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141.篭絡 ----   ♀ハンターは、自らのグラディウスで衣服の端々を切り裂く。 演出過剰にならない程度に、さりとて肌が十二分に見えるように。 「うん、悪くないわね。案外私こういう才能あるのかしら?」 これで準備万端整った。 深呼吸一つ、慣れない事をするのだ、流石に覚悟が必要だ。 「私はなんとしても生き残るのよ!」 そう自分に言い聞かせて先を急ぐPTに走り寄って声をかけた。 深淵の騎士子が深く頷く。 「そうか、災難であったな。これ、そこな逆毛と愉快な薬師。はよう手当してやらぬか」 「うはwwwwwwOKwwwww」 逆毛アコのヒールが即座に飛ぶと、元々浅かったせいもあって♀ハンタの傷はあっさりと全開した。 その事に驚いたのは当人達よりも♂アルケミであった。 「おおお! なんかお前初めて人の役にたってないか?」 「けんかwwwwwうってるwwwwwうぇwww」 勝手にバカ騒ぎ初めている二人を放っておいて、深淵の騎士子が言う。 「それで、一体貴殿を襲ったのは何者だ? ああ、いやそれ以上に貴殿には聞きたい事がある」 ♀ハンタは殊勝な笑みを浮かべて答えた。 「命の恩人達ですもの。なんなりと」 「アリスを……お前は見ていないか?」 「アリス? モンスターのアリスですか?」 「うむ」 「いえ、すみませんご期待に添えませんで……」 深淵の騎士子は首を横に振る。 「いや構わぬ。それにしても……このゲームに乗っておる者、存外に多い事驚いたぞ」 ♀ハンタが小首を傾げる。 「と申しますと?」 「先ほど我らが遭遇した騎士も何者かに襲われて仲間を失い意気消沈しておった。もしかしたらそなたと同じ者に襲われたのやもしれぬな」 深淵の騎士子の言葉に♀ハンタの心臓が跳ね上がりそうになる。 「この程度の狂気に身をやつすなぞ、もっとも、弱き人の身なれば当然といえば当然か……」 そこまで言って深淵の騎士子は自らを省みる。 「いや、我も……さして変らぬな」 どうやら♀ハンタは知らず、とんでもない綱渡りを挑んでいたらしい。まさかあの♀騎士とこの連中が遭遇していようとは。 しかし、どうやらこの賭けは♀ハンタの勝ちらしい。 「あの……助けていただいてこんな事を頼むのも申し訳無いのですが……よろしければ私もみなさまにご同行させていただけませんでしょうか?」 深淵の騎士子はその申し出を予想していたらしい。即座に返事が返ってくる。 「我は敵討ちを望む。それに他者を付き合わせる気は毛頭無い」 ♀ハンタはなんと言い返した物か周囲を見渡す。 相変わらず逆毛アコと♂アルケミはぎゃーぎゃー騒いでいて、プロンテラ兵の格好をした者が二人、深淵の騎士子の後を恨みがましい目でくっついてきている。 深淵の騎士子は赤面しながら言う。 「ええいこれは私の意志ではない! こやつらが勝手に……」 突然ペコ管理兵(騎士)が大声をあげる。 「なんたる言いぐさですか! 大体あなたが私達がやっとの思いで見つけたペコを勝手に使ってるのが悪いんじゃないですか!」 すぐにペコ管理兵(クルセ)も大声を出す。 「そうですよ! 私達がどんな想いをこのペコに注いでいると思ってるのですか! 深淵だかなんだか知りませんが、あなたなんて馬でも鹿でも勝手に乗ってればいいじゃないですか!」 深淵の騎士子は氷点下の目で二人を見る。 「……懲りぬ奴らよ」 剣を振り上げる深淵の騎士子。 瞬時に土下座するペコ管理兵二人。 「すんません! 調子に乗ってました! そのペコもあなた様のような高貴な方に乗られる事をこそ喜んでおりまする!」 「イヤダー! 