない。
一方、リムランド論はアメリカでは頑に信じている勢力があるらしいな。
アフガニスタンはリムランドのへそと言われ、ここを昔からアメリカが重要視するのは
そのためだという話もある。
実際、この地域は日本のみならず世界で最も混雑するシーレーンの要衝で
この海域を押さえた国が世界の物流を支配する以上、妄言とは言えないだろう。
#right(){(戦争板初質スレ3:14)}
**フルメタルジャケットで軍曹がスノーボールをしごく時にいう「うちの食堂では黒んぼ定食はださん!!」ってどういう意味ですか?
そのときのハートマン軍曹の台詞はこれです。
"Well, there's one thing that you won't like,
Private Snowball! They don't serve fried chicken and watermelon on a daily basis in my mess hall!"
とハートマン軍曹はおっしゃられております。
つまり、「フライドチキンとスイカ」ですな。なぜこれが「黒んぼ定食」になるかというと、
アメリカ人の中には、「黒人はフライドチキンとスイカが大好き」という偏見があるんです。
これをそのまま台詞にしても日本人には分からないので、「黒んぼ定食」と訳したのだと思われます。
#right(){(315:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)}
「黒人はフライドチキンとスイカが大好き」
今でこそ一般的となったフライドチキンだが、その昔は貧しい黒人が編み出した
節約メニューだったのさ。
スイカもアイスクリームが食えない貧乏黒人のオヤツだった訳だ。
#right(){(315:355)}
**キルマークって誰が描いてるの?
>まあカメラあるから記録は良いんだろうけど、カメラの映像持って描く人に頼みに行って描いてもらうようなもんなの?
1.本人が描くこともあるし整備兵とかの部隊内で絵が上手い人に頼んで描いてもらうこともある。
基本的に「戦果を挙げたことが確認されたら乗機(もしくは乗車)にマークを描いていい」という
ことになってるなら誰でも描いてはもらえるだろう。
軍隊や部隊によっては禁止してたりもしたが。
2.撃墜した機体がその後どうなったかは墜とした側には普通はわからんわけで、そんなことは
気にもしないと思うが、何であれ敵機を「撃墜した」ことが確認されてればいい。
パイロットを殺したことを「戦果」としてるわけではないので。
それ以前の問題として、たとえカメラで記録してたりしても尚
「戦後双方の記録を照合したら、どちらも相手が生産したり出撃させた数よりも戦果の方が多い」
ということは数多く、そもそも「戦果」なるものが大した確実性がなかったり。
「*機撃墜のエース」なんてのは要は戦意向上のための宣伝の一環であることが多く、
どこぞの漫画家(今は映画監督か)ではないが
「この記述に資料的価値は全くありません」
というのが実態だったりする。
#right(){(625:750)}
**敬礼するときに手の平を見せちゃいけないのは何故ですか?
敬礼の挙手は、騎士が相手に対して、兜のひさしをあげて素性を知らせる動作が儀礼化したものだとか。
それはさておき。
フランスでもイギリスでも陸軍は相手に手のひら前方に晒し、海軍は手のひらを下に向ける。
これは元々「武器を持っていないことを示す」ための例だったら陸軍式だったのが、
海軍では(特に蒸気機関全盛時は)手が汚れるために、汚い手の平をみせないように下のが理由だとか。
そして、日本にはこの海軍式の敬礼が伝わり陸軍でも手のひらを下に向ける形の敬礼をしている。
(このあたりは諸説あるので、これが完全に正しい、と言うわけではないはず)
蛇足だが、中国では古来から「貴人に素肌を晒すのは失礼」という文化があり、
両手を袖の中に隠すのが敬礼となる。ある意味西欧とまったく逆なのが面白い。
#right(){(311:106)}
**勲章を授与されたらそれぞれに応じた特権みたいなものが発生するんですか?
有名な例だと、アメリカの議会名誉勲章をもらえると、アメリカ軍の輸送機に
席が空いてるかぎり無料で乗れる。
#right(){(632:375)}
「議会名誉勲章 MOH を保持するアメリカ軍人は階級にかかわらず たとえ 相手が大統領でも先に敬礼をうける
退役してからの恩典は年間2万ドルの年金と軍の輸送機には無料で登場できるなどがある」
下記、を参照ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/gulf474/12481829.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E8%AA%89%E5%8B%B2%E7%AB%A0
