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148.血の涙 ---- 「クスクス、本当快感ね、私に逆らう者はみんなああなるのよ、あはははははははは」 ♀ハンターは歓喜の声を上げて喜んでいた 「フフ、フフフ、生き残るのは私なのよ、後何人残ってるのかしら」 ザッ・・ザッ・・ 不意に後ろから足音が聞こえた 「!?」 足音に気づいた♀ハンターは足跡の方向へ振り向いた、数m先には♂BSは立っていた 「完全に気配を殺して近づいてくるなんて、只者じゃないわね、ここまで後ろから接近  されたことはいまだかつてないわ・・・」 そう言った刹那♂BSはブラッドアックスを振り上げ♀ハンタに襲い掛かった しかし♂BSが動いた瞬間♀ハンターはチャージアローを放ちノックバックさせた 「クスクス、おばかさんね。見てないで奇襲すれば私に勝てたかもしれないのに」 「・・・・・」 その矢は心臓を射抜いていたかに見えた、が♂BSは痛がる素振りもなく胸に刺さった矢を引き抜いた 「ダメージを受けていない?まさかゴーストリングカード持ってるのこいつ・・・?」 ♂BSは再び♀ハンターに襲い掛かろうとしたがチャージアローで飛ばされた先にあらかじめ アンクルスネアが仕掛けられていたらしく動くことはできなかった (ゆっくり料理してあげようとおもったけどゴーストリングカードをつけているなら鋼鉄の矢しか  ない以上まともに相手にするのは不利ね) そう判断した♀ハンターはアンクルをはずすのに手間取っている隙に後退し林の方へと走った。 アンクルを外した♂BSはその後を追いかけていった 「フフ、私の武器は弓だけじゃないのよ、さあおいで猪突猛進なお馬鹿なBSさん、私の高貴な  頭脳を駆使した戦略というものを教えてあげるわ」 ♀ハンタは林に身を潜め♂BSが追いついてくるのを待った、林付近にはランドマイン、 クレイモアートラップなどの数々の罠が仕掛けてあった 「いくらゴーストリングカードをつけていてもあれだけの罠を踏んだらどんな超人でもひとたまり  もないはず、さあ来なさい」 しばらくすると♂BSが林のほうまで追いついてきた、気配を感じ取ったのか林付近に♀ハンタが 隠れてると直感した♂BSは♀ハンターが隠れている林のほうへ歩いてきた (フフ、やっと来たわね、さあもう少し) ザッザッザッ、と♂BSが歩く音が響く (さあ、あと3歩・・・2歩・・・・1歩!) しかし次の瞬間ブワッという音とともに♂BSが消えた (えっ!?何が起こったの!?) 罠を踏んだ気配はない、 「罠に気づいて引き返した?いや、それならまだ見える位置にいるはず・・・ いったいどこへ・・、左・・?右・・・?」 次の瞬間♀ハンターの頭上を黒い影が覆った。 「え・・・?ま・・・まさかっ!?」 その影の招待は♂BSであった、罠の存在に気づいた♂BSは罠をジャンプで飛び越えたのだ 満月を背に空を舞うようにブラッドアックスを振りかぶった 「う・・わ、うわあああああああああああああああああああああああ」 ♀ハンタは♂BSめがけてチャージアローを放ったが矢は頬をかすめただけであたらなかった 「え・・・?なんで・・・?はっまさか!?」 ♀ハンタは鋼鉄の矢に傷がつけられているのを今初めて気がついた、しかしもう手遅れだった ザシュッ ♂BSは♀ハンタの体を縦真っ二つにバッサリ斬り下ろした 「・・・・・・・」 ダレ・・・・・カ、オレヲ・・トメテク・・・レ・・・ダレ・・・カ ♂BSは血の涙を流していた、愛するものの命まで奪ってしまった♂BSは罪悪感で 満ち溢れていたがまだ自分が何者なのかわからない、体も言うことを聞かない。 再び彼は歩き出す、次なる獲物を求めて <♀ハンター死亡> <♂BS,殺しをするのは本意ではなく頭では拒絶している> ---- | 戻る | 目次 | 進む | | [[147]] | [[目次]] | [[149]] |

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