痛いのはいやだいやだいやだー! BDSマジで痛いっすよ! 許してくださーい!」 二人の態度に満足したのか、深淵の騎士子は乗っているペコの首をぎゅっと掴む。 「これは私のだ♪ …………良いな?」 語尾からシャレにならない気配を感じとったペコ管理兵は二人揃ってへへーっと平伏するのであった。 ♀ハンタはぼけーっとそのやりとりを見ていたが、すぐ隣に♂アルケミが来ると言った。 「いいですよ。一緒に行きましょう」 「或閲wwwwwいいとこどりwwwwイクナイッ!! てかwwww死線エロ杉wwwwwうぇ」 またぎゃーぎゃーやり合いだした二人だが、この一連のやりとりで♀ハンタは最初のターゲットを決めたのだった。 『あのバカ騎士と会う前に、♂アルケミ君を味方に付けるとしましょうか……』 というか、他は全部問題外過ぎであった。 せっかくのこの特別衣装に欠片でも興味の視線を飛ばしたのが♂アルケミだけとは。 憤懣やるかたなしといった風情の♀ハンタであった。 一行が一時休息を取ると、♀ハンタは♂アルケミに声をかける。 「あの、少し……相談が………あ、やっぱりいいです。すみません」 そう言ってぺこりと頭を下げる♀ハンタ。 ♂アルケミは笑って言う。 「ん? 何かあるの? ねえ、言ってごらんよ。僕で良ければ全然聞くよ」 果たして♀ハンタの予想通り、♂アルケミは大層デリカシーの無い生き物であるようで、凄い勢いでこっちの振りに食いついてきた。 『一応……上級職だしね。まあ顔も……及第点ちょい下ぐらいって事で我慢するとしましょう』 深淵の騎士子はふと周囲を見渡す。 「ん? あのハンター娘はいずこへ?」 言われて逆毛アコも周りを見るが、♂アルケミも居ない。 「どこwwwっwいったwwww魔沙迦っ!!」 突然逆毛アコが走り出す。深淵の騎士子も剣を手にペコを降りると逆毛アコの後を追いかけた。 「同じ事を考えておったか……まさかとは思うがあのハンター娘が人殺しであったなら……」 「あのwwwwwエロ或閲wwww何する気wwwww」 全然違う事を考えていたらしい。 すぐに現場にたどり着く二人。森の奥の少し開けた所で♂アルケミと♀ハンタの二人は並んで座っていた。 「天誅wwwwうぇっwwww」 「バカモノ、静かにするのだ」 深淵の騎士子に頭をひっつかまれて地面に押しつけられる逆毛アコ。 「むう、会話が遠すぎて聞こえぬ……だが、何やら良い雰囲気……おおっ!」 ♂アルケミと♀ハンタの距離が縮まる。 「或閲wwww許すwwwマジwww」 「ええい、想い合う二人の邪魔をするでない……で、でででで? こ、この先はどうするのだ?」 想い合うも何も会ってまだ数時間も経っていないが、深淵の騎士子さん興奮のあまり色々な思考能力が低下している模様。 そして、♀ハンタが静かに顔を♂アルケミへと近づけていく。 「こ、これは流石にこれ以上は……」 深淵の騎士子さん、真っ赤になって手で顔を覆うが指の隙間からしっかりと二人を見ている。 すると深淵の騎士子さんの真後ろから二人組の声がする。 「ありえねー。なんだって人間相手なんだよ」 「そーだよな~、どー考えたってペコのがかわいいっしょ?」 とんでもない危険発言なのだが、その危険度に気づかない深淵の騎士子さんはただ邪魔者を排除する意図で真後ろにBDS(一応パワー遠慮バージョン)を放った。 どこーん! 当然♂アルケミ、♀ハンタにもばれた。 直後、逆毛アコの天罰真空飛び膝蹴りが♂アルケミの顎にクリーンヒットした。 そして深淵の騎士子といえば…… 「そ、そのだな……このような場所で……そ、そそそそそのような破廉恥な……だが、想い合う二人に場所は関係無いとか……ああ、いやそのだな」 ♀ハンタは深淵の騎士子が何を言いたいのか良くわからず首を傾げる。 