年金が「発生」する場合もあります。
「金鵄勲章には年金制度があり、功一級には1500円、功二級1000円、功三級700円、功四級500円、
功五級350円、功六級250円、功七級150円であったが、のちに一時金の支払と同時に廃止された。
一時金は、20年償還の3分6厘5毛利息付記名公債で、売却や譲渡が許されず、償還前に受章者が死亡したときは政府が買い上げた。
恩給法でも特に金鵄勲章受章者には一時金を付している。」
下記、金鵄勲章を参照ください。
http://www.geocities.jp/nakanolib/giten/kinshi.htm
#right(){(632:霞ヶ浦の住人 ◆iQXTBGahk.)}
**何故、映画でドイツは大抵の場合、悪であり敵なのでしょうか?ナチの大罪?などなんとなく、わかるのですが具体的にそうである理由を教えていただきたいです。
勧善懲悪はアメリカ映画産業にとって都合がいいからです。英語が若干不自由な国民に対してでもストーリーが単純であれば、収入を期待できるからです。
#right(){(3:バーナー保守員)}
**100オクタンガソリンと100オクタン/130グレードガソリンとでは両者の対爆性は同等なのでしょうか?
ガソリンそのものは引火し易い燃料です
オクタン価と言うのはガソリンエンジンに使用した場合のアンチノッキング性能
これは出力向上に欠かせない高圧縮比のエンジンに使用した場合の
不正規発火(ノッキング)のしにくさを示す性能指標です
対爆性能とは余り関係有りませんが、あえて言うなら揮発しにくいので
オクタン価が高いと引火しにくい傾向はあります。
#right(){(298:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
ノッキング(平たく言えばエンジン内の異常燃焼)の起こり難さの事を、アンチノック性といい、
昭和初期の日本では「対爆性」という言い方をしました。
このアンチノック性を、オクタン価という数値で表すわけです。
その他の疑問は、たぶん、この辺を読んでもらえれば、判ると思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%B3%E4%BE%A1
#right(){(298:663)}
**金属製のモデルガンを拾ったのですが、
>メーカー名はわかりません。CMCと刻印が入ってます。模擬弾も6発入っていました
>これらは規制されて所持が禁止になっている物でしょうか?
モデルガン規制による規制対象となるモデルガンは、銃刀法の範囲内ですので、一応関係はあります、
基本的に金属製モデルガンの内、SMG刻印が無く、表面が黒色のものは、法律上実銃とみなされ、
その所持は禁止されています。
規制発効以前から所持していた物以外の譲渡・販売が禁止されており、ゴミの中から
これらの物品を発見した場合、実銃を見つけたのと同じ対応、つまり警察に届け、引き取って貰う事になります。
#right(){(658:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**「平和を望むなら戦争を知れ」って誰の言葉でしたっけ?
古代ローマの格言
Si vis pacem, para bellum(平和を欲するならば、戦争に備えよ)
が元。
ちなみに「パラベラム」って銃弾の名前はここから採っている。
それの変形である
「真に平和を欲するなら、戦争を理解せよ」
って言葉があり、これは英国の戦史研究家リデル=ハートの言葉。
補足すると「Si vis pacem, para bellum」は西ローマの軍事史家ウェゲティウスの言葉らしい。
#right(){(294:754)}
**WW2当時のドイツ軍にシチュー砲というものがあったそうですけど、
>総生産数はどのくらいあったのでしょうか?
シチュー砲ってのは、ドイツがつかっていた馬挽きの野戦調理装置(フィールドキッチン)のこと。
馬挽きの野砲を引くような感じで移動するので「シチューをかっとばす砲」と愛称がつけられた。
生産数はちょっと手元に資料が無いが(あるのかどうかすら…)