「あ~。うん、そのだな……えと……な、なんでもないぞ!」 顔中真っ赤っかにしたままダッシュでその場を離れる深淵の騎士子。 まだまだ彼女には刺激が強すぎたようだ。 ♀ハンタは一応の目的を果たしたと自らに言い聞かせる。 『信頼とまではいかないまでも、仲間として受け入れられたかな……でも……こいつらっ!』 絶対ぶっ殺す。こんな連中が何をどうして今まで生き残ってこれたのか全くわからないが、その事実に腹が立つ。 『世の中なめるのも大概にしなさいよこいつら!』   <♀ハンター、深淵の騎士子&逆毛アコ&♂アルケミ&ペコ管理兵(騎士)&ペコ管理兵(クルセ)と合流> ---- | 戻る | 目次 | 進む | | [[140]] | [[目次]] | [[142]] | 142.短距離ランナーと長距離ランナー   切れ間無い鋼のぶつかり合う音に♀ローグは恍惚の表情を浮かべる。 「良い、あんたとても良いよぉぉぉぉぉぉ」 砂かけや石投げは難なく回避されサプライズアタックやバックスタブを繰り出そうにもハイディングする暇すら無く、明らかに♀ローグが不利であった。 それにも関わらず♀ローグは笑っていた。 「楽しいっ楽しいよ!この感覚初めてだよ!」 何故こんな生き方を知らなかったのだろうか、知っていたならばうんざりしたつまらない毎日を送らずに済んだというのに。 狙いの甘い切り返しを的確に見切り弾き返し逆に攻勢に出る。 「あはははは、どうしたの、さっきから黙ってるけど。あんたは楽しくないの?」 興奮状態にあった♀ローグは気がついていなかった、彼女が攻めに回ってからまったく鋼のぶつかり合う音がしなくなったのを。 両手をだらりと下げ細やかなステップだけで剣撃を避けている♀アサシンに 「楽しくなんてないわ、殺し合いなんて私にとってはすでに日常だもの…」 ここに至って殺しの中で生きて来た者とそうでない者の差が生まれた。 無論、さきほどの悪魔プリとの戦いの疲れや負傷の影響もあるだろうが。 「殺し合いなんて本当はつまらないわよ、今のあんたは……恋の病に浮かされてる初心な小娘みたいなもんよ」 そして致命的な一撃が♀ローグを襲った。 「あ?…ああああああ」 振るわれたTCJは得物を持つ利き腕の親指だけを切り落とした 「その手でしばらく頭を冷やしたら?……それでも考えが変わらないようなら」 冷徹な殺人マシーンとしての表情を崩さず♀アサシンは言葉を繋ぐ 「まず私を殺しに来なさいよ。今度は痛くないように殺してあげる」   <♀ローグ 親指消失により握力低下> <♀アサシン 移動開始 備考:マーダーキラーに行動方針を変更> ---- | 戻る | 目次 | 進む | | [[141]] | [[目次]] | [[143]] |
141.篭絡 ----   ♀ハンターは、自らのグラディウスで衣服の端々を切り裂く。 演出過剰にならない程度に、さりとて肌が十二分に見えるように。 「うん、悪くないわね。案外私こういう才能あるのかしら?」 これで準備万端整った。 深呼吸一つ、慣れない事をするのだ、流石に覚悟が必要だ。 「私はなんとしても生き残るのよ!」 そう自分に言い聞かせて先を急ぐPTに走り寄って声をかけた。 深淵の騎士子が深く頷く。 「そうか、災難であったな。これ、そこな逆毛と愉快な薬師。はよう手当してやらぬか」 「うはwwwwwwOKwwwww」 逆毛アコのヒールが即座に飛ぶと、元々浅かったせいもあって♀ハンタの傷はあっさりと全開した。 その事に驚いたのは当人達よりも♂アルケミであった。 「おおお! なんかお前初めて人の役にたってないか?」 「けんかwwwwwうってるwwwwwうぇwww」 勝手にバカ騒ぎ初めている二人を放っておいて、深淵の騎士子が言う。 「それで、一体貴殿を襲ったのは何者だ? ああ、いやそれ以上に貴殿には聞きたい事がある」 ♀ハンタは殊勝な笑みを浮かべて答えた。 「命の恩人達ですもの。なんなりと」 「アリスを……お前は見ていないか?」 「アリス? モンスターのアリスですか?」 「うむ」 「いえ、すみませんご期待に添えませんで……」 深淵の騎士子は首を横に振る。 「いや構わぬ。それにしても……このゲームに乗っておる者、存外に多い事驚いたぞ」 ♀ハンタが小首を傾げる。 「と申しますと?」 「先ほど我らが遭遇した騎士も何者かに襲われて仲間を失い意気消沈しておった。もしかしたらそなたと同じ者に襲われたのやもしれぬな」 深淵の騎士子の言葉に♀ハンタの心臓が跳ね上がりそうになる。 「この程度の狂気に身をやつすなぞ、もっとも、弱き人の身なれば当然といえば当然か……」 そこまで言って深淵の騎士子は自らを省みる。 「いや、我も……さして変らぬな」 どうやら♀ハンタは知らず、とんでもない綱渡りを挑んでいたらしい。まさかあの♀騎士とこの連中が遭遇していようとは。 しかし、どうやらこの賭けは♀ハンタの勝ちらしい。 「あの……助けていただいてこんな事を頼むのも申し訳無いのですが……よろしければ私もみなさまにご同行させていただけませんでしょうか?」 深淵の騎士子はその申し出を予想していたらしい。即座に返事が返ってくる。 「我は敵討ちを望む。それに他者を付き合わせる気は毛頭無い」 ♀ハンタはなんと言い返した物か周囲を見渡す。 相変わらず逆毛アコと♂アルケミはぎゃーぎゃー騒いでいて、プロンテラ兵の格好をした者が二人、深淵の騎士子の後を恨みがましい目でくっついてきている。 深淵の騎士子は赤面しながら言う。 「ええいこれは私の意志ではない! こやつらが勝手に……」 突然ペコ管理兵(騎士)が大声をあげる。 「なんたる言いぐさですか! 大体あなたが私達がやっとの思いで見つけたペコを勝手に使ってるのが悪いんじゃないですか!」 すぐにペコ管理兵(クルセ)も大声を出す。 「そうですよ! 私達がどんな想いをこのペコに注いでいると思ってるのですか! 深淵だかなんだか知りませんが、あなたなんて馬でも鹿でも勝手に乗ってればいいじゃないですか!」 深淵の騎士子は氷点下の目で二人を見る。 「……懲りぬ奴らよ」 剣を振り上げる深淵の騎士子。 瞬時に土下座するペコ管理兵二人。 「すんません! 調子に乗ってました! そのペコもあなた様のような高貴な方に乗られる事をこそ喜んでおりまする!」 「イヤダー! 痛いのはいやだいやだいやだー! BDSマジで痛いっすよ! 許してくださーい!」 二人の態度に満足したのか、深淵の騎士子は乗っているペコの首をぎゅっと掴む。 「これは私のだ♪ …………良いな?」 語尾からシャレにならない気配を感じとったペコ管理兵は二人揃ってへへーっと平伏するのであった。 ♀ハンタはぼけーっとそのやりとりを見ていたが、すぐ隣に♂アルケミが来ると言った。 「いいですよ。一緒に行きましょう」 「或閲wwwwwいいとこどりwwwwイクナイッ!! てかwwww死線エロ杉wwwwwうぇ」 またぎゃーぎゃーやり合いだした二人だが、この一連のやりとりで♀ハンタは最初のターゲットを決めたのだった。 『あのバカ騎士と会う前に、♂アルケミ君を味方に付けるとしましょうか……』 というか、他は全部問題外過ぎであった。 せっかくのこの特別衣装に欠片でも興味の視線を飛ばしたのが♂アルケミだけとは。 憤懣やるかたなしといった風情の♀ハンタであった。 