大型の物が歩兵連隊直轄の補給部隊1つにつき1台
小型の物が歩兵大隊直轄の補給部隊1つにつき1台
らしいので、そっからある程度逆算はできるかも。
#right(){(292:49)}
**戦争の後片付け、動けなくなった戦車の回収などは勝った方がやるのか負けた方がやるのかどっちでしょうか
勝ったほう負けたほうというか、「戦場を確保したほう」ですね。
そして現代戦においては戦場の確保はしばしば勝利を意味します。
第四次中東戦争が良い例なのですが、近代戦の兵器消耗率は信じられないほど高く、
撃破された戦車を回収して修理し戦場復帰させることは非常に重要です。
逆にいえば戦場を確保できなかった場合は故障車を含めてすべての戦車を
回収できず放棄しなければならないわけです。
イスラエル軍はこの戦車の回収・再生の技術において非常に優れており、敵のT-55などを
回収して自軍の戦車戦力の一部に当てていたりします。
#right(){(288:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)}
**太平洋戦争中に日本では動物園の猛獣とかゾウを脱走予防で殺処分したみたいだけど、日本以外ではやった例ってないの?
あります。
ウィキペディアの戦時猛獣処分から引用。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%A6%E6%99%82%E7%8C%9B%E7%8D%A3%E5%87%A6%E5%88%86
「戦時猛獣処分とは、戦争時において動物園の猛獣が逃亡して被害を及ぼすのを未然に防止する目的で、
殺処分することを言う。
歴史上では、アメリカ軍による本土空襲に備えて第二次世界大戦中の日本で行われた一連の事件が知られており、
日本ではこの事件を指すのが慣用である。
また、第二次世界大戦時のイギリスおよびドイツでも、逃亡防止のため殺処分が行われた例がある。」
#right(){(685:霞ヶ浦の住人 ◆1qAMMeUK0I)}
**交戦中にウンコがしたくなった時、どのように対処したのでしょうか気になります。
野グソ
#right(){(80:386)}
戦闘中にウンコに行きたくはなりません、心配無用。
人間の生理的現象は、より優先度の高い緊張状態によってうち消されます。
もし身体的に我慢出来なければ本人が知らないうちに勝手に出ます。
#right(){(80:387)}
冗談抜きで、戦闘中は脱糞しても気が付かないようです。
余裕がある場合は、空缶に脱糞して、車外に缶ごと捨てるということを
していたようですが。(M60とM1の比較をしたジョークでよく言われてい
ますけどね)
#right(){(115:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
>脱糞・失禁の事ですが、何か軍では対策を採っているのでしょうか?
現代のことはわかりませんが、二次大戦のころでしたら特に対策はありません。
まぁ一番失禁するのは戦闘中ですから、その最中の激しい運動で大抵は凍る前に乾きます。
汚い、不衛生だと思われるかも知れませんが、たいていの場合、戦場の歩兵はそんなこと
まるで関係ないほど汚らしく不衛生な状態ですので無問題です。
あと余談ですが実際の戦闘の際、極度の興奮と恐怖のため大抵の兵士が
(本人が自覚するかどうかは別として)失禁します。人間として当然の反応だということです。
#right(){(80:429)}
**軍事に関して広範囲に学ぶには、どの書籍がオススメですか?
広範囲に学びたいなら広範囲に本を読むしかあるまい
軍事って関係する分野がやたら広いから、これ1冊で一通り分かるなんて本はない
#right(){(俺初質スレ2049:917)}
歴史群像アーカイブの2と3がそれぞれ「戦術入門」「現代戦術への道」で初心者向けの陸戦戦術としてはよくまとまってると思う
#right(){(俺初質スレ2049:920)}
**普通の軍隊は支給品の拳銃なくしたらどうなるんですか
自衛隊の場合、見つかるまで部隊総出で捜索
中隊で見つからなければ連隊が動き、連隊でも見つからなければ師団が動く
最終的に見つからなくて捜索を打ち切る場合もあるが、そのときは何人か処分される
戦時ならそこまでやらんだろうし、他国はもっと緩いかも知れん
#right(){(俺初質スレ2050:363)
**アメリカ軍が走るときにかける掛け声というか軍歌について教えてください。
あれは「ランニング・コーデンス」”Running Cadence”
といって、走るときに歩調を合わせるために歌う歌です。
部隊や時代によってさまざまな歌がありますが、ファミコンウォーズで使われていたのは
映画「フルメタル・ジャケット」で歌われていたものです。
かなりやばい内容の歌詞です。聞きたければ映画を見てください。
#right(){(65:名無し軍曹)}
**映画「フューリー」に出てきたフューリーについて教えてください。
>資料やネットの書き込みによってM4A3E8だったりM4A2E8だったりといろいろあるんですが本当はなんなのですか。
映画の撮影にはアメリカから他国に供与されたM4A2ベースの車両がつかわれてて
実際のアメリカ軍の主力としてつかわれたM4A3とはちがうということで
M4A2E8がM4A3E8を演じてるということになるね
#right(){(俺初質スレ435:264)}
**SPってなんで拳銃所持してるんですか
>もし相手が短機関銃やら自動小銃で襲ってきたらいくら精鋭でも対処できない気がします
>かさばるのはわかりますが、重火器も必要じゃないでしょうか
そういうのが居たとして、それに対処するのはSPの仕事じゃないだろ
国内で重火器を集積してる反政府組織や他国の工作員等が居たら、そういうのを察知するのは公安の仕事だし
#right(){(俺初質スレ30501:340)}
**海軍メイドさん事件って何ですか?
日独伊三国同盟に反対する駐独海軍将校たちにドイツ政府がメイドという名義で現地妻を送りつけたという軍事板発祥のネタ
もちろん「海軍メイドさん事件」自体は正式な名前ではない
#right(){(俺初質スレ30501:741)}追記あり
**ゴルゴって軍事に詳しい人から見てどうなのですか?
漫画や映画やドラマはエンターテイメントであって、リアルを求めるものではないだろう
007がリアルなスパイで、コナンやホームズがリアルな探偵だなんて言う人はいないだろう
太陽に吠えろや西部警察然り
ゴルゴもハードボイルドな主人公の生き方を楽しむもので、リアルな狙撃を求めてはいかん
作者の構想の元は、1950年代の10セントコミックで、カウボーイや西部劇やハードボイルド小説の影響を受けてる
構想の元がフィクションなのだから
#right(){(俺初質スレ436:208)}
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2024-03-13T00:13:15+09:00
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