一行が一時休息を取ると、♀ハンタは♂アルケミに声をかける。 「あの、少し……相談が………あ、やっぱりいいです。すみません」 そう言ってぺこりと頭を下げる♀ハンタ。 ♂アルケミは笑って言う。 「ん? 何かあるの? ねえ、言ってごらんよ。僕で良ければ全然聞くよ」 果たして♀ハンタの予想通り、♂アルケミは大層デリカシーの無い生き物であるようで、凄い勢いでこっちの振りに食いついてきた。 『一応……上級職だしね。まあ顔も……及第点ちょい下ぐらいって事で我慢するとしましょう』 深淵の騎士子はふと周囲を見渡す。 「ん? あのハンター娘はいずこへ?」 言われて逆毛アコも周りを見るが、♂アルケミも居ない。 「どこwwwっwいったwwww魔沙迦っ!!」 突然逆毛アコが走り出す。深淵の騎士子も剣を手にペコを降りると逆毛アコの後を追いかけた。 「同じ事を考えておったか……まさかとは思うがあのハンター娘が人殺しであったなら……」 「あのwwwwwエロ或閲wwww何する気wwwww」 全然違う事を考えていたらしい。 すぐに現場にたどり着く二人。森の奥の少し開けた所で♂アルケミと♀ハンタの二人は並んで座っていた。 「天誅wwwwうぇっwwww」 「バカモノ、静かにするのだ」 深淵の騎士子に頭をひっつかまれて地面に押しつけられる逆毛アコ。 「むう、会話が遠すぎて聞こえぬ……だが、何やら良い雰囲気……おおっ!」 ♂アルケミと♀ハンタの距離が縮まる。 「或閲wwww許すwwwマジwww」 「ええい、想い合う二人の邪魔をするでない……で、でででで? こ、この先はどうするのだ?」 想い合うも何も会ってまだ数時間も経っていないが、深淵の騎士子さん興奮のあまり色々な思考能力が低下している模様。 そして、♀ハンタが静かに顔を♂アルケミへと近づけていく。 「こ、これは流石にこれ以上は……」 深淵の騎士子さん、真っ赤になって手で顔を覆うが指の隙間からしっかりと二人を見ている。 すると深淵の騎士子さんの真後ろから二人組の声がする。 「ありえねー。なんだって人間相手なんだよ」 「そーだよな~、どー考えたってペコのがかわいいっしょ?」 とんでもない危険発言なのだが、その危険度に気づかない深淵の騎士子さんはただ邪魔者を排除する意図で真後ろにBDS(一応パワー遠慮バージョン)を放った。 どこーん! 当然♂アルケミ、♀ハンタにもばれた。 直後、逆毛アコの天罰真空飛び膝蹴りが♂アルケミの顎にクリーンヒットした。 そして深淵の騎士子といえば…… 「そ、そのだな……このような場所で……そ、そそそそそのような破廉恥な……だが、想い合う二人に場所は関係無いとか……ああ、いやそのだな」 ♀ハンタは深淵の騎士子が何を言いたいのか良くわからず首を傾げる。 「あ~。うん、そのだな……えと……な、なんでもないぞ!」 顔中真っ赤っかにしたままダッシュでその場を離れる深淵の騎士子。 まだまだ彼女には刺激が強すぎたようだ。 ♀ハンタは一応の目的を果たしたと自らに言い聞かせる。 『信頼とまではいかないまでも、仲間として受け入れられたかな……でも……こいつらっ!』 絶対ぶっ殺す。こんな連中が何をどうして今まで生き残ってこれたのか全くわからないが、その事実に腹が立つ。 『世の中なめるのも大概にしなさいよこいつら!』   <♀ハンター、深淵の騎士子&逆毛アコ&♂アルケミ&ペコ管理兵(騎士)&ペコ管理兵(クルセ)と合流> ---- | 戻る | 目次 | 進む | | [[140]] | [[目次]] | [[142]] |

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